JP2003345709A - キャッシュ装置およびこれを用いたネットワーク・システム - Google Patents

キャッシュ装置およびこれを用いたネットワーク・システム

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JP2003345709A
JP2003345709A JP2002149979A JP2002149979A JP2003345709A JP 2003345709 A JP2003345709 A JP 2003345709A JP 2002149979 A JP2002149979 A JP 2002149979A JP 2002149979 A JP2002149979 A JP 2002149979A JP 2003345709 A JP2003345709 A JP 2003345709A
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Kazuyoshi Hoshino
和義 星野
Morihito Miyagi
盛仁 宮城
Satoru Date
哲 伊達
Shinichi Akaha
真一 赤羽
Makoto Kitani
誠 木谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クライアント装置のサーバ装置へのデータ書込
み処理の高速化、クライアント装置がサーバ装置に書き
込んだデータをクライアント装置が読み出す処理の高速
化、さらにサーバ装置やネットワークの安定的な運用を
実現するネットワーク・システムを提供すること。 【解決手段】クライアント装置1、サーバ装置5および
ネットワーク2で構成されるネットワーク・システム
に、クライアント装置1がサーバ装置5に送信する書込
みデータを、サーバ装置の代理として一時的に保持する
手段と、サーバ装置に対して決められた送信帯域で書込
みデータを送信する手段と、書込みデータをクライアン
ト装置1からのデータ読出し要求に応じ、サーバ装置5
の代理としてクライアント装置1に送信する手段を持つ
キャッシュ装置3を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュ装置、
およびサーバ装置とクライアント装置とキャッシュ装置
を用いて構成されるネットワーク・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】クライアント装置とサーバ装置を接続す
るネットワークに、キャッシュ装置を設置したネットワ
ーク・システムは、現在広く使用されている。キャッシ
ュ装置とは、クライアントからのデータ送信要求に応じ
て、サーバがクライアントに送信するデータを一時的に
蓄積し、クラアントから再び同一のデータ送信要求が発
行された場合、キャッシュ装置に蓄積されたデータを返
信することで、サーバ装置とキャッシュ装置間のネット
ワークやサーバ装置の処理負荷を低減する装置である。
【0003】キャッシュ装置の代表的な例としては、WW
W(World Wide Web)サーバ装置とクライアント装置を接
続するネットワーク中に設置されるキャッシング・プロ
キシ(Caching Proxy)やリバース・プロキシ(Reverse Pr
oxy)がある。キャッシング・プロキシやリバース・プロ
キシの定義については、IETF(Internet EngineeringTas
k Force)発行のRFC3040に、機能についてはRFC2616に記
載がある。従来、キャッシュ装置は、複数のクライアン
ト装置を持つ組織のネットワークの末端に配置され、ク
ライアント装置がサーバ装置にデータの転送要求を行う
場合に、クライアント装置に代わって、サーバ装置にデ
ータ要求を行い、サーバ装置から送信された応答データ
を自身の記憶装置に保持する形態が一般的であった。し
かし、近年、多くのキャッシュ装置を広域ネットワーク
に分散配置し、ユーザに最適なキャッシュ装置からコン
テンツを送信することで、高速なコンテンツ配信を実現
するコンテンツ配信ネットワークと呼ばれるネットワー
ク・システムが広まっており、IETFにおいても、CDI (C
ontent Distribution Internetworking)という名称で議
論が行われている。以上の従来技術では、キャッシュ装
置で蓄積されるデータは、サーバ装置からクライアント
装置に向けて送信されるデータ応答のみであり、クライ
アント装置からサーバ装置に向けて送信される書込み要
求データのキャッシュ装置での保持は行われていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク上
のキャッシュ技術としては、特開2001-75850などがあ
る。従来のキャッシュ技術では、キャッシュ装置で保持
するデータはサーバ装置からクライアント装置に向けて
送信されるデータのみであるため、クライアント装置の
サーバ装置へのデータ書込み処理を高速化することはで
きない。またクライアント装置がサーバ装置にデータ書
込みを行い、その書込みデータをクライアント装置がサ
ーバ装置から読み出す場合、少なくとも、一回目のデー
タ読込みは、サーバ装置から直接行う必要があるため、
キャッシュ効果を期待できない。さらにWWWに代表され
るような、クライアント・サーバ・モデルのネットワー
ク・システムでは、クライアント装置から送信されるデ
ータは小さかったが、アクセス回線のブロードバンド化
により、クライアント装置からサーバ装置に向けて送信
可能なデータ量も増大している。このようなブロードバ
ンド・アクセス回線を使用してクライアント装置からサ
ーバ装置に向けて送信されるデータ・トラヒックが瞬間
的に増大した場合、サーバ装置のMPU時間がデータ受信
処理のために占有され、その他のデータ処理性能が極端
に低下する可能性がある。また、データ・トラヒックの
瞬間的な増大はネットワークの状態を不安定にする要因
ともなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】クライアントのデータ書
込みを高速に行うために、キャッシュサーバは、クライ
アントからサーバへのデータをキャッシュする。このと
き、さらにサーバからクライアントへのデータをキャッ
シュし、双方向のデータキャッシュとしても良い。サー
バへの書込みキャッシュ動作の際には、キャッシュサー
バは、クライアントがデータの書込み、読み出し、消
去、修正などの権限を有しているかを確認することが望
ましく、それぞれの操作に対して権限チェックを行う。
【0006】また、クライアントのデータ書込みが可能
なキャッシュサーバでは、データ書込みを頻繁に行うク
ライアントのために、他のクライアントのデータがキャ
ッシュからすぐに消去される危険性がある。また、クラ
イアントがキャッシュサーバにおいたデータを、他のク
ライアントが勝手にアクセスすることを防ぐためにキャ
ッシュ領域の分割が望ましい。このとき、一定時間クラ
イアントからのアクセスが無かったクライアント領域
は、自動的に開放されることとしても良い。
【0007】キャッシュサーバは、クライアント書込み
データを、自動的にクライアントが指定したサーバの記
憶領域に転送する機能を有することとしてもよい。サー
バへのデータの転送が完了するまで、キャッシュ消去は
禁止される。
【0008】双方向のデータキャッシュにおいては、ク
ライアントからのデータ読み出し要求時には、キャッシ
ュサーバは、サーバからクライアントに転送されたデー
タのみならず、クライアントがサーバに転送したデータ
も検索することにより、キャッシュに蓄積されたデータ
を有効利用することが可能となる。
【0009】また、クライアントが不要になったデータ
