JP2003325427A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2003325427A JP2002134120A JP2002134120A JP2003325427A JP 2003325427 A JP2003325427 A JP 2003325427A JP 2002134120 A JP2002134120 A JP 2002134120A JP 2002134120 A JP2002134120 A JP 2002134120A JP 2003325427 A JP2003325427 A JP 2003325427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器かごからの食器の取出し性や、食器を配
列した食器かごの取出し性を良くできると共に、大きな
食器や調理器具の配列性をも良くできるようにする。 【解決手段】 食器かご26,27を、上下2段に、且
つそのそれぞれが独立して出し入れされるように設ける
と共に、上段の食器かご27を、レール47に対するス
ライド用部材45の複数段ある溝46の嵌合位置の選択
により、高さ位置変更可能に設けた。これにより、下段
の食器かご26に配列した食器と、上段の食器かご27
に配列した食器を、互いに関係なく取出すことができ
る。又、洗浄槽からは、下段の食器かご26に配列され
た食器の重量と、上段の食器かご27に配列された食器
の重量とを、別々にして食器かご26,27を取出すこ
とができる。そして、上段の食器かご27の高さ位置を
高くすることにより、上段の食器かご27の下方に大き
な食器や調理器具を配列できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器かごを改良し
た食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機においては、食器
が食器かごによって洗浄槽の内部に配列され、この配列
された食器を、ポンプや噴水アーム等から成る洗浄機構
により洗浄するようになっている。
【0003】図9は、この食器洗浄機における従来の一
般的な食器かご1を示している。この食器かご1は、主
部1aと、これより小さな棚部1bとで、上下2段に構
成されており、棚部1bは主部1aの図中左側上部で跳
ね上げ式に回動可能に設けられている。そして、その主
部1aには、大皿2と、中皿3、小皿4、茶碗5、ナイ
フ6及びフォーク7といった食器が配列され、棚部1b
には、湯呑茶碗8やコップ9といった食器が配列されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、主部1aに配列された食器中、棚部1bの下方に配
列された食器は、棚部1bに配列された食器を取出して
棚部1bを跳ね上げた後でなければ取出すことができな
かった。又、主部1aと棚部1bとに食器が配列された
食器かご1を洗浄槽から取出すとき、重量が全食器の重
量により大であるため、その取出しに力が要った。更
に、棚部1bの下方には、どんぶり鉢や大皿のような大
きな食器や、通常食器より大きな鍋のような調理器具を
配列することができなかった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、食器かごからの
食器の取出し性や、食器を配列した食器かごの取出し性
を良くできると共に、大きな食器や調理器具の配列性を
も良くできる食器洗浄機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と、この洗浄槽の内
部に食器を配列する食器かごと、洗浄槽の内部に配列さ
れた食器を洗浄する洗浄機構とを具備し、前記食器かご
を、上下2段に、且つそのそれぞれが独立して出し入れ
されるように設けると共に、上段の食器かごを高さ位置
変更可能に設けたことを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0007】このものによれば、下段の食器かごと上段
の食器かごとが独立して出し入れされるため、下段の食
器かごに配列した食器と、上段の食器かごに配列した食
器を、個々の食器かごから互いに関係なく取出すことが
できる。又、洗浄槽からの食器かごの取出しについて
は、下段の食器かごに配列された食器の重量と、上段の
食器かごに配列された食器の重量とを、別々にして取出
すことができる。そして、大きな食器や調理器具の配列
