JP2003330532A - プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム - Google Patents

プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム

Info

Publication number
JP2003330532A
JP2003330532A JP2002139180A JP2002139180A JP2003330532A JP 2003330532 A JP2003330532 A JP 2003330532A JP 2002139180 A JP2002139180 A JP 2002139180A JP 2002139180 A JP2002139180 A JP 2002139180A JP 2003330532 A JP2003330532 A JP 2003330532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
plant
maintenance
present value
maintenance plan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002139180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3616071B2 (ja
Inventor
Nobuya Yoshimoto
宣哉 吉本
Nobuhiko Nishimura
宣彦 西村
Shintaro Kumano
信太郎 熊野
Naoto Kawase
直人 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002139180A priority Critical patent/JP3616071B2/ja
Publication of JP2003330532A publication Critical patent/JP2003330532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3616071B2 publication Critical patent/JP3616071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プラント保守計画に関わる最適化プログラム
を提供する。 【解決手段】 (a)プラントに含まれる部品が取り替
えられる時期が定められた保守計画(x〜x)を作
成するステップ(S03)と、(b)保守計画(x
)の作成対象である対象期間を分割して定められた
第1〜第Y期間のうちの第i期間の間に、前記部品に関
連して生じるキャッシュアウトフローCOFを、保守
計画(x〜x)に基づいて、第1〜第Y期間のそれ
ぞれについて算出するステップ(S04、S05)と、
(c)キャッシュアウトフローCOFと前記第i期間
の割引率rとに基づいて、前記対象期間において前記
部品に関連して生じる総コストの現在価値に対応する現
在価値換算総コストPVC(S07)を算出するステッ
プとをコンピュータ(10)に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント保守最適
化プログラム、プラント保守最適化システム、及びプラ
ント保守計画作成方法に関する。本発明は、特に、プラ
ントに含まれる部品を交換するプラント保守計画を最適
化するために使用されるプラント保守最適化プログラ
ム、プラント保守最適化システム、及びプラント保守計
画作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラントに含まれる部品は、適切に管理
され、適切な時期に取り替えられる必要がある。部品を
適宜に交換してプラントのメンテナンスを行うことは、
プラントの機能を充分に発揮し、更に、安全を確保する
ために重要である。
【0003】プラントの部品の取替の有無と、取替の時
期とを定めた保守計画は、プラントの運用の経済性を考
慮して決定される必要がある。部品の頻繁な取替は、プ
ラントの安全性を向上するが、プラントの運用の経済性
を悪化させる。その一方で、部品の取替回数が少なすぎ
ることは、プラントの安全性の確保の面で問題である。
保守計画プラントの安全性を充分に確保しながら、経済
的なプラント運用を実現する保守計画の作成が重要であ
る。
【0004】保守計画を最適に作成する方法として、R
BM(Risk-Based Management)法が知られている。R
BM法では、プラントに含まれる部品の余寿命と破損確
率とが評価される。更に、各部品の破損による損失額が
推算され、破損確率と損失額との積がリスクコストの期
待値として算出される。リスクコストの期待値が、部品
の取替の費用を上回った時点で、該部品を取り替えると
