JP2003500571A - エンボス加工されたパターンを有するセルロース繊維ウエブ - Google Patents

エンボス加工されたパターンを有するセルロース繊維ウエブ

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Abstract

(57)【要約】 エンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブが開示されている。このエンボス加工パターンは反復パターンからなる。１個の反復パターンは複数の独立で特有のランドと背景マトリクスとからなり、この背景マトリクスは複数の独立の構成要素を有する。反復パターンはセルロース系繊維のウエブをエンボス加工することによって提供される。背景マトリクスは独立の構成要素を４０乃至９０個毎６．４５平方センチメートルの密度で有する。独立で特有のランドは、背景マトリクスの独立の構成要素で実質的に取り囲まれることにより決定される。１個の独立で特有のランドは、背景マトリクスから４乃至９０個の独立の構成要素を取り除いた大きさに対応する。１個の反復パターンの中の独立で特有のランドの総面積は反復パターンの面積の３％乃至３５%を占める。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明はセルロース繊維ウエブに関し、特にエンボス加工されたパターンを有
するセルロース繊維ウエブに関する。
【０００２】 背景技術 ティシュ・ペーパー製品のようなセルロース系繊維のウエブは、日常生活で、
ほとんど変わることなく使用されている。トイレット・ペーパー、紙タオル及び
顔用ティシュは、家庭及び産業の全体に亘り使用されるセルロース系繊維のウエ
ブの実施例である。この様なセルロース系繊維のウエブは、ベース・シートから
変えられることがないままで、消費者に永い間受け容れられてはきたが、美観を
有するセルロース系繊維のウエブにする必要がある。セルロース系繊維のウエブ
の美観は消費者に高品質製品の印象を与える。また、セルロース系繊維のウエブ
に嵩を与えるのも望ましいことである。嵩特性は高品質製品に望ましいもので、
それは消費者の観点から柔軟性と吸収性に関連するからである。
【０００３】 セルロース系繊維のウエブの美観と嵩を向上させるために多くの解決法が行わ
れてきた。例えば、パターンをエンボス加工することは、セルロース系繊維のウ
エブに美観と嵩を付与するために広く行われている。非常に多くの努力が、セル
ロース系繊維のウエブをエンボス加工することに向けられてきた。例えば、１９
９６年１０月８日発行のカンプス（Kamps）他の米国特許第５，５６２，８０５
号明細書は柔軟で嵩高のティシュ・ペーパーの製造法を開示した。このティシュ
は、嵩を増し強度の低下を最少にするために、細かい大きさのエンボス加工パタ
ーンでエンボス加工された。この細かい大きさのエンボス加工パターンは、少な
くとも約１５個毎平方センチメートル（１００個毎平方インチ）の独立のかみ合
うエンボス加工構成要素を有する。
【０００４】 １９９４年４月５日発行のアンダーヒル（Underhill）他の米国特許第５，３
００，３４７号明細書はエンボス加工された顔用ティシュを開示した。この不均
一にエンボス加工された顔用ティシュは、連続の、又は離間距離の小さい不連続
の、エンボス加工パターンを有する。エンボス加工パターンの線により、嵩が比
較的大きいエンボス加工線で囲まれるエンボス加工しない枕状部分が残る。この
ティシュは、ティシュの６．４５毎平方センチメートル（１毎平方インチ）に約
１から約４０個の明瞭に独立のエンボス加工しない領域を有する。
【０００５】 １９８８年７月２６日発行のバウエムフェインド（Bauemfeind）の米国特許第
４，７５９，９６７号明細書はエンボス加工の方法と製品を開示している。この
背景エンボス加工の大部分が、また好ましくは実質的に全てが、長径と短径を有
する。この長径は実質的にこのシートの横方向に合わされている。また、この明
細書は背景のエンボス加工パターンも開示し、このパターンが基本的にシートと
付加的な不連続のデザイン・パターンをカバーしている。付加的な不連続のデザ
イン・パターンはエンボス加工されない中立面で形成されている。
【０００６】 １９９５年１０月１０日発行のロスウエル（Rothwell）他の米国登録意匠第３
６２，９６７号明細書と、１９９６年７月２３日発行のシュルツ（Schultz）他
の米国登録意匠第３７１，９１０号明細書は、エンボス加工された紙製品を開示
した。これらのエンボス加工された紙製品は比較的粗いエンボス加工と、このエ
ンボス加工されたパターンの中に比較的大きい面積を有するエンボス加工しない
領域とを有する。
【０００７】 製品の使用期間を延長すること、したがって、所与の径のロール上の、又は所
与の寸法の箱の中の、シート数を増すと共にシートの嵩を維持することへの消費
者の欲求の増大がある。所与径のロール上、又は所与寸法の箱の中のシート数を
増すという問題を解決する為の一方法は、エンボス加工済みシートのはめ合せを
最大にする事である。しかしながら、シート上に施された細かい大きさのエンボ
ス加工部は、相互にはめ合せるのが困難であり、その理由は、そのエンボス加工
部が細かい大きさにあり、それがシートのはめ合せを妨げるからである。他方、
大きな大きさのエンボス加工は細かい大きさのエンボス加工よりも比較的容易に
、相互をはめ合せる。しかしながら、シートが積み重ねられるか巻き取られると
きには、大きな大きさのエンボス加工部が容易に押し潰され、それ故に嵩が減少
する。
【０００８】 さらに、簡単な操作でウエブに美観を与えるのは望ましいことである。それを
達成する為の一つの解決方法は、エンボス加工部を、所望のパターンを形成する
ように配置することであり、それには例えば予め定めた面積のエンボス加工しな
いセルロース系繊維のウエブを残し、それにより、エンボス加工しない面を用い
て、デザインしたパターンを形成する。セルロース系繊維のウエブのエンボス加
工しない部分を多く残せば、そのウエブにより美しい外観を与え得るであろう。
しかしながら、セルロース系繊維のウエブ上の過大のエンボス加工しない面積が
