JP2003506824A - 光源および電界放出陰極 - Google Patents

光源および電界放出陰極

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JP2003506824A JP2001514447A JP2001514447A JP2003506824A JP 2003506824 A JP2003506824 A JP 2003506824A JP 2001514447 A JP2001514447 A JP 2001514447A JP 2001514447 A JP2001514447 A JP 2001514447A JP 2003506824 A JP2003506824 A JP 2003506824A
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キェルマン、ヤン
リンドマルク、マグヌス
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ナノ − ライト インターナショナル リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 光源が、ルミネセンス層を形成する蛍光体層(24)で内側を少なくとも一部被覆された外側ガラス層(23)と、陽極を形成する伝導層(25)とを含む壁を有する真空容器を備える。蛍光体(24)は、容器の内部に位置された電界放出陰極(40)からの電子衝撃によって励起されてルミネセンスを起こす。電界放出陰極(40)は、mm範囲の直径を有するキャリアを備える。キャリアの表面の少なくとも一部分に、約10μm未満の半径方向延在部を有する頂部の形で表面不整を有する伝導層が設けられている。幾何形状および頂部により、電界は、電界放出表面で高密度になり、増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、請求項1の前文に記載の光源に関し、特に照明用の光源に関する。
さらに、本発明は、請求項21の前文に記載の電界放出陰極に関する。
【0002】 (発明の背景) 1つの一般的なタイプの光源は蛍光管である。これは多くの利点を有するが、
重要な欠点がいくつかある。例えば、電源が入れられた後、動作を始めて十分な
光を与えるまでに常に遅延がある。スペースが必要な複雑な制御機器を必要とす
る。この種の光源を用いて光を得るためには、残念ながら、環境に悪影響を及ぼ
す材料を使用する必要がある。例えば、このタイプの光源で水銀を使用しなけれ
ばならないことは大きな欠点である。
【0003】 カソード・ルミネセンス光源が、別の興味深いタイプの光源である。電子放出
用のグリッドおよび加熱陰極を収容する真空外被を含むそのような光源が、GB
−A−2070849号(The General Electric Com
pany Limited)、GB−A−2097181号(The Gene
ral Electric Company PLC)、GB−A−21260
06号(The General Electric Company plc
)、およびGB−A−2089561号(The General Elect
ric Company Limited)から知られている。外被の内側は、
電子応答タイプの蛍光体層でカバーされている。これらのカソード・ルミネセン
ス・ランプは、本質的に電球の形をしている。
【0004】 これらの光源は全て加熱陰極を有するので、光の放出を開始する前に陰極を特
別な手段によって加熱しなければならない。
【0005】 電子が蛍光体を励起してルミネセンスを起こすことを用いることにより、相当
する蛍光管よりも多くの熱が生成される。したがって、光の放出のため、および
必要な熱放散のための活性表面が大きい場合、有利である。言及した文献に示さ
れているカソードルミネセンス・ランプは最適な表面を有さない。
【0006】 蛍光管およびカソードルミネセンス光源に伴う欠点および問題を克服するため
に、電界放出陰極を有する光源が開発された。
【0007】 この種の光源は、US−A−5588893号(Kentucky Rese
arch and Investment Company Limited)
に開示されている。電界放出陰極は、内面にルミネセンス層が配置された真空ガ
ラス容器内部に配置されている。変調器または抽出電極が、陰極とルミネセンス
層の間に提供される。陰極は、束ねて、好ましくはマトリックス状に基板に配置
されたカーボン・ファイバを含む。US−A−5588893号の内容を参照に
より本明細書に組み込む。
【0008】 しかし、今述べた知られている光源では、電子が基板に垂直な方向にしか放出
されない。また、この文献には、コスト効率良く光源を製造する方法は示されて
いない。
【0009】 上述のUS−A−5588893号(Kentucky Research
and Investment Company Limited)も、上述し
たような電界放出陰極を開示している。開示された陰極は、束ねて、好ましくは
マトリックス状に基板に配置されたカーボン・ファイバを含む。この文献はまた
、放出面を処理して、前述の陰極よりも効率の良い陰極を達成することを含む方
法を開示している。
