JP2003333087A - 帯域制御方法およびその帯域制御装置 - Google Patents

帯域制御方法およびその帯域制御装置

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JP2003333087A
JP2003333087A JP2002135215A JP2002135215A JP2003333087A JP 2003333087 A JP2003333087 A JP 2003333087A JP 2002135215 A JP2002135215 A JP 2002135215A JP 2002135215 A JP2002135215 A JP 2002135215A JP 2003333087 A JP2003333087 A JP 2003333087A
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Masashi Fukutomi
昌司 福富
Norio Matsufuru
典夫 松古
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線の物理速度以下での任意の出力速度制限
を行うことで、さらに柔軟な出力トラフィックの速度設
定を可能にする帯域制御を実現する。 【解決手段】 入力側のNP21〜23で特定パケット
に対するポリシング制御を実行し、その結果、スイッチ
ファブリック24によってポリシング適合されたパケッ
トは出力ポート毎に設けられた優先度の高いキューに記
憶され、非適合のパケットは優先度の低いキューに記憶
されてスケジューリングされ、さらに出力側のNP25
〜27でパケットの帯域制御処理を行うことで、入力す
るパケット全体に対して帯域制御を行うとともに、出力
ポート毎のパケットに対しては所定トラフィック量の帯
域を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力したデータ
を出力ポート毎に所定の帯域制御を行って伝送する帯域
制御方法およびその帯域制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの接続サービスで
は、FTTH(Fiber To The Home)
の普及によって高速な接続サービスが低コストで提供で
きるようになってきている。このような高速の接続サー
ビスを行うためには、その速度にあわせたバックボーン
ネットワークの整備が必要であり、このバックボーンネ
ットワークの帯域拡大にはコストが多くかかることとな
る。
【0003】また、加入者系のATM(非同期転送モー
ド)や専用線などの接続サービスでは、例えば1.5M
bps、6Mbpsまたは25Mbpsといったトラフ
ィックの速度が中心のサービスが提供され、またATM
の場合には、155MbpsのOC3(Optical
Carrier level 3)の速度も提供され
ており、ネットワークアクセスの速度を抑えて、バック
ボーンネットワークにおけるデータの輻輳を回避してい
た。
【0004】従来の帯域制御装置には、例えば図13の
システム構成図に示すように、このATMなどのアクセ
スネットワーク10に接続され、例えば固定長のパケッ
トであるセルのデータ中継を行うカスタマエッジルータ
と呼ばれるルータ11などがある。このルータにおいて
は、帯域制御を行う機能が備わっており、ATM網に存
在するネットワーク接続サービスの提供者(例えば通信
サービス事業者)とその加入者であるユーザとの間で、
契約に則したデータの伝送が可能になるように、セルの
送信間隔を一定値にして、セル遅延変動を一定値以下に
抑えて送信している。
【0005】すなわち、このATM方式では、セルのデ
ータを記憶する記憶手段であるキューと、このキューか
ら送信すべきセルの選択を行うスケジューラとを有する
とともに、このスケジューラにシェーピング機能が実装
されている。そして、特定のVP(バーチャルパス)、
VC(バーチャルチャネル)のセルをキューに一時記憶
させた後、このスケジューラによって各VP、VCに対
して設定された送信レートからセルの送信間隔を設定
し、この送信間隔に基づいて、セルの送信間隔を調整し
て出力するシェーピングを実行していた。
【0006】このようなアクセスネットワークシステム
においては、最近、例えばネットワークアクセスにIE
EE802.3で規定されるLANを利用する技術が開
発されており、このLANを利用して、提供されるネッ
トワークの接続サービスを行うものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記I
EEE802.3で規定されるLANを利用する従来例
では、出力ポートに物理的に例えば100Mbpsや1
Gbpsの大きなトラフィック量でデータ伝送を行う回
線が用いられており、出力ポート毎に回線の物理速度以
下での任意の出力速度でデータ伝送を行うサービスが設
定できないという問題点があった。
【0008】また、従来のATM方式を用いる装置で
は、異なるVPやVCのセルに対して送信間隔を設定す
るので、スケジューラのロジックが複雑になり、フロー
制御できるVP/VCの数に制限があるという問題点も
あった。
【0009】また、上記帯域制御装置において、出力ポ
ート毎にトラフィック量を規定しようとした場合には、
VPやVCの特定のセルに対するシェーピングと、複数
のセルの集合に対するシェーピングを同時に行う必要が