、ロールに巻き取られるか箱の中に積み重ねられたときに、シートのはめ合いを
妨げる。これは、ロールに巻き取られた製品又は箱の中に詰められた製品の表面
に、尾根状の筋付き、及び／又は皺という様な製品上の問題を起こす。
【０００９】 このように、嵩高であり、かつ、美観を有するセルロース系繊維のウエブに対
する要求がある。また、セルロース系繊維のウエブを、その製品のより永い使用
期間に適応させる必要もある。さらに、最終製品の表面の筋及び／又は皺を減少
させることも必要である。
【００１０】 要旨 本発明はエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維のウエブに関する。
このエンボス加工パターンは反復パターンからなる。１個の反復パターンは、複
数の独立で識別できるランドと、複数の独立の構成要素により形成される背景マ
トリクスとからなる。この反復パターンはセルロース系繊維のウエブをエンボス
加工することによって提供される。背景マトリクスは独立の構成要素を４０個毎
６．４５平方センチメートル（４０個毎平方インチ）から９０個毎６．４５平方
センチートル（９０個毎平方インチ）までの密度で有する。独立で識別できるラ
ンドは背景マトリクスの独立の構成要素で実質的に取り囲まれることにより画成
される。１個の独立で識別できるランドは４個から９０個までの独立の構成要素
を背景マトリクスから取り除いた寸法に対応する。１個の反復パターンの中の独
立で識別できるランドの総面積は１個の反復パターンの面積の３％乃至３５%を
占める。
【００１１】 発明の詳細な説明 用語「…からなる…」は最終結果に影響を与えない他の工程と他の構成要素を
付加することができることを意味する。この用語は用語「…のみからなる」及び
「必須的に…からなる」を包含している。
【００１２】 図１は本発明に使用するエンボス加工パターンの一実施例の平面図であり、本
発明の細部説明のために参照される。エンボス加工パターン１０はセルロース系
繊維のウエブ、例えばトイレット・ティシュ・ペーパー、紙タオル、顔用ティシ
ュ上に提供される。図１に示す実施例ではエンボス加工パターン１０が、ロール
に巻き取られたティシュ１２上に提供される（図１はロールから解かれたティシ
ュ・ペーパーの一部分のみを示す）。このティシュ１２は二方向；即ち縦方向MD
と幅方向CDに延びている。ここに、符号MDを付与した用語「縦方向」は抄紙機械
全体に亘るティシュ・ペーパーの流れに平行な方向である。ここに、符号CDを付
与した用語「幅方向」はX―Y面内での縦方向に直角な方向である。
【００１３】 エンボス加工パターン１０は、２個又はそれ以上の個数の縦方向MDに繰り返す
反復パターン１４を有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で識別できる
ランド１６と背景マトリクス１８からなる。縦方向ＭＤにおける１個の反復パタ
ーンは、縦方向ＭＤに同じ長さを有する隣接パターンとの比較により決められる
。縦方向ＭＤの長さが同じ隣接パターンがその製品の縦方向ＭＤに沿って同じと
きは、そのパターンは反復パターンである。横方向ＣＤにおける１個の反復パタ
ーンは、製品の幅として決めてもよい。それ故、反復パターンの面積は、製品の
１個の反復パターンの縦方向ＭＤの長さと、その製品の１個の反復パターンの横
方向ＣＤの長さとの積によって決定することが出来る（即ち、（面積）＝（製品
の１個の反復パターンの縦方向ＭＤの長さ）×（製品ＣＤの幅））。背景マトリ
クス１８は複数の独立のエンボス加工された構成要素２０によって形成される。
この独立のエンボス加工された構成要素２０は図１に黒色の構成要素として示さ
れている。独立の特有のランド１６は、複数の独立のエンボス加工された構成要
素２０で実質的に取り囲まれることにより決定される。ここに、“独立の”は、
隣接する構成要素が相互に連続していないことを意味する。図１に示す実施例で
は、隣接する独立のエンボス加工された構成要素２０は相互に連続していない。
ここに、“特有の”は、そのランドが背景マトリクスから識別可能で際立ってい
ることを意味する。ここに、“実質的に取り囲まれる”はランドが複数の独立の
構成要素によって取り囲まれ，この構成要素が閉塞線を形成しない（このランド
が閉塞線で取り囲まれない）ことを意味する。図１に示す実施例では、この独立
で特有のランド１６が、その中に独立のエンボス加工された構成要素２０を有し
ないことによって、背景マトリクス１８から際立たせられる。好ましくは、独立
のエンボス加工された構成要素２０と独立で特有のランド１６は、エンボス加工
の結果として、高さ水準が相対的に異なる。同様に図２を参照すれば、独立のエ
ンボス加工された構成要素２０が好ましくはエンボスされ，独立で特有のランド
１６が好ましくはエンボスされない。代替的に、独立で特有のランド１６は、独
立の構成要素２０から更に異なる高さ水準になるようにエンボス加工されても良
い。代替的に、独立の構成要素２０と独立で特有のランド１６は、独立で特有の
ランド１６が背景マトリクス１８から見分けられる限り、同じ程度の高さ水準で
ある。さらに他の実施例では、独立のエンボス加工された構成要素２０がエンボ
ス加工されず、独立で特有のランド１６がエンボス加工されても良い。この場合
、独立の構成要素２０を見分け易くするために、独立のエンボス加工された構成
要素２０以外の背景マトリクス１８の残部がエンボス加工されても良い（図１に
示す実施例では背景マトリクス１８の残余を白色網状構成要素造として示す）。
【００１４】 背景マトリクス１８は複数の独立の構成要素２０によって形成される。背景マ
トリクス１８は好ましくは４０個毎６．４５平方センチメートル（４０個毎平方
インチ）から９０個毎６．４５平方センチメートル（９０個毎平方インチ）まで
、より好ましくは４５個毎６．４５平方センチメートル（４５個毎平方インチ）
から８０個毎６．４５平方センチメートル（８０個毎平方インチ）まで、最も好
ましくは５０個毎６．４５平方センチメートル（５０個毎平方インチ）から７０
個毎６．４５平方センチメートル（７０個毎平方インチ）までの密度の、独立の
構成要素２０を有する。背景マトリクス１８がティシュ１２の嵩を維持するため
