JP2003511259A - 木材を着色する方法 - Google Patents

木材を着色する方法

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JP2003511259A
JP2003511259A JP2001527964A JP2001527964A JP2003511259A JP 2003511259 A JP2003511259 A JP 2003511259A JP 2001527964 A JP2001527964 A JP 2001527964A JP 2001527964 A JP2001527964 A JP 2001527964A JP 2003511259 A JP2003511259 A JP 2003511259A
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pigment yellow
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JP2001527964A
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シャハト,ハンス−トーマス
ムワグル,ジルベール
ヤーン,ライナー
グリーセン,クリスティアーネ
シャイブリ,ペーター
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Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K5/00Treating of wood not provided for in groups B27K1/00, B27K3/00
    • B27K5/02Staining or dyeing wood; Bleaching wood

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 木材を着色する方法であって、木材を、(a)以下を含む溶液であって、水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混合物中に、溶液を基準にして0.01〜80重量%の式(I): 【化18】 (式中、xは、1〜8の整数である)、及び溶液を基準にして、0.05〜5重量%の式(II)、(III)又は(IV): 【化19】 (式中、Kat+は、リチウム、ナトリウム、カリウム又はアンモニウムであり、An-は、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン又は炭酸水素イオンであり、An2-は、シュウ酸イオン、マレイン酸イオン、フマル酸イオン、マロン酸イオン、炭酸イオン又はリン酸水素イオンであり、An3-は、クエン酸イオン又はリン酸イオンである)で示される塩を含む溶液で処理し、(b)水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混合物中に、溶液を基準にして、0.01〜50重量%の有機(C1〜C6)カルボン酸を含む溶液で処理し、次いで(c)式(I)の化合物を、式(V):A(H)xで示される顔料に、熱によって転化することを連続的に含む方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の背景は、着色後にのみ加工されるべき木材の複合材料で構成される。
直に浸透させて(ライトスルー)着色された木材シートを、木目に応じた芸術的
効果を生じるよう、たがいに接着し、形成し、次いで非常に様々な角度に裁断す
る。これらの材料は、特に、芸術作品を制作するためか、装飾の目的で用い得る
。したがって、光安定性及びライトスルー着色の面での必要条件は、慣用の木材
ベニヤの場合よりはるかに高い。特に、木材の個々のシートを高度に均質にライ
トスルー着色することは、シートの芯材が、芸術的な裁断の結果として可視的に
なることから、厚さの比較的大きい場合に不可欠である。
【0002】 JP−A−54/113403は、木材ベニヤを均質に着色する方法を開示し
ていて、ここでは、木材を、熱間条件下、酢酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウム
などのアルカリで、pH10で最初に処理し、その後にのみ、適切な染料、例えば
C.I.アシッドブルー171で着色する。
【0003】 JP−A−61/41503は、木材ベニヤを陰イオン性直接染料で均質に着
色する方法を開示していて、最適なものは、重炭酸ナトリウムを含めた適度に可
溶性の塩を飽和濃度で用いて達成される。
【0004】 しかしながら、これらの染料は、上記の用途に充分に満足できる堅牢特性を、
特に屋外で用いる場合、又は例えばガラス張りの通路の壁板として、日光に露出
させる場合には有していない。
【0005】 WO−98/58027は、木材などの多孔性材料を、可溶性の顔料前駆体か
ら出発して着色することを開示している。しかし、この着色は、材料の内部より
も表面においてより大きい。その上、顔料が160℃又はそれ以上の過熱によっ
て損傷しないことを確保するには、酸の存在が、顔料の大半を再生するための触
媒として必要なことが見出されている。
【0006】
【発明の説明】
ここに、木材の、有意に良好に浸透させた着色は、木材を、少量の弱塩基性塩
の存在下で、WO−98/58027からの可溶性顔料前駆体、次いで有機酸で
