JP2003501725A

JP2003501725A - サーバ側のｗｅｂサマリの生成および提示

Info

Publication number: JP2003501725A
Application number: JP2001500971A
Authority: JP
Inventors: イナラ，スマール・クマール; ランガン，ピー・ベンカト; サテイアボル，ラーマクリシユナ; ラジヤン，スリーランガ・プラサンナクマール
Original assignee: ヨードリー・コム・インコーポレイテツド
Priority date: 1999-06-01
Filing date: 2000-04-18
Publication date: 2003-01-14
Also published as: EP1192558A1; US20010000537A1; WO2000073921A1; US6199077B1; AU758865B2; HK1044834A1; EP1192558A4; AU4359300A; CN1353838A; BR0011015A

Abstract

(57)【要約】ポータルサーバは、加入者の提供するインターネット宛先に基づく加入者のサマリ探索、事前プログラムされたサイト情報に基づく宛先からの情報検索（１０７）、サマリ情報の加入者へのダウンロード（１１９、１１５）を行なうソフトウェアエージェントを含む。検索すべき情報の宛先と性質は事前にプログラムされる。さらに加入者がサマリ探索をセットアップし開始する構成および開始インタフェースがある。場合によって、サマリ探索が、インターネット接続サーバに格納され（１０１）、検索されるテンプレートとして個々のクライアントに構成される。さらに場合によって（１０９）、検索情報が直ちに加入者に送られ、他の状況では、情報は後に、加入者が検索すべくポータルで保存される（１１１）。本発明の好ましい実施形態では、事前に格納された構成情報を用いて、インターネットの宛先で加入者に自動ログインが行われる（１０５）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（発明の分野）本発明は、種々の通信手段および接続技術を含むインターネットナビゲーショ
ンの分野にあり、より詳細には、ユーザのＷＥＢサイトまたは企業が選択したＷ
ＥＢサイトからサマリ情報を収集し、プッシュまたはプル技術のいずれかを使用
してその情報をＨＴＭＬとしてユーザに提示するための、ソフトウェアを含む、
方法および装置に関する。

【０００２】（関連文献の相互参照）本発明は、１９９８年１２月８日出願の「ＭｅｔｈｏｄａｎｄＡｐｐａｒ
ａｔｕｓｆｏｒＰｒｏｖｉｄｉｎｇａｎｄＭａｉｎｔａｉｎｉｎｇａ
Ｕｓｅｒ−ＩｎｔｅｒａｃｔｉｖｅＰｏｒｔａｌＳｙｓｔｅｍＡｃｃｅ
ｓｓｉｂｌｅｖｉａＩｎｔｅｒｎｅｔｏｒｏｔｈｅｒＳｗｉｔｃｈｅ
ｄ−Ｐａｃｋｅｔ−Ｎｅｔｗｏｒｋ（インターネットまたは他の交換パケットネ
ットワークを介してアクセス可能なユーザ対話形ポータルシステムを提供および
保持するための方法および装置）」という名称の特許出願第０９／２０８７４０
号に対する一部継続出願（ＣＩＰ）で、この開示は、参照によりその全体を本明
細書に組み込んでいる。

【０００３】（発明の背景）ＷｏｒｌｄＷｉｄｅＷｅｂ（ＷＷＷ）として知られている情報ネットワー
クは、良く知られたインターネットのサブセットであり、これは間違いなく公的
にアクセス可能で利用可能な情報の最も完璧なソースである。標準的なインター
ネット接続のあるパーソナルコンピュータなど適切なインターネット機器を持っ
ている人ならだれでも、情報を収集し、そのようなサーバおよびページのホスト
とのトランザクションを開始する目的でインターネットに接続されたサーバに格
納された（ｗｅｂページと呼ばれる）情報ページにアクセス（オンラインで到達
）し、その情報ページをナビゲートすることができる。

【０００４】多くの企業はインターネットを介してアクセス可能な種々の加入サービスを提
供している。たとえば、多くの人々は最近バンキング、株式取引、ショッピング
などをインターネットアクセスを介して自分自身の家庭という快適なところから
行っている。一般的にユーザは、加入することにより、そのような機能のために
パーソナル化した安全なＷＥＢページにアクセス権を持っている。ユーザ名およ
びパスワードまたは他の個人識別コードをタイプすることで、ユーザは情報を入
手し、トランザクションを開始し、株式を買い、さらに無数の他の作業を成し遂
げることができる。

【０００５】インターネットによって仲介されるサービスにいくつかのまたは多くの加入を
している個人に生じる問題は、必ず多くのパスワードおよび／またはログインコ
ードが使用されるということである。パスワードまたはコードをすでに他のユー
ザが使っている場合もあるので、同じパスワードまたはコードがすべてのサービ
スに使用できるとは限らない。ユーザは、たぶん社会保険番号などのユーザに対
して一意なコードを、サービスごとに異なる可能性のあるセキュリティの質を含
むセキュリティの問題という理由で使いたいとは思わない場合もある。さらに、
ユーザは自分の自由意志で、セキュリティを高めるために異なるサイトに対して
は異なるパスワードを選択することができるが、それによってユーザが所持する
可能性のあるパスワードの数も実際増大する。

【０００６】多くのパスワードのある加入を行うユーザを困らせる可能性のある他の問題は
、種々のサービスを直ぐに見つけてアクセスすることができるようにコンピュー
タのキャッシュに多くのＷＥＢページをブックマークしなければならないことで
ある。たとえば、飛行機での旅行の予約および支払いをするために、ユーザはイ
ンターネットに接続し、自分のブックマークファイルに行き、１つの航空企業の
ページを選択する。次いで、いったんそのページが配信されると、ユーザはユー
ザの名前およびパスワードを入力し、画面上の指示に従う。ユーザがチケットを
ＷＥＢページから購入し、経費をオンラインバンキングサービスから振り込みた
い場合、ユーザは個人の銀行または口座のページを探して選択し、チケットのた
めの経費の振込みを開始しなければならない。他のページにアクセスするには、
異なるユーザ名および異なるパスワードが必要なこともあり、事態はたいへん困
難になる。

【０００７】この前述の例は単に例示的なものであるが、ＷＥＢページを見つけること、パ
スワードでログインすることなどに関係した多くの作業は、ＷＥＢで首尾よく取
引きを行うために必要とされることが一般に知られている。

【０００８】発明者が知っており、関連文献の部分への相互参照にリストされている関係し
たケースで記述されたサービスは、ユーザが１つの場所に自分のパスワードで保
護されたページのすべてを格納することを可能にすることによって、それらのペ
ージからの情報の閲覧および収集を非常に簡単にするようなＷＥＢサービスを提
供する。上記のサービスの特徴は、ユーザに、要求されたタスクがユーザの指示
に基づくエージェント（ソフトウェア）によって実行されるようにいくらかのタ
スクをシステムにプログラムすることを可能にする。このサービスは、ユーザの
パスワードおよびログイン情報を格納して、この情報を使用してユーザのサイト
にログインする、すなわち、ユーザはリンクにアクセスするために、手動でログ
インまたはパスワードコードを入力する必要なく、ナビゲートすることが可能で
ある。

【０００９】上述のサービスは、ナビゲーションを容易にするために自分がリストしたサイ
ト（ハイパーリンク）のすべてが含まれる対話形ホームページとして表示するこ
とができる、ユーザ個人専用のアプリケーションを提示するためにサーバを使用
する。このアプリケーションは、ユーザがハイパーリンクをクリックして、ペー
ジにナビゲートでき、必要な場合にはログインが自動的にユーザが気付くことな
く行われるようなハイパーリンクの形でユーザのＵＲＬをリストする。

【００１０】上述のアプリケーションは、ユーザのために特定のサマリの返還やユーザ口座
のページの更新を含めスケジュールされたタスクを行うようにプログラムするこ
とができるソフトウェアエージェントも含む。検索機能を設けており、そのよう
なページがポータルサーバまたはクライアントのマシンなどのどこかに提示可能
な形でキャッシュされている場合、ソフトウェアエージェントと連携して特定の
コンテンツを求めてユーザが入力したＵＲＬを検索するように構成している。

【００１１】上述の特徴に加えて、検索機能とともにソフトウェアエージェントは、ユーザ
によって入力として与えられるあるいはサービスプロバイダにより適切と思われ
るあらゆるＵＲＬまたはＵＲＬのグループにナビゲートすることが可能なことが
望ましく、これは、各ＵＲＬの更新されたコンテンツに関するサマリ情報を提供
することが目的であり、ユーザに対してＨＴＭＬ情報ページとして提示すること
ができる。

【００１２】明らかに必要とされるものは、ユーザが提供するＵＲＬまたは知られているＵ
ＲＬに個別にナビゲートし、適切なパスワード情報を用いて各ＵＲＬにログイン
して（必要な場合には）、要求されたサマリ情報をユーザに人間とマシンが可読
なＨＴＭＬドキュメントの形で返還することができる方法および装置である。そ
のようなシステムは、効果的なサマリ化サービスを提供するはずであり、すなわ
ち、重要な情報をユーザに提示することができるようにするのに、ユーザが自分
個人のポータルホームページでハイパーリンクを呼び出す必要がないのである。

