JP2003319092A - 通信端末、サービス提供部、共通設定情報管理部及び通信制御方法 - Google Patents

通信端末、サービス提供部、共通設定情報管理部及び通信制御方法

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JP2003319092A
JP2003319092A JP2002124483A JP2002124483A JP2003319092A JP 2003319092 A JP2003319092 A JP 2003319092A JP 2002124483 A JP2002124483 A JP 2002124483A JP 2002124483 A JP2002124483 A JP 2002124483A JP 2003319092 A JP2003319092 A JP 2003319092A
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Noriko Niisato
典子 新里
Kimiyoshi Himeno
公美 姫野
Kazufumi Yunoki
一文 柚木
Hiroyuki Hattori
弘幸 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ設定情報を有効に機能させることがで
きる通信端末、サービス提供部、共通設定情報管理部及
び通信制御方法を提供する。 【解決手段】 呼を終端する及びユーザ操作を受け付け
るとともに所定の情報サービスを提供するサービス提供
部(アダプタ部14、操作部13)を複数備えた通信端
末10において、複数のサービス提供部に共通に設定さ
れた設定情報を管理し当該設定情報又はユーザ操作に基
づく制御指示情報を出力する共通設定情報管理部(DC
F)11と、共通設定情報管理部11により出力された
制御指示情報に基づいて、複数のサービス提供部の動作
を制御する制御部12とを設けることにより、共通の設
定情報又はユーザ操作に応じた複数のサービス提供部の
動作制御(例えば転送/留守番電話の起動)が実現さ
れ、設定情報が制御部に転送されず当該設定情報に応じ
た動作制御が実現できない等の不都合が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークとの
間で情報の送受信を行う通信端末、呼を終端する及びユ
ーザ操作を受け付けるとともに所定の情報サービスを提
供するサービス提供部、複数のサービス提供部に共通の
設定情報を管理する共通設定情報管理部、及び、通信端
末又はそれを含んで構成される通信システムの動作を制
御するための通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】通信
端末の多機能化に伴って、通信端末のユーザは自分の意
図に沿って通信端末を動作させたいというニーズが出て
きている。例えば、自動車の運転中はドライブモードに
設定することで、一時的に応答を拒否するよう動作させ
たり、着信拒否対象の電話番号をアドレス帳に予め設定
しておくことで該当の電話番号からの着信を拒否するよ
う動作させる等のニーズが高まってきている。
【0003】一方、通信端末には、呼を終端するととも
に所定の情報サービスを提供するアダプタ部(例えば、
音声通話、非制限デジタル、パケット通信など)や、ユ
ーザ操作を受け付けるとともに所定の情報サービスを提
供する操作部を複数備えたものも存在していたが、従来
は、ドライブモード、着信拒否設定などのユーザ設定情
報は、通信端末内のアダプタ部で個別に管理していた。
【0004】このため、ユーザ設定情報を管理していな
い一のアダプタ部(例えば外部アダプタ部)に対し呼出
が行われ、ユーザ設定情報を管理する他のアダプタ部に
対しベアラ不一致のため呼出が行われない場合、当該他
のアダプタ部は、ユーザ設定情報を通信端末の制御部に
転送できず、ユーザ設定情報に応じた通信端末の動作制
御(例えば、転送/留守番電話の起動)が実現できな
い、といった第1の不都合があった。
【0005】即ち、図9に示すように、音声呼のみサポ
ートするアダプタ部92は、自動転送設定の設定情報を
保持しているが、着信通知のベアラが「非制限デジタ
ル」である場合、アダプタ部92は「非制限デジタル」
をサポートしないため、アダプタ部92から拒否応答
(ベアラ不一致)が制御部91に返され、制御部91か
らの呼出がアダプタ部92に対し行われない。このた
め、アダプタ部92は自動転送設定の設定情報を制御部
91に転送できず、外部アダプタ部93が呼び出される
が、外部アダプタ部93は、転送設定されていることが
わからないので、転送起動できない、といった事態が発
生するのである。
【0006】また、上記と同様に、通信端末内において
一のアダプタ部がベアラ不一致等のため当該通信端末の
制御部及びネットワークに対し正しい理由値(Caus
e値)を送信できない場合が生じるといった第2の不都
合や、外部アダプタ部で通信中の場合にユーザがオンフ
ックボタンを押下しても通信端末本体から終話を起動す
ることができないといった第3の不都合があった。
【0007】そこで、本発明は、上記のような3つの不
都合を解消し、ユーザ設定情報を有効に機能させること
ができる通信端末、サービス提供部、共通設定情報管理
部及び通信制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る通信端末は、請求項1に記載したよう
に、ネットワークとの間で情報の送受信を行う通信端末
であって、呼を終端する及びユーザ操作を受け付けると
ともに、所定の情報サービスを提供する複数のサービス
提供部と、前記複数のサービス提供部に共通に設定され
たサービス提供に関する設定情報を管理し、当該設定情
