JP2003338893A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003338893A JP2002146344A JP2002146344A JP2003338893A JP 2003338893 A JP2003338893 A JP 2003338893A JP 2002146344 A JP2002146344 A JP 2002146344A JP 2002146344 A JP2002146344 A JP 2002146344A JP 2003338893 A JP2003338893 A JP 2003338893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数のLSIで複雑な画像処理を実現する構
成を取りながら、柔軟な構成の変更を可能にし、少ない
構成変更の場合にLSI全体を作り直すことなく対応可
能な、拡張性や流用性にも優れた画像処理装置を提供す
ること。 【解決手段】 画像データに属性データを付加して扱う
画像処理装置で、入出力端子を持つ複数の画像処理手段
を有し、入力端子から入力された属性データにより、入
力された画像データを内部で処理するか、出力端子から
出力するか、とを切り換えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ(F
AX)や複写機等に適用される画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ファクシミリや複写機等にお
ける画像データの画像処理を実行する画像処理装置に
は、処理速度やコスト面で優位となるため、LSIやA
SIC等のハードウェアチップ(以下、LSI)が使用
されることが多い。
【0003】画像処理装置は、単に一つの画像処理手段
だけではなく、複数の画像処理手段の組み合わせによっ
て実現される複雑な画像処理を行うのが一般的である。
ここで、画像処理手段とは例えば、濃度変換、フィルタ
処理、拡大縮小処理、回転処理、等を行う手段である。
そうしたことから、一つの画像処理を実現する単一機能
のLSIを複数用意して、それらを直列に接続して使用
することで、複数の画像処理の組み合わせによる複雑な
画像処理を実現する画像処理装置が実現されることにな
る。組み合わせるLSIを様々に変えることで様々な複
雑な画像処理装置を構成することが可能であり、少ない
LSIを利用した低機能だが低コストの画像処理装置
や、多くのLSIを利用した高コストだが高機能の画像
処理装置等が用途に応じて構成することが可能である。
【0004】ところが近年はLSIの集積度が向上し、
一つのLSI内部に複数の画像処理手段を持ち、それら
を組み合わせることで、一つのLSIだけの処理で複雑
な画像処理が実行可能なLSIが登場している。こうし
た高集積度LSIを利用して画像処理装置を構成する方
法は、画像処理装置のハードウェアが単純化されて品質
面やコスト面で有利となるために、主流となりつつあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この少
数の高集積度LSIで画像処理装置を構成する方法で
は、LSIの組み合わせによる柔軟性はなくなってしま
うため、これまでは数多くのLSIの組み合わせを変え
ることで実現できていた柔軟な構成の変更が不可能とな
ってしまう。そのために、高コストだが高機能な画像処
理を実現するためには専用の大型高集積度LSIを開発
し、また、低機能だが低コストな画像処理を実現するた
めには専用の小型高集積度LSIを開発する必要があ
る。また、ある一つの画像処理手段の内容だけを変更し
たいといった場合には、これまではその画像処理に対応
するLSI一つだけを新たに開発し直せばよかったもの
が、すべての画像処理手段を含んだ高集積度LSI全体
を新たに開発し直さなくてはならなくなり、開発コスト
の面で非常に不利になってしまう。また、高コストだが
高機能な画像処理装置および低機能だが低コストな画像
処理装置の両方に対して搭載可能な汎用的かつ高機能な
高集積度LSIを開発することも可能であるが、LSI
の規模が大きくなりすぎてコストの面で非常に不利とな
ってしまう。
【0006】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、高集積度LSIを利用して少数の
LSIで数多くの画像処理の組み合わせによる複雑な画
像処理を実現する構成を取りながら、柔軟な構成の変更
を可能にし、少ない構成変更の場合にLSI全体を作り
直すことなく対応可能な、拡張性や流用性にも優れた画
像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の画像処理装置は、画像データ
に属性データを付加して扱う画像処理装置であり、入力
端子および出力端子を持つ複数の画像処理手段を有し、
該入力端子は画像データおよび属性データを入力する端
子であり、また、該出力端子は画像データおよび属性デ
ータを出力する端子であり、前記各画像処理手段は、入
力端子から入力された属性データにより、入力された画
像データを内部で処理するか、出力端子から出力する
か、とを切り換えることを特徴とする。
【0008】また、属性データとは各画像処理手段を表
すID番号の1つまたは複数の並びにより構成され、各
画像処理手段は属性データのID番号がその画像処理手
段を表すID番号であるとき入力された画像データを処
理し、前記属性データのID番号がその画像処理手段を
表すID番号でないとき入力された画像データを処理し
ないことを特徴とする。
【0009】また、前記各画像処理手段の入力端子は、
必ず別の画像処理手段の出力端子に接続されており、あ
る1つの画像処理手段が出力した属性データおよび画像
データがすべての画像処理手段に到達可能なことを特徴
とする。
【0010】また、前記各画像処理手段は、前記属性デ
ータを書き換えて、動的に画像データの流れを制御可能
なことを特徴とする。
【0011】また、前記各画像処理手段は、LSIであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素はあくま
で例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0013】[実施の形態1]以下、本発明の一実施の
形態を図面に基づき説明する。
【0014】図1は、本実施の形態に係る画像処理装置
のシステム構成を示すブロック図である。同図におい
て、1はリーダ部で、原稿の画像を読み取り、原稿画像
に応じた画像データを後述する画像入出力制御部3へ出
力する。2はプリンタ部で、画像入出力制御部3からの
画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。3は画
像入出力制御部で、リーダ部1及びプリンタ部2に接続
されており、ファクシミリ部4、ネットワーク・インタ
ーフェース部5、コンピュータ・インターフェース部6
及びコア部10等からなる。
【0015】ファクシミリ部4は電話回線11を介して
受信した圧縮画像データを伸長して、該伸長された画像
データをコア部10へ転送し、また、このコア部10か
ら転送された画像データを圧縮して、該圧縮された画像
データを電話回線11を介して送信するものである。
【0016】ネットワーク・インターフェース部5はロ
ーカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワ
ーク(LAN/WAN)12とコア部10との間のイン
ターフェースである。
【0017】コンピュータ・インターフェース部6はパ
ーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC
/WS)13とコア部10との間のインターフェースで
ある。
【0018】コア部10はリーダ部1、プリンタ部2、
ファクシミリ部4、ネットワーク・インターフェース
5、コンピュータ・インターフェース部6のそれぞれの
間のデータの流れを制御するものである。
【0019】図2は、リーダ部1及びプリンタ部2の構
成を示す縦断面図である。同図において、リーダ部1の
原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプ
ラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終
了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するもので
ある。
【0020】原稿がプラテンガラス102上に搬送され
ると、ランプ103を点灯し、スキャナユニット104
の移動を開始させて、原稿を露光走査する。このときの
原稿からの反射光は、ミラー105,106,107及
びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、
CCDと記述する)109へ導かれる。このように走査
された原稿の画像は、CCD109によって読み取られ
る。CCD109から出力される画像データは、所定の
処理が施された後、画像入出力制御部3のコア部10へ
転送される。
【0021】プリンタ部2のレーザードライバー201
はレーザー発光部201aを駆動するものであり、コア
部10から出力された画像データに応じたレーザー光を
レーザー発光部201aに発光させる。このレーザー光
は感光ドラム202に照射され、該感光ドラム202に
はレーザー光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤
が付着される。そして、レーザー光の照射開始と同期し
たタイミングで、上段給紙カセット204及び下段給紙
カセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部
206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤
を記録紙に転写する。現像剤が転写された記録紙は定着
部207へ搬送され、該定着部207の熱と圧力により
現像剤は記録紙に定着される。定着部207を通過した
記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ2
11は排出された記録紙をそれぞれのビン212に収納
して記録紙の仕分けを行う。
【0022】尚、ソータ211は仕分けが設定されてい
ない場合は最上部のビン212に記録紙を収納する。ま
た、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ20
8のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208
の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙
搬走路210へ導く。また、多重記録が設定されている
場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないよう
にフラッパ209によって再給紙搬走路210へ導く。
再給紙搬走路210へ導かれた記録紙は、上述したタイ
ミングで転写部206へ搬送される。
【0023】図3は、リーダ部1の内部構成を示すブロ
ック図である。同図において、109はCCD、110
はA/D変換・シェーディング補正部(以下、A/D・
SH部と記述する)、111は画像処理部、112はイ
ンターフェース(I/F)、113はCPU(中央処理
装置)、114は操作部、115はメモリである。
【0024】図3において、CCD109から出力され
た画像データは、A/D・SH部110でアナログ/デ
ジタル変換処理が行われると共に、シェーディング補正
処理が行われる。A/D・SH部110によって処理さ
れた画像データは、画像処理部111、インターフェー
ス(I/F)112を介して画像入出力制御部3のコア
部10へ転送される。
【0025】CPU(中央処理装置)113は操作部1
14で設定された設定内容に応じて画像処理部111及
びインターフェース112を制御する。例えば、操作部
114でトリミング処理を行って複写を行う複写モード
が設定されている場合は、画像処理部111でトリミン
グ処理を行わせて、インターフェース112から画像デ
ータと設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部
10へ転送させる。また、操作部114でファクシミリ
送信モードが設定されている場合は、インターフェース
112から画像データと設定されたモードに応じた制御
コマンドをコア部10へ転送させる。
【0026】このようなCPU113の制御プログラム
はメモリ115に格納されており、CPU113はメモ
リ115内の制御プログラムを参照しながら制御を行
う。また、メモリ115はCPU113の作業領域とし
ても使われる。
【0027】図4は、コア部10の内部構成を示すブロ
ック図である。同図において、121は制御LSI、1
22はメモリ、123はハードディスクドライブ(HD
D)、124、125および126は画像処理LSIで
ある。制御LSI121は、CPU、メモリコントロー
ラ、HDDコントローラ、外部I/F等を内部に持つ高
集積度LSIであり、メモリ122に格納されたプログ
ラムによって画像処理LSIの動作および画像データの
流れを制御する。メモリ122は、制御LSI121の
プログラムを格納するとともに、制御LSI121の作
業領域として使用される。HDD123は、制御LSI
121のプログラムを格納するとともに、画像データの
一時記憶として使用される。画像処理LSI124、1
25、126は、複数の画像処理手段および画像入出力
装置I/Fを内部に持つ高集積度LSIであり、制御L
SI121の制御によって画像処理動作および画像入出
力動作をするものである。
【0028】図4において、リーダ部1からの画像デー
タは画像処理LSI126へ転送されると共に、リーダ
部1からの制御コマンドは画像処理LSI126を介し
て制御LSI121へ転送される。リーダ部1から画像
処理LSI126へ転送された画像データは、HDD1
23に格納される。
【0029】電話回線11からファクシミリ部4に対し
て入力された画像を表すコードデータは、ファクシミリ
部4において画像データに展開される。該展開された画
像データは、制御LSI121へ転送され、HDD12
3に格納される。
【0030】LAN/WAN12からネットワーク・イ
ンターフェース部5に対して入力された画像データは、
ネットワーク・インターフェース部5を介して制御LS
I121へ転送され、HDD123に格納される。
【0031】また、PC/WS13からコンピュータ・
インターフェース部6に対して入力された画像を表わす
コードデータは、コンピュータ・インターフェース部6
において画像データに展開される。該展開された画像デ
ータは画像処理LSI125および画像処理LSI12
6を介して制御LSI121へ転送され、HDD123
に格納される。
【0032】リーダ部1、ファクシミリ部4、ネットワ
ーク・インターフェース部5またはコンピュータ・イン
ターフェース部6から画像データとともに転送された制
御コマンドに応じて、HDD123に一時格納された画
像データは制御LSI121を介してファクシミリ部
4、ネットワーク・インターフェース部5または画像処
理LSI124を介してプリンタ部2へ転送される。
【0033】制御LSI121は、メモリ122に記憶
されている制御プログラム及びリーダ部1から転送され
た制御コマンドおよび画像データとともに転送された制
御コマンドに従って上述したような制御を行う。このよ
うに、コア部10を中心に原稿画像の読み取り、画像の
プリント、画像の送受信、PC/WS13からのデータ
の入出力等の機能を複合させた処理を行うことが可能で
ある。
【0034】図5は、画像処理LSI126の内部構成
を示すブロック図である。同図において、130は変倍
処理部、131は回転・反転処理部、132は色変換処
理部、133は圧縮・伸張処理部、134は外部画像I
/F部、135はデータ入力部、136はデータ出力
部、137は接続切換部である。
【0035】図6は、画像処理LSI125の内部構成
を示すブロック図である。同図において、140は変倍
処理部、141は回転・反転処理部、142は色変換処
理部、143は圧縮・伸張処理部、144は外部画像I
/F部、145はデータ入力部、146はデータ出力
部、147は接続切換部である。この画像処理LSI1
25には、前述の画像処理LSI126と同じ高集積度
LSIを用いている。
【0036】図7は、画像処理LSI124の内部構成
を示すブロック図である。同図において、150は変倍
処理部、151は回転・反転処理部、152は色変換処
理部、153は圧縮・伸張処理部、154は外部画像I
/F部、155はデータ入力部、156はデータ出力
部、157は接続切換部である。この画像処理LSI1
24には、前述の画像処理LSI126および125と
同じ高集積度LSIを用いている。
【0037】図8は、画像処理LSI124内部の接続
切替部137の内部構成を示すブロック図である。同図
において、160、161、162、163、164お
よび165はセレクタである。これらのセレクタは、画
像データが入力されるよりも前にあらかじめ入力される
制御コマンドによって制御され、各画像データ転送元か
らの画像データが、いずれかのセレクタから出力される
ように画像データの出力先を切り換える動作を行うもの
である。各セレクタは独立に制御可能で、複数の入力元
から入力される複数の画像データを、それぞれ別の出力
先に同時に出力することが可能である。例えば、外部画
像I/F部134から入力される画像データをセレクタ
160から出力しながら、データ入力部135から入力
される画像データをセレクタ161から出力するといっ
た、複数の入力画像を同時に別々の出力先に出力するこ
とが可能である。なお、画像処理LSI125および1
26内部の接続切替部147および157の内部構成を
示すブロック図は、接続切替部137の内部構成を示す
ブロック図と同様のものであるため省略する。
【0038】図9は、画像データを、コア部10内部
(すなわち制御LSI121、画像処理LSI124、
同125および同126の間、および、各画像処理LS
I内部の各処理部の間)において転送するときの、タイ
ミングチャートである。データ転送時には、データ送信
側のLSIまたは処理部はまず転送開始信号を1クロッ
ク幅の間アクティブにし、それに続けて属性データを4
クロック幅の間送信する。そして属性データに続けて画
像データを送信する。データ受信側のLSIまたは処理
部は、この規則に合わせてクロック信号に同期してデー
タを受信する。なお、この属性データには、画像データ
転送時の画像データ長が含まれ、画像データ転送制御に
使用される。また、転送先のLSIの順序を示す「チッ
プIDリスト」、画像処理の順序を示す「処理IDリス
ト」、また、画像データがカラーか白黒か、圧縮されて
いるか、といった画像処理部で使用される画像の属性情
報が含まれる。
【0039】属性データは、コア部10内部での各LS
I間および各画像処理LSI内部の各処理部間での画像
データ転送時に常に画像データに付加されて転送される
ものである。各LSIおよび各画像処理LSI内部の各
処理部では受信した属性データを保持し、画像データを
送信する際に保持しておいた属性データを画像データに
