JP2003332674A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

Info

Publication number
JP2003332674A
JP2003332674A JP2002134941A JP2002134941A JP2003332674A JP 2003332674 A JP2003332674 A JP 2003332674A JP 2002134941 A JP2002134941 A JP 2002134941A JP 2002134941 A JP2002134941 A JP 2002134941A JP 2003332674 A JP2003332674 A JP 2003332674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
semiconductor laser
film
laser device
sio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002134941A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamanaka
英生 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002134941A priority Critical patent/JP2003332674A/ja
Publication of JP2003332674A publication Critical patent/JP2003332674A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ素子において、端面の熱伝導性
を向上させ、出力および信頼性を高める。 【解決手段】 n−GaAs基板11上に、n−Ga1-z1
Alz1As下部クラッド層12、i−In0.49Ga0.51
下部光導波層13、Inx3Ga1-x3As1-y3y3量子井戸
活性層14、i−In0.49Ga0.51P上部光導波層15、p
−Ga1-z1Al z1As上部第一クラッド層16、p−In
0.49Ga0.51Pエッチング阻止層17、p−Ga1-z1Al
z1As上部第二クラッド層18、p−GaAsコンタクト
層19、絶縁膜20、p側電極21、n側電極22を形成する。
共振器端面の一方に膜厚λ/4のAl23からなる低反射
膜14を形成し、他方の端面に、反射率95%以上のλ/4
酸化物の積層物からなる高反射膜13(Al23/SiO
2/Al23/SiO2/Al23/SiO2/Al23
/SiO2/Al23/SiO2)を形成する。反射膜に
おいて、積層体側から第1層であるAl23の表面粗さ
を3nm以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素子
に関し、特に、Alを活性層に含まない半導体レーザ素
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ素子の寿命を決定する主な
要因として、光共振器の光損傷破壊(COD;Catastrophic
Optical Damage)が挙げられる。これは、共振器端面
が、共振器内部で発生した光に対して吸収領域になるこ
とにより発生する。具体的には、共振器端面の半導体表
面に、酸素の吸着による表面酸化および半導体表面組成
の変成によるダングリングボンドが形成され、これによ
り半導体界面特有の深い準位が生じ、端面近傍の禁制帯
幅が実質的に狭くなったことによる。そこで、界面準位
を消滅させる方法が、特開平9-162496号公報および特開
平3-101183号公報において提案されている。特に後者に
は、Si等を半導体レーザ端面に付着させて、ダングリ
ングボンドの終端による界面準位を消滅させることによ
り、非発光再結合電流により励起される端面の発熱を抑
制できることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、760〜900(nm)の
範囲の発振波長を有する半導体レーザ素子では、Al系
の活性層、例えばGaAlAsが用いられているが、特
に、信頼性向上を目的とした半導体レーザ素子では、ア
ルミを含まない活性層、例えばInGaAsPが用いら
れている。アルミを含まない活性層を有する半導体レー
ザ素子は、Al系の活性層を有する半導体レーザ素子に
比べ、一般的に、熱抵抗が高く放熱性が悪い、あるいは
界面欠陥による非発光再結合速度がAl系のそれの約1/
10と小さい等の理由から、上記のような界面準位を減ら
す手法を施しても顕著なCOD改良結果が得られないとい
う問題がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて、光出力のCOD
レベルを向上させ、高い信頼性を有する半導体レーザ素
子を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ素
子は、発光層および導波層を含む半導体の積層体からな
り、該積層体の共振器端面に酸化物からなるパッシベー
ション膜を備えた半導体レーザ素子において、パッシベ
ーション膜の積層体側から第1層の表面粗さが3nm以
下であることを特徴とするものである。
【0006】積層体側から第1層とは、パッシベーショ
ン膜が単層の場合は該層を示し、複数層の場合は、積層
体に直接形成する層を示す。
【0007】パッシベーション膜の少なくとも第1層
は、Al、Si、TiおよびTaの少なくとも1つの酸
