JP2003321954A - 引 手 - Google Patents

引 手

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JP2003321954A
JP2003321954A JP2002128691A JP2002128691A JP2003321954A JP 2003321954 A JP2003321954 A JP 2003321954A JP 2002128691 A JP2002128691 A JP 2002128691A JP 2002128691 A JP2002128691 A JP 2002128691A JP 2003321954 A JP2003321954 A JP 2003321954A
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JP2002128691A
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Fujio Katagiri
不二夫 片桐
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SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
Original Assignee
SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具及び建具において、引戸,ドア,引出等
に簡単且つ正確に装着することができる引手を提供する
こと。 【解決手段】 被装着材10の厚さ方向の一側面を支持
する主支持部2と、該主支持部2の幅方向一端側に連続
形成された操作部1とからなる引手本体Aと、該引手本
体Aの前記主支持部2の前記操作部1との境目箇所から
小突起状に形成された副支持体3と、位置決め用長孔4
と、固定用孔5,5,…とからなること。前記副支持体
3を被装着材10の角部箇所等に係止するとともに、前
記位置決め用長孔4と被装着材10を固着具11にて仮
固定し、適正位置を固定用孔5,5,…と固着具11に
て固定すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具及び建具におい
て、引戸,ドア,引出等に簡単且つ正確に装着すること
ができる引手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家具及び建具において、引
戸,ドア,引出等に装着する引手には種々のものが開発
されている。またデザインの面から見ても、多種のもの
が多く出回っている。この引手において、長手方向に長
尺で、引戸,ドア,引出等の被装着材の端縁の長手方向
に沿って装着するタイプのものが存在している。この種
のものでは、引手として使用するのみでなく、被装着材
の装飾の役目も兼ねるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この長手方向に長尺な
る引手は、長尺なるがゆえに、引戸,ドア,引出等の被
装着材の端縁の長手方向に沿って装着するために多数の
ビス用の固定孔が形成されている。また、この種の長尺
なる引手は、装着した状態で一旦,位置決めを行っても
長手方向においてズレが生じやすく、したがって、その
引手を一旦,ビス等の固着具にて被装着材に固着してし
まうと、位置の修正ができず、全てのビスを外して最初
から装着しなおすことになる。
【0004】また、引出では、前板に装着された引手
は、前板の頂部箇所に被せるようにして装着するため、
装着方向に対して横方向に力がかかることになり、これ
が長期の使用に際して、引手の被せ部分に外的負荷を与
えひいては、がたつきを発生させるものとなる。以上の
ように、長手方向に長尺な引手は、装着時の位置決めを
正確にするには極めて面倒であり、且つ装着完了後も耐
久性も決して強固なものとはいえなかった。本発明の目
的は、引戸,ドア,引出等の被装着材の端縁に正確に装
着することが困難であることを解決し、且つ装着後のガ
タつき解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
被装着材の厚さ方向の一側面を支持する主支持部と、該
主支持部の幅方向一端側に連続形成された操作部とから
なる引手本体と、該引手本体の前記主支持部の前記操作
部との境目箇所から小突起状に形成され,前記被装着材