に４０個以上の密度の独立の構成要素２０を有することは好ましいことである。
また背景マトリクス１８が、シートの間に有効なはめ合いを提供するために、９
０個以下の密度の独立の構成要素２０を有するのも好ましいことである。
【００１５】 独立の構成要素２０は好ましくは０．０３８７平方センチメートル（０．００
６平方インチ）から０．１５５平方センチメートル（０．０２４平方インチ）ま
で、より好ましくは０．０５８平方センチメートル（０．００９平方インチ）か
ら０．１２９平方センチメートル（０．０２０平方インチ）まで、最も好ましく
は０．０６４５平方センチメートル（０．０１０平方インチ）から０．１１０平
方センチメートル（０．０１７平方インチ）までの面積を有する。独立の構成要
素２０は任意の形状，例えば円形，楕円形、点，雨滴形、六角形，蝶ネクタイ形
、及び三叉形などの形状を有していても良い。図１に示した実施例では独立の構
成要素２０が雨滴形の形状を有する。
【００１６】 独立で特有のランド１６は独立の構成要素２０で実質的に取り囲まれることに
より決定される。図１に示した実施例では，独立で特有のランド１６は約２０個
の独立のエンボス加工された構成要素２０で実質的に取り囲まれることにより決
定される。これらの独立の構成要素２０は独立で特有のランド１６を取り囲むよ
うに不連続に配置されている。独立で特有のランド１６は閉塞線で取り囲まれて
いないが、この独立で特有のランド１６は図１に点線２２を用いて示す輪郭で取
り囲まれた形状を形成するように見ることも出来る。点線２２は複数の独立の構
成要素２０で実質的に取り囲まれて、独立で特有のランド１６と複数の独立の構
成要素２０の間の境界として形成される。独立で特有のランド１６は好ましくは
４個から９０個までの独立の構成要素２０を背景マトリクス１８から取り除いた
大きさ、より好ましくは８個から７０個までの独立の構成要素２０を背景マトリ
クス１８から取り除いた大きさ、最も好ましくは１０個から６０個までの独立の
構成要素２０を背景マトリクス１８から取り除いた大きさに対応する大きさを有
する。独立で特有のランド１６が４個以上の独立の構成要素２０を取り除いた大
きさを有し、それで、独立で特有のランド１６が審美性の為に消費者に対して認
識可能で明瞭なのは好ましいことである。また、独立で特有のランド１６が９０
個以下の独立の構成要素２０を取り除いた大きさを有し、それで、エンボス加工
されない独立で特有のランド１６が、ティシュのシートがロールの形に巻き取ら
れたり箱の中で重ねられるときに、ティシュ・シートのはめ合いを妨げないのも
好ましいことである。
【００１７】 独立で特有のランド１６が１個の反復パターンの中で占める面積の総和は１個
の反復パターンの面積の３%から３５%まで、より好ましくは１個の反復パターン
の面積の６%から２８%まで、最も好ましいのは１個の反復パターンの面積の１０
%から２４%までである。独立で特有のランド１６が１個の反復パターンの中で占
める面積の総和が１個の反復パターンの面積の３%以上であり、それで、独立で
特有のランド１６が消費者にとって認識可能で明瞭なことは好ましいことである
。独立で特有のランド１６が１個の反復パターンの中で占める面積の総和が１個
の反復パターンの面積の３５%以下であり、それで、シートがロールの形に巻き
付けられるか箱の中に積み重ねられるときに、エンボス加工されない独立で特有
のランド１６がティシュ・シートのはめ合いを妨げないのは好ましいことである
。
【００１８】 独立で特有のランド１６は、好ましくは０．１６１平方センチメートル（０．
０２５平方インチ）から２１．２９０平方センチメートル（３．３平方インチ）
まで、より好ましくは０．４９０平方センチメートル（０．０７６平方インチ）
から１６．７７４平方センチメートル（２．６平方インチ）まで、最も好ましく
は０．８０６平方センチメートル（０．１２５平方インチ）から１４．１９４平
方センチメートル（２．２平方インチ）までの面積を有する。ここに、独立で特
有のランド１６の面積は、取り除かれる独立の構成要素２０の総面積によって決
定される。独立で特有のランド１６の輪郭２２は、例えば円形，楕円形，正方形
，三角形，菱形，長方形，六角形、ハート形、花形，囲い柵形（ポンド）、波状
正方形、波状菱形、及び波状長方形等、任意の形状を有しても良い。図１に示す
実施例では、独立で特有のランド１６の輪郭２２はハート状の形を有する。
【００１９】 反復パターン１４は独立で特有のランド１６の内部に残された少なくとも１個
の独立の構成要素２４を有しても良い。反復パターン１４は独立で特有のランド
１６の中に残された（複数の独立の構成要素２４を有しても良い。ランド１６の
中に残された独立の構成要素２４は消費者に、より審美的な印象を与える。図３
を参照すれば、独立で特有のランド１６は、それぞれ、取り除かれずに残された
複数の独立の構成要素２４を有する。この独立で特有のランド１６は複数の独立
の構成要素２０で取り囲まれ、独立で特有のランド１６の輪郭２２はハート類似
の形状を有する。残された独立の構成要素２４の集合体２３も装飾的形状を実質
的に形成する。ここに、“実質的に形成する”は、残される複数の独立の構成要
素が集合してある形状を形成することを意味する。図３に示す実施例では、残さ
れた独立の構成要素２４の集合体２３がハート状の形状を形成する。
【００２０】 図４に示すように、独立で特有のランド１６を取り囲む独立の構成要素２０は
独立で特有のランド１６の所望の形状の線（即ち図４の菱形の形状の輪郭）に沿
って部分的にカットしても良い。独立の構成要素２０の一部分２０Ａは背景マト
リクス１８の一部分を形成するために残しても良い。この独立の構成要素２０の
部分的にカットした他の部分は独立で特有のランド１６の形成のために取り除か
れる。それ故、独立の構成要素２０から取り除かれる独立の構成要素２０の数は
、独立の構成要素２０の取り除かれる部分に含めるべきである。さらに、独立で
特有のランド１６の中に残された独立の構成要素２４は、この独立の構成要素２
４の集合体２３の所望の形状の線（即ち、図４におけるハート形の輪郭）に沿っ
て部分的にカットしても良い。残された独立の構成要素２４の一部分２４Ａは集
