JP2003504471A - フルオロポリマーによる液晶ポリマーのコーティング - Google Patents

フルオロポリマーによる液晶ポリマーのコーティング

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JP2003504471A JP2001509401A JP2001509401A JP2003504471A JP 2003504471 A JP2003504471 A JP 2003504471A JP 2001509401 A JP2001509401 A JP 2001509401A JP 2001509401 A JP2001509401 A JP 2001509401A JP 2003504471 A JP2003504471 A JP 2003504471A
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Abstract

(57)【要約】 液晶ポリマー部分がフルオロポリマーでコーティングされうる。フルオロポリマーでコーティングされた部分は化学的加工機器および耐熱性食器に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (本発明の分野) 液晶ポリマー(LCP)で製造された耐熱性食器はフルオロポリマーでコーテ
ィングされ、いわゆる非固着性表面を持ったLCP耐熱性食器部分を得ることが
できる。
【0002】 (背景技術) サーモトロピック(溶融加工可能な)液晶ポリマー(LCPs)は、良い溶融
加工性、高い耐熱性、良い耐薬品性、および良い耐炎性を含む多くの良い特性が
示されている。これらおよび他の特性はそれらを、これらの特性のいくつかまた
はすべてが有益である耐熱性食器および他の用途に特に有用にする。しかしなが
ら、調理または他の用途に使用される多くの他の材料のように、食品または他の
材料はLCPの表面を汚しおよび/または固着しうる。調理人によく知られるよ
うに、特に調理および/または加熱中に、食品と接触することになる表面を、フ
ルオロポリマーのような食品が固着しない材料でコーティングすることはよくあ
ることである。
【0003】 フルオロポリマーは他の材料にあまり接着しないので、フルオロポリマー層の
接着性を改善するため、基材表面を処理することがしばしば必要であり、これは
時々基材の表面処理および/またはプライマーの使用により行われる。LCPs
の当業者にとって、これはさらに難しいらしい。なぜならばLCPsは化学的に
比較的安定であり、他の物質にあまり固着しないことがよく知られているためで
ある。たとえ、LCPが完全にコーティングされる(密閉される)ことのない場
合、および/または、大きい表面積を含むが1以上の表面上でコーティングされ
るだけの場合であっても、LCPsはフルオロポリマーでコーティングされ、耐
熱性食器の用途および他の用途にとって十分良い接着性が得られることが見出さ
れている。
【0004】 日本の平成3年特許願第95954号は、フルオロポリマーによるLCPウェ
ハーキャリヤーのコーティングを記載している。コーティング前に、単一表面の
みをコーティングすることまたはLCPの表面処理には、全く言及していない。
【0005】 (発明の要約) 本発明はサーモトロピック液晶ポリマーで製造され、フルオロポリマーコーテ
ィングでコーティングされた部分に関する。好ましくは、この部分は耐熱性食器
の部分である。
【0006】 (発明の詳細) 本明細書にはある用語が使用され、下記に定義される: “フルオロポリマー”は炭素に直接結合されたフッ素を含む合成ポリマーであ
る。好ましくは、フルオロポリマーは少なくとも約25重量パーセントのフッ素
、さらに好ましくは少なくとも約40重量パーセントのフッ素、特に好ましくは
少なくとも約50重量パーセントのフッ素を含む。好ましいフルオロポリマーの
1つのタイプはペルフルオロフルオロポリマーである。
【0007】 (サーモトロピック)“液晶ポリマー”は米国特許第4,118,372号に
記載される“TOT”試験によって試験されるとき異方性であるポリマーである
。好ましいLCPsはポリエステルおよびポリ(エステル−アミド)であり、ポ
リエステルがさらに好ましい。
【0008】 任意のサーモトロピックLCPは本方法で使用することができる。適当なサー
モトロピックLCPsは例えば下記に記載されている。米国特許3,991,0
13、3,991,014、4,011,199、4,048,148、4,0
75,262、4,083,829、4,118,372、4,122,070
、4,130,545、4,153,779、4,159,365、4,161
,470、4,169,933、4,184,996、4,189,549、4
,219,461、4,232,143、4,232,144、4,245,0
