JP2003319007A - 基地局装置及びパケット伝送方法 - Google Patents

基地局装置及びパケット伝送方法

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JP2003319007A
JP2003319007A JP2002118121A JP2002118121A JP2003319007A JP 2003319007 A JP2003319007 A JP 2003319007A JP 2002118121 A JP2002118121 A JP 2002118121A JP 2002118121 A JP2002118121 A JP 2002118121A JP 2003319007 A JP2003319007 A JP 2003319007A
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Katsuhiko Hiramatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線品質に基づいて選定された各チャネ
ルのデータの変調方式が異なる場合であっても、1つの
物理チャネルに割り当てること。 【解決手段】 MCS選択部153は、各通信端末装置
からの報告値に基づいてパケットを送信する通信端末装
置を決定し、報告値に基づいてMCS選択テーブル15
4の中から適当な変調方式及び符号化率を選定する。こ
のとき、送信先装置が複数のサービスクラスのデータを
要求する場合、MCS選択部153は、各サービスクラ
スのデータの変調方式を最も多値数が低い変調方式に合
わせる。また、MCS選択部153は、伝送レートを維
持するように符号化率を選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下り高速パケット
伝送を行う基地局装置及びパケット伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高速大容量な下りチャネルを複数の通信
端末装置が共有し、高速なパケット伝送を行う下り高速
パケット伝送方式(HSDPA等)が開発されている。この
伝送方式では、伝送効率を高めるために、スケジューリ
ング技術及び適応変調技術が用いられている。
【0003】スケジューリング技術とは、基地局装置が
タイムスロット毎に下り高速パケットの送信先となる通
信端末装置(以下、「送信先装置」という)を設定し、
送信先装置に送信するパケットを割り当てる技術であ
る。また、適応変調技術とは、パケット送信する通信端
末装置の伝搬路の状態に応じて、データの変調方式ある
いは誤り訂正符号化方式を適応的に決定する技術であ
る。
【0004】基地局装置は、1フレームについてタイム
スロット毎に各通信端末装置の回線品質を予測し、最も
回線品質が良い通信端末装置を送信先装置として、各タ
イムスロットにその送信先装置へのパケットを割り当て
る。そして、基地局装置は、スケジューリング結果を示
す情報及びスケジューリングにより定めた方式でパケッ
トを誤り訂正符号化及び変調して送信先装置に送信す
る。
【0005】各通信端末装置は、受信したスケジューリ
ング結果を示す情報に基づいて、自局宛のパケットが割
り当てられたタイムスロットにおいて復調を行い、CR
C検出等を行って、パケットデータを正しく復調できた
場合にはこれを示すACK信号を基地局装置に送信し、
パケットデータを正しく復調できなかった場合にはこれ
を示すNACK信号を基地局装置に送信する。
【0006】基地局装置は、NACK信号を受信した場
合、スケジューリングにより割り当てたタイムスロット
において前回送信したパケットを再送する。ただし、再
送回数が、システムで予め設定された最大の再送回数に
なった場合には、当該パケットを廃棄して新たなパケッ
トを送信する。
【0007】ここで、従来のパケット伝送方法では、予
測された回線品質に対する変調方式及び符号化率は、ト
ランスポートチャネルのサービスクラスによって一意に
決定している。
【0008】また、従来のパケット伝送方法では、トラ
ンスポートチャネル毎にデータ列をブロックに区切って
CRCビットの付加及び誤り訂正符号化処理を行い、複
数のブロックを繋いで物理チャネルのビット数に合わせ
込むためにレートマッチングを行い、変調して物理チャ
ネルへのマッピングを行っている。すなわち、各物理チ
