JP2003343602A - 2方向クラッチ及び駆動伝達装置並びに画像形成装置 - Google Patents

2方向クラッチ及び駆動伝達装置並びに画像形成装置

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JP2003343602A
JP2003343602A JP2002155819A JP2002155819A JP2003343602A JP 2003343602 A JP2003343602 A JP 2003343602A JP 2002155819 A JP2002155819 A JP 2002155819A JP 2002155819 A JP2002155819 A JP 2002155819A JP 2003343602 A JP2003343602 A JP 2003343602A
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way clutch
wedge
driven
image forming
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JP2002155819A
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Hiroomi Harada
博臣 原田
Takeshi Saito
健 斉藤
Shinichi Kawahara
真一 川原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の駆動伝達に適した2方向クラッチ
及び該2方向クラッチを用いる駆動伝達装置並びに該駆
動伝達装置を用いる画像形成装置を提供する。 【解決手段】駆動軸30と感光体10の他方に当接して
駆動軸30の回転駆動を感光体10へ伝達する複数のト
ルク伝達ローラ41と、トルク伝達部材41が配置さ
れ、クラッチ筐体43と駆動体と従動体の他方との間に
形成される複数の楔空間42と、トルク伝達ローラ41
を所定の圧力で楔空間42の楔側へ押し付けるバネ46
とを有し、トルク伝達部材ローラ41が楔空間42の楔
に入り込む方向が接続方向であり、楔空間42の少なく
とも1つは他の楔空間42と楔の方向が逆方向となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2方向クラッチ及
び該2方向クラッチを用いる駆動伝達装置並びに該駆動
伝達装置を用いる複写機、プリンタ、ファクシミリ、印
刷機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置における像担持体としての
感光体は、A4サイズの用紙を数10,000から数1
00,000枚の画像形成によって寿命に達してしま
い、画像形成装置の本体寿命と比べるとかなり短い。こ
のため、感光体あるいは感光体が含まれる作像ユニット
は本体寿命の途中で交換するが通常である。また、感光
体表面への異物の付着や温度変化等の外的要因に対して
本体と比べるとナイーブであり、要求される画質レベル
によっては寿命に達する前に交換されることもある。
【0003】そこで、感光体あるいは感光体が含まれる
ユニットはユーザーでも簡単に着脱作業が行えるように
操作性が簡便であることが要求される。さらに、感光体
の駆動は本体側に設けた駆動体により駆動されるので、
感光体等を装着したときに確実に駆動連結が伝達され、
感光体を安定して回転駆動できるようにする必要があ
る。
【0004】これらの要求を満たす方式として図14に
示すように、本体側の駆動軸80に十字状のピン81を
植設し、感光体100のフランジ101には十字状の窪
み102が設けられており、感光体を装着して窪み10
2が十字ピン81に嵌合して駆動が伝達される。この方
法は、感光体の脱着が容易で、初期においては嵌め合い
のガタもないのでバックラッシ等による振動も発生しな
い。
【0005】しかしながら、図14に示す駆動連結は耐
久性に難があり、何回か感光体の着脱を行うと、嵌合に
緩みが生じて出力される画像にバンディングと呼ばれる
縞状模様が現れることがあった。バンディングという現
象は、特にカラー機の場合、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色を重ね合わせるため、色ずれの要因
となり、見た目の画質レベルは著しく低下してしまう。
【0006】このような不具合が生じにくい嵌合方式と
