JP2003502653A - 分析パック使用装置、分析パックとその使用法 - Google Patents

分析パック使用装置、分析パックとその使用法

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JP2003502653A JP2001504505A JP2001504505A JP2003502653A JP 2003502653 A JP2003502653 A JP 2003502653A JP 2001504505 A JP2001504505 A JP 2001504505A JP 2001504505 A JP2001504505 A JP 2001504505A JP 2003502653 A JP2003502653 A JP 2003502653A
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    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生物学に応用された微小流体学分野を好適用途分野とする、その中で反応ラインと流体の移送がパック内部の制御手段の効果によって実現される分析パック使用装置であり、パックは少なくとも2つの並列反応ラインを備え、それぞれのラインは少なくとも2つの直列流体移送部で構成されるものであり、また分析パックおよび装置とパックの使用法も提供する。 【解決手段】 装置は反応ライン毎に少なくとも一つのアクチュエータを備え、すべてのアクチュエータが互いに一定距離におかれ、好適にはアクチュエータを等距離に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はその中で反応ラインと流体の移送がパック内部の制御手段の作用によ
って実現される分析パック使用装置に関するものであり、前記パックは少なくと
も2つの並列反応ラインを備え、それぞれのラインは少なくとも2つの直列流体
移送部で構成される。本発明はまた分析パックおよび装置とパックの使用法にも
関するものである。
【0002】 本発明はまた2つの装置またはパックの間の流体流れの移送システム、ならび
に後述のような、2つの装置またはパックの間の流体流れの移送法にも関するも
のである。
【0003】 より正確には、本発明は、縁によって互いに接続される上面と下面によって構
成される、その中で一つの反応をまたは少なくとも2つの反応を並列に起こすこ
とができる、例えば、パックによって構成される、装置または消耗品に関するも
のである。物理的に互いに分離されたそれぞれの反応は、その中で移送手段によ
って流体流れを発生させることができる少なくとも一つの独立した導管内で行わ
れる。
【0004】
【従来の技術】
米国特許明細書第US−A−4,585,623号に記載の先行技術は化学ま
たは免疫化学試験を単一の場所で迅速に実現するための装置を目的とする。この
装置は小型化が可能で、試薬を入れた複数の管、標本を入れた一本の管と、反応
の場となるもっと細い一本の管を有する、成型プラスチック製本体を有する。そ
れぞれの管は一つの位置と組み合わされ、装置をプログラム式自動機械に挿入す
ることが可能である。
【0005】 小型化が可能とはいえ、この装置はかなり大型であるが、それは前記機械のた
めの位置、ならびにピストンを作動させるための異なるコネクティングロッドを
備える必要があるからである。更に、かかる装置では単一の反応を行うことは不
可能で、複数の反応を実現する場合には複数の装置のみ成らず、それらに適切な
試薬と標本を充填する時間も見込まなければならない。
【0006】 国際公開特許公報第WO−A−97/27324号はカセット内に導入する一
つまたは複数の標本を移送するための入口開口と出口開口を有する複数の反応を
平行して行うためのカセットに関するものである。カセットの一部の区域は特定
の構造を有し(バーサパック(Bursapak)室、ピストン弁、玉弁)、連
続的外力の作用で、閉回路を維持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構造には数多くの問題点がある。2つの主たる問題点は、
一方では、カセットが使用の前に大気圧で保存されているためにカセットの内部
汚染のあることであり、他方では、バーサパック室の部位で、カセットを作動さ
せる手段、ピストン弁と玉弁が、当該導管を閉位置に維持するために、時間と強
度において、常に存在する必要があることである。この汚染および/または前記
導管が閉位置に維持されないことは、後にカセットを使用したときにエラーが発
生するおそれがある。最後に、前記閉位置への維持は重くて高価な治具を必要と
するので、このようなカセットの使用費用を著しく高価にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、提案された装置は、信頼できる、製造コストが低い消耗品す
なわち分析パックを提供することによって上述の諸問題全体を解決するが、それ
は弁がいったん作動すると、その位置に維持するために外力の作用を必要としな
