JP2003340302A - 垂直式破砕装置 - Google Patents

垂直式破砕装置

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JP2003340302A
JP2003340302A JP2002148026A JP2002148026A JP2003340302A JP 2003340302 A JP2003340302 A JP 2003340302A JP 2002148026 A JP2002148026 A JP 2002148026A JP 2002148026 A JP2002148026 A JP 2002148026A JP 2003340302 A JP2003340302 A JP 2003340302A
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blade
vertical
crushed
station
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JP2002148026A
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Katsuomi Takehara
克臣 竹原
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Takehara Kikai Kenkyusho KK
Original Assignee
Takehara Kikai Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積の小さい破砕装置を提供する。 【解決手段】 垂直式破砕装置2は、平行に配置された
第1と第2の垂直軸22,24は、互いに逆の方向に回
転するように、モータ38に駆動連結されている。第1
の垂直軸22は、所定の間隔をあけて固定された複数の
第1の破砕刃44を有し、第2の垂直軸24は第2の破
砕刃46を有する。これら破砕刃44,46は、隣接す
る第1の破砕刃44の間を第2の破砕刃46が通過する
ように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直式破砕装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より提供されている破砕装置は、平
行に配置された2本の水平軸の周りに複数の破砕刃を取
り付けた構成を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この水平
式破砕装置は占有面積が大きいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、占有面積の小さ
い破砕装置を提供するために、本発明の垂直式破砕装置
は、平行に配置された2つの垂直軸と、前記2つの垂直
軸を逆の方向に回転する駆動源と、中心から放射状に伸
びる複数の刃部を供えた複数の刃であって、これら複数
の刃は前記2つの垂直軸にそれぞれ固定されており、一
方の垂直軸に固定された隣接する2つの刃の刃部が通過
する領域の隙間を他方の垂直軸に固定された刃の刃部が
通過するように配置されている複数の破砕刃とを有する
ことを特徴とする。
【0005】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、第
1の垂直軸と、前記第1の垂直軸と平行に配置された第
2の垂直軸と、前記第1と第2の垂直軸を逆の方向に回
転する駆動源と、前記第1の垂直軸に所定の間隔をあけ
て固定された複数の第1の破砕刃と、前記第2の垂直軸
に固定された第2の破砕刃とを有し、前記第1の破砕刃
と第2の破砕刃は、隣接する第1の破砕刃の間を前記第
2の破砕刃が通過するように配置されており、これによ
り前記第1の破砕刃と第2の破砕刃の噛み合いによって
被破砕物を破砕するように構成されていることを特徴と
する。
【0006】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、被
破砕物を破砕する第1の破砕ステーションと、前記第1
の破砕ステーションの下方に配置され、前記第1の破砕
ステーションで破砕された被破砕物を再び破砕する第2
の破砕ステーションと、前記第1の破砕ステーションで
破砕された被破砕物を前記第2の破砕ステーションに搬
送する搬送手段を有し、前記第1と第2の破砕ステーシ
ョンは、第1の垂直軸と、前記第1の垂直軸と平行に配
置された第2の垂直軸と、前記第1と第2の垂直軸を逆
の方向に回転する駆動源と、前記第1の垂直軸に所定の
間隔をあけて固定された複数の第1の破砕刃と、前記第
2の垂直軸に固定された第2の破砕刃とを有し、前記第
1の破砕刃と第2の破砕刃は、隣接する第1の破砕刃の
間を前記第2の破砕刃が通過するように配置されてお
り、これにより前記第1の破砕刃と第2の破砕刃の噛み
合いによって被破砕物を破砕するように構成されている
ことを特徴とする。
【0007】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記被破砕物の搬送方向に関して前記第1及び第2の垂直
軸の下流側に平行に配置された第3の垂直軸と第4の垂
直軸と、前記第3と第4の垂直軸を逆の方向に回転する
