JP2003312916A - 排紙装置及びプリンタ - Google Patents

排紙装置及びプリンタ

Info

Publication number
JP2003312916A
JP2003312916A JP2002114918A JP2002114918A JP2003312916A JP 2003312916 A JP2003312916 A JP 2003312916A JP 2002114918 A JP2002114918 A JP 2002114918A JP 2002114918 A JP2002114918 A JP 2002114918A JP 2003312916 A JP2003312916 A JP 2003312916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
feed roller
feed
paper discharge
carry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002114918A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kawakami
秀樹 川上
Kazuhiko Yamagishi
和彦 山岸
Atsushi Nishioka
篤 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002114918A priority Critical patent/JP2003312916A/ja
Publication of JP2003312916A publication Critical patent/JP2003312916A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ATM、発券機、キオスク端末等のホスト装置
におけるプリンタの配置の自由度を高めて、ホスト装置
の小型化を可能にすると共に、ロール紙交換、ジャム処
理等のメンテナンス性を向上させる。 【解決手段】印字面が上を向くように印字ユニット13
側から送り出される印字後の用紙Pを、排紙口から排紙
する排紙装置16Aにおいて、印字ユニット13側から
送り出される用紙Pを排紙口に導くよう平面視で略90
゜曲る紙送り経路と、該紙送り経路に沿って用紙Pを送
る紙送り手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字機構側から送
り出される印字後の用紙を、所定の排紙口から排紙する
排紙装置に関し、特に、ATM、発券機、キオスク端末
等のホスト装置に組み込まれるプリンタの排紙装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ATM、発券機、キオスク端末等のホス
ト装置に組み込まれ、入出金明細、チケット、レシート
等の印字を行うプリンタが普及している。この種のプリ
ンタは、通常、ホスト装置の筐体内部に収納されるロー
ル紙(用紙)に必要な情報を印字した後、ロール紙の印
字部分を切断し、入出金明細、チケット、レシート等と
して利用者に提供するように構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタは、印字機構側から送り出される印字後の
用紙を、ホスト装置の正面に設けられる排紙口から直接
排紙するように構成されるため、ホスト装置の内部に奥
行き方向を向いて配置する必要があり、その結果、ホス
ト装置の大型化を招く許りでなく、ロール紙交換、ジャ
ム処理等のメンテナンス性を低下させる惧れがある。
【0004】本発明の目的は、印字機構側から送り出さ
れる用紙を、略90゜向きを変えて排紙することによ
り、ATM、発券機、キオスク端末等のホスト装置にお
けるプリンタ配置の自由度を高めることができ、その結
果、ホスト装置の小型化を可能にする許りでなく、ロー
ル紙交換、ジャム処理等のメンテナンス性を向上させる
ことができる排紙装置及びプリンタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の排紙装置は、印字面が上または下を向くよう
に印字機構側から送り出される印字後の用紙を、所定の
排紙口から排紙する排紙装置において、前記印字機構側
から送り出される用紙を前記排紙口に導く紙送り経路で
あって、平面視で略90゜曲るものと、前記紙送り経路
に沿って用紙を送る紙送り手段とを備えて構成される。
【0006】また、前記紙送り手段は、前記印字機構側