あり、このために同一のセルがスケジューラを2回通る
ようにするか、2段のスケジューラを用いてセルをシェ
ーピングすることとなるので、構成が複雑になるととも
に、製作コストが高価になり、高速回線で十分な性能が
出ないという問題点もあった。
【0010】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、回線の物理速度以下での任意の出力速度制限を行
うことで、さらに柔軟な出力トラフィックの速度設定を
可能にする帯域制御を実現することができる帯域制御方
法およびその帯域制御装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1では、入力したデータを所定の
帯域制御を行って伝送する帯域制御方法において、前記
入力したデータに出力ポートの情報を少なくとも含むヘ
ッダ部を付加する付加工程と、前記付加したヘッダ部内
の情報に基づいて、前記出力ポート毎に前記データを振
り分ける振分工程と、前記振り分けたデータを予め設定
された所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送す
る伝送制御工程とを含むことを特徴とする帯域制御方法
が提供されている。
【0012】この発明によれば、入力データに付加した
ヘッダ部内の情報に基づいて、データを適切な出力ポー
ト毎に振り分けた後に、予め設定したトラフィック量で
伝送することで、回線の物理速度以下での任意の出力速
度制限を行うことが可能となり、柔軟な出力トラフィッ
クの速度設定を実現する。
【0013】この発明の請求項2では、上記発明におい
て、前記帯域制御方法では、入力する前記データの到着
時刻を監視する監視工程をさらに含み、前記監視工程で
は、前記入力するデータの到着時刻が予め設定された推
定到着時刻以上であるかどうか比較し、該データに対し
て比較結果に応じたデータ処理を行うことを特徴とす
る。
【0014】この発明によれば、入力するデータに対し
てポリシング機能を実行して、データの到着時刻と推定
到着時刻との比較結果に応じて、このデータのデータ処
理を行った後に、適切な出力ポート毎に振り分けて、予
め設定したトラフィック量で伝送することで、バースト
性のあるデータのフロー制御を行って、回線の物理速度
以下での任意の出力速度制限を行うことが可能となり、
柔軟な出力トラフィックの速度設定を実現する。
【0015】この発明の請求項3では、上記発明におい
て、前記帯域制御方法では、前記振り分けられたデータ
を前記出力ポートに対応して設けられた記憶手段に一時
記憶させる記憶工程をさらに含み、前記伝送制御工程で
は、各出力ポートのトラフィック状態に基づいて前記記
憶手段に記憶されているデータを前記所定のトラフィッ
ク量で帯域制御を行って伝送することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、適切な出力ポート毎に
振り分けられたデータを、対応する記憶手段に一時記憶
した後に、予め設定した所定のトラフィック量で伝送す
ることで、入力するデータの容量が増えても、記憶手段
に一時記憶しておいてデータの廃棄を低減させることが
できる。
【0017】この発明の請求項4では、上記発明におい
て、前記付加工程では、前記出力ポートの情報ととも
に、優先度の情報を含むヘッダ部を付加し、前記振分工
程では、前記出力ポートと優先度の情報に基づいて前記
データを振り分け、前記伝送工程では、前記振り分けた
データのうち、前記優先度の高いデータから順に前記所
定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送することを
特徴とする。
【0018】この発明によれば、適切な出力ポートで、
かつ優先度毎にデータを振り分けるとともに、この優先
度の高いデータから順番に予め設定した所定のトラフィ
ック量でデータ伝送することで、優先度の高いデータを
優先的にデータ伝送することを可能にする。
【0019】この発明の請求項5では、上記発明におい
て、前記付加工程では、前記出力ポートの情報ととも
に、優先度の情報を含むヘッダ部を付加し、前記振分工
程では、前記出力ポートと優先度の情報に基づいて前記
データを振り分け、前記伝送工程では、前記振り分けた
データを前記優先度に応じた一定割合の前記所定のトラ
フィック量で帯域制御を行って伝送することを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、所定トラフィック量に
おいて、各優先度に応じた一定の割合で、この各優先度
のデータを帯域制御して出力することで、優先度の高い
データから順に一定の割合でデータ伝送することを可能
にする。
【0021】この発明の請求項6では、入力するデータ
のトラフィック量を帯域制御して伝送する帯域制御装置
において、前記入力するデータを取り込み、該データを
解析して出力ポートの情報を少なくとも含むヘッダ部を
付加する解析手段と、前記付加されたヘッダ部内の情報
に基づいて、前記出力ポート毎に前記データを振り分け
る振分手段と、前記出力ポートに出力されるデータに対
する所定のトラフィック量が予め設定され、前記振り分
けられたデータを該所定のトラフィック量で帯域制御を
行って伝送する伝送制御手段とを備えたことを特徴とす
る帯域制御装置が提供される。
【0022】この発明によれば、解析手段が解析して出
力ポートの情報を含むヘッダ部を作成してデータに付加
