JP2003316808A - 地図情報検索・集計・配信システム - Google Patents

地図情報検索・集計・配信システム

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JP2003316808A
JP2003316808A JP2002121115A JP2002121115A JP2003316808A JP 2003316808 A JP2003316808 A JP 2003316808A JP 2002121115 A JP2002121115 A JP 2002121115A JP 2002121115 A JP2002121115 A JP 2002121115A JP 2003316808 A JP2003316808 A JP 2003316808A
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JP2002121115A
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Kazuo Hirota
和夫 廣田
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Pasco Corp
Original Assignee
Pasco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトル地図データ転送方式のもつ高度な機
能を有するが、クライアント側には画像データ地図転送
方式の簡単なシステム構成で、システムレスポンスが速
くかつ安定している地図情報システムを提供すること。 【解決手段】 サーバシステムからクライアントシステ
ム端末に指定した範囲の地図画像とこの地図画像に関す
る地図図形情報と関連する属性情報項目とを送信する。
クライアントシステムでは送られてきた地図に対しマウ
スで点、折れ線、多角形の面のいずれかの図を描きエリ
ア指定を行い、その他の検索・集計条件を設定して、サ
ーバシステムに処理要求を行う。サーバシステムではデ
ータサーバから必要なデータを取り出し、この要求に対
する検索・集計処理を行い、クライアントシステム端末
に返信する。クライアントシステム端末には、検索・集
計を指定した範囲を示す地図と、検索・集計処理した結
果の表が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報検索・集
計・配信システムに関し、特に、近年普及したパソコン
端末から、インターネットやイントラネットを利用し
て、地図情報と地図情報に関連した情報を簡単に検索・
集計することを可能にした地図情報検索・集計・配信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】開発されている地図情報システム(GI
S)では、地図図形に係る多種多様な情報を属性情報と
して扱い、データベースとして保存することが可能であ
る。この属性情報には、例えば、市区町村ごとの面積、
人口、建物の面積、道路の区間ごとの道路構造及び平均
幅員、地図位置に対応した店舗の分類、売り場面積、店
舗名などが挙げられる。
【0003】地図情報システムでは、これらの属性情報
に基づいて、検索・集計を行う対象とする情報項目や、
更には、地図上でこれらの検索・集計を行う図形を指定
し、希望する情報を検索したり集計したりすることがで
きる。WEB(インターネットやイントラネット)を利
用したものも普及し始めており、WEB GISなどと
呼ばれている。
【0004】WEBを利用した地図情報システムにおけ
る従来の地図データ転送方式の代表的なものとして、ベ
クトル地図データ転送方式と画像地図データ転送方式の
2つの方式がある。
【0005】ベクトル地図データ転送方式は、サーバに
収納されているベクトル地図データ及びこの地図データ
に付属した属性データをそのままクライアントに送信す
るものである。クライアント側では、この受信したデー
タを処理するGISエンジン(プログラム)を有し、こ
のプログラムにより受信したデータを処理する。受信し
たデータに対して、クライアントは、検索・集計対象と
なる地図上の図形を直接指定して選択するか、範囲指定
または範囲選択と呼ぶ、対象とする地図図形を囲うよう
に図形を描くなどの方法により複数の地図図形を指定し
て、地図上の図形情報の検索やその検索結果の集計を行
う。
【0006】この範囲指定の図形として、点、線、面、
点バッファ(円)、線バッファ、面バッファ、がある。
また、既存図形を範囲指定の図形として利用できるもの
もある。ここでバッファとは、点、線、面の図形から任
意の距離だけ外側に広げた図形形状をいう。また、既存
図形とは、行政区域界、道路、河川等に種類分けされ、
予め準備された地図図形を言う。ベクトル地図データ転
送方式では、ユーザは、都道府県単位や市町村単位、あ
るいは地図の図郭単位といった、一定範囲の地図データ
及び付属する属性データ一式をクライアント側で受信
し、その後は、全てクライアント側で、この一定範囲内
の図形の選択や、付属する属性情報の項目選択、その項
目に対する条件をつけた検索や集計の実施、及びその結
果の表示、印刷などの出力を行う。
【0007】これに対して、画像地図データ転送方式に
おいては、サーバに収納されている地図のベクトルデー
タ及びこの地図データに付属した属性データはクライア
ント側に送信せず、サーバ側において、要求された範囲
の地図を画像として作成し、関連する属性情報の項目名
や主要な属性データだけを、この地図画像と合わせてク
ライアント側に送信するものである。クライアント側で
は、受信した属性情報の項目名の中から検索・集計する
対象となるものを選択し、また、地図に対しては、その
画像上の位置を指定する。
【0008】ここで、クライアント側にはGIS機能が
ないため、範囲指定の仕方は、地図画像上の指定位置を
中心とし、この位置からの半径で指定する(点バッファ
に相当)など単純な方法に制限される。クライアント側
はこれらの指定をサーバ側へ送信し、サーバ側では、指
定された位置または範囲を含む地図画像を作成すると共
に、この位置または範囲内の地図データに付属した情報
項目の検索や集計の処理を行う。そしてこの結果をサー
バ側からクライアント側に返信し、クライアント側で結
果の表示、印刷などの出力を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ベクトル地図データ転
送方式においては、サーバ側では、一定範囲のデータ一
式を切り出して送るだけで良いので処理負担が少ない。
また、クライアント側では、データの一式が受信できて
いるので、GISエンジンに備えられている機能の許す
限りきめ細かな検索・集計が可能になる、といった利点
がある。
【0010】しかし、広域地図データや高密度地図デー
タをベクトル形式のデータのままサーバ側からクライア
ント側に送信する場合には、レスポンスが著しく悪化す
るといった問題が起きる。また、サーバ側にあるベクト
ル地図の元データ及びこれに付属した情報を全てクライ
アント側に送信するため、サーバ側の情報に著作権、プ
ライバシーや、情報セキュリティ上の制約がある場合に
は、適用が困難になる。
【0011】インターネットに比べて、イントラネット
では一般的にセキュリティレベルが高く通信回線の帯域
幅は広いものの、WANなどにおいては、通信回線の帯
域幅が狭い場合やセキュリティ上の問題から制約を加え
る必要があり、インターネットと同様な制約が生ずる。
【0012】更にこのシステムにおいては、クライアン
ト側に高度なGIS機能を有する専用のプログラムが必
要になり、時として処理性能の高いコンピュータが必要
となる。
【0013】一方、画像地図データ転送方式において
は、地図データが画像化され属性情報もクライアント側
に送信されないため、情報の著作権やプライバシー上の
制約はない。また、広域地図や高密度地図の場合でも送
信されるデータの主要部分は一定サイズの地図画像であ
り、送信されるデータ量が比較的少なくかつ量が一定し
ているため、システムのレスポンスも比較的一定とな
る、といった利点がある。しかし、クライアント側に高
度なGIS機能がなく、地図図形の選択も、位置指定・
点バッファ等、単純なものに限られるため、検索の仕方
が限定されたものになってしまう。
【0014】従って、本発明の目的は、ベクトル地図デ
ータ転送方式の持つ高度なGIS機能を発揮しつつ、ク
ライアント側では、画像データ地図転送方式程度の簡単
なシステム構成で、かつ情報の著作権、プライバシーや
情報セキュリティの制約を軽減し、システムレスポンス
が速くかつ安定している地図情報検索・集計・配信シス
テムを提供することにある。
【0015】さらに、本発明の目的は、地図上の図形情
報の選択をきめ細かく指定し、かつ、その図形に係る属
性情報の検索・集計条件の設定をきめ細かく行う事によ
って、非常に複雑な組合せを簡単な指定で組み立てるこ
とができる地図情報検索・集計・配信システムを提供す
ることである。
【0016】そして、地図上の図形情報の選択の際の地
図図形に対する検索・集計条件と属性情報の検索・集計
条件とを保存しておくことで、WEBの地図情報に対す
る複雑な検索・集計条件を、常に一から入力することな
く既存の検索・集計条件を再利用できるようにすること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明では、地図情報と地図情報に係る情報を簡
単に検索・集計・配信することを可能にした地図情報検
索・集計・配信クライアント・サーバシステムを提供す
る。
【0018】この地図情報検索・集計・配信クライアン
ト・サーバシステムにおける地図情報検索・集計クライ
アントシステムにおいては、指定した範囲の地図図形情
報に基いて作成された地図画像情報と該地図図形情報に
