JP2003333105A - Ipテレフォニーシステム及びそのサーバ用プログラム - Google Patents

Ipテレフォニーシステム及びそのサーバ用プログラム

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JP2003333105A
JP2003333105A JP2002140949A JP2002140949A JP2003333105A JP 2003333105 A JP2003333105 A JP 2003333105A JP 2002140949 A JP2002140949 A JP 2002140949A JP 2002140949 A JP2002140949 A JP 2002140949A JP 2003333105 A JP2003333105 A JP 2003333105A
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Izuho Tsuji
出穂 辻
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、一般的にインターネット通信網の品
質管理は行われておらず、安定した通信速度を保つこと
ができない。また、通信の優先度がつけられないため、
緊急通信などを優先して実現することができない。 【解決手段】 サーバ(i)は入力されたデータの付加
情報から次の目的地であるサーバ(vi)の通信路状態を検
出する。この通信路状態が混雑している場合、サーバ
(i)は次の接続先への他の経路があるかどうか判定す
る。他の経路があるときは、その経路上にあるサーバ(i
i)への通信路aは混雑しているかどうか判定し、混雑し
ていないと判断すると、データを転送する。通信路aが
混雑しているときには、サーバ(i)は優先通信情報か
ら通信の優先度が高いと判定したときは、優先通信にお
ける品質が保たれるように、目的サーバへの通信路に負
荷を与えているデータの流れを制限し、優先通信で使用
するデータを次のサーバへ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIPテレフォニーシ
ステム及びそのサーバ用プログラムに係り、特にインタ
ーネット・プロトコル(IP)に基づくネットワーク
(以下、インターネット通信網という)を使用してリア
ルタイムで音声通信を行うIPテレフォニーシステム及
びそのサーバ用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のIPテレフォニーシステム
の一例のシステム構成図を示す。同図に示すIPテレフ
ォニーシステム(フォーン・ツウ・フォーンタイプのI
P電話システム)は、電話機端末1から電話機端末9へ
電話をかける場合、電話機端末1から通信路2を介して
電話網3へ発信する。ここで、インターネットのアクセ
スポイントにゲートウェイサーバ4を設置することによ
り、電話網3へ発信された電話機端末1からのデータ
は、電話網3からインターネット通信網5へ送信するこ
とが可能となる。
【0003】インターネット通信網5からは受信側電話
機端末9に最も近い電話網7に設置されたゲートウェイ
サーバ6へデータを送信し、その後は通常の電話網7を
介して通信路8へデータが送信され、電話機端末9に着
信する。
【0004】このIPテレフォニーシステムの最大の特
徴は、通信路の大部分をインターネット通信網5を使用
することで、利用者が通信料金を負担するのは、電話機
端末1と電話網3との間の通信路2と、電話機端末9と
電話網7との間の通信路8に限られるため、特に長距離
通話の場合は、従来の電話システムと比べて非常に安価
になる、ということである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のIPテレフォニーシステムでは、一般的にインターネ
ット通信網5の品質管理は行われておらず、先に接続さ
れた通信から送出されるデータが常に通信路に流れ続け
るため、安定した通信速度を保つことができないという
欠点がある。また、通信の優先度がつけられないため、
緊急通信などを優先して実現することができないという
欠点もある。
【0006】なお、発信側交換装置からIP網を通って
