JP2003342137A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2003342137A
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dye
dyeing
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Yoshiyo Tsukahara
芳代 塚原
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Cosmos Technical Center Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
Nippon Surfactant Industries Co Ltd
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Cosmos Technical Center Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
Nippon Surfactant Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛髪の損傷が極めて少なく、施術時及び施術後
の毛髪のコンデショニング効果に優れ、かつ染色性や染
色後の堅牢度が良好で、しかも使用時に、皮膚や頭皮へ
の汚染の極めて少ない染毛剤組成物を提供することを課
題とした。 【解決手段】アミノ変性シリコーン、染料として分散染
料及び/又は塩基性染料の任意の1種又は2種以上、グ
リコールエーテル類、及び水溶性高分子化合物を組合せ
ること、更には、水溶性高分子が形成する水性ゲル中
に、アミノ変性シリコーンを分散させることによりで、
前記課題を解決する染毛剤組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、毛髪の損傷が極め
て少なく、施術時及び施術後の毛髪のコンデショニング
効果に優れ、かつ染色性や染色後の堅牢度が良好で、し
かも使用時に、皮膚や頭皮への汚染の極めて少ない、染
毛剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から汎用されている酸化染毛剤は、
一般に、アルカリ剤と酸化染料中間体を含有する第1剤
と過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤からなり、こ
れらにより毛髪中に酸化重合による染料を形成し、染色
堅牢度の高い染毛を行なうことができる。しかしなが
ら、これらの染毛剤で毛髪を処理すると毛髪の損傷が著
しく、このために処理後の毛髪のしなやかさが失われ、
髪がパサついたり、くし通りが悪くなるという欠点を有
していた。加えて、強アルカリ条件下で過酸化水素等の
酸化剤を使用したり、酸化染料中間体として、パラフェ
ニレンジアミン等の皮膚に対する刺激の強い薬剤が使用
されているので、扱い方によっては、頭皮、皮膚に一次
刺激を起こす危険性があった。更には、使用時に酸化染
料中間体を含む1剤と、過酸化水素を含む2剤を混合し
て使用しなければならず、操作が煩雑であった。 【0003】このため、毛髪や皮膚に対して影響が少な
く、使用時の取り扱いの簡便な、酸性染料を使用した染
毛剤が開発されてきたが、これらは、pH3以下の強酸
性下で染色しなければならず、毛髪損傷の問題は、依然
として解決されないままであった。また、これらは、1
回の染色で毛髪を高濃度に染色することができず、好ま
しい濃度に毛髪を染色するには、繰り返し染色すること
が必要である。しかも、染色堅牢度に劣り、色落ちが発
生するという問題があった。 【0004】更には、酸性染料は、毛髪以外にも染着す
るために、使用時に染毛剤が、皮膚や頭皮に著しく汚染
するという問題があった。 【0005】これらの問題を解決する方法として、酸化
染毛剤の第2剤中、もしくは酸性染毛剤中に、特定の第
4級アンモニウム塩を用いる方法(特開昭52−967
49)、カチオン高分子を用いる方法(特開昭54−4
9340)等が開示されているが、これらの方法をもっ
てしても毛髪の損傷防止効果が不充分で、かつ染色性を
阻害し、十分に毛髪が染色されない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、毛髪
の損傷が極めて少なく、施術時及び施術後の毛髪のコン
デショニング効果に優れ、かつ染色性や染色後の堅牢度
が良好で、しかも使用時に、皮膚や頭皮への汚染の極め
て少ない染毛剤組成物を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者は、種々検討し