を消去できることとしてもよい。クライアントからデー
タ消去命令を受け取ると、キャッシュサーバはキャッシ
ュから書き込みデータを消去すると共に、サーバに対し
て当該クライアントデータの削除を指示する。
【0010】具体的な構成としては、ネットワークを介
して接続されたクライアント装置、および、該クライア
ント装置から送信される書込みデータを記録するサーバ
装置を有するネットワーク・システムに用いられ、クラ
イアント装置がサーバ装置に送信する書込みデータを中
継するキャッシュ装置であって、書込みデータをクライ
アント装置から受信する入力インタフェースと、書込み
データを一時的に保持する記憶装置と、書込みデータを
サーバ装置に対して送信する出力インタフェースと、を
有する。このような構成によって、クライアントがサー
バにデータを転送・記録する際のスループットが向上す
る。
【0011】さらに、出力インタフェースと記憶装置の
間に配置されるシェーパー部を有し、シェーパー部は、
内部に用意されたデータ送信キューから、予め設定され
た速度でデータを読み出すことで、出力インタフェース
から送信する書込みデータの伝送特性(例えば、送信帯
域や単位時間当りデータ転送回数)を制御することがで
きる。このような構成によって、大量のデータをサーバ
に転送・記録(または書き換え)する際の輻輳を制御す
ることができる。さらに、クライアント装置から入力イ
ンタフェースを介して受信したユーザ認証要求を解析し
てユーザ識別子とユーザパスワードを抽出するするプロ
トコル解析部と、予め正しいユーザ識別子およびユーザ
パスワードの対応を記憶したユーザ認証テーブルを有
し、プロトコル解析部から転送されるユーザ識別子およ
びユーザパスワードをキーとして、ユーザ認証テーブル
を検索することによって、ユーザ認証要求の正当性を判
定するユーザ認証部を有することができる。この構成の
よれば、サーバに対するデータを記録・消去・書き換え
に対するセキュリティを確保することが可能となる。
【0012】さらに、ユーザのアクセスが許可される記
憶装置中の領域を特定するユーザ記憶容量管理テーブル
を有し、ユーザ識別子をキーとしてユーザ記憶容量管理
テーブルを検索することによってユーザがアクセス可能
な上記記憶装置中の領域を特定することができる。当該
構成により、ユーザのキャッシュへの書込みが、他のユ
ーザのキャッシュデータを破壊することを防ぐことがで
きる。例えば、ユーザ記憶容量管理テーブルは、ユーザ
がアクセス可能な記憶装置中の領域の先頭ディレクトリ
アドレスを特定する。入力インタフェースで上記サーバ
装置から読み出しデータを受信し、記憶装置で読み出し
データを一時的に保持し、出力インタフェースで読み出
しデータをクライアント装置に対して送信する構成によ
り、サーバとクライアント間の両方向のキャッシュとし
て用いることができる。特に、出力インタフェースか
ら、記憶装置で一時的に保持された書込みデータを、ク
ライアント装置に対して送信する構成を取ることによ
り、書込みデータを有効利用することが可能となる。
【0013】さらに、このようなキャッシュ装置、クラ
イアント装置、サーバ装置を組み合わせて構成したネッ
トワーク・システムも本発明の範囲内である。
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明のネットワー
ク・システムの全体構成例である。このシステムは、6
個のクライアント装置1(1−1〜1−6)、2個のキ
ャッシュ装置3(3−1,3−2)、1個のサーバ装置
5、クライアント装置1とキャッシュ装置3を接続する
2個のネットワーク2(2−1,2−2)、キャッシュ
装置3とサーバ5を接続する1個のネットワーク4で構
成される。
【0014】クライアント装置1は、キャッシュ装置3
に対して、データ書込みあるいはデータ読出しなどの要
求を、ネットワーク2を経由して送信する手段、要求に
対する応答をネットワーク2を経由して受信する手段、
キャッシュ装置3との間でデータ送信6あるいはデータ
受信7を行う手段を持つ。サーバ装置5はキャッシュ装
置からのデータ書込みあるいはデータ読出し等の要求
を、ネットワーク4を経由して受信する手段、要求に対
する応答をネットワーク2を経由して受信する手段、お
よびキャッシュ装置3との間でデータ送信9あるいはデ
ータ受信8を行う手段を持つ。ここで、1個の装置がサ
ーバ装置5の機能とクライアント装置1の機能を同時に
持つことも可能である。例えば、Peer to Peerと呼ばれ
るシステムでは、端末はサーバ装置5とクライアン装置
1の両方の機能を持つ。また、以上のクライアント装置
の機能を、クライアント装置1−1〜1−6の一部また
は全部に適用して良い。
【0015】図2に本発明によるキャッシュ装置3の一
構成例を示す。この装置は、クライアントのデータ書込
みを高速に行うために、クライアントからサーバへのデ
ータをキャッシュする。このとき、さらにサーバからク
ライアントへのデータをキャッシュし、双方向のデータ
キャッシュとする。キャッシュ装置3は、入力インタフ
ェース10、プロトコル解析部11、ユーザ認証・権限
認証部12、書込み制御部13、ディレクトリ管理部1
4、記憶装置15、データ消去部18、読出し制御部1
9、シェーパ部20、出力インタフェース21、制御部
22から構成される。キャッシュ装置3の構成要素10
〜22は、専用のハードウェアで実現しても良いし、例
えば、ネットワーク・インタフェースを持つ汎用のコン
ピュータ上のプログラムとして実現しても良い。各部分
の動作については、後に詳細に説明する。
【0016】図3を用いてクライアント装置1からサー
バ装置5へのデータ書込みの手順を説明する。なお、図
3に示すデータ書込み例では、ネットワーク2あるいは
ネットワーク4を介してのデータ転送のため、OSI(Open
System Interconnection)モデルの4層プロトコルとし
て、TCP (Transmission Control Protocol )のようなコ
ネクション型のプロトコルを用いている。しかし、4層
におけるデータ転送の信頼性が必要でない場合には、例
えば、UDP(User Datagram Protocol)等のプロトコルを
用いることも可能である。また、3層プロトコルとして
はIP (InternetProtocol)等のプロトコルが、3層未満
のプロトコルとしてはSONET/ SDH (Synchronous Optica
l Network/ Synchronous Digital Hierarchy)、Etherne
t、ATM (Asynchronous Transfer Mode)、MPLS(Multi-Pr
otocol Label Switching)等のプロトコルを用いること
ができる。サーバへの書込みキャッシュ動作の際には、
キャッシュサーバは、クライアントがデータの書込み、
読み出し、消去、修正などの権限を有しているかを確認
するために、それぞれの操作に対して権限チェックを行
うことが望ましい。図3に示すデータ書込み例において
は、最初にキャッシュ装置3とクライアント装置1間で
通信コネクションを確立24する。次にクライアント装
置1は、キャッシュ装置3に対してユーザ認証要求25
を発行し、クライアント装置1を使用しているユーザ
が、正規のユーザであるのかどうかをキャッシュ装置3
に問い合わせる。図5はクライアント装置1からキャッ
シュ装置3、あるいはキャッシュ装置3からサーバ装置
5に送信される要求メッセージの一構成例を示す。図5
では、要求メッセージ38は、要求コマンド39、ユー
ザ識別子40、ユーザパスワード41、データ識別子4
2、データプロパティ43の各フィールドから構成され
ている。要求コマンド39は、要求メッセージ38の発
