JP2003344498A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JP2003344498A JP2002153791A JP2002153791A JP2003344498A JP 2003344498 A JP2003344498 A JP 2003344498A JP 2002153791 A JP2002153791 A JP 2002153791A JP 2002153791 A JP2002153791 A JP 2002153791A JP 2003344498 A JP2003344498 A JP 2003344498A
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Morihiko Hamada
守彦 浜田
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    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブ針と試料との接触後におけるプロー
ブ針の伸縮を抑制してプローブ針と試料との接触の圧力
を好適に設定し、安定した試験を行うことができる半導
体試験装置を提供する。 【解決手段】 半導体試験装置は、チャック22に配置
されて所定検査温度にされるウエーハWにプローブ針2
6を接触させてウエーハWを検査する。この半導体試験
装置は、プローブ針26を接触させてプローブ針26を
上記所定検査温度にするヒートブロック41を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスや
基板等のプローブテストを行う半導体試験装置に関す
る。
【0002】近年、LSI製造技術の進化により、同じ
面積のウエーハ上での回路数は増加の一途をたどってい
る。そこで、回路状態を良否判断するプローブテストの
検査時間の効率化に向けた複数LSIの同時測定のニー
ズも高まっている。これに対応してプローブカードに配
列されるプローブ針の数(針数)も増え、また、針と針
との間隔(ピッチ)もより狭いもの(40マイクロメー
タピッチ以下)へと移行している。初期のプローブカー
ドの針数は20〜80本程度であったが、現在では60
0〜800本が主流となり、1000本を数えるプロー
ブカードも製造されている。
【0003】さて、携帯電話、車載品等では使用する温
度環境が低温から高温までとさまざまであり、こうした
製品を動作保証する条件は厳しくなっている。このた
め、当該製品に採用される回路等のプローブテストにお
いては、検査時の設定温度に関わらずプローブ針が略均
一に接触する改善が必須である。
【0004】
【従来の技術】従来、ウェハ試験におけるプローブテス
トでは、プローブカードに多数設けられるプローブ針を
ウェハ基板上に形成されたパッドに所定の針圧で当接さ
せ、その状態で半導体試験装置にあらかじめ設定されて
いるプログラムに基づいて、通電試験が行われる。
【0005】半導体試験装置において、プローブカード
に配列されるプローブ針は、検査時の設定温度が高温で
は伸び、それが低温では縮む傾向にある。この伸縮によ
りパッドに対するプローブ針の接触圧力が変化し、良好
なコンタクトが得られない。この温度によるプローブ針
の伸縮の影響を緩和した従来の検査態様について図面に
従い以下に説明する。
【0006】ここで、図8は従来の半導体試験装置によ
るプローブテストのシーケンスを示すフローチャートで
あり、図9は同装置によるプリヒート態様を示す説明図
である。図9に示されるように、この半導体試験装置
は、略円盤状の試料台としてのチャック90と、プロー
ブカード91とを備えており、プローブカード91には
複数のプローブ針92が配列されている。そして、チャ
ック90には、回路を実装した試料としてのウエーハW
が載置されている。また、この半導体試験装置は、ウエ
ーハWを温めるためのヒータ93を備えている。
【0007】このような構造にあって、この半導体試験
装置は、図8の検査開始に伴いチャック90を所定の検
査温度に到達させる(ステップS91)。具体的には、
半導体試験装置は、上記ヒータ93を通電制御してチャ
ック90を所定の検査温度まで温め、この状態を保持す
る。
【0008】次に、半導体試験装置は、チャック90を
プローブカード91の下方に所定距離(例えば500μ
m)離隔した位置に移動し、プローブカード91のプロ
ーブ針92をプリヒートする(ステップS92)。すな
わち、半導体試験装置は、プローブ針92の下方に配置
したチャック90の放射熱を利用して、上記検査温度に
近付くように同プローブ針92を数分から数十分(カー
ドサイズに依存)温める。
【0009】次いで、半導体試験装置は、上記プローブ
針92の針先の高さ及びウエーハWの端面の高さを図示
しないカメラにてそれぞれ認識し、同プローブ針92の
針先の高さにウエーハWの端面の高さが一致するチャッ
ク90の位置を検出する(ステップS93)。
【0010】そして、半導体試験装置は、上記検出した