係る項目情報とをサーバから受信する情報受信手段と、
前記地図画像情報上にエリア指定図形を生成するエリア
指定図形情報生成手段と、前記エリア指定図形情報と前
記項目情報に基づいて、前記サーバに送信する検索・集
計条件を作成する検索・集計条件情報作成手段とを有
し、前記情報受信手段は、作成された前記検索・集計条
件に従って処理された地図画像情報及び前記地図図形情
報に関連する属性情報を検索・集計処理した結果を前記
サーバから受信するようにした。
【0019】前記エリア指定図形情報生成手段は、検索
・集計対象とする前記地図画像上に点、線又は面の図形
を描画し前記エリア指定図形を生成する。
【0020】また、前記エリア指定図形情報生成手段
は、前記エリア指定図形が前記点、線又は面の図形であ
る場合、当該点、線又は面から所定距離だけ範囲を広げ
たバッファ図形をエリア指定図形として生成することも
できる。
【0021】前記検索・集計条件情報作成手段は、前記
エリア指定図形が包含する、包含される又は交差する位
置にある前記地図図形を検索・集計対象として指定する
ようにした。
【0022】また、前記検索・集計条件情報作成手段
は、前記エリア指定図形が面図形である場合、前記エリ
ア指定図形と交差する前記地図図形の線図形に係る属性
情報について、前記エリア指定図形に含まれる該線図形
の部分により延長で按分する指定を含むこともできる。
【0023】また、前記検索・集計条件情報作成手段
は、前記エリア指定図形が面図形である場合、前記エリ
ア指定図形と交差する前記地図図形の面図形に係る属性
情報について、前記エリア指定図形に含まれる該面図形
の部分により面積で按分する指定を含むこともできる。
【0024】一方、前記検索・集計条件情報作成手段
は、前記項目情報から既存図形項目が選択された場合、
前記エリア指定図形によって指定される既存図形が、包
含する、包含される又は交差する位置にある前記地図図
形を、検索・集計対象として指定することもできる。
【0025】また、前記検索・集計条件情報作成手段
は、前記エリア指定図形によって指定される既存図形が
面図形である場合、前記既存図形と交差する前記地図図
形の線図形に係る属性について、前記既存図形に含まれ
る該線図形の部分により延長で按分する指定を含むこと
もできる。
【0026】前記検索・集計条件情報作成手段は、前記
エリア指定図形によって指定される既存図形が面図形で
ある場合、前記既存図形と交差する前記地図図形の面図
形に係る属性について、前記既存図形に含まれる該面図
形の部分により面積で按分する指定を含むこともでき
る。
【0027】更に、前記検索・集計条件情報作成手段
は、前記エリア指定図形によって指定される既存図形が
点、線、面の図形である場合、当該点、線、面の図形か
ら所定距離だけ広げたバッファ範囲の位置にある前記地
図図形を、検索・集計対象として指定することもでき
る。
【0028】前記エリア指定図形情報及び前記検索・集
計条件情報に識別情報を付加して前記サーバに登録し、
再度呼び出し可能とした。
【0029】前記情報受信手段は、指定により集計処理
された集計結果のみと、該集計処理のため検索された属
性情報と該集計結果の両方との、いずれかを選択し、前
記サーバから受信することもできる。
【0030】一方、地図情報検索・集計・配信サーバシ
ステムにおいて、指定された範囲の地図図形情報に基づ
いて地図画像情報を作成する地図画像作成手段と、該地
図画像情報と前記地図図形情報に係る項目情報とをクラ
イアントに送信する情報送信手段と、前記地図画像情報
上で作成されたエリア指定図形情報と前記項目情報に基
づいて作成された検索・集計条件情報とを前記クライア
ントから受信する情報受信手段と、前記検索・集計条件
情報に従って前記地図図形情報とそれに関連する属性情
報を検索・集計処理する検索・集計処理手段と、前記地
図画像作成手段は、前記検索・集計処理に係る地図図形
を強調表示した地図画像情報を作成し、前記情報送信手
段は、前記地図画像情報と前記属性情報の検索・集計処
理結果とを、前記クライアントに送信する情報送信手段
を有するようにした。
【0031】前記検索・集計処理手段は、点、線又は面
のエリア指定図形情報が包含する、包含される又は交差
する位置にある地図図形から検索・集計対象を求める処
理を含むことができる。
【0032】また、前記検索・集計処理手段は、前記エ
リア指定図形に含まれる部分に係る属性情報だけを按分
して集計する処理を含むこともできる。
【0033】また、前記検索・集計処理手段は、前記検
索・集計条件情報に既存図形項目の指定がある場合、前
記エリア指定図形によって求まる既存図形が包含する、
包含される又は交差する位置にある地図図形から検索・
集計対象を求める処理を含むこともできる。
【0034】また、前記検索・集計処理手段は、前記エ
リア指定図形によって求まる既存図形に含まれる部分に
係る属性情報だけを按分して集計する処理を含むことも
できる。
【0035】更に、前記検索・集計処理手段は、前記検
索・集計条件情報に既存図形に対するバッファの指定が
ある場合、前記エリア指定図形によって求まる既存図形
から所定距離だけ広げたバッファ範囲にある前記地図図
形から検索・集計対象を求める処理を含むこともでき
る。
【0036】前記情報受信手段は、前記クライアントで
作成された前記エリア指定図形情報及び前記検索・集計
条件情報に識別情報を付加した情報をサーバに記憶し、
クライアントからの要求により取り出し可能とする。
【0037】前記情報送信手段は、指定により集計処理
された集計結果のみと、該集計処理のため検索された属
性情報と該集計結果の両方との、いずれかを選択し、前
記クライアントに送信することもできる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による地図情報検
索・集計・配信システムに関する実施形態について、図
を参照して説明する。
【0039】地図情報システムを使用する場合、まず、
最初に、これから検索・集計を行おうとする地域の地図
を選択して表示する。この地図をクライアント端末で選
択、表示する方法として、本実施形態のシステムでは、
地図の画像情報がサーバ側から送られてくるものとし
た。この選択・表示方法の詳細については公知であるの
で、ここでは、詳細な説明を省略する。ここで表示され
た地図図形に対して、検索・集計を行うため、本実施形
態における対象図形を指定する方式及び検索・集計対象
項目の指定方法について、以下に詳細に説明する。
【0040】属性情報の検索・集計を行う対象の地図図
形には、市町村の行政区域界等の任意の線で囲まれた区
域である「面」図形と、道路や河川等の「線」図形と、
地図上に表示された特定の店舗や建物等の位置を示す
「点」図形との3種類の図形がある。これらの対象図形
を指定する方法は、簡単な操作でかつ、多種類の図形指
定機能があることが望ましい。
【0041】本実施形態の地図情報検索・集計システム
においては、この図形指定機能を可能とするため、クラ
イアント側のGIS機能として、任意の図形を描画する
機能(一般に、CADと呼ばれる)を持たせることとし
た。そして、検索・集計対象の図形の選択指定には、地
図上に図形を描き選択対象を指定する図形(以下、エリ
ア指定図形と称する)を作成し、この図形によって、検
索・集計の対象を直接指定する方法と、この図形によっ
て選択された地図図形を利用して、検索・集計の対象の
地図図形を間接的に指定する方法とを用いた。以下に、
直接指定、間接指定の共通操作から順次説明する。
【0042】第1段階として、地図上に点、線、面のい
ずれかの図形を描く。点図形を描く場合は、「点」図形
の作成を選択した後、地図上の表示画面上でマウスのポ
インタを移動し、1つ又は複数の指定する位置でマウス
を停止し、その都度マウスのボタンをクリックすること
により実行される。複数の位置を指定した場合には、複
数の点が描画され、最後の点でダブルクリックすると終
了となる。
【0043】いくつかの点をつないだ折れ線図形を描く
場合は、「線」図形の作成を選択した後、移動した各指
定点でクリックし、最後の点だけダブルクリックする
と、各指定点が繋がれた折れ線図形として描画される。
【0044】いくつかの点を繋いで面図形を描く場合
は、「面」図形の作成を選択した後、面図形の角にあた
る各指定点に移動させて各々でクリックし、最後の点を
ダブルクリックすると、各指定点が繋がれて面図形が描
画される。このようにして、描画された図形がエリア指
定図形として作成される。
【0045】第2段階として、地図上の図形に対して、
作成したエリア指定図形が包含する図形か、交差する図
形か、包含される図形か、さらに、交差する図形に付属
する数値情報を按分集計するのか、といった地図上の図
形への検索・集計条件を指示できる。この指示のメニュ
ーについて、一覧表の形式として、図1に示した。
【0046】次に、以上に述べた各描画指示で作成され
たエリア指定図形と、図1の一覧表に示した指示メニュ
ーによって、検索・集計の対象を直接指定する方法を、
図2乃至図4に示した具体的例によって説明する。
【0047】図2(a)乃至(c)は、地図上の面図
形、線図形、点図形を指定するときの基本的な方法を示
している。
【0048】図2(a)では、地図上の市町村行政区域
のような面図形を、点図形によって指定する場合を示し
ている。面は、その内部の位置(即ち、点)で指定する
のがユーザにとって分かりやすいからである。検索・集
計の対象とする線で囲まれた面図形E、Eを、図中
では、太線枠で表示してある。この面図形を当該面図形
の中に含まれる任意の1点で指定するものであり、エリ
アを指定する点図形をp、pで示している。ここ
で、図1に示したメニューから、エリア指定図形の
「点」の欄と検索・集計対象図形の「面」の欄とに基づ
いて、「指定の点図形が包含される面図形」の指示を選
択すると、描いた点図形p、pが包含される地図上