連続して処理し、そのようにした後に、顔料を熱的に再生した場合にのみ達成さ
れることが、予期しなかったことに見出された。
【0007】 したがって、本発明は、木材を着色する方法であって、
【0008】 木材を、 (a)以下を含む溶液であって、水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混
合物中に ・該溶液を基準にして、0.01〜80重量%の式(I):
【0009】
【化6】
【0010】 (式中、xは、1〜8の整数であり、
【0011】 Aは、N、O及びSからなる群より選択され、かつ基Aの一部を形成する、1
個又はそれ以上のヘテロ原子を介してx個の基Bに結合した、キナクリドン、ア
ントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、インダントロン、イソイン
ドリノン、イソインドリン、ジオキサゾン、アゾ、フタロシアニン又はジケトピ
ロロピロール系列の発色団の基であり、
【0012】 Bは、水素、又は式:
【0013】
【化7】
【0014】 で示される基であって、少なくとも一つの基Bは水素ではなく、xが2〜8の数
である場合に、基Bは同一又は異なり、そして Lは、可溶化に適するいかなる所望の基であってもよい) で示される化合物、及び
【0015】 ・該溶液を基準にして、0.05〜5重量%の式(II)、(III)又は(IV)
【0016】
【化8】
【0017】 (式中、Kat+は、リチウム、ナトリウム、カリウム又はアンモニウムであり
、An-は、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン又は炭酸水素イオン
であり、An2-は、シュウ酸イオン、マレイン酸イオン、フマル酸イオン、マロ
ン酸イオン、炭酸イオン又はリン酸水素イオンであり、An3-は、クエン酸イオ
ン又はリン酸イオンである〕
【0018】 で示される塩 を含む溶液で処理し、
【0019】 (b)水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混合物中に、溶液を基準にし
て、0.01〜50重量%の有機(C1〜C6)カルボン酸を含む溶液で処理し、
次いで
【0020】 (c)式(I)の化合物を、式(V):A(H)xで示される顔料に、熱によっ
て転化すること を連続的に含む方法に関する。
【0021】 対象の木材は、いかなる所望の硬材又は軟材、例えばアオギリ、トネリコカバ
ノキ、ポプラ、モミ、トウヒ、マツ、ユリノキ、カエデ、サトウカエデ、シカモ
ア、カシ、ブナ、マホガニー、カリフォルニアゲッケイジュ、アニグレ(anigre
)、テイ(コト)(tay(koto))、マッパ(mappa)、ニレ、ゼブラノ(zebrano
)、カルバロ(carbalho)、バノバ(vanova)又はオゲア(ogea)であってもよ
い。
【0022】 Aは、基本構造(VI):A(H)xを有する公知の発色団の基であって、好ま
しくは、Aは、x個の基Bに結合した各ヘテロ原子に直接隣接するか、又は共役
するカルボニル基少なくとも1個を有し、例えば
【0023】
【化9】
【0024】 (式中、Zは、例えば
【0025】
【化10】
【0026】 で示される基であり、 x″は、1〜16、特に1〜4の数である) で示される基、及びそれぞれの場合に、それらの公知のすべての誘導体である。
【0027】 特に、式(V):A(H)xの顔料が、C.I.ピグメントイエロー13、C
.I.ピグメントイエロー73、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピ
グメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメント
イエロー94、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメントイエロー
109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロー12
0、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー139、
C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.
I.ピグメントイエロー175、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.
ピグメントイエロー181、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグ
メントイエロー194、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメント
オレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73、C.I.ピグメントレッド1
22、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド166、C
.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピ
グメントレッド202、C.I.ピグメントレッド214、C.I.ピグメント
レッド220、C.I.ピグメントレッド221、C.I.ピグメントレッド2
22、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド248、C
