JP2003318287A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2003318287A JP2002117471A JP2002117471A JP2003318287A JP 2003318287 A JP2003318287 A JP 2003318287A JP 2002117471 A JP2002117471 A JP 2002117471A JP 2002117471 A JP2002117471 A JP 2002117471A JP 2003318287 A JP2003318287 A JP 2003318287A
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memory device
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Yoshitaka Sasako
佳孝 笹子
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性半導体記憶装置のワード線幅縮小に
伴なう制御ゲート材料・層間絶縁膜材料・浮遊ゲート材
料の一括加工の困難から生じるカップリング比の減少を
回避する。更に、上記一括加工の際に生じるゲート酸化
膜へのダメージをも回避する。 【解決手段】 不揮発性メモリのメモリセルの浮遊ゲー
トを形成する前に、各1セルの浮遊ゲートごとに4方を
絶縁膜で囲われたスペースを作り、各浮遊ゲートは各ス
ペースに埋め込まれた形状とする。この形状は、浮遊ゲ
ート材料膜を堆積後、自己整合的に浮遊ゲートを加工す
ることにより実現することが出来る。このため、制御ゲ
ートを加工する際に、制御ゲート材料・層間絶縁膜材料
・浮遊ゲート材料の一括加工を行なう必要無く、十分な
層間絶縁膜容量が確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は半導体集積回路装
置その製造方法に関し、特に電気的書き換えが可能な不
揮発性半導体記憶装置の高集積化、高信頼化を実現する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的書き換えが可能な不揮発性半導体
記憶装置のうち、一括消去が可能なものとしていわゆる
フラッシュメモリが知られている。フラッシュメモリは
携帯性、耐衝撃性に優れ、電気的に一括消去が可能なこ
とから、近年、携帯型パーソナルコンピュータやデジタ
ルスチルカメラ等の小型携帯情報機器の記憶装置として
急速に需要が拡大している。その市場の拡大にはメモリ
セル面積の縮小によるビットコストの低減が重要な要素
である。例えば、1996年11月10日、応用物理学
会発行、「応用物理」第65巻11号、pp.1114
〜pp.1124(記事1)に記載されているように、
これを実現する様々なメモリセル方式が提案されてい
る。
【0003】又、例えば、特許公報、特開平2−110
981号(記事2)には3層ポリシリコンゲートを用い
た仮想接地型のメモリセルが記載されている。
【0004】即ち、このメモリセルは、半導体基板中の
ウェルに形成された半導体領域および3つのゲートから
構成される。3つのゲートは、ウェル上に形成された浮
遊ゲート、ウェル上と浮遊ゲート上にまたがって形成さ
れた制御ゲート、および隣り合う制御ゲート、浮遊ゲー
ト間に形成された消去ゲートである。3つのゲートはポ
リシリコンからなり、各々絶縁膜で分離され、浮遊ゲー
トとウェルとの間も絶縁膜で分離されている。制御ゲー
トは行方向に接続されてワード線を構成している。ソー
スおよびドレイン拡散層は列方向に形成され、隣接する
メモリセルと拡散層を共用する仮想接地型である。これ
により列方向のピッチ緩和を図っている。消去ゲートは
チャネルと平行で、かつ、ワード線(制御ゲート)の間
にワード線と平行に配置される。
【0005】この文献1記載のメモリセルへの書込みの
際は、ワード線およびドレインにそれぞれ独立した正の
電圧を印加し、ウェル、ソースおよび消去ゲートは0
Vとする。これによりドレイン近傍のチャネル部でホッ
トエレクトロンが発生し、浮遊ゲートに電子が注入さ
れ、メモリセルのしきい値が上昇する。消去の際は、消
去ゲートに正の電圧を印加し、ワード線、ソース、ドレ
インおよびウェルは0Vとする。これにより浮遊ゲート
から消去ゲートに電子が放出され、しきい値が低下す
る。
【0006】又、たとえばインターナショナル エレク
トロン デバイス ミーティングテクニカル ダイジェ
スト1989、603頁(International Electron D
evices Meeting、1989、pp.603606)
(記事3)には、浮遊ゲート電位をワード線で制御する
とともに、浮遊ゲートおよび制御ゲートとは異なる第3
ゲートによりスプリットチャネルを制御する方法が論じ
られている。これらすべてのメモリセルに共通の課題と
して、浮遊ゲートと制御ゲートの間に層間絶縁膜を介し
て形成されるキャパシタの静電容量を十分に確保すると
いう要請がある。浮遊ゲートに電子を注入する際には、
制御ゲートに正の電圧を印加して浮遊ゲートの電位を昇
圧する。この時、制御ゲート電圧に対する浮遊ゲート電
圧の比であるカップリング比は、上記浮遊ゲートと制御
ゲートの間に層間絶縁膜を介して形成されるキャパシタ
の静電容量を十分に確保することにより大きくなる。こ
の為、低い制御ゲート電圧でも浮遊ゲートの電圧を十分
に上昇させ書込みを行なうことが可能となる。電子放出
動作の際にも、制御ゲートに負電圧を印加して基板、ソ
ース・ドレイン拡散層、あるいは消去ゲートに電子放出
を行なうタイプのセルでは、カップリング比を大きくす
ることで、低い制御ゲート負電圧でも浮遊ゲートを十分
に負に昇圧することができ、電子放出動作を行なうこと
が可能となる。
【0007】これまで、こうした諸メモリセルに対し
て、浮遊ゲートと制御ゲートの間に層間絶縁膜を介して
形成されるキャパシタの静電容量を十分に確保するため
に、次の方策が取られてきた。(1)浮遊ゲートの形状
を立体化し浮遊ゲートの表面積を増加させることとで十
分な静電容量を確保する。(2)制御ゲート、層間絶縁
膜、浮遊ゲートを一括加工することで、浮遊ゲートと制
御ゲートの合わせずれによる上記静電容量の低下を防止
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今後フラッシ
ュメモリの微細化に伴ない、ワード線幅が小さくなるに
つれて、従来行なわれてきたこれら二つの方法は相矛盾
するものとなってきている。即ち、第1に、浮遊ゲート
の構造を立体化すればするほど、制御ゲート、層間絶縁
膜、浮遊ゲートの形状の段差が大きくなり一括加工が難
しくなる。その為、浮遊ゲートのエッチ残りによるメモ
リセル間のショート等の不良が生じたり、一括加工後の
形状が順テーパー状になり、順テーパー形状の底部にあ
るゲート絶縁膜の容量に対する層間絶縁膜容量の比が却
って減少してしまうという諸現象が生じる。
【0009】又、第2点として、ワード線幅が小さくな
るにつれて、一括加工で生じるゲート酸化膜へのダメー
ジを回復する目的で行なわれるライト酸化により生じる
バーズビークの長さがワード線幅と比較して無視できな
くなる。この為、メモリセルの書込み消去特性、信頼性
に甚大な悪影響を及ぼすようになってきている。
【0010】こうした事情を背景に、本願発明の目的
は、制御、浮遊、消去の3つのゲートを有する不揮発性
半導体記憶装置における、浮遊ゲートと制御ゲートとの
間の静電容量を十分確保する装置の構造並びにその製造
方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記本願発明の目的を達
成するに、大きくは2つの観点がある。
【0012】その第1は、浮遊ゲートと制御ゲートとの
間の静電容量を十分確保する為に、浮遊ゲートの表面積
を十分大きくすることである。第2は、浮遊ゲートと制
御ゲートの合わせずれを無くす方策である。合わせて、
第3に、浮遊ゲートと制御ゲートとの間の層間絶縁膜
に、高誘電体材料を用いて静電容量を確保するものであ
る。
【0013】以下に詳述するこれらの方策によって、浮
遊ゲートの表面積を十分に大きくし、且ついわゆる一括
加工の必要が無いため加工が容易になる。又、一括加工
によるゲート酸化膜へのダメージも無くなるため、回復
のためのライト酸化も不要となる。又、更に、第1ゲー
トと第2ゲート間の層間絶縁膜材料に五酸化タンタル等
の高誘電体材料を用いた場合でも、本願発明の装置構造
では、層間絶縁膜は加工する必要が無いため、メモリセ
ルの形成が格段に容易になる。
【0014】本願発明の不揮発性半導体記憶装置は次の
特徴を有する。各々のメモリセルの浮遊ゲートがシリコ
ン基板上にゲート酸化膜を介して形成されかつ側壁を全
て絶縁膜で囲われた各々のスペースに1つずつ形成され
ている。浮遊ゲートはスペースが完全には埋まらないよ
うに形成され、シリコン基板に垂直な断面で見たとき
に、どちらの側壁の方向にも凹状形状となっている。こ
れにより、スペースを完全に埋めた場合と比較して、浮
遊ゲートの表面積が増加する。浮遊ゲートの標高は、側
壁のうち少なくともワード線に平行な側壁の標高よりは
低くなるように形成することで、浮遊ゲートをメモリセ
ルごとに形成した後に、ワード線だけを形成することが
可能となり、従来技術である制御ゲート、層間絶縁膜、
浮遊ゲートを一括加工の必要がなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図面に基
づいて詳細に説明する。尚、実施の形態を説明するため
の全図において、同一の機能を有する部材には同一の符
号を付し、その繰り返しての説明は出来る限り省略し
た。 <実施の形態1>図1は本願発明に関する半導体記憶装
置のメモリセル部分の等価回路図である。図2は、本願
発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の一例を
示した平面図である。この図は主に主要な配線の配置が
分かり易くする為、必要に応じ一部の部材は省略されて
いる。図3の(a)、(b)および(c)は、各々、図
2における3A−3A線、3B−3B線、3C−3C線
の各断面図である。[本例のメモリセルの基本構成]図
1に即して、本例のメモリセルを簡潔に説明する。本例
はいわゆるフラッシュメモリのセルで、通例のメモリセ
ルの如く、ワード線211a、ビット線、ソース線を有
し-、更に、浮遊ゲートである第1ゲート203b、制
御ゲートとなる第2ゲート211a、及び第3ゲート2
07aとを有する。第3ゲートは、いわゆる消去ゲート
である。
【0016】本メモリセルの動作については後述される
が、その骨子は、制御ゲート211aと第3ゲート20
7aに電位を印加し、第3ゲート下のウエル内にチャネ
ルを形成する。そして、チャネルを流れる電子がソース
−ドレイン間電位差で加速され、浮遊ゲートのソース側
端部のチャネルでホットエレクトロンが発生し、その一
部が浮遊ゲートに注入され、所望の情報が書き込まれ
る。
【0017】読み出し時には、第3ゲートに電位を印加
し、第3ゲート下のウエル内にチャネルを形成する。選
択セルのワード線に、ソース−ドレインに決められた電
位を印加したときに、ソース−ドレイン間電流の導通、
非導通を判定し、読み出しを行なう。
【0018】次に半導体装置の断面構造を説明する。本
半導体集積回路装置のメモリセルは、半導体基板200
の主面に形成されたウエル201中のソース及びドレイ
ン拡散層205、第1ゲート(浮遊ゲート)203b、
第2ゲート(制御ゲート)211a、及び第3ゲート2
07aを有する(図3)。尚、図にはウエル状態が明示
されないが、図示された層201はウエルとして形成さ
れた領域を示している。
【0019】ここで、図1の等価回路に即して、各ゲー
ト絶縁膜と各ゲートとの関係の基本を簡単に説明し、こ
の基本構成に基づき本願発明の基本思想を明らかにす
る。尚、ここでの構造の説明は基本的関係を略述するも
のである。その具体的な詳細は製造工程に従って後述さ
れる。
【0020】第1の絶縁膜202はソース、ドレイン領
域間のチャネル領域と諸ゲートとの間のゲート絶縁膜、
第2の絶縁膜210は浮遊ゲートと第2のゲート(制御
ゲート)との間の絶縁膜、第3の絶縁膜206aは第1
のゲート(浮遊ゲート)と第3のゲートとの間の絶縁
膜、第4の絶縁膜は第3のゲートと第2のゲートとの間
の絶縁膜である。尚、第3のゲートと第2のゲートとの
間は、第4の絶縁膜と第2の絶縁膜との積層によってい
る。
【0021】本願発明の第1の特徴は、第1のゲートと
なる浮遊ゲート203bがワード線211aに平行な方
向とこれに交差する方向のいずれについても絶縁膜に接
している構造であることである。見方を変えると、その
技術思想はメモリセル部の各々に対応して形成した穴の
内壁を用いて、浮遊ゲート構造が形成される。
【0022】本願発明の第2の特徴は、前記の浮遊ゲー
ト203bが、当該浮遊ゲート203bの中央部の厚み
より、その周縁部の厚さが厚くなっていることである。
即ち、メモリセル領域内で浮遊ゲートの面積が凹部を形
成することによって、浮遊ゲートの表面積は、浮遊ゲー
トの面積が平坦な表面の場合と比較して、大きくなって
いる。以下の実施の形態の例では、浮遊ゲートがワード
線211aに平行な方向とこれに交差する方向のいずれ
についても接する前記絶縁膜の壁面に沿って、基板とは
反対側方向(即ち、図に即せば上部方向)に厚さが厚く
なっている。
【0023】上記観点を図3の(a)、(b)、及び
(c)を参酌して詳細説明する。図3の(a)はワード
線211aに平行な方向の断面図である。半導体基板2
00に所定のウエル201が形成され、その一部が図3
に示される。従って、具体的な半導体装置では、図では
省略されているところの逆導電型の半導体領域が存在
し、いわゆるウエルを構成する。そして、このウエル内
にソース、ドレイン領域となる不純物領域205が形成
されている。この上部に第1絶縁膜202が配される。
この第1絶縁膜202はソース、ドレイン領域上の第1
