JP2003501325A - ブリスタ包装 - Google Patents

ブリスタ包装

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JP2003501325A
JP2003501325A JP2001501532A JP2001501532A JP2003501325A JP 2003501325 A JP2003501325 A JP 2003501325A JP 2001501532 A JP2001501532 A JP 2001501532A JP 2001501532 A JP2001501532 A JP 2001501532A JP 2003501325 A JP2003501325 A JP 2003501325A
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カンザー，ペーター
ツェルヴェガー，ラオレンツ
クロン，ミヒャエル
シュマオダー，クラウディア
マルティ，スサンヌ
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Alcan Technology and Management Ltd
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも一つの凹部３を有する底部分２と、該底部分２に締結され、凹部３を覆い且つ突き破ることのできるカバーフィルム６とを備え、凹部３が取り出そうとする製品を保持するブリスタ包装１に関する。カバー層７がカバーフィルム６を覆い且つ突き破ることのできる部分及び突き破ることのできない部分を保持している。ブリスタ包装１が外的作用を受けないとき、凹部３は、押し破ることのできないカバー層７の部分の上方に少なくとも部分的又は完全に配置される。取り出すべき製品を露出させるため、カバー層７に対し横方向に動かすことにより突き破ることのできるカバー層７の一部分８を横断するように凹部が変位せしめられる。その後に、取り出すべき製品をカバーフィルム６及びカバー層７を貫通して押し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、少なくとも１つの面部材及び少なくとも１つの凹部を有するベース
部分と、該ベース部分に固定され且つ少なくとも凹部を覆う突き破り可能なカバ
ーフィルムとを保持し、その凹部内に取り出し可能な中身が配置される、突き破
り包装に関する。本発明は、突き破り包装の使用方法に更に関する。
【０００２】 突き破り包装又はブリスタ包装の製品容器としても既知であるベース部分を例
えば、アルミニウムのような金属で出来た突き破り可能なカバーフィルムを使用
して閉じることは、周知のことである。このカバーフィルムは、シールラッカー
のようなシール層にて被覆されたアルミニウム箔とすることができる。このアル
ミニウム箔は、例えば、ヒートシーリングによってベース部分上のシール層を覆
ってシールされる。
【０００３】 中身を取り出すためには、凹部を変形させることにより中身をカバーフィルム
に対して押し付け、カバーフィルムを引裂き又は破断して、これにより中身又は
充填物を解放する。このことは、カバーフィルムは非弾性的であり且つ容易に引
裂き可能でなければならないことを意味する。このように、シール層にて改質し
たアルミニウム箔がこの目的に特に適している。上述した包装は、例えば、ピル
、タブレット、糖衣錠、アンプル等のような薬剤を保持している。
【０００４】 中身、特に、菓子類に似た、一般に色々な色が付けられた薬剤は、子供の好奇
心を惹く。子供が特殊な薬剤に近づくのを防止するためには、その開放操作を難
しくすることが適当であることが多い。上記のカバーフィルムが突き破り易い設
計であることは、子供が中身を包装から取り出すことを妨げるものには到底なり
得ないという不利益な点がある。
【０００５】 ベース箔、突き破り可能な箔及び安全箔を備える、子供に安全な薬剤包装は、
ドイツ国特許第Ａ−２９ １９ ７１３号から既知である。中身は、例えば、大
人、特に高齢者にとって難しいことである、安全箔を最初に完全に除去しない限
り、突き破ることにより包装から取り出すことはできない。
【０００６】 本発明は、子供が開けることができない一方にて、高齢者が使用し且つ開ける
ことが容易な突き破り包装を提供しようとするものである。 この問題点は本発明によって解決される。本発明においては、カバー層を外側
のカバーフィルムを覆うように載置し、カバー層が突き破れない部分及び突き破
り可能な部分を含み、突き破り可能な包装が外部作用を受けないとき、すなわち
突き破り可能な包装が非損傷状態にあるとき、凹部は、少なくとも部分的に、カ
バー層の突き破り不可部分の上に配置され、また、中身を解放する手段が配置さ
れ、この手段を通じて、カバー層に対して側部方向への成分を伴う動作によって