駆動源と、前記第3の垂直軸に所定の間隔をあけて固定
された複数の第3の破砕刃と、前記第4の垂直軸に固定
された第4の破砕刃とを有し、前記第3の破砕刃と第4
の破砕刃は、隣接する第3の破砕刃の間を前記第4の破
砕刃が通過するように配置されており、これにより前記
第1の破砕刃と第2の破砕刃で破砕された被破砕物を前
記第3の破砕刃と第4の破砕刃の噛み合いによって更に
破砕するように構成されていることを特徴とする。
【0008】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記破砕刃が、対応する垂直軸から放射状に伸びると共に
周方向に所定の間隔をあけて配置された複数の刃部を備
えている。
【0009】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、被
破砕物を破砕する第1の破砕ステーションと、前記第1
の破砕ステーションの下方に配置され、前記第1の破砕
ステーションで破砕された被破砕物を再び破砕する第2
の破砕ステーションと、前記第1の破砕ステーションで
破砕された被破砕物を前記第2の破砕ステーションに搬
送する搬送手段を有し、前記第1と第2の破砕ステーシ
ョンは、被破砕物の搬送方向に対して上流側に配置され
た第1の破砕部と下流側に配置された第2の破砕部とを
有し、前記第1と第2の破砕部は、逆方向に回転する2
つの垂直駆動軸と、各垂直駆動軸の中心から放射状に伸
びる複数の刃部を備えた複数の刃であって、一方の垂直
軸に固定された隣接する2つの刃の刃部が通過する領域
の隙間を他方の垂直軸に固定された刃の刃部が通過する
ように配置されている複数の破砕刃とを有することを特
徴とする。
【0010】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、下
方に配置された破砕ステーションの破砕刃の厚みが該破
砕ステーションの破砕刃の上方に配置された他の破砕ス
テーションの破砕刃の厚みよりも小さいことを特徴とす
る。
【0011】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記第1の破砕部における破砕刃の回転速度が前記第2の
破砕部における破砕刃の回転速度よりも遅いことを特徴
とする。
【0012】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記垂直軸が正n角形の横断面を有し、前記破砕刃が前記
正n角形の横断面の垂直軸に対応した正n角形の貫通孔
を有し、前記破砕刃が前記正n角形の貫通孔に前記正n
角形の垂直軸を貫通して固定されており、前記破砕刃
が、放射状に配置されたnを超える数又はn未満の数の
刃部を備えていることを特徴とする。
【0013】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、被
破砕物を供給する供給口と前記2つの噛み合う破砕刃と
の間に配置され、前記供給口から供給された被破砕物を
挟持すると共に該の大きさに応じて間隔を変更すること
ができる一対の回転体を備えていることを特徴とする。
【0014】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記一対の回転体の一方の回転体が移動不能に配置されて
おり、前記一対の回転体の他方の回転体は前記被破砕物
の大きさに応じて前記一方の回転体との間隔を変更する
ことができるように移動可能に配置されていることを特
徴とする。
【0015】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記一対の回転体は共に前記被破砕物の大きさに応じて前
記一方の回転体との間隔を変更することができるように
移動可能に配置されていることを特徴とする。
【0016】本発明の他の形態の垂直式破砕装置は、前
記一対の回転体を回転駆動する駆動源と、前記一対の回
転体の間隔が大きい場合には前記一対の回転体の回転速
度が小さく、前記一対の回転体の間隔が小さい場合には
前記一対の回転体の回転速度が大きくなるように、前記
駆動源を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】I.実施の形態1. (1)全体構成 図1は、本発明に係る垂直式破砕装置の外観を示す。こ
の垂直式破砕装置2は縦長のハウジング4を有する。図
2に示すように、ハウジング4の上部と下部にはそれぞ
れ被破砕物を供給する供給ステーション6と破砕された
被破砕物を回収する回収ステーション8が設けてあり、
供給ステーション6には被破砕物供給口10が形成さ
れ、回収ステーション8には破砕された被破砕物の排出
口12が形成されている。供給ステーション6と回収ス
テーション8の間を結ぶS字状の搬送経路14には、上
方から下方に順番に第1〜第3の破砕ステーション1
6,18,20が配置されている。
【0018】(2)駆動系 第1〜第3の破砕ステーション16,18,20は4つ
の垂直軸(駆動軸)22,24,26,28を共用して
いる。これら4つの垂直軸22,24,26,28は、
図3に示すように被破砕物の水平搬送方向〔図2及び図
3の左右方向(X方向)〕とこれに直交する別の水平方
向(Y方向)に所定の間隔をあけて、ハウジング4の上