し、このヘッダ部内の情報に基づいて、振分手段がデー
タを適切な出力ポートに振り分けた後に、伝送制御手段
によって設定されたトラフィック量で伝送することで、
回線の物理速度以下での任意の出力速度制限を行うこと
が可能となり、柔軟な出力トラフィックの速度設定を実
現する。
【0023】この発明の請求項7では、上記発明におい
て、前記帯域制御装置では、入力する前記データの到着
時刻を監視する監視手段をさらに備え、前記監視手段で
は、前記入力するデータの到着時刻を予め設定した推定
到着時刻と比較し、該データに対して比較結果に応じた
データ処理を行うことを特徴とする。
【0024】この発明によれば、監視手段が入力するデ
ータに対してポリシング機能を実行して、このポリシン
グの結果に応じたデータ処理を行った後に、振分手段が
適切な出力ポート毎に振り分けて、伝送制御手段によっ
て予め設定したトラフィック量で伝送することで、バー
スト性のあるデータのフロー制御を行って、回線の物理
速度以下での任意の出力速度制限を行うことが可能とな
り、柔軟な出力トラフィックの速度設定を実現する。
【0025】この発明の請求項8では、上記発明におい
て、前記帯域制御装置では、前記出力ポートに対応して
設けられ、前記振り分けられたデータを一時記憶させる
記憶手段をさらに備え、前記伝送制御手段は、各出力ポ
ートのトラフィック状態に基づいて前記記憶手段に記憶
されているデータを前記所定のトラフィック量で帯域制
御を行って伝送することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、振分手段によって適切
な出力ポート毎に振り分けられたデータを、対応する記
憶手段に一時記憶した後に、伝送制御手段によって予め
設定した所定のトラフィック量で伝送することで、入力
するデータの容量が増えても、記憶手段に一時記憶して
おいてデータの廃棄を低減させることができる。
【0027】この発明の請求項9では、上記発明におい
て、前記解析手段は、取り込んだデータから当該データ
の優先度を解析しており、当該取り込んだデータに前記
出力ポートの情報とともに、前記優先度の情報を含むヘ
ッダ部を付加し、前記振分手段は、前記出力ポートと優
先度の情報に基づいて前記データを振り分けて記憶手段
に記憶させ、前記伝送制御手段では、前記振り分けたデ
ータのうち、前記優先度の高いデータから順に前記所定
のトラフィック量で帯域制御を行って伝送することを特
徴とする。
【0028】この発明によれば、解析手段で入力データ
からその優先度を解析して、優先度および出力ポートの
情報を含むヘッダ部が付加されたデータを、振分手段で
優先度毎に振り分けるとともに、伝送制御手段によって
優先度の高いデータから順番に所定のトラフィック量で
データ伝送することで、各出力ポートにおいて、優先度
の高いデータを優先的にデータ伝送することを可能にす
る。
【0029】この発明の請求項10では、上記発明にお
いて、前記解析手段は、取り込んだデータから当該デー
タの優先度を解析しており、当該取り込んだデータに前
記出力ポートの情報とともに、前記優先度の情報を含む
ヘッダ部を付加し、前記振分手段は、前記出力ポートと
優先度の情報に基づいて前記データを振り分けて記憶手
段に記憶させ、前記伝送制御手段では、前記振り分けた
データを前記優先度に応じた一定割合の前記所定のトラ
フィック量で帯域制御を行って伝送することを特徴とす
る。
【0030】この発明によれば、解析手段でデータから
その優先度を解析して、優先度および出力ポートの情報
を含むヘッダ部が付加されたデータを、振分手段で優先
度毎に振り分けるとともに、伝送制御手段によって優先
度の高いデータから一定の割合で、この各優先度のデー
タを帯域制御して出力することで、優先度の高いデータ
から順に一定の割合でデータ伝送することを可能にす
る。
【0031】この発明の請求項11では、上記発明にお
いて、前記記憶手段は、前記各出力ポートの優先度に対
応して設けられ、前記振り分けられたデータを該優先度
毎に該当する前記記憶手段に振り分けて記憶させること
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、各出力ポートの優先度
に対応して複数の記憶手段を設け、この対応する記憶手
段にデータを一時記憶させた後に、帯域制御手段から予
め設定された所定トラフィック量で伝送することで、入
力するデータの容量が増えても、記憶手段に一時記憶し
ておいてデータの廃棄を低減させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる帯域制御方法およびその帯域制御装置の好
適な実施の形態を説明する。
【0034】(実施例1)図1は、この発明にかかる帯
域制御装置の構成の一実施例を示す構成図である。図に
おいて、帯域制御装置であるルータ20は、入力ポート
(この実施例では3つの入力ポート)毎に設けられてポ
リシング制御を行う複数の入力側NP(ネットワーク・
プロセッサ)21〜23と、入力したパケットを適切な
出力ポートに振り分けるスイッチファブリック24と、
出力ポート(この実施例では3つの出力ポート)毎に設
けられて振り分けられたパケットに対して帯域制御を行
う出力側NP25〜27とから構成されている。
【0035】入力側NP21〜23は、入力するパケッ
トに対してポリシング制御を行ってパケットの到着時刻
をチェックし、バースト性のあるデータのフロー制御を
