JP2003339294A - 回転式薬剤拡散装置 - Google Patents

回転式薬剤拡散装置

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JP2003339294A
JP2003339294A JP2002155149A JP2002155149A JP2003339294A JP 2003339294 A JP2003339294 A JP 2003339294A JP 2002155149 A JP2002155149 A JP 2002155149A JP 2002155149 A JP2002155149 A JP 2002155149A JP 2003339294 A JP2003339294 A JP 2003339294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品流通時、休止時に揮散性薬剤が自然に気
中に放出しないと共に、包装コストが安い回転式薬剤拡
散装置とする。 【解決手段】 モータ4を備えると共に、収納用開口部
5と連続した回転体収納部6を有する装置本体1と、前
記収納用開口部5に取付けられて回転体収納部6を密閉
して密閉空間7とする蓋体2と、前記収納用開口部5に
挿通し、かつ揮散性薬剤を有する回転体3を備え、この
回転体3をモータ4に取付けて回転駆動して揮散性薬剤
を気中に放出し、前記回転体3を回転体収納部6に収納
して蓋体2を取付けると密閉空間7を形成し、回転体3
の揮散性薬剤が自然に気中に放出しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮散性薬剤を有す
る回転体を回転することで揮散性薬剤を気中に放出する
回転式薬剤拡散装置に関し、さらに詳しくは、運搬、保
管、店頭陳列などの商品流通時及び、一度使用した後に
使用を中止した休止時に揮散性薬剤が自然に気中に放出
することを防止できる回転式薬剤拡散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2001−247406号公報に開
示された揮散性薬剤を気中に放出する薬剤拡散装置が提
案されている。この薬剤拡散装置は、モータを備えた装
置本体と、薬剤含浸体を収納したカートリッジを備え、
このカートリッジをモータで回転することで、その薬剤
含浸体に含浸させた揮散性薬剤を気中に放出する回転式
薬剤拡散装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の回転式
薬剤拡散装置は、モータを停止した状態でも薬剤含浸体
の揮散性薬剤が自然に気中に放出されてしまうので、製
造現場から販売店まで運搬したり、倉庫などに保管した
り、店頭陳列するなどの商品流通時に揮散性薬剤が自然
に気中に放出されてしまう。
【0004】このことを防止するには、装置全体を密封
状態に包装することが考えられるが、装置全体を密封状
態に包装するのは面倒で包装コストが高くなる。しか
も、装置全体を密封状態に包装した薬剤拡散装置は、そ
の包装を解いて使用するので、使用している途中でモー
タを停止して使用中止した休止時には揮散性薬剤が自然
に気中に放出されることを防止できない。このために、
休止期間中に揮散性薬剤が順次気中に放出されて減少
し、無駄である。
【0005】本発明は前述の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、包装コストが安いこと、商品流通時
に揮散性薬剤が自然に気中に放出されることがないこ
と、休止時にも揮散性薬剤が自然に気中に放出されるこ
とがなく、長期間休止した場合でも再度使用が可能で、
揮散性薬剤が無駄にならないこと、を満足できるように
した回転式薬剤拡散装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、モータ4
を備えた装置本体1と、蓋体2と、揮散性薬剤を有する
回転体3を備え、前記装置本体1は収納用開口部5を有
する回転体収納部6を有する形態で、前記蓋体2は、前
記収納用開口部5に着脱自在で、その収納用開口部5を
閉塞し回転体収納部6を密閉して密閉空間7を形成する
形態で、前記回転体3は、前記収納用開口部5から回転
体収納部6に挿入、引き出し可能で、前記モータ4に着
脱自在に取付けられる形態であることを特徴とする回転
式薬剤拡散装置である。
【0007】第2の発明は、第1の発明において回転体
収納部6と蓋体2は、回転体3を動かないようにしっか
りと支持する形態である回転式薬剤拡散装置である。
【0008】第3の発明は、モータ4を備えた装置本体