.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピ
グメントレッド262、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメント
ブラウン23、C.I.ピグメントブラウン41、C.I.ピグメントブラウン
42、C.I.ピグメントブルー25、C.I.ピグメントブルー26、C.I
.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、C.I.ピグメント
バイオレット19、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオレット32
、ピグメントバイオレット37、3,6−ジ(4′−シアノフェニル)−2,5
−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1,4−ジオン、3,6−ジ(3,
4−ジクロロフェニル)−2,5−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1
,4−ジオン又は3−フェニル−6−(4′−tert−ブチルフェニル)−2,5
−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1,4−ジオンを含む、可溶性発色
団を列挙し得る。
【0028】 その他の例は、Willy Herbst及びKlaus Hungerによる、「工業用有機顔料」(
“Industrial Organic Pigments” ISBN 3-527-28161-4、VCH/Weinheim 1993)に
記載されている。
【0029】 一般に、これらの可溶性顔料前駆体には、脱プロトン化できるカルボン酸又は
スルホン酸の基を全く有していない。
【0030】 Lは、好ましくは、式:
【0031】
【化11】
【0032】 〔式中、R1、R2及びR3は、互いに独立して、(C1〜C6)アルキルであり、
【0033】 R4及びR8は、互いに独立して、(C1〜C6)アルキル、O、S又はN(R122で遮断された(C1〜C6)アルキルであるか、或いは非置換の、又は(C1
6)アルキル−、(C1〜C6)アルコキシ−、ハロゲン−、シアノ−若しくは
ニトロ−置換されたフェニル若しくはビフェニリルであり、
【0034】 R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素又は(C1〜C6)アルキルであり
【0035】 R9は、水素、(C1〜C6)アルキル、又は式:
【0036】
【化12】
【0037】 で示される基であり、 R10及びR11は、互いに独立して、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6 )アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、N(R122であるか、或いは非置
換の、又はハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、(C1〜C6)アルキル−若しくは
(C1〜C6)アルコキシ−置換されたフェニルであり、
【0038】 R12及びR13は、(C1〜C6)アルキルであり、R14は、水素又は(C1〜C6 )アルキルであり、R15は、水素、(C1〜C6)アルキル、非置換又は(C1
6)アルキル置換されたフェニルであり、
【0039】 Qは、非置換であるか、又は(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル
チオ若しくは(C2〜C12)ジアルキルアミノで、1回又はそれ以上置換された
p、q−(C2〜C6)アルキレンであり(p及びqは、異なる位置記号である)
【0040】 Xは、N、O及びSからなる群より選択されるヘテロ原子であって、xがO又
はSならば、mは0であり、xがNならば、mは1であり、
【0041】 L1及びL2は、互いに独立して、〔−(p′,q′−(C2〜C6)アルキレン
)−Z−〕n−(C1〜C6)アルキルであるか、或いは非置換の、又は(C1〜C 12 )アルコキシ、(C1〜C12)アルキルチオ、(C2〜C24)ジアルキルアミノ
、(C6〜C12)アリールオキシ、(C6〜C12)アリールチオ、(C7〜C24
アルキルアリールアミノ若しくは(C12〜C24)ジアリールアミノで、1回又は
それ以上置換された(C1〜C6)アルキルであって、nは、1〜1,000の数
であり、p′及びq′は、異なる位置記号であり、Zは、それぞれ互いに独立し
て、ヘテロ原子O、S又は(C1〜C12)置換されたNであり、かつ繰り返し単
位〔−(C2〜C6)アルキレン−Z−〕中の(C2〜C6)アルキレンは、同一又
は異なり、そして
【0042】 L1及びL2は、飽和されているか、又は1〜10回不飽和であってよく、非遮
断であるか、又はいかなる所望の個所でも、−(C=O)−及び−C64−から
なる群より選択される1〜10個の基で遮断されていてよく、かつL1及びL2
、ハロゲン、シアノ及びニトロからなる群より選択される1〜10個の追加の置
換基を含んでいても、含んでいなくともよい〕 で示される基である。
【0043】 特に関心が持たれるのは、Lが、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケ
ニル、又は式:
【0044】
【化13】