位置にチャック90を移動し、プローブ針92の針先に
ウエーハWを接触させて所要の検査を実施する(ステッ
プS94)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この半導体
試験装置では、上記プローブ針92を予め温めていると
はいえ、離隔距離(500μm)を介した熱伝導による
制約分、プローブ針92はウエーハWの設定温度に達す
る前に温度飽和してしまう。
【0012】図10は、このプローブ針92のプリヒー
トによる針先高さの変動を示すグラフである。この針先
高さは、図9のz軸座標に基づき表している。従って、
プローブ針92が温められてその針先が伸びるに従い高
さは低くなっている。時刻T11でプローブ針92が略
温度飽和に達すると、その針先のそれ以上の伸びは停止
し、略一定の高さを維持する。このとき、プローブ針9
2の針先は、初期状態から数十μm程度の高さ変動ΔH
を生じてその伸びを停止する。
【0013】ここで、プローブ針92の針先に実際にウ
エーハWを接触させて検査を開始すると、プローブ針9
2は上記ウエーハWの設定温度まで更に温められてその
針先は更に伸びる。従って、検査中にプローブ針92と
ウエーハWとの接触の圧力が大きく変化する(ステップ
S95)。
【0014】なお、プローブテストに際してウエーハW
を所定の検査温度まで冷やす場合には、ヒータ93に代
えて冷却液等を循環させる回路を設ける。それ以外の構
成・検査態様等は上記同様であるためその説明を割愛す
る。このときのプリヒートに際しては、プローブ針92
は冷やされてその針先が縮み、その高さは高くなる。
【0015】図11は、プローブ針92の高温又は低温
へのプリヒート後、プローブ針92の針先にウエーハW
を接触させて検査するときの針跡の変化を示す説明図で
ある。なお、同図には常温での検査における針跡を併せ
示している。そして、針跡の変化としてプリヒート後の
接触開始直後、10分間の接触後及び次の位置での接触
時の各段階での状態を示している。
【0016】同図に示されるように、常温での検査で
は、プローブ針92及びウエーハWの温度は接触の前後
においても変化しないため、上記各段階に関係なく略一
定の針跡が生じる。
【0017】一方、高温での検査では、上記接触開始直
後ではプリヒートによるプローブ針92の針先の伸び分
の位置ずれが生じるものの、その針跡は常温での場合と
同様である。しかしながら、検査の進行に伴いプローブ
針92がウエーハWの設定温度へと温められると、その
針先の伸びに従い針跡は伸びて大きくなるように変化が
生じる。
【0018】同様に、低温での検査では、上記接触開始
直後ではプリヒートによるプローブ針92の針先の縮み
分の位置ずれが生じるものの、その針跡は常温での場合
と同様である。しかしながら、検査の進行に伴いプロー
ブ針92がウエーハWの設定温度へと冷やされると、そ
の針先の縮みに従い針跡は縮んで小さくなるように変化
が生じる。
【0019】以上により、検査間を通じてプローブ針9
2の針先とウエーハWとの接触の圧力を均一とすること
が難しく、接触不良を生じる可能性がある。あるいは、
検査中の上記接触の圧力を適正に設定することが難し
い。
【0020】また、ウエーハW上の電極(パッド)に接
触させて検査を行う場合、特に当該電極が狭いタイプで
は大きな針跡が生じることで、アセンブリ工程における
その後のボンディング工程でのボンディング強度が低下
する。すなわち、プローブ針92の滑り量(スクラブ
量)が面積的に大きくなるに従いボンディング領域に食
い込んでその強度が低下する。
【0021】ここで、特開平5−152389号公報に
は、プローブカード側及び試料台側にそれぞれ発熱体
(又は冷却体)を配設したものが記載されている。従っ
て、各発熱体(又は冷却体)を用いてプローブカード
(プローブ針)及び試料台の温度環境を予め同じにし、
プローブ針と試料(ウエーハ)との接触後におけるプロ
ーブ針の伸縮を抑制している。しかしながら、この場合
にはプローブカードごとに発熱体(又は冷却体)を設け
る必要があるため、コストの増大を余儀なくされる。ま
た、プローブカードの発熱体に通電することで、検査時
にノイズの影響を受ける可能性がある。
【0022】本発明は、プローブ針と試料との接触後に
おけるプローブ針の伸縮を抑制してプローブ針と試料と
の接触の圧力を好適に設定し、安定した試験を行うこと
ができる半導体試験装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、プローブ針をヒートブロックに接触させること
で、同プローブ針は試料と同様に所定検査温度にされ
る。従って、検査においてプローブ針を試料に接触させ
ても、同プローブ針の温度変化による伸縮は抑制され、
プローブ針と試料との接触の圧力は好適に設定される。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、ヒートブ
ロックに接触するプローブ針の針圧の変動は、針圧吸収
手段にて吸収される。従って、プローブ針をヒートブロ
ックに接触させて同プローブ針を上記検査温度にする
