JP2003343304A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両

Info

Publication number
JP2003343304A
JP2003343304A JP2002155639A JP2002155639A JP2003343304A JP 2003343304 A JP2003343304 A JP 2003343304A JP 2002155639 A JP2002155639 A JP 2002155639A JP 2002155639 A JP2002155639 A JP 2002155639A JP 2003343304 A JP2003343304 A JP 2003343304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
output
electric motor
motor
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002155639A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kubodera
雅雄 窪寺
Satoru Sugiyama
哲 杉山
Osamu Saito
修 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002155639A priority Critical patent/JP2003343304A/ja
Priority to US10/443,989 priority patent/US7077223B2/en
Priority to EP03011915A priority patent/EP1366949B1/en
Priority to DE60317605T priority patent/DE60317605T2/de
Publication of JP2003343304A publication Critical patent/JP2003343304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車両において加速要求に対する
応答性を向上する。 【解決手段】 エンジンとモータ・ジェネレータとを動
力源として備え、このエンジンとモータ・ジェネレータ
の少なくとも一方の動力を車輪に伝達して車両の推進力
とするハイブリッド車両において、前記エンジンの動作
/停止を制御するエンジン制御手段と、前記車両の推進
力を増減するアクセルペダルとを備え、前記モータ・ジ
ェネレータのみを車両の動力源としているときに、前記
アクセルペダルの出力変化が所定時間内に所定値以上の
場合に、前記エンジン制御手段は前記エンジンを始動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンと電動
機とを動力源として備え、このエンジンと電動機の少な
くとも一方の動力を車輪に伝達して車両の推進力とする
ハイブリッド車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のハイブリッド車両では、一般
に、エンジンを作動する運転領域(以下、エンジン運転
領域という)と電動機を作動する運転領域(以下、電動
機運転領域という)とが予め設定されていて、これを使
い分けることで、燃費の向上等を図っている。従来は、
アクセルなどの開度信号に基づいてエンジン運転領域と
電動機運転領域を切り替える制御を行ったり、あるい
は、アクセルなどの開度信号と車速とエンジン回転数
(または電動機回転数)をパラメータとしてエンジン運
転領域と電動機運転領域を定めた運転領域マップに基づ
いて運転領域の切り替え制御を行っていた。また、特開
平1−153330号公報に開示されたハイブリッド車
両では、車速とアクセル開度からエンジンスロットル開
度とモータ出力を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハイブリッド車両では、予め設定されたエンジン運
転領域あるいは電動機運転領域に従ってエンジンの作動
を制御しているため、電動機運転領域に入っている時に
早急な加速要求があった場合に、エンジン運転領域への
切り替えが遅れ、応答性が悪くなる場合があった。そこ
で、この発明は、加速要求に対する応答性に優れたハイ
ブリッド車両を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、エンジン(例えば、後
述する実施の形態におけるエンジン2)と電動機(例え
ば、後述する実施の形態におけるモータ・ジェネレータ
3)とを動力源として備え、このエンジンと電動機の少
なくとも一方の動力を車輪(例えば、後述する実施の形
態における駆動輪6、前輪23、後輪26)に伝達して
車両の推進力とするハイブリッド車両(例えば、後述す
る実施の形態におけるハイブリッド車両1)において、
前記エンジンの動作/停止を制御するエンジン制御手段
(例えば、後述する実施の形態における燃料噴射・点火
制御装置9)と、前記車両の推進力を増減するアクセル
ペダル(例えば、後述する実施の形態におけるアクセル