化物からなることが望ましい。
【0008】発光層および導波層は、Alを含まない半
導体からなることが望ましい。
【0009】パッシベーション膜の少なくとも第1層
は、電子サイクロトロン共鳴プラズマ付着法により形成
されていることが望ましい。
【0010】なお、上記の「表面粗さ」は、原子力顕微
鏡により測定された、100μm平方の領域内におけるPea
k−Valley最大値(凹部の底部から凸部の頂点まで高さ
の最大値)を示す
【0011】
【発明の効果】本発明の半導体レーザ素子によれば、発
光層および導波層を含む半導体の積層体からなり、該積
層体の共振器端面に酸化物からなるパッシベーション膜
を備えた半導体レーザ素子において、パッシベーション
膜の積層体側から第1層の表面粗さを3nm以下とする
ことにより、膜の熱伝導率を高めることができ、共振器
端面の温度上昇を抑制することができる。これにより、
端面破壊に達する光出力レベルを上げることができるの
で、光出力と信頼性を向上させることができる。
【0012】特に、半導体の積層体に直接形成する第1
層は放熱性の向上に大きく寄与するため、表面粗さを3
nm以下とすることは、光出力および信頼性の向上に効
果的である。
【0013】特に、Alを含まない活性層を有する半導
体レーザ素子においては、高熱抵抗のため放熱性が悪
く、また界面欠陥の低減による出力向上の効果が小さい
ので、本発明を適用することはより効果的である。
【0014】電子サイクロトロン共鳴プラズマ付着法に
より形成された膜は、緻密性が高く、膜の材質本来の熱
伝導率とほぼ同等の熱伝導率を得ることができるので、
共振器端面の温度上昇を抑制することができ、光出力と
信頼性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0016】本発明の第1の実施の形による半導体レー
ザ素子について、その製造過程に沿って説明する。その
半導体レーザ素子の斜視図を図1に示す。
【0017】図1に示すように、有機金属気相成長法に
より、n−GaAs基板1上に、n−Ga1-z1Alz1
s下部クラッド層2(厚さdc=1700〜2300nm、0.55≦z1
≦0.7)、i−In0.49Ga0.51P下部光導波層3(厚さ
db=110nm)、Inx3Ga1-x3As1-y3y3量子井戸活性
層4(厚さda=8nm)、i−In0.49Ga0.51P上部光
導波層5(厚さdb=110nm)、p−Ga1-z1Alz1As上
部第一クラッド層6(厚さdc=110nm)、p−In0.49
0.51Pエッチング阻止層7、p−Ga1-z1Alz 1As
上部第二クラッド層8(厚さdc=1700〜2000nm、0.55≦z1
≦0.7)、およびp−GaAsコンタクト層9をこの順に
成長する。引き続き、絶縁膜(図示せず)を形成する。
次に、通常のリソグラフィにより、幅30〜250μm程度
のストライプでこれに連続する周辺部に平行な幅10μm
程度のストライプの絶縁膜を除去し、この絶縁膜をマス
クとして、ウェットエッチングにより、p−In0.49
0. 51Pエッチング阻止層7の上部まで除去してリッジ
ストライプを形成する。エッチング液としては、硫酸と
過酸化水素水とを含むエッチング液を用いる。これによ
り、自動的にエッチングがp−In0.49Ga0.51Pエッ
チング阻止層7上で停止する。絶縁膜を除去した後、新
たに絶縁膜10を形成し、通常のリソグラフィにより、リ
ッジストライプ上の絶縁膜10を除去し、p側電極11を形
成し、さらに、基板の厚さ100〜150μmになるまで基板
1の研磨を行ってn側電極12を形成する。
【0018】上記のように作製された半導体レーザ素子
の発振する波長帯λ(nm)に関しては、Inx3Ga
1-x3As1-y3y3量子井戸活性層の組成を、0≦x3≦0.5
および0≦y3<0.5とすることにより、750<λ<1100の
範囲での制御が可能である。
【0019】各層の成長法としては、固体あるいはガス
を原料とする分子線エピタキシャル成長法であってもよ
い。上記構造は、n型基板上へ成長された半導体層から
なるものであるが、p型基板を用いてもよく、この場
合、半導体層の導電性を反転させるだけでよい。
【0020】次に、上記のように電極形成まで終了した
試料を、大気中でGaAsの(100)面が露出する方向
に共振器長0.9mmで、長さ約10〜20(mm)のバー状に劈開
し、光出射端面を露出させる。
【0021】次に、バー状の試料をコーティング可能な
治具に大気中でセットして、電子サイクロトロン共鳴
(ECR)スパッタ装置内にセットし真空排気を行う。
2つの端面に反射率制御を行うことを目的とした酸化物
を所望の反射率に対応した膜厚だけ成膜モードで成膜す
る。一方の共振器端面には、Al23からなる低反射膜
14をλ/2(反射率32%、809nm)相当を形成する。ま
た、反対側の端面には、反射率95%以上のλ/4酸化物
の積層物からなる高反射膜13(半導体層側からAl23
/SiO2/Al23/SiO2/Al23/SiO2
Al23/SiO2/Al23/SiO2)を形成する。
Al23からなる低反射膜14、および高反射膜13の積層
体側から第1層のAl23膜は、表面粗さが3nm以下で
形成されている。なお、低反射膜14のAl23膜、およ
び高反射膜13の積層体側から第1層のAl23膜は、再
現性良く同様の表面粗さで形成されることが確認されて
いる。
【0022】ここで、図2にECRスパッタ装置の構造
図を示す。このECRスパッタ装置は、試料台32および
33を備えた真空槽31と、真空槽31内に反応ガスを導入す