ャネルに割り当てることができる変調方式は1種類であ
る。
【0009】従って、従来のパケット伝送方法では、変
調方式が等しい複数のトランスポートチャネルのデータ
は、多重した後に1つの物理チャネルに割り当てること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パケット伝送方法では、変調方式が互いに異なるトラン
スポートチャネルのデータを1つの物理チャネルに割り
当てることができず、有限なチャネルリソースを有効に
活用することができない。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、回線品質に基づいて選定された各チャネルのデー
タの変調方式が異なる場合であっても、1つの物理チャ
ネルに割り当てることができる基地局装置及びパケット
伝送方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
伝搬路状況を示す報告値を受信信号から分離する分離手
段と、前記報告値に基づいてパケット送信先の通信端末
装置を決定し、前記報告値及びサービスクラスに基づい
て符号化率及び変調方式を決定する送信先決定手段とを
具備し、前記送信先決定手段は、複数のサービスクラス
のデータを多重してパケットを送信する場合、各データ
の変調方式を合わせるように制御する構成を採る。
【0013】本発明の基地局装置における送信先決定手
段は、各サービスクラスのデータの変調方式を最も多値
数が低いものに合わせる構成を採る。
【0014】これらの構成により、サービスクラスが互
いに異なる複数のデータを多重して送信する場合におい
て、所望品質を得ることができる変調方式がサービスク
ラス間で異なる場合、1つの物理チャネルで送信するこ
とができ、有限なチャネルリソースを有効に活用するこ
とができる。
【0015】本発明の基地局装置における送信先決定手
段は、変調方式を最も多値数が低いものに合わせたサー
ビスクラスの符号化率を伝送レートが維持されるように
制御する構成を採る。
【0016】この構成により、複数のサービスクラスの
データを1つの物理チャネルで送信することができ、有
限なチャネルリソースを有効に活用することができ、し
かも、伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0017】本発明の基地局装置における送信先決定手
段は、符号化率を制御しても伝送レートが維持できない
データに対して、最も多値数が低いデータと異なる物理
チャネルを割り当てる構成を採る。
【0018】この構成により、各サービスクラスのデー
タの伝送レートを維持しながら、システム全体として
は、有限なチャネルリソースを有効に活用することがで
きる。
【0019】本発明のパケット伝送方法は、伝搬路状況
を示す報告値に基づいてパケット送信先の通信端末装置
を決定し、複数のサービスクラスのデータを多重してパ
ケットを送信する場合、各データの変調方式を最も多値
数が低いものに合わせるように前記報告値及び前記サー
ビスクラスに基づいて符号化率及び前記変調方式を決定
する方法を採る。
【0020】この方法により、サービスクラスが互いに
異なる複数のデータを多重して送信する場合において、
所望品質を得ることができる変調方式がサービスクラス
間で異なる場合、各サービスクラスの変調方式を最も多
値数が低いものに合わせることにより、1つの物理チャ
ネルで送信することができ、有限なチャネルリソースを
有効に活用することができる。
【0021】本発明のパケット伝送方法は、変調方式を
最も多値数が低いものに合わせたサービスクラスの符号
化率を伝送レートが維持されるように制御する方法を採
る。
【0022】この方法により、複数のサービスクラスの
データを1つの物理チャネルで送信することができ、有
限なチャネルリソースを有効に活用することができ、し
かも、伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、サービスクラス
が互いに異なる複数のデータを多重して送信する場合に
おいて、所望品質を得ることができる変調方式がサービ
スクラス間で異なる場合、各サービスクラスの変調方式
を最も多値数が低いものに合わせるように制御すること
である。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、基地局装置は、アンテナ101と、