いう判断がなされる。
【0005】プラントの運用の経済性をより適切に考慮
し、保守計画を一層に最適に作成することを可能にする
技術の提供が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プラ
ントの運用の経済性をより適切に考慮し、保守計画の一
層の最適化を可能にするプラント保守最適化プログラ
ム、プラント保守最適化システム、及びプラント保守計
画作成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載と
の対応関係を明らかにするために付加されている。但
し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記
載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならな
い。
【0008】本発明によるプラント保守最適化プログラ
ムは、(a)プラントに含まれる部品が取り替えられる
時期が定められた保守計画(x〜x)を作成するス
テップ(S03)と、(b)保守計画(x〜x)の
作成対象である対象期間を分割して定められた第1〜第
Y期間のうちの第i期間の間に、前記部品に関連して生
じるキャッシュアウトフローCOFを、保守計画(x
〜x)に基づいて、第1〜第Y期間のそれぞれにつ
いて算出するステップ(S04、S05)と、(c)キ
ャッシュアウトフローCOFと前記第i期間の割引率
とに基づいて、前記対象期間において前記部品に関
連して生じる総コストの現在価値に対応する現在価値換
算総コストPVC(S06、S07)を算出するステッ
プとをコンピュータ(10)に実行させる。キャッシュ
アウトフローCOFは、第i期間の間に前記部品を取
り替えることによって生じる部品取替キャッシュアウト
フローC exを示す項を含む。当該プラント保守最適
化プログラムでは、第i年において発生するキャッシュ
アウトフローCOFが、割引率rを用いて現在価値
に換算され、これにより、より適切に保守計画の適否の
評価を行うことが可能になる。
【0009】前記現在価値換算総コストPVCは、下記
式:
【数2】 によって算出されることが好ましい。
【0010】前記(b)ステップは、(d)前記部品が
前記第i期間において破損する破損確率p^(i)を、
前記第1〜第Y期間のそれぞれについて算出するステッ
プ(S04)と、(e)前記部品が破損する事故が発生
することによって生じる被害コストC と破損確率p
とを乗じて、破損キャッシュアウトフロー期待値C
acを算出するステップ(S05)と、(f)前記第
1〜第Y期間のそれぞれについて、破損キャッシュアウ
トフロー期待値C acと取替コストC exとの和を
キャッシュアウトフローCOFとして算出するステッ
プ(S05)とを含むことが好ましい。
【0011】破損確率p^は、前記部品を時間tだけ
使用したときに、前記部品が破損する累積破損確率を、
時間tの連続関数であるP(t)として、下記式: p^=P(tuse )−P(tuse ), tuse :第i期間の開始時点における、前記部品
の累積使用時間tuse :第i期間の終了時点にお
ける、前記部品の累積使用時間により算出されることが
好ましい。
【0012】保守計画(x〜x)が、複数であり、
現在価値換算総コストPVCが、前記保守計画のそれぞ
れについて算出される場合、当該プラント保守最適化プ
ログラムは、(g)現在価値換算総コストPVCに基づ
いて前記保守計画(x〜x)のうちの一を最適保守
計画(xopt)として選択し、前記最適保守計画(x
op )を出力するステップ(S08)を更にコンピュ
ータ(10)に実行させることが好ましい。
【0013】本発明によるプラント保守最適化システム
は、入力装置(1)と、演算装置(4)とを備えてい
る。入力装置(1)は、プラントの運用に関する運用デ
ータ(5)と割引率データ(6)とを受け取る。演算装
置(4)は、(h)運用データ(5)に応じて、計画作
成対象期間を定めるステップ(S01)と、(i)割引
率データ(6)に基づいて、計画作成対象期間を分割し
て定められた第1〜第Y期間のうちの第i期間の割引率
(ディスカウントレート)rを定めるステップ(S0
2)と、(j)計画作成対象期間について、前記プラン
トに含まれる部品を取り替える時期を定めた保守計画
(x〜x)を定めるステップ(S03)と、(k)
保守計画(x〜x)に基づいて、第i期間において
前記部品に関連して生じるキャッシュアウトフローCO
を前記第1〜第Y期間のそれぞれについて算出する
ステップ(S04、S05)と、(l)割引率rと、
キャッシュアウトフローCOFとに基づいて、計画作
成対象期間において前記部品に関連して生じる総コスト
の現在価値に対応する現在価値換算総コストPVCを算
出するステップ(S06、S07)とを実行する。キャ
ッシュアウトフローCOFは、第i期間の間に部品を