82、4,256,624、4,269,965、4,272,625、4,3
70,466、4,383,105、4,447,592、4,522,974
、4,617,369、4,664,972、4,684,712、4,727
,129、4,727,131、4,728,714、4,749,769、4
,762,907、4,778,927、4,815,555、4,849,4
99、4,851,496、4,851,497、4,857,626、4,8
64,013、4,868,278、4,882,410、4,923,947
、4,999,416、5,015,721、5,015,722、5,025
,082、5,086,158、5,102,935、5,110,896、お
よび5,143,956号、および、欧州特許出願356,226号。有用なサ
ーモトロピックLCPsはポリエステル、ポリ(エステル−アミド)、ポリ(エ
ステル−イミド)、およびポリアゾメチンを含む。好ましいサーモトロピックL
CPsはポリエステルまたはポリ(エステル−アミド)であり、ポリエステルま
たはポリ(エステル−アミド)が部分的にまたは完全に芳香族であることは特に
好ましい。芳香族とは、芳香族基が、芳香族基に結合するのに必要とされる任意
の官能基(例えばエーテル、エステルおよびアミド)とともにLCPの主鎖(バ
ックボーン)を形成し、脂肪族基が、t−ブチルハイドロキノンから誘導される
繰り返し構成のような芳香族環に結合されうることを意味する。
【0009】 多くの場合、使用されるLCPが比較的高い融解温度を有すること、すなわち
10℃/分の加熱速度での示差走査熱分析によって測定されるが、2回目の加熱
サイクルでの融解吸熱のピークが融解温度として採られるとき、好ましくは約3
00℃以上、さらに好ましくは約325℃以上、よりいっそう好ましくは約35
0℃以上、よりいっそう好ましくは約400℃以上を有することが好ましい。
【0010】 フルオロポリマーは任意の方法で塗付されうる。例えば、それはLCP表面上
に熱と圧力で貼り合わされる薄膜でありうる。好ましくは、それは、粉末、また
は水のような液体に懸濁(例えば、乳濁または分散)された粉末のいずれかであ
る、個々の粒子状物質であり、これは、例えばスプレーすること(粉末の場合、
静電スプレー)、ドクターナイフまたは他の塗付できる方法により、コーティン
グされるべきLCP表面に塗付される。液体担体(もしあれば)が通常揮発によ
り除去された後、コーティングは、好ましくは物質、この場合には処理されたL
CP表面に接着する合着性薄膜を形成するまでベーキングされる。比較的多量の
フッ素を含むフルオロポリマーの場合、このベーキング温度はしばしばかなり高
く、かなりの時間、例えば10〜60分で、>300℃である。それゆえ、その
ようなコーティングを使用するとき、コーティングされたLCP部分がその形状
および/または寸法を変えないようにLCPは比較的高い融解温度を有すること
が好ましい。
【0011】 そのようなフルオロポリマーコーティングは当分野で知られており、例えばC
.P.Izzo in Handbook of Plastics,Elas
tomers and Composite,3rdEd.,C.A.Harp
er,Ed.,McGraw Hill,New York,1996,Cha
pter6を参照されたい。そして、このようなフルオロポリマーコーティング
は時々滑らかで、均一で、接着性のコーティングをつくることを助ける他の材料
を含んでいてもよい。これらの他の材料は1以上のフィラー、顔料、1以上の他
のポリマー、または他の材料を含む。フルオロポリマーコーティングは、好まし
くは少なくとも10重量パーセントのフルオロポリマー、さらに好ましくは少な
くとも約25重量パーセントのフルオロポリマー、特に好ましくは少なくとも約
50重量パーセントのフルオロポリマーを含有する。これらのフルオロポリマー
コーティング材料、およびプライマーのような任意の関連し、必要とされる材料
は、例えばE.I.Dupont de Nemours & Co.,Inc
.,Wilmington,DE,U.S.A.から商業的に利用できる。それ
らは粉末コーティングまたは分散(水および/または溶媒に分散された)コーテ
ィングでありうる。それらはまたフルオロポリマーの1を越えるタイプを含みう
る。例えば、有用なコーティング材料はE.I.Dupont de Nemo
urs & Co.,Inc.,Wilmington,DE,U.S.A.か
ら入手可能なTeflon(商標登録)FEP Resin Finish C
lear、Product Code #856〜200である。
【0012】 コーティングされたLCP製品は、フルオロポリマーの表面特性が評価される
任意の応用例、例えば、そのような表面が化学的に不活性であり、それと接触す
るあらゆるものに対して固着する傾向が低く、非汚染性であり、非毒性であるべ
