JP2003334562A - 浄水処理方法及びその装置 - Google Patents

浄水処理方法及びその装置

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JP2003334562A JP2002141567A JP2002141567A JP2003334562A JP 2003334562 A JP2003334562 A JP 2003334562A JP 2002141567 A JP2002141567 A JP 2002141567A JP 2002141567 A JP2002141567 A JP 2002141567A JP 2003334562 A JP2003334562 A JP 2003334562A
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Seiji Furukawa
誠治 古川
Takeshi Nakamura
中村  剛
Kazuhisa Takeuchi
和久 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上藻類を含む原水を、凝集剤の使用を低減
又は使用することなく浮上藻類を沈降せしめて、取水の
濁度を低減と共に、浄水処理を簡素化し、かつ環境保全
のための処理負荷を低減した効率的な浄水処理方法と処
理装置の提供。 【解決手段】 浮上藻類を含む原水を浄化する際して、
凝集工程の前工程で原水に高電圧パルスを印加して浮上
藻類の菌体を損傷することなく浮上藻類内の気泡を破壊
して、浮上藻類を沈降せして、濁度を低減した後、必要
に応じて混和池52で凝集剤を添加した凝集工程を経
て、沈殿池53での沈殿工程、濾過池54での濾過工
程、ポンプ井55での殺菌消毒工程を経て浄水処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮上藻類が存在す
る原水を浄水処理して上水を得るに好適な浄水処理方法
及びそれに使用する装置に関し、水処理工程の簡素化、
凝集剤使用量の低減を可能にして、環境負荷を低減でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、河川等の水源の自然水
を取水して浄水処理する浄水施設においては、近年、湖
沼や河川などの水源の原水の富栄養化が進み、藍藻等の
浮上藻類(アオコ等)が増殖するようになってきたこと
から、これらの湖沼、河川等を水源として原水を取水し
て使用する浄水処理にとって大きな問題を生じている。
すなわち、これらの浮上藻類の存在は、取水した原水を
懸濁せしめて濁度を増長せしめることとなっていた。
【0003】従来、これら水源から取水した原水の濁度
を低減させるため、図5に図示する浄水処理装置50の
ように、湖沼、河川等の水源の原水を取水ラインLを介
して着水井51に取水して原水の性状を検査した後、混
和池52に送水し、この混和池52にて凝集剤を添加し
て浮上藻類等を含む懸濁物質を凝集せしめる。
【0004】次いで、沈殿池53において凝集せしめた
懸濁物質をフロック化して沈殿せしめてこれを除去し、
次いで濾過池54に送給して前記沈殿処理後に残った懸
濁物質を砂濾過等により除去して浄化し、次いでポンプ
井55にて塩素で消毒殺菌して浄水とし、これを浄水池
56へ送給して貯水し、この浄水を浄水池56から使用
先に送水するようになっている。
【0005】しかしながら、原水中の懸濁物質を凝集剤
によって凝集し沈降せしめて除去する方法では、浮上藻
類の凝集剤による凝集性が悪く、原水に浮遊する浮上藻
類を除去するには極めて多量の凝集剤を必要とすること
となっていた。そして、この凝集沈殿物の汚泥は、産業
廃棄物となり、環境保全のための処理負荷が大きくな
り、問題がある。
【0006】また、一般に使用される凝集剤は、ポリ塩
化アルミニウムであって、酸性物質であるので、添加量
が多量になると処理水が酸性となって好ましくなく、特
に飲料水としては不適当となる。一方、凝集剤で処理し
ない浄水処理においては、濾過工程での濾過床の目詰ま
りがすぐに発生して、濾過床の逆洗浄などの手間が頻繁
