JP2003344805A - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置及び映像表示方法

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JP2003344805A
JP2003344805A JP2002151037A JP2002151037A JP2003344805A JP 2003344805 A JP2003344805 A JP 2003344805A JP 2002151037 A JP2002151037 A JP 2002151037A JP 2002151037 A JP2002151037 A JP 2002151037A JP 2003344805 A JP2003344805 A JP 2003344805A
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screen surface
light
projecting
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Application number
JP2002151037A
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English (en)
Inventor
Ryohei Sugihara
良平 杉原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストでかつコンパクトな多画面映像表示装
置を提供する。 【解決手段】複数の異なる方向からの映像光をスクリー
ン面24−1に投影して、観察者の位置によって前記映
像光を選択的に眼球に投影する映像表示装置であって、
スクリーン面24−1に対して所定の位置関係で各々配
置された一対の表示素子22−1,22−2と、表示素
子22−1,22−2を照明する一対の光源20−1,
20−2と、表示素子22−1,22−2からの映像光
を各々スクリーン面24−1に投影するための一対の投
影レンズ23−1,23−2と、投影レンズ23−1,
23−2からの映像光をスクリーン面24−1が位置す
る方向に反射させるためのミラー26と、スクリーン面
24−1に投影された映像光を観察者の眼球に各々投影
するためのスクリーン24とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異なる方向
から射出される映像をスクリーン面に投影して観察者の
位置によって選択的に眼球に投影する映像表示装置及び
そのような映像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の多画面映像表示装置が
知られている。例えば、特開平6−230738号公報
は、2台のプロジェクターを用いて映像を2方向からス
クリーンへ投影する多画面映像表示装置において、1台
の表示装置の異なる観察場所に、異なる映像を表示する
多画面映像表示方法を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−230738号公報では、多画面映像表示を実現す
るのに、2つの表示素子、2つの投影レンズ、2つの光
源などを必要とするため、大きな設置スペースが必要に
なるとともに、コストも高くなってしまうという問題が
あった。
【0004】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、低コストで
かつコンパクトな多画面映像表示装置及びそのような映
像表示方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、複数の異なる方向から射出される
映像光をスクリーン面に投影することにより、前記複数
の映像光を観察者の位置によって選択的に眼球に投影す
る映像表示装置であって、前記スクリーン面に対して所
定の位置関係で各々配置された、映像を表示するための
少なくとも2つ以上の表示素子と、前記表示素子を各々
照明することで前記表示素子に映像光を各々射出させる
ための1つ以上の光源と、前記表示素子から各々射出さ
れる前記映像光を各々受け、前記映像光を各々スクリー
ン面に投影するために前記映像光を各々射出するための
少なくとも2組以上の投影レンズと、前記投影レンズか
ら各々射出される前記映像光を受け、各々前記スクリー
ン面が位置する方向に反射させて前記スクリーン面に対
して各々投影するための1つ以上の光学部材と、前記ス
クリーン面に各々投影された前記映像光を観察者の眼球
に各々投影するための接眼光学系とを具備する。
【0006】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図2の構成に対応する。
【0007】また、第2の発明は、複数の異なる方向か
ら射出される映像光をスクリーン面に投影することによ
り、前記複数の映像光を観察者の位置によって選択的に
眼球に投影する映像表示装置であって、前記スクリーン
面に対して所定の位置関係で各々配置された、映像を表
示するための少なくとも2つ以上の表示素子と、前記表
示素子を各々照明することで前記表示素子に映像光を各
々射出させるための1つ以上の光源と、前記表示素子か
ら各々射出される前記映像光を受け、前記映像光を各々
スクリーン面に投影するために前記映像光を各々射出す
るための単一の投影レンズと、前記投影レンズから各々
射出される前記映像光を受け、各々前記スクリーン面が
位置する方向に反射させて前記スクリーン面に対して各
々投影するための1つ以上の光学部材と、前記スクリー
ン面に各々投影された前記映像光を観察者の眼球に各々
投影するための接眼光学系とを具備する。
【0008】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図3の構成に対応する。
【0009】また、第3の発明は、複数の異なる方向か
ら射出される映像光をスクリーン面に投影することによ
り、前記複数の映像光を観察者の位置によって選択的に
眼球に投影する映像表示装置であって、前記スクリーン
面に対して所定の位置関係で各々配置された、映像を表
示するための少なくとも2つ以上の表示素子と、前記表
示素子を各々照明することで前記表示素子に映像光を各
々射出させるための単一の光源と、前記表示素子から各
々射出される前記映像光を各々受け、前記映像光を各々
スクリーン面に投影するために前記映像光を各々射出す
るための少なくとも2組以上の投影レンズと、前記投影
レンズから各々射出される前記映像光を受け、各々前記
スクリーン面が位置する方向に反射させて前記スクリー
ン面に対して各々投影するための1つ以上の光学部材
と、前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観
察者の眼球に各々投影するための接眼光学系とを具備す
る。
【0010】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図4の構成に対応する。
