JP2003328846A - ディーゼルエンジン用溢流式燃料噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器 - Google Patents

ディーゼルエンジン用溢流式燃料噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器

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JP2003328846A
JP2003328846A JP2002172053A JP2002172053A JP2003328846A JP 2003328846 A JP2003328846 A JP 2003328846A JP 2002172053 A JP2002172053 A JP 2002172053A JP 2002172053 A JP2002172053 A JP 2002172053A JP 2003328846 A JP2003328846 A JP 2003328846A
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JP
Japan
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coil
conductor
fuel injection
magnetic
rack
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Application number
JP2002172053A
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English (en)
Inventor
Naomasa Oshie
直正 押柄
Seiji Toda
成二 戸田
Masayuki Miki
正之 三木
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RIBEKKUSU KK
Levex Corp
Original Assignee
RIBEKKUSU KK
Levex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で小型化も容易、さらに非接触式
で摩耗がなく、温度条件の厳しい場所にも対応が容易
で、外部磁気による出力の変動が少なく、製造も簡単な
燃料噴射量検出器を提供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン用溢流式燃料噴射
ポンプ装置における燃料噴射量検出が、導電体(2)ま
たは磁性体あるいは非磁性導電体との重合部の変化で捉
えられるように配置されたコイル(1)に、パルス状の
電圧を印加し、コンデンサ(4)に充電、または放電を
行わせ、その放電時の電圧がコンパレータ(5)のしき
い値を超えるまでの時間を電圧に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックの移動距離
すなわちプランジャの回転角度、よって燃料噴射量に応
じた電圧または電流を出力させる場合、あるいはラック
の移動距離すなわちプランジャの回転角度を感知して所
定の燃料噴射量にあるかどうかを判定して、スイッチ出
力を発生させるような場合の用途に使用する溢流式燃料
噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射量検出器の1例は、ラッ
クの移動量を回転に変換しポテンショメータを用いて検
出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポテンショメータはそ
の計測原理が抵抗の上をスライダが接触しながら移動す
る接触式可変抵抗方式であるので摩耗しやすく、寿命が
短いという問題があった。
【0004】本発明は、従来の燃料噴射量検出器の問題
点に鑑み、構造が簡単、小形で、非接触または摺動部を
なくし、温度変化や外部磁気の影響による出力の変化も
少なく、安価な燃料噴射量検出器を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディーゼルエンジン用溢流式燃料噴射ポン
プ装置における燃料噴射量検出器は、図1または図8に