の行政区域の面図形E、Eを指定するという指示と
なり、地図上の面図形E、Eが指定される。
【0049】図2(b)では、地図上の道路などの線図
形を、線図形によって指定する場合を示している。線
は、これと交差する線を引いて指定するのがユーザにと
って分かりやすいからである。検索・集計の対象とする
道路等の地図上の線図形Lを、図中では、太線の二重
線で示しており、エリアを指定するための折れ線図形を
〜pで表している。図1に示したメニューに基づ
いて、図2(a)の場合と同様にして相当する指示を選
択すると、描いた線図形p〜pと交差する地図上の
道路である線図形Lを指定するという指示となり、地
図上の線図形Lが指定される。
【0050】図2(c)では、地図上の商店など、特定
の対象物の位置を表す点図形を、面図形によって指定す
る場合を示している。点は、特に複数の場合、これを囲
う線(即ち、面)を設けて指定するのがユーザにとって
分かりやすいからである。この図では検索・集計の対象
物の点図形をT、Tで示す太線の丸印で示し、対象
外を細線の丸印でTと示し、エリアを指定する面図形
をp〜pで表している。図1に示したメニューに基
づいて、相当する指示を選択すると、描いた面図形p
〜pが包含する地図上の点図形T、Tを指定する
という指示となり、地図上の点図形T、Tが指定さ
れる。
【0051】上記の方法の応用例について、図2乃至図
4に示された(d)乃至(l)の場合を順次説明する。
【0052】図2(d)では、地図上の行政区域などの
面図形を、この面図形に含まれる折れ線図形によって指
定する場合を示している。検索・集計の対象とする面図
形を太線の枠E〜Eで表し、エリアを指定する線図
形をp〜pで表している。図1に示したメニューに
基づいて、相当する指示を選択すると、描いた線図形p
〜pが包含される面図形E〜Eを指定するとい
う指示となり、地図上の面図形E〜Eが指定され
る。
【0053】図3(e)では、地図上の行政区域などの
面図形を、これと交差する折れ線図形によって指定する
場合を示している。地図上の行政区画等の面図形はE
〜E であり、エリアを指定する折れ線図形がp〜p
で、検索・集計の対象とする面図形Eを太線の枠で
表してある。図1に示したメニューに基づいて、相当す
る指示を選択すると、描いた線図形p〜pが交差す
る面図形Eを指定するという指示となる。この図にお
いて、折れ線図形の端点は、面図形の内部にはあるが、
交差はしていないので指定対象外となる。同図におい
て、この対象外の面図形E1、は細い線の枠で示
し、面図形Eのみが指定されたことを表している。
【0054】図3(f)では、地図上の道路などの線図
形を、この線図形を含む面図形によって指定する場合を
示している。地図上の道路等の線図形をLとLの2
重線で表し、エリアを指定する面図形をp〜pで表
し、検索・集計の対象とする線図形Lを太い2重線で
表している。図1に示したメニューに基づいて、相当す
る指示を選択すると、描いた面図形p〜pが包含す
る線図形Lのみを指定するという指示となる。この場
合には、線図形Lのように指定した面図形と交差する
線図形は、指定対象外になる。
【0055】図3(g)では、地図上の道路などの線図
形を、これを含むか、又はこれと交差する面図形によっ
て指定する場合を示している。地図上の道路等の線図形
をL とLの2重線で表し、エリアを指定する面図形
をp〜pで表し、検索・集計の対象とするLとL
を2重線の太い線で表している。図1に示したメニュ
ーに基づいて、相当する指示を選択すると、描いた面図
形p〜pと交差する地図上の線図形L、Lを含
めるという指示となる。この場合は、指定した面図形内
にある線図形Lも交差に含まれることになり、線図形
、Lの両方が指定される。
【0056】図3(h)では、地図上の行政区域などの
面図形を、これに含まれる面図形によって指定する場合
を示している。検索・集計の対象とする行政区域等の地
図上の面図形を太線の二重線Eで表し、エリアを指定
する面図形をp〜pで表している。図1に示したメ
ニューに基づいて、相当する指示を選択すると、描いた
面図形p〜pが包含される面図形Eを指定すると
いう指示となり、地図上の面図形Eが指定される。
【0057】図4(i)では、建物などの面図形を、こ
れを含む面図形によって指定する場合を示している。地
図上の建物等の面図形をA、Aで表し、エリアを指
定する面図形をp〜pで表している。指定した面図
形p〜pと交差している面図形Aは、内部にある
と判断されず、細線表示になっている。検索・集計対象
となるものは、太線で示した面図形Aのみである。図
1に示したメニューに基づいて、相当する指示を選択す
ると、描いた面図形p〜pが包含する面図形A
みを指定するという指示となり、地図上の面図形A
指定される。
【0058】図4(j)では、建物などの面図形を、こ
れを含むか、又はこれと交差する面図形によって指定す
る場合を示している。地図上の建物等の面図形をA
で表し、エリアを指定する面図形をp〜pで表
しており、この面図形p〜pの内部にあるか、交差
している面図形A、Aが検索・集計対象となり、こ
れらを太線で示してある。図1に示したメニューに基づ
いて、相当する指示を選択すると、描いた面図形p
と交差する面図形A、Aを含めるという指示と
なり、地図上の面図形A、Aが指定される。
【0059】地図図形に関連した属性情報が数値データ
である場合、指定した範囲において、長さ又は面積によ
り按分した集計を行うことができる。この場合の具体例
を、図4(k)及び(l)に示した。
【0060】図4(k)では、地図上の道路などの線図
形を、この線図形を含むか、又は交差する面図形で指定
してその属性情報を集計する時、指定した面図形と交差
している線図形について、指定した面図形の内部のみに
ある部分の属性情報だけを集計するために、線図形全体
の長さに対する指定面図形内にある長さの比で按分し
て、その按分比で集計する場合を示している。同図にお
いて、地図上の道路等の線図形をLとLの2重線で
表し、エリアを指定する面図形をp〜pで表し、こ
の面図形p〜pに含まれるLとこの面図形と交差
しているLの部分を検索・集計の対象として2重線の
太い線で表している。
【0061】ここで、面図形p〜pに含まれている
線図形Lについては全て集計の対象となるが、面図形
1〜pと交差している線図形Lについては、面図
形p1〜p5の内部のみにある線図形L2の部分の長さと
線図形L2の全体の長さとの比で、線図形に付属する情
報を按分し、その按分比で情報の集計を行う。図1に示
したメニューに基づいて、相当する指示を選択すると、
描いた面図形p1〜pと交差する線図形L、L
含めて、これに付属した情報を、延長で按分するという
指示となる。
【0062】図4(l)では、地図上の建物などの面図
形を、これを含むか、または交差する面図形で指定して
属性情報を集計する時、指定した面図形と交差しその一
部分だけしか内部に入っていない面図形について、指定
した面図形の内部のみにある部分の属性情報だけを集計
するため、地図上の面図形毎に、地図上の面図形全体の
面積に対する指定面図形内の面積との比で按分して集計
する場合を示している。
【0063】地図上の建物等の面図形をA、Aで表
し、エリアを指定する面図形をp〜pの面図形で表
している。面図形p〜pに含まれた面図形Aにつ
いては、全ての属性情報が集計対象に含まれる。また、
指定した面図形p〜pと交差している面図形A
ついては、エリア指定面図形内に入っている部分のみが
集計の対象となり、太線で表示している。面図形p
と交差しているA の部分の属性情報については、
面図形p〜pと交差している部分のAの面積と面
図形A全体の面積の比で付属する情報を按分して集計
をする。
【0064】按分計算の具体的な方法については、後述
(図6を参照)で説明する。図1に示したメニューに基
づいて、相当する指示を選択すると、描いた面図形p
〜p と交差する面図形A、Aを含めて、これに付
属した情報を面積按分するという指示となる。
【0065】さらに、エリア指定図形の作図をより簡単
にするため、クライアント側に備えるGIS機能とし
て、地図上に描画した点、線、面から設定の距離だけ幅
を広げたバッファ図形を生成する機能を持たせ、このバ
ッファ図形をエリア指定図形とすることができるように
した。図5に、バッファ図形を生成する方法を示してい
る。
【0066】図5(a)では、描画した地図上の点p
から設定した半径Bに広げた点バッファ図形(円)を
生成した場合を示している。図5(b)では、描画した
地図上の折れ線p〜pから設定の距離Bに広げた
線バッファ図形を生成した場合を示している。図5
(c)では、描画した地図上の面図形p〜pから設
定の距離Bに広げた面バッファ図形を作成した場合を
示している。
【0067】図6には、図4(l)で示した面積按分集
計計算の場合の具体例として、地図上の指定エリア内に
ある建物の床面積及び世帯数を集計する場合を示してい
る。図6(a)に、エリア指定の様子が示されており、
クライアント側で、地図上に表示された建物A〜A
10の配置に対して、エリア指定図形p〜pにより
集計するエリアを指定する。この指定情報がサーバ側に
送られ、サーバ側では、地図図形がエリア指定図形の内
部又は境界線上にあるか否かを座標列の値でチェックす
る。
【0068】図形座標列からエリア指定図形の内部また
は境界線上にあると判断された図形を図6(a)に太線
で示した。続いて図6(b)で図形IDを太線枠で示し
たように選択された建物A〜A、A〜A、A
10に付属した属性情報、例えば、床面積及び世帯数の
情報を取り出す。
【0069】そして、図6(c)の表で示されるよう
に、図6(a)で示されたエリア指定図形と交差する建
物A、A、A10については、各建物に対応する図
形ID4、8、10に示したように、エリア指定図形の
内部に入る部分の面積と交差した建物全体の面積との割
合が計算され、この面積比に基づいて、建物に付属した