【0011】また、第4の発明は、複数の異なる方向か
ら射出される映像光をスクリーン面に投影することによ
り、前記複数の映像光を観察者の位置によって選択的に
眼球に投影する映像表示装置であって、前記スクリーン
面に対して所定の位置関係で配置された映像を表示する
ための単一の表示素子と、前記表示素子を各々照明する
ことで前記表示素子に映像光を射出させるための1つ以
上の光源と、前記表示素子から各々射出される前記映像
光を各々受け、前記映像光を各々スクリーン面に投影す
るために前記映像光を各々射出するための少なくとも2
組以上の投影レンズと、前記投影レンズから各々射出さ
れる前記映像光を受け、各々前記スクリーン面が位置す
る方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々投影
するための1つ以上の光学部材と、前記スクリーン面に
各々投影された前記映像光を観察者の眼球に各々投影す
るための接眼光学系とを具備する。
【0012】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図5の構成に対応する。
【0013】また、第5の発明は、第4の発明に係る映
像表示装置において、前記表示素子は、複数種類の映像
を時分割方式で切り替え表示する。
【0014】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図5の構成に対応する。
【0015】また、第6の発明は、第4の発明に係る映
像表示装置において、前記光源からの光線を各々S偏光
透過あるいはP偏光透過するための偏光板をさらに有
し、前記表示素子は、左右の映像に対応して配置された
P偏光透過領域とS偏光透過領域とから構成される偏光
素子を含む。
【0016】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図6,7の構成に対応する。
【0017】また、第7の発明は、第1乃至第6の発明
のいずれか1つに係る映像表示装置において、前記投影
レンズは、自由曲面光学系により構成されている。
【0018】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図8の構成に対応する。
【0019】また、第8の発明は、第1乃至第7の発明
のいずれか1つに係る映像表示装置おいて、前記光学部
材は、平面鏡、凸面鏡、凹面鏡または自由曲面ミラーで
構成されている。
【0020】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図9の構成に対応する。
【0021】また、第9の発明は、第1乃至第8の発明
のいずれか1つに係る映像表示装置において、前記表示
素子は、前記投影レンズの中心軸である光軸に対し、偏
心して配置されている。
【0022】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図1乃至図5及び図9の構成に対応する。
【0023】また、第10の発明は、映像表示方法であ
って、スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置
された、少なくとも2つ以上の表示素子が、映像を表示
し、1つ以上の光源が、前記表示素子を各々照明するこ
とで、前記表示素子に映像光を各々射出させ、少なくと
も2組以上の投影レンズが、前記表示素子から各々射出
される前記映像光を各々受け、前記映像光を各々スクリ
ーン面に投影するために前記映像光を各々射出し、1つ
以上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出される
前記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位置す
る方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々投影
し、接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された
前記映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴と
する、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリ
ーン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察
者の位置によって選択的に眼球に投影する。
【0024】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図2の構成に対応する。
【0025】また、第11の発明は、映像表示方法であ
って、スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置
された、少なくとも2つ以上の表示素子が、映像を表示
し、1つ以上の光源が、前記表示素子を各々照明するこ
とで、前記表示素子に映像光を各々射出させ、単一の投
影レンズが、前記表示素子から各々射出される前記映像
光を受け、前記映像光を各々スクリーン面に投影するた
めに前記映像光を各々射出し、1つ以上の光学部材が、
前記投影レンズから各々射出される前記映像光を各々受
け、各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて
前記スクリーン面に対して各々投影し、接眼光学系が、
前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者
の眼球に各々投影することを特徴とする、複数の異なる
方向から射出される映像光をスクリーン面に投影するこ
とにより、前記複数の映像光を観察者の位置によって選
択的に眼球に投影する。
【0026】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図3の構成に対応する。
【0027】また、第12の発明は、映像表示方法であ
って、スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置
された、少なくとも2つ以上の表示素子が、映像を表示
し、単一の光源が、前記表示素子を各々照明すること
で、前記表示素子に映像光を各々射出させ、少なくとも
2組以上の投影レンズが、前記表示素子から各々射出さ
れる前記映像光を各々受け、前記映像光を各々スクリー
ン面に投影するために前記映像光を各々射出し、1つ以
上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出される前
記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位置する
方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々投影
し、接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された
