JP2003344483A - ハンドリング装置およびこれを使用した試験装置 - Google Patents

ハンドリング装置およびこれを使用した試験装置

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JP2003344483A
JP2003344483A JP2002158996A JP2002158996A JP2003344483A JP 2003344483 A JP2003344483 A JP 2003344483A JP 2002158996 A JP2002158996 A JP 2002158996A JP 2002158996 A JP2002158996 A JP 2002158996A JP 2003344483 A JP2003344483 A JP 2003344483A
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Keiji Fujishiro
恵治 藤代
Yasunori Satou
康範 佐藤
Shigeyuki Maruyama
茂幸 丸山
Naoto Kobashi
直人 小橋
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子部品のコンタクト電極に高精
度に接触させると共に、ハンドリング中における電子部
品の安定性を向上させることを可能とする、ハンドリン
グ装置の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明のハンドリング装置は、本体部7
2と、本体部72に支持され、被ハンドリング物を保持
する保持部71とを備え、上記被ハンドリング物を目標
物に向かって少なくとも移動させることができる。本発
明のハンドリング装置は、保持部71を本体部72に対
して変位可能に支持する支持手段73と、本体部72に
対する保持部71の変位を拘束するラッチ状態、又は、
保持部71の変位を拘束しないアンラッチ状態を選択的
に実現するラッチ手段74とを更に備えることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI等のような
被ハンドリング物を目標物に対して位置合わせし、移
載、設置、或いは圧接するためのハンドリング装置、お
よびこれを用いた試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被ハンドリング物を目標物に対して正確
に位置合わせし、移載、設置する用途は、多々あるが、
ここでは、その一事例として、電子部品(LSI等)を
ソケットに位置合わせ、圧接する事例について述べる。
【0003】ハンドリング装置は、電子部品(LSI)
をソケット(コンタクタ)に対して位置合わせおよび圧
接することにより、電子部品の電気的試験を行うが、試
験時、電子部品はソケットに対して正確に位置合わせさ
れ、かつ均一な圧力でソケットのコンタクト電極に圧接
されなければならない。従来、電子部品とソケットの平
行度が合わず、均一なコンタクト圧が得られない場合、
弾性を持たせたコンタクト電極のたわみにより平行度の
ずれを補正することで、均一なコンタクト圧が確保され
ている。
【0004】ところで、近年、LSIに代表される電子
部品は、製品の小型化、薄型化、また同サイズであれば
高機能化、および動作速度の高速化が急速に進展してい
る。これに対応するため、電子部品の電気的試験に用い
られるソケットのコンタクト電極にも微細化、多極化が
求められている。加えて、図23に示すように、高速試
験を可能とするために、コンタクト電極の長さを極めて
短くし(例えば、0.5mm)、その電気的特性を向上
させることが必要とされている。
【0005】しかしながら、上述のようなコンタクト電
極の微細化が進むと、コンタクト電極のたわみ量も減少
する(例えば、0.1mm)ことになり、上述のように
コンタクト電極のたわみのみで、電子部品とソケットの
平行度のずれ若しくは電子部品やコンタクト電極自体の
許容寸法誤差等を補正することはもはや不可能となる。
【0006】これに対して、従来から、例えば特開20
02−5990号に開示される如く、電子部品を吸着保
持する保持部を複数の圧縮コイルバネを介して微動可能
に支持する機構を備えたハンドリング装置が知られてい
る。このハンドリング装置の保持部は、電子部品を吸着
保持した状態でソケットに向かって下降し、電子部品を
ソケットに接触させている。
【0007】このようなハンドリング装置によれば、電
子部品をソケットに対して位置合わせ及び圧接を行うハ
ンドリング装置側に、位置のずれ及び平行度のずれを補
正する機構が付与されているため、上述の如くコンタク
ト電極のたわみ量が非常に小さい場合であっても、電子
部品をコンタクト電極に高精度に接触させることが可能
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持部
を圧縮コイルバネを介して微動可能に支持するハンドリ
ング装置においては、保持部の振動に起因して、当該保
持部に吸着保持された電子部品が当該保持部から落下し
たり、脆弱な電子部品に変形等の損傷が生ずるという問
題点があった。特に、実際の電気的試験においては、保
持部に電子部品を吸着保持させた状態で搬送部本体が各
工程間を移動するので、搬送部本体の停止時や始動時に
保持部に大きな振動が発生しやすく、ハンドリング中に
おいて電子部品の安定状態の確保することが困難であ
る。一方、かかる振動を防止すべく搬送部本体を緩やか
に移動させることは、迅速な電気的試験を行うことの障
害となる。
【0009】そこで、本発明は、電子部品のコンタクト
電極に高精度に接触させると共に、ハンドリング中にお
ける電子部品の安定性を向上させることを可能とする、
ハンドリング装置およびこれを使用した電子部品の試験
装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載する如く、本体部と、上記本体部に支持され、被ハ
ンドリング物を保持する保持部と、上記本体部を移動さ
せる駆動機構とを備え、上記被ハンドリング物を目標物
に向かって少なくとも移動させることができるハンドリ
ング装置であって、上記保持部を上記本体部に対して変
位可能に支持する支持手段と、上記本体部に対する上記
保持部の変位を拘束するラッチ状態、又は、上記保持部