絶縁膜となる。
【0024】この第1の絶縁膜の上部に浮遊ゲートたる
第1ゲート203bと第3ゲート207aとが交互に配
置されている。第3ゲート207aの側面には第3絶縁
膜206aが配され、第3ゲート207aと第1のゲー
ト(この場合、浮遊ゲート)203b間の絶縁膜となっ
ている。第3ゲート207aの上部に第4絶縁膜208
aが配され、更に、第4絶縁膜208aと第1ゲート2
03bを覆って第2絶縁膜210が形成される。この第
2の絶縁膜210の上部に第2ゲート(この場合、制御
ゲート)211aが配される。この第2ゲートはワード
線につながっている。こうして、図1に電気的な構成が
示されるメモリセルの構造が構成される。
【0025】このように、ワード線211aに平行な方
向の断面では、浮遊ゲート(第1ゲート)203bの両
側部はいずれかの絶縁膜で覆われている。即ち、これら
の絶縁膜は、第3の絶縁膜206a及び第4の絶縁膜2
08aである。そして、図3の(b)に見られるよう
に、浮遊ゲート(第1ゲート)は凹形状をなし、その周
囲の絶縁膜に接する領域が、中央部より厚い膜厚を有し
ている。
【0026】図3の(b)は図2における3B−3B断
面の断面図である。即ち、この断面はワード線と交差す
る方向の断面である。図3の(b)には、図2に見られ
る2本のワード線211aの断面が示される。ゲート絶
縁膜202の上部に、浮遊ゲート(第1ゲート)203
a、第2の絶縁膜210、そして第2ゲート(制御ゲー
ト)211aが積層されている。そして、ワード線21
1aに対応する領域の間は、第5の絶縁膜214が配さ
れる。尚、より詳細には、図3の(a)と同様に、浮遊
ゲート(第1ゲート)及び第5の絶縁膜214が形成さ
れて後、これらの上部に第2の絶縁膜が形成される。こ
れらの製造方法は後述される。
【0027】図3の(b)に見られるように、ワード線
211aと交差する方向の断面では、浮遊ゲート(第1
ゲート)203bの両側部は第5の絶縁膜214で覆わ
れている。そして、図3の(b)に見られるように、浮
遊ゲート(第1ゲート)203bは凹形状をなし、その
周囲の絶縁膜に接する領域が、中央部より厚い膜厚を有
している。
【0028】図3の(a)、(b)からわかるように、本実
施形態のメモリセルの特徴について、次のことを云い得
る。第1に、一つのメモリセルに対応して、浮遊ゲート
となる第1ゲートはその周囲を絶縁膜で覆われているこ
とが理解されよう。第2に、浮遊ゲートとなる第1ゲー
トの第2絶縁膜210との接触面が、ワード線に平行な
方向と垂直な方向いずれの方向についても凹状の形状を
形成している。この形状により浮遊ゲートとなる第1ゲ
ートと制御ゲートとなる第2ゲートの間に層間絶縁膜2
10を介して形成されるキャパシタの面積が大きくな
り、その静電容量を十分に確保することが可能となる。
前述した本願発明の第1、第2の特徴が明瞭に理解され
るであろう。
【0029】次に、前記絶縁膜の高さに関しての特徴で
ある。浮遊ゲートとなる第1ゲート203bは、一つの
方向は第3ゲート207aの側壁に形成された第3絶縁
膜206a、第4絶縁膜208a、および第2の方向は
第5絶縁膜214で囲まれた領域に埋め込まれた形にな
っている。且つ、第1ゲート203bの標高は少なくと
も第5絶縁膜214よりも低い。この特徴は以下に述べ
る製造方法を採用することを可能にし、且つ本願発明の
前記静電容量を十分確保する目的に対してより有用であ
る。
【0030】即ち、制御ゲート材料を堆積後、ホトリソ
グラフィとドライエッチング技術によって制御ゲート2
11aを加工する際に、第5絶縁膜214が露出した段
階でエッチングを終了する。このようにすれば、浮遊ゲ
ート203aの位置と制御ゲート211aの位置の間に
の合わせずれがあっても、上記静電容量の低下が起こる
ことは無い。つまり従来行なわれてきた制御ゲート、層
間絶縁膜、浮遊ゲートを重ねて一括して加工する、いわ
ゆる一括加工を行なわなくても良い。本例の方法を用い
ることによって、浮遊ゲート203aの位置と制御ゲー
ト211aの位置の合わせずれを有限の範囲で許しなが
ら、静電容量を十分に確保することが可能となる。
【0031】各メモリセルの制御ゲート(第2ゲート)
211aは行方向(x方向)に接続され、ワード線WL
を形成している。ワード線と垂直な方向には、浮遊ゲー
トどうしは第5絶縁膜214で分離されている。
【0032】ソースおよびドレイン拡散層205はワー
ド線211aの延在方向(x方向)に垂直な方向(y方
向)に延在して配置され、列方向(y方向)のメモリセ
ルのソースとドレインを接続するローカルソース線およ
びローカルデータ線として機能する。即ち、本実施の形
態の半導体集積回路装置は、メモリセル毎にコンタクト
孔を持たない、いわゆるコンタクトレス型のアレイから
構成される。
【0033】この拡散層205に垂直な方向(x方向)
にチャネルが形成される。
【0034】第3ゲート207aの2つの端面は、前記
浮遊ゲート203bの端面のうちワード線211aおよ
びチャネルとそれぞれ垂直な2つの端面と、それぞれ絶
縁膜206aを介して対向して存在する。
【0035】第3ゲート207aはワード線211aお
よびチャネルと垂直な方向(y方向)に存在する浮遊ゲ
ート203bの隙間に埋め込まれて存在する。更に、浮
遊ゲート203bが第3ゲート207aに対し対称に、
又、前記第3ゲート207aが浮遊ゲート203bに対
し対称に存在する。
【0036】本実施の形態においては、ソース及びドレ
インを形成する1対の不純物拡散層205が浮遊ゲート
パターン203bに対し非対称の位置関係にある。即
ち、一方の不純物拡散層が浮遊ゲート203aとオーバ
ーラップしないオフセット構造となっている。
【0037】又、本実施の形態においては、第3ゲート
207aと拡散層205はそれぞれの一部分がオーバー
ラップするように存在する。これにより、本実施の形態
では第3ゲート207a下のウェル中にもチャネルが形
成され、第3ゲート207aはその下部に存在するチャ
ネルを制御するゲートとして機能する。すなわち、メモ
リセルは第1ゲートと第3ゲートからなるスプリットゲ
ート型のトランジスタを構成する。 [基本動作]動作の基本を図4、図5を用いて略述す
る。図4は情報の読み出し時の状態を示す等価回路図、
図5は情報の書き込み時の状態を示す等価回路図であ
る。図4及び図5では、いずれも符号1のメモリセルが
選択の状態にある。これらの図において、符号1は選択
されたメモリセル(選択セルと略記する)、符号2、3
はビット線は選択されるが、ワード線は非選択の状態に
あるメモリセル、符号4は選択されたワード線、符号
5、6は非選択のワード線、符号7は選択されたビット
線である。符号8は第3のゲート線で選択された状態に
ある。符号9はソース線で選択された状態にある。
【0038】読み出し時には、図4に示すように、第3
ゲート8に、例えば3V程度の電圧を印加し、第3ゲー
ト207a下のウェルにチャネルを形成する。更に、選
択ビットのワード線4に電圧を印加してメモリセル1の
しきい値を判定する。
【0039】書き込み時には、図5に示すように、選択
セル1の制御ゲー4に選択ワード線4を通して例えば1
3V程度、ドレインに例えば5V程度、第3ゲートに例
えば1V程度の電圧を印加し、ソースとウェルを例えば
0Vに保持する。これにより第3ゲート207a下のウ
ェル中にチャネルが形成される。この為、ソース側の浮
遊ゲート10の端部のチャネルでホットエレクトロンが
発生し、浮遊ゲート10に電子が注入される。
【0040】尚、本実施の形態では第3ゲートは、消去
の際に隣接する浮遊ゲートから電子を引き抜く消去ゲー
トとして用いることもできる。 [製造方法の例の説明]図6〜図14は、実施の形態1
の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の1例を、製造工
程順に示した断面図である。
【0041】まず、半導体基板200にp型(第1導電
型)のウェル201を形成する。このウェル201上
に、たとえば熱酸化法により10nm程度のゲート絶縁
膜(第1絶縁膜)202を形成する。前述したように、
図には一つのウエルの一部分のみを示している。(図6
の(a))。
【0042】続いて、第3ゲート207aとなるリン
(P)をドープしたポリシリコン膜207とシリコン酸
化膜208を順次堆積する(図6の(b))。ポリシリ
コン膜207とシリコン酸化膜208の堆積には、例え
ばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いるこ
とができる。
【0043】次に、リソグラフィとドライエッチング技
術により前記シリコン酸化膜208及びポリシリコン膜
207を所望形状に加工する。このパターニングにより
シリコン酸化膜208およびポリシリコン膜207は、
シリコン酸化膜208aおよびポリシリコン膜207a
となる。(図6の(c))。尚、シリコン酸化膜208
aおよびポリシリコン膜207aは、y方向に延在して
形成されるようにストライプ状にパターニングされてい
る。
【0044】その後、斜めイオン打ち込み法により砒素
(As)イオン220をウェル201に打ち込み、メモ
リのソース或いはドレインとなる不純物拡散層205を
形成する(図7の(a))。更に、例えば拡散層205
のソース或いはドレインにつながる所定部分は、メモリ
セルのソース線またはデータ線としても機能する。この
イオン注入の際には、シリコン酸化膜208a及びポリ
シリコン膜207aの領域がマスクとして機能する。こ
の為、不純物拡散層205はポリシリコン膜207aに
対して、いわゆる自己整合的に形成される。尚、シリコ
ン酸化膜208aおよびポリシリコン膜207aがy方
向に延在してストライプ状に形成されているため、不純
物拡散層205はy方向に延在して形成される。
【0045】又、不純物拡散層205は斜めイオン打ち
込み法により形成される為、照射イオンがシリコン酸化
膜208aおよびポリシリコン膜207aで遮蔽され、
ポリシリコン膜207a間の全領域には形成されない。
又、斜め方向からイオンが照射されるため、ポリシリコ
ン膜207a下部の一部にも不純物拡散層205が形成
される。これにより前記の通り第3ゲート207aと不
純物拡散層205とがそれぞれの一部分がオーバーラッ
プするように形成され、第3ゲート207a下のウェル
201中にもチャネルが形成されるようになる。
【0046】こうして準備した基体に、第5絶縁膜とな
るシリコン窒化膜214を堆積し、第3ゲート207a
と第4絶縁膜208aが完全に埋め込まれるようにする
(図7の(b))。
【0047】第5絶縁膜214をエッチバックあるいは
化学的機械研磨法によって第4絶縁膜208aの表面が
露出するまで除去する(図7の(c))。
【0048】ここで、図15が図7の(c)の段階の基
体表面の平面図である。第4の絶縁膜208aが表面に
露出する領域と第5の絶縁膜214が露出する領域が交
互に配列される。図15の7C−7C断面が図7の
(c)に相当する。
【0049】次に、第5絶縁膜214を第3ゲート20
7aの長手方向と垂直な方向に、ストライプ状のレジス
トマスク250を形成する。この状態の平面図が図16
である。形成されたレジストマスク250を用いて、ド
ライエッチング加工を行なう。この時、エッチングは第
5絶縁膜214であるシリコン窒化膜を選択的にエッチ
ングする条件を用いる。
【0050】この結果、シリコン基板上に、第1ゲート
酸化膜202を介して2つの側面を第5絶縁膜214
で、残りの2つの側面を第3ゲート207aと第4絶縁
膜208aで囲まれたスペース部分が形成される。図1
7にこの状態の平面図を示す。尚、平面図では上部に配
される第4絶縁膜208aのみが符号で示されている。
スペース部分は下部の第1のゲート酸化膜202が露出
している。本願発明の第1の特徴はこのスペース部分を
用いて各メモリセルを形成するものである。そして、こ
のスペース230の内壁を用いて浮遊ゲートを形成す
る。
【0051】次に、第3ゲート207aと浮遊ゲート2
03bを分離するためのシリコン酸化膜206aを形成
する。この酸化膜206aは、ポリシリコン207aの
熱酸化、CVD法による酸化膜の堆積、或いは両方の組
み合わせによって形成することが出来る(図8)。
【0052】その後、浮遊ゲート203bとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜203を上記ス
ペース部分が完全には埋まらないように堆積する(図9
の(a))。この時、図9の(a)での、線9b−9b
の紙面に垂直な方向の断面は図9の(b)である。以
下、これら互いに垂直な2つの方向の断面を説明に用い
る。図9より図13までの図面において、各図の(a)
はワード線に沿った方向の断面図、(b)はこれに直交
する方向での断面図である。
【0053】次に、レジスト213を塗布して隙間を埋
め込む。この状態の各方向の断面図が、それぞれ図10
の(a)及び(b)である。
【0054】レジストのエッチバックとポリシリコン膜
203のエッチバックによって、浮遊ゲート203bと
なるポリシリコン膜203を所望形状に加工する。この
時、浮遊ゲート203bの標高が、第5絶縁膜214の
標高よりも低くなるようにする。こうして準備した半導
体基体の上部に、浮遊ゲート203bとこの浮遊ゲート
の上部に形成されるワード線211aとを分離するため
の絶縁膜210を形成する。この絶縁膜210は、例え
ば、シリコン酸化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン
窒化膜/シリコン酸化膜の積層構造からなる(図11の
(a)、(b))。
【0055】次に、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜2
11を堆積する。この状態の各方向の断面図が図12の
(a)及び(b)である。
【0056】こうして準備した基体を、通例のリソグラ
フィとドライエッチング技術により加工しワード線を形
成した(図13の(a)及び(b))。