際、上記プローブ針に過剰な圧力(過重)が加わった
り、ヒートブロックとの接触不足で温度調整に時間がか
かったりすることが防止される。特に、配列されるプロ
ーブ針の針数に応じた針圧の増減にも対応しうる。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、上記針圧
吸収手段は、プローブ針の針圧の変動に応じてヒートブ
ロックを変位させるばね式又は圧力式の極めて簡易な変
位構造とされる。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、上記ヒー
トブロックは、試料台の領域を利用して設けられる。従
って、例えば試料台に隣接して別途、ヒートブロックを
設ける場合に比べてその配置スペースが削減される。ま
た、ヒートブロックは、試料台を所定検査温度にするこ
とでともに同温度にされるため、温度調整のための構造
が簡易化される。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、上記ヒー
トブロックのプローブ針との接触部が絶縁材質にて形成
されることで、同ヒートブロック(接触部)を介したプ
ローブ針の短絡が防止される。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、上記接触
部が熱伝導に優れたセラミックにて形成されることで、
ヒートブロック(接触部)は迅速に所要の検査温度にさ
れる。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、上記接触
部が硬化処理された絶縁加工処理金属にて形成されるこ
とで、ヒートブロック(接触部)の劣化が抑制される。
請求項8に記載の発明によれば、導電性材質にて形成さ
れた接触部を介したプローブ針の抵抗値(接触抵抗)が
検出されることで、例えば当該プローブ針の整備の必要
性の有無が確認される。
【0030】請求項9に記載の発明によれば、上記接触
部は極めて導電性の高い金プレートにて形成される。従
って、上記プローブ針の抵抗値(接触抵抗)の検出に及
ぼす接触部の影響は最小限に抑制される。
【0031】請求項10に記載の発明によれば、上記プ
ローブ針の各抵抗値のデータがシリアル転送されること
で、全てのプローブ針について整備の必要性の有無が確
認される。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0033】図5は、本実施形態の半導体試験装置を示
すブロック図である。すなわち、図5(a)は計測制御
に係るブロック図であり、図5(b)は温度制御に係る
ブロック図である。この半導体試験装置は、テスタ11
及びそれに接続されたプローバ12を備えている。
【0034】図5(a)に示されるように、テスタ11
は、検出手段を構成するコントローラ13及び計測器1
4を有する計測制御ユニット11aを備えている。ま
た、プローバ12は、コントローラ20、プローブカー
ド21及び略円盤状の試料台としてのチャック22を備
えている。チャック22には、IC,LSI等の電子回
路(チップ)を実装した試料(被測定物)としてのウエ
ーハWが載置されている。そして、コントローラ13
は、それぞれ制御ケーブル23及びプローブカード制御
ケーブル24を介してコントローラ20及びプローブカ
ード21に接続されている。計測器14は、出力ケーブ
ル25を介してプローブカード21に接続されている。
なお、出力ケーブル25は、プローバ12(プローブカ
ード21)及び計測制御ユニット11a(計測器14)
間で、例えばシリアル形式のデータ転送(例えばGP−
IB通信等)を行うインターフェースを構成している。
【0035】コントローラ13は、制御ケーブル23を
介してコントローラ20に制御信号を出力する。例え
ば、コントローラ20はこの制御信号に基づきチャック
22を駆動制御して、同チャック22(ウエーハW)を
所要位置に移動させる。すなわち、プローブカード21
には複数のプローブ針26が配列されており、コントロ
ーラ20は後述の態様でウエーハWが所定の圧力にてプ
ローブ針26に接触するように同チャック22を移動さ
せる。
【0036】また、コントローラ13は、プローブカー
ド制御ケーブル24を介してプローブカード21を駆動
制御し、当該ウエーハWの検査結果を出力ケーブル25
を介して計測器14に出力させる。コントローラ13
は、計測器14に出力された検査結果に基づきウエーハ
Wに対して所要の評価を行う。
【0037】図5(b)に示されるように、テスタ11
は、コントローラ15及びチラー16を有する温度制御
ユニット11bを備えている。また、プローバ12は、
チャック22の表面温度を検出する温度センサ27、露
点を検出する露点センサ28、チャック22を冷やすた
めにチラー16から後述の態様でプローバ12に流れる
冷却液の流量を検出するCPU29を備えている。そし
て、これら温度センサ27、露点センサ28、CPU2
9は、監視ユニット30を介して温度制御ユニット11
bのコントローラ15に接続されている。監視ユニット