【0045】 〔式中、Qは、(C2〜C4)アルキレンであり、L1及びL2は、〔−(C2〜C1 2 )アルキレン−Z−〕n−(C1〜C12)アルキルであるか、又は(C1〜C12
アルコキシ、(C1〜C12)アルキルチオ若しくは(C2〜C24)ジアルキルアミ
ノで、1回又はそれ以上置換された(C1〜C12)アルキルであり、m及びnは
、上記に定義されたとおりである〕 の基である式(I)の化合物である。
【0046】 格別に関心が持たれるのは、Lが、(C4〜C5)アルキル、(C3〜C6)アル
ケニル、又は式:
【0047】
【化14】
【0048】 〔式中、Qは、(C2〜C4)アルキレンであり、Xは、Oであり、mは、0であ
り、L1は、〔−(C2〜C12)アルキレン−O−〕n−(C1〜C12)アルキルで
あるか、又は(C1〜C12)アルコキシで、1回又はそれ以上置換された(C1
12)アルキルである〕 の基である式(I)の化合物、特に−Q−X−が式:−C(CH32−CH2
O−の基であるそれである。
【0049】 アルキル又はアルキレンは、直鎖状又は分枝鎖状であっても、単環又は多環式
であってもよい。
【0050】 したがって、(C1〜C12)アルキルは、例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、
シクロブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2,2−ジメチル
プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、n−ヘキシル、n−オクチル、1
,1,3,3−テトラメチルブチル、2−エチルヘキシル、ノニル、トリメチル
シクロヘキシル、デシル、メンチル、ツジル、ボルニル、1−アダマンチル、2
−アダマンチル又はドデシルである。
【0051】 (C2〜C12)アルキルは、モノ又はポリ不飽和である場合は、(C2〜C12
アルケニル、(C2〜C12)アルキニル、(C2〜C12)アルカポリエニル又は(
2〜C12)アルカポリイニルであって、所望ならば、2個又はそれ以上の二重
結合が単独でか、若しくは共役して存在することができ、例えば、ビニル、アリ
ル、2−プロペン−2−イル、2−ブテン−1−イル、3−ブテン−1−イル、
1,3−ブタジエン−2−イル、2−シクロブテン−1−イル、2−ペンテン−
1−イル、3−ペンテン−2−イル、2−メチル−1−ブテン−3−イル、2−
メチル−3−ブテン−2−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、1,4−
ペンタジエン−3−イル、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン
−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1
−イル、1−p−メンテン−8−イル、4(10)−ツジエン−10−イル、2
−ノルボルネン−1−イル、2,5−ノルボルナジエン−1−イル、7,7−ジ
メチル−2,4−ノルカラジエン−3−イル、又は、例えばヘキセニル、オクテ
ニル、ノネニル、デセニル若しくはドデセニルの様々な異性体である。
【0052】 (C2〜C4)アルキレンは、例えば、1,2−エチレン、1,2−プロピレン
、1,3−プロピレン、1,2−ブチレン、1,3−ブチレン、2,3−ブチレ
ン、1,4−ブチレン又は2−メチル−1,2−プロピレンである。(C5〜C1 2 )アルキレンは、例えば、ペンチレン、ヘキシレン、オクチレン、デシレン又
はドデシレンの異性体である。
【0053】 (C1〜C12)アルコキシは、O−(C1〜C12)アルキル、好ましくはO−(
1〜C4)アルキルである。
【0054】 (C6〜C12)アリールオキシは、O−(C6〜C12)アリール、例えばフェノ
キシ又はナフトキシ、好ましくはフェノキシである。
【0055】 (C1〜C12)アルキルチオは、S−(C1〜C12)アルキル、好ましくはS−
(C1〜C4)アルキルである。
【0056】 (C6〜C12)アリールチオは、S−(C6〜C12)アリール、例えばフェニル
チオ又はナフチルチオ、好ましくはフェニルチオである。
【0057】 (C2〜C24)ジアルキルアミノは、N(アルキル1)(アルキル2)であって
、二つの基アルキル1及びアルキル2の炭素原子の合計が2〜24であり、好まし
くはN((C1〜C4)アルキル)−(C1〜C4)アルキルである。
【0058】 (C7〜C24)アルキルアリールアミノは、N(アルキル1)(アリール2)で
あって、二つの基アルキル1及びアリール2の炭素原子の合計が7〜24であり、
例えばメチルフェニルアミノ、エチルナフチルアミノ又はブチルフェナントリル
アミノ、好ましくはメチルフェニルアミノ又はエチルフェニルアミノである。
【0059】 (C12〜C24)ジアリールアミノは、N(アリール1)(アリール2)であって
、二つの基アリール1及びアリール2の炭素原子の合計が12〜24であり、例え
ばジフェニルアミノ又はフェニルナフチルアミノ、好ましくはジフェニルアミノ
である。
【0060】 ハロゲンは、塩素、臭素、フッ素又はヨウ素、好ましくはフッ素又は塩素であ
って、塩素が特に好ましい。
【0061】 nは、好ましくは、1〜100の数であって、2〜12の数が特に好ましい。
【0062】 式(I)の適する化合物の例は、EP−A−0648770、EP−A−06
48817、EP−A−0742255、EP−A−0761772、WO−9