【００１３】（発明の概要）本発明の好ましい実施形態では、インターネットに接続されたサーバおよびそ
のサーバ上で実行するサマリソフトウェアエージェントを含むポータルソフトウ
ェアを備えるインターネットポータルを提供する。このポータルは、加入者固有
のインターネットの宛先のリストを保持し、そのサマリソフトウェアエージェン
トはインターネットの宛先にアクセスし、事前にプログラムされた基準に従って
情報を検索し、検索した情報を加入者に配信するためにサマリ化する。

【００１４】一実施形態では、そのポータルはさらに、加入者がサマリ探索のセットアップ
および開始を行うための構成および開始インタフェースを備え、サマリ探索はイ
ンタフェースに接続されたサーバに格納され、検索されるテンプレートとして個
々のクライアントごとに構成することができる。サマリ情報が格納され、後で加
入者の要求でダウンロードされる場合もあれば、情報が直ぐにクライアントにプ
ッシュされる場合もある。さらにいくつかの実施形態では、ポータルで加入者に
ついて格納されたデータに従って各インターネットサイトで加入者に対して自動
ログインが行われる。

【００１５】本発明をいくつかの実施形態で実施するための方法をさらに以下の説明で提供
しており、初めて、加入者に長いログイン手順なしで複数のＷＥＢサイトに迅速
にアクセスすることを可能にするシステムであり、さらにサマリ探索の結果のデ
ータのサマリおよびダウンロードも行うことが可能なシステムである。

【００１６】（好ましい実施形態の説明）本発明の一実施形態によれば、一意なインターネットポータルを設けており、
インターネット機能のある機器からインターネットまたは他のネットワーク接続
を介してアクセスしたユーザに、一意なサービスを提供するように構成している
。そのようなインタフェースは、ユーザに多くのパーソナル化したＷＥＢページ
を格納する方法を提供し、さらに検索機能およびある特定のタスクを行う機能も
提供する。本発明の方法および装置の実行可能な詳細を以下に教示する。

【００１７】図１は、本発明の一実施形態によるインターネットポータルシステム１１とイ
ンターネットネットワーク１３の概略図である。この実施形態では、ポータルシ
ステム１１は一意のネットワークポータルに加えてＩＳＰとして動作しているが
、他の実施形態では、スタンドアロンのインターネットサーバとして実装するこ
とができる。さらに他の実施形態では、本明細書で記述しているサービスと装置
は検索およびリスティングサービス（ＡｌｔａＶｉｓｔａ（商標）、Ｙａｈｏｏ
（商標））などによって、またはＷＥＢに接続されたサーバのホストとして機能
する企業によって提供されるものとすることもできる。

【００１８】インターネット１３は、本発明の好ましい使用を表しているが、限定的に見な
すべきではなく、というのは、本発明は他のネットワークおよびネットワークの
組合せでも適用できるはずである。

【００１９】この実施形態のＩＳＰ１５は、サーバ３１、ここでは単一のモデムを表すモデ
ムバンク３３およびディジタルデータを格納するための大容量記憶リポジトリ２
９を備えている。モデムバンクは、便宜上のものである、というのは、他のタイ
プのネットワークリンクからサーバに接続ができるからである。当技術分野で一
般的なＩＳＰ１５は、個々の加入者ごとにインターネットアクセスサービスを提
供する。良く知られているインターネットアクセスサービスに加えて、ＩＳＰ１
５は、さらに多くのＷＥＢページまたは宛先をそれらのページに関連したあらゆ
るパスワードおよび／またはパーソナル化したコードとともに格納するためのイ
ンターネットポータルとしての一意な加入サービスを、以下の部分でより詳細に
記述するやり方で提供している。この一意なポータルサービスは、発明者がパス
ワードオール（Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌ）スーツと名付けたポータルソフトウ
ェア３５を実行することで提供する。本発明のこのソフトウェアを、本明細書で
は、ポータルソフトウェアとしてとパスワードオールソフトウェアスーツとして
の両方で呼ぶ。さらに、以下の記述の多くで、本発明の装置を、パスワードオー
ルサーバ（Ｐａｓｓｗｏｒｄ−ＡｌｌＳｅｒｖｅｒ）またはパスワードオール
ポータル（Ｐａｓｓｗｏｒｄ−ＡｌｌＰｏｒｔａｌ）などのパスワードオール
（Ｐａｓｓｗｏｒｄ−Ａｌｌ）用語で呼ぶ。

【００２０】ＩＳＰ１５は、示しているようにインターネット１３に接続している。たとえ
ば、ＩＰデータルータ、データスイッチ、ゲートウェイルータなどの、インター
ネット１３などのネットワークに存在し接続されている当技術分野で知られてい
る他の装備は、ここでは例示していないが、存在していることを前提とすること
ができる。ＩＳＰ１５へのアクセスは、当技術分野で知られているコネクション
型電話システムを通して、またはケーブルモデム、特別なネットワーク接続（た
とえばＴ１）、ＩＳＤＮなどの他のあるゆるインターネット／ＷＥＢアクセス接
続を通して行う。そのような接続は、インターネット機器１７からアクセス回線
１９を介しモデム３３を通るものとして例示している。

【００２１】好ましい実施形態では、ユーザは、当技術分野では良く知られているユーザ名
とパスワードでインターネットパスワードオールポータルサービスにアクセスす
ると、個人専用のＷＥＢページが加入者に提供される。ユーザには自分のインタ
ーネット口座を使用する他の個人がいる場合の他の実施形態では、ポータル３１
へのアクセスが認めれるには、ユーザに一意の付加的なパスワードまたはコード
が必要とされる。そのような個人専用のポータルＷＥＢページは、大容量記憶の
いずれかの便利な形とすることができるレポジトリ２９に格納することができる
。

【００２２】３つのインターネットサーバ２３、２５および２７をインターネット１３に示
しており、これらは、種々の企業によってホストとして機能し、ユーザの動作機
器１７によって加入が行われるインターネットサーバを表す。たとえば、サーバ
２３はバンクサーバとすることができ、対話形のオンラインバンキングおよび口
座管理を行うことができる。サーバ２５は投資用サーバとすることができ、投資
口座を作成し管理することができる。サーバ２７は航空企業または旅行用サーバ
とすることができ、フライトの予約、チケットの購入などを行うことができる。
この例では、３つのサーバすべてはアクセスするためにユーザＩＤとパスワード
が必要な安全なサーバだが、本発明は、単に安全なサービスに必ずしも限定する
ものではない。

【００２３】本発明の好ましい実施形態では、機器１７などのインターネット機能のある機
器を用いる加入ユーザは、ＩＳＰ１５がホストとして機能するパスワードオール
ポータルシステム１１に接続し、それによって、個人専用の対話形ＷＥＢページ
にアクセスすることで、今度は、サーバ２３、２５および２７などのインターネ
ット１３のいくつかのサーバのいずれか１つに、パスワードまたはコードを追加
して入力する必要なくアクセスすることができる。好ましい実施形態では、この
サービスが可能なソフトウェアを発明者はパスワードオールと名付ている。パス
ワードオールは、一意なサーバで、さらにいくつかの例ではユーザ端末（クライ
アント）でも実行されるソフトウェアスーツと見なすことができる。ポータルソ
フトウェア３５によって提供される付加的な対話性は、接続したユーザにキーワ
ード、テキスト列などに関連した情報を求めて自分がリストしたページを検索し
、事前に定義した時間スケジュールに従って、サーバ２３、２５および２７など
の１つまたは複数のインターネットに接続したサーバにアクセスして対話するこ
とを含む、ユーザ定義のタスクをプログラムすることを可能にする。これらの機
能の実行可能な詳細を以下の部分で教示する。

【００２４】図２は、加入者からの安全なアクセスに応答して、サーバ３１で実行されるパ
スワードオールポータルソフトウェア３５によって提供され、本発明の一実施形
態によるディスプレイモニタ画面で見ることができる個人専用のポータルページ
の例示である。ページ３２は、ユーザが加入しているまたはメンバとなっている
ＷＥＢページの対話形のリスト３４を提示しており、この例ではＵＲＬで識別さ
れるが、各ページに対するユーザ名および一般的には暗号化されたパスワード情
報とともにいずれかの便利なペンネーム、好ましく説明的なペンネームで識別す
るようにすることができる。宛先の下の第１の欄にリストされているものは、例
示的な宛先、ＬＢＣ．ｃｏｍ、ＭｙＢａｎｋ．ｃｏｍ、ＭｙＢａｎｋ．ｃｏ
ｍ、ＭｙＳｔｏｃｋｓ．ｃｏｍ、Ｍｙｓｈｏｐｐｉｎｇ．ｃｏｍ、Ｍｏｒｔ
ｇａｇｅ．ｃｏｍおよびＡｉｒｌｉｎｅ．ｃｏｍである。これらは、ページ３３
などに提示およびリストできる多くの例示的な宛先のいくつかに過ぎない。アプ
リケーション３３内にリストされているが直ぐに見ることが出来ない付加的なリ
ストを見えるようにするために、スクロールバー３５を提供しているので、ユー
ザは当技術分野で知られているような閲覧を可能にするためにリストをスクロー
ルアップまたはダウンすることが可能である。