30は、チャック22の表面温度、露点、チラー16か
らプローバ12に流れる冷却液の流量を監視してこの監
視結果をコントローラ15に出力する。
【0038】また、コントローラ15は、制御ケーブル
31を介してプローバ12に接続されている。コントロ
ーラ15は、監視ユニット30からの監視結果に基づき
制御ケーブル31を介して温度制御信号を出力し、後述
の態様でチャック22等の温度を制御する。
【0039】次に、本実施形態のプローブカード21、
チャック22及びその周辺構造の細部について図1及び
図2に基づき更に説明する。図1に示されるように、プ
ローバ12は、チャック22の径方向外側に隣接して設
けられたヒートブロック41を備えている。このヒート
ブロック41は、全プローブ針26の針先を同時に接触
させるのに十分な底面積を有する略円柱体に形成されて
おり、その軸線がプローブカード21及びチャック22
の軸線と略平行となるように配置されている。このヒー
トブロック41は、軸方向に2分された分離構造を有し
ており、その軸線方向一側及び他側(図1の上側及び下
側)はそれぞれ接触部を構成する接触体42及び支持台
43となっている。従って、これら接触体42及び支持
台43はそれぞれ交換可能になっている。なお、支持台
43からの接触体42の着脱は、例えば減圧による吸引
力により接触体42を吸着して行う。
【0040】上記接触体42は、例えば熱伝導に優れ、
高抵抗な材質にて形成されている。具体的には、接触体
42は、例えば酸化アルミナなどのセラミックにて形成
されている。これは、ヒートブロック41(接触体4
2)をチャック22とともに所要の検査温度に速やかに
移行させるとともに、接触体42に接触するプローブ針
26の短絡を防止するためである。この接触体42は、
軸方向一側(図1の上側)端面の位置(高さ)がチャッ
ク22の端面の位置に略一致するように配置されてい
る。
【0041】上記支持台43は、底部に設けられた針圧
吸収手段としての吸収機構44を介してチャック22を
搬送する台座(図示略)に固定されている。従って、ヒ
ートブロック41は、チャック22と一体で移動する。
この吸収機構44は、例えばばね式又は圧力式(油圧
式、空圧式など)の変位構造を有している。この吸収機
構44は、ヒートブロック41(接触体42)に接触す
るプローブ針26の針圧の変動に応じて前記ヒートブロ
ック41を変位させる。これは、略安定した状態で接触
体42をプローブ針26に接触させるためである。この
吸収機構44による針圧の吸収は、例えばプローブ針2
6の針数が数本〜数百本のときの荷重相当である1kg以
下〜数kg程度の荷重に対応している。
【0042】また、上記プローバ12は、チャック22
(ウエーハW)又はヒートブロック41(接触体42)
の端面の位置(高さ)を認識するための第1カメラ45
を備えている。この第1カメラ45は、プローバ12の
筐体に固定されており、その画像データは前記コントロ
ーラ20に出力されている。コントローラ20は、第1
カメラ45の焦点にチャック22(ウエーハW)又はヒ
ートブロック41(接触体42)の端面が一致すること
で、これらが基準位置に配置されたことを認識する。
【0043】さらに、上記プローバ12は、プローブカ
ード21のプローブ針26の針先の位置(高さ)を認識
するための第2カメラ46を備えている。この第2カメ
ラ46も、プローバ12の筐体に固定されており、その
画像データは上記コントローラ20に出力されている。
コントローラ20は、第2カメラ46の焦点にプローブ
針26の針先が一致することで、これが基準位置に配置
されたことを認識する。
【0044】コントローラ20は、上記チャック22
(ウエーハW)又はヒートブロック41(接触体42)
の端面の基準位置への配置、プローブ針26の針先の基
準位置への配置が認識されることでこれに基づく演算を
行う。そして、コントローラ20は、チャック22(ウ
エーハW)又はヒートブロック41(接触体42)の端
面と、プローブ針26の針先との位置合わせを行う。す
なわち、コントローラ20は、チャック22(ウエーハ
W)又はヒートブロック41(接触体42)の端面がプ
ローブ針26の針先に所定の圧力で接触するようにチャ
ック22及びヒートブロック41を移動させる。
【0045】図2(a)に示されるように、上記プロー
バ12は、チャック22及びヒートブロック41にそれ
ぞれ対応して直列接続で配設されたチャック側ヒータ5
1及びヒートブロック側ヒータ52を備えている。これ
らチャック側ヒータ51及びヒートブロック側ヒータ5
2は、前記温度制御ユニット11bのコントローラ15
から制御ケーブル31を介して出力される温度制御信号
に基づき通電制御され、ウエーハW及びヒートブロック
41を所要の検査温度まで温める。
【0046】また、図2(b)に示されるように、上記
プローバ12は、前記温度制御ユニット11bのチラー
16に連通する冷却通路53を流れる冷却液を前記チャ
ック22及びヒートブロック41にそれぞれ対応して循
環させるチャック側冷却通路54及びヒートブロック側
冷却通路55を備えている。冷却通路53(チャック側