の変位を拘束しないアンラッチ状態を選択的に実現する
ラッチ手段とを更に備えることを特徴とする、ハンドリ
ング装置によって達成される。
【0011】本発明において、ラッチ手段は、被ハンド
リング物を保持する保持部を本体部に対して拘束するラ
ッチ状態および保持部を本体部に対して拘束しないアン
ラッチ状態を選択的に実現する。アンラッチ状態が実現
されると、被ハンドリング物は支持手段により支持され
た変位可能な状態となるので、目標物に対する位置合わ
せ等を行うことが可能となる。一方、ラッチ状態が実現
されると、保持部と共に被ハンドリング物は本体部に対
して固定された状態となるので、被ハンドリング物の安
定性を保証することができる。
【0012】また、請求項2に記載する如く、請求項1
記載のハンドリング装置において、上記支持手段が、上
記本体部の移動軸を1軸とする互いに直交する3軸方向
の上記保持部の各変位、および、上記移動軸まわりの上
記保持部の回転を可能とする場合には、アンラッチ状態
において、被ハンドリング物の目標物に対する正確な位
置合わせが可能となる。
【0013】また、請求項3に記載する如く、請求項1
又は2記載のハンドリング装置において、上記支持手段
が、上記3軸まわりの上記保持部の各回転を可能とする
場合には、アンラッチ状態において、被ハンドリング物
を目標物に向かって移動させて目標物に圧接すると、被
ハンドリング物と目標物との平行度のずれを吸収するこ
とが可能となる。
【0014】また、請求項4に記載する如く、請求項1
乃至3のうちいずれか1項のハンドリング装置におい
て、上記支持手段が、機械的ばね要素、流体要素、多孔
質弾性体、流動体、および磁力のうちの少なくとも1つ
を用いて実現される場合には、アンラッチ状態におい
て、被ハンドリング物を変位可能な状態にすることが可
能となる。
【0015】また、請求項5に記載する如く、請求項1
乃至4のうちいずれか1項のハンドリング装置におい
て、上記保持部が、上記本体部に上記支持手段によりそ
れぞれ支持される分割された複数の領域からなる場合に
は、アンラッチ状態において、上記保持部を構成する各
領域が別個独立に変位可能な状態となり、特に上記保持
部と被ハンドリング物との平行度のずれが吸収され、被
ハンドリング物の目標物に対するより正確な平行度合わ
せが可能となる。
【0016】また、請求項6に記載する如く、請求項1
乃至5のうちいずれか1項のハンドリング装置におい
て、上記ラッチ手段が、上記保持部に係合するラッチ位
置と上記保持部から離れるアンラッチ位置との間で移動
可能なラッチ部材により実現される場合には、ラッチ部
材が保持部に係合するラッチ状態において、被ハンドリ
ング物の安定性を保証することができ、ラッチ部材が保
持部に係合しないアンラッチ状態において、被ハンドリ
ング物の目標物に対する位置合わせ等を行うことが可能
となる。なお、ラッチ部材のラッチ位置とアンラッチ位
置との間の移動は、直線的な移動のみならず回動等の移
動をも含む。
【0017】また、請求項7に記載する如く、請求項1
乃至6のうちいずれか1項のハンドリング装置におい
て、上記被ハンドリング物と目標物との距離、上記本体
部の移動量、上記本体部の移動速度、および、上記本体
部の加速度のうちの何れかに基づいて、上記ラッチ手段
による上記ラッチ状態と上記アンラッチ状態との間の切
換を行う切換手段を更に含む場合には、被ハンドリング
物の目標物との位置関係等に応じて、ラッチ状態とアン
ラッチ状態の切換を選択的に行うことが可能となる。
【0018】また、請求項8に記載する如く、請求項7
記載のハンドリング装置において、上記切換手段が、上
記被ハンドリング物が上記目標物に接触する直前に、上
記ラッチ状態から上記アンラッチ状態への切換を行う場
合には、被ハンドリング物が目標物に向かって移動して
いる間の目標物に接触する直前まで、被ハンドリング物
の安定性を確保することができる。また、目標物に接触
する直前でアンラッチ状態が実現され、目標物に対する
被ハンドリング物の位置合わせおよび平行度合わせが可
能となる。
【0019】また、請求項9に記載する如く、請求項1
乃至8のうちいずれか1項のハンドリング装置におい
て、上記被ハンドリング物が、電子部品であり、上記目
標物が、コンタクト電極を有するソケットである場合に
は、ソケットに対する電子部品の位置合わせおよび平行
度合わせが可能となる。
【0020】また、上記目的は、請求項10に記載する
如く、上記被ハンドリング物は電子部品であり、請求項
1乃至9のうちいずれか1項のハンドリング装置と、電
子部品に対して所定の電気的試験を行う試験手段とを備
えた、試験装置によって達成される。本発明によれば、
電子部品がソケットに対して正確に位置合わせおよび平
行度合わせされた状態で、当該電子部品に対する電気的
試験等を行うことが可能となる。なお、電気的試験は、
電子部品の動作・特性を試験すること以外にも電子部品
にデータを書き込むこと等を含む。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】まず、本発明によるハンドリング構造の説
明に先立ち、当該ハンドリング構造を適用できる電子部
品の試験装置の実施例について説明する。
【0023】図1は、本発明に係る試験装置の全体構成
を概略的に示す上面図である。本実施例の試験装置(ハ
ンドラ)100は、試験前の電子部品(例えば、LS
I)が載置される未検品収納部110と、搬送中の電子
部品を一時的に載置する仮置き部120A,120B
と、アライメント部130と、テストヘッド部140
と、試験により良品と判断された電子部品が載置される
良品収納部150と、試験により不良品と判断された電
子部品が載置される不良品収納部160とを備えてい
る。
【0024】また、試験装置100は、電子部品を搬送
するための搬送機構170A,B,Cを更に備えてい
る。搬送機構170A,B,Cは、後に詳説する搬送装
置70A,B,Cと、図中X軸、Y軸方向に延在する搬
送レール171A,B,Cと、図示しない駆動手段とを
それぞれ備えている。搬送機構170A,B,Cは、対
応する搬送レール171A,B,Cに沿って前記駆動手
段により移動することができる。
【0025】テストヘッド部140には、電子部品を受
けるソケット(コンタクタ)141が配設されており、
ソケット141は、テストヘッド部140を介してテス
ター142に電気的に接続されている。なお、テスター
