JP2003309732A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

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JP2003309732A
JP2003309732A JP2002112537A JP2002112537A JP2003309732A JP 2003309732 A JP2003309732 A JP 2003309732A JP 2002112537 A JP2002112537 A JP 2002112537A JP 2002112537 A JP2002112537 A JP 2002112537A JP 2003309732 A JP2003309732 A JP 2003309732A
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image
output
color
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JP2002112537A
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Takuya Iwanami
琢也 岩波
Haruo Yamamoto
治男 山本
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Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像データに蛍光色インクに対応した適
切な画像処理を施すことのできる画像処理装置、画像形
成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記
録媒体を提供する。 【解決手段】 原稿種別判別部13は、補色反転された
CMYデータより彩度情報を求め、予め定められた所定
の彩度以上の画素数を計数し、全画素数に対する比率を
算出する。全画素数に対する比率が予め定められる閾値
より大きければ、蛍光色インクを使用するという蛍光判
定信号Sdを色補正部16へ出力する。色補正部16で
は、画素毎に画素の彩度が予め設定された閾値以上であ
るか否かを判定し、画素の彩度が閾値以上である場合、
出力変換部21へ画素彩度判定信号Scを出力する。出
力変換部21では、インクジェット記録方式のプリンタ
である画像出力装置4のインクジェットヘッド22の並
びに応じて出力画像データを変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像データよ
り彩度などの色情報を抽出し、その抽出結果に基づいて
蛍光色インクを用いて画像形成を行うか否かの判定を行
う画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピ
ュータプログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像データに基づいて画像形成用
紙などに画像形成を行う複写機やプリンタなどの画像形
成装置の中には、インクジェットプリンタ等のノズルか
らインクを吐出して印字を行うインクジェット記録方式
のものがある。このインクジェット記録方式の画像形成
装置は、軽量で騒音の発生が少なく、さらに普通紙に対
して特別な定着を要することなく、高速画像形成が行え
るという特徴を有している。また、近年、OA機器のデ
ジタル化が急速に進展し、カラー画像出力の需要が増し
てきたことにより、デジタルカラー複写機やカラープリ
ンタとして低価格のカラーインクジェットプリンタが広
く一般に普及している。そのため、インクジェットプリ
ンタについて、種々のタイプのものが活発に研究されて
いる。このようなインクジェットプリンタの1つに蛍光
色インクを使用するものがある。
【0003】特開平9−131860号公報には、蛍光
色用ヘッドを備え、蛍光色インクを使用するインクジェ
ットプリンタが開示されている。蛍光色の画像形成を行
うための蛍光色用画像データは、ホストコンピュータの
アプリケーションにて作成され、プリンタ・ドライバの
蛍光色用メモリ領域に格納される。そして、蛍光色用画
像データは、他の色のデータと共にプリンタに転送され
る。このデータはプリンタのデータ解析部で色別のデー
タに分解され、蛍光色用画像データは蛍光色用メモリ領
域に格納される。このデータに基づいて蛍光色用ヘッド
が駆動され、蛍光色インクによる画像が形成される。こ
のようにして、蛍光色インクを使用して、画像の特定の
部分を蛍光色インクにより印字することができ、光量が
少ない場所で光る印字や、照射する光の種類を変えるこ
とにより反射の仕方を異ならせる印字を行うことができ
る。
【0004】また、特開平10−130558号公報で
は、蛍光色インクの特性として、通常のインクと比較し
て、彩度の高い色調を表現することができるということ
が挙げられている。これにより、通常のインクでは彩度
が飽和している領域に蛍光色インクを適用するなどし
て、通常の色域以外の色を表現することが可能となり、
画質を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−1
31860号公報では、光量が少ない場所で光るといっ
た蛍光作用のある画像を形成するためだけに蛍光色イン
クが使用されている。従って、画質の向上は図られない
という問題があった。また、特開平9−131860号
公報の印字システムにおいては、蛍光色のデータを独立
して作成したり、画像データの任意の部分をコピーして
蛍光色用画像に変換したりして、原画の画像データに関
わらず所定の領域全ての画像データについて蛍光色イン
クを用いている。そのため、例えば、黒文字部領域や黒
の線画部分が蛍光色インクを使用する領域に含まれた場
合、上述黒文字領域および黒の線画部分にも蛍光色イン
クが使用される。このとき、上述黒文字領域および黒の
線画部分に色ズレが生じると、蛍光色インクの彩度が高
いために目立ちやすくなり、かえって画質が低下してし
まうという問題があった。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、上述のような蛍光色インクの特性
