JP2003337124A - 液体クロマトグラフ装置及び液体クロマトグラフ用カラム液体クロマト測定方法 - Google Patents

液体クロマトグラフ装置及び液体クロマトグラフ用カラム液体クロマト測定方法

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JP2003337124A
JP2003337124A JP2002144650A JP2002144650A JP2003337124A JP 2003337124 A JP2003337124 A JP 2003337124A JP 2002144650 A JP2002144650 A JP 2002144650A JP 2002144650 A JP2002144650 A JP 2002144650A JP 2003337124 A JP2003337124 A JP 2003337124A
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JP2002144650A
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Kazuyuki Oishi
和之 大石
Yuji Setoguchi
雄二 瀬戸口
Kazuhiko Shimada
一彦 嶋田
Toshiki Kawabe
俊樹 川辺
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなカラムを使用開始時の補正を確実に行
うことができ、カラムのばらつきや測定装置のばらつき
による測定ばらつきを低減することができ、測定を高精
度に行うことを可能とする液体クロマトグラフ装置を提
供する。 【解決手段】 クロマトグラフ測定装置1のカラム7の
保持力Tを入力する入力装置3を有し、記憶装置4に保
持力T1,T2,…Tnに対応した溶離条件E1,E
2,…Enが予め記憶されており、入力装置3から与え
られたカラム7の保持力Tに応じた溶離条件Eが制御装
置2において記憶装置4に記憶されているデータに基づ
いて選択され、制御装置2により、選択された溶離条件
Eに基づいてクロマトグラフ測定装置1による測定が行
われる、液体クロマトグラフ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラ
フ装置及び該装置を用いた測定方法に関し、より詳細に
は、カラムに応じた最適な溶離条件を用いて測定を行う
ことを可能とする構成を備えた液体クロマトグラフ装置
及び測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフによる測定法は、機
器分析手法として広く用いられている。最近では、臨床
検査のような迅速な測定が要求される分野においても、
自動化された液体クロマトグラフ装置が用いられてい
る。
【0003】液体クロマトグラフィーでは、測定対象成
分の測定値は、ピーク面積値などで表現される。この測
定値は、様々なパラメータにより影響を受ける。測定を
高精度に行うには、これらのパラメータ、例えば測定対
象ピークの保持時間、キャパシティー比、分離度、圧力
などが安定な状態で測定を行う必要がある。
【0004】しかしながら、これらのパラメータは様々
な変動要因により容易に変化する。例えば、多数の成分
を含有する試料を測定する場合や、短時間の測定が要求
される場合には、測定対象ピークに隣接するピークが存
在することが多い。測定対象ピークと隣接ピークとのわ
ずかな分離状態の変化がクロマトグラムに影響を及ぼ
し、測定値がばらつくことがあった。
【0005】上記パラメータに影響を及ぼす変動要因と
しては、カラム間の差、溶離条件の変動、機器間の差な
どが挙げられる。また、カラムを長期間使用している場
合、長期使用によるカラムの劣化によってもパラメータ
が変化する。
【0006】上記のようなパラメータの変動に対して何
らかの補正を行うことにより、測定値の精度を高めるこ
とができる。例えば、特開平5−5730号公報には、
劣化したカラムのパラメータをフィードバックし、所定
の保持時間となるように溶離条件を変更する方法が開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術に記載の方法では、ある段階で溶離条件の変更が
突然行われる。従って、測定値の連続性がなくなり、特
に、条件の変更前後における測定値の信頼性が低下する
という問題があった。
【0008】また、少なくとも1度は測定を行ない、そ