から送り出される用紙を収容部に送る搬入用送りローラ
と、前記収容部の用紙を前記排紙口に送る排紙用送りロ
ーラとを備えることが好ましい。この場合においては、
各送りローラを選択的に駆動させることにより、略90
゜曲った紙送り経路に沿って用紙を送ることができる。
【0007】また、前記各送りローラを前記紙送り経路
から退避させる送りローラ退避手段を更に備え、前記搬
入用送りローラが用紙を送るとき、前記排紙用送りロー
ラが前記紙送り経路から退避される一方、前記排紙用送
りローラが用紙を送るとき、前記搬入用送りローラが前
記紙送り経路から退避されることが好ましい。この場合
においては、各送りローラを選択的に駆動させる際に、
他方の送りローラが紙送りを妨げる不都合を回避するこ
とができる。
【0008】また、前記搬入用送りローラは、前記印字
機構側から順次送り出される複数枚の用紙を前記収容部
に集積し、前記排紙用送りローラは、集積された複数枚
の用紙を前記排紙口から一括排紙することが好ましい。
この場合においては、一人の利用者に複数枚の用紙を提
供するとき、利用者による用紙の受け取りが容易になる
許りでなく、用紙の受け取り忘れも防止することができ
る。
【0009】また、前記搬入用送りローラ及び前記排紙
用送りローラは、平面視で円周方向に並ぶように配置さ
れ、前記円周方向を基準とする同方向の駆動によって用
紙を回転させることが好ましい。この場合においては、
用紙の向きを変えて利用者に提供することができ、しか
も、搬入用送りローラ及び排紙用送りローラを利用して
用紙を回転させるため、部品点数の増加や構造の複雑化
も回避することができる。
【0010】また、前記搬入用送りローラと前記排紙用
送りローラとの間に、平面視で扇状に配置され、用紙を
送りながらその向きを順次変換する複数の方向変換用送
りローラを更に備えることが好ましい。この場合におい
ては、用紙の向きを変えて利用者に提供することがで
き、しかも、扇状に配置された送りローラを用いるた
め、簡単な構成で用紙の方向変換を行うことができる。
【0011】また、上記目的を達成するため本発明のプ
リンタは、請求項1〜6の何れかに記載の排紙装置を備
えて構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は、ホスト装置に組み込まれた
プリンタの概略正面図、図2は、ホスト装置に組み込ま
れたプリンタの概略平面図である。これらの図に示され
るように、プリンタ10は、ATM、発券機、キオスク
端末等のホスト装置11に組み込まれ、入出金明細、チ
ケット、レシート等の印字を行う。プリンタ10は、ロ
ール紙(用紙)Rを回転自在に収納する収納部12と、
該収納部12から引き出したロール紙Rに印字を行う印
字ユニット(印字機構)13と、ロール紙Rの印字領域
を切断するカッターユニット14と、印字ユニット13
から送り出される単票状の用紙Pを、ホスト装置11の
正面に形成される排紙口15から排紙する排紙装置(プ
レゼンタ)16とを備えて構成される。
【0013】収納部12は、前方に突出し、ロール紙R
を片持ち状に支持するロール紙支軸17と、該ロール紙
支軸17にセットされたロール紙Rを抜止めする開閉自
在なストッパ18とを備えて構成される。ロール紙支軸
17にセットされたロール紙Rは横方向に引き出され、
その引き出し方向に沿って印字ユニット13、カッター
ユニット14及び排紙装置16が横向きに配置される。
これにより、奥行き寸法や高さ寸法に制限があるホスト
装置11であってもプリンタ10の組み込みが可能にな
り、しかも、ホスト装置11の正面カバー19を開ける
ことにより、ロール紙Rの交換やジャム処理を容易に行
うことが可能になる。
【0014】印字ユニット13は、例えばサーマル式の
印字ヘッド20と、該印字ヘッド20の対向位置でロー
ル紙Rを送るプラテンローラ(送りローラ)21とを上
下に備えて構成され、その下流側にカッターユニット1
4が配置される。プリンタ10がホスト装置11から印
字指令を受けると、プラテンローラ21でロール紙Rを
送りながら、印字ヘッド20によってロール紙Rに印字
が行われる。その後、カッターユニット14が動作さ
れ、ロール紙Rの印字領域が単票状の用紙Pとして排紙
装置16に渡される。
【0015】排紙装置16は、印字面が上を向くように
印字ユニット13から側方に送り出される用紙Pを収容
し、この用紙Pを正面の排紙口15から排紙するように
構成される。つまり、排紙装置16は、平面視で略90
゜曲る紙送り経路と、この紙送り経路に沿って用紙Pを