【００２５】この例のリスト３４でリストされた項目は、図１のサーバ２３、２５および２
７などの宛先と見なすことができる。一般的に、このリストの項目に関連したＵ
ＲＬはユーザをサーバ自体に到達させるのではなく、サーバに格納されているペ
ージに到達させる。リスト３４の各項目に関連したユーザ名およびパスワードの
データは、宛先と名付けられた欄の右手のユーザ名およびパスワードと名付けら
れたそれぞれの欄に例示している。各リスト、または少なくとも各リストの一部
は、選択すると、その宛先へのＵＲＬを呼び出すハイパーリンクである。いくつ
かの例では、ある特定なサービスには複数の関連するＵＲＬがある可能性がある
。たとえば、ＭｙＢａｎｋ．ｃｏｍには、単一の加入者でも関連した様々な口
座または取引きなどに関連した複数のＵＲＬがある可能性がある。この場合、単
一の高次レベルのリストに関連して様々な宛先用のサブリストがある可能性があ
る。この便法は示していないが、この教示により、そのメカニズムは当業者には
明らかになろう。

【００２６】いくつかの実施形態では、１つのページ３３を、共通の口座および加入先を共
用する夫と妻などの複数のユーザが共用することができる。この例は、本明細書
ではＭｏｒｔｇａｇｅ．ｃｏｍと名付けられたサーバについて例示されており、
そこではＪｏｈｎおよびＪａｎｅＤｏｅがともにユーザ名と名付けられた欄の
下にともにリストされている。他の実施形態では、個々の人々、おそらくは事業
主、許可された仕事仲間、投資者などの１つのネットワークは１つのアプリケー
ションを共用することができる。このようにして、システム１１は、個人のプラ
イベート用のほか業務用としても構成することができる。

【００２７】図１のインターネットポータルサーバ３１を介して機能するアプリケーション
３３にアクセスした後、ユーザは、さらに対話するためにある特定な宛先へナビ
ゲートする目的で、自分のリスト３４のスクロール、ハイライトいずれかのＵＲ
Ｌの選択を行うことができる。アプリケーション３３は、すでにそれぞれのＵＲ
Ｌに対してそれぞれのパスワードとユーザ名を有する。しかし、ユーザに対して
パスワードとユーザ名を表示することは必ずしも必要ではない。これらはユーザ
プロファイルに、気付かないように格納しユーザの選択の必要に応じて呼び出す
ことができる。したがってユーザは、リスト３４で利用可能なあらゆる宛先に対
してパスワードとユーザ名を入力する必要がないのである。もちろん、各リスト
３４は加入ユーザによって構築、構成および保持され、編集機能も提供され、そ
の結果ユーザは変更するＵＲＬのリストを追加したり、削除したりなどする機能
の変更などを含めて、リストの編集および更新を行うことができる。

【００２８】本発明の他の態様では、銀行のページまたは他の企業ページへの新しいパスス
ルーなどのユーザのプロファイルの新しいリストは、以下のように半自動的に追
加することができる。通常、ユーザがある企業によってホストとして機能するＷ
ＥＢページとの対話によってその企業に新しい口座を開くとき、ユーザは通常ユ
ーザＩＤ、アドレス、ｅメールアカウントなどを含むある特定な情報、ならびに
通常その口座にアクセスするための新しいユーザ名およびパスワードを提供する
ように要求される。このプロセスにおいて、ユーザは自分のブラウザからその企
業のページと対話することになる。パスワードオールプラグインを設けており、
新しい企業に対して必要な情報を入力した後、ユーザは（右クリック、キースト
ロークなどで）所定のシグナルを起動させることができ、次いでパスワードオー
ルスーツはユーザのパスワードに新しいパススルーを入力することになる。パス
ワードオールポータルサーバにおけるすべてのプロファイル。

【００２９】新しい入力に関係した方法では、パスワードオールポータルのホスト機能を果
たす企業は、他の企業との協定によりパスワードオールポータルで、ほとんどの
機能をユーザに気付かれないようにログインおよびサインアップサービスを提供
することができる。たとえば、パスワードオールポータルに、銀行、セキュリテ
ィサービスなどの提携企業の選択可能なリストがある場合があり、パスワードオ
ールポータルに加入し、プロファイルを有するユーザはそのような提携企業の中
から選択し、新しい口座を開くことができ、同時にかつ自動的にこの口座はユー
ザのパスワードオールポータルページと提携企業がホストとして機能するサーバ
に追加されることになる。異なる口座には多少の対話を行うことが必要な場合が
あるが、しかし主に、ユーザのプロファイルからの大部分の情報は再入力するこ
となく直接使用することができる。

【００３０】発明者は、多くのユーザになる見込みのある人が、本発明の実施形態によるパ
スワードオールのようなサービスを実行するパスワードオールポータルサーバの
ホストとして機能する企業にパスワードとユーザ名を提供することを心配する場
合があることを予期している。この問題に対応するために、好ましい実施形態で
は、ユーザは平文のパスワードをパスワードオールに提供することが必ずしも必
要ではない。その代わりに、各パスワードの暗号化バージョンが提供される。ユ
ーザがパスワードオールポータルサーバでパスワードオールの自分のパススルー
のページにリンクし、ユーザがハイパーリンクを呼び出したとき、暗号化された
パスワードがユーザのシステムに返還され、次いで保持された暗号化キーまたは
マスタパスワードによって選択した宛先への接続用の本物で必要なパスワードを
呼び出す。したがって、平文のパスワードを、外部のソースからの攻撃、または
同様に他の仕方での認識されている誤用を受けやすいパスワードオールポータル
サーバに格納することは必ずしも必要とはされない。

【００３１】関係した安全施策の点で、本発明の好ましい一実施形態では、ユーザの完全な
プロファイルは決して単一のサーバに格納されず、２つまたはそれ以上、好まし
くはさらに多くのサーバに分散され、そのようにすることで、いずれか１つのサ
ーバでいずれかの問題が生じても、いずれか特定のユーザに対する影響全体は最
小限になる。

【００３２】上述のように、パスワードオールによって、ユーザは必要なログオンデータを
完備し、暗号化方式で格納されているユーザの通常のサイバースペースの宛先の
完全なリストにアクセスすることが可能になり、それによって、ユーザは単に、
パスワードオールリストで宛先（ハイパーリンク）を選択することができ、その
後、ユーザブラウザは選択された宛先のＵＲＬを呼び出す。追加された機能では
、パスワードオールは、ハイパーリンクが呼び出され、宛先のＷＥＢページが提
示される時の間のナビゲーション時間にバナー広告および他のタイプの広告を表
示することができる。

【００３３】本発明のさらに他の実施形態では、ユーザ／加入者は提供される一意の各機能
を利用するためにパスワードオールページにアクセスする必要はない。この変形
形態では、プラグインが加入者のＷＥＢブラウザに提供される。加入者がローカ
ルブラウザを使用して、自分のオンラインバンキングの宛先などの安全なログイ
ンを必要とするＷＥＢページにナビゲートする場合、加入者にＩＤとパスワード
の入力ウィンドウが提示されるとき、プラグインがホットキーまたはマウスデバ
イスの右クリックなどの所定のユーザ入力によって起動するようにすることがで
きる。次いで、プラグインは、気付かれないように（クライアントにキャッシュ
しておくことができる）パスワードオールページにアクセスして、自動的にログ
オンに必要なデータにアクセスして、必要データを提供する。

【００３４】本発明のさらに他の態様では、検索オプション３７によって、ユーザはキーワ
ードなどのタイプ入力に基づいてある特定なＵＲＬを求めてリスト３４の検索が
可能である。場合によっては、リスト３４に格納されたＵＲＬの数を、機能３７
などの検索機能が有用であるくらいに増大させることもできる。リスト３４の下
の部分に、リスト３４とは論理的には区別されるように例示した条件ダイアログ
ボックス５１を設けており、当技術分野で知られているように検索オプション３
７の入力を受け入れる。一実施形態では、検索オプション３７は第２のウインド
ウを形成することができ、そこにボックス５１などのダイアログボックスを配置
することができる。

【００３５】本発明の他の態様では、検索機能はさらにウインドウ３３から呼び出されるウ
インドウに構成することができ、そうすることで、リストされた宛先の中のすべ
てまたは選択したものの検索および結果の返還を、少なくともある程度はユーザ
が構成する仕方で行うことが可能になる。たとえば、ユーザが検索条件を入力し
、リストされた宛先のすべての中から選択することができるようなダイアログボ
ックスを提示することができる。つぎに、検索によって、選択された宛先の各々
にアクセスが行われ、その結果は条件の各例が見出されるに従ってユーザに提示
すること、または結果は検索の後にアクセスする仕方でリストすることができる
。

【００３６】検索機能はすべてのユーザが利用可能なパスワードオールポータルソフトウェ
アの一部で、ユーザのパーソナルページのハイパーリンクによってアクセスでき
ることが好ましい。いくつかの実施形態では、ユーザはそのような機能を作成し
たユーザのみが利用可能な仕方で格納することができる高度に個人化した検索機
能を作成することができる。

