JP2003324517A - 車載用ハンズフリー通話装置 - Google Patents

車載用ハンズフリー通話装置

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JP2003324517A
JP2003324517A JP2002132581A JP2002132581A JP2003324517A JP 2003324517 A JP2003324517 A JP 2003324517A JP 2002132581 A JP2002132581 A JP 2002132581A JP 2002132581 A JP2002132581 A JP 2002132581A JP 2003324517 A JP2003324517 A JP 2003324517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルートゥース規格に準じたヘッドセット
を、拡声用スピーカと集音用マイクを備えたハンズフリ
ー通話装置に組み込むことによって、携帯電話が車内に
持ち込まれておりさえすればその設置位置の制約を受け
ることなく、その携帯電話を介して車外の通話手段との
通話が可能になるようにする。 【解決手段】 携帯電話2が通話エリア内に入ることに
よって携帯電話2との間の通話可能な状態になるヘッド
セット3をハンズフリーユニット8に追加し、ヘッドセ
ット3をハンズフリーユニット8に装着することによっ
て、ヘッドセット3のマイクとレシーバとによって発揮
される送受話機能が、ハンズフリーユニット8の集音用
マイク92と拡声用スピーカ91とによる送受話機能に
切り替わるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用ハンズフリ
ー通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンズフリー通話機能を有しない携帯電
話を、ハンズフリー通話に活用することができるように
したハンズフリー通話装置が知られている。この事例と
して、たとえば特開平11−298596号公報(先行
例1)によって開示されたものがある。このものでは、
携帯電話自体の秘話用レシーバ(受話部)の出力を空気
伝播でマイクに取り込み、増幅して拡声用スピーカで受
話音として出力し、かつ、利用者の音声を集音用マイク
で集音し、増幅してスピーカから出力した音声を空気伝
播で携帯電話自体の秘話用マイク(送話部)に入力する
という方式を採用している。そして、このハンズフリー
通話装置では、受話系回路と送話系回路との間にエコー
キャンセル回路を介在させることによりエコーやハウリ
ングなどの現象が発生することを防いでいる。
【0003】また、特開平4−368246号公報(先
行例2)によって開示されているハンズフリー通話装置
は、ホルダーに保持させた携帯電話の受話信号を電気信
号で外部アンプに取り込んで拡声用スピーカから音声と
して出力し、かつ、集音用マイクで拾った利用者の音声
を電気信号で送話信号として携帯電話に取り込むという
方式を採用している。そして、この先行例2では、ハン
ズフリー通話装置の電源に自動車のアクセサリー電源
(シガーライター用電源)を用いたり、その代わりにバ
ッテリー電源を具備させることが提案されている。
【0004】先行例1や先行例2のハンズフリー通話装
置によると、それを自動車の運転席の近傍箇所に設置し
ておくことにより、利用者が携帯電話を手に持たずに通
話することができるようになるという利便がある。
【0005】ところで、近時、ブルートゥース(Blu
etooth)技術が注目を浴びている。ブルートゥー
スとは、携帯電話などのポータブルデバイスとの間を小
型で廉価な短距離無線で接続する技術の名称である。
【0006】図5はブルートゥース規格に準じて作られ
ているヘッドセット1の説明図、図6はブルートゥース
対応の携帯電話2と上記ヘッドセット1との通話状況の
説明図である。図5のように、ブルートゥース規格に準
じて作られているヘッドセット1は、無線回路部(RF
回路部)と動作を制御する回路部(BB制御回路部)と
を備えた内蔵回路12を有し、この内蔵回路12に接続
した内部レシーバ13と内部マイク14を有していて、
内部レシーバ13や内部マイク14はいずれも秘話用で
あり、離れた場所での送受話には不向きである。このよ
うなブルートゥース規格に準じているヘッドセット1の
通話エリア内に図6のようにブルートゥース対応の携帯