いからである。
【0009】 このために、本発明はその中で反応ラインと流体の移送がパック内部の制御手
段の効果によって実現される分析パック使用装置に関するものであり、前記パッ
クは少なくとも2つの並列反応ラインを備え、それぞれのラインは少なくとも2
つの直列流体移送部で構成され、装置は反応ライン毎に少なくとも一つのアクチ
ュエータを備え、すべてのアクチュエータは互いに一定の距離にあり、好適には
アクチュエータは等距離にある。この装置は前記作動装置に対してパックを前進
させる手段および/または前記パックに対する前記作動装置の前進手段を備えて
いることを特徴とする。
【0010】 変型実施態様によれば、パック上のアクチュエータは、 ・アクチュエータが作用する前記パックの表面に対して、および/または ・互いに、パックとアクチュエータの運動に対して ほぼ垂直に動作する。
【0011】 変型実施態様において、アクチュエータ全体は唯一の斜面の上に取り付けられ
、それぞれのアクチュエータは他のものから独立して作動させることができる。
【0012】 変型実施態様によれば、斜面はほぼ直線で、先に述べたアクチュエータの運動
に対してほぼ垂直である、および/またはパックの、および/またはパックに対
する装置の運動に対してほぼ垂直である。
【0013】 本発明はまた上記の装置によって用いられる分析パックにも関するものであり
、パックは並列な少なくとも2つの反応ラインの少なくとも4つの制御手段を備
え、 それぞれのラインは直列流体移送部の少なくとも2つの制御手段を有する。
【0014】 一つの実施態様によれば、同一の反応ラインの制御手段の設置はほぼ直線で、
先に定義した、斜面の位置に組み合わされる流***相制御手段の設置は、前記斜
面の別の位置と組み合わされる制御手段の設置位置と同一である。
【0015】 それぞれの反応ラインが少なくとも一つの出発室、一つの到着室、2つの室を
接続する一本の流体導管と、前記流体導管の上に位置づけられる制御手段の役割
を果たす一つの弁とから成り、前記弁は前記導管上で、移送手段によって発生し
た流体流れの制御を可能にし、分析パック上の弁の配置が反応ラインの全体の中
で同時に出発室と到着室の間の前記流体流れの通過を可能にする。
【0016】 一つの実施態様によれば、弁はほぼ直線の軸に沿って、互いにほぼ一定距離に
配置され、好適には弁は等距離である。
【0017】 一つの実施態様によれば、軸は分析パックの一辺に垂直である。
【0018】 一つの実施態様によれば、それぞれの弁は分析パックの上面および/または下
面の全体または一部を覆う可撓性フィルムなどの、変形し、直接または間接に導
管の閉鎖を起こすことができる少なくとも一つの手段で構成されている。
【0019】 一つの実施態様によれば、室の少なくとも一つは少なくとも一つの緩衝空間と
組み合わされ、緩衝空間は、それに組み合わされる分析パックの相対する面の上
に配置される。
【0020】 一つの実施態様によれば、標本またはこの標本の分画と接触させられる、少な
くとも一つの試薬を有するそれぞれの室は、一つまたは複数の試薬の集合で構成
される、タブレットをその場に維持するための手段を備え、位置維持手段は前記
室の底部から離れている。
【0021】 最後に本発明は、上述の装置とパックを使用するための方法に関するものであ
り、本方法は ・外部に対して前記パック内に圧力変動を、好適には負圧を発生させるステップ
と; ・少なくとも一つの分析される標本をパック内に導入するステップと; ・分析のためにそれぞれの標本または標本の分画を通過させるステップと; ・導入したそれぞれの標本の一部を前記パックから出すか、その中に保存するス
テップと; の各ステップを含む。
【0022】 変型によれば、分析は ・DNAおよび/またはRNAの変性と; ・磁気粒子上のDNAおよび/またはRNAの捕捉と; ・前記DNAおよび/またはRNAの増幅と; ・増幅が行われたか否かを知るためのそれぞれの標本または標本分画の読取と; の各操作を実施する各ステップを含む。
【0023】 一つの変型によれば、分析は採取した標本内に含まれる細胞の細胞溶解による
抽出をあらかじめ実施するステップを含む。
【0024】 一つの変型によれば、分析は変性に先立って抽出の後に、抽出標本の精製を実
施するステップを含む。
【0025】 一つの変型によれば、分析は増幅の後に、バイオチップ上の交雑によって転写
体の性質を分析するステップを含む。
【0026】 一つの変型によれば、分析中に、パックは傾斜位置または垂直位置で作動する
【0027】 好適には、分析パックは異なるステップおよび/または操作の間に順次移動す
る。
【0028】 やはり、好適には、パックは弁と弁作動手段を相対させるために2本の垂直軸
に沿って移動する。
【0029】
【発明の実施の形態】
添付の図面は説明のためだけのものであり、請求の範囲を一切制限するもので
はない。これらの図は、本発明の理解を助けるであろう。
【0030】 図示した本発明はとくに分子生物学における標本の分析を可能にするものであ