共用器102と、受信RF部103と、復調部104
と、誤り訂正復号化部105と、分離部106、ARQ
制御部107とを備えている。さらに、基地局装置は、
ユーザ判定部151と、サービス種別判定部152と、
MCS(Modulation Coding Scheme:変調方式と誤り訂
正符号の組み合わせ)選択部153と、MCS選択テー
ブル154と、送信キュー(queue)155と、多重部
156と、誤り訂正符号化部157と、変調部158
と、送信RF部159とを備えている。
【0026】共用器102は、アンテナ101に受信さ
れた信号を受信RF部103に出力する。また、共用器
102は、送信RF部159から出力された信号をアン
テナ101から無線送信する。
【0027】受信RF部103は、共用器102から出
力された無線周波数の受信信号をベースバンドのディジ
タル信号に変換し、復調部104に出力する。
【0028】復調部104は、無線通信を行う通信端末
装置の数だけ用意され、受信ベースバンド信号に対して
復調処理を行い、誤り訂正復号化部105に出力する。
誤り訂正復号化部105は、無線通信を行う通信端末装
置の数だけ用意され、復調信号に対してビタビ復号等の
誤り訂正用の復号処理を行い、分離部106に出力す
る。
【0029】分離部106は、無線通信を行う通信端末
装置の数だけ用意され、復号信号からACK信号あるい
はNACK信号を分離してARQ制御部107に出力す
る。また、分離部106は、復号信号から報告値を分離
してMCS選択部153に出力する。なお、ACK信号
とは、基地局装置から送信された高速パケットが、通信
端末装置において正しく復調できたことを示す信号であ
る。一方、NACK信号とは、基地局装置から送信され
た高速パケットが、通信端末装置において正しく復調で
きなかったことを示す信号である。また、通信端末装置
において測定された報告値は、当該各通信端末装置と基
地局装置との間の伝搬路状況を示す値であり、最大C/
I法による場合、CIR(Carrier to Interference Ra
tio:搬送波対干渉波比)を示す。
【0030】ARQ制御部107は、ACK信号を入力
した場合には新しいデータを送信するように送信キュー
155に指示する。一方、ARQ制御部107は、NA
CK信号を入力した場合には前回送信したデータを再送
するように送信キュー155に指示する。
【0031】ユーザ判定部151は、各通信端末装置の
送信データのヘッダに含まれるユーザ情報に基づいて当
該送信データがどのユーザ(通信端末装置)に対するも
のであるかを判定し、判定結果をMCS選択部153に
出力する。
【0032】サービス種別判定部152は、各通信端末
装置の送信データのヘッダに含まれるサービス情報から
サービスクラスを判定し、判定結果を通信端末装置と対
応づけてMCS選択部153に出力する。このとき、複
数のサービスクラスが存在する場合には、全てのサービ
スクラスをMCS選択部153に出力する。なお、サー
ビスクラスは、フレームフォーマットのIPヘッダの中
に記載されている。例えば、IPv4では「サービスの
種別」のフィールド、IPv6では「トラフィッククラ
ス」のフィールドに記載されている。
【0033】MCS選択部153は、各通信端末装置か
らの報告値に基づいてパケットを送信する通信端末装置
(以下、「送信先装置」という)を決定し、ユーザ判定
部151の判定結果を参照して送信先装置を示す情報を
送信キュー155に出力する。例えば、最大C/I法に
よる場合、MCS選択部153は、CIRが最大の通信
端末装置を送信先装置として決定する。
【0034】また、MCS選択部153は、送信先装置
の報告値に基づいて、MCS選択テーブル154の中か
ら適当な変調方式及び符号化率を選定する。このとき、
送信先装置が複数のサービスクラスのデータを要求する
場合、MCS選択部153は、各サービスクラスのデー
タの変調方式を最も多値数が低い変調方式に合わせる。
そして、MCS選択部153は、選定した変調方式及び
符号化率を示す情報を多重部156、誤り訂正符号化部
157及び変調部158に出力する。
【0035】なお、MCS選択テーブル154に記憶さ
れる内容及びMCS選択部153の符号化率及び変調方
式の決定方法の詳細は後述する。
【0036】送信キュー155は、MCS選択部153
に指示された送信先装置に対するデータを選択する。そ