凹部の開口部をカバー層の突き破り開口部の上方に動かすことができ、中身がカ
バーフィルム及びカバー層の突き破り部分を突き破ることができるようにした。
【０００７】 突き破るという用語は、手で突き破ることを意味するものと理解することが好
ましい。 本発明による突き破り包装は、区画部分又はカップとしても既知である、例え
ば、角付き、円形又は楕円形の凹部を少なくとも１つ、又は多数有するベース部
分を適宜に保持するものである。該ベース部分は、例えば、上方から見たとき、
矩形とすることができ、凹部は、直線状に且つ列状に均一に分配され且つ配置さ
れることが好ましい。
【０００８】 一つの好ましい実施の形態においては、突き破り包装は、例えば、少なくとも
一つ、好ましくは、正確に一つの凹部を有する矩形の面部材のような部分を取り
囲み又は画定する、好ましくは、横断状に且つ長手方向に伸びる弱化線、好まし
くは、ミシン目を有している。かかる個々の部分は、好ましくは、弱化線に沿っ
てかかる包装から単一の部分又は多数の部分として手で分離することができる。
【０００９】 弱化線は、その線に沿って材料を好ましくは手で分離することのできる目標の
分離線又は目標の分離領域である。弱化線は、例えば、切断、打ち抜き又はナイ
フによる引き掻きのような機械的手段、例えば熱処理、レーザー加工、電子ビー
ム加工、放電加工のような物理的手段、溶解、又は溶剤を使用するか若しくは例
えばエッチングのような化学反応による膨潤を使用して形成される。従って、弱
化線は、材料の構造の変化及び材料の研磨によって完全に又は部分的に分離され
又は弱化される膜の領域とすることができる。
【００１０】 面部材は、矩形であることが好ましく、又は矩形形状に類似した幾何学的形態
を有することが好ましい。 一つの好ましい実施の形態においては、突き破り包装は、２列の凹部を有して
おり、このため、一つの凹部を含む各面部材の少なくとも一つの端縁は、突き破
り包装の端縁の一部分を形成する。
【００１１】 このブリスタ包装のベース部分は、アルミニウムのような金属、樹脂、樹脂／
紙複合材又は樹脂／金属複合材で出来たエンボス加工、鋳造、深絞り又は延伸−
引抜き又は真空成形されたベース部分とすることができる。樹脂は、無機質層、
特に、ＳｉＯxにて被覆した樹脂とすることができる。
【００１２】 ベース部分に適した樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はその
コポリマーのようなオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートのようなエステ
ル系、ポリアミド、又はポリ塩化ビニル若しくはポリ塩化ビニリデン若しくはそ
の混合体のようなハロゲンを含む樹脂を基材とした箔及び箔複合材を含む熱可塑
性樹脂である。ベース部分は、また、ガス及び蒸気に対するバリア層も有するこ
とができる。かかるバリア層は、例えば、樹脂複合材内に埋め込んだ２つの樹脂
層の間に配置されたアルミニウム箔のような金属箔又はセラミック又は金属層と
することができる。セラミック又は金属層は、例えば、金属、アルミニウム、シ
リコン及びその他の金属の酸化物又は窒化物並びに半金属を真空中で蒸発させ、
その材料を樹脂担体上に蒸着させることにより製造することができる。
【００１３】 ベース部分は、また、紙、板紙、カード、紙を含む成形材料のようなセルロー
スを含む材料から又はこれらの材料を使用して製造することもでき、又はかかる
材料の助力を受けて強化することができる。
【００１４】 一つの好ましい実施の形態においては、ベース部分は、ポリ塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）、ポリ塩化ビニリデン（ＰＶｄＣ）をコーティングしたＰＶＣ、シクロオレ
フィンコポリマー（ＣＯＣ）又はポリクロロトリフルオロエチレン（ＰＣＴＦＥ
）から構成するか又はこれらを含むものとする。ＰＣＴＦＥ、特に、ＰＣＴＦＥ
及びＰＶＣを含む複合材箔もまた、好ましい。ベース部分の全厚さは、例えば、
１００乃至５００ｍｍ、特に、２００乃至３６０ｍｍとする。
【００１５】 ベース部分の更なる好ましい箔複合材は、厚さ６０乃至１００ｍｍのＰＶＣで
出来た外側箔、厚さ２５乃至３０ｍｍの方向性ポリアミド（ｏＰＡ）で出来た更
なる外側箔、及び厚さ４５乃至６０ｍｍのアルミニウムで出来た中間箔を含み又
はこれらの箔から構成されている。更に、各々がポリプロピレンで出来た外側箔
及びアルミニウムで出来た中間箔を有する箔複合材を使用することができる。
【００１６】 カバーフィルムは、凹部の開口部の上方にて突き破られる。このカバーフィル
ムは、アルミニウム箔、特に、シール層にて改質されたアルミニウム層を備える
ことが好ましい。厚さ１５乃至３０ｍｍ、好ましくは、厚さ１８乃至２２ｍｍで
あり、ホットシールラッカーにて被覆されたアルミニウム層であることが好まし
い。
