JP2003320220A - 実習室の空気浄化方法及び装置 - Google Patents

実習室の空気浄化方法及び装置

Info

Publication number
JP2003320220A
JP2003320220A JP2002128851A JP2002128851A JP2003320220A JP 2003320220 A JP2003320220 A JP 2003320220A JP 2002128851 A JP2002128851 A JP 2002128851A JP 2002128851 A JP2002128851 A JP 2002128851A JP 2003320220 A JP2003320220 A JP 2003320220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
adsorbent
photocatalyst
accommodating
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002128851A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Yoshioka
政信 吉岡
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Giken KK
Original Assignee
Tokyo Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Giken KK filed Critical Tokyo Giken KK
Priority to JP2002128851A priority Critical patent/JP2003320220A/ja
Publication of JP2003320220A publication Critical patent/JP2003320220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実習室の空気浄化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ホルマリンに浸漬した被剖検体を載置す
る載置台57及び被剖検体を解剖する解剖台59を配置
した実習室65の空気を浄化する方法において、ホルマ
リンを分解するための光触媒を収納した光触媒収納部9
及びこの光触媒収納部9を通過した空気中の残余のホル
マリンを吸着するための吸着剤11を収納する吸着剤収
納部13を備え、実習室65内の空気を吸引し、光触媒
収納部9及び吸着剤収納部13に通過する送風装置15
を備えた複数の空気浄化装置1を、前記実習室65の対
向した壁側にそれぞれ適宜間隔に配置し、各空気浄化装
置1A〜1Fによって実習室65内の空気を循環するこ
とによって空気溜を生じることなく実習室65内の空気
の浄化を行う空気浄化方法及び装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば実験台や解
剖台等の作業台を配置した実習室の空気を浄化する空気
浄化方法及び装置に係り、さらに詳細には、上記実習室
内に空気溜りを生じることなく空気の浄化を行う方法及
びその空気浄化方法に使用する空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホルマリン(ホルムアルデヒド)
等の汚染ガスの発生源としての被剖検体を解剖する解剖
台を配置した実習室の空気浄化方法としては、室の換気
を行うことで対処しているのが一般的である。このよう
に単に室の換気を行う方法においては、室内の臭気が外
部へもれるという問題があると共に室内の冷暖房の効率
が低くなるという問題がある。
【0003】そこで、例えば特開2001−17880
2号公報(先行例)に記載されているように、実験台や
解剖台等の作業台自体に、ホルマリン等の汚染ガスを浄
化する汚染ガス浄化機構を備えた構成の作業台も開発さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、室の
換気によって室内の空気の浄化を行う場合には、室内の
臭気を外部にもらすことになると共に、冷暖房の効率が
低下するという問題があり、前記先行例に開示されてい
るように、作業台自体に汚染ガス浄化機構を備えた構成
においては、室内のコーナ部分等に空気の淀みを生じ易