示すように、コイル、導電体または磁性体(あるいは非
磁性導電体)、抵抗、コンデンサ、コンパレータまたは
バッファ、固定周波数パルス発振器、フリップフロップ
素子および電圧変換部、出力変換部により構成される。
【0006】燃料噴射量検出器には、図1、図2、およ
び図3に示すラック(11)の一端を穿設し、コイル
(1)を挿入する形式、図4、図5および図6に示すラ
ック(11)の外端に導電体または磁性体(あるいは非
磁性導電体)を設置する形式とがある。
【0007】また、本検出器には、図1、図2、図4お
よび図5のようにコイルの外(または内)側に導電体
(または磁性体)を設置する形状、図3および図6のよ
うにコイルの外側に非磁性導電体を設置する形状
【0008】また、コイルと導電体または磁性体(ある
いは非磁性導電体)の相対位置は、コイル外部を導電体
または磁性体(あるいは非磁性導電体)が重合する形式
(図1、図3、図5および図6)、コイル内部を導電体
または磁性体が重合する形式(図2および図4)があ
る。
【0009】ここでは、コイルのインダクタンス変化を
捉える回路として、図1と図8のように2種類の回路を
示した。いずれの方式もコイルのインダクタンス変化を
時間の変化で捉えるという考え方は同じであるが、コイ
ルに印加する発振回路と、取り出し時間が異なる。
【0010】本回路に用いるコンパレータは、反転出力
の比較器であり、入力電圧が低電圧から上昇するとき
は、しきい値を超えるまでハイレベルを出力し、しきい
値を超えるとローレベルを出力する。また、入力電圧が
高電圧側から下降するときは、しきい値を超えるまでは
ローレベルを出力し、しきい値を超えるとハイレベルを
出力する。また、しきい値にヒステリシスを持たせるこ
とにより、安定して連続発振を続けさせることができ
る。具体的には、コンパレータの他にオペアンプや論理
素子のシュミットインバータなどが利用できる。
【0011】電圧変換部(21)は、コンデンサの放電
の過渡状態をコンパレータのしきい値で判定することに
より得られる時間を電圧に変換する部分である。
【0012】出力変換部(22)は被検出物の変位に対
応した電圧、または電流を出力するか、予め指定した位
置に対して被検出物がどちら側にあるかを比較・判定し
てスイッチ出力を発生させるものである。
【0013】この燃料噴射量検出器において、コンパレ
ータによりコイルに電圧を印加すると、被検出物である
導電体または磁性体(あるいは非磁性導電体)とコイル
が重合する量に応じてコイルのインダクタンスが変化
し、これに応じてコンパレータ入力部の電圧が変化す
る。
【0014】このインダクタンスの変化は導電体をコイ
ルに挿入(あるいは被嵌)する場合は、コイルより発生
する磁束により導電体表面に渦電流が発生し、それが損
失となりインダクタンスを減少させる方向に働き、磁性
体を挿入する場合は磁性体がコイルより発する磁束を集
中させる働きをしてインダクタンスを増加させる。
【0015】また、導電性の磁性体の場合は、それぞれ
相反する特性を兼ね備えるため、インダクタンスが増加
するか減少するかは影響の強いほうの特性で決まる。イ
ンダクタンスが増加するとコンデンサの充放電の時間が
長くなり、インダクタンスが減少するとコンデンサの充
放電の時間が短くなる。よって、非磁性導電体にコイル
を挿入(あるいは被嵌)することにより、確実にインダ
クタンスを減少させる効果を得ることが出来る。
【0016】さらに、直流磁気の影響を受けない非磁性
導電体とコイル(一般的に樹脂絶縁被膜付き銅線)のみ
で検出部を構成できるので、周辺の直流磁気により出力
が変動しない。
【0017】コンデンサの充放電の過渡状態を観測する
ことで、コイルのインダクタンス変化すなわちコイルと
導電体または磁性体の重合距離または重合面積の変化が
把握できる。以下に図を用いて説明する。
【0018】図7は図1の回路を用いたときの動作を示
す。aは固定周波数パルス発振器(9)の出力を示し、
bはフリップフロップ素子(8)の出力を示し、cはコ
ンパレータ(5)の入力側の状態を示し、dはコンパレ
ータ(5)の出力を示す。
【0019】図7において、固定周波数パルス発振器
(9)の出力の立ち上がり(図7の)時に、フリップ
フロップ素子(8)の出力をハイレベルにしバッファ
(7)よりコイル(1)に電圧を印加する。そのとき、
コンパレータ(5)の入力側は、コイル(1)のインダ