【００１７】 また、該カバーフィルムは、ベース部分について説明したような樹脂を含み又
は備えることもできる。また、該樹脂カバーフィルムはシール可能な樹脂にて製
造し又はシール層を保持することもできる。更に、特に、単一製品包装の場合、
低弾性率及び低伸び特性の樹脂又は金属膜或いは層で出来た突き破り可能なカバ
ーフィルムを使用することができる。かかる樹脂は、例えば、多量の充填剤を樹
脂と混合させることにより実現される。
【００１８】 また、カバーフィルムは、例えば、凹部の開口部領域に、引裂き端縁として機
能し且つ中身が突き破られることを可能にするミシン目のような弱化線を有する
突き破り困難又は不可能な箔とすることもできる。
【００１９】 該カバーフィルムは、例えば、ベース部分の全体又はその一部を覆い且つ少な
くとも凹部の開口部をシールする。 カバーフィルムは、接着又はシールによりベース部分と適宜に組み合わされる
。シールのためにシール層又はシール箔を使用することができる。シール層は、
例えば、一連のポリオレフィン又はエチレンのコポリマー或いはターポリマーか
ら選択された熱可塑性樹脂を含み又は備えることができる。シール層はまた、結
合剤又は下塗剤を含むこともできる。
【００２０】 接着剤は、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シアノアクリレート、ア
クリレート、変性アクリレート、特にポリウレタン系接着剤とすることができる
。上述したシールラッカーを例えば、シールラッカーとして使用することができ
る。
【００２１】 ブリスタ包装は、例えば、単一の凹部を有する面部材を含むことができる。該
面部材は、カバーフィルムで覆い、例えば、突き破り包装が外的作用を受けない
とき、該包装を緊密に覆うカバー層が更に設けられる。
【００２２】 更なる実施の形態においては、突き破り包装のベース部分は、また、直線状に
均一に配置された幾つかの凹部を含むこともでき、この場合、突き破り包装は、
各々が一つの凹部を含む面部材に分割され、また、面部材の各々にはカバー層が
適宜に割り当てられ、このカバー層は、カバーフィルムを覆い、例えば、突き破
り包装が外的作用を受けないとき、カバーフィルムを緊密に覆う。
【００２３】 カバー層は、例えば、単一膜又は箔或いはコーティング複合材とすることがで
きる。該カバー層は、突き破り不可部分を有し、更に別の事前の開放動作を行わ
ない限り、カバーフィルムを介して凹部の中身を突き破ることができないことを
確実にする安全予防手段となる。更に、該カバー層は、突き破り部分も適宜に備
えることができ、この場合、凹部又は凹部の開口部は、突き破り包装が外的作用
を受けないときは、カバー層の突き破り不可部分の上方に位置する。
【００２４】 カバー層は、ベース部分に適した上述の材料のうちの一つから成るものとする
ことができる。カバー層はまた、ベース部分と同一の材料から成るものとするこ
ともできる。更に、ベース部分及びカバー層は、打ち抜いた単一の材料から製造
することができる。
【００２５】 カバー層は、例えば、紙、カード、板紙、紙を含む成形材料等のようなセルロ
ースで出来た材料を含むことが更に好ましい。 カバー層は、例えば、上述した樹脂のうちの一つによってコーティングし又は
ライニングされたカードで出来たものであることが好ましい。このコーティング
は、例えば、押出し成形コーティング、分散液塗布又はラッカー塗のようなコー
ティング方法を使用して形成される。コーティングは、ラッカー、ワックス、パ
ラフィン又は熱溶融型コーティングとすることができる。ストリップ状のカード
を、例えば、半製品の樹脂箔と組み合わせ得るようにライニング法を使用するこ
ともできる。
【００２６】 突き破り不可部分においては、カバー層は、中身を突き破り包装から取り出す
ために加えなければならない通常の突き破り力に抵抗する。このカバー層の抵抗
力は、その引裂き抵抗及び／又はその高弾性率から得ることができる。
【００２７】 カバー層は、特定の固有の硬さを有する矩形の形状の平坦な部分を保持し、追
加的な変形力を加えることなく、この平坦な部分が一定の表面の平坦さを保持す
るようにすることが好ましい。
【００２８】 ベース部分が、凹部を有する面部材によって作られている場合には、カバー層
は、例えば、接着剤接合又はシールによって、例えば、面部材の第一の側端縁及
び反対側の第二の側端縁又は側端縁領域に沿って組み合わされる。この接合は、
側端縁の全長に亙って伸びる接着又はシール継目として設計されたものであるこ
とが好ましい。使用可能な接着剤は、例えば、上記の接着剤である。
【００２９】 側端縁領域は、側端縁領域に近い平坦な領域であると理解することができ、こ
の側端縁領域は、例えば、面部材又はベース部分の凹状側（凹部が凹んでいる側
）に又は凸状側（凹部が突き出している側）に配置することができる。
【００３０】 カバー層又は必要であるならば面部材又はベース部分は、折り曲げ線又は曲げ