る。本発明は、図示されていない、互いに平行な2つの平坦な表面を限定する縁
2を有するパック1に関するものである。
【0031】 図1において、前記パック1の上部はその全長にわたってある数の光学目印4
を有する進路3によって構成される。さらにパック1の辺に、すなわち縁2の部
位に、ある数の孔があるのがわかる。左側には、分析される標本の入口孔5があ
る。前記パック1の右の部分には、3つの孔があり、そのうち孔65は分析され
る標本の一部の出口の役割を果たす。実際、パック1は、一度使用されると、分
析される標本の一部を常に含有する。ただ、残りの部分だけが別の分析のために
取出すことができる。
【0032】 もっと正確に言えば、図1に示した前記パック1は細胞を含み、さらに、また
必要に応じて精製が行われることがある、DNAおよび/またはRNAを抽出す
るためにその細胞膜レベルで生物の細胞が破壊される初期ステップと、核酸が交
雑と検出によってDNAまたはRNAのバイオチップ上で試験される最終段階の
間に位置する。
【0033】 初期ステップによる、かかる抽出法は、本出願人が1997年9月23日に出
願した特許出願FR97/12164および1998年7月23日に出願したF
R98/09583によって例えば、説明することができる。抽出がもっと効果
的になるためには、本出願人が1998年4月10日に出願した特許出願FR9
8/04878によって、標本精製を実施することも可能である。
【0034】 初期ステップによれば、バイオチップ上で検出できるように、核酸は次に細分
化および/またはマーキングによって、処理される。これは1998年6月17
日出願の特許出願FR98/07870によく記載されている。
【0035】 本発明によるパックは、上述の方法によって抽出されるDNAおよび/または
RNAの分析を可能にする。したがって、図1において、右に示されているよう
に、パック1内にほぼ4つのレベルAからDがあることがわかる。もちろん、こ
れらのレベルは非制限的である、すなわち実施したい補足分析に応じて、もっと
多くの室、あるいはもっと多くの弁、その他を備えることが可能である。この図
で、分析される標本は上から下に処理されるが、これに限定されるものではない
【0036】 したがって、パック1の部分Aは第一のレベルを形成し、そこでDNAおよび
/またはRNAが変性される、すなわちDNAの2本の糸が互いに分離される、
および/またはRNAの糸が「洗浄」される、すなわち二次構造が除去される。
【0037】 第二のステップで、パック1の部分Bは捕捉レベルである第二のレベルを構成
する、すなわちDNAおよび/またはRNAがそれ自体磁化される磁性粒子によ
って捕捉される。これらの磁性粒子はこれらの図には示されていない。この第二
レベルのレベルで、磁化される磁性粒子によって捕捉されず、したがって関心の
外にある物質を除去するために洗浄を実施することも可能である。このステップ
の終わりに、例えば、化学作用によって磁性粒子に対してDNAおよび/または
RNAの塩析を実施する;ついで、磁気粒子は引き続き単独で磁化され、それに
よって核酸が遊離され、それが第三レベルに移る。
【0038】 この第三レベルCは2つの別個のステップに細分され、それは並んで配置され
る2つの室沿って実現される。第一の室内で、増幅に必要な物質、当業者には周
知の物質、例えば、オリゴヌクレオチド、プライマ、その他との混合が行われ、
第二の室に存在する酵素は標的核酸とプライマおよびオリゴヌクレオチドなどと
の混合物を増幅する。
【0039】 C部分で増幅が実現されたとき、転写物質はD部分に移送されて、そこで必要
に応じてマーカーの存在の下に読取が実施される。陽性または陰性のこの読取は
出口65を介して、このパック1の一番下の、回収される生物標本の一部の、別
のパックまたはこの同じパックの延長部への移送を起こすか、または起こさない
【0040】 ここで、DNA抽出と、さらには精製の初期ステップは、補足パックおよび/
または別の器具上、あるいはこの同じパック1の延長部上で実施できることを指
摘しておいた方がよいだろう。ある一つの分析パックから別の分析パックへの移
送は本出願人が1998年9月8日に出願した特許出願FR98/11383に
規制されている。
【0041】 標本が部分的に出口65レベルに出たとき、本出願人によって1998年6月
17日に出願された特許出願FR98/07870に説明されているごとく、バ
イオチップと接触できるように、DNAおよび/またはRNAの処理を可能にす
るために回収される。
【0042】 図2から5はそれぞれのレベルAからDをもっと正確に、別個の状況で示して
いる。
【0043】 レベルAは図2に詳しく示されている。分析される標本の入口5レベルに入口
導管6が示され、その中に液体標本がF1にそって浸入できる。
【0044】 今から指摘しておいた方がよいのだが、これらの図の上で、実線で示された線
全体はパック1の前面に配置され、一方点線はパックの後面に位置する要素を表
している。しかしながら、構成部品などの一部の要素のために貫通孔をもうける
ことも全く可能であり、それは例えばここでは断熱室39と59の場合であり、