着信側交換装置に至るルートにおける音声品質を判定
し、音声品質が良好であれば該ルートを介して発信端末
と着信端末とを接続し、音声品質が良好でなければ発信
者の指示に従って電話接続制御を行うか、システムの判
断で自動的に上記ルート以外のルートを選択して電話接
続制御を行う電話接続方法が従来より知られている(特
開2001−144854号公報)。
【0007】また、VoIPによる電話サービス実現の
ために、ラベルスイッチング(MPLS)方式を利用
し、通信路設定時の負荷軽減を可能とするようにしたシ
ステムも従来より知られている(特開2001−274
833号公報)。しかし、これらの従来方法では、音声
品質に基づいてルートを選択するものであり、優先度の
高い通信の接続を保証できない。
【0008】また、仮想的な専用IP回線上で保証され
た最小帯域幅を提供するために広帯域通信システム内の
伝送路を経由してIPトラフィックを伝送するシステム
も従来知られている(特開2001−230819号公
報)。しかし、このものは、専用IP回線を必要とし、
また優先度の高い通信の接続を保証できない。
【0009】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
商用として十分満足できる品質の通信が可能なIPテレ
フォニーシステム及びそのサーバ用プログラムを提供す
ることを目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、緊急通話、重
要通信などの優先度が高い通信を保証し得るIPテレフ
ォニーシステム及びそのサーバ用プログラムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のIPテレフォニーシステムは、インターネ
ット・プロトコルに基づくネットワークを使用してリア
ルタイムで音声通信を行うIPテレフォニーシステムに
おいて、ネットワークを構成する複数のサーバの各々
は、発信側端末から送信されたデータが、発信側ゲート
ウェイサーバ又は同じネットワークを構成する他のサー
バから転送されて入力され、その入力データの着信側端
末への通信路に応じて次の接続先のサーバへの通信路が
混雑状態にあるか否か判定し、混雑状態にないときにの
み次の接続先のサーバへ入力データを転送する第1の判
定手段と、第1の判定手段により混雑状態にあると判定
されたときは、次の接続先に代わる他の接続先のサーバ
があるか否か判定し、他の接続先のサーバがあるときは
他の接続先のサーバに入力データを転送する第2の判定
手段とを有し、ネットワークを構成する複数のサーバの
うち、次の接続先が受信側ゲートウェイサーバであるサ
ーバにより、その受信側ゲートウェイサーバとの通信路
が混雑状態にないと第1の判定手段により判定されたと
き、受信側ゲートウェイサーバを経由して着信側端末へ
入力データを転送することを特徴とする。
【0012】この発明では、ネットワークを構成するサ
ーバに、発信側ゲートウェイサーバ又は同じネットワー
クを構成する他のサーバからデータが入力されたとき
は、次の接続先のサーバへの通信路が混雑状態にあるか
否か判定し、混雑状態にないときは次の接続先のサーバ
へ入力データを転送し、混雑状態にあるときは、次の接
続先に代わる他の接続先のサーバがあるか否か判定し、
他の接続先のサーバがあるときは他の接続先のサーバに
入力データを転送するようにしたため、常に混雑状態に
ない通信路を経てデータの転送ができる。
【0013】ここで、上記の第1の判定手段は、次の接
続先のサーバに対して送信要求をしたときの、次の接続
先のサーバからの応答時間が所定時間以上であるとき
に、次の接続先のサーバへの通信路が混雑状態であると
判定することを特徴とする。
【0014】また、上記の目的を達成するため、本発明
のIPテレフォニーシステムは、発信側ゲートウェイサ
ーバは、発信側端末から送信されたデータに対して、優
先度を示す優先度情報を付加してネットワークへ転送す
る手段を有し、ネットワークを構成する複数のサーバの
それぞれは、第2の判定手段により次の接続先のサーバ
に代わる他の接続先のサーバがないと判定されたときに
優先度情報を検出し、優先度が高いことを検出したとき
は、次の接続先のサーバへ転送されているデータのうち
優先度が低い通信の帯域を一部カットして、優先度が高