の測定結果の検証を行った後、溶離条件の変更の有無が
判断されるため、カラム使用開示時において発生してい
るパラメータの変動に対しては効果がない。また、パラ
メータ変更後には、変更前に測定した試料に対して再測
定を行う必要があった。
【0009】すなわち、上記先行技術に記載の方法は、
カラム劣化時に対応した補正方法であるが、新たなカラ
ムを使用開始する際の補正方法は示されていない。測定
者にとって、カラム使用開始時において、カラムに応じ
た補正が行われれば、測定試料を無駄にせず、測定時間
及びコストを節減することができる。しかしながら、現
在まで、カラム使用開始時の補正技術は提案されていな
い。
【0010】また、カラム使用開始時の補正は、カラム
製造者にとっても有益である。すなわち、カラムの使用
開始時の補正が行われる場合には、供給するカラムにお
ける性能のばらつきに対する要求が緩和され、歩留りを
高めることができ、カラムのコストを低減することがで
きる。
【0011】本発明の目的は、従来技術の現状に鑑み、
カラム使用開始時の補正機構を備えた液体クロマトグラ
フ装置、並びにカラム使用開始時の補正方法を有する液
体クロマトグラフ測定方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、カラム使用開始時の
補正機構を有する本発明の液体クロマトグラフ装置に用
いられるのに適したカラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体クロマ
トグラフ装置は、試料を溶離液に注入して分離カラムに
流し、試料中の成分の測定が行われる液体クロマトグラ
フ装置であって、溶離液送液手段、試料注入部、分離カ
ラム及び検出部を有するクロマトグラフ測定手段と、分
離カラムの保持力Tを入力する入力手段と、前記分離カ
ラムの保持力Tに対応した溶離条件Eが予め記憶された
記憶手段と、前記入力手段からカラム保持力Tが与えら
れた際に、該保持力Tに応じた溶離条件Eを前記記憶手
段に記憶されているデータから選択し、選択された溶離
条件Eによりクロマトグラフ測定手段により測定を行わ
せる制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明に係る液体クロマトグラフ装置のあ
る特定の局面では、前記カラムに該カラムの保持力Tを
示す表示が設けられており、前記入力手段が、前記カラ
ムの表示を検出する検出手段を有する表示が形成されて
いる。従って、新たに使用されるカラムが液体クロマト
グラフ装置にセットされた際に、該カラムに設けられた
表示が検出手段により検出され、該カラムの保持力が自
動的に入力される。
【0015】本発明に係るカラムは、本発明に従って構
成された上記液体クロマトグラフ装置に用いられるカラ
ムであり、該カラムの保持力Tを示す表示を有すること
を特徴とする。従って、液体クロマトグラフ装置が該表
示を読み取る検出手段を有する場合、カラムの使用開始
時に該カラムの保持力を自動的に本発明の液体クロマト
グラフ装置に入力することができる。
【0016】本発明に係る液体クロマトグラフ測定方法
は、本発明に従って構成された液体クロマトグラフ装置
を用いた測定方法であって、入力手段により使用するカ
ラムの保持力Tを入力する工程と、入力されたカラム保
持力Tに応じた溶離条件Eが選択される工程と、選択さ
れた溶離条件Eに基づいてクロマトグラフ測定が行われ
る工程とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る液体クロマトグラフ装置、液体クロマトグラフ測
定方法及びカラムの詳細を説明する。
【0018】図1は、本発明に係る液体クロマトグラフ
装置の一実施形態の概略ブロック図である。液体クロマ
トグラフ装置は、クロマトグラフ測定手段としての測定
装置1と、制御装置2と、入力装置3と、記憶装置4と
を備える。
【0019】測定装置1は、従来より公知の液体クロマ
トグラフ装置と同様に、試料の分離を行うためのカラム
7を有する。カラム7には、測定に際して溶離液が流さ
れる。測定装置1では、複数の溶離液Y1〜Ynが用意
されており、溶離液Y1〜Ynがバルブ5に接続されて
いる。バルブ5を切り替えることにより、いずれかの溶
離液あるいはいずれかの2種以上の溶離液が溶離液送液
手段としてのポンプPを介してカラム7に供給される。
カラム7に溶離液を流している状態において、試料注入
部6から試料が注入され、カラム7により分離が行われ
