JP2003331055A - クリニカルパス運用支援情報システム - Google Patents

クリニカルパス運用支援情報システム

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JP2003331055A JP2002137918A JP2002137918A JP2003331055A JP 2003331055 A JP2003331055 A JP 2003331055A JP 2002137918 A JP2002137918 A JP 2002137918A JP 2002137918 A JP2002137918 A JP 2002137918A JP 2003331055 A JP2003331055 A JP 2003331055A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】診療記録の分析結果を、診療に効率良くフィー
ドバックする方法および情報システムを提供する。 【解決手段】本発明のクリニカルパス運用支援情報シス
テムは、蓄積された診療記録を分析し、クリニカルパスを
作成・修正および記憶する機能を備えたクリニカルパス
分析環境15を有する。さらに本情報システムは、蓄積
されたクリニカルパスから患者状態等に応じた最適クリ
ニカルパス選択機能17を有する。また、クリニカルパ
ス分析環境15には、診療プロセス評価機能とクリニカ
ルパス評価機能を備える。 【効果】上記機能により現実に即したクリニカルパスの
作成・修正、患者に適したクリニカルパスの選択、および
クリニカルパスに沿った診療を支援することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野における
情報システムや情報提供サービスに関する。特に、クリ
ニカルパス(標準的もしくは最適な診療プロセス)を用
いた診療記録分析結果の診療へのフィードバック、クリ
ニカルパスの作成、クリニカルパスと診療プロセス記録
の適合度評価、最適なクリニカルパスの選択を行うソフ
トウェア、及びそのソフトウェアを搭載する医療情報シ
ステム,その医療情報システムを用いた医療情報提供サ
ービスに関する。
【0002】
【従来の技術】クリニカルパスに関する従来技術につい
て説明する。クリニカルパスは標準的もしくは最適な診
療プロセスを指し、クリティカルパスと呼ばれることも
ある。また、クリニカルガイドラインと呼ばれる最適な
診療行為を行うための診療指針があるが、本明細書では
これもクリニカルパスに含めて考える。なお、ここで、診
療プロセスとは一連の診療行為を表す。クリニカルパス
に関しては、例えば、「ナーシングインフォマティク
ス」、167−183頁、スプリンガー社、1995年
発行(”Nursing Informatics”、Springer-Verlag、p
p.167-183、1995)、「クリティカル・パス」、文光
堂、1998年発行などが参考となる。以下、本発明に
関連する従来例について詳細に説明する。 (従来例1)診療記録の分析方法および分析システムに関
する従来例について説明する。特開2000-181981では、時
間情報を伴った形式でデータを蓄積し、時間情報を用い
た診療記録の抽出と分析を行う方法が記載されている。
特開2001-101296には、ある患者に対する診療記録を時系
列に一画面に表示するシステムが記載されている。第17
回医療情報学連合大会予稿集、140−141頁、19
97年発行に記載されている方法は、診療記録の統計量
を計算し、時系列に表示するものである。 (従来例2)クリニカルパス作成に関する従来例について
説明する。クリニカルパス作成では、対象とする症例に
ついて経験豊富な医師や看護師等からなるクリニカルパ
ス作成チームが作られ、経験とカルテ検索、文献検索によ
ってクリニカルパスを決定していくのが一般的である。
本方法については前記文献「クリティカル・パス」に記
載されている。 (従来例3)診療プロセスとクリニカルパスの適合度を求
める従来例について説明する。診療プロセスがクリニカ
ルパスから外れる場合や他のクリニカルパスに変更する
場合、その出来事をバリアンス(変動)と呼ぶ。これを分
析することをバリアンス分析と呼び、診療プロセスがク
リニカルパスにどの程度沿っているかを示す指標が得ら
れる。例えば、バリアンス毎の回数や頻度などが指標と
して計算され、あるバリアンスが起きる頻度が高い等と
いった情報が得られる。なお、本方法については、前記文
献「クリティカル・パス」に記載されている。 (従来例4)患者に適したクリニカルパスの選択方法に関
する従来例について説明する。特開2001-273362には、病
名、年齢、性別などの患者分類項目を入力し、その条件に
合致した医療行為指針やクリニカルパスをデータベース
から取得する方法が記載されている。また、クリニカル
パスではないが、患者に適した診療方法を選択する方法
が特開2001-118014に記載されている。この方法は、患者
へのある時点までの診療記録に類似した診療記録を抽出
するものである。 (従来例5)クリニカルパスに沿った診療を支援する方法
の従来技術について説明する。特許2706645、特許281534
6には、患者に行った診療記録とこれから行うべき診療行
為を表形式にして表示する方法が記載されている。ま
た、特開2001-290885には、クリニカルパスを用いて、患者
に行う診療オーダーを一括発行可能なシステムについて
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術(従来例
1)では診療記録の蓄積や分析に重点が置かれ、分析結果
を診療に効率良くフィードバックする方法や情報システ
ムについて考慮されていなかった。また、(従来例5)で
は、診療実施支援に重点が置かれ、診療記録の分析結果を
反映する方法について考慮されていなかった。前記クリ
