JP2003343286A - 電子スロットル制御装置 - Google Patents

電子スロットル制御装置

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JP2003343286A
JP2003343286A JP2002148813A JP2002148813A JP2003343286A JP 2003343286 A JP2003343286 A JP 2003343286A JP 2002148813 A JP2002148813 A JP 2002148813A JP 2002148813 A JP2002148813 A JP 2002148813A JP 2003343286 A JP2003343286 A JP 2003343286A
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JP2002148813A
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Katsumi Ishida
克己 石田
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Aisan Industry Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スロットルセンサの異常出力によるスロットル
バルブの最速誤動作を緩和し、スロットルバルブの駆動
系に対するダメージを抑えること。 【解決手段】電子スロットル1はスロットルバルブ4を
モータ5で開閉駆動させる。電子スロットル1の目標開
度RTAは、アクセルセンサ8で設定される。電子スロ
ットル1の実開度VTAは、スロットルセンサ6で検出
される。電子制御装置(ECU)2は、目標開度RTA
と実開度VTAとの開度偏差から算出される制御量に基
づきモータ5を制御する。ECU2は、スロットルセン
サ6の出力異常時に、実開度VTAの入力値をスロット
ルバルブ4の全閉作方向に対応して入力回路16で強制
的に増大させる。ECU2は、目標開度RTAに変化が
ないとき、制御量の算出をその最大値及び最小値以外の
所定値に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの吸気
通路に設けられるスロットルバルブをアクチュエータに
より開閉駆動させ、その動作を制御するようにした電子
スロットル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等のガソリンエンジン
やディーゼルエンジンに使用される電子スロットル制御
装置が知られている。電子スロットル制御装置は、エン
ジンの吸気通路に設けられるリンクレスタイプのスロッ
トルバルブをモータ等のアクチュエータにより開閉駆動
させるように構成した電子スロットルと、そのアクチュ
エータを制御するためのコントローラとを備える。一般
に、コントローラは、運転者によるアクセルペダルの操
作量に基づいて電子スロットル(スロットルバルブ)の
目標開度を設定する。このコントローラは、設定された
目標開度と、スロットルセンサで検出されるスロットル
バルブの実開度との開度偏差に基づいてアクチュエータ
をPID制御等によりフィードバック制御することによ
り、実開度が目標開度となるように電子スロットルを制
御する。
【0003】この種の電子スロットル制御装置として、
スロットルセンサ故障時における電子スロットルの異常
挙動に対処するための技術が、特開平3−31531号
公報に記載された「内燃機関のスロットル弁制御装置」
に開示されている。
【0004】ここで、スロットルセンサの出力信号線の
途中からコントローラの入力端子の間で万一断線が生じ
ると、入力回路を経て出力される電圧値が、実際のスロ
ットルバルブの開度と無関係な非常に不安定な値になっ
てしまう。そして、この出力信号を実開度とみなしてフ
ィードバック制御が実行されてしまい、そのときの目標
開度との関係から、スロットルバルブが開方向に動作す
るのか閉方向に動作するのか全く予測できず、非常に不
安定な開閉動作となり、場合によっては、スロットルバ
ルブが全開状態になってしまうおそれがある。上記従来
公報では、このような点に着目して対策が講じられてい
る。
【0005】即ち、上記従来公報の制御装置において、
図11に示すように、スロットルバルブのアクチュエー
タを制御するためのコントロールユニット51は、スロ
ットル制御回路と、スロットルセンサ52の出力信号か
らノイズを除去する入力回路53と、その出力信号をA
/D変換してスロットル制御回路へ出力するA/D変換
器54とを備える。ここで、入力回路53は、直列接続
された一対の抵抗R1,R2とコンデンサC1とからな
るRCフィルタ55を含む。そして、スロットルセンサ
52が接続される入力端子56と電源(Vcc)との間
に高抵抗のプルアップ抵抗R3が接続される。
【0006】上記入力回路53によれば、スロットルセ
ンサ52と入力回路53との間に接続される出力信号線
57の途中で万一断線が生じたとすると、入力回路53
から出力される電圧値が、所定の時定数で徐々に高ま
り、やがて電源電圧Vccに達し、スロットルバルブが
あたかも全開になったような検出出力となる。この出力
信号と目標開度信号との比較に基づいてアクチュエータ
がフィードバック制御されることにより、スロットルバ
ルブが徐々に閉じてやがて全閉に至る。即ち、スロット
ルバルブは、必ず安全サイドの全閉に保たれることにな
り、エンジン出力の異常上昇といった事態が回避できる
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来公
報の制御装置では、スロットルセンサ52の出力信号線
57が断線すると、そのセンサ出力信号がGNDレベル
又は電源電圧Vccのレベルへ変化することになる。こ
のとき、スロットル制御回路は、上記信号変化を打ち消
す方向へアクチュエータを駆動(誤動作)させることに
なり、最悪の場合、スロットルバルブが最速動作で全閉
ストッパに突き当たるおそれがある。この場合、スロッ
トルバルブの駆動系(例えば、スロットルバルブに対し
て設けられる減速装置等)へダメージを与えることにな
り、そのダメージがスロットルバルブに新たな誤動作を
もたらすおそれもある。又、スロットルバルブが急激に
全閉状態となることから、自動車用エンジンにおいて
は、急減速によるドライバビリティの悪化のおそれがあ
り、最悪の場合にエンジンストールに至るおそれもあ
る。
【0008】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、スロットルセンサ故障時の異常