1と、蓋体2と、揮散性薬剤を有する回転体3を備え、
前記装置本体1は収納用開口部5を有する回転体収納部
6を有する形態で、前記蓋体2は、前記収納用開口部5
に着脱自在で、その収納用開口部5を閉塞し回転体収納
部6を密閉して密閉空間7を形成する形態で、前記回転
体3は、前記モータ4で回転されるファン21と、この
ファン21に着脱自在に取付けられ、前記収納用開口部
5から回転体収納部6に挿入、引き出し可能な薬剤保持
体22を有する形態であることを特徴とする回転式薬剤
拡散装置である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、回転体収納部6に回転
体3を収容して収納用開口部5に蓋体2を取付けること
で、その回転体3は密閉空間7内に収納された状態とな
る。よって、商品流通時に揮散性薬剤が自然に気中に放
出されることがない。しかも、装置全体を密封状態に包
装する必要がなく、包装コストが安い。
【0010】使用の途中で中止する場合には、回転体3
をモータ4から外し、その回転体3を回転体収納部6に
収納して蓋体2を取付けることで、前述のように揮散性
薬剤が自然に気中に放出されることを防止できる。よっ
て、休止時にも揮散性薬剤が自然に気中に放出されるこ
とがなく、長期間休止した場合でも再度使用が可能で、
揮散性薬剤が無駄にならない。
【0011】また、使用時には蓋体2を収納用開口部5
から外し、回転体3を回転体収納部6から取り出し、そ
の回転体3をモータ4に取付けて回転駆動することで揮
散性薬剤を気中に放出できる。よって、使用時に不用と
なる部品がなく、部品点数が多くならずに低価格であ
る。また、蓋体2を外し、回転体3を取り出し、取付け
すれば良く、使用者が簡単に使用可能状態とすることが
できる。しかも、家庭内廃棄物が生じないから、家庭内
発生廃棄物を減少できる。
【0012】第2の発明によれば、商品流通時に回転体
3が装置本体1に対してがたついたりしないから、回転
体3が有する揮散性薬剤が脱落、回転体3の損傷などす
ることがない。
【0013】第3の発明によれば、回転体収納部6に薬
剤保持体22を収容して収納用開口部5に蓋体2を取付
けることで、その薬剤保持体22は密閉空間7内に収納
された状態となる。よって、商品流通時に揮散性薬剤が
自然に気中に放出されることがない。しかも、装置全体
を密封状態に包装する必要がなく、包装コストが安い。
【0014】使用の途中で中止する場合には、薬剤保持
体22をファン21から外し、その薬剤保持体22を回
転体収納部6に収納して蓋体2を取付けることで、前述
のように揮散性薬剤が自然に気中に放出されることを防
止できる。よって、休止時にも揮散性薬剤が自然に気中
に放出されることがなく、長期間休止した場合でも再度
使用が可能で、揮散性薬剤が無駄にならない。
【0015】また、使用時には蓋体2を収納用開口部5
から外し、薬剤保持体22を回転体収納部6から取り出
し、その薬剤保持体22をファン21に取付けて回転駆
動することで揮散性薬剤を気中に放出できる。よって、
使用時に不用となる部品がなく、部品点数が多くならず
に低価格である。また、蓋体2を外し、薬剤保持体22
を取り出し、取付けすれば良く、使用者が簡単に使用可
能状態とすることができる。しかも、家庭内廃棄物が生
じないから、家庭内発生廃棄物を減少できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
と図2に基づいて説明する。装置本体1と蓋体2と揮散
性薬剤を有する回転体3とモータ4で回転式薬剤拡散装
置を構成している。前記モータ4は装置本体1に設けて
ある。前記装置本体1は収納用開口部5を有する回転体
収納部6を備えている。前記蓋体2は収納用開口部5に
着脱自在で、その収納用開口部5に蓋体2を取付けると
収納用開口部5を閉塞して回転体収納部6を密閉して密
閉空間7を形成する。前記回転体3はモータ4で回転駆
動されると共に、そのモータ4に着脱自在である。例え
ば、モータ4の回転軸4aに着脱自在に取付けられる。
前記回転体3は前記収納用開口部5から回転体収納部6
に収納・取り出し可能である。
【0017】このようであるから、商品流通時には、図
1に仮想線で示すように回転体収納部6に回転体3を収
納し、収納用開口部5に蓋体2を取付けることで、その
回転体収納部6が密閉されて密閉空間7を形成する。よ
って、回転体3は密閉空間7内に収納されるので、その
回転体3の揮散性薬剤が自然に気中に放出されることが
ない。
【0018】使用時には、蓋体2を外し、収納用開口部
5から回転体3を引き出し、その回転体3を図1に実線