く、室全体における空気の浄化を行うには問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、ホルマリンに浸漬した被剖検体を載置する載置台又
は前記被剖検体を解剖する解剖台を配置した実習室の空
気を浄化する方法において、ホルマリンを分解するため
の光触媒を収納した光触媒収納部を備えると共にこの光
触媒収納部を通過した空気中の残余のホルマリンを吸着
するための吸着剤を収納する吸着剤収納部を備え、かつ
前記実習室内の空気を吸引し、前記光触媒収納部及び吸
着剤収納部を通過した空気を噴出するための送風装置を
備えてなる複数の空気浄化装置を、前記実習室の対向し
た壁側にそれぞれ適宜間隔に配置し、前記各空気浄化装
置によって前記実習室内の空気を吸引しかつ前記実習室
内に空気を噴出して、前記実習室内の空気を循環するこ
とによって空気溜を生じることなく実習室内の空気の浄
化を行う実習室内の空気浄化方法である。
【0006】請求項2に係る発明は、汚染ガスを分解す
るための光触媒を収納した光触媒収納部及び上記光触媒
収納部を通過した空気中の残余の汚染ガスを吸着するた
めの吸着剤を収納する吸着剤収納部を備えると共に前記
光触媒収納部及び吸着剤収納部に空気を通過せしめる作
用をなす送風装置を備えた構成の空気浄化装置におい
て、前記光触媒収納部は、光源を内部に備えた光透過性
の内筒と当該内筒を囲繞した外筒との間の空間内に、表
面に光触媒を備えた光触媒保持体を配置し、かつ前記外
筒の内面を、前記光源からの光を内方向に反射する反射
面に形成したものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
空気浄化装置において、前記光触媒保持体は、ほぼ球体
又は前記光源からの光を透過可能の溝又は孔を備えた形
状であって、各光触媒保持体間の間隙又は各光触媒保持
体に備えた前記溝又は孔を透過して前記外筒の内面によ
って反射された光を利用する構成である。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項2又は3に
記載の空気浄化装置において、前記吸着剤収納部は、前
記光触媒収納部を通過した後の空気が流入する下部収納
部と、この下部収納部を通過した後の空気が流入する上
部収納部とに区画してあり、前記吸着剤収納部に対する
吸着剤の供給部が上部にかつ吸着能力の低下した吸着剤
の排出部が下部に設けてあって、上記排出部には、所定
量の吸着剤を排棄するための排棄手段が設けてあるもの
である。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
空気浄化装置において、前記吸着剤は汚染ガスの吸着率
によって色が変化する揮散性機能剤を含有するものであ
り、前記下部収納部内の吸着剤の色の変化を検出するた
めのセンサを備え、このセンサによって前記吸着剤の色
の変化を検出したときに、吸着剤の排棄を報知する又は
前記排棄手段を駆動する構成である。
【0010】請求項6に係る発明は、汚染ガスを分解す
るための光触媒を収納した光触媒収納部及び上記光触媒
収納部を通過した空気中の残余の汚染ガスを吸着するた
めの吸着剤を収納する吸着剤収納部を備えると共に前記
光触媒収納部及び吸収収納部に空気を通過せしめる作用
をなす送風装置を備えた構成の空気浄化装置において、
前記吸着剤収納部は、前記光触媒収納部を通過した後の
空気が流入する下部収納部と、この下部収納部を通過し
た後の空気が流入する上部収納部とに区画してあり、前
記吸着剤収納部に対する吸着剤の供給部が上部にかつ吸
着能力の低下した吸着剤の排出部が下部に設けてあっ
て、上記排出部には、所定量の吸着剤を排棄するための
排棄手段が設けてあるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1,図2を参照するに、本発明
の実施の形態に係る空気浄化装置1は、空気取入口3を
下部側に備えると共に空気排出口5を上部側に備えた箱
状のケーシング7を備えている。このケーシング7内に
は、ホルマリン(ホルムアルデヒド)等の汚染ガスを分
解するための光触媒を収納した複数の光触媒収納部9及
び上記光触媒収納部9を通過した後の空気中の残余の汚
染ガスを吸着するための吸着剤11を収納する吸着剤収
納部13を備えると共に、前記光触媒収納部9及び吸着
剤収納部13に対して空気を通過せしめる作用をなす送