出力によるスロットルバルブの最速動作を緩和し、スロ
ットルバルブの駆動系に対するダメージを抑えることを
可能にした電子スロットル制御装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、スロットルバルブをアク
チュエータにより開閉駆動させる電子スロットルと、そ
の電子スロットルの目標開度を設定するための目標開度
設定手段と、電子スロットルの実開度を検出して出力す
るための実開度検出手段と、目標開度と実開度との開度
偏差に基づきアクチュエータの制御量を算出するための
制御量算出手段と、その制御量に基づきアクチュエータ
をフィードバック制御するための制御手段と、実開度検
出手段の出力が異常となるとき、実開度として制御量算
出手段に与えられる値をスロットルバルブが安全サイド
へ動作する方向に強制的に増大又は減少させるための強
制調整手段とを備えた電子スロットル制御装置におい
て、目標開度として制御量算出手段に与えられる値に変
化がないとき、制御量の算出をその制御量の最大値及び
最小値以外の所定値に制限するための制御量制限手段を
備えたことを趣旨とする。
【0010】上記発明の構成によれば、目標開度設定手
段により設定される目標開度の値と、実開度検出手段に
より検出され出力される実開度の値とが、それぞれ制御
量算出手段に与えられる。そして、それら目標開度と実
開度との開度偏差に基づき制御量算出手段によりアクチ
ュエータの制御量が算出され、その制御量に基づき制御
手段によりアクチュエータがフィードバック制御され
る。これにより、電子スロットル(スロットルバルブ)
の実開度が目標開度に近付けられる。ここで、万一、実
開度検出手段に何らかの故障が発生しその出力が異常と
なると、実開度として制御量算出手段に与えられる値
が、強制調整手段により、スロットルバルブが安全サイ
ドへ動作する方向に強制的に増大又は減少させられる。
これにより、制御量がその最大値又は最小値へ向けて増
大又は減少し、電子スロットル(スロットルバルブ)の
実開度が全閉又は全開の状態へ向けて動作する。このと
き、目標開度として制御量算出手段に与えられる値に変
化がなければ、制御量制限手段により、制御量の算出が
その制御量の最大値及び最小値以外の所定値に制限され
る。従って、電子スロットル(スロットルバルブ)は、
その実開度の全開又は全閉への動作が緩和される。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、スロットルバルブをアクチュエータにより
開閉駆動させる電子スロットルと、その電子スロットル
の目標開度を設定するための目標開度設定手段と、電子
スロットルの実開度を検出して出力するための実開度検
出手段と、目標開度と実開度との開度偏差に基づきアク
チュエータの制御量を算出するための制御量算出手段
と、制御量に基づきアクチュエータをフィードバック制
御するための制御手段と、実開度検出手段の出力が異常
となるとき、実開度として制御量算出手段に与えられる
値をスロットルバルブが安全サイドへ動作する方向に強
制的に増大又は減少させるための強制調整手段とを備え
た電子スロットル制御装置において、実開度検出手段の
出力異常を所定時間かけて確定的に判定するための出力
異常判定手段と、その出力異常判定手段により出力異常
の兆候が観測されたとき、その出力異常が確定的に判定
される以前に、制御量の算出をその制御量の最大値及び
最小値以外の所定値に制限するための制御量制限手段と
を備えたことを趣旨とする。
【0012】上記発明の構成による請求項1に記載の発
明と異なる作用は以下の通りである。即ち、万一、実開
度検出手段に何らかの故障が発生しその出力が異常とな
ると、実開度として制御量算出手段に与えられる値が、
強制調整手段により、スロットルバルブが安全サイドへ
動作する方向に強制的に増大又は減少させられる。これ
により、制御量がその最大値又は最小値へ向けて増大又
は減少し、電子スロットル(スロットルバルブ)の実開
度が全閉又は全開の状態へ向けて動作する。このとき、
出力異常判定手段により、実開度検出手段の出力異常が
所定時間かけて確定的に判定されるが、その判定途中で
出力異常の兆候が観測されれば、その出力異常が確定的
に判定される以前に、制御量の算出がその制御量の最大
値及び最小値以外の所定値に制限される。従って、電子
スロットル(スロットルバルブ)はその実開度の全開又
は全閉への動作が緩和される。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の電子スロットル制御装置を自動車用エンジンに具体
化した第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0014】図1に電子スロットル制御装置の概略構成
を示す。電子スロットル制御装置は、電子スロットル1
と、それを制御するための電子制御装置(ECU)2と
を備える。電子スロットル1は、自動車用エンジン(図
示略)の出力を調節するために使用される。電子スロッ
トル1は、エンジンの吸気通路(スロットルボディ)3
に設けられたスロットルバルブ4をアクチュエータとし
てのモータ5により開閉駆動させると共に、そのバルブ
4の実際の開度(実開度)VTAをスロットルセンサ6
により検出するようになっている。スロットルバルブ4
は、アクセルペダル7の操作に機械的に連動しないリン
クレスタイプのものである。即ち、スロットルバルブ4
は、アクセルセンサ8により検出されるアクセルペダル
7の操作量に基づいてECU2が制御するモータ5の駆
動力を受けて動作するようになっている。
【0015】スロットルバルブ4は、ボア3aを貫通す
るスロットルシャフト9によりスロットルボディ3に回
動可能に支持される。スロットルシャフト9の一端に
は、減速装置10を介してモータ5が連結され、その他
端にはオープナ機構11を介してスロットルセンサ6が
連結される。モータ5の出力軸は、減速装置10を構成
する複数のギア12等を介してスロットルシャフト9に
連結される。この実施の形態では、ローコスト化のため
に樹脂製のギア12が使用される。
【0016】スロットルセンサ6は、電子スロットル1
(スロットルバルブ4)の実開度VTAを検出して出力
するためのものであり、本発明の実開度検出手段に相当
する。このセンサ6は、例えば、ポテンショメータによ
り構成される。この実施の形態で、スロットルセンサ6
は、2系統のポテンショメータを備える。アクセルセン
サ8は、スロットルバルブ4の目標開度RTAを設定す
るために、運転者によるアクセルペダル7の操作量を目
標開度RTAとして検出し出力するためのものであり、
本発明の目標開度設定手段に相当する。このセンサ8