して、図15に示すように、テーパー形状のセレーショ
ンにより嵌合することも既に提案されている。この嵌合
方式では、感光体100にはそのフランジ101に、凹
状のテーパー部にセレーションが形成されたセレーショ
ン凹部103が、駆動軸80には凸状のテーパー部にセ
レーションが形成されたセレーション凸状部82が形成
されている。そして、感光体100が駆動軸80に差し
込まれるとき、テーパー形状により感光体の回転中心を
拾い易くし、互いのセレーションの噛み合いによりバッ
クラッシ等のガタをなくしている。かかる嵌合方式は、
感光体を安定して回転することができ、耐久性もよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た嵌合方式では感光体100を回転するとき、感光体が
セレーション凸状部82から逃げようとするため、感光
体に圧縮スプリング等によって互いのセレーションが噛
み合う方向へ押え付ける必要がある。この圧縮スプリン
グを取り付けるときにはもちろん強い力を必要とする。
また、一旦取り付けられた感光体はスプリングの加圧力
を受続くためセレーション同士の固定力が強固になり、
取り外しにもかなりの力を要するという問題があった。
【0008】本発明は、上記した従来の問題に鑑み、像
担持体の駆動伝達に適した2方向クラッチ及び該2方向
クラッチを用いる駆動伝達装置並びに該駆動伝達装置を
用いる画像形成装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、駆動源により駆動される駆動体と、該駆
動体によって駆動される従動体との何れか一方に固定配
置され、その他方が接続されることにより前記駆動体の
駆動を前記従動体へ伝達する2方向クラッチにおいて、
前記駆動体と従動体の他方に当接して前記駆動体の回転
駆動を従動体へ伝達する複数のトルク伝達部材と、該ト
ルク伝達部材が配置され、クラッチ筐体と前記駆動体と
従動体の他方との間に形成される複数の楔空間と、前記
トルク伝達部材を所定の圧力で前記楔空間の楔側へ押し
付ける付勢手段とを有し、前記トルク伝達部材が前記楔
空間の楔に入り込む方向が接続方向であり、前記楔空間
の少なくとも1つは他の楔空間と楔の方向が逆方向であ
ることを特徴としている。
【0010】なお、本発明の2方向クラッチは、前記ト
ルク伝達部材がトルク伝達ローラであり、該トルク伝達
ローラの前記駆動体と従動体の他方と対向する端部にテ
ーパーが設けられていると、効果的である。
【0011】さらに、本発明の2方向クラッチは、前記
トルク伝達部材がトルク伝達ローラであり、該トルク伝
達ローラの両端部にテーパーが設けられていると、効果
的である。さらにまた、前記トルク伝達部材が外周面に
沿って配置されていると、効果的である。
【0012】また、上記課題を解決するため、本発明
は、請求項1ないし4の何れか一項に記載の2方向クラ
ッチを用いる駆動伝達装置において、前記駆動源により
駆動される駆動体が本体側に設けられ、前記従動体が前
記駆動体の回転軸線方向から着脱可能に装着される装着
部材であり、駆動体と従動体との駆動連結に前記2方向
クラッチが用いられることを特徴としている。
【0013】なお、本発明の駆動伝達装置は、前記2方
向クラッチが駆動体側に固定配置されていると、効果的
である。さらにまた、上記課題を解決するため、本発明
の画像形成装置は、請求項5または6に記載の駆動伝達
装置を用いる画像形成装置において、前記駆動伝達装置
が画像形成装置本体に着脱可能な像担持体もしくは像担
持体を有する作像ユニットの駆動伝達に用いられること
を特徴としている。
【0014】さらにまた、上記課題を解決するため、本
発明の画像形成装置は、請求項5または6に記載の駆動
伝達装置を用いる画像形成装置において、前記駆動伝達
装置が画像形成装置本体に着脱可能な転写体の駆動伝達
に用いられることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る画像形成
装置として胴内排紙型の画像形成装置を示す全体概略説
明図である。
【0016】図1において、符号1は画像形成装置本体
であり、該装置本体のほぼ中央に周知の電子写真プロセ
スに基づいて画像形成を行う画像形成部2が配置され、
この画像形成部2下方に給紙部3が配置されている。給
紙部3は、必要に応じて増設することができる。画像形
成部2の上方には、排紙収納部4を隔てて原稿を読み取
る読み取り部5が配設されており、排紙収納部4には画