前記映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴と
する、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリ
ーン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察
者の位置によって選択的に眼球に投影する。
【0028】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図4の構成に対応する。
【0029】また、第13の発明は、映像表示方法であ
って、スクリーン面に対して所定の位置関係で配置され
た単一の表示素子が、映像を表示し、1つ以上の光源
が、前記表示素子を各々照明することで、前記表示素子
に映像光を射出させ、少なくとも2組以上の投影レンズ
が、前記表示素子から各々射出される前記映像光を各々
受け、前記映像光を各々スクリーン面に投影するために
前記映像光を各々射出し、1つ以上の光学部材が、前記
投影レンズから各々射出される前記映像光を各々受け、
各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて前記
スクリーン面に対して各々投影し、接眼光学系が、前記
スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者の眼
球に各々投影することを特徴とする、複数の異なる方向
から射出される映像光をスクリーン面に投影することに
より、前記複数の映像光を観察者の位置によって選択的
に眼球に投影する。
【0030】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図5の構成に対応する。
【0031】また、第14の発明は、第13の発明に係
る映像表示方法において、前記表示素子は、複数種類の
映像を時分割方式で切り替え表示する。
【0032】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図5の構成に対応する。
【0033】また、第15の発明は、第13の発明に係
る映像表示方法において、前記光源からの光線を各々S
偏光透過あるいはP偏光透過するための偏光板をさらに
有し、前記表示素子は、左右の映像に対応して配置され
たP偏光透過領域とS偏光透過領域とから構成される偏
光素子を含む。
【0034】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図6,7の構成に対応する。
【0035】また、第16の発明は、第10乃至第15
のいずれか1つの発明に係る映像表示方法において、前
記投影レンズは、自由曲面光学系により配置されてい
る。
【0036】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図8の構成に対応する。
【0037】また、第17の発明は、第10乃至第16
のいずれか1つの発明に係る映像表示方法において、前
記光学部材は、平面鏡、凸面鏡、凹面鏡または自由曲面
ミラーで構成されている。
【0038】この構成は、例えば、後述する実施の形態
の図9の構成に対応する。
【0039】また、第18の発明は、第10乃至第15
のいずれか1つの発明に係る映像表示方法において、前
記表示素子は、前記投影レンズの中心軸である光軸に対
し、偏心させて配置されている。 この構成は、例え
ば、後述する実施の形態の図1乃至図5及び図9の構成
に対応する。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した多画面
映像表示装置の基本的な構成を示す図であり、スクリー
ン14に対して所定の位置関係で各々配置された一対の
表示素子12−1,12−2と、照明レンズ11−1,
11−2を介して前記一対の表示素子12−1,12−
2を各々照明する一対の光源10−1,10−2と、前
記一対の表示素子12−1,12−2から射出される映
像光を接眼光学系としてのスクリーン14上に投影する
ための一対の投影レンズ13−1,13−2とを具備す
る。このとき、表示素子12−1,12−2の各中心軸
を投影レンズ13−1,13−2の各中心軸である光軸
に対し、偏心させて配置することによって、投影された
映像光が歪まないようにしている。
【0041】多画面表示を行なうにあたって、光源10
−1により照射された表示素子12−1から射出される
映像光は投影レンズ13−1によりスクリーン14上に
投影される。また、光源10−2により照射された表示
素子12−2から射出される映像光は投影レンズ13−
2により該スクリーン14に投影される。
【0042】スクリーン14は、投影された投影光を観
察者が観察可能なように略平行な光として射出する凸レ
ンズの作用と、左右それぞれの映像が重なって見えず、
かつ、ある程度の観察領域を持たせるような拡散作用と
をもつ光学素子である。スクリーン14のこのような作
用により、複数の映像が観察者の位置によって選択的に
観察者の眼球に投影される。すなわち、スクリーン14
の左方前面に位置する観察者15−1は表示素子12−
2から射出される映像を見ることができ、スクリーン1
4の右方前面に位置する観察者15−2は表示素子12
−1から射出される映像を見ることができる。
【0043】なお、表示素子12−1,12−2はLC
D、LCOS(反射型液晶)、OLED、DMD(マイ
クロミラーアレイ)などで構成される。また、スクリー
ン14は、拡散板、レンチキュラ、マイクロレンズアレ
イ、ダブルレンチキュラ、HOE(ホログラム素子)、
あるいはプリズムシートなどで構成されるか、あるい
は、それらの組み合わせにより構成される。
【0044】(第1実施形態)図2は、本発明の第1実
施形態に係る映像表示装置の構成を示す図である。図2
に示すように、本映像表示装置は、スクリーン面24−
1に対して所定の位置関係で各々配置された一対の表示
素子22−1,22−2と、照明レンズ21−1,21
−2を介して前記一対の表示素子22−1,22−2を
各々照明する一対の光源20−1,20−2と、前記一
対の表示素子22−1,22−2から各々射出される映
像光をスクリーン面24−1に投影するための一対の投
影レンズ23−1,23−2と、前記投影レンズ23−
1,23−2から射出される映像光をスクリーン面24
−1が位置する方向に反射させるための光学部材として
の例えば平面鏡のようなミラー26と、スクリーン面2
4−1に投影された映像を観察者25−1,25−2の
眼球に各々投影するための接眼光学系としてのスクリー
ン24とで構成される。このとき、表示素子22−1,
22−2の各中心軸を投影レンズ23−1,23−2の
各中心軸である光軸に対し、偏心させて配置することに
よって、投影された映像光が歪まないようにしている。
また、図2のように「一枚の投影レンズを一対(つまり
2枚)配置させる構成の他、複数のレンズを重ね合わ
せ、あたかも一枚のレンズであるかのような効果を奏す
