JP2003310624A - 医療用開創器 - Google Patents

医療用開創器

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JP2003310624A JP2002118682A JP2002118682A JP2003310624A JP 2003310624 A JP2003310624 A JP 2003310624A JP 2002118682 A JP2002118682 A JP 2002118682A JP 2002118682 A JP2002118682 A JP 2002118682A JP 2003310624 A JP2003310624 A JP 2003310624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開創器の構造が複雑であって取扱いが必ずし
も容易でない欠点や、他方、手軽に使用できるものもあ
るが、助手が熟練を必要とすることのほか、助手が身体
の一定の姿勢を保ちつつ、開創部の展開状態の維持を継
続的に行う必要があり、その作業は人為的に行われる性
質上、とりわけ、長時間に亘り維持することに困難性な
どがあった。 【解決手段】一側に鉤部12が備えられた開創器本体1
0aと他側にハンドル14が備えられた開創器従体10
bとが着脱自在に設けられ、前記の開創器本体10a
に、該開創器本体10aの姿勢を制御する制御手段18
が設けられてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、手術を行うに際
し、創部口縁を開いた状態に保持する簡便な医療用開創
器(以下に、この明細書では断りのない限り、用語「医
療用開創器」を単に「開創器」と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例の開創器は少なくない。
たとえば、特開2000−60861号公報、特開平1
1−226022号公報、特表平10−504743号
公報などに記載された開創器(以下に、これらの従来例
を一括して「前者の従来例」という)が知られているも
のの、何れも構造が複雑であって取扱いが必ずしも容易
でなく、手軽に使用できる形態のものではなかった。
【0003】他方、現在でも手軽に使用できため、広く
使用されている開創器50(以下に、この従来例を「後
者の従来例」という)として次の構造のものがある。図
7に示されるように開創器本体52の一側に鉤部54が
備えられ、開創器本体52の他側にハンドル56が設け
られてなるものであって、この開創器50はステンレス
などの金属により一体に設けられ、一般的にその長さは
250〜300mm程度であった。
【0004】そこで、後者の従来例の開創器50の使用
ないし操作をたとえば、背骨(脊椎)後方の切開手術に
ついて例示すると次のとおりである。執刀医が人体の患
部の観察を確実に行うことを目的として知られるよう
に、まず、図示を省略した医術用刃物により背骨部分の
皮膚を切開し、開創部の展開、視野の保持に備えた。そ
して、開創部の展開に開創器50が使用され、鉤部54
を背中の関節突起の外側縁に挿入し、関節突起をてこの
支点として皮膚、筋群を外側によけ、関節突起の内側に
手術野を展開して、開創部の観察と処置が行われた。こ
の場合、皮膚の切開後、手術が完了するまでの一定時間
は手術の妨げにならないように、かつ、患者の負担の軽
減を図りつつ、慎重に開創部の展開状態を継続的に保持
することが要請されるが、このことは手術に際して極め
て重要なことである。
【0005】そこで、後者の従来例では、執刀医による
皮膚の切開後、開創部の展開状態を継続的に維持するた
め、ハンドル56を操作して背骨の皮膚、筋の復元作用
に抗しつつ、関節突起の外側縁をてこにして引き起こす
ようにして関節突起の内側に一定のスペースつまり開創
部を展開することが行われた。
【0006】そして、執刀医が開創部を展開した後、助
手が執刀医に代わり、開創器50のハンドル56を手に
を持ち、手術が完了するまでの一定時間を前記した目的
とする開創部の展開状態を維持するということが行われ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、前者の従来例の開創器は構造が複雑であ
って取扱いが必ずしも容易でない点である。一方、後者
の従来例の開創器50は、手軽に使用できる有利性があ