送る紙送り手段とを備えて構成される。これにより、ホ
スト装置11におけるプリンタ10の配置の自由度が高
められ、前述の如くプリンタ10を横向きに配置するこ
とが可能になる。以下、排紙装置16の3つの実施形態
を図面に沿って順次説明する。
【0016】図3は、第1実施形態の排紙装置を上側か
ら見た斜視図、図4は、第1実施形態の排紙装置を下側
から見た斜視図である。これらの図に示されるように、
第1実施形態の排紙装置16Aは、左側方の印字ユニッ
ト13から送り出される用紙Pを収容する収容部22
と、該収容部22に用紙Pを搬入する搬入用送り機構2
3と、収容部22に搬入した用紙Pを排紙口15から排
紙する排紙用送り機構24とを備えて構成される。収容
部22は、上方、左側方及び前方が開放されたトレー状
の容器であり、その右端面は、用紙Pの先端を位置決め
するストッパ部22aとして機能する。
【0017】搬入用送り機構23は、前後一対の多関節
アーム25間に、複数の搬入用送りローラ26を備えて
構成され、常時は自重によって収容部22の底面に当接
する。各多関節アーム25は、それぞれ3本のアーム部
材25aを順次連結して構成され、各連結点において搬
入用送りローラ26が回転自在に支持される。各搬入用
送りローラ26の支軸27には、ギヤ(図示せず)が一
体的に設けられ、これらのギヤが一連状に噛合される。
右端の支軸27は、収容部22の後部に形成される長孔
22bを介して収容部22の後方まで延出し、図示しな
い駆動源に連結される。右端の支軸27を駆動すると、
上記ギヤを介して各支軸27に動力が伝動され、全ての
搬入用送りローラ26が同方向に同期回転する。また、
搬入用送り機構23には、図示しない第1退避機構が連
結されており、該第1退避機構の動作に応じて搬入用送
り機構23が上方に退避される。
【0018】排紙用送り機構24は、収容部22の右端
部に配置される前後一対の排紙用送りローラ対28を備
える。排紙用送りローラ対28は、その位置が固定され
た上側送りローラ28aと、収容部22の底面に形成さ
れる角孔22cを介して上側送りローラ28aに当接す
る下側送りローラ28bとを備えて構成され、図示しな
い駆動源によって回転駆動される。また、下側送りロー
ラ28bは、長孔22dに沿って上下移動自在に支持さ
れると共に、図示しない第2退避機構に連結されてお
り、該第2退避機構の動作に応じて下方に退避される。
【0019】次に、排紙装置16Aの動作を図面に沿っ
て説明する。図5の(A)は、第1実施形態における排
紙装置の搬入動作を示す説明図、(B)は、第1実施形
態における排紙装置の排紙動作を示す説明図である。図
5の(A)に示されるように、搬入動作時には、搬入用
送り機構23が自重で収容部22の底面に当接する一
方、排紙用送り機構24の下側送りローラ28bが下方
に退避される。この状態で印字ユニット13側から1枚
目の用紙Pが送り出されると、搬入用送り機構23と収
容部22の底面との間に導かれた用紙Pが、搬入用送り
ローラ26の回転によって収容部22の右端(ストッパ
部22a)まで送られる。また、印字ユニット13側か
ら2枚目の用紙Pが送り出されると、この用紙Pが、既
に収容された1枚目の用紙Pと搬入用送り機構23と間
に導かれると共に、搬入用送りローラ26の回転によっ
て1枚目の用紙P上に積層状に収容される。この搬入動
作を繰り返すことにより、印字ユニット13から順次送
り出される複数枚の用紙Pが収容部22に集積される。
印字ユニット13からの用紙Pの送り出しが終わると、
図5の(B)に示されるように、搬入用送り機構23が
上方に退避される一方、排紙用送り機構24における下
側送りローラ28bの退避が解除される。退避解除され
た下側送りローラ28bが図示しないバネの付勢力で上
方に移動すると、上記搬入動作によって収容部22に集
積された用紙Pの右端部が排紙用送りローラ対28に挟
まれる。この状態で、排紙用送りローラ対28を駆動さ
せると、集積状態の用紙Pが前方に送られ、前記排紙口
15から一括排紙される。これにより、複数枚の用紙P
を一人の利用者に1枚ずつ提供する場合に比べ、利用者
による用紙Pの受け取りが容易になると共に、用紙Pの
受け取り忘れを防止することが可能になる。
【0020】図6は、第2実施形態の排紙装置を上側か
ら見た斜視図、図7は、第2実施形態の排紙装置を下側
から見た斜視図である。これらの図に示されるように、
第2実施形態の排紙装置16Bは、左側方の印字ユニッ
ト13から送り出される用紙Pを収容する収容部29
と、該収容部29に用紙Pを搬入する搬入用送り機構3