電話2が近づくと、ヘッドセット1及び携帯電話2の両
方がお互いを認識し合って通話可能な状態になる。通
常、この状態においては、携帯電話2に掛かってきた電
話をヘッドセット1を使ってその携帯電話2を介し外部
の通話手段(不図示)との間で通話することができる。
【0007】また、図示していないけれども、FM回路
で通話エリア内での通話が可能なヘッドセットも提案さ
れており、このヘッドセットにおいても、通話エリア内
にあればFM回路を介し他の通話手段との通話が可能で
ある。赤外線を利用した通話が可能なヘッドセットにつ
いても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行例
1のものによると、利用者が秘話による通話からは解放
されるものの、携帯電話の受話部と送話部とをハンズフ
リー通話装置のマイクやスピーカに密着させてできるだ
け外部の騒音を遮断しておくための対策を講じる必要が
あり、そのようにしたとしても、空気伝播で音声授受を
行う方式であるために外部からの騒音を完全に遮断する
ことが困難であって通話品質において問題がある。
【0009】また、先行例2のものは、利用者が秘話に
よる通話からは解放されるものの、携帯電話とハンズフ
リー通話装置とを通信線を使って有線接続する必要があ
るため、ハンズフリー通話装置の電源に自動車のアクセ
サリー電源を用いる場合には、アクセサリー電源とハン
ズフリー通話装置とをつなぐ電気コードを車内に這わせ
ることになるので、電気コードがじゃまになったり電気
コードに引っ掛かって切断するといった事態の起こるリ
スクがある。
【0010】さらに、先行例1や先行例2のものは、い
ずれも、携帯電話をハンズフリー通話装置に装着したり
ハンズフリー通話装置のホルダーに保持させる必要があ
るために携帯電話の置き場所が限定されてしまい、携帯
電話が他の場所にあるときには通話することができない
という不便があった。
【0011】その一方で、上記した従来のブルートゥー
ス規格に準じたヘッドセットは、通話エリア内の携帯電
話と無線で接続されるという点で非常に便利な機能を持
っている。しかし、機能的には狭い通話エリア内にある
携帯電話との秘話方式による通常通話接続のみで使用で
きるだけであってその使用頻度が必然的に著しく低くな
っている。言い換えると、従来のブルートゥース規格に
準じたヘッドセットは、その通話エリア内での限られた
使い方しかできなかったために利用価値が低く、そのこ
とがブルートゥース技術の普及の障害にもなっていた。
【0012】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、ブルートゥース規格に準じたヘッドセットを、秘
話方式でない拡声用スピーカと集音用マイクを備えたハ
ンズフリー通話装置に組み込むことによって、そのハン
ズフリー通話装置の拡声用スピーカや集音用マイクを利
用した秘話方式でないハンズフリー通話が可能でありな
がら、携帯電話が車内に持ち込まれておりさえすればそ
の設置位置の制約を受けることなく、その携帯電話を介
して車外の通話手段との通話が可能になり、そのことに
よって、ブルートゥース規格に準じたヘッドセットの利
用価値を高めてその普及を促進させやすくなる車載用ハ
ンズフリー通話装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、ブルートゥース規格に準
じたヘッドセットに限らず、FM回路や赤外線を利用し
て通話エリア内での通話が可能なヘッドセットを、秘話
方式でない拡声用スピーカと集音用マイクを備えたハン
ズフリー通話装置に組み込むことによって、そのハンズ
フリー通話装置の拡声用スピーカや集音用マイクを利用
した秘話方式でないハンズフリー通話が可能でありなが
ら、携帯電話が車内に持ち込まれておりさえすればその
設置位置の制約を受けることなく、その携帯電話を介し
て車外の通話手段との通話が可能になる車載用ハンズフ
リー通話装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車載用ハン
ズフリー通話装置は、携帯電話の通話機能を介しハンズ
フリーで送受話が可能なハンズフリーユニットを備えた
車載用ハンズフリー通話装置において、上記携帯電話が
通話エリア内に入ることによってその携帯電話との間で
通話が可能な状態になるヘッドセットを追加し、このヘ
ッドセットを上記ハンズフリーユニットに装着すること
によって、そのヘッドセットのマイクとレシーバとによ
って発揮される送受話機能が、上記ハンズフリーユニッ