後からもっと詳しく記載される。
【0045】 標本の液体流れF1はしたがって、入口弁7が開いたときにパック1内部に浸
入する。かかる弁は、先にすでに述べた、本出願人によって1998年9月8日
に提出された特許出願FR98/11383に記載されている。いったん弁7を
通過すると、導管6は標本分離器8まで延長し、分離器8は反応ライン全体の間
で標本のギャップと配分器の役割を果たす。これらの図に示した実施態様におい
て、3つの反応ラインがあることがわかる。もちろん、液体の配分がそれぞれの
反応ラインの間で均衡していることが必要である。これを行うために、第一レベ
ルの分離器8とそれぞれの変性室10の間に位置するパック1の第一のレベルの
一次移送導管9全体の構成は、例えば、本出願の図1によく示されているごとく
1999年3月9日出願の特許出願FR99/03035に詳しく記載の特定の
基準に答えるものである。このことは後述のレベルBとC、収斂室60を有する
レベルDについても当てはまるだろう。
【0046】 したがって、それぞれの一次移送導管9は、変性室10がその中での液体の単
に重力による流れを促進する位置を有するので、本出願人が同日、すなわち19
99年3月9日出願した特許出願FR99/03034およびFR99/030
35内の明細書のすでに対象である排出手段を介して毛管現象を用いて、変性室
に到達する。
【0047】 したがって、分析される標本は室10の底部に落ちるために導かれる。この室
10は生物標本が細い導管6,9などを通過するときにいつも作り出される可能
性がある気泡12を壊すことができる装置に組み合わされている。
【0048】 この装置12は連通孔13を有し、それがこの装置12を室10の両側に位置
する2つの緩衝空間15に接続している。連通は、連通導管14を介して孔13
と緩衝空間15の間で行われる。気泡12を粉砕するために装置、連通孔13,
連通導管14および緩衝空間15はすでに先に述べた特許出願FR99/030
35にすでに詳しく記載されている。
【0049】 唯一の相違は、室10に対する2つの緩衝空間15の位置決めにある。さらに
この図において、隣接する2つの室10の間に、2つの緩衝空間15があるが、
また2つの隣接する緩衝空間15の間に第一レベルの断熱室39がある。この構
成は、隣接する2つの室10の間に、この第一レベルで90から100℃への温
度上昇を必要とするDNAおよび/またはRNAの変性が実施されるので、断熱
材の役割を果たす3つの空気空間を有することを可能にする。これによって、分
析しようとする核酸を変性させるだけでなく、破壊する可能性のある液体および
生物標本レベルのあまりに大きな加熱が防止される。
【0050】 室10の体積はきわめて大きいので、それぞれの室10の中心にパック1の前
面に位置する可撓性フィルムの硬化を保証し、配管と室の網を限定することがで
きる端子16の存在が認められる。この装置は先に述べた特許出願FR99/0
3035にすでに記載されていた。
【0051】 パック1はほぼ垂直位置で作動し、それぞれの室10内に導入される分析され
る標本はこの室10の下部に位置づけなければならない。このレベルに、17で
示した第一レベルの二次移転導管が存在する。この導管は、この第二のレベルB
へのアクセス弁18を介して、第二のレベルBに向かう第一レベルAの標本分画
の移転を可能にする。液体はF2に沿って排出される。
【0052】 図3において、レベルBが明確に示され、やはり弁18があり、3つの部分の
分画の形の分析される標本はF2にそって導入される。この弁18の後に存在す
る、第二レベルBの一次輸送導管19は弁19から捕捉室20に向かう生物標本
の移行を可能にする。このレベルでも、第一レベルとほぼ同じ特徴、すなわち排
出手段21,気泡破壊器22,連通孔23が見いだされ、連通孔は連通導管24
を介して、器具22を2つの緩衝空間25に接続することを可能にする。
【0053】 他方、室20の中心に唯一の硬化端子はなく、ほぼ二等辺三角形を形成する3
つの小さな端子26がある。この構成はとくに興味深いが、それはこのレベルで
、パック1がまだ用いられないとき、タブレットが存在して地理的にこれらの端
子26の間に限定されるからである、タブレットはこれらの図に図示されていな
い。実際にはこのタブレットは次にプロセスにおいいて使用される凝固された磁
性粒子によって構成される。
【0054】 この構成の目的は、磁気粒子がすぐに溶解して、最初から下にある導管を充填
することなしに、室20内で分析される標本のそれぞれの分画の流れを可能にす
ることである。前記パック1はもちろん、先の場合と同じように、または後でも
そうであるように、ほぼ垂直または傾いた位置にある。
【0055】 実際、磁性粒子のタブレットが溶けるためには、液体のレベルが第一の端子2
6に達するほど十分高くなければならない。これによって磁性粒子の溶解が遅ら
され、そのことはとくに利益がある。
【0056】 さらに、下部には生物標本、あるいは室20を通って通過しにくる他のいっさ
いの液体を導くことを可能にする2本の導管の存在が認められる。これはそれぞ