については、上段の食器かごの高さ位置を高くすること
により、上段の食器かごの下方にそれらを配列するスペ
ースが生じ、その配列が可能となる。
【0008】この場合、上段の食器かごは、左右段違い
に構成すると良い(請求項2の発明)。このものでは、
上段の食器かごの下方や上方に、より大きな配列スペー
スを生じさせることが可能で、大きな食器や調理器具を
一層配列しやすくできる。
【0009】又、上段の食器かごの左右いずれか高い側
が、下段の食器かごの皿収納部分の上方に位置するよう
にすると良い(請求項3の発明)。このものでは、下段
の食器かごの皿収納部分に、より大きな皿を配列するこ
とが可能となる。
【0010】更に、上段の食器かごの高い側が、底部
に、下段の食器かごの皿収納部分における皿の並びと同
じ並びで筋状の隙間を有するようにすると良い(請求項
4の発明)。このものでは、上段の食器かごの高さ位置
を低くセットした場合に、下段の食器かごの皿収納部分
に、大きな皿を上段の食器かごの隙間に入り込ませて配
列することが可能となる。
【0011】そして、上段の食器かごの高い側が、低い
側との境界部分に仕切りを有するのも良い(請求項5の
発明)。このものでは、上段の食器かごの高い側に配列
した食器が洗浄中や食器の出し入れ時に低い側に落下す
るのを、仕切りで阻止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図1ないし図8を参照して説明する。まず、図4には、
食器洗浄機の本体11と、これの前面部に設けた扉1
2、及び操作パネル13を示している。扉12は、この
場合、下扉12aと、上扉12bから成っており、その
うちの下扉12aに、取手14と、ロック解除ボタン1
5とを設けていて、使用者が取手14を持ち、ロック解
除ボタン15を押して、取手14を手前に引けば、下扉
12aが下方に回動して開き、それに連動して上扉12
bが上方に回動して開くようになっている。
【0013】操作パネル13は、後述する食器洗浄機の
運転全般に係る操作を使用者がするためのもので、各種
操作キー16を有している。この操作パネル13の裏側
には、図5に示すように、例えばマイクロコンピュータ
から成る制御装置17を配設しており、この制御装置1
7によって、上記操作パネル13の操作に基づく食器洗
浄機の運転全般を制御するようにしている。
【0014】本体11は、外箱18を外殻とし、これの
内部に洗浄槽19を配設している。洗浄槽19は前面が
食器出入口20として開口しており、その食器出入口2
0を前記扉12(下扉12a、上扉12b)で開閉する
ようにしている。なお、図5には、下扉12aと上扉1
2bのそれぞれ回動軸21,22をも示している。
【0015】洗浄槽19内には、底部に例えばシーズ線
から成るヒータ23を配設しており、これの上方に、噴
射体としての噴水アーム24を、パイプ状のアーム支え
25により回転可能に接続支持して配設している。更
に、洗浄槽19内の噴水アーム24より上方の部分に
は、下段の食器かご26を配設しており、その上方に上
段の食器かご27を配設している。すなわち、本構成の
ものの場合、食器かご26,27で上下2段に食器かご
を設けている。これらの食器かご26,27は、洗浄槽
19内に食器を配列するためのものであり、その詳細に
ついては、後に詳述する。
【0016】洗浄槽19の背部には給水弁28を取付け
ており、この給水弁28には図示しない水道に通じる給
水管29を接続している。洗浄槽19の外下方部には、
洗浄ポンプ30と、排水ポンプ31、及びこれらを駆動
する共通のポンプモータ32を配設している。ポンプモ
ータ32は、例えば時計回りの正転及び反時計回りの逆
転の両方向に回転可能で、その正転により洗浄ポンプ3
0を駆動し(このとき、排水ポンプ31は機能しな
い)、逆転によって排水ポンプ31を駆動する(このと
き、洗浄ポンプ30は機能しない)ようになっている。
【0017】このほか、洗浄槽19の外下方部には、洗
浄槽19内と連通する貯水タンク33を設けると共に、
この貯水タンク33と洗浄ポンプ30の吸込口とを接続
する接続管34、及び貯水タンク33と排水ポンプ31
の吸込口とを接続する接続管35を設けている。又、洗
浄ポンプ30の吐出口は前記アーム支え25に接続し、
ひいては前記噴水アーム24に接続しており、排水ポン
プ31の吐出口には排水ホース36を接続している。
【0018】この構成により、前記水道から給水管29
及び給水弁28を介し供給されて貯水タンク33内から
洗浄槽19内の下部に貯留された洗浄水が、洗浄ポンプ