い入力データを次の接続先のサーバへ転送する制御手段
を更に有することを特徴とする。
【0015】この発明では、通信路が混雑状態にあると
判定されたときに、混雑状態にない次の接続先を検索し
たが、次の接続先を検索できないときで、入力データの
優先度が高いときには、混雑状態にある次の接続先のサ
ーバへ転送されているデータのうち優先度が低い通信の
帯域を一部カットして、優先度が高い入力データを次の
接続先のサーバへ転送するようにしたため、優先度が高
いデータの転送を確保できる。
【0016】また、上記の制御手段は、第2の判定手段
により次の接続先のサーバに代わる他の接続先のサーバ
がないと判定されたときに優先度情報を検出し、優先度
が低いことを検出したときは、ビジー状態としてデータ
転送を中止することを特徴とする。この発明では、優先
度が低いデータを転送する目的サーバへの通信路が全て
混雑状態(過負荷状態)であるときは、通信速度の品質
が保てないと判断して、通信不可能とする。
【0017】また、上記の目的を達成するため、本発明
のIPテレフォニーシステムは、ネットワークを構成す
る複数のサーバのうち、所定のエリア又は所定のIPア
ドレス単位の所定数のサーバ毎にそれらのルーティング
情報を管理するゲートキーパサーバを有し、ゲートキー
パサーバは、発信側端末から送信されたデータが、発信
側ゲートウェイサーバ又は同じネットワークを構成する
他のサーバから転送されて入力され、その入力データの
着信側端末への通信路に応じて、管轄する次の接続先の
サーバへの通信路が混雑状態にあるか否か判定し、混雑
状態にないときにのみ次の接続先のサーバへ入力データ
を転送する第1の判定手段と、第1の判定手段により混
雑状態にあると判定されたときは、次の接続先に代わる
他の接続先のサーバが管轄するサーバの中にあるか否か
判定し、他の接続先のサーバがあるときは他の接続先の
サーバに入力データを転送する第2の判定手段とを有す
る構成としたものである。
【0018】この発明では、ネットワークを構成する多
数のサーバにより、各々第1及び第2の判定手段による
判定動作を行うのではなく、あるエリア(又はIPアド
レス)単位にサーバをまとめてゲートキーパサーバによ
り管理し、そのゲートキーパサーバにより、自己が管理
する次の接続先のサーバへの通信路が混雑状態にあるか
否か判定し、混雑状態にないときは次の接続先のサーバ
へ入力データを転送し、混雑状態にあるときは、次の接
続先に代わる他の接続先のサーバがあるか否か判定し、
他の接続先のサーバがあるときは他の接続先のサーバに
入力データを転送するようにしたため、常に混雑状態に
ない通信路を経てデータの転送が効率的にできる。
【0019】また、上記の目的を達成するため、本発明
のIPテレフォニーシステムは、上記のゲートキーパサ
ーバに、更に、次の接続先のサーバに代わる他の接続先
のサーバが管轄するサーバ内にないと判定されたときに
優先度情報を検出し、優先度が高いことを検出したとき
は、次の接続先のサーバへ転送されているデータのうち
優先度が低い通信の帯域を一部カットして、優先度が高
い入力データを次の接続先のサーバへ転送する制御手段
を有する構成としたものである。この発明では、ゲート
キーパサーバが、自己が管理する接続先のサーバとの通
信路が混雑状態にあると判定されたときに、混雑状態に
ない自己が管理する次の接続先を検索したが、次の接続
先を検索できないときで、入力データの優先度が高いと
きには、混雑状態にある次の接続先のサーバへ転送され
ているデータのうち優先度が低い通信の帯域を一部カッ
トして、優先度が高い入力データを次の接続先のサーバ
へ転送するようにしたため、優先度が高いデータの転送
を効率的に確保できる。
【0020】また、上記の目的を達成するため、本発明
のプログラムは、インターネット・プロトコルに基づく
ネットワークを使用してリアルタイムで音声通信を行う
IPテレフォニーシステムの、ネットワークを構成する
複数のサーバのそれぞれのコンピュータに、発信側端末
から送信されたデータが、発信側ゲートウェイサーバ又
は同じネットワークを構成する他のサーバから転送され
て入力され、その入力データの着信側端末への通信路に
応じて次の接続先のサーバへの通信路が混雑状態にある
か否か判定し、混雑状態にないときにのみ次の接続先の