ニカルパス作成の従来技術(従来例2)では、大部分の作
業を手作業で行うため、効率面で問題があった。また、経
験やカルテ検索結果に立脚するため、偏りやサンプリン
グによる情報不足のために現実から乖離したクリニカル
パスが作成され得るという問題があった。また、診療記
録の時系列表示技術(従来例1)を併用すれば、ユーザが表
示結果を見ながらクリニカルパスを作成することができ
たが、クリニカルパスと分析結果の比較等を別途実施せ
ねばならず、効率が悪いという問題があった。また、病名
や性別、年齢といった患者の基本的な情報に依って診療
プロセスを抽出した場合、本来異なった症例に関する診
療プロセスも抽出結果に入り込み、その影響を排除しな
がらクリニカルパスを作成しなければならなかった。前
記診療プロセスの評価技術(従来例3)では、クリニカルパ
ス作成と共に生じうるバリアンスを設定しなければなら
なかった。このため、クリニカルパス毎に診療プロセス
の評価基準が変わってしまい、横断的な評価ができない
という問題点があった。同様に、この従来技術では各ク
リニカルパスを個別評価することは可能だが、複数のク
リニカルパスを横断的に評価し、比較することができな
いという問題点があった。前記クリニカルパスの選択技
術(従来例4)では、病名、年齢、性別などの患者の基本的な
情報をパラメータとして適切なクリニカルパスを抽出し
ようというものだが、この方法では治療の進行や患者状
態の経時変化に応じて適切なクリニカルパスを選択する
ことができなかった。また、医療機関によって設備の有
無や可能な術式といった制約や治療方針といった条件に
ついても考慮されていなかった。また、類似した診療記
録を抽出してくる方法では、必ずしも抽出結果が最適な
診療プロセスとは限らないという問題があった。本発明
の目的は、診療記録などの分析結果を効率良く診療にフ
ィードバックする方法および情報システムを提供するこ
とにある。特に、クリニカルパスの簡便な作成方法、クリ
ニカルパスと診療プロセスとの適合度の評価方法、最適
なクリニカルパスの選択方法を提供することが目的であ
る。また、このような機能を備えた医療情報提供サービ
スを提供することも本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のクリニカルパス運用支援情報システムは、
図1に示すように、診療記録やコスト情報等のデータを
分析し、クリニカルパス作成や各種評価を行うクリニカ
ルパス分析環境15を持つ。特に、この分析環境には次
の三つの機能の全部または一部を有する。一つ目の機能
は、診療記録やコスト情報等のデータを分析して症例分
類とクリニカルパスを作成し、それを症例分類・クリニ
カルパス関連DB16に蓄積する症例分類・クリニカルパ
ス作成機能である。二つ目の機能は、診療プロセス記録
とクリニカルパスとの差異を計算する診療プロセス評価
機能である。三つ目の機能は、診療プロセス記録とクリ
ニカルパスとの差異を計算し、それを元にクリニカルパ
スの評価や変更を行うクリニカルパス評価機能である。
本環境と前記機能により、診療時に参照しやすい形式で
診療記録の分析結果が蓄積可能となる。特に、症例分類
・クリニカルパス作成機能では、図2に示すような診療プ
ロセスの選択手段、選択されたプロセスの平均プロセス
計算手段、前記平均プロセスのクリニカルパス初期値設
定手段、クリニカルパス編集手段、および作成したクリニ
カルパスの登録手段を備える。これにより、現実の診療
に即したクリニカルパスの作成を容易にすることが可能
となる。また、診療プロセスの選択手段には、診療プロセ
スの統計量を、時間と項目からなる2次元マトリクスと各
診療プロセスの統計量をあらわす1次元グラフに表示し、
両グラフ上で関心領域の選択と関心領域に入る診療プロ
セスの統計量のみを表示する機能を備える診療プロセス
の表示手段を用いても良い。これにより、診療プロセス
の時系列パターンを観察しながらクリニカルパス作成に
使用する診療プロセスを選択することが可能となる。ま
た、診療プロセス間に距離を定義して距離による診療プ
ロセスのクラスタリング手段を診療プロセス選択手段に
付加しても良い。これにより、一様な診療プロセスを抽
出することが容易となり、クリニカルパスの編集にかか
る労力を軽減することが可能となる。診療プロセス評価
手段とクリニカルパス評価手段に、前記診療プロセス間
の距離を使用し、診療プロセスとクリニカルパスとの距
離から導き出される指標を導入しても良い。これによ
り、複数のクリニカルパスや症例分類を横断的に比較し、
どのクリニカルパスを重点的に向上させる必要がある
か、新規クリニカルパスを作成する必要があるか、どの診
療プロセスをクリニカルパスに沿うように働きかける必
要があるか、などの判断基準が得られる。本発明のクリ
ニカルパス運用支援情報システムは、図1に示すように患
者の基本的な診断情報とある時点までの診療記録、医療
機関の制約や治療方針の全て若しくは一部の情報を元に
して最適なクリニカルパスを選択する最適クリニカルパ
ス選択機能17を有してもよい。これにより症例分類・
クリニカルパス関連DB16に蓄積されたクリニカルパス
を活用することが容易となる。さらに本発明のクリニカ
ルパス運用支援情報システムによれば、図12に示すよう
なクリニカルパス運用支援サービスが可能である。本サ
ービスでは、クライアントとなる医療機関から患者情報
や診療プロセス等の情報を提供を受けて、当該患者に最
適なクリニカルパスや症例分類・クリニカルパスの配
信、診療プロセスの評価結果の配信、クリニカルパスや症
例分類の向上を行う。本サービスにより、ある症例に関
する診療プロセスデータの蓄積が複数の医療機関から集
積されることで進み、該当する症例に関するクリニカル
パスを向上させやすくなる。各医療機関は向上されたク
リニカルパスを獲得でき、診療の質や効率を向上させる
ことが可能となる。また、複数の医療機関を横断的に評