クタンス、抵抗(6)、およびコンデンサ(4)によっ
て決まる時定数でコンデンサ(4)に電荷が充電され電
圧が上昇する(図7の)。そして、コンパレータ
(5)の高電圧側のしきい値(VH)を越えると、コン
パレータ(5)はローレベルを出力する(図7の)。
ここでは、フリップフロップ素子(8)を通して、バッ
ファ(7)の出力はローレベルになり、コンデンサ
(4)が放電を始める。
【0020】図7の、即ちコンパレータ(5)の低電
圧側のしきい値(VL)を越えるとコンパレータ(5)
はハイレベルを出力するが、フリップフロップ素子
(8)によりバッファ(7)の出力はローレベルのまま
とする。その後、固定周波数パルス発振器(9)の出力
の立ち上がり(図7の)をうけて、上記の動作を繰り
返す。
【0021】これら一連の動作のなかで、図7のから
までの時間tを電圧等に変換して出力とする。他の方
法として、図7のから、またはからまでの時間
を計測する方法も考えられるが、からまでの時間を
抽出する方法が変化量が多く、安定した出力が得られ
る。
【0022】図7において実際に電圧に変換する方法を
示す。固定周波数パルス発振器(9)の出力の立ち上が
り(図7の)からコンデンサ(4)の放電時にコンパ
レータ(5)がハイレベルを出力するとき(図7の)
までの時間tでハイレベルを出力する回路を追加し、そ
の波形の実効値をとることでt/Tの関係を有する出力
電圧を得る。ここで、Tは一定であるからtの変化、即
ちコイル(1)のインダクタンスの変化に比例した出力
が得られる。
【0023】また、この方法は図7のにおいて、再び
バッファ(7)をハイレベルにする回路を追加して、周
期T内でコンデンサへの充電、放電を何度か繰り返すと
図7の時間tが長くとれる。この方法により、小型、小
径のコイルでインダクタンスの小さいコイルにおいても
時間t、周期Tを長くすることができ安定した出力を得
ることができる。
【0024】次に、図8の回路の動作について図9を用
いて説明する。電源投入時は、コンパレータ(5)の入
力側はローレベルであるからハイレベルを出力する(図
9の)。そのとき、コンパレータ(5)の入力側は、
コイル(1)のインダクタンス、抵抗(6)、及びコン
デンサ(4)によって決まる時定数でコンデンサ(4)
に電荷が充電され電圧が上昇する(図9の)。そし
て、コンパレータ(5)の高電圧側のしきい値(VH)
を越えると、コンパレータ(5)はローレベルを出力す
る(図9の)。そのため、コンデンサ(4)は放電を
始める(図9の)。コンパレータ(5)の低電圧側の
しきい値(VL)を越えるとコンパレータ(5)はハイ
レベルを出力する(図9の)。よって、この回路は、
発振を続ける。コイルのインダクタンスが変化すると、
周期Tが変化するので、周期Tを電圧に変換して出力と
する。
【0025】図8の回路において実際に電圧に変換する
方法を示す。コンパレータ(5)の立ち上がり(図9の
)、または立ち下り(図9の)時に一定時間t1、
及びt2の矩形波を生成し、その波形の実効値をとるこ
とで、(t1+t2)/Tの関係を有する出力電圧を得
る。ここで、t1,t2が固定で、Tが変化するので、
出力はコイルのインダクタンスの変化に比例したもので
はないが、回路構成が簡単である。
【0026】また、その他の電圧変換の方法として、コ
ンデンサの放電時にコンパレータのしきい値を通過する
までの時間をカウンターや、タイマーをもちいて計測
し、その値に比例した電圧に変換して出力する方法も容
易に考えられる。
【0027】また、図1、及び図8の回路において、コ
ンパレータ(5)のしきい値にヒステリシスがない場合
も、コイルの逆起電力によるオーバーシュートにより発
振を維持できる可能性があるが、不安定なため、コンパ
レータのしきい値にヒステリシスを設け、図7および図
9に示す電位差(VHとVLの差)△Vを十分に確保し
て、安定して発振させることが重要である。
【0028】さらに、本燃料噴射量検出器は、コイルを
空心コイルとし、被検出物を非磁性の導電体とすること
により、直流磁気に反応しない材料で構成することも可
能なため、外部の直流磁気の影響を受けないものが構成
でき、また交流磁気に対しては小径のコイルを用いるこ
とで、影響を少なくすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1において、導電体
(2)または磁性体で作製されたラック(11)に軸方