の際、ARQ制御部107から新しいデータを送信する
旨の指示を受けた場合、送信キュー155は、記憶して
いるデータを削除して新たなデータを多重部156に出
力するとともに記憶する。一方、ARQ制御部107か
らデータを再送する旨の指示を受けた場合、送信キュー
155は、記憶しているデータを多重部156に出力す
る。
【0037】多重部156は、送信キュー155から出
力されたデータにMCS選択部153から出力された変
調方式及び符号化率を示す情報を多重する。
【0038】誤り訂正符号化部157は、多重部156
の出力信号に対して、トランスポートチャネル毎にデー
タ列をブロックに区切ってCRCビットを付加し、MC
S選択部153で選定された符号化率の方式により誤り
訂正符号化処理を行い、複数のブロックを繋いで物理チ
ャネルのビット数に合わせ込むためにレートマッチング
を行って変調部158に出力する。
【0039】変調部158は、MCS選択部153で選
定された変調方式により誤り訂正符号化部157の出力
信号を変調して送信RF部159に出力する。
【0040】送信RF部159は、変調部158から出
力されたベースバンドのディジタル信号を無線周波数の
信号に変換して共用器102に出力する。
【0041】次に、MCS選択テーブル154に記憶さ
れる内容及びMCS選択部153の符号化率及び変調方
式の決定方法について詳細に説明する。
【0042】図2は、MCS選択テーブル154に記憶
される内容の一例を示す図である。図2に示すように、
MCS選択テーブル154には、CIRに対する変調方
式、符号化率、伝送レートの対応関係がサービスクラス
毎に記憶されている。
【0043】なお、一般的に、CIRが高いほど伝送レ
ートを高くすることができるという関係がある。
【0044】MCS選択テーブル154に記憶された内
容が図2である場合において、例えば、送信先装置から
の報告値のCIRが「7dB」であり、この送信先装置
が複数のサービスクラスA及びBのデータを要求するも
のであったとする。この場合、MCS選択部153は、
まず、サービスクラスAについて「16QAM、R=1
/3、4800bps」を選定し、サービスクラスBにつ
いて「QPSK、R=1/2、3600bps」を選定す
る。ところが、サービスクラスAとサービスクラスBと
で変調方式が異なるので、MCS選択部153は、各サ
ービスクラスのデータの変調方式を最も多値数が低いも
の(QPSK)に合わせるために、サービスクラスAを
「QPSK、R=1/2、3600bps」に変更する。
【0045】そして、MCS選択部153は、最終的に
選定した変調方式及び符号化率を示す情報を多重部15
6、誤り訂正符号化部157及び変調部158に出力す
る。
【0046】このように、サービスクラスが互いに異な
る複数のデータを多重して送信する場合において、所望
品質を得ることができる変調方式がサービスクラス間で
異なる場合、各サービスクラスの変調方式を最も多値数
が低いものに合わせることにより、1つの物理チャネル
で送信することができ、有限なチャネルリソースを有効
に活用することができる。
【0047】(実施の形態2)上記実施の形態1では、
最も多値数が低い変調方式に合わせるために変調方式を
変更したサービスクラスの伝送レートが低下する点に不
満が残る。
【0048】本発明の実施の形態2では、最も多値数が
低い変調方式に合わせるために変調方式を変更したサー
ビスクラスの伝送レートの低下を防ぐ場合について説明
する。
【0049】図3は、本発明の実施の形態2に係る基地
局装置の構成を示すブロック図である。なお、図3に示
す基地局装置において、図1と共通する構成部分につい
ては同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】図3に示す基地局装置は、MCS選択部3
01の作用が図1のMCS選択部153と異なり、MC
S選択テーブル302の記憶内容がMCS選択テーブル
154と異なる。また、図3に示す基地局装置は、図1
に多重部303、誤り訂正符号化部304、変調部30
5及び多重部306を追加した構成を採る。
【0051】以下、MCS選択テーブル302に記憶さ
れる内容及びMCS選択部301の符号化率及び変調方
式の決定方法について詳細に説明する。
【0052】図4は、本発明の実施の形態2に係る基地
局装置のMCS選択テーブル302に記憶される内容の
一例を示す図である。