冷却通路54及びヒートブロック側冷却通路55)を流
れる冷却液は、前記温度制御ユニット11bのコントロ
ーラ15から制御ケーブル31を介して出力される温度
制御信号に基づきその流量が制御される。そして、この
冷却液は、ウエーハW及びヒートブロック41を所要の
検査温度まで冷やす。
【0047】次に、この半導体試験装置の検査態様につ
いて図3及び図4に基づき説明する。なお、図3はこの
半導体試験装置の検査のシーケンスを示すフローチャー
トであり、図4は同検査態様を示す説明図である。な
お、この検査に先立ってウエーハW及びヒートブロック
41は所要の検査温度に到達・保持されているとする。
【0048】コントローラ20(半導体試験装置)は、
図3の検査開始に伴い第2カメラ46にてプローブ針2
6の針先の位置(高さ)を認識する(ステップS1
1)。また、コントローラ20は、第1カメラ45にて
ヒートブロック41(接触体42)の端面の位置(高
さ)を認識する(ステップS12)。
【0049】次いで、コントローラ20は、ヒートブロ
ック41(接触体42)の端面と、プローブ針26の針
先との位置合わせを行う。すなわち、図4(a)に示さ
れるようにコントローラ20は、ヒートブロック41
(接触体42)の端面がプローブ針26の針先に所定の
圧力で接触するようにチャック22ともどもヒートブロ
ック41を移動させる。そして、上記検査温度に保持さ
れたヒートブロック41にて同温度に到達するまでプロ
ーブ針26を温め、若しくは冷やす(ステップS1
3)。コントローラ20は、プローブカード21の反
り、伸びが略最大値となるまでこのプリヒートを継続す
る。このとき、温度変化によるプローブ針26の伸縮は
前記吸収機構44にて吸収されるため、接触体42に対
するプローブ針26の接触は略安定した状態となる。
【0050】プローブ針26の温度が上記検査温度に到
達すると、コントローラ20は、第2カメラ46にてプ
ローブ針26の針先の位置(高さ)を再び認識する(ス
テップS14)。また、コントローラ20は、第1カメ
ラ45にてチャック22に載置されたウエーハWの端面
の位置(高さ)を認識する(ステップS15)。
【0051】次いで、コントローラ20は、ウエーハW
の端面と、プローブ針26の針先との位置合わせを行
う。すなわち、図4(b)に示されるようにコントロー
ラ20は、ウエーハWの端面の所定の接触ポイント(ウ
エーハW上のパッド)がプローブ針26の針先に所定の
圧力で接触するようにチャック22を移動させる(ステ
ップS16)。そして、半導体試験装置(計測制御ユニ
ット11a)は、この状態で当該ウエーハWの所要の検
査(ウエーハW上の電子回路の電気的特性検査)を実施
する。なお、この検査に先立って、プローブ針26はウ
エーハWと略同一の検査温度に到達しているため、検査
間を通じた検査環境の変動により同プローブ針26が伸
縮することはない。
【0052】上記実施形態によれば、以下のような特徴
を得ることができる。 (1)上記実施形態では、プローブ針26をヒートブロ
ック41に接触させて熱を伝えることで、同プローブ針
26の温度はウエーハWの温度と略同一の検査温度にな
る。このとき、検査環境(温度)と同等の状態でプロー
ブ針26の伸縮、基板(プローブカード21)の反りが
発生する。そして、実際の検査においてプローブ針26
をウエーハWに接触させても、同プローブ針26の温度
が変化しない。従って、検査開始の当初(ウエーハW上
の1番目の電子回路)から最後(ウエーハW上の最終の
電子回路)まで接触するプローブ針26の針圧を安定さ
せ、安定したウエーハ試験を行うことができる。また、
所定の接触ポイント(ウエーハW上の電子回路の電極)
に対するプローブ針26の位置を安定化することがで
き、滑り量(スクラブ量)を抑制・均一化することがで
きる。さらに、ウエーハW上の電子回路の電極(パッ
ド)に加わるダメージを抑えることが可能となる。
【0053】また、プローブ針26をヒートブロック4
1に直に接触させて熱を伝えるため、所要の温度(検査
温度)に到達・安定させるまでの時間を短縮できる。さ
らに、プローブカード21に温度設定のヒータを内蔵し
ないため、ヒータ電流によるノイズの影響を回避でき
る。
【0054】(2)上記実施形態では、ヒートブロック
41に接触するプローブ針26の針圧の変動は、吸収機
構44にて吸収される。従って、プローブ針26をヒー
トブロック41に接触させて同プローブ針26の温度を
検査温度に変更する際、上記プローブ針26に過剰な圧
力(過重)が加わって変形させたり、ヒートブロック4
1との接触不足で検査温度に到達するまでに時間がかか
ったりすることを防止できる。特に、配列されるプロー
ブ針26の針数に応じた針圧の増減にも対応できる。
【0055】(3)上記実施形態では、吸収機構44
は、プローブ針26の針圧の変動に応じてヒートブロッ
ク41を変位させるばね式又は圧力式の極めて簡易な変
位構造とされる。従って、設備コストの増加が低減され
る。
【0056】(4)上記実施形態では、接触体42が絶
縁材質にて形成されることで、接触体42を介したプロ