領域を有することができ、この領域にて、カバー層又は必要であるならば面部材
の一部分を折り曲げて、カバー層が面部材に対して上方へ平行四辺形の形態とな
るように折り曲げられ、面部材又は凹部をカバー層に対して横方向に変位させる
ようにすることができる。断面図で見たとき、カバー層及びベース部分は、各々
が上方に折り曲げた側部を有する完全に折り曲げた状態にある、矩形の形状であ
ることが好ましいスペースを包み込む。
【００３１】 折り曲げ線は、材料の部分が適宜に分離することはできないが特に良好に曲げ
ることができる領域である。折り曲げ線は、特に手で分離することは不可能又は
困難であり、突き破り包装が誤って折り曲げ線に沿って分離されないようにしな
ければならない。
【００３２】 カバー層は、４本の折り曲げ線を有することが好ましく、この場合、そのうち
の２本の折り曲げ線は、例えば、面部材の両側端縁に沿って接続継目の端縁に配
置し、第三の折り曲げ線は、一つの上辺の長さだけ第一の側端縁から片寄らせて
カバー層内に配置する。カバー層を折り曲げたとき、この第三の折り曲げ線は面
部材の第一の側部端縁に向けて変位せしめられる。また、カバー層に第四の折り
曲げ線が存在するようにしてもよく、この代替例の場合、カバー層は、上辺の長
さだけ面部材の第二の側端縁を越えて伸び、また、折り曲げ線はカバー層の曲げ
点であり、該カバー層の反対端部は面部材の第二の側端縁又は側端縁領域に固定
される。この第四の折り曲げ線を面部材又はベース部分自体に形成して、上方折
り曲げ側部の長さだけ第二の側端縁から適宜に片寄るようにしてもよく、この場
合、カバー層は面部材の側端縁を越えて伸びないようにする。カバー層を折り曲
げると、この場合、面部材はそれ自体で折り曲げ線に沿って曲がる。
【００３３】 カバー要素を完全に折り曲げた後、面部材又はベース部分が同一の方向に向け
てカバー層に対して変位し続けるならば、カバー層は再度、平行四辺形の状態で
反対側側部の上に平らに下方に折り曲げられる。カバー層を反対側側部まで完全
に折り曲げたならば、ベース部分の凹部がカバー層の平坦な突き破り可能領域上
に位置するようにすることが好ましい。その結果、通常の突き破り力を使用して
中身をカバー箔及びカバー層の双方を通じて突き破ることができる結果、中身を
取り出すことが可能となる。
【００３４】 突き破り包装が外的作用を受けない状態のとき、カバー層を平行四辺形の状態
で折り曲げることができないことを確実にするため、他方の自由側端縁の少なく
とも一つ、すなわち第三及び第四の側端縁又は側端縁領域に沿って、以下に、分
離可能な接続継目と称する、例えば、連続的で且つ分離可能である接続継目を介
してカバー層を面部材又は突き破り包装に適宜に接続する。この分離可能な接続
継目は、面部材の側端縁の全体又はその一部の領域上に延びるようにすることが
できる。
【００３５】 該分離可能な接続継目にはミシン目のような弱化線が設けられ、このミシン目
は、１回又は数回の操作にて分離可能な接続継目を突き破り包装から除去し、こ
れにより、接続部を分離することを可能にすることが好ましい。この分離可能な
接続継目は、いたずら防止として機能し且つ突き破り包装が変位したり又はカバ
ー層が折り曲げられないことを保証し、また、カバー層を突き破り包装の凹状側
に確実に保持する。この接続継目は、例えば、上述した品質を有する、長い側部
に沿った接着剤又はシール接続部とする。
【００３６】 しかし、突き破り包装が外的作用を受けないとき、カバー層側部にてカバー層
を面部材に又は突き破り包装に固着する、その他の、特に除去可能な接続部を設
けることができる。接続継目を分離することに代えて、例えば、カバー層を剥ぎ
取った後、接続部を開放する手段を設けてもよい。
【００３７】 更に、突き破り包装の凹状側部に位置するカバー層は、接着剤を使用して突き
破り包装に除去可能な仕方にて固着することができる。カバー層の突き破り領域
を覆い得るように凹部の開口部を変位させる前に、先ず最初に、この接着剤接続
部を除去しなければならない。
【００３８】 均一に配置された幾つかの凹部を有する面部材に分割された突き破り包装のベ
ース部分に上述した型式のカバー層を設けることもできる。 面部材は、例えば、ミシン目のような弱化線によって互いに分離可能な形態で
境界を画される。弱化線は、面部材の側端縁を形成する。面部材の各々、又は面
部材の群、特に、横一列の面部材には、例えば、切抜いた材料で出来たカバー層
が割り当てられ、この後者の場合、かかる面部材の群の個々のカバー層は、弱化
線により隣接する面部材のカバー層から境界を画されている。上述した面部材の
場合と同じように、例えば、上述した型式の接着剤接続又はシールによってその
対向する２つの側端縁に沿ってカバー層が面部材に接続される。
【００３９】 個々の面部材における要素の表示は、単一の面部材を有する突き破り包装の上