るものの、助手の熟練を必要とすることのほか、助手が
身体の一定の姿勢を保ちつつ、開創部の展開状態の維持
を継続的に行う必要があり、その作業は人為的に行われ
る性質上、とりわけ、長時間に亘り維持することに困難
性があった。さらに、助手の疲労などの原因により、目
的とする開創部の展開状態に不具合が発生し、執刀医の
意図する手術を損ねるおそれがあった。その上、手術中
の執刀医の傍らに開創器50を保持した助手の存在が煩
わしく、執刀医の手術に際して妨げになることも少なく
なかった、という欠点があった。なお、後者の従来例の
開創器50のハンドル56側の一端に以下に説明するこ
の発明のように、開創器50の姿勢制御を図るために縫
合糸を取り付け、縫合糸の他端を患者の皮膚に固定する
ことにより、開創部の展開状態を継続的に維持すること
も理論的に考えられる。しかし、後者の従来例の開創器
50は、鉤部54側とハンドル56側が一体に設けら
れ、その全体の長さが一般的に250〜300mm程度
のものであるから、そのような長さの開創器50が開創
部の近傍に手術中存在しては、助手の存在と相俟って、
執刀医の繊細かつ自由な手術操作の妨げになるから、到
底採用できないことを念のため、明らかにする。そこ
で、この発明の目的は、前記した従来例の欠点を解消す
るためになされたものである。
【0008】
【課題を解決しようとするための手段および作用効果】
上記の目的を達成するため、一側に鉤部が備えられ、他
側にハンドルが備えられた医療用開創器において、一側
に鉤部が備えられた開創器本体と他側にハンドルが備え
られた開創器従体とが着脱自在に設けられ、前記の開創
器本体に、該開創器本体の姿勢を制御する制御手段が設
けられてなることを特徴とするものである。
【0009】請求項1記載の医療用開創器の発明は、上
記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。開創器
本体と開創器従体とが着脱自在に設けられているから、
医療用開創器を患者の手術に備えて開創部に一定の姿勢
を保持した後、開創器従体を器開創器本体から分離させ
ることができる。そして、一定の姿勢を維持し、開創器
従体を分離させ、たとえば、1/2程度の長さになった
開創器本体の他側に、たとえば縫合糸などの適宜の制御
手段を装着させ、開創器本体から遠ざかる方向の制御手
段の端部を患者の皮膚に固定させることにより、従来例
では、執刀医の助手が開創器の一定の姿勢を手で保持し
ていたものを省略できるので、助手を必要としない。し
たがって、助手による人為的な開創器の姿勢制御でない
から、開創器の姿勢制御の静的な確実性を期待できるの
で、手術に際して不測のトラブルの発生のおそれがな
い。その上、執刀医の傍らに助手がいなく、開創器本体
に制御手段が装着されるものの、その長さは開創器全体
の長さに比較してたとえば、半減できることと相俟って
手術環境のスペースを広くすることができるから、執刀
医の繊細かつ自由な手術操作の向上化に寄与できる。さ
らに、いえば、開創器本体の長さをたとえば、従来例に
比較して半減させて使用に供することができるから、開
創部の空間を保持するために必要な医療用器具の手術操
作の空間へ突出がない。したがって、開創部の空間に障
害物が存在しないため、自由な手術操作を妨げない。
【0010】請求項2記載の医療用開創器の発明は、請
求項1記載の医療用開創器の発明において、該制御手段
が縫合糸であることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の医療用開創器の発明は、上
記の構成であるから、請求項1記載の医療用開創器の発
明が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を奏する。
該制御手段が縫合糸であるから、執刀医が手軽に使用で
きることはもちろん、縫合糸の一方の端を開創器本体の
他側に適宜に固定させ、その他方の端を患者の患部の傍
らの皮膚に縫合することにより、手軽に開創器本体の姿
勢制御を図ることができる。
【0012】請求項3記載の医療用開創器の発明は、請
求項1または2記載の医療用開創器の発明において、該
開創器本体の他側に支持孔が設けられ、該支持孔に対応
する係合突部が該開創器従体の一側に弾装され、該支持
孔に係合突部が着脱自在に設けられてなることを特徴と
するものである。
【0013】請求項3記載の医療用開創器の発明は、上
記の構成であるから、請求項1または2記載の医療用開