像形成された記録媒体が排紙されてストックされる。
【0017】上記画像形成部2には、像担持体としてド
ラム状の感光体10を備え、該感光体10の周囲には帯
電処理を行う帯電装置11、画像情報を感光体表面にレ
ーザ光で照射する露光装置12、感光体10の表面に露
光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置1
3、感光体10上で現像されたトナー像を記録媒体であ
る用紙に転写する転写装置14、転写後感光体表面に残
留するトナーを除去回収するクリーニング装置15等が
配置されている。近年では、メンテナンスの容易さか
ら、感光体10、帯電装置11、現像装置13、クリー
ニング装置15等をプロセスカートリッジとして1つの
ユニットに組み込んだものが多く出現している。また、
符号16は転写を終えてトナー像を担持した用紙を定着
処理する定着装置であり、定着装置16を通過した用紙
は排紙ローラ17を介して排紙収納部4へ排紙されて収
納される。
【0018】上記給紙部3には、未使用の用紙が収容さ
れており、給紙ローラ20の回転により、最上紙は給紙
カセットから送り出され、レジストローラ21へと搬送
される。レジストローラ21は、用紙の搬送を一時止
め、感光体表面のトナー像と用紙の先端との位置関係が
所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始
するよう制御される。
【0019】読み取り部5では、コンタクトガラス22
上に載置される原稿(不図示)の読み取り走査を行うた
めに、原稿照明用光源23とミラー24よりなる読み取
り走行体が往復移動する。この読み取り走行体により走
査された画像情報は、レンズ25の後方に設置されてい
るCCD26に画像信号として読み込まれる。この読み
込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。
画像処理された信号に基づいて、露光装置12のレーザ
ダイオード(不図示)の発光により感光体10の表面に
静電潜像が形成される。レーザダイオードからの光信号
は、公知ポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至
る。
【0020】次に、図2を用いて本発明の駆動伝達装置
について説明する。図2は、本発明を感光体の駆動部に
用いた一例を簡略中央断面図で示したものである。感光
体10は、画像形成装置本体1に対して着脱可能であ
り、矢印A方向が感光体10の画像形成装置本体1への
挿入方向で、矢印B方向がその取り外し方向である。符
号30は、従動体としての感光体を駆動する駆動体とし
ての駆動軸を示しており、本体後側板6に固設された深
溝玉軸受7によって支持され、駆動軸30は画像形成装
置本体1内に設けられた駆動モータ(不図示)によって
回転駆動される。画像形成装置本体1への挿入された感
光体10は、この駆動軸30と駆動連結されることで回
転される。そして、駆動軸30からの駆動は本発明であ
る2方向クラッチ40を介して感光体10へ伝えられ
る。
【0021】図3は、外輪側にトルク伝達部材としての
トルク伝達ローラ41を設けた2方向クラッチ40を示
す断面説明図であって、本例の2方向クラッチ40は6
個のトルク伝達ローラ41が同一周上に並列配置して設
けられている。この2方向クラッチ40は、駆動軸30
に固定されており、よって感光体10には2方向クラッ
チ40の外周に嵌合される従動筒10aが形成されてい
る。トルク伝達ローラ41は、クラッチ筐体43、従動
筒10a及び支持器44,45で形成される楔空間42
内に配置され、この楔空間42にはトルク伝達ローラ4
1を楔側へ軽く押す付勢部材としてバネ46が設けられ
ている。クラッチ筐体43には、その中央に駆動軸30
が連結され、クラッチ筐体43には駆動軸30が固定で
きるように回転係止溝47が設けられている。また、ク
ラッチ筐体43には上記した支持器44,45も一体も
しくは固定されている。なお、2方向クラッチ40は、
駆動体及び従動体の何れにも取り付けられるが、従動体
である感光体10に固設すると、感光体10の交換時に
一緒に破棄されることとなりコストの面でロスが大き
い。よって、2方向クラッチ40は本例のように駆動体
に固設する方が有利である。
【0022】このように構成された2方向クラッチは、
トルク伝達ローラ41が配置される6個の楔空間42に
おいてそのその隣り合う空間の楔方向が逆方向となって