価・比較可能となり、各医療機関の質向上の指標が得られ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。 実施例1 図1は、本発明のクリニカルパス運用支援情報システムの
概念図である。電子カルテ11を用いて診療記録や検査
値などが入力され、電子カルテDB(Database、データベー
ス)12に蓄積される。なお、電子カルテの枠中に記載
してあるのは電子カルテの代表的な機能である。SOAP入
力機能は、診療記録をSubjective、Objective、Assessmen
t、Progressに分類整理しながら入力するための機能であ
る。クリニカルパス機能は、患者に適したクリニカルパ
スの参照・カスタマイズ・オーダー発行を可能にする機
能である。なお、これらは代表的な機能であり、これら以
外にも例えば、放射線科用の画像診断機能や病棟看護用
の機能などが搭載されていても良い。また、本発明では
クリニカルパス機能は必須であるが、他の機能はなくて
も構わない。また、電子カルテ11で使用される端末は、
診療室に固定されるデスクトップコンピュータや病棟や
病院外で可動性をもって使用されるノート型コンピュー
タや携帯端末などが使用可能である。電子カルテDB12
に蓄積されたデータは適当なタイミングでセントラルDW
H(Data Warehouse、データウェアハウス)13に反映
される。適当なタイミングとは、例えば、オーダー発行時
や診療記録を入力し登録した時点、一日毎または毎定時、
もしくはセントラルDWHがシステムダウンしているとき
には復旧時などである。これにより、電子カルテDB12
とセントラルDWH13に記録されているデータは統一性
がとられ、またセントラルDWH13の参照や分析などで高
負荷がかかった場合でも、電子カルテDB12が独立して
いるため、診療記録入力のレスポンス低下を防ぐといっ
た効果を奏する。セントラルDWH13には、電子カルテに
よる診療記録等の他、コストや診療報酬等も蓄積され
る。電子カルテDB12とセントラルDWH13の連携と、コ
ストや診療報酬の入力などはアドミニストレーション1
4を介して行われる。なお、コストや診療報酬等は他の
医事会計システムやオーダー発行システム、原価計算シ
ステムから自動的に転送、もしくはそれらシステムが有
するDBと連携をとってもよい。これら情報が加味される
ことで、診療プロセスを収入やコスト、収益の観点からも
分析可能となる。これら、蓄積されたデータは各種分析
環境で統計計算等を用いて分析される。そのうち、クリ
ニカルパス分析環境15は本発明の特徴となる機能であ
る。ここでは、セントラルDWH13に蓄積されたデータを
クリニカルパスや診療プロセスの観点から分析を行い、
診療へとフィードバックする情報を作成する。具体的に
は、クリニカルパス分析環境15の枠内に記述している
機能を備える。症例分類・クリニカルパス作成機能は、
セントラルDWH13に蓄積されたデータを分析し、症例分
類とクリニカルパスを作成し、それを関連付けて症例分
類・クリニカルパス関連DB16へ格納するものである。
この機能により、実際の診療に立脚したクリニカルパス
を作成できるという効果がある。なお、本機能の動作に
ついては、実施例2で詳述する。ここで、クリニカルパス
を登録する際に、クリニカルパスの選択時に指標となる
数値を一緒に登録しても良い。この数値としては、例え
ば、治癒率や期待される看護度の改善、当該クリニカルパ
ス実施にかかる総コストや収入、利益などがある。これ
ら数値もしくはそれから副次的に計算される指標を用い
て、最適なクリニカルパスを選択することが可能とな
る。診療プロセス評価機能では、セントラルDWH13から
診療プロセスを抽出し、症例分類・クリニカルパス関連D
B16から対応するクリニカルパスを選択し、抽出された
診療プロセスがクリニカルパスからどの程度乖離してい
るか計算する機能である。計算結果はセントラルDWH1
3に記録され、電子カルテ11のクリニカルパス機能等
で参照する。本機能により、クリニカルパスによるプロ
セスコントロールを強化すべき医療機関・科・医師や症
例などを探索できるという効果がある。クリニカルパス
評価機能では、診療プロセス評価機能と同様の計算を行
うが、評価結果をクリニカルパスの修正や選択に活かし
ていく点が異なる。このため、評価結果を症例分類・ク
リニカルパス関連DB16に記録し、最適クリニカルパス選
択機能17でクリニカルパスを選択する際の評価基準の
一つとする。また、クリニカルパスが実際の診療プロセ
スから著しく乖離している場合など、修正が必要な場合
には症例分類・クリニカルパス作成機能に戻し、クリニカ
ルパスを修正する。なお、この二つの機能で使用するク
リニカルパスと診療プロセスとの差異を計算する手法に
ついては、実施例3で詳述する。本提案の情報システム
にとって、診療プロセス評価機能とクリニカルパス評価
機能は必須機能ではないが、これら機能があるとクリニ
カルパスの向上やマクロな観点からの診療の向上が可能
となる。公開/提携症例分類・クリニカルパス関連DB1
9は、症例分類・クリニカルパス関連DB16と同様に症
例分類とクリニカルパスの情報が蓄積されている。外部
連携インタフェース18は、二つのDB間のデータ交換や、
公開/提携症例分類・クリニカルパス関連DB19の情報
を元とした症例分類・クリニカルパス関連DB16の情報
の修正、公開/提携症例分類・クリニカルパス関連DB19
への情報発信を行う。これにより、外部の情報を取り入
れ、症例分類・クリニカルパス関連DBを向上させること
が可能となる。以上記述したようにクリニカルパス分析
環境15により、クリニカルパスの作成や適用範囲、優先
度等が症例分類・クリニカルパス関連DB16に蓄積され
る。最適クリニカルパス選択機能17では、この蓄積さ
れたデータを基にして、患者に対する最適なクリニカル
パスの選択やクリニカルパスの優先度計算を行う。患者