れの室20について、左に配置される弁28と、右に配置される弁68である。
弁28はF3に沿って出た液体が第三レベルにアクセスすることを可能にする。
この移送は27で示した第二レベルの二次移送導管を介して行われる。第二の回
路は実際には、液体の種類を問わず、室20内に配置される液体の個別出口導管
64によって構成され、この導管は第二のレベル68の出口弁のレベルで終わり
、弁自体はこの第二のレベルBの出口集合導管69に接続されている。
【0057】 実際、導管64全体は集合的であるこの導管69に全て到達し、それぞれの導
管64に担持される弁68によって全てが独立して開閉できる。導管69は室2
0内に位置するどんな液体でもF7にそって排出を可能にする出口71に到達す
る。この第二の回路64,68,69および70の目的は、一方では、第一と第
二のレベル全体を真空にし、真空を生み出してから弁68全体を再度閉じること
を可能にし、他方では、種類を問わず液体の、すなわち試験される生物標本また
は洗浄液の他のエネルギーを使わない通過を実施することを可能にすることであ
る。くわえて、この回路はまた、64および68から70で示したこの回路内で
用いられる、洗浄を実施することも可能にする。このように、磁性粒子が分析さ
れる標本内に溶解したとき、磁気粒子は、その周縁に、核酸を固定できるように
なる。かかる磁性粒子は例えば、1996年5月24日付の優先権に基づき出願
されたWO−A−97/45202および本出願人によって1998年1月6日
の優先権の下に出願されたPCT/FR99/00011に記載されている。
【0058】 前記核酸が磁性粒子上に固定されるとき、パック1の面にほぼ垂直な磁化によ
って核酸にこのように組み合わされる磁性粒子をパック1または可撓性フィルム
の壁面に固定し、先に述べた入口開口5を介してある液体を、しかし場合によっ
ては、また好適にはレベルAとBの全体の線上を可能にする不活性流体を入口6
1を介して単に導入するだけで、すすぎを実施することが可能であり、流体の排
出はもちろん出口70の部位で、F7にそって行われる。実際は、入口61のレ
ベルでF6に沿って不活性流体を導入するのが好適であるが、それは不活性流体
の入口導管62と組み合わされる網、および分析される標本の入口網と完全に独
立した、不活性流体の入口弁63に関わるものであり、それによって後で実現す
る分析のための安全性の保証が得られるからである。
【0059】 ここで導管62は標本8の分離器に到達し、それがレベルAとBのこの洗浄の
全体を可能にすることになる。
【0060】 弁28を介して、分析される液体はつぎにF3にそって第三のCに向かって移
送されるが、そのことは図4に明らかに示されている。したがって、分析される
標本の3つの分画は開いた弁28を通ってF3にそって通過し、前記パック1の
第三レベルCの一次移送導管29を介して室30に向かって導かれる。
【0061】 ここで、第三のレベルCにおいて、2倍の数の室が存在するが、それはそれぞ
れの反応ラインが30と40で示した2つの小室を直列に備えているからであり
、その役割については後述する。室30は室40と同一である。それらは2つと
も先に述べた室10と20と同様な特徴を有する。例えば、排出手段31と41
,気泡破壊器32と42,連通孔33と43,破壊器32と43の間に位置づけ
られる連通導管34と44,およびそれぞれの導管32と42のための2つの緩
衝室35と45が存在する。
【0062】 室30または40の内部に、端子36と46が存在し、それらは第二のレベル
Bと端子26に類似している、すなわちそれぞれの室30または40について3
つの端子36または46があり、これらの端子が後述の製品のタブレットを含む
ことができる二等辺三角形の頂点を形成している。
【0063】 それぞれの反応ラインの2つの室の間に第三レベルCの中間移送導管37が存
在する。この導管に沿って配置される弁38は第三のレベルCの第二の室40へ
の接近を可能にする。実際には、先の場合と同様に、導管37は第一の室30の
下部を第二の室40のほぼ上部に接続する。室40の下部にパック1の第三レベ
ルCの二次移送導管47が存在する。この導管47は第四のレベルDへの接近を
可能にする弁48に到達する。このレベルで、分析される標本はF4にそって外
に出る。
【0064】 先に述べたごとく、それぞれの室30と40はその中に製品のタブレットを有
し、室30と40の全体は、先のステップで抽出、変性、捕捉されるDNAおよ
び/またはRNAを増幅する役割を有する。これを行うために、第一の室30は
その端子の中に、オリゴヌクレチドまたは必要に応じてプロモータを備えた増幅
プライマ、などの増幅を可能にする物質を含むタブレットを収納している。この
レベルで、混合は、磁性粒子のある第二のレベルBについて先に記載したごとく
液体が室30内を上昇し、このタブレットと接触したときに希釈によって実施さ
れる。これは、端子46が、増幅反応の活性化を可能にする酵素を閉じこめた別
のタブレットを含む第二の室40のレベルにも当てはまる。
