JP2003322185A - 摩擦板の製造方法 - Google Patents

摩擦板の製造方法

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智士 川合
Takashi Kodama
尊嗣 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体や短繊維状の摩擦材原料を使用して、簡
便に摩擦板を製造する方法を提供すること。 【解決手段】 金属製の芯板40に粉体や短繊維状の摩
擦材原料20を固着させてなる摩擦板100は、芯板4
0に摩擦材原料20を仮付着させる工程と、摩擦材原料
20が仮付着した芯板40を加熱処理する工程によって
製造される。仮付着工程において、摩擦材原料20は帯
電させられた状態で金属製の芯板40に吹付けられるの
で、摩擦材原料20は静電気力によって芯金40表面に
強固に仮付着される。その結果、仮付着工程から加熱処
理工程へ移送される間に、摩擦材原料20が芯板40か
ら脱落することがなく、取扱いが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、及び産業
用・建設機械用のクラッチやブレーキ等、摩擦係合装置
に使用される摩擦板の製造方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】自動車や産業用機械・建設用機械に使用
されているブレーキやクラッチは、摩擦力を利用して動
力を伝達したり切断したりするものであり、一般に、摩
擦係合装置と総称されている。このような摩擦係合装置
に使用される摩擦板(フリクションプレート)は、一般
に、金属製の芯板に摩擦材を固着したものである。な
お、摩擦係合装置は、摩擦摺動面に潤滑油が供給される
か否かによって湿式と乾式とに分類され、摩擦材を芯板
の片面だけに具えているか両面に具えているかによっ
て、片貼式と両貼式とに分類される。
【0003】両貼式湿式(多板)摩擦係合装置の一例を
図8に示す。図8において、符号100’は摩擦板、符
号200’は摩擦材、符号400’は芯板をそれぞれ示
し、符号Mは、摩擦板100’の摩擦材200’と係合
するメイティングプレートである。
【0004】このような摩擦係合装置において、摩擦板
の摩擦材は、通常、ペーパー、エラストマー、カーボ
ン、メタル、無機物、樹脂等をベースにしたものが使用
される。摩擦材材料として、特に、カーボン、無機物、
樹脂を使用する場合は、各材料を粉体や短繊維状にし、
焼結成形している。
【0005】粉体や短繊維状の材料を使用して摩擦板を
製造する方法としては、従来から、摩擦材材料を金型に
充填して焼成し、シート状の摩擦材を形成した後、この
摩擦材を芯板に接着する方法(セグメント貼り成形)
や、粉体や短繊維状のままの摩擦材材料を芯板とともに
金型に充填し、これらを加熱することによって、摩擦材
材料の焼成と芯板との接着を同時に行なう方法(モール
ド成形)等がある。
【0006】湿式摩擦係合装置に使用する摩擦板の場合
には、潤滑油を流過させるため、摩擦材表面に油溝を形
成する必要がある。従来の方法では、平板状の摩擦板を
形成した後、凹凸を有する金型で摩擦板をプレス加工す
ることによって、溝部とランド部を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、摩擦材
材料としては複数の粉体・短繊維状材料を混合したもの
を使用するため、従来の方法によると、摩擦材材料を均
一に金型内に充填するには、粉末充填機のような特殊な
装置が必要であり手間がかかるだけでなく、摩擦材の均
一化を図るため余分な材料が必要であり、歩留まりが悪
いという問題を有する。また、摩擦材を焼成し、芯板へ
接着するため、大容量の焼成炉やプレス機等が必要であ
り、そのため設備費が嵩むという問題もある。
【0008】さらに、湿式摩擦係合装置に使用するため
摩擦板に溝を形成する場合、摩擦材の厚みが薄いと、溝
部とランド部における密度差が大きくなってしまうた
め、プレス加工をすることができない。そこで、機械加
工により、摩擦材表面に溝を形成しなければならず、そ
の分、工程数が多くなり手間がかかるという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の芯板
と、予め混合された熱硬化性樹脂と粉体状及び/又は短
繊維状の材料とを含み粒子状をなす摩擦材材料とを用意