【００３７】本発明の多くの態様では、ある特定なＷＥＢページおよびある特定なタイプの
ＷＥＢページを知っていることは非常に所望される。多くの実施形態では、宛先
のＷＥＢページの特徴は、パスワードオールポータルソフトウェア３５の保持お
よび拡張を行う各個人（維持保持者）によって研究され、多くの特徴はユーザが
ある特定の作業を成し遂げるために構成モジュールで提供できる。多くの場合、
これらの特徴はユーザには気付かれないで呼び出され、組み込まれる。

【００３８】本発明のさらに他の態様では、パスワードオールスーツは、ユーザのプロファ
イルによってユーザが構成し、タイミングを決める仕方で定期的にレポートをユ
ーザに提供するように構成される。たとえば、銀行口座の残高、株式の購入、株
価、航空運賃の購入合計、フリークエントフライヤーマイルなどの変動のレポー
トがサマリ化され、ユーザに様々な多くの方法で提供することができる。パスワ
ードオールソフトウェアを持つパスワードオールポータルサーバは、ユーザに対
する広く多様なトランザクショントラフィックを処理するので、サマリ化および
収集を行い、ならびに多くの有用な仕方で統計を処理する機会がある。本発明の
好ましい実施形態では、そのようなレポートは、パスワードオールポータルのユ
ーザの安全なパーソナルなＷＥＢページに表示することも含めて、いくつかの異
なる仕方で提供し、導入することができる。

【００３９】上述のタスクを行う機能に加えて、レポートを含むタスクの結果、飛行機のチ
ケットなどのハードドキュメントは、インターネットまたは他のデータパケット
ネットワークを通して、ファックスマシン、接続されたコンピュータノード、ｅ
メールサーバおよび他のインターネットに接続されたなどのユーザが指定する宛
先に送ることができる。すべてのタスクはユーザの定義したスケジュールに従っ
てセットアップを行い、実行させることができ、一方ユーザは何か他のことを行
うか、あるいはスケジュールされたタスクには関与しない。

【００４０】本発明の他の実施形態では、物品およびサービスの購入などの金銭のトランザ
クションのためのインターネットの利用が増大していることを認識して、ユーザ
のプロファイルの中に、種々の宛先で行われたトランザクションを自動的に突き
止め、トランザクションごとをベースとして、または期間の後のいずれかで、ユ
ーザの銀行口座へのアクセスを使用することによって支払いの許可を行う機能を
提供しており、このすべては、ユーザが事前にプログラムし、許可することがで
きる。

【００４１】アプリケーション３５の一部として例示している他の機能またはオプションは
、最新のＵＲＬオプション４１、更新機能４３、追加機能４５を含む。機能４１
によって、ユーザは最も最近にアクセスしたＵＲＬを直ちにナビゲートすること
が可能である。更新機能４３は、コンテンツと新しいアドレスについてＵＲＬを
更新する手段を提供する。追加機能は、ユーザに追加のＵＲＬをリスト３４に追
加することを可能する。同様に、機能４５はさらに入力項目を削除する手段も提
供することができる。アカウントを追加するための他の方法は上述している。本
発明の実施形態で一意のパスワードオールポータルによって、およびパスワード
オールソフトウェアスーツによって提供されるサービスが、パスワードとユーザ
名を必要とする宛先に限定されるものではないことに留意されたい。多くの実施
形態でパスワードオールポータルおよびソフトウェアは、さらにブックマークな
どの編集を含めて、ユーザのブックマークのすべてを管理するためにも使用する
ことができる。この態様では、ブックマークは一般的にインデックス化、グルー
プ化階層化の仕方で提示されることになる。

【００４２】パスワードオールには、ブックマークの追加、取得、削除あるいは管理を行う
ための編集機能を提供している。本発明の多くの実施形態では、便利なように、
ブックマークをユーザのパスワードオールサイトからダウンロードし、同じユー
ザのローカルブラウザ上にロードすることができる。このやり方で、ユーザ用に
セットされるブックマークの追加および改善を、パスワードオールにアクセスす
ることなく処理することができる。さらに、ブックマークは１つまたは複数のパ
スワードオールプラグインを使用することによって、ユーザローカルＰＣからパ
スワードオールサイト上のユーザのホームページにアップロードすることができ
る。

【００４３】当業者にとって本明細書の教示により、本明細書の種々の実施形態で提供して
いる機能性は、特に入力機能が制限される可能性のあるインターネット機能のあ
る機器に提供可能であることが明らかになろう。たとえば、ＷＥＢＴＶアプリ
ケーションのセットトップボックスには、ＩＤとパスワードなど入力するための
キーボードがない場合がある。本発明を実施する際、キーボード入力は最小限に
または除去される。同じ補足説明は多くの他の種類のインターネット機器にも適
用される。

【００４４】本発明の好ましい実施形態では、いったん加入ユーザがパスワードオールにア
クセスすると、あらゆるナビゲーションに必要なのは、ポイントアンドクリック
機能のみである。キーボードまたはキーパッドのない機器などの制限のある装置
を使用しパスワードオールスーツにアクセスするためには、スマートカードすな
わちパスワードが埋め込まれたもの、あるいは何らかの他のタイプの認証を使用
することができる。

【００４５】当業者にとって、アプリケーション３３などの対話形アプリケーションが、本
発明の趣旨および範囲を逸脱することなくＷＥＢページ以外の形で提供すること
ができることは明らかになろう。たとえば、アプリケーション３３などのアプリ
ケーションは、オフラインでセットアップおよび構成を行い、オンライン時に動
作させることができるダウンロード可能なモジュールまたはプログラムとして提
供することができる。

【００４６】図３は、図１のインターネットパスワードオールポータルと対話するユーザを
例示する流れ図である。本発明の一実施形態に従って例示した以下のプロセスス
テップは、図１のポータル３１などの本発明のインターネットポータルとの対話
中に開始および呼び出しを行うことができる例示的なユーザステップおよび自動
化したソフトウェアプロセスを例示することを意図している。ステップ５３では
、ユーザは図１のインターネット機器１７などの互換性のある機器を介してイン
ターネットまたは他の先に記述した交換パケットネットワークに接続する。

【００４７】ステップ５５で、ユーザはユーザ名とパスワードを入力し、これは一実施形態
では、単に自分のＩＳＰのユーザ名とパスワードとすることができる。他の実施
形態では、ＩＳＰによってインターネットにログオンした後に、図１のポータル
サーバ３１などのインターネットポータルにアクセスするために、第２のパスワ
ードまたはコードが必要とされることもある。場合によっては、ＩＳＰとの特別
な取り決めがあり、ＩＳＰによるインターネットアクセス用とパスワードオール
用の両方に対して１つのパスワードで済む場合もある。ステップ５７では、図２
のページ３２などのパーソナルＷＥＢページがインターネットポータルサーバ３
１を介して表示される。少なくとも、パーソナル化したＷＥＢページは、ユーザ
が構成したすべてのＵＲＬを含むことになり、中でも検索機能によって機能を拡
張することができる。

【００４８】ステップ５８では、ユーザは、少なくとも自分がブックマークした宛先からＵ
ＲＬを選択し、ハイパーリンク技術によって知られているように、気付かれない
ＵＲＬが呼び出されることになり、ユーザは普通のユーザ対話の目的でその宛先
にナビゲートすることになる。この動作の際に、必要な場合には、パスワードオ
ールポータルソフトウェアは、気付かれないようにユーザを宛先ページにログオ
ンする。

【００４９】ステップ６０では、ユーザは図２に記述されたオプション３７などのオプショ
ンをクリックすることによって検索エンジンを呼び出す。ステップ６２では、ユ
ーザは検索パラメータを図２のテキストフィールド５１などの提供されたテキス
トフィールドに入力する。そのようなパラメータを入力した後、ユーザはボタン
５２などのボタンによって検索を開始させる。ステップ６４で、検索エンジンは
情報を抽出する。１つオプションでは、そのような情報は、検索パラメータによ
って提供される記述に合ったＵＲＬの形とすることができる。ステップ６６で、
ＵＲＬの検索されたリストは、他の生成されたページで提示することができ、そ
れに従いユーザはどのＵＲＬにナビゲートするかを選択することができる。任意
選択の検索機能では、ユーザは検索条件を提供し、その条件に見合う可能性のあ
る宛先の任意のものまたはすべてを検索することができる。

【００５０】他の実施形態では、ＷＥＢページは提示可能な形でキャッシュされ、ステップ
６４で抽出された情報は、テキスト、画像、対話形のコンテンツなどの、格納さ
れたページのいずれかに含まれるあらゆる情報を含むことができる。この場合、
１つの表示される結果のページは、結果を検索するために結果と関連したＵＲＬ
を含む生成されたリンクを提供することができる。場合によってはテキストまた
はグラフィック結果をクリックすることによって、関連したＷＥＢページがユー
ザに対して結果がハイライトされて表示され、ディスプレイウインドウで見るこ
とができる。