部と下部に固定された支持部30,32(図2参照)に
よって回転自在に支持されている。また、図2に示すよ
うに、4つの垂直軸22,24,26,28は、歯車機
構やベルト機構などの駆動伝達機構34を介して、また
必要ならば適当な減速機構36を介して、ハウジング4
に固定されている駆動源(モータ38)に駆動連結され
ており、図3の下側(矢印X方向に沿って見たときに左
側)にある回転軸22,26は反時計回り方向に回転
し、同図の上側(矢印X方向に沿って見たときに右側)
にある回転軸24,28は時計回り方向に回転するよう
にしてある。
【0019】(3)第1の破砕ステーション 図2と図3に示すように、第1の破砕ステーション16
は、被破砕物搬送経路14の上流側に配置された第1の
破砕部(前軸破砕部)40と下流側に配置された第2の
破砕部(後軸破砕部)42を有する。第1の破砕部40
において、搬送経路14の左側に位置する垂直軸(第1
の垂直軸)22には垂直方向に所定の間隔をあけて複数
の破砕刃(第1の破砕刃)44が固定されており、搬送
経路14の右側に位置する他の垂直軸(第2の垂直軸)
24には垂直方向に同一の間隔をあけて複数の破砕刃
(第2の破砕刃)46が固定されている。
【0020】図3に示すように、第1の破砕刃44と第
2の破砕刃46は、中央のスペーサリング48と、この
スペーサリング48の外周に固定された板状歯車刃50
とで構成されており、中心軸方向に関するスペーサリン
グ48の長さが板状歯車刃50の板厚よりも大きくして
ある。スペーサリング48の内側に形成されている貫通
孔(キー孔)52の横断面は正五角形に形成されてい
る。板状歯車刃50は、所定の厚みを有する剛性の板
(例えば、鉄板)を加工して形成されており、中心から
放射方向に伸びると共に周方向に等間隔に配置された6
つの刃部54を備えている。本実施の形態において、各
刃部54は、中心軸から径方向外側に伸びる線と所定の
角度をなすように、斜めに向けられている。なお、第1
の破砕刃44と第2の破砕刃46は同一のものであり、
上下逆にして垂直軸に取り付けてある点でのみ異なる。
このように構成された第1の破砕刃44と第2の破砕刃
46を支持する第1の垂直軸22と第2の垂直軸24
は、貫通孔52よりも僅かに小さな正五角形の横断面形
状を有する。したがって、図4に示すように複数の破砕
刃44,46を各破砕刃の刃部54が隣接する破砕刃の
刃部と所定角度(72°−60°=12°)ずれた状態
で垂直軸に取り付けることができる。また、破砕刃4
4,46の外径は、第1の垂直軸22に取り付けた破砕
刃44と第2の垂直軸24に取り付けた破砕刃46が他
方の破砕刃のスペーサリング48と接触しないように決
められている。
【0021】第1の破砕刃44及び第2の破砕刃46の
上下の間隔は、上下に隣接する2つの破砕刃の間に形成
される隙間が板厚よりも僅かに大きくなるように決めら
れている。また、上下に隣接する第1の破砕刃44の中
間の位置(高さ)が、第2の破砕刃46の中心高さに相
当するように配置されており、これにより隣接する第1
の破砕刃44の間の領域を第2の破砕刃46が通過する
ように、また隣接する第2の破砕刃46の間の領域を第
1の破砕刃44が通過するようにしてある。
【0022】第1の破砕ステーション16における第2
の破砕部42は、第1の破砕部40と同様に構成されて
おり、搬送経路14の左側に位置する垂直軸(第3の垂
直軸)26には垂直方向に所定の間隔をあけて複数の破
砕刃(第3の破砕刃)54が固定されており、搬送経路
14の右側に位置する他の垂直軸(第4の垂直軸)28
には垂直方向に同一の間隔をあけて複数の破砕刃(第4
の破砕刃)56が固定されている。これら垂直軸26,
28と破砕刃54,56の構成と配置は、第1の破砕部
40における垂直軸22,24と破砕刃44,46とほ
ぼ同一である。ただし、図3に示すように、第1の破砕
刃44と第3の破砕刃54、第2の破砕刃46と第4の
破砕刃56が接触しないように、また上下に隣接する第
1の破砕刃44の間の領域を第3の破砕刃54が通過
し、同じく隣接する第2の破砕刃46の間の領域を第4
の破砕刃56が通過するように、第3の破砕刃54は第
2の破砕刃46と同じ高さに配置され、第4の破砕刃5
6は第1の破砕刃44と同じ高さに配置されている。
【0023】(4)第2の破砕ステーション 第2の破砕ステーション18は、第1の破砕ステーショ
ン16とほぼ同一の構成を有する。したがって、図2に
おいて、第2の破砕ステーション18の部材及び部分に
は、それらに対応する第1の破砕ステーション16の部
材又は部分に付された符号にアルファベット(a)を付
して表示する。第2の破砕ステーション18が第1の破
砕ステーション16と異なる点は破砕刃の厚みで、第2
の破砕ステーション18の破砕刃44a,46a,54
a,56aは第1の破砕ステーション16の破砕刃4
4,46、54,56よりも薄く作られている。また、
破砕刃の厚みが薄いことに対応して、上下に隣接する破
砕刃の間隔も小さくしてある。
【0024】(5)第3の破砕ステーション 第3の破砕ステーション20も、第1の破砕ステーショ
ン16とほぼ同一の構成を有する。したがって、図2に
おいて、第3の破砕ステーション20の部材及び部分に
は、それらに対応する第1の破砕ステーション16の部
材又は部分に付された符号にアルファベット(b)を付