30により、貯水タンク33内から接続管34を通じて
吸入され、アーム支え25を通じて噴水アーム24に圧
送される。この圧送された洗浄水は、噴水アーム24が
上部に有する複数の噴水口24aからそれぞれ噴出され
るものであり、その噴水の反動によって噴水アーム24
は回転もする。
【0019】かくして、洗浄水が洗浄槽19内に満遍な
く噴射され、前記下段の食器かご26及び上段の食器か
ご27によって洗浄槽19内に配列された食器の洗浄、
すすぎが行われる。従って、洗浄ポンプ30と噴水アー
ム24は、洗浄槽19内に配列された食器を洗浄する洗
浄機構37を構成するものである。一方、排水ポンプ3
1は、洗浄槽19内の洗浄水を、排水時に貯水タンク3
3内から接続管35を通じて吸入し、そして、排水ホー
ス36を通じて機外に排出するようになっている。
【0020】なお、洗浄槽19の背部には送風装置38
をも設けており、この送風装置38は、前記食器の洗
浄、すすぎを行った後の乾燥時に、外気を吸入し、それ
をダクト39を通じて洗浄槽19の下部から内部に送り
込むようになっている。又、その乾燥時には洗浄槽19
内の空気が前記ヒータ23により加熱されて温風化され
るようになっており、前記洗浄、すすぎ時には洗浄槽1
9内の洗浄水が同じくヒータ23により加熱されて温水
化されるようになっている。前記扉12(上扉12b)
には、洗浄槽19内からの排気、特には上記乾燥時の水
蒸気の排出をするための排気口40を、図4に示すよう
に設けている。
【0021】更に、洗浄槽19の背部の下部には水位検
知装置41を設けており(図5参照)、この水位検知装
置41は、図示しない接続管により貯水タンク33内と
連通し、ひいては洗浄槽19内と連通していて、洗浄槽
19内の前記洗浄水の水位を検知するようになってい
る。
【0022】ここで、前記下段の食器かご26及び上段
の食器かご27について詳述する。これらの食器かご2
6,27は、いずれもワイヤを組んで構成したもので、
下段の食器かご26は、浅底の直方体容器状を成すベー
ス部26aに、逆ハ字状を成す2種の食器支え26b,
26cを底部から多数立設して成る。このうち、食器支
え26bは、茶碗やどんぶり鉢大の食器を配列するに適
するものであり、ベース部26aの左側(図1参照)で
食器支え26bより短い食器支え26b´と交互に左右
に並べ前後2列に設けている(図5参照)。又、食器支
え26cは、大皿や中皿大の食器を配列するに適するも
のであり、従って上記食器支え26bより長く、ベース
部26aの右側(図1参照)の前後中間部で同じく左右
に並べ1列に設けている(図5参照)。
【0023】そして、この下段の食器かご26は、ベー
ス部26aの左右両外側部にスライド用部材42を有し
ており、このスライド用部材42が洗浄槽19内の両側
面下部に形成したレール43上をスライドする引出し方
式にて、前記食器出入口20を通じ出し入れされるよう
にしている。
【0024】これに対して、上段の食器かご27は、図
1及び図6に示すように、左右段違いの直方体容器状を
成すもので、この場合、左側部27aが右側部27bよ
りも低くて、深底となっている。
【0025】又、この上段の食器かご27に対しては、
図6に示すように、ワイヤにてほぼL字形のすのこ状に
構成した別体の仕切部材44を設けており、この仕切部
材44は、その底部44aの前後両外側部に形成した複
数の腕部44bを、前側のものから、あるいは後側のも
のから順に、上段の食器かご27の右側部27bに組入
れることにより、該上段の食器かご27の右側部27b
に図7に示すように組込みセットし得るようになってお
り、もしくは図8に示すように、腕部44bを上段の食
器かご27の右側部27b上に乗せ掛けることにより、
該上段の食器かご27の右側部27b上に載置セットし
得るようになっている。
【0026】しかして、そのいずれのセット状態におい
ても、仕切部材44の側部44cは、上段の食器かご2
7の右側部27b(高い側)の、左側部27a(低い
側)との境界部分に、仕切りとして位置するものあり、
かくして、上段の食器かご27の高い側が、低い側との
境界部分に仕切りを有するようにしている。
【0027】そして更に、上段の食器かご27に対して
は、その全体の左右両外側部にスライド用部材45を取
付けている。このスライド用部材45は、外側に溝46
を上下複数段(この場合、4段)に有しており、この溝
46のいずれかを選択して、前記洗浄槽19内の両側面
上部に形成したレール47(図1参照)に嵌合すること