信元装置が送信先装置に依頼する処理の内容を示すフィ
ールドである。要求コマンド39の例としては、ユーザ
認証、データ書込み、データ読出し、データ消去、ディ
レクトリ作成、ディレクトリ削除などがある。ユーザ識
別子40とユーザパスワード41は、クライアント装置
1を使用しているユーザの認証と、ユーザが各要求コマ
ンド39を使用する権限を持つのかを確認するために使
用される情報である。データ識別子42は、例えば、デ
ィレクトリ名/ファイル名、あるいはHTTPにおけるURL
(UniformResource Locator) やURI (Uniform Resource
Identifier)のような、要求コマンド39に従って、要
求送信先で処理されるデータの論理的な位置を示す情報
である。データプロパティ43は、データサイズ、デー
タのキャッシュ装置における保持の可否、データの作成
日時、データ形式などを示す情報である。
【0017】クライアント装置1からのキャッシュ装置
3へのユーザ認証要求25に対し、キャッシュ装置はユ
ーザ認証処理を行い、クライアント装置に対して、ユー
ザ認証応答36を返信する。図6に応答メッセージの一
構成例を示す。応答メッセージ44は応答コマンド4
5、ユーザ識別子46、データ識別子47、データプロ
パティ48の各フィールドを持つ。応答コマンド45は
要求コマンドで要求された処理と処理のステータス、例
えは、処理完了あるいは処理失敗等を示す情報を持つ。
ユーザ識別子46は応答を受信するユーザを特定するた
めの情報である。データ識別子47は、処理を行ったデ
ータの論理的な位置を示す情報である。データプロパテ
ィ48は、データサイズ、データのキャッシュ装置にお
ける保持の可否、データの作成日時などを示す情報であ
る。ユーザ認証応答36によって、クライアント装置の
ユーザが正規ユーザであることを確認した後、クライア
ント装置1はキャッシュ装置3に対して、データ書込み
要求26とデータ27を転送する。図3を参照して、説
明を続ける。キャッシュ装置3は、クライアント装置を
使用しているユーザが記憶装置へのデータ書込み権限を
持っていることを確認後、記憶装置15にクライアント
装置1から受信したデータ27を書込み・保持し、クラ
イアント装置1に対して、データ書込み完了応答30を
送信する キャッシュ装置3は、クライアント装置1からのデータ
書込み要求26を受信後、サーバ装置5との通信コネク
ションの状態を確認し、通信コネクションが確立されて
いなければ、サーバ装置5との間で通信コネクションの
確立31を行う。次にキャッシュ装置3は、データ書込
み要求32、および記憶装置から読出したデータ27を
サーバ装置5に送信する。サーバ装置5は、キャッシュ
装置3から送信されたデータ27の記憶装置書込み34
が完了すると、キャッシュ装置3に対して、データ書込
み応答35を送信する。
【0018】図3に示す例は、クライアント装置1から
送信されたデータ27をキャッシュ装置3が記憶装置1
5に書込み可能である場合を示しているが、例えば、ク
ライアント装置1からのデータ書込み要求6のデータプ
ロパティ41において、データ27のキャッシュ装置3
への書込み・保持が明示的に禁止されている場合や、記
憶装置15に十分な容量が確保できないため、キャッシ
ュ装置3が記憶装置15にデータ7を書き込むことがで
きない場合もある。このようなときに、キャッシュサー
バは、クライアント書込みデータを、自動的にクライア
ントが指定したサーバの記憶領域に転送する。図4に示
すデータ書込み処理手順の例では、キャッシュ装置3が
クライアント装置1から受信したデータ33を記憶装置
15に書込み・保持せず、そのままサーバ装置5に転送
する場合の手順を示している。キャッシュ装置3が記憶
装置15にデータ33の書込みを行わない場合、キャッ
シュ装置3はクライアント装置1からのデータ書込み要
求26を受信した後、サーバ装置5との通信コネクショ
ンの確立31を行い、データ書込み要求32をサーバ装
置5に送信、その後、クライアント装置から受信したデ
ータ33をサーバ装置5に転送する。
【0019】図2を再度用いて、図3に示すクライアン
ト装置1からサーバ装置5へのデータ書込み時における
キャッシュ装置3における処理手順の詳細について説明
する。図2はキャッシュ装置3の構成例を示している。
入力インタフェース10は、複数のポートを持ち、ネッ
トワーク2を介してクライアント装置1と、ネットワー
ク4を介してサーバ装置5と接続されている。入力イン
タフェース10は、ネットワーク転送プロトコルの終端
を行い、クライアント装置1あるいはサーバ装置3から
受信した要求メッセージ36/応答メッセージ42、あ
るいはデータの組み立てを行う。例えば、ネットワーク
転送プロトコルとしてTCP/ IP/ Ethernetが使用されて
いる場合には、Ethernetフレームの正常性確認、IPパケ
ットの正常性確認、TCPコネクションの終端とIPパケッ
トの組み立て等を行う。ただし、データサイズが大きい
場合には、入力インタフェース10で完全な組み立てを
行わず、プロトコル解析部11と書込み制御部13を介
して、記憶装置15内でデータの完全な組み立てを行う
ことも可能である。入力インタフェース10は、組み立
てた要求メッセージ38/応答メッセージ44をプロト
コル解析部11に転送する。図3に示す例では、入力イ
ンタフェース10は、クライアント装置1との間で通信
コネクションの確立24を行った後、まず、クライアン
ト装置1から受信したユーザ認証要求25をプロトコル
解析部11に転送する。プロトコル解析部11は、入力
インタフェース10から転送されたユーザ認証要求25
から、ユーザ識別子38、ユーザパスワード39をユー
ザ識別・権限認証部12に転送する。ユーザ認証・権限
認証部12は、ユーザ認証に使用するテーブル50を保
持する。図7にこのユーザ認証テーブル50の一構成例
を示す。図7に示すユーザ認証テーブル50の例では、
予め正しいユーザ識別子51、ユーザパスワード52、アク
セス権限識別子53の組み合わせが設定されている。ユ
ーザ認証テーブル50の設定は、制御部22を介してネ
ットワーク管理装置23から行っても良いし、入力イン
タフェース10とプロトコル解析部11を介してサーバ
装置5から行っても良い。
【0020】ユーザ認証・権限認証部12は、プロトコ
ル解析部11から受信したユーザ識別子38、ユーザパ
スワード39を検索キーとしてユーザ認証テーブル50
を検索、ユーザ認証要求25を送信したクライアント装
置1のユーザが正規のユーザであるかを判定し、プロト
コル解析部11に結果を通知する。プロトコル識別部
は、ユーザ認証・権限認証部12から受信したユーザ認
証結果をもとにユーザ認証応答36を作成し、シェーパ
部20に転送する。シェーパ部20は、内部に用意され
たデータ送信キューから、予め設定された速度でデータ
を読み出すことで、出力インタフェース21からクライ
アント装置1あるいはサーバ装置3へのデータ送信帯域
や単位時間当りのデータ転送回数を制御する。ここでシ
ェーパ部20のデータ送信帯域や単位時間当りのデータ
転送回数の設定は、制御部22を介してネットワーク管
理装置23から行うことが可能であるとする。シェーパ
部20を通過したユーザ認証応答36は、出力インタフ
ェース21でネットワーク転送プロトコルにしたがって
カプセル化され、ネットワーク2を介してクライアント
装置1に向けて送信される。
【0021】以下では、図2と、図3、および図12を
用いて、クライアント装置1からサーバ装置5へのデー
タ書込み時におけるキャッシュ装置3における処理手順
の詳細について説明する。ユーザ認証応答36送信後、
入力インタフェース10は、クライアント装置1からデ
ータ書込み要求26とデータ27を受信する(10