る「一組のレンズ」を同じ場所に配置させ、そのような
組になったレンズを2組以上配置するような投影レンズ
の構成にしてもよい。
【0045】上記した構成において、光源20−1によ
り照射された表示素子22−1から射出される映像光は
投影レンズ23−1を通った後、スクリーン面24−1
に到達する前に、ミラー26によってスクリーン面24
−1が位置する方向に反射されて当該スクリーン面24
−1に投影される。スクリーン面24−1に投影された
映像は、スクリーン24によって観察者25−2の眼球
に各々投影される。
【0046】また、光源20−2により照射された表示
素子22−2から射出される映像光は投影レンズ23−
2を通った後、スクリーン面24−1に到達する前に、
ミラー26によってスクリーン面24−1が位置する方
向に反射されて当該スクリーン面24−1に投影され
る。スクリーン面24−1に投影された映像は、スクリ
ーン24によって観察者25−1の眼球に投影される。
【0047】上記した第1実施形態によれば、ミラー2
6によって一対の投影レンズ23−1,23−2からス
クリーン面24−1までの光路を途中で反射するように
したので、装置の構成をコンパクトにして省スペース化
を図ることができる。
【0048】(第2実施形態)図3は、本発明の第2実
施形態に係る映像表示装置の構成を示す図である。図3
に示すように、本映像表示装置は、スクリーン面34−
1に対して所定の位置関係で各々配置された一対の表示
素子32−1,32−2と、照明レンズ31−1,31
−2を介して前記一対の表示素子32−1,32−2を
各々照明する一対の光源30−1,30−2と、前記一
対の表示素子32−1,32−2から各々射出される映
像光を各々スクリーン面に投影するための単一の投影レ
ンズ33と、この投影レンズ33から射出される映像光
を各々スクリーン面34−1が位置する方向に反射させ
るために当該スクリーン面34−1に垂直に配置された
光学部材としての例えば複数のミラー36と、スクリー
ン面34−1に投影された映像を観察者35−1,35
−2の眼球に各々投影するための接眼光学系としてのス
クリーン34とで構成される。
【0049】このとき、表示素子32−1,32−2の
各中心軸を投影レンズ33の中心軸である光軸に対し、
偏心させて配置することによって、投影された映像光が
歪まないようにしている。また、「単一のレンズ」と
は、複数のレンズを重ね合わせ、あたかも一枚のレンズ
であるかのような効果を奏する「一組のレンズ」が同じ
場所に配置されているという概念も含む。
【0050】上記した構成において、光源30−1によ
り照射された表示素子32−1から射出される映像光は
投影レンズ33を通った後、スクリーン面34−1に到
達する前に、ミラー36によってスクリーン面34−1
が位置する方向に反射されて当該スクリーン面34−1
に投影される。スクリーン面34−1に投影された映像
は、スクリーン34によって観察者35−1の眼球に投
影される。
【0051】また、光源30−2により照射された表示
素子32−2から射出される映像光は投影レンズ33を
通った後、スクリーン面34−1に到達する前に、ミラ
ー36によってスクリーン面34−1が位置する方向に
反射されて当該スクリーン面34−1に投影される。ス
クリーン面34−1に投影された映像は、スクリーン3
4によって観察者35−2の眼球に投影される。
【0052】上記した第2実施形態によれば、単一の投
影レンズ33によって2つの表示素子32−1,32−
2から射出される映像光を各々投影するようにしたの
で、低コスト化及び省スペース化を図ることができる。
さらに、投影レンズ33から射出される映像光をミラー
36により反射するようにしたので、装置の構成をコン
パクトにしてさらなる省スペース化を図ることができ
る。
【0053】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態に係る映像表示装置の構成を示す図である。図4
に示すように、本映像表示装置は、スクリーン面44−
1に対して所定の位置関係で各々配置された一対の表示
素子42−1,42−2と、照明レンズ41−1,41
−2を介して前記一対の表示素子42−1,42−2を
各々照明する単一の光源40と、前記一対の表示素子4
2−1,42−2から各々射出される映像光を各々スク
リーン面44−1に投影するための一対の投影レンズ4
3−1,43−2と、この投影レンズ43−1,43−
2から各々射出される映像光を各々スクリーン面44−
1が位置する方向に反射させるために当該スクリーン面
44−1に垂直に配置された光学部材としての例えば複
数のミラー46と、スクリーン面44−1に投影された
映像を観察者45−1,45−2の眼球に各々投影する
ための接眼光学系としてのスクリーン44とで構成され
る。このとき、表示素子42−1,42−2の各中心軸
を投影レンズ43−1,43−2の各中心軸である光軸
に対し、偏心させて配置することによって、投影された
映像光が歪まないようにしている。また、図4のように
「一枚の投影レンズを一対(つまり2枚)配置させる構
成の他、複数のレンズを重ね合わせ、あたかも一枚のレ
ンズであるかのような効果を奏する「一組のレンズ」を
同じ場所に配置させ、そのような組になったレンズを2
組以上配置するような投影レンズの構成にしてもよい。
【0054】上記した構成において、光源40により照
射された表示素子42−1から射出される映像光は投影
レンズ43−1を通った後、スクリーン面44−1に到
達する前に、ミラー46によってスクリーン面44−1
が位置する方向に反射されて当該スクリーン面44−1
に投影される。スクリーン面44−1に投影された映像
は、スクリーン44によって観察者45−2の眼球に投
影される。
【0055】また、光源40により照射された表示素子
42−2から射出される映像光は投影レンズ43−2を
通った後、スクリーン面44−1に到達する前に、ミラ
ー46によってスクリーン面44−1が位置する方向に
反射されて当該スクリーン面44−1に投影される。ス
クリーン面44−1に投影された映像は、スクリーン4
4によって観察者45−1の眼球に投影される。
【0056】上記した第3実施形態によれば、単一の光
源40によって2つの表示素子42−1,42−2を各
々照射するようにしたので、低コスト化及び省スペース
化を図ることができる。さらに、投影レンズ43−1,
43−2から各々射出される映像光を各々ミラー46に
より反射させるようにしたので、装置の構成をコンパク
トにしてさらなる省スペース化を図ることができる。
【0057】(第4実施形態)図5は、本発明の第4実
施形態に係る映像表示装置の構成を示す図である。図5
に示すように、本映像表示装置は、スクリーン面54−
1に対して所定の位置関係で配置された単一の表示素子
52と、単一の照明レンズ51を介して前記単一の表示
素子52を各々照明する一対の光源50−1,50−2
と、前記単一の表示素子52から射出される映像光をス
クリーン面54−1に投影するための一対の投影レンズ