を活かした判断基準で蛍光色インクの使用の是非を決定
し、入力画像データに蛍光色インクに対応した適切な画
像処理を施すことのできる画像処理装置、画像形成装
置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒
体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、入力画像データに画像処理を施して出力画像デー
タとし、蛍光色インクを含む複数色インクを備える画像
出力手段へ前記出力画像データを出力する画像処理装置
において、前記入力画像データから特徴量を抽出する抽
出手段と、該抽出結果に基づいて前記蛍光色インクの使
用又は不使用を判定し、該判定結果を蛍光判定信号とし
て出力する原稿種別判定手段とを備え、前記蛍光判定信
号に基づいて前記画像処理を施す構成としてあることを
特徴とする。
【0008】本発明に係る画像処理装置においては、前
記特徴量は、彩度データであり、前記入力画像データに
おける全画素に対する所定彩度以上の画素の割合が所定
の閾値より大きい場合は、前記蛍光判定信号は、前記蛍
光色インクを使用するとの信号であることを特徴とす
る。
【0009】本発明に係る画像処理装置においては、前
記蛍光判定信号に基づいて、前記入力画像データを前記
蛍光色インクの使用又は不使用に関するデータを含む出
力画像データに変換して出力する出力変換手段を備える
ことを特徴とする。
【0010】本発明に係る画像処理装置においては、前
記入力画像データから色情報を抽出し、該色情報に基づ
いて前記入力画像データの各画素に対応させて前記蛍光
色インクの使用又は不使用を判定し、該判定結果を画素
蛍光制御信号として出力する色補正手段を備え、前記画
素蛍光制御信号に基づいて前記画像処理を施す構成とし
てあることを特徴とする。
【0011】本発明に係る画像処理装置においては、前
記色情報は彩度データであり、前記色補正手段は、所定
彩度以上の画素に対応させて前記蛍光色インクを使用す
るという画素蛍光制御信号を出力する構成としてあるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明に係る画像処理装置においては、前
記色情報は記憶色データであり、前記色補正手段は、前
記記憶色データの範囲内の画素に対応させて前記蛍光色
インクを使用するという画素蛍光制御信号を出力する構
成としてあることを特徴とする。
【0013】本発明に係る画像処理装置においては、前
記色補正手段は、前記画素の画像種別を判定する画像種
別判定信号に基づいて、前記画素に対する前記蛍光色イ
ンクの使用又は不使用を判定する構成としてあることを
特徴とする。
【0014】本発明に係る画像形成装置は、本発明に係
る画像処理装置を備え、該画像処理装置により処理が施
された出力画像データを前記画像出力手段へ出力するこ
とにより画像を形成する構成としてあることを特徴とす
る。
【0015】本発明に係る画像処理方法は、入力画像デ
ータに画像処理を施して出力画像データとし、蛍光色イ
ンクを含む複数色インクを備える画像出力手段へ前記出
力画像データを出力する画像処理方法において、前記入
力画像データから特徴量を抽出し、該抽出結果に基づい
て前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定した結果を
蛍光判定信号とし、該蛍光判定信号に基づいて前記画像
処理を施すことを特徴とする。
【0016】本発明に係る画像処理方法においては、前
記入力画像データから色情報を抽出し、該色情報に基づ
いて前記入力画像データの各画素に対する前記蛍光色イ
ンクの使用又は不使用を判定した結果を画素蛍光制御信
号とし、該画素蛍光制御信号に基づいて前記画像処理を
施すことを特徴とする。
【0017】本発明に係るコンピュータプログラムは、
入力画像データに画像処理を施して出力画像データを求
め、蛍光色インクを含む複数色インクを備える画像出力
手段へ前記出力画像データを出力する画像処理方法をコ
ンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム
において、コンピュータに、前記入力画像データから特
徴量を抽出させるステップと、コンピュータに、前記抽
出結果に基づいて前記蛍光色インクの使用又は不使用を
判定させるステップと、コンピュータに、前記判定結果
を蛍光判定信号として出力させるステップとを実行させ
ることを特徴とする。
【0018】本発明に係るコンピュータプログラムは、
入力画像データに画像処理を施して出力画像データと
し、蛍光色インクを含む複数色インクを備える画像出力
手段へ前記出力画像データを出力する画像処理をコンピ
ュータに実行させるためのコンピュータプログラムにお
いて、コンピュータに、前記入力画像データから色情報
を抽出させるステップと、コンピュータに、前記色情報
に基づいて前記入力画像データの各画素に対する前記蛍
光色インクの使用又は不使用を判定させるステップと、
コンピュータに、前記判定結果を画素蛍光制御信号とし
て出力させるステップとを実行させることを特徴とす
る。
【0019】本発明に係る記録媒体は、入力画像データ
に画像処理を施して出力画像データとし、蛍光色インク
を含む複数色インクを備える画像出力手段へ前記出力画
像データを出力する画像処理方法をコンピュータに実行
させるためのコンピュータプログラムを記録してあるコ
ンピュータでの読み取りが可能な記録媒体であって、コ
ンピュータに、前記入力画像データから特徴量を抽出さ
せるステップと、コンピュータに、前記抽出結果に基づ
いて前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定させるス
テップと、コンピュータに、前記判定結果を蛍光判定信
号として出力させるステップとを実行させるためのコン
ピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0020】本発明に係る記録媒体は、入力画像データ
に処理を施して出力画像データとし、蛍光色インクを含
む複数色インクを備える画像出力手段へ前記出力画像デ
ータを出力する画像処理方法をコンピュータに実行させ