【0065】 ここで、第三のレベルCの部位に、断熱室39と59がないことに注意する。
それらは第一と第二のレベルについて記載されていた。その理由は、例えば、T
MAなどの転写増幅技術を用いたとき、増幅のこのレベルに働く高い温度がない
からである。もちろん、PCRなどの他のいっさいの増幅技術を用いることが可
能であり、その場合にはさらに、AとBレベルにならって、先に述べたこれらの
断熱室39と59を加えることが必要であろう。
【0066】 第4のレベルを構成するレベルDは図5に示されている。ここでも弁48が存
在し、F4に沿って液体が到着する。このレベルで、第四のレベルDの細い一次
移送導管49が存在する。この導管49はドレン手段51を介して読取室50に
到達する。この室の構造は先の室10,20,30と40とは異なることが分か
る。
【0067】 移送導管49に垂直に、第四のレベルDの二次移送導管57があるのが分かる
。一時導管はほぼ垂直または傾いた位置にあるので、F4に沿って移動する液体
は単なる重力によって弁48から室50に向かう通過を優先する傾向を持つだろ
う。したがって、このとき導管57の部位には流体の移送はない。このとき読取
室50は、蛇行し、読取室50を満たす流体が絶縁体56を越えて移動するのを
妨げる特定の数の拡大部を備えた導管で構成される絶縁体56が存在する前記室
50の上部の箇所まで充填される。このように、絶縁体56は、パックの最下部
に位置し、前記パック1のほぼ全幅にわたる、最終室60とも呼ばれる収斂室に
到達する。絶縁体56がその役割を果たすとき、流入する流体F4は室50を完
全に充填し、残りの標本は次に上述の二次移送導管57を通過する。室50はし
たがって読取を実施するために、すなわち前のステップで、すなわちレベルCで
増幅がきちんと実施されるかを読取るために続いて使用されることになる。
【0068】 導管57を通過する標本分画の全体が収斂室60に戻ってくる。最終室60は
、50を除く前述の室10,20,30と40と同じように、この図の左に示し
た気泡破壊器52も備えている。この室は破壊器52と緩衝空間55全体との間
の連通を可能にする連通孔53も備えている。ここで、パックの平面の後に位置
づけられる5つの緩衝空間55があるが、絶縁体56はこの平面内にある。緩衝
空間55全体は連通導管54を介して孔53に接続されている。
【0069】 収斂室60はかなりの体積があり、そのため図示されていない可撓性フィルム
の補強端子58がいくつか備えられている。
【0070】 収斂室60の右端にある導管66は、パック1の別の部分に導かれるか、図示
した場合のように別のパックに向かって導かれる分析される標本の一部の出口導
管とも呼ばれる。このように導管66は再上昇して出口弁67に達し、出口弁6
7は出口65と連通し、出口65を通って分析される標本がF5に沿って外に出
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による分析パックの正面図である。
【図2】 図1と同じ正面図であるが、抽出から、また場合によって精製から得られるD
NAおよび/またはRNAの変性レベルを構成する、パックの第一のレベルを明
らかにするものである。
【図3】 図1と同じ正面図であるが、磁気粒子によるDNAおよび/またはRNAの捕
捉とそれらの線上レベルを構成する、パックの第二のレベルを明らかにするもの
である。
【図4】 図1と同じ正面図であるが、前記DNAおよび/またはRNAの増幅レベルを
構成する、パックの第三のレベルを明らかにするものである。
【図5】 図1と同じ正面図であるが、増幅の実現の読取と、細分化、カーキング、生物
チップまたはバイオチップ上の交雑、および最終分析のための読取などの別の機
能への標本の一部の移送のレベルを構成する、パックの第四のレベルを明らかに
するものである。
【符号の説明】
1.パック 2.パック1の縁 3.パック1の進路 4.光学的目印 5.分析される標本の入口 6.分析される標本の入口導管 7.分析される標本の入口弁 8.標本分離器 9.パック1の第一のレベルの一次移送導管 10.変性または一次レベル室 11.ドレン手段 12. 気泡破壊器 13.破壊器12と少なくとも一つの緩衝空間15の間の連通孔 14.破壊器12と少なくとも一つの緩衝空間15の間の連通導管 15.緩衝空間 16.可撓性フィルムの補強端子 17.パック1の第一レベルの二次移送導管 18.第二レベルへのアクセス弁 19.パック1の第二レベルの一次移送導管 20.捕捉または第二レベル室 21.ドレン手段 22. 気泡破壊器 23.破壊器22と少なくとも一つの緩衝空間25の間の連通室 24.破壊器22と少なくとも一つの緩衝空間25の間の連通導管 25.緩衝空間 26.端子 27.パック1の第二レベルの二次移送導管 28.第三レベルへのアクセス弁 29.パック1の第三レベルの一次移送導管 30.第三レベルの第一増幅室 31.ドレン手段 32. 気泡破壊器 33.破壊器32と少なくとも一つの緩衝空間35の間の連通孔 34.破壊器32と少なくとも一つの緩衝空間35の間の連通導管 35.