0)。入力インタフェース10は、ネットワーク転送プ
ロトコルの終端を行い、データ書込み要求26とデータ
27をプロトコル解析部11に転送する。プロトコル解
析部11では、データ書込み要求25の要求コマンド3
8を解析し(101)、要求が書き込みであることを判
断すると、ユーザ識別・権限認証部12に要求コマンド
39、ユーザ識別子40、ユーザパスワード41を送信
する。ユーザ識別・権限認証部12は送信されたユーザ
識別子40とユーザパスワード41を検索キーとしてユ
ーザ認証テーブル50を検索し(102)、書込み要求
を行ったユーザに対するアクセス権限識別子53を取得
する。ユーザ識別・権限認証部12はユーザのアクセス
権限を記述したアクセス権限テーブル60を保持し、こ
のアクセス権限テーブル60とアクセス権限識別子53
を比較することで、ユーザが書き込み権限を持つかを確
認できる。図8にアクセス権限テーブル60の一構成例
を示す。図8の例では、アクセス権限テーブル60は、
アクセス権限識別子61、アクセス権限62の各フィー
ルドを持ち、さらにアクセス権限フィールド62は、デ
ータの読出し、書込み、消去、あるいはディレクトリ作
成、ディレクトリ消去等の各処理権限確認用のサブ・フ
ィールド(63〜67)を持つ。ユーザ識別・権限認証
部12は、アクセス権限識別子53を検索キーとしてア
クセス権限テーブル60を検索(103)することで、
ユーザが書き込み権限を持つかを判定し、結果をプロト
コル識別部11に通知する。プロトコル識別部11は、
ユーザ識別・権限認証部12から通知された結果から、
ユーザがデータ書込みを行う権限持つことを確認する
と、次にデータプロパティ43の内容を解析し(10
4)、キャッシュ装置3のデータ保持可否の判定を行
う。プロトコル解析部11は、データプロパティ43解
析の結果、キャッシュ装置3がデータを保持可能である
と判断した場合、ディレクトリ管理部14に対し、要求
コマンド39、ユーザ識別子40、データ識別子42、
データプロパティ43を送信する。クライアントのデー
タ書込みが可能なキャッシュサーバでは、データ書込み
を頻繁に行うクライアントのために、他のクライアント
のデータがキャッシュからすぐに消去される危険性があ
る。また、クライアントがキャッシュサーバにおいたデ
ータを、他のクライアントが勝手にアクセスすることを
防ぐためにキャッシュ領域の分割が望ましい。このと
き、一定時間クライアントからのアクセスが無かったク
ライアント領域は、自動的に開放されることとしても良
い。 ディレクトリ管理部14は、ユーザ記憶容量管
理テーブル70を持ち、ユーザ毎の記憶装置使用量の管
理を行う。図9にユーザ記憶容量管理テーブル70の一
構成例を示す。 図9の例では、ユーザ記憶容量管理テ
ーブル70は、ユーザグループ識別子72、ユーザ使用
容量上限値73、ユーザ使用容量74、先頭ディレクト
リ名75、先頭ディレクトリアドレス76の各フィール
ドを持つ。以下、ディレクトリ管理部14は、データを
ディレクトリ名とファイル名構成されるディレクトリ・
ツリー形式で管理する手段の例について説明を行うが、
データ管理の手段は、データ識別子42と記憶装置15
のデータ記憶アドレスを一意に決定できれば、いかなる
管理手段を用いても良い。ユーザ使用容量上限値73
は、ユーザが使用できる記憶装置15の記憶容量の最大
値を示す値であり、ユーザ使用容量74は、現在ユーザ
が使用している記憶装置15の記憶容量を示す値であ
る。ユーザグループ識別子72は、各ユーザが属するユ
ーザグループを識別するための情報であり、例えば、ユ
ーザグループ毎に記憶装置15の記憶容量の上限値が規
定されている場合には、ユーザグループ識別子72毎
に、ユーザ使用容量を加算する手段をディレクトリ管理
部14に設けることで、ユーザグループが使用している
記憶装置15の記憶容量を求めることができる。先頭デ
ィレクトリ名75は、データ管理ディレクトリ・ツリー
の先頭に存在するディレクトリの名前であり、 先頭デ
ィレクトリアドレス76は、データ管理ディレクトリ・
ツリーの先頭に存在するディレクトリの記憶装置15内
における記録位置示すアドレスである。図10に、デー
タ管理ディレクトリ・ツリーの例を示す。図10のデー
タ管理ディレクトリ・ツリーは、4個のディレクトリ8
1と6個のファイル82で構成される。図10におい
て、先頭ディレクトリはディレクトリ80−1である。
図10においてデータ27はファイル81として管理さ
れる。また、 データ管理ディレクトリ・ツリーは、ユ
ーザまたはユーザグループ毎に設定されるものとする。
図11にディレクトリが保持する情報の例を示す。図1
1の例では、ディレクトリ80は、ディレクトリ直下に
存在するディレクトリ(例えば、ディレクトリ80−1
の直下のディレクトリはディレクトリ80−2と80−
3)の一覧を示すディレクトリテーブル90、およびデ
ィレクトリ直下に存在するファイル (例えば、ディレク
トリ80−1の直下のファイルはファイル81−1) の
一覧を示すファイルテーブル91を持つ。ディレクトリ
テーブル90は、 ディレクトリ名82、ディレクトリ
アドレス83、ディレクトリサイズ84、ディレクトリ
作成日時などのディレクトリ情報フィールドを持ち、フ
ァイルテーブル91は、ファイル名86、ファイルアド
レス87、ファイルサイズ88、ファイル作成日時8
9、ステータス90などのファイル情報フィールドを保
持している。ステータス90は、記憶装置15に書き込
まれたデータ27の状態を示すフィールドであり、「ク
ライアント装置からデータ書込み中」、「クライアント
装置からのデータ書込み完」、「クライアント装置から
のデータ書込み完」、「サーバ装置転送中」、「サーバ
装置転送完」、「サーバ装置からデータ書込み中」、な
どのデータの状態を示す値が設定される。
【0022】ディレクトリ管理部14は、プロトコル解
析部11からユーザ識別子40、データ識別子42、デ
ータプロパティ43を受信すると、データ管理ディレク
トリ・ツリーの検索を行う(106)。最初にディレク
トリ管理部14は、ユーザ識別子40を検索キーとし
て、ユーザ記憶容量管理テーブル70を検索し、ユーザ
使用容量上限値73、ユーザ使用容量74、先頭ディレ
クトリ名75、先頭ディレクトリアドレス76を読み込
み、読出し制御部19に対して、先頭ディレクトリアド
レス76を送信する。
【0023】読出し制御部19は、先頭ディレクトリア
ドレス76をもとに記憶装置からディレクトリ80−1
の情報を読出し、ディレクトリ管理部14に返信する。
ディレクトリ管理部14では、先頭ディレクトリ名75
とデータ識別子42比較し、データ27の書込みを行う
ディレクトリ名が先頭ディレクトリ80−1のディレク
トリ名と一致した場合、先頭ディレクトリ80−1のフ
ァイルテーブル91を検索し、データ識別子42で指定
されたファイル名のデータが存在するのかを確認する。
【0024】ここで、データ識別子42で指定されたフ
ァイル名86がファイルテーブル91に存在する場合に
は、ディレクトリ管理部14は、ユーザ使用容量74と
データプロパティ43に記載されたデータサイズを加算
した値から旧データのデータサイズであるファイルサイ
ズ88を減算した結果がユーザ使用容量上限値74以下
であるかの判定を行い(107)、この結果がユーザ使
用容量上限値74以下である場合、ファイルテーブル9
1に示されたファイルアドレス87を取得し(10
9)、プロトコル管理部11に送信する。
【0025】一方、データ識別子42で指定されたファ
イル名86がファイルテーブル91に存在しない場合に
は、ユーザ使用容量74とデータプロパティ43に記載
されたデータサイズを加算した値がユーザ使用容量上限
値74以下であるかの判定を行い(107)、この結果