るためのコンピュータプログラムを記録してあるコンピ
ュータでの読み取りが可能な記録媒体であって、コンピ
ュータに、前記入力画像データから色情報を抽出させる
ステップと、コンピュータに、前記色情報に基づいて前
記入力画像データの各画素に対する前記蛍光色インクの
使用又は不使用を判定させるステップと、コンピュータ
に、前記判定結果を画素蛍光制御信号として出力させる
ステップとを実行させるためのコンピュータプログラム
を記録してあることを特徴とする。
【0021】本発明に係る画像処理装置においては、入
力画像データから予め定める画像特徴を示す特徴量を抽
出する抽出手段と、抽出結果に基づいて蛍光色インクを
使用するか否かを判定した蛍光判定信号を出力する原稿
種別判定手段とを備えることから、画像処理装置の使用
者の経験や個人差に依存した判定に頼ることなく、画像
の特徴を示す特徴量の選択によって蛍光色インクの特性
を活かした判断基準で蛍光色インクの使用の是非を決定
することができる。
【0022】本発明に係る画像処理装置においては、全
画素に対する所定彩度以上の画素の割合が予め設定する
閾値より大きい場合に、蛍光色インクを使用することか
ら、原稿全体として彩度の高い原稿を選び出し、その選
び出した原稿に対してのみ蛍光色インクを使用すること
が可能となり、画像形成装置で形成される画像の画質を
向上することができる。
【0023】本発明に係る画像処理装置においては、入
力画像データを出力画像データに変換する場合に、蛍光
色インクの使用又は不使用に関するデータを含ませて出
力する出力変換手段を備えることから、原稿種別判定手
段によって出力された蛍光色インクを使用するか否かの
蛍光判定信号を受けて、例えば、所定の彩度以上の画像
データについては、蛍光色インクを用いた画像データに
変換して出力することができる。つまり、原稿の各領域
の彩度に応じて、蛍光色インクを使い分けられることか
ら、形成される画像の画質を向上させることができ、蛍
光色インクを無駄に使用することを抑制することができ
る。
【0024】本発明に係る画像処理装置においては、蛍
光色インクの使用の是非の判断をした後に、色補正手段
が、彩度や記憶色などの色情報を用いて入力画像データ
のうちから必要な部分(画素)にのみ選択的に蛍光色イ
ンクを使用するという画素蛍光制御信号を出力すること
から、画素蛍光制御信号を用いて出力画像データの変換
を行うことができ、画像の最小単位である画素毎に蛍光
色インクの適用が可能となり、より精細な画像形成が可
能な出力画像データを得ることができる。また、記憶色
データを採用することにより、本来の色再現よりも記憶
色を強調するような色補正をすることができ、好ましい
画像再現を行うことができる。
【0025】本発明に係る画像処理装置においては、画
像種別、例えば、領域分離処理により判定された写真領
域、あるいは、印刷写真原稿、印画紙写真原稿等の特定
の画像に対して蛍光色インクを適用することにより、黒
文字及び黒の線画領域に蛍光色インクが使用されること
を回避でき、黒文字及び黒の線画領域で生じうる色にじ
みを抑制しうる出力画像データを得ることができる。
【0026】本発明に係る画像形成装置においては、蛍
光色インクの特性を活かし、色再現性に優れた画像を形
成できる画像形成装置を提供することができる。
【0027】本発明に係る画像処理方法においては、入
力画像データから予め定める画像特徴を示す特徴量を選
び出し、選び出した結果に基づいて蛍光色インクを使用
するか否かを判定して、その判定結果を蛍光判定信号と
して出力する原稿種別判定手段を備えることから、画像
処理装置の使用者の経験や個人差に依存した判定に頼る
ことなく、画像の特徴を示す特徴量の選択によって蛍光
色インクの特性を活かした判断基準で蛍光色インクの使
用の是非を決定することができる。
【0028】本発明に係る画像処理方法においては、原
稿について蛍光色インクの使用の是非判断をした後に、
彩度や記憶色などの色情報を用いて入力画像データのう
ちから必要な部分(画素)にのみ選択的に蛍光色インク
を使用するという画素蛍光制御信号を出力することか
ら、画素蛍光制御信号を用いて出力画像データの変換を
行うことができ、画像の最小単位である画素毎に蛍光色
インクの適用が可能となり、より精細な画像形成が可能
な出力画像データを得る画像処理方法を提供することが
できる。
【0029】本発明に係るコンピュータプログラムにお
いては、コンピュータに組み込めば、入力画像データよ
り特徴量を抽出し、その抽出結果に基づいて蛍光色イン
クを用いて記録するか否かを判定するという画像処理方
法をコンピュータが読み取り実行することができ、画像
処理方法を汎用的なものとすることができる。
【0030】本発明に係るコンピュータプログラムにお
いては、コンピュータに組み込めば、入力画像データの
色情報を用いて入力画像データのうちから必要な部分
(画素)にのみ選択的に蛍光色インクを使用することが
でき、画像の最小単位である画素毎に蛍光色インクの適
用が可能な画像処理方法をコンピュータが読み取り実行
することができ、画像処理方法を汎用的なものとするこ
とができる。
【0031】本発明に係る記録媒体においては、本発明
に係るコンピュータプログラムを容易に提供することが
可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る画像
処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。図において、1は画像形成装置であり、例
えば、デジタルカラー複写機である。画像形成装置1
は、画像処理装置2、画像処理装置2に接続され、画像
処理装置2へ入力画像データを入力する画像入力手段と
しての画像入力装置3、画像処理装置2に接続され、画
像処理装置2から出力画像データを受けて画像形成媒体
に画像形成する画像出力手段としての画像出力装置4、
各種の操作をするための操作パネル5を備える。
【0033】画像処理装置2は、A/D変換部11、シ
ェーディング補正部12、原稿種別判定手段である原稿
種別判定部13、入力階調補正部14、領域分離処理部
15、色補正手段としての色補正部16、黒生成下色除
去部17、空間フィルタ処理部18、出力階調補正部1