に係止する副支持体と、前記主支持部と副支持体にて両
面が支持された被装着材を固着具を介して適正位置で適
宜の範囲で移動可能に仮固定する位置決め用長孔と、前
記被装着材を固着具を介して固着する複数の固定用孔と
からなる引手としたことにより、極めて簡単なる構造に
て、引戸,ドア,引出等の被装着材の端縁に装着するこ
とができ、且つその装着状態も極めて強固なものにで
き、上記課題を解決したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の引手は、複数の実施形態が
存在するもので、まず第1実施形態を図1乃至図5に基
づいて説明する。その第1実施形態は、図1(A),図
2,図5等に示すように、引手本体Aと副支持体3とか
ら構成される。その装着部Aは、操作部1と主支持部2
とから構成される。その引手本体Aは、後述する引戸,
ドア,引出等の被装着材10の端縁に装着するための部
位である。その装着部Aにおいて、操作部1は、平坦状
面であり、前記被装着材10の端縁に対向して当接又は
近接する部位である。
【0007】また、前記主支持部2及副支持体3は、図
1(B)に示すように、前記被装着材10の端縁箇所の
両面を抱持状態によって支持する部位となる。該副支持
体3は、図5(A)に示すように、連結部3aと副支持
部3bとからなり、その連結部3aは、前記引手本体A
の操作部1と主支持部2との境界箇所から前記主支持部
2に対してほぼ直角状に分岐状態に形成され、前記連結
部3aの端縁より前記主支持部2に平行に対向するよう
にして副支持部3bが形成されている。その主支持部2
と副支持部3bは、平坦状に形成され、また、その主支
持部2と副支持部3bの間隔は、前記被装着材10の厚
さにほぼ等しく形成されている。また、前記引手本体A
の操作部1と主支持部2とは連続形成され、主支持部2
の延長上に操作部1が形成される構成となる。
【0008】その前記主支持部2には、位置決め用長孔
4及び複数の固定用孔5,5,…が形成され、他方側の
側面部には長手方向に沿って内方に突出する突起条6が
形成されている。まず、位置決め用長孔4は、図1
(A),図3(A)等に示すように、前記主支持部2の
長手方向の中心位置に形成されている。具体的には、図
3(A)に示すように、その位置決め用長孔4の長径方
向と引手本体Aの長手方向とが一致しており、且つその
位置決め用長孔4の長手方向の中心が引手本体Aの長手
方向の中心に一致する。この一致とは、ほぼ一致する状
態も含まれるが、その範囲は比較的広い範囲である。す
なわち、位置決め用長孔4の位置は、装着部Aの長手方
向の中心付近であってもかまわない。
【0009】前記固定用孔5,5,…の数は、その引手
本体Aの長さに応じて、数が決定されるものであり、引
出及び家具の扉等に装着する場合には、引手本体Aは長
手方向に短くなり、具体的には長手方向の両端箇所に固
定用孔5,5が形成されればよい。このような場合に
は、固定用孔5は2個程度で充分である。また、引手を
スイング,スライドタイプ等のドアに装着する場合に
は、引手も図4(A)に示すように、長尺になるので、
前記固定用孔5,5,…は、適宜のピッチで多数形成さ
れる。このとき、多数の固定用孔5,5,…は、引手本
体Aの長手方向に沿って一列に配列されている。また、
図4(B)に示すように、多数の固定用孔5,5,…が
ジグザグ線上に配列されることもある。この場合には、
固定用孔5,5,…が長手方向に沿って2列となり、且
つ両列で固定用孔5,5,…が互い違いとなる。
【0010】前記位置決め用長孔4及び固定用孔5,
5,…は、サラもみ加工されたものが好適で、さらネジ
タイプのビスが使用されるようにすることが好ましい。
また、位置決め用長孔4の形成される位置は、図1
(A),図3(A)及び図4等に示すように、前記固定
用孔5,5,…の列に対して、異なる位置になるように
することが好ましい。すなわち、固定用孔5,5,…の
直線列上に位置決め用長孔4が入らないようにしてい
る。このようにすることで、位置決め用長孔4は、その
他の固定用孔5,5,…との区別が認識しやすい状態に
できるし、位置決め用長孔4及び固定用孔5,5,…に
ビス等の固着具11,11,…を介して固着した場合に
は、固着具11による締めつけ位置が適宜に分散される
状態となり、引手と被装着材10との固着力がより一層
強固となるものである。
【0011】さらに、図1(A),図3(A)に示すよ