報又はユーザ操作に基づいて、前記複数のサービス提供
部の動作を制御する管理制御部と、を備えたことを特徴
とする。
【0009】なお、サービス提供部は、呼を終端すると
ともに所定の情報サービスを提供するアダプタ部、及び
ユーザ操作を受け付けるとともに所定の情報サービスを
提供する操作部を含むものとする。
【0010】本発明に係る、複数のサービス提供部を備
えた通信端末は、複数のサービス提供部に共通に設定さ
れた設定情報を管理し当該設定情報又はユーザ操作に基
づいて複数のサービス提供部の動作を制御する管理制御
部という特異な構成をさらに備えており、従来のように
共通の設定情報をアダプタ部が管理するのではなく、管
理制御部が管理することとした。この管理制御部は当該
共通の設定情報又はユーザ操作に基づいて複数のサービ
ス提供部の動作を制御するので、共通の設定情報又はユ
ーザ操作に応じた複数のサービス提供部の動作制御が実
現される。
【0011】このため、設定情報が制御部に転送されず
当該設定情報に応じた動作制御(例えば、転送/留守番
電話の起動)が実現できないという第1の不都合、一の
アダプタ部がベアラ不一致等のため制御部及びネットワ
ークに対し正しい理由値を送信できないという第2の不
都合、及び外部アダプタ部で通信中の場合に通信端末本
体から終話を起動できないという第3の不都合を解消す
ることができ、ユーザによる設定情報を有効に機能させ
ることができる。
【0012】実際に、共通の設定情報としては、例え
ば、自動車の運転中に応答を拒否するよう動作させるド
ライブモードの設定等が挙げられるが、ベアラが音声や
オーディオ/ビジュアルの場合はドライブモードの設定
を有効とすべきだが、ベアラが非制限デジタルの場合は
パソコンが自動応答することを想定しているためドライ
ブモードの設定を無効としてもよい、といったベアラに
応じた設定の有効化/無効化を行うことがより望まし
い。
【0013】そこで、管理制御部は、請求項2に記載し
たように、ネットワークからの着信通知に含まれる着信
情報と着信時刻情報の両方又は一方、及び共通の設定情
報に基づいて、着信呼に対して設定情報を有効にすべき
か否かを判断し、当該判断結果に基づいて複数のサービ
ス提供部の動作を制御する構成とすることが望ましい。
本明細書での着信情報には、例えば、AV、AMR、U
DI等のベアラ情報、発番号の情報等が含まれるものと
し、着信時刻情報には、何時何分という時刻の情報に加
え、年月日を特定する日付情報も含むものとする。この
場合、着信呼に対して設定情報を有効にすべきか否か
が、その着信情報(例えばベアラ、発番号等)とその着
信時刻情報の両方又は一方に応じて適切に判断され、当
該判断結果に基づいて複数のサービス提供部の動作が制
御されるので、着信情報と着信時刻情報の両方又は一方
も加味してユーザの意向に即したサービス提供部の的確
な動作制御が実現される。
【0014】このうち着信時刻に応じた制御では、例え
ば23時から翌朝7時までの夜間の時間帯では、留守番
電話に転送する設定を有効とする制御等を行ってもよ
い。
【0015】ところで、本発明の管理制御部は、以下の
ようなさまざまな構成態様を採用することができる。
【0016】例えば、管理制御部を、複数のサービス提
供部に共通の設定情報を管理する共通設定情報管理部
と、複数のサービス提供部の動作を制御する制御部とに
より構成し、共通設定情報管理部が、ネットワークから
の着信通知に含まれる着信情報と着信時刻情報の両方又
は一方及び共通の設定情報に基づいて着信呼に対して設
定情報を有効にすべきか否かを判断し、当該判断結果を
制御指示情報として制御部へ通知し、制御部が、当該制
御指示情報に基づいて複数のサービス提供部の動作を制
御する構成態様を採用してもよい。
【0017】また、管理制御部を、複数のサービス提供
部に共通の設定情報を管理する共通設定情報管理部と、
複数のサービス提供部の動作を制御する制御部とにより
構成し、共通設定情報管理部が、共通の設定情報を制御
部へ出力し、制御部が、ネットワークからの着信通知に
含まれる着信情報と着信時刻情報の両方又は一方及び共
通の設定情報に基づいて着信呼に対して設定情報を有効
にすべきか否かを判断し、当該判断結果に基づいて複数
のサービス提供部の動作を制御する構成態様を採用して
もよい。
【0018】また、設定情報を有効にすべきか否かの判
断を、共通設定情報管理部と制御部の両方で分担して行
ってもよい。即ち、管理制御部を、複数のサービス提供
部に共通の設定情報を管理する共通設定情報管理部と、
複数のサービス提供部の動作を制御する制御部とにより
構成し、共通設定情報管理部が、着信時刻情報及び共通
の設定情報に基づいて着信呼に対して設定情報を有効に
すべきか否かを判断して、当該判断結果と共通の設定情
報とを制御部へ出力し、制御部が、ネットワークからの
着信通知に含まれる着信情報及び共通の設定情報に基づ
いて着信呼に対して設定情報を有効にすべきか否かを判
断し、当該判断結果と共通設定情報管理部による判断結
果とに基づいて複数のサービス提供部の動作を制御する
構成態様を採用してもよい。
【0019】なお、上記のように共通の設定情報は管理
制御部で一元管理するものの、その一方で、各サービス
提供部に関する個別の設定情報を設定したい場合があ
る。
【0020】そこで、請求項3に記載したように、サー
ビス提供部は、当該サービス提供部に関する個別の設定
情報を保持可能とされ、管理制御部は、個別の設定情報
を保持したサービス提供部によって着信呼に対し応答す
る場合にのみ、当該個別の設定情報に基づいて当該サー
ビス提供部を動作させるよう構成することが望ましい。
この場合、1つ又は複数のサービス提供部において当該
サービス提供部に関する個別の設定情報を保持させてお
くことで、制御部が、当該個別の設定情報を保持したサ