付加して送信するという構成となっている。ただし、後
述するように、属性データを送信するときに一部の属性
を書き換える場合もある。また、リーダ部1、コンピュ
ータ・インターフェース部6、ファクシミリ部4および
ネットワーク・インターフェース部5から画像が入力さ
れた時点には画像データに属性データは付加されていな
いため、画像データに属性データを付加する作業が行わ
れる。具体的には、画像データを受信した各LSIまた
は各処理部は制御LSI121によってあらかじめ設定
されていた属性データをその画像データの属性データと
して付加し、送信するという構成となっている。さら
に、プリンタ部2、ファクシミリ部4およびネットワー
ク・インターフェース部5へ画像データを転送するとき
には、属性データは切り捨てられて、画像データのみが
送信される。
【0040】図10は、制御LSI121の内部構成を
示すブロック図である。同図において、170はCP
U、171はファクシミリI/F部、172はネットワ
ークI/F部、173はメモリコントローラ部、174
はHDDコントローラ部、175はデータ入力部、17
6はデータ出力部、177は内部バスである。
【0041】画像処理LSI126の動作を以下に説明
する。
【0042】図5において、リーダ部1からの画像デー
タは、外部画像I/F部134に入力される。外部画像
I/F部134は画像データに属性データを付加して接
続切換部137へ転送する。なお、この付加する属性デ
ータ値は、前述の通り、あらかじめ制御LSI121に
よって外部画像I/F部134に設定しておいた値であ
る。
【0043】画像データが接続切換部137へ転送され
ると、接続切換部137は属性データの処理IDリスト
の先頭のID番号を読み取った後、それを処理IDリス
トから削除して2番目のID番号が先頭になるように属
性データを変更する。そして、元の先頭のID番号が0
の場合には変倍処理部130へ、1の場合には回転・反
転処理部131へ、2の場合には色変換処理部132
へ、3の場合には圧縮・伸張処理部133へ、4の場合
には外部画像I/F部134へ、あるいは5の場合には
データ出力部136へ、画像データを属性データと共に
転送する。このときの接続切換部137の動作は、ID
番号によって内部セレクタの出力を切り換えるという動
作となる。そして、接続切換部137から各画像処理
部、つまり、変倍処理部130、回転・反転処理部13
1、色変換処理部132または圧縮・伸張処理部13
3、に転送された画像データは、各画像処理部において
画像処理が施された後に再度接続切換部137に転送さ
れる。以上の動作を画像データがデータ出力部136に
転送されるまで繰り返し処理する。この繰り返しによ
り、画像データはあらかじめ設定された任意の数の画像
処理が連続的に施されることになる。なお、本実施の形
態における画像処理LSI126では、外部画像I/F
部134は画像データ出力部としては機能させない構成
としているため、外部画像I/F部134に画像データ
が出力されないようにあらかじめ属性データの処理ID
リストを設定しておく。具体的には、ID番号4は設定
しないように制御LSI121で制御する。
【0044】そして最後に、データ出力部136に転送
された画像データは、制御LSI121へ転送される。
【0045】また、図5において、画像処理LSI12
5から入力された画像データは、データ入力部135に
入力される。データ入力部135は、まず画像データの
持つ属性データのチップIDリストの先頭のID番号を
読み取る。そして、先頭のID番号と、制御LSI12
1によってあらかじめデータ入力部135に設定してあ
るID番号とを比較し、異なる値であれば画像データを
データ出力部136へ転送し、データ出力部136は画
像データを制御LSI121へ転送する。また、比較し
た結果、同じ値であれば、データ入力部135は、チッ
プIDリストの先頭のID番号をチップIDリストから
削除して2番目のID番号が先頭になるように属性デー
タを変更する。そして、画像データを接続切換部137
へ転送し、前述の外部画像I/F134から接続切換部
137へ転送された場合と同様に、画像データは処理I
Dリストにあらかじめ設定された順番に画像処理部で画
像処理が施されてからデータ出力部136へ転送され
る。データ出力部136へ転送された画像データは、制
御LSI121へ転送される。
【0046】画像処理LSI125の動作を以下に説明
する。なお、画像処理LSI125は、画像処理LSI
126と同じLSIを使用しているため、内部動作は同
じである。ただし、画像データの入力元および出力先が
異なるため、データの入出力が異なる。
【0047】図6において、コンピュータ・インターフ
ェース部6からの画像データは、外部画像I/F部14
4に入力される。外部画像I/F部144は画像データ
に属性データを付加して接続切換部147へ転送する。
なお、この付加する属性データ値は、前述の通り、あら
かじめ制御LSI121によって外部画像I/F部14
4に設定しておいた値である。
【0048】画像データが接続切換部147へ転送され
ると、接続切換部147は属性データの処理IDリスト
の先頭のID番号を読み取った後、それを処理IDリス
トから削除して2番目のID番号が先頭になるように属
性データを変更する。そして、元の先頭のID番号が0
の場合には変倍処理部140へ、1の場合には回転・反
転処理部141へ、2の場合には色変換処理部142
へ、3の場合には圧縮・伸張処理部143へ、4の場合
には外部画像I/F部144へ、あるいは5の場合には
データ出力部146へ、画像データを属性データと共に
転送する。このときの接続切換部147の動作は、ID
番号によって内部セレクタの出力を切り換えるという動
作となる。そして、接続切換部147から各画像処理
部、つまり、変倍処理部140、回転・反転処理部14
1、色変換処理部142または圧縮・伸張処理部14
3、に転送された画像データは、各画像処理部において
画像処理が施された後に再度接続切換部147に転送さ
れる。以上の動作を画像データがデータ出力部146に
転送されるまで繰り返し処理する。この繰り返しによ
り、画像データはあらかじめ設定された任意の数の画像
処理が連続的に施されることになる。なお、本実施の形
態における画像処理LSI125では、外部画像I/F
部144は画像データ出力部としては機能させない構成
としているため、外部画像I/F部144に画像データ
が出力されないようにあらかじめ属性データの処理ID
リストを設定しておく。具体的には、ID番号4は設定
しないように制御LSI121で制御する。
【0049】そして最後に、データ出力部146に転送
された画像データは、画像処理LSI126へ転送され
る。
【0050】また、図6において、画像処理LSI12
4から入力された画像データは、データ入力部145に
入力される。データ入力部145は、まず画像データの
持つ属性データのチップIDリストの先頭のID番号を
読み取る。そして、先頭のID番号と、制御LSI12
1によってあらかじめデータ入力部145に設定してあ
るID番号とを比較し、異なる値であれば画像データを
データ出力部146へ転送し、データ出力部146は画
像データを制御LSI121へ転送する。また、比較し
た結果、同じ値であれば、データ入力部145は、チッ
プIDリストの先頭のID番号をチップIDリストから
削除して2番目のID番号が先頭になるように属性デー
タを変更する。そして、画像データを接続切換部147
へ転送し、前述の外部画像I/F144から接続切換部
147へ転送された場合と同様に、画像データは処理I
Dリストにあらかじめ設定された順番に画像処理部で画
像処理が施されてからデータ出力部146へ転送され
る。データ出力部146へ転送された画像データは、画
像処理LSI126へ転送される。
【0051】画像処理LSI124の動作を以下に説明
する。なお、画像処理LSI124は、画像処理LSI
126および画像処理LSI125と同じLSIを使用
しているため、内部動作は同じである。ただし、画像デ
ータの入力元および出力先が異なるため、データの入出
力が異なる。
【0052】図7において、制御LSI121から入力
された画像データは、データ入力部155に入力され
る。データ入力部155は、まず画像データの持つ属性
データのチップIDリストの先頭のID番号を読み取
る。そして、先頭のID番号と、制御LSI121によ
ってあらかじめデータ入力部155に設定してあるID
番号とを比較し、異なる値であれば画像データをデータ
出力部156へ転送し、データ出力部156は画像デー
タを制御LSI121へ転送する。また、比較した結
果、同じ値であれば、データ入力部155は、チップI
Dリストの先頭のID番号をチップIDリストから削除
して2番目のID番号が先頭になるように属性データを
変更する。そして、画像データが接続切換部157へ転
送されると、接続切換部157は属性データの処理ID
リストの先頭のID番号を読み取った後、それを処理I
Dリストから削除して2番目のID番号が先頭になるよ
うに属性データを変更する。そして、元の先頭のID番
号が0の場合には変倍処理部150へ、1の場合には回
転・反転処理部151へ、2の場合には色変換処理部1
52へ、3の場合には圧縮・伸張処理部153へ、4の
場合には外部画像I/F部154へ、あるいは5の場合
にはデータ出力部156へ、画像データを属性データと
共に転送する。このときの接続切換部157の動作は、
ID番号によって内部セレクタの出力を切り換えるとい
う動作となる。そして、接続切換部157から各画像処
理部、つまり、変倍処理部150、回転・反転処理部1
51、色変換処理部152または圧縮・伸張処理部15