行っている。なお、この入力側NP21〜23は、それ
ぞれ同様の構成からなっており、ここでは代表して入力
側NP21の構成を図2の構成図に示す。
【0036】図において、入力側NP21は、入力ポー
トを介して回線から入力するIPパケットに対して、ポ
リシング制御によってデータ処理を行うパケット処理部
21aと、ポリシング制御に必要な各種のパラメータを
記憶するパケットクラシフィケーションテーブル21b
と、IPアドレスと装置の出力ポートの情報を対応付け
て記憶するルーティングテーブル21cとから構成され
ている。
【0037】パケットクラシフィケーションテーブル2
1bは、図3に示すように、パケットの送信元IPアド
レスAと宛先IPアドレスBに対応して、ポリシングレ
ートrと、ポリシングバースト許容値Lと、推定到着時
刻(TAT)xと、ポリシング適合時の優先度P1と、
ポリシング非適合時の優先度P2とからなるポリシング
パラメータの情報が記憶されている。
【0038】このような構成において、入力側NP21
では、図4のフローチャートに示すように、パケット処
理部21aは、到着したパケットのヘッダ部から送信元
および宛先IPアドレスを抽出する(ステップ10
1)。次に、パケット処理部21aは、パケットクラシ
フィケーションテーブル21bを検索して、この抽出し
た送信元および宛先IPアドレスに対応するポリシング
パラメータを取得する(ステップ102)。そして、こ
の取得したパラメータを用いて、図5のフローチャート
に示すポリシング制御の動作に移行する(ステップ10
3)。
【0039】図5において、パケット処理部21aは、
ポリシングアルゴリズムによって、例えば時刻Tkにk
番目(kは任意の整数)のパケット受信後に(ステップ
201)、このパケットの受信時刻Tkを記録する(ス
テップ202)。そして、上記ヘッダ部の送信元および
宛先IPアドレスに対応したポリシングパラメータ
(r、L、x)から受信したパケットがポリシングレー
トに適合しているかどうか判断する。
【0040】ここでは、先ず予め求められているパケッ
トの推定到着時刻xと受信時刻Tkとを比較し(ステッ
プ203)、この推定到着時刻xが受信時刻Tkと同じ
か、推定到着時刻xよりも受信時刻Tkが遅い場合に
は、図6(a)に示すように、このパケットの到着間隔
が長いので、受信したパケットがポリシングレートに適
合していると判断して、パケットを通過させ、さらに次
のパケットの推定到着時刻を計算する(ステップ20
4,205)。なお、この計算では、推定到着時刻xを
今回のパケットの到着時刻Tkとし、さらにこのパケッ
トサイズlをポリシングレートrで割った値l/rを、
Tkに加えることで次の推定到着時刻x=Tk+l/r
を求める。
【0041】また、ステップ203において、推定到着
時刻xよりもパケットの受信時刻Tkが早い場合には、
パケットの受信時刻にポリシングバースト許容値Lを加
えた値Tx+Lと推定到着時刻xを比較する(ステップ
206)。
【0042】ここで、加算値Tk+Lが推定到着時刻x
と同じか、推定到着時刻xを超える場合には、図6
(b)に示すように、パケットの受信タイミングがパケ
ットのポリシングバースト許容値L以内なので、このパ
ケットを通過させるとともに、このパケットの推定到着
時刻xを基準として次のパケットの送信間隔が規定間隔
よりも短いので、このパケットを非適合とする(ステッ
プ207)。なお、このポリシングアルゴリズムの動作
は、パケットが受信される度に繰り返し行われている。
【0043】受信したパケットのポリシング適合、非適
合が判断されると、図4のフローチャートに戻って、受
信パケットの優先度の決定が行われる(ステップ10
4)。ここでは、パケットが適合と判断された場合に
は、ポリシング適合時の優先度P1に決定される。ま
た、このパケットが非適合と判断された場合には、ポリ
シング非適合時の優先度P2に決定される。
【0044】なお、この実施例では、2つの優先度でパ
ケットのポリシングの適合、非適合を判断したが、この
発明はこれに限らず、例えばステップ203での適合時
と、ステップ206での適合時を分けて、優先度を決定
し、3つの優先度P1〜P3でポリシングの状態を決定
することも可能である。また、この他にポリシング非適
合時には、優先度を決定することなく、パケットを廃棄
するように設定することも可能である。
【0045】次に、パケット処理部21aは、パケット
から抽出した宛先IPアドレスからルーティングテーブ
ル21cを検索して対応するエントリから出力ポートを
抽出して決定する(ステップ105)。そして、図7に
示すように、受信したIPパケットに、この決定した出
力ポートと優先度のデータを有する内部ヘッダを付加し
てスイッチファブリック24に送出している(ステップ
106)。
【0046】図8は、図1に示したスイッチファブリッ
ク24の一実施例の構成を示す構成図である。図におい
て、入力側の各NP21〜23から内部ヘッダ部が付加
されたパケットを取り込む内部バスインターフェース
(以下、「内部I/F」という)24aと、パケットに
付加されたヘッダ部を識別して送信ポートおよび出力キ
ューを判定する判定部24bと、出力ポートおよび優先
度毎に設けられた複数の出力キュー24c〜24kと、
優先度の高い順に出力キューからパケットを読み出して
出力側に転送するスケジューラ24l〜24nと、出力
ポート毎に対応するパケットを出力する出力側の内部バ
スI/F24pとから構成されている。