し、前記摩擦材材料を帯電させて、前記芯板に吹付け又
は散布して仮付着させ、前記仮付着させた摩擦材材料を
加熱して含有した熱硬化性樹脂を硬化させることによっ
て前記摩擦材材料を前記芯板に固着させることを特徴と
する、摩擦板の製造方法によって、前記の課題を解決し
た。
【0010】
【作用】本発明では、摩擦材材料を帯電させ、静電塗装
方式によって芯板に摩擦材材料を吹付け又は散布するの
で、摩擦材材料は静電気に起因する力によって芯板表面
に仮付着する。仮付着工程から加熱処理工程へ移送する
際に、摩擦材材料が脱落することがない程度に摩擦材材
料を芯板に付着させることができて、取扱いが容易にな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、摩擦材材料を芯板に仮
付着させる静電塗装工程と、仮付着させた摩擦材材料と
芯板とを固着させる加熱処理工程からなる。
【0012】なお、摩擦材の強度、及び摩擦性能を維持
するため、摩擦材材料には、粉体状の熱硬化性樹脂が含
ませられている。そして、摩擦材材料は、予め混合され
た熱硬化性樹脂と粉体状及び/又は短繊維状の材料とを
含み粒子状にされている。さらに、例えば、フェノール
樹脂を粉体状及び/又は短繊維状の材料のバインダーと
して含むことが望ましい。これらの材料は混合され、半
溶融状態を経て、粒子状となるように造粒される。この
造粒工程において、粒子径が調整されることにより、後
述する気孔径、気孔率の調整(傾斜構造を含む。)が可
能になる。また、芯板はスチールやアルミニウム等の導
電性材料からなる。
【0013】図1は、本発明の摩擦板の製造方法におい
て、摩擦材材料を芯板に仮付着させる工程に使用され
る、静電塗装装置10の概要図である。この装置10
は、摩擦材材料20の供給タンク22と、摩擦材材料2
0を噴出する吹付ガン30からなり、吹付ガン30のノ
ズル32から摩擦材材料20を噴射し、静電気に起因す
る付着力によって摩擦材材料20を芯板40に仮付着さ
せるものである。
【0014】供給タンク22の下方には撹拌エアノズル
24が、供給タンク22の底部には振動板26が設けら
れており、供給タンク22内の摩擦材材料20が均一に
分散するようにされている。すなわち、撹拌エアノズル
24から供給タンク22内に空気を噴射し、摩擦材材料
20を舞い上がらせて混合させるとともに、底部に溜ま
った摩擦材材料20が凝集しないように、必要に応じて
振動板26を振動させる。また、エア配管32内を流過
するエアにより、供給タンク22内の摩擦材材料20は
移送配管34を通って吸上げられ、吹付ガン30に送ら
れる。
【0015】吹付ガン30のノズルには電極50が設け
られており、この電極50に高電圧が印加されて静電場
が作られている。従って、ノズルから噴出された摩擦材
材料20は、静電場を通過して帯電しているため、静電
気に起因する付着力により芯板40の表面に付着する。
芯板40に吹付ける摩擦材材料20の圧力と密度は、吹
付ガン30内部に設けられたインジェクター60により
調整される。
【0016】上記の静電塗装装置10によって芯板40
に仮付着された摩擦材材料20は、次工程に移送する間
に落下しない程度の付着力を有しているが、芯板40を
接地(アース)しておくと、さらに効率良く、より強固
に付着させることができる。また、摩擦材材料20の粒
子径、摩擦材材料20の配合比率により、芯板40への
付着力が不足したり、摩擦材材料20をより強固に付着
させる必要がある場合には、エッチングやブラスト加工
等によって、予め芯板40表面を粗面化(活性化)処理
したり、芯板40表面に接着剤を塗布しておいてもよ
い。
【0017】次に、上記の仮付着工程において摩擦材材
料20を仮付着させた芯板40を、オーブンや電気炉内
に吊し掛けて加熱すると、摩擦材材料20に含まれる熱
硬化性樹脂により芯板40に確実に固着される。
【0018】上記のとおり、本発明の摩擦板の製造方法
によると、摩擦材材料を金型に充填するための粉末充填
機や熱板プレス、治具等を使用することなく、簡便に摩
擦材材料20を芯板40に固着させることができる。
【0019】図2は、摩擦材材料を芯板にさらに強固に
仮付着させることのできる摩擦板102であり、図2
(a)は芯板の正面図、図2(b)は、図2(a)の芯
板に摩擦材材料を仮付着させた状態における断面図であ
り、図2(a)のb−b線断面に相当する。図2(a)
に示すように、この摩擦板102に使用される芯板42