ペダル30)とを備え、前記電動機のみを車両の動力源
としているときに、前記アクセルペダルの出力変化(例
えば、後述する実施の形態におけるアクセルペダル踏み
込み変化量ΔAP)が所定時間内に所定値以上の場合
に、前記エンジン制御手段は前記エンジンを始動するこ
とを特徴とする。なお、アクセルペダルの出力変化は、
アクセルペダルの出力を検出するアクセルペダル出力検
出手段(例えば、後述する実施の形態におけるアクセル
ペダルセンサ11)により検出することができる。この
ように構成することにより、電動機のみを車両の動力源
としているときに早急な加速要求があった場合に、エン
ジンを始動してこのエンジンの出力を車両の動力源とす
ることが可能となる。
【0005】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、前記電動機のみを車両の動力源とす
る運転領域が電動機走行領域として予め定められてお
り、前記エンジンの始動はこの電動機走行領域で行われ
ることを特徴とする。このように構成することにより、
車両の運転状態が電動機走行領域にあって電動機のみを
車両の動力源としているときであっても、早急な加速要
求があった場合にはエンジンを始動してこのエンジンの
出力を車両の動力源とすることが可能となる。
【0006】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記アクセルペダル
の出力変化は、該アクセルペダルの踏み込み速度により
決定されることを特徴とする。このように構成すること
により、アクセルペダルの踏み込み速度が速い時にはア
クセルペダルの出力変化は大きくなり、早急な加速要求
があると判定することが可能となる。
【0007】請求項4に記載した発明は、請求項1から
請求項3のいずれかに記載の発明において、前記エンジ
ンの始動が行われた後も、前記電動機は継続して出力す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
エンジン出力を抑制し、エンジンと電動機を併用しなが
ら必要な出力を得ることが可能になる。
【0008】請求項5に記載した発明は、請求項1から
請求項4のいずれかに記載の発明において、前記エンジ
ンの始動が行われた後、エンジンの出力増加に伴い前記
電動機の出力を減少させることを特徴とする。このよう
に構成することにより、電動機から過剰に出力されるの
を防止することが可能になる。
【0009】請求項6に記載した発明は、請求項4また
は請求項5に記載の発明において、前記エンジンの始動
後の前記電動機の出力は該電動機の上限出力以下に制限
されることを特徴とする。ここで、電動機の上限出力と
は、電動機が出力可能な最大出力をいう。このように構
成することにより、エンジン始動後の電動機の出力を上
限出力(例えば、後述する実施の形態におけるモータ上
限出力)以下に制限することが可能になる。
【0010】請求項7に記載した発明は、請求項1から
請求項6のいずれかに記載の発明において、前記電動機
のみを車両の動力源としている場合には、車両の走行に
必要な出力は前記上限出力より小さいことを特徴とす
る。このように構成することにより、電動機のみを車両
の動力源として走行することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るハイブリッ
ド車両の実施の形態を図1から図6の図面を参照して説
明する。図1は、この発明に係るハイブリッド車両の第
1の実施の形態における動力伝達系の概略構成図であ
る。このハイブリッド車両1では、エンジン2と発電可
能な電動機(以下、モータ・ジェネレータという)3が
直列に連結されており、エンジン2とモータ・ジェネレ
ータ3の少なくとも一方の動力が変速機4および出力軸
5を介して車両の駆動輪(車輪)6に伝達されるように
構成されている。モータ・ジェネレータ3は蓄電池7に
よって駆動される。なお、駆動輪6は前輪あるいは後輪
のいずれであっても構わない。また、このハイブリッド
車両1では、運転者はアクセルペダル30の踏み込み量
を変化させることで車両の推進力を増減する。
【0012】エンジン2は多気筒レシプロタイプエンジ
ンであり、各気筒に対する吸排気を行わせるための吸気
バルブおよび排気バルブの作動制御を行う吸排気制御装
置8と、各気筒に対する燃料噴射制御および噴射燃料の
点火制御を行う燃料噴射・点火制御装置(エンジン停止
手段)9とを有している。このハイブリッド車両1は、
必要に応じて、燃料噴射・点火制御装置9によりエンジ
ン2の全気筒の燃料供給を停止する燃料供給停止制御
(以下、F/C制御と略す)が可能であり、さらに、必
要に応じて、吸排気制御装置8によりエンジン2の全気
筒の吸排気バルブを全閉にし且つ燃料噴射・点火制御装
置9によりエンジン2の全気筒の燃料供給を停止する休
筒制御が可能になっている。
【0013】また、このハイブリッド車両1は、エンジ
ン2のクランクシャフトの回転数(以下、エンジン回転
数NEという)を検出するエンジン回転数センサ10
と、アクセルペダル30の出力である踏み込み量を検出
するアクセルペダルセンサ11と、車速を検出する車速