【0057】従来は、こうした製造工程の段階の後、更
に、シリコン酸化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン
窒化膜/シリコン酸化膜の積層膜210、ポリシリコン
膜207を順次エッチングする必要がある。
【0058】しかし、本実施例のメモリセルでは、図1
1の(a)及び(b)の段階で、浮遊ゲート203bが
各メモリセル毎に完全に分離しているため、ワード線2
11aの加工を行なうだけでよい。
【0059】更に、次のような利点も存在する。即ち、
浮遊ゲート203bの標高hが、第5絶縁膜214の標
高Hよりも低くなっている。従って、ワード線211a
をドライエッチング技術で加工する際に、第5絶縁膜2
14の表面が露出した段階で終了することにより、隣接
ワード線211a−1、211a−2、211a―3を
分離することができる。更に、浮遊ゲート203bとワ
ード線211aの合わせずれが合っても、浮遊ゲート2
03bと制御ゲート211a間で層間絶縁膜210を介
して形成されるキャパシタの静電容量は減少しない。
尚、制御ゲートとワード線とは一体に形成されているの
で、各図では両者に同じ符号211aが付されている。
【0060】その後、層間絶縁膜420を形成した後、
ワード線211a、ソース及びドレイン拡散層205、
ウエル201、第3ゲート203aに至るコンタクト孔
を形成する。続いて、金属膜を堆積して、これをパター
ニングして配線とし、メモリセルを完成した。図14は
この状態の装置の断面図である。図14の(a)、
(b)は、各々これまでの図と同様に各方向の断面図で
ある。
【0061】本例の不揮発性半導体記憶装置のメモリセ
ルでのカップリング比のワード線幅依存性を、従来技術
で製造したメモリセルのカップリング比と比較して示し
たのが、図19である。横軸が設計時のワード線幅、縦
軸がカップリング比を示す。尚、カップリング比は、制
御ゲート電圧に対する浮遊ゲート電圧の増加率に相当す
る。即ち、制御ゲート電圧と浮遊ゲート電圧とをXYグ
ラフに取った場合、その傾きがカップリング比に相当す
る。この場合、制御ゲート電圧が0Vの時の浮遊ゲート
電圧は、即ち、XYグラフにおける切片は、浮遊ゲート
に蓄積されている電荷量で決められる。曲線81がメモ
リセル単体の特性がチップ性能を律速する限界値を示
す。曲線82が従来技術によって製造したメモリセルの
特性、曲線83が本例のメモリセルの特性である。ここ
で、従来技術の製造方法とは、制御ゲート、層間絶縁
膜、及び浮遊ゲートの各層を一旦積層して後、この積層
体の前記3つの層を重ねたまま一括して、所望形状に加
工する方法のことである。図19の比較に見られるよう
に、本実施形態のメモリセルではワード線幅が小さくな
っても高いカップリング比が確保されている。特に、ワ
ード線幅が0.13μm以下の場合で明白な効果が見ら
れた。 <実施の形態2>実施の形態1では、図7の(c)で第
4絶縁膜208aを露出させた後、レジストパターンを
マスクとして用いて第5絶縁膜214を選択的にエッチ
ングした。この時、選択比を小さくし、第4絶縁膜20
8aもある程度エッチングすることも可能である。こう
すると、シリコン基板上に第1ゲート酸化膜202を介
して形成されたスペースから見て、第5絶縁膜214の
側壁の標高が、第3ゲート207aと第4絶縁膜208
aの標高よりも高くなる。本例はこうした例を示す。
【0062】図6より図7までは実施の形態1と同様の
工程を取り、前述の様に第4絶縁膜208aを少し多め
にエッチングする。この後、実施の形態1と同様に、第
3ゲート207aと浮遊ゲート203bを分離するため
のシリコン酸化膜206を形成する。その方法も前述の
通り、ポリシリコン207aの熱酸化、CVD法による
酸化膜の堆積、或いは両方の組み合わせなどを用いるこ
とが出来る。図20はこの例の主要配線等の平面配置を
示す図である。図20の線21A−21A、線21B−
21B、及び線21C−21Cに沿った断面は、それぞ
れ、図21の(a)、(b)、及び(c)のようにな
る。以下、図21より図25までの(a)、(b)、及
び(c)の各図は、図21の場合と同様の断面での断面
図である。
【0063】その後、浮遊ゲート203bとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜203を上記ス
ペース部分が完全には埋まらないように堆積する。この
状態の断面図が、図22の(a)、(b)、及び(c)
である。
【0064】次に、レジストを塗布して隙間を埋め込
む。そして、レジストのエッチバックとポリシリコン膜
203のエッチバックとによって、浮遊ゲートとなるポ
リシリコン膜203を加工し、浮遊ゲート203bを形
成する。この時、浮遊ゲート203bの標高が、第5絶
縁膜214の標高よりも低くなるようにする。尚、ここ
で、標高とは、該当層の厚みではなく、半導体基板表面
からの高さを意味している。
【0065】次に浮遊ゲート203bとワード線211
aを分離するための絶縁膜210を形成する(図23の
(a)、(b)、及び(c))。この絶縁膜210は、
例えばシリコン酸化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコ
ン窒化膜/シリコン酸化膜の積層構造を用いる。
【0066】次に、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜2
11を堆積した(図24の(a)、(b)、及び
(c))。
【0067】本例の場合、マスクを用いずにエッチバッ
クあるいは化学的機械研磨法を用いて、図20の線21
A−21Aの断面で見た第4絶縁膜208aおよび第5
絶縁膜214上の第2絶縁膜210が露出するまでワー
ド線材料を除去することによって、隣接したワード線2
11を分離加工することが可能となる。即ち、図25の
(c)での、211a−1、211a−2、及び211
a―3がその分離された例である。
【0068】この工程においては、図20の線20−2
0の断面で見た第4絶縁膜208aおよび第5絶縁膜2
14上の第2絶縁膜210の標高が、線21−21を結
ぶ断面で見た第2絶縁膜210の標高よりも常に高いこ
とを利用する(図25の(a)、(b)、及び
(c))。
【0069】この時、浮遊ゲート203b上の第2絶縁
膜210は露出しないため浮遊ゲート制御ゲート間で層
間絶縁膜210を介して形成されるキャパシタの静電容
量は減少しない。
【0070】その後、図示していないが、層間絶縁膜を
形成した後、ワード線211a、ソース/ドレイン拡散
層205、ウエル201、及び第3ゲート203aに至
るコンタクト孔を形成し、続いて金属膜を堆積してこれ
をパターニングして配線とし、メモリセルを完成した。
【0071】本実施形態のメモリセルでは実施の形態1
と同様にワード線幅が小さくなっても高いカップリング
比が確保されていた。特に、ワード線幅が0.13μm
以下の場合に顕著な効果が見られた。 <実施の形態3>実施の形態1と2では、第5絶縁膜2
14を堆積後、第4絶縁膜208aを露出させてから第
5絶縁膜214を加工し、シリコン基板上に第1ゲート
酸化膜202を介してスペース230を形成した。
【0072】これに対して、本実施の形態3では、第4
絶縁膜208aが第5絶縁膜214によって完全に埋め
込まれている状態から、レジストパターンをマスクとし
て用いてドライエッチング技術によって、第5絶縁膜2
14をパターニングする例である。この時、第5絶縁膜
を選択的にエッチングする条件を用いても、もともと第
5絶縁膜214の標高H1が第4絶縁膜208aの標高
h1よりも高い。
【0073】即ち、本例では、実施の形態1における図
7の(b)の状態まで同様の工程を採用する。この状態
の各方向の断面図、即ち、図20の線21A−21A、
線21B−21B及び線21C−21Cに沿った断面図
は、それぞれ、図27の(a)、(b)、及び(c)で
ある。
【0074】この後、実施の形態1と同様に、第3ゲー
ト207aと浮遊ゲート203bを分離するためのシリ
コン酸化膜206aをポリシリコン207aの熱酸化、
CVD法による酸化膜の堆積、あるいは両方の組み合わ
せによって形成する。
【0075】その後、浮遊ゲート203bとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜203を上記ス
ペース部分が完全には埋まらないように堆積する(図2
8の(a)、(b)、(c))。
【0076】次に、レジスト213を塗布して隙間を埋
め込み、レジストのエッチバックとポリシリコン膜20
3のエッチバックによって浮遊ゲートとなるポリシリコ
ン膜203をパターニングし浮遊ゲート203bを形成
する。このとき、浮遊ゲート203bの標高が、第5絶
縁膜214の標高よりも低くなるようにする。
【0077】次に浮遊ゲート203bとワード線211
aを分離するための絶縁膜210を形成する(図29の
(a)、(b)、(c))。この絶縁膜210は、シリ
コン酸化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/
シリコン酸化膜の積層構造などを用いる。
【0078】次に、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜2
11を堆積した(図30の(a)、(b)、(c))。
【0079】本例の場合、マスクを用いずにエッチバッ
クあるいは化学的機械研磨法を用いて、図20の線20
−20の断面で見た第4絶縁膜208aおよび第5絶縁
膜214上の第2絶縁膜が露出するまでワード線材料を
除去することによって、隣接ワード線を分離加工するこ
とを可能とする。この工程においては、図20の線20
−20の断面で見た第4絶縁膜208aおよび第5絶縁
膜214上の第2絶縁膜の標高が、線20−20を結ぶ
断面で見た第2絶縁膜210の標高よりも常に高いこと
を利用する(図30の(a)、(b)、(c))。
【0080】このとき、浮遊ゲート203b上の第2絶
縁膜は露出しないため浮遊ゲート制御ゲート間で層間絶
縁膜210を介して形成されるキャパシタの静電容量は
減少しない。
【0081】その後、図には示してないが、層間絶縁膜
を形成した後、ワード線211a、ソース/ドレイン拡
散層205、ウエル201、第3ゲート203aに至る
コンタクト孔を形成する。続いて、金属膜を堆積してこ
れをパターニングして配線とし、メモリセルを完成し
た。
【0082】本実施形態のメモリセルでは、実施の形態
1と同様にワード線幅が小さくなっても高いカップリン
グ比が確保されていて特にワード線幅が0.13μm以
下の場合で明白な効果が見られた。 <実施の形態5>実施の形態1から3では、第3ゲート
と第2ゲートを分離する第4絶縁膜にシリコン酸化膜
を、隣接ワード線下の浮遊ゲートを分離する第5絶縁膜
にシリコン窒化膜を用いた。しかし、逆に第4絶縁膜に
シリコン窒化膜を、第5絶縁膜にシリコン酸化膜を用い
ることも可能である。
【0083】こうすると、シリコン窒化膜よりもシリコ
ン酸化膜の方が誘電率が低いため、隣接ワード線間の寄
生容量が減少し、ワード線ピッチの縮小には有利であっ
た。
【0084】本実施形態のメモリセルでは実施の形態1
と同様にワード線幅が小さくなっても高いカップリング
比が確保されていて特にワード線幅が0.13μm以下
の場合で明白な効果が見られた。 <実施の形態6>実施の形態1から5ではスプリットゲ
ート型のメモリセルの場合の例を挙げたが、本実施の形
態6ではスタック型のメモリセルでの例を挙げる。
【0085】図31〜図39は本願発明の実施の形態6
である不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一例を、製
造工程順に示した断面図である。
【0086】先ず、シリコン基板300中にp型ウェル
301を形成する。尚、図のウエルはこの部分のみを示
すことは、これまでの通りである。このウエル内に素子
分離領域となるフィールド酸化膜302を通例の方法で
形成した(図31の(a))。次に、たとえば熱酸化法
により、半導体基体の表面にシリコン酸化膜307を形
成した。その上にシリコン窒化膜(第3絶縁膜)304
をたとえばCVD法によって堆積した(図31の
(b))。リソグラフィとドライエッチング技術によ
り、シリコン窒化膜304をストライプ状に加工し、パ
ターン304aを形成した(図31の(c))。パター
ン304aをマスク領域としてイオン打ち込み法によっ
て砒素イオンを打ち込み、メモリセルのソースおよびド
レインとなる拡散層305を形成した(図31の
(d))。
【0087】次に、シリコン酸化膜(第4の絶縁膜)3
08を例えばCVD法によってシリコン窒化膜パターン
304aが完全に埋まるように堆積する(図32の
(a))。次に、化学的機械研磨法あるいはエッチバッ
クによって、シリコン窒化膜パターン304aの上部が
露出するように、シリコン酸化膜308を加工する(図
32の(b))。
【0088】次に、露出したシリコン窒化膜パターン3
04aのストライプとは垂直な方向のストライプ状のレ
ジストパターンをマスクに用いてシリコン窒化膜を選択
的にエッチングする条件でドライエッチングし304a
を加工する。
【0089】その結果、シリコン基板上には側壁のうち
2面を第3絶縁膜であるシリコン窒化膜、残りの2面を
第4絶縁膜であるシリコン酸化膜で囲まれたスペースが
形成される(図33の(a)、(b)、(c))。この
スペースが本願発明の特徴を形づくる穴である。この穴
の内部に浮遊ゲートを形成する。尚、図33の(a)及
び(b)はそれぞれ、図33の線33B−33B、線3
3C−33Cを通る紙面垂直な断面の形状である。以
下、図33〜図39まで、同様にこれら3つの断面を
(a)、(b)、(c)として示す。
【0090】その後、浮遊ゲート311bとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜311を上記ス
ペース部分が完全には埋まらないように堆積する(図3
4の(a)、(b)、(c))。レジスト213を塗布