トの集音用マイクと拡声用スピーカとによる送受話機能
に切り替わり、そのハンズフリーユニットの集音用マイ
クと拡声用スピーカを介して上記ヘッドセットを用いた
通話を行うことができるようになっている。
【0015】これによれば、追加したヘッドセットを車
載のハンズフリーユニットに装着するだけでヘッドセッ
トの送受話機能が上記ハンズフリーユニットの送受話機
能に切り替わるので、携帯電話が車内に持ち込まれてお
りさえすればその所在に関係なくその携帯電話と無線で
接続されるというヘッドセットの便利な機能がそのまま
生かされ、しかも、ハンズフリーユニットの集音用マイ
クと拡声用スピーカとによる送受話機能を活用して秘話
方式によらずに携帯電話を介し外部の通話手段(携帯電
話や固定電話その他の通話手段)との間で通話すること
が可能になる。しかも、携帯電話とヘッドセットとが無
線で接続されるので、携帯電話とヘッドセットとをつな
ぐ通信線を車内に這わす必要がない。
【0016】上記ハンズフリーユニットは自動車のアク
セサリー電源を電源とするものであっても、そのハンズ
フリーユニット自体がバッテリー電源を備えているもの
であってもよいが、バッテリー電源を備えていると、ア
クセサリー電源とハンズフリーユニットとをつなぐ電気
コードが不要になるので、その電気コードに引っ掛かっ
たり引っ掛かって切断するといったリスクが皆無にな
る。
【0017】本発明では、上記ハンズフリーユニットが
ヴォイススイッチ回路もしくはエコーキャンセラー回路
とこれらの回路に接続された第1コネクタとを備え、上
記ヘッドセットが上記第1コネクタの相手方となる第2
コネクタを備え、上記第1コネクタは、上記第2コネク
タが接続されることによって、ヘッドセットのマイクと
レシーバとに接続されている音声信号系統を遮断してそ
の音声信号系統を上記ヴォイススイッチ回路及びエコー
キャンセラー回路を経てハンズフリーユニットの集音用
マイクと拡声用スピーカとに接続する機能を備えている
ことが望ましい。
【0018】これによれば、ヘッドセットをハンズフリ
ーユニットに装着してハンズフリーユニットの第1コネ
クタにヘッドセットの第2コネクタを接続するだけで、
ヘッドセットのマイクとレシーバとに接続されている音
声信号系統が遮断されてその音声信号系統がヴォイスス
イッチ回路及びエコーキャンセラー回路を経てハンズフ
リーユニットの集音用マイクと拡声用スピーカとに接続
されるので、ハンズフリーユニットの集音用マイクと拡
声用スピーカとを利用した秘話方式によらない通話が、
携帯電話を介して外部の通話手段との間で可能になる。
また、ヘッドセットをハンズフリーユニットから取り外
して第1コネクタと第2コネクタとの接続を解除する
と、ヘッドセットのマイクとレシーバとに接続されてい
る音声信号系統を利用してそのヘッドセットの通話エリ
ア内で外部の携帯電話との秘話通話が可能になる。
【0019】本発明では、上記ヘッドセットが、携帯電
話と接続するブルートゥース規格を満たしているもので
あることが望ましい。これによれば、ブルートゥース規
格を満たしているヘッドセットを利用して秘話方式によ
らない通話が、ブルートゥース対応の携帯電話を介して
外部の通話手段との間で可能になり、そのことが、ブル
ートゥース規格に準じたヘッドセットの利用価値を高め
てその普及を促進させることに役立つ。
【0020】なお、秘話方式による通話とは、マイク
(送話部)を口許に置き、スピーカ又はレシーバ(受話
部)を耳元に置いて行う通話のことであり、秘話方式に
よらない通話とは、拡声用マイクで出力される音声を離
れた場所で聞き取り、離れた場所で利用者が発した音声
を集音用マイクで集音して行う通話のことである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るハ
ンズフリー通話装置に用いるヘッドセット3の概略説明
図、図2は同ハンズフリー通話装置に用いるハンズフリ
ーユニット8の概略説明図、図4は本発明の実施形態に
係る車載用ハンズフリー通話装置Hの作用説明図、図4
は同車載用ハンズフリー通話装置Hの使用状態説明図で
ある。
【0022】図2に示したハンズフリーユニット8は、
ヴォイススイッチ回路もしくはエコーキャンセラ回路と
を備えた回路部81と、その回路部81に接続された受
話側ピンプラグコネクタ81及び送話側ピンプラグコネ
クタ86と、上記回路部81に接続された拡声用スピー
カ91及び集音用マイク92とを備えている。なお、ヴ
ォイススイッチ回路及びエコーキャンセラ回路は、それ