合体２３の部分的形成のために残されても良い。部分的にカットされた残された
独立の構成要素２４の他の部分は、独立で特有のランド１６を形成するために取
り除かれる。それ故、取り除かれる独立の構成要素２０の数も、残される独立の
構成要素２４のこれらの取り除かれる部分に含めるべきである。図４に示す形状
はより審美的な明瞭さを提供するために有用である。
【００２１】 図１４は本発明のセルロース系繊維のウエブを製造するためのエンボス加工工
程の一実施例の概念図を示す。このエンボス加工工程５００は２本のロール５０
２、５０４からなる。セルロース系繊維のウエブ５０６はロール５０２、５０４
の間に形成されたエンボス加工用間隙の中に供給される。このエンボス加工用間
隙の中に供給されたセルロース系繊維のウエブ５０６は単プライ又は２枚以上の
プライからなる。一実施例ではロール５０２がロール５０２の表面上に雌型構成
要素のパターン（図示せず）を有し、ロール５０４がロール５０４の表面上に雄
型構成要素のパターン（図示せず）を有する。雌型構成要素のパターンと雄型構
成要素のパターンは相互に係合し、その係合が所望のエンボス加工パターン５０
８をセルロース系繊維のウエブ５０６上に形成するように配置される。ロール５
０２は少なくとも１個の雌型構成要素の反復パターンを有し、ロール５０４は少
なくとも１個の雄型構成要素の反復パターンを有して、ロール５０２、５０４の
１回転が少なくとも１個の反復パターンをセルロース系繊維のウエブ５０６上に
生じさせる。ロールの連続回転により複数の反復パターンがウエブ５０６上に提
供される。好ましい実施例では、ロール５０２が２個又はそれ以上の雌型構成要
素の反復パターンを有し、ロール５０４は雄型構成要素の同数の反復パターンを
有する。
【００２２】 ウエブはセルロース系繊維のウエブの全範囲上にわたり格子状構造物が提供さ
れても良い。ここに、“格子状構造物”は小さい交差する対角線、又はジグザグ
のセグメント又はL字形（アングル）のパターンを称する。
【００２３】 以下の実施例は，さらに、本発明の範囲内の好ましい実施例を説明する。この
実施例は専ら説明目的の為のものであって、本発明の限定として構成されておら
ず、その理由は、本発明の精神と範囲から逸脱することなく可能であるからであ
る。同じ参照符号は、図で同様の部分に使用される。ここに示した実施例の寸法
は実際の寸法ではない。各構成要素の寸法は本発明の範囲の中で変えることが出
来る。
【００２４】 図１を再び参照して、図１に本発明の一つの実施例を示す。図１に示すセルロ
ース系繊維のウエブ１２はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン
１４は、複数の独立で特有のランド１６と、複数の独立の構成要素２０を有する
背景マトリクス１８とからなる。背景マトリクス１８は独立のエンボス加工され
た構成要素２０を６８個毎６．４５平方センチメートル（６８個毎平方インチ）
の密度で有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から独立の構成
要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２０で取り囲ま
れた独立で特有のランド１６の輪郭２２はハート状の形状を有する。独立の構成
要素２０は雨滴形の形状を有する。独立の構成要素２０は０．０６４５平方セン
チメートル（０．０１平方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド１６は
１６．５８平方センチメートル（０．２５７平方インチ）の面積を有する。１個
の反復パターン１４の中の独立で特有のランド１６の総面積は１個の反復パター
ンの面積の１１．２%を占める。
【００２５】 図３は本発明の他の実施例を示す。図３に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は独立の
構成要素２０を有する。背景マトリクス１８は４８個毎６．４５平方センチメー
トル（４８個毎平方インチ）の密度の独立の構成要素２０を有する。独立で特有
のランド１６は、背景マトリクス１８から独立で特有のランド１６の輪郭２２を
取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２０で取り囲まれた独立で
特有のランド１６の輪郭２２はハート状形状を有する。独立で特有のランド１６
も、この独立で特有のランド１６の中に３３個の独立の構成要素２４を有し、そ
の集合体はハート状形状を形成する。独立の構成要素２０は雨滴形形状を有する
。独立の構成要素２０は０．０９６８メートル（０．０１５平方インチ）の面積
を有する。独立で特有のランド１６は２．９５５平方センチメートル（０．４５
８平方インチ）の面積を有する。１個の反復パターン１４における独立で特有の
ランド１６の総面積は１個の反復パターン１４の面積の９．１％を占める。
【００２６】 図４は本発明の他の実施例を示す。図４に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は５
７個毎６．４５平方センチメートル（５７個毎平方インチ）の密度の独立の構成
要素２０を有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約５３個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０で取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は菱形の形状を有する。独
立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残された約２１個の独立
の構成要素２４を有する。図４に示すように、何個かの独立の構成要素２０は菱
形の形状の各縁の直線に沿ってカットされる。部分２０Ａは背景マトリクス１８
を形成するために残る。何個かの独立の構成要素２４もハート状の形状の直線に
沿ってカットされる。独立の構成要素２４の部分２４Ａは残りの独立の構成要素