して隙間を埋め込む(図35の(a)、(b)、
(c))。
【0091】そして、レジストのエッチバックとポリシ
リコン膜311のエッチバックによって、浮遊ゲートと
なるポリシリコン膜311を加工し、浮遊ゲート311
bを形成する。この時、浮遊ゲート311bの標高h2
が、第3絶縁膜304bの標高H2よりも低くなるよう
にする(図37の(a)、(b)、(c))。この段階
で、浮遊ゲートはメモリセルごとに完全に分離された状
態となる。
【0092】次に、浮遊ゲート311bと制御ゲートを
分離する層間絶縁膜312を形成する。この絶縁膜は、
シリコン酸化膜、あるいはシリコン酸化膜/シリコン窒
化膜/シリコン酸化膜の積層構造を用いる(図37の
(a)、(b)、(c))。
【0093】次に、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜3
10を堆積する(図38の(a)、(b)、(c))。
このポリメタル310を、通例のリソグラフィとドライ
エッチング技術により加工してワード線を形成した(図
39の(a)、(b)、(c))。
【0094】従来、この後、シリコン酸化膜、あるいは
シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積
層膜312、ポリシリコン膜311を順次エッチングす
る必要がある。しかし、本実施例のメモリセルでは、図
36の段階で、浮遊ゲート311bが各メモリセルごと
に完全に分離しているため、ワード線の加工を行なうだ
けでよい。又、浮遊ゲート311bの標高が第3絶縁膜
304bの標高よりも低くなっているため、ワード線を
ドライエッチング技術で加工する際に、第3絶縁膜の表
面が露出した段階で終了することにより、隣接ワード線
を分離することができかつ浮遊ゲートとワード線の合わ
せずれが合っても浮遊ゲート制御ゲート間で層間絶縁膜
312を介して形成されるキャパシタの静電容量は減少
しない。
【0095】その後、層間絶縁膜を形成した後、ワード
線311a、ソース/ドレイン拡散層305、ウェル3
01に至るコンタクト孔を形成する。続いて、金属膜を
堆積し、これを所望形状に加工して配線とし、メモリセ
ルを完成した。尚、これらの工程は通例のもであるので
図示は省略した。
【0096】本実施形態のメモリセルでは、実施の形態
1と同様にワード線幅が小さくなっても高いカップリン
グ比が確保されていて特にワード線幅が0.13μm以
下の場合、明白な効果が見られた。 <実施の形態7>本実施の形態ではスタック型のメモリ
セルの1例であるいわゆるNAND型フラッシュメモリ
での例を挙げる。
【0097】図40及び図41はNAND型フラッシュ
メモリの回路構成例を示す図である。図40は読み出し
時の状態、図41は書き込み時の状態を示す図である。
【0098】読み出しの際には、図40にあるように、
選択ビット線41に1V程度を印加し、非選択ワード線
43から45、及び非選択ワード線47から50に5V
程度を印加する。この電圧条件では、非選択ワード線下
のセル下には、メモリセルの状態に依らず、チャネルが
形成され電流を流すことが出来る。選択ワード線下のメ
モリセルのON/OFFが、ソース線−ドレイン線間の
導通/非導通で判定される。
【0099】書き込みの際には、選択ビット線61には
0V、非選択ビット線62には例えば5Vを印加する。
非選択ワード線には読み出し時と同様に、5V程度を印
加し、非選択ワード下に、メモリセルの状態に依存せ
ず、チャネルが形成されるようにする。選択ビット線に
つながるソースは0V、非選択ビット線につながるソー
ス線は浮遊状態にすることで、選択ビット線上のメモリ
セル下のチャネルの電位は全て0V、非選択ビット線上
のメモリセル下のチャネルは全て5Vとなる。選択ワー
ド線66には18V程度の高い電圧を印加し、浮遊ゲー
トの電位を高くする。この時、選択ビット線につながる
選択セルでは、チャネルの0Vとの大きな電位差により
ゲート酸化膜を介してトンネル電流が注入され書き込み
が起こる。一方、非選択ビット線につながるセルでは、
選択ワード線に印加される18Vという高い電圧により
浮遊ゲートの電位は上昇するが、チャネルの電位が5V
であるため、浮遊ゲートチャネル間の電位差が小さく、
トンネル電流の注入は抑制され書き込みが起こらない。
【0100】図42より図53は、本発明の実施の形態
7である不揮発性記憶装置の製造方法の一例を示した製
造工程順の断面図である。
【0101】先ず、シリコン基板300中のp型ウエル
301を形成する(図42の(a))。次に、例えば熱
酸化法によりゲート酸化膜307を形成、その上にダミ
ーゲートとなるシリコン窒化膜、或いはポリシリコン膜
316を、例えばCVD法によって堆積した(図42の
(b))。
【0102】このシリコン窒化膜、或いはポリシリコン
膜316を、リソグラフィとドライエッチング技術によ
り、ストライプ状に加工し、パターン316aを形成し
た(図42の(c))。次に、パターン316aをマス
ク領域として用いて、シリコン基板をエッチングする
(図42の(d))。
【0103】シリコン酸化膜308をダミーゲート31
6aとその隙間が完全に埋め込まれるように堆積する
(図43の(a))。次に、エッチバック或いは化学的
機械研磨法によってシリコン酸化膜308を除去し、ダ
ミーゲート316aの表面を露出させる(図43の
(b))。
【0104】この後、ダミーゲート316aのストライ
プとは垂直な方向のストライプ状のレジストパターンを
マスク領域として用いて、ダミーゲート316aを加工
する。この時、ダミーゲート316aの材料であるシリ
コン窒化膜或いはシリコン酸化膜を選択的にエッチング
する条件となす。ダミーゲートは316bとなる(図4
4の(b))。尚、図44の(a)及び(b)は、各々
図44の(c)に示す平面図での線44A−44A、及
び線44B−44Bの断面を示すものである。
【0105】次に、ダミーゲート316bと第3の絶縁
膜308であるシリコン酸化膜をマスクとして用いて、
イオン打ち込み法によって砒素イオンを打ち込んだ。こ
うして、メモリセルのソースおよびドレインとなる拡散
層305を形成した(図45の(a)、(b))。
【0106】次に、ダミーゲート316bの材料にシリ
コン窒化膜を用いた場合には、シリコン酸化膜、ダミー
ゲート材料にポリシリコン膜を用いた場合には、シリコ
ン酸化膜かシリコン窒化膜を、上記スペースが完全に埋
まるように堆積する。ここで、堆積した膜が、第4の絶
縁膜304を形成する。
【0107】次に、エッチバック或いは化学的機械研磨
法によって、第4絶縁膜304を除去し、ダミーゲート
316bの表面を露出させる(図46の(a)、
(b)、(c))。尚、図46の(a)及び(b)は、
各々図46の(c)に示す平面図での線46A−46
A、及び線46B−46Bの断面を示すものである。
【0108】ここで、ダミーゲート材料だけを選択的に
エッチングする条件を用いて、ドライエッチング或いは
ウエットエッチングでダミーゲートを除去し、浮遊ゲー
トが形成されるスペースを作る(図47の(a)、
(b)、(c))。尚、図47の(a)及び(b)は、
各々図47の(c)に示す平面図での線47A−47
A、及び線47B−47Bの断面を示すものである。
【0109】こうして形成されたスペースは、2つの側
壁を第3絶縁膜308で、残りの2つの側壁を第4絶縁
膜304bで囲まれている。このスペースが本願発明の
第1の特徴点である。このスペース内に形成されたメモ
リセルはその周囲を絶縁膜で囲われている。
【0110】以下、図48から図53では、図47で形
成されたスペースの2方向の断面、即ち、図47の
(c)に示す平面図の線47A‘−47A’の断面及び
線47B−47Bの断面図、各図(a)、(b)を用い
る。
【0111】浮遊ゲート311bとなる、りん(P)を
ドーピングしたポリシリコン膜311を上記スペース部
分が完全には埋まらないように堆積する(図48の
(a)、(b))。次に、レジスト213を塗布して隙
間をい埋め込む(図49の(a)、(b))。レジスト
213のエッチバックと、ポリシリコン膜311のエッ
チバックによって、浮遊ゲート311bを形成する。ポ
リシリコン膜311をパターニングし、加工することに
よって浮遊ゲート311bが形成される。この時、浮遊
ゲート311bの標高h3が第4絶縁膜の標高H3より
も低くなるようにする(図50の(a)、(b))。こ
の段階で、浮遊ゲートはメモリセル毎に完全に分離され
た状態となる。
【0112】次に、浮遊ゲート311bと制御ゲートを
分離する層間絶縁膜312を形成する。この絶縁膜は、
シリコン酸化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン窒化
膜/シリコン酸化膜の積層膜を用いる(図51の
(a)、(b))。
【0113】こうして準備した半導体基体に、ポリシリ
コン膜、窒化タングステン膜、タングステン膜の積層
膜、いわゆるポリメタル膜310を堆積する(図52の
(a)、(b))。このポリメタル膜310を通例のリ
ソグラフィ技術とドライエッチング技術により、パター
ニングを行い、ワード線を形成した(図53の(a)、
(b))。
【0114】従来は、この時、さらにシリコン酸化膜、
或いはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化
膜の積層膜312、ポリシリコン311を順次エッチン
グする必要がある。しかし、本実施例のメモリセルで
は、図50の段階で、浮遊ゲートが各メモリセル毎に完
全に分離しているため、ワード線の加工を行なうだけで
よい。又、浮遊ゲート311bの標高が第4絶縁膜30
4bの標高よりも低くなっているため、ワード線をドラ
イエッチング技術で加工する際に、第4絶縁膜上の第2
絶縁膜の表面が露出した段階で終了することにより、隣
接ワード線を分離することが出来る。且つ、浮遊ゲート
とワード線の合わせずれがあっても、浮遊ゲート−制御
ゲート間で層間絶縁膜を形成した後、ワード線311
a、ソース/ドレイン拡散層305、ウエル301に至
るコンタクト孔を形成する。続いて、金属膜を堆積して
これをパターンイングして配線とし、メモリセルを完成
した。尚、これらの諸工程は通例のものであるので、図
示を省略する。
【0115】本実施の形態のメモリセルでは実施の形態
1と同様にワード線幅が小さくなっても高いカップリン
グ比が確保されていて、特にワード線幅が0.13μm
以下の場合でも明白な効果が見られた。 <実施の形態8>本願発明の実施の形態1から実施の形
態7、及びここで説明する実施の形態9においても、浮
遊ゲートと制御ゲートを分離する絶縁膜として、シリコ
ン酸化膜、あるいはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/
シリコン酸化膜の積層構造からなる膜を用いたが、高誘
電体材料である例えばTaを用いることも可能で
ある。従来、制御ゲート・層間絶縁膜材料・浮遊ゲート
の一括加工方式では、層間絶縁膜材料も制御性良くエッ
チングすることが要求され、新材料を用いるのに困難が
大きかった。しかし、実施の携帯1から6に示す本願発
明のメモリセルでは層間絶縁膜をエッチングする必要が
無いため、上記困難は回避された。 <実施の形態9>本実施の形態は、いわゆるスタック型
のメモリセルの例である、NOR型フラッシュメモリの
例である。
【0116】図54はNOR型フラッシュメモリの回路
構成例を示す回路図である。図55より図57は製造工
程中のシリコン基板の平面図である。図58から図66
は本例の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面
図で、その製造工程順に示されている。
【0117】図54のNOR型フラッシュメモリにおい
て、符号541はワード線、符号542はビット線、符
号543はメモリの基本セルに用いられる不揮発性半導
体記憶装置である。
【0118】シリコン基板300中にp型ウエル301
を形成する。次いで、例えば熱酸化法によってゲート酸
化307を形成する(図55)。尚、その断面は、例え
ば図58以降の断面図などを参酌することで理解されよ
う。その上にダミー・ゲートとなるシリコン窒化膜、或
いはポリシリコン膜316を例えばCVD法によって堆
積した。次に通例のリソグラフィとドライエチング技術
を用いて、シリコン窒化膜、或いはポリシリコン膜31
6を図56のように所定形状316aに加工する。この
加工された絶縁膜の領域316aをマスク領域として、
シリコン基板をエッチングする。こうして準備した半導
体基体に、ダミーゲート316aとその隙間が完全に埋
め込まれるように、シリコン酸化膜308を堆積する。
シリコン酸化膜308を除去し、ダミーゲート316a
の表面を露出させる。この後、ダミーゲート316aを
レジスト・パターンをマスクとして用い図57の平面図
に示すように所望形状に加工する。
【0119】以下の製造工程の断面図、図58より図6
5は、その(a)、(b)の各々が図57の平面図にお
ける線58A−58A、及び線58B−58Bでの断面
図である。
【0120】ダミーゲート316aと第3の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜308をマスクとして、例えばイオン
打ち込み法によって砒素イオンを打ち込んだ。こうし
て、メモリセルのソース或いはドレインとなる不純物領
域305を形成した(図58の(a)、(b))。打ち
込まれた不純物領域は図58の(a)に示される。
【0121】次に、ダミーゲート材料にシリコン窒化膜
を用いた場合には、シリコン酸化膜、ダミーゲート材料
にポリシリコン膜を用いた場合には、シリコン酸化膜か
シリコン窒化膜を上記スペースが完全に埋まるように堆
積する。ここで、堆積した膜317が第4の絶縁膜31
7を構成する。次いで、エッチバック或いは化学的機械
研磨法によって、ダミーゲート316bの表面を露出さ
せるまで、前記の堆積した絶縁膜を除去する。この状態
の断面が図59の(a)、(b)である。
【0122】ここで、ダミーゲート材料(316a)だ