して表示する。第3の破砕ステーション20が第1及び
第2の破砕ステーション16、18と異なる点は破砕刃
の厚みで、第3の破砕ステーション20の破砕刃44
b,46b、54b,56bは第2の破砕ステーション
16、18の破砕刃44a,46a,54a,56aよ
りも薄く作られている。また、破砕刃の厚みが薄いこと
に対応して、上下に隣接する破砕刃の間隔も小さくして
ある。
【0025】(6)落下防止板等 図2に示すように、各破砕ステーション16,18,2
0の下には、上流側から供給された被破砕物を各ステー
ションの第1の破砕部40,40a,40bから第2の
破砕部42,42a,42bに案内するための落下防止
板(ガイド板)58,58a,58bが配置されてい
る。また、第2と第3の破砕ステーション18、20の
上には、第1と第2の破砕ステーション16、18から
落下した被破砕物を受ける受け皿60,60aが配置さ
れている。そして、受け皿60,60aが受けた被破砕
物を搬送経路14に沿って搬送するために、各垂直軸2
2、24,26,28には径方向に伸びる送り棒(搬送
手段)62が固定されている。
【0026】(7)動作 このような構成された垂直式破砕装置2によれば、モー
タ38の回転は減速機構36、駆動伝達機構34を介し
て第1〜第4の垂直軸22,24,26,28に伝達さ
れ、図3に示すように、第1の垂直軸22と第3の垂直
軸26は反時計回り方向に回転し、第2の垂直軸24と
第3の垂直軸28は時計回り方向に回転する。この状態
で、図2に示す供給ステーション6の供給口10に投入
された被破砕物は、落下防止板58に案内されながら第
1の破砕部40に供給される。
【0027】図3に示すように、第1の破砕部40で
は、第1の垂直軸22に固定された第1の破砕刃44と
第2の垂直軸24に固定された第2の破砕刃46が反対
方向に回転している。したがって、供給された被破砕物
は第1の破砕刃44と第2の破砕刃46によって集めら
れ、第1の破砕刃44と第2の破砕刃46がオーバーラ
ップする領域(破砕領域64)を第2の破砕部42に向
けて搬送され、その搬送過程で第1の破砕刃44と第2
の破砕刃46の噛み合いによって被破砕物は破砕刃の厚
み程度までせん断破砕される。また、同一の垂直軸に固
定された複数の破砕刃は、周方向に所定角度づつ角度を
ずらして配置されているので、大きな被破砕物が供給さ
れた場合でも当該大きな被破砕物は順次細かく破砕され
る。
【0028】第1の破砕部40で破砕された被破砕物は
第1の破砕刃44と第2の破砕刃46の回転によって第
1の破砕領域64から送り出され、第2の破砕部42に
供給される。第2の破砕部42において、被破砕物は第
1の破砕部40と同様に第3の破砕刃54と第4の破砕
刃56がオーバーラップする領域(破砕領域66)でこ
れら破砕刃の噛み合いによって細かく破砕される。
【0029】第1の破砕ステーション16で破砕された
被破砕物は、受け皿60に受けられ、送り棒62の回転
によって該受け皿60上を下流側に搬送され又ははじき
飛ばされ、第2の破砕ステーション18に供給される。
第2の破砕ステーション18に供給された被破砕物は、
落下防止板58aに案内されながら、第1の破砕部40
aと第2の破砕部42aで更に破砕される。上述のよう
に、第2の破砕ステーション18の破砕刃44a,46
a,54a,56aの厚みは第1の破砕ステーション1
6の破砕刃44,46,54,56よりも小さいため、
被破砕物は更に細かく破砕される。
【0030】次に、第2の破砕ステーション18で破砕
された被破砕物は、受け皿60aに受けられ、送り棒6
2の回転によって該受け皿60a上を下流側に搬送さ
れ、第3の破砕ステーション20に供給される。第3の
破砕ステーション20に供給された被破砕物は、落下防
止板58bに案内されながら、第1の破砕部40bと第
2の破砕部42bで更に破砕される。そして、第3の破
砕ステーション20の破砕刃44b,46b,54b,
56bの厚みは第2の破砕ステーション18の破砕刃4
4a,46a,54a,56aよりも更に小さいため、
被破砕物は更に細かく破砕される。
【0031】このようにして第3の破砕ステーション2
0で破砕された被破砕物は、回収ステーション8の排出
口12から排出され、適当な回収ボックス(図示せず)
に回収される。
【0032】(8)変形例 以上に説明した垂直式破砕装置2において、第1の破砕
部40を構成する第1及び第2の垂直軸22,24の回
転速度は、第2の破砕部42を構成する第3及び第4の
垂直軸26,28の回転速度よりも遅く設定するのが好
ましい。この場合、第1の破砕部40の低速破砕刃で破
砕中の被破砕物が同時に第2の破砕部の高速破砕刃に捕
まれるため、第2の破砕部の破砕刃によって被破砕物は
先端部分から順次破砕され、より細かく破砕される。
【0033】そして、上述の実施の形態では、破砕刃の
貫通孔52と垂直軸の横断面を正五角形に形成するとと
もに、破砕刃には6つの刃部54を等間隔に設けたが、
これら横断面の形状や刃部の数はこれに限定されるもの
でない。例えば、貫通孔と垂直軸を正四角形とするとと
もに破砕刃には5つの刃部を設けてもよい。また、刃部
の数を貫通孔と垂直軸の角数をよりも大きくしてもよ
い。このように、これら横断面の角数と破砕刃の数を違
えることによって積層される複数の破砕刃を所定角度づ