２４の集合体２３を形成するために残る。独立の構成要素２０は雨滴形の形状を
有する。独立の構成要素２０は０．０７７４平方センチメートル（０．０１２平
方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド１６は５．８６５平方センチメ
ートル（０．９０９平方インチ）の面積を有する。１個の反復パターン１４にお
ける１個の独立で特有のランド１６の面積の総和は１個の反復パターン１４の面
積の２１．９％を占める。
【００２７】 図５は本発明の他の実施例を示す。図５に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独
立の構成要素２０を５３個毎６．４５平方センチメートル（５３個毎平方インチ
）の密度で有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約５２個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０によって取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は菱形の形状を有す
る。独立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残った約２１個の
独立の構成要素２４を有する。何個かの独立の構成要素２０は菱形の形状の各縁
の直線に沿ってカットされる。部分２０Ａは残留した独立の構成要素２４の集合
体２３を形成するために残る。独立の構成要素２０は雨滴形の形状を有する。独
立の構成要素２０は０．０８３９平方センチメートル（０．０１３平方インチ）
の面積を有する。独立で特有のランド１６は６．３２３平方センチメートル（０
．９８平方インチ）の面積を有する。１個の反復パターン１４の中の独立で特有
のランド１６の総面積は１個の反復パターン１４の面積の２０％を占める。
【００２８】 図６は本発明の他の実施例を示す。図６に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独
立の構成要素２０を４８個毎６．４５平方センチメートル（４８個毎平方インチ
）の密度で有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約３０個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０で取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は円のような形状を有する
。独立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残る約１５個の独立
の構成要素２４を有する。何個かの残った独立の構成要素２４はハート状形状の
各縁の直線に沿ってカットされる。部分２０Ａは残りの独立の構成要素２４の集
合体２３を形成するために残る。独立の構成要素２０は雨滴形の形状を有する。
独立の構成要素２０は０．０９６８平方センチメートル（０．０１５平方インチ
）の面積を有する。独立で特有のランド１６は４．１４８平方センチメートル（
０．６４３平方インチ）の面積を有する。１個の反復パターン１４の中の独立で
特有のランド１６の総面積は１個の反復パターンの面積の１１．４％を占める。
【００２９】 図７は本発明の他の実施例を示す。図７に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独
立の構成要素２０が２０個毎６．４５平方センチメートル（２０個毎平方インチ
）の密度を有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約３４個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０によって取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は長方形のような形
状を有する。独立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残った約
１４個の独立の構成要素２４を有する。何個かの残った独立の構成要素２４はハ
ート状の形状の各縁の直線に沿ってカットされる。部分２４Ａは残った独立の構
成要素２４の集合体２３を形成するために残る。独立の構成要素２０は雨滴形形
状を有する。独立の構成要素２０は０．１０３平方センチメートル（０．０１６
平方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド１６は ５．０１３平方セン
チメートル（０．７７７平方インチ）の面積を有する。１個の反復パターン１４
の中の独立で特有のランド１６の面積の総和は１個の反復パターンの面積の１２
．９％を占める。
【００３０】 図８は本発明の他の実施例を示す。図８に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独
立の構成要素２０が６８個毎６．４５平方センチメートル（６８個毎平方インチ
）の密度を有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約１２個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０で取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は正方形のような形状を有
する。独立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残る約４個の独
立の構成要素２４を有する。正方形のような独立で特有のランド１６と残された
４個の独立の構成要素２４との組合せは、全体として花のような外観を形成する
。独立の構成要素２０は雨滴形形状を有する。独立の構成要素２０は０．０６４
５平方センチメートル（０．０１平方インチ）の面積を有する。独立で特有のラ
ンド１６は１．１０３平方センチメートル（０．１７１平方インチ）の面積を有
する。１個の反復パターン１４の中の独立で特有のランド１６の総面積は１個の