0と、収容部29に搬入した用紙Pを排紙口15から排
紙する排紙用送り機構31とを備えて構成される。
【0021】搬入用送り機構30は、収容部29上にお
ける仮想円32の円周に沿うように配置された前後一対
の搬入用送りローラ対33を備える。搬入用送りローラ
対33は、その位置が固定された上側送りローラ33a
と、収容部29の底面に形成される角孔29aを介して
上側送りローラ33aに当接する下側送りローラ33b
とを備えて構成され、図示しない駆動源によって回転駆
動される。この駆動源による搬入用送りローラ対33の
駆動は、前後一対の搬入用送りローラ対33を同方向
(搬入方向)に回転させる搬入時駆動状態と、前後一対
の搬入用送りローラ対33を背反方向に回転させる用紙
回転時駆動状態とに切り換え可能となっている。また、
下側送りローラ33bは、長孔29bに沿って上下移動
自在に支持されると共に、図示しない第1退避機構に連
結されており、該第1退避機構の動作に応じて下方に退
避される。
【0022】排紙用送り機構31は、収容部29上にお
ける仮想円32の円周に沿うように配置された左右一対
の排紙用送りローラ対34を備える。排紙用送りローラ
対34は、その位置が固定された上側送りローラ34a
と、収容部29の底面に形成される角孔29aを介して
上側送りローラ34aに当接する下側送りローラ34b
とを備えて構成され、図示しない駆動源によって回転駆
動される。この駆動源による排紙用送りローラ対34の
駆動は、左右一対の排紙用送りローラ対34を同方向
(排紙方向)に回転させる排紙時駆動状態と、左右一対
の排紙用送りローラ対34を背反方向に回転させる用紙
回転時駆動状態とに切り換え可能となっている。また、
下側送りローラ34bは、長孔29bに沿って上下移動
自在に支持されると共に、図示しない第2退避機構に連
結されており、該第2退避機構の動作に応じて下方に退
避される。
【0023】次に、排紙装置16Bの動作を図面に沿っ
て説明する。図8の(A)は、第2実施形態における排
紙装置の搬入動作を示す説明図、(B)は、第2実施形
態における排紙装置の用紙回転動作を示す説明図、
(C)は、第2実施形態における排紙装置の排紙動作を
示す説明図である。図8の(A)に示されるように、搬
入動作時には、搬入用送りローラ対33が当接状態で同
方向(搬入方向)に駆動される一方、排紙用送りローラ
対34の下側送りローラ34bが下方に退避される。こ
の状態で印字ユニット13側から用紙Pが送り出される
と、搬入用送りローラ対33の間に導かれた用紙Pが、
搬入用送りローラ対33の回転によって収容部29の右
端まで送られ、ここで搬入用送りローラ対33の回転が
停止される。次に、図8の(B)に示されるように、排
紙用送りローラ対34における下側送りローラ34bの
退避を解除した後、搬入用送りローラ対33及び排紙用
送りローラ34を、前記仮想円32の円周方向を基準と
して同方向(平面視時計回り方向)に回転させると、収
容部29上の用紙Pが平面視時計回り方向に回転し、そ
の回転角が略90゜に達したとき、搬入用送りローラ対
33及び排紙用送りローラ34の回転が停止される。次
に、図8の(C)に示されるように、搬入用送りローラ
33の下側送りローラ33bを下方に退避させた後、排
紙用送りローラ対34を同方向(排紙方向)に回転させ
ると、収容部29上の用紙Pが前方に送られ、排紙口1
5から排紙される。これにより、用紙Pの向きを略90
゜変換して利用者に提供することが可能になり、しか
も、搬入用送りローラ対33及び排紙用送りローラ対3
4を利用して用紙Pを回転させることにより、専用の用
紙回転機構を不要にし、部品点数の増加や構造の複雑化
を回避することが可能になる。
【0024】図9は、第3実施形態の排紙装置を上側か
ら見た斜視図である。この図に示されるように、第3実
施形態の排紙装置16Cは、左側方の印字ユニット13
から送り出される用紙Pを収容する収容部35と、該収
容部35に用紙Pを搬入する搬入用送り機構36と、収
容部35に搬入した用紙Pの方向を順次変換する方向変
換用送り機構37と、方向変換された用紙Pを排紙口1
5から排紙する排紙用送り機構38とを備えて構成され
る。
【0025】収容部35は、平面視で円弧状に略90゜
湾曲し、その両側部には、上方に立ち上がる側壁35a
が形成される。搬入用送り機構36、方向変換用送り機
構37及び排紙用送り機構38は、何れも収容部35の
側壁35a間に回転自在に支持される送りローラ39〜
41によって構成され、図示しない駆動源によって同方