8/32802、WO−98/45757、WO−98/58027、WO−9
9/01511、WO−00/17275、WO−00/39221、PCT/
EP−00/3085及びCH−1755/99に開示されている。
【0063】 顔料前駆体は、個別にか、さもなければその他の顔料前駆体若しくは着色剤、
例えば対象の用途に慣用される染料との混合物として用いてよい。顔料前駆体を
混合物として用いる場合、混合物の成分は、好ましくは、顔料形態でのその色が
、赤、黄、青、緑、褐色又は黒色である成分である。これらから、特に自然な外
見を有する褐色の色調を生成することが可能である。染料は、加えるならば、同
様に、赤、黄、青、緑、褐色又は黒色であるのが好ましい。
【0064】 木材及び木製品の処理の方法及び条件は、技術文献中に公知であり、該文献は
、引用によって本明細書に明示的に組み込まれる。例えば、溶液での処理の方法
及び条件は、Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Vol. A28, 30
5-393 (5th Edition, 1996)及びKirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Techno
logy, Vol.24, 579-611 (3rd Edition, 1978)に詳細に記載されている。適用温
度は上昇させてもよいが、溶解又は融解した顔料前駆体が、適用に要する最短時
間の間に、あり得る分解を最小限とするために充分に低く注意して保つ。所望な
らば、材料の処理のために公知の物質、例えば殺菌剤、抗生物質、難燃剤又は撥
水剤を、顔料前駆体の溶液又は融成物に更に加えてもよい。
【0065】 適する溶媒は、水、又は好ましくは、いかなる所望のプロトン性若しくは非プ
ロトン性溶媒、例えば、炭化水素、アルコール、アミド、ニトリル、ニトロ化合
物、N−複素環化合物、エーテル、ケトン及びエステル(所望ならばモノ−若し
くはポリ−不飽和であるか、又は−塩素化されていてよい)、例えばメタノール
、エタノール、イソプロパノール、ジエチルエーテル、アセトン、メチルエチル
ケトン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、2−メトキシ
エタノール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、
ベンゾニトリル、ニトロベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、ピリジン
、ピコリン、キノリン、トリクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ア
ニソール又はクロロベンゼンを包含する。溶媒のその他の例は、無数の図表及び
参考書に記載されている。単一の溶媒に代えて、2種類又はそれ以上の溶媒の混
合物を用いることもできる。
【0066】 好ましいのは、あるとしても、着色されるべき下地に対するエッチング効果が
非常に低く、沸点が40〜170℃である溶媒、特に芳香族炭化水素、アルコー
ル、エーテル、ケトン及びエステルである。特に好ましいのは、トルエン、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、1−メトキシ−2−プロパノール、アセトン、メチルエチル
ケトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン及びジオキサン、ならびにそれらの混
合物である。
【0067】 特に好適な実施態様の一つは、5〜25重量%の水と、95〜75重量%のア
ルコール又はケトン、特にメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ン又はメチルエチルケトンとの混合物の使用である。
【0068】 有機(C1〜C6)カルボン酸は、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバル
酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸又はクエン酸を含む。その高い極性及び親水
性のために、炭素に対する酸素の比ができるだけ高い、特に少なくとも1である
カルボン酸が好ましいとされる。
【0069】 式(II)、(III)又は(IV)の塩は、2種類又はそれ以上の成分、例えば式
(II)及び/又は(III)及び/又は(IV)の2〜9種類の塩の混合物として用
いてもよい。式(II)、(III)又は(IV)の塩の総括濃度は、溶液を基準にし
て、好ましくは0.01〜2重量%、特に好ましくは0.05〜0.10重量%
である。
【0070】 格別に好ましくは、式(II)、(III)又は(IV)の塩の総括濃度は、式(I
)の化合物の総括濃度の1〜150重量%、例えば、それぞれの場合で(I)を
基準にして、20〜50重量%の暗い色調の(II)、(III)及び(IV)、50
〜95重量%の中間の色調の(II)、(III)及び(IV)、ならびに95〜12
5重量%の明るい色調の(II)、(III)及び(IV)である。
【0071】 水又は溶媒中の顔料前駆体の濃度は、通常、飽和濃度の0.01〜99重量%
前後であって、ある場合には、溶媒和物の早期の沈澱なしに過飽和した溶液を用
いることさえ可能である。多くの顔料前駆体の場合、最適濃度は、水又は溶媒を
基準にして、およそ0.05重量%以下ないし10重量%、しばしばおよそ0.