らの中に音声増幅回路(アンプ回路)を含んでいる。こ
のハンズフリーユニット8では、受話側ピンプラグコネ
クタ81に入力された受話信号が回路部81で増幅さ
れ、拡声用スピーカ91から音声で出力される。また、
利用者の発した音声が集音用マイク92で拾われ、回路
部81で電気信号に変換されて送話側ピンプラグコネク
タ86から出力される。その際、回路部81のヴォイス
スイッチ回路の働きにより利用者の音声を感知すること
によって回路部81が動作状態になり、エコーキャンセ
ラ回路の働きによりエコーやハウリングなどの現象が抑
止される。この実施形態において、受話側ピンプラグコ
ネクタ81は3極83,84,85を有している。同様
に送話側ピンプラグコネクタ86も3極87,88,8
9を有している。
【0023】図1に示したヘッドセット3はブルートゥ
ース規格に準じたヘッドセットであり、無線回路部(R
F回路部)と動作を制御する回路部(BB制御回路部)
とを備えた内蔵回路12を有し、この内蔵回路12に接
続した内部レシーバ13と内部マイク14を有してい
て、内部レシーバ13や内部マイク14はいずれも秘話
用である。したがって、このヘッドセット3の通話エリ
ア内にブルートゥース対応の携帯電話(図1で不図示)
が近づくと、ヘッドセット3及び携帯電話の両方がお互
いを認識し合って通話可能な状態になる。通常、この状
態においては、携帯電話に電話が掛かってきたときにヘ
ッドセットに備わっている着信ボタンを押し下げること
により、その電話をヘッドセット3を使ってその携帯電
話を介し外部の通話手段(不図示)との間で通話するこ
とができる。
【0024】図1のヘッドセット3は、その筐体3aに
受話側ピンジャックコネクタ42及び送話側ピンジャッ
クコネクタ46が内蔵状態で取り付けられている。受話
側ピンジャックコネクタ42は、図2で説明した受話側
ピンプラグコネクタ82の3極83,84,85のそれ
ぞれに対応する3つのコンタクト43,44,45と2
つのスイッチ接点51,52とを有していて、受話側ピ
ンプラグコネクタ82が結合されていないときには図1
のようにそれら3つのコンタクト43,44,45が回
路部12に接続され、2つのスイッチ接点51,52が
内部レシーバ13に接続されているのに対し、受話側ピ
ンプラグコネクタ82が結合されると、受話側ピンプラ
グコネクタ82の3極83,84,85のそれぞれに3
つのコンタクト43,44,45が各別に接続され、か
つ、2つのスイッチ接点51,52がオフ状態になる。
送話側ピンジャックコネクタ46は、図2で説明した送
話側ピンプラグコネクタ86の3極87,88,89の
それぞれに対応する3つのコンタクト47,48,49
と2つのスイッチ接点55,56とを有していて、送話
側ピンプラグコネクタ86が結合されていないときには
図1のようにそれら3つのコンタクト47,48,49
が回路部12に接続され、2つのスイッチ接点55,5
6が内部マイク14に接続されているのに対し、受話側
ピンプラグコネクタ86が結合されると、送話側ピンプ
ラグコネクタ86の3極87,88,89のそれぞれに
3つのコンタクト47,48,49が各別に接続され、
かつ、2つのスイッチ接点55,56がオフ状態にな
る。
【0025】図3に示したように、ハンズフリーユニッ
ト8の筐体8aには、ヘッドセット3の筐体3aを装着
するためのヘッドセットスペースSが確保されている。
そして、このヘッドセットスペースSにヘッドセット3
の筐体3aを嵌め込むことによって、ヘッドセット3側
の受話側ピンジャックコネクタ42及び送話側ピンジャ
ックコネクタ46が、ハンズフリーユニット8側の受話
側ピンプラグコネクタ81及び送話側ピンプラグコネク
タ86に各別に結合されるようになっている。したがっ
て、ハンズフリーユニット8のヘッドセットスペースS
にヘッドセット3の筐体3aを装着してヘッドセット3
側の受話側ピンジャックコネクタ42及び送話側ピンジ
ャックコネクタ46を、ハンズフリーユニット8側の受
話側ピンプラグコネクタ81及び送話側ピンプラグコネ
クタ86に各別に結合すると、上記したように、ヘッド
セット3の受話側及び送話側の各ピンジャックコネクタ
42,46においてスイッチ接点51,52、55,5
6がオフ状態になるのに対し、ヘッドセット3の内蔵回
路12に、ハンズフリーユニット8の回路部81が接続
される。すなわち、ヘッドセット3の内部レシーバ13
と内部マイク14に対する内蔵回路12(音声信号系
統)の接続が遮断されて、その内蔵回路12(音声信号