ービス提供部によって着信呼に対し応答する場合にの
み、当該個別の設定情報に基づいて当該サービス提供部
を動作させるので、前述した共通設定情報管理部による
共通の設定情報の一元管理を行うとともに、個別の設定
情報に基づくサービス提供部の動作制御を実現すること
ができる。
【0021】ところで、本発明では、サービス提供部
は、請求項1に記載したように通信端末に含まれていて
もよいし、請求項4に記載したように通信端末とは物理
的に独立にした構成としてもよい。
【0022】即ち、請求項4に記載したサービス提供部
は、呼を終端する及びユーザ操作を受け付けるととも
に、所定の情報サービスを提供するサービス提供部であ
って、複数のサービス提供部に共通に設定されたサービ
ス提供に関する設定情報を管理し、当該設定情報又はユ
ーザ操作に基づいて、前記複数のサービス提供部の動作
を制御する通信端末と、複数のサービス提供部とにより
通信システムが形成されており、当該サービス提供部に
関する個別の設定情報を保持可能とされ、個別の設定情
報を保持したサービス提供部によって着信呼に対し応答
する場合にのみ当該個別の設定情報に基づいて当該サー
ビス提供部を動作させる通信端末に対し、当該個別の設
定情報を出力することを特徴とする。
【0023】この場合、通信端末と複数のサービス提供
部とにより通信システムが形成され、サービス提供部
は、当該サービス提供部に関する個別の設定情報を保持
可能とされ、個別の設定情報を保持したサービス提供部
によって着信呼に対し応答する場合にのみ当該個別の設
定情報に基づいて当該サービス提供部を動作させる通信
端末に対し、当該個別の設定情報を出力する。これによ
り、サービス提供部からの個別の設定情報を受信した通
信端末が、当該個別の設定情報を保持したサービス提供
部によって着信呼に対し応答する場合にのみ当該個別の
設定情報に基づいて当該サービス提供部を動作させる。
このため、サービス提供部が通信端末とは独立した構成
の場合でも、個別の設定情報に基づくサービス提供部の
動作制御を実現することができる。
【0024】また、本発明では、通信端末内の管理制御
部において共通の設定情報を管理する機能を、請求項5
に記載したように通信端末とは物理的に独立にした共通
設定情報管理部に持たせた構成としてもよい。
【0025】即ち、請求項5に記載した共通設定情報管
理部は、呼を終端する及びユーザ操作を受け付けるとと
もに所定の情報サービスを提供する複数のサービス提供
部と、当該サービス提供部に関する設定情報又はユーザ
操作に基づいて前記複数のサービス提供部の動作を制御
する制御部とを備えた通信端末とともに、通信システム
を構成する共通設定情報管理部であって、前記複数のサ
ービス提供部に共通に設定されたサービス提供に関する
設定情報を管理し、ネットワークからの着信通知に含ま
れる着信情報と着信時刻情報の両方又は一方、及び前記
共通の設定情報に基づいて、着信呼に対して設定情報を
有効にすべきか否かを判断し、当該判断結果を制御指示
情報として前記制御部へ通知することを特徴とする。
【0026】この場合、複数のサービス提供部と当該複
数のサービス提供部の動作を制御する制御部とを備えた
通信端末とともに、共通設定情報管理部は、通信システ
ムを構成する。ここで、共通設定情報管理部は、複数の
サービス提供部に共通に設定されたサービス提供に関す
る設定情報を管理し、ネットワークからの着信通知に含
まれる着信情報と着信時刻情報の両方又は一方及び共通
の設定情報に基づいて、着信呼に対して設定情報を有効
にすべきか否かを判断し、当該判断結果を制御指示情報
として通信端末の制御部へ通知する。
【0027】このように、着信呼に対して設定情報を有
効にすべきか否かが、その着信情報と着信時刻情報の両
方又は一方に応じて適切に判断され、当該判断結果が制
御指示情報として通信端末の制御部に通知されるので、
着信情報や着信時刻情報も加味してユーザの意向に即し
たサービス提供部の的確な動作制御が実現される。
【0028】ところで、本発明は、通信端末又はそれを
含んで構成される通信システムの動作を制御するための
通信制御方法の発明としても捉えることができ、同様の
作用・効果を奏する。即ち、以下のように記述すること
ができる。
【0029】本発明に係る通信制御方法は、請求項6に
記載したように、呼を終端する及びユーザ操作を受け付
けるとともに所定の情報サービスを提供する複数のサー
ビス提供部を備え、ネットワークとの間で情報の送受信
を行う通信システムの動作を制御する通信制御方法であ
って、前記複数のサービス提供部に共通に設定されたサ
ービス提供に関する設定情報を一元管理し、当該設定情
報又はユーザ操作に基づいて、前記複数のサービス提供
部の動作を制御することを特徴とする。
【0030】なお、ここでの通信システムとしては、請
求項1〜3のように通信端末単体で構成されるもの、請
求項4のように通信端末及びこれとは独立のサービス提
供部で構成されるもの、請求項5のように通信端末及び
これとは独立の共通設定情報管理部で構成されるものの
何れの構成態様のシステムも含むものとする。
【0031】本発明に係る通信制御方法は、請求項7に
記載したように、前記複数のサービス提供部の動作制御
においては、ネットワークからの着信通知に含まれる着
信情報と着信時刻情報の両方又は一方、及び前記共通の
設定情報に基づいて、着信呼に対して設定情報を有効に
すべきか否かを判断し、当該判断結果に基づいて前記複
数のサービス提供部の動作を制御することが望ましい。
【0032】また、本発明に係る通信制御方法は、請求
項8に記載したように、前記サービス提供部は、当該サ
ービス提供部に関する個別の設定情報を保持可能とされ
ており、個別の設定情報を保持したサービス提供部によ
って着信呼に対し応答する場合にのみ、当該個別の設定