【0047】判定部24bは、入力側の内部バスI/F
24aを介して入力するパケットの内部ヘッダ部に含ま
れる出力ポートと優先度の情報に基づいて、出力する出
力キューを選択し、該当する出力キューにパケットを出
力している。
【0048】出力キュー24c〜24kは、中継される
パケットの優先度に対応してそれぞれの出力ポート毎に
設けられており、この実施例では、例えば3段階の優先
度P1〜P3に対応して各出力ポートに3つずつの出力
キュー24c〜24e,24f〜24h,24i〜24
kが配置されている。
【0049】スケジューラ24l〜24nは、各出力ポ
ートに対応して例えば3つ設けられており、優先度の高
い出力キューから順番にパケットを内部バスI/F24
pを介して対応する各出力ポートに送出している。
【0050】次に、このスイッチファブリック24の動
作を図9,図10のフローチャートに基づいて説明す
る。図9は、出力キューを中心とした入力側の動作を説
明するためのフローチャートであり、図10は、出力側
の動作を説明するためのフローチャートである。図9に
おいて、内部バスI/F24aが各NP21〜23から
パケットの入力があると、このパケットを判定部24b
に出力する(ステップ301)。
【0051】判定部24bでは、内部バスI/F24a
から入力するパケットに付加された内部ヘッダ部を識別
し、この内部ヘッダ部内の出力ポートと優先度の情報を
抽出する(ステップ302)。そして、この出力ポート
と優先度の情報に基づいて、各出力ポートおよび優先度
毎に配置された出力キューの中から対応する出力キュー
を選択し(ステップ302)、この対応する優先度のキ
ューにこのパケットをエンキューする(ステップ30
3)。
【0052】各出力ポートに対応して設けられたスケジ
ューラ24l〜24nは、出力ポート側のNP25〜2
7からの受信可能状態を指示する指示信号の通知を検出
しており(ステップ401)、この指示信号が取り込ま
れるまで、パケットの出力待ち状態を維持する(ステッ
プ402)。
【0053】そして、この指示信号が内部バスI/F2
4pを介して入力して検出されると、スケジューラ24
l〜24nは、優先度の高い出力キュー、例えば出力キ
ュー24c,24f,24iから記憶されているパケッ
トを取り出して、内部バスI/F24pに送出する(ス
テップ403)。
【0054】内部バスI/F24pは、このパケットを
取り込むと、帯域制御装置の各出力ポートに対応して接
続されるNP25〜27に、このパケットをそれぞれ出
力する(ステップ404)。
【0055】なお、スケジューラ24l〜24nでは、
指示信号に応じて出力キューからパケットを出力してい
るが、1つの出力キューに出力すべきパケットがなくな
ると、次の2番目の優先度の出力キュー、例えば出力キ
ュー24d,24g,24jから記憶されているパケッ
トを取り出して、内部バスI/F24pに送出し、この
出力キューにも出力すべきパケットがなくなると、次の
3番目の優先度の出力キュー24e,24h,24kか
ら記憶されているパケットを取り出して、内部バスI/
F24pに送出する。
【0056】この結果、優先度の低い出力キューには、
パケットが溜まり易くなって、出力キューの記憶容量を
上回ってしまう場合があるが、この出力キューに記憶さ
れるパケットは、入力側NP21〜23でのポリシング
制御で非適合と判定されたものであり、従来では廃棄の
対象になっていたパケットであるので、この実施例でオ
ーバーフローによって廃棄されたとしても、局間の再送
要求によってパケットが再送されるものであり問題には
ならない。
【0057】図11は、図1に示した出力側NPの構成
の一例を示す構成図である。出力側NP25〜27は、
入力するパケットに対して予め設定されたトラフィック
量で帯域制御を行っている。なお、この出力側NP25
〜27は、それぞれ同様の構成からなっており、ここで
は代表して出力側NP25の構成を図11の構成図に示
す。
【0058】図において、出力側NP25は、スイッチ
ファブリック24から入力するIPパケットに対して、
帯域制御によってデータ処理を行うパケット処理部25
aと、このパケットの送信時間を計算するパケット送信
時間計算部25bとから構成されている。
【0059】パケット送信時間計算部25bは、例えば
時刻を計数するタイマを有しており、パケットの送信間
隔を計算している。ところで、データのトラフィック量
は、あるパケットサイズのデータに対して、そのデータ
が何秒間隔で送信されるかによって決まる値である。
【0060】しかしながら、パケット送信時間計算部2
5bで計算されるのは、パケットの送信間隔だけなの
で、この間隔だけでは、送信レートは求まらない。そこ
で、この実施例のパケット処理部25aでは、この送信
間隔毎に何バイトのパケットを送信したかという情報
(送信したパケットサイズl)を帯域制御レートrで割
った値を計算してパケットの送信時間τを計算してい
る。
【0061】すなわち、パケット処理部25aは、図1
2のフローチャートに示すように、スケジューラ24l
からパケット受信があると(ステップ501)、受信不
可能状態を通知する(ステップ502)。そして、予め
前回のパケット送信時に後述するステップ506で計算
して決定しているパケット送信時間τと現在の時刻tを
比較して(ステップ503)、τ=現在の時刻tとなる
まで帯域制御を行わずに待つ。
【0062】そして、τ=tになると、パケット処理部
25aは、パケット送信を行い(ステップ504)、さ