創器の発明が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を
奏する。該開創器本体の支持孔と該開創器従体の係合突
部は、係合突部が発条体を介して着脱自在であって、か
つ、支持孔に対応させて設けられているから、両者の着
脱作業を極めて短時間に行うことのできる有利性があ
る。両者の着脱作業を極めて短時間に行うことのできる
ことは、とりわけ、緊急性の高い手術に際して使用され
るこの種の開創器において、医学上ないし技術的意義は
大きい。
【0014】請求項4記載の医療用開創器の発明は、請
求項2または3記載の医療用開創器の発明において、該
開創器本体に設けられた支持孔を介して制御手段を装着
できるようにしてなることを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の医療用開創器の発明は、上
記の構成であるから、請求項2または3記載の医療用開
創器の発明が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を
奏する。開創器従体を開創器本体から解除した後、開創
器本体の支持孔を利用して制御手段の一方の端部を手軽
に装着できる。したがって、該開創器本体の支持孔を該
開創器従体の装着用と制御手段の固定用に兼用できるか
ら、開創器の構造の簡素化に寄与できる。また、制御手
段が縫合糸である場合は、一方の縫合糸端を単に該開創
器本体の支持孔に通して結ぶだけで縫合糸を開創器本体
に取付できるので、一層、開創器の操作性や利便性が高
い。
【0016】請求項5記載の医療用開創器の発明は、請
求項3または4記載の医療用開創器の発明において、該
制御手段が縫合糸であることを特徴とするものである。
【0017】請求項5記載の医療用開創器の発明は、上
記の構成であるから、請求項3または4記載の医療用開
創器の発明が奏する作用効果のほか、以下の作用効果を
奏する。制御手段が縫合糸であるから、一方の縫合糸端
を単に該開創器本体の支持孔に通して結ぶだけで縫合糸
を開創器本体に取付できるので、一層、開創器の操作性
や利便性が高い。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態にかかる医
療用開創器について、図面を参照して説明する。なお、
本各発明は、下記の実施の形態に限定されるものではな
く、各発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
図1はこの発明の実施の形態に係る医療用開創器の開創
器本体と開創器従体との装着前の状態を示す分解斜視
図、図2は開創器本体と開創器従体との装着後の状態を
示す斜視図、図3は要部の縦断面図であって開創器本体
と開創器従体との装着後の状態を示す拡大縦断面図、図
4は要部の縦断面図であって開創器本体と開創器従体と
の装着前の状態を示す拡大縦断面図、図5は開創器の使
用状態を示す側面図、図6は開創器本体の使用状態を示
す正面図、図7は従来の医療用開創器示す斜視図であ
る。
【0019】この発明の実施の形態に係る医療用開創器
10は、一側に鉤部12が備えられた開創器本体10a
と他側にハンドル14が備えられた開創器従体10bと
が着脱自在に設けられたことを基本的構成とするもので
ある(図1、図2を参照)。手術の目的によりその長さ
は相違するが、発明者は開創器本体10aの長さが11
0mm、開創器従体10bの長さが120mm、両者1
0a、10bの長さの合計が230mm、開創器本体1
0aの厚みが3mmの医療用開創器10を採用した。発
明者は、手術の目的に応じ、開創器従体10bの長さは
前記したように共用できるように一定とし(120m
m)、開創器本体10aの長さを130mmとした長い
ものも試みた。発明者は、開創器10をステンレスによ
り製作することを試みたが、何らその材質を制限しな
い。開創器10の使用目的に供することのできるもので
あれば、硬質プラスチックス、強化ガラスなどその種類
を問わない。
【0020】開創器本体10aと開創器従体10bとを
着脱自在に設けるため、開創器本体10aの他側(図1
の図面上右側)に比較的小さな支持孔16が設けられて
いる。なお、詳細については追って説明するが、この支
持孔16は、開創器本体10aの使用時の姿勢を制御す
ることを目的として制御手段たとえば、縫合糸18を取
り付けるできる機能を併せて備えているものである(図
1、図6を参照)。