【0010】 さらに、WO−A1−98/57344号(LightLab AB)および
WO−A1−98/57345号(LightLab AB)が、円筒形幾何形
状を有し、電界放出を採用する光源を開示する。この光源は、電界放出に必要な
電界を得るために、陰極の電界放出表面に近接して配置されたグリッドまたは変
調器電極を含む。これらの光源では、陰極とグリッドの間に比較的高い電界を発
生しなければならず、電界放出面とグリッドの間の距離を小さく、かつ均一にし
て、電界放出に十分な電界、および陰極から放出される電子の良好な分散を達成
しなければならない。
【0011】 さらなる文献WO−A1−97/07531号(Silzars他)が、電界
放出陰極を含む照明装置を開示する。陰極は1つまたは複数のファイバから構成
される。ファイバは非常に細く、100ミクロン未満、好ましくは10ミクロン
未満の直径を有する。妥当な電圧で電界放出を達成するように直径が選択される
。1つのファイバを有するこの文献による構成は、ファイバが破損した場合に動
作不能になる。このファイバは非常に細いので、破損する可能性が高くなってい
る。
【0012】 しかし、この可能性は、冗長性のために複数のファイバを並列に配置すること
によっておそらくいくぶん低くなる。さらに、ファイバの直径が小さいので、電
子放出面が非常に小さい。
【0013】 すでに知られている電界放出陰極は、特に電界放出本体の取付および接続を考
えると、複雑で、壊れやすい構造であることが多い。
【0014】 標準のカーボン・ファイバおよびグリッドを含む陰極に関連して、陰極と、グ
リッドまたは陽極との間で作用する電界が、安全に固定されていない場合に個々
のファイバをキャリアから緩める場合があることが判明している。一度緩まると
、多くの場合、ファイバはグリッドによって引張られ、陰極とグリッドの間に短
絡回路を生じ、最終的には、結果として生じるファイバを介する電流によって、
ある時間の後に焼け落ちる。
【0015】 (発明の概要) 本発明の目的は、光源および電界放出陰極を提供することであり、それぞれ電
界放出面で高密度の電界を提供し、それにより上述した欠点の少なくともいくつ
かはなくなるか、または低減される。
【0016】 これらの目的およびその他の目的は、頭記の独立請求項に記載された特徴によ
って達成される。
【0017】 請求項1、請求項12、および請求項34、請求項47の特徴により、寿命が
長く、効率および安定性が良く、低コストで製造することができる光源、電界放
出陰極、ならびに代替光源および電界放出陰極がそれぞれ達成される。
【0018】 請求項1、請求項12、および請求項34、請求項47の特徴により、陰極か
らの電子の良好な分散および高い放出を伴う、電界放出に十分な電界を有する光
源、電界放出陰極、ならびに代替光源および電界放出陰極がそれぞれ達成される
【0019】 請求項1、請求項12、および請求項34、請求項47の特徴により、グリッ
ドまたは抽出電極を使用せずに電界放出を得ることができる光源、電界放出陰極
、ならびに代替光源および電界放出陰極がそれぞれ達成される。
【0020】 請求項1の特徴により、さらに、スタートアップ期間のない光源が達成される
。すなわち、電界放出陰極の使用により、電源が入れられたときに光が即座に出
る。また、環境に悪影響を及ぼす材料を必要としない光源が達成される。
【0021】 請求項1および請求項34の特徴により、さらに、簡単で堅固な構成の電界放
出陰極を有する光源が得られる。
【0022】 請求項5の特徴により、さらに、大きな光放出活性面を有する光源が達成され
る。表面のこの効率的な使用により、発生する熱に関して高い光放出を有する光
源を達成することができる。
【0023】 請求項21および請求項47の特徴により、さらに、簡単かつ堅固な構成の電
界放出陰極が得られる。
【0024】 請求項21〜請求項33および請求項47〜請求項54の特徴により、特に陰
極を取り囲む円筒形表面範囲を介する放出電子の高い放出および均一な分散をさ
らにもたらす電界放出陰極が得られる。電界放出表面間の干渉が低い陰極も達成
できる。
【0025】 さらなる特徴および利点は、従属請求項および以下の詳細な説明から明らかに
なろう。
【0026】 (好ましい実施形態の説明) 図1を参照すると、参照番号10によって一般に識別され、特に照明の目的で
意図された本発明による光源の一実施形態が長手方向概略断面図で示されている
。光源10は、壁を有する容器を含み、壁の1つが参照番号20によって識別さ
れる。この壁20は、外側ガラス層を有し、円筒形状で示されている。円筒体2
0は、エンド・キャップ60によってカバーされた端部21を有する。エンド・
キャップと円筒体20の間にシーリング(図示せず)が提供されて、容器の気密
封止が達成される。円筒体20の他端22にエンド・キャップ61が提供され、
これは端部21に配置されるものと同様であり、やはりシーリングが設けられて
いる。別法として、端部22に、円筒体壁20の延長部として、やはりガラスの
外層を有する円形壁を配置することができる。容器は、容器が排気されるときに
生じる真空(約10-6torr)を維持するために封止される。
【0027】 容器内部に、好ましくは容器と同軸に、陰極40が配置される。この陰極は冷
陰極であり、特に電界放出陰極である。その構成および特徴を以下さらに説明す