【0053】図4に示すように、MCS選択テーブル3
02には、CIRに対する変調方式、符号化率、伝送レ
ートの対応関係がサービスクラス毎に記憶され、同一の
伝送レートを得るために複数種類の変調方式、符号化率
が存在する。
【0054】MCS選択テーブル302に記憶された内
容が図4である場合において、例えば、送信先装置から
の報告値のCIRが「7dB」であり、この送信先装置
が複数のサービスクラスA及びBのデータを要求するも
のであったとする。この場合、MCS選択部301は、
まず、サービスクラスAについて「16QAM、R=1
/3、4800bps」を選定し、サービスクラスBにつ
いて「QPSK、R=1/2、3600bps」を選定す
る。その後、MCS選択部301は、各サービスクラス
の変調方式を最も多値数が低いもの(QPSK)に合わ
せ、かつ、伝送レートを維持するために、サービスクラ
スAを「QPSK、R=2/3、4800bps」に変更
する。
【0055】そして、MCS選択部301は、最終的に
選定した変調方式及び符号化率を示す情報を多重部15
6、誤り訂正符号化部157及び変調部158に出力す
る。
【0056】このように、各サービスクラスの変調方式
を最も多値数が低いものにする際に、伝送レートを維持
する符号化率を選定することにより、複数のサービスク
ラスのデータを1つの物理チャネルで送信することがで
き、有限なチャネルリソースを有効に活用することがで
き、しかも、伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0057】次に、上記のMCS選択部301の符号化
率及び変調方式の決定方法と異なる場合について詳細に
説明する。
【0058】図5は、本発明の実施の形態2に係る基地
局装置のMCS選択テーブル302に記憶される内容の
一例を示す図であって、図4とは異なる場合を示す。M
CS選択テーブル302に記憶された内容が図5である
場合において、例えば、送信先装置からの報告値のCI
Rが「7dB」であり、この送信先装置が複数のサービ
スクラスC及びBのデータを要求するものであったとす
る。この場合、MCS選択部301は、まず、サービス
クラスCについて「16QAM、R=7/12、840
0bps」を選定し、サービスクラスBについて「QPS
K、R=1/2、3600bps」を選定する。その後、
MCS選択部301は、各サービスクラスの変調方式を
最も多値数が低いもの(QPSK)に合わせる。ところ
が、図5の場合、QPSKでの最大の伝送レートは72
00bpsであるため、サービスクラスCの変調方式をQ
PSKにすると伝送レートは低下してしまう。
【0059】この場合、MCS選択部301は、サービ
スクラスCについて最初の「16QAM、R=7/1
2、8400bps」を選定し、トランスポートチャネル
をそれぞれの物理チャネルに割り当てる。
【0060】そして、MCS選択部301は、送信先装
置を示す情報をサービスクラス毎に送信キュー155に
出力し、最終的に選定した変調方式及び符号化率を示す
情報を多重部156、多重部303、誤り訂正符号化部
157、誤り訂正符号化部304、変調部158及び変
調部305に出力する。
【0061】送信キュー155は、MCS選択部301
に指示された送信先装置に対するデータを選択し、多重
部156あるいは多重部303に出力する。例えば、図
5の場合、送信キュー155は、サービスクラスCのデ
ータを多重部156に出力し、サービスクラスBのデー
タを多重部303に出力する。
【0062】多重部156及び多重部303は、送信キ
ュー155から出力されたデータにMCS選択部301
から出力された変調方式及び符号化率を示す情報を多重
する。
【0063】誤り訂正符号化部157及び誤り訂正符号
化部304は、それぞれ多重部156あるいは多重部3
03の出力信号に対して、MCS選択部301で選定さ
れた符号化率の方式により誤り訂正符号化処理を行い、
変調部158あるいは変調部305に出力する。例え
ば、図5の場合、誤り訂正符号化部157は、サービス
クラスCのデータを符号化率7/12で誤り訂正符号化
処理を行い、誤り訂正符号化部304は、サービスクラ
スBのデータを符号化率1/2で誤り訂正符号化処理を
行う。
【0064】変調部158及び変調部305は、MCS
選択部301で選定された変調方式により誤り訂正符号
化部157あるいは誤り訂正符号化部304の出力信号