うに、前記固定用孔5,5,…の列と,位置決め用長孔
4の位置を通過する2本の溝7,7が形成されることも
ある。この溝7,7は、引手(引手本体A)の長手方向
に沿って形成されるもので、引手の装着作業において目
印となるものである。
【0012】次に、前記突起条6は、図1(A),図5
(A)等に示すように、前記位置決め用長孔4及び固定
用孔5,5,…が形成された主支持部2に対して、平行
に対向する副支持部3bに形成される。その突起条6
は、後述される被装着材10に形成された係止溝10c
に係止する部位である。具体的には、副支持部3bの箇
所に屈曲状に形成されるものである。その突起条6は、
その副支持部3bに対して直角に形成され、且つ対向す
る主支持部2に向かって突出するように形成されたもの
である。
【0013】次に、前記操作部1は、前記引手本体Aの
主支持部2と一体的に形成されたものである。その操作
部1は、図1(A),図5(A)等に示すように、延出
片1aの先端から直角状に屈曲され、該延出片1aの先
端から前記操作部1側に向かって断面円弧状の操作片1
bが形成されている。その延出片1aは、前記主支持部
2と同一面となるように形成される。前記操作片1bの
形状は、前記延出片1aに対してほぼ直角に形成された
立上り形状とすることもある。このように操作部1は、
手を掛けやすい形状に形成される。このような、引手
は、形鋼等の一体成形材が使用され、通常はアルミ引抜
加工にて形成されたり、或いは合成樹脂等にて形成され
ることもある。
【0014】前記突起条6の先端箇所の断面形状は、矩
形状に形成されている〔図5(A)参照〕。また、突起
条6には、複数の変形例が存在し、その第1変形例は、
三角形状である〔図5(C)参照〕。さらに突起条6の
第2変形例は半円等の円弧形状である〔図5(D)参
照〕。この形状に基づいて前記被装着材10の係止溝1
0cの形状も突起条6の形状にほぼ一致するように形成
される。上述した第1実施形態では、主支持部2に位置
決め用長孔4と固定用孔5,5,…が形成され、副支持
部3bに突起条6が形成されるものである。
【0015】次に、本発明の第2実施形態としては、前
述した第1実施形態とほぼ同様に引手本体Aと副支持体
3とから構成され、且つ前記装着部Aは、操作部1と主
支持部2とから構成されるものであるが、前記主支持部
2と操作部1とが、図6(A)に示すように、屈曲連結
部1cを介して連結されたものである。この屈曲連結部
1cは、前記延出片1aに対してほぼ直角に屈曲する部
位である。そして、前記主支持部2と延出片1aとは、
前記屈曲連結部1cによって階段状に連続する形状とな
る。前記副支持体3の形状は、第1実施形態とほぼ同等
形状である。
【0016】次に、本発明の第3実施形態は、図6
(B)に示すように、主支持部2に位置決め用長孔4,
固定用孔5,5,…及び突起条6の全てが形成されるこ
ともある。そして、上記主支持部2又は副支持部3bに
おいて、いずれか一方は、被装着材10の表面側に位置
し、他方側が裏面側に位置する。そして、通常は、前記
位置決め用長孔4及び固定用孔5,5,…が形成されて
いる側における主支持部2が被装着材10の裏面側に位
置するようにすれば、位置決め用長孔4及び固定用孔
5,5,…やビス等の固着具11が隠されるようにな
り、外観上都合が良い。
【0017】次に、本発明の第4実施形態は、図6
(C)に示すように、前記副支持体3の連結部3aが前
記主支持部2に対して傾斜状に形成されたものである。
具体的には、装着部Aにおける操作部1と主支持部2と
が平坦状に連続形成され、前記操作部1と主支持部2と
の境界箇所から連結部3aが主支持部2側に向かって傾
斜状に形成されたものである。そして、その傾斜状の連
結部3aの外端に副支持部3bが形成され、該副支持部
3bの端部に突起条6が形成されている。この第4実施
形態の引手を被装着材10に装着した状態は、前記連結
部3aと被装着材10の端面10aとの間に空隙が形成
される。この実施形態では、連結部3aが前記操作部1
及び主支持部2に対して傾斜しているので、その連結部
3aが筋かい的な役目をなし、引手を被装着材10に装
着した状態を極めて強固にすることができる。
【0018】次ぎに、本発明の第5実施形態では、図7
(A)に示すように、副支持体3が小突起形状のみから
形成されたものであって、引手の長手方向に直線状に連
続している。これは小突起条3cと称し、前記副支持体
3は、この小突起条3cのみから構成されたものであ