る。
【0028】 光源は、電気接続51、52と、陰極40を固定する手段(図示せず)とを備
える。陰極40は、キャップ60、61にはんだ付けすることができ、あるいは
接着剤、好ましくは導電性接着剤によってキャップ60、61に接着することが
できる。また、クランプ手段によってキャップ60、61にクランプする、ある
いはグリップ手段によってグリップすることもできる。また、円筒体壁20の延
長部である円形壁に、支持、固定、またはグリップ手段を設けることもできる。
【0029】 陰極40を取り囲む容器壁の円筒形部20は、外側ガラス層23と、蛍光体層
24(カソードルミネセンス蛍光体)と、陽極を形成する内側伝導層25とから
なる。蛍光体層はルミネセンス層であり、電子衝撃を受けると可視光を放出する
。陽極は、好ましくは反射導電性材料、例えばアルミニウムからなる。アルミニ
ウム層を配置して蛍光体層をカバーすることによって、起こり得る蛍光体の蒸発
によって真空に及ぼされる悪影響が回避される。
【0030】 電気接続手段51、52は、それぞれ陰極40および陽極25を給電・制御回
路(図示せず)に接続する。これら接続手段は、好ましくは、キャップ60を介
して延び、かつ互いに絶縁されている伝導性ターミナル・ピンを含む。電気接続
手段52はさらに、容器内部に提供された陽極層25と接触する伝導性フィンガ
またはその類似機構を含むことができる。エンド・キャップ60にある電気接続
手段51、52用の開口は気密封止される。容器壁20の他端22には、エンド
・キャップ60と同様のエンド・キャップ61を配置して、陰極40を支持する
ことができる。ただし、他端22にあるこのエンド・キャップ61は、電気接続
手段を有さずに形成することができる。
【0031】 陰極40は、導電性材料の比較的細いワイヤまたはロッド、例えばニッケル・
ワイヤを含む。ワイヤまたはロッドは、好ましくは円形断面を有し、その直径は
ミリメートル範囲、約1〜数mm、例えば0.5〜5mmまたは1.5〜2mm
である。これは、強く、耐久性のある陰極を提供し、高い電子放出に十分な表面
を示す。ワイヤの面積も、そこを介して電流が伝導するのに十分なものである。
【0032】 図2に、II−IIで取った断面で図1の光源を示す。
【0033】 動作中、給電・制御回路(図示せず)によって陰極40と陽極25の間にDC
電圧が供給され、給電・制御回路を、ハウジング内に位置させ、例えば通常のラ
ンプ・ソケットを介してAC電源に接続させることができる。給電・制御回路は
、その回路が接続されている伝導性ターミナル接続51〜52に電圧を供給する
。好ましくは、接続52は地電位であり、接続51は負である。電圧が印加され
ると、陰極40と陽極25の間に電界が発生する。
【0034】 本発明による光源の幾何形状により、好ましい電界分布が得られる。電界は、
電界放出を得るために強い電界が必要とされる場所、すなわち陰極周辺で最大で
ある。以下の式が、円形円筒形導体によって同軸状に取り囲まれた中心導体を有
する本発明による構造での電界強度を与える。
【数1】 ここで、E(r)は中心導体の中心軸に関する半径rでの電界強度であり、V0
は導体(光源にある陰極と陽極)間に印加される電圧であり、Roは円筒形導体
(陽極)の内側半径であり、Riは内側導体(陰極)の外側半径である。図2の
陰極および陽極を概略的に示す図3に上式の変数を示す。上式から分かるように
、寸法を適切に選択すると、陰極近傍で非常に強い電界を得ることができる。特
に、半径の小さな陰極(小さなr)が、陰極近傍で高い電界を与える。電界線は
陰極周囲で高密度であり、仮想抽出電極で陰極が取り囲まれているかのように考
えることができる。
【0035】 陰極からの電界放出を得るために、陰極が、カーボン・ナノチューブの層など
電界放出材料でカバーされる。このとき、電界放出頂部周辺で電界がさらに増幅
され、1000以上の(電界の)増幅係数を得ることができる。これは、前記仮
想抽出電極の効果の増幅と考えることができる。この増幅係数(約1000)を
考慮すると、ナノチューブ層から(電界放出によって)電子を効率良く抽出する
のに必要な電界は約1kV/mmである。
【0036】 ナノチューブについてさらに説明し、論ずるために、論文「カーボンナノチュ
ーブからの電界放出:比較研究(Field emission from c
arbon nanotubes:a comparative study)
」(J M Bonard, J P Salvetat, T Stockl
i, L Forro, A CHatelain, 第193回ECSシンポ
ジウム会報, 1998年)および「多層カーボンナノチューブの電解放出特性
(Field emission properties of multiw
alled carbon nanotubes)」(J M Bonard,
F Maier, T Stockli, A Chatelain, W
A de Heer, J P Salvetat, L Forro, 超顕
微法73(Ultramicroscopy 73)7−15,1998年)を
参照し、これらの論文を参照により本明細書に組み込む。
【0037】 陰極内に含まれるワイヤまたはロッドの(円筒形)表面に塗布されるカーボン
・ナノチューブによって不整が生じる。ナノチューブは長さが約10μm未満と