いる。すなわち、楔空間42は1個置きに楔方向が同方
向となるように設けられている。したがって、感光体1
0は2方向クラッチ40を介して駆動が伝達されるた
め、感光体10にクリーニングブレード等の回転負荷が
ある等によりその止め際に発生しやすいバックラッシを
確実に防止することができ、安定した駆動伝達が得られ
る。もちろん、1方向クラッチを介した駆動伝達ではこ
のようなバックラッシを防止することができない。
【0023】図4は、内輪側にトルク伝達ローラ41を
設けた2方向クラッチ40を示す断面設明図である。こ
の2方向クラッチ40は、上記のように駆動体側に固定
するとすると、駆動体が軸ではなく駆動筒で、感光体1
0の従動体が軸で構成されている。この2方向クラッチ
40も、クラッチ筐体43、従動軸10b及び支持器4
4,45で形成される楔空間43内に配置された6個の
トルク伝達ローラ41が付勢部材としてのバネ46によ
って楔方向に軽く押されている。そして、楔空間43は
隣り合う楔空間の楔方向が逆方向となっているので、両
方向とも駆動が伝達される。したがって、上記実施形態
と同様に駆動体の駆動をバックラッシなく伝達すること
ができるので、駆動伝達に起因する画像品質の劣化を抑
えることができる。
【0024】なお、図3及び図4の実施形態において、
トルク伝達ローラ41を6個使用しているが、トルク伝
達ローラ41の数は必要なトルクによって増加してもま
た減少させても構わない。また、感光体10は駆動軸3
0の軸線方向から着脱可能に装着されるが、その装着時
において図5に示すように感光体10の軸がトルク伝達
ローラ41の端部に当って嵌合しにくいことが起り得
る。そこで、トルク伝達ローラ41は少なくとも感光体
が挿入される方向と対向する端部にテーパー形状を形成
することが好ましい。しかし、トルク伝達ローラ41の
一端だけをテーパー形状にすると、クラッチ組立時に全
トルク伝達ローラ41のテーパー方向を合わせる必要が
ある。さらに、組立後のテーパー端部の方向を誤らず駆
動体もしくは従動体に組み付けなければならない。そこ
で、2方向クラッチ40は色、文字、記号等によってテ
ーパー側が判るように設定すれば、組み付け方向の間違
ってしまうことが確実に防止することができる。
【0025】また、トルク伝達ローラ41は図6に示す
ように一端ではなく両端ともテーパー形状にすれば、組
立及び組み付け方向を注意することなく行い得るので有
利である。ところで、上記した実施形態では2方向クラ
ッチ40を介して駆動体と従動体を駆動連結している
が、接続方向が異なるオーバーランニングクラッチを2
個設ければ上記実施形態と同様にバックラッシのない駆
動伝達が可能であり、図7〜図13を用いて2個のオー
バーランニングクラッチ60,61の設置例について説
明する。
【0026】図7及び図8は、画像形成装置本体側であ
る駆動体にオーバーランニングクラッチ60,61を直
列に設けた例である。図7では、駆動体が駆動筒70で
構成され、駆動筒70の内周面に2個の接続方向が異な
るオーバーランニングクラッチ60,61が設けられて
おり、従動体側の回転体75はその外周面側がオーバー
ランニングクラッチ60,61と接するようにして嵌り
込む。図8では、駆動体が駆動軸70で構成され、駆動
軸70に2個の接続方向が異なるオーバーランニングク
ラッチ60,61が設けられており、従動体側の回転体
75はその内周面がオーバーランニングクラッチ60,
61に接するようにして嵌り込む。
【0027】図9及び図10は、感光体10側である従
動体にオーバーランニングクラッチ60,61を直列に
設けた例である。図9では、駆動体が駆動筒70で構成
され、回転体75の外周面に2個の接続方向が異なるオ
ーバーランニングクラッチ60,61が設けられてお
り、回転体75はそのオーバーランニングクラッチ6
0,61が駆動筒70の内周面と接するようにして嵌り
込む。図10では、駆動体が駆動軸70で構成され、回
転体75の内周面に2個の接続方向が異なるオーバーラ
ンニングクラッチ60,61が設けられており、回転体
75はそのオーバーランニングクラッチ60,61が駆
動軸70に接するようにして嵌り込む。
【0028】図11は、駆動体と従動体のそれぞれにオ
ーバーランニングクラッチ60,61を設けた例で、オ
ーバーランニングクラッチ60は駆動軸70に設けら
れ、オーバーランニングクラッチ61は回転体の内周面
に設けられている。また、図12は径の異なるオーバー
ランニングクラッチ60,61を用いた例を示してい