る。この実施形態における副支持体3(小突起条3c)
は、被装着材10に係止する部位であり、具体的には図
7(B),(C)に示すように、被装着材10の端面1
0aと端部側面10bとの角箇所に係止させることで、
引手の適正な取付位置に極めて簡単に仮装着状態とする
ことができる。また、図7(D)に示すように、被装着
材10の端部側面10bに係止溝10cが形成されてい
る場合には、前記小突起条3cを挿入することで、さら
に正確且つ簡単に位置決めができるものである。
【0019】次に、被装着材10とは、前述したように
引戸,ドア,引出等の建具,家具等を構成する部材であ
る。具体的には、引戸,ドアにおいては、引戸,ドア,
扉を構成する板材であり、引出の場合には、その前板が
被装着材10に該当する。適宜の肉厚を有する板状材で
ある。その被装着材10は、上述したように、引戸,ド
ア,引出となるものであり、図1(B),図2(A),
(B)に示すように、通常は、ほぼ長方形の板状体であ
る。
【0020】そして、被装着材10の適宜の箇所の端縁
における端面10aの幅方向両側に端部側面10b,1
0bが形成されている。また、そのいずれか一方の端部
側面10b,10bには、前述した、係止溝10cが端
縁の長手方向に沿って形成されている。その両端部側面
10b,10bには、前記主支持部2と副支持部3bに
より挟持され、前記端面10aには、連結部3aが当接
又は近接する。そして、前記係止溝10cには、図5
(B),図6(A)等に示すように、引手本体Aに形成
された突起条6が挿入状態で係止する。
【0021】次に、前記被装着材10に本発明の引手を
装着する工程を図3(A),(B)等に基づいて述べ
る。まず、被装着材10に引手を装着しようとする端縁
箇所に本発明の引手がその主支持部2と副支持部3bと
で抱持状態となるようにして取り付けられる。そして、
その引手を前記位置決め用長孔4にビス等の固着具11
を介して被装着材10に仮止めされる。その仮止めと
は、前記固着具11の締付け状態を緩くし、引手を微小
範囲で移動可能としたものである。このとき、前記位置
決め用長孔4が、引手本体Aの長手方向の中央に位置し
ていれば、被装着材10の端縁における長手方向のほぼ
中央にその位置決め用長孔4が位置するように配置する
と、位置合わせがより一層効率的にできる。
【0022】そして、固着具11にて仮止めされている
引手の位置決め用長孔4の長径寸法sに応じて、その引
手を長手方向に寸法sの範囲で調整することができる。
引手の長手方向の両端と被装着材10の両端を一致させ
るか、或いは引手と被装着材10のそれぞれの端縁がバ
ランス良くなるように設定されるように、位置合せ作業
が行われる。前記位置決め用長孔4により位置が決定さ
れたら、まずその位置決め用長孔4の固着具11を強固
に締めつけて、他の固定用孔5,5,…の位置がずれな
いようにして、前記固定用孔5,5,…に前記ビス等の
固着具11,11,…が締め付けられてゆく。
【0023】本発明の引手は、種々の建具及び家具にお
ける、ドア,扉及び引出等の被装着材10に使用するこ
とができる。以下にその使用例を示す。まず、図8
(A),(B)に示されているものは、被装着材10と
して引戸を適用したものである。次に、図9(A),
(B)に示されているものは、引出の前板に本発明の引
手を装着したものである。この使用においては、引出の
前板に装着される引手の引手本体Aは、固定用孔5,
5,…の固着具11,11,…を介しての固着と、突起
条6と係止溝10cとの係止状態により、極めて強固な
る固着となる。図10(A),(B)に示されているも
のは、本発明の引手がキャビネット等の家具におけるス
イング扉に適用されたものである。
【0024】この場合には、前述したように引手本体A
の固定用孔5,5,…の固着具11,11,…を介して
の固着と、突起条6と係止溝10cとの係止状態によ
り、長期に亘る開閉動作にも充分に耐久性を発揮しうる
ものである。図11(A),(B)に示されているもの
は、本発明の引手がスイング扉に適用されたものであ
る。この場合も上述したように極めて耐久性のあるもの
にできる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、被装着材10の厚さ
方向の一側面を支持する主支持部2と、該主支持部2の
幅方向一端側に連続形成された操作部1とからなる引手
本体Aと、該引手本体Aの前記主支持部2の前記操作部