は、例えば、ポテンショメータより構成される。
【0017】スロットルシャフト9の一端に設けられた
オープナ機構11は、モータ5に対する通電が停止され
たときに、スロットルバルブ4を全閉状態から若干開い
たオープナ開度に保持するためのものである。図2にオ
ープナ機構11を含む電子スロットル1の概念構成を示
し、図3にオープナ機構11によるスロットルバルブ4
の動作を示す。
【0018】図2に示すように、電子スロットル1とそ
のオープナ機構11は、スロットルボディ3に一体的に
設けられる。スロットルバルブ4はボア3aに配置さ
れ、スロットルシャフト9を中心にスロットルボディ3
に回動可能に支持される。スロットルシャフト9の一端
には、減速装置10を介してモータ5が、同シャフト9
の他端には、オープナ機構11と共にスロットルセンサ
6がそれぞれ連結される。ここで、スロットルバルブ4
の開閉については、図3に示すように、その全閉位置S
から全開位置Fへ向かう方向を開方向とし、全開位置F
から全閉位置Sへ向かう方向を閉方向とする。
【0019】図2において、スロットルシャフト9の他
端に設けられたオープナ機構11は、エンジンが停止さ
れるモータ5の非通電時には、スロットルバルブ4を所
定のオープナ開度位置N(図3参照)に保持するための
オープナレバー21を備える。オープナレバー21に
は、リターンスプリング22の一端が接続され、同スプ
リング22の他端はスロットルボディ3に固定される。
リターンスプリング22はオープナレバー21を介して
スロットルバルブ4を閉方向へ付勢する。オープナレバ
ー21は所定の回動位置で全開ストッパ23に係合して
停止する。スロットルボディ3には、スロットルバルブ
4を全閉位置S(図3参照)に保持するための全閉スト
ッパ24が設けられる。オープナレバー21には、オー
プナスプリング25の一端が接続される。オープナスプ
リング25の他端は、スロットルシャフト9に接続され
る。オープナスプリング25は、スロットルバルブ4を
開方向へ付勢する。これらオープナレバー21、リター
ンスプリング22、全開ストッパ23、全閉ストッパ2
4及びオープナスプリング25等によりオープナ機構1
1が構成される。
【0020】ここで、リターンスプリング22の付勢力
は、モータ5の駆動力よりも小さく、モータ5の非通電
時におけるディテントトルクよりも大きく設定される。
この設定は、モータ5の通電時には、リターンスプリン
グ22又はオープナスプリング25の付勢力に抗してス
ロットルバルブ4を開いたり閉じたりさせ、非通電時に
は、リターンスプリング22及びオープナスプリング2
5等の作用によりスロットルバルブ4を所定のオープナ
開度位置N(図3参照)に保持するためのものである。
【0021】図3に示すように、オープナ開度位置N
は、エンジンが停止されるモータ5の非通電時に、エン
ジンを再始動させるときの吸気を確保するための初期開
度をスロットルバルブ4に与える。一方、エンジン運転
中にモータ5への通電が万一遮断されたときには、この
オープナ開度位置Nが、エンジンの出力を必要最小限の
レベルで維持するための開度をスロットルバルブ4に与
える。これにより、エンジンの運転を持続させて自動車
の退避走行を可能にする。上記のようにモータ5の非通
電時、或いは、モータ5への通電遮断時には、スロット
ルシャフト9及びオープナレバー21がリターンスプリ
ング22により閉方向へ付勢される。これと同時に、ス
ロットルシャフト9がオープナスプリング25により開
方向へ付勢される。これらリターンスプリング22及び
オープナスプリング25の釣り合いにより、スロットル
バルブ4がオープナ開度位置Nに保たれる。
【0022】スロットルバルブ4をオープナ開度位置N
から全開位置Fへ開くには、モータ5の駆動力がリター
ンスプリング21の付勢力に抗してスロットルシャフト
9に与えられ、オープナレバー21が全開ストッパ23
に係合するまでスロットルシャフト9が回動される。一
方、スロットルバルブ4をオープナ開度位置Nから全閉
位置Sまで閉じるには、モータ5の駆動力がオープナス
プリング25の付勢力に抗してスロットルシャフト9に
与えられ、同シャフト9が全閉ストッパ24に係合する
まで回動される。
【0023】ここで、エンジン運転時には、モータ5が
アクセルペダル7の操作に基づいてECU2により制御
されることにより、スロットルバルブ4が所定の目標開
度に開かれる。このとき、スロットルバルブ4の開度
は、アクセルペダル7の操作量に応じて、図3に示すよ
うに全閉位置Sから全開位置Fまでの間の作動範囲内の
中で決定される。全開位置Fでは、オープナレバー21
が全開ストッパ23に係合することから、ボア3aが最
大限に開けられた状態でスロットルバルブ4が保持され
る。この全開ストッパ23があることから、スロットル
バルブ4が全開位置Fを超えて開き方向へ余分に回動す
ることがない。一方、全閉位置Sでは、スロットルシャ
フト9が全閉ストッパ24に係合することから、ボア3
aが最大限に閉じられた状態でスロットルバルブ4が保
持される。この全閉ストッパ24があることから、スロ
ットルバルブ4が全閉位置Sを超えて閉じ方向へ余分に
回動することがない。
【0024】ECU2は、図1に示すように、マイクロ
コンピュータ(マイコン)15、入力回路16、A/D
コンバータ17及び駆動回路18を含む。マイコン15
は、電子スロットル1の制御を司るものであり、本発明
の制御量算出手段、制御手段及び制御量制限手段に相当
する。マイコン15は、周知のように中央処理装置(C
PU)、読み出し書き換えメモリ(RAM)及び読み出
し専用メモリ(ROM)等を含む。ROMには、電子ス
ロットル1に関する制御プログラムが記憶される。入力
回路16は、主としてスロットルセンサ6の出力信号か
らノイズを除去するためのものである。A/Dコンバー
タ17は、アナログ信号をデジタル信号に変換するため
ものである。駆動回路18は、マイコン15からの出力
信号に応じた駆動電流をモータ5へ流すためものであ
る。
【0025】図1において、スロットルセンサ6から出
力される実開度VTAに関するアナログ信号は、入力回
路16を通りA/Dコンバータ17にてデジタル信号に
変換されてからマイコン15に入力される。アクセルセ
ンサ8から出力される目標開度RTAに関するアナログ
信号も同様に、入力回路16’を通りA/Dコンバータ
17’にてデジタル信号に変換されてからマイコン15
に入力される。
【0026】マイコン15は、実開度VTA及び目標開
度RTAに関する入力信号をPID制御の手法に従い処
理することによりモータ5を制御する。即ち、マイコン
15は、入力信号から目標開度RTAに対する実開度V
TAの開度偏差ERを算出し、その開度偏差ERの値に