情報に基づいて当該サービス提供部を動作させることが
望ましい。
【0033】なお、本発明は、パケット交換方式や回線
交換方式等、呼制御全般に適用可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明に係る通信端末及び通信制
御方法の一実施の形態について説明する。
【0035】[通信端末の構成]最初に、通信端末の構
成を説明する。図1に示すように、通信端末10は、通
信端末10の各部の動作を監視・制御する制御部12
と、着信や通話終了等のユーザ操作を受け付けて当該操
作に応じたサービスを提供する操作部13と、呼を終端
するとともに所定の情報サービスを提供するアダプタ部
14A、14B、14C(以下「アダプタ部14」と総
称する)と、アダプタ部14及び後述する外部のアダプ
タ部20A、20B、20Cに共通に設定されたユーザ
による設定情報を管理し、当該設定情報又は操作部13
からのユーザ操作に基づく制御指示情報を制御部12に
通知する共通設定情報管理部(DCF:Device Control
Function)11とを含んで構成されている。また、通
信端末10は無線通信を制御する無線部15を備え、無
線部15から無線通信によりネットワーク40と接続可
能とされている。なお、通信端末10は、一例として携
帯電話機により構成することができ、この場合、ネット
ワーク40として移動体通信網に、図示しない基地局を
介して接続可能に構成することができる。
【0036】また、通信端末10には、外部のアダプタ
部20A、20B、20Cが接続可能とされており、ア
ダプタ部20A、20BにはDTE(例えばパソコン)
30A、30Bが、アダプタ部20Cには外部ハンドセ
ット30Cが、それぞれ接続可能とされている。これら
外部のアダプタ部20A、20B、20Cは、上記アダ
プタ部14と同様に、呼を終端するとともに所定の情報
サービスを提供する機能を有するので、以下「外部アダ
プタ部20」と総称する。
【0037】なお、アダプタ部14及び外部アダプタ部
20の各々は、1つ以上のサービスを提供(サポート)
可能とされており、例えば、アダプタ部14A、20C
は音声(通話)サービスを、アダプタ部14Bは音響・
映像(以下「AV」(AudioVisual)という)サービス
を、アダプタ部14Cはパケット通信サービス(例えば
簡易型インターネットサービス)を、アダプタ部20A
はUDI(Unrestricted Digital Information、いわゆ
る非制限デジタル等が該当)を、アダプタ部20Bはパ
ケット通信サービスを、それぞれ提供(サポート)可能
とされている。
【0038】本発明は、通信端末10にDCF11を設
けたことを特徴とする。このDCF11は、ネットワー
ク40からの着信通知に含まれる着信情報(例えば、ベ
アラ情報、発番号の情報等)、着信時刻情報(例えばD
CF11で管理している着信時刻情報)及び共通の設定
情報に基づいて、着信呼に対して設定情報を有効にすべ
きか否かを判断し、当該判断結果を制御指示情報として
制御部12へ通知する。その動作の詳細は後述する。
【0039】また、アダプタ部14及び外部アダプタ部
20の各々は、個別の設定情報を保持可能とされてお
り、制御部12は、個別の設定情報を保持したアダプタ
部14又は外部アダプタ部20によって着信呼に対し応
答する場合にのみ、当該個別の設定情報に基づく動作を
許容する。その動作の詳細は後述する。
【0040】[通信端末の動作]次に、通信端末10の
動作を説明する。ここでは、以下の5つの局面での通信
端末10の動作を順に説明する。即ち、着信拒否1
(ドライブモード、ベアラ指定に基づくもの)、着信
拒否2(送信元電話番号に基づく着信拒否/許容)、
留守番転送/転送電話、切断、外部アダプタ部で保
持した設定情報に基づく動作、の5つの局面である。
【0041】なお、以下の説明で用いる図2〜図4の遷
移図において、アダプタ部A、Bは、アダプタ部14及
び外部アダプタ部20のうちの何れか2つを意味し、通
信端末10に内蔵のアダプタ部14と外部アダプタ部2
0との区別は無いものとする。
【0042】[通信端末の動作(着信拒否1:ドライ
ブモードやベアラ指定に基づく)]まず、図2を用いて
ドライブモード設定による着信拒否の動作を説明する。
DCF11は設定情報としてドライブモード設定を保持
しているものとする。
【0043】通信端末10が、着信情報のうちのベアラ
情報として「音声」が設定された着信通知をネットワー
クから受信すると(S201)、制御部12はDCF1
1、アダプタ部A、Bに着信通知を転送する(S20
2)。ここでアダプタ部A、Bは、着信通知に含まれる
ベアラ「音声」を認識し、音声をサポート可能であれ
ば、呼設定受付の信号を制御部12へ応答する(S20
3)。
【0044】一方、DCF11は、ドライブモードが有
効か否かを判断し(S204)、この例のようにドライ
ブモードが事前に設定されていれば、ドライブモードが
有効である旨の制御指示情報を制御部12へ通知する
(S205)。
【0045】そして、制御部12は呼を継続するか否か
を判断する(S206)。ここで制御部12は、アダプ
タ部A、Bから呼設定受付の信号を受信したものの、ド
ライブモードが有効である旨の制御指示情報をDCF1
1から受信したため、S206では呼を拒否するよう判
断をし、ドライブモードが設定されているため呼を拒否
する旨の応答をネットワークへ返すとともに(S20
7)、ドライブモードが設定されているため呼を拒否し
た旨をDCF11、アダプタ部A、Bに通知して(S2
08)、処理を終了する。
【0046】このような処理により、DCF11で一元
管理しているドライブモード設定情報が制御部12へ伝
達され、ドライブモード設定が有効に機能し、着信拒否
が行われる。