けを選択的にエッチングする条件を用いて、ドライエッ
チング或いはウエットエッチングでダミーゲート316
aを除去し、浮遊ゲートが形成されるスペース400を
形成する。このスペース400は、2つの側壁を第3の
絶縁膜308で、残りの2つの側壁を第4の絶縁膜31
7で取り囲まれている。その後、浮遊ゲート311bと
なるリン(P)をドーピングしたポリシリコン膜311
を上記スペース部分が完全に埋まらないように堆積する
(図60の(a)、(b))。
【0123】こうして準備した半導体基体上に、レジス
ト213を塗布して隙間を埋め込む(図61の(a)、
(b))。そして、レジストのエッチングとポリシリコ
ン膜311のエッチバックによって、浮遊ゲートとなる
ポリシリコン膜311を所望形状に加工し、浮遊ゲート
311bを形成する。この時、浮遊ゲート311bの標
高が、第4の絶縁膜317の標高より低くなるようにす
る。この時の状態の断面図が図62の(a)、(b)で
ある。この段階で、浮遊ゲート311bはメモリセル毎
に絶縁膜で囲われ、相互に完全に分離された状態とな
る。
【0124】次に、浮遊ゲート311bとを分離する層
間絶縁膜312を形成する。この絶縁膜は、シリコン酸
化膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコ
ン酸化膜の積層構造を用いる(図63の(a)、
(b))。
【0125】次に、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜3
10を堆積する(図64の(a)、(b))。こうして
準備したポリメタル膜を、通例のリソグラフィとドライ
エッチング技術を用いて所望形状に加工し、ワード線3
10aを形成する。(図65の(a)、(b))。
【0126】従来、このような状態から、シリコン酸化
膜、或いはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン
酸化膜の積層膜312、ポリシリコン膜311を順次、
エッチングする必要がある。しかし、本例のメモリセル
では、図62の段階で、浮遊ゲート311bが各メモリ
セル毎に完全に分離しているため、ワード線310aの
加工を行なうのみで良い。又、浮遊ゲート311bの標
高が第4絶縁膜317の標高よりも低くなっているた
め、ワード線310aをドライエッチング技術で加工す
る際に、第4の絶縁膜の表面が露出した段階で終了する
ことにより、隣接ワード線を分離することができる。且
つ、浮遊ゲートとワード線の合わせずれが合っても、浮
遊ゲート−制御ゲート間で層間絶縁膜312を介して形
成されるキャパシタンスの静電容量は減少しない。
【0127】その後、層間絶縁膜320を形成した後、
図に示される2つの浮遊ゲートの中央の拡散層に至るコ
ンタクト孔321を形成し、共通ドレイン線と接続し
た。又、通例通りワード線311a、ソース/ドレイン
拡散層305、ウエル301に至るコンタクト孔を形成
した(図66)。次いで、金属膜を堆積し、通例通り所
望形状に加工して配線とし。メモリセルを完成した。
尚、これらの工程は通例のものであるので、図示は省略
した。
【0128】本例のメモリセルは、実施の形態1と同様
に、ワード線幅が小さくなっても、高いカップリング比
が確保されて、特にワード線幅が0.13μm以下の場
合で明白な効果が見られた。
【0129】以上、本願発明を詳細に説明してきたが、
発明が仔細にわたるので、その主な諸形態をまとめて列
挙する。 (1)その第1は次の通りである。即ち、第1は、シリ
コン基板中に第1導電型のウェルと、前記第1導電型の
ウェルの中に形成されたソース/ドレインとなる第2導
電型の半導体領域と、前記シリコン基板上に第1ゲート
酸化膜を介して形成された第1ゲートと、第1ゲートと
は第1ゲートを覆う第2絶縁膜を介して形成された第2
ゲートと、第1ゲートとは第3絶縁膜で、第2ゲートと
は第4絶縁膜を介して形成された第3ゲートと、第1ゲ
ートと隣接する第5絶縁膜と含むメモリセルを具備した
不揮発性半導体記憶装置で、第1ゲートの表面のうち第
2ゲートと第2絶縁膜を介して接している表面の形状
が、シリコン基板に垂直な断面で見たときに、第1ゲー
トから第3ゲートの方向の断面で凹状であり、かつ第1
ゲートから第5絶縁膜の方向の断面でも凹状であること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (2)第2は、前項第1に記載の不揮発性半導体記憶装
置で、第4絶縁膜と第5絶縁膜とが互いに異なる絶縁膜
材料で形成されていることを特徴とする不揮発性半導体
記憶装置である。 (3)第3は、前項第2に記載の不揮発性半導体記憶装
置で、第4絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されていて、
かつ第5絶縁膜がシリコン酸化膜で形成されていること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (4)第4は、前項第2に記載の不揮発性半導体記憶装
置で、第4絶縁膜がシリコン酸化膜で形成されていて、
且つ第5絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されていること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (5)第5は、前項第1〜4に記載の不揮発性半導体記
憶装置で、第1ゲートの標高が、第4絶縁膜の標高と第
5絶縁膜の標高のうち少なくとも一方よりも低いことを
特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (6)第6は、前項第1から5に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第2ゲートの標高が第4絶縁膜の標高より
も高く第5絶縁膜の標高と等しいことを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置である。 (7)第7は、前項第1から5に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第2ゲートの標高が第5絶縁膜の標高より
も高く第4絶縁膜の標高と等しいことを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置である。 (8)第8は、前項第1から7に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第1導電型がP型でかつ第2導電型がN型
であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。 (9)第9は、前項第1から7に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第1導電型がN型でかつ第2導電型がP型
であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。 (10)第10は、前項第8に記載の不揮発性半導体記
憶装置で、P型不純物がホウ素でかつN型不純物が砒素
であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 (11)第11は、前項第9に記載の不揮発性半導体記
憶装置で、N型不純物がリンでかつP型不純物がホウ素
であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。 (12)第12は、前項第1から11に記載の不揮発性
半導体記憶装置で、第1、第2および第3ゲートのうち
の1つが消去ゲートの役割をしていることを特徴とする
不揮発性半導体記憶装置である。 (13)第13は、シリコン基板中に第1導電型のウェ
ルと、前記第1導電型のウェルの中に形成されたソース
/ドレインとなる第2導電型の半導体領域と、前記シリ
コン基板上に第1ゲート酸化膜を介して形成された第1
ゲートと、第1ゲートとは第1ゲートを覆う第2絶縁膜
を介して形成された第2ゲートと、第1ゲートと隣接す
る第3絶縁膜と、同じく第1ゲートと隣接する第4絶縁
膜とを含むメモリセルを具備した不揮発性半導体記憶装
置で、第1ゲートの表面のうち第2ゲートと第2絶縁膜
を介して接している表面の形状が、シリコン基板に垂直
な断面で見たときに、第1ゲートから第3絶縁膜の方向
の断面で凹状であり、かつ第1ゲートから第4絶縁膜の
方向の断面でも凹状であることを特徴とする不揮発性半
導体記憶装置である。 (14)第14は、前項第13に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第3絶縁膜と第4絶縁膜とが互いに異なる
絶縁膜材料で形成されていることを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置である。 (15)第15は、前項第14に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第3絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されて
いて、かつ第4絶縁膜がシリコン酸化膜で形成されてい
ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (16)第16は、前項第14に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、第3絶縁膜がシリコン酸化膜で形成されて
いて、かつ第4絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されてい
ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (17)第17は、前項第13〜16に記載の不揮発性
半導体記憶装置で、第1ゲートの標高が、第3絶縁膜の
標高と第4絶縁膜の標高のうち少なくとも一方よりも低
いことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。 (18)第18は、前項第13から17に記載の不揮発
性半導体記憶装置で、第2ゲートの標高が第3絶縁膜の
標高よりも高く第4絶縁膜の標高と等しいことを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置である。 (19)第19は、前項第13から17に記載の不揮発
性半導体記憶装置で、第2ゲートの標高が第4絶縁膜の
標高よりも高く第3絶縁膜の標高と等しいことを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置である。 (20)第20は、前項第13から19に記載の不揮発
性半導体記憶装置で、第1導電型がP型でかつ第2導電
型がN型であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
置である。 (21)第21は、前項第13から19に記載の不揮発
性半導体記憶装置で、第1導電型がN型でかつ第2導電
型がP型であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
置である。 (22)第22は、前項第20に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、P型不純物がホウ素でかつN型不純物が砒
素であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。 (23)第23は、前項第21に記載の不揮発性半導体
記憶装置で、N型不純物がリンでかつP型不純物がホウ
素であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。 (24)第24は、前項第13から23に記載の不揮発
性半導体記憶装置で、第1ゲートが浮遊ゲートで、第2
ゲートは制御ゲートと消去ゲートを兼ねることを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置である。 (25)第25は、前項第1から24に記載の不揮発性
半導体記憶装置で、第1ゲートと第2ゲートの間の層間
絶縁膜が、五酸化タンタルなどの高誘電体材料で形成さ
れていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置であ
る。
【0130】以下は、製造方法の発明の形態である。 (26)第26は、シリコン基板中に第1導電型のウェ
ルを形成する工程と、前記第1導電型のウェルの中にソ
ース/ドレインとなる第2導電型の半導体領域を形成す
る工程と、前記シリコン基板上に第1ゲート酸化膜を介
して第1ゲートを形成する工程と、第1ゲートとは第1
ゲートを覆う第2絶縁膜を介して第2ゲートを形成する
工程と、第1ゲートとは第3絶縁膜で、第2ゲートとは
第4絶縁膜を介して第3ゲートを形成する工程と、第1
ゲートと隣接する第5絶縁膜を形成する工程とを含む不
揮発性半導体記憶装置の製造方法で、、第1ゲートの表
面のうち第2ゲートと第2絶縁膜を介して接している表
面の形状が、シリコン基板に垂直な断面で見たときに、
第1ゲートから第3ゲートの方向の断面で凹状であり、
かつ第1ゲートから第5絶縁膜の方向の断面でも凹状で
あるように形成することを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置製造方法である。 (27)第27は、前項第26に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、第3ゲートと第4絶縁膜の積層構
造を形成後、第4絶縁膜とは異なる材料からなる第5絶
縁膜で第3ゲートおよび第4絶縁膜を埋め込む工程と、
第5絶縁膜を加工し、第1ゲートを形成するスペースを
形成する工程と、第1ゲート酸化膜を形成する工程と、
第3絶縁膜を形成する工程と、上記スペースが完全には