がユーザ使用容量上限値74以下である場合、データ2
7に対するファイルアドレス87を決定し(109)、
ファイルテーブル91にデータ識別子42に記載された
ファイル名、決定したファイルアドレス87、データプ
ロパティ40に記載されたファイルサイズ88(データ
プロパティ43に示されたデータサイズ)、ファイル作
成日時89、ステータス90を持つエントリを追加す
る。ここでステータス90には、データ27のサーバ装
置5への送信が行われていないことを示す値を設定す
る。次に、ディレクトリ管理部14は決定したファイル
アドレス87をプロトコル管理部11に送信する。
【0026】先頭ディレクトリ名75とデータ識別子4
2比較した結果、データ27の書込みを行うディレクト
リ名が先頭ディレクトリ80−1の下位ディレクトリ、
例えば、ディレクトリ80−2であると判定された場合
には、ディレクトリテーブル90に記載されたディレク
トリアドレス83を読出し制御部19に送信すること
で、ディレクトリ80−2の情報を取得、上記のディレ
クトリ80−1の場合と同様の手順にしたがってファイ
ルアドレス87を取得あるいは決定することができる。
以下、例えば、データ識別子42で指定されたデータ書
込みディレクトリが、さらにディレクトリ80−2の下
位に存在するディレクトリであったとしても、ディレク
トリ80−2の場合と同様の手順にしたがって、ファイ
ルアドレス87を取得あるいは決定することができる。
また、データ識別子42で指定されたデータ書込みディ
レクトリが存在しない場合、データ識別子42で指定さ
れたディレクトリに、新たなディレクトリを作成するこ
とも可能である。
【0027】ユーザ使用容量74とユーザ使用容量上限
値73の比較結果により、データ27書込み後のユーザ
使用容量74がユーザ使用容量上限値73を越えると判
断された場合、ディレクトリ管理部14は、データ消去
部18に先頭ディレクトリアドレス76を送信し、サー
バ装置転送が完了しているクライアント書込みデータお
よびサーバ装置から書き込まれたデータのうち、最もフ
ァイル作成日時89の古いデータの削除処理を依頼する
(108)。
【0028】データ消去部18は、ディレクトリ管理部
14から受信した先頭ディレクトリアドレス76を読出
し制御部19に送信する。読出し制御部19は、記憶装
置15から先頭ディレクトリ80−1の情報を読出し、
データ消去部18に転送する。次にデータ消去部は、先
頭ディレクトリ80−1のディレクトリテーブル90に
記載されたディレクトリアドレス83を読出し制御部1
9に送信することで、下位ディレクトリの情報を取得す
る。データ消去部18は以上のディレクトリ情報の読出
しを最下位に存在するディレクトリまで繰り返すことに
より、先頭ディレクトリ下に存在する全てのファイルの
ファイル作成日時89、ステータス90を取得し、サー
バ装置転送が完了しているクライアント書込みデータお
よびサーバ装置から書き込まれたデータのうち、最もフ
ァイル作成日時89の古いデータを選択・削除すること
が可能となる。
【0029】ディレクトリ管理部14とデータ消去部1
8は、以上のファイル消去動作をユーザ使用容量74が
ユーザ使用容量上限値73以下になるまで繰り返す。も
し、サーバ装置転送が完了しているクライアント書込み
データおよびサーバ装置から書き込まれたデータを全て
消去したにも関わらず、データ27の書込み容量を記憶
装置15確保できず、かつ、記憶装置内部にサーバ装置
5へのデータ送信が完了していないデータが存在する場
合、キャッシュ装置3は、データ書込み順序逆転を防止
するため、データ27をサーバ装置5に直接送信するこ
とは行わず、クライアント装置1に対してデータ書込み
失敗の通知を行う。データ27をサーバ装置5に直接送
信する手順に関しては、その例を図4に示している。以
上の例では、消去を行うデータの選択基準は、ファイル
作成日時89であるが、例えば、ファイルテーブル91
に最終ファイルアクセス日時を記録するフィールドを追
加することで、最終ファイルアクセス日時の最も古いデ
ータを優先的に削除することも可能である。また、デー
タ消去部18は、記録装置15へのデータ書込み時以外
にも、一般的はキャッシュ制御機構と同じく、ファイル
を作成した日時から予め設定された時間が経過したデー
タを自動的に消去する機能を持つものとする。
【0030】以上のデータ削除処理により、記憶装置1
5にデータ書込み領域を確保できると、ディレクトリ管
理部14は、ファイルテーブル91にデータ識別子42
で指定されたエントリが存在する場合にはファイルテー
ブル91に示されたファイルアドレス87を、ファイル
テーブル91にデータ識別子42で指定されたエントリ
が存在しない場合には、ファイルテーブル91に新しく
追加したエントリのファイルアドレス87をプロトコル
管理部11に転送する。
【0031】プロトコル管理部11は、書込み制御部1
3にディレクトリ管理部14から通知されたファイルア
ドレス87とデータ27を転送する(110)。書込み
制御部13は、プロトコル解析部11から通知された記
憶装置15のアドレス87にデータ27を書き込み、プ
ロトコル管理部11にデータ書込み完了を通知する。プ
ロトコル解析部11は、書込み制御部13からデータ書
込み完了通知を受信すると、データ書込み応答30を作
成、シェーパ部と出力インタフェースを介して、クライ
アント装置1に送信する(111)。
【0032】プロトコル解析部11は、記憶装置15へ
のデータ27書込み完了後、ディレクトリ管理部14に
対し、データ27に対応するファイルテーブル91のス
テータス90をデータ送信完了を示す値に書換えること
指示する。また、プロトコル解析部11は、読出し制御
部19にデータ27のファイルアドレス87を通知する
(112)。読出し制御19は、プロトコル識別部11
から通知されたアドレスに従い、記憶装置15からデー
タ27を読出し、シェーパ部20に転送する。シェーパ
部20では、読出し制御19から受信したデータ27
を、予め設定されたデータ送信帯域で出力インタフェー
スに転送、出力インタフェース21はデータ27にネッ
トワーク転送プロトコル処理を行い、ネットワーク4を
介してサーバ装置5に送信する。ここでキャッシュ装置
3は記憶装置15という大きなバッファとシェーパ部2
0のデータ送信制御手段を持つため、例えば、クライア
ント装置1からキャッシュ装置3へのデータ27のトラ
ヒックパターンがバースト性の強いものであっても、サ
ーバ装置5に対しては、定常的なトラヒックパターンで
データ27を送信することができる。また、以上の説明
では、キャッシュ装置3からサーバ装置5へのデータ転
送送信開始は、記憶装置15へのデータ27書込み完了
後としているが、プロトコル解析部11に、記憶装置1
5へのデータ書込み量計測手段と読出し制御部19への
データ書込み量通知手段を持たせることで、データ27
を完全に記憶装置15に書き込む前にデータ27のサー
バ装置5への転送を開始することができる。 プロトコ
ル解析部11は、サーバ装置5からのデータ書込み応答
35を入力インタフェース10経由で受信すると、ディ
レクトリ管理部14に対し、データ27に対応するファ
イルテーブル91の送信ステータス90をデータ送信完
了を示す値へに書換えることを指示し、データ書込み処
理を終了する。
【0033】次に、図2を用いて、図4に示すクライア
ント装置1からサーバ装置5へのデータ書込み時におけ
るキャッシュ装置3における処理手順の詳細について説
明する。キャッシュ装置3は、図3に示すデータ書込み
手順と同様の手順で、通信コネクション確立26とユー
ザ認証情報の交換25、26を行う。次にプロトコル解
析部11は入力インタフェース10を経由して、クライ
アント装置1から送信されたデータ書込要求26の内容