センサ12とを備えている。なお、アクセルペダルセン
サ11はアクセルペダル出力検出手段を構成する。これ
らセンサ10,11,12の出力信号はECU20に入
力され、ECU20は、これらセンサ10,11,12
等からの入力信号に基づいて、エンジン2およびモータ
・ジェネレータ3の動作/停止を制御したり、エンジン
2およびモータ・ジェネレータ3の出力制御を行う。
【0014】このように構成されたハイブリッド車両1
は、走行モードとして、(1)モータ走行モード、
(2)エンジン走行モード、(3)クルーズ走行モー
ド、(4)モータアシストモード、(5)減速回生モー
ド、の5つのモードが設定されている。モータ走行モー
ドは、モータ・ジェネレータ3を電動機として機能さ
せ、モータ・ジェネレータ3の動力だけで車両を走行さ
せる走行モードであり、この時には、エンジン2のポン
ピングロスを低減させるべく、エンジン2に対して休筒
制御が行われる。エンジン走行モードは、エンジン2の
動力だけで車両を走行させる走行モードであり、このエ
ンジン走行モードの時にはモータ・ジェネレータ3は充
放電のいずれも行われず、実質的に停止状態ということ
ができる。クルーズ走行モードは、エンジン2を動作さ
せ、エンジン2の動力で車両を走行させると同時に、モ
ータ・ジェネレータ3を発電機として機能させてエンジ
ン2の動力の一部を電気エネルギーに変換し蓄電池7に
充電させる走行モードである。
【0015】モータアシストモードは、エンジン2を動
作させ且つモータ・ジェネレータ3を電動機として機能
させて、エンジン2とモータ・ジェネレータ3の両方の
動力で車両を走行させる走行モードである。減速回生モ
ードは、モータ・ジェネレータ3を発電機として機能さ
せ、車両の減速走行時にモータ・ジェネレータ3により
回生動作を行って減速エネルギーを回生エネルギーに変
換し電気エネルギーとして蓄電池7に充電する走行モー
ドである。減速回生モードの時にはエンジン2に対して
F/C制御が行われる。図2に、前記各走行モードの時
のエンジン2およびモータ・ジェネレータ3の動作およ
び停止状態を示す。
【0016】図3はモータ走行領域テーブルの一例であ
り、この図において斜線部分はモータ走行領域を示して
いる。このハイブリッド車両1では、車速に応じてモー
タ走行モードにおける出力の上限値(以下、モータ走行
出力上限値)が予め設定されていて、車両の走行に必要
な出力(以下、要求出力という)PWRREQと車速V
から決定される運転点がモータ走行領域に入っていると
きにはモータ走行モードが選択され、この場合、原則的
にはモータ・ジェネレータ3の動力だけで車両を走行さ
せる。ここで、要求出力PWRREQは、エンジン回転
数NEとアクセルペダルの踏み込み量APから決定され
る。なお、モータ走行領域における要求出力は、モータ
・ジェネレータ3が出力可能な最大出力(以下、モータ
上限出力という)よりも小さく設定されている。このよ
うに、車両の運転点がモータ走行領域に入っているとき
には、原則的にはモータ・ジェネレータ3の動力だけで
車両を走行させるのであるが、このハイブリッド車両1
では、車両の運転点がモータ走行領域にあっても、早急
な加速要求があった場合には、エンジン2を始動してモ
ータアシストモードに移行し、これにより加速要求に対
する応答性を向上するようにした。
【0017】図4は、この時のモータ出力指令値算出処
理を示すフローチャートであり、このフローチャートに
従ってモータ出力指令値の算出処理を説明する。図4に
示すモータ出力指令値算出処理ルーチンは、ECU20
によって一定時間(例えば、10〜20msec)毎に
実行される。初めに、ステップS101において、今回
このルーチンを実行したときにアクセルペダルセンサ1
1で検出したアクセルペダル踏み込み量(以下、アクセ
ルペダル踏み込み量の今回値という)APnから、前回
このルーチンを実行したときにアクセルペダルセンサ1
1で検出したアクセルペダル踏み込み量APn-1を減算
して、アクセルペダル踏み込み変化量ΔAPを算出す
る。 ΔAP=(APn)−(APn-1) つまり、このステップS101では、本ルーチンの実行
周期におけるアクセルペダル30の踏み込み量の変化を
算出しており、したがって、アクセルペダル踏み込み変
化量ΔAPはアクセルペダル30の踏み込み速度により
決定されることとなる。また、アクセルペダル30の踏
み込み速度には運転者の加速意志が反映されており、運
転者は早急に加速したい時にはアクセルペダル30を速
く踏み込むため踏み込み速度が速くなる。したがって、
ステップS101の処理は、運転者の加速に対する早急
さを検出する処理と言うこともできる。
【0018】次に、ステップS102において、エンジ
ン回転数NEとアクセルペダル踏み込み量の今回値AP
nに基づき、予め用意されている要求出力マップまたは
テーブル(いずれも図示せず)を参照して、要求出力P
WRREQを検索する。次に、ステップS103に進
み、ステップS102で求めた要求出力PWRREQが
現在の車速Vにおけるモータ走行領域のモータ走行出力
上限値よりも小さいか否か、換言すれば、現在の車両の
運転点がモータ走行領域に入っているか否かを判定す
る。ステップS103における判定結果が「YES」