53−1,53−2と、この投影レンズ53−1,53
−2から各々射出される映像光を各々スクリーン面54
−1が位置する方向に反射させるために当該スクリーン
面54−1に垂直に配置された光学部材としての例えば
複数のミラー56と、スクリーン面54−1に投影され
た映像を観察者55−1,55−2の眼球に各々投影す
るための接眼光学系としてのスクリーン54とで構成さ
れる。このとき、投影レンズ53−1,53−2の各中
心軸である光軸を表示素子52の中心軸に対し、偏心さ
せて配置することによって、投影された映像光が歪まな
いようにしている。また、図5のように「一枚の投影レ
ンズを一対(つまり2枚)配置させる構成の他、複数の
レンズを重ね合わせ、あたかも一枚のレンズであるかの
ような効果を奏する「一組のレンズ」を同じ場所に配置
させ、そのような組になったレンズを2組以上配置する
ような投影レンズの構成にしてもよい。
【0058】この実施形態では、単一の表示素子52
は、左右の映像が時分割で例えば120Hzの速度で切
り替え表示されるように駆動制御される。また、光源5
0−1と光源50−2の点灯及び消灯は、表示素子52
に表示される左用又は右用映像の表示タイミングと連動
して切り替え制御される。
【0059】上記した構成において、光源50−1が点
灯されたときの表示素子52から射出される左用の映像
光は投影レンズ53−2を通った後、スクリーン面54
−1に到達する前に、ミラー56によってスクリーン面
54−1が位置する方向に反射されて当該スクリーン面
54−1に投影される。スクリーン面54−1に投影さ
れた映像は、スクリーン54によって観察者55−1の
眼球に投影される。
【0060】また、光源50−2が点灯されたときの表
示素子52から射出される右用の映像光は投影レンズ5
3−1を通った後、スクリーン面54−1に到達する前
に、ミラー56によってスクリーン面54−1が位置す
る方向に反射されて当該スクリーン面54−1に投影さ
れる。スクリーン面54−1に投影された映像は、スク
リーン54によって観察者55−2の眼球に投影され
る。
【0061】上記した第4実施形態によれば、単一の表
示素子52により左右の映像を表示するようにしたの
で、低コスト化及び省スペース化を図ることができる。
さらに、投影レンズ53−1,53−2から各々射出さ
れた映像光をミラー56により反射するようにしたの
で、装置の構成をコンパクトにしてさらなる省スペース
化を図ることができる。
【0062】図6及び図7は、上記した第4実施形態の
変形例を説明するための図である。本変形例では単一の
表示素子52による左右の映像の表示を時分割方式によ
らないで実現することを特徴とする。
【0063】図6は、本変形例に係る映像表示装置の構
成を示している。図6に示すように、一対の光源100
−1,100−2と、一対の偏光板101−1,101
−2と、照明レンズ102と、表示素子103とを具備
している。
【0064】偏光板101−1は光源100−1からの
光線のうちS偏光のみを透過し、偏光板101−2は光
源100−2からの光線のうちP偏光のみを透過するよ
うになっている。
【0065】また、本変形例の表示素子103は図6に
記載された内容に関連する他の例として図7(A)の断
面図で示すように、ガラス板110と偏光素子(出射
側)111と例えばTN液晶などの、光の偏光が例えば
90度回転する旋光性を有する液晶112と偏光素子
(入射側)113とガラス板114とを積層した構成を
有する。図7(B)は上記入射側の偏光素子113の内
部構成を示しており、上からP偏光透過領域113a、
S偏光透過領域113b、P偏光透過領域113a、S
偏光透過領域113bが順に交互に配置されている。ま
た、図7(C)は上記出射側の偏光素子111の内部構
成を示しており、上からS偏光透過領域111a、P偏
光透過領域111b、S偏光透過領域111a、P偏光
透過領域111bが順に交互に配置されている。このよ
うに本実施形態の表示素子103は、入射側の偏光素子
113と出射側の偏光素子111との偏光特性が互いに
90度回転するような構造を有している。
【0066】上記した構成において、光源100−1が
点灯したときの偏光板101−1から射出されるS偏光
は照明レンズ102を介して表示素子103に入射さ
れ、液晶112を通過することにより偏光が90度ず
れ、該表示素子103からはP偏光の映像が射出され
る。また、光源100−2が点灯したときの偏光板10
1−2から射出されるP偏光は照明レンズ102を介し
て表示素子103に入射され、液晶112を通過するこ
とにより偏光が90度ずれ、該表示素子103からはS
偏光の映像が射出される。また、液晶112に電流を流
すと偏光のずれがなくなるので、偏光素子111,11
3の向きをそれぞれ工夫すれば、偏光板101−1,1
01−2から射出されるP偏光やS偏光の映像光を選択
的に表示素子から射出させたり、表示素子から映像光を
射出させたり止めたりすることもできる。これ以後の作
用は第4実施形態について上記した通りである。
【0067】このような方法によれば、左右の映像の表
示毎に表示素子103を時分割で切り替えることなしに
単一の表示素子103による左右の映像の表示を実現し
ながら、上記した第4実施形態の効果を得ることができ
る。
【0068】(第5実施形態)以下に、本発明の第5実
施形態について説明する。本実施形態は映像光をスクリ
ーン面に投影する投影レンズを自由曲面光学系で構成し
たことを特徴とする。通常、像の歪(収差)を少なくす
るためには、数枚のレンズを組み合わせて投影レンズを
構成しなければならないが、自由曲面光学系を利用する
ことにより光学部品点数を削減することができ、部品の
配置の自由度も向上するので、低コスト化及び省スペー
ス化を図ることができる。
【0069】本実施形態の考え方は、上記した第1〜第
4のいずれの実施形態にも適用可能であるが、ここで
は、第1の実施形態に適用した場合について説明する。
【0070】図8に示すように、本映像表示装置は、ス
クリーン面64−1に対して所定の位置関係で各々配置
された一対の表示素子62−1,62−2と、照明レン
ズ61−1,61−2を介して一対の表示素子62−
1,62−2を各々照明する一対の光源60−1,60
−2と、前記一対の表示素子62−1,62−2から各
々射出される映像光をスクリーン面64−1に投影する
ための一対の自由曲面光学系67−1,67−2と、こ
の一対の自由曲面光学系67−1,67−2から各々射
出される映像光をスクリーン面64−1が位置する方向
に反射させるための光学部材としての例えば平面鏡のよ
うなミラー66と、スクリーン面64−1に投影された
映像を観察者65−1,65−2の眼球に各々投影する
ための接眼光学系としてのスクリーン64とで構成され
る。
【0071】上記した構成において、光源60−1によ
り照射された表示素子62−1から射出される映像光は
自由曲面光学系67−1を通った後、スクリーン面64
−1に到達する前に、ミラー66によってスクリーン面
64−1が位置する方向に反射されて当該スクリーン面
