JP2003319515A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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Abstract
く、電界緩和を図る。 【解決手段】 絶縁ガスに接触する部材であって、ブッ
シング12,16の内部の導体13・17と主回路端子
14・18との外表面と、電流が流れる部分を囲繞する
部材である固定側シールド24・可動側シールド25の
内外表面と絶縁筒8の外表面とを、エポキシ樹脂27に
よりモールドする。
Description
電界集中を防止したガス絶縁開閉装置に関する。
ク型のガス絶縁開閉装置がある。このタンク型のガス絶
縁開閉装置を図2に示す。図のように紙面と直角な方向
へ三相分の遮断部1が配置され、遮断部1を操作する三
相分の操作部2が設けられている。
(容器)4が設けられ、操作部2にはタンク5が設けら
れており、双方のタンク内には絶縁ガスが充填されてい
る。遮断器3は支持碍子6,7を介してタンク4内に支
持されており、遮断器3は封じ切り電極11,15を設
けて密封すると共に内部に絶縁ガスを充填した絶縁筒8
と、封じ切り電極11を気密に貫通して内端部に固定電
極9aを有する固定リード9と、ベローズ26を介して
封じ切り電極15を気密に貫通し内端部に可動電極10
aを有する可動リード10とで構成される。
内の導体13を介して主回路端子14に接続されてい
る。一方、可動リード10は、ブッシング16内の導体
17を介して主回路端子18に接続されている。導体1
7と可動リード10との間には、可動リード10に対し
て摺動自在な摺動導体19が設けられている。
0を介して操作ロッド21が連結されており、操作部2
には操作ロッド21を図中の左右へ往復移動させるため
の機構が設けられている。図中、22,23は変流器で
ある。
ロッド21を介して可動リード10が左方へ押される
と、可動電極10aが固定電極9aに当接して遮断器3
が閉になる。一方、可動リード10が右方へ押される
と、可動電極10aが固定電極9aから離れて遮断器3
が開になる。
は電界に依存することから、電界が集中するエッジ部に
は、適切な電界緩和の手段が設けられている。即ち、遮
断器3を金属容器であるタンク4内に配置すると、エッ
ジ部A,Bの電界ストレスが高いため、電界緩和の目的
で固定側シールド24・可動側シールド25を設けてい
る。
A,Bの電界ストレスが高いために対地間での遮断器3
の高圧部の絶縁距離を考慮すると、電界を緩和させるた
めには絶縁距離を大幅に大きくする必要があり、そのた
めに固定側シールド24・可動側シールド25の外径寸
法が大きくなり、これらのシールドの両端の部分は大き
な曲率の曲げ加工が要求される。このため、タンク4の
外径寸法が大きくなり、ガス絶縁開閉装置を小型化でき
ない。
ンジ部についても、電界ストレスが高いために、フラン
ジの内径寸法およびブッシング管路内径を電界ストレス
緩和のために大きくせざるを得ず、ガス絶縁開閉装置を
小型化できない。
ス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
めの請求項1に係るガス絶縁開閉装置の構成は、容器の
内部に遮断器を収容し、前記容器に一対の絶縁ブッシン
グを設けるとともに当該絶縁ブッシングに内臓した導体
を介して前記遮断器を絶縁ブッシングの外部の端子とを
接続し、前記容器および前記絶縁ブッシングの内部に絶
縁ガスを充填したガス絶縁開閉装置において、電流の通
路となる主回路導体であって前記絶縁ガスに接触する部
分の表面を直接に、あるいは主回路導体を囲繞する部材
の表面を間接的に、絶縁材料で被ったことを特徴とす
る。
等が絶縁材料で覆われるので、絶縁材料と絶縁ガスとの
複合絶縁となり、電界緩和効果が大きく、絶縁距離を小
さくすることが可能である。
装置の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態は従
来のガス絶縁開閉装置の一部を変更しただけなので、従
来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異な
る部分のみを説明する。
て、直接に絶縁ガスと接触する主回路自体と、主回路自
体ではないが主回路を囲繞するとともに直接に絶縁ガス
と接触する部分がモールドされている。即ち、直接に電
流が流れる部材である導体13・17と主回路端子14
・18との外表面と、電流が流れる部分を囲繞する部材
である固定側シールド24・可動側シールド25の内外
表面と絶縁筒8の外表面とが、二点鎖線で示すようにエ
ポキシ樹脂27により厚さtでモールドされている。
金属部分からの電子放出がエポキシ樹脂27の存在によ
り防止され、ストリーマの進展による全路破壊に至る現
象を未然に防止することができる。また、絶縁のための
領域を、絶縁ガスとエポキシ樹脂27との双方で電位分
担させることになり、エポキシ樹脂27の表面の電界ス
トレスを低減させ、絶縁距離を小さくすることが可能と
なる。導体13,17にエポキシ樹脂27をモールドす
ることにより、導体13,17と対向するブッシング1
2,16等の内周面との絶縁距離が縮小化される。ま
た、遮断器3を構成する絶縁筒8の外周面をエポキシ樹
脂27で被うことにより、遮断器3自体の対地間での耐
電圧レベルが向上すると共に遮断器の歪加速度が低減す
る。このほか、タンク4の内部の耐震性能と消音効果が
向上し、金属部分での電界ストレスの集中が緩和され
る。
代えてゴム樹脂を用いても良い。この場合のゴム樹脂と
しては、比誘電率が2〜5のものを使用すると、電界ス
トレスが緩和され、耐電圧が上昇する。
〜3に係るガス絶縁開閉装置によれば、電流の通路とな
る主回路導体であって絶縁ガスに接触する部分の表面を
直接に、あるいは主回路導体を囲繞する部材の表面を間
接的に、絶縁材料で被ったので、金属部分からの電子の
放出が防止され、ストリーマの進展による全路破壊に至
る現象を未然に防止することが可能である。また、絶縁
材料で被った部分の表面電界を低減させることが可能で
ある。更に、絶縁材料と絶縁ガスとの双方で絶縁を行な
うことになるので、複合絶縁の状態となる。
示す断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器の内部に遮断器を収容し、前記容器
に一対の絶縁ブッシングを設けるとともに当該絶縁ブッ
シングに内臓した導体を介して前記遮断器を絶縁ブッシ
ングの外部の端子とを接続し、前記容器および前記絶縁
ブッシングの内部に絶縁ガスを充填したガス絶縁開閉装
置において、 電流の通路となる主回路導体であって前記絶縁ガスに接
触する部分の表面を直接に、あるいは主回路導体を囲繞
する部材の表面を間接的に、絶縁材料で被ったことを特
徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項2】 前記絶縁材料としてエポキシ樹脂を用い
たことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装
置。 - 【請求項3】 前記絶縁材料としてゴム樹脂を用いたこ
とを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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- 2002-04-19 JP JP2002117164A patent/JP2003319515A/ja active Pending
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