(モータ走行領域に入っている)の場合はステップS1
04に進み、ステップS103における判定結果が「N
O」(モータ走行領域に入っていない)の場合はステッ
プS106に進む。
【0019】ステップS104においては、ステップS
101で求めたアクセルペダル踏み込み変化量ΔAP
が、予め設定したエンジン作動踏み込み変化量ΔAPm
axよりも小さいか否かを判定する。ステップS104
における判定結果が「YES」(ΔAP<ΔAPma
x)である場合は、ステップS105に進み、モータ出
力指令値CMDMOTPWRにステップS102で求め
た要求出力PWRREQを設定することで、モータ出力
指令値CMDMOTPWRを算出し(CMDMOTPW
R=PWRREQ)、本ルーチンの実行を一旦終了す
る。つまり、ΔAPがΔAPmaxよりも小さい場合
は、早急な加速要求ではなく、モータ走行モードで対応
しても十分に応答性が満足されるので、モータアシスト
モードに移行する必要はないと判定されるのである。な
お、前述したように、モータ走行領域におけるモータ走
行出力上限値はモータ・ジェネレータ3のモータ上限出
力よりも小さく設定されているので、モータ走行モード
のときには、車両の走行に必要な出力はモータ上限出力
より小さくなる。
【0020】一方、ステップS104における判定結果
が「NO」(ΔAP≧ΔAPmax)である場合は、ス
テップS106に進み、エンジン2を始動する。そし
て、ステップS107に進み、エンジン回転数NEとア
クセルペダル踏み込み量の今回値APに基づいて、エン
ジン出力指令値CMDENGPWRを算出する。さら
に、ステップS108に進み、ステップS102で求め
た要求出力PWRREQから、ステップS107で算出
したエンジン出力指令値CMDENGPWRを減算し
て、モータ出力指令値CMDMOTPWRを算出する。 CMDMOTPWR=PWRREQ−CMDENGPWR・・・(1)式
【0021】つまり、現在の運転点がモータ走行領域で
あっても、ΔAPがΔAPmax以上である場合は早急
な加速が要求されているので、応答性を上げるためにモ
ータアシストモードで対応するのである。これにより、
素早い加速が可能になるので、運転者の加速意志が十分
に反映されてドライバビリティが向上する。そして、こ
の場合、モータアシストモードで対応するので、エンジ
ンを始動した後も、モータ・ジェネレータ3は走行のた
めの動力を継続して出力する。これにより、エンジン2
の出力を抑制し、且つ、エンジン2とモータ・ジェネレ
ータ3を併用しながら要求出力PWRREQを得ること
ができるので、燃費の向上を図りつつ応答性の向上を図
ることができる。そして、前記(1)式から、エンジン
始動後のモータ・ジェネレータ3の出力は、エンジン2
の出力増加に伴って減少することとなる。これにより、
モータ・ジェネレータ3から過剰に出力されるのを防止
することができ、不要な電力消費を削減して燃費の向上
を図ることができる。
【0022】次に、ステップS109に進み、ステップ
S108で算出したCMDMOTPWRがモータ・ジェ
ネレータ3のモータ上限出力よりも小さいか否かを判定
する。ステップS109における判定結果が「YES」
(CMDMOTPWR<モータ上限出力)である場合
は、本ルーチンの実行を一旦終了する。すなわち、この
場合には、ステップS108で算出したモータ出力指令
値CMDMOTPWRをそのままモータ出力指令値CM
DMOTPWRとする。一方、ステップS109におけ
る判定結果が「NO」(CMDMOTPWR≧モータ上
限出力)である場合は、ステップS110に進み、モー
タ出力指令値CMDMOTPWRにモータ上限出力を設
定して(CMDMOTPWR=モータ上限出力)、本ル
ーチンの実行を一旦終了する。つまり、ステップS10
9,S110の処理を実行することにより、エンジン2
の始動後のモータ出力指令値CMDMOTPWRをモー
タ上限出力以下に制限する。
【0023】この発明は図1に示す構成のハイブリッド
車両1への適用に限られるものではなく、図5あるいは
図6に示すような種々の構成のいわゆるパラレル型のハ
イブリッド車両1に適用可能である。図5に示すハイブ
リッド車両1は、エンジン2の動力が第1の変速機13
および出力軸14を介して駆動輪6に伝達されるととも
に、モータ・ジェネレータ3の動力が第2の変速機15
およびギヤ16を介して出力軸14に伝達されさらに前
記駆動輪6に伝達されるようになっている。このハイブ
リッド車両1においても、エンジン2とモータ・ジェネ
レータ3のいずれか一方の動力あるいは両方の動力を車
両の推進力とすることができる。
【0024】図6に示すハイブリッド車両1は、エンジ
ン2の動力は第1の変速機21および出力軸22を介し
て前輪(車輪)23に伝達され、モータ・ジェネレータ
3の動力は第2の変速機24および出力軸25を介して
後輪(車輪)26に伝達される。つまり、このハイブリ
ッド車両1では、前後輪の全てが駆動輪とされており、
前輪23はエンジン2で駆動され、後輪26はモータ・
ジェネレータ3で駆動されるようにされている。そし
て、このハイブリッド車両1においても、エンジン2と
モータ・ジェネレータ3のいずれか一方の動力あるいは