風装置15が前記ケーシング7内に備えられている。
【0012】前記送風装置15は例えば一般的なブロワ
よりなるものであって、前記空気取入口3から吸引され
てこの送風装置15から噴出された空気は、前記ケーシ
ング7内に形成した送風路17を経て、矢印Aで示すよ
うに、前記光触媒収納部9の上部側へ導かれるように構
成してある。
【0013】前記光触媒収納部9は、前記送風路17を
区画形成したプレート19及び前記吸着剤収納部13に
対する空気の通路を上下に区画した区画プレート21等
によって前記ケーシング7内に支持されている。この光
触媒収納部9は、図3に示すように、光化学用蛍光灯
(紫外線ランプ)等のごとき光源23を内部に備え、か
つ上部を閉塞した光透過性の内筒25を備えており、こ
の内筒25を囲繞しかつ内周面を反射面とした外筒27
と前記内筒25との間に形成された環状の空間29内に
光触媒が収納されている。
【0014】前記光触媒は二酸化チタン(TiO2 )の
粉末よりなるものであって、適宜形状の光触媒保持体3
1の表面に適宜のバインダーを介して固着してある。前
記光触媒保持体31は、前記外筒27の内面によって反
射される反射光も利用すべく、各光触媒保持体31の間
を光源23の光が透過するように各光触媒保持体31の
間に間隙33が形成されている。
【0015】前記光触媒保持体31は、本実施形態にお
いてはガラス又はセラミック等によって例えば多面体,
ラグビーのボール形状,卵形状,球体等のごとき大略球
状体に形成してある。したがって、前記内筒25と外筒
27との間の空間29内に光触媒保持体31を収納する
と、各光触媒保持体31の間に、光源23の光が放射方
向に透過可能の間隙が形成されるものである。
【0016】ところで、光触媒保持体31は、要する
に、内筒25と外筒27との間の空間29に当該光触媒
保持体31を収納したときに、光源23の光が放射方向
に透過可能な構成であれば良いものであるから、例えば
光が透過可能な孔を備えた例えばそろ盤の球形状や外周
面に光が透過可能な適数の溝を備えた例えば碁石形状な
どのごとき形状とすることも可能であり、この形状もほ
ぼ球体に属するものである。
【0017】前述のごとく、外筒27の内面を反射面と
することにより、光触媒保持体31が光源23から直接
照射された部分及び外筒27の内面からの反射光を照射
された部分の光触媒が活性化し活性表面がより広くなっ
て汚染ガスの分解を効率よく行い得るものである。
【0018】前記光触媒収納部9における内筒25と外
筒27との間の空間29を上側から下方向へ空気が通過
するとき、光触媒の作用によって空気中のホルマリン
は、既に知られているように最終的には二酸化炭素と水
に分解されるものである。
【0019】そして、前記光触媒収納部9を通過した後
の空気は、前記吸着剤収納部13へ流入し、この吸着剤
収納部13に備えた吸着剤によって空気中の残余の汚染
ガスが吸着除去された後、前記空気排出口5から外部へ
排出されるものである。
【0020】前記吸着剤収納部13は、対をなすパンチ
ングボートあるいは網部材などのごとき空気透過部材3
5を前後方向(図2において左右方向)に適宜に離隔し
て設けることによって適宜厚さの板状の吸着剤下降通路
37を前後に形成した構成であって、この前後の吸着剤
下降通路37は前記ケーシング7内の上部に設けた吸着
剤供給部としてのホッパー等のごとき吸着剤貯留部39
と連通してある。
【0021】したがって、前記吸着剤貯留部39内の吸
着剤11は常に前記吸着剤下降通路37内に流下する傾
向にあり、吸着剤下降通路37内は常に吸着剤11によ
って充填された状態にある。そして、上記吸着剤下降通
路37を透過した後の空気通路として、栓40によって
上部を閉塞した上昇通路41が前後の吸着剤下降通路3
7の間に形成してある。
【0022】前記前後の吸着剤下降通路37の外側の空
間は、前記区画プレート21によって前記光触媒収納部
9の下部側に連通した下部空間43Lと前記空気排出口
5に連通した上部空間43Uとに区画されている。換言
すると、前記区画プレート21を設けたことにより、前
記吸着剤収納部13は、前記光触媒収納部9を通過した
後の空気が流入する下部収納部13Lと、下部収納部1
3Lを通過して前記上昇通路41を上昇した空気が流入
する上部収納部13Uとに区画してあるものである。
【0023】なお、前記区画プレート21を前後の吸着
剤下降通路37の間の上昇通路41に配置し、この上昇
通路41の下部側に前記光触媒収納部9を通過した空気