る。カラム7の後段において検出部8が設けられてい
る。
【0020】上記バルブ5、ポンプP、試料注入部6及
び検出部8は、従来より公知の液体クロマトグラフ装置
で用いられている適宜のバルブやポンプ、試料注入部及
び検出部により構成される。
【0021】他方、本実施形態では、上記カラム7の保
持力をTとしたときに、該保持力Tを入力する入力手段
としての入力装置3が備えられている。入力装置3とし
ては、使用されるカラム7の保持力Tを入力する機構で
あれば特に限定されない。例えば、キーボードなどによ
り入力装置が構成されてもよい。好ましくは、カラム7
に該カラム7の保持力Tが表示されており、該表示を読
み取る検出手段により入力装置3が構成されていてもよ
い。この場合には、新たなカラム7をセットした段階
で、入力装置3を構成する検出手段によりカラム7の保
持力Tが検出され、カラム7の保持力Tの入力の自動化
を図ることができる。
【0022】上記カラム7に設けられる表示についても
特に限定されないが、好ましくは、入力装置3による検
出及び後述する制御装置2による制御を容易とするに
は、デジタル化されたコードで表示が形成されているこ
とが望ましい。
【0023】入力装置3は、制御装置2に電気的に接続
されており、入力装置3からカラム7の保持力Tが制御
装置2に与えられる。制御装置2は、測定装置1及び記
憶手段としての記憶装置4にも電気的に接続されてい
る。記憶装置4には、予め、カラムの保持力Tに応じた
溶離条件Eが記憶されている。すなわち、記憶装置4に
は、様々な保持力T、例えばT1,T2,…Tnの値に
応じた様々な溶離条件E、例えばE1,E2,…Enが
記憶されている。言い換えれば、ある保持力Tに対応し
たある溶離条件Eで測定を行った場合に、常に一定の測
定条件が得られるように、保持力Tと対応の溶離条件E
の組み合わせが記憶されている。
【0024】制御装置2は、記憶装置4に記憶されてい
る上記データに応じて、入力された保持力Tに応じた溶
離条件Eを記憶装置4から選択する。そして、制御装置
2は、選択された溶離条件Eに基づいて測定装置1によ
る測定を行わせる。
【0025】ここで、カラムの保持力T及び溶離条件E
の詳細を説明する。本発明におけるカラムの保持力Tと
は、ある一定の測定条件下における、測定対象成分の保
持時間、または特定の保持時間に対応した記号もしくは
番号などの表記により表わすことができる。保持力T
は、測定対象成分を含有する標準試料について、ある特
定の溶離条件下(標準溶離条件E0)にて測定を行な
い、保持時間を求めることにより得られるものである。
以下、保持力を調べる工程を検査工程と言うものとす
る。
【0026】上記検査工程は、カラムが、測定対象成分
の測定を目的として行われる通常の測定業務に提供され
る前に予め行われているものである。すなわち、測定者
が測定対象成分の測定を開始する時点において、カラム
保持力Tの情報は、カラムと共に測定者に与えられる。
【0027】上記標準溶離条件E0は、必ずしも通常の
測定業務に用いられる測定条件と同一である必要はない
が、同一であることが望ましい。検査工程は、実際に
は、例えばカラム提供業者において行われ、それによっ
てカラム本体とカラムの保持力が測定者に与えられるこ
とになる。
【0028】検査工程で得られた保持力Tの値は、同一
条件下で製造された複数のカラムにおいてもばらつくの
が普通である。すなわち、製造された多数のカラムで
は、カラム間において保持力の差が存在することが多
い。これは、充填剤のロット間の差、充填作業の差、空
カラムの差などの様々な要因が複合して起きると思われ
る。従って、製造された多数のカラムについて、上記保
持力Tが検査工程で求められる。このようにして得られ
た複数のカラムの保持力を、T1,T2…Tnとする。
【0029】他方、測定対象成分の測定値が最も高精度
に測定される場合の保持力、すなわち、補正の目標値と
しての保持力をT0とする。T0としては、上記検査工
程で得られた保持力の各値、T1,T2,…Tnの中か
ら最も好ましい測定値が得られる場合の保持力を選択す
ればよい。もっとも、T1,T2,…Tn以外の保持力
をT0としてもよい。
【0030】通常は、測定値の精度が補償されている保
持時間、すなわち保持時間に関する製品規格の中心値
を、補正目標値としての保持時間T0とすればよい。T
0と異なる保持力を有するカラムでは、本発明の液体ク
ロマトグラフ装置に該カラムの保持力Tを入力すること
により、後述の最適な溶離条件Eにより保持力TがT0