両方の動力を車両の推進力とすることができる。なお、
このハイブリッド車両1の場合、前記二つの動力源と前
後輪の連結を逆にし、エンジン2の動力を後輪26に伝
達し、モータ・ジェネレータ3の動力を前輪23に伝達
するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明するように、請求項1に記載し
た発明によれば、電動機のみを車両の動力源としている
ときに早急な加速要求があった場合に、エンジンを始動
してこのエンジンの出力を車両の動力源とすることがで
きるので、加速要求に対する応答性が向上するという優
れた効果が奏される。請求項2に記載した発明によれ
ば、車両の運転状態が電動機走行領域にあって電動機の
みを車両の動力源としているときであっても、早急な加
速要求があった場合にはエンジンを始動してこのエンジ
ンの出力を車両の動力源とすることができるので、加速
要求に対する応答性が向上するという優れた効果が奏さ
れる。
【0026】請求項3に記載した発明によれば、アクセ
ルペダルの踏み込み速度が速い時にはアクセルペダルの
出力変化は大きくなり、早急な加速要求があると判定す
ることが可能となるので、運転者の加速意志を十分に反
映させることができ、ドライバビリティが向上するとい
う効果がある。請求項4に記載した発明によれば、エン
ジン出力を抑制し、エンジンと電動機を併用しながら必
要な出力を得ることができるので、燃費の向上を図りつ
つ応答性の向上を図ることができるという効果がある。
【0027】請求項5に記載した発明によれば、電動機
から過剰に出力されるのを防止することができるので、
不要な電力消費を削減して燃費の向上を図ることができ
るという効果がある。請求項6に記載した発明によれ
ば、エンジン始動後の電動機の出力を上限出力以下に制
限することができる。請求項7に記載した発明によれ
ば、電動機のみを車両の動力源として走行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るハイブリッド車両の第1の実
施の形態における動力伝達系の概略構成図である。
【図2】 前記第1の実施の形態におけるハイブリッド
車両の走行モードでのエンジンとモータ・ジェネレータ
の動作/停止状態を示す図である。
【図3】 前記第1の実施の形態におけるモータ走行領
域テーブルの一例を示す図である。
【図4】 前記第1の実施の形態におけるモータ出力指
令値算出処理を示すフローチャートである。
【図5】 この発明に係るハイブリッド車両の第2の実
施の形態における動力伝達系の概略構成図である。
【図6】 この発明に係るハイブリッド車両の第3の実
施の形態における動力伝達系の概略構成図である。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車両 2 エンジン 3 モータ・ジェネレータ(電動機) 6 駆動輪(車輪) 9 燃料噴射・点火制御装置(エンジン制御手段) 23 前輪(車輪) 26 後輪(車輪) 30 アクセルペダル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月26日(2003.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、エンジン(例えば、後
述する実施の形態におけるエンジン2)と電動機(例え
ば、後述する実施の形態におけるモータ・ジェネレータ
3)とを動力源として備え、このエンジンと電動機の少
なくとも一方の動力を車輪(例えば、後述する実施の形
態における駆動輪6、前輪23、後輪26)に伝達して
車両の推進力とするハイブリッド車両(例えば、後述す
る実施の形態におけるハイブリッド車両1)において、
前記エンジンの動作/停止を制御するエンジン制御手段
(例えば、後述する実施の形態における燃料噴射・点火
制御装置9)と、前記車両の推進力を増減するアクセル
ペダル(例えば、後述する実施の形態におけるアクセル
ペダル30)とを備え、前記電動機のみを車両の動力源
としているときに、所定時間内のアクセルペダル変化量
(例えば、後述する実施の形態におけるアクセルペダル
踏み込み変化量ΔAP)が所定値以上の場合に、前記エ
ンジン制御手段は前記エンジンを始動することを特徴と
する。なお、アクセルペダル変化量は、アクセルペダル
の出力を検出するアクセルペダル出力検出手段(例え
ば、後述する実施の形態におけるアクセルペダルセンサ
11)により検出することができる。このように構成す
ることにより、電動機のみを車両の動力源としていると
きに早急な加速要求があった場合に、エンジンを始動し
てこのエンジンの出力を車両の動力源とすることが可能
となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記所定時間内のア
クセルペダル変化量は、前記アクセルペダルの踏み込み
速度により決定されることを特徴とする。このように構
成することにより、アクセルペダルの踏み込み速度が速
い時には所定時間内のアクセルペダル変化量は大きくな
り、早急な加速要求があると判定することが可能とな
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】請求項3に記載した発明によれば、アクセ