を導入する構成として、前述とは内外の通路の関係を逆
にすることも可能である。
【0024】すなわち、光触媒収納部9を通過した後の
空気を各吸着剤下降通路37の外側に導くか、各吸着剤
下降通路37の間に導く構成とすることは設計的な選択
事項にすぎないものである。
【0025】前記吸着剤下降通路37の下部には、吸着
能力の劣化(低下)した吸着剤11を排出する排出部が
設けてあり、この排出部には吸着剤11を排棄するため
の排棄手段45が設けられている。この排棄手段45と
して、本実施形態においては、上部が開口した樋形状の
開閉弁47が前記吸着剤下降通路37の下部に回転可能
に設けてあり、この開閉弁47は、例えばモータ等のご
とき適宜の回転用アクチュエータ49とチェーン51等
を介して連動連結してある。
【0026】したがって、前記回転用アクチュエータ4
9を駆動して前記開閉弁47を回転すると、当該開閉弁
47の開口部は上下反転することを繰り返すので、開口
部が上側に位置するときに開閉弁47内に下降した吸着
剤は、開閉弁47の回転によって開口部が下側に位置す
ると下方へ排棄されることになる。よって、前記回転用
アクチュエータ49を所定回数あるいは所定時間回転す
ることにより、所定量の吸着剤を排棄することができる
ものものである。
【0027】前述のごとく吸着剤下降通路37の下部か
ら劣化した吸着剤が排棄されると、前記吸着剤貯留部3
9から新しい吸着剤が自重によって吸着剤下降通路37
内に流下し供給されるので、吸着剤下降通路37内は常
に吸着剤が充填された状態にあるものである。
【0028】前記吸着剤下降通路37の下方位置には、
排棄された吸着剤11を収納する箱状の収納容器53が
配置されており、この収納容器53は、前記ケーシング
7に対して前後方向へ出入自在に設けられている。
【0029】前記吸着剤11は、本実施形態においては
多孔質構造の球状セルロール粒子よりなるものであっ
て、汚染ガスとしてのホルマリンを吸着するためのホル
マリンガス用吸着剤を含有し、かつホルマリンの吸着率
の変化によって色が変化する揮散性機能剤を含有した市
販品で、一般的に知られているものである。よって、吸
着剤11の詳細についての説明は省略するが、上記吸着
剤11は汚染ガスの吸着率によって色が変化するもので
あるから、この色の変化を検出することにより、吸着能
力の低下(劣化)を検出することができるものである。
【0030】そこで、前記下部収納部13Lに対応した
適宜位置には、当該下部収納部13L内の吸着剤11の
色の変化を検出して吸着剤11の吸着率が高いこと、す
なわち吸着能力が低下又は劣化したことを検出するため
のセンサ55が設けてある。このセンサ55によって吸
着剤11の吸着能力が低下したこと、すなわち劣化を検
出したときに、制御装置(図示省略)によって前記回転
用アクチュエータ49の回転を所定回数に、又は駆動時
間を所定時間に制御するように構成してある。
【0031】したがって、前記センサ55が吸着剤11
の劣化を検出すると、前記回転用アクチュエータ49が
自動的に駆動回転されて、劣化した吸着剤11の所定量
の排棄が自動的に行われるものである。
【0032】なお、前記センサ55が吸着剤11の劣化
を検出したときに、回転用アクチュエータ49を自動的
に駆動する構成に代えて、ランプやブザー等の報知手段
によって報知する構成とすることも可能である。この場
合には、前記回転用アクチュエータ49を人為的に駆動
すれば良いものである。
【0033】前記吸着剤貯留部39には、当該吸着剤貯
留部39内の吸着剤11が減少したことを検出するセン
サが設けてあり、吸着剤11が減少すると、ランプ等に
よって吸着剤11の減少が報知される。なお、上記吸着
剤貯留部39内の吸着剤11の量を目視することのでき
る覗き窓をも設けてある。
【0034】以上のごとき構成の空気浄化装置1を用い
て、図4に示すように、壁際に配置されホルマリンに浸
漬した被剖検体(図示省略)を載置する適数の載置台5
7,この載置台57に近接した位置に配置され被剖検体
を解剖する適数の解剖台59,壁の部分に配置された物
置棚61及び流し台63を配置した実習室65内の空気
を浄化する場合には、前記載置台57を配置した壁際の
両コーナ付近にそれぞれ空気浄化装置1A,1Bを対向
するように配置し、かつ実習室65の出入口67付近及
びその対向位置付近にそれぞれ空気浄化装置1C,1D
を配置する。さらに、出入口67を間にして前記空気浄