反復パターンの面積の１２％を占める。
【００３１】 図９は本発明の他の実施例を示す。図９に示すセルロース系繊維のウエブ１２
はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で特有
のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複数の
独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独
立の構成要素２０を５７個毎６．４５平方センチメートル（５７個毎平方インチ
）の密度で有する。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約１２個
の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２
０で取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は楕円のような形状を有す
る。独立で特有のランド１６は独立で特有のランド１６の中に残る約４個の独立
の構成要素２４を有する。独立で特有のランド１６と残された４個の独立の構成
要素２４との組合せは、全体としてピーナツのような外観を形成する。独立の構
成要素２０は雨滴形の形状を有する。独立の構成要素２０は０．０７７４平方セ
ンチメートル（０．０１２平方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド１
６は１．３２９平方センチメートル（０．２０６平方インチ）の面積を有する。
１個の反復パターン１４における独立で特有のランド１６の面積の総和は１個の
反復パターンの面積の１１．５％を占める。
【００３２】 図１０は本発明の他の実施例を示す。図１０に示すセルロース系繊維のウエブ
１２はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で
特有のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複
数の独立のエンボス加工された構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８
は独立の構成要素２０を８４個毎６．４５平方センチメートル（８４個毎平方イ
ンチ）の密度で有する。独立で特有のランド１６は２つのタイプ，即ち第１のタ
イプ１６Ａと第２のタイプ１６Ｂとからなる。独立で特有のランド１６の第１の
タイプ１６Ａは、背景マトリクス１８から約８個の独立の構成要素２０を取り除
いた大きさに対応する。独立で特有のランド１６の第２のタイプ１６Ｂは、背景
マトリクス１８から約１２個の独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応す
る。独立で特有のランド１６の第１のタイプ１６Ａの輪郭２２Aは長方形のよう
な形状を有する。独立で特有のランド１６の第１のタイプ１６Ａは、独立で特有
のランド１６の中に残る４個の独立の構成要素２４Ａを有する。独立で特有のラ
ンド１６の第１のタイプ１６Ａと残る４個の独立の構成要素２４との組合せは全
体として箸のような外観を形成する。独立で特有のランド１６の第２のタイプ１
６Ｂの輪郭２２Ｂは楕円形のような形状を有する。独立で特有のランド１６の第
２のタイプ１６Ｂは独立で特有のランド１６の中に残る４個の独立の構成要素２
４Ｂを有する。独立で特有のランド１６の第２のタイプ１６Ｂの楕円状の形状と
、残された独立の構成要素２４との組合せは全体としてピーナツ状の外観を形成
する。独立の構成要素２０は雨滴形の形状を有する。独立の構成要素２０は０．
０５１６平方センチメートル（０．００８平方インチ）の面積を有する。独立で
特有のランド１６の第１のタイプ１６Aは０．５８７平方センチメートル（０．
０９１平方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド１６の第２のタイプ１
６Ｂは０．８８４平方センチメートル（０．１３７平方インチ）の面積を有する
。１個の反復パターン１４における独立で特有のランド１６の面積の総和は１個
の反復パターンの面積の７．８％を占める。
【００３３】 図１１は本発明の他の実施例を示す。図１１に示すセルロース系繊維のウエブ
１２はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で
特有のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複
数の独立の構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独立の構成要素２
０を４８個毎６．４５平方センチメートル（４８個毎平方インチ）の密度で有す
る。独立で特有のランド１６は、背景マトリクス１８から約３２個の独立の構成
要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２０で取り囲ま
れた独立で特有のランド１６の輪郭２２は菱形のような形状を有する。独立で特
有のランド１６は、独立で特有のランド１６の中に残る約２１個の独立の構成要
素２４を有する。図１１に示すように、何個かの独立の構成要素２０の部分２０
Ａは菱形の各縁の直線に沿ってカットされる。何個かの残された独立の構成要素
２４もハート形の線に沿ってカットされる。独立の構成要素２０は雨滴形形状を
有する。部分２４Ａは残る独立の構成要素２４の集合体２３を形成する為に残る
。独立の構成要素２０は０．０９６８平方センチメートル（０．０１５平方イン
チ）の面積を有する。独立で特有のランド１６の第２タイプ１６Ｂは４．４２６
平方センチメートル（０．６８６平方インチ）の面積を有する。１個の反復パタ
ーン１４の中の独立で特有のランド１６の総面積は１個の反復パターンの面積の
１２．１％を占める。図１１に示すセルロース系繊維のウエブも格子状構造を有
する。この格子状構造の各セルは、その内部に１個の独立で特有のランド１６を
有する。
【００３４】 図１２は本発明の他の実施例を示す。図１２に示すセルロース系繊維のウエ