に対してクリニカルパスを適用しようとする場合、電子
カルテ11を用いて患者の性別・年齢・病名などの基本
的な情報とある時点までの診療記録が電子カルテDB12
に登録されている。これら患者情報と、医療機関や部署
・医師等の制限や治療方針を用いて、症例分類・クリニ
カルパス関連DB16から最適なクリニカルパスを選択も
しくは順位付けして表示する。特にある時点までの診療
記録がクリニカルパス選択に使用されることで、患者の
状態変化に即したクリニカルパスを動的に選択していく
ことが可能となる。なお、本機能の動作については実施
例4で詳述する。医師等は、表示されたクリニカルパスの
中から適切なものを選択し、さらに必要であればカスタ
マイズして該当患者用のクリニカルパスを作成する。作
成後、予めオーダー可能な診療行為については予約して
オーダーを発行することも可能である。本情報システム
は、単一の医療機関に限定されたものではなく、複数の医
療機関に向けたサービスも可能である。この場合、図1の
クリニカルパス作成・分析・提供に関する機能を医療機
関から独立させ、電子カルテ等の診療部分は複数の医療
機関に散在することになる。独立した部分は、複数の医
療機関に向けて該当する機能または該当する機能による
結果を提供するクリニカルパス運用支援サービスを行
う。この場合、各医療機関ではクリニカルパスのメンテ
ナンス等をする手間が省力でき、また複数の医療機関の
データが集まってくるため、精度の高い症例分類やクリ
ニカルパスの情報を得ることが可能となる。また、診療
プロセス評価を受けることにより他医療機関との比較が
可能となる。本サービスに関しては、実施例5で詳述す
る。 実施例2 図2は、本発明のクリニカルパス作成方法を概念的に示
した図である。本作成方法は、図1のクリニカルパス分析
環境15の症例分類・クリニカルパス作成機能で使用さ
れる。プロセス集合の各プロセスは、行為の時間(経過
日数)、項目(診療行為)、量の少なくとも三要素からな
る診療行為の一連の実施記録である。ここで、量とは、
行為を行った回数や時間、行為にかかるコスト、行為に
よる報酬や利益などである。行為が検査など測定に関す
るものの場合、測定値を量として扱ってもよい。また、
行為が投薬や注射などの場合、投与量を量として扱って
も良い。図では、各プロセスを経過日数と項目を軸とし、
量をセルの値とする2次元マトリクスとして表現してい
る。このプロセス集合をプロセス表示手段を用いて表示
し、プロセス選択手段を用いて関心のあるプロセス部分
集合のみ選択する。プロセス表示手段としては、典型的
には、時間と項目とからなる時系列パターンを表す2次元
マトリクスと各プロセスの統計量を表す1次元グラフを
用い、両グラフ上に関心領域の選択投影機能を備えた表
示手段を用いる。これにより、1次元グラフ上で関心領域
を設定することでプロセスを選択し、選択されたプロセ
スの平均的なプロセスを2次元マトリクスで観察するこ
とが可能となる。その結果、クリニカルパス作成に適し
たほぼ一様な診療プロセスを施された患者群を抽出する
ことが可能となる。なお、プロセス選択手段には、患者の
病名・性別・年齢・手術名・人種などの基本的な情報に
よる患者選択手段を含んでも良い。選択されたプロセス
の平均プロセスが平均プロセス計算手段によって計算さ
れ、クリニカルパス初期値設定手段によってこれがクリ
ニカルパスの初期値とされる。クリニカルパス編集手段
では、閾値処理や丸め処理などの数値演算と作成者によ
る数値の変更や移動、新規項目の追加が行われ、クリニカ
ルパスが作成される。作成されたクリニカルパスはクリ
ニカルパス登録手段によってデータ保存され、クリニカ
ルパス表示手段によって表示される。なお、クリニカル
パス表示手段はプロセス表示手段と同一のものでよく、
作成したクリニカルパスと記録されたプロセスとを表示
・比較・分析可能な手段である。このように、クリニカ
ルパスの初期値としてデータに基づいた平均診療プロセ
スが設定されることで、現実の診療に沿ったクリニカル
パスの作成が容易になるという効果がある。また、2次元
マトリクスと1次元グラフの両者を活用してプロセス集
合を把握しやすく表示することで、対象となるプロセス
を選択しやすくできるという効果がある。図3は、本ク
リニカルパス作成手段の典型的なフローチャートを表
す。クリニカルパス作成のために、先ずプロセスデータ
を選択し、選択されたプロセスはプロセス表示部に表示
される。ユーザは、これを基にしてクリニカルパスを作
成するか判断し、Noであれば再度プロセスデータの選択
に戻る。Yesの場合、クリニカルパス作成部は選択プロセ
スの平均値を計算し、計算された平均プロセスがクリニ
カルパスの初期値として設定される。ユーザは、数値演
算や数値の変更・移動・追加・削除等の操作によりクリ
ニカルパスの編集を行い、所望のクリニカルパスを作成
する。ユーザは、作成したクリニカルパスを登録するか
判断し、Yesであればクリニカルパスを登録する。登録さ
れたクリニカルパスはプロセス表示部でプロセス記録と
共に表示される。作成者は、表示されたクリニカルパス
とプロセス記録を比較してクリニカルパスを変更するか
判断し、Yesであればクリニカルパス編集手段により編集
し、所望のクリニカルパスが得られるまで繰り返す。な
お、このフローチャートは典型的な処理の流れを示した
もので、他の処理の流れもあることは言うまでもない。
例えば、このフローチャートでは判断木を使って処理の
分岐を記述したが、表示プログラムではイベントとイベ
ントハンドラーを使って処理が選択されるのが一般的で
ある。また、既存のクリニカルパスを変更する場合、既存
のクリニカルパスと、選択されたプロセスの平均プロセ
スを併記し、既存のクリニカルパスを修正しやすくして
もよい。図4は、プロセス集合とクリニカルパスのデー
タ構造の一例を示す図である。データ構造は、ファクト
テーブルとディメンジョンテーブルとからなるスタース
キーマをとっている。左側のファクトテーブルはプロセ