サーバへ入力データを転送する第1の判定手段と、第1
の判定手段により混雑状態にあると判定されたときは、
次の接続先に代わる他の接続先のサーバがあるか否か判
定し、他の接続先のサーバがあるときは他の接続先のサ
ーバに入力データを転送する第2の判定手段とを実行さ
せることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるIPテレフ
ォニーシステムの一実施の形態の概略構成図を示す。同
図中、図4と同一構成部分には同一符号を付してある。
図1では、インターネット通信網10は、インターネッ
ト上のサーバ(i)〜(vi)を有している。これらのサー
バ(i)〜(vi)は、自サーバの接続先と、その接続先と
の現在の通信状況(負荷の状況)情報を蓄積している。
【0022】一般のインターネット通信網10では、電
話網のように回線自体を占拠し続けることはないが、先
に接続した通信から流れる情報(パケット)が通信路に
流れ続けるため、着信側のゲートウェイサーバ6に繋が
っているサーバ(v)への通信路12の負荷が高い場
合、後から発信した通信では通信路12に十分な情報
(パケット)を送出することができず、通話に必要な通
信速度が確保できなくなってしまう。
【0023】しかしながら、サーバ(v)への通信路は
一つではないため、負荷が所定値以上かかっていない通
信路(図1の例ではd)が発見できれば、この通信路を
使用する経路(図1の例では、a→b→c→d)を検索
・確立することで、必要な通信速度を保証した通話を実
現することができる。
【0024】また、緊急性が高い通信が発生した場合に
は、負荷が所定値以上かかっている通信路に流れる情報
(パケット)量を制限し、緊急性が高い通信情報を優先
的に流すことで緊急通信を常に実現することができる。
この考えは、通信の目的に応じて最適な帯域割り当てを
行うことで、各々の通信に求められるレスポンスタイム
やスループットを確実に確保する、というQoS(Qual
ity of Services)の思想に基づいている。
【0025】次に、図1の実施の形態の動作について、
図2のフローチャートを併せ参照して説明する。なお、
図2のフローチャートの各処理動作は、サーバ(i)〜
(vi)が自サーバへのデータ入力時に個別に行う。図1に
おいて、送信側の電話機端末(図示せず)から送信され
たデータ(パケット)は、第1の電話網(図示せず)を
介してインターネットのアクセスポイントに設置された
発信側ゲートウェイ4に入力され、ここで例えば通信の
緊急度が高いか否かを示す優先通信情報などの所定の情
報が付加されてインターネット通信網10のサーバ
(i)へ入力される。
【0026】サーバ(i)は入力されたデータの付加情
報から相手先の電話機端末(受信側電話機端末)への通
信路にある次の目的地であるサーバを識別し、そのサー
バへの通信路状態が混雑しているか否か判定する(図2
のステップS1)。ここでは、仮に次の目的地であるサ
ーバはサーバ(vi)であり、サーバ(i)からサーバ(vi)
への通信路11は通信路状態が混雑している(過負荷状
態にある)ものとすると、サーバ(i)は次の接続先へ
の他の経路があるかどうか判定する(図2のステップS
2)。
【0027】ここで、通信路状態が混雑しているか否か
は、転送先へのサーバ(この場合(vi))へftpなどの
プロトコルによってデータを送信する前に、送信要求を
行うが、その送信要求を行った後の応答が転送先のサー
バから返ってくるまでの時間に基づいて判断する。この
応答時間が所定時間以上であるとき、通信路が混雑して
いると判断する。
【0028】サーバ(i)は次の接続先への他の経路と
して、a→b→c→dがあるものと判断すると、その経
路上にある次の目的地であるサーバ(ii)への通信路aは
混雑しているかどうか判定する(図2のステップS
1)。サーバ(i)は通信路aが混雑していないと判断
すると、次のサーバ(ii)へデータを転送する(図2のス
テップS3)。
【0029】以下、サーバ(ii)、(iii)、(iv)及び(v)の
それぞれにおいても図2のステップS1の処理がまず行
われ、それぞれにおいて、次の接続先への通信路b、
c、d、13が混雑していないと判断されると、次のサ
ーバへデータが転送され、ゲートウェイサーバ6へデー
タが転送される。ゲートウェイサーバ6は、受信側電話