【0047】なお、上記と同様に、特定のベアラを指定
して着信拒否を実行する旨の設定を実現できる。例え
ば、ベアラが音声、AVの場合はドライブモードを有効
とするが、ベアラが非制限デジタル(UDI)の場合は
ドライブモードを無効とし、呼を受け付けるよう以下の
ように制御することができる。即ち、DCF11におい
て、着信通知のベアラが非制限デジタルと判断した場合
には、ドライブモード設定がされていても、ドライブモ
ードが無効である旨の制御指示情報を制御部12へ通知
するように構成すればよい。
【0048】また、通信中にのみ着信拒否したい場合
(第2呼目着信拒否)についても、DCF11が通信中
の着信であることを判断し、着信拒否すべき旨の制御指
示情報を制御部12に送信することで実現できる。
【0049】[通信端末の動作(着信拒否2:送信元
電話番号に基づく着信拒否/許容)]次に、図3を用い
て特定の電話番号設定による着信拒否の動作を説明す
る。DCF11は設定情報として、着信拒否対象の電話
番号が記憶されたアドレス帳情報とメモリ指定着信拒否
の設定情報を保持しているものとする。
【0050】通信端末10が、ベアラ情報として「音
声」が設定され発信側電話番号情報を含んだ着信通知を
ネットワークから受信すると(S301)、制御部12
はDCF11、アダプタ部A、Bに着信通知を転送する
(S302)。ここでアダプタ部A、Bは、着信通知に
含まれるベアラ「音声」を認識し、音声をサポート可能
であれば、呼設定受付の信号を制御部12へ応答する
(S303)。
【0051】一方、DCF11は、その呼の発信側電話
番号とアドレス帳内の電話番号とを照合することで、当
該呼が拒否対象呼か否かを判断する(S304)。ここ
で、発信側電話番号がアドレス帳に登録され且つ当該発
信側電話番号が拒否に設定されていれば、着信拒否すべ
き旨の制御指示情報を制御部12へ通知する(S30
5)。なお、着信拒否すべき発信側電話番号のみ登録し
た拒否リストをアドレス帳内に設け、DCF11がこの
拒否リストを参照することで、呼が拒否対象呼か否かを
判断してもよい。
【0052】そして、制御部12は呼を継続するか否か
を判断する(S306)。ここで制御部12は、アダプ
タ部A、Bから呼設定受付の信号を受信したものの、着
信拒否すべき旨の制御指示情報をDCF11から受信し
たため、S306では呼を拒否するよう判断をし、着信
拒否対象の設定がされているため呼を拒否する旨の応答
をネットワークへ返すとともに(S307)、着信拒否
が設定されているため呼を拒否した旨をDCF11、ア
ダプタ部A、Bに通知して(S308)、処理を終了す
る。
【0053】このような処理により、DCF11で一元
管理している着信拒否対象の電話番号のアドレス帳情報
とメモリ指定着信拒否の設定とが有効に機能し、着信拒
否が行われる。
【0054】なお、図3には、着信拒否する例を示した
が、発信側電話番号がアドレス帳に登録されていなけれ
ば、DCF11は当該呼が拒否対象呼でないと判断し、
着信拒否対象でない旨の制御指示情報を制御部12へ通
知する。そして、制御部12は呼を継続すると判断し、
着信が許容されることとなる。
【0055】[通信端末の動作(留守番転送/転送電
話)]次に、図4を用いて、着信するアダプタ部とは無
関係に、特定のベアラを判断し留守番転送を起動する動
作を説明する。ここでは例えば、DCF11は設定情報
として、ベアラが音声の場合にのみ留守番転送を起動す
る旨の設定情報を保持しているものとする。
【0056】通信端末10が、ベアラ情報として「音
声」が設定された着信通知をネットワークから受信する
と(S401)、制御部12はDCF11、アダプタ部
A、Bに着信通知を転送する(S402)。この段階で
は、留守番転送起動の設定有無については何も判断され
ないので、DCF11は、設定情報無しと判断し(S4
03)、設定情報が無い旨を制御部12へ応答する(S
404)。また、アダプタ部A、Bは、着信通知に含ま
れるベアラ「音声」を認識し、音声をサポート可能であ
れば、呼設定受付の信号を制御部12へ応答する(S4
05)。
【0057】これらの応答を受信した制御部12は、着
信処理を継続すると判断し(S406)、呼設定受付の
信号をネットワークへ応答する(S407)。そして、
制御部12は、DCF11、アダプタ部A、Bに呼出信
号を送信し(S408)、これに対しアダプタ部から呼
出開始通知の応答があると(S409)、ネットワーク
に対して呼出開始通知を送信する(S410)。この呼
出開始の段階になると、留守番転送起動の設定有無につ
いて判断される。即ち、DCF11は、留守番転送又は
転送電話に関し何らかの設定がされていないかを判断す
る(S411)。ここでは、当該呼のベアラが音声であ
るので留守番転送を起動すると判断され、DCF11
は、制御部12を介してネットワーク上の契約情報の管
理サーバ(不図示)に対し通信端末10の契約情報とし
て留守番転送が登録されていることを確認する(S41
2)。ここでは、通信端末10の契約情報として留守番
転送の登録がされているので、契約情報として問題なし
(契約OK)の旨の応答がDCF11に対しなされる
(S413)。
【0058】これを受けたDCF11は留守番転送起動
による切断要求を制御部12に行い(S414)、制御
部12は、留守番転送を理由とした切断要求をネットワ
ークに対して行う(S415)とともに、留守番転送を
理由とした切断処理をアダプタ部A、Bに対して行い
(S416)、呼解放処理が行われる(S417、S4
18)。
【0059】このような処理により、DCF11で一元
管理している設定情報(ベアラが音声の場合にのみ留守
番転送を起動すること)に基づく自動的な動作制御が実
現される。
【0060】なお、図4には、ユーザの設定情報に基づ