142は、ソケット141に電気的に接続された電子部
品に対して所定の電気的試験を行う。
【0026】電子部品に対する電気的試験の工程は、
試験前の電子部品を未検品収納部110に載置する工程
と、電子部品を未検品収納部110から仮置き部12
0Aまで搬送機構170Aにより搬送する工程と、電
子部品を仮置き部120Aからアライメント部130ま
で搬送機構170Bにより搬送する工程と、アライメ
ント部130で電子部品の位置補正を行う工程と、電
子部品をアライメント部130からテストヘッド部14
0まで搬送機構170Bにより搬送する工程と、電子
部品をテストヘッド部140のソケット141に圧接
し、試験を行う工程と、電子部品をテストヘッド部1
40から仮置き部120Bまで搬送機構170Bにより
搬送する工程と、仮置き部120Bから、試験結果に
従い選択的に良品収納部150若しくは不良品収納部1
60に電子部品を搬送機構170Cにより搬送する工程
とを含む。
【0027】図2は、本発明によるハンドリング構造を
備えた搬送装置を示す図である。本発明によるハンドリ
ング構造は、特に搬送機構170Bの搬送装置70Bに
好適であり、上記、、、、の工程を実行する
際に有用である。
【0028】搬送装置70Bは、搬送部本体72と、電
子部品等の被ハンドリング物を減圧手段77(図19参
照)により吸着保持する保持部71と、保持部71を弾
性的に支持する浮動支持手段73と、搬送部本体72に
対して保持部71をラッチ若しくはアンラッチ(ラッチ
解除)することができるラッチ手段74と、搬送部本体
72を図2中Z軸方向に駆動するZ軸駆動手段75とを
備えている。
【0029】Z軸駆動手段75は、図2に示すように、
モータ75aと、直動機構75bと、モータ75aに接
続された制御部90とから構成されてよい。かかる場
合、モータ75aの発生する回転トルクは、直動機構7
5bにより並進力に変換され、当該並進力により搬送部
本体72のZ軸方向の移動が実現される。制御部90
は、Z軸駆動手段75の動作及び上述のラッチ手段74
の動作を制御するように構成されてよい。
【0030】図2には、保持部71の下面に被ハンドリ
ング物が減圧手段77により吸着保持されている状態が
示されている。この減圧手段77は、保持部71に設け
られた連通穴71dを減圧することにより、被ハンドリ
ング物を保持部71の下面に吸着保持させている。
【0031】保持部71の下面(ソケット141に対面
する側の面)は、被ハンドリング物の形状に適合する形
状を有し、被ハンドリング物を吸着保持することができ
る。なお、被ハンドリング物の吸着保持は、上述の減圧
手段77に限ることなく静電チャックやベルヌーイチャ
ックによるものであってよい。また、保持部71は、吸
着保持した被ハンドリング物を、減圧手段77による減
圧の解除により解放することができる。
【0032】図3及び図4は、浮動支持手段73および
ラッチ手段74の機能を説明するための概念図である。
【0033】図3に示す浮動支持手段73は、圧縮コイ
ルバネ73aにより実現されており、保持部71は、搬
送部本体72に圧縮コイルバネ73aを介して支持され
ている。また、ラッチ手段74は、対のラッチ部材74
aにより実現されており、保持部71を両側から挟持す
ることにより保持部71の変位を拘束するラッチ位置
(図3中、実線により指示)と、保持部71から離間す
るアンラッチ位置(図3中、破線により指示)との間で
移動可能に構成されている。
【0034】従って、ラッチ手段74がラッチ位置に位
置する場合、保持部71は、搬送部本体72に拘束さ
れ、搬送部本体72と一体となって動作することができ
る。以下、このように搬送部本体72に対する保持部7
1の変位が拘束された状態をラッチ状態と称す。
【0035】このラッチ状態が実現されると、被ハンド
リング物を吸着保持する保持部71に振動が生ずること
がなく、ハンドリング中における被ハンドリング物の安
定化を図ることが可能となる。換言すると、ラッチ手段
74が保持部71をラッチすると、保持部71が搬送部
本体72に固定された状態を実現することができる。
【0036】一方、ラッチ手段74がアンラッチ位置に
位置する場合、図4に示すように、浮動支持手段73に
より、保持部71は、あらゆる方向(図4中、X、Y,
Z方向)に移動可能となり、且つ、あらゆる軸(図4
中、X、Y,Z軸)まわりに回転可能となる。以下、こ
のように搬送部本体72に対する保持部71の変位が拘
束されていない状態をアンラッチ状態と称す。
【0037】このアンラッチ状態が実現されると、保持
部71に吸着保持された被ハンドリング物と、目標物で
あるソケット141との位置合わせ及び平行度合わせが
可能となる。より正確には、図4中のX、Y,Z方向の
移動及びY軸まわりの回転が可能な保持部71によっ
て、被ハンドリング物のソケット141に対する位置を
補正することが可能となる。また、図4中のX、Z軸ま
わりの回転が可能な保持部71によって、被ハンドリン
グ物のソケット141に対する平行度のずれを吸収する
ことが可能となる。
【0038】なお、このアンラッチ状態は、ソケット1
41に設けられるコンタクト電極(図2参照)の最大の
たわみ量が小さく、被ハンドリング物のソケット141
に対する平行度のずれをソケット141側のみで十分に
吸収しきれない場合に特に有効となる。ソケット141
のコンタクト電極の微細化が進むと、コンタクト電極の
長さと共にそのたわみ量が減少し、コンタクト電極のた
わみ量が0.1mmを下回ることが予想される。従っ
て、ソケット141側のみならず、搬送装置70B側に
おいても平行度のずれを吸収する機能を持たせること、
即ち保持部71を変位可能に支持することが有用とな
る。
【0039】次に、図5を参照して、被ハンドリング物
の電気的試験(図1のの工程)を実行する搬送装置7
0Bの動作の一例を説明する。上記の工程の開始時に
おける搬送装置70Bは、上述の如く、上記の工程に
よりアライメント部130で位置補正された被ハンドリ
ング物を、保持部71で吸着保持している。
【0040】なお、図5に示すラッチ手段74は、搬送
部本体72にピン74bにより結合された対のラッチ部
材74aにより構成されており、対のラッチ部材74a
がピン74bまわりに回動することにより、ラッチ位置
とアンラッチ位置との間で移動することができる。ま
た、図5に示すソケット141には、搬送装置70Bに