化装置1Aの配置と反対側のコーナと前記出入口67と
の間のほぼ中間付近に空気浄化装置1Eを配置すると共
に、前記空気浄化装置1B,1Dを配置した壁際で前記
空気浄化装置1Bを配置したコーナ付近と反対側のコー
ナ付近に空気浄化装置1Fを配置する。
【0035】すなわち実習室65の対向した壁側にそれ
ぞれ複数の空気浄化装置1A〜1Fを適宜間隔に配置
し、前記各空気浄化装置1A〜1Fによって実習室65
内の空気を吸引し、かつ実習室65内に空気を噴出して
実習室65内の空気を循環することにより、実習室65
内のコーナ部等に空気溜を生じることなく空気の浄化を
行うことができるものである。
【0036】ところで、空気浄化装置1においては、送
風装置15を駆動すると、外部の空気が空気取入口3か
ら吸引され、図2に矢印Aで示すごとく、光触媒収納部
9の上部側へ送風されて光触媒内部9内を下方向に通過
する。光触媒収納部9内を空気が通過するとき、空気中
のホルマリンは光触媒の作用によって最終的には二酸化
炭素と水とに分解される。
【0037】そして、前記光触媒収納部9を通過して下
部空間43Lに至った空気は、矢印Bで示すように、吸
着剤収納部13における下部収納部13Lを通過して上
昇通路41内へ流入し、この上昇通路41から、矢印C
で示すごとく上部収納部13Uを通過して上部空間43
Uに流出し、かつ矢印Dで示すごとく、空気排出口5か
ら外部へ噴出される。
【0038】前述のごとく、光触媒収納部9を通過した
空気が次に吸着剤収納部13を通過するときに、空気中
の残余の汚染ガスが吸着剤11によって吸着されるもの
である。この際、吸着剤収納部13の下部収納部13L
を通過した後に上部収納部13Uを通過するものである
から、常に下部収納部13L内の吸着剤11が先行して
汚染ガスの吸着を行うものであり、下部収納部13L内
の吸着剤11の方が上部収納部13U内の吸着剤11よ
りも劣化が激しいものである。
【0039】そして、劣化した吸着剤11は下部から自
動的に排出され、新しい吸着剤11が上部から吸着剤収
納部13へ供給されるので、常に効率の良い吸着を行う
ことができるものである。
【0040】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、本発明によれば、実習室内に空気溜を生じることな
く実習室内の空気の浄化を行うことができると共に、光
触媒を効率良く使用でき、かつ空気浄化装置の浄化能力
を常に適正能力に保持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る空気浄化装置の概略的な正面
説明図で1部破断して示してある。
【図2】本実施形態に係る空気浄化装置の概略的な側断
面説明図である。
【図3】光触媒収納部の平断面説明図である。
【図4】実習室に対する空気浄化装置の配置例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 空気浄化装置 3 空気取入口 5 空気排出口 7 ケーシング 9 光触媒収納部 11 吸着剤 13 吸着剤収納部 13U 上部収納部 13L 下部収納部 15 送風装置 17 送風路 21 区画プレート 23 光源 25 内筒 27 外筒 29 空間 31 光触媒保持体 33 間隙 37 吸着剤下降通路 39 吸着剤貯留部 41 上昇通路 43U 上部空間 43L 下部空間 45 排棄手段 47 開閉弁 55 センサ 57 載置台 59 解剖台 65 実習室
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/16 B01D 53/36 ZABG Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 AA10 BB02 CC02 CC12 HH05 JJ03 JJ04 KK08 LL02 MM02 QQ11 QQ20 4D002 AA32 BA04 CA08 EA02 GA02 GB20 4D048 AA19 AB03 BA07X BA41X BB01 BB13 CC40 CD01 CD08 EA01 4G069 AA03 AA08 BA04B BA48A CA01 CA10 CA11 CA17 DA06 EA04X EA04Y FA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルマリンに浸漬した被剖検体を載置す