により、該スライド用部材45がレール47上をスライ
ドする引出し方式にて、上段の食器かご27が前記食器
出入口20を通じ出し入れされるようにしている。
【0028】ここで、上記上段の食器かご27の出し入
れと前記下段の食器かご26の出し入れは、別々に行わ
れるものであり、すなわち、上段の食器かご27の出し
入れと下段の食器かご26の出し入れは、それぞれ独立
して行われるようにしている。又、上記レール47に対
するスライド用部材45の溝46の嵌合位置は変更が可
能で、その嵌合位置を変えることにより、上段の食器か
ご27は高さ位置を変更可能としており、従って、スラ
イド用部材45の複数の溝46は、上段の食器かご27
の高さ位置を変更するための変更手段、特には上下複数
段の引掛部として機能する。
【0029】更に、上段の食器かご27を洗浄槽19内
に収納した状態では、図1に示すように、上段の食器か
ご27の右側部27b(高い側)が、下段の食器かご2
6の皿収納部分である前記食器支え26c列の上方に位
置するようにしており、加えて、このとき、上段の食器
かご27の右側部27bの底部における各ワイヤ間の前
後に延びる筋状の隙間27c(図6参照)の並びは、下
段の食器かご26の食器支え26c列(皿収納部分)に
おける皿の並びと同じになるようにしている。
【0030】次に、上記構成のものの食器かご26,2
7に対する食器の配列について詳述する。この食器の配
列には、図1ないし図3に示す例が代表的にある。その
うち、図1に示す例では、下段の食器かご26の食器支
え26cに、主として中皿48を複数枚配列し、そのほ
か、大皿49及び小皿50をも1枚ずつ配列している。
又、食器支え26b,26b´には、茶碗51を複数個
配列している。なお、これらの食器支え26b,26b
´と食器支え26cとに対する食器の配列は、食器支え
26b,26b´と食器支え26cの各間に食器を差し
込むことによって行うものであり、その差し込み方向は
洗浄槽19の食器出入口20と直角の、前方から後方へ
の方向(前後方向)である。
【0031】そして、この場合、上段の食器かご27
は、スライド用部材45の最上段の溝46をレール47
に嵌合することにより、高さ位置を最も低くしている。
この高さ位置を最も低くした上段の食器かご27の左側
部27aの上には、鍋52を置き、右側部27bには仕
切部材44をやや左側にずらし置いて組込み、この仕切
部材44の上に、コップ53を複数個配列している。
【0032】しかして、この状態では、上段の食器かご
27が左右段違いであることと、仕切部材44をやや左
側にずらし置いたこと、並びに上段の食器かご27の右
側部27b(高い側)における底部の筋状の隙間27c
の並びが、下段の食器かご26の食器支え26c列(皿
収納部分)における皿の並びと同じであることにより、
上段の食器かご27の右側部27bの下方(下段の食器
かご26の食器支え26c)中、右側寄りの部分には、
大皿49を上段の食器かご27の右側部27bにおける
底部の隙間27cに入り込ませて配列できる。又、この
場合、隙間27cに入り込ませて配列した大皿49は、
その上端部が食器かご27の右側部27bにおけるワイ
ヤに当接することにより、該ワイヤで支持されもする。
【0033】これに対して、図2に示す例では、下段の
食器かご26の食器支え26cに、主として大皿49を
複数枚配列し、そのほか、中皿48をも1枚配列してい
る。又、食器支え26b,26b´には、どんぶり鉢5
4を複数個配列している。
【0034】そして、この場合、上段の食器かご27
は、スライド用部材45の最下段の溝46をレール47
に嵌合することにより、高さ位置を最も高くしている。
この高さ位置を最も高くした上段の食器かご27の左側
部27aの上には、コップ53を複数個配列し、右側部
27bには、仕切部材44をずらさずに組込んでいて、
この仕切部材44の上に、プラスチック製の軽い容器5
5を複数個配列している。
【0035】しかして、この状態では、上段の食器かご
27には、仕切部材44の側部44cが左側部27a
(低い側)と右側部27b(高い側)との間の仕切りと
して存し、しかも、その上端は、上段の食器かご27の
高さ位置を最も高くしたことにより、洗浄槽19の内上
面(天井面)に近接している。これにより、軽い容器5
5が洗浄水の噴射圧で上段の食器かご27の右側部27
bから落下したり、飛散したりすることのないようにで
きる。
【0036】そして、図3に示す例では、下段の食器か
ご26の食器支え26cに、主として大皿49を複数枚