基づいて所定の計算式に従いPID制御量VPIDを算
出する。そして、マイコン15は、その制御量VPID
の値に応じた駆動電流としてのデューティ比DUTYを
駆動回路18を通じてモータ5へ出力する。これによ
り、モータ5の駆動量を制御してスロットルバルブ4の
実開度VTAを目標開度RTAに近付ける。
【0027】ここで、入力回路16の電気回路図を図4
に示す。入力回路16は、2系統の第1RCフィルタ3
1及び第2RCフィルタ32を含む。各RCフィルタ3
1,32は、一対の抵抗R1,R2とコンデンサC1と
を含む。各RCフィルタ31,32には、入力端子3
3,34と電源(Vcc)との間に、高抵抗のプルアッ
プ抵抗R3がそれぞれ接続される。スロットルセンサ6
の2系統のポテンショメータと対応する二つの入力端子
33,34との間は、それぞれ出力信号線35,36に
より接続される。各RCフィルタ31,32とそれらに
対応して設けられるプルアップ抵抗R3は、スロットル
センサ6からの2系統出力が異常となるとき、実開度V
TAとしてマイコン15に与えられる2系統のセンサ出
力値VTA1,VTA2を、スロットルバルブ4の閉方
向に対応して強制的に増大させるための本発明の強制調
整手段に相当する。この実施の形態では、各RCフィル
タ31,32に入るスロットルセンサ6からの各センサ
出力値VTA1,VTA2が出力信号線35,36の万
一の断線により遮断されたとき、各RCフィルタ31,
32に対応して設けられた各プルアップ抵抗R3によ
り、マイコン15に与えられる各センサ出力値VTA
1,VTA2を、スロットルバルブ4の閉方向に対応し
て電源電圧Vccのレベルまで強制的に増大させるよう
になっている。ここで、スロットルセンサ6が2系統の
出力値VTA1,VTA2を有するのは、後述するスロ
ットルセンサ6の出力異常判定に寄与するためである。
【0028】この入力回路16の構成によれば、スロッ
トルセンサ6から各入力端子33,34に至る各出力信
号線35,36の途中で万一断線が発生した場合、各R
Cフィルタ31,32からA/Dコンバータ17へ出力
される電圧値は、所定の時定数で徐々に高くなり、やが
て電源電圧Vccに達し、スロットルバルブ4があたか
も全開になったような検出出力となる。この出力信号と
目標開度RTAに関する信号との比較に基づいてモータ
5がマイコン15によりフィードバック制御されること
で、スロットルバルブ4が徐々に全閉方向へ閉じられ
る。即ち、スロットルバルブ4は、必ず安全サイドであ
る全閉方向へ向かって動作することになり、エンジン出
力の異常上昇が抑えられる。
【0029】ここで、マイコン15は、各出力信号線3
5,36の断線時に、入力回路16から出力される信号
変化を打ち消す方向へモータ5を駆動させてスロットル
バルブ4を全閉方向へ動作させる。しかし、スロットル
バルブ4を実際に全閉位置Sまで動作させたのでは、最
悪の場合、スロットルバルブ4が最速動作で全閉ストッ
パ24に突き当たることになり、スロットルバルブ4の
減速装置10へ与えるダメージが大きい。特に、樹脂製
の各ギア12に与えるダメージは大きくなるおそれがあ
る。又、スロットルバルブ4が急激に全閉になると、自
動車用エンジンの運転は急減速となり、そのドライバビ
リティが悪化し、最悪の場合にエンジンストールに至る
おそれがある。そこで、この実施の形態では、スロット
ルセンサ6の断線時に上記不具合が起きることを回避す
ることのできる制御が電子スロットル1で行われるよう
になっている。
【0030】次に、電子スロットル1の制御内容につい
て詳しく説明する。図5には、ECU2(以下、マイコ
ン15として説明する。)が実行するスロットル制御プ
ログラムをフローチャートに示す。図6には、マイコン
15が実行するスロットルセンサ6に係る出力異常判定
プログラムをフローチャートに示す。マイコン15は、
これらのルーチンを所定時間毎に周期的に実行する。
【0031】先ず、処理が図5に示すスロットル制御プ
ログラムのルーチンへ移行すると、ステップ100で、
マイコン15は、アクセルセンサ8の検出により設定さ
れる目標開度RTAと、スロットルセンサ6で検出され
る実開度VTAとの開度偏差ERの値を算出する。
【0032】ステップ101で、マイコン15は、所定
の比例ゲインKPの値に今回算出された開度偏差ERの
値を乗算することにより比例項VPの値を算出する。
【0033】ステップ102で、マイコン15は、所定
の積分ゲインKIの値と今回算出された開度偏差ERの
値との積を、前回までの積算値に加算することにより積
分項VIの値を算出する。
【0034】ステップ103で、マイコン15は、今回
算出された開度偏差ERの値を微分値に所定の微分ゲイ
ンKdの値を乗算することにより微分項VDの値を算出
する。
【0035】そして、ステップ104で、マイコン15
は、今回算出された比例項VPの値と、積分項VIの値
と、微分項VDの値とを加算することにより、PID制
御量VPIDの値を算出する。この実施の形態では、ス
テップ100〜104の処理を実行するマイコン15
が、本発明の制御量算出手段に相当する。
【0036】ステップ105で、マイコン15は、今回
算出されたPID制御量VPIDの値を、所定の関数式
によりデューティ比DUTYの値に変換する。
【0037】ステップ106で、マイコン15は、今回
の目標開度RTAの値と前回の目標開度RTAOの値と
の差の絶対値を目標開度変化量DLRとして算出する。
【0038】そして、ステップ107で、マイコン15
は、目標開度変化量DLRの値が所定値L1以下となる
か否かを判断する。この判断結果が否定である場合、目
標開度RTAの値にある程度の変化があったものとし
て、マイコン15は処理をステップ112へ移行する。
そして、ステップ112で、マイコン15は、所定のタ
イマTZの値をクリアし、処理をステップ113へ移行
する。一方、ステップ107の判断結果が肯定である場
合、目標開度RTAの値にほとんど変化がないものとし
て、マイコン15は処理をステップ108へ移行する。
【0039】ステップ108で、マイコン15は、タイ
マTZの値が所定値T1以上であるか否かを判断する。
即ち、マイコン15は、目標開度変化量DLRが所定値
L1以下の状態がある程度継続しているか否かを判断す
る。この判断結果が否定である場合、マイコン15は処
理をそのままステップ111へ移行する。この判断結果
が肯定である場合、マイコン15は、処理をステップ1
09へ移行する。
【0040】ステップ109で、マイコン15は、今回
算出されたデューティ比DUTYの値が所定のガード値
G1以上であるか否かを判断する。ここで、ガード値G
1は、デューティ比DUTYの最大値及び最小値以外の