るバルブ付き導入管34aおよび34bと、第一のターゲッ
ト35および第二のターゲット36と、該ターゲットをイオ
ンビームによって前記試料台32および33へそれぞれ加速
させる電磁石コイル37および38と、μ波導波管39および
40と、RF電源41および42とを備えるものである。成膜
を行う場合は、例えば、ArガスまたはO2ガス、およ
びμ波を真空槽31内に導入することによりECRプラズ
マを発生させる。このプラズマを電磁石コイルによる電
磁界により試料台方向へ加速させる。その加速されたプ
ラズマにより、電圧を印可されたターゲットまたはその
酸化物が試料上に成膜される。
【0023】次に、反射率制御層を形成したバー状の試
料を幅500〜600μmに劈開して半導体レーザ素子を作製
する。その後、半導体レーザ素子のp側をヒートシンク
に設置する。ヒートシンクは、Cu上にNiメッキ(5
μm)を実施し、その上にNi(50〜150nm)、Pt(5
0〜200nm)およびIn(3.5〜5.5μm)を記載順に、半
導体レーザ素子のボンディング面の少なくとも4倍の領
域に蒸着したものを用いる。ヒートシンクを180〜220℃
の温度範囲で加熱してInを溶融させてボンディングを
行う。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態による半
導体レーザ素子について説明する。その半導体レーザ素
子の斜視図を図3に示す。
【0025】本発明による半導体レーザ素子は、図3に
示すように、n-GaAs基板31上に、n-Al0.52Ga0.48As下部
クラッド層32(濃度1×1018cm-3、層厚2.0μm)、nま
たはi-InGaAsP光導波層33(層厚50nm)、i-In0.2Ga0.8A
s圧縮歪量子井戸活性層34(層厚7nm)、i-InGaAsP光導
波層35(層厚50nm)、p-In0.49Ga0.51P低濃度上部第1
クラッド層36(Zn濃度5×1017cm-3、層厚5nm)、p-In
0.49Ga0.51P高濃度上部第1クラッド層37(Zn濃度1×
1018cm-3、層厚0.2μm)、電流注入領域以外の領域に
形成されたp-InGaAsPエッチングストップ層38(層厚5n
m)およびn-InGaP電流ブロック層39(濃度5×1017c
m-3、層厚1.0μm)、p-Al0.47Ga0.53As上部第2クラッ
ド層40(濃度1×1018cm-3、層厚1.5μm)、およびp-Ga
Asコンタクト層41(濃度5×1019cm-3、層厚0.1μm)が
積層された積層体からなり、電流注入領域以外の領域に
形成された絶縁膜43、p側電極44および基板31の裏面に
形成されたn側電極45を備えてなるものである。
【0026】共振器端面の一方には発振波長980nmで反
射率が3%となるように、膜厚λ/4のAl23膜からな
る低反射膜46を備え、他方の端面には発振波長980nmで
反射率が95%となるように、各膜厚がλ/4であるAl2
3/TiO2/SiO2/TiO2/SiO2/TiO2/S
iO2/TiO2/SiO2/TiO2からなる10層構成の
高反射膜47を備えるものである。低反射膜46のAl23
膜、および高反射膜47の積層体側から第1層であるAl
23膜の表面粗さは3nm以下である。また、幅2.0μm
の発光領域ストライプの両脇には寄生容量を低減するた
めの2本の溝42が100μmの間隔をあけて備えられてい
る。共振器長は1.2mmであり、発振波長は980nmである。
この半導体レーザ素子についても上記第1の実施の形態
と同様にヒートシンクに実装する。
【0027】ここで、本発明の半導体レーザ素子につい
て、反射膜の表面粗さと、熱伝導率および光出力との関
係を調べた。
【0028】まず、反射膜の表面粗さと熱伝導率との関
係について調べた。図4は、反射膜の表面粗さと熱伝導
率との関係を示すグラフである。図4の縦軸は、サファ
イアの熱伝導率で、Al23膜の熱伝導を規格化したも
のである。GaAs基板上に、表面粗さが異なるAl2
3膜(ただし、発振波長λ890nmで、膜厚λ/2)を、
蒸着、マグネトロンスパッタおよびECRスパッタの3
つの形成方法により形成してなる試料を複数作製し、こ
れを評価に用いた。なお、Al23膜の熱導電率は真空
理工製のPIT−1で測定した。また、表面粗さには、原
子力顕微鏡により、100μm平方の領域を測定し、その
測定範囲内のPeak−Valley最大値を採用した。
【0029】図4に示すように、表面粗さが小さくなる
に従って、ほぼサファイアと同等の熱伝導率が得られて
いる。すなわち、表面粗さが小さくなるに従って高い熱
伝導率が得られており、端面の温度上昇を良好に抑制で
きることがわかる。さらに、3つの膜形成方法のうち、
成膜イオンエネルギーが最も高く且つ成膜動作ガス圧が
10-2Paと低いECRスパッタにより形成された膜は、
表面粗さが小さく、高い熱伝導率が得られていることが
わかる。
【0030】次に、反射膜の表面粗さと最大光出力との
関係について調べた。図5は、本発明の半導体レーザ素
子(InGaAsP活性層を用いた素子)の測定結果で
あり、図6は、比較例の半導体レーザ素子の測定結果で
ある。本発明の半導体レーザ素子は、上記第1の実施の
形態による半導体レーザ素子を用いた。特に、ストライ
プ幅を約50μmとし、発振波長が809nmとなるように、
各層の組成比をz1=0.64、x3=0.12およびy3=0.24とし、
反射膜を、蒸着、マグネトロンスパッタおよびECRス
パッタの3つの形成方法により形成した素子を複数作製
して評価素子とした。比較例の半導体レーザ素子は、上
記第1の実施の形態による半導体レーザ素子の層構成に