記の説明と同一である。カバー層は、上述した型式及び位置にある折り曲げ線又
は曲げ領域を有しており、ここで、第四の折り曲げ線は、上方折り曲げ側部の長
さだけ面部材の第二の側端縁から片寄らせて面部材内に配置されることが好まし
い。
【００４０】 上述したように、面部材の各々は、例えば、少なくとも一つの分離可能な接続
継目を有している。この継目は、例えば、面部材の線の側端縁でもある突き破り
包装の側端縁又は側端縁領域に同時に配置することができる。更に、線の全長に
亙って延び且つ隣接する分離可能な面部材からミシン目のような２本の弱化線に
より境界を画された、隣接する２つの面部材に共通する分離可能な接続継目が２
列の凹部又は面部材の間に存在するようにすることができる。
【００４１】 凹部の中身にアクセス可能であるようにするため、該面部材は、弱化線に沿っ
て突き破り包装の他の部分から分離されることが好ましい。面部材は、二列の面
部材の間に配置された分離可能な接続継目から同時に分離されることが好ましい
。この場合、突き破り包装の側端縁又は側端縁領域に沿って位置する、対向した
第二の分離可能な接続継目を除去する行為は、上述したように、面部材のカバー
層を平行四辺形の状態に折り曲げることを許容し、また、カバー層の突き破り部
分を覆うように凹部を配置することを可能にする。
【００４２】 二列の面部材に対する一つの共通の分離可能な接続継目のみがベース部分の２
列の面部材の間に位置するならば、面部材が突き破り包装から分離されたとき最
初の開放動作が行われる。しかし、面部材を突き破り包装の他の部分から完全に
分離することが可能であるならば、その場合、二列の面部材線の間に２つの分離
可能な接続継目が適宜に設けられ、次に、これらの接続要素は、分離可能なミシ
ン目によって互いに分離し、面部材の各々を、その分離可能な接続継目と共に、
他の突き破り包装から分離することができる。
【００４３】 突き破り包装は、また、その間に分離可能な接続継目が配置された数列の面部
材も備えている。 更なる実施の形態において、凹部の中身を解放するため、すなわち、カバー層
が平行四辺形の状態で折り曲げられるようにするために、面部材を突き破り包装
の他の部分から分離する必要がないようにする措置を講じることができる。
【００４４】 更なる実施の形態において、上述したように、カバー層の突き破り領域を亙る
凹部の開口部の変位がカバー層を平行四辺形の状態に折り曲げることで行われる
のではなく、例えば、凹部又は面部材がカバー層を亙って完全に横方向に相対的
に動くことでのみ行われるようにする措置を講ずることができる。側部における
分離可能な接続継目すなわち着脱可能な接続部は、これらの接続部を取り外すま
でカバー層が変位できないような仕方にて、カバー層を例えば、突き破り包装の
凹状側部に対して固定する。この変位は、例えば、カバー層に弾性部分を設ける
ことにより可能となる。
【００４５】 カバー層の突き破り可能領域は、例えば、弾性率が小さく且つ低膨張特性のカ
バー層の一部分とし、カバー層が通常の突き破り力に応答してこの箇所にて裂け
るようにすることができる。しかし、この突き破り領域は、カバー層の窪み部と
することもできる。
【００４６】 更に、カバー層の突き破り部分は、特定の領域の一部分又は全体を取り囲む、
例えば、ミシン目のような弱化線を形成することで提供することもできる。突き
破り力を加えたとき、突き破り部分はミシン目に沿ってカバー層から引き剥れ、
このため、該当する部分は、カバー層外に落下し、又はカバー層から所定の位置
に張り出したままである。
【００４７】 突き破り部分の寸法は、中身を突き破り部分を通じて押し出すことができるよ
うな仕方にて設定されている。更に、突き破り部分は、突き破り包装が外的作用
を受けないとき、できれば凹部の開口部によって覆わず、又は最小程度だけ覆わ
れるように、最大限十分に大きくなければならない。
【００４８】 突き破り包装は、その外側の相応する箇所にて、ユーザに対し、特に、個々の
開放動作を示す標記及び図形要素を有することが好ましい。このカバー層は、突
き破り可能部分を突き破り不可部分から目で識別できないような仕方に更に設計
することができる。
【００４９】 ベース部分は、例えば、中身を充填した、無端の材料として製造し、また、カ
バーフィルムを無端の材料としてベース部分に取り付ける。カバーフィルムの表
面全体は、ベース部分と組み合わされ、シール又は接着によって凹部の開口部を
覆う。その後の動作手順において、多数の異なる順序で無端ストリップを切って
包装の長さにし、また、カバー層を取り付けることができる。突き破り包装に弱
化線及び／又は折り曲げ線を同一の工程で形成することができる。
【００５０】 本発明による包装の中身は、所定の順序の開放操作が完了するまで取り出すこ
とができない、すなわち、カバーフィルムを凹部から突き破ることができない。
これは、子供が実質的に行い得ない作業である一方にて、かかる包装を開放する