ステーブル41からなる。プロセステーブル41は患者
ID、経過日数、診療項目と対応する診療量(回数、コスト
等)を記録したものである。右側のディメンジョンテー
ブルは、患者の基本情報を記録した患者テーブル42と
診療項目の内容を記述した診療項目テーブル43であ
る。例えば、患者テーブル42には、患者IDがPat001の人
は年齢が34で性別は女性、診断名は病名1であるといった
情報が記載されている。また、患者ID=CP001は作成され
たクリニカルパスを示している。この図では、患者テー
ブル42に、関連するクリニカルパスのIDを記載する欄
が設けられている。これにより、どの患者群に対してど
のクリニカルパスが関連しているのか判断することが可
能となる。なお、図では関連クリニカルパスを一欄しか
記述していないが、実際には複数の関連するクリニカル
パスがある。例えば、診療を行う際に実際に使用したク
リニカルパスや、クリニカルパス作成方法において元と
なった選択患者に振る当該クリニカルパス等がある。な
お、関連クリニカルパスの欄は、患者とクリニカルパスと
の関連性を明確にするために導入したが、必須項目では
ない。また、本データ形式では患者の診療プロセスデー
タとクリニカルパスデータとを同一のデータ構造(プロ
セステーブル41と患者テーブル42)に入れているが、
クリニカルパスデータを別のデータ構造に入れることも
可能である。例えば、プロセステーブル41に混在させ
る代わりに、クリニカルパステーブルを作成し、同様の記
録を行うことも可能である。同一のデータ構造に入れた
場合、データの取り扱いは統一性が取り易いが、クリニカ
ルパスとプロセスデータとの判別はフラグによるしかな
い。逆に、別のデータ構造に入れた場合、診療記録とクリ
ニカルパスとの判別は容易だが、データを統一的に扱う
ためには、両方を入れたテーブルを一時的に作成するか、
分析ソフトウェアの内部データに両者を入れるかもしく
はプログラムに統一的に扱う機能を入れる必要がある。
なお、図4にはスタースキーマを採用したデータ構造を例
示したが、この構造に限らない。例えば、患者テーブル中
の診断名等に関し、診断群分類等を記述するためのテー
ブルを付加し、スノーフレークスキーマとしても良い。
この場合、テーブルの修正等は容易になるが、データ抽出
・検索等に関しては、結合すべきテーブルが増加するた
めに速度が低下することもある。データ構造は、テーブ
ル修正頻度や要求されるデータ抽出レスポンス時間に応
じて変更され得る。図5は、本クリニカルパス作成方法
の代表的な画面遷移を示す。診療プロセス表示画面51
では左側に診療プロセスを表している。横軸は入院から
の日数、縦軸は診療項目、濃淡はその実施量を表してい
る。右側は患者毎の実施量を表しおり、横軸は患者、縦軸
は実施量を取っている。図では、右の3人の患者が選択
され、この3人の平均もしくは和のプロセスが右側の画
面に表示されている。ここで、クリニカルパス作成ボタ
ンを押すと、平均プロセスが計算されクリニカルパス初
期値設定画面52が表示される。ここで例えば、閾値を
0.5としてそれ以下の値を切り捨てて初期値を計算させ
ると、クリニカルパス編集画面53にその初期値が設定
される。クリニカルパスの作成者はこの画面上で数値や
項目名を編集し、所望の結果が得られたら作成されたク
リニカルパスを登録する。このように、分析画面と編集
画面を連携させることで、クリニカルパスの効率的な作
成が可能となる。図6は、本クリニカルパス作成方法で
登録されたクリニカルパスを検証する診療プロセス表示
画面を2例表す。診療プロセス表示画面61、62共に
登録されたクリニカルパスは最右端に表示されている。
診療プロセス表示画面61では作成されたクリニカルパ
スとその基となった診療プロセスとの差分を計算し、画
面左側にその差分を表示する。診療プロセス表示画面6
2では、作成されたクリニカルパスとその基となった診
療プロセスとを同時に上下に表示し、相違点を比較しや
すく表示している。これら表示機能により、作成された
クリニカルパスが実際の診療プロセスに合致したものか
判断することが可能となる。図7は、図3のフローチャー
トを修正し、クリニカルパスの作成効率を向上させる方
法を示したものである。前述したクリニカルパス作成手
段では、所望のクリニカルパスに適した患者群を選択す
ることが効率向上の面で重要である。即ち、一様な診療
プロセスを施された患者群が選択できれば、クリニカル
パスの編集作業を低減することが可能である。一様なプ
ロセスを抽出しやすくするために、本フローチャートで
は、プロセス間に距離を定義し、その距離を用いてプロセ
スを分類する手段(クラスタリング)を付加する。ここ
で、プロセス間に定義される距離の概念図を図8に示す。
プロセス集合81は、各患者に施された診療記録を時間と
項目の2次元プロセスマトリクスで表したものの集合で
ある。ここでプロセスマトリクスの各セルの値は、診療
行為量(回数やコスト、診療報酬、薬剤投与量、検査値な
ど)である。このプロセス集合81に、各セルを多次元空
間の軸と見做したユークリッド距離(距離計算手段8
2)を導入し、プロセス距離空間83を構成する。すな
わち、プロセス間の距離を、各セルの診療行為量の差の自
乗和の平方根と定義する。ただし、通常、診療プロセスで
は時間方向の誤差はある程度許容されるべきものなの
で、各プロセスを時間方向に鈍らせてからユークリッド
距離を計算するなどの修正を加えても良い。この場合、
鈍らせる量により、どの程度診療行為のタイミングに正
確性が要求されているか調整することができる。例え
ば、全く鈍らせない場合には、時間的な正確性が要求さ
れ、鈍らせる量が大きい場合には、いつ診療行為を行って
もよいということになる。図9は、本手段の典型的な画面
遷移を表す。診療プロセス分析ウィンドウ91にはプロ
セス集合が表示される。左側の2次元マトリクスは横軸
を時間、縦軸を項目、診療量の平均を濃淡で表している。