9、及び階調再現処理部20、出力変換手段としての出
力変換部21を備える。
【0034】画像入力装置3は、例えば画像読取手段と
してのCCD(Charge Coupled Dev
ice)固体撮像装置を備えたスキャナ部より構成さ
れ、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤、G:緑、
B:青)のアナログ画像信号としてCCDにより読み取
って、画像処理装置2に入力する。
【0035】画像入力装置3により読み取られたアナロ
グ画像信号は、入力画像データとして画像処理装置2に
入力され、画像処理装置2の内部において、A/D変換
部11、シェーディング補正部12、原稿種別判定部1
3、入力階調補正部14、領域分離処理部15、色補正
部16、黒生成下色除去部17、空間フィルタ処理部1
8、出力階調補正部19、階調再現処理部20および出
力変換部21の順に送られ、各部において所定の画像処
理が施される。最終的には、CMYKおよびLC、LM
(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒、
LC:ライトシアン、LM:ライトマゼンタ)のデジタ
ル画像信号およびCf、Mf、Yf(Cf:蛍光シア
ン、Mf:蛍光マゼンタ、Yf:蛍光イエロー)の蛍光
デジタル画像信号として、カラー画像出力装置4へ出力
される。
【0036】A/D変換部11は、RGBのアナログ画
像信号をRGBのデジタル信号にアナログ/デジタル変
換する。シェーディング補正部12は、A/D変換部1
1より送られてきたRGBのデジタル信号に対して、画
像入力装置3の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の
歪みを取り除く処理を施す。
【0037】原稿種別判定部13では、シェーディング
補正部12にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号
(RGBの反射率信号)を補色反転してCMY信号と
し、さらに濃度信号など画像処理装置2に採用されてい
る画像処理システムの扱い易い信号(以下、単に画像デ
ータという。また、必要に応じて入力画像データ、出力
画像データともいう)に変換される。それと共に、原稿
種別判定部13では、入力画像データに対応する原稿
が、文字原稿であるか、写真原稿(印刷写真・印画紙写
真)であるか、あるいはそれらを組み合わせた文字/写
真原稿であるかを自動的に判定する。入力画像データに
対して、蛍光色インクを使用して印刷を行うか否かの判
定もまた、原稿種別判定部13にて行われ、その判定結
果を色補正部16へ蛍光判定信号Sdとして出力する。
【0038】入力階調補正部14は、画像データのカラ
ーバランスを整えると同時に、原稿種別判定部13の判
定結果を基に下地濃度の除去やコントラストなどの画質
調整処理を画像データに施す。
【0039】領域分離処理部15は、各画素のCMY信
号(画像データ)に基づいて、各画素を文字領域・網点
領域・写真領域の何れかに分離するものである。領域分
離処理部15は、分離結果に基づき、画素がどの領域に
属しているかを示す画像種別判定信号としての領域識別
信号Srを、色補正部16、黒生成下色除去部17、空
間フィルタ処理部18、及び階調再現処理部20へ出力
すると共に、入力階調補正部14より出力された入力画
像データをそのまま後段の色補正部16に出力する。
【0040】色補正部16は、色再現の忠実化実現のた
めに、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づ
いた色濁りを取り除く処理を行う。色補正部16は、入
力画像データの彩度や記憶色などという色情報を抽出
し、それに基づいて入力画像データのどの部分(画素)
に対して蛍光色インクを使用するかを決める画素蛍光制
御信号としての画素彩度判定信号Scを、出力変換部2
1に出力する。
【0041】黒生成下色除去部17は、色補正後のCM
Yの3色からなる画像データから黒(K)の画像データ
を生成する黒生成、元のCMYの画像データから黒生成
で得たKの画像データを差し引いて新たなCMYの画像
データを生成する処理を行う。黒生成下色除去部17に
おいて、CMYの3色の画像データは、CMYKの4色
画像データに変換される。
【0042】黒生成処理の一例として、スケルトンブラ
ックによる黒生成を行う方法が一般的方法として知られ
ている。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性
をy=f(x)、入力されるデータをC、M、Y、出力
されるデータをC'、M'、Y'、K'とし、UCR(Un
der Color Removal)率をα(0<α
<1)とすると、黒生成下色除去処理は次式(1)で表
される。 K'=f{min(C,M,Y)}、C'=C−αK'、M'=M−αK'、Y'= Y−αK'・・・(1) すなわち、式(1)により算出されたC'、M'、Y'、
K'が出力画像データ(CMYKの出力画像データ)と
なる。
【0043】空間フィルタ処理部18は、黒生成下色除
去部17より入力されるCMYKの画像データに対し
て、領域識別信号Srを基にデジタルフィルタによる空
間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正すること
によって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処
理する。階調再現処理部20も、空間フィルタ処理部1
8と同様に、CMYKの画像データに対して、領域識別
信号Srを基に所定の処理を施す。
【0044】例えば、領域分離処理部15において「文
字」として分離された領域は、特に黒文字或いは色文字
の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部18によ
って処理が施される。すなわち、文字として分離された
領域は、空間フィルタ処理の鮮鋭強調処理で高周波数の
強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部20に
おいては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリ
ーンでの二値化または多値化処理が選択される。
【0045】また、領域分離処理部15において網点と
して分離された領域は、空間フィルタ処理部18におい
て、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ
処理が施される。そして、出力階調補正部19では、濃
度信号などの画像データを画像出力装置4の特性値であ
る網点面積率に変換する出力階調補正処理を行う。その
後、階調再現処理部20で、最終的に画像を画素に分離
してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再
現処理(中間調生成)が施される。
【0046】また、領域分離処理部15において写真と
して分離された領域に関しては、階調再現処理部20に
おいて、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化ま
たは多値化処理が行われる。
【0047】出力変換部21は、例えば、画像出力装置
4としてのインクジェット記録方式のプリンタにおける
インクジェットヘッド22(図2、図3参照)の並びに
応じて出力画像データを変換する。したがって、出力変
換部21では、階調再現処理部20より送られたCMY
Kの画像データをインクジェットヘッド22の並びに応
じて、例えば、K、LC、LM、C、M、Y、Cf、M
f、Yf(図3参照)の各画像データに変換する。ま
た、出力変換部21は、色補正部16より出力される画
素彩度判定信号Scに基づいて、どの画像データに蛍光
色インクを使用するかを決定し、該当する画像データを
蛍光色の画像データに変換する。
【0048】上述した各画像処理が施された画像データ
(出力画像データ)は、一旦記憶手段に記憶され、所定
のタイミングで読み出されて画像出力装置4に入力され
る。画像出力装置4は、画像データを画像形成媒体(例
えば画像形成用紙等)の上に出力(印刷)する。画像出
力装置4としては、プリンタに限らず、蛍光色インクを
用いるものであれば、複写機、複合機等が適用可能であ
る。
【0049】操作パネル5は、液晶ディスプレイなどの
表示部と決定ボタンなど(図示省略)により構成されて
おり、使用者は、操作パネル5を介して、画像形成装置
1の操作を行うことができる。
【0050】図2は、画像出力装置の一例であるインク
ジェット記録方式プリンタの要部構成を示す透視斜視図
である。インクジェット記録方式プリンタは、概略、イ
ンクジェットヘッド22、キャリッジ23、搬送ローラ
24、ガイドシャフト25、保持手段26、モータ2
7、駆動ベルト28およびメンテナンスユニット29に
より構成される。キャリッジ23は、インクジェットヘ
ッド22を搭載し、画像形成媒体PSに対して、矢符X
1およびX2方向の主走査方向に相対的に移動可能であ
る。そして、画像形成媒体PSは図示しない給紙部から
矢符Yの副走査方向に給送されながら、矢符X1および
X2方向に移動するインクジェットヘッド22により画
像形成が行われる。給紙部(不図示)に備えられている
画像形成媒体PSは、図示しない給紙ローラにより1枚
ずつ送り出され、画像形成媒体PSを搬送する搬送手段
である搬送ローラ24によりインクジェットヘッド22
部分に供給される。画像形成が終了した画像形成媒体P
Sは図示しない排紙部に排出される。
【0051】インクジェットヘッド22は、主走査方向
(矢符X1、X2方向)に延びるガイドシャフト25及
び保持手段26の上に摺動自在に支持されて、画像形成
媒体PSに対する位置が決められる。さらに、駆動手段
であるモータ27によって駆動される駆動ベルト28が
ガイドシャフト25と平行に張架されており、インクジ
ェットヘッド22は駆動ベルト28によって変位駆動さ
れる。なお、メンテナンスユニット29は、インクジェ
ットヘッド22のクリーニングなどのメンテナンスが実
施される部分である。
【0052】図3は、インクジェットヘッドの要部構成
を示す斜視図である。インクジェットヘッド22は、通
常の複数色インク、例えば、C、M、Y、K、LC、L
Mよりなる6色の色インクのインクタンク22tとC
f、Mf、Yfよりなる3色の蛍光色インクタンク22
fとを備える。これらのインクタンク22f、22tは
画像データに応じてノズル22nより画像形成媒体PS
上にインクを吐出する。
【0053】原稿種別判定部13において実施する、蛍
光色インクを使用して印刷(画像形成)を行うか否かの
判定方法について、図4、図5、図6を用いて説明す
る。図4は、本発明に係る画像処理装置における原稿種
別判定部の要部を示すブロック図であり、図5は、本発
明に係る画像処理装置における原稿種別判定部での画像
処理のフローチャートであり、図6は、本発明に係る画
像処理装置におけるヒストグラム作成部において作成さ
れた彩度ヒストグラムの例を示すグラフである。
【0054】図4に示すとおり、原稿種別判定部13
は、ヒストグラム作成部31、計数部32、判定部3
3、閾値設定部33aを含む構成とされ、蛍光色インク
を使用するか否かを判定する画像処理が、図5のフロー
チャートに従ってなされる。
【0055】シェーディング補正部12から送られた入
力画像データはまず、補色反転されてCMYデータに変
換され彩度データ算出部30に入力される。彩度データ
算出部30は、補色反転されたCMYの画像データにお
けるC、M、Yの各濃度値のうち、最大濃度のもの(m
ax(C,M,Y))と最小濃度のもの(min(C,
M,Y))を選択し、その差を算出している(ステップ
S1)。max(C,M,Y)とmin(C,M,Y)
の差は、画像の彩度を表す指標となるため、彩度データ
(max(C,M,Y)−min(C,M,Y))と称
する。つまり、彩度データは、画像データの特徴量の一
つでもある。各画素について算出された彩度データは、
次にヒストグラム作成部31に送られる。ヒストグラム
作成部31では、彩度データに対する彩度ヒストグラム
を作成する(ステップS2)。なお、ステップS1の処
理を行う彩度データ算出部30は、画像の特徴量を抽出
する抽出手段に相当する。
【0056】続いて、計数部32は、予め定められた所
定の彩度以上の画素数を計数し、全画素数に対する比率