ことは、高齢者にとって比較的容易な操作である。特にカバー層の突き破り部分
の上方に位置するまで凹部の開口部を変位させることは、直感的に行うことがで
きない操作であり、特定の事前の知識又は包装の説明書を読む能力を必要とする
。
【００５１】 実施例を使用し且つ添付図面を参照しつつ、本発明を以下に説明する。 図１ａの突き破り包装１は、矩形のベース部分２及び凹部３を有する１つの面
部材として設計されている。凹部３、及びこれと共に、その凹部内に保持された
中身１７は、ラッカーによってコーティングされたアルミニウム箔によって作ら
れ且つアルミベース部分２にシールされた突き破り可能なカバーフィルム６にて
覆われている。
【００５２】 ベース部分２は、凸状側（凹部が突き出している側）及び凹状側（凹部が凹ん
でいる側）の双方が、単一の切欠きを有する樹脂でコーティングされたカードで
出来たカバー層７によって包まれており、この場合、凹部３は、カバー層７の窪
み部を貫通して突き出す。カバー層７は、突き破り包装１の凹状側上の対向する
当接側部端縁に対して互いに接着され又はシールされており、その結果、ベース
部分２の連続的な取り囲み包装が形成される。
【００５３】 突き破り包装１の包装材料の１／４は、例えば、特に、ベース部分２が形成さ
れている樹脂又は樹脂及び金属の複合材のようなブリスタ膜から成り、その３／
４は、特に、カバー層７が形成されている樹脂コーティングしたカードからなる
。
【００５４】 カバー層７は、ベース部分２に対して接着又はシールすることによりベース部
分２の凸状側に位置する部分と組み合わされる。カバー層７は、ベース部分２の
第一及び第二の側端縁１２、１２´又は側端縁領域内にて第一及び第二の折り曲
げ線９、９´を有している。更に、カバー層７は、ベース部分２の第一の側端縁
１２から上辺１６の長さだけ片寄らせた第三の折り曲げ線９´´（図１ｂ参照）
、及び同様に、ベース部分２の第二の側端縁１２´から上辺１６の長さだけ片寄
りさせた第四の折り曲げ線９´´´を有している。カバー層７は、上辺１６の長
さだけベース部分２の第二の側端縁１２´を越えて第二の側端縁１２´又は側端
縁領域に沿って伸び、この場合、カバー層７の曲がり個所は、同時に、折り曲げ
線９´´´でもある。
【００５５】 ベース部分２又はブリスタ包装１の第三及び第四の側端縁１２´´、１２´´
´又は側端縁領域の各々は、分離可能なシール又は接着継目すなわちいわゆる分
離可能な接続継目１３を有しており、この継目１３は、ミシン目（図１ｂ）のよ
うな、弱化線１０に沿ってブリスタ包装から除去することができる。この分離可
能な接続継目１３は、カバー層７とベース部分２との間の平坦な接続部である。
【００５６】 分離可能な接続継目１３を除去した後、カバー層７はｘ方向に上方端縁１６を
形成する折り曲げ線９、９´、９´´、９´´´に沿って方向変更する頂点を有
する平行四辺形の状態に折り曲げ且つ反対側に折り曲げることができる（図１ｂ
、図１ｃ、図１ｄ）。
【００５７】 平行四辺形の状態にカバー層７をそのカバー層の上方に折り曲げることによっ
てベース部分２の凹部の開口部４上に位置し且つ該開口部を完全に覆うような仕
方にて、カバー層７のベース部分２の凹状側には、ミシン目を有する突き破り部
分８が提供されている。
【００５８】 これにより、カバーフィルム６及びカバー層７を通じて、すなわち、カバー層
７の突き破り部分８を貫通して中身１７を突き破り且つ突き破り包装から取り出
すことができる。
【００５９】 更なる実施の形態において、カバー層７は、ベース部分２の凹状側に限定し且
つ例えば接着又はシールによって該凹状側に固着することができる。 第一の代替例において、カバー層７はベース部分２の凹状側に接着し又はシー
ルし、一つの領域がベース部分２に重なり合うようにする。カバー層７の第一及
び第二の折り曲げ線９、９´がベース部分２の第一及び第二の側端縁１２、１２
´の領域内に配置され、この場合、第一の折り曲げ線９はまた、カバー層７の曲
がり個所でもある。第三の折り曲げ線９´´は、第一の側端縁１２から上辺１６
の長さだけ片寄らせてカバー層７内に配置されている（図２ｂ参照）。第四の折
り曲げ線９´´´が、第二の側端縁１２´から上辺１６の長さだけ片寄らせてカ
バー層７内に配置されている。カバー層７は、上辺１６の長さだけ第二の側端縁
１２´の第二の側端縁１２´を越えて伸びており、この場合、折り曲げ線９´´
´はカバー層７の曲げ個所でもあり、該カバー層の戻り端部は、第二の側端縁１
２´の領域内でベース部分２に重なり合う平坦な領域に接着又はシールすること
で固着される。
【００６０】 図２ｂにおいて、突き破り包装１のカバー層７は完全に折り曲げられている。
該カバー層を反対側部まで折り曲げることにより、凹部の開口部４は、上述した
代替的な実施の形態と同一の仕方にてカバー層７の突き破り表面（図３に図示せ
ず）上に位置するようになる。