系統)が、ハンズフリーユニット8の回路部81のヴォ
イススイッチ回路もしくはエコーキャンセラー回路を経
てハンズフリーユニットの拡声用スピーカ91と集音用
マイク92とが接続される。これに伴い、ヘッドセット
3の内部レシーバ13と内部マイク14とによって発揮
される送受話機能が、ハンズフリーユニット8の拡声用
スピーカ91と集音用マイク92とによる送受話機能に
切り替わる。
【0026】図1〜図3で説明したところの、ハンズフ
リーユニット8にヘッドセット3を追加したハンズフリ
ー通話装置は、その電源を、自動車のアクセサリー電源
で確保することも、ハンズフリーユニット8にバッテリ
ーを内蔵させることによって確保することも可能であ
る。その場合、ハンズフリーユニット8自体がバッテリ
ー電源を備えているものであると、自動車のアクセサリ
ー電源とハンズフリーユニット8とをつなぐ電気コード
が不要になるので、その電気コードに引っ掛かったり引
っ掛かって切断するといったリスクが皆無になる。
【0027】ハンズフリーユニット8のヘッドセットス
ペースSにヘッドセット3を装着ししてなるハンズフリ
ー通話装置では、その通信機能が、ブルートゥース規格
に準じたヘッドセット3の内蔵回路12(図1参照)に
よって確保される。そのため、図3のようにブルートゥ
ース対応の携帯電話2がヘッドセット3の通話エリア内
に入ることによってヘッドセット3とその携帯電話2と
の間で通話可能な状態になる。この状態のときに、待ち
受け状態の携帯電話2に電話が掛かってきたときには、
電話の着信がヘッドセット3に自動で伝えられる。その
ため、ヘッドセット3の着信ボタンを押し下げることに
より、利用者は、ハンズフリーユニット8の集音用マイ
ク92と拡声用スピーカ91とを介し、ヘッドセット3
及び携帯電話2の通信機能を使って外部の通信手段との
通話を行えるようになる。なお、図3において、21は
ブルートゥースアダプターを示しており、ブルートゥー
スに対応していない携帯電話では、このブルートゥース
アダプター21を接続してブルートゥース対応携帯電話
と同様の使い方が可能になる。
【0028】図4のように、図3で説明したハンズフリ
ー通話装置Hを自動車車内の運転席近傍箇所に設置して
おくと、そのハンズフリー通話装置Hに組み込まれてい
るブルートゥース規格に準じたヘッドセット3の通話エ
リア内にブルートゥース対応の携帯電話2があると、図
3で説明したように、利用者は、ハンズフリーユニット
8の集音用マイク92と拡声用スピーカ91とを介し、
ヘッドセット3及び携帯電話2の通信機能を使って外部
の通信手段との通話を行えるようになる。そして、一般
的な自動車の室内の広さは、上記ヘッドセット3の通話
エリア内に含まれるので、仮に運転者が衣服のポケット
に携帯電話2を入れていたり、後部座席に携帯電話2を
置いていたりしているときでも、携帯電話2が車内に持
ち込まれておりさえすればその所在に関係なくその携帯
電話2と無線で接続されるというヘッドセット3の便利
な機能がそのまま生かされ、しかも、ハンズフリーユニ
ット8の集音用マイク92と拡声用スピーカ91とによ
る送受話機能を活用して秘話方式によらずに携帯電話2
を介し外部の通話手段(携帯電話や固定電話その他の通
話手段)との間で通話することが可能になる。
【0029】以上説明した実施形態では、ヘッドセット
3が、携帯電話2と接続するブルートゥース規格を満た
しているものである場合を説明したけれども、この点
は、ヘッドセットとして、FM回路で通話エリア内での
通話が可能なものを用いたり、赤外線を利用した通話が
可能なものを用いたりしても、同様の秘話方式に寄らな
い通話が可能になる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ブルー
トゥース規格に準じたヘッドセットを、秘話方式でない
拡声用スピーカと集音用マイクを備えたハンズフリー通
話装置に組み込むことによって、そのハンズフリー通話
装置の拡声用スピーカや集音用マイクを利用した秘話方
式でないハンズフリー通話を可能にするものであり、し
かも、携帯電話が車内に持ち込まれておりさえすればそ
の設置位置の制約を受けることなく、その携帯電話を介
して車外の通話手段との通話が可能になるものであるの
で、ブルートゥース規格に準じたヘッドセットの利用価
値を高めてその普及を促進させやすくなるという効果が
奏される。また、本発明は、ブルートゥース規格に準じ
たヘッドセットに限らず、FM回路や赤外線を利用して
通話エリア内での通話が可能なヘッドセットを用いて秘