を解析する。プロトコル解析部11は、例えば、データ
書込み要求26のデータプロパティ43で、キャッシュ
装置3による書込みデータ27の書込み・保持が禁止さ
れていた場合、もしくはディレクトリ管理部14から記
憶装置15に対するデータ記憶領域確保失敗通知を受信
した場合、シェーパ部20と出力インタフェース21を
介して、サーバ装置5にデータ書込要求32を送信す
る。さらに、プロトコル解析部11は、クライアント装
置1から送信されてくるデータ33を直接シェーパ部2
0に転送する。シェーパ部20は、読出し制御部19が
記憶装置15から読出してサーバ装置5に向けて送信す
るデータ27と、プロトコル解析部11がサーバ装置5
に送信するデータ33との間の出力調停と送信帯域制御
を行い、出力インタフェース21を介して、データ33
をサーバ装置5に転送する。
【0034】図13を用いて、サーバ装置5からクライ
アント装置1へのデータ読出し転送の例を説明する。キ
ャッシュ装置3は、図3あるいは図4の説明で記載した
手順と同様の手順にしたがい、コネクションの確立24
とユーザ認証を行う。クライアント装置1は、ユーザ認
証応答36を受信すると、キャッシュ装置3に対してデ
ータ読出し要求115を送信する。キャッシュ装置3は
記憶装置15内部のデータ検索116を行い、記憶装置
15内部にデータ読出し要求115で要求されたデータ
119が存在しない場合には、サーバ装置5にデータ1
19の送信を要求するデータ読出し要求117を送信す
る。データ検索116の結果、記憶装置15内部にデー
タ読出し要求115で要求されたデータ119が存在す
る場合のデータ読出し手順の例は、図13の説明で後述
する。
【0035】データ読出し要求117を受信したサーバ
装置5は、データ読出し要求117で要求されたデータ
119とデータ読出し応答118をキャッシュ装置3に
送信する。キャッシュ装置3は、サーバ装置3から受信
したデータ119を記憶装置15に書き込むとともに、
データ読出し応答121とデータ119をクライアント
装置1に送信する。
【0036】図14は、クライアント装置1がデータ読
出し要求115で要求したデータ119が、キャッシュ
装置3内部に存在する場合のデータ読出し手順の例を示
す例である。クライアント装置1は、コネクションの確
立24とユーザ認証要求25、ユーザ認証応答36の交
換を行った後、キャッシュ装置3にデータ見出し要求1
15を送信する。キャッシュ装置3は、記憶装置15内
部のデータ検索116を行い、記憶装置15内部にデー
タ読出し要求115で要求されたデータ119が存在す
ることを確認すると、記憶装置15からデータ119を
読出し、クライアント装置1に向けて送信する。
【0037】ここで、図2を用いて、図13に示すサー
バ装置5からクライアント装置1へのデータ読出し転送
の例におけるキャッシュ装置3内部処理手順の詳細を説
明する。クライアント装置1は、入力インタフェース1
0との間で通信コネクションを設定した後、キャッシュ
装置3に対してユーザ認証要求25を送信する。プロト
コル解析部11は、入力インタフェース10から転送さ
れたユーザ認証要求25から、ユーザ識別子38、ユー
ザパスワード39をユーザ識別・権限認証部12に転送
する。ユーザ認証・権限認証部12は、プロトコル解析
部11から受信したユーザ識別子38、ユーザパスワー
ド39を検索キーとしてユーザ認証テーブル50を検
索、ユーザ認証要求25を送信したクライアント装置1
のユーザが正規ユーザであるかを判定し、プロトコル解
析部11に結果を通知する。プロトコル解析部11は、
ユーザ認証・権限認証部12から受信したユーザ認証結
果をもとにユーザ認証応答36を作成し、シェーパ部2
0に転送する。シェーパ部20に転送されたユーザ認証
応答36は、出力インタフェース21からクライアント
装置1に向けて送信される。
【0038】図15は本発明のキャッシュ装置のデータ
書込み要求処理手順の例を示すフロー図1である。
【0039】図16は本発明のキャッシュ装置のデータ
書込み要求処理手順の例を示すフロー図2である。
【0040】以下では図2と図15あるいは図16を用
いて、図13に示すサーバ装置5からクライアント装置
1へのデータ読出し転送の例におけるキャッシュ装置3
内部処理手順の詳細を説明する。ユーザ認証応答36を
受信したクライアント装置1は、キャッシュ装置3にデ
ータ読出し要求115を送信する。データ読出し要求1
15を受信した入力インタフェース10は、データ読出
し要求115をプロトコル解析部11に転送する(13
0)。プロトコル解析部11では、データ読出し要求1
15の要求コマンド38を解析し(131)、要求が読
出しであることを判断すると、ユーザ識別・権限認証部
12に要求コマンド39、ユーザ識別子40、ユーザパ
スワード41を送信する。ユーザ識別・権限認証部12
は送信されたユーザ識別子40とユーザパスワード41
を検索キーとしてユーザ認証テーブル50を検索し(1
32)、データ読出し要求を行ったユーザに対するアク
セス権限識別子53を取得する。次に、ユーザ識別・権
限認証部12は、アクセス権限識別子53を検索キーと
してアクセス権限テーブル60を検索(133)するこ
とで、ユーザがデータの読出し権限を持つかを判定し、
結果をプロトコル識別部11に通知する。プロトコル識
別部11は、ユーザ識別・権限認証部12から通知され
た結果から、ユーザがデータ読出しを行う権限持つこと
を確認すると、次にデータプロパティ43の内容を解析
し(134)、キャッシュ装置3の記憶装置15からの
データ読出しの可否判定を行う。プロトコル解析部11
は、データプロパティ43解析の結果、キャッシュ装置
3が保持するデータ119をクライアント装置1に送信
可能であると判断した場合、ディレクトリ管理部14に
対し、要求コマンド39、ユーザ識別子40、データ識
別子42、データプロパティ43を送信する。
【0041】ディレクトリ管理部14は、プロトコル解
析部11からユーザ識別子40、データ識別子42、デ
ータプロパティ43を受信すると、ユーザ識別子40と
ユーザ記憶容量管理テーブル70に設定されたユーザ識
別子71を比較し、先頭ディレクトリ名75、先頭ディ
レクトリアドレス76を取得する(135)。次にディ
レクトリ管理部14は、読出し制御部19に対して、先
頭ディレクトリアドレス76を送信する。読出し制御部
19は、先頭ディレクトリアドレス76をもとに記憶装
置から先頭ディレクトリ80−1の情報を読出し、ディ
レクトリ管理部14に返信する。ディレクトリ管理部1
4は、プロトコル解析部11から取得したデータ識別子
42と、先頭ディレクトリ名75の比較、データ識別子
42を検索キーとしたディレクトリテーブル90やファ
イルテーブル91の検索、あるいは下位ディレクトリ情
報の読出しなど、データ119の検索処理を行う(13
6)。このデータ119検索によって記憶装置15にデ
ータ119が存在しないことが確認されると、ディレク
トリ管理部14は、プロトコル解析部11に記憶装置1
5にデータ119が存在しないことを通知する。上記検
索の結果、記憶装置15にデータ119が存在すること
が確認された場合のキャッシュ装置3内部動作について
は、後述する。プロトコル解析部11は、ディレクトリ
解析部11から記憶装置15内にデータ119が存在し
ないことが通知されると、データ読出し要求117をシ
ェーパ部20と出力インタフェース21を介してサーバ
装置5に送信する(137)。データ読出し要求117
送信後、入力インタフェース10はサーバ装置5からデ
ータ読出し応答118とデータ119を受信する。入力
インタフェース10は、このデータ読出し応答118と
データ119をプロトコル解析部11に転送する(13