向に穿設した穴の内側に隙間をもたせてコイル(1)を
挿入し、ラックすなわち導電体(2)または磁性体の位
置の変化とともにコイル(1)との重合距離(10)ま
たは重合面積が変化するように配置し、コイル(1)の
一端に抵抗(6)、バッファ(7)、フリップフロップ
素子(8)、固定周波数パルス発振器(9)を接続し、
コイル(1)の他端にヒステリシスを有するしきい値を
備えた反転出力のコンパレータ(5)の入力側を接続
し、出力側はフリップフロップ素子(8)のリセット部
に接続し、コイル(1)とこのコンパレータ(5)間に
コンデンサ(4)を接続し、その他極は0Vまたはグラ
ンド(3)に接地する。コンパレータ(5)の出力を電
圧変換部(21)および出力変換部(22)を通して出
力する。
【0030】図2の例では、ラック(11)の他端に、
軸方向に穿設し、さらにその中心部に導電体(2)又は
磁性体を固着し、導電体(2)又は磁性体の外周に隙間
をもたせてコイル(1)を被嵌することで、変位検出部
を構成させる形状である。
【0031】図3の例では、ラック(11)の他端に、
軸方向に穿設した穴の内周に非磁性導電体(18)を嵌
着して固着し、その内側に隙間をもたせてコイル(1)
を挿入することで、変位検出部を構成させる形状であ
る。
【0032】図4の例では、ラック(11)の他端に、
導電体(2)又は磁性体を固着し、導電体(2)又は磁
性体の外周に隙間をもたせてコイル(1)を被嵌するこ
とで、変位検出部を構成させる形状である。
【0033】図5の例では、ラック(11)に他端が穿
設された導電体(2)または磁性体を装設し、導電体
(2)または磁性体の内周にコイル(1)を隙間をもた
せて挿入することで、変位検出部を構成させる形状であ
る。
【0034】図6の例では、ラック(11)に他端が穿
設された突出体(19)を装設し、突出体(19)の穿
設された内周に非磁性導電体(18)を嵌着して固着
し、その内側にコイル(1)を隙間をもたせて挿入する
ことで、変位検出部を構成させる形状である。
【0035】本発明の図示例ではプランジャ(12)の
回動機構に、ラック(11)に噛合するピニオン(1
4)により、ラック(11)の直進運動をピニオン(1
4)の回動運動に変換しているが、ラック&ピニオンの
代わりにピニオン部にレバーを固設し、これにピンによ
って連接するコネクティングロッド機構を用いても同様
の作動を行わしめることが可能である。この場合の変位
検出部は、ラックの代わりにコネクティングロッドを用
いる。
【0036】溢流式燃料噴射ポンプの噴射量調節方法に
ついて図10により説明する。左図はエンジンシャフト
に同期して回転するカム軸(16)に固着するカム(1
7)によりタペット(15)を介してプランジャ(1
2)が若干持ち上げられて燃料供給口(20)を丁度閉
じた状態を示す。
【0037】中央図は続いてカム軸(16)が回転し、
プランジャ(12)がさらに上昇してプランジャ(1
2)側面に刻設された斜溝(13)と燃料供給口(2
0)が一致した状態を示す。左図と中央図のプランジャ
(12)移動量が燃料噴射量である。これ以上プランジ
ャ(12)が上昇しても燃料はプランジャ中央に穿設し
た穴と通じている斜溝(13)を通って燃料供給口(2
0)より溢流する。すなわちこの行程が燃料の噴射行程
となる。
【0038】右図はラック(11)の移動によりピニオ
ン(14)すなわちプランジャ(12)が回動して斜溝
の位置が燃料供給口(20)に対して変化し、プランジ
ャ(12)がより上昇して燃料供給口(20)と一致し
た状態を示す。従って右図は中央図より多くの燃料を噴
射する。なお、図1より図6におけるプランジャ(1
2)の位置は、燃料供給口(20)より燃料が供給され
ている状態を示す。
【0039】通常ラック(11)はアクセルペダルまた
はガバナにより駆動される。
【0040】図1、図2、図4および図5において、ラ
ック(11)が導電体(2)または磁性体で作製される
場合は、装設する導電体(2)または磁性体の代わりに
ラック(11)に同様形状を形成してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0042】本発明の燃料噴射検出器は、従来のポテン
ショメータ方式のように、接触式でなく、非接触式であ
るため摩耗による誤信号または信号断絶による故障がな
く、信号制御が確実である。