には、複数の貫通孔420が設けられている。図2
(a)の芯板42を使用して、摩擦材材料20を静電塗
装すると、摩擦材材料20は貫通孔420を通って芯板
42の裏面まで行渡るため(図2(b)参照。)、摩擦
材材料20がより強固に仮付着されるとともに、付着効
率も向上する。
【0020】なお、摩擦材材料20の吹付けパターンに
応じて、吹付ガン30のノズルの形状を円形状、ドーナ
ツ形状、矩形状等にしてもよい。
【0021】なお、上記の静電塗装工程において、芯板
を予め50℃から300℃程度に加熱しておくと、芯板
に吹付けられた摩擦材材料に含まれる樹脂の一部が溶融
し、静電塗装時の仮付着力が向上する。そのため、摩擦
材材料を構成する粒子の径や比重が大きい場合や、摩擦
材の厚さを厚くするため多量の摩擦材材料を吹付ける場
合でも、静電塗装によって仮付着した摩擦材材料が落下
しにくくなる。なお、芯板の温度が50℃以下では樹脂
が溶融しにくく、300℃以上では付着直後の樹脂が硬
化してしまうため、芯板の温度は100℃から200℃
程度が好適である。
【0022】また、摩擦材材料の粒子径を10μmから
500μm程度に揃えておくと、静電塗装工程におい
て、吹付ガン30から摩擦材材料を効率良く吹き出すこ
とができる。粒子径が10μm以下であると、吹付ガン
30に粒子を供給する過程で粒子同士が凝集してしま
い、粒子径が500μm以上であると、芯板に仮付着さ
れた粒子が自重によって脱落してしまうことがあるた
め、好適な粒子径は45μmから355μmである。
【0023】金属粒子やカーボン粒子等の導電性物質は
帯電しにくく、静電塗装時に芯板から脱落しやすい。そ
のため、導電性物質を摩擦材材料として使用する場合に
は、導電性粒子の表面を予め樹脂や無機粉体等の非導電
性物質でコーティングしておくのがよい。
【0024】湿式摩擦係合装置に使用される摩擦材は、
その機能上、多孔質でなければならず、気孔率は5%か
ら50%であることが望ましい。また、平均気孔径が1
〜30μmであることが望ましい。摩擦材の気孔率は、
静電塗装時に、吹付ガン30の電極50に印加する電圧
量、吹付ガン30からの噴出エア圧、吹付ガン30のノ
ズル形状等を変化させることによって調整することがで
きる。例えば、気孔率の低い緻密な構造の摩擦材を得る
ためには、摩擦材材料の粒子径を小さくし、且つ、樹脂
成分を多くするとともに、静電塗装工程において、吹付
ガン30の電極50に印加する電圧及び噴出エア圧を高
くすればよい。摩擦材の気孔率が5%以下であると、湿
式摩擦係合装置で使用したとき、摩擦面の油膜が切れに
くいため十分な摩擦係数を得ることができず、冷却機能
も低下する。また、気孔率が50%以上であると、摩擦
材の強度が低下し、繰返し圧縮や高負荷時に剪断力が掛
けられると破壊しやすい。そのため、摩擦材の好適な気
孔率は10%から40%である。
【0025】摩擦係合装置に使用される摩擦板に、より
安定した摩擦特性を得るためには、摩擦材の気孔径を大
きくして、摺動時に摩擦面の気孔が目詰まりしないよう
にする必要がある。しかし、摩擦材の全体に亘って大き
な径の気孔があると、摩擦材の強度が低下してしまう。
そこで、図3に示す摩擦板104のように、摩擦面の気
孔径は大きく、芯板に近付くに従って次第に気孔径が小
さくなるように、摩擦材220の厚さ方向において気孔
径を変化させるのが好適である。このような摩擦材22
0は、静電塗装工程において、芯板40に付着させる摩
擦材材料の成分や粒子径を変化させたり、吹付ガン30
の電極50に印加する電圧や、吹付ガン30から噴出す
るエア圧等の塗装条件を制御したり、複数の静電塗装装
置10を使用すること等によって実現することができ
る。一例としては、芯板40付近には樹脂成分を多く含
んだ摩擦材材料を吹付け、次第に樹脂成分の量を減少さ
せた摩擦材材料を吹付けることが考えられる。なお、使
用条件に応じて、摩擦材の表面から芯板に近付くにつれ
て、気孔径が次第に大きくなるようにしてもよい。
【0026】さらに、所望の気孔率、及び気孔径を得る
ため、静電塗装装置10によって摩擦材材料20を芯板
40に仮付着させた後、加熱処理工程において、摩擦材
に圧力を掛けてもよい。このように圧力を加えることに
より、接合強度を高めることもできる。
【0027】次に、図4及び図5は、本発明の摩擦板の
製造方法によって製造した、摩擦材表面に溝dを具えた
摩擦板106,108であり、各図において、(a)は