向に回転駆動される。搬入用送り機構36を構成する搬
入用送りローラ39は、印字ユニット13の用紙送出口
近傍に前後方向を向いて配置される一方、排紙用送り機
構38を構成する排紙用送りローラ41は、排紙口15
の近傍に左右方向を向いて配置される。方向変換用送り
機構37を構成する複数の方向変換用送りローラ40
は、搬入用送りローラ39と排紙用送りローラ41との
間に、平面視で扇状に配置されており、用紙Pを送りつ
つ、その向きを順次変換可能である。
【0026】次に、排紙装置16Cの動作を図面に沿っ
て説明する。図10は、第3実施形態における排紙装置
の動作を示す説明図である。この図に示されるように、
各送りローラ39〜41は同方向に回転駆動される。こ
の状態で印字ユニット13側から用紙Pが送り出される
と、まず、搬入用送りローラ39の回転によって用紙P
が収容部35に収容される。収容部35に搬入された用
紙Pは、扇状に配置された複数の方向変換用送りローラ
40によって引き続き送られると共に、その向きが順次
変換され、その終端側では、用紙Pの向きが略90゜変
換される。向きが変換された用紙Pは、更に排紙用送り
ローラ41によって前方に送られ、排紙口15から排紙
される。これにより、用紙Pの向きを変えて利用者に提
供することができ、しかも、扇状に配置された方向変換
用送りローラ40を用いることにより、簡単な構成で用
紙Pの方向変換を行うことが可能になる。
【0027】以上の如く本発明の実施形態によれば、印
字面が上を向くように印字ユニット13側から送り出さ
れる印字後の用紙Pを、排紙口15から排紙する排紙装
置16は、印字ユニット13側から送り出される用紙P
を排紙口15に導くよう平面視で略90゜曲る紙送り経
路と、該紙送り経路に沿って用紙Pを送る紙送り手段と
を備えて構成されるため、ホスト装置11におけるプリ
ンタ10の配置の自由度を高めることができ、その結
果、ホスト装置11の小型化を可能にする許りでなく、
ロール紙交換、ジャム処理等のメンテナンス性を向上さ
せることができる。
【0028】また、前記紙送り手段は、印字ユニット1
3側から送り出される用紙Pを収容部22(29)に送
る搬入用送りローラ26(33)と、収容部22(2
9)の用紙Pを排紙口15に送る排紙用送りローラ28
(34)とを備えるため、各送りローラ26、28(3
3、34)を選択的に駆動させることにより、略90゜
曲った紙送り経路に沿って用紙Pを送ることができる。
【0029】また、前記各送りローラ26、28(3
3、34)を紙送り経路から退避させる送りローラ退避
機構を更に備え、搬入用送りローラ26(33)が用紙
を送るとき、排紙用送りローラ28(34)が紙送り経
路から退避される一方、排紙用送りローラ28(34)
が用紙を送るとき、搬入用送りローラ26(33)が紙
送り経路から退避されるため、各送りローラ26、28
(33、34)を選択的に駆動させる際に、他方の送り
ローラ26、28(33、34)が紙送りを妨げる不都
合を回避することができる。
【0030】また、第1実施形態において、搬入用送り
ローラ26は、印字ユニット13側から順次送り出され
る複数枚の用紙Pを収容部22に集積し、排紙用送りロ
ーラ28は、集積された複数枚の用紙Pを排紙口15か
ら一括排紙するため、一人の利用者に複数枚の用紙Pを
提供するとき、利用者による用紙Pの受け取りが容易に
なる許りでなく、用紙Pの受け取り忘れも防止すること
ができる。
【0031】また、第2実施形態において、搬入用送り
ローラ33及び排紙用送りローラ34は、平面視で円周
方向に並ぶように配置され、円周方向を基準とする同方
向の駆動によって用紙Pを回転させるため、用紙Pの向
きを変えて利用者に提供することができ、しかも、搬入
用送りローラ33及び排紙用送りローラ34を利用して
用紙Pを回転させるため、部品点数の増加や構造の複雑
化も回避することができる。
【0032】また、第3実施形態においては、搬入用送
りローラ39と排紙用送りローラ41との間に、平面視
で扇状に配置され、用紙Pを送りながらその向きを順次
変換する複数の方向変換用送りローラ40を備えるた
め、用紙Pの向きを変えて利用者に提供することがで
き、しかも、扇状に配置された送りローラ40を用いる
ため、簡単な構成で用紙Pの方向変換を行うことができ
る。
【0033】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、印字機構側
から送り出される用紙を、略90゜向きを変えて排紙す
ることにより、ATM、発券機、キオスク端末等のホス