8)。プロトコル解析部11では、データ読出し要求1
18の応答コマンド45とデータプロパティ48を解析
し(139)、応答がデータ読出し応答118であり、
かつキャッシュ装置3によるデータ保持が許可されてい
る場合ことを確認すると、ディレクトリ管理部14に対
し、応答コマンド45、ユーザ識別子46、データ識別
子47、データプロパティ48を送信する。 ディレク
トリ管理部14は、応答コマンド45、ユーザ識別子4
6、データ識別子47、データプロパティ48を受信す
ると、ユーザ識別子46を検索キーとしてユーザ記憶容
量管理テーブル70の検索を行い(135)、ユーザ使
用容量上限値73、ユーザ使用容量74、先頭ディレク
トリ名75、先頭ディレクトリアドレス76を読み込
む。次にディレクトリ管理部14は、データ識別子47
で指定されたディレクトリ80のファイルテーブル91
を検索し、データ識別子42で指定されたファイル名の
データが存在するのかを確認する。ここで、データ識別
子42で指定されたファイル名86がファイルテーブル
91に存在する場合、ディレクトリ管理部14は、ユー
ザ使用容量74とデータプロパティ48に記載されたデ
ータサイズを加算した値から、旧データのデータサイズ
であるファイルサイズ88を減算した結果がユーザ使用
容量上限値74以下であるかの判定(142)を行い、
この結果がユーザ使用容量上限値74以下である場合、
ファイルテーブル91に示されたファイルアドレス87
を取得し(144)、プロトコル管理部11に送信す
る。
【0042】一方、データ識別子42で指定されたファ
イル名86がファイルテーブル91に存在しない場合に
は、ユーザ使用容量74とデータプロパティ48に記載
されたデータサイズを加算した値がユーザ使用容量上限
値74以下であるかの判定(142)を行い、この結果
がユーザ使用容量上限値74以下である場合、データ1
19に対するファイルアドレス87を決定(144)
し、ファイルテーブル91にデータ識別子42に記載さ
れたファイル名、決定したファイルアドレス87、デー
タプロパティ40に記載されたファイルサイズ88(デ
ータプロパティ43に示されたデータサイズ)、ファイ
ル作成日時89、ステータス90を持つエントリを追加
する。次に、ディレクトリ管理部14は決定したファイ
ルアドレス87をプロトコル管理部11に送信する。
【0043】ユーザ使用容量74とユーザ使用容量上限
値73の比較結果により、データ27書込み後のユーザ
使用容量74がユーザ使用容量上限値73を越えると判
断された場合、ディレクトリ管理部14は、データ消去
部18に先頭ディレクトリアドレス76を送信し、サー
バ装置転送が完了しているクライアント書込みデータお
よびサーバ装置から書き込まれたデータのうち、最もフ
ァイル作成日時89の古いデータの削除処理を依頼する
(143)。データ消去部18が記憶装置15内の削除
可能な全データの削除を行っても、記憶装置15内にデ
ータ119を書き込むための十分な書込み容量が確保で
きない場合、ディレクトリ管理部14は、プロトコル解
析部11にデータ119の書き込みが不可能であること
を通知する。
【0044】データ消去処理(114)により、記憶領
域15にデータ119を書き込むのに十分な容量が確保
された場合、ディレクトリ管理部14は、データのファ
イルアドレス87の決定または作成を行い、プロトコル
解析部11にこのファイルアドレス87を通知する(1
14)。
【0045】プロトコル管理部11は、書込み制御部1
3にディレクトリ管理部14から通知されたファイルア
ドレス87とデータ27を転送する(145)。書込み
制御部13は、プロトコル解析部11から通知された記
憶装置15のアドレス87にデータ119を書き込み、
プロトコル管理部11にデータ書込み完了を通知する。
次にプロトコル解析部11は、ディレクトリ管理部14
に対し、データ119に対応するファイルテーブル91
のエントリのステータス90をサーバ装置3からのデー
タ受信完了を示す値に書換えること指示する(14
6)。
【0046】プロトコル解析部11は、書込み制御部1
3からデータ書込み完了通知を受信すると、データ読出
し応答121を作成、シェーパ部20と出力インタフェ
ース21を介して、クライアント装置1に送信する(1
47)と共に、読出し制御部19に対し、データ119
のファイルアドレス87を通知する(148)。読出し
制御19は、プロトコル識別部11から通知されたアド
レス87に従い、記憶装置15からデータ119を読出
し、シェーパ部20に転送する。シェーパ部20は、出
力インタフェース21を介してデータ119をクライア
ント装置1に送信する。プロトコル解析部11は、シェ
ーパ部20からデータ119の送信の完了通知を受信す
ると、データ読出し処理を終了する。
【0047】ここで、サーバ装置3から受信したデータ
読出し要求115のデータプロパティ48によってキャ
ッシュ装置3によるデータ保持が禁止されている場合、
あるいは記憶装置15にデータ119を書き込む容量が
存在しない場合には、プロトコル解析部11は、クライ
アント装置1にデータ読出し応答121を送信後、サー
バ装置5から受信したデータ119をそのままシェーパ
部20に転送、シェーパ部20からデータ119の送信
の完了通知を受信後にデータ読出し処理を終了する。
【0048】図2あるいは図17を用いて、図13に示
すサーバ装置5からクライアント装置1へのデータ読出
し転送の例におけるキャッシュ装置3内部処理手順の詳
細を説明する。クライアント装置1から入力インタフェ
ース10を介してデータ読出し要求115を受信したプ
ロトコル解析部11は、図15に示したのと同様の手順
にしたがって、ディレクトリ管理部14に、データ11
9の検索を依頼する(152、153、154)。ディ
レクトリ管理部14は、ユーザ記憶容量管理テーブル7
0とデータ管理ディレクトリ・ツリー156の検索(1
55、156)を行い、データ読出し要求115によっ
て読出しを要求されたデータ119が記憶装置115に
存在することを確認すると、データ119のファイルア
ドレス87をプロトコル解析部11に送信する。
【0049】プロトコル解析部11は、書込み制御部1
3からデータ書込み完了通知を受信すると、データ読出
し応答121を作成、シェーパ部20と出力インタフェ
ース21を介して、クライアント装置1にデータ読出し
応答121を送信(158)すると共に、読出し制御部
19に対し、データ119のファイルアドレス87を通
知する(159)。読出し制御19は、プロトコル識別
部11から通知されたアドレス87に従い、記憶装置1
5からデータ119を読出し、シェーパ部20に転送す
る。シェーパ部20は、出力インタフェース21を介し
てデータ119をクライアント装置1に送信する。プロ
トコル解析部11は、シェーパ部20からデータ119
の送信の完了通知を受信すると、データ読出し処理を終
了する。
【0050】以上で説明した処理手段により、クライア
ント書込みデータ27とサーバ読出しデータ119を記
憶装置15に統一的に保持し、クライアント装置1から
のデータ読出し要求を受信した際には、データ27ある
いはデータ119を記憶装置15から読出しクライアン
ト装置1に送信することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のネットワーク・
システムによれば、クライアント装置がサーバ装置に送
信する書込みデータを、キャッシュ装置がサーバ装置の
代理として一時的に保持することで、クライアント装置
のデータ書込み処理を高速化できる。また、クライアン
ト装置が書込みデータを読み出す際に、データ書込み
後、初回のデータ読出しであったとしても、キャッシュ
装置からデータを読み出すことができる。本発明のキャ