る。さらにまた、図13では2個のオーバーランニング
クラッチ60,61を並列に配置している。
【0029】このように、駆動体と従動体を接続方向が
異なる2個のオーバーランニングクラッチ60,61を
介して駆動連結することで、2方向クラッチを用いて駆
動連結した場合と同様の効果が得られる。但し、オーバ
ーランニングクラッチ60,61を用いた場合、単に部
品点数が増えるだけでなく、直列に配置した場合や径の
異なるものの場合には着脱時の摺擦ストロークが長くな
ってしまい、しいては装置の大型化につながる。また、
並列配置の場合は駆動体が大径化となる等の問題があ
る。これらのことを考慮すると、上記した2方向クラッ
チ40を用いることがスペース、コスト等の点で有利と
言える。
【0030】なお、本発明は感光体の駆動伝達に限った
ものではなく、転写ローラやその他、着脱容易性と駆動
の高伝達性を必要とした駆動部全てに適用できるもので
ある。また、上記実施形態では感光体を画像形成装置本
体に装着するものであるが、感光体を含む作像ユニット
を装着する場合にも当然適用することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、駆動体と従動
体の他方に当接して駆動体の回転駆動を従動体へ伝達す
る複数のトルク伝達部材と、該トルク伝達部材が配置さ
れ、クラッチ筐体と駆動体と従動体の他方との間に形成
される複数の楔空間と、トルク伝達部材を所定の圧力で
楔空間の楔側へ押し付ける付勢手段とを有し、トルク伝
達部材が楔空間の楔に入り込む方向が接続方向であり、
楔空間の少なくとも1つは他の楔空間と楔の方向が逆方
向であるので、軸方向からの着脱が容易で、回転方向の
動きには正逆何れも駆動を伝達するクラッチを提供する
ことができる。
【0032】請求項2の構成によれば、トルク伝達部材
がトルク伝達ローラであり、該トルク伝達ローラの前記
駆動体と従動体の他方と対向する端部にテーパーが設け
られているので、軸方向の装着がスムーズに行うことが
できる。
【0033】請求項3の構成によれば、トルク伝達部材
がトルク伝達ローラであり、該トルク伝達ローラの両端
部にテーパーが設けられているので、クラッチの組み付
けミスをなくすことができる。
【0034】請求項4の構成によれば、トルク伝達部材
が外周面に沿って配置されているので、内側に設置でき
るため駆動伝達部が大きくならず、本体の小型化に貢献
できる。
【0035】請求項5の構成によれば、駆動源により駆
動される駆動体が本体側に設けられ、従動体が駆動体の
回転軸線方向から着脱可能に装着される装着部材であ
り、駆動体と従動体との駆動連結に2方向クラッチが用
いられるので、バックラッシのない駆動伝達を提供する
ことができる。
【0036】請求項6の構成によれば、2方向クラッチ
が駆動体側に固定配置されているので、高価なクラッチ
を従動体とともに破棄されず、トータルコストを削減す
ることができる。
【0037】請求項7の構成によれば、駆動伝達装置が
画像形成装置本体に着脱可能な像担持体もしくは像担持
体を有する作像ユニットの駆動伝達に用いられるので、
バックラッシにより画像品質の劣化を防止できる画像形
成装置を提供することができる。
【0038】請求項8の構成によれば、駆動伝達装置が
画像形成装置本体に着脱可能な転写体の駆動伝達に用い
られるので、バックラッシのない転写体駆動手段を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2方向クラッチを使用する画像形
成装置の一例を示す概略図である。
【図2】本発明に係る2方向クラッチの設置例を示す断
面説明図である。
【図3】本発明に係る2方向クラッチの一例を示す断面
説明図である。
【図4】本発明に係る2方向クラッチの他の例を示す断
面説明図である。
【図5】2方向クラッチへの接続時の問題を示す説明図
である。
【図6】図5の問題を解消した2方向クラッチを主要部
を示す説明図である。
【図7】2個のオーバーランニングクラッチの設置例を
示す断面説明図である。
【図8】2個のオーバーランニングクラッチの他の設置
例を示す断面説明図である。
【図9】2個のオーバーランニングクラッチのさらに他
の設置例を示す断面説明図である。
【図10】2個のオーバーランニングクラッチのさらに
他の設置例を示す断面説明図である。
【図11】2個のオーバーランニングクラッチのさらに
他の設置例を示す断面説明図である。
【図12】2個のオーバーランニングクラッチのさらに