き留守番転送する例を示したが、同様に、転送電話を起
動する場合やユーザ操作により着信アダプタとは無関係
にDCF11から各種転送を起動する場合にも、上記処
理を適用することができる。
【0061】[通信端末の動作(切断)]次に、図5
を用いて強制終了を起動する動作を説明する。図5に示
すように、外部アダプタ部20が通信中であるとする。
この状態でユーザが、通信を終了させるべく、操作部1
3(例えばオンフックボタン)を押下すると、DCF1
1はオンフックボタンの押下を検出し(S501)、制
御部12に強制終了を要求する(S502)。
【0062】この要求を受けた制御部12は、強制終了
を起動し(S503)、通信中の外部アダプタ部20及
びネットワークに対して呼解放処理を行う(S504〜
S508)。
【0063】このような処理により、外部アダプタ部2
0が通信中であっても、オンフックボタンの押下を検出
したDCF11が制御部12に強制終了を要求するの
で、従来のように外部アダプタ部で通信中の場合に通信
端末本体から終話を起動できないという不都合が回避さ
れ、ユーザ操作に沿った適切な動作制御が実現される。
【0064】なお、図5には、外部アダプタ部20が通
信中である例を示したが、通信端末内のアダプタ部14
が通信中のときに強制終了を起動する動作についても、
上記と同様に、オンフックボタンの押下を検出したDC
F11による制御部12への強制終了要求によって、ユ
ーザ操作に沿った適切な動作制御が実現される。
【0065】[通信端末の動作(外部アダプタ部で保
持した設定情報に基づく動作)]ところで、通信端末1
0では、アダプタ部14及び外部アダプタ部20の各々
が個別の設定情報を保持可能とされており、制御部12
は、個別の設定情報を保持したアダプタ部14又は外部
アダプタ部20によって着信呼に対し応答する場合にの
み、当該個別の設定情報に基づく動作を許容する。以
下、図6、図7を用いてこの動作を説明する。
【0066】図6は、通信端末内のアダプタ部14では
応答せず外部アダプタ部20で応答する場合の動作を示
す。DCF11は設定情報を保持していないが、外部ア
ダプタ部20が個別の設定情報として、全サービスにつ
いて転送の設定を保持しているものとする。
【0067】通信端末10が、ベアラ情報として「非制
限デジタル」が設定された着信通知をネットワークから
受信すると(S601)、制御部12はDCF11、ア
ダプタ部14、外部アダプタ部20に着信通知を転送す
る(S602)。ここで外部アダプタ部20は、着信通
知に含まれるベアラ「非制限デジタル」を認識し、非制
限デジタルをサポート可能であれば、呼設定受付の信号
を制御部12へ応答する(S603)。一方、AVのみ
サポート可能なアダプタ部14は拒否信号を制御部12
へ応答する(S604)。また、DCF11は、設定情
報無しと判断し(S605)、設定情報が無い旨を制御
部12へ応答する(S606)。
【0068】制御部12は、S603〜S606の応答
により着信処理を継続すると判断し(S607)、呼設
定受付の信号をネットワークへ応答する(S608)。
そして、制御部12は、DCF11、外部アダプタ部2
0に呼出信号を送信し(S609)、これに対し外部ア
ダプタ部20から呼出開始通知の応答があると、ネット
ワークに対して呼出開始通知を送信する(S610)。
【0069】これにより、外部アダプタ部20によって
着信呼に対し応答することが確定するので、以下の手順
で外部アダプタ部20の個別の設定情報に基づく転送起
動動作が行われる。即ち、外部アダプタ部20は、制御
部12を介してネットワーク上の契約情報の管理サーバ
(不図示)に対し通信端末10の契約情報として転送が
登録されていることを確認する(S611)。ここで
は、通信端末10の契約情報として転送の登録がされて
いるので、契約情報として問題なし(契約OK)の旨の
応答が外部アダプタ部20に対しなされる(S61
2)。
【0070】これを受けた外部アダプタ部20は、転送
起動による切断を行い(S613)、転送を理由とした
切断要求を、制御部12を介してネットワークに対して
行い(S614)、呼解放処理が行われる(S615、
S616)。
【0071】このような処理により、外部アダプタ部2
0によって着信呼に対し応答する場合、当該外部アダプ
タ部20の個別の設定情報に基づく転送動作が実行され
る。
【0072】一方、図7は、外部アダプタ部20では応
答せず通信端末内のアダプタ部14で応答する場合の動
作を示す。DCF11は設定情報を保持していないが、
外部アダプタ部20が非制限デジタルのみサポートし、
個別の設定情報として非制限デジタルについて転送の設
定を保持しているものとする。
【0073】通信端末10が、ベアラ情報として「A
V」が設定された着信通知をネットワークから受信する
と(S701)、制御部12はDCF11、アダプタ部
14、外部アダプタ部20に着信通知を転送する(S7
02)。ここで外部アダプタ部20は、着信通知に含ま
れるベアラ「AV」を認識し、AVをサポート可能でな
いため、拒否信号を制御部12へ応答する(S70
3)。一方、AVをサポート可能なアダプタ部14は、
呼設定受付の信号を制御部12へ応答する(S70
4)。また、DCF11は、設定情報無しと判断し(S
705)、設定情報が無い旨を制御部12へ応答する
(S706)。
【0074】制御部12は、S703〜S706の応答
により着信処理を継続すると判断し(S707)、呼設
定受付の信号をネットワークへ応答する(S708)。
そして、制御部12は、DCF11とアダプタ部14に
呼出信号を送信し(S709)、これに対しアダプタ部
14から呼出開始通知の応答があると、ネットワークに
対して呼出開始通知を送信する(S710)。
【0075】これにより、ユーザが応答することによ