所定値であり、スロットルバルブ4の動作速度を低く抑
えられる値である、例えば、最速動作時の1/2以下の
速度に抑えられる値を用いることができる。上記判断結
果が否定である場合、マイコン15は、処理をそのまま
ステップ111へ移行する。上記判断結果が肯定である
場合、マイコン15は、ステップ110で、デューティ
比DUTYをガード値G1に変更し、処理をステップ1
11へ移行する。つまり、ステップ109,110で、
マイコン15は、デューティ比DUTYをガード値G1
により制限するのである。
【0041】その後、ステップ108、ステップ109
又はステップ110から移行してステップ111では、
マイコン15は、タイマTZの値をインクリメントす
る。つまり、マイコン15は、目標開度変化量DLRが
所定値L1以下となるときの継続時間を計測する。
【0042】ここで、ステップ107〜112の処理を
実行するマイコン15が、目標開度RTAとしてマイコ
ン15に与えられる値に変化がないとき、デューティ比
DUTYの算出をそのデューティ比DUTYの最大値及
び最小値以外のガード値G1に制限するための、本発明
の制御量制限手段に相当する。
【0043】そして、ステップ111又はステップ11
2から移行してステップ113では、マイコン15は、
スロットルセンサ6のフェイルフラグFAILが「1」
か否か、即ち、スロットルセンサ6の出力異常であるか
否かを判断する。このフェイルフラグFAILは、後述
する別途のルーチンにてマイコン15が行う判定により
設定されるものである。このフェイルフラグFAIL
は、異常判定時には「1」に、正常判定時には「0」に
設定される。上記判断結果が否定である場合、マイコン
15は、そのまま処理をステップ115へ移行する。上
記判断結果が肯定である場合、マイコン15は、ステッ
プ114で、モータ5への通電を停止させるためにデュ
ーティ比DUTYを「0」に設定する。
【0044】その後、ステップ113又はステップ11
4から移行してステップ115では、マイコン15は、
今回算出又は設定されたデューティ比DUTYの値に基
づき、駆動回路18を介してモータ5を制御し、次の制
御周期が到来するまで処理を一旦終了する。
【0045】次に、スロットルセンサ6に関する出力異
常判定プログラムについて図6のフローチャートを参照
して説明する。この実施の形態では、スロットルセンサ
6からの2系統の出力値VTA1,VTA2につき、個
別に出力異常判定が行われるが、このフローチャートで
は、それら出力値VTA1,VTA2を「実開度VT
A」として共通に説明するものとする。
【0046】処理が図6のルーチンへ移行すると、ステ
ップ150で、マイコン15は、スロットルセンサ6で
検出される実開度VTAの値が、所定の判定値L3以上
であるか否かを判断する。ここで、所定の判定値L3
は、電源電圧Vccの値に近似し、それよりもわずかに
小さい値に設定される。この判断結果が否定である場
合、マイコン15は、ステップ154で、異常判定カウ
ンタTFをクリアし、その後の処理を一旦終了する。こ
の判断結果が肯定である場合、マイコン15は、処理を
ステップ151へ移行する。
【0047】ステップ151で、マイコン15は、異常
判定カウンタTFの値が所定の判定値T3以上であるか
否かを判断する。ここで、異常判定カウンタTFが判定
値T3以上となるとき、スロットルセンサ6の出力異常
が確定的に判定されることになる。従って、ステップ1
51の判断結果が否定である場合、出力異常が確定的に
判定されていないものとして、マイコン15は処理をそ
のままステップ153へ移行する。この判断結果が肯定
である場合、出力異常が確定的に判定されたものとし
て、マイコン15は、ステップ152で、フェイルフラ
グFAILを「1」に設定して処理をステップ153へ
移行する。
【0048】そして、ステップ151又はステップ15
2から移行してステップ153では、マイコン15は、
異常判定カウンタTFをインクリメントし、その後の処
理を一旦終了する。
【0049】以上説明したこの実施の形態の電子スロッ
トル制御装置によれば、アクセルセンサ8により設定さ
れる目標開度RTAの値と、スロットルセンサ6により
検出され出力される実開度VTAの値とがそれぞれマイ
コン15に与えられる。又、これら目標開度RTAと実
開度VTAとの開度偏差ERの値に基づき、マイコン1
5によりモータ5のデューティ比DUTYの値が算出さ
れる。そして、そのデューティ比DUTYの値に基づ
き、マイコン15によりモータ5がフィードバック制御
され、これによってスロットルバルブ4の実開度VTA
が目標開度RTAに近付けられる。
【0050】ここで、スロットルセンサ6の2系統の出
力信号線35,36の一方が万一断線し、各センサ出力
値VTA1,VTA2の一方が異常値(零)になると、
マイコン15に与えられる2系統のセンサ出力値VTA
1,VTA2のうちの一方が、対応するプルアップ抵抗
R3により、スロットルバルブ4の閉方向に対応して強
制的に電源電圧Vccのレベルまで増大させられる。こ
れにより、マイコン15により算出されるデューティ比
DUTYの値がその最小値へ向けて減少し、スロットル
バルブ4の実開度VTAが、安全サイドの全閉状態へ向
けて動作することになる。
【0051】このとき、スロットルセンサ6からの2系
統のセンサ出力値VTA1,VTA2の一方が変化して
いるにも拘わらず、目標開度RTAとしてマイコン15
に与えられる値に変化がなければ、マイコン15による
デューティ比DUTYの算出が、そのデューティ比DU
TYの最大値及び最小値以外のガード値G1に制限され
る。従って、スロットルバルブ4は、その実開度VTA
が全閉位置Sへ向かう動作速度が緩和される。これによ
り、スロットルセンサ6の出力信号線35,36が万一
断線したときの異常出力によるスロットルバルブ4の動
作を緩和することができ、スロットルバルブ4が最速動
作で全閉ストッパ35に突き当たることを防止し、スロ
ットルバルブ4に連動する減速装置10に対するダメー
ジを抑えることができる。又、そのダメージがスロット
ルバルブ4に新たな誤動作をもたらすおそれがなくな
る。更に、自動車用エンジンでは、上記出力異常時に運
転が急減速を起こすことがなく、ドライバビリティの悪
化を抑えることができ、エンジンストールの発生を防止
することができる。
【0052】図7には、上記出力異常時の対処動作にお
けるセンサ出力と、本実施の形態及び従来技術に係るス
ロットル開度の挙動の一例を示す。ここで、「センサ出
力」とは、上記説明におけるスロットルセンサ6の各セ
ンサ出力値VTA1,VTA2に相当し、「スロットル
開度」とは、上記説明におけるスロットルセンサ6の実
際の開度を意味する。