3、に転送された画像データは、各画像処理部において
画像処理が施された後に再度接続切換部157に転送さ
れる。以上の動作を画像データがデータ出力部156ま
たは外部画像I/F部154へ転送されるまで繰り返し
処理する。この繰り返しにより、画像データはあらかじ
め設定された任意の数の画像処理が連続的に施されるこ
とになる。そして、画像データがデータ出力部156へ
転送された場合、画像データは画像処理LSI125へ
転送される。また、画像データが外部画像I/F部15
4へ転送された場合、画像データはプリンタ部2へ転送
され、プリンタ部2で印刷出力される。
【0053】制御LSI121の動作を以下に説明す
る。
【0054】図10において、ファクシミリ部4からの
画像データは、ファクシミリI/F部171に入力され
る。ファクシミリI/F部171は、CPU170の制
御により、受信した画像データをHDDコントローラ1
74を介してHDD123へ格納する。ネットワーク・
インターフェース部5からの画像データは、ネットワー
クI/F部172に入力される。ネットワークI/F部
172は、CPU170の制御により、受信した画像デ
ータをHDDコントローラ174を介してHDD123
へ格納する。
【0055】また、図10において、画像処理LSI1
26から入力された画像データは、データ入力部175
に入力される。データ入力部175は、まず画像データ
の持つ属性データのチップIDリストの先頭のID番号
を読み取る。そして、先頭のID番号と、CPU170
によってあらかじめデータ入力部175に設定してある
ID番号とを比較し、異なる値であれば画像データをデ
ータ出力部176へ転送し、データ出力部176は画像
データを画像処理LSI124へ転送する。また、比較
した結果、同じ値であれば、データ入力部175は、チ
ップIDリストの先頭のID番号をチップIDリストか
ら削除して2番目のID番号が先頭になるように属性デ
ータを変更する。そして、画像データを内部バス177
およびHDDコントローラ部174を介してHDD12
3へ転送する。
【0056】さらに、図10において、CPU170の
制御によりHDD123から読み出された画像データ
は、HDDコントローラ部174および内部バス177
を介してデータ出力部176、ファクシミリI/F部1
71またはネットワークI/F部172へ転送される。
なお、ここでの転送先は、ファクシミリI/F部17
1、ネットワークI/F部172およびデータ入力部1
75を介してCPU170が受信した画像データ出力要
求に応じて決定され、CPU170により内部バス17
7が制御されて切り換えられる。画像データがファクシ
ミリI/F部171へ転送された場合は、ファクシミリ
I/F部171は画像データをファクシミリ部4へ転送
してファクシミリ送信を行う。画像データがネットワー
クI/F部172へ転送された場合は、ネットワークI
/F部172は画像データをネットワーク・インターフ
ェース部5へ転送する。画像データがデータ出力部17
6へ転送された場合は、データ出力部176は画像デー
タに属性データを付加して画像処理LSI124へ転送
する。なお、この付加する属性データ値は、あらかじめ
CPU170によってデータ出力部176に設定してお
いた値である。
【0057】以上のような構成で、コア部10の画像デ
ータの流れを例を挙げて説明する。
【0058】リーダ部1で読み取った原稿の画像データ
を、ファクシミリ部4で電話回線11に対して送信し、
かつ、同時にプリンタ部2でプリント出力する動作を例
にする。
【0059】まず、操作者は、原稿を原稿給送装置10
1に載せ、操作部114を操作してファクシミリ送信と
プリントを同時に行うモードにする。そして、操作部1
14でファクシミリ送信プリントモードが設定された場
合は、CPU113はインターフェース112を介して
設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部10に
対して送信する。ファクシミリ送信プリントモードの制
御コマンドは画像処理LSI126を介して制御LSI
121内部のCPU170に転送される。
【0060】CPU170は、各処理部をファクシミリ
送信プリントモードに設定するための制御コマンドを制
御LSI121内部の各処理部および各画像処理LSI
へ転送する。具体的には、外部画像I/F部134に
は、属性データの初期値として、チップIDリストを
{0}に、処理IDリストを{3,5}と設定する。ま
た、各LSIのデータ入力部にチップIDを次のように
設定する。制御LSI121内部のデータ入力部175
には0を、画像処理LSI126内部のデータ入力部1
35には3を、画像処理LSI125内部のデータ入力
部145には2を、画像処理LSI124内部のデータ
入力部155には1を設定する。それから、制御LSI
121内部のデータ出力部176に属性データの初期値
を、プリント出力する画像データ用、および、ファクシ
ミリ送信する画像データ用とを別々に設定する。つま
り、プリント出力する画像データ用の初期値としてチッ
プIDリストを{1}に、処理IDリストを{3,0,
2,4}にし、また、ファクシミリ送信用する画像デー
タ用の初期値としてチップIDリストを{2,0}に、
処理IDリストを{3,0,1,2,5}に設定する。
【0061】そして、リーダ部1からコア部10へ画像
データが転送開始されて、外部画像I/F部134に入
力された画像データは、外部画像I/F部134によっ
て属性データが付加され、接続切換部137へ転送され
る。このとき付加される属性データは、チップIDリス
トが{0}で、処理IDリストが{3,5}である。接
続切換部137では、この処理IDリスト{3,5}の
先頭のID番号3を読み取って、画像データをID番号
3に対応する圧縮・伸張処理部133に転送する。それ
と同時に処理IDリストの先頭のID番号3を削除した
{5}を新しい処理IDリストとする。圧縮・伸張処理
部133では、画像データを圧縮処理して再度接続切換
部137へ転送する。接続切換部137では、処理ID
リスト{5}の先頭のID番号5を読み取って、画像デ
ータをID番号5に対応するデータ出力部136に転送
する。それと同時に処理IDリスト{5}の先頭のID
番号5を削除した{}(空リスト)を新しい処理IDリ
ストとする。データ出力部136は、画像データを制御
LSI121へ転送する。制御LSI121内部のデー
タ入力部175は、画像データの属性データのチップI
Dリスト{0}の先頭のチップID番号0を読み取っ
て、データ入力部175にあらかじめ設定してあるチッ
プID番号0と比較する。比較の結果、値が同じである
ので、画像データを内部バス177およびHDDコント
ローラ174を介してHDD123へ格納する。
【0062】HDD123に画像データが格納される
と、CPU170の制御により、この画像データをファ
クシミリ部4およびプリンタ部2へ転送する動作が開始
される。
【0063】ファクシミリ部4へ転送される画像データ
は、まず、HDD123から読み出され、HDDコント
ローラ部174および内部バス177を介してデータ出
力部176に転送される。データ出力部176に転送さ
れた画像データは、データ出力部176によって属性デ
ータが付加され、画像処理LSI124へ転送される。
このとき付加される属性データは、チップIDリストが
{2,0}で、処理IDリストが{3,0,1,2,
5}である。画像処理LSI124内部のデータ入力部
155は、画像データの属性データのチップIDリスト
{2,0}の先頭のチップID番号2を読み取って、デ
ータ入力部155にあらかじめ設定してあるチップID
番号1と比較する。比較の結果、値が異なるので、画像
データをデータ出力部156へ転送する。データ出力部
156は、画像データを画像処理LSI125へ転送す
る。画像処理LSI125内部のデータ入力部145
は、画像データの属性データのチップIDリスト{2,
0}の先頭のチップID番号2を読み取って、データ入
力部145にあらかじめ設定してあるチップID番号2
と比較する。比較の結果、値が同じであるので、画像デ
ータを接続切換部147へ転送する。それと同時にチッ
プIDリスト{2,0}の先頭のチップID番号2を削
除した{0}を新しいチップIDリストとする。接続切
換部147は処理IDリスト{3,0,1,2,5}の
先頭のID番号3を読み取って、画像データをID番号
3に対応する圧縮・伸張処理部143に転送する。それ
と同時に処理IDリストの先頭のID番号3を削除した
{0,1,2,5}を新しい処理IDリストとする。圧
縮・伸張処理部143では、画像データを伸張処理して
再度接続切換部147へ転送する。接続切換部147で
は、処理IDリスト{0,1,2,5}の先頭のID番
号0を読み取って、画像データをID番号0に対応する
変倍処理部140へ転送する。それと同時に処理IDリ
スト{0,1,2,5}の先頭のID番号0を削除した
{1,2,5}を新しい処理IDリストとする。変倍処
理部140では、画像データを変倍処理して再度接続切
換部147へ転送する。接続切換部147では、処理I
Dリスト{1,2,5}の先頭のID番号1を読み取っ
て、画像データをID番号1に対応する回転・反転処理
部141へ転送する。それと同時に処理IDリスト
{1,2,5}の先頭のID番号1を削除した{2,
5}を新しい処理IDリストとする。回転・反転処理部
141では、画像データを回転処理して再度接続切換部
147へ転送する。接続切換部147では、処理IDリ
スト{2,5}の先頭のID番号2を読み取って、画像
データをID番号2に対応する色変換処理部142へ転
送する。それと同時に処理IDリスト{2,5}の先頭
のID番号2を削除した{5}を新しい処理IDリスト