り、アダプタ部14は応答信号を制御部12経由でネッ
トワークへ送信し(S711、S712)、応答確認信
号を制御部12経由でネットワークから受信する(S7
13)。一方、外部アダプタ部20では、内部アダプタ
部14への着信となるため、外部アダプタ部20の個別
の設定情報に基づく転送は起動されないこととなる。
【0076】以上のような図6、図7に示すように、ア
ダプタ部14及び外部アダプタ部20の各々が個別の設
定情報を保持可能とされており、個別の設定情報を保持
したアダプタ部14又は外部アダプタ部20によって着
信呼に対し応答する場合にのみ、当該個別の設定情報に
基づく動作が起動される。これにより、DCF11によ
る共通の設定情報の一元管理を行う一方で、個別の設定
情報に基づくアダプタ部14及び外部アダプタ部20の
それぞれの動作制御を実現することができる。
【0077】ところで、上記では、DCF11が設定情
報を有効にすべきか否かの判断を行う例を示したが、当
該判断を制御部12が行う構成としてもよい。そこで、
以下、当該判断を制御部12が行う実施形態を、着信
拒否1(ドライブモード、ベアラ指定に基づくもの)の
動作を例にとって図8に基づき説明する。ここで、DC
F11は設定情報としてドライブモード設定を保持して
いるものとする。
【0078】通信端末10が、ベアラ情報として「音
声」が設定された着信通知をネットワークから受信する
と(図8のS801)、制御部12はDCF11、アダ
プタ部A、Bに着信通知を転送する(S802)。ここ
でアダプタ部A、Bは、着信通知に含まれるベアラ「音
声」を認識し、音声をサポート可能であれば、呼設定受
付の信号を制御部12へ応答する(S803)。
【0079】一方、DCF11は、ドライブモードが設
定された設定情報を制御部12へ通知する(S80
4)。この通知を受けた制御部12は、ドライブモード
が有効か否かを判断する(S805)。この例のように
設定情報としてドライブモードが事前に設定されていれ
ば、S805ではドライブモードが有効であると判断
し、呼を継続するか否かを判断する(S806)。ここ
で制御部12は、アダプタ部A、Bから呼設定受付の信
号を受信したものの、ドライブモードが有効であると判
断したため、S806では呼を拒否するよう判断し、ド
ライブモードが設定されているため呼を拒否する旨の応
答をネットワークへ返すとともに(S807)、ドライ
ブモードが設定されているため呼を拒否した旨をアダプ
タ部A、Bに通知して(S808)、処理を終了する。
【0080】このような処理により、DCF11で一元
管理しているドライブモード設定情報が制御部12へ通
知され、制御部12によりドライブモード設定が有効で
あると判断されることで、ドライブモード設定が有効に
機能し、着信拒否が行われる。
【0081】なお、上記実施形態では、呼制御の一例と
して回線交換方式の呼制御に本発明を適用した例を説明
したが、本発明は、パケット交換方式など呼制御全般に
適用可能である。
【0082】また、制御部12は、ベアラの一致/不一
致以外にも、発番号の情報等の着信情報やDCF11で
管理する着信時刻情報に基づいて、着信呼に対して設定
情報を有効にすべきか否かを判断してもよい。このうち
着信時刻に応じた制御では、例えば23時から翌朝7時
までの夜間の時間帯では、留守番電話に転送する設定を
有効とする制御等を行ってもよい。
【0083】また、着信呼に対して設定情報を有効にす
べきか否かの判断を、その判断の基礎となる情報に応じ
てDCF11と制御部12とで分担して行ってもよい。
例えば、ベアラや発番号の情報等の着信情報に基づく判
断は制御部12で行い、着信時刻に基づく判断はDCF
11で行ってもよい。
【0084】また、上記実施形態では、通信端末10が
アダプタ部14とDCF11を内蔵した構成例を説明し
たが、これらアダプタ部14とDCF11はそれぞれ、
通信端末10とは物理的に独立したものとして構成して
もよい。即ち、本発明は、アダプタ部14又はDCF1
1が通信端末10に内蔵されていても、物理的に独立し
ていても、同様の作用・効果を奏するものである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
共通の設定情報又はユーザ操作に応じた複数のサービス
提供部の動作制御が実現されるので、設定情報が制御部
に転送されず当該設定情報に応じた動作制御(例えば、
転送/留守番電話の起動)が実現できないという第1の
不都合、一のアダプタ部がベアラ不一致等のため制御部
及びネットワークに対し正しい理由値を送信できないと
いう第2の不都合、及び通信中での着信拒否の起動や終
話の起動ができないという第3の不都合を解消すること
ができ、ユーザによる設定情報を有効に機能させること
ができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態における通信端末の構成を示す
機能ブロック図である。
【図2】通信端末がドライブモード設定による着信拒否
を行う場合の一連の動作を示す動作遷移図である。
【図3】通信端末が着信拒否番号設定による着信拒否を
行う場合の一連の動作を示す動作遷移図である。
【図4】通信端末が留守番転送を起動する場合の一連の
動作を示す動作遷移図である。
【図5】通信端末が切断を起動する場合の一連の動作を
示す動作遷移図である。
【図6】設定情報を保持した外部アダプタ部によって着
信呼に応答する場合の一連の動作を示す動作遷移図であ
る。
【図7】設定情報を保持した外部アダプタ部以外のアダ
プタ部によって着信呼に応答する場合の一連の動作を示
す動作遷移図である。
【図8】制御部が着信呼に対して設定情報を有効にすべ
きか否かを判断する動作の一例を示す動作遷移図であ
る。
【図9】設定情報を保持したアダプタ部が当該設定情報