緩衝空間 36.端子 37.パック1の第三レベルの中間移送導管 38.第三レベルの第二の室40へのアクセス弁 39.第一レベルの断熱室 40.第三レベルの第二増幅室 41.ドレン手段 42. 気泡破壊器 44.破壊器42と少なくとも一つの緩衝空間45の間の連通孔 44.破壊器42と少なくとも一つの緩衝空間45の間の連通導管 45.緩衝空間 46.端子 47.パック1の第三レベルの二次移送導管 48.第四レベルへのアクセス弁 49.第四レベルの一次移送導管 50.第四レベルの読取および移送室 51.ドレン手段 52. 気泡破壊器 55.破壊器52と少なくとも一つの緩衝空間55の間の連通孔 55.破壊器52と少なくとも一つの緩衝空間55の間の連通導管 55.緩衝空間 56.室50の絶縁体 57.パック1の第四レベルの二次移送導管 58.可撓性フィルムの補強端子 59.第二レベルの断熱室 60.収斂または最終室 61.分析される標本の移動または洗浄のための不活性流体入口 62.不活性流体の入口導管 63.不活性流体の入口弁 64.パック1の第二レベルの出口個別導管 65.分析される標本の一部の出口 66.分析される標本の一部の出口導管 67.パック1の出口弁 68.パック1の第二レベルの出口弁 69.パック1の第二レベルの出口共通導管 70.共通導管69に組み合わされる出口 A.変性の第一レベルを構成するパックの部分 B.捕捉の第二レベルを構成するパックの部分 C.増幅の第三レベルを構成するパックの部分 D.読取と移送の第四のレベルを構成するパックの部分 F1.分析される標本の入口 F2.第一と第二のレベルの間の標本分画の移送部 F3.第二と第三のレベルの間の標本分画の移送部 F4.第三と第四のレベルの間の標本分画の移送部 F5.第四と第五のレベルの間の標本分画の移送部 F6.分析される標本の移動または洗浄のための不活性流体の入口 F7.分析される標本の一部の出口
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月14日(2001.9.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/53 G01N 33/53 M (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 プリバ,マリ フランス、エフ−69560 サン ロマーン アン ガル、ラ ボローニア (72)発明者 パリ,セシル フランス、エフ−69280 マーシー レト ワール、リュ デュ コト Fターム(参考) 2G045 BB14 DA13 DA14 FB02 2G058 AA09 BB02 BB11 CC01 CC05 DA07 DA09 EA14 EA16 EB19 EC04 FA07 FB01 FB05 FB12 FB21 FB28 GE02 4B029 AA07 FA02 FA12 GB02 4B063 QA08 QQ42 QQ52 QR08 QR62 QS25

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その中で反応ラインと流体の移送がパック(1)内部の制御手
    段の作用によって実現される分析パック(1)使用装置において 前記パック(1)が少なくとも2つの並列反応ラインを備え、それぞれのライン
    が少なくとも2つの直列流体移送部で構成され、前記装置が反応ライン毎に少な
    くとも一つのアクチュエータを備え、すべてのアクチュエータが互いに一定の距
    離にあり、好適には各アクチュエータは等距離にある装置であって、 前記アクチュエータに対してパック(1)を前進させる手段および/または前記
    パック(1)に対する前記アクチュエータの前進手段を備えていることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】前記パック(1)上のアクチュエータの作用が、 ・アクチュエータが作用する前記パック(1)の表面に対して、および/または
    ・互いに、パック(1)とアクチュエータの運動に対して ほぼ垂直に働くことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータ全体が唯一の斜面の上に取り付けられ、そ
    れぞれのアクチュエータが他のものから独立して作動させることができることを
    特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の装置。
  4. 【請求項4】前記斜面がほぼ直線で、請求項3に記載のアクチュエータの運
    動に対してほぼ垂直である、および/またはパックの、および/またはパックに
    対する装置の運動に対してほぼ垂直であることを特徴とする請求項3に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記分析パックにおいて、 並列な少なくとも2つの反応ラインの少なくとも4つの制御手段を備え、それぞ