【0053】図7において、時刻t0で、スロットルセ
ンサ6の各出力信号線35,36の一方が万一断線する
と、入力回路16の各RCフィルタ31,32の特性に
応じ、その後の時刻t3までにかけて、センサ出力が電
源電圧Vccまで上昇する。この間、センサ出力は、時
刻t2で、電源電圧Vccに近い判定レベル(判定値L
2)に達し、時刻t2〜時刻t3の間でスロットルセン
サ6の出力異常が判定される。時刻t3で、出力異常の
判定が確定すると、処置としてモータ5に対する通電が
停止される。従って、スロットルバルブ4は、オープナ
機構11によりオープナ開度位置Nに保持されることに
なる。
【0054】この実施の形態では、スロットルセンサ6
の出力異常が電源電圧Vccに近い判定レベルで判定さ
れることから、出力異常の発生から判定完了までに若干
時間がかかる傾向があり、その間にモータ5がある程度
駆動されることになる。このため、従来技術の装置で
は、図7に破線で示すように、出力異常の判定が開始さ
れる以前の時刻t1で、既にスロットルバルブが全閉に
達してしまい、全閉ストッパに突き当たることになる。
これに対して、本実施の形態の装置によれば、目標開度
に変化がなければ、デューティ比DUTYが閉方向の値
に変化しても、その変化にガードがかけられることにな
る。このため、図7に示す実線でも明らかなように、ス
ロットルバルブ4を閉駆動させるモータ5の動作が緩和
され、異常出力の判定が完了する時刻t3までに、スロ
ットルバルブ4の最速動作が抑えられ、スロットル開度
が比較的緩やかに変化して、全閉に達する以前にオープ
ナ開度に戻ることが分かる。
【0055】[第2の実施の形態]以下、本発明の電子
スロットル制御装置を自動車用エンジンに具体化した第
2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0056】尚、この実施の形態を含む以下の各実施の
形態において、前記第1の実施の形態と同一の構成要素
については、同一の符号を付して説明を省略し、以下に
は異なった点を中心に説明する。
【0057】この実施の形態では、マイコン15が実行
するスロットル制御プログラム及び出力異常判定プログ
ラムの内容の点で第1の実施の形態と構成が異なる。即
ち、異常判定プログラムについては、この実施の形態で
は、各センサ出力値VTA1,VTA2の変化の早いケ
ース(プルアップ抵抗R3の値が比較的小さいケース)
を想定し、図6におけるステップ150の判定値L3
が、電源電圧Vccの値より明らかに小さい判定値L2
に設定される。この実施の形態では、このような異常判
定プログラムを実行するマイコン15が、スロットルセ
ンサ6の出力異常を所定時間かけて確定的に判定するた
めの、本発明の出力異常判定手段に相当する。
【0058】次に、スロットルセンサ6に関する出力異
常判定プログラムについて図8のフローチャートを参照
して説明する。
【0059】処理が図8のルーチンへ移行すると、ステ
ップ200で、マイコン15は、A/Dコンバータ17
からの出力信号として1系統目のセンサA/D値(第1
RCフィルタ31からのアナログ信号の変換値)を第1
センサ出力値VTA1として取り込む。
【0060】ステップ201で、マイコン15は、A/
Dコンバータ17からの出力信号として2系統目のセン
サA/D値(第2RCフィルタ32からのアナログ信号
の変換値)を第2センサ出力値VTA2として取り込
む。
【0061】ステップ202で、マイコン15は、第1
センサ出力値VTA1と第2センサ出力値VTA2との
差の絶対値をセンサ出力差VT12として算出する。
【0062】ステップ203で、マイコン15は、今回
算出されたセンサ出力差VT12の値が所定の判定値L
2以上であるか否かを判断する。この実施の形態で、判
定値L2は、零に近似しそれよりもわずかに大きい値に
設定される。ここでは、スロットルセンサ6の2系統の
ポテンショメータが同一特性を有することを前提に、そ
れらの特性公差を考慮して、判定値L2が零よりもわず
かに大きい値に設定されている。この判断結果が否定で
ある場合、両センサ出力値VTA1,VTA2が概ね等
しくスロットルセンサ6の出力に異常がないものとし
て、又、各出力信号線35,36に断線等の故障がない
ものとして、ステップ207で、マイコン15は、異常
判定カウンタTFをクリアし、処理をステップ208へ
移行する。この判断結果が肯定である場合、両センサ出
力値VTA1,VTA2が異なり、スロットルセンサ6
の出力、又は、各出力信号線35,36に断線等の出力
異常があるものとして、処理をステップ204へ移行す
る。
【0063】ステップ204で、マイコン15は、異常
判定カウンタTFの値が所定の判定値T3以上であるか
否かを判断する。ここで、異常判定カウンタTFが判定
値T3以上となるとき、スロットルセンサ6の出力異常
が確定的に判定されることになる。従って、ステップ2
04の判断結果が否定である場合、出力異常が確定的に
判定されていないものとして、マイコン15は処理をス
テップ206へ移行する。この判断結果が肯定である場
合、出力異常が確定的に判定されたものとして、マイコ
ン15は、ステップ205で、フェイルフラグFAIL
を「1」に設定して処理をステップ206へ移行する。
【0064】そして、ステップ204又はステップ20
5から移行してステップ206で、マイコン15は、異
常判定カウンタTFをインクリメントする。
【0065】その後、ステップ206又はステップ20
7から移行してステップ208で、マイコン15は、第
1センサ出力値VTA1を実開度VTAの値として設定
し、その後の処理を一旦終了する。
【0066】即ち、この実施の形態では、スロットルセ
ンサ6からの2系統出力の差が所定値以上あることが判
明し、その状態が所定時間継続した場合に、スロットル
センサ6に出力異常があるものと判定するようになって
いる。
【0067】次に、マイコン15が実行するスロットル
制御プログラムの処理内容を、図9のフローチャートに
従い説明する。図9のフローチャートでは、図5のフロ
ーチャートにおけるステップ107〜112が、ステッ
プ120〜122に置き換えられた点で、図5のフロー
チャートと内容が異なる。
【0068】即ち、図9のフローチャートでは、ステッ
プ106で、目標開度変化量DLRが算出されると、ス
テップ120で、マイコン15は、異常判定カウンタT
Fの値が所定の判定値T2以上であるか否かを判断す
る。この異常判定カウンタTFは、前述した出力異常判
定プログラムに関する別途のルーチンにてカウントされ
るものであり、判定値T2は、そのときの確定的な判定
に要する全時間(判定値T3)よりも短い時間に相当す
る。この判断結果が否定である場合、マイコン15は、