64−1に投影される。スクリーン面64−1に投影さ
れた映像は、スクリーン64によって観察者65−2の
眼球に投影される。
【0072】また、光源60−2により照射された表示
素子62−2から射出される映像光は自由曲面光学系6
7−2を通った後、スクリーン面64−1に到達する前
に、ミラー66によってスクリーン面64−1が位置す
る方向に反射されて当該スクリーン面64−1に投影さ
れる。スクリーン面64−1に投影された映像は、スク
リーン64によって観察者65−1の眼球に投影され
る。
【0073】(第6実施形態)以下に、本発明の第6実
施形態について説明する。本実施形態は映像光をスクリ
ーン面が位置する方向に反射させるのに用いられるミラ
ーを自由曲面ミラーで構成したことを特徴とする。ある
いは凹面鏡や凸面鏡であってもよい。
【0074】多画面映像表示を実現するためには多方向
から射出される映像光をスクリーン面に投影する必要が
ある。この場合、スクリーンは単体であるので該スクリ
ーンに対して2つの映像を斜めから投影することにな
り、歪を補正する光学系が必要になる。そこで本実施形
態では、自由曲面ミラーを映像光の反射のために用いる
だけでなく、歪補正用として兼用するようにしたもので
ある。これによって、投影レンズの歪補正の負担を少な
くすることができ、投影レンズの構成を簡単にすること
が可能となる。このようにして、歪補正の自由度を上げ
るとともに、全体の構成をコンパクトにしつつ、低コス
ト化を図ることができる。
【0075】本実施形態の考え方は、上記した第1〜第
5のいずれの実施形態にも適用可能であるが、ここで
は、第1の実施形態に適用した場合について説明する。
【0076】図9に示すように、本映像表示装置は、ス
クリーン面74−1に対して所定の位置関係で各々配置
された一対の表示素子72−1,72−2と、照明レン
ズ71−1,71−2を各々介して前記一対の表示素子
72−1,72−2を各々照明する一対の光源70−
1,70−2と、前記一対の表示素子72−1,72−
2から各々射出される映像光をスクリーン面74−1に
投影するための一対の投影レンズ73−1,73−2
と、この一対の投影レンズ73−1,73−2から各々
射出される映像光をスクリーン面74−1が位置する方
向に反射させるための光学部材としての一対の自由曲面
ミラー76−1,76−2と、スクリーン面74−1に
投影された映像を観察者75−1,75−2の眼球に各
々投影するための接眼光学系としてのスクリーン74と
で構成される。このとき、表示素子72−1,72−2
の各中心軸を投影レンズ73−1,73−2の各中心軸
である光軸に対し、偏心させて配置することによって、
投影された映像光が歪まないようにしている。
【0077】上記した構成において、光源70−1によ
り照射された表示素子72−1から射出される映像光は
投影レンズ73−1を通った後、スクリーン面74−1
に到達する前に、自由曲面ミラー76−1によってスク
リーン面74−1が位置する方向に反射されて当該スク
リーン面74−1に投影される。スクリーン面74−1
に投影された映像は、スクリーン74によって観察者7
5−2の眼球に投影される。
【0078】また、光源70−2により照射された表示
素子72−2から射出される映像光は投影レンズ73−
2を通った後、スクリーン面74−1に到達する前に、
自由曲面ミラー76−2によってスクリーン面74−1
が位置する方向に反射されて当該スクリーン面74−1
に投影される。スクリーン面74−1に投影された映像
は、スクリーン74によって観察者75−1の眼球に投
影される。
【0079】図10は、本発明に係る映像表示装置及び
その映像表示方法の具体的な応用例について説明するた
めの図である。ここでは、本発明を図10に示すような
カーナビゲーションシステム(以下、カーナビと称す)
における車載モニタ80として利用することを考える。
【0080】本発明に係る映像表示方法を用いた多画面
表示手法により見る方向によって異なる映像を表示可能
な機能を車載モニタ80に持たせることができる。ここ
では、運転手81からは映像光1によりカーナビ映像や
ITS情報表示を閲覧でき、助手席の乗客82や後部座
席の乗客83,84からは映像光2によりTV映像、映
画映像、その他の情報検索の映像を楽しめるようにする
ことを考える。この場合、カーナビとしての映像は、一
方では運転手81のみが観察できればよいので、運転手
81の眼球にのみ本発明に係る図2乃至図9に示したい
ずれかの方法で選択的に映像光1が投影されるような設
定にし、他の乗客82,83,84の眼球には同様の方
法によって映像光2が選択的に投影されるような設定に
すればよい。
【0081】図11は、本発明に係る映像表示装置及び
その映像表示方法の他の応用例について説明するための
図である。ここでは本発明を対戦ゲーム用のモニタに応
用することを考える。通常それぞれ違った映像で対戦ゲ
ームを行う場合には、画面を分割したり、2台のモニタ
ーでプレイしたりすることがほとんどであった。しか
し、画面分割では表示領域が狭くなってしまうという問
題があり、2台のモニターでは2台分のモニターが必要
であることと、設置スペースの面でも負担が大きいとい
う問題があった。
【0082】そこで、本発明に係る図2乃至図9に示し
たようないずれかの映像表示装置と同様の構成をとるモ
ニタ90を利用して、1台のモニタでそれぞれ違った映
像を左右で見ることができるようなモニタを実現するこ
とが可能となる。つまり、1プレイヤーに対しては映像
光1を、2プレイヤーに対しては映像光2をそれぞれモ
ニタ90から投影すれば、対戦ゲームなどで、左右のプ
レイヤーごとに異なる映像を提供できる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、低コストでかつコンパ
クトな映像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した多画面映像表示装置の基本的
な構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態の変形例を説明するため
の図(その1)である。
【図7】本発明の第4実施形態の変形例を説明するため
の図(その2)である。
【図8】本発明の第5実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図9】本発明の第6実施形態に係る映像表示装置の構
成を示す図である。
【図10】本発明に係る映像表示装置及びその映像表示
方法の具体的な応用例について説明するための図であ
る。
【図11】本発明に係る映像表示装置及びその映像表示
方法の他の応用例について説明するための図である。
【符号の説明】