機端末(図示せず)に最も近い電話網(図示せず)に設
置されており、上記のインターネット通信網10から入
力されたデータを通常の電話網を介して受信側電話機端
末に着信させる。
【0030】一方、サーバ(i)の次の接続先のサーバ
(ii)も通信路aが混雑しているときには、サーバ(i)
はステップS2で次の接続先への他の経路がないと判断
し、入力データに付加されている優先通信情報から通信
の優先度が高いかどうか判定する(図2のステップS
4)。
【0031】通信の優先度が高い場合は、優先通信にお
ける品質が保たれるように、目的サーバ(例えば(vi))
への通信路に負荷を与えているデータ(パケット)の流
れを制限し、優先通信で使用するデータを次のサーバへ
転送する(図2のステップS5)。
【0032】ここで、上記のデータの流れの制限方法と
しては、その通信路に流れているデータ(パケット)の
うち、優先度が低い通信の帯域を一部カットして、優先
度が高いデータに割り当てる方法がある。この場合、通
常は帯域をカットされた通信はスループット(通信効
率)が下がることになるが、最悪のケースでは通信自体
が切断されることもある。
【0033】なお、目的サーバへの通信路が全て負荷が
高い状態であったときには、通信速度の品質が保たれな
いため、優先度が通常若しくはそれ以下である通信の場
合は、そのデータは転送せず、回線混雑のため通話不可
能(ビジー)状態となる(図2のステップS6)。
【0034】このように、本実施の形態によれば、イン
ターネット通信網10において、目的のサーバへの通信
路状態を取得し、過負荷状態でなければ目的のサーバへ
データを転送し、過負荷状態であれば、目的サーバへの
通信路が他の存在しないか検索を行い、他の通信路が存
在するときには、再び次の目的のサーバへの通信路状態
を取得し、過負荷状態でなければ目的のサーバへデータ
を転送するようにしたため、商用として十分満足できる
品質の通信ができる。
【0035】また、優先度が高いデータは、目的サーバ
への通信路状態が過負荷状態であったときには、過負荷
となっているデータを制限してその優先度が高いデータ
を転送するようにしたため、混雑した通信路においても
緊急通信や重要通信を確保することができる。また、本
実施の形態では、インターネット通信網10内にある負
荷の少ない通信路が活用されるため、インターネット通
信網10全体の使用効率を向上できる。
【0036】更に、本実施の形態では、ネットワーク上
の任意の位置で、図2に示したフローチャートの動作を
サーバに行わせるソフトウェアプログラムのインストー
ルの有無を選択できるため、専用線を用いたシステムや
企業内部のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)
などのシステムにそのまま応用できる。
【0037】なお、インターネット通信網10内の各サ
ーバでデータ入力時に、図2のステップS1及びS2の
処理を行うようにしているため、インターネット通信網
10には無数のサーバが存在するので、処理が非常に冗
長になる可能性があるが、あるエリア(又はIPアドレ
ス)単位にゲートキーパ的なサーバを設置し、そのサー
バが管轄内のルーティング情報を管理することによっ
て、上記のステップS1とS2の処理の冗長性は十分に
軽減可能である。
【0038】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図3は本発明になるIPテレフォニーシステム
の他の実施の形態の概略構成図を示す。同図中、図1と
同一構成部分には同一符号を付してある。図3では、イ
ンターネット通信網20は、インターネット上の多数の
サーバと、これら多数のサーバをある程度まとまった複
数単位で管理するサーバ(ゲートキーパ)21及び22
とを有している。
【0039】インターネット通信網20の入口に設けら
れたゲートキーパ21は、サーバ(i)及び(ii)を含む例
えば5つのサーバからなるサーバ群23をまとめて管理
するサーバである。また、インターネット通信網20の
出口に設けられたゲートキーパ22は、サーバ(iii)及
び(iv)を含む例えば5つのサーバからなるサーバ群2
4をまとめて管理するサーバである。ゲートキーパ21
及び22は、自己が管理するサーバ群23、24の各サ