他の設置例を示す断面説明図である。
【図13】2個のオーバーランニングクラッチのさらに
他の設置例を示す断面説明図である。
【図14】従来の感光体駆動伝達方法を示す斜視説明図
である。
【図15】従来の他の感光体駆動伝達方法を示す斜視説
明図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(従動体) 30 駆動軸(駆動体) 40 2方向クラッチ 41 トルク伝達ローラ 42 楔空間 43 クラッチ筐体 46 バネ
フロントページの続き (72)発明者 川原 真一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB03 CD07 CG03 2H171 FA04 FA09 GA08 GA11 JA02 JA14 JA16 KA16 KA26 LA03 LA12 LA13 QA02 QB19 QC03 QC36 RA01 RA05 SA08 SA14 SA18 SA22 SA26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により駆動される駆動体と、該駆
    動体によって駆動される従動体との何れか一方に固定配
    置され、その他方が接続されることにより前記駆動体の
    駆動を前記従動体へ伝達する2方向クラッチにおいて、 前記駆動体と従動体の他方に当接して前記駆動体の回転
    駆動を従動体へ伝達する複数のトルク伝達部材と、該ト
    ルク伝達部材が配置され、クラッチ筐体と前記駆動体と
    従動体の他方との間に形成される複数の楔空間と、前記
    トルク伝達部材を所定の圧力で前記楔空間の楔側へ押し
    付ける付勢手段とを有し、前記トルク伝達部材が前記楔
    空間の楔に入り込む方向が接続方向であり、前記楔空間
    の少なくとも1つは他の楔空間と楔の方向が逆方向であ
    ることを特徴とする2方向クラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2方向クラッチにおい
    て、前記トルク伝達部材がトルク伝達ローラであり、該
    トルク伝達ローラの前記駆動体と従動体の他方と対向す
    る端部にテーパーが設けられていることを特徴とする2
    方向クラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の2方向クラッチにおい
    て、前記トルク伝達部材がトルク伝達ローラであり、該
    トルク伝達ローラの両端部にテーパーが設けられている
    ことを特徴とする2方向クラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか一項に記載の
    2方向クラッチにおいて、前記トルク伝達部材が外周面
    に沿って配置されていることを特徴とする2方向クラッ
    チ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れか一項に記載の
    2方向クラッチを用いる駆動伝達装置において、 前記駆動源により駆動される駆動体が本体側に設けら
    れ、前記従動体が前記駆動体の回転軸線方向から着脱可
    能に装着される装着部材であり、駆動体と従動体との駆
    動連結に前記2方向クラッチが用いられることを特徴と
    する駆動伝達装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の駆動連結装置におい
    て、前記2方向クラッチが駆動体側に固定配置されてい
    ることを特徴とする駆動連結装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の駆動伝達装置
    を用いる画像形成装置において、 前記駆動伝達装置が画像形成装置本体に着脱可能な像担
    持体もしくは像担持体を有する作像ユニットの駆動伝達
    に用いられることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項5または6に記載の駆動伝達装置
    を用いる画像形成装置において、 前記駆動伝達装置が画像形成装置本体に着脱可能な転写
    体の駆動伝達に用いられることを特徴とする画像形成装
    置。
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