10−1,10−2 光源 11−1,11−2 照明レンズ 12−1,12−2 表示素子 13−1,13−2 投影レンズ 14 スクリーン 15−1,15−2 観察者 20−1,20−2 光源 21−1,21−2 照明レンズ 22−1,22−2 表示素子 23−1,23−2 投影レンズ 24 スクリーン 24−1 スクリーン面 25−1,25−2 観察者 26 ミラー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA19 EA20 GA02 HA18 JA05 MA20 2K103 AA05 AA16 AA17 AA19 AB07 BB10 BC03 BC05 BC14 BC17 CA40 5C058 BA21 DA04 EA02 EA32

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる方向から射出される映像光
    をスクリーン面に投影することにより、前記複数の映像
    光を観察者の位置によって選択的に眼球に投影する映像
    表示装置であって、 前記スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置さ
    れた、映像を表示するための少なくとも2つ以上の表示
    素子と、 前記表示素子を各々照明することで前記表示素子に映像
    光を各々射出させるための1つ以上の光源と、 前記表示素子から各々射出される前記映像光を各々受
    け、前記映像光を各々スクリーン面に投影するために前
    記映像光を各々射出するための少なくとも2組以上の投
    影レンズと、 前記投影レンズから各々射出される前記映像光を受け、
    各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて前記
    スクリーン面に対して各々投影するための1つ以上の光
    学部材と、 前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者
    の眼球に各々投影するための接眼光学系と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の異なる方向から射出される映像光
    をスクリーン面に投影することにより、前記複数の映像
    光を観察者の位置によって選択的に眼球に投影する映像
    表示装置であって、 前記スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置さ
    れた、映像を表示するための少なくとも2つ以上の表示
    素子と、 前記表示素子を各々照明することで前記表示素子に映像
    光を各々射出させるための1つ以上の光源と、 前記表示素子から各々射出される前記映像光を受け、前
    記映像光を各々スクリーン面に投影するために前記映像
    光を各々射出するための単一の投影レンズと、 前記投影レンズから各々射出される前記映像光を受け、
    各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて前記
    スクリーン面に対して各々投影するための1つ以上の光
    学部材と、 前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者
    の眼球に各々投影するための接眼光学系と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の異なる方向から射出される映像光
    をスクリーン面に投影することにより、前記複数の映像
    光を観察者の位置によって選択的に眼球に投影する映像
    表示装置であって、 前記スクリーン面に対して所定の位置関係で各々配置さ
    れた、映像を表示するための少なくとも2つ以上の表示
    素子と、 前記表示素子を各々照明することで前記表示素子に映像
    光を各々射出させるための単一の光源と、 前記表示素子から各々射出される前記映像光を各々受
    け、前記映像光を各々スクリーン面に投影するために前
    記映像光を各々射出するための少なくとも2組以上の投
    影レンズと、 前記投影レンズから各々射出される前記映像光を受け、
    各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて前記
    スクリーン面に対して各々投影するための1つ以上の光
    学部材と、 前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者
    の眼球に各々投影するための接眼光学系と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 複数の異なる方向から射出される映像光
    をスクリーン面に投影することにより、前記複数の映像
    光を観察者の位置によって選択的に眼球に投影する映像
    表示装置であって、 前記スクリーン面に対して所定の位置関係で配置され
    た、映像を表示するための単一の表示素子と、 前記表示素子を各々照明することで前記表示素子に映像
    光を射出させるための1つ以上の光源と、 前記表示素子から各々射出される前記映像光を各々受
    け、前記映像光を各々スクリーン面に投影するために前
    記映像光を各々射出するための少なくとも2組以上の投
    影レンズと、 前記投影レンズから各々射出される前記映像光を受け、
    各々前記スクリーン面が位置する方向に反射させて前記
    スクリーン面に対して各々投影するための1つ以上の光
    学部材と、 前記スクリーン面に各々投影された前記映像光を観察者
    の眼球に各々投影するための接眼光学系と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示素子は、複数種類の映像を時分
    割方式で切り替え表示することを特徴とする請求項4記
    載の映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記光源からの光線を各々S偏光透過あ
    るいはP偏光透過するための偏光板をさらに有し、前記
    表示素子は、左右の映像に対応して配置されたP偏光透
    過領域とS偏光透過領域とから構成される偏光素子を含
    むことを特徴とする請求項4記載の映像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記投影レンズは、自由曲面光学系によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1つに記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記光学部材は、平面鏡、凸面鏡、凹面
    鏡または自由曲面ミラーで構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1つに記載の映像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記表示素子は、前記投影レンズの中心