向かって突出するガイド部材141aが設けられてお
り、ソケット141のコンタクト電極は、ソケット14
1の下面に設けられたプリント配線基板(PWB)を介
して図示しないテスター142に電気的に接続されてい
る。
【0041】搬送装置70Bは、図5(A)に示すよう
に、対のラッチ部材74aがラッチ位置に位置するラッ
チ状態で、Z軸駆動手段75により目標物であるソケッ
ト141に向かって下降されていく。次いで、図5
(B)に示すように、被ハンドリング物がソケット14
1のガイド部材141aと接触する直前に、対のラッチ
部材74aがアンラッチ位置まで回動し、ラッチ状態か
らアンラッチ状態への切換えが実行される。
【0042】搬送装置70Bが更に降下すると、図5
(C)に示すように、被ハンドリング物がソケット14
1のガイド部材141aに案内されつつ、ソケット14
1に接触する。最終的には、被ハンドリング物は浮動支
持手段73の弾性力によりソケット141に押圧され、
所定の電気的試験が行われる。なお、上述の搬送装置7
0Bの降下は、ソケット141と被ハンドリング物との
間に所望のコンタクト圧が発生した段階で停止されてよ
い。また、被ハンドリング物は、ソケット141に接触
する段階付近で保持部71からソケット141に移載さ
れてよい。また、突条のガイド部材141aに代わっ
て、ガイドピン等の別の機構により被ハンドリング物と
ソケット141との位置合わせを実現してもよい。
【0043】このように、本実施例の搬送装置70Bに
よれば、被ハンドリング物は、変位可能な状態の保持部
71によって、正確に位置決めされた状態でソケット1
41に接触することができる。また、例えば図4に示す
ように保持部71が組付け誤差等により傾いている場合
であっても、変位可能な状態の保持部71によって、ソ
ケット141に対する平行度のずれが吸収され、ソケッ
ト141と被ハンドリング物との間に均一なコンタクト
圧を発生させることが可能となる。
【0044】ところで、搬送装置70Bは、上述の如
く、保持部71に被ハンドリング物を吸着保持させた状
態で、アライメント部130からソケット141まで、
及び、テストヘッド部140から仮置き部120Bま
で、水平面内で移動すると共に(図1参照)、Z軸駆動
手段75により上下移動する。従って、これらの移動の
開始及び終了時を含む搬送装置70Bの移動中におい
て、被ハンドリング物を吸着保持している保持部71が
変位可能な状態(アンラッチ状態)であると、保持部7
1が振動し、ソケット141と被ハンドリング物との位
置合わせ及び平行度合わせが困難となるのみならず、被
ハンドリング物の落下若しくは変形等の損傷を引き起こ
してしまう場合がある。
【0045】これに対して、本実施例の搬送装置70B
によれば、位置合わせ及び平行度合わせが必要な際には
アンラッチ状態を実現し、被ハンドリング物の安定性が
要求される状況ではラッチ状態を実現するというよう
に、アンラッチ状態及びラッチ状態の任意的な切換えを
行うことができるので、ソケット141と被ハンドリン
グ物との高精度な位置合わせ等を実現しつつ、被ハンド
リング物の落下等を確実に防止することができる。
【0046】次に、上記アンラッチ状態及びラッチ状態
の任意的な切換えを実現するモード切換方法について説
明する。
【0047】図6は、近接センサ(反射センサ)80を
用いてモード切換を行う例を示す。近接センサ80は、
搬送部本体72に固定されており、目標物(ソケット1
41)との相対距離を検出し、検出信号を制御部90
(図2参照)に対して出力する。制御部90は、上記検
出信号に基づく被ハンドリング物と目標物との距離が所
定の第1の閾値(例えば、5mm)以下となったとき、
アンラッチ状態を実現するための駆動信号を発する。ま
た、制御部90は、試験終了後に搬送部本体72が被ハ
ンドリング物と共に上昇して被ハンドリング物と目標物
との距離が所定の第2の閾値を超えたとき、ラッチ状態
を実現するための駆動信号を発する。なお、上記所定の
閾値は、近接センサ80の搭載高さや被ハンドリング物
の厚さ等に基づいて決定される。また、上記第2の閾値
は、被ハンドリング物が目標物から十分離れて接触しな
いような距離であってよい。本例のモード切換方法によ
れば、閾値の変更のみにより切換タイミングを容易に調
節することができ、多種多様の被ハンドリング物のハン
ドリングに容易に対応することができる。
【0048】図7は、上下移動中の搬送部本体72の速
度変化を利用してモード切換を行う例を示す。
【0049】本例において、搬送部本体72は、図7
(A)に示すような速度で、目標物に向かって下降し
(t0〜t4)、被ハンドリング物の電気的試験のため
に停止し(t4〜t5)、当該試験終了後に元の位置ま
で上昇する(t5〜t9)。本例では、搬送部本体72
の急停止時の衝撃等による被ハンドリング物及び目標物
の損傷を防止するため、搬送部本体72が目標物にある
程度近接した時点からその下降速度が減速され(t2〜
t3)、搬送部本体72が停止する直前で更に減速され
ている(t3〜t4)。同様に、搬送部本体72の急上
昇による被ハンドリング物及び目標物の損傷を防止する
ため、搬送部本体72が目標物から離反する際、搬送部
本体72はゆっくりと上昇し(t5〜t6)、搬送部本
体72が目標物から十分離れた時点からその上昇速度が
加速されている(t6〜t7)。
【0050】本例のモード切換方法は、このような速度
変化を利用してモード切換を実現する。具体的には、t
3〜t6の時間でアンラッチ状態を実現する場合、制御
部90は、搬送部本体72の加速度が所定値α(図7
(B)参照)となったとき(即ち、時刻T1)、アンラ
ッチ状態を実現するように対のラッチ部材74aを回動
させ、搬送部本体72の加速度が再び所定値αとなった
とき(即ち、時刻T2)、ラッチ状態を実現するように
対のラッチ部材74aを回動させる。かかる場合、Tn
(nが奇数)でアンラッチ状態に、Tn(nが偶数)で
ラッチ状態に切換えることで、連続的に搬送される被ハ
ンドリング物に対して連続的に試験を行うことができ
る。
【0051】なお、上述のような速度変化の検出手段と
しては、搬送部本体72に配設された、搬送部本体72
の加速度を検出する加速度センサであってよく、若しく
は搬送部本体72−ソケット141間の相対変位(スト
ローク変位)を検出するセンサであってもよい。或い
は、制御部90は、上述のような速度変化を実現するた