ーバの情報を統括/整理するのが役目で、どの経路が混
雑し、どの経路が空いているかも当然常に監視してい
る。
【0040】この実施の形態では、データがサーバ
(i)からサーバ(ii)、(iii)を経由してサーバ(iv)へ
転送される場合、ゲートキーパ21は、サーバ(iv)がゲ
ートキーパ22の管轄であり、また、ゲートキーパ22
の管轄下サーバで情報を伝達させるのは、サーバ(i)か
ら(ii)へデータを転送すればよいということを判断し
て、データを転送する。
【0041】また、ゲートキーパ22は、サーバ(iv)へ
の最短で混雑していない経路を割り出してデータを転送
する。このようにして転送されたデータは、受信側ゲー
トウェイサーバ6から電話網を介して受信側電話機端末
へ転送される。
【0042】この実施の形態では、通信経路の検索・確
立はインターネット通信網20内のルーティング情報に
因るところが大であるが、このルーティング情報はゲー
トキーパ21及び22により、複数のサーバ群23、2
4毎にまとめて管理するようにしているので効率良く通
信経路の検索・確立ができ、より精度の高いシステムを
構築できる。
【0043】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、図1のゲートウェイサーバ
4が付加する情報として、認証情報や暗号化情報などを
用いてもよい。この場合は、ゲートウェイサーバ4、6
間の転送データの認証、通信の暗号化が可能となり、イ
ンターネット通信網10、20を使用する場合に問題と
なる、盗聴やなりすまし等に対してセキュリティの強化
を実現できる。
【0044】また、電話機端末以外の端末装置にも本発
明を適用することができ、端末装置からインターネット
通信網との接続は、有線回線及び無線回線のいずれでも
よいことは勿論である。
【0045】また、インターネット通信網10を構成す
る各サーバ(i)〜(vi)のそれぞれは、コンピュータによ
り図2のフローチャートによる動作を行うので、本発明
はこれらのサーバコンピュータに、図2のフローチャー
トの動作を行わせるプログラムやそのプログラムを記録
した記録媒体も包含するものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークを構成するサーバに、発信側ゲートウェイ
サーバ又は同じネットワークを構成する他のサーバから
データが入力されたときは、常に混雑状態にない通信路
を経てデータの転送ができるようにしたため、商用とし
て十分満足ができる通信品質を確立できる。
【0047】また、本発明によれば、通信路が混雑状態
にあると判定されたときに、混雑状態にない次の接続先
を検索したが、次の接続先を検索できないときで、入力
データの優先度が高いときには、混雑状態にある次の接
続先のサーバへ転送されているデータのうち優先度が低
い通信の帯域を一部カットして、優先度が高い入力デー
タを次の接続先のサーバへ転送することにより、優先度
が高いデータの転送を確保するようにしたため、緊急通
信、重要通信などの優先度が高い通信の接続を保証する
ことができる。
【0048】また、本発明によれば、ネットワーク内に
ある負荷の少ない通信路を活用することができるため、
ネットワーク全体としての使用効率を向上することがで
きる。
【0049】また、本発明によれば、ネットワークを構
成する複数のサーバのいずれにも、本発明の動作を行う
ソフトウェアプログラムのインストールの有無を選択で
きるため、専用線を用いたシステムや企業内部のLAN
などのシステムにそのまま応用可能である。
【0050】更に、本発明によれば、あるエリア(又は
IPアドレス)単位にサーバをまとめてゲートキーパサ
ーバにより管理し、そのゲートキーパサーバにより、自
己が管理するサーバに、発信側ゲートウェイサーバ又は
同じネットワークを構成する他のサーバからデータが入
力されたときは、常に混雑状態にない通信路を経てデー
タの転送ができるようにしたため、商用として十分満足
ができる通信品質の確立を効率的に行うことができる。
【0051】また、更に、本発明によれば、管轄内のル
ーティング情報を管理する上記のゲートキーパサーバに
より通信路が混雑状態にあると判定されたときに、混雑
状態にない次の接続先を検索したが、次の接続先を検索