ルペダルの踏み込み速度が速い時には所定時間内のアク
セルペダル変化量は大きくなり、早急な加速要求がある
と判定することが可能となるので、運転者の加速意志を
十分に反映させることができ、ドライバビリティが向上
するという効果がある。請求項4に記載した発明によれ
ば、エンジン出力を抑制し、エンジンと電動機を併用し
ながら必要な出力を得ることができるので、燃費の向上
を図りつつ応答性の向上を図ることができるという効果
がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 6/04 531 B60K 6/04 531 (72)発明者 齋藤 修 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G093 AA07 AA16 BA15 BA19 BA21 BA22 CA01 CB01 CB06 DA01 DA06 DB05 EA01 EB01 EB08 FA10 FB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと電動機とを動力源として備
    え、このエンジンと電動機の少なくとも一方の動力を車
    輪に伝達して車両の推進力とするハイブリッド車両にお
    いて、 前記エンジンの動作/停止を制御するエンジン制御手段
    と、前記車両の推進力を増減するアクセルペダルとを備
    え、 前記電動機のみを車両の動力源としているときに、前記
    アクセルペダルの出力変化が所定時間内に所定値以上の
    場合に、前記エンジン制御手段は前記エンジンを始動す
    ることを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 【請求項2】 前記電動機のみを車両の動力源とする運
    転領域が電動機走行領域として予め定められており、前
    記エンジンの始動はこの電動機走行領域で行われること
    を特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 【請求項3】 前記アクセルペダルの出力変化は、該ア
    クセルペダルの踏み込み速度により決定されることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド
    車両。
  4. 【請求項4】 前記エンジンの始動が行われた後も、前
    記電動機は継続して出力することを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載のハイブリッド車両。
  5. 【請求項5】 前記エンジンの始動が行われた後、エン
    ジンの出力増加に伴い前記電動機の出力を減少させるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のハイブリッド車両。
  6. 【請求項6】 前記エンジンの始動後の前記電動機の出
    力は該電動機の上限出力以下に制限されることを特徴と
    する請求項4または請求項5に記載のハイブリッド車
    両。
  7. 【請求項7】 前記電動機のみを車両の動力源としてい
    る場合には、車両の走行に必要な出力は前記上限出力よ
    り小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいず
    れかに記載のハイブリッド車両。
JP2002155639A 2002-05-29 2002-05-29 ハイブリッド車両 Pending JP2003343304A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155639A JP2003343304A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ハイブリッド車両
US10/443,989 US7077223B2 (en) 2002-05-29 2003-05-23 Hybrid vehicle
EP03011915A EP1366949B1 (en) 2002-05-29 2003-05-27 Hybrid vehicle
DE60317605T DE60317605T2 (de) 2002-05-29 2003-05-27 Hybridfahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155639A JP2003343304A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ハイブリッド車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003343304A true JP2003343304A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29772119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155639A Pending JP2003343304A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003343304A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007141984A1 (ja) 2006-06-07 2007-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ハイブリッド車両の制御装置およびハイブリッド車両