た結果、アミノ変性シリコーン、染料として分散染料、
及び/又は塩基性染料の任意の1種又は2種以上、グリ
コールエーテル類、及び水溶性高分子化合物を組合せる
ことで、前記目的を達成する染毛剤組成物が得られるこ
とを知見し、本発明を完成した。 【0008】本発明は、(A)アミノ変性シリコーン、
(B)分散染料、及びまたは塩基性染料の任意の1種以
上、(C)グリコールエーテル類、(D)水溶性高分子
を必須成分として含有する染毛剤組成物を提供するもの
である。更には、水溶性高分子が形成する水性ゲル中
に、アミノ変性シリコーンを分散させることにより、よ
り好適な染毛剤組成物を提供することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の染毛剤組成物に
ついて詳細に説明する。本発明の染毛剤組成物の(A)
成分であるアミノ変性シリコーンとしては、オルガノポ
リシロキサンの側鎖、及びまたは末端基として、異種原
子を含んでいてもよい2価の基を介してアミノ基、また
はアンモニウム基が結合してなるものが挙げられる。こ
のような側鎖及びまたは末端基の例としては、1):−
(CH−NH−(CH)−NH、2):−C
CH(CH)CH−NH−(CH)−N
、3):−(CH−O−(CO)
CO−CH−N(CH−(CH−NH
−CO−(CH12−CH Cl等が挙げられ
る。また、ポリシロキサンの末端の少なくとも一方が、
水酸基で封鎖された3次元架橋型アミノ変性シリコーン
も本発明には含まれる。 【0010】これらのアミノ変性シリコーンの代表的な
ものは、例えば、アモジメチコン(Amodimeth
icone)やアミノプロピルジメチコン(Amino
propyl Dimethicone)の名称でCT
FA Cosmetic Ingredient Di
ctionary and Handbook(米国化
粧品工業会)に記載されている。また、特開平8−23
1349、特開平9−194335、特開平11−28
6416に開示されているシリコーン類、また更には、
特公昭56−38609に記載されているアミノ変性シ
リコーンの乳化重合物も本発明に好適に使用できる。 【0011】本発明に使用されるアミノ変性シリコーン
は、イソパラフィン、軽質流動パラフィン等の炭化水
素、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状シリ
コーン等の溶剤で希釈されていても、何ら差し支えな
い。 【0012】これらアミノ変性シリコーンの含有量は、
本発明の組成物中に、好ましくは、0.01重量%〜2
0重量%、より好ましくは0.05重量%〜10重量
%、更に好ましくは、0.1重量%〜5重量%である。
含有量が、0.0001重量%未満であると、毛髪の損
傷を充分に防止することが出来ず、また、20重量%を
超えて配合してもそれ以上の効果が期待できない。 【0013】本発明の(B)成分である分散染料は、ニ
トロ染料、アゾ染料、ニトロソ染料、アントラキノン染
料等で、分子構造中にスルホン基や第4級アンモニウム
塩基等のイオン性解離基を含まないものである。具体的
には、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール
(米国化学会CAS登録番号:CAS No.6373
−74−6)、Disperse Black 9(C
AS No.12222−69−4,20721−50
−0)、HC Blue 2(CAS No.3322
9−34−3)、HC Orange 1(CAS N
o.54381−08−7)、HC Red 1(CA
S No.2784−89−6)、HCYellow
2(CAS No.4926−55−0)、HC Ye
llow 4(CAS No.59820−43−
8)、Disperse Blue1(CAS No.
2475−45−8)、Disprese Blue
3(CAS No.2475−46−9,86722−
66−9)Disperse Violet 1(CA
S No.128−95−0)、DisperseVi
olet 14(CAS No.632−99−5)、
2−ニトロ−p−フェニレンジアミン(CAS No.
5307−14−2)、HC Red 3(CAS N
o.2871−01−4)、HC Yellow 5
(CAS No.56932−44−6)等が挙げられ
る。これらの染料は構造中に、アミノ基、2−ヒドロキ
シエチルアミノ基等の極性基を持っても、本発明には、
何ら差し支えない。 【0014】本発明の染毛剤組成物の(B)成分である
塩基性染料は、ニトロ染料、アゾ染料、ニトロソ染料、
アントラキノン染料等で、分子構造中にイオン性解離基
として第4級アンモニウム塩基を含むものである。具体
的には、Basic Brown17(CAS No.