ト装置におけるプリンタ配置の自由度を高めることがで
き、その結果、ホスト装置の小型化を可能にする許りで
なく、ロール紙交換、ジャム処理等のメンテナンス性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホスト装置に組み込まれたプリンタの概略正面
図である。
【図2】ホスト装置に組み込まれたプリンタの概略平面
図である。
【図3】第1実施形態の排紙装置を上側から見た斜視図
である。
【図4】第1実施形態の排紙装置を下側から見た斜視図
である。
【図5】(A)は、第1実施形態における排紙装置の搬
入動作を示す説明図、(B)は、第1実施形態における
排紙装置の排紙動作を示す説明図である。
【図6】第2実施形態の排紙装置を上側から見た斜視図
である。
【図7】第2実施形態の排紙装置を下側から見た斜視図
である。
【図8】(A)は、第2実施形態における排紙装置の搬
入動作を示す説明図、(B)は、第2実施形態における
排紙装置の用紙回転動作を示す説明図、(C)は、第2
実施形態における排紙装置の排紙動作を示す説明図であ
る。
【図9】第3実施形態の排紙装置を上側から見た斜視図
である。
【図10】第3実施形態における排紙装置の動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
P 用紙 R ロール紙 10 プリンタ 11 ホスト装置 12 収納部 13 印字ユニット 14 カッターユニット 15 排紙口 16A 排紙装置 16B 排紙装置 16C 排紙装置 22 収容部 23 搬入用送り機構 24 排紙用送り機構 26 搬入用送りローラ 28 排紙用送りローラ対 29 収容部 30 搬入用送り機構 31 排紙用送り機構 33 搬入用送りローラ対 34 排紙用送りローラ対 35 収容部 36 搬入用送り機構 37 方向変換用送り機構 38 排紙用送り機構 39 搬入用送りローラ 40 方向変換用送りローラ 41 排紙用送りローラ
フロントページの続き (72)発明者 西岡 篤 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3F053 CA06 CA16 LA07 LA08 LB04 3F054 AA03 AC06 BA02 BB01 BC14 BJ02 3F102 AA11 AA15 AB03 BA03 BB08 EA01 EA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字面が上または下を向くように印字機
    構側から送り出される印字後の用紙を、所定の排紙口か
    ら排紙する排紙装置において、 前記印字機構側から送り出される用紙を前記排紙口に導
    く紙送り経路であって、平面視で略90゜曲るものと、 前記紙送り経路に沿って用紙を送る紙送り手段と、を備
    えることを特徴とする排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記紙送り手段は、 前記印字機構側から送り出される用紙を収容部に送る搬
    入用送りローラと、 前記収容部の用紙を前記排紙口に送る排紙用送りローラ
    と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の排紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各送りローラを前記紙送り経路から
    退避させる送りローラ退避手段を更に備え、前記搬入用
    送りローラが用紙を送るとき、前記排紙用送りローラが
    前記紙送り経路から退避される一方、前記排紙用送りロ
    ーラが用紙を送るとき、前記搬入用送りローラが前記紙
    送り経路から退避されることを特徴とする請求項2に記
    載の排紙装置。
  4. 【請求項4】 前記搬入用送りローラは、前記印字機構
    側から順次送り出される複数枚の用紙を前記収容部に集
    積し、前記排紙用送りローラは、集積された複数枚の用
    紙を前記排紙口から一括排紙することを特徴とする請求
    項2又は3に記載の排紙装置。
  5. 【請求項5】 前記搬入用送りローラ及び前記排紙用送
    りローラは、平面視で円周方向に並ぶように配置され、
    前記円周方向を基準とする同方向の駆動によって用紙を
    回転させることを特徴とする請求項2に記載の排紙装
    置。
  6. 【請求項6】 前記搬入用送りローラと前記排紙用送り