となるように補正されることになる。
【0031】溶離条件Eは、公知の液体クロマトグラフ
を用いた装置法における溶離条件において、保持力Tを
変動させ得る条件の全てを含むものとする。このような
条件としては、例えば、溶離液の選択、温度(特にカラ
ム温度)、溶離液の流速、溶離液の通液時間などが挙げ
られる。これらの各条件を個別条件と言うものとする。
【0032】上述した記憶装置4には、多数の溶離条件
Eが記憶されている。この記憶されている溶離条件を、
溶離条件E1,E2,…Enとする。各溶離条件E1,
E2,…Enは、原則として、標準溶離条件E0の上記
個別条件のうち、少なくとも1つが異なる溶離条件であ
る。但し、標準溶離条件E0と同じ溶離条件が溶離条件
E1〜Enに含まれていてもよい。
【0033】また、各溶離条件E1,E2,…En間に
おいては、1種の個別条件のみが変更されていてもよ
く、複数の個別条件が変更されていてもよい。各溶離条
件E1,E2,…Enが、カラムの保持力T1,T2,
…Tnに対応している。この対応は、1対1の対応であ
ってもよく、1対複数の対応であってもよい。
【0034】さらに、各溶離条件E1,E2,…Enの
各保持力T1,T2,…Tnに対する対応は、装置によ
り異なっていてもよい。同一の構成に基づく装置におい
て、同一のカラム及び同一測定条件下で測定を行った場
合、装置に起因するばらつきにより、同一の保持時間を
示さない場合がある。この場合には、保持力差を考慮し
て、上記対応をシステム毎に変更すればよく、それによ
ってシステム間のばらつきを低減することができる。
【0035】各カラム7が有する各保持力Tに対応する
溶離条件Eは、標準溶離条件E0下における測定により
予め求められる。以下、この溶離条件Eの設定工程を較
正工程と言うものとする。
【0036】較正工程は、上述した検査工程において保
持力の値T1,T2,…Tnが得られた各カラムを標準
溶離条件E0の個別条件を変更した測定条件下で測定
し、その結果得られる保持時間がT0と一致し、かつ目
的とする正しい測定値が得られる溶離条件を見出す工程
である。最終的に設定された各溶離条件が、当該カラム
を補正するための溶離条件Eとして設定され、かつ記憶
装置2において各保持力T1,T2,…Tnに対応した
溶離条件E1,E2,…Enが記憶される。すなわち、
上記較正工程は以下のように行われることが望ましい。
【0037】まず、上記検査工程において保持力が求め
られたカラムの保持力を例えばT1とする。このカラム
を用いて標準溶離条件E0のうちの個別条件の1つまた
は複数を変更し、該カラムの保持時間がT0となる溶離
条件を見出す。その際に、該カラムを見出された溶離条
件で測定して得られた測定値(例えばピーク面積値)
が、保持力T0のカラムを標準溶離条件Eで測定した場
合の基準測定値と同等であることを確認する。保持力T
1のカラムの保持力が補正される溶離条件において、測
定値が基準測定値と異なる場合には、変更する個別条件
を別の条件として再度較正工程を行う。保持力T1のカ
ラムが、標準溶離条件E0下における保持力T0のカラ
ムと同等の(あるいは測定値において許容し得る範囲)
保持時間を示した場合の溶離条件を溶離条件E1として
設定する。
【0038】同様に、保持力T2,T3,…Tnを示す
カラムの保持時間が、標準条件E0下におけるT0と一
致する溶離条件を調べることにより各保持力T1,T
2,…Tnに対応した各溶離条件E1,E2,…Enが
決定される。このようにして決定された対応関係及び各
溶離条件E1,E2,…Enが、記憶装置4に予め記憶
されている。
【0039】次に、本実施形態の液体クロマトグラフ装
置を用いた測定方法を説明する。図2は、本測定方法の
一実施形態のフローチャートを示す図である。まず、ス
テップS1において、測定が開始される。この場合、制
御装置2により、測定装置1が駆動される。ステップS
2において、まずカラム7の保持力Tが入力装置3によ
り入力される。この入力は、前述したようにキーボード
などで行われてもよく、あるいはカラム7に備えられて
いる保持力Tを示す表示を入力装置3を構成する検出手
段により読み取ることによって行われてもよい。入力装
置3は、使用するカラム7の保持力Tを示す信号を制御
装置2に与える。
【0040】次に、ステップS3において、制御装置2
は、与えられた保持力Tを基に、記憶装置4に予め記憶
されている保持力Tに対応した溶離条件Eを選択する。
すなわち、前述した各保持力T1,T2,T3,…Tn
に対応した溶離条件E1,E2,…Enの中から入力さ