【0043】また、本発明と類似の差動変圧器やレゾル
バを用いる方式があるが、本発明は燃料噴射検出器が1
つのコイルと1つの導電体(または磁性体あるいは非磁
性導電体)のみで構成されるため、差動変圧器やレゾル
バのように、複数のコイル間の相対位置が厳密に定めら
れる機構と比較して、外形、全長等を小形化できる。
【0044】燃料噴射検出器がコイルと導電体(または
磁性体あるいは非磁性導電体)のみで構成できるので、
コイルと導電体(または磁性体あるいは非磁性導電体)
の高(低)温度対策が容易で、使用温度条件の厳しい環
境にも対応できる。
【0045】エンジンの他の信号(負荷信号、速度信
号、エレクトリックガバナ信号、燃焼温度信号等)と対
応させて、エンジンの自動最適運転にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電体(2)または磁性体で作製されたラック
(11)の他端に、軸方向に穿設した穴の内側にコイル
(1)を挿入することで変位検出部を構成させた燃料噴
射量検出器の全体ブロック図。
【図2】ラック(11)の他端に、軸方向に穿設し、さ
らにその中心部に導電体(2)又は磁性体を固着し、導
電体(2)又は磁性体の外周にコイル(1)を被嵌する
ことで、変位検出部を構成させた燃料噴射量検出器。
【図3】ラック(11)の他端に、軸方向に穿設した穴
の内周に非磁性導電体(18)を嵌着して固着し、その
内側にコイル(1)を挿入することで変位検出部を構成
させた燃料噴射量検出器。
【図4】ラック(11)に導電体(2)または磁性体を
装設し、導電体(2)または磁性体の外周にコイル
(1)を被嵌して変位検出部を構成させた燃料噴射量検
出器。
【図5】ラック(11)に他端が穿設された導電体
(2)または磁性体を装設し、導電体(2)または磁性
体の内周にコイル(1)を挿入することで変位検出部を
構成させた燃料噴射量検出器。
【図6】ラック(11)に他端が穿設された突出体(1
9)を装設し、突出体(19)の穿設された内周に非磁
性導電体(18)を嵌着して固着し、その内側にコイル
(1)を隙間をもたせて挿入することで変位検出部を構
成させた燃料噴射量検出器。
【図7】図1のブロック図のタイミングチャート図。
【図8】図1と発振方法を変えた燃料噴射量検出器の全
体ブロック図。
【図9】図8のブロック図のタイミングチャート図。
【図10】プランジャ(12)の回動による燃料噴射量
の変化を説明した図。
【符号の説明】
1 コイル 2 導電体(または磁性体) 3 接地部 4 コンデンサ 5 ヒステリシスを有するしきい値を備えた反転出
力のコンパレータ 6 抵抗 7 バッファ 8 フリップフロップ素子 9 固定周波数パルス発振器 10 重合距離 11 ラック 12 プランジャ 13 斜溝 14 ピニオン 15 タペット 16 カム軸 17 カム 18 非磁性導電体 19 突出体 20 燃料供給口 21 電圧変換部 22 出力変換部 23 コイル固定体 24 ボディ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 正之 京都府京都市下京区七条御所ノ内南町102 番地 株式会社リベックス内 Fターム(参考) 3G060 AB01 CA01 GA01 3G084 AA01 BA13 DA04 DA13 DA20 DA30 FA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャ(12)下部に形設された歯
    車(以下ピニオン(14)と称す)と噛合するラック
    (11)の変位によってピニオン(14)すなわちプラ
    ンジャ(12)が回動し、燃料供給口(20)とプラン
    ジャ(12)側面に斜設された斜溝(13)との係合位
    置が変化することにより供給燃料噴射量を可変するディ
    ーゼルエンジン用溢流式燃料噴射ポンプ装置(以下装置
    と称す)において、導電体(2)又は磁性体で作製され
    たラック(11)に、軸方向に穿設した穴の内側に隙間
    をもたせてコイル(1)を挿入して配置し、コイル
    (1)を装置の固定側(例えばボディ(24))にコイ
    ル固定体(23)により固着し、外部からの駆動よって
    ラック(11)すなわち導電体(2)または磁性体がコ
    イル(1)の外周を移動したとき、コイル(1)と導電