1との境目箇所から小突起状に形成され,前記被装着材
10に係止する副支持体3と、前記主支持部2と副支持
体3にて両面が支持された被装着材10を固着具11を
介して適正位置で適宜の範囲で移動可能に仮固定する位
置決め用長孔4と、前記被装着材10を固着具11,1
1,…を介して固着する複数の固定用孔5,5,…とか
らなることを特徴とする引手としたことにより、被装着
材10に対して引手を極めて簡単に装着することができ
る。これは、引手に形成された小突起状とした副支持体
3を前記被装着材10の角箇所に係止するのみで、引手
を被装着材10の適正位置に仮装着することができ、後
は位置決め用長孔4と固着具11を介して長手方向にお
ける調整をするのみで装着することができるものであ
る。
【0026】請求項2の発明は、被装着材10の厚さ方
向の一側面を支持する主支持部2と、該主支持部2の幅
方向一端側に連続形成された操作部1とからなる引手本
体Aと、該引手本体Aの前記主支持部2の前記操作部1
との境目箇所から分岐状に突出形成され前記被装着材1
0の他側面を支持する副支持体3と、前記主支持部2と
副支持体3にて両面が支持された被装着材10を固着具
11を介して適正位置で適宜の範囲で移動可能に仮固定
する位置決め用長孔4と、前記被装着材10を固着具1
1,11,…を介して固着する複数の固定用孔5,5,
…と、前記被装着材10の端縁箇所に形成された係止溝
10cに係止する突起条6とからなる引手としたことに
より、まず第1に本発明の引手を被装着材10に極めて
強固且つ簡単に装着することができる。
【0027】上記効果を詳述すると、引手の主支持部2
と副支持体3には、位置に位置決め用長孔4,複数の固
定用孔5,5及び前記被装着材10の端縁箇所に形成さ
れた係止溝10cに係止する突起条6が形成され、前記
位置決め用長孔4により、被装着材10に対して、引手
を位置決め可能に長孔の範囲において位置の調整を行う
ことができる。そして、位置決め用長孔4と固着具11
による位置決めが完了することで複数の固定用孔5,
5,…に固着具11,11,…を締めつけるのみで極め
て正確なる装着が可能となる。
【0028】請求項3の発明は、請求項2において、前
記副支持体3は、前記被装着材10の端面10aと当接
する連結部3aと、前記被装着材10の端縁の他側面に
当接する副支持部3bとからなる引手としたことによ
り、特に主支持部2,連結部3a及び副支持部3bによ
って形成された断面形状は、ほぼ「コ」字形状であり、
前記被装着材10の端縁箇所に装着したときに、被装着
材10の端面10aが連結部3aに当接し、また主支持
部2及び副支持部3bが被装着材10の端部側面10
b,10bに極めて安定した状態で当接させることがで
き、引手を被装着材10に対して、良好なる装着状態に
することができる。
【0029】請求項4の発明は、請求項1,2又は3に
おいて、請求項1又は2において、前記位置決め用長孔
4は、前記引手本体Aの長手方向中央位置に形成されて
なる引手としたことにより、被装着材10の端縁の長手
方向の中央に引手の位置決め用長孔4を配置するのみ
で、簡単且つ瞬時におおよその正確な位置に設定するこ
とができるものである。
【0030】請求項5の発明は、請求項1,2,3又は
4において、前記位置決め用長孔4及び固定用孔5,
5,…は、主支持部2に形成され、前記突起条6は副支
持体3に形成されてなる引手としたことにより、突起条
6と固定用孔5,5,…とがそれぞれ主支持部2と副支
持部3bとに別れて配置されることになり、被装着材1
0に引手を装着し、固着具11にて固着すると極めて良
好なバランスの装着状態にすることができ、より一層,
強固で耐久性のあるものにすることができる。
【0031】請求項6の発明は、請求項1,2,3,4
又は5において、前記位置決め用長孔4は、前記固定用
孔5,5,…が形成されている列とは異なる位置に形成
されてなる引手としたことにより、位置決め用長孔4
は、その他の固定用孔5,5,…との区別が黙視にて簡
単に認識することができる。さらに、前記位置決め用長
孔4及び固定用孔5,5,…にビス等の固着具11,1
1,…を介して固着した場合には、固着具11による締
めつけ位置が適宜に分散される状態となり、引手と被装
着材10との固着力がより一層強固となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1実施形態の引手の斜視図 (B)は第1実施形態の引手を被装着材に装着した状態