正面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。図4
は、予め表面に溝dを形成した芯板44を使用した摩擦
板106であり、この摩擦板140は、上記の静電塗装
装置10によって芯板44に摩擦材材料20を仮付着し
た後、加熱処理を施すことによって製造される。すなわ
ち、図4に示す摩擦板106では、芯板44に一定の厚
さの摩擦材が固着されている。
【0028】一方、図5は、平板状の芯板40を使用
し、摩擦材材料の吹付量を部分的に変化させることによ
って溝dを形成した摩擦板108である。平板状の芯板
40を使用して溝dを形成するためには、芯板40の溝
dに相当する部分を治具で覆ったり、マスキング剤を塗
布したりして、静電塗装工程において、溝d部分に摩擦
材材料20が付着しないようにする。マスキング剤とし
ては、非導電性のワックスや塗料等があり、スクリーン
印刷等の方法で芯板に塗布される。従って、複雑な形状
の溝であっても、比較的簡単に形成することができる。
なお、マスキング剤としてパラフィン系ワックスを使用
すると、加熱処理工程でマスキング剤が自然に分解・剥
離するので、後処理の必要がない。
【0029】上記の摩擦板100,102,104,1
06,108において、摩擦材の耐熱性、耐摩耗性を向
上させ、良好な摩擦特性と耐久安定性を得るためには、
熱硬化性樹脂を含む摩擦材材料20に、無機繊維、無機
粉体、有機繊維、有機粉体、金属繊維、金属粉体、カー
ボン繊維、及びカーボン粉体のうち、少なくとも一種類
以上を添加するとよい。
【0030】次に、本発明の摩擦板の製造方法によって
作製した摩擦板の性能について説明する。使用した摩擦
材材料の種類、各材料の粒子径、及び配合量を表1に示
す。
【表1】 この摩擦材材料を、プラネタリ式ミキサで、300rp
m、15分間混合し、乾燥させた後、篩を通して45μ
mから355μmの粒子径のものを抽出した。整粒後の
摩擦材材料を、図1に示す静電塗装装置の供給タンクに
投入した。供給タンク内では撹拌エアノズルから除湿さ
れたエアが噴出して、摩擦材材料が撹拌される一方、エ
ア配管内を流過するエアにより、供給タンク内の摩擦材
材料は、移送配管を通って吹付ガンに送られた。なお、
インジェクターによって、毎分250gの摩擦材材料が
吹付ガンに供給されるように調整された。
【0031】吹付ガンのノズルに設けられた電極には6
0kVの電圧が印加された。摩擦材材料は、噴出エア圧
0.2MPaで、円形状ノズルを有する吹付ガンから噴
出された。
【0032】芯板は、冷間圧延鋼板(SPCC)製であ
り、表面には予めフェノール樹脂接着剤を塗布した。ま
た、芯板表面には、図5に示す溝パターンとなるような
治具をセットした。この芯板を接地し、吹付ガンから2
00mm離れた位置に固定した。
【0033】芯板に摩擦材材料を仮付着させた後、25
0℃のオーブンで15分間加熱し、熱硬化性樹脂を硬化
させるとともに、摩擦材と芯板との接合を行なった。芯
板に仮付着させた摩擦材を硬化させるための加熱温度
は、150〜300℃が好適である。加熱処理工程の
後、摩擦板の板厚と、平行度、及び平面度の精度を向上
させるため摩擦面を切削加工した。上記の工程によって
得られた摩擦板における摩擦材の基礎物性を表2に示
す。
【表2】
【0034】次に、本発明の方法によって作製したカー
ボン系摩擦材と、従来のペーパー系摩擦材の摩擦摩耗特
性を表3に示す条件で比較し、結果を図6及び図7に示
す。
【表3】
【0035】図6に示すように、本発明の製造方法で作
製した摩擦板によると、摩擦係数の経時変化が少なく、
良好な摩擦特性を得られることが分かる。また、図7に
示すように、本発明の製造方法で作製した摩擦板の摩擦
材においては、従来のペーパー摩擦材と比較して、摩耗
量が少ないという利点のあることが分かる。
【0036】
【発明の効果】本発明の摩擦板の製造方法によると、粉
体や短繊維状の摩擦材材料を使用して、簡便に多孔質構
造の摩擦材を具えた摩擦板を作製することができるとい
う効果を奏する。
【0037】請求項2のように芯板が接地されている
と、摩擦材材料の芯板への吹付けが容易になるととも
に、摩擦材材料が芯板へより強固に仮付着される。ま
た、請求項3のように芯板表面が粗面化されていたり、
請求項4のように芯板表面に接着剤が塗布されている
と、吹付けられた摩擦材材料が芯板へより強固に仮付着
される。
【0038】請求項5のように芯板に貫通孔が設けられ