つずらすことが好ましく、これにより大きな被破砕物が
投入された場合でもモータに大きな負荷をかけることな
く該被破砕物を順次破砕することができるという利点が
ある。
【0034】また、上述の実施の形態では、すべての垂
直軸22、24,26,28に送り棒(搬送手段)62
を取り付けたが、後軸の垂直軸26,28にのみ送り棒
を設けてもよい。
【0035】さらに、上述の実施の形態では、4本の垂
直軸を3つの破砕ステーションで共用したが、各破砕ス
テーションに個別のモータと垂直軸を設け、各破砕ステ
ーションにおける破砕刃の回転速度を個別に設定しても
よい。
【0036】さらにまた、上述の実施の形態では、各破
砕ステーションを2つの破砕部で構成したが、各破砕ス
テーションには少なくとも一つの破砕部があればよい。
【0037】そして、上述の実施の形態では、図2に示
すように上下に隣接する破砕ステーションの間に受け皿
を設け、これにより第1の破砕ステーションで図面の右
から左に搬送された被破砕物を受け皿に沿って再び右側
に戻し、そして再び第2の破砕ステーションで右側から
左側に被破砕物を搬送するようにしている。しかし、本
発明はこのような実施の形態に限るものでなく、第1の
破砕ステーションを右側から左側に向かって搬送された
被破砕物を続く第2の破砕ステーションでは左側から右
側に向かって搬送し、さらに第3の破砕ステーションで
は再び右側から左側に向かって搬送してもよい。
【0038】そしてまた、上述の実施の形態では上下に
3つの破砕ステーションを配置したが、破砕ステーショ
ンの数はこれに限るものでなく、少なくとも一つ備えて
いればよい。
【0039】II.実施の形態2.図5、図6を参照し
て実施の形態2に係る破砕装置102について説明す
る。なお、実施の形態2に係る破砕装置102に含まれ
る構成のうち、実施の形態1の破砕装置2に含まれる構
成と同一又は類似の部分には同一の符号を付して説明を
省略する。
【0040】まず、本実施の形態2の破砕装置102を
示す図5と上述した実施の形態1の破砕装置2を示す図
2を対比して見ると明らかなように、本実施の形態2の
破砕装置102は、被破砕物供給ステーション6と第1
の破砕部40との間に、供給口10から供給された被破
砕物の大きさに応じて、該被破砕物が第1の破砕ステー
ション16に供給されるまでの速度を調整する緩衝ステ
ーション110を有する。
【0041】図6を参照すると、緩衝ステーション11
0は、供給口10と第1の破砕ステーション16の第1
の破砕部40との間に、2つの回転体112、114を
有する。本実施の形態において、回転体112,114
は、第1の破砕部40に含まれる破砕刃44,46と同
一の厚みを有する円形板115を、中心軸方向(図5の
上下方向)に破砕刃44,46と同一の間隔をあけて保
持している。この円形板115は、例えば、中心から径
方向外側に向かって伸びると共に周方向に等間隔に配置
された複数の歯又は突起を有する歯車状の円形板が好ま
しい。
【0042】回転体112、114のうち、図6の上方
に示す回転体112は固定回転体であり、図6の下方に
示す回転体114は可動回転体である。更に具体的に説
明すると、固定回転体112の回転軸(垂直軸)116
は図示する位置に固定されており、この固定回転体11
2の円形板115が第1の破砕部40の一方の破砕刃4
6と噛み合っている。他方、可動回転体114の回転軸
(垂直軸)118は、この可動回転体114の円形板1
15(図5参照)が第1の破砕部40の他方の破砕刃4
4と噛み合った状態を維持しながら、実線位置と点線位
置との間を水平方向に往復移動可能に支持されている。
そのために、図5及び図6に示すように、可動回転体1
14の回転軸118は、この回転軸118から離れた位
置にある別の垂直回転軸120に固定された第1の水平
アーム122に、回転自在に支持されている。この垂直
回転軸120にはまた第2の水平アーム124が固定さ
れ、第2の水平アーム124が圧力緩衝装置である空圧
シリンダ126のシリンダロッド127に連結されてお
り、この空圧シリンダ126によって可動回転体114
は通常実線で示す位置に保持されている。
【0043】図6に示すように、固定回転体112と可
動回転体114に回転を伝達するための駆動源128
(例えば、モータ又はモータと減速機との組み合わせ)
は、該駆動源128の回転を伝達する垂直回転軸130
を有する。この垂直回転軸130には、スプロケットホ
イール132が固定されている。一方、固定回転体11
2には別のスプロケットホイール134が固定されてい
る。そして、これら2つのスプロケットホイール13
2、134にチェーン136が巻回されている。これに
より、駆動源128の回転は、垂直回転軸130から、
スプロケットホイール132・チェーン136・スプロ
ケットホイール134を介して、固定回転体112の垂
直軸116に伝達され、この固定回転体112が図面上
の時計回り方向に回転する。
【0044】可動回転体114を固定回転体112と同
期して回転するための機構は、固定回転体112の垂直
回転軸116に固定された別のスプロケットホイール1
38を有する。また、ハウジング4には、別の垂直回転
軸140が固定されており、この垂直回転軸140にス
プロケットホイール142が固定されている。そして、
これらスプロケットホイール138,142にチェーン