そのまま処理をステップ113へ移行する。この判断結
果が肯定である場合、マイコン15は、処理をステップ
121へ移行する。
【0069】ステップ121で、マイコン15は、今回
算出されたデューティ比DUTYの値が所定のガード値
G1以上であるか否かを判断する。この判断結果が否定
である場合、マイコン15は、処理をそのままステップ
113へ移行する。この判断結果が肯定である場合、マ
イコン15は、ステップ122で、デューティ比DUT
Yをガード値G1に設定して、処理をステップ113へ
移行する。つまり、ステップ121,122で、マイコ
ン15は、デューティ比DUTYをガード値G1に制限
するのである。
【0070】ここで、ステップ120〜122の処理を
実行するマイコン15は、マイコン15によりスロット
ルセンサ6の出力異常の兆候が観測されたとき、その出
力異常が確定的に判定される以前に、制御量であるデュ
ーティ比DUTYの算出をそのデューティ比DUTYの
最大値及び最小値以外の所定値としてのガード値G1に
制限するための、本発明の制御量制限手段に相当する。
【0071】そして、ステップ113〜115では、マ
イコン15は、図5で説明したと同様、フェイルフラグ
FAILが「1」にならない限り(出力異常が判定され
ない限り)、モータ5を停止させることなく、今回算出
されたデューティ比DUTYに基づきモータ5を制御し
てスロットルバルブ4を駆動させる。
【0072】以上説明したこの実施の形態の電子スロッ
トル制御装置の作用・効果は以下の通りである。即ち、
スロットルセンサ6の2系統の出力信号線35,36の
一方に万一断線が発生し、各センサ出力値VTA1,V
TA2の一方が異常値(零)になると、マイコン15に
与えられる2系統のセンサ出力値VTA1,VTA2の
うちの一方が、対応するプルアップ抵抗R3により、ス
ロットルバルブ4の閉方向に対応して強制的に電源電圧
Vccのレベルまで増大させられる。これにより、マイ
コン15により算出されるデューティ比DUTYの値が
その最小値へ向けて減少し、スロットルバルブ4の実開
度VTAが、安全サイドの全閉状態へ向けて動作するこ
とになる。
【0073】このとき、スロットルセンサ6の出力異常
が所定時間かけてマイコン15により確定的に判定され
るが、その出力異常の兆候がマイコン15により観測さ
れれば、その出力異常が確定的に判定される以前に、デ
ューティ比DUTYの算出がそのデューティ比DUTY
の最大値及び最小値以外のガード値G1に制限される。
従って、スロットルバルブ4は、その実開度VTAが全
閉位置Sに達する以前に閉方向の動作が止まり、スロッ
トルバルブ4が停止するときの動作速度が緩和される。
これにより、第1の実施の形態の場合と同様、スロット
ルセンサ6の出力信号線35,36が万一断線したとき
の異常出力によるスロットルバルブ4の動作を緩和する
ことができ、スロットルバルブ4が最速動作で全閉スト
ッパ35に突き当たることを防止し、スロットルバルブ
4に連動する減速装置10に対するダメージを抑えるこ
とができる。又、そのダメージがスロットルバルブ4に
新たな誤動作をもたらすおそれがなくなる。更に、自動
車用エンジンでは、上記出力異常時に運転が急減速を起
こすことがなく、ドライバビリティの悪化を抑えること
ができ、エンジンストールの発生を防止することができ
る。
【0074】又、この実施の形態では、スロットルセン
サ6の出力異常検出を、2系統のセンサ出力値VTA
1,VTA2の差を求めることにより検出している。こ
のため、二つの出力値VTA1,VTA2に係る出力信
号線35,36の一方が断線した場合、その断線した側
の信号出力が電源電圧Vccのレベルに到達するよりも
前に、二つの出力値VTA1,VTA2の間に所定の差
が生じたところで異常検出を開始することができる。
【0075】図10には、上記出力異常時の対処動作に
おけるセンサ出力と、本実施の形態及び従来技術に係る
スロットル開度の挙動の一例を示す。図10において、
時刻t0で、スロットルセンサ6の各出力信号線35,
36の一方が万一断線すると、入力回路16の各RCフ
ィルタ31,32の特性に応じ、その後のセンサ出力が
電源電圧Vccへ向けて速やかに上昇する。この間、セ
ンサ出力は、異常発生直後の時刻t1で、既に判定レベ
ル(判定値L2)に達し、時刻t2までの判定時間1の
間に出力異常の兆候が観測されることになる。そして、
時刻t1から所定の判定時間2が経過して、時刻t3で
出力異常が確定的に判定されると、処置としてモータ5
に対する通電が停止される。従って、スロットルバルブ
4は、オープナ機構11によりオープナ開度位置Nに保
持されることになる。
【0076】この実施の形態では、スロットルセンサ6
の出力異常が確定的に判定されるまでに若干時間がかか
る傾向があり、その間にモータ5がある程度駆動される
ことになる。このため、従来技術の装置では、図10に
破線で示すように、出力異常が確定的に判定される時刻
t3よりも前にスロットルバルブが全閉に達してしま
い、全閉ストッパに突き当たることになる。これに対し
て、本実施の形態の装置によれば、上記出力異常が確定
的に判定される以前、即ち、出力異常の兆候が観測され
る時点から、デューティ比DUTYの変化にガードがか
けられる。このため、この実施の形態でも、図10に示
す実線から明らかなように、スロットルバルブ4を閉駆
動させるモータ5の動作が緩和され、異常出力の判定が
完了する時刻t3までに、スロットルバルブ4の最速動
作が抑えられ、スロットル開度が比較的緩やかに変化し
て、全閉に達する以前にオープナ開度に戻ることが分か
る。
【0077】尚、この発明は前記各施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0078】(1)前記各実施の形態では、図5のフロ
ーチャートのステップ107〜112で説明した出力異
常時の処置と、図9のフローチャートのステップ120
〜122で説明した処置とを個別に実行する場合に説明
したが、これらの処置を同時並行に実行することとして
もよい。
【0079】(2)前記各実施の形態では、スロットル
センサ6の出力異常として、出力信号線35,36の断
線を挙げたが、スロットルセンサ6に対する電源ライン
やGNDラインの断線を出力異常のケースとして挙げる
こともできる。ここで、電源ライン断線のケースでは、
2系統のセンサ出力値VTA1,VTA2の両方がGN
Dレベルに変化したときを出力異常として判定すること
ができる。一方、GNDライン断線のケースでは、2系
統のセンサ出力値VTA1,VTA2の両方が電源電圧
Vccレベルに変化したときを出力異常として判定する
ことができる。