埋まらないように第1ゲート材料を堆積する工程と、第
1ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で
埋め込む工程と、エッチバックにより第1ゲートを自己
整合的に形成し第4絶縁膜と第5絶縁膜の少なくとも一
方よりも標高が低くなるようにする工程と第2絶縁膜を
堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積する工程と、第
2ゲートを加工する際に第2絶縁膜の第1ゲートの凹状
表面を覆っている部分が露出しないように加工する工程
を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置製造方
法である。 (28)第28は、前項第27に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、第5絶縁膜を加工し第1ゲートが
形成されるスペースを形成する直前に、第5絶縁膜を残
しかつ第4絶縁膜が露出させる工程を含むことを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置製造方法である。 (29)第29は、前項第26に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、第5絶縁膜堆積し加工する工程と
第3ゲート材料を第5絶縁膜のスペースが埋まるように
堆積する工程と、エッチバックにより第5絶縁膜の標高
よりも第3ゲートの標高が低くなるようにする工程と、
第3ゲートと第5絶縁膜を第4絶縁膜で埋め込む工程
と、第4絶縁膜を残しかつ第5絶縁膜を露出させる工程
と、第5絶縁膜を加工し第1絶縁膜が形成されるスペー
スを形成する工程と、第1ゲート酸化膜を形成する工程
と、第3絶縁膜を形成する工程と、上記スペースが完全
には埋まらないように第1ゲート材料を堆積する工程
と、第1ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジスト
材料で埋め込む工程と、エッチバックにより第1ゲート
を自己整合的に形成し第4絶縁膜と第5絶縁膜の少なく
とも一方よりも標高が低くなるようにする工程と第2絶
縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積する工程
と、第2ゲートを加工する際に第2絶縁膜の第1ゲート
の凹状表面を覆っている部分が露出しないように加工す
る工程を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置
製造方法である。 (30)第30は、前項第26から29に記載の不揮発
性半導体記憶装置製造方法で、第5絶縁膜を加工し第1
ゲートが形成されるスペースを形成する際に、スペース
を囲む部分の第4絶縁膜の標高が第5絶縁膜の標高より
も低くなっているように加工する工程と、第1ゲート酸
化膜を形成する工程と、第3絶縁膜を形成する工程と、
上記スペースが完全には埋まらないように第1ゲート材
料を堆積する工程と、第1ゲート材料堆積後に残ったス
ペースをレジスト材料で埋め込む工程と、エッチバック
により第1ゲートを自己整合的に形成し第5絶縁膜より
も標高が低くなるようにする工程と第2絶縁膜を堆積す
る工程と、第2ゲート材料を堆積する工程と、第4絶縁
膜と第5絶縁膜の標高差を利用して、第2ゲートをエッ
チバックあるいは、化学的機械研磨法により自己整合的
に加工する工程を含むことを特徴とする不揮発性半導体
記憶装置製造方法である。 (31)第31は、シリコン基板中に第1導電型のウェ
ルを形成する工程と、前記第1導電型のウェルの中にソ
ース/ドレインとなる第2導電型の半導体領域を形成す
る工程と、前記シリコン基板上に第1ゲート酸化膜を介
して第1ゲートを形成する工程と、第1ゲートを覆う第
2絶縁膜を介して第2ゲートを形成する工程と、第1ゲ
ートに隣接する第3絶縁膜と第4絶縁膜を形成する工程
を含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法で、第1ゲー
トの表面のうち第2ゲートと第2絶縁膜を介して接して
いる表面の形状が、シリコン基板に垂直な断面で見たと
きに、第1ゲートから第3絶縁膜の方向の断面で凹状で
あり、かつ第1ゲートから第4絶縁膜の方向の断面でも
凹状であるように形成することを特徴とする不揮発性半
導体記憶装置製造方法である。 (32)第32は、前項第31に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、第3絶縁膜を堆積する工程と上記
第3絶縁膜を加工する工程と、加工された第3絶縁膜を
マスクにソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、第
3絶縁膜を第4絶縁膜で埋め込む工程と、第4絶縁膜を
残しかつ第3絶縁膜を露出させる工程と、上記第3絶縁
膜をさらに加工し第1ゲートが形成されるスペースを形
成する工程と第1ゲート酸化膜を形成する工程と、上記
スペースが完全には埋まらないように第1ゲート材料を
堆積する工程と、第1ゲート材料堆積後に残ったスペー
スをレジスト材料で埋め込む工程と、エッチバックによ
り第1ゲートを自己整合的に形成し第3絶縁膜と第4絶
縁膜の少なくとも一方よりも標高が低くなるようにする
工程と第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を
堆積する工程と、第2ゲートを加工する際に第2絶縁膜
の第1ゲートの凹状表面を覆っている部分が露出しない
ようにする工程を含むことを特徴とする不揮発性半導体
記憶装置製造方法である。 (33)第33は、前項第31から32に記載の不揮発
性半導体記憶装置製造方法で、第3絶縁膜を加工し第1
ゲートが形成されるスペースを形成する際に、スペース
を囲む部分の第4絶縁膜の標高が第3絶縁膜の標高より
も低くなっているようにする工程と、第1ゲート酸化膜
を形成する工程と、上記スペースが完全には埋まらない
ように第1ゲート材料を堆積する工程と、第1ゲート材
料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋め込む工
程と、エッチバックにより第1ゲートを自己整合的に形
成し第3絶縁膜よりも標高が低くなるようにする工程と
第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積す
る工程と、第3絶縁膜と第4絶縁膜の標高差を利用し
て、第2ゲートをエッチバックあるいは、化学的機械研
磨法により自己整合的に加工する工程を含むことを特徴
とする不揮発性半導体記憶装置製造方法である。 (34)第34は、前項第31に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、第3絶縁膜を堆積する工程と第3
絶縁膜を加工する工程と、第3絶縁膜をダミーゲート材
料で埋め込む工程と、ダミーゲートを加工する工程と、
ダミーゲートと第3絶縁膜をマスクに用いてソース・ド
レイン拡散層を形成する工程と、ダミーゲートと第3絶
縁膜を第4絶縁膜で埋め込む工程と、第3絶縁膜と第4
絶縁膜を残しかつダミーゲートを露出させる工程と、ダ
ミーゲートを除去する工程と、第1ゲート酸化膜を形成
する工程と、ダミーゲートを除去し形成されたスペース
が完全には埋まらないように第1ゲート材料を堆積する
工程と、第1ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジ
スト材料で埋め込む工程と、エッチバックにより第1ゲ
ートを自己整合的に形成し第3絶縁膜と第4絶縁膜の少
なくとも一方よりも標高が低くなるようにする工程と第
2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積する
工程と、第2ゲートを加工する際に第2絶縁膜の第1ゲ
ートの凹状表面を覆っている部分が露出しないようにす
る工程を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置
製造方法である。 (35)第35は、前項第34に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、ダミーゲートを除去した段階で、
第3絶縁膜の標高が第4絶縁膜の標高よりも低くなるよ
うに形成する工程と、第1ゲート酸化膜を形成する工程
と、ダミーゲートを除去したスペースが完全には埋まら
ないように第1ゲート材料を堆積する工程と、第1ゲー
ト材料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋め込
む工程と、エッチバックにより第1ゲートを自己整合的
に形成し第4絶縁膜よりも標高が低くなるようにする工
程と第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆
積する工程と、第3絶縁膜と第4絶縁膜の標高差を利用
して、第2ゲートをエッチバックあるいは、化学的機械
研磨法により自己整合的に加工する工程を含むことを特
徴とする不揮発性半導体記憶装置製造方法である。 (36)第36は、前項第26から35に記載の不揮発
性半導体記憶装置製造方法で、第1導電型がP型であり
第2導電型がN型であることを特徴とする不揮発性半導
体記憶装置製造方法である。 (37)第37は、前項第26から35に記載の不揮発
性半導体記憶装置製造方法で、第1導電型がN型であり
第2導電型がP型であることを特徴とする不揮発性半導
体記憶装置製造方法である。 (38)第38は、前項第36に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、P型不純物としてホウ素イオンあ
るいはフッ化ホウ素イオンを用い、N型不純物として砒
素を用いることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置製
造方法である。 (39)第39は、前項第37に記載の不揮発性半導体
記憶装置製造方法で、N型不純物としてリン、P型不純
物としてホウ素イオンあるいはフッ化ホウ素イオンを用
いることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置製造方法
である。 (40)第40は、前項第26から39に記載の不揮発
性半導体記憶装置製造方法で、第1ゲートと第2ゲート
の間の層間絶縁膜として、五酸化タンタルなどの高誘電
体材料を成膜する工程を含むことを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置製造方法である。
【0131】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0132】半導体集積回路装置のワード線幅を縮小し
ても充分なカップリング比が確保できるため、メモリセ
ル面積の縮小が可能となる。
【0133】半導体集積回路装置の浮遊ゲートとなる膜
を堆積後、ゲート絶縁膜を露出させる工程が、ないため
ゲート酸化膜へのダメージを低減し、歩留まりを向上さ
せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願発明のメモリセルの等価回路図であ
る。
【図2】図2は本願発明の実施の形態1である不揮発性
半導体記憶装置の一例を示した一部平面図である。
【図3】図3は本願発明のメモリセルの3つの個所での
断面図である。
【図4】図4は本願発明のメモリセルの情報の読み出し
時の状態を示す等価回路図である。
【図5】図5は本願発明のメモリセルの情報の書き込み
時の状態を示す等価回路図である。
【図6】図6は実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法の一例を説明する為の断面図である。
【図7】図7は実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図6に続く
諸工程である。
【図8】図8は実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図7に続く
諸工程である。
【図9】図9は実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図8に続く
諸工程である。
【図10】図10は実施の形態1の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図9に
続く諸工程である。
【図11】図11は実施の形態1の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図10
に続く諸工程である。
【図12】図12は実施の形態1の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図11
に続く工程である。
【図13】図13は実施の形態1の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の断面図で、図12
に続く工程である。
【図14】図14は実施の形態1の完成された不揮発性
半導体記憶装置の例の断面図である。
【図15】図15は図7の(c)の段階の基体表面の平
面図である。
【図16】図16は図7の(c)の段階にレジストマス
クを形成した状態の基体表面の平面図である。
【図17】図17はメモリセルの浮遊ゲートを囲むスペ
ースを示す基体表面の平面図である。
【図18】図18は図17における線18−18に沿う
断面図である。
【図19】図19はメモリセルにおける設計ワード線幅
とカップリング比の関係の例を示す図である。
【図20】図19は本願発明の実施の形態2である不揮
発性半導体記憶装置の一例を示した一部平面図である。
【図21】図21は実施の形態1の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図22】図22は実施の形態2の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図21に続く工程である。