を制御部に転送できない場合の従来技術における動作を
示す動作遷移図である。
【符号の説明】
10…通信端末、11…DCF(共通設定情報管理
部)、12…制御部、13…操作部、14、14A、1
4B、14C…アダプタ部、15…無線部、20…外部
アダプタ部、20A、20B、20C…アダプタ部、3
0A、30B…DTE(パソコン)、30C…外部ハン
ドセット、40…ネットワーク、91…制御部、92…
アダプタ部、93…外部アダプタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚木 一文 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 服部 弘幸 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB02 GG00 HH08 KK00 5K101 KK06 KK20 LL01 LL03 MM06 QQ07 QQ10 RR20 TT01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークとの間で情報の送受信を行
    う通信端末であって、 呼を終端する及びユーザ操作を受け付けるとともに、所
    定の情報サービスを提供する複数のサービス提供部と、 前記複数のサービス提供部に共通に設定されたサービス
    提供に関する設定情報を管理し、当該設定情報又はユー
    ザ操作に基づいて、前記複数のサービス提供部の動作を
    制御する管理制御部と、 を備えた通信端末。
  2. 【請求項2】 前記管理制御手段は、 ネットワークからの着信通知に含まれる着信情報と着信
    時刻情報の両方又は一方、及び前記共通の設定情報に基
    づいて、着信呼に対して設定情報を有効にすべきか否か
    を判断し、当該判断結果に基づいて前記複数のサービス
    提供部の動作を制御することを特徴とする請求項1記載
    の通信端末。
  3. 【請求項3】 前記サービス提供部は、当該サービス提
    供部に関する個別の設定情報を保持可能とされており、 前記管理制御部は、個別の設定情報を保持したサービス
    提供部によって着信呼に対し応答する場合にのみ、当該
    個別の設定情報に基づいて当該サービス提供部を動作さ
    せる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 呼を終端する及びユーザ操作を受け付け
    るとともに、所定の情報サービスを提供するサービス提
    供部であって、 複数のサービス提供部に共通に設定されたサービス提供
    に関する設定情報を管理し、当該設定情報又はユーザ操
    作に基づいて、前記複数のサービス提供部の動作を制御
    する通信端末と、複数のサービス提供部とにより通信シ
    ステムが形成されており、 当該サービス提供部に関する個別の設定情報を保持可能
    とされ、 個別の設定情報を保持したサービス提供部によって着信
    呼に対し応答する場合にのみ当該個別の設定情報に基づ
    いて当該サービス提供部を動作させる通信端末に対し、
    当該個別の設定情報を出力する、 ことを特徴とするサービス提供部。
  5. 【請求項5】 呼を終端する及びユーザ操作を受け付け
    るとともに所定の情報サービスを提供する複数のサービ
    ス提供部と、当該サービス提供部に関する設定情報又は
    ユーザ操作に基づいて前記複数のサービス提供部の動作
    を制御する制御部とを備えた通信端末とともに、通信シ
    ステムを構成する共通設定情報管理部であって、 前記複数のサービス提供部に共通に設定されたサービス
    提供に関する設定情報を管理し、ネットワークからの着
    信通知に含まれる着信情報と着信時刻情報の両方又は一
    方、及び前記共通の設定情報に基づいて、着信呼に対し
    て設定情報を有効にすべきか否かを判断し、当該判断結
    果を制御指示情報として前記制御部へ通知する、 ことを特徴とする共通設定情報管理部。
  6. 【請求項6】 呼を終端する及びユーザ操作を受け付け
    るとともに所定の情報サービスを提供する複数のサービ
    ス提供部を備え、ネットワークとの間で情報の送受信を
    行う通信システムの動作を制御する通信制御方法であっ
    て、 前記複数のサービス提供部に共通に設定されたサービス
    提供に関する設定情報を一元管理し、 当該設定情報又はユーザ操作に基づいて、前記複数のサ
    ービス提供部の動作を制御する、 ことを特徴とする通信制御方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のサービス提供部の動作制御に
    おいては、 ネットワークからの着信通知に含まれる着信情報と着信
    時刻情報の両方又は一方、及び前記共通の設定情報に基
    づいて、着信呼に対して設定情報を有効にすべきか否か
    を判断し、当該判断結果に基づいて前記複数のサービス
    提供部の動作を制御することを特徴とする請求項6記載
    の通信制御方法。
  8. 【請求項8】 前記サービス提供部は、当該サービス提
    供部に関する個別の設定情報を保持可能とされており、 個別の設定情報を保持したサービス提供部によって着信
    呼に対し応答する場合にのみ、当該個別の設定情報に基
    づいて当該サービス提供部を動作させる、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方
    法。
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