らにスケジューラ24lに対して受信可能状態を指示す
る指示信号を通知する(ステップ505)。次に、パケ
ット処理部25aは、この送信したパケットサイズlを
帯域制御レートrで割った時間だけパケット送信時間τ
の値を増加させる計算を行って次回のパケット送信時間
τを求め(ステップ506)、ステップ501に戻って
次のパケット受信を待つ。
【0063】このように、この実施例では、出力側のN
Pに帯域制御機能を持たせて、出力ポート毎にパケット
の帯域制御処理を行うので、従来のようにスイッチファ
ブリックのスケジューラに帯域制御機能を持たせなくて
も良くなり、これによって帯域制御処理できるデータ量
がスケジューラの処理能力に制限されずに、データ処理
能力が大幅に改善されて、例えば802.3で規定され
るLAN技術を使ったアクセスネットワークにおいて、
回線の物理速度1Gbps、100Mbps、10Mb
psなどでトラフィックの速度が設定されていたのを、
例えば20Mbpsや8Mbpsや5Mbpsの回線の
物理速度以下での任意の出力速度に制限でき、さらに柔
軟な出力トラフィックの速度設定を可能にする帯域制御
を実現することができる。
【0064】この発明により、通信サービス事業者は、
802.3のLAN技術を使ったアクセスネットワーク
において、例えば10Mbps〜1Gbpsの間の任意
の速度による接続サービスや10Mbps以下の任意の
速度による接続サービスを提供することが可能となる。
【0065】また、この実施例では、入力側のNPで特
定パケットに対するポリシング制御を実行し、その結
果、ポリシング適合されたパケットは出力ポート毎に設
けられた優先度の高いキューに記憶され、非適合のパケ
ットは優先度の低いキューに記憶されてスケジューリン
グされ、さらに出力側のNPでパケットの帯域制御処理
を行うので、入力するパケットに対しては個別に帯域制
御を行い、出力ポート毎のパケットに対しては所定のト
ラフィック量に帯域を制限することが可能となる。これ
によって、出力側NPで全体の利用帯域を制限しつつ、
特定の入力に対しては最低帯域を保証することが可能に
なる。
【0066】また、この実施例では、帯域制御を実現す
るための処理を、入力側NPと出力側NPのそれぞれの
プロセッサに分散して実行するので、帯域制御を行うこ
とによる中継性能への影響を低減することが可能となる
とともに、スケジューラのシェーピング機能が不要にな
ってロジックが簡単になり、従来例のように同一のパケ
ットをスケジューラに2回通したり、2段のスケジュー
ラを設ける必要がなくなり、これによって装置構成が簡
単になり、製作コストも低減でき、高速な回線にも適用
できる。
【0067】また、この実施例では、出力側のNPで送
信間隔を設定しており、スケジューラはこのNPの指示
に基づいて出力キューからパケットをNPに出力するの
で、フロー制御がスケジューラの処理能力に制限される
ことがなくなり、フロー制御できるフローの数に制限が
なくなるという効果もある。
【0068】(実施例2)また、この実施例では、NP
によるスケジューリングにおいて、優先度の高いパケッ
トから順に各出力ポートに出力しているが、この発明は
これに限らず、例えばこの優先度に応じた一定の割合
(比率)でパケットを各出力ポートに出力するようにす
ることも可能である。
【0069】この場合には、例えば3つの優先度に対応
して3:2:1の割合でパケットを出力するものと想定
すると、上記の予め設定されたトラフィック量におい
て、この3:2:1のトラフィック量の割合で各優先度
のパケットを出力するものである。
【0070】この実施例では、実施例1と同様の効果を
奏するとともに、入力側のNPでパケットからその優先
度を解析して、優先度および出力ポートの情報を含むヘ
ッダ部が付加されたパケットを、スイッチファブリック
で優先度毎に出力キューに振り分けるとともに、出力側
のNPによって優先度の高いパケットから一定の割合
で、この各優先度のパケットを帯域制御して出力するこ
とで、出力キューに記憶されている優先度の高いパケッ
トから順に一定の割合でデータ伝送することが可能とな
る。
【0071】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。例えば、この実施例では、予
め設定した固定のトラフィック量で帯域制御を行ってい
るが、この発明はこれに限らず、例えば設定するトラフ
ィック量にフレキシビリティを持たせ、バースト性のあ
るパケットを、送信間隔を一定にしないで通信するよう
にすることも可能である。この場合には、例えば接続サ
ービスの提供者からの指示でトラフィック量を任意に設
定するように構成すれば、新たな接続サービスレートr
の提供が可能となる。
【0072】また、この発明では、出力ポート毎に出力
キューを設けてパケットを振り分けて、出力側NPによ
ってこの出力キュー毎に所定のトラフィック量を帯域制
限するだけでも、帯域制御を実現することができるの
で、出力側NPで全体の利得制御を制限しつつ、特定の
入力に対しては最低帯域を保証することが可能となると
ともに、出力キューの部品点数を削減して製作コストを
低減することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1と5では、解析手段が出力ポートの情報を含むヘッダ
部を入力データに付加し、このヘッダ部内の情報に基づ
いて、振分手段がデータを適切な出力ポートに振り分