き等の用途で有用である。特にそのような品目(item)は、フルオロポリマーの
非固着特性がよく知られ、評価されている耐熱性食器において、不活性表面が必
要とされ、低い摩擦特性が必要とされる化学的加工システムで有用である。耐熱
性食器のようなこれらの用途の多くでは、LCPの良好な高温耐性は、その品目
のためのベース材料として、それらを特に有用にし、そのような用途では、コー
ティングで使用されるフルオロポリマーは、それが使用に際してあまりに融解し
過ぎないように約250℃以上の融解温度を有することが好ましい。耐熱性食器
とは、食品を調理しおよび/または暖める熱および/またはマイクロウェーブの
オーブンに、通常そのような目的に使用される温度で置かれうる品目を意味する
。電子レンジで使用されることが意図される品目は、高い温度耐性を有すること
を必要とせず、この点では、LCPおよび/またはフルオロポリマーに対する融
解温度は、好ましくは>150℃、さらに好ましくは>200℃となるべきであ
る。化学的加工におけるような他の用途の場合、必要とされるLCPおよびフル
オロポリマーの融解温度は、個々の使用で到達する温度によって決定される。
【0013】 好ましくは耐熱性食器または他の部分は、フルオロポリマーによって完全にコ
ーティング(密封)されないが、1以上の表面でコーティングされる。例えば、
耐熱性食器はしばしばボウルまたはポットの形状であり、ボウルまたはポットの
内側の表面のみをコーティングすることが好ましい。言い換えると、特に調理お
よび/または熱せられている間に、通常食品または食品の原料に接触する表面の
みをコーティングすることが好ましい。それゆえフルオロポリマーコーティング
は、好ましくは食品または他の材料に接触し、この部分がそれらにさらされる。
フルオロポリマーのLCPに対する接着性が、沸騰した水を含む水へさらした後
でさえも保持されることは、耐熱性食器の用途および他の用途で、特に重要であ
る。なぜならば、もちろん大部分の食品が水を含むからである。
【0014】 好ましくは、コーティングされているLCP部分は融解形成される。すなわち
、射出成形、押出し、溶融吹込、熱形成などである。射出成形された部分は好ま
しいLCP部分である。
【0015】 コーティングに有用なフルオロポリマーには、ポリテトラフルオロエチレン、
TFE/ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)、TFE/ヘキサフルオロプ
ロピレン、TFE/エチレンのようなテトラフルオロエチレン(TFE)のコポ
リマー、ならびにポリ(フッ化ビニル)、およびポリ(フッ化ビニリデン)のよ
うな他のフッ素化ポリマーが含まれる。好ましいフルオロポリマーはポリTFE
、TFE/ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)、およびTFE/ヘキサフ
ルオロプロピレンであり、特に好ましいポリマーはTFE/ペルフルオロ(プロ
ピルビニルエーテル)、およびTFE/ヘキサフルオロプロピレンである。
【0016】 LCPは、典型的には、このようなポリマーと溶融混合される、他の材料、例
えば、タルク、ガラス繊維、ガラスフレーク、ウォラストナイト、粉砕機にかけ
られたガラス繊維、ガラススフィアー、硫酸カルシウム、マイカおよびTiO2
のようなフィラー/補強剤、カーボンブラックおよびTiO2のような着色剤お
よび顔料、酸化防止剤のような安定剤、および他の材料を含む。1以上のこれら
の材料は、従来の量で存在しうる。フルオロポリマーでコーティングする前に、
LCPは任意の従来の方法、特に射出成形、圧縮成形、ブロー成形、押出成形、
および熱成形のような溶融形成により形成されうる。
【0017】 いくつかの例では、使用されるポリマーは、以下の組成(繰り返し単位)を有
する。50/50/87.5/12.5/300のモル比の、4,4’−ビフェ
ノール/ハイドロドロキノン/テレフタル酸/2,6−ナフタレンジカルボン酸
/4−ヒドロキ安息香酸。このポリマーは米国特許第5,525,700号に記
載された方法によって合成されうる。その実施例では、下記の材料が使用された
【0018】 Luzenac America、Inc.、Englewood、CO、U
SAから入手可能なJetfil(商標登録)575Cタルク。
【0019】 Baltimore、MD、USAのSMC Corp.から入手可能な、ア
ルミナおよび有機物質で処理された塩素加工ルチル型TiO2表面の、Tion
a(商標登録)RCL4 二酸化チタン。
【0020】 GE Speciality Chemicalsから入手可能な、酸化防止
剤を含むリン化合物、Ultranox(商標登録)626。
【0021】 LCPに対するフルオロポリマーコーティングの接着は、カミソリの刃でフル
オロポリマーを貫通して“X”を切ることによりテストされた。3MCorp.