68391−32−2)、Basic Brown16
(CAS No.26381−41−9)、Basic
Red 76(CAS No.68391−30−
0)、Basic Blue 99(CASNo.68
123−13−7)、Basic Yellow 57
(CAS No.68391−31−1)等が挙げられ
る。 【0015】本発明の染毛剤組成物には、これらの染料
を単独でも、数種類を混合しても良く、あるいは、分散
染料と塩基性染料を混合して使用しても良い。 【0016】これら分散染料、及びまたは塩基性染料の
含有量は、組成物中に、好ましくは、0.0001重量
%〜20重量%、より好ましくは0.01重量%〜5重
量%、更に好ましくは、0.1重量%〜2重量%であ
る。含有量が、0.0001重量%未満であると、毛髪
を充分に染色することが出来ず、また、10重量%を超
えて配合すると、組成物中で染料が十分に溶解せず、結
晶が析出し、商品価値を損なう。 【0017】本発明の(C)成分であるグリコールエー
テル類は、一部がハロゲン、水酸基で置換されていても
良い炭素数2〜10の直鎖、分岐、飽和、不飽和のいず
れかの脂肪族アルコキシル基に、アルキレングリコール
がエーテル結合したもの、及びまたは、一部がハロゲ
ン、水酸基、アルキルで置換されていても良い芳香族ア
ルコール、及びまたはフェノールに、アルキレングリコ
ールがエーテル結合したものである。具体的には、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル等のセロソルブ類、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル等のカービトール類、トリエチレングリコール
モノイソプロピルエーテル、テトラエチレングリコール
モノイソブチルエーテル等のモノ短鎖〜中鎖アルキルポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル類、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテル等のグライム類、ポリオキシアルキレン
ベンジルエーテル類、ポリオキシアルキレンフェニルエ
ーテル類等が挙げられる。これらは、上記染料の毛髪へ
の染色性を高める作用を示すもので、具体的には、上記
染料の毛髪への浸透性を高める作用、染着力を高める作
用、染色堅牢度を向上させる作用、染料を溶解する作
用、更には、染料が皮膚や頭皮に汚染するのを防ぐ作用
である。 【0018】これら(C)成分の配合量は、組成物中
に、好ましくは0.1重量%〜30重量%、より好まし
くは1重量%〜10重量%である。上記含有量が0.1
重量%未満では、(C)成分の目的とする機能が発揮で
きず、30重量%を超えて配合しても、それ以上の効果
の向上が認められない。 【0019】本発明の(D)成分である水溶性高分子と
しては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、アルキル化ヒドロキシエチルセルロース、
カチオン化セルロース等のセルロース系水溶性高分子、
キサンタンガム、グアガム、アルキル化グアガム、アラ
ビアガム等のガム系水溶性高分子、デンプン類、アルギ
ン酸ナトリウム、キトサン類等の天然系水溶性高分子、
ポリアクリル酸塩類、カルボキシビニルポリマー、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ンイミン、ポリアリルアミン等の合成水溶性高分子等が
挙げられる。 【0020】上記水溶性高分子の配合量は、組成物中
に、好ましくは0.01重量%〜30重量%、より好ま
しくは0.1重量%〜10重量%である。上記含有量が
0.01重量%未満では、(D)成分の目的とする機能
が発揮できず、30重量%を超えて配合すると、染色後
の毛髪の感触が悪くなる。 【0021】本発明の染毛剤組成物では、(D)成分で
ある水溶性高分子が形成する水性ゲルの中に、(A)成
分のアミノ変性シリコーンを分散させて調製することが
好ましい。 【0022】本発明の染毛剤組成物のpHは、2〜11
の範囲であれば特に制限は無いが、pHによる毛髪の損
傷を考慮すれば、pH=4〜8の範囲が好ましく、本発
明品によれば、pH=4〜8の範囲であっても、毛髪に
対して十分な染色性と堅牢度を確保することができる。
本発明品のpHは、公知のバッファー剤で調整できる。
例えば、乳酸、クエン酸、エリソルビン酸、リン酸等、
及びそれらの塩が挙げられる。 【0023】本発明の染毛剤組成物は、ローション、乳
液、クリーム、ジェル、ムース等の製剤形態で供給され
ることが好ましい。本発明品をこのような剤型にするに
は、通常の化粧品や医薬部外品等に配合される成分を使
用できる。例えば、流動パラフィンなどの炭化水素、植
物油脂、ロウ類、合成エステル油、シリコーン系の油相
成分、フッ素系の油相成分、高級アルコール類、脂肪酸
類、増粘剤、紫外線吸収剤、粉体、顔料、陰イオン性界