ーブ針26間の短絡を防止できる。 (5)上記実施形態では、接触体42が熱伝導に優れた
セラミックにて形成されることで、ヒートブロック41
(接触体42)の温度を迅速に所要の検査温度にするこ
とができる。
【0057】(6)上記実施形態では、例えば経年変化
等の性能劣化に応じてヒートブロック41の接触体42
のみを分離・交換することで、その整備性を向上でき
る。 (7)上記実施形態では、チャック22に接続されてい
る本来のヒータ(チャック側ヒータ51)及び冷却通路
(チャック側冷却通路54)をヒートブロック41側に
延設してその温度設定機能の一部を共有化したことで、
設備コストを削減できる。
【0058】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図6に従って説明する。なお、第2実
施形態は、前記接触体42に代えて導電性材質である金
プレートにて形成された接触体56を採用したことが第
1実施形態と異なり、同様の部分についてはその詳細な
説明を省略する。従って、この接触体56に接触する任
意の対をなすプローブ針26は、同接触体56を介して
導通する。
【0059】本実施形態では、前記計測制御ユニット1
1aのコントローラ13は、プローブカード制御ケーブ
ル24を介してプローブカード21を駆動制御し、所定
の順番で対となるプローブ針26を導通させる。そし
て、コントローラ13は、導通したプローブ針26の抵
抗値(接触抵抗)相当のデータを順次、前記出力ケーブ
ル25を介してシリアル転送(GP−IB通信等)にて
計測器14に出力させる。コントローラ13は、計測器
14に出力されたデータに基づき当該プローブ針26の
抵抗値(接触抵抗)を測定し、例えば整備の必要性等の
評価を行う。
【0060】すなわち、検査に先立って若しくは検査中
において、プローバ12のコントローラ20は、チャッ
ク22(ヒートブロック41)を駆動してプローブ針2
6に接触体56を接触させ、この接触完了の信号を前記
制御ケーブル23を介して計測制御ユニット11aのコ
ントローラ13に出力する。コントローラ13は、この
接触を確認することでプローブカード制御ケーブル24
を介してプローブカード21を駆動制御し、所定の順番
で対となるプローブ針26を導通させてその接触抵抗を
測定する。そして、コントローラ13は、上記接触抵抗
の測定が終了するとこれを前記制御ケーブル23を介し
てコントローラ20に通知する。これにより、プローブ
カード21を取り付けたままプローブ針26の接触抵抗
が測定されてその整備の必要性等が評価される。
【0061】上記実施形態によれば、前記第1実施形態
に記載の特徴(1)〜(3)、(6)、(7)に加えて
以下の特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、導電性材質にて形成された接
触体56を介したプローブ針26の抵抗値(接触抵抗)
が検出されることで、例えば当該プローブ針26(プロ
ーブカード21)の整備の必要性の有無を確認できる。
【0062】(2)上記実施形態では、プローブ針26
の各抵抗値相当のデータが出力ケーブル25を介してシ
リアル転送されることで、全てのプローブ針26につい
て整備の必要性の有無を確認できる。
【0063】(3)上記実施形態では、接触体56は極
めて導電性の高い金プレートにて形成される。従って、
上記プローブ針26の抵抗値(接触抵抗)の検出に及ぼ
す接触体56の影響を最小限に抑制できる。
【0064】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た第3実施形態を図7に従って説明する。なお、第3実
施形態は、チャックの一部領域にヒートブロックを設け
たことが第1実施形態と異なり、同様の部分については
その詳細な説明を省略する。
【0065】図7に示されるように、本実施形態のチャ
ック57は、周縁部に沿ってその一部に形成された切欠
き57aを有している。そして、この切欠き57aに
は、その空隙を埋めるように略扇形のヒートブロック5
8が分離可能に装着されている。従って、ヒートブロッ
ク58は本来のチャック57の領域を利用して設けられ
ている。このヒートブロック58は、例えば熱伝導に優
れ、高抵抗な材質にて形成されている。
【0066】上記実施形態によれば、前記第1実施形態
に記載の特徴(1)、(4)、(5)に加えて以下の特
徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、ヒートブロック58は、チャ
ック57の一部領域に設けられる。従って、第1実施形
態に比べてヒートブロックの配置スペースを削減でき
る。また、ヒートブロック58は、チャック57を所定
検査温度に設定することでその温度がそのまま伝わって
同温度に設定されるため、温度設定のための構造を簡易
化できる。
【0067】(2)上記実施形態では、例えば経年変化
等の性能劣化に応じてヒートブロック58のみをチャッ
ク57から分離・交換することで、その整備性を向上で
きる。