ていると、吹付けられた摩擦材材料が貫通孔を通って芯
板の裏面まで行き渡る。
【0039】請求項6のように芯板が予め加熱されてい
ると、仮付着した状態で摩擦材材料中の樹脂が硬化する
利点がある。また、請求項7のように摩擦材材料の粒子
径が揃えられていると、芯板への吹付け量が安定する。
【0040】なお、摩擦材材料として導電性材料を使用
する場合には、請求項8のように導電性材料の表面を非
導電性材料でコーティングしておくと、芯板への吹付け
が良好に行なわれる。
【0041】そして、請求項9のように、芯板表面に厚
さ方向に異なる組成及び/又は異なる粒径の摩擦材材料
を吹付け又は散布すると、厚さ方向に気孔率、又は気孔
径の異なる摩擦板を作製することができる。
【0042】また、請求項10のように、摩擦材材料中
に、無機繊維、無機粉体、有機繊維、有機粉体、金属繊
維、金属粉体、カーボン繊維、カーボン粉体のうちの少
なくとも1種類が含まれていると、摩擦材の摩擦特性、
及び耐摩耗性が向上する。
【0043】請求項11のように、摩擦材材料を仮付着
させた芯板を加熱する際、摩擦材に圧力を掛けると、摩
擦材と芯板との接合の強度を高めたり、気孔率や気孔径
の制御をすることができる。
【0044】請求項12のように、溝が形成されている
芯板を使用したり、請求項13のように、芯板の表面に
非導電性のマスキング剤を塗布、又は治具をセットして
摩擦材材料を吹付けると、湿式摩擦係合装置に必要とさ
れる溝を具えた摩擦板を簡便に作製することができる。
【0045】なお、材料のリサイクルの利点から、本発
明では乾式タイプの静電塗装装置を使用することが主と
なるが、摩擦材の種類によっては、湿式タイプの静電塗
装装置を使用してもよい。
【0046】摩擦板の表面を必要な面性状に仕上げる請
求項16の機械加工には、研削や研磨があり、また、請
求項17のように、摩擦材の硬化の際に表面に型を押し
付けることにより必要な面性状を形成することもある。
また、摩擦材を芯板に仮付着させるには、吹き付けでな
く、散布によることもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の摩擦板の製造方法に使用される静電
塗装装置の概要図。
【図2】 本発明の摩擦材の製造方法において、摩擦材
材料を、芯板に、より強固に付着させることができる摩
擦板を示し、図2(a)は芯板の正面図、図2(b)
は、図2(a)の芯板に摩擦材材料を仮付着させた状態
における、図2(a)のb−b線断面に相当する断面
図。
【図3】 本発明の摩擦板の製造方法によって作製し
た、摩擦材の厚さ方向に沿って気孔径が変化するように
した摩擦板の断面図。
【図4】 本発明の摩擦板の製造方法によって作製し
た、摩擦材表面に溝を具えた摩擦板の図、図4(a)は
正面図、図4(b)は図4(a)のb−b線断面図。
【図5】 本発明の摩擦板の製造方法によって作製し
た、摩擦材表面に溝を具えた摩擦板の図で、図5(a)
は正面図、図5(b)は図5(a)のb−b線断面図。
【図6】 本発明の摩擦材の製造方法によって作製した
カーボン系摩擦材と、従来のペーパー系摩擦材の摩擦摩
耗特性を示す図。
【図7】 本発明の摩擦材の製造方法によって作製した
カーボン系摩擦材と、従来のペーパー系摩擦材の摩耗量
を示す図。
【図8】 両貼式湿式摩擦係合装置の一例の縦断面図。
【符号の説明】
100,102,104,106,108:摩擦板 20:摩擦材材料 40,42,44:芯板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/14 C09K 3/14 520L 520M 530 530G F16D 69/02 F16D 69/02 Z (72)発明者 斉藤 隆一 北海道千歳市上長都1053番地2 株式会社 ダイナックス内 Fターム(参考) 3J058 AA48 AA53 AA57 BA61 CB20 DD13 GA04 GA29 GA31 GA62 GA65 GA73 GA81 GA88 GA92 GA93

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の芯板と、予め混合された熱硬化
    性樹脂と粉体状及び/又は短繊維状の材料とを含み粒子
    状をなす摩擦材材料とを用意し、 前記摩擦材材料を帯電させて、前記芯板に吹付け又は散
    布して仮付着させ、 前記仮付着させた摩擦材材料を加熱して含有した熱硬化