めに制御部90自身がモータ75aに対して出力する指
令値に基づいて、当該速度変化を検知することも可能で
ある。
【0052】本例のモード切換方法によれば、搬送部本
体72の上下移動速度を搬送部本体72と目標物との距
離に応じて変化させる場合に、当該変化に基づいてモー
ド切換を行うことができるので、被ハンドリング物等の
損傷を防止しつつ、電気的試験の工程(上記の工程)
の時間を最小限にすることが可能となる。
【0053】図8は、パルス駆動方式のモータ75aに
入力されるパルス信号を用いてモード切換を行う例を示
す。本例の搬送部本体72に設けられた検出器72a
は、モータ75aに入力される駆動パルス数をカウント
し、所定のパルス数となった際にモード切換が行われる
(図8(B)参照)。なお、上記駆動パルス数は、制御
部90によってカウントされてもよい。
【0054】図9は、搬送部本体72の上下移動を利用
して機械的にモード切換を行う例を示す。
【0055】本例のラッチ手段74は、搬送部本体72
にピン74bにより結合された対のラッチ部材74aに
より構成されている。対のラッチ部材74aは、ピン7
4bまわりに回動可能に構成されており、その一端がコ
イルバネ74cにより付勢されることでラッチ状態が実
現されている。
【0056】本例において、搬送部本体72が所定の高
さまで下降すると、対のラッチ部材74aが、目標物で
あるソケット141に突設されたプッシュロッド141
bに当接し、対のラッチ部材74aにピン74bまわり
の回転モーメントMが発生する。この回転モーメントM
により、対のラッチ部材74aが、コイルバネ74cか
らの弾性力に抗してピン74bまわりに回動し、アンラ
ッチ状態が実現されることになる。一方、試験終了後に
搬送部本体72が所定の高さまで上昇すると、対のラッ
チ部材74aが、減少した回転モーメントMに抗してピ
ン74bまわりに回動し、ラッチ状態が再び実現される
ことになる。
【0057】本例のモード切換方法によれば、上述の各
例のようなモータ75aや制御部90を用いることな
く、簡易な構成でモード切換を行うことができる。
【0058】なお、上述した実施例のラッチ手段74
は、搬送装置70Bの上下移動の際にラッチ状態(又
は、アンラッチ状態)を実現するものであったが、搬送
装置70Bの水平面内の移動中、電子部品を仮置き部1
20Aからアライメント部130まで搬送する移動の工
程中(図1参照)に、ラッチ状態を実現することも可能
である。かかる場合、搬送装置70Bの水平面内の移動
中および当該移動の開始・終了時の電子部品の振動を確
実に防止することができる。この結果、搬送装置70B
の各工程間の移動をより速やかに実現することが可能と
なる。
【0059】次に、図10乃至図21を参照して、上述
した実施例の搬送装置70Bに適用できる他にとり得る
浮動支持手段73およびラッチ手段74の種々の実施例
について説明する。
【0060】図10には、非線形ばね特性を有する圧縮
コイルバネ73bにより実現された浮動支持手段73が
示されている。圧縮コイルバネ73bの非線形ばね特性
は、ばね定数の低いバネ部731bとばね定数の比較的
高いバネ部732bとを直列に連結することにより実現
されている。また、ばね定数の低いバネ部731bは、
圧縮コイルバネ73bの保持部71側に位置している。
この浮動支持手段73によれば、ばね定数の低いバネ部
731bにより被ハンドリング物とソケット141との
柔軟な初期接触が実現されると共に、ばね定数の比較的
高いバネ部732bにより被ハンドリング物のソケット
141への確実な圧接が実現される。
【0061】図11に示される浮動支持手段73は、並
列に設けられた長さの異なる2種類のバネ733c、7
34c、即ち低いばね定数のバネ733cと比較的高い
ばね定数のバネ734cとの組み合わせにより構成され
ている。従って、浮動支持手段73全体としては、図1
0に示す実施例と同様に非線形なばね特性を有してい
る。
【0062】この浮動支持手段73によれば、ばね定数
の低いバネ733cのみの変形により被ハンドリング物
とソケット141との柔軟な初期接触が実現されると共
に、ばね定数の比較的高いバネ734cにより被ハンド
リング物のソケット141への確実な圧接が実現され
る。また、被ハンドリング物とソケット141との圧接
時に低いばね定数のバネ733cが完全に変形しきるこ
とがないので、浮動支持手段73の耐久性が向上する。
【0063】図12には、保持部71の各領域を独立的
に懸架する圧縮コイルバネ73dにより構成された浮動
支持手段73が示されている。本実施例の保持部71
は、図12(B)に示すように、複数の領域に分割され
ており、各領域は、圧縮コイルバネ73dを介して搬送
部本体72にそれぞれ個別に支持されている。従って、
保持部71を構成する各領域は、互いに独立して変位す
ることができる。
【0064】この浮動支持手段73によれば、保持部7
1と被ハンドリング物の平行度のずれや被ハンドリング
物等の寸法誤差を吸収することができ、より確度の高い
被ハンドリング物とソケット141との平行度合わせが
可能となる。なお、本実施例の圧縮コイルバネ73d
は、上述の実施例のような非線形のバネ特性を有しても
よい。
【0065】図13には、搬送部本体72と保持部71
との間に介在する弾性体73eにより実現された浮動支
持手段73が示されている。弾性体73eは、ゴム、多
孔質体、発泡体等により形成されてよい。
【0066】図14には、流体を内蔵した袋73fによ
り実現された浮動支持手段73が示されている。この袋
73fは、搬送部本体72と保持部71との間に介在し
ている。この浮動支持手段73によれば、被ハンドリン
グ物とソケット141との圧接時、袋73f内の流体の
圧力は均一化されるので、被ハンドリング物とソケット
141との間に均一なコンタクト圧を発生させることが
できる。なお、用語「流体」とは、水等の液体のみなら
ず空気等の気体を含むことは勿論である。
【0067】図15には、ゲルを内蔵した袋73gによ
り実現された浮動支持手段73が示されている。なお、
袋73gに内蔵されるゲルは、水分含有量の多いハイド
ロゲル、例えばシリコン系ポリマーと水からなるもので
あってよい。この浮動支持手段73によれば、図14に
示す実施例と同様に、被ハンドリング物とソケット14
1との圧接時、袋73g内のゲルの圧力は均一化される
ので、被ハンドリング物とソケット141との間に均一