非常に短く、陰極のワイヤまたはロッドの直径はmm範囲、約1〜数mm、例え
ば0.5〜5mmまたは1.5〜2mmで選択されるので上式の変数rに影響を
与えない。ナノチューブの頂部は、0.1〜100ナノメートルの範囲内の曲率
半径を有する。
【0038】 塗布されるカーボン・ナノチューブは様々なタイプのものであってよく、例え
ば単一壁ナノチューブ、または開いた、もしくは閉じた複数壁ナノチューブであ
ってよい。この場合は、被膜の形成時に堆積される触媒堆積複数壁ナノチューブ
が適切であり、簡単なプロセスによって塗布することができる。そのようなナノ
チューブはワイヤ上への堆積に適しており、また、前記プロセスによって適切な
向きにされ、その長手方向軸は、ワイヤの長手方向軸に本質的に垂直である。さ
らに、触媒あるいはCVDプロセスによるナノチューブの塗布により、均一性が
良好になり、かつ製造コストが低くなる。近年の実験室測定で、増幅係数は、触
媒堆積ナノチューブ被膜で約1000であり、最大10mA/cm2の電流が得
られることが確認されている。
【0039】 電界強度が、陰極40の電界放出材料(ナノチューブ)の電界放出面(頂部)
からの電子の電界放出をもたらすのに十分であるとき、電子は、陽極25に向け
て加速し、移動する。電気の運動エネルギーが高く、かつ陽極層が比較的薄い(
0.1ミクロン未満)ため、電子は陽極を通過して、蛍光体を励起してルミネセ
ンスを起こすのに十分な運動エネルギーを依然として有しながら蛍光体層に入り
、それにより可視光が放出される。電子は陽極に戻って排出される。光に加え、
電子衝撃が円筒形壁20の加熱をもたらす。ガラス層は熱の放散をできるように
する。電圧はkVの範囲であり、通常約4〜8kVである。電圧は、使用する蛍
光体のタイプによって大きく異なる。新たなタイプの蛍光体が引き続き開発され
ており、そのため、使用する特定のタイプの蛍光体に電圧を適合させなければな
らない。蛍光体のタイプの変更、およびそれによる電圧の変更が、電流および円
筒形壁の加熱に変化をもたらす。
【0040】 例えば、良好な効率を得るために蛍光体層24に約8kVの電子衝撃を加える
必要があり、ナノチューブ層が高い光強度に必要な電流を放出するのに十分大き
な表面を有することを保証するために陰極40が約1mmの直径を有する場合、
上述の式から、陽極25の内径が55mmであれば陰極面で4kV/mmの電界
を得られる。陰極の直径が1.5mmのときは、陽極25の内径が28mmであ
る場合に陰極面で3.7kV/mmが得られる。これらの例では約4kV/mm
の電界強度が選択され、必要とされる1kV/mmよりも確実に大きくなってい
る。
【0041】 陰極直径が1.5mmであり、陽極の内径が28mmである上述の例では、2
0mmの長さ(陽極および陰極)が、約1cm2の電子放出面を与える。この表
面から、10mAの電流に対応する電子を放出することができる。対応する蛍光
体面は約20cm2であり、したがって蛍光体面で0.5mA/cm2の電流密度
を与える。これは、連続的な操作では非常に高い密度である(8kVの高電圧で
は、これは20mm長の円筒形ランプに関して80Wに相当する)。
【0042】 したがって、本発明による光源を用いれば、従来の蛍光管から得られるものに
十分対応する電流すなわち光強度を得るのに何の問題もない。例からわかるよう
に、本発明による光源の外径は、従来の蛍光管の外径によく一致するように作成
することができる。本記述から明らかなように、本発明による光源は、陽極と陰
極の間に電圧が印加されたとき、即座に始動して光を放出する。
【0043】 本発明による光源の幾何形状により、寸法公差は、特にグリッドを有する光源
と比べると、非常に正確なものである必要はない。これは上述の式から明らかで
あり、低い製造コストに寄与する。
【0044】 図4に、本発明による光源の代替実施形態を断面で示す。図2との相違点は、
壁20’の層の構成である。図4の壁は外側ガラス層23’を含み、このガラス
層は、内側の少なくとも大部分を、陽極25’を形成する導電性透明材料によっ
てカバーされている。このとき、陽極25’が、内側にある蛍光体層24’を担
持する。陽極は、例えばITO(酸化インジウムスズ)からなる。陽極25’と
の直接的な電気的接触を確立するために、上述したように伝導性フィンガを配置
することができ、それにより陽極25’のある範囲が蛍光体でカバーされない。
別法として、陽極と接触する導電面を蛍光体層上に塗布することができる。これ
らの表面は小さく、光源の動作に干渉せず、それでも伝導性フィンガとの電気的
接触を確立するのに十分なサイズである。
【0045】 図4に例示されるこの実施形態の動作は、本質的に、図2に例示される実施形
態のものと同じである。ただし、電子は、陰極40から離れた後、まず蛍光体層
に当たり、蛍光体を励起してルミネセンスを起こし、その後、陽極によって排出
される。電子がまず蛍光体層に当たり、蛍光体層に当たる前に陽極層を通過しな
いので、陰極と陽極の間に印加される電圧を、図2に例示される実施形態よりも
約1〜2kV小さくすることができる。
【0046】 前述の実施形態では、陰極40を、容器壁20と同心円状に配置して示した。
しかし、図5に図示するように非同心円状に配置してもよい。ここでは、陰極4