右側の1次元グラフは各患者の診療量を表す。プロセス
クラスタリングボタンが押された場合、クラスタリング
設定ウィンドウ92が起動される。このウィンドウでは、
複数の距離の定義のうち、クラスタリング作成に使用す
る距離の選択と時間方向に鈍らせる量を表すパラメータ
の入力等を行う。入力に従い、プロセス間の距離が計算
され、最近隣法などのクラスタリング手法を用いてプロ
セス分類が作成される。図では階層的クラスタリング手
法が採られた場合を示しており、横軸は距離、上のグラフ
の縦軸はクラスタの個数、下のグラフの縦軸は各プロセ
スを表し樹状図によりクラスタの構成具合を表してい
る。ユーザは、スライダ等の指示手段を操作して、所望の
クラスタを決定し、登録ボタンを押して登録する。診療
プロセス分析ウィンドウ93では、登録されたクラスタ
を用いて右側のグラフが変更されている。本手段の実施
後、図5と同様にしてクラスタを選択し、平均プロセスの
計算、クリニカルパスの初期値設定、編集、および登録を
行う。このように、診療プロセス間に距離を定義し、その
距離によるクラスタを予め作成しておくことで、対象と
するプロセスを効率的に選択できるという効果がある。 実施例3 図10は、実施例2で説明したプロセス間の距離を用いて、
クリニカルパスと診療プロセスとの適合度を計算するフ
ローチャートである。本計算方法は、図1のクリニカルパ
ス分析環境15の診療プロセス分析機能とクリニカルパ
ス分析機能で使用される。先ず、ユーザは適合度を計算
するプロセスデータとクリニカルパスとを選択する。第
1の評価基準では、選択されたプロセスデータの平均プロ
セスを計算し、これとクリニカルパスとの距離を計算し
表示する。これにより、プロセスが平均的にどの程度ク
リニカルパスと差があるか判断することが可能となる。
第2の評価基準では、各プロセスとクリニカルパスとの距
離の自乗誤差を計算し表示する。これにより、各プロセ
スがクリニカルパスからどの程度分散しているか判断す
ることが可能となる。第3の評価基準では、クリニカルパ
スからの距離に閾値を設け、その閾値以上の距離となっ
たプロセスの個数または比率を計算し表示する。これに
より、アウトライアと呼ばれるクリニカルパスから大き
く外れた患者の人数又は比率を判断することが可能とな
る。以上、三つの評価基準もしくはそのうちの一つを用
いて、クリニカルパスと診療プロセスとの適合度を評価
できる。本評価方法の結果は、診療プロセス評価機能で
は診療プロセスをコントロールする指標、クリニカルパ
ス評価機能ではクリニカルパスを修正する指標となる。
なお、本評価はクリニカルパス作成方法の中で、作成され
たクリニカルパスの評価にも使用可能である。図3のフ
ローチャートおよび図6のクリニカルパスの表示画面例
では、クリニカルパスと診療プロセスとを表示してその
差異を判断している。本評価方法を使用することで、差
異を数値として表す事が可能となり、クリニカルパスを
更に修正するか判断することが容易となる。 実施例4 図11は、最適クリニカルパス選択機能の典型的な画面遷
移を表す。患者情報ウィンドウ111には、患者の基本
的な情報が表示される。診療計画ウィンドウ112に
は、ある時点までの診療プロセスの記録と計画すべき診
療プロセスを記入する欄が表示される。図では、横軸に
日付、縦軸に診療項目がとられ、各セルには診療項目をど
の程度の量実施したかが示されている。例えば、2/5には
Aという診療項目分類に属するA1という診療行為を5単位
と、Dという診療項目分類に属するD1という診療行為を4
単位行ったことが表示されている。2/9以降網線で示さ
れている箇所は、まだ診療が行われておらず、これから診
療計画を立案すべき部分である。最適クリニカルパス選
択ボタンが押されたとき、患者の基本的診療情報(診断
名、手術名、性別、年齢、人種、既往歴、薬歴など)の全部も
しくは一部と、ある時点(この例では、2/8)までの診療
記録を条件として、類似した症例分類を抽出し、それに関
連したクリニカルパスを図1で示した症例分類・クリニ
カルパス関連DBから抽出する。類似した症例分類を計算
方法は、患者の基本的診療情報が同一もしくは年齢等は
ある一定範囲に入り、ある時点までの診療プロセスが実
施例2で説明した距離を用い、その距離の近さで症例分
類を抽出すればよい。ここで、抽出する症例分類は複数
あってよい。また、抽出した症例分類に関連するクリニ
カルパスも複数あってよい。例えば、同一の症例分類で
あっても、未分類の部分に関して複数のクリニカルパス
を持ちうるし、また医療機関の設備的な制約等によって
も複数のクリニカルパスが存在し得るからである。な
お、複数のクリニカルパスが表示される場合、類似度等に
より優先度を付して表示を行っても良い。医師等のユー
ザは、複数のクリニカルパスが表示されている場合には、
そのうちの一つを選択する。選択されたクリニカルパス
に応じて、診療計画を立案すべき箇所にデータが挿入さ
れ表示される。ユーザは、患者の状態や設備の空き状況
などを加味して、診療計画ウィンドウ113上で挿入さ
れたデータを編集する。この後、予約可能な診療行為等
は予約オーダーをこの画面上から発行することも可能で
ある。本機能により、患者の基本的な診療情報だけでな
く、ある時点までの患者の状態や患者に行った診療記録
に応じた最適なクリニカルパスの選択、およびそれを元
に患者に適した診療計画の作成が可能となる。 実施例5 図12は、クリニカルパス運用支援サービスの概略図であ
る。図中CPはクリニカルパスを表す。クライアント医療
機関(CP非作成)121とクライアント医療機関(CP作
成)122は本サービスのクライアント、クリニカルパ
ス運用支援サービス機関123は本サービスのサーバ、
クリニカルパス提携/公開機関124は本サービスと提
携した他のサーバまたはクリニカルパス等を公開してい
る機関である。図中に箇条書きしてあるのは各機関で実