ブ１２はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立
で特有のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は
複数の独立の構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独立の構成要素
２０を６０．５個毎６．４５平方センチメートル（６０．５個毎平方インチ）の
密度で有する。独立で特有のランド１６は、背景マトリクス１８から約２５個の
独立の構成要素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２０
で取り囲まれた独立で特有のランド１６の輪郭２２は菱形のような形状を有する
。独立の構成要素２０は蝶ネクタイのような形を有する。独立の構成要素２０は
０．０７７４平方センチメートル（０．０１２平方インチ）の面積を有する。独
立で特有のランド１６は２．６６５平方センチメートル（０．４１３平方インチ
）の面積を有する。１個の反復パターン１４における独立で特有のランド１６の
総面積は１個の反復パターンの面積の２１．９％を占める。
【００３５】 図１３は本発明の他の実施例を示す。図１３に示すセルロース系繊維のウエブ
１２はエンボス加工パターンを有する。１個の反復パターン１４は複数の独立で
特有のランド１６と背景マトリクス１８からなり、この背景マトリクス１８は複
数の独立の構成要素２０を有する。この背景マトリクス１８は独立の構成要素２
０の４２個毎６．４５平方センチメートル（４２個毎平方インチ）の密度を有す
る。独立で特有のランド１６は背景マトリクス１８から約２２個の独立の構成要
素２０を取り除いた大きさに対応する。複数の独立の構成要素２０で取り囲まれ
た独立で特有のランド１６の輪郭２２は十字架のような形状を有する。独立の構
成要素２０は三叉のような形を有する。独立の構成要素２０は０．１０９７平方
センチメートル（０．０１７平方インチ）の面積を有する。独立で特有のランド
１６は３．４４５平方センチメートル（０．５３４平方インチ）の面積を有する
。１個の反復パターン１４の中の独立で特有のランド１６の総面積は１個の反復
パターンの面積の２７．２％を占める。
【００３６】 これらの実施例は全て本発明の効果を奏する。
【００３７】 全ての特許明細書、特許出願明細書、（及び、それに記載の任意の特許明細書
、さらに任意の対応する刊行外国特許出願明細書），及び、本特許出願明細書全
体に亘って挙げられた刊行物の開示は、参照によって本明細書に取り込まれる。
しかしながら、参照によって本明細書に取り込まれた任意の刊行物が本発明を教
示又は開示することは明示的に認められない。またさらに、任意の商業的に入手
可能の材料、又は本明細書に記載の製品が本発明を教示又は開示するということ
も明示的に認められない。
【００３８】 またさらに、本明細書に具体的に記載された制限及び範囲は、その制限及び範
囲の中で、全て、より狭い範囲及び限界を包含するということ，及び、この様な
、より狭い範囲及び限界は、これらの範囲及び限界が分離して列挙されなくとも
、権利を請求出来るということを理解すべきである。
【００３９】 本発明の特に詳しい実施例を説明したが、他の種々の変更や改良が本発明の精
神や範囲を逸脱することなく可能であるということは当業者にとって明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
本明細書は本発明の形成に関する技術的事項を詳細に指摘すると共に明瞭に権
利請求した請求の範囲で完結するが、本発明は添付図面と関連させた以下の説明
によって、より良く理解されるものと確信する。
【図１】 図１はエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図であり
；
【図２】 図２は図１に示すセルロース系繊維ウェブの線II−IIに沿った断面図であり；
【図３】 図３は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図４】 図４は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図５】 図５は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図６】 図６は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図７】 図７は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図８】 図８は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図９】 図９は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図で
あり；
【図１０】 図１０は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図
であり；
【図１１】 図１１は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図
であり；
【図１２】 図１２は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図
であり；
【図１３】 図１３は他のエンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブの平面図
であり；
【図１４】 図１４は本発明に基ずいてセルロース系繊維ウエブを製造するためのエンボス
加工工程の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ (72)発明者 小谷 泰子 兵庫県神戸市東灘区田中町２−３−３− 803 (72)発明者 リュー・コク・ヒン 兵庫県神戸市中央区熊内町１−３−16 Ｆターム(参考） 3E078 BB51 BC06 DD09 4L055 AJ07 BE15 FA16 GA29