0の中心が、円筒形容器壁20の中心26から距離dのところに位置されている
。この構成により、電界は容器のいくつかの部分で増大し、他の部分で減少する
。これにより、光の強度を制御することができるようになり、したがって、ある
方向で光強度の増大を達成することができる。ただし、陰極周囲の電界、抽出電
界は、適度な距離dでの非同心性によっては実質的に変化しない。円筒形壁20
の内径が20mmであり、陰極の外径が2mmである場合、距離dを5mmにす
ると、陰極40に最近接している円筒形壁の部分で電流密度がより高くなり、し
かし陰極周囲の電界は、依然として陰極40周囲での電界放出に十分なものであ
る。距離dが小さい(例えば約0.1mm)と、この効果はほとんどない。これ
は、均質な光放出を得るために、正確な同心性は必ずしも必要ないことを意味す
る。
【0047】 図6に、陰極40、すなわち表面不整(ナノチューブ)のキャリア(ワイヤま
たはロッド)が非円形断面を有する本発明のさらなる実施形態を示す。図示した
断面は楕円形であるが、滑らかなカーブを有する、すなわち鋭いコーナを示さな
い任意の形状であってよい。この場合、電界、電流密度、および光強度を、前述
の図5の実施形態と同様の形で制御することができる。
【0048】 先の実施形態では、容器を直線円筒形で示した。しかし他の形状も可能である
。図7に湾曲管状の容器を示す。図示されるように、管を円形または半円形に湾
曲することができる。
【0049】 ナノチューブに伝導性があるので、陰極40のコアまたはキャリア(ワイヤま
たはロッド)は伝導性を有する必要はない。半導性または絶縁材料から作成する
ことができる。そのような場合、ナノチューブは連続層状に塗布され、この層に
電気接続が提供される。これは、前述の全ての実施形態に有効である。
【0050】 図8に開示される代替構成では、壁20”が外側ガラス構造を有し、球形で示
されている。球20”は、エンド・キャップ60”によってカバーされた端部2
1”を有する。エンド・キャップと球20”の間にシーリング(図示せず)が提
供されて、容器の気密封止が達成される。ここでも、容器は、容器が排気される
ときに生じる真空(約10-6torr)を維持するために封止される。
【0051】 容器の内部に、好ましくは容器と中心を合わせて、陰極40”が配置される。
陰極40”は、導電性材料、半導性材料、または絶縁材料、例えばニッケルの比
較的小さな球を含む。その半径はミリメートル範囲であり、約1〜10mmであ
る。これは、強く、耐久性のある陰極を提供し、高い電子放出に十分な表面を示
す。この場合も、陰極は冷陰極であり、特に電界放出陰極である。その構成およ
び特徴を以下さらに説明する。
【0052】 光源は、電気接続51”、52”と、陰極40”を支持する手段70とを備え
る。前記手段70は、エンド・キャップ60”に延びる細い伝導性ロッド70の
形をしている。ロッド70は、クランプ手段によってキャップ60”にクランプ
するか、またはグリップ手段によってグリップすることができる。
【0053】 陰極40”を取り囲む容器壁の球形部20”は、外側ガラス構造23”と、蛍
光体層24”(カソードルミネセンス蛍光体)と、陽極を形成する内側伝導層2
5”とからなる。蛍光体層はルミネセンス層であり、電子衝撃を受けると可視光
を放出する。陽極は、好ましくは反射導電性材料、例えばアルミニウムからなる
。アルミニウム層を配置して蛍光体層をカバーすることによって、起こり得る蛍
光体の蒸発によって真空に及ぼされる悪影響が回避される。
【0054】 電気接続手段51”、52”は、それぞれ陰極40”および陽極25”を給電
回路(図示せず)に接続する。これらの接続手段は、好ましくは、キャップ60
”を介して延びており、かつ互いに絶縁されている伝導性ターミナル・ピンを含
む。電気接続手段52”はさらに、容器内部に提供された陽極層25”と接触す
る伝導性フィンガまたはその類似機構を含むことができる。エンド・キャップ6
0”にある電気接続手段51”、52”用の開口は気密封止される。
【0055】 一例を詳述するために、外側球が約30mmの半径を有する場合を考える。こ
れは標準の白熱電球と同様である。内側半径が2.5mmになるように選択され
る場合、内側球の表面での電界強度は、8000ボルトの印加電圧に関して35
00V/mmとなる。内側球の表面(0.8cm2)上のナノチューブ層から例
えば5mAの電流を導くのは容易であり、これは、外側球(110cm2)の表
面上の蛍光体層では、約45μA/cm2の電流密度を与える。
【0056】 上の計算は、完全な球対称に関する例として与えたものである。実際には、当
然、中心球が細い伝導性ロッドによって定位置に保持されていること、および外
側球がソケットへの延長部を有すること(図8、図10、および図11を比較)
を考慮しなければならない。
【0057】 さらに、図10の実施形態で開示するように、内側球の表面全体が蛍光体でカ
バーされているわけではない場合を考慮することもできる。
【0058】 さらに、ある方向での光強度を増大させるために、外側球内で、非中心位置へ
内側球を移動することもできる。これは、図11に開示する実施形態に従う。
【0059】 図面には開示していない代替構成によれば、ガラス球は、内側の少なくとも大