1〜5重量%の顔料前駆体である。
【0072】 式(I)の化合物の溶液は、好ましくは、8〜10のpHを有する。(a)の呈
色は、好ましくは、例えば40〜160℃の、高温で生じる。好ましくは、呈色
の際の温度は、60〜140℃であって、特に好ましくは80〜120℃である
【0073】 有機(C1〜C6)カルボン酸の濃度は、溶液を基準にして、好ましくは0.1
〜20重量%である。
【0074】 顔料前駆体からその顔料形態への転化は、例えば熱による、公知の条件下、追
加の触媒、例えば陽イオン光開始剤の存在又は不在下で、開裂により生じ、触媒
は、顔料を多孔性材料の細孔への導入の前後、又はそれと同時に導入してよい。
所望ならば、EP−99810107.5に記載された触媒を用いるのが好まし
い。
【0075】 開裂は、個別にか、又はその後の公知のいかなる追加処理と同時にでも、例え
ば追加の透明なコーティング薄膜の硬化の際に実施してよい。
【0076】 加熱は、いかなる所望の手段、例えば熱オーブン内での処理、又は電磁放射線
、例えばIR若しくはNIR放射線、又はマイクロ波によっても、触媒の存在又
は不在下で実施してよい。開裂に要する条件は、各分類群の顔料前駆体について
、それ自体は公知である。
【0077】 可溶性顔料前駆体を対応する顔料に転化するための温度は、40〜160℃で
あるのが賢明である。それは、好ましくは60〜140℃であり、特に好ましく
は80〜120℃である。以下の実施例は、本発明を、その対象範囲を限定する
ことなく例示する(別途記述されない限り、「%」は、常に重量%である)。
【0078】 例1: 撹拌機、温度計及び窒素取入口を備えた、1.5リットル容の反応容器内で、
o−キシレン500mlに、ピグメントレッド222の50.0gを、懸濁させた
。ジメチルアミノピリジン4.4g及びジ−tert−アミル=ピロカルボナート8
8.7gを、室温で加えた。反応混合物を、23℃で16時間撹拌した。その後
、溶液を、減圧下、40℃で、その体積の3分の1にまで濃縮し、次いでエタノ
ール60mlを加えた。n−ヘキサン600mlを、急速に撹拌しつつ滴加した。沈
澱した生成物を、濾取し、ヘキサンで洗浄し、40℃/20mbarで乾燥させた。
これによって、構造:
【0079】
【化15】
【0080】 で示される、傑出して純粋な、明赤色粉末80.7g(理論値の98%)を得た
1H−NMR、TGA、及びC、N、H、Fの分析データは、この構造に一致
した。純度(HPLCによって決定)は、99%であった。
【0081】 例2: 50x50x0.6mmの寸法のアオギリの木片を、Dowanol(登録商標)33-B
(1−メトキシ−2−プロパノール)92g及び水5g中の、例1からの化合物3
.0g及びNaHCO3 0.2gの溶液に100℃で16時間浸漬した。着色後、
木片を取り出し、空気中で45分間予備乾燥し、次いで80℃/150mbarで1
5分間乾燥させた。次いで、水95ml中のクエン酸5gの溶液に2時間浸漬し、
次いで、140℃で30分間乾燥させた。横断切片に対する肉眼検査は、均質な
ライトスルー着色を示した。
【0082】 例3: 例2の手順を繰り返したが、酢酸ナトリウム0.1g、Dowanol 33-B87g、及
び水10gを用いた。結果は、例2のそれと同じであった。
【0083】 例4: 110x32x0.8mmの寸法の漂白したアオギリの木片を、Dowanol 33-B
85g、及び水15g中の、例1からの化合物0.08g及びNaHCO30.1g
の溶液に110℃で6時間浸漬した。閉鎖した容器を回転した。着色後、木片を
取り出し、例2のとおりに更に処理した。横断切片に対する肉眼検査は、均質な
ライトスルー着色を示した。
【0084】 例5 例4の手順を繰り返したが、NaHCO3に代えてNa2CO3を用いた。結果
は、例4のそれに匹敵した。
【0085】 例6〜14: 例4の手順を繰り返したが、NaHCO3 0.1gを下記の塩、それぞれ0.