ッシュ装置は、データ書込み時にユーザ認証とアクセス
権限認証行う手段を持つため、データの不正な書込みを
防止することができる。また、本発明のキャッシュ装置
は、ユーザ毎にキャッシュ装置の記憶容量を割り当てる
手順を持つため、特定ユーザがキャッシュ装置の記憶容
量を占有する事態を避けることができる。さらに本発明
のキャッシュ装置は、トラヒック・シューピングを行う
手順を持つため、クライアント装置からキャッシュ装置
に対して、バースト性の強いデータ書込みが行われてい
る場合でも、サーバ装置には予め決められた送信帯域で
平滑的にデータを送信することが可能であり、これによ
りサーバ装置のMPU時間がデータ受信処理のために占有
されるといった事態を防止することができる。さらにト
ラヒック・シューピングには、キャッシュ装置とサーバ
装置を接続するネットワークを安定的に運用可能である
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク・システムの構成ブロッ
ク図。
【図2】本発明のキャッシュ装置の構成ブロック図。
【図3】本発明のデータ書込み要求処理手順の例を示す
フロー図。
【図4】本発明のデータ書込み要求処理手順の別の例を
示すフロー図。
【図5】本発明の要求メッセージの一構成テーブル図。
【図6】本発明の応答メッセージの1一構成テーブル
図。
【図7】本発明のユーザ認証テーブルの一構成テーブル
図。
【図8】本発明のアクセス権限テーブルの一構成テーブ
ル図。
【図9】本発明のユーザ記憶容量管理テーブルの一構成
テーブル図。
【図10】本発明のデータ管理ディレクトリ・ツリーの
一構成概念図。
【図11】本発明のディレクトリ情報の一構成テーブル
図。
【図12】本発明のキャッシュ装置のデータ書込み要求
処理手順の例を示すフロー図。
【図13】本発明のデータ読出し要求処理手順の例を示
すフロー図。
【図14】本発明のデータ読出し要求処理手順の別の例
を示すフロー図。
【図15】本発明のキャッシュ装置のデータ書込み要求
処理手順の例を示すフロー図1。
【図16】本発明のキャッシュ装置のデータ書込み要求
処理手順の例を示すフロー図2。
【図17】本発明のキャッシュ装置のデータ書込み要求
処理手順の例を示すフロー図3。
【符号の説明】
1:クライアント装置、2:ネットワーク、3:キャッ
シュ装置、5:サーバ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 哲 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 赤羽 真一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木谷 誠 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B082 GA13 HA02 HA05 HA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続されたクライア
    ント装置、および、該クライアント装置から送信される
    書込みデータを記録するサーバ装置を有するネットワー
    ク・システムに用いられ、上記クライアント装置がサー
    バ装置に送信する上記書込みデータを中継するキャッシ
    ュ装置であって、上記書込みデータを上記クライアント
    装置から受信する入力インタフェースと、上記書込みデ
    ータを一時的に保持する記憶装置と、上記書込みデータ
    を上記サーバ装置に対して送信する出力インタフェース
    と、を有するキャッシュ装置。
  2. 【請求項2】上記出力インタフェースと記憶装置の間に
    配置されるシェーパー部を有し、該シェーパー部は、内
    部に用意されたデータ送信キューから、予め設定された
    速度でデータを読み出すことで、上記出力インタフェー
    スから送信する上記書込みデータの伝送特性を制御する
    請求項1記載のキャッシュ装置
  3. 【請求項3】上記制御される伝送特性は、送信帯域およ
    び単位時間当りデータ転送回数のうちの少なくとも一つ
    である請求項2記載のキャッシュ装置。
  4. 【請求項4】上記クライアント装置から上記入力インタ
    フェースを介して受信したユーザ認証要求を解析してユ
    ーザ識別子とユーザパスワードを抽出するするプロトコ
    ル解析部と、予め正しいユーザ識別子およびユーザパス
    ワードの対応を記憶したユーザ認証テーブルを有し、上
    記プロトコル解析部から転送されるユーザ識別子および
    ユーザパスワードをキーとして、上記ユーザ認証テーブ
    ルを検索することによって、ユーザ認証要求の正当性を
    判定するユーザ認証部を有する請求項1記載のキャッシ
    ュ装置。
  5. 【請求項5】上記ユーザ認証テーブルは、予め正しいユ
    ーザ識別子、ユーザパスワード、および、アクセス権限
    識別子の組み合わせを記憶している請求項4記載のキャ
    ッシュ装置。
  6. 【請求項6】ユーザのアクセス権限を記述したアクセス
    権限テーブルを有し、上記アクセス権限識別子をキーと
    して、上記アクセス権限テーブルを検索することによっ
    て、ユーザのアクセス権限の種類を特定する請求項5記
    載のキャッシュ装置。
  7. 【請求項7】ユーザのアクセスが許可される上記記憶装
    置中の領域を特定するユーザ記憶容量管理テーブルを有
    し、ユーザ識別子をキーとして上記ユーザ記憶容量管理
    テーブルを検索することによってユーザがアクセス可能
    な上記記憶装置中の領域を特定する請求項4記載のキャ
    ッシュ装置。
  8. 【請求項8】上記ユーザ記憶容量管理テーブルは、ユー
    ザがアクセス可能な上記記憶装置中の領域の先頭ディレ
    クトリアドレスを特定する請求項7記載のキャッシュ装
    置。
  9. 【請求項9】ユーザのアクセスが許可される上記記憶装
    置の使用容量上限を特定するユーザ記憶容量管理テーブ
    ルを有し、ユーザ識別子をキーとして上記ユーザ記憶容
    量管理テーブルを検索することによってユーザが使用可
    能な上記記憶装置の使用容量上限を特定する請求項4記
    載のキャッシュ装置。
  10. 【請求項10】上記入力インタフェースで上記サーバ装
    置から読み出しデータを受信し、上記記憶装置で上記読
    み出しデータを一時的に保持し、上記出力インタフェー
    スで上記読み出しデータを上記クライアント装置に対し
    て送信する請求項1記載のキャッシュ装置。
  11. 【請求項11】上記出力インタフェースから、上記記憶
    装置で一時的に保持された上記書込みデータを、上記ク
    ライアント装置に対して送信する請求項10記載のキャ
    ッシュ装置。
  12. 【請求項12】ネットワークを介して接続されたクライ
    アント装置、および、該クライアント装置から送信され
    る書き込みデータを記録するサーバ装置を有するネット
    ワーク・システムであって、上記クライアント装置がサ
    ーバ装置に送信する上記書込みデータを中継するキャッ
    シュ装置を有し、該キャッシュ装置は、上記書込みデー
    タを上記クライアント装置から受信する入力インタフェ
    ースと、上記書込みデータを一時的に保持する記憶装置
    と、上記書込みデータを上記サーバ装置に対して送信す
    る出力インタフェースと、を有するネットワーク・シス
    テム。
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