144が巻回されている。さらに、この垂直回転軸14
0には歯車146が固定されている。この歯車146に
対応して、水平アーム122、124を支持している回
転軸120と同軸上に設けた別の回転軸148に、歯車
150が固定されており、これら2つの歯車146,1
50が互いに噛み合っている。さらにまた、この回転軸
148には、スプロケットホイール152が固定されて
いる。そして、可動回転体114を支持する垂直回転軸
118に別のスプロケットホイール154が固定されて
おり、これら2つのスプロケットホイール152,15
4にチェーン156が巻回されている。したがって、固
定回転体112の垂直回転軸116の回転は、スプロケ
ットホイール138・チェーン144・スプロケットホ
イール142・回転軸140・歯車146・歯車150
・回転軸148・スプロケットホイール152・チェー
ン156・スプロケットホイール154を介して可動回
転体114の垂直回転軸118に伝達され、この可動回
転体114が固定回転体112と逆の方向(図面上の反
時計回り方向)に回転するようになっている。また、固
定回転体112と可動回転体114を同一の速度で回転
するように、上述した複数のスプロケットホイールや歯
車の歯数が決められている。
【0045】回転体112,114の間隔に応じて両回
転体112,114の回転速度を調整するために、駆動
源128は回転制御部129に接続されている。この回
転制御部129はまた、空圧シリンダ126におけるシ
リンダロッド127の移動量(この移動量は、回転体1
12,114及びそれらの間を通過する被破砕物の大き
さに相当する。)を検出する検出器131に接続されて
いる。したがって、回転体112,114の間に大きな
被破砕物が供給されると両回転体の間隔が広がると共に
シリンダロッド127が後退し、そのシリンダロッド1
27の後退量を検出器131が検出する。検出器131
はシリンダロッド127の後退量(被破砕物の大きさ)
に応じた信号を回転制御部129に出力する。そして、
回転制御部129は、検出器131から送信される信号
に応じて回転体112,114の回転を制御して、被破
砕物が大きくなるほど回転体112,114の回転を遅
くする。
【0046】このように構成された破砕装置102によ
れば、緩衝ステーション110の固定回転体112と可
動回転体114は駆動源128の駆動に基づいて逆方向
に回転する。また、供給口10から供給された被破砕物
に接触すると、可動回転体114は、空圧シリンダ12
6の付勢力に対抗しながら実線位置から点線位置に向か
って移動し、固定回転体112と可動回転体114との
間隔を広げる。この間隔は、固定回転体12と可動回転
体114の間に挟持される被破砕物の大きさに応じて変
化する。したがって、大きな被破砕物が供給された場
合、シリンダロッド127が大きく移動する。逆に、小
さな被破砕物が供給された場合、シリンダロッド127
の移動量は小さい。検出器131はシリンダロッド12
7の移動量を検出し、その移動量に応じた大きさの信号
を回転制御部129に出力する。そして、回転制御部1
29は、検出器131から出力された信号の大きさに応
じて回転体112,114の回転速度を制御し、被破砕
物が大きくなるほど、回転体112,114の回転速度
を低下させる。したがって、大きな被破砕物が投入され
た場合、この被破砕物は通常よりもゆっくりと破砕され
るので、破砕刃44,46等を回転するモータ174に
過度の負荷をかけることがない。また、小さな被破砕物
が投入された場合、この被破砕物は素早く破砕され、破
砕処理がスムーズに行われる。そのため、供給の不均一
及び供給量の大小を問わず、所定量の被破砕物を安定し
て処理することができ、結果的に処理能力が向上する。
【0047】なお、以上の説明では、可動回転体114
に作用する力を緩衝するための圧力緩衝装置をシリンダ
126で構成したが、このシリンダ126は他の付勢手
段、例えばスプリングによって構成することも可能であ
る。また、可動回転体114は、垂直回転軸120を中
心とする円弧上を移動できるようにしたが、左右方向
(破砕刃44,46の中心を結ぶ線と平行な方向)にの
み移動するように構成してもよい。さらに、一方の回転
体112を固定し、他方の回転体114を可動にした
が、両方の回転体を可動回転体としてもよい。この場
合、上述した固定回転体も、可動回転体と同様の機構に
よって左右に移動できるようにする。そして、2つの回
転体に回転を伝達する機構は上述の機構に限るものでな
く、あらゆる機構が利用可能である。
【0048】また、実施の形態2において、2つの回転
体112、114は複数の回転板115で構成したが、
被破砕物の大きさに応じて2つの回転体112,114
の間隔が変化する構造であればよく、これら2つの回転
体112,114は単なるローラで構成してもよい。
【0049】さらに、空圧シリンダ126におけるシリ
ンダロッドの移動量を検出する検出器131の出力に基
づいて、第1の破砕部40の破砕刃44,46と第2の
破砕部42の破砕刃54,56を同期して回転するモー
タ174の回転数を制御する制御部を設けてもよい。
【0050】なお、以上の説明では、検出器131はシ
リンダロッド127の移動量を検出するものとしたが、
この検出器131は空圧シリンダ126の内部圧力を検