情報、例えば床面積や世帯数を按分計算する。この結果
を、図6(c)の表において太線枠で囲って示してい
る。サーバ側では、この結果に基づいて、クライアント
側に配信すべき情報が作成される。
【0070】また、図7において、エリア指定図形によ
って範囲指定し、属性情報に係る検索条件を加えて検索
・集計する場合の具体的一例を示している。同図では、
地図上の指定エリア内にある建物の内で、その床面積が
300m以上という条件で検索する場合を示してい
る。
【0071】図7(a)では、クライアント側におい
て、地図上に表示された建物A〜A 10の配置に対し
て、エリア指定図形p〜pによって範囲を指定し、
さらに、図4(i)の場合で示した対象図形に対する検
索・集計条件が指定される場合を示している。この指定
情報がサーバ側に送られ、サーバ側では、個々の地図図
形がエリア指定図形の内部に全て含まれているかどうか
について、座標列の値に従ってチェックし、該当する建
物A、A、A及びAが選択される。
【0072】ところで、図7(a)に示された各建物の
床面積は、図7(b)の表の属性データで示されるよう
になっており、ここでは、指定エリア内に含まれる建物
に限定しているので、床面積が300m以上という条
件が満されるものとして、図中において太線で示された
建物の図形ID2、及び6が、選択される。この検索結
果に基き、図7(a)に、建物図形A、Aを太線で
示した。この結果により、サーバは、クライアントに配
信すべき情報を作成する。なお、検索条件としては数値
範囲で検索するほか、文字列での一致検索もでき、これ
らのいくつかの検索条件を組み合せて検索することもで
きるようにしている。
【0073】次に、既存の地図図形を利用して検索・集
計の対象を間接的に指定する方法を説明する。
【0074】一般に、属性情報が関連付けられた地図図
形データは、行政区域、道路、建物、店舗等の図形デー
タの種類別に区分けし管理されている。この区分は、レ
イヤと呼ばれ、表示や印刷の際には、これらの重ね合せ
が行われ、レイヤ毎に図式(地図の表現形式)を設定し
たうえで、地図として出力される。ここでは、このよう
なレイヤ分けされた図形データを総称して図形情報とい
う。
【0075】また、地図の位置に合わせて縦横一定の幅
の格子状(メッシュ)の図形データを設定し、このメッ
シュ毎に統計情報が関連付けられた、メッシュ統計情報
と称されるデータもある。このメッシュ統計情報は、厳
密には地図図形そのものとは異なるが、高度な地図情報
システムが出現する以前から広く利用されているデータ
であり様々な分野での蓄積があって、本実施形態では地
図図形と同様に、レイヤで管理し、検索・集計の対象と
している。
【0076】ここで、検索・集計対象とする地図図形を
指定するには、まず、どれが対象となる図形なのかを地
図上から簡単に判別できることが前提となる。この時、
対象図形が他の地図図形との相対的位置関係によって決
まる場合には、他の地図図形の方が判別しやすい。ま
た、行政区域界や道路といった複雑な図形を、エリア指
定図形の描画によって直接指定すると、精度も悪くな
り、指定作業にも手間取ることとなる。そこで、検索・
集計対象の図形を指定するのに、地図上に表示されてい
る地図図形を間接的に利用することで、簡便に対象図形
を指定する方法を用意したものである。
【0077】以下の説明においては、検索・集計対象の
図形を指定する際に、間接的に利用される地図図形を、
特に既存図形と称する。この既存図形を利用した間接的
なエリア指定方法について、図8に示した種々の例を参
照して説明する。
【0078】図8(a)は、既存図形による間接的エリ
ア指定の一例として、ある種別の店舗T〜Tが属し
ている字町丁目区域E〜E11における人口等の属性
情報を検索・集計する場合を示している。この例のよう
に、検索・集計対象の字町丁目区域がどこかを、地図上
で探して直接指定するよりは、今分かっている店舗によ
って、GIS機能を利用して、当該店舗の所在する字町
丁目区域が指定できた方が簡単である。
【0079】そこでまず、字町丁目統計レイヤを検索・
集計対象として選択した後、店舗レイヤを既存図形とし
て選択する。次に、店舗レイヤの店舗(点図形)T
を囲う様にエリア指定図形(面図形)P〜P
描画する。このとき、描画したエリア指定図形は、既存
図形を指定する為のものであるから、対象図形(この場
合は既存図形)への指示は、前述した直接指定の場合と
比較して多くを必要としない。
【0080】そこで、描画したエリア指定図形が面図形
の場合には、「包含する図形、または交差する図形を含
める」(図2の(c)、図3の(f)、(g)、図4の
(i)及び(j)が相当する)という指示が自動的に選
択される。従って、描いた面図形P〜Pによって点
図形T〜Tが既存図形として指定される。続いて、
間接指定においては、この既存図形T〜Tを字町丁
目統計レイヤへのエリア指定の為の図形として、検索・
集計条件の指示を行う。
【0081】ここで描画したエリア指定図形P〜P
で指定された地図図形は店舗T〜Tであるが、ここ
で指定された店舗の既存図形を、検索・集計対象の字町
丁目図形を指定する図形として利用することで、図2
(a)に相当する指示を選択すると、点図形T〜T
を包含する字町丁目区域(面図形)E〜Eを指定す
るという指示となる。そして、属性情報として人口等を
検索条件として指定しておけば、店舗T〜Tが属す
る字町丁目区域E〜Eに住む人口等を検索・集計す
ることができる。
【0082】図8(b)では、既存図形である道路区間
に沿った行政区域E〜Eの人口を検索・集計し
ようとする場合を示している。正しく道路に沿ったエリ
アを指定しようとすると、例えば、曲がりくねった道路
であるとき、その道路に沿って多数の点を1つ1つ描画
することになり、その手間がかかる。この場合では、ま
ず、検索・集計の対象レイヤとして字町丁目統計レイヤ
を選択した後、道路レイヤを既存図形として選択する。
【0083】次に、表示されている道路に対し交差する
様にエリア指定図形(線図形)P〜Pを描く。この
場合、既存図形への指示は、図8(a)と同様の理由
で、描画したエリア指定図形が線図形のときは、「交差
する図形、または包含される図形」(図2(b)及び
(d)が相当する)という指示が自動的に選択される。
従って、図中で太線によって示された線図形Lが既存
図形として指定される。
【0084】続いて、間接指定においては、この既存図
形Lを、検索・集計対象の字町丁目統計レイヤへのエ
リア指定の為の図形とし、更に図2(d)に相当する既
存線図形Lが包含される面図形の指定を選択して、検
索・集計条件の指示を行う。これにより、描画したエリ
ア指定図形P〜Pで指定された道路Lを既存図形
として利用することで、線図形Lを包含する字町丁目
区域(面図形)E〜Eを指定するという指示とな
り、この道路区間Lを包含する字町丁目区域E 〜E
の検索・集計ができる。
【0085】図8(c)では、既存図形である行政区域
〜Eと重複する位置関係にあるメッシュ統計情報
を検索・集計しようとする場合を示している。これは、
求めたい統計情報が字町丁目統計には無く、メッシュ統
計にしか無い場合などにおいて有効である。図に示され
た例は、説明の都合上簡単化してあるが、実際には、も
っと細かく複雑である。このため、複雑な形状の行政区
域と重複するメッシュを漏れ無く指定することは困難な
作業となる。
【0086】まず、検索・集計の対象レイヤとしてメッ
シュ統計レイヤを選択した後、字町丁目レイヤを既存図
形として選択する。次に、表示されている字町丁目区域
の内部にエリア指定図形(点図形)P〜Pを描く。
描画したエリア指定図形が点図形の時には既存図形への
指示は、「包含される面図形」(図2(a)が相当す
る)という指示が自動的に選択され、面図形E〜E
が既存図形として指定される。続いて、間接指定におい
ては、この既存図形E〜Eを、検索・集計対象のメ
ッシュ統計レイヤへのエリア指定の為の図形とし、更に
図4(j)に相当する既存面図形E〜Eと交差する
面図形を含めることの指定を選択して、検索・集計条件
の指示を行う。
【0087】これにより、描画したエリア指定図形P
〜Pで指定された行政区域E〜Eを既存図形とし
て利用することで、面図形E〜Eと交差する統計メ
ッシュ(面図形)M12〜M14、M22〜M24、M
32〜M33を含めるという指定指示となり、この行政
区域E〜Eと重複するメッシュ統計情報の検索・集
計ができる。
【0088】図8(d)では、既存図形を利用する更に
別の例として、バッファ図形によって既存図形を指定す
る場合を示している。ここでは、検索・集計の対象レイ
ヤとしてメッシュ統計レイヤを、既存図形として建物
(面図形)レイヤを選択し、描いた点図形Pを中心に
バッファ範囲Bによって点バッファを生成している。
この点バッファのエリア指定図形(面図形)によって、
建物(面図形)A、A 、Aが既存図形として指定
され、続いて、この既存図形A、A、Aがメッシ
ュ統計レイヤへのエリア指定の為の図形として利用され
て、この建物図形を含んだメッシュ統計情報が検索・集
計される。
【0089】バッファ図形の生成は、これまで説明した
ように、クライアント側で描いた点、線、面に対するも
のだけではなく、地図上の既存図形、例えば道路や行政
区域などに対しても生成することができる。この機能
は、例えば、道路沿いの一定範囲と重複する行政区域に
関する属性情報を、あるいは、一定範囲内の建物に関す
る属性情報を検索・集計する、といった場合に、顕著な
効果を発揮する。
【0090】図8(b)の場合を例にすると、道路図形
の周り一定範囲に正しく面図形を描画することは元
より、道路図形Lを正しくなぞってバッファ図形を生
成することに比べて遥かに簡便である。なお、本実施形
態では、クライアント側には既存図形のベクトルデータ
は送信されていないので、バッファ生成はサーバ側で行
われる。図形を描いてエリア指定する場合と同様に、図