    性樹脂を硬化させることによって前記摩擦材材料を前記
    芯板に固着させることを特徴とする、 摩擦板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記芯板を接地して行う、請求項1の摩
    擦板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記芯板の表面を粗面化して行なう、請
    求項1又は2の摩擦板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記芯板の表面に接着剤を塗布して行な
    う、請求項1から3のいずれかの摩擦板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記芯板に貫通孔を設けて行なう、請求
    項1から4のいずれかの摩擦板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記芯板を50℃から300℃に予め加
    熱した状態で行なう、請求項1から5のいずれかの摩擦
    板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記予め混合された摩擦材材料の粒子径
    を造粒及び/又は粉砕によって10μmから500μm
    に整粒して行なう、請求項1から6のいずれかの摩擦板
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記摩擦材材料に導電性材料を含ませ、
    該摩擦材材料の表面を非導電性材料でコーティングして
    行なう、請求項1から7のいずれかの摩擦板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記芯板表面に、厚さ方向に異なる組成
    及び/又は異なる粒径の前記摩擦材材料を吹付け又は散
    布して行なう、請求項1から8のいずれかの摩擦板の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記摩擦材材料が、無機繊維、無機粉
    体、有機繊維、有機粉体、金属繊維、金属粉体、カーボ
    ン繊維、カーボン粉体のうちの少なくとも1種類を含
    む、請求項1から9のいずれかの摩擦板の製造方法。
  11. 【請求項11】 仮付着させた前記摩擦材材料を加熱す
    る際、圧力が加えられる、請求項1から10のいずれか
    の摩擦板の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記芯板表面に予め溝を形成して行な
    う、請求項1から11のいずれかの摩擦板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記芯板の溝を形成する部分に、前記
    摩擦材材料の付着を妨げるマスキング剤を塗布、又は治
    具をセットして、前記摩擦材材料を吹付け又は散布す
    る、請求項1から12のいずれかの摩擦板の製造方法。
  14. 【請求項14】 製造された摩擦板における前記摩擦材
    の平均気孔径が1〜30μm又は気孔率が5〜50%で
    ある、請求項1から13のいずれかの摩擦板の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 製造された摩擦板における摩擦材の気
    孔径又は気孔率が厚さ方向に異なる、請求項1から14
    のいずれかの摩擦板の製造方法。
  16. 【請求項16】 製造された摩擦板の表面を機械加工す
    ることによって必要な面性状に仕上げを行なう、請求項
    1から15のいずれかの摩擦板の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記芯板に仮付着させた摩擦材を硬化
    させる際に、表面に型を押し付けることにより必要な面
    性状を形成させる、請求項1から15のいずれかの摩擦
    板の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記芯板に仮固着させた摩擦材を15
    0〜300℃の温度で加熱して前記摩擦材を硬化させ
    る、請求項1から17のいずれかの摩擦材の製造方法。
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