出するものでもよく、その場合、内部圧力がより高くな
った場合にはより大きな被破砕物が供給されたものと判
断し、その判断結果に基づいて回転体112,114の
回転速度を制御してもよい。
【0051】以上の構成に加えて、図6に示す破砕ステ
ーション16に配置された4つの垂直軸22,24,2
6,28及び破砕刃44,46,54,56に回転を伝
達する機構が示されている。この回転伝達機構におい
て、第1の破砕部40の2つの破砕刃44,46を支持
する垂直軸22,24にはそれぞれ歯車162,164
が固定されており、これら歯車162,164が噛み合
っている。また、第2の破砕部42の2つの破砕刃5
4,56を支持する垂直軸26,28にはそれぞれ歯車
166,168が固定されており、これら歯車166、
168が噛み合っている。さらに、第1の破砕部40の
一方の歯車162と第2の破砕部42の一方の歯車16
6が、垂直回転軸170に固定された別の中間歯車17
2と噛み合っている。そして、これら垂直軸22,2
4,26,28のいずれか、例えば第2破砕部42の他
方の垂直軸28が駆動源であるモータ174に駆動連結
されている。したがって、モータ174の回転は第2破
砕部42の一方の垂直軸28から歯車168、166を
介して他方の垂直軸26に伝達され、これにより2つの
破砕刃54,56が逆方向に回転する。歯車166の回
転は更に、中間歯車172を介して第1破砕部40の一
方の歯車162に伝達された後、該歯車162から他方
の歯車164に伝達される。その結果、第1破砕部40
の破砕刃44,46が上述のように逆方向に回転する。
なお、この回転伝達機構は、実施の形態1で説明した破
砕装置にも利用できることは明らかである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る垂直式破砕装置は僅かな設置面積しか必要としな
いため、工場などの限られたスペースを効率的に使うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る垂直式破砕装置の外観斜視図。
【図2】 図1に示す垂直式破砕装置の内部構造を示す
断面図。
【図3】 破砕ステーションの平面図。
【図4】 複数の破砕刃を積層した状態を示す平面図。
【図5】 実施の形態2に係る垂直式破砕装置の内部構
造を示す側面図。
【図6】 図5に示す垂直式破砕装置の内部構造を示す
平面図。
【符号の説明】
2:垂直式破砕装置 6:供給ステーション 8:回収ステーション 14:搬送経路 16:第1の破砕ステーション 18:第2の破砕ステーション 20:第3の破砕ステーション 22,24,26,28:垂直軸 40:第1の破砕部 42:第2の破砕部 44,46,54,56:破砕刃 54:刃部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された2つの垂直軸と、 前記2つの垂直軸を逆の方向に回転する駆動源と、 中心から放射状に伸びる複数の刃部を供えた複数の刃で
    あって、これら複数の刃は前記2つの垂直軸にそれぞれ
    固定されており、一方の垂直軸に固定された隣接する2
    つの刃の刃部が通過する領域の隙間を他方の垂直軸に固
    定された刃の刃部が通過するように配置されている複数
    の破砕刃とを有することを特徴とする垂直式破砕装置。
  2. 【請求項2】 第1の垂直軸と、 前記第1の垂直軸と平行に配置された第2の垂直軸と、 前記第1と第2の垂直軸を逆の方向に回転する駆動源
    と、 前記第1の垂直軸に所定の間隔をあけて固定された複数
    の第1の破砕刃と、 前記第2の垂直軸に固定された第2の破砕刃とを有し、 前記第1の破砕刃と第2の破砕刃は、隣接する第1の破
    砕刃の間を前記第2の破砕刃が通過するように配置され
    ており、これにより前記第1の破砕刃と第2の破砕刃の
    噛み合いによって被破砕物を破砕するように構成されて
    いることを特徴とする垂直式破砕装置。
  3. 【請求項3】 被破砕物を破砕する第1の破砕ステーシ
    ョンと、 前記第1の破砕ステーションの下方に配置され、前記第
    1の破砕ステーションで破砕された被破砕物を再び破砕
    する第2の破砕ステーションと、 前記第1の破砕ステーションで破砕された被破砕物を前
    記第2の破砕ステーションに搬送する搬送手段を有し、 前記第1と第2の破砕ステーションは、 第1の垂直軸と、 前記第1の垂直軸と平行に配置された第2の垂直軸と、 前記第1と第2の垂直軸を逆の方向に回転する駆動源
    と、 前記第1の垂直軸に所定の間隔をあけて固定された複数
    の第1の破砕刃と、 前記第2の垂直軸に固定された第2の破砕刃とを有し、 前記第1の破砕刃と第2の破砕刃は、隣接する第1の破
    砕刃の間を前記第2の破砕刃が通過するように配置され
    ており、これにより前記第1の破砕刃と第2の破砕刃の
    噛み合いによって被破砕物を破砕するように構成されて
    いることを特徴とする垂直式破砕装置。
  4. 【請求項4】 前記被破砕物の搬送方向に関して前記第
    1及び第2の垂直軸の下流側に平行に配置された第3の
    垂直軸と第4の垂直軸と、 前記第3と第4の垂直軸を逆の方向に回転する駆動源