【図23】図23は実施の形態2の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図22に続く工程である。
【図24】図24は実施の形態2の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図23に続く工程である。
【図25】図25は実施の形態2の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図24に続く工程である。
【図26】図26は実施の形態3の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図27】図27は実施の形態3の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図26に続く工程である。
【図28】図28は実施の形態3の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図27に続く工程である。
【図29】図29は実施の形態3の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図28に続く工程である。
【図30】図30は実施の形態3の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図29に続く工程である。
【図31】図31は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図32】図32は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図31に続く工程である。
【図33】図33は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図32に続く工程である。
【図34】図34は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図33に続く工程である。
【図35】図35は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図34に続く工程である。
【図36】図36は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
図35に続く工程である。
【図37】図37は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図36に続く工程である。
【図38】図38は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図37に続く工程である。
【図39】図39は実施の形態6の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図
で、図38に続く工程である。
【図40】図40はNAND型フラッシュメモリの回路
構成例で読み出し時の状態を示す図である。
【図41】図41はNAND型フラッシュメモリの回路
構成例で書き込み時の状態を示す図である。
【図42】図42は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の製造工程順の断面
図である。
【図43】図43は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の製造工程順の断面
図である。
【図44】図44は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図45】図45は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図46】図46は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図47】図47は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図48】図48は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図49】図49は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図50】図50は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図51】図51は実施の形態7の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図52】図52は製造工程途中の基体表面の平面図で
ある。
【図53】図53はレジストマスクを形成した状態の基
体表面の平面図である。
【図54】図54はNOR型フラッシュメモリの例の回
路図である。
【図55】図55は実施の形態8の製造工程中のシリコ
ン基板の平面図である。
【図56】図56は実施の形態8の製造工程中のシリコ
ン基板の平面図である。
【図57】図57は実施の形態8の製造工程中のシリコ
ン基板の平面図である。
【図58】図58は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の製造工程順の断面
図である。
【図59】図59は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の製造工程順の断面
図である。
【図60】図60は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図61】図61は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図62】図62は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図63】図63は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図64】図64は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図65】図65は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の諸方向の断面図で
ある。
【図66】図66は実施の形態8の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法の一例を説明する為の断面図である。
【符号の説明】
200、300、400・・・半導体基板(シリコン基
板)、201、301、401・・・ウェル、205、
305、405・・・拡散層領域、202、307、4
03・・・絶縁膜(ゲート酸化膜)、302、402・
・・素子分離膜、203、203a、203b、31
1、311a、404、404a、404b・・・浮遊
ゲートポリシリコン膜、207、207a・・・第3ゲ
ートとなるポリシリコン膜、206a、406a・・・
第3ゲート又は消去ゲートと浮遊ゲートを分離する絶縁
膜、211、211a、310、310a、313、4
09、409a、410、410a・・・ポリメタル
膜、210、312、408・・・浮遊ゲートと制御ゲ
ートを分離する層間絶縁膜、208、208a、30
8、308a、308b・・・シリコン酸化膜、30
4、304a・・・絶縁膜、316、316a、316
b・・・ダミーゲートとなる膜、213、308・・・
レジスト、309、309a・・・ダミーサイドウォー
ル用の膜、215、315・・・隙間、214・・・シ
リコン窒化膜、420・・・層間絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC02 AE00 AE08 5F083 EP03 EP23 EP24 EP27 EP30 EP55 EP76 EP77 ER09 ER22 GA22 JA04 JA06 JA39 JA40 KA08 KA13 PR06 PR29 PR37 PR39 PR40 5F101 BA04 BA07 BA12 BA15 BA29 BA36 BB04 BB05 BB09 BC11 BD10 BD36 BD37 BE02 BE05 BE07 BH09 BH14 BH19

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板中に形成された少なくとも
    第1及び第2の一対をなす不純物領域と、 前記シリコン基板に前記第1及び第2の一対をなす不純
    物領域の間を少なくとも覆って形成された第1絶縁膜
    と、 前記第1絶縁膜の上部に形成された第1ゲートと、 前記第1ゲートを覆って形成された第2絶縁膜と、 第2絶縁膜の上部に形成された第2ゲートと、 前記第1ゲート及び前記第2ゲートの双方より絶縁膜で
    隔てられた第3ゲートを少なくとも有し、 前記第1ゲートが浮遊ゲートとなされ、 前記第2ゲートがワード線に接続され、 前記一対の不純物領域が各々ビット線或いはソース線に
    接続され、且つ前記第1ゲートの前記シリコン基板と交
    差する面は、ワード線方向及びビット線方向共に絶縁膜
    で囲われ、この第1ゲートを囲う絶縁膜の一方の方向の
    絶縁膜が前記第1ゲートに対するゲート絶縁膜となされ
    たメモリセルを有することを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板中に第1導電型のウェル
    と、 前記第1導電型のウェルの中に形成された少なくとも一
    対の第1及び第2の第2導電型の半導体領域と、 前記シリコン基板に前記第1及び第2の第2導電型の半
    導体領域の間を少なくとも覆って形成された第1ゲート
    絶縁膜と、 前記第1ゲート絶縁膜を介してその上部に形成された第
    1ゲートと、 前記第1ゲートを覆って形成された第2絶縁膜と、 前記第2絶縁膜の上部に形成された第2ゲートと、 シリコン基板の上部に前記第1ゲートと第3絶縁膜を介
    して並置され、且つ前記第2のゲートとは少なくとも前
    記第2絶縁膜と第4絶縁膜の積層部を介して形成された
    第3ゲートと、 前記第1ゲートと前記第3ゲートとが並置される方向と
    交差する方向に、前記第1ゲートと隣接して並置する第
    2の第1ゲートとの間に第5絶縁膜と、を有するメモリ
    セルを有し、 前記第1ゲートの表面のうち前記第2ゲートと前記第2
    絶縁膜を介して接している表面の形状が、前記シリコン
    基板に垂直な断面で見たときに、前記第1ゲートから前
    記第3ゲートの方向の断面で凹状であり、且つ前記第1
    ゲートから前記第5絶縁膜の方向の断面でも凹状である
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第4絶縁膜と前記第5絶縁膜とが互
    いに異なる絶縁膜材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装
    置で、第4絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されていて、
    且つ第5絶縁膜がシリコン酸化膜で形成されていること
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第4絶縁膜がシリコン酸化膜で形成され
    ていて、かつ第5絶縁膜がシリコン窒化膜で形成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ゲートの標高が、前記第4絶縁
    膜の標高と前記第5絶縁膜の標高のうち少なくとも一方
    よりも低いことを特徴とする請求項2より請求項5のい
    ずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第2ゲートの標高が前記第4絶縁膜
    の標高よりも高く、且つ前記第5絶縁膜の標高と等しい
    ことを特徴とする請求項2より請求項6のいずれかに記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第2ゲートの標高が前記第5絶縁膜
    の標高よりも高く、且つ前記第4絶縁膜の標高と等しい
    ことを特徴とする請求項2より請求項6のいずれかに記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、前記第2および前記第3ゲー
    トのうちの1つが消去ゲートの役割をしていることを特
    徴とする請求項2より請求項8のいずれかに記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 シリコン基板に形成された第1導電型
    のウェルと、 前記第1導電型のウェルの中に形成された第1及び第2
    の一対をなす第2導電型の半導体領域と、 前記シリコン基板に前記第1及び第2の第2導電型の半
    導体領域の間を少なくとも覆って形成された第1ゲート
    絶縁膜と、 前記第1ゲート絶縁膜の上部に形成された第1ゲート
    と、 前記第1ゲートを覆って形成された第2絶縁膜と、 前記第2絶縁膜の上部に形成された第2ゲートと、 前記第1ゲートと隣接する第3絶縁膜と、 前記第1ゲートが第3絶縁膜と隣接する方向と交差する
    方向に、当該第1ゲートと隣接する第4絶縁膜と、を有
    するメモリセルを有し、 前記第1ゲートの表面のうち前記第2ゲートと前記第2
    絶縁膜を介して接している表面の形状が、前記シリコン
    基板に垂直な断面で見たときに、前記第1ゲートから前
    記第3絶縁膜の方向の断面で凹状であり、且つ前記第1
    ゲートから前記第4絶縁膜の方向の断面でも凹状である
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第3絶縁膜と前記第4絶縁膜とが