で示すようにモータ4に連結する。この状態でモータ4
を駆動することで回転体3を回転することで、その回転
体3が有する揮散性薬剤が気中に放出される。
【0019】前述のようにして使用している途中でモー
タ4を停止して使用を中止し休止する場合には、回転体
3をモータ4から外し、その回転体3を回転体収納部6
に収納すると共に、蓋体2を収納用開口部5に取付けて
回転体収納部6を密閉することで、回転体3が密閉空間
7に収納されるので、長期休止する場合でも揮散性薬剤
が自然に気中に放出されることがなく、揮散性薬剤が無
駄にならない。
【0020】前記蓋体2と回転体収納部6は回転体3を
動かないようにしっかりと保持できる形態とすることが
好ましい。このようにすることで、回転体3を密閉空間
7に収納した商品流通時に回転体3がガタつくことがな
い。
【0021】次に各部材の形態を説明する。前記装置本
体1は断面ほぼ下向きU字形状の外殻板10と、この外
殻板10に固着した一側縦板11、他側縦板12と、そ
の一側縦板11,他側縦板12、外殻板10に亘って固
着した下面板13、中間横板14と、この中間横板14
と外殻板10の内面に亘って固着した一側中間縦板1
5、他側中間縦板16でモータ用室1aと電池収納室1
bと一側空洞部1cと他側空洞部1dを有する形状で、
このモータ用室1aにモータ4が取付けてあると共に、
電池収納室1bに電池17が収納され、この電池17を
電源としてモータ4が駆動される。このモータ4の回転
軸4aは他側中間縦板16の穴16aから他側空洞部1
dに突出している。前記外殻板10に切欠開口部18が
一側空洞部1cに開口して形成され、その一側空洞部1
cが前記薬剤保持体収納部6を形成すると共に、切欠開
口部18が前記収納用開口部5を形成する。前記他側縦
板12に他側空洞部1dに開口した第1通気口19が形
成され、外殻板10に他側空洞部1dに開口した第2通
気口20が形成してある。
【0022】前記揮散性薬剤を有する回転体3は、前記
第1通気口19から他側空洞部1dに挿入、抜き出し自
在である。例えば、ファン21に揮散性薬剤を含有した
薬剤保持体22を設けて回転体3としてある。具体的に
は、前記ファン21はリング形状の一側板23とリング
形状の他側板24とに亘って複数のファンブレード25
を取付けたシロッコファンで、そのファンブレード25
の内側の凹陥部に薬剤保持体22が設けてある。この薬
剤保持体22は通気性を有する。前記一側板23と一体
に設けた駆動板26が前記モータ4の回転軸4aに着脱
自在に連結される。例えば駆動板26にスプライン孔2
7を形成し、回転軸4aにスプラインを形成してスプラ
イン嵌合連結される。
【0023】このようであるから、モータ4で回転体3
を回転すると矢印aで示すように第1通気口19から空
気を吸い込み、その空気は薬剤保持体22を流通して第
2通気口20から矢印bで示すように揮散性薬剤ととも
に気中に放出される。
【0024】前記蓋体2は、前記収納用開口部5に嵌合
する形状で、この実施の形態では下部が収納用開口部5
よりも小さく、上部が収納用開口部5よりも大きく、そ
の蓋体2の収納用開口部5に接する外面2aが斜面とな
ったくさび形状で、収納用開口部5に押し込むことで外
面2aが収納用開口部5に密着する。前記装置本体1、
好ましくは収納用開口部5の開口縁部分を軟質材として
若干圧縮弾性変形するようにしたり、収納用開口部5の
開口縁部分又は蓋体2の外面2aに気密材を設けること
で、蓋体2が収納用開口部5に確実に密着するようにし
ても良い。
【0025】前記回転体収納部6の蓋体2と対向した部
分は回転体3の一部分が嵌まり込む形状である。例え
ば、一側空洞部1cの底部に支持体28が取付けてあ
り、この支持体28は回転体3の一部分が嵌合する凹陥
部29が形成してある。なお、この支持体28は装置本
体1と一体としても良い。前記蓋体2の内側面(下面)
2bは回転体3の一部分に接して支持する形状、例えば
凹面形状である。
【0026】このようであるから、図1と図2に仮想線
で示すように回転体3の下方の一部分が凹陥部29に嵌
合し、回転体3の上方の一部分が蓋体2の内側面2bで
支持され、回転体3が動かないようにしっかりと支持さ
れる。なお、図1と図2においては理解を容易とするた
めに回転体3と凹陥部29とを離隔して図示してある。
この場合、蓋体2の内側面2b、凹陥部29を軟質材と
したり、クッション材を取付けたりすることで回転体3
をより一層確実に支持できるようにしても良い。また、
回転体収納部6内、例えば支持体28、蓋体2に用いる
材質は、薬剤が付着浸透しないものが良く、浸透防止の
コート剤を処理することもできる。