れた保持力に対応した溶離条件Eが選択される。
【0041】次に、ステップS4において、選択された
溶離条件Eに基づいて、制御装置2は、測定装置1を駆
動し、測定を行う。すなわち、上記溶離条件Eを実現す
るように、バルブ5が切替られ、溶離液Y1,Y2,…
Ynのうち1種または2種以上の溶離液がポンプPによ
りカラム7に送液される。この場合、制御装置2からの
信号によりバルブ5の切替状態、ポンプPによる送液速
度及びカラム7の温度を調節する機構などが制御され、
溶離条件Eに基づいた測定が行われる。
【0042】測定に際しては、溶離液がカラム7に送液
されている状態において、試料注入部6から、試料を注
入し、カラム7で試料中の成分の分離を行う。そして、
検出部8において分離結果が読み取られ、クロマトグラ
ムデータが制御装置2に与えられる。制御装置2は、図
示しない表示検出装置にその結果を表示する。あるい
は、測定装置において、検出部8に直接クロマトグラム
データを表示する表示装置が接続されていてもよい。
【0043】上記のように、本実施形態の液体クロマト
グラフ測定方法では、使用するカラム7の保持力Tに応
じた最適な溶離条件Eが選択されて測定が行われる。従
って、カラム使用開始時において、該カラムの保持力T
に応じた補正が確実に行われ、カラムを変更した場合に
おいても、安定にかつ高精度に測定を行うことができ
る。
【0044】なお、カラムの保持力Tの具体的な値は、
測定者がカラムを使用する前に製造者から通知される。
この方法は特に限定されず、カラムに添付された書類、
カラム包装、カラム本体及びカラムのラベルなどに記載
されていることが望ましい。上記入力装置3において、
測定者は通知された保持力Tを入力するが、好ましくは
前述したように、カラム7に保持力Tを示す表示が予め
設けられていることが望ましく、その場合には、入力装
置3として該表示を読み取る検出手段を設けることによ
り、保持力Tの入力の自動化を図ることができる。
【0045】なお、上記のようにカラム7に直接保持力
Tを示す表示を設ける場合、その表示を設ける部分は特
に限定されない。本発明に係る液体クロマトグラフ装
置、液体クロマトグラフ測定方法及びカラムは、液体ク
ロマトグラフィーを利用した様々な測定に用いられ、測
定される試料や成分は特に限定されるものではない。も
っとも、特に多数の成分を含む試料を分析する臨床検査
分野などの生化学分析において、好適に用いられ、例え
ばヘモグロビンA1cなどのヘモグロビン類の測定に効
果的に用いられ得る。
【0046】(実施例)以下、本発明の具体的な実施例
を説明する。以下の実施例1,2においては、下記の
(1)〜(6)に従って、材料及び装置を構成した。
【0047】(1)カラムの作製:テトラエチレングリ
コールジメタクリレート(新中村化学社製)450g及
び2−ヒドロキシ−1,3ジメタクリロキシプロパン
(和光純薬社製)50gの混合物に過酸化ベンゾイル
(和光純薬社製)2gを溶解した。これを4重量%ポリ
ビニルアルコール(日本合成化学社製)水溶液2500
mlに分散させ、攪拌しながら窒素雰囲気下で80℃に
昇温し、1.5時間重合した。次いで、反応系を35℃
に冷却した後、2−アクリルアミド−2メチルプロパン
スルホン酸(東京化成社製)の50重量%水溶液400
g及びメタノール400mlを添加し1時間攪拌しなが
ら再び80℃に昇温し1.3時間重合した。重合後、洗
浄し乾燥した後、分級し、平均粒径6.5μmの充填剤
を得た。得られた充填剤0.7gを湿式充填にてステン
レス製の空カラム(内径4.6×35mm)に充填し、
カラムを得た。
【0048】(2)溶離液:下記の溶離液A及びBを用
いた。 溶離液A:45mM硝酸ナトリウムを含む50mMリン
酸緩衝液(pH5.3) 溶離液B:200mMリン酸緩衝液(pH8.2)
【0049】(3)測定システム:測定システムは、以
下に示した各装置を接続して構築し、以下の評価を行っ
た。 ・送液ポンプ :LC−9A (島津製作所社製) ・オートサンプラ :SIL6B (島津製作所社製) ・システムコントローラ:SCL−6B (島津製作所社製) ・検出器 :SPD−6AV(島津製作所社製) ・カラムオーブン :CTO−6A (島津製作所社製)
【0050】 (4)測定条件: ・流速 :1.5ml/min ・カラムオーブン温度 :40℃ ・検出波長 :415nm ・試料注入量 :10μL ・標準送液条件E0 :・0〜100秒 :溶離液A ・100秒〜110秒:溶離液B ・110秒〜134秒:溶離液A