,St.Paul,MN,USAから入手可能な、Scotch(商標登録)M
agic Type #810、幅3/4”(1.91cm)の一片を、指の圧
力を使用して“X”を含む領域に塗付し、それを剥がした。フルオロポリマーコ
ーティングがほとんどまたは全く除去されないか、または自由にはがされないな
らば、接着は良いと見なされた。
【0022】 実施例1 タルク、TiO2、Ultranox(商標登録)626亜リン酸塩安定剤と
LCP樹脂の混合は、従来の搬送用の要素、混練または混合要素を備えた領域、
および溶融されたポリマーから任意の揮発物を真空下に排気する領域およびダイ
を有する、40mmのZSK Werner and Pfleiderer二
重スクリュー押出し機で行った。混合された組成物をダイに射出しながら、それ
らを水スプレーで急冷し、従来のストランドカッターでペレットに切断した。押
出し機バレルおよびダイ温度を約340℃に維持した。ペレットの成形前に、1
00〜130℃でN2パージした真空オーブンで約16時間の間一夜かけて、ペ
レットを乾燥した。LCP組成物は(すべて重量パーセント)54.7%LCP
、40.0%Jetfil(商標登録)575C タルク、5.0%Tiona
(商標登録)RCL4 TiO2、および0.03%Ultranox(商標登
録)626を含む。345℃のバレル温度、345〜350℃のノズル温度、1
15℃の成形温度、120rpmのスクリュー速度、1.5秒のインジェクショ
ンブースト、5秒の注入、10秒の保持時間、および約3秒のモールドの開放を
使用し、ディスクを6oz.(171g)で、一軸スクリュー押出し機で成形し
た。インジェクションブーストの圧力は35MPaであり、注入圧力は28MP
aであり、背圧力は350kPaであった。
【0023】 直径10.2cm、厚さ0.16cmの4つの射出成形されたディスクを、2
50℃で8時間、それから315℃で30分間、循環式空気オーブンで熱老化さ
せた。約275℃の融解温度を有するTFEとヘキサフルオロポリプロピレンの
コポリマーであるTeflon(商標登録)FRPを含むと考えられており、E
.I.Dupont de Nemours & Co.,Inc.,Wilm
ington,DE,U.S.A.から入手可能な、EMC−128 coat
ing systemを使用して、EMC coating Inc.Newp
ort DE USAでディスクをコーティングした。310℃の温度で30分
間、LCP上でこのフルオロポリマーコーティングをベーキングした。フルオロ
ポリマーの塗付前に、LCP表面をE.I.Dupont de Nemour
s & Co.,Inc.,Wilmington,DE,U.S.A.から入
手可能なTeflon Primer Black,Product Code
#420〜703でコーティングした。フルオロポリマーコーティングはLC
Pによく接着した。ディスクの一つを沸騰した水に2時間浸し、その浸漬後、フ
ルオロポリマーのLCPに対する接着、またはディスクの外観に明白な変化はな
かった。
【0024】 実施例2 使用されたポリマーは以下の組成(繰り返し単位)を有する。50/50/8
5/15/300モル比の4,4’−ビフェノール/ハイドロキノン/テレフタ
ル酸/2,6−ナフタレンジカルボン酸/4−ヒドロキシ安息香酸。実施例1の
LCPと同様の方法でそれを作成した。それは45重量%のガラス繊維と5重量
%のTiO2を含む。10cm×10cm×3mm厚さの板を実施例1の板と類
似した方法で成形した。板の2つを空気中、250℃で8時間熱老化させた。こ
れらの板の1つを実施例1のようにフルオロポリマーでコーティングし、他方を
、プライマーを使用しなかったこと以外は同様の方法でコーティングした。3つ
めの板を窒素中、250℃で8時間熱老化させ、同じような方法でフルオロポリ
マーでコーティングした。フルオロポリマーのLCPに対する良い接着性が3つ
のすべての板で得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブ ジー.コッティス アメリカ合衆国 085550 ニュージャージ ー州 ウェスト ウィンザー サウス レ ーン 246 Fターム(参考) 3B001 CC07 CC38 4F006 AA35 AB19 BA11 CA07 DA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーモトロピック液晶ポリマーから製造され、フルオロポリ
    マーコーティングでコーティングされた部分。
  2. 【請求項2】 前記部分が耐熱性食器部分であることを特徴とする請求項1
    に記載の部分。
  3. 【請求項3】 前記フルオロポリマーがペルフルオロポリマーであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の部分。
  4. 【請求項4】 前記ペルフルオロポリマーがポリテトラフルオロエチレンま
    たはテトラフルオロエチレンのコポリマーであることを特徴とする請求項3に記
    載の部分。
JP2001509401A 1999-07-12 2000-07-12 フルオロポリマーによる液晶ポリマーのコーティング Pending JP2003504471A (ja)

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US14337199P 1999-07-12 1999-07-12
US60/143,371 1999-07-12
PCT/US2000/018906 WO2001004190A1 (en) 1999-07-12 2000-07-12 Coating of liquid crystalline polymers with fluoropolymers

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