に必要になり、安価に浄水処理をすることが困難とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、原水中に
含まれる浮上藻類を、凝集剤の使用を低減又は使用する
ことなく沈降せしめて、原水の濁度を低減すると共に、
浄水処理プロセスを簡素化し、かつ環境保全のための処
理負荷を低減した効率的な浄水処理方法と処理装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を講じたものである。請求項1
にかかる発明は、水源から取水される原水に高電圧パル
スを印加し原水に存在する浮上藻類を沈降せしめること
特徴とする浄水処理方法である。
【0009】請求項2にかかる発明は、取水元の水域の
原水に高電圧パルスを印加することを特徴とする請求項
1記載の浄水処理方法である。請求項3にかかる発明
は、取水元の水域の一部を隔離し、この隔離した水域の
原水に高電圧パルスを印加することを特徴とする請求項
1記載の浄水処理方法である。
【0010】請求項4にかかる発明は、取水ラインの原
水に高電圧パルスを印加することを特徴とする請求項1
記載の浄水処理方法である。請求項5にかかる発明は、
沈砂池の原水に高電圧パルスを印加することを特徴とす
る請求項1記載の浄水処理方法である。
【0011】請求項6にかかる発明は、浮上藻類を含む
原水に高電圧パルスを印加し、浮上藻類を沈降させる高
電圧パルス印加手段を備えたことを特徴とする浄水処理
装置である。請求項7にかかる発明は、取水元の水域に
高電圧パルス印加手段を設置したことを特徴とする請求
項6記載の浄水処理装置である。
【0012】請求項8にかかる発明は、取水ラインに高
電圧パルス印加手段を設置したことを特徴とする請求項
6記載の浄水処理装置である。請求項9にかかる発明
は、沈砂池に高電圧パルス印加手段を設置したことを特
徴とする請求項6記載の浄水処理装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の浄水処理方法は、予め原
水に浮上している浮上藻類(アオコ)を沈降分離するも
ので、その分離手段として原水に高電圧パルスを印加す
ることによって、浮上藻類菌体内の気泡を破壊し、その
見かけ比重を重くし、沈降させるもので、浮上藻類を低
エネルギーで効率的に沈降分離可能となる。
【0014】しかも、印加される高電圧パルスは、浮上
藻類の菌体を破壊することなく、浮上藻に付着している
気泡のみを破壊するため、藻類から全有機炭素(「TO
C」という)成分やアオコ毒等の溶出が無く、原水の水
質を悪化させること無く、効率良く取水の濁度を低減せ
しめることが出来る。
【0015】本発明における高電圧パルス印加は、例え
ば、図1に図示するような形態で行われる。すなわち、
原水を収容した、例えば槽2内に所定の間隔を隔て相対
向して配設した電極3、4に、高電圧パルス電源1によ
り高電圧パルスを印加する高電圧パルス印加手段5によ
り、前記原水中の電極3、4間にパルス放電を発生させ
て、原水に含まれる浮上藻類(アオコ)に衝撃を与え、
浮上藻類(アオコ)の細胞内の気泡を破壊するものであ
る。その結果アオコ等の浮上藻類(アオコ)は槽2の底
部へと沈降して、原水の水面より排除されることとな
る。
【0016】この高電圧パルス印加において、電極間隔
を0.1mm〜1cmとした任意な形状の電極間に10
〜50kVの高電圧パルスを印加し、周波数1〜100
pps(パルス パー セコンド)で水中アーク放電を
発生させ、電極近傍の浮上藻類(アオコ)細胞内の気泡
を破壊する。なお、運転条件は、原水の流速、浮上藻類
の存在量、パルス印加対象の水域の体積などによって適
宜変更することができる。また、1対の電極3、4は、
処理する原水量に応じて複数対の電極3,4を適宜選択
して配設することによって効果的な処理が出来る。
【0017】上記高電圧パルス印加は、湖沼、河川等の
水源より浄水処理施設の着水井(沈砂池)に通じる取水
ラインや着水井に高電圧パルス印加電極を配設して、凝
集剤を添加する混和池の前段で処理することが好まし
い。さらに、湖沼や河川等の水源で取水区域を区画し
て、該区画域に高電圧パルス電極を設けて処理したり、
又湖沼や河川の水源の全域に高電圧パルス電極を設けて