【００６１】 第二の代替例において、カバー層７はベース部分２の凹状側の一つの領域に接
着又はシールされ、この凹状側は第一の側端縁１２の領域内でベース部分２に重
なり合う。カバー層７の２本の折り曲げ線９、９´がベース部分２の第一及び第
二の側端縁１２、１２´の領域内に配置されており（図３ａ）、この場合、折り
曲げ線９、９´の双方が同様にカバー層７の曲げ個所でもある。第三の折り曲げ
線９´´は第一の側端縁１２から上辺１６の長さだけ片寄らせてカバー層７に配
置されている（図３ｂ参照）。第四の折り曲げ線９´´´は第二の側端縁１２´
から上辺１６´の長さだけ片寄らせてベース部分２内に配置されている。カバー
層７は第二の側端縁１２´を越えて伸びておらず、側端縁１２、１２´の領域で
その双方の側部にその曲がり点を有している。図３ｂにおいて、突き破り包装１
のカバー層７は完全に折り曲げられている。第二の側端縁１２´の領域内に配置
された上辺１６´は、カバーフィルム６がシールされた状態でベース部分２の上
辺により形成される。反対側に折り曲げることにより、凹部の開口部４は上述し
た実施の形態の改変例と同一の仕方にてカバー層７の突き破り領域（図３に図示
せず）に位置するようにされる。
【００６２】 第二の代替的な実施例は、突き破り包装１及び多数の凹部３（図４）を有する
ベース部分２に特に適している。この場合、ベース部分２は、面部材５に分割さ
れ、この場合、凹部３は面部材５の各々に割り当てられる。ベース部分２は、例
えば二つの列１４の凹部３又は面部材５を備えている。面部材５の各々がその両
側部に分離可能な接続継目１３を有しており、この場合、各々が弱化線１０´に
より互いに境界を画された隣接する面部材５に割り当てられた２つの分離可能な
接続要素１３が二つの列１４の中心に沿って伸びている。個々の部分又は面部材
５をベース部分２の他の部分から分離するため、面部材５は二つの列１４の間に
配置されたその分離可能な接続継目１３から直接分離し又はこれと共にベース部
分２の他の部分から共に分離することができる。
【００６３】 このように接続された幾つかの面部材５から成るブリスタ包装の場合、第四の
折り曲げ線９´´´は、上述した第二の代替例におけると同一の仕方にて面部材
５自体内に配置され、このため、カバー層７は面部材５の側端縁１２´´を越え
て伸びる部分を何も備えていない。
【００６４】 中身を個々の凹部３から取り出すため、個々の面部材５はベース部分２の他の
部分から弱化線又はミシン目１０´に沿って分離する。分離可能な接続継目１３
を弱化線１０に沿って分離した後、カバー層７を平行四辺形の状態に折り曲げる
ことにより凹部の開口部４をカバー層７の突き破り部分内に変位させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 １ａは、突き破り包装及び開放手順の概略図であり、線Ａ−Ａに沿った部分の
上方及びその断面に沿って突き破り包装を開けるときのステップを示す図である
。 １ｂは、突き破り包装及び開放手順の概略図であり、線Ａ−Ａに沿った部分の
上方から及びその断面に沿って突き破り包装を開けるときのステップを示す図で
ある。 １ｃは、突き破り包装を開けるときの図１ａと異なるステップを示す図である
。 １ｄは、突き破り包装を開けるときの図１ａと異なるステップを示す図である
。
【図２】 ２ａは、カバー層を平らに下方に折り曲げ且つ上方に折り曲げた突き破り包装
の更なる実施の形態の断面図である。 ２ｂは、突き破り包装の図２ａと異なる更なる実施の形態の断面図である。
【図３】 ３ａは、カバー層を平らに下方に折り曲げ且つ上方に折り曲げた突き破り包装
の更なる実施の形態の断面図である。 ３ｂは、突き破り包装の図３ａと異なる更なる実施の形態の断面図である。
【図４】 多数の凹部又は面部材を有する突き破り包装の上方から見た図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年４月２日（２００１．４．２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カンザー，ペーター スイス国ツェーハー−8057 チューリッ ヒ，シャフハオザーシュトラーセ 81 (72)発明者 ツェルヴェガー，ラオレンツ スイス国ツェーハー−8045 チューリッ ヒ，マネッセシュトラーセ 92 (72)発明者 クロン，ミヒャエル スイス国ツェーハー−8049 チューリッ ヒ，リーマッタルシュトラーセ 38 (72)発明者 シュマオダー，クラウディア スイス国ツェーハー−8005 チューリッ ヒ，ハードトュルムシュトラーセ 66 (72)発明者 マルティ，スサンヌ スイス国ツェーハー−8049 チューリッ ヒ，リーマッタルシュトラーセ 38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも一つの面部材及び少なくとも一つの凹部を有する