を算出する(ステップS3)。その後判定部33は、計
数部32で求められた所定の彩度以上の画素数の比率を
閾値設定部33aに予め設定する閾値と比較し(ステッ
プS4)、比率が予め設定する閾値よりも大きければ
(ステップS4でYES)、蛍光色インクを使用すると
いう蛍光判定信号Sdを色補正部16へ出力する(ステ
ップS5)。上述比率が予め設定する閾値以下ならば
(S4でNO)、処理を終了する(エンド)。
【0057】図6において、横軸は彩度データの彩度、
縦軸は画素数を表す。なお、画像処理装置2における最
大濃度を例えば、255とした場合、彩度の値は0から
255の範囲内の何れかの値をとる。図6(a)は、所
定の彩度以上の画素数の比率が予め設定する閾値より大
きい場合の例であり、図6(b)は、所定の彩度以上の
画素数の比率が予め設定する閾値以下の場合の例であ
る。すなわち、図6(a)のような彩度ヒストグラムを
示す原稿の画像は全体的に彩度が高く、図6(b)のよ
うな彩度ヒストグラムを示す原稿の画像は全体的に彩度
が低い。図6(b)で表される原稿については、画像全
体の彩度が低く、蛍光色インクを使用すると色調が変わ
るため好ましくない。
【0058】したがって、図6(a)のような彩度ヒス
トグラムを示す原稿(画像データ)の場合にのみ選択的
に蛍光色インクを使用する蛍光判定信号Sdを出力す
る。これにより、使用者自身の経験や個人差に依存した
判定に頼ることなく、原稿の彩度に応じて適切に蛍光色
インクの使用の是非が判定される。つまり、蛍光色イン
クの特性を活かした使用が可能となる。
【0059】画像データのどの部分(どの画素)に蛍光
色インクを使用するかの判定方法について、図7、図8
を用いて説明する。図7は、本発明に係る画像処理装置
における色補正部の要部を示すブロック図であり、図8
は、本発明に係る画像処理装置における彩度判定部での
画素彩度の判定過程を示すフローチャートである。
【0060】蛍光色インクを使用するという蛍光判定信
号Sdが色補正部16に入力されると、続いて色補正部
16では、入力画像データの色情報に基づいて入力画像
データの各画素に対して蛍光色インクを使用するか否か
の判定を行う。本実施の形態においては、CMY信号で
表される画像データをL* * *データに変換し、さ
らにL* * *データをL* * Hデータに変換し、
上述L* * Hデータよって表現される彩度を色情報と
して使用する。なお、L* * *データとは、CIE
(Commission International
e de l’Eclairage:国際照明委員会)
の定める均等色空間であるCIE1976L* * *
色空間データであり、L* は明度、a* *は色度であ
る。L* * *データをL* * Hデータに変換する
方法は後述する。
【0061】図7に示すとおり、色補正部16は、彩度
処理部40を備え、彩度処理部40は、第1色座標変換
部41、彩度判定部42、第2色座標変換部43により
構成され、彩度判定部42において画素彩度の判定が、
図8のフローチャートに従ってなされる。
【0062】CMY信号からなる入力画像データは、先
ず第1座標変換部41に入力される。第1座標変換部4
1は、CMYの画像データをL* * *データに変換
する(ステップS11)。変換方法としては、カラーパ
ッチを多数作成してL* **値を測色し、それを画像
入力装置に読み込ませてRGBよりなる入力画像データ
を得、補色反転してCMY信号を得る。この画像データ
の対応関係を表す変換行列やニューラルネットワーク、
LUT(ルックアップテーブル:テーブル参照)を作成
することで、入力画像データ(補色反転したCMY信
号)をL* **に変換することができるようになる。
その後、色度a* *より彩度C*と色相角度Hを次式
(2)から計算し、L* * *データをL* * Hデ
ータに変換する(ステップS12)。 C*=√(a* 2 +b* 2 )、H=tan- 1 (b*/a*)・・・(2)
【0063】次に、彩度判定部42において、彩度の判
定を行う。先ず1つの画素について画素彩度C*(彩度
*)が予め設定する閾値以上であるか否かを判定する
(ステップS13)。画素彩度C*が予め設定する閾値
以上である場合(ステップS13でYES)は、出力変
換部21に画素彩度判定信号Scを出力する(ステップ
S14)。画素彩度C*が予め設定する閾値より小さい
場合(ステップS13でNO)、あるいは画素彩度判定
信号Sc出力後、全ての画素について処理が終了したか
の判断が行われる(ステップS15)。全ての画素につ
いて処理が終了していない場合(ステップS15でN
O)は、再びステップS13からステップS15までの
処理が繰り返し実施され、全ての画素について処理が終
了すると(ステップS15でYES)、処理を終える
(エンド)。
【0064】なお、彩度判定の基準となる画素彩度C*
に対して予め設定する閾値は、色相角度Hの値毎に定め
てもよい。例えば、色相角度Hの値が90°(イエロ
ー)のときは、画素彩度C*の予め設定する閾値は90
とすることが好ましい。また、色相角度Hの値が330
°(マゼンタ)のときは、画素彩度C*の予め設定する
閾値は70とすることが好ましい。
【0065】図8に示す処理が終了すると、第2色座標
変換部43により、L* * Hの画像データは色補正処
理が施されたCMYの画像データに変換される。変換方
法は画像出力装置4より出力されたカラーパッチのCM
Yデータと測色されたL* * Hの値との対応関係を求
め、上述の第1色座標変換部と同様に、変換行列、ニュ
ーラルネットワーク、LUTなどを使用して変換する。
【0066】彩度判定部42からの画素彩度判定信号S
cは出力変換部21に入力され、該当する画素の画像デ
ータは蛍光色の画像データに変換される。これにより、
原稿の画素の内、彩度の高い部分(画素)については蛍
光色インクを使用し、通常のインクでは出せない色域に
ついても表現することが可能となり、画質の向上が図れ
る。また、原稿の彩度の低い部分については、蛍光色イ
ンクは使用されないため、蛍光色インクによる色調の変
化を与えられることなく印刷を行える。
【0067】なお、本実施の形態においては、画像デー
タのどの部分(画素)に対して蛍光色インクを使用する