    れのラインが直列流体移送部のための少なくとも2つの制御手段を有することを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の装置によって用いられる分析
    パック。
  6. 【請求項6】同一の反応ラインの制御手段の設置位置がほぼ直線で、請求項
    3または4のいずれか一つに記載の斜面の位置に組み合わされる、流***相制御
    手段の設置が、前記斜面の別の位置と組み合わされる制御手段の設置位置と同一
    であることを特徴とする請求項5に記載のパック。
  7. 【請求項7】それぞれの反応ラインが少なくとも一つの出発室、一つの到着
    室、2つの室を接続する一本の流体導管と、前記流体導管の上に位置づけられる
    制御手段の役割を果たす一つの弁とから成り、前記弁は前記導管上で、移送手段
    によって発生した流体流れの制御を可能にするパックであって、分析パック(1
    )上の弁の配置が反応ラインの全体の中で同時に出発室と到着室の間の前記流体
    流れの通過を可能にすることを特徴とする請求項5または6のいずれか一つに記
    載のパック。
  8. 【請求項8】前記弁がほぼ直線の軸に沿って、互いにほぼ一定距離に配置さ
    れ、好適には各弁が等距離であることを特徴とする請求項7に記載の分析パック
  9. 【請求項9】前記軸が分析パック(1)の一辺に垂直であることを特徴とす
    る請求項8に記載の分析パック。
  10. 【請求項10】それぞれの弁が分析パックの上面および/または下面の全体
    または一部を覆う可撓性フィルムなどの、変形し、直接または間接に導管の閉鎖
    を起こすことができる少なくとも一つの手段で構成されていることを特徴とする
    請求項7から9のいずれか一つに記載の分析パック。
  11. 【請求項11】前記室の少なくとも一つが少なくとも一つの緩衝空間と組み
    合わされ、緩衝空間がそれに組み合わされる分析パックの相対する面の上に配置
    されることを特徴とする請求項9から10のいずれか一つに記載の分析パック。
  12. 【請求項12】前記標本またはこの標本の分画と接触させられる、少なくと
    も一つの試薬を有するそれぞれの室が、一つまたは複数の試薬の集合で構成され
    るタブレットをその場に維持するための手段を備え、位置維持手段が前記室の底
    部から離れていることを特徴とする請求項5から11のいずれか一つに記載の分
    析パック。
  13. 【請求項13】請求項1から4のいずれか一つに記載の装置と、請求項5か
    ら12のいずれか一つに記載のパック(1)を使用するための方法において、 ・外部に対して前記パック(1)内に圧力変動を、好適には負圧を発生させるス
    テップと; ・少なくとも一つの分析される標本をパック(1)内に導入するステップと; ・分析のためにそれぞれの標本または標本の分画を通過させるステップと; ・導入したそれぞれの標本の一部を前記パック(1)から出すか、その中に保存
    するステップと; を実施する各ステップを含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】前記分析が、 ・DNAおよび/またはRNAの変性と; ・磁気粒子上のDNAおよび/またはRNAの捕捉と; ・前記DNAおよび/またはRNAの増幅と; ・増幅が行われたか否かを知るためのそれぞれの標本または標本分画の読取と; の各操作を実施する各ステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法
  15. 【請求項15】前記分析が採取した標本内に含まれる細胞の細胞溶解による
    抽出をあらかじめ実施するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の
    方法
  16. 【請求項16】前記分析が変性に先立って抽出の後に抽出標本の精製を実施
    するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記分析が増幅の後に、バイオチップ上の交雑によって転写
    体の性質を分析するステップを含むことを特徴とする請求項14から16のいず
    れか一つに記載の方法。
  18. 【請求項18】前記分析中に、パックが傾斜位置または垂直位置で作動する
    ステップを含むことを特徴とする請求項12から17のいずれか一つに記載の方
    法。
  19. 【請求項19】前記分析パックが異なるステップおよび/または操作の間に
    順次移動するステップを含むことを特徴とする請求項13または18のいずれか
    一つに記載の方法。
  20. 【請求項20】前記弁と弁作動手段を相対させるためにパックが2本の垂直
    軸に沿って移動するステップを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
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