【0051】(5)測定試料:健常人の全血を採取し、
抗凝固作用を示すアングロット/G((株)アズウェル
社製)を全血1mlに対して1滴の割合で添加し、泡立
てないように混和した。これに、200倍容量の溶血試
薬(界面活性剤として0.1重量%ポリエチレングリコ
ールモノ−4−オクチルフェニルエーテル(トリトンX
−100、東京化成社製)のリン酸緩衝液(pH7))
を添加して溶血させ、測定試料とした。
【0052】[実施例1]: (1)保持力Tの測定(検査工程):上記(1)の方法
で充填されたカラムを、上記(3)のシステムに接続
し、上記(4)の標準送液条件E0にて測定試料を測定
した。
【0053】測定結果のうち、安定型ヘモグロビンA1
c(以下、s−A1cと記す)の保持時間(以下、RT
と記す)の異なるカラム10本の結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】RTの中心値はRT=64秒(カラムN
o.5)であった。RTの最も早いカラム(カラムN
o.1)及び遅いカラム(カラムNo.10)では、R
Tが9秒も異なり、測定値、つまりs−A1cピークの
面積比(全ピークの合計面積値に対する%)のばらつき
の幅は、最大1.0%となり、測定上問題となるレベル
であった。
【0056】(2)保持力Tに対応する溶離条件Eの設
定(較正工程):RTの最も早いカラム(カラムNo.
1)及び遅いカラム(カラムNo.10)を用いて、補
正のための溶離条件Eの設定を行った。
【0057】補正手段は、溶離液の送液条件;すなわち
上記(4)に記載の標準送液条件E0における、溶離液
Aの送液時間を変更することにより行った。下記a)及
びb)を一定にし、溶離液Bの前に流す溶離液Aの送液
時間(A1とする)及び溶離液Bの後に流す溶離液Aの
送液時間(A2とする)を表2のように変更した。
【0058】a)総送液時間(測定時間)=134秒 b)溶離液Bの送液時間 =10秒
【0059】
【表2】
【0060】その結果、RTの最も早いカラム(カラム
No.1)では、A2を基本送液条件の24秒から、3
2秒に長くすることで、RTは61秒から64秒とな
り、中心値カラムのRTと同等になった。また測定値も
同等となった。
【0061】一方、RTの最も遅いカラム(カラムN
o.10)では、A2を18秒と短くすることにより、
RTを64秒、測定値を4.8%と中心値カラムと同等
とすることができた。
【0062】従って上記の関係から、保持力Tに対する
溶離条件Eは、表3のように決定した。なお上記検査工
程で中心値(保持力T=T0=T5)を示したカラムN
o.5の溶離条件は、E5(E0と同等)とした。
【0063】
【表3】
【0064】(3)補正(カラム保持力Tの入力と溶離
条件Eの選択)後の測定 上記溶離条件Eを上記(3)の液体クロマトグラフに記
憶させた。本システム中のシステムコントローラ内の分
析ファイルにE1〜E10を入力して記憶させた。本装
置を用いて上記表1のカラム10本を再測定した。例え
ばカラムNo.2を測定する際には、該カラムの保持力
T2を入力;これにより溶離条件E2が選択されて測定
が行われた。その結果を表4に示す。
【0065】
【表4】
【0066】各カラムにおけるRT及び測定値のばらつ
きは、ともにCVが1%以内と再現性よく測定できた。
【0067】[実施例2]上記(3)に用いたシステム
と同一装置、同一構成のシステムをさらに2つ設定した
(上記(3)のシステムをシステムA、新たに設定した
2台をシステムB及びCとする)。
【0068】上記実施例1の(1)の検査工程に用いた
カラム10本(カラムNo.1〜10)を用い、システ
ムB及びCにて、上記(4)の測定条件(標準送液条件
E0)にて測定を行った。得られた結果をシステムAの
結果(再掲)と共に表5に示す。
【0069】
【表5】
【0070】表5より、同一カラムを測定した場合、シ
ステムBではシステムAよりRTが2秒早く、システム
Cでは2秒遅いことがわかった。上記システム間差を考
慮した上で、保持力Tに対応する溶離条件Eを表6のよ
うに設定した。該対応は、例えば、実施例1における中
心値カラムNo.5では、システムAにおいて溶離条件
E5(=E0)を対応させたが、システムBではE3;
システムCではE7を対応させた。
【0071】表6から明らかなように、上記実施例1と
同様に再測定を行ったところ、表6に示す結果が得られ
た各カラムとも補正が良好に行われたことがわかる。
【0072】
【表6】
【0073】なお、上記実施例1における較正工程によ