面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、多価アルコール、糖、高分子化合
物、生理活性成分、経皮吸収促進剤、溶媒、酸化防止
剤、香料、防腐剤等を配合することができる。また、本
発明では、ムース状の剤型とするために、プロパンガ
ス、ブタンガス等の液化噴射ガスを使用することができ
る。 【0024】本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を染色
するには、染色する部位に染毛剤組成物を塗布し、通常
10〜50℃で5〜30分間放置した後、洗浄、乾燥す
れば良い。 【0025】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明の技術的範囲がこれらに限定されるもの
ではない。なお組成は重量%で示す。以下の染毛剤組成
物の製造方法に従い、表1に示す実施例、比較例の染毛
剤組成物を調製した。なお高重合度アミノ変性シリコー
ンとしてはKF−8018(信越化学製)、及びSM8
702C(東レ・ダウコーニング製)を、オイル状アミ
ノ変性シリコーンとしてはSF8451C(東芝シリコ
ーン製)を用いた。 【0026】(染毛剤組成物の製造方法)温度調節器、
及び真空ポンプ付き、及びパドル撹拌機付きのステンレ
ス製1リットルの容器を使用し、表1の組成からなる混
合物を調製した。調製後、実施例1〜4、及び比較例
1、2については、混合物のpHをクエン酸緩衝液で6
に調整し、また、比較例3、4については、同様の方法
で3に調整し、実施例1〜4、比較例1〜4を得た。 【0027】 【表1】 表1に示す実施例、比較例の染毛剤組成物の(1)染毛
後の毛髪のくし通り・ぱさつき・及び柔らかさの評価、
(2)染毛後の染色度合いの評価、(3)染毛後の皮膚
への汚染度合いの評価を下記評価方法に従って評価を行
った。 【0028】(染毛後の毛髪のくし通り・ぱさつき・及
び柔らかさの評価)下記の評価方法1に従って、染毛後
の毛髪のくし通り・ぱさつき・及び柔らかさの評価を行
った。 (評価方法1)本発明品1〜4と比較例1〜4の染毛剤
組成物の各々0.5gを、市販の黒髪人毛(ビューラッ
ク社製)3.0gに、ステンレス製クシを用い均一に塗
布し、市販のラップフィルム(ポリ塩化ビニリデン製)
に包み、30℃で30分間放置した。染色された毛髪
を、市販シャンプー(花王製 メリット)の2.0重量
%水溶液100mlで室温×5分間洗浄し、更に100
mlの精製水で5分間洗浄した。得られた毛髪を風乾
し、染色後の毛髪のくし通り、ぱさつき、柔らかさにつ
いて、官能試験を行なった。未処理の黒髪人毛を対照と
して用い、下記の基準に従って評価した。 (評価基準) ◎:対照より良好 ○:対照と同等 △:対照に比べてやや劣る ×:対照に比べてかなり劣る 【0029】 【表2】 表2に示されるように、実施例1〜4の染毛剤組成物
は、極めて良好な染毛後の毛髪のくし通り・ぱさつき・
及び柔らかさを示すことが分かる。 【0030】(染毛後の染色度合いの評価)下記の評価
方法2に従って、染毛後の染色度合いの評価を行った。 (評価方法2)本発明品1〜4と比較例1〜4のヘ染毛
剤組成物の各々0.5gを、市販の白毛人毛(ビューラ
ック社製)3.0gに、ステンレス製クシを用い均一に
塗布し、市販のラップフィルム(ポリ塩化ビニリデン
製)に包み、30℃で30分間放置した。染色された毛
髪を、市販シャンプー(花王製 メリット)の2.0重
量%水溶液100mlで室温×5分間洗浄し、更に10
0mlの精製水で5分間洗浄した。得られた毛髪を風乾
し、毛髪の染色度合いを目視で観察し、下記の基準に従
って評価した。結果を表3に示す。 (評価基準) ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:悪い 【0031】 【表3】 表3に示されるように、実施例1〜4の染毛剤組成物
は、極めて良好な染毛後の染色度合いを示すことが分か
る。 【0032】(染毛後の皮膚への汚染度合いの評価)下
記の評価方法3に従って、染毛後の皮膚への汚染度合い
の評価を行った。 (評価方法3) 【0033】予め直径3cmのマーキングを施した5名
の被験者(20〜35才の女性)前腕部に、組成物をそ
れぞれ0.3gを塗布した。塗布後、室温で10分間放
置して、洗浄・風乾した後のマーキング部位の染料によ
る汚染度合いを、目視で観察し、下記の基準に従って評
価した。洗浄は、水道水で汚染部位を、30秒間流水洗
浄する方法と、市販ボディーソープ(花王製 ビオレ)
を使って洗浄する方法の2種類の条件で行い、これらを
それぞれ表4、及び表5に示す。市販ボディーソープで
洗浄する方法は、ボディーソープの約0.1gを上記の
汚染部位に塗り、約10秒間指で摩擦した後、水道水で
汚染部位を、30秒間流水洗浄することで行なった。 (評価基準) ◎:汚染が非常に少ない ○:汚染が少ない △:普通 ×:汚染が非常に多い 【0034】(水道水を用いた流水洗浄による評価) 【表4】 【0035】(市販ボディーソープ洗浄による評価) 【表5】 表4、及び表5に示されるように、実施例1〜4の染毛