かの判断は、色補正部16により行われるが、この判断
は、原稿種別判定部13により行われてもよい。この場
合には、図6(a)に示す所定の彩度以上の画素につい
ては、出力変換部21で蛍光色の画像データに変換され
るように、原稿種別判定部13から出力変換部21へ
(画素彩度判定信号Scに対応させた)蛍光判定信号S
dが出力されることが好ましい。これによれば、色補正
部16において、彩度の判定を行うことなく、入力画像
データの彩度が高い領域に蛍光色インクを用いた印刷を
行い、画質を向上させることができる。
【0068】また、蛍光色インクは、領域分離処理部1
5により網点領域、印画紙写真領域に判定された領域に
対して適用されることが好ましい。すなわち、領域分離
処理部15から出される領域識別信号Srに基づいて、
色補正部16においては、網点領域、印画紙写真領域に
判定された領域のみについて、彩度判定を実施すること
が好ましい。これによれば、文字領域の黒文字、黒の線
画部分に発生し得る色ズレが蛍光色インクを使用するこ
とにより目立ってしまうという事態を避けることができ
る。
【0069】なお、領域分離処理部15において、入力
画像データを文字、網点、写真領域に分離する方法とし
ては、例えば「画像電子学会研究会予稿90−06−0
4」に記載されている方法を使用することができる。以
下に詳細を説明する。注目画素を中心としたM×N(M、N
は自然数)画素のブロック内で以下の(1)から(3)
のような判定を行い、それを注目画素の領域識別信号S
rとする。
【0070】(1)ブロック内の中央の9画素に対して
画像データのレベルの平均値(Dave)を求め、その
平均値を用いてブロック内の各画素を2値化する。ま
た、最大画素データレベル(Dmax)、最小画素デー
タレベル(Dmin)も同時に求める。
【0071】(2)網点領域では、小領域における画像
データの変動が大きいことや、背景に比べて濃度が高い
ことを利用し、網点領域を識別する。2値化されたデー
タに対して主走査、副走査方向でそれぞれ0から1への
変化点数、1から0への変化点数を求めて、それぞれK
h、Kvとする。上述のKh、Kvを予め設定する閾値
Th、Tvとそれぞれ比較し、両者が共に閾値を上回っ
たら網点領域とする。また、背景との誤判定を防ぐため
に、最大画素データレベル(Dmax)と画像データの
レベルの平均値(Dave)との差(Dmax−Dav
e)、および画像データのレベルの平均値(Dave)
と最小画素データレベル(Dmin)との差(Dave
−Dmin)を予め設定する閾値B1、B2とそれぞれ
比較する。そして、Dmax−Dave>B1、Dav
e−Dmin>B2、Kh>Th、Kv>Tvのいずれ
も満たす場合には、網点領域と判断し、上述の条件以外
の場合には、非網点領域と判断する。
【0072】(3)文字領域では、最大画素データレベ
ルと最小画素データレベルの差が大きく、濃度も高いと
考えられることから、文字領域の識別を以下のように行
う。非網点領域において先に求めていた最大、最小画素
データレベルとそれらの差分(Dsub)を予め設定す
る閾値Pa、Pb、Pcと比較し、Dmax>Pa、ま
たはDmin<Pb、またはDsub>Pcのいずれか
の場合には、文字領域と判断され、上述の条件以外の場
合には、印画紙写真領域と判断される。尚、上述アルゴ
リズムでは、下地領域も印画紙写真領域として判定され
てしまうため、予め下地領域を検出し区別しておく。こ
の方法としては、例えば、注目画素のデータ(補色反転
したCMYの画像データ)のそれぞれのデータレベルを
Dr、Dg、Dbとし、予め設定する閾値をTHbac
kとした場合、Dr<THback、Dg<THbac
k、Db<THbackをいずれも満たす時に、下地領
域であると判断する。
【0073】また、操作パネル5より画像モード(画像
種別判定信号)を選択し、印刷写真モード、印画紙写真
モードのとき、蛍光色インクを使用するようにしてもよ
い。
【0074】なお、本発明の実施の他の形態として、各
画素に対して蛍光色インクを使用するか否かの判定を行
うための色情報として記憶色を使用することもできる。
記憶色とは、例えば、空や木の葉といった身近に存在す
るものについて、人の記憶にある色のことを言う。すな
わち、記憶色とはある対象物に対して人がイメージする
色であり、原稿の画像を再現する場合に身近な対象物に
対して記憶色を用いれば、視覚的に好ましい色再現を実
現できる。記憶色は、上述の身近に存在するものに対し
てイメージする色をマンセル色票から選ぶことにより決
められる。この方法により選ばれた記憶色は、多くの場
合、実際の色に比べて彩度が上昇している。
【0075】したがって、記憶色の方が実際の色に比べ
て彩度が上昇するような身近に存在する対象物の色の画
像データについては、蛍光色インクを用いて表現するこ
とで、彩度が上昇し視覚的に好ましい色再現が可能とな
る。すなわち、色情報として記憶色(記憶色データ)を
使用するということは、CMY信号よりなる画像データ
について、記憶色と判断される画像データの範囲(記憶
色データ)を予め設定しておき、上述の範囲内に存在す
る画像データについては、記憶色として蛍光色インクを
使用することを意味する。例えば、0から255の範囲
で濃度が表現される場合、CMY信号よりなる入力画像
データが、105≦C≦145、65≦M≦105、0
≦Y≦55の範囲にあるものについては、空の青色を表
す色として記憶色として表現することが好ましく、蛍光
色インクを使用する。また、CMY信号よりなる入力画
像データが、165≦C≦205、85≦M≦135、
195≦Y≦235の範囲にあるものについては、木の
葉の緑色を表す色として記憶色として表現することが好
ましく、蛍光色インクを使用する。但し、肌色について
は、一般に記憶色の方が実際の色に比べて彩度が低下す
るため、肌色については、記憶色として蛍光色インクを
適用することは好ましくない。
【0076】なお、上述入力画像データに対して、上述
のような所定の範囲内にあるか否かの判断は、中央演算
処理装置CPU(図示省略)にて行われ、出力変換部2
1へ該当する画素については蛍光色インクの使用を促す
画素蛍光制御信号が出力される。この場合、色補正部1
6の構成は図7に示す構成とは異なり、LUTを用いた