できないときで、入力データの優先度が高いときには、
混雑状態にある次の接続先のサーバへ転送されているデ
ータのうち優先度が低い通信の帯域を一部カットして、
優先度が高い入力データを次の接続先のサーバへ転送す
ることにより、優先度が高いデータの転送を確保するよ
うにしたため、緊急通信、重要通信などの優先度が高い
通信の接続の保証を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIPテレフォニーシステムの一実施の
形態の概略構成図である。
【図2】図1の動作説明用フローチャートである。
【図3】本発明のIPテレフォニーシステムの他の実施
の形態の概略構成図である。
【図4】従来のIPテレフォニーシステムの一例の概略
構成図である。
【符号の説明】
4 発信側ゲートウェイサーバ 6 着信側ゲートウェイサーバ 10、20 インターネット通信網 11、12、13、a〜d 通信路 21、22 ゲートウェイキーパ 23、24 サーバ群 (i)〜(vi) サーバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット・プロトコルに基づくネ
    ットワークを使用してリアルタイムで音声通信を行うI
    Pテレフォニーシステムにおいて、 前記ネットワークを構成する複数のサーバの各々は、 発信側端末から送信されたデータが、発信側ゲートウェ
    イサーバ又は同じネットワークを構成する他のサーバか
    ら転送されて入力され、その入力データの着信側端末へ
    の通信路に応じて次の接続先のサーバへの通信路が混雑
    状態にあるか否か判定し、混雑状態にないときにのみ前
    記次の接続先のサーバへ入力データを転送する第1の判
    定手段と、 前記第1の判定手段により混雑状態にあると判定された
    ときは、前記次の接続先に代わる他の接続先のサーバが
    あるか否か判定し、他の接続先のサーバがあるときは該
    他の接続先のサーバに入力データを転送する第2の判定
    手段と を有し、前記ネットワークを構成する複数のサーバのう
    ち、次の接続先が受信側ゲートウェイサーバであるサー
    バにより、その受信側ゲートウェイサーバとの通信路が
    混雑状態にないと前記第1の判定手段により判定された
    とき、該受信側ゲートウェイサーバを経由して着信側端
    末へ入力データを転送することを特徴とするIPテレフ
    ォニーシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1の判定手段は、前記次の接続先
    のサーバに対して送信要求をしたときの、該次の接続先
    のサーバからの応答時間が所定時間以上であるときに、
    該次の接続先のサーバへの通信路が混雑状態であると判
    定することを特徴とする請求項1記載のIPテレフォニ
    ーシステム。
  3. 【請求項3】 前記発信側ゲートウェイサーバは、前記
    発信側端末から送信されたデータに対して、優先度を示
    す優先度情報を付加して前記ネットワークへ転送する手
    段を有し、前記ネットワークを構成する複数のサーバの
    それぞれは、前記第2の判定手段により前記次の接続先
    のサーバに代わる他の接続先のサーバがないと判定され
    たときに前記優先度情報を検出し、優先度が高いことを
    検出したときは、前記次の接続先のサーバへ転送されて
    いるデータのうち優先度が低い通信の帯域を一部カット
    して、優先度が高い入力データを前記次の接続先のサー
    バへ転送する制御手段を更に有することを特徴とする請
    求項1又は2記載のIPテレフォニーシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2の判定手段に
    より前記次の接続先のサーバに代わる他の接続先のサー
    バがないと判定されたときに前記優先度情報を検出し、
    優先度が低いことを検出したときは、ビジー状態として
    データ転送を中止することを特徴とする請求項3記載の
    IPテレフォニーシステム。
  5. 【請求項5】 インターネット・プロトコルに基づくネ
    ットワークを使用してリアルタイムで音声通信を行うI