おいて、活性層にGa1-zAlzAs(0<z<0.3)を備
え、特に、発振波長を809nmに揃えるため、z=0.09とし
た素子である。また、最大光出力は、図7に示すよう
に、駆動電流を上げた場合の光出力のピーク値とした。
なお、低反射膜14のAl23膜と、高反射膜13の半導体
の積層体側から第1層であるAl23膜は、同様の表面
粗さを有するものである。
【0031】本発明の半導体レーザ素子においては、図
5に示すように、膜の表面粗さが小さくなるに従って、
最大光出力が高くなっていることがわかる。また、比較
例の半導体レーザ素子においても、図6に示すように、
膜の表面粗さが小さくなるに従って、最大光出力が高く
なっていることがわかる。すなわち、熱伝導率の低下が
最大光出力の向上に繋がっていると考えられる。特に、
本発明の半導体レーザ素子においては、表面粗さの低減
の影響が顕著に表われている。Al系の活性層を有する
半導体レーザ素子は、最大光出力低下の原因として、界
面欠陥による非発光再結合が依然支配的である一方、再
結合速度が小さく界面欠陥低減による光出力向上効果の
小さい活性層にAlを含まない本発明の半導体レーザ素
子においては、熱伝導の低下が素直に最大光出力の向上
に繋がっていると考えられる。このように、表面粗さは
膜自体の熱伝導率と相関があり、それに伴い最大光出力
とも相関があることがわかる。
【0032】上記のことから、熱伝導率を上げて端面の
温度上昇を抑える方法として、緻密性の高いパッシベー
ション膜を設けることがアルミを含まない活性層を備え
た半導体レーザ素子の場合、より効果的であることが明
らかになった。よって、本発明の半導体レーザ素子は、
表面粗さが3nm以下の緻密性の高いパッシベーション膜
を備えていることにより、熱伝導率が高くCODに達する
光出力が高いので、高い光出力と信頼性とを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
素子を示す斜視図
【図2】ECRスパッタ装置を示す概略構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態による半導体レーザ
素子を示す斜視図
【図4】様々なパッシベーション膜形成方法における、
膜の表面粗さと規格化熱伝導率との関係を示すグラフ
【図5】活性層がInGaAsPの場合の、膜の表面粗
さと最大光出力との関係を示すグラフ
【図6】活性層がAlGaAsの場合の、膜の表面粗さ
と最大光出力との関係を示すグラフ
【図7】駆動電流と光出力の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 n−GaAs基板 2 n−Ga1-z1Alz1As下部クラッド層 3 i−In0.49Ga0.51P下部光導波層 4 Inx3Ga1-x3As1-y3y3量子井戸活性層 5 i−In0.49Ga0.51P上部光導波層 6 p−Ga1-z1Alz1As上部第一クラッド層 7 p−In0.49Ga0.51Pエッチング阻止層 8 p−Ga1-z1Alz1As上部第二クラッド層 9 p−GaAsコンタクト層 10 絶縁膜 11 p側電極 12 n側電極 13 高反射膜 14 低反射膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光層および導波層を含む半導体の積層
    体からなり、該積層体の共振器端面に酸化物からなるパ
    ッシベーション膜を備えた半導体レーザ素子において、 前記パッシベーション膜の前記積層体側から第1層の表
    面粗さが3nm以下であることを特徴とする半導体レー
    ザ素子。
  2. 【請求項2】 前記パッシベーション膜の少なくとも前
    記第1層が、Al、Si、TiおよびTaの少なくとも
    1つの酸化物からなることを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 前記発光層および前記導波層が、Alを
    含まない半導体からなることを特徴とする請求項1また
    は2記載の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 前記パッシベーション膜の少なくとも前
    記第1層が、電子サイクロトロン共鳴プラズマ付着法に
    より形成されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の半導体レーザ素子。
JP2002134941A 2002-05-10 2002-05-10 半導体レーザ素子 Withdrawn JP2003332674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134941A JP2003332674A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 半導体レーザ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134941A JP2003332674A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 半導体レーザ素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003332674A true JP2003332674A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29697396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002134941A Withdrawn JP2003332674A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 半導体レーザ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003332674A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351966A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Sony Corp 多波長半導体レーザ素子