    体(2)または磁性体間の重合距離(10)または重合
    面積が変化するように構成し、このコイル(1)に短波
    形を印加すると、ラック(11)すなわち導電体(2)
    または磁性体の移動に応じて重合距離(10)または重
    合面積が変化するため、コイル(1)と導電体(2)ま
    たは磁性体間の渦電流損およびインダクタンスが変化し
    て、短波形の過渡状態が変化するので、この短波形の過
    渡状態を観測して導電体(2)または磁性体の移動距離
    すなわちプランジャ(12)の回転角度、よって燃料噴
    射量を検出できるように構成した溢流式燃料噴射ポンプ
    装置における燃料噴射量検出器。
  2. 【請求項2】 プランジャ(12)下部に形設されたピ
    ニオン(14)と噛合するラック(11)の変位によっ
    てピニオン(14)すなわちプランジャ(12)が回動
    し、燃料供給口(20)とプランジャ(12)側面に斜
    設された斜溝(13)との係合位置が変化することによ
    り供給燃料噴射量を可変する装置において、ラック(1
    1)に軸方向に穿設し、その中心部に導電体(2)又は
    磁性体を固着し、導電体(2)又は磁性体の外周に隙間
    をもたせてコイル(1)を被嵌して配置し、コイル
    (1)を装置の固定側(例えばボディ(24))にコイ
    ル固定体(23)により固着し、外部からの駆動よって
    ラック(11)すなわち導電体(2)または磁性体がコ
    イル(1)の内周を移動したとき、コイル(1)と導電
    体(2)または磁性体間の重合距離(10)または重合
    面積が変化するように構成し、このコイル(1)に短波
    形を印加すると、ラック(11)すなわち導電体(2)
    または磁性体の移動に応じて重合距離(10)または重
    合面積が変化するため、コイル(1)と導電体(2)ま
    たは磁性体間の渦電流損およびインダクタンスが変化し
    て、短波形の過渡状態が変化するので、この短波形の過
    渡状態を観測して導電体(2)または磁性体の移動距離
    すなわちプランジャ(12)の回転角度、よって燃料噴
    射量を検出できるように構成した溢流式燃料噴射ポンプ
    装置における燃料噴射量検出器。
  3. 【請求項3】 プランジャ(12)下部に形設されたピ
    ニオン(14)と噛合するラック(11)の変位によっ
    てピニオン(14)すなわちプランジャ(12)が回動
    し、燃料供給口(20)とプランジャ(12)側面に斜
    設された斜溝(13)との係合位置が変化することによ
    り供給燃料噴射量を可変する装置において、ラック(1
    1)に軸方向に穿設した穴の内周に非磁性導電体(1
    8)を嵌着して固着し、その内側に隙間をもたせてコイ
    ル(1)を挿入して配置し、コイル(1)を装置の固定
    側(例えばボディ(24))にコイル固定体(23)に
    より固着し、外部からの駆動よってラック(11)すな
    わち非磁性導電体(18)がコイル(1)の外周を移動
    したとき、コイル(1)と非磁性導電体(18)間の重
    合距離(10)または重合面積が変化するように構成
    し、このコイル(1)に短波形を印加すると、ラック
    (11)すなわち非磁性導電体(18)の移動に応じて
    重合距離(10)または重合面積が変化するため、コイ
    ル(1)と非磁性導電体(18)間の渦電流損およびイ
    ンダクタンスが変化して、短波形の過渡状態が変化する
    ので、この短波形の過渡状態を観測して非磁性導電体
    (18)の移動距離すなわちプランジャ(12)の回転
    角度、よって燃料噴射量を検出できるように構成した溢
    流式燃料噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器。
  4. 【請求項4】 プランジャ(12)下部に形設されたピ
    ニオン(14)と噛合するラック(11)の変位によっ
    てピニオン(14)すなわちプランジャ(12)が回動
    し、燃料供給口(20)とプランジャ(12)側面に斜
    設された斜溝(13)との係合位置が変化することによ
    り供給燃料噴射量を可変する装置において、ラック(1