取り替えることによって生じる部品取替キャッシュアウ
トフローC exを示す項を含む。当該プラント保守最
適化システムによれば、第i年において発生するキャッ
シュアウトフローCOFが、割引率rを用いて現在
価値に換算され、これにより、より適切に保守計画の適
否の評価を行うことが可能になる。
【0014】本発明によるプラント保守計画作成方法
は、(m)プラントに含まれる部品を取り替える保守計
画を、互いに異なるように複数定めるステップ(S0
3)と、(n)保守計画(x〜x)の作成の対象期
間において保守計画(x)を採用したときに前記部品
に関連して生じる総コストの現在価値に対応する現在価
値換算総コストPVCを、保守計画(x〜x)のそ
れぞれについて算出するステップ(S04、S05、S
06、S07)と、(o)現在価値換算総コストPVC
に基づいて、保守計画(x〜x)ののうちの一を最
適保守計画(xopt)として選択するステップ(S0
8)とを備えている。(n)ステップ(S04、S0
5、S06、S07)は、(p)保守計画(x
)の作成対象である対象期間を分割して定められた
第1〜第Y期間のうちの第i期間の間に、前記部品に関
連して生じるキャッシュアウトフローCOFを、前記
第1〜第Y期間のそれぞれについて保守計画に基づいて
算出するステップ(S04、S05)と、(q)キャッ
シュアウトフローCOFと第i期間の割引率(ディス
カウントレート)rとに基づいて、現在価値換算総コ
ストPVCを算出するステップ(S06、S07)とを
含む。キャッシュアウトフローCOFは、前記第i期
間の間に前記部品を交換することによって生じる部品交
換キャッシュアウトフローC exを示す項を含む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明によるプラント保守最適化プログラム、プラント
保守最適化システム、及びプラント保守計画作成方法の
実施の一形態を説明する。
【0016】本発明の実施の一形態では、図2に示され
ているプラント保守最適化システム10が使用される。
プラント保守最適化システム10は、プラント保守計画
の最適化を支援するコンピュータシステムである。プラ
ント保守最適化システム10は、入力装置1、表示装置
2、記憶装置3、及び演算装置4を備えている。
【0017】入力装置1、及び表示装置2は、プラント
保守最適化システム10とユーザとの間のマシンインタ
ーフェースである。入力装置1は、典型的には、キーボ
ード及びマウスが使用され、表示装置2としては、典型
的には、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイが使
用される。
【0018】記憶装置3は、部品履歴データベース3
a、累積破損確率データベース3b、コストデータベー
ス3c、及びプラント保守最適化プログラム3dを保存
する。記憶装置3は、更に、演算装置4が実行する演算
のワークエリアとして使用される。
【0019】部品履歴データベース3aには、プラント
に含まれる部品のそれぞれについて、該部品の使用が開
始された使用開始時期が記述されている。
【0020】累積破損確率データベース3bには、プラ
ントに含まれる部品のそれぞれについて、該部品の累積
破損確率P(t)が記述されている。図3に示されてい
るように、累積破損確率P(t)は、該部品の累積使用
時間がtになるまでに該部品が破損する確率であり、 P(0)=0, P(∞)=1, が成立する。累積破損確率P(t)は、t≧0において
連続かつ単調に増加する関数である。累積破損確率関数
P(t)は、累積破損確率関数P(t)は、該部品が破
損する破損確率密度関数p(t)を用いて、
【数3】 と表現することができる。
【0021】コストデータベース3cには、プラントに
含まれる部品のそれぞれについて、該部品の取替に必要
な取替コストCex(円)と、該部品が破損する事故が
発生したときに生じる被害コストCac(円)とが記述
されている。被害コストC には、事故による直接的
な損害による損害額Cac1と、プラントの停止に伴う
2次的な損害の損害額Cac2と、破損した部品を取り
替えるのに必要な取替コストCac3とが含まれる。計
画的に部品を取り替える場合に必要な取替コストCex
と、事故が発生したときに発生する取替コストCac1
とは、一般には異なる。
【0022】プラント保守最適化プログラム3dは、演
算装置4が実行する演算の手順が記述されたコンピュー
タプログラムである。
【0023】演算装置4は、プラント保守最適化プログ
ラム3dに従って、プラントのメンテナンスに関する意
思決定を行うために有用なデータを算出し、表示装置2
に表示する。該データの算出のために、演算装置4は、
部品履歴データベース3a、累積破損確率データベース
3b、及びコストデータベース3cにアクセスし、その
内容を参照する。
【0024】続いて、プラント保守最適化システム10