【0021】他方、内側に空所20を備え、かつ、開創
器従体10bの長手方向であって、その空所20側に臨
むガイド溝22を備えた断面長方形のケーシング24が
開創器従体10bの一側(図1の図面上左側)に装着さ
れている。ケーシング24の構成をさらに詳細に説明す
ると、空所20はケーシング24の一側から貫通して形
成されている。また、空所20側に臨むガイド溝22は
図面上ケーシング24の上面の一側を残し、他側の大部
分を切り欠くようにして一側から他側にかけて形成さ
れ、そのガイド溝22の他側は開放されている。
【0022】そして、ケーシング24の空所20からガ
イド溝22の開放端にかけて板ばねなどの発条体26を
介して操作部材28が弾装されている(図3、図4を参
照)。操作部材28はその材質に制約を受けるものでは
ないが、この実施の形態では、細長い金属片により設け
られ、その幅は前記したガイド溝22の幅より僅かに狭
く設けられている。
【0023】操作部材28の一側つまり開創器本体10
a側の下方には、開創器本体10aに設けられた支持孔
16に対応する係合突起30が設けられている。常態で
は支持孔16に係合突起30が発条体26の弾発力の応
力に支配されることにより係合され、開創器本体10a
と開創器従体10bが結合されている。
【0024】この点をさらに詳しく説明すると、操作部
材28はケーシング24の空所20の他側の下方からか
ら空所20の開放側の下方にかけて発条体26により弾
装されている。この場合、操作部材28が常態では、そ
の他側つまりハンドル14側が上方に向かい、操作部材
28の一側つまり開創器本体10a側が下方に向かうよ
うに設定されている。
【0025】操作部材28は、図面上テーパー状に右上
がりの傾斜状態を構成するが、操作部材28をこのよう
な傾斜状態にするのに操作部材28の他側の下方に発条
体26が弾装されている。発条体26の他側は支持部材
32により固定され、その一側はケーシング24の空所
20の内面20aに支持されている。かくして、発条体
26の弾発力により、操作部材28の他側は上方に向け
られる一方、操作部材28の一側は反対の下方に向けら
れるので、常態では前記した操作部材28の係合突起3
0が前記した開創器本体10aの支持孔16に係合され
ることになる。
【0026】一方、両者の係合状態を解除し、開創器本
体10aを後述するように独立して使用に供する場合
は、操作部材28の発条体26の弾発力に抗して下方へ
押し下げ、係合突起30を支持孔16から抜け出させる
ことにより、開創器本体10aと開創器従体10bの結
合が速やかに解除される。
【0027】図面上、開創器従体10bの他側に二つの
円穴34が形成されているが、単に軽量化を図るに止ま
る。
【0028】次に、この発明の実施の形態に係る開創器
10により、患者の背骨の患部を手術する場合を図5お
よび図6を参照して説明する。まず、執刀医が図示を省
略した医療用刃物により、背骨付近の皮膚を切開する。
次に切開部を図示を省略した皮膚開創器を用いて開いて
おき、引き続き開創器10を開かれた切開部に挿入し、
鉤部12を背骨Sの関節突起Saの外側に当接させ、図
5の符号「矢印」のように関節突起Saの外側をてこの
支点のようにして皮膚、筋群を外側に引き起こすように
する。かくして、関節突起Saの内側に開創部が展開さ
れる。開創部の大きさは、手術の目的により異なるが、
一般的に顕微鏡下の手術に備え、深さ50〜70mm、
径25mm程度である(図6を参照)。したがって、開
創器本体10aの前記した長さは、皮膚、筋層を外側へ
よけるため、皮膚から関節突起Saの支点までの深さに
対応させ、少なくとも50〜70mm以上あることが好
ましい。
【0029】ところで、手術が完了するまでの一定時間
は開創部を一定の空間として継続的に維持することが重
要であるが、この発明では、開創部を一定の空間として
継続的に維持するため、次のように行う。
【0030】開創部が展開された後、開創器従体10b
を開創器本体10aから脱着させるため、発条体26の
弾発力に抗して操作部材28を下方へ押し下げる(図
3、図4を参照)。かくして、たとえば、長さが半減さ
れた開創器本体10a単独により、開創部を一定の空間
として維持した状態で予め縫合糸18の一方端が装着さ
れていない場合は、縫合糸18を支持孔16に取り付
け、開創部を一定の空間として維持した状態で開創器本
体10aの姿勢を保ちつつ、縫合糸18の他方端を患者
の皮膚に縫合させる。