    1)に導電体(2)又は磁性体を装設し、導電体(2)
    又は磁性体の外周に隙間をもたせてコイル(1)を被嵌
    して配置し、コイル(1)を装置の固定側(例えばボデ
    ィ(24))にコイル固定体(23)により固着し、外
    部からの駆動よってラック(11)すなわち導電体
    (2)または磁性体がコイル(1)の内周を移動したと
    き、コイル(1)と導電体(2)または磁性体間の重合
    距離(10)または重合面積が変化するように構成し、
    このコイル(1)に短波形を印加すると、ラック(1
    1)すなわち導電体(2)または磁性体の移動に応じて
    重合距離(10)または重合面積が変化するため、コイ
    ル(1)と導電体(2)または磁性体間の渦電流損およ
    びインダクタンスが変化して、短波形の過渡状態が変化
    するので、この短波形の過渡状態を観測して導電体
    (2)または磁性体の移動距離すなわちプランジャ(1
    2)の回転角度、よって燃料噴射量を検出できるように
    構成した溢流式燃料噴射ポンプ装置における燃料噴射量
    検出器。
  5. 【請求項5】 プランジャ(12)下部に形設されたピ
    ニオン(14)と噛合するラック(11)の変位によっ
    てピニオン(14)すなわちプランジャ(12)が回動
    し、燃料供給口(20)とプランジャ(12)側面に斜
    設された斜溝(13)との係合位置が変化することによ
    り供給燃料噴射量を可変する装置において、ラック(1
    1)に他端が穿設された導電体(2)又は磁性体を装設
    し、この導電体(2)又は磁性体の穿設された内周に隙
    間をもたせてコイル(1)を挿入して配置し、コイル
    (1)を装置の固定側(例えばボディ(24))にコイ
    ル固定体(23)により固着し、外部からの駆動よって
    ラック(11)すなわち導電体(2)または磁性体がコ
    イル(1)の外周を移動したとき、コイル(1)と導電
    体(2)または磁性体間の重合距離(10)または重合
    面積が変化するように構成し、このコイル(1)に短波
    形を印加すると、ラック(11)すなわち導電体(2)
    または磁性体の移動に応じて重合距離(10)または重
    合面積が変化するため、コイル(1)と導電体(2)ま
    たは磁性体間の渦電流損およびインダクタンスが変化し
    て、短波形の過渡状態が変化するので、この短波形の過
    渡状態を観測して導電体(2)または磁性体の移動距離
    すなわちプランジャ(12)の回転角度、よって燃料噴
    射量を検出できるように構成した溢流式燃料噴射ポンプ
    装置における燃料噴射量検出器。
  6. 【請求項6】 プランジャ(12)下部に形設されたピ
    ニオン(14)と噛合するラック(11)の変位によっ
    てピニオン(14)すなわちプランジャ(12)が回動
    し、燃料供給口(20)とプランジャ(12)側面に斜
    設された斜溝(13)との係合位置が変化することによ
    り供給燃料噴射量を可変する装置において、ラック(1
    1)に他端が穿設された突出体(19)を装設し、この
    突出体(19)の穿設された内周に非磁性導電体(1
    8)を嵌着して固設し、その内側に隙間をもたせてコイ
    ル(1)を挿入して配置し、コイル(1)を装置の固定
    側(例えばボディ(24))にコイル固定体(23)に
    より固着し、外部からの駆動よってラック(11)すな
    わち非磁性導電体(18)がコイル(1)の外周を移動
    したとき、コイル(1)と非磁性導電体(18)間の重
    合距離(10)または重合面積が変化するように構成
    し、このコイル(1)に短波形を印加すると、ラック
    (11)すなわち非磁性導電体(18)の移動に応じて
    重合距離(10)または重合面積が変化するため、コイ
    ル(1)と非磁性導電体(18)間の渦電流損およびイ
    ンダクタンスが変化して、短波形の過渡状態が変化する
    ので、この短波形の過渡状態を観測して非磁性導電体
    (18)の移動距離すなわちプランジャ(12)の回転
    角度、よって燃料噴射量を検出できるように構成した溢