処理しても良い。なお、高電圧パルスを印加することに
より沈降した浮上藻類は、これを回収してメタン発酵や
水素発酵等の原材料として資源化できる。
【0018】以下に、本発明の浄水処理方法の実施の形
態を図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図2は、本発明の第1の実施形態
の浄水方法を実施するための浄水処理装置を例示するも
のである。なお、図2において図1及び図5に図示した
構成要素と共通する構成については同一符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0019】この第1の実施の形態の浄水処理装置にあ
っては、浮上藻類(アオコ)を含む原水を水源より着水
井51に取水するにあたって、その取水ラインLに高電
圧パルス電極3、4を有する高電圧パルス印加手段5を
設けて、高電圧パルス印加を行うものである。
【0020】これにより、取水ラインLに配された該高
電圧パルス印加電極3、4に高圧パルス電源1より高電
圧パルスを印加し、取水ラインLを流通する原水に高電
圧パルスによる衝撃を与える。この衝撃によって、浮上
藻類(アオコ)内の気泡が破壊し、浮上藻類(アオコ)
は浮力を失って底部へと沈降する。
【0021】このようにして、浮上藻類(アオコ)を沈
降せしめて浮上藻類が排除された原水は、浄水処理装置
50の着水井51に取水され、以後混和池52に送水さ
れ、該混和池52にて凝集剤を添加して残余の懸濁物質
を凝集せしめ、次いで沈殿池53において凝集せしめた
懸濁物質をフロック化して沈殿せしめてこれを除去し、
次いで濾過池54に送給して前記沈殿処理後に残った懸
濁物質を濾過により除去して浄化され、次いでポンプ井
55にて塩素で消毒殺菌し、水道用水などの浄水とされ
て、浄水池56へ送給して貯水される。
【0022】この例の浄水処理方法においては、着水井
51に取水する取水前の取水ラインLに高電圧パルス印
加手段5を配して、取水する原水を高電圧パルス印加に
よって処理するようにして、浮上藻類を排除するので、
浮上藻類による濁度を低減して取水することができ、浄
水処理装置10の以後の浄水処理工程への浮上藻類の同
伴送入が低減されもしくは無くなる。
【0023】この結果、浮上藻類が除去されるため、凝
集工程での多量の凝集剤を使用することが無くなり、多
量の凝集剤の使用によって生ずる環境保全のための処理
負荷が無くなるばかりか、多量の凝集剤の使用による浄
水の品質へ悪影響を回避し得て、良質の浄水が得られる
ばかりでなく、多量の凝集剤の使用による沈殿池、濾過
池での処理負荷の増大による浄水処理運転の阻害を解消
し、効率よく浄水処理運転を継続することが出来る。
【0024】<第2の実施の形態>次に、本発明の浄水
処理方法の第2の実施の形態を図3に基づいて説明す
る。なお、図3において図1、2及び図5に図示した構
成要素と共通する構成については同一符号を付して詳細
な説明は省略する。この第2の例の形態の浄水処理方法
にあっては、高電圧パルス印加手段5の電極3、4を着
水井51に配設して、着水井51に取水された原水に高
電圧パルス電源1で高電圧パルスを印加して、原水に同
伴する浮上藻類を該着水井51で沈降させるものであ
る。
【0025】これによって、原水に同伴された浮上藻類
を着水井51で沈降排除せしめ、次いで凝集工程−沈殿
工程−濾過工程−消毒殺菌工程をへて水道用水とし、浄
水池56へ送給して貯水する。このようにして、混和池
52における凝集工程に浮上藻類が同伴送入されるのを
無くすようにしたものである。
【0026】この第2の実施の形態の浄水処理方法で
は、従来より浄水処理設備に配設されている着水井に高
電圧パルス電極3、4を配設するのみで、従来より使用
されている既設の着水井51をそのまま使用できるた
め、設備の増設が不必要であり、簡便に活用し得て、高
電圧パルス印加を実施することが出来る。
【0027】しかも、高電圧パルス印加を、凝集工程の
前段で実施するので、上記第1の実施の形態と同様に、
浮上藻類が凝集工程に同伴送入されるのを低減又は無く
なることとなって、凝集工程での多量の凝集剤を使用す
ることが無くなり、多量の凝集剤の使用によって生ずる