を用いて、最適なプラント保守計画が作成される過程を
説明する。
【0025】図3は、作成されるプラント保守計画の内
容を説明するための図である。プラントは、それが廃却
されるまで、定期的に点検される。定期的に行われる点
検は、一般に、定検と呼ばれる。定検が行われたとき
に、必要に応じて、プラントに含まれる部品の取替が行
われる。今後行われる定検のうち、どの定検において該
部品の取り替えるかを最適に選択することが、プラント
保守計画の作成時の課題である。該部品の破損する事故
によって発生するリスクと、部品の取替の経済性との対
比により、プラントの廃却まで該部品の取替が行われな
いという選択もあり得る。
【0026】プラント保守計画の作成のために、下記の
ステップ群がプラント保守最適化システム10によって
順次に実行される。プラント保守最適化プログラム3d
には、下記のステップ群を実行する手順が記述され、演
算装置4がプラント保守最適化プログラム3dを実行す
ることにより、プラント保守計画の作成が行われる。
【0027】ステップS01:図1に示されているよう
に、まず、プラントの運用に関するプラント運用データ
5が入力装置1に入力され、記憶装置3に保存される。
プラント運用データ5には、プラントが今後、運転され
る運転年数Yが示されている。Yは、1以上の整数であ
る。運転年数Yが過ぎると、該プラントは廃却される。
プラントの運転年数Yから、プラント保守計画の作成対
象である計画作成対象期間が定められる。図3を参照し
て、プラントの運転年数Yである場合、計画作成対象期
間は、第1年から第Y年までのY年間である。第1年か
ら第Y年のそれぞれの開始時に定検が行われる。第i年
の開始時には、第i回の定検が行われる。Y=1である
場合には、計画作成対象期間は、第1年のみで単一であ
る。第i年は、第i回の定検で開始し、第i+1回の定
検の直前で終了する。但し、第Y年は、第Y回の定検で
開始し、プラントの廃却直前で終了する。
【0028】ステップS02:割引率データ6が入力装
置1に入力され、記憶装置3に保存される。入力された
割引率データ6から、第1年から第Y年のそれぞれにつ
いて、第i年の割引率r(r>0)が決定される。
【0029】割引率rとは、第i年において発生する
コストを、時間の経済的価値を考慮して現在価値に換算
するために使用されるパラメータである。例えば、今す
ぐに発生する100万円のコストによるキャッシュアウ
トフローは、10年後に発生する100万円のコストに
よるキャッシュアウトフローよりも、プラントのユーザ
にとって負担が大きい。従って、コストの正確な評価を
行う場合、将来において発生するコストは、割り引いて
評価されることが好ましいと考えられる。
【0030】第i年に発生するキャッシュアウトフロー
をCOFとしたとき、該キャッシュアウトフローCO
を現在価値に換算して算出されるディスカンティッ
ドキャッシュアウトフローDCOFは、割引率r
用いて、
【数4】 である。後述されるように、第i年において発生するコ
ストは、式(1)を用いて現在価値に換算される。この
ような考え方は、投資の判断に広く使用されているDC
F法(Discounted Cash Flow)法に採用されている考え
方に類似している。
【0031】割引率データ6は、第i年の割引率r
のものを示すデータであることが可能であり、第i年の
割引率rそのものではなく、第i年の割引率rの決
定に使用されるデータであることもが可能である。更
に、割引率r〜rは、互いに異なることを必ずしも
要求されず、割引率r〜rの全てが一律に割引率r
であると定められることも可能である。
【0032】ステップS03:複数のプラント保守計画
〜xが作成される。mは、1以上の自然数であ
る。プラント保守計画x〜xは、最適なプラント保
守計画を決定するために用意される案であり、互いに異
なる。プラント保守計画x〜xのうちから、最適な
プラント保守計画が選択され、決定される。
【0033】プラント保守計画xは、無条件に、プラ
ントが廃却されるまで部品の取替が行われないという保
守計画であると定められる。プラント保守計画x〜x
には、第1回の定検から第Y回の定検のそれぞれにつ
いて、該定検において、該部品の取替が行われるか否か
が指示されている。プラント保守計画x〜xの作成
のとき、プラント保守計画x〜xが満足すべき条件
がユーザによって指定されることが可能である。
【0034】ステップS04:プラント保守計画x
従って部品の取り替えが行われた場合に、第i年におい
て該部品が損傷する損傷確率p^(x)が算出され
る。損傷確率p^(x)は、該部品の累積損傷確率
P(t)を用いて、下記式:
【数5】 により算出される。ここで、tuse i、jは、プラ
ント保守計画xに従って部品の取り替えが行われた場
合の、第i年の開始時点における該部品の累積使用時間
であり、tuse i,jは、プラント保守計画x