    軸である光軸に対し、偏心して配置されていることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の映像表
    示装置。
  10. 【請求項10】 スクリーン面に対して所定の位置関係
    で各々配置された、少なくとも2つ以上の表示素子が、
    映像を表示し、 1つ以上の光源が、前記表示素子を各々照明すること
    で、前記表示素子に映像光を各々射出させ、 少なくとも2組以上の投影レンズが、前記表示素子から
    各々射出される前記映像光を各々受け、前記映像光を各
    々スクリーン面に投影するために前記映像光を各々射出
    し、 1つ以上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出さ
    れる前記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位
    置する方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々
    投影し、 接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された前記
    映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴とす
    る、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリー
    ン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察者
    の位置によって選択的に眼球に投影する映像表示方法。
  11. 【請求項11】 スクリーン面に対して所定の位置関係
    で各々配置された、少なくとも2つ以上の表示素子が、
    映像を表示し、 1つ以上の光源が、前記表示素子を各々照明すること
    で、前記表示素子に映像光を各々射出させ、 単一の投影レンズが、前記表示素子から各々射出される
    前記映像光を受け、前記映像光を各々スクリーン面に投
    影するために前記映像光を各々射出し、 1つ以上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出さ
    れる前記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位
    置する方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々
    投影し、 接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された前記
    映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴とす
    る、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリー
    ン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察者
    の位置によって選択的に眼球に投影する映像表示方法。
  12. 【請求項12】 スクリーン面に対して所定の位置関係
    で各々配置された、少なくとも2つ以上の表示素子が、
    映像を表示し、 単一の光源が、前記表示素子を各々照明することで、前
    記表示素子に映像光を各々射出させ、 少なくとも2組以上の投影レンズが、前記表示素子から
    各々射出される前記映像光を各々受け、前記映像光を各
    々スクリーン面に投影するために前記映像光を各々射出
    し、 1つ以上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出さ
    れる前記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位
    置する方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々
    投影し、 接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された前記
    映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴とす
    る、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリー
    ン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察者
    の位置によって選択的に眼球に投影する映像表示方法。
  13. 【請求項13】 スクリーン面に対して所定の位置関係
    で配置された単一の表示素子が、映像を表示し、 1つ以上の光源が、前記表示素子を各々照明すること
    で、前記表示素子に映像光を射出させ、 少なくとも2組以上の投影レンズが、前記表示素子から
    各々射出される前記映像光を各々受け、前記映像光を各
    々スクリーン面に投影するために前記映像光を各々射出
    し、 1つ以上の光学部材が、前記投影レンズから各々射出さ
    れる前記映像光を各々受け、各々前記スクリーン面が位
    置する方向に反射させて前記スクリーン面に対して各々
    投影し、 接眼光学系が、前記スクリーン面に各々投影された前記
    映像光を観察者の眼球に各々投影することを特徴とす
    る、複数の異なる方向から射出される映像光をスクリー
    ン面に投影することにより、前記複数の映像光を観察者
    の位置によって選択的に眼球に投影する映像表示方法。
  14. 【請求項14】 前記表示素子は、複数種類の映像を時
    分割方式で切り替え表示することを特徴とする請求項1
    3に記載の映像表示方法。
  15. 【請求項15】 前記光源からの光線を各々S偏光透過
    あるいはP偏光透過するための偏光板をさらに有し、前
    記表示素子は、左右の映像に対応して配置されたP偏光
    透過領域とS偏光透過領域とから構成される偏光素子を
    含むことを特徴とする請求項13に記載の映像表示方
    法。
  16. 【請求項16】 前記投影レンズは、自由曲面光学系に
    より配置されていることを特徴とする請求項10乃至1
    5のいずれか1つに記載の映像表示方法。
  17. 【請求項17】 前記光学部材は、平面鏡、凸面鏡、凹
    面鏡または自由曲面ミラーで構成されていることを特徴
    とする請求項10乃至16のいずれか1つに記載の映像
    表示方法。
  18. 【請求項18】 前記表示素子は、前記投影レンズの中
    心軸である光軸に対し、偏心させて配置されていること
    を特徴とする請求項10乃至15のいずれか1つに記載
    の映像表示方法。
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