とする。色変換処理部142では、画像データを色変換
して再度接続切換部147へ転送する。接続切換部14
7では、処理IDリスト{5}の先頭のID番号5を読
み取って、画像データをID番号5に対応するデータ出
力部146に転送する。それと同時に処理IDリスト
{5}の先頭のID番号5を削除した{}(空リスト)
を新しい処理IDリストとする。データ出力部146
は、画像データを制御LSI121へ転送する。制御L
SI121内部のデータ入力部175は、画像データの
属性データのチップIDリスト{0}の先頭のチップI
D番号0を読み取って、データ入力部175にあらかじ
め設定してあるチップID番号0と比較する。比較の結
果、値が同じであるので、画像データを内部バス177
およびファクシミリI/F部171を介してファクシミ
リ部4へ転送し、ファクシミリ部4は電話回線11へ画
像データを送信する。
【0064】プリンタ部2へ転送される画像データは、
まず、HDD123から読み出され、HDDコントロー
ラ部174および内部バス177を介してデータ出力部
176に転送される。データ出力部176に転送された
画像データは、データ出力部176によって属性データ
が付加され、画像処理LSI124へ転送される。この
とき付加される属性データは、チップIDリストが
{1}で、処理IDリストが{3,0,2,4}であ
る。画像処理LSI124内部のデータ入力部155
は、画像データの属性データのチップIDリスト{1}
の先頭のチップID番号1を読み取って、データ入力部
155にあらかじめ設定してあるチップID番号1と比
較する。比較の結果、値が同じであるので、画像データ
を接続切換部157へ転送する。それと同時にチップI
Dリスト{1}の先頭のチップID番号1を削除し
た{}(空リスト)を新しいチップIDリストとする。
接続切換部157は処理IDリスト{3,0,2,4}
の先頭のID番号3を読み取って、画像データをID番
号3に対応する圧縮・伸張処理部153に転送する。そ
れと同時に処理IDリストの先頭のID番号3を削除し
た{0,2,4}を新しい処理IDリストとする。圧縮
・伸張処理部153では、画像データを伸張処理して再
度接続切換部157へ転送する。接続切換部157で
は、処理IDリスト{0,2,4}の先頭のID番号0
を読み取って、画像データをID番号0に対応する変倍
処理部150へ転送する。それと同時に処理IDリスト
{0,2,4}の先頭のID番号0を削除した{2,
4}を新しい処理IDリストとする。変倍処理部150
では、画像データを変倍処理して再度接続切換部157
へ転送する。接続切換部157では、処理IDリスト
{2,4}の先頭のID番号2を読み取って、画像デー
タをID番号2に対応する色変換処理部152へ転送す
る。それと同時に処理IDリスト{2,4}の先頭のI
D番号2を削除した{4}を新しい処理IDリストとす
る。色変換処理部152では、画像データを色変換して
再度接続切換部157へ転送する。接続切換部157で
は、処理IDリスト{4}の先頭のID番号4を読み取
って、画像データをID番号4に対応する外部画像I/
F部154に転送する。それと同時に処理IDリスト
{4}の先頭のID番号4を削除した{}(空リスト)
を新しい処理IDリストとする。外部画像I/F部15
4は、画像データをプリンタ部2へ転送し、プリンタ部
は画像データをプリント出力する。
【0065】ここまで述べたように、リーダ部2で一度
読み取った画像データを、ファクシミリ送信に適した解
像度に変倍処理し、出力の方向を回転して合わせ、色空
間を補正して送信することと、プリント出力に適した解
像度に変倍処理し、色空間を補正してプリント出力する
ことが実現できる。
【0066】[実施の形態2]以下、本発明の一実施の
形態を図面に基づき説明する。
【0067】図11は、本実施の形態に係る画像処理装
置のシステム構成を示すブロック図である。同図におい
て、2はプリンタ部で、画像入出力制御部3からの画像
データに応じた画像を記録紙上に記録する。3は画像入
出力制御部で、プリンタ部2に接続されており、コンピ
ュータ・インターフェース部6及びコア部10等からな
る。
【0068】コンピュータ・インターフェース部6はパ
ーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC
/WS)13とコア部10との間のインターフェースで
ある。
【0069】コア部10はプリンタ部2、コンピュータ
・インターフェース部6の間のデータの流れを制御する
ものである。
【0070】図12は、プリンタ部2の構成を示す縦断
面図である。同図において、プリンタ部2のレーザード
ライバー201はレーザー発光部201aを駆動するも
のであり、コア部10から出力された画像データに応じ
たレーザー光をレーザー発光部201aに発光させる。
このレーザー光は感光ドラム202に照射され、該感光
ドラム202にはレーザー光に応じた潜像が形成され
る。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器20
3によって現像剤が付着される。そして、レーザー光の
照射開始と同期したタイミングで、上段給紙カセット2
04及び下段給紙カセット205のいずれかから記録紙
を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に
付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤が転写さ
れた記録紙は定着部207へ搬送され、該定着部207
の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部
207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排
出され、ソータ211は排出された記録紙をそれぞれの
ビン212に収納して記録紙の仕分けを行う。
【0071】尚、ソータ211は仕分けが設定されてい
ない場合は最上部のビン212に記録紙を収納する。ま
た、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ20
8のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208
の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙
搬走路210へ導く。また、多重記録が設定されている
場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないよう
にフラッパ209によって再給紙搬走路210へ導く。
再給紙搬走路210へ導かれた記録紙は、上述したタイ
ミングで転写部206へ搬送される。
【0072】図13は、コア部10の内部構成を示すブ
ロック図である。同図において、121は制御LSI、
122はメモリ、123はハードディスクドライブ(H
DD)、124および125は画像処理LSIである。
制御LSI121は、CPU、メモリコントローラ、H
DDコントローラ、外部I/F等を内部に持つ高集積度
LSIであり、メモリ122に格納されたプログラムに
よって画像処理LSIの動作および画像データの流れを
制御する。メモリ122は、制御LSI121のプログ
ラムを格納するとともに、制御LSI121の作業領域
として使用される。HDD123は、制御LSI121
のプログラムを格納するとともに、画像データの一時記
憶として使用される。画像処理LSI124、125
は、複数の画像処理手段および画像入出力装置I/Fを
内部に持つ高集積度LSIであり、制御LSI121の
制御によって画像処理動作および画像入出力動作をする
ものである。
【0073】図13において、PC/WS13からコン
ピュータ・インターフェース部6に対して入力された画
像を表わすコードデータは、コンピュータ・インターフ
ェース部6において画像データに展開される。該展開さ
れた画像データは画像処理LSI125を介して制御L
SI121へ転送され、HDD123に格納される。
【0074】コンピュータ・インターフェース部6から
画像データとともに転送された制御コマンドに応じて、
HDD123に一時格納された画像データは制御LSI
121および画像処理LSI124を介してプリンタ部
2へ転送される。
【0075】制御LSI121は、メモリ122に記憶
されている制御プログラム及びリーダ部1から転送され
た制御コマンドおよび画像データとともに転送された制
御コマンドに従って上述したような制御を行う。このよ
うに、コア部10を中心に画像のプリント、PC/WS
13からのデータの入力等の処理を行うことが可能であ
る。
【0076】図14は、画像処理LSI125の内部構
成を示すブロック図である。同図において、140は変
倍処理部、141は回転・反転処理部、142は色変換
処理部、143は圧縮・伸張処理部、144は外部画像
I/F部、145はデータ入力部、146はデータ出力
部、147は接続切換部である。
【0077】図15は、画像処理LSI124の内部構
成を示すブロック図である。同図において、150は変
倍処理部、151は回転・反転処理部、152は色変換
処理部、153は圧縮・伸張処理部、154は外部画像
I/F部、155はデータ入力部、156はデータ出力
部、157は接続切換部である。この画像処理LSI1
24には、前述の画像処理LSI125と同じ高集積度
LSIを用いている。
【0078】画像処理LSI125内部の接続切替部1
47および画像処理LSI124内部の接続切替部15
7の内部構成を示すブロック図は、実施の形態1におけ
る画像処理LSI126内部の接続切換部137の内部
構成を示すブロック図と同様のものであるため省略す