の斜視図
【図2】(A)は第1実施形態の引手の引手本体側から
見た一部切除した引手と被装着材の要部拡大斜視図 (B)は第1実施形態の引手の副支持体側から見た引手
と被装着材の要部拡大斜視図
【図3】(A)は第1実施形態の引手を被装着材に位置
合わせ可能に装着した状態の長手方向に一部切除した状
態の作用図 (B)は(A)のX−X矢視断面図
【図4】(A)は第1実施形態の引手に多数の固定用孔
が形成された状態の略示図 (B)は第1実施形態の引手に多数の固定用孔がジグザ
グ状の列上に形成された状態の略示図
【図5】(A)は第1実施形態の引手の拡大縦断側面図 (B)は第1実施形態の引手を被装着材に装着した要部
拡大縦断側面図 (C)は突起条の第1変形例の拡大断面図 (D)は突起条の第2変形例の拡大断面図
【図6】(A)は第2実施形態の引手の縦断側面図 (B)は第3実施形態の引手の縦断側面図 (C)は第4実施形態の引手の縦断側面図
【図7】(A)は第5実施形態の引手の斜視図 (B)は引手を被装着材に装着した状態の斜視図 (C)は引手を被装着材に装着した要部拡大縦断側面図 (D)は引手の小突起条を被装着材の係止溝に挿入した
要部拡大縦断側面図
【図8】(A)は引戸に本発明の引手を適用した状態の
斜視図 (B)は(A)の横断平面図
【図9】(A)は引出の前板に本発明の引手を適用した
状態の斜視図 (B)は引出の縦断側面図
【図10】(A)はキャビネットのスイングタイプの扉
に本発明の引手を適用した状態の斜視図 (B)は(A)の横断平面図
【図11】(A)はドアに本発明の引手を適用した状態
の斜視図 (B)は(A)の横断平面図
【符号の説明】
A…引手本体 1…操作部 2…主支持部 3…副支持体 3a…連結部 3b…副支持部 4…位置決め用長孔 5…固定用孔 10…被装着材 10a…端面 10c…係止溝 11…固着具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装着材の厚さ方向の一側面を支持する
    主支持部と、該主支持部の幅方向一端側に連続形成され
    た操作部とからなる引手本体と、該引手本体の前記主支
    持部の前記操作部との境目箇所から小突起状に形成さ
    れ,前記被装着材に係止する副支持体と、前記主支持部
    と副支持体にて両面が支持された被装着材を固着具を介
    して適正位置で適宜の範囲で移動可能に仮固定する位置
    決め用長孔と、前記被装着材を固着具を介して固着する
    複数の固定用孔とからなることを特徴とする引手。
  2. 【請求項2】 被装着材の厚さ方向の一側面を支持する
    主支持部と、該主支持部の幅方向一端側に連続形成され
    た操作部とからなる引手本体と、該引手本体の前記主支
    持部の前記操作部との境目箇所から分岐状に突出形成さ
    れ前記被装着材の他側面を支持する副支持体と、前記主
    支持部と副支持体にて両面が支持された被装着材を固着
    具を介して適正位置で適宜の範囲で移動可能に仮固定す
    る位置決め用長孔と、前記被装着材を固着具を介して固
    着する複数の固定用孔と、前記被装着材の端縁箇所に形
    成された係止溝に係止する突起条とからなることを特徴
    とする引手。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記副支持体は、前
    記被装着材の端面と当接する連結部と、前記被装着材の
    端縁の他側面に当接する副支持部とからなることを特徴
    とする引手。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記位置
    決め用長孔は、前記引手本体の長手方向中央位置に形成
    されてなることを特徴とする引手。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    位置決め用長孔及び固定用孔は、主支持部に形成され、
    前記突起条は副支持体に形成されてなることを特徴とす
    る引手。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記位置決め用長孔は、前記固定用孔が形成されている
    列とは異なる位置に形成されてなることを特徴とする引
    手。
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