【００５１】ＷＥＢサマリのための機能を拡張したエージェント本発明の他の態様では、発明者がギャザラ（ｇａｔｈｅｒｅｒ）と名付けたソ
フトウェアエージェントが、ユーザの要求または企業の判断に従ってＵＲＬにつ
いてのサマリ情報の収集および返還を行うように構成されている。このことは、
本発明の実施形態において発明者が提供する一意のスクリプト記述および言語構
文解析によって達成され、これでは、サービスに関連した知識作業要員が加入者
または企業の指示に従って記述されたスクリプトをギャザラに提供する。そのよ
うなソフトウェアギャザラとその機能は、使用可能な詳細を以下の部分で記述す
る。

【００５２】次に図１を参照すると、この場合はＩＳＰ１５がホストとして機能するポータ
ルサービスネットワークを表す例示的なアーキテクチャを例示している。この実
施形態のポータルソフトウェア３５はＩＳＰの位置でセットアップされるポータ
ルサーバ３１上で実行される。大容量レポジトリ２９は、パスワード、ログイン
名などの加入者情報を格納するために使用される。インターネットサーバ２３、
２５および２７は、たとえばインターネット機器１７を動作させるポータルサー
ビスに加入者がよく利用する企業のＷＥＢページを機能させるように構成されて
いる。

【００５３】図２にともに上述したポータルソフトウェア３５の主な目的は、ハイパーリン
クの形で加入者のＷＥＢサイトのすべてをリストする対話形アプリケーションを
提供することである。ユーザが自分のパーソナルリストからハイパーリンクを呼
び出すとき、ソフトウェア３５は加入者のパーソナル情報を使用して、加入者に
自動的にかつ気付かれないようにログイン機能を提供し、同時に加入者を該当す
る宛先にジャンプさせる。

【００５４】再び図２を参照すると、ユーザが入力したハイパーリンクを含む対話形リスト
３４と一組の対話形ツールが図１のポータルソフトウェア３５によって加入者に
表示される。リスト３４と対話する加入者が使用可能なツールの１つがエージェ
ント（ソフトウェア）３９である。エージェント３９は、口座情報の取得、簡単
なトランザクションの実行、今度のイベントについてユーザが要求した通知情報
の返還などのある特定のタスクを行うようにプログラムすることができる。検索
機能３７および更新機能４３は、機能性を支援する点で必要な場合にエージェン
ト３９に組み込むことがことができる。

【００５５】いくつかの実施形態では、このエージェント３９はユーザが加入者しているＷ
ＥＢページに含まれる、口座サマリ、注文追跡情報およびユーザが定義したパラ
メータによる他のある特定な情報などのある特定なサマリ情報の検索および返還
を行えることを上部の開示で記述している。この機能は、定期的な時間スケジュ
ールまたはオンデマンドで動作するようユーザがプログラムすることができる。

【００５６】以下の開示では、エージェント３９に対して機能拡張を行う。以下で詳細を記
述するそのような機能の拡張は、ポータルソフトウェア３５（図１および２）の
エージェント３９に組み込むことができ、ポータルソフトウェア３５とともに実
行する別個のエージェントまたはギャザラとして提供すること、またはいくつか
の実施形態では、ポータルソフトウェア３５とは別個のスタンドアロンソフトウ
ェアとして提供することもできる。

【００５７】図４は、本発明の一実施形態によるサマリ化ソフトウェアエージェント６７な
らびにその種々の機能およびレイヤを例示するブロック図である。これ以降ギャ
ザラ６７と呼ぶサマリ化エージェント６７は、ネットワークサーバで実行するよ
うに構成されたプログラム可能かつ対話形のソフトウェアアプリケーションであ
る。一実施形態では、ギャザラ６７は図１のポータルソフトウェア３５に組み込
み、エージェント３９（図２）の別個のソフトウェアモジュールの形で提供する
ことができる。他の実施形態では、ギャザラ６７は上述のようにエージェントの
機能を拡張するものとしてエージェント３９の一部とすることができる。さらに
他の実施形態では、ギャザラ６７は、上述のポータルサービスとは別個のサービ
スにより制御されるペアレント側またはクライアント側アプリケ―ションとして
提供することもできる。

【００５８】この例示的な実施形態では、ギャザラ６７は、拡張された機能を提供するため
その中に組み込まれた様々なサブモジュールおよびインタフェースモジュールを
有するマルチ機能のソフトウェアアプリケーションである。ギャザラ６７は、ク
ライアント（ユーザ）とサービスに関連した知識作業要員の両方からの指示入力
が可能なように構成されたクライアント／サービスインタフェースレイヤ６９を
有する。ブラウザインタフェース７７がレイヤ６９に提供され、クライアントの
ＰＣあるいは他のインターネット機器または他のネットワーク機器で実行される
ブラウザから、アプリケーション６７にアクセスを行うように構成されている。
インタフェース７７は、ユーザにサマリ要求をギャザラ６７に入力すること、サ
マリ結果を受け取ることを可能にする目的で、ユーザのブラウザアプリケーショ
ン（図示せず）と双方向通信を容易にする。インタフェース７７は、当技術分野
で知られている可能性あるすべての既存のネットワーク通信プロトコルをサポー
トすることができ、将来のプロトコルもサポートするように構成することができ
る。

【００５９】レイヤ６９も、人間の知識作業要員が、ＷＥＢサイトからデータを見つけたり
、検索したりするためにギャザラ６７によって必要とされるサイトロジックを含
む指示スクリプトの作成および提供することを可能にするよう構成された一意の
入力スクリプト記述モジュール７９を備える。この場合、ギャザラ６７は図１の
サーバ３１などのネットワークサーバ上で実行し動作する。しかし、このことは
本発明を実施するために必要とはされない。

【００６０】この例では、ギャザラ６７は図１のサーバ３１上で実行するポータルソフトウ
ェアスーツ３５の一部とする。ギャザラ６７は、本発明の趣旨および範囲を逸脱
することなくいくつかの専用エージェントまたは１つのマルチ機能エージェント
として提供することができる。たとえば、１つのギャザラ６７は、追加のユーザ
要求を行うように要求された追加のギャザラ６７とともに、単一のユーザ要求を
実行するようにスクリプト記述およびプログラムを行うことができる。あるいは
、１つのギャザラ６７は、各個別のユーザ専用に割り当て、そのユーザからのす
べての要求を処理するように構成することができる。

【００６１】インタフェースレイヤ６９は、クライアントと知識作業要員の両方からの情報
の交換を容易にする。適切なプラグインを使用してＷＥＢブラウザを動作させる
クライアントは、ギャザラ６７と通信および対話を行うことが可能である。たと
えば、ユーザはａｐａｒｔｍｅｎｔｓ．ｃｏｍ（ユーザが登録したＷＥＢサイト
の１つ）から所与の地域（ユーザが定義）に位置する１月あたり１０００ドル未
満の賃貸アパートすべてについての価格のサマリを返還するように要求を入力す
る。ここで言及した要求は、定期的な要求または一時的な（オンデマンド）要求
のいずれか一方として分類される。通信された要求よってサービス動作が開始し
、サービスに関連付けられた知識作業要員はモジュール７９を使用しギャザラ６
７をセットアップしてその機能を実行する。モジュール７９は一般的に知識作業
要員が動作させるネットワーク接続のＰＣから実行される。

【００６２】本発明の一実施形態によれば、モジュール７９によって容易になる一意なスク
リプト記述方法が提供され、ギャザラ６７はユーザによって要求された目標の情
報を取得することが可能である。たとえば、ＷＥＢサイトａｐａｒｔｍｅｎｔｓ
．ｃｏｍの上述の例は、サイトを生成し、情報を掲示するために使用される特定
のＨＴＭＬ（ｈｙｐｅｒ−ｔｅｘｔ−ｍａｒｋｕｐ−ｌａｎｇｕａｇｅ：ハイパ
ーテキストマークアップ言語）ロジックを有する。そのようなサイトロジックは
、様々な事業体がホストとして機能する様々な大部分のサイトにとって比較的標
準的なメニューである。この知識を使用することで、知識作業要員は、ギャザラ
６７が従うサイト特定のスクリプトまたはテンプレートを作成する。そのような
テンプレートには、たとえばａｐａｒｔｍｅｎｔｓ．ｃｏｍで、使用される適切
なフィールドの記述および位置が含まれる。アパートの説明、場所、保証金情報
、賃貸料情報、仲介業者連絡情報および他に関係のあるフィールドは、モジュー
ル７９を用いて生成されるテンプレート上の位置と表示の記述について照合され
る。完成したテンプレートは、場合によっては図１のレポジトリ２９などの記憶
機能に含まれるデータベースに格納される。そのようなテンプレートは再使用す
ることができ、新しいデータを用いて更新（編集）することができる。

【００６３】一実施形態では、１つのスクリプトは、複数のＷＥＢページのためのサイトロ
ジックを含み、特定のナビゲーション用命令のための命令、パスワードとログイ
ン情報もその中に含み、１度に１つのサイトというふうに逐次的に実行すること
ができる。知識作業要員はＯＬＥ（ｏｂｊｅｃｔｌｉｎｋｉｎｇａｎｄｅ
ｍｂｅｄｄｉｎｇ）などの自動制御によってスクリプト記述の大半を行うことが
でき、スクリプト記述の微小な部分は、大半が当技術分野で知られている適切な
コンピュータの言語を用いて手作業によって行うことができる。