環境保全のための処理負荷が無くなる。
【0028】その上、多量の凝集剤の使用による浄水の
品質へ悪影響を回避し得て、良質の浄水が得られるばか
りでなく、多量の凝集剤の使用による沈殿池、濾過池で
の処理負荷の増大による浄水処理運転の阻害を解消し、
効率よく浄水処理運転を継続することが出来る。
【0029】<第3の実施の形態>図4は、本発明の第
3の実施の形態の浄水処理方法を実施するための浄水処
理装置の系統略図である。なお図4において図1、2、
3及び図5に図示した構成要素と共通する構成について
は同一符号を付して詳細な説明は省略する。この第3の
実施の形態の浄水処理方法にあっては、湖沼、河川等の
水源Pの一部を網、織布等の隔壁31で区画して区画域
32を形成し、この区画32外から浮上藻類が流入しな
いようにする。
【0030】そして、該区画域32の原水に適宜複数個
の高電圧パルス印加電極3、4を配設し、高電圧パルス
印加電極3、4に高電圧パルス電源1より高電圧のパル
ス電圧を印可して、区画域32の原水に衝撃を付与して
浮上藻類の気泡を破壊して浮力を失効せしめて、浮上藻
類を底部に沈降せしめる。そして、浮上藻類を底部に沈
降せしめて濁度が低減された原水が、この区画域32か
ら1基または複数基の浄水処理装置に同時に取水され、
凝集工程−沈殿工程−濾過工程−消毒殺菌工程を経て水
道用水とされて、浄水池56へ送給して貯留される。
【0031】このように、第3の実施の形態の浄水処理
方法では、浮上藻類を沈降排除せしめる高電圧パルス印
加を原水の水源Pである湖沼、河川に直接配し、しかも
使用容量に合わせ、且つ高電圧パルス印加沈降処理可能
な容量範囲に適宜区画して、高電圧パルス印加を実施す
るようにしたので、効率的で効果的な浄水処理が可能と
なる。しかも、複数の浄水処理装置に同時に取水し得る
ばかりでなく、浄水処理する浄水処理装置は新設するこ
となく、従来より使用している既設の浄水処理装置を利
用することが出来て設備費が節減できて経済的である。
【0032】なお、この第3の実施の形態の浄水処理方
法における、その余の作用効果は上記第1の実施の形態
及び第2の実施の形態の浄水処理方法と同様に、浮上藻
類が凝集工程に同伴送入されるのを低減又は無くなるこ
ととなって、凝集工程での浮上藻類の除去するため、凝
集工程での多量の凝集剤を使用することが無くなり、多
量の凝集剤の使用によって生ずる環境保全のための処理
負荷が無くなる。
【0033】その上、多量の凝集剤の使用による浄水の
品質へ悪影響を回避し得て、良質の浄水が得られるばか
りでなく、多量の凝集剤の使用による沈殿池、濾過池で
の処理負荷の増大による浄水処理運転の阻害を解消し、
効率よく浄水処理運転を継続することが出来る。
【0034】<第4の実施の形態>次に、上記第3の実
施の形態の浄水処理方法の変形として、第4の実施の形
態の浄水処理方法を説明する。この第4の実施の形態の
浄水処理方法は、高電圧パルス印加を取水元である水源
Pにおいて実施するようにした点では、上記図4に図示
した第3の実施の形態の浄水方法と共通する。
【0035】しかし、第3の実施の形態での水源Pを適
宜区画域に区画して高電圧パルス印加処理していたの
を、この第4の実施の形態では、第3の実施の形態にお
ける水源Pの一部を区画域32に区画する隔壁31を設
けることなく、水源P全域を対象にして高電圧パルス印
加を実施するようにしたものである。
【0036】要するに、この第4の実施の形態の浄水処
理方法は、限定された容量の貯水池や、狭小な湖沼等の
水源Pを対象に取水して浄水処理するのに好適に採用し
得る方法である。そして、その作用効果は、上記第3の
実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0037】
【発明の効果】本発明の浄水処理方法及びその装置によ
れば、浮上藻類(アオコ)を含む原水を水源より取水
し、凝集工程−沈殿工程−濾過工程−殺菌消毒工程を経
て浄水処理するに際して、原水の凝集工程の導入前に高
電圧パルスを原水に印加して、浮上藻類の細胞を破傷せ
しめることなく気泡を破壊して、浮上藻類を底部に沈降
せしめて原水の濁度を低減せしめるようにしたので、浮
上藻類が凝集工程に同伴送入されるのを低減又は無くす