JP2007165711A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sharp Corp 窒化物半導体レーザ素子
US7544975B2 (en) * 2005-07-04 2009-06-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Photodiode
JP2009182052A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子
JP4917031B2 (ja) * 2005-06-16 2012-04-18 シャープ株式会社 窒化物半導体レーザ装置およびその製造方法
CN114400502A (zh) * 2022-01-04 2022-04-26 福建慧芯激光科技有限公司 一种圆形光斑单模半导体激光器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4917031B2 (ja) * 2005-06-16 2012-04-18 シャープ株式会社 窒化物半導体レーザ装置およびその製造方法
JP2006351966A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Sony Corp 多波長半導体レーザ素子
US7544975B2 (en) * 2005-07-04 2009-06-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Photodiode
JP2007165711A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sharp Corp 窒化物半導体レーザ素子
JP2009182052A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子
CN114400502A (zh) * 2022-01-04 2022-04-26 福建慧芯激光科技有限公司 一种圆形光斑单模半导体激光器
CN114400502B (zh) * 2022-01-04 2024-04-09 福建慧芯激光科技有限公司 一种圆形光斑单模半导体激光器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002335053A (ja) 半導体レーザの製造方法、半導体レーザ、半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2002353563A (ja) 半導体発光素子およびその製法
JPH10270792A (ja) 化合物半導体レーザ
JP3887174B2 (ja) 半導体発光装置
JP4236840B2 (ja) 半導体レーザ素子
JPH09283843A (ja) 半導体レーザ
JP2009231470A (ja) 窒化物半導体発光素子および窒化物半導体発光素子の製造方法
JP2010040842A (ja) 半導体レーザ
JP2003078199A (ja) 半導体レーザ装置
JP5193718B2 (ja) 窒化物半導体レーザ装置
JP2001230483A (ja) 半導体レーザ装置
JP2001068780A (ja) 半導体レーザ素子およびその製造方法
JP3859839B2 (ja) 屈折率導波型半導体レーザ装置
US20080298411A1 (en) Nitride-based semiconductor laser device and method of manufacturing the same
US7366216B2 (en) Semiconductor laser element formed on substrate having tilted crystal orientation
JP2003332674A (ja) 半導体レーザ素子
JP2010135516A (ja) 窒化物半導体発光装置
JP3797798B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法
JP4408185B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP2010062300A (ja) 窒化物半導体素子およびその製造方法
JP2000332357A (ja) 半導体素子の製造方法
JP4033626B2 (ja) 半導体レーザ装置の製造方法
JP3699842B2 (ja) 化合物半導体発光素子
JP2000216476A (ja) 半導体発光素子
JPH10303493A (ja) 窒化物半導体レーザ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802