    る載置台又は前記被剖検体を解剖する解剖台を配置した
    実習室の空気を浄化する方法において、ホルマリンを分
    解するための光触媒を収納した光触媒収納部を備えると
    共にこの光触媒収納部を通過した空気中の残余のホルマ
    リンを吸着するための吸着剤を収納する吸着剤収納部を
    備え、かつ前記実習室内の空気を吸引し前記光触媒収納
    部及び吸着剤収納部を通過した空気を噴出するための送
    風装置を備えてなる複数の空気浄化装置を、前記実習室
    の対向した壁側にそれぞれ適宜間隔に配置し、前記各空
    気浄化装置によって前記実習室内の空気を吸引しかつ前
    記実習室内に空気を噴出して、前記実習室内の空気を循
    環することによって空気溜を生じることなく実習室内の
    空気の浄化を行うことを特徴とする実習室内の空気浄化
    方法。
  2. 【請求項2】 汚染ガスを分解するための光触媒を収納
    した光触媒収納部及び上記光触媒収納部を通過した空気
    中の残余の汚染ガスを吸着するための吸着剤を収納する
    吸着剤収納部を備えると共に前記光触媒収納部及び吸着
    剤収納部に空気を通過せしめる作用をなす送風装置を備
    えた構成の空気浄化装置において、前記光触媒収納部
    は、光源を内部に備えた光透過性の内筒と当該内筒を囲
    繞した外筒との間の空間内に、表面に光触媒を備えた光
    触媒保持体を配置し、かつ前記外筒の内面を、前記光源
    からの光を内方向に反射する反射面に形成したことを特
    徴とする空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空気浄化装置におい
    て、前記光触媒保持体は、ほぼ球体又は前記光源からの
    光を透過可能の溝又は孔を備えた形状であって、各光触
    媒保持体間の間隙又は各光触媒保持体に備えた前記溝又
    は孔を透過して前記外筒の内面によって反射された光を
    利用する構成であることを特徴とする空気浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の空気浄化装置に
    おいて、前記吸着剤収納部は、前記光触媒収納部を通過
    した後の空気が流入する下部収納部と、この下部収納部
    を通過した後の空気が流入する上部収納部とに区画して
    あり、前記吸着剤収納部に対する吸着剤の供給部が上部
    にかつ吸着能力の低下した吸着剤の排出部が下部に設け
    てあって、上記排出部には、所定量の吸着剤を排棄する
    ための排棄手段が設けてあることを特徴とする空気浄化
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の空気浄化装置におい
    て、前記吸着剤は汚染ガスの吸着率によって色が変化す
    る揮散性機能剤を含有するものであり、前記下部収納部
    内の吸着剤の色の変化を検出するためのセンサを備え、
    このセンサによって前記吸着剤の色の変化を検出したと
    きに、吸着剤の排棄を報知する又は前記排棄手段を駆動
    する構成であることを特徴とする空気浄化装置。
  6. 【請求項6】 汚染ガスを分解するための光触媒を収納
    した光触媒収納部及び上記光触媒収納部を通過した空気
    中の残余の汚染ガスを吸着するための吸着剤を収納する
    吸着剤収納部を備えると共に前記光触媒収納部及び吸収
    収納部に空気を通過せしめる作用をなす送風装置を備え
    た構成の空気浄化装置において、前記吸着剤収納部は、
    前記光触媒収納部を通過した後の空気が流入する下部収
    納部と、この下部収納部を通過した後の空気が流入する
    上部収納部とに区画してあり、前記吸着剤収納部に対す
    る吸着剤の供給部が上部にかつ吸着能力の低下した吸着
    剤の排出部が下部に設けてあって、上記排出部には、所
    定量の吸着剤を排棄するための排棄手段が設けてあるこ
    とを特徴とする空気浄化装置。