JP2008126901A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両のモード切り替え制御装置
US9027680B2 (en) 2008-02-13 2015-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle and control method thereof
JP2017088030A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド自動車

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007141984A1 (ja) 2006-06-07 2007-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ハイブリッド車両の制御装置およびハイブリッド車両
US8660725B2 (en) 2006-06-07 2014-02-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of hybrid vehicle and hybrid vehicle
JP2008126901A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両のモード切り替え制御装置
US9027680B2 (en) 2008-02-13 2015-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle and control method thereof
JP2017088030A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド自動車
US10246074B2 (en) 2015-11-12 2019-04-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7077223B2 (en) Hybrid vehicle
JP3885449B2 (ja) 車両のエンジン自動停止再始動装置
JP4519085B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4260385B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2002188480A (ja) エンジンの自動停止始動制御装置
JP2004100680A (ja) ハイブリッド電気自動車のエンジン制御システム及び制御方法
JP2007223421A (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2001140673A (ja) エンジンの停止・始動制御装置
US20040153236A1 (en) Automatic stop/start controller for an engine
JP6852802B2 (ja) ハイブリッド車両の制御方法および制御装置
US6641501B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
CN111465541A (zh) 混合动力车辆的控制方法和混合动力车辆的控制装置
JP2004169782A (ja) ハイブリッド車両のクラッチ制御装置
JP2004229373A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2003343303A (ja) ハイブリッド車両
US6794765B2 (en) Engine starting control system and method therefor
JP6544216B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2002339774A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3896640B2 (ja) 車両のパワートレーンシステム
JP3891130B2 (ja) 車両の減速制御装置
JP2003343304A (ja) ハイブリッド車両
JP3732395B2 (ja) 車両の制御装置
JPH10325345A (ja) ハイブリッド車両
JP3062567B2 (ja) ハイブリッド型車両
CN112660099A (zh) 混合动力车辆的驱动控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041026