配列し、そのほか、中皿48及び小皿50をも1枚ずつ
配列している。又、食器支え26b,26b´には、茶
碗51を複数個配列している。
【0037】そして、この場合、上段の食器かご27
は、図1の例と同様に、スライド用部材45の最上段の
溝46をレール47に嵌合することにより、高さ位置を
最も低くしている。この高さ位置を最も低くした上段の
食器かご27の左側部27aの上には、鍋52を置き、
右側部27bには、仕切部材44を上に乗せ掛けて、こ
の仕切部材44の上に、小鉢56を複数個配列してい
る。
【0038】しかして、この状態では、上段の食器かご
27には、仕切部材44の側部44cが左側部27a
(低い側)と右側部27b(高い側)との間の仕切りと
して存し、しかも、その上端は、仕切部材44を上段の
食器かご27の右側部27b上に乗せ掛けたことによ
り、洗浄槽19の内上面(天井面)に最も近接してい
る。これにより、小鉢56が洗浄水の噴射圧で上段の食
器かご27の右側部27bから落下することのないよう
にできる。
【0039】又、この場合、上段の食器かご27が左右
段違いであって、その高い側である右側部27bの上に
仕切部材44を乗せ掛けたことと、上段の食器かご27
の右側部27bにおける底面部の隙間27cの並びが、
下段の食器かご26の食器支え26c列における皿の並
びと同じであることとにより、上段の食器かご27の右
側部27bの下方(下段の食器かご26の食器支え26
c)には、大皿49を上段の食器かご27の右側部27
bにおける底部の隙間27cに入り込ませて配列でき
る。又、この場合も、隙間27cに入り込ませて配列し
た大皿49は、その上端部が食器かご27の右側部27
bにおけるワイヤに当接することにより、該ワイヤで支
持されもする。
【0040】さて、このように食器を配列する食器かご
26,27を、本構成のものでは、上下2段に、且つそ
のそれぞれが独立して出し入れされるように設けてい
る。これにより、下段の食器かご26に配列した食器
と、上段の食器かご27に配列した食器を、個々の食器
かご26,27から互いに関係なく取出すことができる
ものであり、かくして、従来の、棚部1bに配列された
食器を取出して棚部1bを跳ね上げた後でなければ棚部
1bの下方に配列された食器を取出すことができなかっ
たものに比し、食器かご26,27からの食器の取出し
性を良くすることができる。
【0041】又、洗浄槽19からの食器かご26,27
の取出しについては、下段の食器かご26に配列された
食器の重量と、上段の食器かご27に配列された食器の
重量とを、別々にして取出すことができるもので、従来
の、主部1aと棚部1bとに食器が配列された食器かご
1の重量が全食器の重量により大であったことにより、
その取出しに力が要ったものに比し、食器を配列した食
器かご26,27の個々の取出し性を良くすることがで
きる。
【0042】更に、本構成のものでは、上段の食器かご
27を高さ位置変更可能に設けている。これにより、ど
んぶり鉢54のような大きな食器や鍋52等の調理器具
の配列についても、図2に示したように、上段の食器か
ご27の高さ位置を高く変更することにより、上段の食
器かご27の下方にそれらを配列するスペースが生じ、
その配列ができる。なお、図2には、上段の食器かご2
7の下方にどんぶり鉢54を配列した例のみを示してい
るが、ここには鍋52を置くようにしても良い。かくし
て、大きな食器や調理器具の配列性をも良くすることが
できる。
【0043】加えて、本構成のものの場合、上段の食器
かご27は、左右段違いに構成しており、これによっ
て、上段の食器かご27の下方(右側部27bの下方)
や上方(左側部27a上)に、より大きな配列スペース
を生じさせることが可能で、図1ないし図3に示したよ
うに、大皿49等の大きな食器や鍋52等の調理器具を
一層配列しやすくできる。
【0044】又、本構成のものの場合、上段の食器かご
27の高い側(右側部27b)が、下段の食器かご26
の皿収納部分の上方に位置するようにしている。これに
より、図1ないし図3に示したように、下段の食器かご
26の皿収納部分に、より大きな配列スペースが生じ
て、大きな皿(大皿49)を配列することができる。
【0045】更に、本構成のものの場合、上段の食器か
ご27の高い側(右側部27b)が、底部に、下段の食
器かご26の皿収納部分における皿の並びと同じ並びで
筋状の隙間27cを有するようにもしている。これによ
り、図1及び図3に示したように、上段の食器かご27