話方式でないハンズフリー通話を可能とし、しかも、携
帯電話が車内に持ち込まれておりさえすればその設置位
置の制約を受けることなく、その携帯電話を介して車外
の通話手段との通話が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置
に用いるヘッドセットの概略説明図である。
【図2】同ハンズフリー通話装置に用いるハンズフリー
ユニットの概略説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る車載用ハンズフリー通
話装置の作用説明図である。
【図4】同車載用ハンズフリー通話装置の使用状態説明
図である。
【図5】ブルートゥース規格に準じて作られているヘッ
ドセットの説明図である。
【図6】ブルートゥース対応の携帯電話とヘッドセット
との通話状況説明図である。
【符号の説明】
H 車載用ハンズフリー通話装置 2 携帯電話 3 ヘッドセット 8 ハンズフリーユニット 12 内蔵回路(音声信号系統) 13 内部レシーバ(レシーバ) 14 内部マイク(マイク) 42,46 ピンプラグジャック(第2コネクタ) 82,86 ピンプラグコネクタ(第1コネクタ) 91 拡声用スピーカ 92 集音用マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 AA16 BB01 CC08 DD08 HH03 HH26 5K067 AA34 BB04 DD51 EE02 EE12 FF25 FF38 KK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話の通話機能を介しハンズフリー
    で送受話が可能なハンズフリーユニットを備えた車載用
    ハンズフリー通話装置において、 上記携帯電話が通話エリア内に入ることによってその携
    帯電話との間で通話が可能な状態になるヘッドセットを
    追加し、このヘッドセットを上記ハンズフリーユニット
    に装着することによって、そのヘッドセットのマイクと
    レシーバとによって発揮される送受話機能が、上記ハン
    ズフリーユニットの集音用マイクと拡声用スピーカとに
    よる送受話機能に切り替わり、そのハンズフリーユニッ
    トの集音用マイクと拡声用スピーカを介して上記ヘッド
    セットを用いた通話を行うことができるようになってい
    ることを特徴とする車載用ハンズフリー通話装置。
  2. 【請求項2】 上記ハンズフリーユニットがヴォイスス
    イッチ回路もしくはエコーキャンセラー回路とこれらの
    回路に接続された第1コネクタとを備え、上記ヘッドセ
    ットが上記第1コネクタの相手方となる第2コネクタを
    備え、上記第1コネクタは、上記第2コネクタが接続さ
    れることによって、ヘッドセットのマイクとレシーバと
    に接続されている音声信号系統を遮断してその音声信号
    系統を上記ヴォイススイッチ回路及びエコーキャンセラ
    ー回路を経てハンズフリーユニットの集音用マイクと拡
    声用スピーカとに接続する機能を備えている請求項1に
    記載した車載用ハンズフリー通話装置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドセットが、携帯電話と接続す
    るブルートゥース規格を満たしている請求項1又は請求
    項2に記載した車載用ハンズフリー通話装置。
  4. 【請求項4】 上記ハンズフリーユニットが、バッテリ
    ー電源を備えている請求項1ないし請求項3のいずれか
    1項に記載した車載用ハンズフリー通話装置。
JP2002132581A 2002-05-08 2002-05-08 車載用ハンズフリー通話装置 Expired - Fee Related JP3829102B2 (ja)

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JP2006080885A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Taiyo Yuden Co Ltd ハンズフリー装置
CN103581801A (zh) * 2013-10-24 2014-02-12 深圳市奋达科技股份有限公司 一种可作为车载音箱蓝牙音频接收器的蓝牙耳麦

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