    Pテレフォニーシステムにおいて、 前記ネットワークを構成する複数のサーバのうち、所定
    のエリア又は所定のIPアドレス単位の所定数のサーバ
    毎にそれらのルーティング情報を管理するゲートキーパ
    サーバを有し、 前記ゲートキーパサーバは、 発信側端末から送信されたデータが、発信側ゲートウェ
    イサーバ又は同じネットワークを構成する他のサーバか
    ら転送されて入力され、その入力データの着信側端末へ
    の通信路に応じて、管轄する次の接続先のサーバへの通
    信路が混雑状態にあるか否か判定し、混雑状態にないと
    きにのみ前記次の接続先のサーバへ入力データを転送す
    る第1の判定手段と、 前記第1の判定手段により混雑状態にあると判定された
    ときは、前記次の接続先に代わる他の接続先のサーバが
    管轄するサーバの中にあるか否か判定し、他の接続先の
    サーバがあるときは該他の接続先のサーバに入力データ
    を転送する第2の判定手段とを有し、次の接続先が受信
    側ゲートウェイサーバであるサーバにより、その受信側
    ゲートウェイサーバとの通信路が混雑状態にないと前記
    第1の判定手段により判定されたとき、該受信側ゲート
    ウェイサーバを経由して着信側端末へ入力データを転送
    することを特徴とするIPテレフォニーシステム。
  6. 【請求項6】 前記発信側ゲートウェイサーバは、前記
    発信側端末から送信されたデータに対して、優先度を示
    す優先度情報を付加して前記ネットワークへ転送する手
    段を有し、前記ゲートキーパサーバは、前記第2の判定
    手段により前記次の接続先のサーバに代わる他の接続先
    のサーバが管轄するサーバ内にないと判定されたときに
    前記優先度情報を検出し、優先度が高いことを検出した
    ときは、前記次の接続先のサーバへ転送されているデー
    タのうち優先度が低い通信の帯域を一部カットして、優
    先度が高い入力データを前記次の接続先のサーバへ転送
    する制御手段を更に有することを特徴とする請求項5記
    載のIPテレフォニーシステム。
  7. 【請求項7】 インターネット・プロトコルに基づくネ
    ットワークを使用してリアルタイムで音声通信を行うI
    Pテレフォニーシステムの、前記ネットワークを構成す
    る複数のサーバのそれぞれのコンピュータに、 発信側端末から送信されたデータが、発信側ゲートウェ
    イサーバ又は同じネットワークを構成する他のサーバか
    ら転送されて入力され、その入力データの着信側端末へ
    の通信路に応じて次の接続先のサーバへの通信路が混雑
    状態にあるか否か判定し、混雑状態にないときにのみ前
    記次の接続先のサーバへ入力データを転送する第1の判
    定手段と、 前記第1の判定手段により混雑状態にあると判定された
    ときは、前記次の接続先に代わる他の接続先のサーバが
    あるか否か判定し、他の接続先のサーバがあるときは該
    他の接続先のサーバに入力データを転送する第2の判定
    手段とを実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 前記複数のサーバの各コンピュータに、
    前記第2の判定手段により前記次の接続先のサーバに代
    わる他の接続先のサーバがないと判定されたときに前記
    優先度情報を検出し、優先度が高いことを検出したとき
    は、前記次の接続先のサーバへ転送されているデータの
    うち優先度が低い通信の帯域を一部カットして、優先度
    が高い入力データを前記次の接続先のサーバへ転送する
    制御手段を実行させることを特徴とする請求項7記載の
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526058A (ja) * 2004-12-23 2008-07-17 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 複数の移動端末に緊急事態を通知する方法

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