の高さ位置を低くセットした場合に、下段の食器かご2
6の皿収納部分に、大きな皿を上段の食器かご27の高
い側の底部の隙間27cに入り込ませて配列することが
できる。
【0046】そして、上段の食器かご27の高い側が、
低い側(左側部27a)との境界部分に仕切り(仕切部
材44の側部44c)を有するようにもしている。これ
により、図1ないし図3に示したように、上段の食器か
ご27の高い側に配列した食器が洗浄中や食器の出し入
れ時に低い側に落下するのを、その仕切りで阻止するこ
とができる。
【0047】なお、上述の仕切りは、上段の食器かご2
7とは別体の仕切部材44によって設けるものに限られ
ず、上段の食器かご27と一体に設けるものであっても
良い。ただし、上段の食器かご27とは別体に仕切部材
44を設けた上記実施例のものにおいては、それらの組
合わせにより上段の食器かご27のワイヤの目を細かく
できるから、そこに小さな食器や箸入れなど、小物の食
器を配列できるようになる利点がある。
【0048】又、上段の食器かご27の段違い形状は、
左右が上述とは逆であっても良い。更に、上段の食器か
ご27の高さ位置を変更するための構成も、上述のレー
ル47とスライド用部材45の上下複数段の溝46とに
よるものに限られない。そのほか、本発明は上記し且つ
図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特
に、食器の洗浄方式は噴水方式に限られず、食器を水中
に浸漬して生成する水流により洗浄するようなものであ
っても良いし、更に、洗浄槽19は食器出入口20を前
面以外、例えば上面に有するものであっても良いなど、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食器洗浄
機によれば、主として、洗浄槽の内部に食器を配列する
食器かごを、上下2段に、且つそのそれぞれが独立して
出し入れされるように設けると共に、上段の食器かごを
高さ位置変更可能に設けたことにより、食器かごからの
食器の取出し性や、食器を配列した食器かごの取出し性
を良くできると共に、大きな食器や調理器具の配列性を
も良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、扉を取除いた状態の
正面図
【図2】食器の配列状態の異なる図1相当図
【図3】食器の配列状態の更に異なる図1相当図
【図4】外観斜視図
【図5】縦断側面図
【図6】上段の食器かご部分の分解斜視図
【図7】上段の食器かご部分の組立て状態の斜視図
【図8】上段の食器かご部分の異なる組立て状態の斜視
【図9】従来例を示す食器かごの食器配列状態の斜視図
【符号の説明】
19は洗浄槽、26は下段の食器かご、26cは食器支
え(皿収納部分)、27は上段の食器かご、27aは上
段の食器かごの左側部(低い側)、27bは上段の食器
かごの右側部(高い側)、37は洗浄機構、44は仕切
部材、44cは仕切部材の側部(仕切り)、46はスラ
イド用部材の溝を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、この洗浄槽の内部に食器を配
    列する食器かごと、洗浄槽の内部に配列された食器を洗
    浄する洗浄機構とを具備し、 前記食器かごを、上下2段に、且つそのそれぞれが独立
    して出し入れされるように設けると共に、 上段の食器かごを高さ位置変更可能に設けたことを特徴
    とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 上段の食器かごを、左右段違いに構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 上段の食器かごの左右いずれか高い側
    が、下段の食器かごの皿収納部分の上方に位置するよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 上段の食器かごの高い側が、底部に、下
    段の食器かごの皿収納部分における皿の並びと同じ並び
    で筋状の隙間を有することを特徴とする請求項3記載の
    食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 上段の食器かごの高い側が、低い側との
    境界部分に仕切りを有することを特徴とする請求項2記
    載の食器洗浄機。
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