け、その後に伝送制御手段で予め設定されたトラフィッ
ク量でデータ伝送するので、出力側で全体の利用帯域を
制限しつつ、特定の入力に対しては最低帯域を可能にす
る帯域制御を実現でき、さらに柔軟な出力トラフィック
の速度設定を可能にする。
【0074】また、この発明の請求項2と7では、監視
手段が入力するデータに対してデータの到着時刻と推定
到着時刻とを比較するポリシング機能を実行して、この
ポリシングの結果に応じたデータ処理を行った後に、振
分手段が適切な出力ポート毎に振り分け、さらに伝送制
御手段で予め設定したトラフィック量で伝送するので、
バースト性のあるデータのフロー制御を行って、柔軟な
出力トラフィックの速度設定を可能にする。
【0075】また、この発明の請求項3と8では、振分
手段によって適切な出力ポート毎に振り分けられたデー
タを、対応する記憶手段に一時記憶した後に、伝送制御
手段によって予め設定した所定のトラフィック量で伝送
するので、入力するデータの容量が増えても、記憶手段
に一時記憶しておいてデータの廃棄を低減させることが
できる。
【0076】また、この発明の請求項4と9では、解析
手段で入力データからその優先度を解析して、出力ポー
トの情報とともに優先度の情報を含むヘッダ部が付加さ
れたデータを、振分手段で優先度毎に振り分けるととも
に、伝送制御手段によって優先度の高いデータから順番
に所定のトラフィック量でデータ伝送することで、各出
力ポートにおいて、優先度の高いデータを優先的にデー
タ伝送することを可能にする。
【0077】また、この発明の請求項5と10では、解
析手段で入力データからその優先度を解析して、優先度
および出力ポートの情報を含むヘッダ部が付加されたデ
ータを、振分手段で優先度毎に振り分けるとともに、伝
送制御手段によって優先度の高いデータから一定の割合
で、この各優先度のデータを帯域制御して出力すること
で、各出力ポートにおいて、優先度の高いデータから順
に一定の割合でデータ伝送することを可能にする。
【0078】この発明の請求項11では、各出力ポート
の優先度に対応して複数の記憶手段を設け、前記振り分
けられたデータを該優先度毎に該当する前記記憶手段に
振り分けて記憶させるので、入力するデータの容量が増
えても、記憶手段に一時記憶しておいてデータの廃棄を
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる帯域制御装置の構成の一実施
例を示す構成図である。
【図2】図1に示した入力側NPの構成の一例を示す構
成図である。
【図3】図2に示したパケットクラシフィケーションテ
ーブルの構成内容を示す図である。
【図4】図1に示した入力側NPのポリシング制御の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図5】ポリシングアルゴリズムによる適合、非適合を
決定するための動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】パケットのポリシング制御の概念を示すフロー
チャートである。
【図7】パケットに付加される内部ヘッダ部のヘッダ構
成を示す構成図である。
【図8】図1に示したスイッチファブリックの一実施例
の構成を示す構成図である。
【図9】図8に示したスイッチファブリックの入力側の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】同じく、スイッチファブリックの出力側の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図11】図1に示した出力側NPの構成の一例を示す
構成図である。
【図12】図11に示した出力側NPの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】一般的なネットワークシステムの構成を示す
システム構成図である。
【符号の説明】
10 アクセスネットワーク 11,20 ルータ 21〜23,25〜27 NP(ネットワークプロセッ
サ) 21a,25a パケット処理部 21b パケットクラシフィケーションテーブル 21c ルーティングテーブル 24 スイッチファブリック 24a,24p 内部バスI/F 24b 判定部 24c〜24k 出力キュー 24l〜24n スケジューラ 25b パケット送信時間計算部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したデータを所定の帯域制御を行っ
    て伝送する帯域制御方法において、 前記入力したデータに出力ポートの情報を少なくとも含
    むヘッダ部を付加する付加工程と、 前記付加したヘッダ部内の情報に基づいて、前記出力ポ
    ート毎に前記データを振り分ける振分工程と、 前記振り分けたデータを前記出力ポート毎に予め設定さ
    れた所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送する
    伝送制御工程とを含むことを特徴とする帯域制御方法。
  2. 【請求項2】 前記帯域制御方法では、入力する前記デ
    ータの到着時刻を監視する監視工程をさらに含み、前記
    監視工程では、前記入力するデータの到着時刻が予め設
    定された推定到着時刻以上であるかどうか比較し、該デ
    ータに対して比較結果に応じたデータ処理を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の帯域制御方法。