【0027】次に、揮散性薬剤を有する回転体3の他の
実施形態を説明する。図3に示すように、シロッコファ
ンの外周面にリング状の薬剤保持体22を取付ける。図
4と図5に示すように、シロッコファンのファンブレー
ド25間に薬剤保持体22を取付ける。図6〜図8に示
すように、ファン21をボス30に複数の羽根31を設
けたプロペラファンとし、そのプロペラファンに薬剤保
持体22を取付ける。具体的には図6に示すように、羽
根31の表面に薬剤保持体22を取付ける。図7に示す
ように、羽根31の外周にリング状の薬剤保持体22を
取付ける。図8に示すように、ボス30の表面に薬剤保
持体22を取付ける。この場合にはボス30を大径とす
ることが好ましい。また、図示は省略するが薬剤を含有
したファン成形体を回転体としても良い。
【0028】図9に示すように、薬剤保持体22自体で
回転体3とする。この場合には薬剤保持体22を円形と
することが好ましい。また、薬剤保持体22のみではモ
ータ4の回転軸4aへの取付部への強度が不足すること
があり、その場合には図9に示すように薬剤保持体22
に筒体33を埋設などで設けてスプライン孔27などの
取付用孔とする。なお、図示は省略するが通気性を有す
る容器内に薬剤保持体を充填などで設けて回転体3とし
ても良い。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は、揮散性薬剤を有する回転体3
を、モータ4で回転駆動されるファン21と、このファ
ン21に着脱自在に取付けた薬剤保持体22を有する形
態とする。装置本体1の収納用開口部5を、前記薬剤保
持体22が収納・取り出し可能とすること、が第1の実
施の形態と異なり、他の構成は第1の実施の形態とほぼ
同様である。
【0030】例えば、図1における回転体3をファン2
1の内側の凹陥部に薬剤保持体22を着脱自在に取付
け、この薬剤保持体22を収納用開口部5から収納・取
り出し自在とする。また、図3、図7におけるリング状
の薬剤保持体22をファン21の外周に着脱自在に取付
ける。
【0031】本発明の薬剤保持体22に用いる揮散性薬
剤としては、常温、送風などの条件で揮散する殺虫剤、
忌避剤、害虫成長制御剤、芳香消臭剤、消臭剤、防カビ
剤、防菌剤などが挙げられる。
【0032】本発明の薬剤保持体22は、前記揮散性薬
剤を含有する担持体(粉剤、粒剤など)や担持体の成形
体(ネット、シート、プレート、多孔体、繊維体、綿
体、スポンジ体など)、またはそれらの収納体(通気性
容器、通気性袋など)である。また、薬剤保持体は、そ
の形態、材質を任意に設定することができる。簡単な構
造で、通気性の大きいものが好ましい。例えば、通気孔
を有する容器形状、網形状、ハニカム形状、すのこ形
状、格子形状、開孔形状などの構造が挙げられる。材質
は、例えば、紙、合成樹脂、セラミック、繊維などの公
知のものが使用できる。
【0033】前記装置本体1は回転体3が回転自在に収
納される他側空洞部1dを有する形状としたが、この他
側空洞部1dを設けずに回転体3全体が装置本体1から
突出するようにしても良い。例えば、図10に示すよう
に装置本体1をモータ用室1a、電池収納室1b、一側
空洞部1cのみを有する形状とし、モータ4の回転軸4
aを装置本体1の外面から突出させ、その突出した部分
に回転体3を着脱自在に取付ける。この場合、モータ用
室1aを形成せずにモータ4が外部に露出するようにし
ても良い。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、回転体収
納部6に回転体3を収容して収納用開口部5に蓋体2を
取付けることで、その回転体3は密閉空間7内に収納さ
れた状態となる。よって、商品流通時に揮散性薬剤が自
然に気中に放出されることがない。しかも、装置全体を
密封状態に包装する必要がなく、包装コストが安い。
【0035】使用の途中で中止する場合には、回転体3
をモータ4から外し、その回転体3を回転体収納部6に
収納して蓋体2を取付けることで、前述のように揮散性
薬剤が自然に気中に放出されることを防止できる。よっ
て、休止時にも揮散性薬剤が自然に気中に放出されるこ
とがなく、長期間休止した場合でも再度使用が可能で、
揮散性薬剤が無駄にならない。
【0036】また、使用時には蓋体2を収納用開口部5
から外し、回転体3を回転体収納部6から取り出し、そ
の回転体3をモータ4に取付けて回転駆動することで揮
散性薬剤を気中に放出できる。よって、使用時に不用と
なる部品がなく、部品点数が多くならずに低価格であ
る。また、蓋体2を外し、回転体3を取り出し、取付け