剤組成物は、極めて良好な染毛後の皮膚への汚染度合い
を示すことが分かる。更に、実際の染毛剤組成物におけ
る例を以下に示す。 【0036】 実施例5:ヘアワックス型染毛剤組成物 (処方) 油相 重量% イソオクタン酸トリグリセライド 15.0 流動パラフィン#70 7.0 高重合度アミノ変性シリコーン(KF−8018 信越化学製) 0.5 メチルフェニルシリコーン(TSF−437 信越化学製) 2.5 パラフィンワックス135°F 4.0 セタノール 2.0 ポリオキシエチレン(30)ソルビットテトラオレート 2.0 ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテル 3.0 ソルビタンモノステアレート 5.0 エチルカービトール 5.0 HC Orenge 1 0.5 Disprese Blue 3 0.5 水相 酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体液 3.0 ビニルピロリドン―N,N―ジメチルアミノエチル・ メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液 2.0 高重合度ポリエチレングリコール(分子量400〜500万) 0.1 防腐剤 適 量 精製水 残 部 (調製方法)水中油型乳化物を調製する常法により、製
剤を調製した。 【0037】 実施例6:ヘアクリーム型染毛剤組成物 (処方) 油相 重量% 流動パラフィン#70 15.0 セタノール 5.0 オイル状アミノ変性シリコーン (SF8451C 東芝シリコーン製) 3.0 高重合度アミノ変性シリコーン(KF−8018 信越化学製) 2.0 ソルビタンモノステアレート 0.4 ポリオキシエチレン(30)ソルビットテトラオレート 2.6 HC Yellow 2 0.5 HC Red 3 0.5 水相 カルボキシビニルポリマー2%水溶液 10.0 エチルカービトール 5.0 防腐剤 適 量 トリエタノールアミン1%水溶液 8.0 精製水 残 部 (調製方法)実施例5と同様の方法で調製した。 【0038】 実施例7:ヘアムース型染毛剤組成物 (処方) 油相 重量% ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル 0.5 アクリル系両性イオンポリマー 5.0 ジメチルシリコーン300cSt 1.0 エタノール 15.0 エチルカービトール 5.0 カチオン化ポリビニルピロリドン 0.5 カチオン化セルロース 0.5 HC Orange 1 0.2 Basic Blue 2 0.5 Basic Brown 16 0.3 防腐剤 適 量 水相 ビニルピロリドン―N,N―ジメチルアミノエチル・ メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液 2.0 重合度アミノ変性シリコーン乳化物 固形分40% 6.0 (SM8702C 東レ・ダウコーニング製) 精製水 残 部 (調製方法)全ての成分を均一になるまで攪拌し、エア
ゾール缶に該当製剤を90%とLPガスを10%の比率
で充填した。 【0039】 【表6】 表6に示されるように、実施例5〜6の染毛剤組成物
は、極めて良好な染毛後の毛髪のくし通り・ぱさつき・
及び柔らかさを示し、かつ極めて良好な染毛後の染色度
合いを示し、更に極めて良好な染毛後の皮膚への汚染度
合いを示すことが分かる。 【0040】 【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、毛髪の損傷が
極めて少なく、施術時及び施術後の毛髪のコンデショニ
ング効果に優れ、かつ染色性や染色後の堅牢度が良好
で、しかも使用時に、皮膚や頭皮への汚染の極めて少な
いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC022 AC072 AC102 AC171 AC182 AC422 AC442 AC542 AC792 AC862 AD042 AD072 AD092 AD132 AD152 AD161 AD162 AD282 BB21 BB36 CC36 DD08 DD22 EE06 EE07 EE10 EE26 EE28

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】次の(A)〜(D):(A)アミノ変性シ
    リコーン、(B)分散染料、塩基性染料の任意の1種又
    は2種以上、(C)グリコールエーテル類、(D)水溶
    性高分子を必須成分として含有する染毛剤組成物。
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Cited By (11)

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