    互いに異なる絶縁膜材料で形成されていることを特徴と
    する請求項10に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第3絶縁膜がシリコン窒化膜で形
    成されていて、且つ前記第4絶縁膜がシリコン酸化膜で
    形成されていることを特徴とする請求項10に記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第3絶縁膜がシリコン酸化膜で形
    成されていて、且つ前記第4絶縁膜がシリコン窒化膜で
    形成されていることを特徴とする請求項10及び請求項
    11のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記第1ゲートの標高が、前記第3絶
    縁膜の標高と前記第4絶縁膜の標高のうち少なくとも一
    方よりも低いことを特徴とする請求項10より請求項1
    3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第2ゲートの標高が前記第3絶縁
    膜の標高よりも高く、且つ前記第4絶縁膜の標高と等し
    いことを特徴とする請求項10より請求項13に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第2ゲートの標高が前記第4絶縁
    膜の標高よりも高く、且つ前記第3絶縁膜の標高と等し
    いことを特徴とする請求項10より請求項13のいずれ
    かに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1ゲートが浮遊ゲートで、前記
    第2ゲートは制御ゲートと消去ゲートを兼ねることを特
    徴とする請求項10より請求項16のいずれかに記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 第1ゲートと第2ゲートの間の層間絶
    縁膜が、高誘電体材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項1より請求項17のいずれかに記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 シリコン基板中に第1導電型のウェル
    を形成する工程と、前記第1導電型のウェルの中にソー
    ス/ドレインとなる第2導電型の半導体領域を形成する
    工程と、前記シリコン基板上に第1ゲート酸化膜を介し
    て第1ゲートを形成する工程と、第1ゲートとは第1ゲ
    ートを覆う第2絶縁膜を介して第2ゲートを形成する工
    程と、第1ゲートとは第3絶縁膜で、第2ゲートとは第
    4絶縁膜を介して第3ゲートを形成する工程と、第1ゲ
    ートと隣接する第5絶縁膜を形成する工程とを有し、且
    つ第1ゲートの表面のうち第2ゲートと第2絶縁膜を介
    して接している表面の形状が、シリコン基板に垂直な断
    面で見たときに、第1ゲートから第3ゲートの方向の断
    面で凹状であり、かつ第1ゲートから第5絶縁膜の方向
    の断面でも凹状であるように形成することを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第3ゲートと前記第4絶縁膜の積
    層構造を形成後、前記第4絶縁膜とは異なる材料からな
    る前記第5絶縁膜で前記第3ゲートおよび前記第4絶縁
    膜を埋め込む工程と、前記第5絶縁膜を加工し、前記第
    1ゲートを形成するスペースを形成する工程と、前記第
    1ゲート酸化膜を形成する工程と、前記第3絶縁膜を形
    成する工程と、前記スペースが完全には埋まらないよう
    に前記第1ゲート材料を堆積する工程と、前記第1ゲー
    ト材料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋め込
    む工程と、エッチバックにより前記第1ゲートを自己整
    合的に形成し前記第4絶縁膜と前記第5絶縁膜の少なく
    とも一方よりも標高が低くなるようにする工程と、前記
    第2絶縁膜を堆積する工程と、前記第2ゲート材料を堆
    積する工程と、前記第2ゲートを加工する際に前記第2
    絶縁膜の第1ゲートの凹状表面を覆っている部分が露出
    しないように加工する工程を含むことを特徴とする請求
    項19に記載の不揮発性半導体記憶装置製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第5絶縁膜を加工し前記第1ゲー
    トが形成されるスペースを形成する直前に、前記第5絶
    縁膜を残し且つ前記第4絶縁膜が露出させる工程を含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の不揮発性半導体記
    憶装置製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第5絶縁膜堆積し加工する工程と
    前記第3ゲート材料を第5絶縁膜のスペースが埋まるよ
    うに堆積する工程と、エッチバックにより前記第5絶縁
    膜の標高よりも前記第3ゲートの標高が低くなるように
    する工程と、前記第3ゲートと前記第5絶縁膜を前記第
    4絶縁膜で埋め込む工程と、前記第4絶縁膜を残し且つ
    前記第5絶縁膜を露出させる工程と、前記第5絶縁膜を
    加工し前記第1絶縁膜が形成されるスペースを形成する
    工程と、前記第1ゲート酸化膜を形成する工程と、前記
    第3絶縁膜を形成する工程と、上記スペースが完全には
    埋まらないように前記第1ゲート材料を堆積する工程
    と、前記第1ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジ
    スト材料で埋め込む工程と、エッチバックにより第1ゲ
    ートを自己整合的に形成し前記第4絶縁膜と前記第5絶
    縁膜の少なくとも一方よりも標高が低くなるようにする
    工程と前記第2絶縁膜を堆積する工程と、前記第2ゲー
    ト材料を堆積する工程と、前記第2ゲートを加工する際
    に前記第2絶縁膜の第1ゲートの凹状表面を覆っている
    部分が露出しないように加工する工程を含むことを特徴
    とする請求項19に記載の不揮発性半導体記憶装置製造
    方法。
  23. 【請求項23】 前記第5絶縁膜を加工し第1ゲートが
    形成されるスペースを形成する際に、前記スペースを囲
    む部分の前記第4絶縁膜の標高が前記第5絶縁膜の標高
    よりも低くなっているように加工する工程と、前記第1
    ゲート酸化膜を形成する工程と、前記第3絶縁膜を形成
    する工程と、前記スペースが完全には埋まらないように
    第1ゲート材料を堆積する工程と、前記第1ゲート材料
    堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋め込む工程
    と、エッチバックにより第1ゲートを自己整合的に形成
    し前記第5絶縁膜よりも標高が低くなるようにする工程
    と前記第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を
    堆積する工程と、前記第4絶縁膜と前記第5絶縁膜の標
    高差を利用して、第2ゲートをエッチバックあるいは、
    化学的機械研磨法により自己整合的に加工する工程を含
    むことを特徴とする請求項19に記載の不揮発性半導体
    記憶装置製造方法。
  24. 【請求項24】 シリコン基板中に第1導電型のウェル
    を形成する工程と、前記第1導電型のウェルの中にソー
    ス/ドレインとなる第2導電型の半導体領域を形成する
    工程と、前記シリコン基板上に第1ゲート酸化膜を介し
    て第1ゲートを形成する工程と、第1ゲートを覆う第2
    絶縁膜を介して第2ゲートを形成する工程と、第1ゲー
    トに隣接する第3絶縁膜と第4絶縁膜を形成する工程を
    含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法で、第1ゲート
    の表面のうち第2ゲートと第2絶縁膜を介して接してい
    る表面の形状が、シリコン基板に垂直な断面で見たとき
    に、第1ゲートから第3絶縁膜の方向の断面で凹状であ
    り、かつ第1ゲートから第4絶縁膜の方向の断面でも凹
    状であるように形成することを特徴とする不揮発性半導
    体記憶装置製造方法。
  25. 【請求項25】 前記第3絶縁膜を堆積する工程と前記
    第3絶縁膜を加工する工程と、加工された第3絶縁膜を
    マスクにソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、前
    記第3絶縁膜を前記第4絶縁膜で埋め込む工程と、第4
    絶縁膜を残しかつ第3絶縁膜を露出させる工程と、前記
    第3絶縁膜をさらに加工し第1ゲートが形成されるスペ
    ースを形成する工程と第1ゲート酸化膜を形成する工程
    と、前記スペースが完全には埋まらないように第1ゲー
    ト材料を堆積する工程と、前記第1ゲート材料堆積後に
    残ったスペースをレジスト材料で埋め込む工程と、エッ
    チバックにより第1ゲートを自己整合的に形成し前記第
    3絶縁膜と前記第4絶縁膜の少なくとも一方よりも標高
    が低くなるようにする工程と、前記第2絶縁膜を堆積す
    る工程と、第2ゲート材料を堆積する工程と、前記第2
    ゲートを加工する際に前記第2絶縁膜の前記第1ゲート
    の凹状表面を覆っている部分が露出しないようにする工
    程を含むことを特徴とする請求項24に記載の不揮発性
    半導体記憶装置製造方法。
  26. 【請求項26】 前記第3絶縁膜を加工し第1ゲートが
    形成されるスペースを形成する際に、前記スペースを囲
    む部分の前記第4絶縁膜の標高が前記第3絶縁膜の標高
    よりも低くなっているようにする工程と、第1ゲート酸
    化膜を形成する工程と、前記スペースが完全には埋まら
    ないように第1ゲート材料を堆積する工程と、前記第1
    ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋
    め込む工程と、エッチバックにより第1ゲートを自己整
    合的に形成し前記第3絶縁膜よりも標高が低くなるよう
    にする工程と前記第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲ
    ート材料を堆積する工程と、前記第3絶縁膜と前記第4
    絶縁膜の標高差を利用して、第2ゲートをエッチバック
    あるいは、化学的機械研磨法により自己整合的に加工す
    る工程を含むことを特徴とする請求項24に記載の不揮
    発性半導体記憶装置製造方法。
  27. 【請求項27】 前記第3絶縁膜を堆積する工程と前記
    第3絶縁膜を加工する工程と、前記第3絶縁膜をダミー
    ゲート材料で埋め込む工程と、ダミーゲートを加工する
    工程と、前記ダミーゲートと前記第3絶縁膜をマスクに
    用いてソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、前記
    ダミーゲートと前記第3絶縁膜を第4絶縁膜で埋め込む
    工程と、前記第3絶縁膜と前記第4絶縁膜を残し且つダ
    ミーゲートを露出させる工程と、前記ダミーゲートを除
    去する工程と、第1ゲート酸化膜を形成する工程と、前
    記ダミーゲートを除去し形成されたスペースが完全には
    埋まらないように第1ゲート材料を堆積する工程と、前
    記第1ゲート材料堆積後に残ったスペースをレジスト材
    料で埋め込む工程と、エッチバックにより第1ゲートを
    自己整合的に形成し前記第3絶縁膜と前記第4絶縁膜の
    少なくとも一方よりも標高が低くなるようにする工程と
    第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積す
    る工程と、第2ゲートを加工する際に前記第2絶縁膜の
    前記第1ゲートの凹状表面を覆っている部分が露出しな
    いようにする工程を含むことを特徴とする請求項24に
    記載の不揮発性半導体記憶装置製造方法。
  28. 【請求項28】 ダミーゲートを除去した段階で、第3
    絶縁膜の標高が第4絶縁膜の標高よりも低くなるように
    形成する工程と、第1ゲート酸化膜を形成する工程と、
    ダミーゲートを除去したスペースが完全には埋まらない
    ように第1ゲート材料を堆積する工程と、第1ゲート材
    料堆積後に残ったスペースをレジスト材料で埋め込む工
    程と、エッチバックにより第1ゲートを自己整合的に形
    成し第4絶縁膜よりも標高が低くなるようにする工程と
    第2絶縁膜を堆積する工程と、第2ゲート材料を堆積す
    る工程と、第3絶縁膜と第4絶縁膜の標高差を利用し
    て、第2ゲートをエッチバックあるいは、化学的機械研
    磨法により自己整合的に加工する工程を含むことを特徴
    とする請求項27に記載の不揮発性半導体記憶装置製造
    方法。
  29. 【請求項29】 前記第1ゲートと前記第2ゲートの間
    の層間絶縁膜として、五酸化タンタルなどの高誘電体材
    料を成膜する工程を含むことを特徴とする請求項19よ
    り請求項28のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装
    置製造方法。
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