なコンタクト圧を発生させることができる。
【0068】図16には、磁力を利用した浮動支持手段
73が示されている。本実施例の保持部71の外周に
は、図16(B)に示すように、永久磁石71aが等間
隔に設けられている。また、本実施例の搬送部本体72
には、保持部71の永久磁石71aの位置に対応して電
磁石72cが設けられている。従って、電磁石72cと
永久磁石71aとの間に適切な引力又は斥力を発生させ
るよって、保持部71を任意の浮動状態に保つことがで
き、上述のアンラッチ状態が実現される。また、電磁石
72cと永久磁石71aとの間に発生させる引力又は斥
力を制御することによって、上述のラッチ状態を実現す
ることも可能である。かかる場合、本実施例の浮動支持
手段73は、上述のラッチ手段74をも同時に実現する
ことになる。
【0069】図17には、磁力を利用したラッチ手段7
4が示されている。本実施例のラッチ手段74は、搬送
部本体72にピン74bにより結合された対のラッチ部
材74aにより構成されている。このラッチ部材74a
の一端には、永久磁石741が設けられており、ラッチ
部材74aの他端には、摩擦係数の大きい材料からなる
挟持部742が設けられている。対のラッチ部材74a
の挟持部742は、保持部71を協働的に両側から挟持
することにより、保持部71を搬送部本体72に対して
確実に拘束することができる。なお、ラッチ部材74a
の挟持部742に代わって、或いは、ラッチ部材74a
の挟持部742と共に、保持部71の側面を摩擦係数の
大きい材料から形成することも可能である。
【0070】本実施例では、搬送部本体72に設けられ
た電磁石72dとラッチ部材74aの永久磁石741と
の間に発生する引力若しくは斥力により、ラッチ部材7
4aをピン74bまわりに回動させるモーメントが発生
する。この結果、ラッチ部材74aがアンラッチ位置と
ラッチ位置との間で移動することが可能となる。なお、
電磁石72dと永久磁石741との間に発生させる磁力
は、上述のモード切換方法に基づいて制御されてよい。
【0071】図18には、摩擦力を利用したラッチ手段
74が示されている。本実施例のラッチ手段74は、保
持部71の上面に略平行な面を有した板状のラッチ部材
(摩擦クラッチ)74aにより構成されている。このラ
ッチ部材74aの下面(保持部71の上面に接触する
面)は、摩擦係数の大きい材料から形成されている。従
って、ラッチ部材74aが保持部71の上面を押圧する
ことにより、保持部71を搬送部本体72に対して確実
に拘束することが可能となる。なお、ラッチ部材74a
の下面に代わって、或いは、ラッチ部材74aの下面と
共に、保持部71の上面を摩擦係数の大きい材料から形
成することも可能である。
【0072】本実施例では、搬送部本体72に設けられ
たシリンダ72eによりラッチ部材74aを上下移動さ
せることによって、アンラッチ状態とラッチ状態の切換
えが可能とされている。なお、ラッチ部材74aのアン
ラッチ位置とラッチ位置の間の移動は、上述のモード切
換方法に基づいて制御されてよい。なお、図18は、板
状のラッチ部材74aが保持部71の上面から離れてい
るアンラッチ状態を示している。
【0073】図19には、ピン嵌合構造を用いたラッチ
手段74が示されている。本実施例のラッチ手段74
は、ピン状のラッチ部材74aから構成される。保持部
71の上面には、ピン状のラッチ部材74aが嵌合する
ための嵌合穴が形成されている。本実施例では、搬送部
本体72に設けられたシリンダ72eによりラッチ部材
74aを上下方向に駆動させることによって、アンラッ
チ状態とラッチ状態の切換えが可能とされている。な
お、図19は、ピン状のラッチ部材74aが嵌合穴に嵌
合したラッチ状態を示している。
【0074】図20には、嵌合構造を用いたラッチ手段
74が示されている。本実施例のラッチ手段74は、搬
送部本体72にピン74bにより回動自在に結合された
対のラッチ部材74aにより構成されている。保持部7
1の側面には、ラッチ部材74aの一端が嵌合するため
の嵌合穴が形成されている。本実施例では、ラッチ部材
74aを回動させることによって、ラッチ部材74aの
一端が嵌合穴に嵌合するラッチ状態と、当該嵌合が解除
されるアンラッチ状態との切換えが可能とされている。
なお、図20は、ラッチ部材74aの一端が嵌合穴に嵌
合したラッチ状態を示している。
【0075】図21には、摩擦力を用いたラッチ手段7
4が示されている。本実施例のラッチ手段74は、流体
を内蔵する袋状のラッチ部材74aから構成されてい
る。この袋状のラッチ部材74aは、摩擦係数が大きく
伸縮性のある材料から形成され、搬送部本体72とラッ
チ部材74aとの間に挟持されるように設けられてい
る。本実施例では、袋状のラッチ部材74a内に図示し
ない流体供給手段から流体を供給することにより、膨張
したラッチ部材74aが保持部71に押し付けられるラ
ッチ状態が、袋状のラッチ部材74a内の流体を吸引す
ることにより、前記押し付けを解除するアンラッチ状態
が実現可能となる。
【0076】最後に、図22を参照して、本発明の代替
実施例について説明する。本実施例では、浮動支持手段
73およびラッチ手段74が、搬送装置70B側ではな
く、目標物側に設けられている。即ち、目標物は、支持
台81に浮動支持手段73を介して変位可能に支持され
ている。また、ラッチ手段74は、搬送部本体72に対
して目標物をラッチ若しくはアンラッチするように構成
されている。一方、保持部71は、図22に示すように
搬送部本体72に固定されてよく、或いは、上述した実
施例と同様に搬送部本体72に変位可能に支持されても
よい。
【0077】本実施例の浮動支持手段73およびラッチ
手段74は、圧縮コイルバネ73aおよびラッチ位置と
アンラッチ位置との間で直線的に移動可能なラッチ部材
74aによりそれぞれ構成されているが、上述した実施
例と同様に他の構成により実現されてもよい。
【0078】以上、本発明の好ましい実施例について詳
説したが、本発明は、上述した実施例に制限されること
はなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実
施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0079】なお、本発明によるハンドリング構造を備
えた搬送装置は、特に電子部品の試験装置への適用に限