    ベース部分と、ベース部分に固着され且つ少なくとも凹部を覆う突き破り可能な
    カバーフィルムとを備え、取り出し可能な中身が該凹部内に配置された、突き破
    り包装において、 カバー層（７）が外側にてカバーフィルム（６）上に配置され、カバー層（７
    ）が突き破り不可部分及び突き破り可能部分を保持し、凹部（３）が、突き破り
    包装（１）が外的作用を受けないとき、カバー層（７）の突き破り不可部分の上
    方に少なくとも部分的に配置され、中身を解放する手段が配置され、該手段によ
    って、凹部の開口部（４）をカバー層（７）に対する側方向への整合を伴う動作
    によってカバー層（７）の突き破り部分の上方に動かすことができ、カバーフィ
    ルム（６）及びカバー層（７）の突き破り部分を貫通して中身を突き破ることが
    できるようにしたことを特徴とする、突き破り包装。
  2. 【請求項２】 請求項１による突き破り包装において、 凹部（３）を有する面部材（５）を備え又は各々が凹部（３）を有する幾つか
    の、好ましくは均一に配置された面部材（５）に分割され、金属の切抜きから構
    成されることが好ましいカバー層（７）が面部材（５）の各々又は面部材（５）
    の群に割り当てられ、面部材（５）が弱化線（１０´）によって相互に境界を画
    され、カバー層（７）の突き破り部分の上方へと凹部（３）の各々を個々に押す
    ことができる手段が設けられていることを特徴とする、突き破り包装。
  3. 【請求項３】 請求項１による突き破り包装において、 面部材（５）の少なくとも一側端縁（１２）又は側端縁領域にてカバー層（７
    ）がベース部分（２）の凹状側部との接続部（１３）を形成し、該接続部（１３
    ）を取り外し又は除去する迄、凹部（３）がカバー層（７）に対して変位し得な
    いようにしたことを特徴とする、突き破り包装。
  4. 【請求項４】 請求項１による突き破り包装において、 面部材（５）の２つの両側端縁（１２、１２´）又は側端縁領域にてカバー層
    （７）がベース部分（２）に接続され、少なくともカバー層（７）、好ましくは
    カバー層（７）及び面部材（５）が、折り曲げ線（９、９´、９´´、９´´´
    ）を保持し、該折り曲げ線の周りでカバー層（７）を側方向への成分を伴う動作
    を介して平行四辺形の状態に面部材（５）に対し折り曲げることができ、カバー
    層（７）及び面部材（５）が、断面図で見たとき完全に折り曲げた位置にあるス
    ペースを取り囲み、反対側に折り曲げたとき、凹部の開口部（４）がカバー層（
    ７）の突き破り部分の上方に位置するようにしたことを特徴とする、突き破り包
    装。
  5. 【請求項５】 請求項４による突き破り包装において、 第一及び第二の折り曲げ線（９、９´）が、カバー層（７）及び／又はベース
    部分（２）の第一の側端縁及び対向する第二の側端縁（１２、１２´）又は側端
    縁領域に沿って配置され、第三及び第四の折り曲げ線（９´´、９´´´）が、
    カバー層（７）及び／又はベース部分（２）内に配置され、該第三及び第四の折
    り曲げ線の各々が、第一又は第二の側端縁（１２、１２´）から上辺（１６、１
    ６´）の長さだけ片寄りされることを特徴とする、突き破り包装。
  6. 【請求項６】 請求項３による突き破り包装において、 接続部（１３）が接着し又はシールした接続部であり且つ弱化線（１０）好ま
    しくはミシン目により境界を画され且つ弱化線に沿って分離可能である面部材の
    側端縁領域であることを特徴とする、突き破り包装。
  7. 【請求項７】 請求項１による突き破り包装において、 カバー層（７）の突き破り部分（８）が、弱化線（１０）好ましくはミシン目
    が設けられた部分的又は完全に取り囲んだ部分であり、また、突き破り箔、層、
    複合箔又は複合層が設けられた凹部又は１つの部分であることを特徴とする、突
    き破り包装。
  8. 【請求項８】 請求項１による突き破り包装において、 カバーフィルム（６）がホットシールラッカーで被覆された厚さ１５乃至３０
    ｍｍのアルミニウム箔から成ることを特徴とする、突き破り包装。
  9. 【請求項９】 請求項１による突き破り包装において、 ベース部分（２）及び／又はカバー層（７）が、厚さ６０乃至１００ｍｍのＰ
    ＶＣで出来た外側箔、厚さ２５乃至３０ｍｍの方向性ポリアミド（ｏＰＡ）で出
    来た更に別の外側箔及び厚さ４５乃至６０ｍｍのアルミニウムで出来た中間箔か
    ら成る複合箔であることを特徴とする、突き破り包装。
  10. 【請求項１０】 請求項１による突き破り包装（１）を使用した薬剤包装。
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