1に示した「包含」「交差」「延長按分」「面積按分」
という指示が、サーバ側で生成される既存図形に基づく
バッファ図形(面図形)についても行うことができる。
【0091】これまで述べてきたように、本実施形態で
は、地図上の図形情報に対する検索・集計条件を詳細に
指定すると共に、その図形に関わる属性情報の検索・集
計条件の設定も詳細に行うことができる。加えて、繰り
返し同一条件で検索・集計するような場合、一度設定し
た条件が再利用できればより便利になる。そこで、検索
・集計条件と共に描画によって作成したエリア指定図形
を登録・保存できるようにした。この登録方法として、
サーバ側にユーザ図形レイヤとして、既存レイヤとは分
離した管理区分を設け、図形情報や属性情報についての
検索・集計条件を、エリア指定図形の属性情報として保
存するようにした。また、クライアント側には、登録し
ておいたユーザ図形レイヤの図形データ及びこれに関連
付けられて登録されている検索・集計条件を更新できる
機能も備えた。
【0092】上記機能を実現する本実施形態による地図
情報検索・集計・配信システムの全体的ブロック構成を
図9に一例として示した。
【0093】本システムは、ユーザのリクエスト情報の
入力とそのリクエストに応じた検索・集計結果の表示等
を行うクライアントシステム1−1〜1−3と、クライ
アントシステム1−1〜1−3との通信経路となるイン
ターネット、イントラネット等のネットワーク2と、ク
ライアントシステム1−1〜1−3からのリクエストに
応じて地図情報の検索、集計などの処理を行うアプリケ
ーションサーバ4−1、4−2と、ベクトル地図情報及
び属性情報を格納したデータサーバ5、クライアントシ
ステム1−1〜1−3からのリクエストが集中したとき
に複数のアプリケーションサーバ4−1、4−2に負荷
分散処理を行わせるためミドルウェアが配置されたWE
Bサーバ3とから構成されている。
【0094】データサーバ5の地図情報データ格納部6
には、ベクトル型地図情報からなる図形情報と、この図
形に付属した地図情報データ、例えば、その地域の人
口、面積などが格納されている。またこの地図情報は、
道路、鉄道、河川、建物、行政界、目標物などの各種レ
イヤで管理され、クライアント側で作成されたユーザ図
形レイヤも含まれる。レイヤ管理の1例を図10に示
す。検索集計条件管理データ格納7には、ユーザによっ
て登録された検索・集計条件データが格納され、このデ
ータはユーザ図形レイヤの図形データの図形IDによっ
て関連付けされている。ユーザ管理データ格納部8に
は、ユーザID、パスワード等のユーザ情報を管理する
データが格納されている。レイヤ項目管理表格納部9に
は、地図情報データ6より、各レイヤの名称・属性項目
の名称・データ区分等の定義情報を取りまとめたデータ
が格納されており、このデータが地図情報データの代わ
りにクライアント側に送信される。レイヤ項目管理表の
1例は図11である。地図表現情報管理表格納部10に
は、レイヤ毎の図式(地図の表現形式)データが格納さ
れており、この図式データに基いてサーバ側で地図画像
が作成される。
【0095】クライアントシステム1−1〜1−3は、
WEBブラウザの中で作動するシステムで、次の機能を
持っている。アプリケーションサーバ4−1又は4−2
から送られてきた地図画像を背景にして、ユーザが点、
線、面等の任意の図形を描画する機能、描画した図形に
対してバッファ図形を生成する機能、及び、これらの機
能によって作成されたエリア指定図形と交差又は包含関
係にある地図図形に付属する情報に対する検索・集計処
理の要求をアプリケーションサーバ4−1、4−2へ送
信する機能、アプリケーションサーバ4−1、4−2か
ら返信されてきた検索結果や集計結果をクライアント側
で表示する機能などがある。
【0096】アプリケーションサーバ4−1又は4−2
は、ネットワーク2に接続されたクライアントシステム
1−1〜1−3からの要求に対し次の機能を処理する。
クライアント1−1〜1−3側からの、地図図形に対す
るエリア指定及び検索・集計処理要求情報をアプリケー
ションサーバ4−1、4−2で受信する機能、この検索
・集計処理要求に対しデータサーバ5から情報を取り出
し処理する機能、クライアントシステム1−1〜1−3
から要求された地図表示範囲に関わるベクトル地図情報
をデータサーバ5から取り出し、画像情報にして処理結
果と共にクライアント1−1〜1−3に送信する機能な
どがある。
【0097】本実施形態による地図情報検索・集計・配
信システムの動作に関し、クライアントシステム1−1
〜1−3における画面操作、クライアントとサーバとの
間の通信、及び、これに対応して処理を行うアプリケー
ションサーバ4−1又は4−2での処理について順次説
明する。
【0098】図12は、クライアントシステム1−1〜
1−3のユーザ端末におけるシステム起動後、操作の最
初に表示される画面の一例を示している。画面Xの上部
には、機能選択のためのコマンドボタンF1〜F8が備
えられている。最初に、ユーザは、左側4つのボタンF
1〜F4のいずれかを選択して、希望する範囲の地図を
サーバに要求して表示する。
【0099】「地域検索」ボタンF1は、住所、駅名、
目標物名などを指定して、地図を検索して地図画像の表
示を要求する命令をサーバに送信するためのものであ
る。「拡大・縮小」ボタンF3は、現在表示されている
地図全体の縮尺倍率から、予め設定された倍率で拡大・
縮小した画像を要求する命令をサーバに送信するための
ものである。「範囲拡大」ボタンF2は、表示した地図
画面の一部を拡大した画像を要求する命令をサーバに送
信するためのボタンで、マウスで指定した2点で描かれ
たボックスの範囲の地図が画面全体に拡大して表示され
る。「移動」F4は、地図画面上でマウスにより指定し
た第1の点から次に指定した第2の点まで地図の表示範
囲を移動した画像を要求する命令をサーバに送信するた
めのものである。
【0100】本実施形態のシステムを起動した直後にお
いては、全域地図が表示されているので、ユーザはボタ
ンF1〜F4を使用して、希望する範囲の地図の表示を
行う。
【0101】「情報」ボタンF5は、マウスでクリック
した施設に関して、予め入力してある情報をポップアッ
プウインドウで表示する情報を要求する命令をサーバに
送信するためのものである。「条件削除」ボタンF6と
「検索集計」ボタンF7の操作に関する詳細は、後述さ
れる。「計測」ボタンF8は、地図上に描いた線の長さ
や面の面積の計測を行うために使用される。
【0102】次に地図の図形に付属した情報の検索・集
計を行うためのボタンとして「検索・集計」ボタンF7
がある。このボタンを押すと次の3つの機能メニューが
プルダウンメニューDFで表示される。 (1)描いたエリア図形の検索・集計 (2)既存図形を利用した検索・集計 (3)ユーザが登録した検索・集計条件の呼出 これらのメニューの1つを選択すると、これに対応した
操作画面が表示される。それぞれの機能の詳細について
は、それぞれの操作画面により後述する。また、「条件
削除」ボタンF6は、やはり後述するユーザが登録した
検索・集計条件を削除する要求をサーバに送信するため
のものである。
【0103】図13(a)は、図12の「検索・集計」
ボタンF7を押したときに表示されるプルダウンメニュ
ーDFにおいて、表示された最上段の「描いたエリア図
形の検索・集計」を選択したときに、表示される画面W
10である。画面W10は、図12で表示された地図画
面と一緒に別のサブウインドウで表示される画面であ
り、アプリケーションサーバに対する検索・集計対象の
直接指定による検索・集計の処理要求を送信するために
使用される。
【0104】画面W10中の「検索対象レイヤ」欄は、
表示された地図の中でこれから検索・集計を行おうとす
る情報対象を含むレイヤ名称について、メニューH1を
利用して選択するためのものである。
【0105】「項目表示」ボタンH2は、レイヤ毎の属
性データ項目の中から検索又は集計する項目を選択する
ためのものであり、ボタンH2を押すと、図14(a)に
示すサブウインドウW21が表示される。この中から検
索・集計の対象とする項目について、ボタンH11を適
宜クリックすることにより選択する。これらのメニュー
に表示されるデータには、クライアントに送られてくる
レイヤ項目管理表のデータが使われる。
【0106】「検索条件指定」ボタンH3を押すと、図
14(b)に示すサブウインドウW22が現れ、検索する
対象項目の絞込み条件を設定することができる。検索条
件については、複数の条件の組合せが可能であり、図1
4(a)で選択された検索項目に番号が連番で自動的に
設定されており、検索する項目名の選択H14、検索情
報が文字か数値かの選択H15、H16及び数値の検索
範囲H18及び、複数の検索条件の組合せ条件H19を
順次設定していく。設定の最後に「決定」ボタンを押し
て、図13(a)の画面W10に戻る。検索条件を何も
指定しない場合は、指定範囲内の全ての項目が検索・集
計の対象となる。
【0107】ウインドウW10の「図形作成」ボタンH
4を押すと、図13(b)のサブウインドウW11が表
示される。このサブウインドウW11において、地図上
に描画する図形の種類を選択することができ、「図形作
成」ボタンを押した後、マウスで指定するポイントを順
次プロットし、点、線、面のいずれかを描く。描いた図
形にバッファ処理を行う場合には、「バッファ作成」欄
に用意されている欄H7に、そのバッファ距離に相当す
る数値と単位を設定する。更に「エリア指定図形による
検索・集計対象図形の指定方法」のメニューH8を押す
と、図1に示した「包含」「交差」などの対象図形への
指示条件が表示され、エリア指定図形と検索・集計対象
の地図図形との関係を選択することができる。
【0108】上記設定による処理結果を、アプリケーシ
ョンサーバ4−1又は4−2から当該クライアントシス