を変調し、多重部306に出力する。例えば、図5の場
合、変調部158は、サービスクラスCのデータを16
QAM変調し、変調部305は、サービスクラスAのデ
ータをQPSK変調する。
【0065】多重部306は、変調部158及び変調部
305の出力信号を多重して送信RF部159に出力す
る。送信RF部159は、多重部306から出力された
ベースバンドのディジタル信号を無線周波数の信号に変
換して共用器102に出力する。
【0066】このように、変調方式を最も多値数が低い
ものに合わせると伝送レートを維持できないサービスク
ラスのデータに対して、最も多値数が低いデータと異な
る物理チャネルを割り当てることもできる。これは、特
に伝送レートを維持したい場合に有効であり、システム
の中でこのような場合は稀であると考えられることか
ら、システム全体としては、有限なチャネルリソースを
有効に活用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サービスクラスが互いに異なる複数のデータを多重して
送信する場合において、所望品質を得ることができる変
調方式がサービスクラス間で異なる場合、各サービスク
ラスの変調方式を最も多値数が低いものに合わせること
により、有限なチャネルリソースを有効に活用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る基地局装置のMCS選択
テーブルに記憶される内容の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図4】上記実施の形態に係る基地局装置のMCS選択
テーブルに記憶される内容の一例を示す図
【図5】上記実施の形態に係る基地局装置のMCS選択
テーブルに記憶される内容の一例を示す図
【符号の説明】
106 分離部 107 ARQ制御部 151 ユーザ判定部 152 サービス種別判定部 153、301 MCS選択部 154、302 MCS選択テーブル 155 送信キュー 156、303、306 多重部 157、304 誤り訂正符号化部 158、305 変調部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝搬路状況を示す報告値を受信信号から
    分離する分離手段と、前記報告値に基づいてパケット送
    信先の通信端末装置を決定し、前記報告値及びサービス
    クラスに基づいて符号化率及び変調方式を決定する送信
    先決定手段とを具備し、 前記送信先決定手段は、複数のサービスクラスのデータ
    を多重してパケットを送信する場合、各データの変調方
    式を合わせるように制御することを特徴とする基地局装
    置。
  2. 【請求項2】 送信先決定手段は、各サービスクラスの
    データの変調方式を最も多値数が低いものに合わせるこ
    とを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 送信先決定手段は、変調方式を最も多値
    数が低いものに合わせたサービスクラスの符号化率を伝
    送レートが維持されるように制御することを特徴とする
    請求項2記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 送信先決定手段は、符号化率を制御して
    も伝送レートが維持できないデータに対して、最も多値
    数が低いデータと異なる物理チャネルを割り当てること
    を特徴とする請求項3記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 伝搬路状況を示す報告値に基づいてパケ
    ット送信先の通信端末装置を決定し、複数のサービスク
    ラスのデータを多重してパケットを送信する場合、各デ
    ータの変調方式を最も多値数が低いものに合わせるよう
    に前記報告値及び前記サービスクラスに基づいて符号化
    率及び前記変調方式を決定することを特徴とするパケッ
    ト伝送方法。
  6. 【請求項6】 変調方式を最も多値数が低いものに合わ
    せたサービスクラスの符号化率を伝送レートが維持され
    るように制御することを特徴とする請求項5記載のパケ
    ット伝送方法。
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