従って部品の取り替えが行われた場合の、第i年の終了
時点における該部品の累積使用時間である。損傷確率p
(x)の算出は、第1年から第Y年のそれぞれに
ついて、且つ、プラント保守計画x〜xのそれぞれ
について行われる。
【0035】式(2)は、tの連続関数である累積損傷
確率P(t)から、iの離散的な関数である損傷確率p
(x)を導出する役割を果たしている。式(1)
に示されているように、割引率rを用いたキャッシュ
アウトフローの評価は、iについて離散化された関数を
用いて行われる。式(2)は、連続関数である累積損傷
確率P(t)を、割引率rを用いたキャッシュアウト
フローの評価に組み込むことを可能にする。
【0036】損傷確率p^(x)の算出に使用され
るtuse i,jとtuse ,jとは、部品履歴
データベース3aに記述された該部品の使用開始時期
と、プラント保守計画xに規定された該部品の取替時
期とに基づいて算出される。例えば、プラント保守計画
について、該部品の使用開始時期が5年前である場
合、即ち、第1回の定検が行われる時点の該部品の累積
使用時間が5年である場合を考える。この場合、第1年
の開始時点における該部品の累積使用時間tus
1、jは、5年であり、第1年の終了時点における該部
品の累積使用時間t use 1、jは、6年である。ま
た例えば、第3回の定検において部品の取替が行われ、
且つ、それ以後、該部品の取替が行われていない場合、
第4年の開始時点における該部品の累積使用時間t
use 4,jは、1年であり、第4年の終了時点にお
ける該部品の累積使用時間tuse 4,jは、2年で
ある。損傷確率p^(x)の計算に使用されるt
use i、jとtuse i,jとの算出には、部品
履歴データベース3aとプラント保守計画xとに記述
されたデータが参照される必要がある。
【0037】ステップS05:プラント保守計画x
従って部品の取り替えが行われた場合の、第i年におけ
るキャッシュアウトフローCOF(x)が算出され
る。キャッシュアウトフローCOF(x)は、下記
式:
【数6】 を用いて算出される。ここでCacは、上述されている
ように、該部品が破損する事故が発生したときに生じる
被害コストであり、Cexは、該部品の取替に必要な取
替コストである。u(x)は、プラント保守計画x
が、第i年に該部品の取替を行うことを指示している
場合に1、取替を行わないように指示している場合に0
をとる関数である。
【0038】第i年の破損確率p^(x)と被害コ
ストCacとの積である式(3)の右辺第1項は、第i
年に該部品が破損する事故によって発生する破損キャッ
シュアウトフローの期待値C ac(x)である。
【0039】関数u(x)と取替コストCexとの
積である式(3)の右辺第2項は、第i年に該部品を取
り替えることによって発生する取替キャッシュアウトフ
ローCex (x)である。破損キャッシュアウトフ
ロー期待値C ac(x)と取替キャッシュアウトフ
ローCex (x)との和が、第i年におけるキャッ
シュアウトフローCOF(x)である。
【0040】ステップS06:プラント保守計画x
従って部品の取り替えが行われた場合の、第i年におけ
るディスカウンティッドキャッシュアウトフローDCO
(x)が算出される。DCOF(x)は、下
記式:
【数7】 によって算出される。
【0041】プラント保守計画xに従って第k年まで
プラントを運転したときに必要な総コストを現在価値に
換算した現在価値換算総コストPVC(x、k)は、
第1年から第k年のDCOF(x)の和であり、
【数8】 である。
【0042】図4は、現在価値換算総コストPVC(x
、k)を図示している。現在価値換算総コストPVC
(x、k)は、kに対して単調に増加する。部品の累
積使用時間が増加するほど、部品の損傷確率も増加する
から、部品の取替が行われない場合、現在価値換算総コ
ストPVC(x、k)の増加は、一般に、運転年数の
増加とともに急になる。
【0043】一方、部品の取替が行われると、現在価値
換算総コストPVC(x、k)は、ステップ状に増加
する。しかし、部品が取り替えられた後は、該部品の損
傷確率が減少するため、現在価値換算総コストPVC
(x、k)の増加が小さくなる。大まかに言って、部
品の取替が行われないために生じる現在価値換算総コス
トPVCの増加が、部品の取替コストを上回る場合に
は、部品の取替が行われることが経済的に有利である。
一方、部品の取替が行われないために生じる現在価値換
算総コストPVCの増加が、部品の取替コストを下回る
場合には、部品の取替が行われないことが経済的に有利
である。
【0044】ステップS07:図1に示されているよう
に、プラントを廃却するまでに必要な総コストを現在価
値に換算した現在価値換算総コストPVC(x、Y)
が算出され、更に、現在価値換算総コストPVC
(x、Y)を用いて、プラント保守計画xの正味現
在価値NPV(x)が算出される。現在価値換算総コ