すれば良く、使用者が簡単に使用可能状態とすることが
できる。しかも、家庭内廃棄物が生じないから、家庭内
発生廃棄物を減少できる。
【0037】請求項2に係る発明によれば、商品流通時
に回転体3が装置本体1に対してがたついたりしないか
ら、回転体3が有する揮散性薬剤が脱落、回転体3の損
傷などすることがない。
【0038】請求項3に係る発明によれば、回転体収納
部6に薬剤保持体22を収容して収納用開口部5に蓋体
2を取付けることで、その薬剤保持体22は密閉空間7
内に収納された状態となる。よって、商品流通時に揮散
性薬剤が自然に気中に放出されることがない。しかも、
装置全体を密封状態に包装する必要がなく、包装コスト
が安い。
【0039】使用の途中で中止する場合には、薬剤保持
体22をファン21から外し、その薬剤保持体22を回
転体収納部6に収納して蓋体2を取付けることで、前述
のように揮散性薬剤が自然に気中に放出されることを防
止できる。よって、休止時にも揮散性薬剤が自然に気中
に放出されることがなく、長期間休止した場合でも再度
使用が可能で、揮散性薬剤が無駄にならない。
【0040】また、使用時には蓋体2を収納用開口部5
から外し、薬剤保持体22を回転体収納部6から取り出
し、その薬剤保持体22をファン21に取付けて回転駆
動することで揮散性薬剤を気中に放出できる。よって、
使用時に不用となる部品がなく、部品点数が多くならず
に低価格である。また、蓋体2を外し、薬剤保持体22
を取り出し、取付けすれば良く、使用者が簡単に使用可
能状態とすることができる。しかも、家庭内廃棄物が生
じないから、家庭内発生廃棄物を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す組立て状態の
全体断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】回転体の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】回転体の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】回転体の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】回転体の第5の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図8】回転体の第6の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図9】回転体の第7の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】装置本体の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…装置本体、2…蓋体、3…回転体、4…モータ、5
…収納用開口部、6…回転体収納部、7…密閉空間、2
1…ファン、22…薬剤保持体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ4を備えた装置本体1と、蓋体2
    と、揮散性薬剤を有する回転体3を備え、 前記装置本体1は収納用開口部5を有する回転体収納部
    6を有する形態で、 前記蓋体2は、前記収納用開口部5に着脱自在で、その
    収納用開口部5を閉塞し回転体収納部6を密閉して密閉
    空間7を形成する形態で、 前記回転体3は、前記収納用開口部5から回転体収納部
    6に挿入、引き出し可能で、前記モータ4に着脱自在に
    取付けられる形態であることを特徴とする回転式薬剤拡
    散装置。
  2. 【請求項2】 回転体収納部6と蓋体2は、回転体3を
    動かないようにしっかりと支持する形態である請求項1
    記載の回転式薬剤拡散装置。
  3. 【請求項3】 モータ4を備えた装置本体1と、蓋体2
    と、揮散性薬剤を有する回転体3を備え、 前記装置本体1は収納用開口部5を有する回転体収納部
    6を有する形態で、 前記蓋体2は、前記収納用開口部5に着脱自在で、その
    収納用開口部5を閉塞し回転体収納部6を密閉して密閉
    空間7を形成する形態で、 前記回転体3は、前記モータ4で回転されるファン21
    と、このファン21に着脱自在に取付けられ、前記収納
    用開口部5から回転体収納部6に挿入、引き出し可能な
    薬剤保持体22を有する形態であることを特徴とする回
    転式薬剤拡散装置。
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