定されることなく、広範な適用範囲を有しており、例え
ば食品の加工工程で食品を保持して搬送するハンドリン
グ装置に対しても適用可能である。また、上述の実施例
の搬送装置は、電気的試験のために電子部品(被ハンド
リング物)をソケット(目標物)に対して位置合わせ、
移載、および圧接するものであったが、位置合わせ、移
載、および圧接の何れかを実現するものであってもよ
い。
【0080】ここで、以上の説明に関して更に以下の付
記を開示する。
【0081】(付記1)本体部と、上記本体部に支持さ
れ、被ハンドリング物を保持する保持部と、上記本体部
を移動させる駆動機構とを備え、上記被ハンドリング物
を目標物に向かって少なくとも移動させることができる
ハンドリング装置であって、上記保持部を上記本体部に
対して変位可能に支持する支持手段と、上記本体部に対
する上記保持部の変位を拘束するラッチ状態、又は、上
記保持部の変位を拘束しないアンラッチ状態を選択的に
実現するラッチ手段とを更に備えることを特徴とする、
ハンドリング装置。
【0082】(付記2)上記支持手段は、上記本体部の
移動軸を1軸とする互いに直交する3軸方向の上記保持
部の各変位、および、上記移動軸まわりの上記保持部の
回転を可能とする、付記1記載のハンドリング装置。
【0083】(付記3)上記支持手段は、上記3軸まわ
りの上記保持部の各回転を可能とする、付記1又は2記
載のハンドリング装置。
【0084】(付記4)上記支持手段は、機械的ばね要
素、流体要素、多孔質弾性体、流動体、および磁力のう
ちの少なくとも1つを用いて実現される、付記1乃至3
記載のうちいずれかのハンドリング装置。
【0085】(付記5)上記保持部は、上記本体部に上
記支持手段によりそれぞれ支持される分割された複数の
領域からなる、付記1乃至4記載のうちいずれかのハン
ドリング装置。
【0086】(付記6)上記支持手段は、上記被ハンド
リング物が目標物に向かって移動され該目標物に圧接さ
れる際に、接触領域において略均一なコンタクト圧を該
目標物と上記被ハンドリング物との間に発生する、付記
1乃至5記載のうちいずれかのハンドリング装置。
【0087】(付記7)上記支持手段は、非線形のバネ
特性を有する、付記1乃至6記載のうちいずれかのハン
ドリング装置。
【0088】(付記8)上記支持手段は、上記保持部に
固定された永久磁石との間に引力および斥力を発生させ
る電磁石から構成され、上記ラッチ手段をも実現する、
付記1乃至3記載のうちいずれかのハンドリング装置。
【0089】(付記9)上記ラッチ手段は、上記保持部
に係合するラッチ位置と上記保持部から離れるアンラッ
チ位置との間で移動可能なラッチ部材により実現され
る、付記1乃至7記載のうちいずれかのハンドリング装
置。
【0090】(付記10)上記ラッチ手段は、上記本体
部に回動自在に支持され上記ラッチ位置方向に付勢力が
負荷されたラッチ部材と、上記付勢力に抗して上記ラッ
チ部材を回動させるモーメントを、上記ラッチ部材の回
動軸まわりに発生させることができるモーメント発生手
段とから構成される、付記1乃至7記載および付記9記
載のうちいずれかのハンドリング装置。
【0091】(付記11)上記被ハンドリング物と目標
物との距離、上記本体部の移動量、上記本体部の移動速
度、および、上記本体部の加速度のうちの何れかに基づ
いて、上記ラッチ手段による上記ラッチ状態と上記アン
ラッチ状態との間の切換を行う切換手段を更に含む、付
記1乃至7記載および付記9,10記載のうちいずれか
のハンドリング装置。
【0092】(付記12)上記本体部の移動速度は、被
ハンドリング物と目標物との距離応じて段階的に変化す
る、付記11記載のハンドリング装置。
【0093】(付記13)上記モーメント発生手段は、
上記被ハンドリング物と目標物との距離が所定値を下回
った際に、上記付勢力に抗して上記ラッチ部材を上記ア
ンラッチ位置方向に回動させるモーメントを上記ラッチ
部材の回動軸まわりに発生させる、付記11記載のハン
ドリング装置。
【0094】(付記14)上記切換手段は、上記被ハン
ドリング物が上記目標物に接触する直前に、上記ラッチ
状態から上記アンラッチ状態への切換を行う、付記11
記載のハンドリング装置。
【0095】(付記15)上記被ハンドリング物は、電
子部品であり、上記目標物は、コンタクト電極を有する
ソケットである、付記1乃至14記載のうちいずれかの
ハンドリング装置。
【0096】(付記16)上記コンタクト電極の最大た
わみ量は、0.5mmより小さい、付記12記載のハン
ドリング装置。
【0097】(付記17)上記被ハンドリング物は電子
部品であり、付記1乃至16記載のうちいずれかのハン
ドリング装置と、電子部品に対して所定の電気的試験を
行う試験手段とを備えた、試験装置。
【0098】(付記18)付記1乃至16記載のうちい
ずれかのハンドリング装置を用いた、処理装置。
【0099】(付記19)付記1乃至9記載のうちいず
れかのハンドリング装置を用いたハンドリング方法であ
って、目標物に向かって移動する上記被ハンドリング物
と、上記目標物との相対距離及び/又は相対速度に基づ
いて、上記ラッチ状態から上記アンラッチ状態への切換
を行うことを特徴とする、ハンドリング方法。
【0100】(付記20)付記1乃至9記載のうちいず
れかのハンドリング装置を用いたハンドリング方法であ
って、目標物に向かって移動する上記被ハンドリング物
が、上記目標物に接触する直前に、上記ラッチ状態から
上記アンラッチ状態への切換を行うことを特徴とする、
ハンドリング方法。
【0101】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、
本発明によると、被ハンドリング物を目標物に高精度に
位置合わせ及び平行度合わせさせると共に、ハンドリン
グ中における被ハンドリング物の安定性を向上させるこ
とが可能となる。
【0102】また、(付記12)の発明によると、本体
部の急停止時の衝撃等による被ハンドリング物及び目標
物の損傷を防止することができる。かかる場合、本体部
の移動速度の変化を利用して、ラッチ状態とアンラッチ
状態の切換を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験装置100の全体構成を示す上面図であ
る。
【図2】本発明によるハンドリング構造を備えた搬送装
置を示す図である。
【図3】図3(A)は、ラッチ状態およびアンラッチ状