る。
【0079】図9は、画像データを、コア部10内部
(すなわち制御LSI121、画像処理LSI124お
よび同125の間、および、各画像処理LSI内部の各
処理部の間)において転送するときの、タイミングチャ
ートである。データ転送時には、データ送信側のLSI
または処理部はまず転送開始信号を1クロック幅の間ア
クティブにし、それに続けて属性データを4クロック幅
の間送信する。そして属性データに続けて画像データを
送信する。データ受信側のLSIまたは処理部は、この
規則に合わせてクロック信号に同期してデータを受信す
る。なお、この属性データには、画像データ転送時の画
像データ長が含まれ、画像データ転送制御に使用され
る。また、転送先のLSIの順序を示す「チップIDリ
スト」、画像処理の順序を示す「処理IDリスト」、ま
た、画像データがカラーか白黒か、圧縮されているか、
といった画像処理部で使用される画像の属性情報が含ま
れる。
【0080】属性データは、コア部10内部での各LS
I間および各画像処理LSI内部の各処理部間での画像
データ転送時に常に画像データに付加されて転送される
ものである。各LSIおよび各画像処理LSI内部の各
処理部では受信した属性データを保持し、画像データを
送信する際に保持しておいた属性データを画像データに
付加して送信するという構成となっている。ただし、後
述するように、属性データを送信するときに一部の属性
を書き換える場合もある。また、コンピュータ・インタ
ーフェース部6から画像が入力された時点には画像デー
タに属性データは付加されていないため、画像データに
属性データを付加する作業が行われる。具体的には、画
像データを受信した各LSIまたは各処理部は制御LS
I121によってあらかじめ設定されていた属性データ
をその画像データの属性データとして付加し、送信する
という構成となっている。さらに、プリンタ部2へ画像
データを転送するときには、属性データは切り捨てられ
て、画像データのみが送信される。
【0081】図16は、制御LSI121の内部構成を
示すブロック図である。同図において、170はCP
U、171はファクシミリI/F部、172はネットワ
ークI/F部、173はメモリコントローラ部、174
はHDDコントローラ部、175はデータ入力部、17
6はデータ出力部、177は内部バスである。
【0082】画像処理LSI125の動作を以下に説明
する。
【0083】図14において、コンピュータ・インター
フェース部6からの画像データは、外部画像I/F部1
44に入力される。外部画像I/F部144は画像デー
タに属性データを付加して接続切換部147へ転送す
る。なお、この付加する属性データ値は、前述の通り、
あらかじめ制御LSI121によって外部画像I/F部
144に設定しておいた値である。
【0084】画像データが接続切換部147へ転送され
ると、接続切換部147は属性データの処理IDリスト
の先頭のID番号を読み取った後、それを処理IDリス
トから削除して2番目のID番号が先頭になるように属
性データを変更する。そして、元の先頭のID番号が0
の場合には変倍処理部140へ、1の場合には回転・反
転処理部141へ、2の場合には色変換処理部142
へ、3の場合には圧縮・伸張処理部143へ、4の場合
には外部画像I/F部144へ、あるいは5の場合には
データ出力部146へ、画像データを属性データと共に
転送する。このときの接続切換部147の動作は、ID
番号によって内部セレクタの出力を切り換えるという動
作となる。そして、接続切換部147から各画像処理
部、つまり、変倍処理部140、回転・反転処理部14
1、色変換処理部142または圧縮・伸張処理部14
3、に転送された画像データは、各画像処理部において
画像処理が施された後に再度接続切換部147に転送さ
れる。以上の動作を画像データがデータ出力部146に
転送されるまで繰り返し処理する。この繰り返しによ
り、画像データはあらかじめ設定された任意の数の画像
処理が連続的に施されることになる。なお、本実施の形
態における画像処理LSI125では、外部画像I/F
部144は画像データ出力部としては機能させない構成
としているため、外部画像I/F部144に画像データ
が出力されないようにあらかじめ属性データの処理ID
リストを設定しておく。具体的には、ID番号4は設定
しないように制御LSI121で制御する。
【0085】そして最後に、データ出力部146に転送
された画像データは、制御LSI121へ転送される。
【0086】また、図14において、画像処理LSI1
24から入力された画像データは、データ入力部145
に入力される。データ入力部145は、まず画像データ
の持つ属性データのチップIDリストの先頭のID番号
を読み取る。そして、先頭のID番号と、制御LSI1
21によってあらかじめデータ入力部145に設定して
あるID番号とを比較し、異なる値であれば画像データ
をデータ出力部146へ転送し、データ出力部146は
画像データを制御LSI121へ転送する。また、比較
した結果、同じ値であれば、データ入力部145は、チ
ップIDリストの先頭のID番号をチップIDリストか
ら削除して2番目のID番号が先頭になるように属性デ
ータを変更する。そして、画像データを接続切換部14
7へ転送し、前述の外部画像I/F144から接続切換
部147へ転送された場合と同様に、画像データは処理
IDリストにあらかじめ設定された順番に画像処理部で
画像処理が施されてからデータ出力部146へ転送され
る。データ出力部146へ転送された画像データは、制
御LSI121へ転送される。
【0087】画像処理LSI124の動作を以下に説明
する。なお、画像処理LSI124は、画像処理LSI
125と同じLSIを使用しているため、内部動作は同
じである。ただし、画像データの入力元および出力先が
異なるため、データの入出力が異なる。
【0088】図15において、制御LSI121から入
力された画像データは、データ入力部155に入力され
る。データ入力部155は、まず画像データの持つ属性
データのチップIDリストの先頭のID番号を読み取
る。そして、先頭のID番号と、制御LSI121によ
ってあらかじめデータ入力部155に設定してあるID
番号とを比較し、異なる値であれば画像データをデータ
出力部156へ転送し、データ出力部156は画像デー
タを制御LSI121へ転送する。また、比較した結
果、同じ値であれば、データ入力部155は、チップI
Dリストの先頭のID番号をチップIDリストから削除
して2番目のID番号が先頭になるように属性データを
変更する。そして、画像データが接続切換部157へ転
送されると、接続切換部157は属性データの処理ID
リストの先頭のID番号を読み取った後、それを処理I
Dリストから削除して2番目のID番号が先頭になるよ
うに属性データを変更する。そして、元の先頭のID番
号が0の場合には変倍処理部150へ、1の場合には回
転・反転処理部151へ、2の場合には色変換処理部1
52へ、3の場合には圧縮・伸張処理部153へ、4の
場合には外部画像I/F部154へ、あるいは5の場合
にはデータ出力部156へ、画像データを属性データと
共に転送する。このときの接続切換部157の動作は、
ID番号によって内部セレクタの出力を切り換えるとい
う動作となる。そして、接続切換部157から各画像処
理部、つまり、変倍処理部150、回転・反転処理部1
51、色変換処理部152または圧縮・伸張処理部15
3、に転送された画像データは、各画像処理部において
画像処理が施された後に再度接続切換部157に転送さ
れる。以上の動作を画像データがデータ出力部156ま
たは外部画像I/F部154へ転送されるまで繰り返し
処理する。この繰り返しにより、画像データはあらかじ
め設定された任意の数の画像処理が連続的に施されるこ
とになる。そして、画像データがデータ出力部156へ
転送された場合、画像データは画像処理LSI125へ
転送される。また、画像データが外部画像I/F部15
4へ転送された場合、画像データはプリンタ部2へ転送
され、プリンタ部2で印刷出力される。
【0089】制御LSI121の動作を以下に説明す
る。
【0090】図16において、画像処理LSI125か
ら入力された画像データは、データ入力部175に入力
される。データ入力部175は、まず画像データの持つ
属性データのチップIDリストの先頭のID番号を読み
取る。そして、先頭のID番号と、CPU170によっ
てあらかじめデータ入力部175に設定してあるID番
号とを比較し、異なる値であれば画像データをデータ出
力部176へ転送し、データ出力部176は画像データ
を画像処理LSI124へ転送する。また、比較した結
果、同じ値であれば、データ入力部175は、チップI
Dリストの先頭のID番号をチップIDリストから削除
して2番目のID番号が先頭になるように属性データを
変更する。そして、画像データを内部バス177および
HDDコントローラ部174を介してHDD123へ転
送する。
【0091】さらに、図16において、CPU170の
制御によりHDD123から読み出された画像データ
は、HDDコントローラ部174および内部バス177
を介してデータ出力部176へ転送される。データ出力
部176は画像データに属性データを付加して画像処理
LSI124へ転送する。なお、この付加する属性デー
タ値は、あらかじめCPU170によってデータ出力部
176に設定しておいた値である。
【0092】以上のような構成で、コア部10の画像デ
ータの流れを例を挙げて説明する。
【0093】PC/WS13から入力された画像を表す
コードデータをコンピュータ・インターフェース部6で
画像に変換し、コア部を介してプリンタ部2へ転送し、
プリント出力する動作を例にする。
【0094】まず、CPU170は、各処理部をプリン