施する項目を表し、矢印の横に記してある項目は、流通す
る情報を表している。クライアント医療機関(CP非作
成)121では、患者情報・診療プロセスの登録を行い、
患者情報と診療プロセスがクリニカルパス運用支援サー
ビス機関123に送出される。クリニカルパス運用支援
サービス機関123では、送出されたデータを受け付け、
最適なクリニカルパスを選択し、選択した最適クリニカ
ルパスをクライアント医療機関(CP非作成)121に返
送する。また、クリニカルパス運用支援サービス機関は、
各クライアント医療機関の設備等の制約条件や診療方針
に従って、クリニカルパスをカスタマイズして返送する
サービスを行う。さらに、クリニカルパス運用支援サー
ビス機関では、各クライアントから集められた診療プロ
セスを用いて、症例分類・クリニカルパスの作成や修正、
蓄積を行う。蓄積された情報は、最適クリニカルパスの
選択や症例分類・クリニカルパスの配信に使用される。
また、クリニカルパス運用支援サービス機関では、各クラ
イアントから集められた診療プロセスを用いて診療プロ
セス評価を行い、診療プロセス評価結果を各医療機関に
送出する。この際、診療プロセス評価は、集められた診療
プロセスを記憶されている症例分類に分類し、各分類に
関連付けられたクリニカルパスとの距離から計算される
適合度を計算し、症例分類毎の適合度を計算することで
行われる。また、クリニカルパス運用支援サービス機関
では、各クライアントから集められた診療プロセスを用
いてクリニカルパス評価を行い、クリニカルパスを修正
する。クライアント医療機関(CP作成)122では、ク
ライアント医療機関(CP非作成)121と同様なサービ
スを受ける。それ以外では、独自に症例分類・クリニカ
ルパスを作成・変更し、これをクリニカルパス運用支援
サービス機関に登録する。クリニカルパス運用支援サー
ビス機関では、登録された情報を元に症例分類・クリニ
カルパスを蓄積・配布・修正等を行う。また、集められ
た診療プロセスを元に、登録されたクリニカルパスの評
価を行い、評価結果をクライアント医療機関(CP作成)
122に送出する。なお、クライアント医療機関が有す
る機能は様々な場合が考えられる。例えば、最適クリニ
カルパス選択や診療プロセス評価も独自に行う場合など
が考えられる。また、クリニカルパス運用支援サービス
機関は医療機関を兼ねる場合も考えられる。クライアン
トからサーバへの対価は、固定額、クリニカルパスの使用
量に応じた額、サービス項目の契約数や使用量に応じた
額などが考えられる。また、クライアント医療機関(CP
作成)がクリニカルパスを登録した場合、登録したクリ
ニカルパスの使用量に応じて対価を減額もしくは逆に対
価を支払うことも考えられる。このように、複数の医療
機関から診療情報等を集積することで、クリニカルパス
や症例分類の質や精度を向上でき、医療機関において診
療の質や効率向上が可能となる。また、複数の医療機関
を比較することで、改善すべき点を見つけられるという
効果もある。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
診療記録を分析し結果を診療へとフィードバック可能な
情報システムを構築することが可能となる。特に、クリ
ニカルパスを介在させることで効率的に情報をフィード
バックできるという顕著な効果を有する。また、本発明
のクリニカルパス作成方法によれば、現実の診療プロセ
スに即したクリニカルパスの作成・修正を支援すること
が可能となる。本発明の最適クリニカルパス選択方法に
よれば、患者情報とある時点までの診療記録から最適な
クリニカルパスを選択することが可能となる。本発明の
診療プロセス評価方法とクリニカルパス評価方法によれ
ば、診療記録とクリニカルパスとの差異を指標とするこ
とで、クリニカルパスや診療の向上が可能となる。さら
に本発明の情報システムを使用して、クリニカルパスを
広範に流通させ、診療の質と効率の向上を支援可能なサ
ービスを提供することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリニカルパス運用支援情報システム
の概念図である。
【図2】本発明のクリニカルパス作成方法の概念図であ
る。
【図3】本発明のクリニカルパス作成手段の典型的なフ
ローチャートである。
【図4】本発明のプロセスとクリニカルパスのデータ構
造の一例を示す図である。
【図5】本発明のクリニカルパス作成方法の代表的な画
面遷移を表す図である。
【図6】本発明のクリニカルパス作成方法で作成された
クリニカルパスの検証画面例である。
【図7】本発明のクリニカルパス作成手段にプロセスク
ラスタリングを付加した場合の典型的なフローチャート
である。
【図8】プロセス間への距離の導入方法を表す概念図で
ある。
【図9】本発明のクリニカルパス作成手段にプロセスク
ラスタリングを付加した場合の代表的な画面遷移を表す
図である。
【図10】プロセス間の距離を用いて、クリニカルパス
と診療プロセスとの適合度の計算方法を表すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の最適クリニカルパス選択機能の典型
的な画面遷移を表す図である。
【図12】本発明のクリニカルパス運用支援サービスの
概略図である。
【符号の説明】
11.電子カルテ 12.電子カルテDB 13.セントラルDWH 14.アドミニストレーション 15.クリニカルパス分析環境 16.症例分類・クリニカルパス関連DB 17.最適クリニカルパス選択機能 18.外部連携インタフェース 19.公開/提携症例分類・クリニカルパス関連DB 41.プロセステーブル 42.患者テーブル 43.診療行為項目テーブル 51-53.診療プロセス表示画面 61、62.診療プロセス表示画面 81.プロセス集合 82.距離計算手段 83.プロセス距離空間 91、93.診療プロセス表示ウィンドウ 92.クラスタリング設定ウィンドウ 111.患者情報ウィンドウ 112、113.診療計画ウィンドウ 121.クライアント医療機関(クリニカルパス非作