【0068】なお、上記各実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・前記第1実施形態では、接触体42を熱伝導に優れ、
高抵抗な材質にて形成したが、例えば劣化しにくい硬化
処理を施した絶縁加工処理金属にて形成してもよい。
【0069】・前記第1及び第2実施形態において、ヒ
ートブロック41をチャック22に接触させてもよい。
そして、チャック22の温度をヒートブロック41に直
に伝達させてもよい。この場合、ヒートブロック41と
の熱交換用のヒートブロック側ヒータ52及びヒートブ
ロック側冷却通路55を割愛してもよい。
【0070】・前記第3実施形態では、ヒートブロック
58を熱伝導に優れ、高抵抗な材質にて形成したが、例
えば劣化しにくい硬化処理を施した絶縁加工処理金属に
て形成してもよい。
【0071】・前記第3実施形態では、ヒートブロック
58を熱伝導に優れ、高抵抗な材質にて形成したが、例
えば導電性材質である金プレートにて形成してもよい。
そして、第2実施形態に準じてプローブ針26の抵抗値
を検出するようにしてもよい。
【0072】・前記第3実施形態において、ヒートブロ
ック58を第1及び第2実施形態に準じて軸方向に2分
する分離構造としてもよい。 ・前記第3実施形態において、ヒートブロック58の底
部に第1及び第2実施形態に準じた吸収機構を設けても
よい。
【0073】・前記各実施形態では、チャック22,5
7の駆動制御をプローバ12側(コントローラ20)で
行ったが、計測制御ユニット11a側(コントローラ1
3)にて行ってもよい。この場合、コントローラ20を
割愛してもよい。
【0074】・前記各実施形態では、計測制御ユニット
11aのコントローラ13及び温度制御ユニット11b
のコントローラ15にて個別に計測制御及び温度制御を
行うようにしたが、これら制御を統括しうる単独のコン
トローラにて行ってもよい。
【0075】・前記各実施形態では特に言及していない
が、チャック22,57を温度設定するチャック側ヒー
タ51若しくはチャック側冷却通路54を、チャック2
2,57に内蔵してもよい。同様にヒートブロック41
を温度設定するヒートブロック側ヒータ52若しくはヒ
ートブロック側冷却通路55を、ヒートブロック41
(支持台43)に内蔵してもよい。
【0076】以上の様々な実施の形態をまとめると、以
下のようになる。 (付記1) 試料台に配置されて所定検査温度に設定さ
れる試料にプローブ針を接触させて該試料を検査する半
導体試験装置において、前記プローブ針を接触させて該
プローブ針を前記所定検査温度にするヒートブロックを
備えたことを特徴とする半導体試験装置。 (付記2) 前記ヒートブロックに接触する前記プロー
ブ針の針圧の変動を吸収する針圧吸収手段を備えたこと
を特徴とする付記1に記載の半導体試験装置。 (付記3) 前記針圧吸収手段は、前記プローブ針の針
圧の変動に応じて前記ヒートブロックを変位させるばね
式及び圧力式のいずれかの変位構造であることを特徴と
する付記2に記載の半導体試験装置。 (付記4) 前記ヒートブロックを、前記試料台の領域
に設けたことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載
の半導体試験装置。 (付記5) 前記ヒートブロックの前記プローブ針との
接触部は、絶縁材質にて形成されたことを特徴とする付
記1〜4のいずれかに記載の半導体試験装置。 (付記6) 前記接触部は、熱伝導に優れたセラミック
にて形成されたことを特徴とする付記5に記載の半導体
試験装置。 (付記7) 前記接触部は、硬化処理された絶縁加工処
理金属にて形成されたことを特徴とする付記5に記載の
半導体試験装置。 (付記8) 前記ヒートブロックの前記プローブ針との
接触部は導電性材質にて形成され、前記接触部を介した
プローブ針の抵抗値を検出する検出手段を備えたことを
特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の半導体試験装
置。 (付記9) 前記接触部は金プレートにて形成されたこ
とを特徴とする付記8に記載の半導体試験装置。 (付記10) 前記検出手段は、複数配列された前記プ
ローブ針の各抵抗値のデータをシリアル転送するインタ
ーフェースを備えたことを特徴とする付記8又は9に記
載の半導体試験装置。 (付記11) 前記ヒートブロックは、前記接触部を分
離可能な2分割構造を有することを特徴とする付記5〜
10のいずれかに記載の半導体試験装置。
【0077】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、プローブ針と試料との接触後における
プローブ針の伸縮を抑制してプローブ針と試料との接触
の圧力を好適に設定し、安定した試験を行うことができ
る。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、プローブ
針に過剰な圧力(過重)が加わったり、ヒートブロック
との接触不足で温度調整に時間がかかったりすることを