ることができ、凝集工程での浮上藻類の除去するために
凝集工程での多量の凝集剤を使用することが無くなり、
多量の凝集剤の使用によって生ずる環境保全のための処
理負荷が無くなる。
【0038】その上、多量の凝集剤の使用による浄水の
品質へ悪影響を回避し得て、良質の浄水が得られるばか
りでなく、高電圧パルスの印加による電気分解効果でカ
ビ臭い原因物質の分解が出来る。さらに、多量の凝集剤
の使用による沈殿池、濾過池での処理負荷の増大による
浄水処理運転の阻害を解消し、効率よく浄水処理運転を
継続することが出来て、ランニングコストの低減が可能
となる。また、沈降した浮上藻類は細胞が破壊されてい
ないので、これを回収して、メタン発酵や水素発酵等の
資源化に利用するようにして、有効活用することが出来
る。
【0039】また、本発明の浄水処理装置は、高電圧パ
ルス印加手段を設けたものであるので、従来より使用し
ている既設の浄水処理設備をそのまま活用でき、投下設
備費が安価であると共に、高電圧パルス印加手段が単に
電極を配置して、高電圧パルス電源を設備するのみであ
るので、高電圧パルス印加を実施することが極めて簡単
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水処理委装置に設備する高電圧パ
ルス印加沈降工程を説明する系統略図。
【図2】 本発明の浄水処理方法の第1の実施の形態を
実施するための装置の系統略図。
【図3】 本発明の浄水処理方法の第2の実施の形態を
実施するための装置の系統略図。
【図4】 本発明の浄水処理方法の第3の実施の形態を
実施するための装置の系統略図。
【図5】 従来の浄水処理方法を実施するための装置の
系統略図。
【符号の説明】
10…第1の実施の形態の浄水処理方法を実施するため
の浄水処理装置、20…第2の実施の形態の浄水処理方
法を実施するための浄水処理装置、30…第3の実施の
形態の浄水処理方法を実施するための浄水処理装置、5
0…従来の浄水処理方法を実施するための浄水処理装
置、1…高電圧パルス電源、2…槽、3、4…電極、5
…高電圧パルス印加手段、31…隔壁、32…区画域、
51…着水井、52…混和池、53…沈殿池、54…濾
過池、55…ポンプ井、56…浄水池、P…水源、L…
取水ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 和久 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 4D061 DA02 DB04 EA13 EB02 FA10 FA13 FA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水源から取水される原水に高電圧パルス
    を印加し、原水に含まれる浮上藻類を沈降せしめること
    特徴とする浄水処理方法。
  2. 【請求項2】 取水元の水域の原水に高電圧パルスを印
    加することを特徴とする請求項1記載の浄水処理方法。
  3. 【請求項3】 取水元の水域の一部を隔離し、この隔離
    した水域の原水に高電圧パルスを印加することを特徴と
    する請求項1記載の浄水処理方法。
  4. 【請求項4】 取水ラインの原水に高電圧パルスを印加
    することを特徴とする請求項1記載の浄水処理方法。
  5. 【請求項5】 沈砂池の原水に高電圧パルスを印加する
    ことを特徴とする請求項1記載の浄水処理方法。
  6. 【請求項6】 浮上藻類を含む原水に高電圧パルスを印
    加し、浮上藻類を沈降させる高電圧パルス印加手段を備
    えたことを特徴とする浄水処理装置。
  7. 【請求項7】 取水元の水域に高電圧パルス印加手段を
    設置したことを特徴とする請求項6記載の浄水処理装
    置。
  8. 【請求項8】 取水ラインに高電圧パルス印加手段を設
    置したことを特徴とする請求項6記載の浄水処理装置。
  9. 【請求項9】 沈砂池に高電圧パルス印加手段を設置し
    たことを特徴とする請求項6記載の浄水処理装置。
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