ストPVC(x、Y)は、
【数9】 により算出される。正味現在価値NPV(x)は、プ
ラント保守計画xを実行することにより、部品の取替
を全く行わないプラント保守計画xに比べてどれくら
い得をするかを示す値であり、
【数10】 で与えられる。プラント保守計画xの正味現在価値N
PV(x)は、0である。
【0045】ステップS08:プラント保守計画x
のうち、正味現在価値NPV(x)が最も高いも
のが、最適プラント保守計画xoptと決定される。最
適プラント保守計画x optは、現在価値換算総コスト
PVC(x、Y)が最も低くなるプラント保守計画で
あると言い換えることができる。決定された最適プラン
ト保守計画x ptが、表示装置2に表示される。表示
された最適プラント保守計画xoptがユーザの使用に
供される。
【0046】以上に説明されているように、本実施の形
態では、第i年において発生するキャッシュアウトフロ
ーCOF(x)を、割引率rを用いて現在価値に
換算した上でプラント保守計画xの適否の評価が行わ
れる。これにより、プラントの運用の経済性をより適切
に考慮し、保守計画を一層に最適化することが可能にな
る。
【0047】
【発明の効果】本発明により、プラントの運用の経済性
をより適切に考慮し、保守計画を一層に最適化すること
が可能なプラント保守最適化プログラム、プラント保守
最適化システム、及びプラント保守計画作成方法が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるプラント保守最適化プロ
グラムの実施の一形態を示す。
【図2】図2は、本発明によるプラント保守最適化シス
テムの実施の一形態を示す。
【図3】図3は、作成されるプラント保守計画の内容を
説明するための図である。
【図4】図4は、現在価値換算総コストPVCを示す。
【符号の説明】
1:入力装置 2:表示装置 3:記憶装置 3a:部品履歴データベース 3b:累積破損確率データベース 3c:コストデータベース 3d:プラント保守最適化プログラム 4:演算装置 10:プラント保守最適化システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊野 信太郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 川瀬 直人 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 5H223 AA01 EE29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)プラントに含まれる部品が取り替
    えられる時期が定められた保守計画を作成するステップ
    と、 (b)前記保守計画の作成対象である対象期間を分割し
    て定められた第1〜第Y期間のうちの第i期間の間に、
    前記部品に関連して生じるキャッシュアウトフローCO
    を、前記保守計画に基づいて、前記第1〜第Y期間
    のそれぞれについて算出するステップと、前記キャッシ
    ュアウトフローCOFは、前記第i期間の間に前記部
    品を取り替えることによって生じる部品取替キャッシュ
    アウトフローC exを示す項を含み、 (c)前記キャッシュアウトフローCOFと前記第i
    期間の割引率(ディスカウントレート)rとに基づい
    て、前記対象期間において前記部品に関連して生じる総
    コストの現在価値に対応する現在価値換算総コストPV
    Cを算出するステップとをコンピュータに実行させるプ
    ラント保守最適化プログラム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラント保守最適化プ
    ログラムにおいて、前記現在価値換算総コストPVC
    は、下記式: 【数1】 によって算出されるプラント保守最適化プログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプラント保守最適化プ
    ログラムにおいて、 前記(b)ステップは、 (d)前記部品が前記第i期間において破損する破損確
    率p^(i)を、前記第1〜第Y期間のそれぞれについ
    て算出するステップと、 (e)前記部品が破損する事故が発生することによって
    生じる被害コストC と前記破損確率p^とを乗じ
    て、破損キャッシュアウトフロー期待値C を算出
    するステップと、 (f)前記第1〜第Y期間のそれぞれについて、前記破
    損キャッシュアウトフロー期待値C acと前記取替コ
    ストC exとの和を前記キャッシュアウトフローCO
    として算出するステップとを含むプラント保守最適
    化プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプラント保守最適化プ