    ローラとの間に、平面視で扇状に配置され、用紙を送り
    ながらその向きを順次変換する複数の方向変換用送りロ
    ーラを更に備えることを特徴とする請求項2に記載の排
    紙装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の排紙装置
    を備えることを特徴とするプリンタ。
JP2002114918A 2002-04-17 2002-04-17 排紙装置及びプリンタ Withdrawn JP2003312916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114918A JP2003312916A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 排紙装置及びプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114918A JP2003312916A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 排紙装置及びプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003312916A true JP2003312916A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29533618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114918A Withdrawn JP2003312916A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 排紙装置及びプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003312916A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2103998A1 (en) 2008-03-18 2009-09-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2103998A1 (en) 2008-03-18 2009-09-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2009220987A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003019845A (ja) プリンタ装置
JP4964978B2 (ja) 媒体検出方法、媒体検出装置、媒体排出装置、及び印刷装置
JP2007130842A (ja) プリンタ装置
JP2019043116A (ja) 液体吐出装置
JP2002060117A (ja) 壁掛けプリンタ
JP3797307B2 (ja) 給紙装置、これを備えた画像形成装置および装置制御プログラム
JP2003312916A (ja) 排紙装置及びプリンタ
JP2020505297A (ja) 排紙経路変換可能な前面給紙かつ前面排紙プリンタ
JP2008108309A (ja) メディア処理装置
JPH0525675B2 (ja)
JP2003080779A (ja) プリンタ
JP2009078524A (ja) サーマルプリンタ
JP2003312913A (ja) 排紙装置、その制御方法及びプリンタ
JP4747435B2 (ja) プリンタにおける印刷媒体の積層搬送方法
KR200379148Y1 (ko) 용지스택장치
JP4457890B2 (ja) プリンタ
JP2011006251A (ja) スタッカ機構付きの印字装置
JP2006168948A (ja) インクジェットプリンタ
JP4515655B2 (ja) プリンタ
JP4380501B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP4415823B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2005059280A (ja) プリンタ装置
JP4591067B2 (ja) プリンタ
KR970000271Y1 (ko) 프린터의 낱장공급장치
JP2005053015A (ja) プリンタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705