トモードに設定するための制御コマンドを制御LSI1
21内部の各処理部および各画像処理LSIへ転送す
る。具体的には、外部画像I/F部144には、属性デ
ータの初期値として、チップIDリストを{0}に、処
理IDリストを{3,5}と設定する。また、各LSI
のデータ入力部にチップIDを次のように設定する。制
御LSI121内部のデータ入力部175には0を、画
像処理LSI125内部のデータ入力部145には2
を、画像処理LSI124内部のデータ入力部155に
は1を設定する。それから、制御LSI121内部のデ
ータ出力部176に属性データの初期値を、プリント出
力する画像データ用に設定する。つまり、プリント出力
する画像データ用の初期値としてチップIDリストを
{1}に、処理IDリストを{3,0,2,4}に設定
する。
【0095】そして、コンピュータ・インターフェース
部6は、PC/WS13から画像を表すコードデータを
受信すると、それを画像データに変換する。そして、変
換した画像データをコア部10内部の画像処理LSI1
25に対して転送する。外部画像I/F部144に入力
された画像データは、外部画像I/F部144によって
属性データが付加され、接続切換部147へ転送され
る。このとき付加される属性データは、チップIDリス
トが{0}で、処理IDリストが{3,5}である。接
続切換部147では、この処理IDリスト{3,5}の
先頭のID番号3を読み取って、画像データをID番号
3に対応する圧縮・伸張処理部143に転送する。それ
と同時に処理IDリストの先頭のID番号3を削除した
{5}を新しい処理IDリストとする。圧縮・伸張処理
部143では、画像データを圧縮処理して再度接続切換
部147へ転送する。接続切換部147では、処理ID
リスト{5}の先頭のID番号5を読み取って、画像デ
ータをID番号5に対応するデータ出力部146に転送
する。それと同時に処理IDリスト{5}の先頭のID
番号5を削除した{}(空リスト)を新しい処理IDリ
ストとする。データ出力部146は、画像データを制御
LSI121へ転送する。制御LSI121内部のデー
タ入力部175は、画像データの属性データのチップI
Dリスト{0}の先頭のチップID番号0を読み取っ
て、データ入力部175にあらかじめ設定してあるチッ
プID番号0と比較する。比較の結果、値が同じである
ので、画像データを内部バス177およびHDDコント
ローラ174を介してHDD123へ格納する。
【0096】ここで注意すべきところは、本実施の形態
2の構成では、画像処理LSI125と制御LSI12
1とが直接接続されているにもかかわらず、前述の実施
の形態1の構成、つまり、画像処理LSI125と制御
LSI121との間に画像処理LSI126が挟まって
いる構成、における画像データの転送の場合とまったく
変わらない制御により画像データの転送が実現可能とな
っていることである。これは、本発明の各画像処理装
置、つまり、本実施の形態においては各LSI、のデー
タ入力部が、入力されたデータがその装置に対して出力
されたものかそうでないのかを判断する仕組みを備える
ことによって各装置間の接続構成を柔軟に変更可能とな
っていることによるものである。
【0097】次に、HDD123に画像データが格納さ
れると、CPU170の制御により、この画像データを
プリンタ部2へ転送する動作が開始される。
【0098】プリンタ部2へ転送される画像データは、
まず、HDD123から読み出され、HDDコントロー
ラ部174および内部バス177を介してデータ出力部
176に転送される。データ出力部176に転送された
画像データは、データ出力部176によって属性データ
が付加され、画像処理LSI124へ転送される。この
とき付加される属性データは、チップIDリストが
{1}で、処理IDリストが{3,0,2,4}であ
る。画像処理LSI124内部のデータ入力部155
は、画像データの属性データのチップIDリスト{1}
の先頭のチップID番号1を読み取って、データ入力部
155にあらかじめ設定してあるチップID番号1と比
較する。比較の結果、値が同じであるので、画像データ
を接続切換部157へ転送する。それと同時にチップI
Dリスト{1}の先頭のチップID番号1を削除し
た{}(空リスト)を新しいチップIDリストとする。
接続切換部157は処理IDリスト{3,0,2,4}
の先頭のID番号3を読み取って、画像データをID番
号3に対応する圧縮・伸張処理部153に転送する。そ
れと同時に処理IDリストの先頭のID番号3を削除し
た{0,2,4}を新しい処理IDリストとする。圧縮
・伸張処理部153では、画像データを伸張処理して再
度接続切換部157へ転送する。接続切換部157で
は、処理IDリスト{0,2,4}の先頭のID番号0
を読み取って、画像データをID番号0に対応する変倍
処理部150へ転送する。それと同時に処理IDリスト
{0,2,4}の先頭のID番号0を削除した{2,
4}を新しい処理IDリストとする。変倍処理部150
では、画像データを変倍処理して再度接続切換部157
へ転送する。接続切換部157では、処理IDリスト
{2,4}の先頭のID番号2を読み取って、画像デー
タをID番号2に対応する色変換処理部152へ転送す
る。それと同時に処理IDリスト{2,4}の先頭のI
D番号2を削除した{4}を新しい処理IDリストとす
る。色変換処理部152では、画像データを色変換して
再度接続切換部157へ転送する。接続切換部157で
は、処理IDリスト{4}の先頭のID番号4を読み取
って、画像データをID番号4に対応する外部画像I/
F部154に転送する。それと同時に処理IDリスト
{4}の先頭のID番号4を削除した{}(空リスト)
を新しい処理IDリストとする。外部画像I/F部15
4は、画像データをプリンタ部2へ転送し、プリンタ部
は画像データをプリント出力する。
【0099】ここまで述べたように、PC/WS13か
ら入力された画像を表すコードデータをコンピュータ・
インターフェース部6で画像に変換し、プリント出力に
適した解像度に変倍処理し、色空間を補正してプリント
出力することが実現できる。また、制御LSI121お
よび各画像処理LSIは、実施の形態1で用いたものと
同じものを使用している。これは、各LSIのデータ入
力部が、入力されたデータがそのLSIに対して出力さ
れたものかそうでないのかを判断する仕組みを備えるこ
とによって各LSIの接続構成を柔軟に変更可能となる
ことを示している。つまり、新しい構成の画像処理装置
に対しては、従来、新しいLSIを個別に開発する必要
があったが、本発明によれば、既存の各LSIの組み合
わせを変更することだけで新しい構成の画像処理装置が
実現可能となるのである。また、これは、大小様々な構
成の画像処理装置に対応可能な汎用的かつ多機能なLS
Iを1つ作って、大小様々な構成の各画像処理装置に1
つそのLSIを搭載する従来の方法と異なり、本発明に
よれば、画像処理装置を構成するLSIの数を必要最小
限の数に減らすことが可能なためコスト的に優れたもの
となる。
【0100】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器か
らなる装置に適用しても良い。
【0101】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或い
は装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータが該供給されたプログラムコード
を読み出して実行することによっても達成される場合を
含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形
態は、プログラムである必要はない。
【0102】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、該コンピュータにインストールされ
るプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0103】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プ
ログラムの形態を問わない。
【0104】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD
−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発
性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,
DVD−R)などがある。
【0105】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのブラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、該ホームページから本
発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮
され自動インストール機能を含むファイルをハードディ
スク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供
給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログ
ラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファ
イルを異なるホームページからダウンロードすることに
よっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を
コンピュータで実現するためのプログラムファイルを複