JP2002128851A 2002-04-30 2002-04-30 実習室の空気浄化方法及び装置 Pending JP2003320220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002128851A JP2003320220A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 実習室の空気浄化方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002128851A JP2003320220A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 実習室の空気浄化方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003320220A true JP2003320220A (ja) 2003-11-11

Family

ID=29542467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002128851A Pending JP2003320220A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 実習室の空気浄化方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003320220A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088140A (ja) * 2004-03-23 2006-04-06 Casio Comput Co Ltd 光触媒分解器、発電装置及び電子機器
WO2007108160A1 (ja) 2006-03-22 2007-09-27 Koken Ltd. 解剖実習室用有害ガス曝露防止装置
CN100374185C (zh) * 2005-10-21 2008-03-12 中国科学院广州地球化学研究所 一种空气中低浓度有机污染物的净化方法及其净化装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088140A (ja) * 2004-03-23 2006-04-06 Casio Comput Co Ltd 光触媒分解器、発電装置及び電子機器
JP4696606B2 (ja) * 2004-03-23 2011-06-08 カシオ計算機株式会社 電子機器
CN100374185C (zh) * 2005-10-21 2008-03-12 中国科学院广州地球化学研究所 一种空气中低浓度有机污染物的净化方法及其净化装置
WO2007108160A1 (ja) 2006-03-22 2007-09-27 Koken Ltd. 解剖実習室用有害ガス曝露防止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003319943A (ja) 汚染ガス浄化装置を備えた作業台
CN101785872A (zh) 空气净化部件及具有空气自净化功能的装置
KR20070057486A (ko) 습식 공기청정기
WO2012117547A1 (ja) 空気清浄装置
KR20160015083A (ko) 공기 청정기
JP2008167902A (ja) 脱臭装置
JP2003320220A (ja) 実習室の空気浄化方法及び装置
KR100875454B1 (ko) 수족관에 구비된 정화장치
KR100976203B1 (ko) 습식 공기청정기
JP2003135576A (ja) 光分解による汚染空気の浄化装置及びその方法
JP2001314495A (ja) 脱臭器
WO2022131316A1 (ja) 空気清浄機
KR200449664Y1 (ko) 공기 정화 및 산소 발생 장치를 구비한 책상
KR102349868B1 (ko) 공기청정가습 시계
JP2003200017A (ja) 植物を使用した駐車場の空気浄化装置
KR101266959B1 (ko) 해수정화장치
JP2005034776A (ja) 浄化装置
JP2021023708A (ja) ガス処理装置、ガス処理システム及びガス処理方法
KR100538786B1 (ko) 급기와 배기가 동시에 이루어지는 밀폐 약품 보관장
KR102158452B1 (ko) 연소가스 정화장치
JP2004028382A (ja) 除湿機
KR102368512B1 (ko) 버블생성기가 구비된 공기 정화장치
JP2004180961A (ja) 空気浄化装置を備えた作業台
JP5245469B2 (ja) 調湿装置
JP2007167736A (ja) 空気清浄装置