テムに返信させる時、集計結果だけにするか、あるい
は、その集計に使用した元のデータをも合わせて送信さ
せるかについて、「検索データ送信」欄H9で選択す
る。ただし、全データを返信させる場合には、著作権、
プライバシー、データセキュリティ上の問題がないこと
が必要となる。以上の設定が完了した後、ウインドウW
10の「検索」ボタンを押すと、上記の設定データがア
プリケーションサーバ4−1又は4−2に送られる。
【0109】指示ウインドウW10の下部に設けられた
「エリア指定図形と検索・集計条件の登録」のボタンH
10は、設定したエリア指定図形及び検索・集計条件を
再度利用可能にするため、ユーザ図形レイヤへの登録を
行うものである。ボタンH10を押すと、図14(c)に
示したウインドウW23が表示される。「レイヤ名」欄
H20には、エリア指定図形登録時の「図形作成」ウイ
ンドウW11の選択結果が表示されており、次の「条件
名称」欄H21に指定内容を表す名称を入力した後、登
録ボタンを押して登録する。このようにして登録された
エリア指定図形及び検索・集計条件を、ユーザが登録し
た検索・集計条件と呼ぶ。
【0110】上記のクライアントシステム1からの処理
要求に対し、検索・集計の場合、アプリケーションサー
バ4は、データサーバ5から必要なデータを取り出し、
指定された検索・集計処理を行った後、検索・集計条件
に合致した地図図形をハイライト表示した地図画像を作
成し、検索・集計の処理結果と共に当該クライアントシ
ステム1に返信する。その結果クライアントシステム1
には、図15(a)〜(c)に示される画面MP2、及びウ
インドウW31又はW32が表示される。検索・集計対
象として指定した対象が、図15(a)に示すように、地
図画像がハイライト(図面では、太線枠で表示した)され
て表示される。図13(a)において、「検索データ送
信」欄H9で「集計結果」のみ送信を指定した場合に
は、図15(b)のウインドウW31が画面MP2上に重
ねて表示され、また、同欄H9で「全データ」送信を選
択した場合には、図15(c)のウインドウW32が表示
される。ここで表示されたデータを集計結果の下段にあ
るボタンによりグラフ化することもできる。さらに、ク
リップボードにコピーした後、他のファイルを開いて貼
り付け、保存の処理を行うこともできる。
【0111】ユーザ図形レイヤへの登録の場合、アプリ
ケーションサーバ4は、データサーバ5からユーザ管理
データ格納部8からユーザ管理データを呼び出し、ユー
ザ認証を行う。そして、エリア指定図形及び検索・集計
条件を、条件名称や登録日時と共に、ユーザ図形レイヤ
に登録する。
【0112】図16(a)では、図12に示された「検
索・集計」ボタンF7に係るメニューDFにおいて、
「既存図形を利用したエリアの検索・集計」を選択した
時に表示されるウインドウW40を示す。ここで、「検
索対象レイヤ」欄H41、「項目表示」欄H42,「検
索条件指定」欄H43の選択方法は、上述した図13
(a)の場合と同様である。
【0113】「既存図形でエリア指定」欄H44は、既
存図形として利用できるレイヤ名称をレイヤリストから
選択するものである。「図形作成」ボタンH45を押す
と、図13(b)と同様に、図16(b)に示されるウ
インドウW41が表示され、地図への図形描画が実施で
きる。同じく、「バッファ作成」欄H47は、描画した
エリア指定図形に対するバッファの設定を行うものであ
る。
【0114】「既存図形からの範囲」欄H48は、エリ
ア指定図形で指定される既存図形に対して、指定した幅
だけ広げたバッファを付与するための設定用である。
「既存図形による検索・集計対象図形の指定方法」欄H
49は、エリア指定図形によって指定された既存図形
と、検索・集計対象の地図図形との、包含、交差等の指
示条件の指定を行うことができる。指示のしかたは、図
13(b)メニューH8の場合と同様である。「検索デ
ータ送信」欄H50、「エリア指定図形と検索条件の登
録」欄H51、「検索」ボタンの各機能は、上述した図
13(a)の場合と同様である。
【0115】上記のクライアントシステム1からの処理
要求に対するアプリケーションサーバ4の動作は、上述
した図13(a)の場合と同様である。異なることは、
検索・集計するとき、送信されたエリア指定図形及び検
索・集計条件によって、まず合致する既存図形が検索さ
れ、次にこの既存図形に基づいて、バッファ指示がある
場合には、一時的にバッファ図形が作成されてから、検
索・集計対象の図形が選択されることである。
【0116】その結果のクライアントシステム1におけ
る表示について、図17に示す。図17(a)では、検
索・集計の対象となった図形が太線枠で示され、画面M
P3上にハイライトされている。集計結果のみの送信要
求をしたときには、図17(b)に示すウインドウW5
1が画面MP3上に重ねて表示される。集計の全データ
の送信要求をした場合には、図17(c)に示すウイン
ドウW52が表示される。
【0117】図18は、図12に示した画面Xにおける
「検索・集計」ボタンF7のメニューDFで「ユーザが
登録した検索・集計条件の呼び出し」を選択したときに
表示されるウインドウW61、W62を示す。図13
(a)及び図16(a)における「エリア指定図形と検
索条件の登録」のボタンH10、H51の操作により、
ユーザが登録したエリア指定図形及び検索・集計条件の
一覧が呼び出され、再度利用することができる。
【0118】操作のステップの第1ステップとして、図
18(a)の操作ウインドウW61により指定するエリ
ア図形の「登録レイヤ名」欄H61で、面、線、点のい
ずれかに属するかを選択し、「ユーザが登録した検索・
集計条件一覧の呼出」ボタンH62を押すと、アプリケ
ーションサーバ4と通信を行い、対応するレイヤに登録
した検索・集計条件の一覧がアプリケーションサーバ4
から呼び出され、画面表示が、図18(b)に示される
ウインドウW62に変わる。
【0119】第2ステップとして、「条件名称一覧」メ
ニューH64により検索条件名称の選択を行い、「検索
・集計条件の呼出」ボタンH65を押すと、選択された
検索・集計条件がアプリケーションサーバ4から呼び出
される。図13(a)に示した「描いたエリア検索・集
計」で既に登録していた条件名称を選択した場合には、
図13(a)の画面に条件入力がされた状態で表示され
る。図16(a)に示した「既存図形を利用したエリア
検索・集計」で既に登録していた条件名称を選択した場
合には、図16(a)の画面に条件入力された状態で表
示される。
【0120】ユーザは、この表示内容を確認し、必要に
よりその設定条件の一部を変更することができる。この
機能を使用することにより、最小限の入力設定で地図に
関連した情報の検索・集計条件の再利用が可能となる。
【0121】次に、クライアントシステム1とアプリケ
ーションサーバ4及びWEBサーバ3との間の通信内
容、及び、これに対応したアプリケーションサーバ4の
処理内容についてステップブロック図及びフローチャー
トを用いて説明する。
【0122】図19は、クライアントシステム1からW
EBサーバ3、アプリケーションサーバ4にアクセスし
たとき、最初のシステム起動時に行う通信処理の内容と
流れを示している。最初に、WEBサーバ3からJav
a(登録商標) Applet又はプラグイン等である
クライアントシステムのファイルをクライアントシステ
ム1にダウンロードの要求を行い(ステップS2)、W
EBサーバ3から受信したクライアントシステムのプロ
グラムを使用可能にする(ステップS3〜S5)。
【0123】図20は、クライアントシステム1がシス
テム起動されて使用可能になった後において、実施され
るユーザ認証と全域地図表示のための通信処理を示す。
ここでは、ユーザ認証情報であるユーザIDとパスワー
ドと全域地図のリクエスト情報(ステップS7)をクラ
イアントシステムからアプリケーションサーバ4に送信
する。
【0124】アプリケーションサーバ4では、これらの
信号を受信すると、地図レイヤの表示設定をし、要求の
全域地図画像を作成し、要求地図の範囲座標を計算する
(ステップS8)。この結果をクライアントシステム1
に返信し、全域地図の表示を行う(ステップS9、S1
0)。このユーザ認証のためのユーザIDとパスワード
の入力は最初だけ要求され、その結果をクライアントシ
ステム1に保持し、以降のアプリケーションサーバ4に
アクセスする度に、自動的に付与される。
【0125】表示された全域地図に関して、これから検
索・集計を行う地域の地図選択、表示の処理内容につい
ては既に公開されているので、ここでの説明は省略す
る。図21は、図12に示された画面で検索・集計対象
とする地図の表示をした後のクライアントシステムにお
いて、図13(a)又は図16(a)の場合における検
索・集計条件の設定や登録等を行うときの通信処理の手
順を示している。クライアントシステム1からユーザ認
証情報と地図要求情報及び検索・集計条件等のリクエス
ト情報をアプリケーションサーバ4に送信する(ステッ
プS12)。
【0126】このリクエスト情報を受信したアプリケー
ションサーバ4では、検索・集計のエリアの設定、検索
・集計処理、条件検索登録要求がある場合には、検索・
集計条件登録の処理を行い、さらに、処理結果を含む地
図画像の生成を行って、クライアントシステム1にこれ
らの情報を返信する(ステップS13)。クライアント
システム1においては、受信した情報に基づいて地図画
像と検索・集計結果等の画面表示を行う(ステップS1
4、S15)。
【0127】クライアントシステム1から送信された処
理要求に対し、アプリケーションサーバ4内で処理され
る内容について、図22乃至図25のフローチャートを
参照しながら説明する。なお、ユーザID、パスワード
による「ユーザ認証」及び「地図要求」に対する処理
は、従来技術であるので、ここでは、その説明を省略す
る。
【0128】図22は、エリア指定図形によって直接