数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバ
も、本発明のクレームに含まれるものである。
【0106】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて実現することも可能である。
【0107】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した実施形態の機能
が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一
部または全部を行ない、その処理によっても前述した実
施形態の機能が実現され得る。
【0108】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理
によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、本発明
の画像処理装置は、画像データに属性データを付加して
扱う画像処理装置であり、入力端子および出力端子を持
つ複数の画像処理手段を有し、該入力端子は画像データ
および属性データを入力する端子であり、また、該出力
端子は画像データおよび属性データを出力する端子であ
り、前記各画像処理手段は、入力端子から入力された属
性データにより、入力された画像データを内部で処理す
るか、出力端子から出力するか、とを切り換えることを
特徴とする。
【0110】また、属性データとは各画像処理手段を表
すID番号の1つまたは複数の並びにより構成され、各
画像処理手段は属性データのID番号がその画像処理手
段を表すID番号であるとき入力された画像データを処
理し、前記属性データのID番号がその画像処理手段を
表すID番号でないとき入力された画像データを処理し
ないことを特徴とする。
【0111】また、前記各画像処理手段の入力端子は、
必ず別の画像処理手段の出力端子に接続されており、あ
る1つの画像処理手段が出力した属性データおよび画像
データがすべての画像処理手段に到達可能なことを特徴
とする。
【0112】また、前記各画像処理手段は、前記属性デ
ータを書き換えて、動的に画像データの流れを制御可能
なことを特徴とする。
【0113】また、前記各画像処理手段は、LSIであ
る。
【0114】この構成により、高集積度LSIを利用し
て少数のLSIで数多くの画像処理の組み合わせによる
複雑な画像処理を実現する構成を取りながら、柔軟な構
成の変更を可能にし、少ない構成変更の場合にLSI全
体を作り直すことなく対応可能な、拡張性や流用性にも
優れた画像処理装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
けるリーダ部及びプリンタ部の構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
けるリーダ部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
けるコア部の内部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
ける画像処理LSIの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
ける画像処理LSIの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
ける画像処理LSIの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
ける接続切換部の内部構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置にお
ける画像データ転送時のタイミングチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おける制御LSIの内部構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の
システム構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おけるプリンタ部の構成を示す縦断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おけるコア部の内部構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おける画像処理LSIの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図15】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おける画像処理LSIの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図16】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に
おける制御LSIの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ネットワーク・インターフェース部 6 コンピュータ・インターフェース部 10 コア部 11 電話回線 12 ローカルエリアネットワークまたはワイドエリア
ネットワーク(LAN/WAN) 13 パーソナルコンピュータまたはワークステーショ
ン(PC/WS) 101 原稿給送装置 102 プラテンガラス 103 ランプ 104 スキャナユニット 105 ミラー 106 ミラー 107 ミラー 108 レンズ 109 CCDイメージセンサ 110 A/D変換/シェーディング補正(A/D・S
H)部 111 画像処理部 112 インターフェース(I/F) 113 CPU(中央処理装置) 114 操作部 115 メモリ 201 レーザー発光部 202 感光ドラム 203 現像器 204 上段給紙カセット 205 下段給紙カセット 206 転写部 207 定着部 208 排出ローラ 209 フラッパ 210 再給紙搬走路 211 ソータ 212 ビン 121 制御LSI 122 メモリ 123 ハードディスクドライブ(HDD) 124 画像処理LSI 125 画像処理LSI 126 画像処理LSI 130 変倍処理部 131 回転・反転処理部 132 色変換処理部 133 圧縮・伸張処理部 134 外部画像I/F部 135 データ入力部 136 データ出力部 137 接続切換部 140 変倍処理部 141 回転・反転処理部 142 色変換処理部 143 圧縮・伸張処理部 144 外部画像I/F部 145 データ入力部 146 データ出力部 147 接続切換部 150 変倍処理部 151 回転・反転処理部 152 色変換処理部 153 圧縮・伸張処理部 154 外部画像I/F部 155 データ入力部 156 データ出力部 157 接続切換部 160 セレクタ 161 セレクタ 162 セレクタ 163 セレクタ 164 セレクタ 165 セレクタ 170 CPU 171 ファクシミリI/F部(FAX I/F部) 172 ネットワークI/F部 173 メモリコントローラ部 174 ハードディスク(HDD)コントローラ部 175 データ入力部 176 データ出力部 177 内部バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD01 CE16 CG01 CH01 CH18 5C062 AA14 AB41 AB42 AC02 AC03 AC24 AC25 AC28 AC61 AE03 AE15 AF11 AF14 5C076 AA14 BA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに属性データを付加して扱う
    画像処理装置であり、入力端子および出力端子を持つ複
    数の画像処理手段を有し、該入力端子は画像データおよ
    び属性データを入力する端子であり、また、該出力端子
    は画像データおよび属性データを出力する端子であり、
    前記各画像処理手段は、入力端子から入力された属性デ
    ータにより、入力された画像データを内部で処理する
    か、出力端子から出力するか、とを切り換えることを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記属性データとは各画像処理手段を表
    すID番号の1つまたは複数の並びにより構成され、各
    画像処理手段は属性データのID番号がその画像処理手
    段を表すID番号であるとき入力された画像データを処
    理し、前記属性データのID番号がその画像処理手段を
    表すID番号でないとき入力された画像データを処理し
    ないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記各画像処理手段の入力端子は、必ず
    別の画像処理手段の出力端子に接続されており、ある1
    つの画像処理手段が出力した属性データおよび画像デー
    タがすべての画像処理手段に到達可能なことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各画像処理手段は、前記属性データ
    を書き換えて、動的に画像データの流れを制御可能なこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段とは、LSIであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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