15gに代えた。 KHCO3 Na2HPO4 クエン酸三カリウム K2CO32HPO4 ギ酸ナトリウム (NH4)CO3 クエン酸三ナトリウム ギ酸カリウム。 結果は、すべての事例で良好であり、例4のそれに、特にライトスルー着色に関
して匹敵した。
【0086】 例15: 例4の手順を繰り返したが、NaHCO3 0.1gに代えてCaCO3 0.2
5gを用いた。
【0087】 例16〜27: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をWO−00/3621
0の例A4、又はWO−00/39221の例5からの化合物に代えた。結果は
、例4〜15のそれと同様であった。
【0088】 例28〜39: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をWO−00/3621
0の例A2からの化合物(STN登録番号214289−84−6)に代えた。
結果は、例4〜15のそれと同様であった。
【0089】 例40〜51: 例28〜39の手順を繰り返したが、例1からの化合物をWO−00/362
10の例A8からの化合物に代えた。結果は、例28〜39のそれと同様であっ
た。
【0090】 例52〜63: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物を下記の構造の化合物(
C.I.ピグメントバイオレット32からそれ自体は公知である方法により得ら
れる)に代えた:
【0091】
【化16】
【0092】 結果は、例4〜15のそれと同様であった。
【0093】 例64〜75: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をWO−98/3280
2の例15からの化合物に代えた。結果は、例4〜15のそれと同様であった。
【0094】 例76〜87: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をPCT/EP−00/
03085の例11からの化合物に代えた。結果は、例4〜15のそれと同様で
あった。
【0095】 例88〜99: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物を下記の構造の化合物(
C.I.ピグメントレッド222からのUS−6,063,924からそれ自体
は公知である方法により得られる)に代えた:
【0096】
【化17】
【0097】 結果は、例4〜15のそれと同様であった。
【0098】 例100〜111: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をEP−A−10449
45の例B1からの化合物に代えた。結果は、例4〜15のそれと同様であった
【0099】 例112〜123: 例4〜15の手順を繰り返したが、例1からの化合物をWO−00/3621
0の例A4からの化合物(STN登録番号214289−82−4)に代えた。
結果は、例4〜15のそれと同様であった。
【0100】 例124〜243: 例4〜123の手順を繰り返したが、可溶性顔料前駆体、及び式(II)、(II
I)又は(IV)の化合物それぞれ3gを用いた。
【0101】 例244〜263: 例4〜123の手順を繰り返したが、可溶性顔料前駆体を飽和濃度で、かつそ
れぞれの事例で、式(II)、(III)又は(IV)の化合物1gを用いた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ヤーン,ライナー ドイツ国 79379 ミュルハイム ノイマ ットヴェーク 19 (72)発明者 グリーセン,クリスティアーネ スイス国 ツェーハー−4057 バーゼル クララグラーベン 159 (72)発明者 シャイブリ,ペーター スイス国 ツェーハー−4102 ビニンゲン ノイホーフヴェーク 29 Fターム(参考) 2B230 AA22 CA01 CA19 CA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材を着色する方法であって、 木材を、 (a)以下を含む溶液であって、水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混
    合物中に ・該溶液を基準にして、0.01〜80重量%の式(I): 【化1】 (式中、xは、1〜8の整数であり、 Aは、N、O及びSからなる群より選択され、かつ基Aの一部を形成する、1
    個又はそれ以上のヘテロ原子を介してx個の基Bに結合した、キナクリドン、ア
    ントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、インダントロン、イソイン
    ドリノン、イソインドリン、ジオキサジン、アゾ、フタロシアニン又はジケトピ
    ロロピロール系列の発色団の基であり、 Bは、水素、又は式: 【化2】 で示される基であって、少なくとも一つの基Bは水素ではなく、xが2〜8の数
    である場合に、基Bは同一又は異なり、そして Lは、可溶化に適するいかなる所望の基であってもよい) で示される化合物、及び ・該溶液を基準にして、0.05〜5重量%の式(II)、(III)又は(IV)
    : 【化3】 (式中、Kat+は、リチウム、ナトリウム、カリウム又はアンモニウムであり
    、An-は、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン又は炭酸水素イオン
    であり、An2-は、シュウ酸イオン、マレイン酸イオン、フマル酸イオン、マロ
    ン酸イオン、炭酸イオン又はリン酸水素イオンであり、An3-は、クエン酸イオ
    ン又はリン酸イオンである) で示される塩 を含む溶液で処理し、 (b)水又は有機溶媒中に、或いはそれらの単一相混合物中に、溶液を基準にし
    て、0.01〜50重量%の有機(C1〜C6)カルボン酸を含む溶液で処理し、
    次いで (c)式(I)の化合物を、式(V):A(H)xで示される顔料に、熱によっ
    て転化すること を連続的に含む方法。
  2. 【請求項2】 式(V):A(H)xの顔料が、C.I.ピグメントイエロ
    ー13、C.I.ピグメントイエロー73、C.I.ピグメントイエロー74、
    C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.
    ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメン
    トイエロー109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイ
    エロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロ
    ー139、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー1
    54、C.I.ピグメントイエロー175、C.I.ピグメントイエロー180
    、C.I.ピグメントイエロー181、C.I.ピグメントイエロー185、C
    .I.ピグメントイエロー194、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.