「検索・集計」する場合のアプリケーションサーバ4に
おける処理の内容を示したフローチャートである。クラ
イアントシステム1から指定された検索・集計対象レイ
ヤデータをデータサーバ5から取り出し設定する(ステ
ップS22)。次に、描画によって作成されたエリア指
定図形及び検索・集計条件の指示から、検索・集計対象
図形の検索を行う(ステップS23)。続いて、該当す
る図形が収まる地図範囲の設定(ステップS24)と、
背景地図のレイヤ設定と表示を実施する(ステップS2
5)。
【0129】線や面の按分計算の指示がある場合には
(ステップS26のYes)、対象図形の分割処理をし
て、按分計算のための延長や面積を求め、按分率を計算
し(ステップS27)、その後、指定された図形の対象
項目の設定と数値データの集計(ステップS28)を行
う。ステップS26において、指示がない場合には(N
o)、ステップS25から直接ステップS28に進む。
【0130】集計に使用した元のデータまで返信要求さ
れている場合には(ステップS29のYes)、元デー
タの送信設定を行い(ステップS30)、返信要求がな
い場合には(No)、集計データの送信設定を行う(ス
テップS31)。
【0131】これらの設定後において、検索・集計対象
図形をハイライト表示した地図画像を作成して(ステッ
プS32)、範囲座標を添付し(ステップS33)、集
計データ等と一緒にクライアントシステム1に送信する
(ステップS34)。
【0132】図23及び図24は、既存図形を利用した
間接的な「検索・集計」の要求をクライアントシステム
1から受信した場合におけるアプリケーションサーバ4
による処理の内容を示した一連のフローチャートであ
る。図23及び図24に示した処理が、図22に示した
直接的な「検索・集計」の処理の場合と異なっている点
は、図23及び図24の処理が、描画によって作成され
たエリア指定図形により、データサーバ5から既存図形
を抽出しているステップS43と、既存図形に対するバ
ッファを発生させるステップS47とが挿入されてお
り、検索・集計対象図形の検索(ステップS48)で
は、抽出された既存図形を、図22における描画によっ
て作成されたエリア指定図形と同等に扱っていることで
ある。その他の処理については、図22の場合と同様で
ある。
【0133】図25は、エリア指定図形及び検索・集計
条件を後で再利用できるようにするため、アプリケーシ
ョンサーバ4に対して「エリア指定図形と検索・条件の
登録」をする場合におけるアプリケーションサーバ4に
よる処理の内容のフローチャートを示している。
【0134】図25におけるステップS60及びステッ
プS61の処理は、前出のフローチャートの処理と同様
である。次いで、ユーザ図形レイヤに、登録図形が点、
線、面のいずれであるかによって区分して登録レイヤを
設定し(ステップS62)、エリア指定図形と同時に検
索・集計条件を登録する(ステップS63)。
【0135】次いで、登録された図形エリアが収まる地
図範囲を設定し(ステップS64)、登録した結果を確
認するため背景地図及びエリア指定図形をハイライト表
示した画像として作成される(ステップS65)。そし
て、以降のステップS66及びS67の処理は、前出の
処理、例えば、ステップS33及びS34の場合と同様
であって、その処理結果が、クライアントシステム1に
送信される。
【0136】図26及び図27は、ユーザが登録した検
索・集計条件の呼出を行い、再検索・再集計を行う場合
における通信処理に係る一連の手順を示している。
【0137】図26では、クライアントシステム1にお
ける図18(a)に示された第1ステップに対応した通
信処理が示されている。ユーザが登録した検索・集計条
件を選択するため、まず、ユーザ図形レイヤの点、線、
面のいずれのレイヤに属するかを指定し、これに対する
検索・集計条件名称一覧の送信要求情報をクライアント
システム1からアプリケーションサーバ4に送信する
(ステップS71)。
【0138】この送信要求情報を受信したアプリケーシ
ョンサーバ4は、指定されたユーザ図形レイヤに属する
検索・集計条件名称データを収集し、一覧表を作成し、
さらに、関連する地図画像を生成し、クライアントシス
テムに返信する(ステップS72)。これを受信したク
ライアントシステム1では、地図画像を表示し、ユーザ
が登録した検索・集計条件の一覧が選択可能になる(ス
テップS74)。
【0139】図27に示される処理は、図26の処理に
続くものであり、クライアントシステム1における図1
8(b)に示された第2ステップに対応した通信処理内
容である。クライアントシステム1においてユーザが登
録した検索・集計条件の名称一覧表より所望の名称の選
択を行った後、呼出要求をする(ステップS76)。
【0140】これを受信したアプリケーションサーバ4
では、検索・集計条件データの検索をし、地図画像デー
タと共にクライアントシステム1に返信する(ステップ
S77)。これにより、クライアントシステム1では、
検索・集計条件とこれに対応する地図画像とが表示され
る(ステップS79)。
【0141】ユーザは、この表示内容を確認し、必要に
より、先に図13(a)、(b)、又は、図16
(a)、(b)に示した操作により検索・集計の条件の
修正を行い、続いて、図21に示した通信処理が行われ
る。
【0142】
【発明の効果】本発明は、WEBを利用したサーバ・ク
ライアントシステム構成において、サーバ側で地図情報
処理の主要部分を処理し、クライアント側の処理負担を
少なくし、サーバ側とのデータ転送量も少なくしたシス
テム構成としたことにより、クライアント側にレスポン
スの安定したシステムを提供できる。また、サーバ側の
著作権を含む貴重な地図情報をインターネットやイント
ラネット上に流出することなく、ユーザの要求に応えら
れるシステムとなった。
【0143】地図上の検索・集計エリアの指定方法とし
て、従来の同心円指定等の単純な範囲指定方法だけでは
なく、地図上の道路や河川などの既存図形による指定
や、任意の点、線、面による指定、線や面で重なった部
分の按分指定など多彩な指定が可能になっている。
【0144】更に、これらの検索・集計エリアの指定条
件をサーバに保存をし、再度の使用における条件設定の
簡単化を図っている。
【0145】また、集計は数値を伴ったものになるが、
集計の必要のないエリア指定と文字情報等の属性条件を
組み合わせた高度な検索にも適用できる。
【0146】このシステムによって、指定地域の各種統
計解析、エリアマーケティング、顧客管理、営業所・事
業所管理、不動産情報検索、自然条件分析、都市・地方
計画等の多目的な地図情報の利用がWEB上で可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】地図上の図形への検索・集計条件を指示するメ
ニューに係る一覧表の例を示す図である。
【図2】地図上の図形を描画図形によって指定する方法
を示す図(その1)である。
【図3】地図上の図形を描画図形によって指定する方法
を示す図(その2)である。
【図4】地図上の図形を描画図形によって指定する方法
を示す図(その3)である。
【図5】描画した図形にバッファエリアを指定する方法
を示す図である。
【図6】指定エリアの面積按分計算の具体例を示す図で
ある。
【図7】指定エリアの条件検索の具体例を示す図であ
る。
【図8】既存図形によるエリア指定の例を示す図であ
る。
【図9】本発明のシステム全体構成の一例を示す図であ
る。
【図10】レイヤ管理の1例を示す図である。
【図11】レイヤ項目管理表を示す図である。
【図12】クライアントシステムのユーザ端末で最初に
表示される画面の図である。
【図13】ユーザ端末における描いたエリアの検索・集
計の操作画面を示す図である。
【図14】検索・集計の条件設定に関連するサブウイン
ドウの画面を示す図である。
【図15】検索・集計の処理結果を表示する画面を示す
図である。
【図16】ユーザ端末における既存図形を利用したエリ
アの検索・集計の操作画面を示す図である。
【図17】既存図形を利用した検索・集計の処理結果を
表示する画面を示す図である。
【図18】ユーザが登録した検索・集計条件の呼び出し
を行う画面を示す図である。
【図19】クライアントシステムとアプリケーションサ
ーバ及びWEBサーバとの間で最初に行う通信の内容を
示す図である。
【図20】クライアントシステムが使用可能になった
後、最初に実施するユーザ認証と全域地図表示のための
通信内容を示す図である。
【図21】エリア指定図形を描いて検索・集計条件の登
録等を行う時の通信内容を示す図である。
【図22】エリア指定図形により直接検索・集計する場
合のアプリケーションサーバにおける処理内容を示した
フローチャートである。
【図23】既存図形を利用した間接的検索・集計する場
合のアプリケーションサーバにおける処理内容を示した
フローチャート(その1)である。
【図24】既存図形を利用した間接的検索・集計する場
合のアプリケーションサーバにおける処理内容を示した
フローチャート(その2)である。
【図25】エリア指定図形と検索・集計条件を登録する
場合のアプリケーションサーバにおける処理内容を示す
フローチャートである。
【図26】ユーザが登録した検索・集計条件の呼出を行
い再検索・集計を行う場合の通信処理内容を示したフロ
ーチャート(その1)である。
【図27】ユーザが登録した検索・集計条件の呼出を行
い再検索・集計を行う場合の通信処理内容を示したフロ
ーチャート(その2)である。
【符号の説明】
1、1−1〜1−3…クライアントシステム 2…インターネット 3…WEBサーバ 4、4−1、4−2…アプリケーションサーバ 5…データサーバ 6…地図情報データ格納部 7…検索・集計条件管理データ格納部 8…ユーザ管理データ格納部 9…レイヤ項目管理表格納部 10…地図表現情報管理表格納部 A…建物等の面図形 B…バッファ距離 DF…プルダウンメニュー E…面図形 Fi…機能選択ボタン Hi…表示又は入力エリア欄 L…線図形 Mij…メッシュ MPi…地図 P…エリア指定図形 T…点図形 Wi…表示ウインドウ p…マウスで指定した点