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】エンボス加工パターンが反復パターンからなり、１個の反復パ
    ターンが複数の独立で特有のランドと、複数の独立の構成要素を有する背景マト
    リクスとからなり、ここで前記反復パターンがセルロース系繊維ウエブのエンボ
    ス加工によって提供され、 前記背景マトリクスが独立の構成要素を４０個毎６．４５平方センチメートル
    から９０個毎６．４５平方センチメートルまでの密度で有し、かつ、 前記独立で特有のランドが前記背景マトリクスの前記独立の構成要素で取り囲
    まれることにより画成され、１個の独立で特有のランドが４個から９０個までの
    前記独立の構成要素を前記背景マトリクスから取り除いた大きさに対応し、かつ
    、１個の反復パターンの中の前記独立で特有のランドの総面積が１個の反復パタ
    ーンの面積の３％から３５％を占める、 前記エンボス加工パターンを有するセルロース系繊維ウエブ。
  2. 【請求項２】前記独立で特有のランドが前記背景マトリクスの前記独立の構
    成要素によって取り囲まれることにより画成された輪郭を有し、前記独立で特有
    のランドの前記輪郭が装飾的形状を有する請求項１に記載のセルロース系繊維ウ
    エブ。
  3. 【請求項３】前記独立で特有のランドを取り囲む少なくとも１個の構成要素
    が、前記独立で特有のランドを形成するために部分的に取り除かれた請求項２に
    記載のセルロース系繊維ウエブ。
  4. 【請求項４】前記独立で特有のランドが該ランドの中に残された少なくとも
    １個の独立の構成要素を有する請求項３に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  5. 【請求項５】残された独立の構成要素の複数の集合体が装飾的形状を形成す
    る請求項４に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  6. 【請求項６】少なくとも１個の残された独立の構成要素が前記独立で特有の
    ランドを形成するために、部分的に取り除かれた請求項５に記載のセルロース系
    繊維ウエブ。
  7. 【請求項７】前記独立の構成要素と前記独立で特有のランドが異なる高さレ
    ベルにある請求項１に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  8. 【請求項８】前記独立の構成要素がエンボス加工され、前記独立で特有のラ
    ンドがエンボス加工されない請求項７に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  9. 【請求項９】前記独立の構成要素がエンボス加工されず、前記独立で特有の
    ランドがエンボス加工される請求項７に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  10. 【請求項１０】前記独立の構成要素が０．０３８７平方センチメートルから
    ０．１５４８平方センチメートルまでの面積を有する請求項１に記載のセルロー
    ス系繊維ウエブ。
  11. 【請求項１１】前記独立の構成要素が０．０５８１平方センチメートルから
    ０．１２９０平方センチメートルまでの面積を有する請求項１０に記載のセルロ
    ース系繊維ウエブ。
  12. 【請求項１２】前記独立の構成要素が０．０６４５平方センチメートルから
    ０．１０９６平方センチメートルまでの面積を有する請求項１１に記載のセルロ
    ース系繊維ウエブ。
  13. 【請求項１３】前記独立で特有のランドが０．１６１３平方センチメートル
    から２１．２９０平方センチメートルまでの面積を有する請求項１に記載のセル
    ロース系繊維ウエブ。
  14. 【請求項１４】前記独立で特有のランドが０．４９０３平方センチメートル
    から１６．７７４平方センチメートルまでの面積を有する請求項１３に記載のセ
    ルロース系繊維ウエブ。
  15. 【請求項１５】前記独立で特有のランドが０．８０６５平方センチメートル
    から１４．１９４平方センチメートルまでの面積を有する請求項１４に記載のセ
    ルロース系繊維ウエブ。
  16. 【請求項１６】前記背景マトリクスが４５個毎６．４５平方センチメートル
    から８０個毎６．４５平方センチメートルまでの前記独立の構成要素の密度を有
    する請求項１に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  17. 【請求項１７】前記背景マトリクスが５０個毎６．４５平方センチメートル
    から７０個毎６．４５平方センチメートルまでの密度の前記独立の構成要素を有
    する請求項１６に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  18. 【請求項１８】１個の独立で特有のランドが前記背景マトリクスから８個か
    ら７０個までの前記独立の構成要素を取り除いた大きさに対応する請求項１に記
    載のセルロース系繊維ウエブ。
  19. 【請求項１９】１個の独立で特有のランドが前記背景マトリクスから１０個
    から６０個までの前記独立の構成要素を取り除いた大きさに対応する請求項１８
    に記載のセルロース系繊維ウエブ。
  20. 【請求項２０】前記１つの独立で特有の反復パターンのランドの総面積が前
    記１つの反復パターンの面積の６％から２８％までを占める請求項１に記載のセ
    ルロース系繊維ウェブ。
  21. 【請求項２１】前記１つの独立で特有の反復パターンのランドの総面積が前
    記１つの反復パターンの面積の１０％から２４％までを占める請求項２０に記載
    のセルロース系繊維ウェブ。
  22. 【請求項２２】前記セルロース系繊維のウェブがロールに巻かれる請求項１
    に記載のセルロース系繊維ウェブ。
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