【００６４】ギャザラ６７は、内部情報の収集およびパラメータの構成のために構成された
プロセスレイヤ７１を有する。任意選択のポータルサーバインタフェース８１を
設けており、ギャザラ６７は更新された情報をハイパーリンクのユーザリストに
提供し、さらに必要な場合にはポータルサーバ３１からデータを取得することが
可能である。たとえば、必要とされるハイパーリンクをユーザのホームページか
らナビゲーション目的でスクリプト記述テンプレートに反映させることもできる
。ギャザラ６７がスタンドアロンサービスの一部である一実施形態では、ユーザ
ログイン情報を提供するための規則は、要求されたとき、クライアント側で提供
することができる。たとえば、暗号化されたパスワードはクライアントのプラグ
インによって提供することができ、ギャザラ６７は、自動ログインが行われると
き、一時的にユーザの暗号化キーを借用することができる。

【００６５】機器構成モジュール８３を設けており、ユーザはサービスと通信し、サマリ情
報を受け取るためにインターネット機器の定義および構成を行うことが可能であ
る。そのような機器には、パームトップＰＣ、ラップトップＰＣ、セルラ方式電
話、ＷＥＢＴＶなどを含むことができるが、それらのみに限られるわけではな
い。一般的にユーザは、ネットワークサーバから自分のデスクトップＰＣ上の自
分のブラウザウインドウに表示する構成ＷＥＢページを提示されることになる。
このページはモジュール８３に対する通信デバイスパラメータと通信プロトコル
タイプのためのインタフェースを含む。このようにして、ユーザはサマリ情報を
受け取るための好ましいデバイスを構成することができる。そのようなデバイス
固有のデバイスパラメータと通信プロトコルは、サイトのテンプレートのスクリ
プト記述に組み込まれ、ＷＥＢサマリの配信のための命令として使用される。

【００６６】ナビゲーションレイヤ７３を設けており、ギャザラ６７用に外部のサイトのナ
ビゲーションとデータの収集の機能を行うよう構成している。このため、通信イ
ンタフェース／ブラウザ制御モジュール８５を設けており、ＷＥＢデータを含む
ＷＥＢサイトにアクセスするためのＷＥＢブラウザとして機能するように構成し
ている。制御８５は、知識作業要員によって作成されたスクリプト記述のテンプ
レートから命令を受け取る。

【００６７】構文解析エンジン８７を設けており、スクリプト記述モジュール７９によって
生成されたテンプレートに従って個々のＷＥＢサイトの構文解析を行うように構
成している。構文解析エンジン８７は、Ｐｅａｒｌエンジン、ＩＥＨＴＭＬエ
ンジンまたは他のいずれかのエンジンあるいは知られている構文解析エンジンの
組合せとすることができる。このテンプレート（図示せず）は制御８５と構文解
析エンジン８７に、所望のデータにアクセスするためにどこへ行き、宛先サイト
のどのフィールドを探すべきかを通知する。いったんデータフィールドが定まる
と、構文解析エンジン８７は、適切なフィールドの現在のデータを収集し、デー
タの変換、圧縮および記憶などの処理をさらに行うために、そのデータをサービ
スに返還する。

【００６８】ＷＥＢサイトはサイトをセットアップする際に一貫したロジックを使用するツ
ールを使用するので、このロジックは制御８３と構文解析エンジン８７に命令す
るためにサマリ化サービスが使用することができる。発明者は、本明細書でａｍ
ａｚｏｎ（商標）．ｃｏｍにナビゲートして、そこから情報を収集するための例
示的なスクリプトロジックを提供する。ナビゲーションに必要なハイパーリンク
および／または実際のＵＲＬは示していないが、テンプレートスクリプトに含む
ことができるものとする。この例では、（発明者が知っている）企業名Ｙｏｄｌ
ｅｅをスクリプトの中で使用して、オブジェクトホルダとオブジェクトコンテナ
を命名し、この場合ではＡｃｔｉｖｅＸ（商標）の規則を使用している。他の実
施形態では、Ｊａｖａ（商標）スクリプトまたは他のオブジェクトリンキング制
御を使用することができる。スクリプト記述のテンプレートロジックの例は以下
の通りである。 # Site amazon.order.x - shows status of orders from Amazon login(7); get("/exec/obidos/order-list/")； my@tables=get_tables_containing_text("Orders:"); my$order_list=new Yodlee::ObjectHolder('orders'); $order_list->source('amazon'); $order_list->link_info(get_link_info()); my @href_list; my @container_list; foreach my $table(@tables){ my @rows=get_table_row(); foreach my $i(0..$#rows){ select_row($i); my $text=get_text($rows[$i]); next if $text=~/Orders:|Status/; my @items=get_row_items(); next unless @items>=4; my($order_num, $date, $status); select_cell(1); $order_num=get_cell_text(); my $href=get_url_of_first_href(get_cell()); select_cell(2); $date=get_cell_text(); select_cell(3); $status=get_cell_text(); next unless defined $order_num and defined $date and defined $st
atus; my $order=new Yodlee::Container('order'); $order->order_number($order_num); $order->date($date); $order->status( $status); $order_list->push_object($order); if(defined $href){ push(@href_list, $href); push(@container_list, $order); foreach my $i (0..$#href_list){ get($href_list[$i]); @tables=get_tables_containing_text("Items Ordered:"); foreach my $table(@table){ my @rows=get_table_rows(); foreach my $j(0..$#rows){ select_row($j); my $href=get_url_of_href(get_row()); next unless defined $href; my@child_list=get_children(get_row(),'a'); next unless defined $child_list[0]; my $text=get_text($child_list[0]); $container_list[$i]->description($text); } } } result($order_list);

【００６９】上記の例は、制御８５と構文解析８７にＡｍａｚｏｎ（商標）．ｃｏｍにナビ
ゲートし、そこからデータを取得するように命令するスクリプトであって、具体
的には、ユーザの現在の注文状況を反映するデータである。スクリプトは、事実
上あらゆるサイトからあらゆるタイプのテキスト情報でも取得するように記述す
ることができる。たとえば、ユーザはニューヨークタイムズのヘッドライン、株
価を形成する上位１０銘柄、サンフランシスコからニューヨークまでのフライト
の比較リストなどを取得したいと思う場合がある。一実施形態では、メタデータ
を１つのテンプレート上に多くのスクリプトがある場合に煩雑化を少なくする目
的で、実際のスクリプト記述言語に関連付け、その代わりに使用することができ
る。

【００７０】データ処理レイヤ７５を設けており、企業のルールおよびクライアントの指針
に従ってユーザに返還されたデータの格納、処理および提示を行うよう構成して
いる。データベースインタフェースモジュール８９を設けており、ギャザラ６７
が図１のレポジトリ２９などの大容量レポジトリにアクセスできるように構成し
、これは、サマリデータ、テンプレート、提示の指示などの格納および検索を行
うことを目的としている。ギャザラエージェント６７は、さらにインタフェース
８９によって、プロファイル情報、ユーザの口座およびＵＲＬ情報、格納された
サイトロジックなどのデータにアクセスすることもできる。ＷＥＢからスキャン
されたデータは、標準的なフォーマットで、レポジトリ２９などのデータベース
または接続された他の記憶機能に格納される。もちろん、格納されたすべてのデ
ータは、要求した個人に関連付けられるか、または企業の判断に従って利用可能
な人のためのものである。

【００７１】サマリ化ページモジュール９１を設けており、ＷＥＢサマリページを編成して
ユーザに提供するよう構成している。いくつかの実施形態では、モジュール９１
は直ちにＷＥＢサマリをユーザにプッシュすることができ、またはモジュール９
１はユーザがプルメソッドによってアクセスするためにそのようなサマリページ
を格納することができ、この場合、通知をユーザに送り、サマリページが使用可
能であることを知らせることができる。サマリ化モジュール９１は、ＷＥＢペー
ジの表示のためにデータをＨＴＭＬフォーマットにフォーマットすることが可能
なＨＴＭＬレンダラを含む。このようにして、ｅメールメッセージなどをユーザ
のサマリページにＨＴＭＬテキストとして表示することができる。さらに、あら
ゆるサイトからのいずれのサマリデータでも、そのサイトへの埋め込まれたハイ
パーリンクを含むことができる。このようにして、ＨＴＭＬでｅメールテキスト
閲覧するユーザは、それをクリックして、適切なｅメールプログラムを起動させ
ることができる。他のサイトはデフォルトで、サマリページを通してリンクされ
ることになる。

【００７２】ほとんどのユーザは、上述のようにＷＥＢページによってサマリデータにアク
セスすることになるが、このことは本発明を実施するために必須なものではない
。いくつかの実施形態では、ユーザはパームトップ、または場合によってはセル
ラ方式電話などのインターネット機能のある様々な機器の１つ向けにフォーマッ
トされ、配信されるサマリ情報を必要とすることになる。このため、レンダラは
サマリデータを代替デバイス固有のいくつかのフォーマットにフォーマットして
提示することが可能である。知られている様々なフォーマットの例には、ＸＭＬ
、普通のテキスト、ＶｏｘＭＬ、ＨＤＭＬ、音声、ビデオなどが含まれるが、こ
れらにのみ限定するものではない。