    流式燃料噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の溢流式燃料噴射ポンプ装
    置における燃料噴射量検出器において、コイル(1)の
    一端に抵抗(6)、バッファ(7)、フリップフロップ
    素子(8)、固定周波数パルス発振器(9)を接続し、
    コイル(1)の他端をヒステリシスを有するしきい値を
    備えたコンパレータ(5)の入力側に接続し、コンパレ
    ータ(5)の出力側はフリップフロップ素子(8)のリ
    セット部に接続し、コイル(1)とコンパレータ(5)
    間にコンデンサ(4)を接続し、その他極はグランド
    (3)に接地させ、ラック(11)の移動に応じてコイ
    ル(1)の内周部(または外周部)を移動する導電体
    (2)または磁性体(あるいは非磁性導電体(18))
    を設け、コイル(1)と導電体(2)または磁性体(あ
    るいは非磁性導電体(18))との距離、あるいは重合
    距離(10)または重合面積に応じてコイル(1)のイ
    ンダクタンスが変化するように構成し、固定周波数パル
    ス発振器(9)による基準タイミングでコイル(1)に
    電圧を印加し、コイル(1)のインダクタンス、抵抗
    (6)、およびコンデンサ(4)によって決まる時定数
    でコンデンサ(4)に充電をおこない、その充電電圧が
    ある一定の電圧(コンパレータ(5)の高電圧側のしき
    い値VH)に達するまでの時間を計測するか、またはそ
    の後、フリップフロップ素子(8)をリセットしバッフ
    ァ(7)の出力をローレベルにすることで、コンデンサ
    (4)を放電させ、その電圧がある一定の電圧(コンパ
    レータ(5)の低電圧側のしきい値VL)に達するまで
    の時間を計測するか、あるいは、VHに達してからVL
    に達するまでの時間を計測し、この時間によりラック
    (11)移動距離すなわちプランジャ(12)の回転角
    度、よって燃料噴射量を検出する溢流式燃料噴射ポンプ
    装置における燃料噴射量検出器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の溢流式燃料噴射ポンプ装
    置における燃料噴射量検出器においてにおいて、コイル
    (1)の一端に抵抗(6)、コンデンサ(4)を接続
    し、コンデンサ(4)の他極はグランド(3)に接続
    し、コイル(1)の他端に電圧変換部(21)を接続
    し、抵抗(6)とコンデンサ(4)の間と電圧変換部
    (21)の間にヒステリシスを有するしきい値を備えた
    反転出力のコンパレータ(5)を接続して、コンパレー
    タ(5)の出力を発振させ、ラック(11)の移動に対
    応したコイル(1)の内周部(または外周部)を移動す
    る導電体(2)または磁性体(あるいは非磁性導電体
    (18))を設け、コイル(1)と導電体(2)または
    磁性体(あるいは非磁性導電体(18))との距離、あ
    るいは重合距離(10)または重合面積に応じてコイル
    (1)のインダクタンスが変化するように構成したと
    き、コイル(1)と抵抗(6)を合せたインピーダンス
    が変化するため、コンデンサ(4)の充放電の時間が変
    化し、それによりコンパレータ(5)の出力の発振周期
    が変化するので、その周期を観測し、この周期の変化に
    よりラック(11)移動距離すなわちプランジャ(1
    2)の回転角度、よって燃料噴射量を検出する溢流式燃
    料噴射ポンプ装置における燃料噴射量検出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109163742A (zh) * 2018-09-30 2019-01-08 深圳市华旭科技开发有限公司 一种无磁传感计量电路及方法
CN110207738A (zh) * 2019-06-17 2019-09-06 沈阳天眼智云信息科技有限公司 机械温控器的机电变送结构
CN115059566A (zh) * 2022-07-25 2022-09-16 河南柴油机重工有限责任公司 一种泵台用喷油泵齿条行程测量装置

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