    ピグメントオレンジ71、C.I.ピグメントオレンジ73、C.I.ピグメン
    トレッド122、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド
    166、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、
    C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド214、C.I.
    ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド221、C.I.ピグメン
    トレッド222、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド
    248、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド255、
    C.I.ピグメントレッド262、C.I.ピグメントレッド264、C.I.
    ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン41、C.I.ピグメン
    トブラウン42、C.I.ピグメントブルー25、C.I.ピグメントブルー2
    6、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー64、C.I.
    ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオ
    レット32、ピグメントバイオレット37、3,6−ジ(4′−シアノフェニル
    )−2,5−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1,4−ジオン、3,6
    −ジ(3,4−ジクロロフェニル)−2,5−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピ
    ロール−1,4−ジオン又は3−フェニル−6−(4′−tert−ブチルフェニル
    )−2,5−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1,4−ジオンを含む、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Lが、式: 【化4】 〔式中、R1、R2及びR3は、互いに独立して、(C1〜C6)アルキルであり、 R4及びR8は、互いに独立して、(C1〜C6)アルキル、O、S又はN(R122で遮断された(C1〜C6)アルキルであるか、或いは非置換の、又は(C1
    6)アルキル−、(C1〜C6)アルコキシ−、ハロゲン−、シアノ−若しくは
    ニトロ−置換されたフェニル又はビフェニリルであり、 R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素又は(C1〜C6)アルキルであり
    、 R9は、水素、(C1〜C6)アルキル、又は式: 【化5】 で示される基であり、 R10及びR11は、互いに独立して、水素、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6 )アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、N(R122であるか、或いは非置
    換の、又はハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、(C1〜C6)アルキル−若しくは
    (C1〜C6)アルコキシ−置換されたフェニルであり、 R12及びR13は、(C1〜C6)アルキルであり、R14は、水素又は(C1〜C6 )アルキルであり、R15は、水素、(C1〜C6)アルキル、非置換又は(C1
    6)アルキル置換されたフェニルであり、 Qは、非置換であるか、又は(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル
    チオ若しくは(C2〜C12)ジアルキルアミノで、1回又はそれ以上置換された
    p、q−(C2〜C6)アルキレンであり(p及びqは、異なる位置記号である)
    、 Xは、N、O及びSからなる群より選択されるヘテロ原子であって、xがO又
    はSならば、mは0であり、xがNならば、mは1であり、 L1及びL2は、互いに独立して、〔−(p′,q′−(C2〜C6)アルキレン
    )−Z−〕n−(C1〜C6)アルキルであるか、或いは非置換の、又は(C1〜C 12 )アルコキシ、(C1〜C12)アルキルチオ、(C2〜C24)ジアルキルアミノ
    、(C6〜C12)アリールオキシ、(C6〜C12)アリールチオ、(C7〜C24
    アルキルアリールアミノ若しくは(C12〜C24)ジアリールアミノで、1回又は
    それ以上置換された(C1〜C6)アルキルであって、nは、1〜1,000の数
    であり、p′及びq′は、異なる位置記号であり、Zは、それぞれ互いに独立し
    て、ヘテロ原子O、S又は(C1〜C12)置換されたNであり、かつ繰り返し単
    位〔−(C2〜C6)アルキレン−Z−〕中の(C2〜C6)アルキレンは、同一又
    は異なり、そして L1及びL2は、飽和されているか、又は1〜10回不飽和であってよく、非遮
    断であるか、又はいかなる所望の個所でも、−(C=O)−及び−C64−から
    なる群より選択される1〜10個の基で遮断されていてよく、かつL1及びL2
    、ハロゲン、シアノ及びニトロからなる群より選択される1〜10個の追加の置
    換基を含んでいても、含んでいなくともよい〕 で示される基である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該カルボン酸が、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバル酸、シ
    ュウ酸、マロン酸、コハク酸又はクエン酸を含む、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 該式(II)、(III)又は(IV)の塩の総括濃度が、該式(
    I)の化合物の総括濃度を基準にして1〜150重量%である、請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 該単一相混合物が、該溶液を基準にして5〜25重量%の水
    、及び95〜75重量%のアルコール又はケトンよりなり、該式(II)、(III
    )及び(IV)の塩の総括濃度が、0.01〜2重量%、好ましくは0.05〜0
    .10重量%である、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 熱転化のための温度が、40〜160℃、好ましくは80〜
    120℃である、請求項1記載の方法。
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