防止できる。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、針圧吸収
手段を、プローブ針の針圧の変動に応じてヒートブロッ
クを変位させるばね式又は圧力式の極めて簡易な変位構
造とすることができる。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、ヒートブ
ロックの配置スペースを削減できる。また、ヒートブロ
ックの温度調整のための構造を簡易化することができ
る。請求項5に記載の発明によれば、ヒートブロック
(接触部)を介したプローブ針の短絡を防止することが
できる。
【0081】請求項6に記載の発明によれば、ヒートブ
ロック(接触部)を迅速に所要の検査温度にすることが
できる。請求項7に記載の発明によれば、ヒートブロッ
ク(接触部)の劣化を抑制することができる。
【0082】請求項8に記載の発明によれば、プローブ
針の整備の必要性の有無を確認することができる。請求
項9に記載の発明によれば、プローブ針の抵抗値(接触
抵抗)の検出に及ぼす接触部の影響を最小限に抑制する
ことができる。
【0083】請求項10に記載の発明によれば、プロー
ブ針の各抵抗値のデータがシリアル転送されることで、
全てのプローブ針について整備の必要性の有無を確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の半導体試験装置の説明図。
【図2】 半導体試験装置の温度制御の構造図。
【図3】 半導体試験装置のシーケンスを示すフローチ
ャート。
【図4】 第1実施形態の検査態様の説明図。
【図5】 半導体試験装置のブロック図。
【図6】 第2実施形態の半導体試験装置の説明図。
【図7】 第3実施形態の半導体試験装置の説明図。
【図8】 従来の半導体試験装置のシーケンスを示すフ
ローチャート。
【図9】 従来の半導体試験装置によるプリヒート態様
の説明図。
【図10】 プリヒートによる針先高さの変動を示すグ
ラフ。
【図11】 プリヒート後及び接触後の針跡の変化を示
す説明図。
【符号の説明】
13 検出手段を構成するコントローラ 14 検出手段を構成する計測器 26 プローブ針 22,57 試料台としてのチャック 23 インターフェースを構成する制御ケーブル 41,58 ヒートブロック 42,56 接触部を構成する接触体 44 針圧吸収手段を構成する吸収機構 W 試料としてのウエーハ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料台に配置されて所定検査温度に設定
    される試料にプローブ針を接触させて該試料を検査する
    半導体試験装置において、 前記プローブ針を接触させて該プローブ針を前記所定検
    査温度にするヒートブロックを備えたことを特徴とする
    半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒートブロックに接触する前記プロ
    ーブ針の針圧の変動を吸収する針圧吸収手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 前記針圧吸収手段は、前記プローブ針の
    針圧の変動に応じて前記ヒートブロックを変位させるば
    ね式及び圧力式のいずれかの変位構造であることを特徴
    とする請求項2に記載の半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒートブロックを、前記試料台の領
    域に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒートブロックの前記プローブ針と
    の接触部は、絶縁材質にて形成されたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 前記接触部は、熱伝導に優れたセラミッ
    クにて形成されたことを特徴とする請求項5に記載の半
    導体試験装置。
  7. 【請求項7】 前記接触部は、硬化処理された絶縁加工
    処理金属にて形成されたことを特徴とする請求項5に記
    載の半導体試験装置。
  8. 【請求項8】 前記ヒートブロックの前記プローブ針と
    の接触部は導電性材質にて形成され、 前記接触部を介したプローブ針の抵抗値を検出する検出
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の半導体試験装置。
  9. 【請求項9】 前記接触部は金プレートにて形成された
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体試験装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、複数配列された前記
    プローブ針の各抵抗値のデータをシリアル転送するイン
    ターフェースを備えたことを特徴とする請求項8又は9
    に記載の半導体試験装置。
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