部分を、陽極を形成する導電性透明材料によってカバーすることができる。この
とき、陽極が、内側にある蛍光体層を担持する。陽極は、例えば酸化インジウム
スズまたは酸化インジウムから作成される。陽極との直接的な電気的接触を確立
するために、上述したように伝導性フィンガを配置することができ、それにより
陽極のある範囲が蛍光体でカバーされない。別法として、陽極と接触する導電面
を蛍光体層上に塗布することができる。これらの表面は小さく、光源の動作に干
渉せず、それでも伝導性フィンガとの電気的接触を確立するのに十分なサイズで
ある。
【0060】 容器内部で電界の既存の妨害を低減するために、内側球を保持する導電性ロッ
ドを個別ケーシング内部に収容することが有利な場合もある。このとき、そのよ
うなケーシングは、接地された金属円筒体の形をとる。
【0061】 最後に、電球および中心ビードを球とは異なる形状、例えば楕円体状にして、
様々な方向での光分布に影響を与えることができることにも留意すべきである。
【0062】 本発明を上述の例によって説明してきたが、当然、当業者は、明示して開示し
たもの以外の多くの他の変形形態が特許請求の範囲内で可能であることを理解さ
れよう。
【0063】 上述の実施形態は、電気接続、および光源内の様々な部品の支持に関していく
つかの詳細を含んでいるが、やはり当業者に理解されるように、それも多くの他
の方法で形成することができ、本発明の範囲を限定するものでないことに留意す
べきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光源の一実施形態の長手方向概略断面図である。
【図2】 図1のII−IIで取られた概略断面図である。
【図3】 図2の陰極および陽極の概略図である。
【図4】 本発明による光源の代替実施形態の概略断面図である。
【図5】 本発明による光源の他の代替実施形態の概略断面図である。
【図6】 本発明による光源の他の代替実施形態の概略断面図である。
【図7】 本発明による光源の取り得る形状の概略図である。
【図8】 本発明による光源の別の代替実施形態の長手方向概略断面図である。
【図9】 図8に開示された陰極および陽極の概略図である。
【図10】 本発明による光源の別の代替実施形態の長手方向概略断面図である。
【図11】 本発明による光源の他の代替実施形態の長手方向概略断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月15日(2001.10.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9903662−6 (32)優先日 平成11年10月12日(1999.10.12) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁を有する真空容器を備える光源であって、壁の少なくとも
    一部が、ルミネセンス層を形成する蛍光体層(24、24’)で内側を少なくと
    も一部被覆された外側ガラス層(23、23’)と、陽極を形成する伝導層(2
    5、25’)とを有し、蛍光体層(24、24’)が、前記容器の内部に位置付
    けられた電界放出陰極(40、40’)からの電子衝撃によって励起されてルミ
    ネセンスを生じる光源において、 前記電界放出陰極(40、40’)が、円筒形表面を有し且つ直径が0.5〜
    5mmの範囲内の細長いワイヤ形キャリアを有し、 前記円筒形表面の少なくとも一部が、約10μm未満の半径方向延在部を有す
    る頂部の形式の伝導面不整部分を備えていることを特徴とする光源。
  2. 【請求項2】 前記細長いキャリアが導体材料からなる請求項1に記載の光
    源。
  3. 【請求項3】 前記細長いキャリアが半導体材料からなる請求項1に記載の
    光源。
  4. 【請求項4】 前記細長いキャリアが絶縁体材料からなる請求項1に記載の
    光源。
  5. 【請求項5】 前記容器が円筒形状を有し、その直径が8〜80mmの範囲
    内にある請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光源。
  6. 【請求項6】 前記細長いキャリアが前記容器内に同軸に配置されている請
    求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光源。
  7. 【請求項7】 前記細長いキャリアが前記容器内に偏心的に配置されている
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光源。
  8. 【請求項8】 前記細長いキャリアが本質的に円形の断面を有する請求項1
    から請求項7までのいずれか1項に記載の光源。
  9. 【請求項9】 前記細長いキャリアが、滑らかなカーブを有する非円形断面
    、例えば楕円形断面を有する請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の
    光源。
  10. 【請求項10】 前記細長いキャリアがワイヤを有する請求項1から請求項
    9までのいずれか1項に記載の光源。
  11. 【請求項11】 前記細長いキャリアがロッドを有する請求項1から請求項