成) 122.クライアント医療機関(クリニカルパス作成) 123.クリニカルパス運用支援サービス機関 124.クリニカルパス公開/提携機関。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 元 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 伴 秀行 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 渡邊 龍 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】診療プロセスを電子的に記録する手段と、
    前記記録された診療プロセスから症例分類とクリニカル
    パスを作成する手段と、作成した症例分類とクリニカル
    パスを記憶する手段と、前記記憶手段に記憶されたクリ
    ニカルパスの中から最適なクリニカルパスを選択する手
    段とを備えることを特徴とするクリニカルパス運用支援
    情報システム。
  2. 【請求項2】診療プロセスを電子的に記録する手段と、
    前記記録された診療プロセスから症例分類とクリニカル
    パスを作成する手段と、作成した症例分類とクリニカル
    パスを記憶する手段と、前記記憶手段に記憶されたクリ
    ニカルパスの中から最適なクリニカルパスを選択する手
    段と、前記記録された診療プロセスと前記記憶されたク
    リニカルパスとの適合度を計算する手段を備えることを
    特徴とするクリニカルパス運用支援情報システム。
  3. 【請求項3】複数の患者の電子的に記録された診療プロ
    セスを、時間軸と診療行為とからなる2次元マトリクスと
    して分類し、前記診療プロセスの内、ユーザによって選択
    された診療プロセスの平均プロセスを計算し、前記ユー
    ザに前記平均プロセスを編集する手段を提供し、前記ユ
    ーザによる前記平均プロセスの編集結果をクリニカルパ
    スとしてデータベースに登録し、それと共に前記クリニ
    カルパスを適用すべき症例分類を前記クリニカルパスと
    関連付けてデータベースに登録し、患者のある時点まで
    の診療情報を受け付け、前記データベースに登録された
    クリニカルパスのうち、前記ある時点までの診療情報に
    類似した症例分類を抽出し、前記症例分類に関連付けら
    れたクリニカルパスを選択し、ある時点以降の診療プロ
    セスの計画を出力することを特徴とするクリニカルパス
    運用支援方法。
  4. 【請求項4】診療プロセスの記憶手段から分析対象とす
    る診療プロセスを選択し、選択された診療プロセスの平
    均プロセスを計算し、前記平均プロセスをクリニカルパ
    スの初期値に設定し、ユーザに前記初期値を編集する手
    段を提供し、前記ユーザの編集結果をデータベースに登
    録することを特徴とするクリニカルパス作成方法。
  5. 【請求項5】前記診療プロセスの選択において、時間と
    診療項目からなる2次元マトリクスを用いて診療プロセ
    スの時系列パターンの統計量を表示する手段と、1次元グ
    ラフを用いて各診療プロセスの統計量を表示する手段
    と、両グラフ上で関心のある領域を選択して前記関心領
    域に入る診療プロセスのみを表示する手段を備えた診療
    プロセス表示手段を用いて、診療プロセスを選択するこ
    とを特徴とする請求項4記載のクリニカルパス作成方
    法。
  6. 【請求項6】前記診療プロセスの選択において、診療プ
    ロセス間に距離を定義し、前記距離により診療プロセス
    のクラスタリングを行い、診療プロセスを選択する際に
    は、前記診療プロセスのクラスタのうち一つまたは複数
    を選択することを特徴とする請求項4記載のクリニカル
    パス作成方法。
  7. 【請求項7】電子的に記録された診療プロセスとクリニ
    カルパスの距離を計算する手段を備え、前記診療プロセ
    スと前記クリニカルパスとの距離の平均、分散、自乗誤
    差、ある特定の閾値以上となった診療プロセスの個数や
    比率の全部もしくは一部を計算することを特徴とするク
    リニカルパスと診療プロセスとの適合度評価方法。
  8. 【請求項8】患者のある時点までの診療情報を入力し、
    前記診療情報に類似した症例分類を計算し、前記症例分
    類に関連したクリニカルパスを抽出し、ある時点以降の
    診療計画とすることを特徴とするクリニカルパス選択方
    法。
  9. 【請求項9】診療プロセスの電子的な記録を受け付け、
    前記記録された診療プロセスを分析して症例分類とクリ
    ニカルパスを作成し、作成した症例分類とクリニカルパ
    スを配信することを特徴とするクリニカルパス提供サー
    ビス。
  10. 【請求項10】複数の診療プロセスの電子的な記録を受
    け付け、前記診療プロセスを記憶された症例分類に分類
    し、前記症例分類に関連したクリニカルパスと前記分類
    された診療プロセスとの距離から計算される適合度を計
    算し、症例分類と前記適合度を返信することを特徴とす
    るクリニカルパス提供サービス。
  11. 【請求項11】患者のある時点までの診療プロセスの電
    子的な記録を受付け、前記診療プロセスに類似した症例
    分類を計算し、前記症例分類に関連付けられたクリニカ
    ルパスを抽出し、ある時点以降の診療計画として返信す
    ることを特徴とするクリニカルパス提供サービス。
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