【００７３】本発明の好ましい一実施形態では、ギャザラ６７には、企業のルール、クライ
アントの指針またはこの２つの組合せに従って動作できるような柔軟性がある。
たとえば、ユーザがユーザ／加入済みＷＥＢページについてサマリデータを、Ｈ
ＴＭＬドキュメントの形で定期的に実行し、提示するようにとの要求を行う場合
、そのときギャザラ６７は自動的に必要な内部情報とユーザが提供する情報に対
してアクセスおよび解析を行い、指示を公式化することになる。スクリプト記述
モジュール７９を使用して、知識作業要員は、サイトロジック、ユーザ入力およ
び知られている情報に従って「どこに行くべきか」の情報と「何を取得すべきか
」の情報を含むテンプレート（そのサイト用にまだ作成されていない場合）を提
供する。

【００７４】あるいは、ユーザが場合によっては自分の抵当貸付サイトで現在の利息のレー
ト、再度融資のコストなどの、自分のサイトの１つのデータについてのサマリを
要求する場合、サービスは独自の判断で、比較のために代替の抵当貸付サイトか
ら求められてはいないが付加的なサマリを提供する。このタイプのサマリ化はユ
ーザのプロファイル情報に基づくユーザの立場を強化することを意図して設計さ
れているはずである。この場合、最新の金利レート、株式市況、車の価格、飛行
機のチケットのディスカウントなどについての更新データは、比較の目的でサー
ビスによって格納されるはずである。サマリを求めるユーザの要求に、ユーザに
対する何らかの利益の点で、匹敵するものとなるまたはより優れているものとな
る可能性がある場合、そのようなサマリデータを含めることができる。

【００７５】多くの場合、作成されたテンプレートは、ＷＥＢサイトがそのサイトロジック
パラメータを変更しないかぎり再使用することができ、変更の場合には、その新
しいロジックにアクセスして、すべての既存のテンプレートを更新しなければな
らないか、または新しいテンプレートをサイト用に作成することができる。テン
プレートはサイトから取得し、知識作業要員によって格納されるサイト特定スク
リプトを含む。一実施形態では、ＷＥＢページのホストとして機能する企業が、
サービスとＷＥＢホスト間の協定によって、サービスにサイトロジックとあらゆ
るロジックの更新情報を自動的に提供する。

【００７６】一代替形態では、ギャザラ６７はユーザのＰＣにインストールされたクライア
ントアプリケーションとして実装することができる。この実施形態では、ユーザ
はログインまたはパスワードコードを提供するようには要求されないはずである
。サマリ化スクリプトはクライアントソフトウェアに送ることができ、テンプレ
ートは、ユーザマシン上にローカルに暗号化および格納が行われているログイン
およびパスワード情報を使用して適切なスクリプトで自動的に作成することがで
きる。

【００７７】ＷＥＢサマリ情報を提供することに加えて、ギャザラ６７はさらに、新しいサ
イトへの自動登録などを提供し、既存のサイトへの古い登録情報を更新するため
に使用することもできる。たとえば、ユーザが新しいサイトに加入または登録を
行いたい場合、ユーザの関連情報に変更がない限り、サイトの識別情報のみがユ
ーザから必要とされる。新しいパスワードなどが必要な場合、ギャザラ６７は制
御モジュール７３によって、ユーザによって提供される代替コードのリストから
ログインまたはパスワードコードを提示することができる。他の実施形態では、
豊富なパスワードオプションを含むデータベース（図示せず）に、様々なパスワ
ードを試みる目的でサイトに受け入れられるまで、ギャザラ６７がアクセスする
ことができる。いったんパスワードまたはログインコードが受け入れられると、
それはユーザに送られ、自分のパスワードリストとネットワークレベルに格納す
ることができる。

【００７８】当業者にとっては、ギャザラ６７などのソフトウェアアプリケーションはデー
タネットワークで接続された多くの別個の場所で実行することができることが明
らかになろう。たとえば、複数のギャザラアプリケーションは、１つまたは複数
の大容量レポジトリにリンクした別個の多くのサーバに分散することができる。
クライアントアプリケーションには、サービスと通信するためのＷＥＢブラウザ
プラグインが含まれるが、これにのみ限定するものではない。拡張プラグインは
、プロシキサーバに提供することもでき、その結果自動ログインとデータアクセ
スは、なおユーザが気付かないようにして行うことができる。

【００７９】他の実施形態では、ギャザラ６７と通信可能なプラグインを設け、他のネット
ワークデバイスがデスクトップコンピュータを必要とすることなく要求を開始し
、応答を受けることを可能にする目的でそのようなデバイス上で実行するように
構成することができる。

【００８０】多くの実施形態では、デスクトップＰＣを動作させるユーザは、自分の加入し
たＷＥＢサイトのいくつかまたはすべてに関係したサマリを一時的にまたは定期
的に注文する。例示的な要求／応答対話の論理的流れは以下で提供している。

【００８１】図５は、ユーザ定義モードで動作する図４のソフトウェアエージェントによっ
て行われる例示的なサマリ化プロセスを例示する論理流れ図である。ステップ９
３では、ユーザはサマリに対する新しい要求（サマリの注文）を開始する。解説
目的のため、ステップ９３の要求は１つのサイトに関わり、テンプレートは生成
されていないものとする。ステップ９５では、その要求の受け取りおよび解析が
行われる。知識作業要員がこのステップを行うことはありうる。新しい要求は、
ユーザのポータルホームページに掲示する、直接ギャザラ６７に送ること、ある
いはｅメールまたは他のメディアを介してサービスに通信することさえできる。

【００８２】ステップ９７では、知識作業要員は要求されたＵＲＬに関連付けられた特定の
サイトロジックにアクセスする。たとえば、要求が複数のＵＲＬに関わる場合、
そのときそれらのＵＲＬ用のすべてのサイトロジックにアクセスする。ロジック
は、特定のＵＲＬにユーザが登録した時点で取得される場合、または登録の少し
後にＷＥＢサイトのホストから送付される場合に、図１のレポジトリ２９などの
レポジトリで入手することができる。全く新しいＵＲＬの場合、そのときロジッ
クはサイトから取得しなければならない。しかし、多くの場合、ロジックは共通
のＵＲＬにアクセスする複数のユーザによって知られることになる。したがって
、ロジック／ユーザ関連のデータベースのクロスリンキングは、特定のユーザに
とって新しく、しかし他のユーザにとっては新しくないサイトのロジックにアク
セスするために行うことができる。

【００８３】ステップ９９では、知識作業要員はすべてのサイトロジック、ＵＲＬ、ログイ
ンおよびパスワード情報ならびにユーザ要求情報を含むスクリプト記述モジュー
ル７９（図４）によってテンプレートを作成する。前述したように、テンプレー
トは同じ要求に対して再使用することができる。多くの場合、スクリプト記述は
ほとんど自動的に行うことができるので、知識作業要員による手作業の入力は最
小限度である。多くの場合、既存のテンプレートは新しい要求に完全に一致する
ので、再使用することができる。その場合、ステップ９７、９９および１０１は
不必要なはずである。

【００８４】ステップ１０１では、テンプレートが格納され、要求したユーザに関連付けら
れる。格納されたテンプレートは、つぎにサマリの収集を行うためにスケジュー
ルされた時間に検索することができる。ステップ１０３では、図４のモジュール
８５などのブラウザ制御が起動し、サマリデータを収集する目的で格納されたテ
ンプレートにアクセスして特定のＵＲＬにナビゲートする。タイミング機能がス
テップ１０１で格納されたテンプレートに付属している場合、そのときテンプレ
ート自体での実行およびブラウザ機能の呼び出しを行うことができる。他の実施
形態では、知識作業要員は、ブラウザ制御に通知してつぎのタスク用のテンプレ
ートを取得することができる。いくつかの実施形態では前述のように、複数の制
御を１つのテンプレートを用いて使用することができる。

【００８５】ステップ１０５では、必要な場合には、自動ログインが行われ、それぞれの指
定されたＵＲＬにアクセスする。ステップ１０７では、指定されたＷＥＢページ
にナビゲートが行われ、テンプレートのロジックに従って要求されたデータのた
めにＷＥＢページの構文解析が行われる。複数のＷＥＢページを構文解析する必
要がある場合、そのときこのステップがページの数だけ繰り返される。様々な構
文解析エンジンをこのプロセスで使用することができ、たとえばＩＥ（商標）パ
ーサまたはＰｅａｒｌ（商標）パーサなどがある。要求されたデータのみがステ
ップ１０７で保持される。

【００８６】要求は直ちに返還する必要があるオンデマンド要求またはデータを掲示してお
くことができるスケジュールされた要求とすることができる。ステップ１０９で
は、そのようなロジックが確定される。データが定期的なスケジュールに従って
提示されるものの場合、ステップ１０７で構文解析されたサマリデータは、ステ
ップ１１１で後で使用するために格納される。ステップ１１３では、サマリデー
タは、まだフォーマットされていない場合、ＨＴＭＬとして翻訳され、ステップ
１１５でサマリＷＥＢページの形で提示される。サマリページは、ユーザにとっ
て都合の良いときユーザがアクセスする（プル）ために掲示することができる、
またはユーザにＷＥＢページとしてプッシュし、自動的にユーザのＰＣに表示す
るようにすることができる。サマリページが利用可能であることの通知をユーザ
に送り、注文が完了したことを知らせることもできる。