    9までのいずれか1項に記載の光源。
  12. 【請求項12】 前記頂部が、0.1〜100ナノメートルの範囲内の曲率
    半径を有する請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の光源。
  13. 【請求項13】 前記細長いキャリアが第1の長手方向軸線を有し、 前記円筒形表面が、カーボン・ナノチューブで少なくとも部分的にカバーされ
    ており、各カーボン・ナノチューブが、第1の長手方向軸線に本質的に垂直な第
    2の長手方向軸線を有し、 前記ナノチューブの自由端が前記頂部を構成している、請求項1から請求項1
    2までのいずれか1項に記載の光源。
  14. 【請求項14】 前記ナノチューブが、堆積されたナノチューブ被膜の形態
    でキャリア上に配置されている請求項13に記載の光源。
  15. 【請求項15】 前記頂部が、キャリアの周囲に本質的に均一に分散されて
    いる請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の光源。
  16. 【請求項16】 前記ルミネセンス層(24)が前記ガラス層(23)と前
    記陽極(25)の間に配置され、 前記陽極(25)が反射性材料からなり、それによって前記ルミネセンス層(
    24)から放出される光を反射する請求項1から請求項15までのいずれか1項
    に記載の光源。
  17. 【請求項17】 前記陽極(25’)が前記ガラス層(23’)と前記ルミ
    ネセンス層(24’)の間に配置され、 前記陽極(25’)が透明材料からなる 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の光源。
  18. 【請求項18】 前記蛍光体層が伝導性蛍光体によって形成され、前記蛍光
    体層が陽極も形成している請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の
    光源。
  19. 【請求項19】 前記蛍光体層が伝導性蛍光体によって形成され、前記蛍光
    体層が陽極も形成している請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の
    光源。
  20. 【請求項20】 前記容器が、例えば円形または半円形カーブの形で湾曲し
    た湾曲チューブの形状を有する請求項1から請求項18までのいずれか1項に記
    載の光源。
  21. 【請求項21】 光源で使用するための電界放出陰極(40)であって、陽
    極によって少なくとも部分的に取り囲まれるようになっており、且つ細長い導電
    性手段を有する電界放出陰極において、 前記細長い導電性手段が、頂部の形態の伝導面不整部分であって、約10μm
    未満の半径方向延在部を有し、円筒形表面および0.5〜5mmの範囲内の直径
    を有するワイヤ形キャリアの少なくとも一部に設けられる伝導面不整部分を含む
    ことを特徴とする電界放出陰極(40)。
  22. 【請求項22】 細長いワイヤ形キャリアが導体材料からなる請求項21に
    記載の電界放出陰極。
  23. 【請求項23】 細長いワイヤ形キャリアが半導体材料からなる請求項21
    に記載の電界放出陰極。
  24. 【請求項24】 細長いワイヤ形キャリアが絶縁体材料からなる請求項21
    に記載の電界放出陰極。
  25. 【請求項25】 前記陰極が、円筒形状で8〜80mmの範囲内の直径を有
    する陽極によって少なくとも部分的に取り囲まれるようになっている請求項21
    から請求項23までのいずれか1項に記載の電界放出陰極(40)。
  26. 【請求項26】 前記細長いキャリアが本質的に円形の断面を有する請求項
    21から請求項25までのいずれか1項に記載の電界放出陰極(40)。
  27. 【請求項27】 前記細長いキャリアが、滑らかなカーブを有する非円形断
    面、例えば楕円形断面を有する請求項21から請求項25までのいずれか1項に
    記載の電界放出陰極(40)。
  28. 【請求項28】 前記細長いキャリアがワイヤを有する請求項21から請求
    項27までのいずれか1項に記載の電界放出陰極。
  29. 【請求項29】 前記細長いキャリアがロッドを有する請求項21から請求
    項27までのいずれか1項に記載の電界放出陰極。
  30. 【請求項30】 前記頂部が、0.1〜100ナノメートルの範囲内の曲率
    半径を有する請求項21から請求項29までのいずれか1項に記載の電界放出陰
    極。
  31. 【請求項31】 前記細長いキャリアが第1の長手方向軸線を有し、 前記円筒形表面が、カーボン・ナノチューブで少なくとも部分的にカバーされ
    ており、各カーボン・ナノチューブが、第1の長手方向軸線に本質的に垂直な第
    2の長手方向軸線を有し、 前記ナノチューブの自由端が前記頂部を構成する、請求項21から請求項30
    までのいずれか1項に記載の電界放出陰極。
  32. 【請求項32】 前記ナノチューブが、堆積されたナノチューブ被膜の形態
    でキャリア上に配置されている請求項31に記載の電界放出陰極。