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定した範囲の地図図形情報に基いて作
    成された地図画像情報と該地図図形情報に係る項目情報
    とをサーバから受信する情報受信手段と、 前記地図画像情報上にエリア指定図形を生成するエリア
    指定図形情報生成手段と、 前記エリア指定図形情報と前記項目情報に基づいて、前
    記サーバに送信する検索・集計条件を作成する検索・集
    計条件情報作成手段とを有し、 前記情報受信手段は、作成された前記検索・集計条件に
    従って処理された地図画像情報及び前記地図図形情報に
    関連する属性情報を検索・集計処理した結果を前記サー
    バから受信することを特徴とする地図情報検索・集計ク
    ライアントシステム。
  2. 【請求項2】 前記エリア指定図形情報生成手段は、検
    索・集計対象とする前記地図画像上に点、線又は面の図
    形を描画し前記エリア指定図形を生成することを特徴と
    する請求項1に記載の地図情報検索・集計クライアント
    システム。
  3. 【請求項3】 前記エリア指定図形情報生成手段は、前
    記エリア指定図形が前記点、線又は面の図形である場
    合、当該点、線又は面から所定距離だけ範囲を広げたバ
    ッファ図形をエリア指定図形として生成することを特徴
    とする請求項2項に記載の地図情報検索・集計クライア
    ントシステム。
  4. 【請求項4】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記エリア指定図形が包含する、包含される又は交差する
    位置にある前記地図図形を検索・集計対象として指定す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記
    載の地図情報検索・集計クライアントシステム。
  5. 【請求項5】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記エリア指定図形が面図形である場合、前記エリア指定
    図形と交差する前記地図図形の線図形に係る属性情報に
    ついて、前記エリア指定図形に含まれる該線図形の部分
    により延長で按分する指定を含むことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか一項に記載の地図情報検索・集計
    クライアントシステム。
  6. 【請求項6】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記エリア指定図形が面図形である場合、前記エリア指定
    図形と交差する前記地図図形の面図形に係る属性情報に
    ついて、前記エリア指定図形に含まれる該面図形の部分
    により面積で按分する指定を含むことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか一項に記載の地図情報検索・集計
    クライアントシステム。
  7. 【請求項7】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記項目情報から既存図形項目が選択された場合、前記エ
    リア指定図形によって指定される既存図形が、包含す
    る、包含される又は交差する位置にある前記地図図形
    を、検索・集計対象として指定することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の地図情報検索・集
    計クライアントシステム。
  8. 【請求項8】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記エリア指定図形によって指定される既存図形が面図形
    である場合、前記既存図形と交差する前記地図図形の線
    図形に係る属性について、前記既存図形に含まれる該線
    図形の部分により延長で按分する指定を含むことを特徴
    とする請求項7に記載の地図情報検索・集計クライアン
    トシステム。
  9. 【請求項9】 前記検索・集計条件情報作成手段は、前
    記エリア指定図形によって指定される既存図形が面図形
    である場合、前記既存図形と交差する前記地図図形の面
    図形に係る属性について、前記既存図形に含まれる該面
    図形の部分により面積で按分する指定を含むことを特徴
    とする請求項7に記載の地図情報検索・集計クライアン
    トシステム。
  10. 【請求項10】 前記検索・集計条件情報作成手段は、
    前記エリア指定図形によって指定される既存図形が点、
    線、面の図形である場合、当該点、線、面の図形から所
    定距離だけ広げたバッファ範囲の位置にある前記地図図
    形を、検索・集計対象として指定することを特徴とする
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載の地図情報検索・
    集計クライアントシステム。
  11. 【請求項11】 前記エリア指定図形情報及び前記検索
    ・集計条件情報に識別情報を付加して前記サーバに登録
    し、再度呼び出し可能としたことを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれか一項に記載の地図情報検索・集計ク
    ライアントシステム。
  12. 【請求項12】 前記情報受信手段は、指定により集計
    処理された集計結果のみと、該集計処理のため検索され
    た属性情報と該集計結果の両方との、いずれかを選択
    し、前記サーバから受信することを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか一項に記載の地図情報検索・集計ク
    ライアントシステム。
  13. 【請求項13】 指定された範囲の地図図形情報に基づ
    いて地図画像情報を作成する地図画像作成手段と、該地
    図画像情報と前記地図図形情報に係る項目情報とをクラ
    イアントに送信する情報送信手段と、 前記地図画像情報上で作成されたエリア指定図形情報と
    前記項目情報に基づいて作成された検索・集計条件情報
    とを前記クライアントから受信する情報受信手段と、 前記検索・集計条件情報に従って前記地図図形情報とそ
    れに関連する属性情報を検索・集計処理する検索・集計
    処理手段と、 前記地図画像作成手段は、前記検索・集計処理に係る地
    図図形を強調表示した地図画像情報を作成し、前記情報
    送信手段は、前記地図画像情報と前記属性情報の検索・
    集計処理結果とを、前記クライアントに送信する情報送
    信手段を有ることを特徴とする地図情報検索・集計・配
    信サーバシステム。
  14. 【請求項14】 前記検索・集計処理手段は、点、線又
    は面のエリア指定図形情報が包含する、包含される又は
    交差する位置にある地図図形から検索・集計対象を求め
    る処理を含むことを特徴とする請求項13に記載の地図
    情報検索・集計・配信サーバシステム。
  15. 【請求項15】 前記検索・集計処理手段は、前記エリ
    ア指定図形に含まれる部分に係る属性情報だけを按分し
    て集計する処理を含むことを特徴とする請求項13に記
    載の地図情報検索・集計・配信サーバシステム。
  16. 【請求項16】 前記検索・集計処理手段は、前記検索
    ・集計条件情報に既存図形項目の指定がある場合、前記
    エリア指定図形によって求まる既存図形が包含する、包
    含される又は交差する位置にある地図図形から検索・集
    計対象を求める処理を含むことを特徴とする請求項13
    に記載の地図情報検索・集計・配信サーバシステム。
  17. 【請求項17】 前記検索・集計処理手段は、前記エリ
    ア指定図形によって求まる既存図形に含まれる部分に係
    る属性情報だけを按分して集計する処理を含むことを特
    徴とする請求項16に記載の地図情報検索・集計・配信
    サーバシステム。
  18. 【請求項18】 前記検索・集計処理手段は、前記検索
    ・集計条件情報に既存図形に対するバッファの指定があ
    る場合、前記エリア指定図形によって求まる既存図形か
    ら所定距離だけ広げたバッファ範囲にある前記地図図形
    から検索・集計対象を求める処理を含むことを特徴とす
    る請求項16乃至17のいずれか1項に記載の地図情報
    検索・集計・配信サーバシステム。
  19. 【請求項19】 前記情報受信手段は、前記クライアン
    トで作成された前記エリア指定図形情報及び前記検索・
    集計条件情報に識別情報を付加した情報をサーバに記憶
    し、クライアントからの要求により取り出し可能とする
    ことを特徴とした請求項13乃至18のいずれか一項に
    記載の地図情報検索・集計・配信サーバシステム。
  20. 【請求項20】 前記情報送信手段は、指定により集計
    処理された集計結果のみと、該集計処理のため検索され
    た属性情報と該集計結果の両方との、いずれかを選択
    し、前記クライアントに送信することを特徴とする請求
    項13乃至19のいずれか一項に記載の地図情報検索・
    集計・配信サーバシステム。
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