態を概念的に示す正面図であり、図3(B)は、矢視A
によりラッチ状態およびアンラッチ状態を示す図であ
る。
【図4】保持部の自由度を示す図である。
【図5】図5(A)は、搬送装置のハンドリング動作に
おける下降開始位置を示す図であり、図5(B)は、ラ
ッチ状態からアンラッチ状態への切換位置を示す図であ
り、図5(C)は、搬送装置の最下降位置を示す図であ
る。
【図6】本発明によるモード切換方法の第1の例を示す
図である。
【図7】図7(A)は、本発明によるモード切換方法の
第2の例に関する、搬送装置の昇降速度とモード切換タ
イミングとの関係を概略的に示す図であり、図7(B)
は、搬送装置の昇降加速度とモード切換タイミングとの
関係を概略的に示す図である。
【図8】図8(A)は、本発明によるモード切換方法の
第3の例を実現する構成図であり、図8(B)は、駆動
パルス数によるモード切換タイミングを概略的に示す図
である。
【図9】本発明によるモード切換方法の第4の例を示す
図である。
【図10】浮動支持手段73の第1の代替実施例を示す
図である。
【図11】浮動支持手段73の第2の代替実施例を示す
図である。
【図12】図12(A)は、浮動支持手段73の第3の
代替実施例を示す正面図であり、図12(B)は、矢視
Aにより保持部71の分割領域を示す図である。
【図13】浮動支持手段73の第4の代替実施例を示す
図である。
【図14】浮動支持手段73の第5の代替実施例を示す
図である。
【図15】浮動支持手段73の第6の代替実施例を示す
図である。
【図16】図16(A)は、浮動支持手段73の第7の
代替実施例を示す正面図であり、図16(B)は、矢視
Aにより保持部71による被ハンドリング物の保持状態
を示す図である。
【図17】ラッチ手段74の第1の代替実施例を示す図
である。
【図18】ラッチ手段74の第2の代替実施例を示す図
である。
【図19】ラッチ手段74の第3の代替実施例を示す図
である。
【図20】ラッチ手段74の第4の代替実施例を示す図
である。
【図21】ラッチ手段74の第5の代替実施例を示す図
である。
【図22】本発明の代替実施例を示す図である。
【図23】コンタクト電極の特性を示す表図である。
【符号の説明】
70A,B,C 搬送装置 71 保持部 72 搬送部本体 74 ラッチ手段 74a ラッチ部材 74b ピン 75 Z軸駆動手段 75a モータ 75b 直動機構 80 近接センサ 90 制御部 100 試験装置(ハンドラ) 110 未検品収納部 120A,120B 仮置き部 130 アライメント部、 140 テストヘッド部 141 ソケット 142 テスター 150 良品収納部 160 不良品収納部 170A,B,C 搬送機構 171A,B,C 搬送レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 茂幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小橋 直人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AB01 AD09 AF06 AG01 AG11 AG16 AH00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、上記本体部に支持され、被ハ
    ンドリング物を保持する保持部と、上記本体部を移動さ
    せる駆動機構とを備え、上記被ハンドリング物を目標物
    に向かって少なくとも移動させることができるハンドリ
    ング装置であって、 上記保持部を上記本体部に対して変位可能に支持する支
    持手段と、 上記本体部に対する上記保持部の変位を拘束するラッチ
    状態、又は、上記保持部の変位を拘束しないアンラッチ
    状態を選択的に実現するラッチ手段とを更に備えること
    を特徴とする、ハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 上記支持手段は、上記本体部の移動軸を
    1軸とする互いに直交する3軸方向の上記保持部の各変
    位、および、上記移動軸まわりの上記保持部の回転を可
    能とする、請求項1記載のハンドリング装置。
  3. 【請求項3】 上記支持手段は、上記3軸まわりの上記
    保持部の各回転を可能とする、請求項1又は2記載のハ
    ンドリング装置。
  4. 【請求項4】 上記支持手段は、機械的ばね要素、流体
    要素、多孔質弾性体、流動体、および磁力のうちの少な
    くとも1つを用いて実現される、請求項1乃至3のうち
    いずれか1項のハンドリング装置。
  5. 【請求項5】 上記保持部は、上記本体部に上記支持手
    段によりそれぞれ支持される分割された複数の領域から
    なる、請求項1乃至4のうちいずれか1項のハンドリン
    グ装置。
  6. 【請求項6】 上記ラッチ手段は、上記保持部に係合す
    るラッチ位置と上記保持部から離れるアンラッチ位置と
    の間で移動可能なラッチ部材により実現される、請求項
    1乃至5のうちいずれか1項のハンドリング装置。
  7. 【請求項7】 上記被ハンドリング物と目標物との距
    離、上記本体部の移動量、上記本体部の移動速度、およ
    び、上記本体部の加速度のうちの何れかに基づいて、上
    記ラッチ手段による上記ラッチ状態と上記アンラッチ状
    態との間の切換を行う切換手段を更に含む、請求項1乃
    至6のうちいずれか1項のハンドリング装置。
  8. 【請求項8】 上記切換手段は、上記被ハンドリング物
    が上記目標物に接触する直前に、上記ラッチ状態から上
    記アンラッチ状態への切換を行う、請求項7記載のハン
    ドリング装置。
  9. 【請求項9】 上記被ハンドリング物は、電子部品であ
    り、上記目標物は、コンタクト電極を有するソケットで
    ある、請求項1乃至8のうちいずれか1項のハンドリン
    グ装置。
  10. 【請求項10】 上記被ハンドリング物は電子部品であ
    り、請求項1乃至9のうちいずれか1項のハンドリング
    装置と、電子部品に対して所定の電気的試験を行う試験
    手段とを備えた、試験装置。
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