り得られた溶離条件E0〜E10は、RTが60〜69
秒のカラムに対応する条件であったため、システムBに
おけるカラムNo.1及び2;システムCにおけるカラ
ムNo.9及び10を補正する溶離条件Eは設定されて
いない。但し、上記較正工程において、より広範囲の保
持力について較正(対応する溶離条件の検討)すること
が可能であるため、再度較正工程を行うことにより上記
カラムに対応する溶離条件Eを設定することは可能であ
る。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体クロマトグ
ラフ装置では、新たなカラムを使用開始する際に、該カ
ラムの保持力Tに対応した溶離条件が選択される。従っ
て、新たなカラムを使用する際に測定値を確実に補正す
ることが可能となる。よって、新たなカラムを使用した
直後から、高精度に測定を行うことができる。また、カ
ラムの製造ばらつきや液体クロマトグラフ装置の装置間
のばらつきによる影響を低減することができるので、カ
ラムや液体クロマトグラフ装置の製造に際しての歩留り
を高めることも可能となり、カラムや液体クロマトグラ
フ装置のコストの低減を果たすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液体クロマトグラフ
装置の概略ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態における液体クロマトグラ
フ測定方法を説明するためのフローチャートを示す図。
【符号の説明】 1…測定装置 2…制御装置 3…入力装置 4…記憶装置 5…バルブ 6…試料注入部 7…カラム 8…検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 30/86 G01N 30/86 D G Q T 30/88 30/88 J 33/50 33/50 U 33/72 33/72 A // G01N 30/48 30/48 G S 30/56 30/56 A 30/74 30/74 E (72)発明者 川辺 俊樹 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA13 BA01 BB03 CA25 DA48 FB06 JA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を溶離液に注入して分離カラムに流
    し、試料中の成分の測定が行われる液体クロマトグラフ
    装置であって、 溶離液送液手段、試料注入部、分離カラム及び検出部を
    有するクロマトグラフ測定手段と、 分離カラムの保持力Tを入力する入力手段と、 前記分離カラムの保持力Tに対応した溶離条件Eが予め
    記憶された記憶手段と、 前記入力手段からカラム保持力Tが与えられた際に、該
    保持力Tに応じた溶離条件Eを前記記憶手段に記憶され
    ているデータから選択し、選択された溶離条件Eにより
    クロマトグラフ測定手段により測定を行わせる制御手段
    とを備えることを特徴とする、液体クロマトグラフ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記カラムに該カラムの保持力Tを示す
    表示が設けられており、 前記入力手段が、前記カラムの表示を検出する検出手段
    を有する、請求項1に記載の液体クロマトグラフ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液体クロマトグラフ装
    置に用いられるカラムであって、 カラムの保持力Tを示す表示を有することを特徴とす
    る、液体クロマトグラフ用カラム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の液体クロマト
    グラフ装置を用いた液体クロマトグラフ測定方法であっ
    て、 入力手段により使用するカラムの保持力Tを入力する工
    程と、 入力されたカラム保持力Tに応じた溶離条件Eが選択さ
    れる工程と、 選択された溶離条件Eに基づいてクロマトグラフ測定が
    行われる工程とを備える、液体クロマトグラフ測定方
    法。
  5. 【請求項5】 前記試料中の成分がヘモグロビン類であ
    る、請求項4に記載の液体クロマトグラフ測定方法。
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