    ログラムにおいて、前記破損確率p^は、前記部品を
    時間tだけ使用したときに前記部品が破損する累積破損
    確率をP(t)として、下記式: p^=P(tuse )−P(tuse ), tuse :前記第i期間の開始時点における、前記
    部品の累積使用時間tuse :前記第i期間の終了
    時点における、前記部品の累積使用時間を用いて算出さ
    れるプラント保守最適化プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のプラント保守最適化プ
    ログラムにおいて前記保守計画は、複数であり、前記現
    在価値換算総コストPVCは、前記保守計画のそれぞれ
    について算出され、 当該プラント保守最適化プログラムは、 (g)前記現在価値換算総コストPVCに基づいて前記
    保守計画のうちの一を最適保守計画として選択し、前記
    最適保守計画を出力するステップを更に前記コンピュー
    タに実行させるプラント保守最適化プログラム。
  6. 【請求項6】 入力装置と、 演算装置とを備え、 前記入力装置は、プラントの運用に関する運用データと
    割引率データとを受け取り、 前記演算装置は、 (h)前記運用データに応じて、計画作成対象期間を定
    めるステップと、 (i)前記割引率データに基づいて、前記計画作成対象
    期間を分割して定められた第1〜第Y期間のうちの第i
    期間の割引率rを定めるステップと、 (j)前記計画作成対象期間について、前記プラントに
    含まれる部品を取り替える時期を定めた保守計画を定め
    るステップと、 (k)前記保守計画に基づいて、前記第i期間において
    前記部品に関連して生じるキャッシュアウトフローCO
    を前記第1〜第Y期間のそれぞれについて算出する
    ステップと、前記キャッシュアウトフローCOFは、
    前記第i期間の間に前記部品を取り替えることによって
    生じる部品取替キャッシュアウトフローC exを示す
    項を含み、 (l)前記割引率rと、前記キャッシュアウトフロー
    COFとに基づいて、前記計画作成対象期間において
    前記部品に関連して生じる総コストの現在価値に対応す
    る現在価値換算総コストPVCを算出するステップとを
    実行するプラント保守最適化システム。
  7. 【請求項7】 (m)プラントに含まれる部品を取り替
    える保守計画を、互いに異なるように複数定めるステッ
    プと、 (n)前記保守計画の作成対象である対象期間におい
    て、前記保守計画を採用したときに前記部品に関連して
    生じる総コストの現在価値に対応する現在価値換算総コ
    ストPVCを、前記保守計画のそれぞれについて算出す
    るステップと、 (o)前記現在価値換算総コストPVCに基づいて、前
    記保守計画のうちの一を最適保守計画として選択するス
    テップとを備え、 前記(n)ステップは、 (p)前記対象期間を分割して定められた第1〜第Y期
    間のうちの第i期間の間に、前記部品に関連して生じる
    キャッシュアウトフローCOFを、前記第1〜第Y期
    間のそれぞれについて前記保守計画に基づいて算出する
    ステップと、前記キャッシュアウトフローCOFは、
    前記第i期間の間に前記部品を交換することによって生
    じる部品交換キャッシュアウトフローC exを示す項
    を含み、 (q)前記キャッシュアウトフローCOFと前記第i
    期間の割引率rとに基づいて、前記現在価値換算総コ
    ストPVCを算出するステップとを含むプラント保守計
    画作成方法。
JP2002139180A 2002-05-14 2002-05-14 プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム Expired - Lifetime JP3616071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139180A JP3616071B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139180A JP3616071B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003330532A true JP2003330532A (ja) 2003-11-21
JP3616071B2 JP3616071B2 (ja) 2005-02-02

Family