    と、 前記第3の垂直軸に所定の間隔をあけて固定された複数
    の第3の破砕刃と、 前記第4の垂直軸に固定された第4の破砕刃とを有し、 前記第3の破砕刃と第4の破砕刃は、隣接する第3の破
    砕刃の間を前記第4の破砕刃が通過するように配置され
    ており、これにより前記第1の破砕刃と第2の破砕刃で
    破砕された被破砕物を前記第3の破砕刃と第4の破砕刃
    の噛み合いによって更に破砕するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一に記載の
    垂直式破砕装置。
  5. 【請求項5】 前記破砕刃は、対応する垂直軸から放射
    状に伸びると共に周方向に所定の間隔をあけて配置され
    た複数の刃部を備えていることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか一に記載の垂直式破砕装置。
  6. 【請求項6】 被破砕物を破砕する第1の破砕ステーシ
    ョンと、 前記第1の破砕ステーションの下方に配置され、前記第
    1の破砕ステーションで破砕された被破砕物を再び破砕
    する第2の破砕ステーションと、 前記第1の破砕ステーションで破砕された被破砕物を前
    記第2の破砕ステーションに搬送する搬送手段を有し、 前記第1と第2の破砕ステーションは、被破砕物の搬送
    方向に対して上流側に配置された第1の破砕部と下流側
    に配置された第2の破砕部とを有し、 前記第1と第2の破砕部は、逆方向に回転する2つの垂
    直駆動軸と、各垂直駆動軸の中心から放射状に伸びる複
    数の刃部を備えた複数の刃であって、一方の垂直軸に固
    定された隣接する2つの刃の刃部が通過する領域の隙間
    を他方の垂直軸に固定された刃の刃部が通過するように
    配置されている複数の破砕刃とを有することを特徴とす
    る垂直式破砕装置。
  7. 【請求項7】 下方に配置された破砕ステーションの破
    砕刃の厚みが該破砕ステーションの破砕刃の上方に配置
    された他の破砕ステーションの破砕刃の厚みよりも小さ
    いことを特徴とする請求項3又は6のいずれか一に記載
    の垂直式破砕装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の破砕部における破砕刃の回転
    速度が前記第2の破砕部における破砕刃の回転速度より
    も遅いことを特徴とする請求項6又は7のいずれか一に
    記載の垂直式破砕装置。
  9. 【請求項9】 前記垂直軸は正n角形の横断面を有し、
    前記破砕刃は前記正n角形の横断面の垂直軸に対応した
    正n角形の貫通孔を有し、前記破砕刃は前記正n角形の
    貫通孔に前記正n角形の垂直軸を貫通して固定されてお
    り、前記破砕刃は、放射状に配置されたnを超える数又
    はn未満の数の刃部を備えていることを特徴とする請求
    項1〜8のいずれか一に記載の垂直式破砕装置。
  10. 【請求項10】 被破砕物を供給する供給口と前記2つ
    の噛み合う破砕刃との間に配置され、前記供給口から供
    給された被破砕物を挟持すると共に該の大きさに応じて
    間隔を変更することができる一対の回転体を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一に記載の垂
    直式破砕装置。
  11. 【請求項11】 前記一対の回転体の一方の回転体は移
    動不能に配置されており、前記一対の回転体の他方の回
    転体は前記被破砕物の大きさに応じて前記一方の回転体
    との間隔を変更することができるように移動可能に配置
    されていることを特徴とする請求項10に記載の垂直式
    破砕装置。
  12. 【請求項12】 前記一対の回転体は共に前記被破砕物
    の大きさに応じて前記一方の回転体との間隔を変更する
    ことができるように移動可能に配置されていることを特
    徴とする請求項11に記載の垂直式破砕装置。
  13. 【請求項13】 前記一対の回転体を回転駆動する駆動
    源と、前記一対の回転体の間隔が大きい場合には前記一
    対の回転体の回転速度が小さく、前記一対の回転体の間
    隔が小さい場合には前記一対の回転体の回転速度が大き
    くなるように、前記駆動源を制御する制御部を備えたこ
    とを特徴とする請求項10〜12のいずれか一に記載の
    垂直式破砕装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030096531A (ko) * 2002-06-12 2003-12-31 주식회사 동진플랜트 미분쇄 장치
KR20030096530A (ko) * 2002-06-12 2003-12-31 주식회사 동진플랜트 미분쇄장치
KR101705130B1 (ko) * 2015-09-17 2017-02-10 오장섭 수직형 디스포져
CN107096620A (zh) * 2017-05-26 2017-08-29 平湖市凯宇鲜菜有限公司 一种豆制品加工设备的豆渣过滤装置

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