【００８７】サマリデータが一時的オンデマンドの要求であり、ユーザによって直ちに要求
されている場合、そのとき、ステップ１１７で（ユーザが構成する）ネットワー
ク機器とデータ配信方法が確定され、データが配信および表示用に適切なフォー
マットに翻訳される。ステップ１１９では、サマリデータはプロトコルに従って
ユーザ指定の機器に配信される。ステップ１２１では、ユーザは要求した情報を
適切なフォーマットで受け取る。

【００８８】当業者にとっては、この例で例示しているものよりも多くの論理ステップがあ
る場合またはより少ない論理ステップでいい場合のほか、サブステップを追加す
る場合もあることは明らかになろう。たとえば、ステップ１０５は、他の実施形
態では、ユーザからの暗号化キーを取得するなどのサブステップを含む。さらに
他の実施形態では、要求の一部は、ステップ１１３と同様のＨＴＭＬに翻訳する
ことにすることができるが、同時に同じ要求データの他のある特定の部分は、代
替方法によって他のフォーマットに翻訳し、配信するものとすることができるは
ずである。多くの可能性がある。

【００８９】本発明の方法および装置は、ユーザ入力なしで現在のサマリをユーザに提示す
るために使用することができる。このようなプロセスロジックを以下で詳細に説
明する。

【００９０】図６は、ユーザ入力が最小限の、または全くないユーザ独立スマートモードで
図４のソフトウェアエージェントによって行われる例示的なサマリ化プロセスを
例示する論理流れ図である。ステップ１１７では、企業によって開始されるサマ
リプロセスが始まる。この場合、企業はユーザにより良い取引を見つけるように
手助けしたり、または、ユーザ個人にユーザがまだ加入していない代替ページか
らのサマリとそのページへのリンクを提示したりすることができる。

【００９１】ステップ１１９では、ユーザ情報およびパラメータを含むデータベースがアク
セスされ、再検討される。ユーザ固有のある特定の情報が、企業が提供するサマ
リレポートを開始するために必要とされる。ステップ１２１では、知識作業要員
は、サマリ化のために指定したターゲットサイトに特定のサイトロジックにアク
セスする。ステップ１２３では、知識作業要員は既存のユーザテンプレートを変
更したり、または必要な場合には新しいテンプレートを作成する。ステップ１２
５では、そのテンプレートはレポジトリ２９などのレポジトリに格納され、ユー
ザに関連付けられる。

【００９２】図５で述べたように、テンプレートはタイミング機能に従ってそれ自体で実行
し、制御８５（図４）などのブラウザ制御を呼び出すか、またはタスク通知の結
果として制御８５によってアクセスされるかのいずれか一方である。ステップ１
２７では、ブラウザ制御がナビゲーションを開始する。ステップ１２９では、要
求されれば、自動ログインが行われ、選択したサイトにアクセスする。そのＷＥ
Ｂページがユーザにとって新しく、ユーザがＷＥＢサイトに登録していない場合
、そのとき、協定または他の規則によって、サービスはそのようなサイトにアク
セスすることができる。そのような協定が行われるのは、たとえば、顧客が提示
されるサマリ情報を好感する場合、ＷＥＢサイトのホストは新しい顧客を獲得す
る見込みがある場合である。他の多くの状況では、パスワード情報もログイン情
報も、クライアントに対して個人向けではない一般的情報を取得するために必要
とはされない。

【００９３】ステップ１３１では、すべてのサイトがサマリデータ用に構文解析され、ステ
ップ１３３で標準的な形式で格納される。ステップ１３５では、そのデータをサ
マリページに提示するために、ＨＴＭＬとしてコンパイルおよび翻訳が行われる
。ステップ１３７では、そのデータのすべてを含むＷＥＢサマリがユーザに利用
可能にされ、ユーザにそれがあることが通知される。

【００９４】ユーザが要求していないが、ユーザがユーザの組織を強化するのに役立つある
特定の情報を提供することは、ＷＥＢで現在よく行われているビジネスである。
さらに、要請されていないＷＥＢサマリが、ユーザのプロファイルの現在のオプ
ションよりも良い機会を提供する可能性がある。もちろん、この仕方でユーザを
援助するためには、企業（サービス）がユーザのプロファイル、既存の口座なら
びにユーザのリスト上の種々のＷＥＢサイトを有するサービス情報に対するアク
セス権を有することが必要とされる。ユーザはユーザのパーソナル情報の使用を
禁止する可能性があり、その場合、企業が開始するサマリは、厳密に比較モード
ではなく提供モードで行われる場合を除いて行われることはないはいはずである
。

【００９５】本方法および装置は、言語およびプラットホームに独立した仕方でも実施する
ことができ、様々なスケーラブルなサーバアーキテクチャにも実装することがで
きる。

【００９６】本発明の方法および装置は、インターネット上の私的個人、インターネットに
接続されたＷＡＮ上で動作する事業体、構内ＷＡＮを介して動作する事業体など
によって実施することができる。カスタマイズ可能な多くの状況がある。

【００９７】以上に教示した本発明は最大限に広い範囲を確保するはずである。本発明の趣
旨および範囲は、頭記の請求項によってのみ限定されるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態によるインターネットポータルシステムおよびネットワー
クの概略図である。

【図２】本発明の一実施形態によりディスプレイモニタ画面で見ることができる、個人
専用のポータルホームページアプリケーションの例示的な平面図である。

【図３】図１のインターネットポータルとのユーザ対話を例示する流れ図である。

【図４】本発明の一実施形態によるサマリ化ソフトウェアエージェントおよびその機能
を例示するブロック図である。

【図５】ユーザ定義モードで動作する図４のソフトウェアエージェントによって行われ
る例示的なサマリ化プロセスを例示する論理流れ図である。

【図６】ユーザ入力が最小限のユーザ独立スマートモードで図４のソフトウェアエージ
ェントによって行われる例示的なサマリ化プロセスを例示する論理流れ図である
。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 15/00 ３１０Ｇ０６Ｆ 15/00 ３１０Ａ (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者サテイアボル，ラーマクリシユナアメリカ合衆国、カリフオルニア・95051、サンタ・クララ、ポインシアナ・ドライブ・3707、アパートメント・154 (72)発明者ラジヤン，スリーランガ・プラサンナクマールアメリカ合衆国、カリフオルニア・95051、サンタ・クララ、グラナダ・アベニユー・ 3475、ナンバー・320 Ｆターム(参考） 5B075 ND36 NK02 PP03 PP13 PQ02 PQ22 PQ46 PR01 5B082 HA05 HA08 5B085 BG07 CA04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インターネットに接続されたサーバとサマリソフトウェアエージェントを含む、サーバ上で実行されるポータルソフ
トウェアとを備えるインターネットポータルであって、ポータルが、加入者に固有のインターネットの宛先のリストを保持し、サマリ
ソフトウェアエージェントが、インターネットの宛先にアクセスし、事前にプロ
グラムされた基準に従って情報を検索し、加入者に配信するために検索された情
報をサマリ化するインターネットポータル。
【請求項２】加入者がサマリ探索をセットアップして開始するための構成
および開始インタフェースをさらに備える請求項１に記載のポータル。
【請求項３】サマリ探索が、インターネットに接続されたサーバにおいて
格納され検索されるテンプレートとして個々のクライアントごとに構成されてい
る請求項１に記載のポータル。
【請求項４】サマリ探索において検索される情報が、加入者によって検索
されるように格納される請求項１に記載のポータル。
【請求項５】サマリ探索において検索される情報が、直ちに加入者にダウ
ンロードされる請求項１に記載のポータル。
【請求項６】ポータルで加入者について格納されたデータに従って、各イ
ンターネットサイトで加入者に対して自動ログインが行われる請求項１に記載の
ポータル。
【請求項７】インターネットポータルシステムにおいて、ＷＥＢサイトの
情報のサマリに個々の加入者ごとに保持されるＵＲＬを与える方法であって、方
法は、（ａ）ＵＲＬにアクセスするためにポータルで実行可能なサマリソフトウェア
エージェントを構成するステップと、（ｂ）各加入者に固有の事前にプログラムされた基準に従ってアクセスされる
ＷＥＢサイトの各々から情報を検索するステップと、（ｃ）情報を加入者に提供するステップとを含む方法。
【請求項８】加入者が、構成および開始インタフェースを介して、サマリ
探索を構成し開始するステップをさらに含む請求項７に記載の方法。
【請求項９】サマリ探索が、インターネットに接続されたサーバにおいて
格納され検索されるテンプレートとして個々のクライアントごとに構成されてい
る請求項７に記載の方法。
【請求項１０】サマリ探索において検索される情報が、加入者によって検
索されるように格納される請求項７に記載の方法。
【請求項１１】サマリ探索において検索される情報が、直ちに加入者にダ
ウンロードされる請求項７に記載の方法。
【請求項１２】ポータルで加入者について格納されたデータに従って、各
インターネットサイトで加入者に対して自動ログインが行われる請求項７に記載
の方法。