  3. 【請求項3】 前記帯域制御方法では、前記振り分けら
    れたデータを前記出力ポートに対応して設けられた記憶
    手段に一時記憶させる記憶工程をさらに含み、前記伝送
    制御工程では、各出力ポートのトラフィック状態に基づ
    いて前記記憶手段に記憶されているデータを前記所定の
    トラフィック量で帯域制御を行って伝送することを特徴
    とする請求項1または2に記載の帯域制御方法。
  4. 【請求項4】 前記付加工程では、前記出力ポートの情
    報とともに、優先度の情報を含むヘッダ部を付加し、前
    記振分工程では、前記出力ポートと優先度の情報に基づ
    いて前記データを振り分け、前記伝送工程では、前記振
    り分けたデータのうち、前記優先度の高いデータから順
    に前記所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送す
    ることを特徴とする請求項1〜3の少なくとも一つに記
    載の帯域制御方法。
  5. 【請求項5】 前記付加工程では、前記出力ポートの情
    報とともに、優先度の情報を含むヘッダ部を付加し、前
    記振分工程では、前記出力ポートと優先度の情報に基づ
    いて前記データを振り分け、前記伝送工程では、前記振
    り分けたデータを前記優先度に応じた一定割合の前記所
    定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送することを
    特徴とする請求項1〜3の少なくとも一つに記載の帯域
    制御方法。
  6. 【請求項6】 入力するデータのトラフィック量を帯域
    制御して伝送する帯域制御装置において、 前記入力するデータを取り込み、該データを解析して出
    力ポートの情報を少なくとも含むヘッダ部を付加する解
    析手段と、 前記付加されたヘッダ部内の情報に基づいて、前記出力
    ポート毎に前記データを振り分ける振分手段と、 前記出力ポートに出力されるデータに対する所定のトラ
    フィック量が予め設定され、前記振り分けられたデータ
    を該所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送する
    伝送制御手段とを備えたことを特徴とする帯域制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記帯域制御装置では、入力する前記デ
    ータの到着時刻を監視する監視手段をさらに備え、前記
    監視手段では、前記入力するデータの到着時刻を予め設
    定した推定到着時刻と比較し、該データに対して比較結
    果に応じたデータ処理を行うことを特徴とする請求項6
    に記載の帯域制御装置。
  8. 【請求項8】 前記帯域制御装置では、前記出力ポート
    に対応して設けられ、前記振り分けられたデータを一時
    記憶させる記憶手段をさらに備え、前記伝送制御手段
    は、各出力ポートのトラフィック状態に基づいて前記記
    憶手段に記憶されているデータを前記所定のトラフィッ
    ク量で帯域制御を行って伝送することを特徴とする請求
    項6または7に記載の帯域制御装置。
  9. 【請求項9】 前記解析手段は、取り込んだデータから
    当該データの優先度を解析しており、当該取り込んだデ
    ータに前記出力ポートの情報とともに、前記優先度の情
    報を含むヘッダ部を付加し、前記振分手段は、前記出力
    ポートと優先度の情報に基づいて前記データを振り分け
    て記憶手段に記憶させ、前記伝送制御手段では、前記振
    り分けたデータのうち、前記優先度の高いデータから順
    に前記所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送す
    ることを特徴とする請求項6〜8の少なくとも一つに記
    載の帯域制御装置。
  10. 【請求項10】 前記解析手段は、取り込んだデータか
    ら当該データの優先度を解析しており、当該取り込んだ
    データに前記出力ポートの情報とともに、前記優先度の
    情報を含むヘッダ部を付加し、前記振分手段は、前記出
    力ポートと優先度の情報に基づいて前記データを振り分
    けて記憶手段に記憶させ、前記伝送制御手段では、前記
    振り分けたデータを前記優先度に応じた一定割合の前記
    所定のトラフィック量で帯域制御を行って伝送すること
    を特徴とする請求項6〜8の少なくとも一つに記載の帯
    域制御装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段は、前記各出力ポートの
    優先度に対応して設けられ、前記振り分けられたデータ
    を該優先度毎に該当する前記記憶手段に振り分けて記憶
    させることを特徴とする請求項9に記載の帯域制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107431665A (zh) * 2015-03-31 2017-12-01 三菱电机株式会社 网络节点处的流量管理方法和分组交换网络中的网络节点

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