ID=29700425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002139180A Expired - Lifetime JP3616071B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3616071B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
JP2008015775A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toshiba Corp プラントの保全支援システムおよびその保全支援方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
JP4528533B2 (ja) * 2004-02-03 2010-08-18 株式会社東芝 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
JP2008015775A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toshiba Corp プラントの保全支援システムおよびその保全支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3616071B2 (ja) 2005-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977064B2 (ja) 保守計画支援システム
US8793693B2 (en) Apparatus and method for predicting a processing time of a computer
US8600843B2 (en) Method and computer system for setting inventory control levels from demand inter-arrival time, demand size statistics
US8433596B2 (en) System and method for service parts planning
US20050267781A1 (en) Environmental impact estimation method and apparatus
JP2011065626A (ja) プラントの建設計画支援装置及び方法
US20100036702A1 (en) Asset Management Systems and Methods
US20130179213A1 (en) Capital asset investment planning methods
JP2007279944A (ja) 消耗品発注制御システムと消耗品発注制御プログラムと記録媒体と消耗品発注制御方法
JP2010027044A (ja) 電力流通設備保守支援装置、電力流通設備保守支援方法および電力流通設備保守支援プログラム
US20210383299A1 (en) Pipeline renewal support device and pipeline renewal support method
JP2003099119A (ja) 最適保守計画決定方法
JP6341729B2 (ja) 運用計画作成評価装置及び運用計画作成評価方法
JP4566980B2 (ja) 供給計画策定システム、供給計画策定プログラム及び供給計画策定方法
US7693249B2 (en) Method of improving nuclear reactor performance
JP2003330532A (ja) プラント保守最適化プログラム、及びプラント保守最適化システム
JP5318651B2 (ja) スケジューリング方法及びスケジューリングプログラム、並びにスケジューリングシステム
JP7110624B2 (ja) 運転計画方法、運転計画装置およびプログラム
Sharma Operation research: Pert, Cpm & cost analysis
JP5940724B1 (ja) プラント設備の保守計画方法
CN110858355A (zh) 项目预算结余预测方法及装置
JP2009271865A (ja) 補充生産方法、補充生産装置、および補充生産プログラム
US7437276B2 (en) Method and apparatus for evaluating a proposed solution to a constraint problem
Pipe Practical prognostics for condition based maintenance
JP2006260462A (ja) 製造プロセスの生産計画立案方法、装置、及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3616071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term