【0080】(3)前記各実施の形態では、スロットル
センサ6の出力異常の判定を2系統のセンサ出力値VT
A1,VTA2を比較することにより行った。これに対
し、スロットルセンサとして正常時には有り得ない出力
電圧を検出したときに判定したり、スロットルセンサの
出力の変化速度が通常有り得ない速度で変化するのを検
出したときに判定するようにしてもよい。
【0081】(4)前記各実施の形態では、本発明の電
子スロットル制御装置を、吸気通路に一つのスロットル
バルブを配置したシングルスロットル形式に具体化し、
スロットルセンサの出力異常時には、そのスロットルバ
ルブを安全サイドとして全閉方向へ駆動させる場合につ
いて説明した。これに対して、本発明の電子スロットル
制御装置を、吸気通路に二つのスロットルバルブ(メイ
ンスロットルバルブ及びサブスロットルバルブ)を直列
に配置し、メインスロットルバルブをアクセルワイヤを
介してアクセルペダルに連動させ、サブスロットルバル
ブを本発明の電子スロットルにより構成して通常は全開
状態となるようにリターンスプリングで付勢するように
構成したタンデムスロットル形式のものに具体化しても
よい。そして、スロットルセンサの出力異常時には、そ
のサブスロットルバルブを安全サイドとして全開方向へ
駆動させるように構成してもよい。従って、この場合に
は、スロットルセンサの出力が異常となるとき、実開度
としてマイコンに与えられる値をスロットルバルブの開
方向に対応して強制的に減少させることとなる。
【0082】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
スロットルセンサ故障時の異常出力によるスロットルバ
ルブの最速動作を緩和することができ、スロットルバル
ブの駆動系に対するダメージを抑えることができる。
【0083】請求項2に記載の発明の構成によれば、同
じく、スロットルセンサ故障時の異常出力によるスロッ
トルバルブの最速動作を緩和することができ、スロット
ルバルブの駆動系に対するダメージを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係り、電子スロット制御装
置を示す概略構成図である。
【図2】電子スロットルを示す概念構成図である。
【図3】オープナ機構によるスロットルバルブの動作を
示す説明図である。
【図4】入力回路の構成を詳しく示す電気回路図であ
る。
【図5】スロットル制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図6】出力異常判定プログラムを示すフローチャート
である。
【図7】センサ出力とスロットル開度の挙動の一例を示
すタイムチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係り、出力異常判定プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図9】スロットル制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図10】センサ出力とスロットル開度の挙動の一例を
示すタイムチャートである。
【図11】従来技術の制御装置を示す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 電子スロットル 2 ECU 4 スロットルバルブ 5 モータ(アクチュエータ) 6 スロットルセンサ(実開度検出手段) 8 アクセルセンサ(目標開度設定手段) 15 マイコン 16 入力回路 31 第1RCフィルタ 32 第2RCフィルタ 35 出力信号線 36 出力信号線 R3 プルアップ抵抗(強制調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G065 CA39 DA04 FA08 FA11 FA14 GA41 GA46 KA04 KA15 KA16 KA22 KA36 3G084 BA05 DA30 EB11 FA10 3G301 JB01 LA01 LC03 ND01 ND41 ND42 PA11A PA11Z PF03Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブをアクチュエータによ
    り開閉駆動させる電子スロットルと、 前記電子スロットルの目標開度を設定するための目標開
    度設定手段と、 前記電子スロットルの実開度を検出して出力するための
    実開度検出手段と、 前記目標開度と前記実開度との開度偏差に基づき前記ア
    クチュエータの制御量を算出するための制御量算出手段
    と、 前記制御量に基づき前記アクチュエータをフィードバッ
    ク制御するための制御手段と、 前記実開度検出手段の出力が異常となるとき、前記実開
    度として前記制御量算出手段に与えられる値を前記スロ
    ットルバルブが安全サイドへ動作する方向に強制的に増
    大又は減少させるための強制調整手段とを備えた電子ス
    ロットル制御装置において、 前記目標開度として前記制御量算出手段に与えられる値
    に変化がないとき、前記制御量の算出をその制御量の最
    大値及び最小値以外の所定値に制限するための制御量制
    限手段を備えたことを特徴とする電子スロットル制御装
    置。
  2. 【請求項2】 スロットルバルブをアクチュエータによ
    り開閉駆動させる電子スロットルと、 前記電子スロットルの目標開度を設定するための目標開
    度設定手段と、 前記電子スロットルの実開度を検出して出力するための
    実開度検出手段と、 前記目標開度と前記実開度との開度偏差に基づき前記ア
    クチュエータの制御量を算出するための制御量算出手段
    と、 前記制御量に基づき前記アクチュエータをフィードバッ
    ク制御するための制御手段と、 前記実開度検出手段の出力が異常となるとき、前記実開
    度として前記制御量算出手段に与えられる値を前記スロ
    ットルバルブが安全サイドへ動作する方向に強制的に増
    大又は減少させるための強制調整手段とを備えた電子ス
    ロットル制御装置において、 前記実開度検出手段の出力異常を所定時間かけて確定的
    に判定するための出力異常判定手段と、 前記出力異常判定手段により前記出力異常の兆候が観測
    されたとき、その出力異常が確定的に判定される以前
    に、前記制御量の算出をその制御量の最大値及び最小値
    以外の所定値に制限するための制御量制限手段とを備え
    たことを特徴とする電子スロットル制御装置。
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