  33. 【請求項33】 前記頂部が、キャリアの周囲に本質的に均一に分散されて
    いる請求項21から請求項32までのいずれか1項に記載の電界放出陰極。
  34. 【請求項34】 壁を有する真空容器を備える光源であって、壁の少なくと
    も一部が、ルミネセンス層を形成する蛍光体層(24”)で内側を少なくとも一
    部被覆された外側ガラス層(23”)と、陽極を形成する伝導層(25”)とを
    有し、蛍光体層(24”)が、容器の内部に位置付けられた電界放出陰極(40
    ”)からの電子衝撃によって励起されてルミネセンスを生じる光源において、 前記電界放出陰極(40”)が、少なくとも部分的に球形をしているキャリア
    を有し、 前記球の表面の少なくとも一部に、約10μm未満の半径方向延在部を有する
    頂部の形で伝導面不整部分が設けられていることを特徴とする光源。
  35. 【請求項35】 前記キャリアが導体材料からなる請求項34に記載の光源
  36. 【請求項36】 前記キャリアが半導体材料からなる請求項34に記載の光
    源。
  37. 【請求項37】 前記キャリアが絶縁体材料からなる請求項34に記載の光
    源。
  38. 【請求項38】 前記容器が、少なくとも部分的に、1〜10cmの範囲内
    の半径を有する球形をしている請求項34から請求項37までのいずれか1項に
    記載の光源。
  39. 【請求項39】 前記キャリアが容器の中心に配置される請求項34から請
    求項38までのいずれか1項に記載の光源。
  40. 【請求項40】 前記キャリアが容器内に偏心的に配置される請求項34か
    ら請求項38までのいずれか1項に記載の光源。
  41. 【請求項41】 前記頂部が、0.1〜100ナノメートルの範囲内の曲率
    半径を有する請求項34から請求項40までのいずれか1項に記載の光源。
  42. 【請求項42】 前記キャリアの表面が、カーボン・ナノチューブで少なく
    とも部分的にカバーされており、各カーボン・ナノチューブが、キャリアの表面
    に本質的に垂直な長手方向軸線を有し、 前記ナノチューブの自由端が前記頂部を構成している、請求項34から請求項
    41までのいずれか1項に記載の光源。
  43. 【請求項43】 前記頂部が、前記部分に本質的に均一に分散されて、前記
    球の表面に表面不整部分が設けられる、請求項34から請求項42までのいずれ
    か1項に記載の光源。
  44. 【請求項44】 前記ルミネセンス層(24”)が前記ガラス構造(23”
    )と前記陽極(25”)の間に配置され、 前記陽極(25”)が反射性材料からなり、前記ルミネセンス層(24”)か
    ら放出される光を反射する、請求項34から請求項43までのいずれか1項に記
    載の光源。
  45. 【請求項45】 前記陽極が前記ガラス構造と前記ルミネセンス層の間に配
    置され、 前記陽極が透明材料からなる、請求項34から請求項44までのいずれか1項
    に記載の光源。
  46. 【請求項46】 前記蛍光体層が伝導性蛍光体によって形成され、前記蛍光
    体層が陽極も形成している請求項34から請求項445のいずれか1項に記載の
    光源。
  47. 【請求項47】 光源で使用するための電界放出陰極(40”)であって、
    陽極によって少なくとも部分的に取り囲まれるようになっており、且つ追加手段
    を有する電界放出陰極において、 前記追加手段が、頂部の形態の伝導面不整部分であって、約10μm未満の半
    径方向延在部を有し、球面を含むキャリアの少なくとも一部に提供される伝導面
    不整部分を含むことを特徴とする電界放出陰極(40”)。
  48. 【請求項48】 前記キャリアが導体材料からなる請求項47に記載の光源
  49. 【請求項49】 前記キャリアが半導体材料からなる請求項47に記載の光
    源。
  50. 【請求項50】 前記キャリアが絶縁体材料からなる請求項47に記載の光
    源。
  51. 【請求項51】 前記陰極が、少なくとも部分的に1〜10cmの範囲内の
    半径を有する球の形をしている陽極によって少なくとも部分的に取り囲まれるよ
    うになっている請求項47から請求項50までのいずれか1項に記載の電界放出
    陰極(40”)。
  52. 【請求項52】 前記頂部が、0.1〜100ナノメートルの範囲内の曲率
    半径を有する請求項47から請求項51までのいずれか1項に記載の電界放出陰
    極。
  53. 【請求項53】 前記キャリアの表面が、カーボン・ナノチューブで少なく
    とも部分的にカバーされており、各カーボン・ナノチューブが、キャリアの表面
    に本質的に垂直な長手方向軸線を有し、 前記ナノチューブの自由端が前記頂部を構成している、請求項47から請求項
    52までのいずれか1項に記載の電界放出陰極。
  54. 【請求項54】 前記頂部が、前記部分に本質的に均一に分散され、それに
    よって前記球の表面に表面不整部分が設けられる請求項47から請求項53まで
    のいずれか1項に記載の電界放出陰極。
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