【0031】このようにして人為的手段によることな
く、開創器本体10aの姿勢は継続的に一定に制御され
るから、開創器本体10aの鉤部12によって展開され
た開創部は一定の空間として継続的に維持される。した
がって、執刀医は開創部のトラブルに配慮することな
く、安心して手術に専念できる。
【0032】発明者は、この発明の目的を達成するた
め、開創器本体10aと開創器従体10bが折り畳み式
の形態についても予定している。もっとも、開創器本体
10aと開創器従体10bを二つ折りにした場合、その
厚みはおおよそ前記した形態の開創器本体10aの厚み
(3mm)に比較して2倍になることが予想される。し
たがって、開創部の視野の妨げになるおそれがある。そ
こで、開創器本体10aと開創器従体10bを二つ折り
にした場合に、強度に配慮しつつ、その厚みが薄くなる
ように材質などに配慮することが必要である。前記した
実施の形態と同様に、開創器本体10aに、該開創器本
体10aの姿勢を制御する縫合糸などの制御手段を設け
ることも同様である。縫合糸などの制御手段は、開創器
本体10aの他側に設けることのほか、開創器従体10
bを折りたたんだときの表面となる裏面の一側に設ける
ことも予定している。さらに、両者10a、10bの境
には図示を省略したが、回動軸やストッパーを設けるこ
とにより、両者10a、10bの水平状態と折りたたみ
時の妄動抑制を制御することについても予定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の開
創器本体と開創器従体との装着前の状態を示す分解斜視
図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の開
創器本体と開創器従体との装着後の状態を示す斜視図で
ある。
【図3】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の要
部の縦断面図であって開創器本体と開創器従体との装着
後の状態を示す拡大縦断面図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の要
部の縦断面図であって開創器本体と開創器従体との装着
前の状態を示す拡大縦断面図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の使
用状態を示す側面図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る医療用開創器の使
用状態を示す正面図である。
【図7】従来の医療用開創器を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 医療用開創器 10a 鉤部を備えた開創器本体 10b ハンドルを備えた開創器従体 12 鉤部 14 ハンドル 16 支持孔 18 縫合糸 20 空所 22 ガイド溝 24 ケーシング 26 発条体 28 操作部材 30 係合突起 32 支持部材 34 円穴 50 後者の従来例の医療用開創器 52 後者の従来例の開創器本体 54 後者の従来例の鉤部 56 後者の従来例のハンドル S 背骨 Sa 関節突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に鉤部が備えられ、他側にハンドル
    が備えられた医療用開創器において、 一側に鉤部が備えられた開創器本体と他側にハンドルが
    備えられた開創器従体とが着脱自在に設けられ、 前記の開創器本体に、該開創器本体の姿勢を制御する制
    御手段が設けられてなることを特徴とする医療用開創
    器。
  2. 【請求項2】 該制御手段が縫合糸であることを特徴と
    する請求項1記載の医療用開創器。
  3. 【請求項3】 該開創器本体の他側に支持孔が設けら
    れ、 該支持孔に対応する係合突部が該開創器従体の一側に弾
    装され、 該支持孔に係合突部が着脱自在に設けられてなることを
    特徴とする請求項1または2記載の医療用開創器。
  4. 【請求項4】 該開創器本体に設けられた支持孔を介し
    て制御手段を装着できるようにしてなることを特徴とす
    る請求項3記載の医療用開創器。
  5. 【請求項5】 該制御手段が縫合糸であることを特徴と
    する請求項3または4記載の医療用開創器。
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