直接変換法、3次元補間法が実施される部材から構成さ
れることが好ましい。
【0077】また、本発明においては、本発明に係る画
像処理方法を実行することのできるプログラムを作成
し、該プログラムをハードディスク、フロッピー(登録
商標)ディスク、CD−ROMなどの記録媒体に格納し
てもよい。この構成によれば、コンピュータなどに記録
媒体を容易に供給することが可能となり、そのコンピュ
ータに本発明に係る画像処理方法を容易に実行させるこ
とができる。
【0078】本発明に係るプログラムは、例えば、ソフ
トウエアとして、コンピュータに適用してもよく、ま
た、本発明に係るプログラムを組み込んだプリンタ・ド
ライバをコンピュータに設けてもよい。このような例
を、図9において説明する。
【0079】図9は、本発明に係る画像処理方法をコン
ピュータにより実現した例を示すブロック図であり、詳
しくは、彩度の高い部分(画素)には蛍光色インクを使
用するという画像処理を行うためコンピュータに備えら
れるプリンタ・ドライバの構成を示すブロック図であ
る。
【0080】図において、コンピュ−タ51は、プリン
タ・ドライバ52、通信ポートドライバ57、通信ポー
ト58を含んで構成される。プリンタ・ドライバ52は
色補正部53、階調再現処理部54、出力変換部55、
プリンタ言語翻訳部56より構成される。また、コンピ
ュータ51は、RS232C、LAN等の通信ポートド
ライバ57、通信ポート58を介して蛍光色インクを含
むインクジェット記録方式のプリンタ(画像出力装置)
59と接続される。
【0081】コンピュータ51において各種のアプリケ
ーションプログラムを実行することにより生成された画
像データは、イメージデータに展開され、プリンタ・ド
ライバ52内の色補正部53に送られる。また、図示さ
れていないが、コンピュータ51には、上述の原稿種別
判定部13において実施される処理と同様の処理を行う
プログラムがソフトウエアとして組み込まれており、色
補正部53に蛍光色インクを使用するか否かの蛍光判定
信号Sdが送られる。色補正部53では、上述の画像処
理装置2に備えられた色補正部16と同様の処理を画像
データに施し、画素彩度判定信号Scを出力変換部55
に送る。さらに色補正部53では、画像処理装置2にお
ける黒生成下色除去部17での処理も行う。色補正部5
3より出力された画像データは、次に階調再現処理部5
4に送られ、階調再現処理が施される。続いて、画像デ
ータは出力変換部55に送られ、プリンタ59のインク
ジェットヘッド22(図2、図3参照)の並びに応じて
画像データを変換する。なお、この変換の際に画素彩度
判定信号Scに基づいて、蛍光色インクを使用すべき画
素の画像データについては、蛍光色インクのノズルより
出力されるように変換される。出力変換部55において
処理がなされた画像データは、プリンタ言語翻訳部56
に送られ、プリンタ言語の解釈がなされる。
【0082】プリンタ言語翻訳部56から出力された画
像データは、通信ポートドライバ57、通信ポート58
を介して、プリンタである画像出力装置59に入力され
る。画像出力装置59では、入力された画像データを画
像形成用紙等の画像形成媒体に出力する。
【0083】本発明にかかるプログラムおよび記録媒体
は、上述のようにソフトウエアおよびプリンタ・ドライ
バとして既存のコンピュータおよびプリンタなどに追加
して設けることが可能である。これによれば、本発明の
画像処理方法を容易に実施することが可能となる。
【0084】なお、本実施の形態においては、画像形成
装置としてデジタルカラー複写機、画像出力装置として
プリンタを例示したが、画像形成装置としては他に、プ
リンタ機能、コピー機能およびファックス機能を有する
デジタル複合機であってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る画像
処理装置にあっては、画像形成装置における形成画像の
画質を向上できる。つまり、蛍光色インクは、通常のイ
ンクと比較して彩度の高い色調を表現できることから、
通常のインクでは彩度が飽和している画像データに蛍光
色インクを適用することにより、元の画像により近い色
調を確実に再現できる。
【0086】本発明に係る画像処理装置にあっては、画
像として彩度の高い画像を選び出し、その選び出した画
像に対してのみ蛍光色インクを使用することが可能とな
り、画像形成装置における形成画像の画質を向上でき
る。
【0087】本発明に係る画像処理装置にあっては、入
力された画像の各領域の彩度に応じて、蛍光色インクを
使い分けることができ、画像形成装置における形成画像
の画質を向上できる。また、蛍光色インクの使用又は不
使用に関するデータを出力画像データに反映させること
から無駄に蛍光色インクを使用することがなくなる。
【0088】本発明に係る画像処理装置にあっては、画
像の最小単位である画素毎に蛍光色インクを使用した画
像形成装置が実現でき、画像形成装置における形成画像
の画質を向上できる。また、記憶色データを蛍光色使用
の判定対象に採用することにより、本来の色再現よりも
記憶色を強調するような色補正をすることができ、好ま
しい画像再現を行うことができる。
【0089】本発明に係る画像処理装置にあっては、画
像種別、例えば、領域分離処理により判定された写真領
域、あるいは、印刷写真原稿、印画紙写真原稿等の特定
の画像に対して蛍光色インクを適用することにより、黒
文字、黒の線画領域に蛍光色インクが使用されることを
回避でき、黒文字、黒の線画領域で生じうる色にじみを
抑制しうる出力画像データをえることができ、適正な画
像を形成するので、画像形成装置における形成画像の画
質を向上できる。
【0090】本発明に係る画像形成装置にあっては、蛍
光色インクの特性を活かし、色再現性に優れた画像を形
成することができる。つまり、蛍光色インクの特性を活
かせる部分にのみ、選択的に蛍光色インクを使用するこ
とができるため、無駄に蛍光色インクを使用することが
なくなり、ランニングコストの低い画像形成装置を実現
できる。
【0091】本発明に係る画像処理方法にあっては、通
常のインクでは彩度が飽和している原稿の画像データに
蛍光色インクを適用することにより、元の画像により近
い色調を確実に再現できる。また、画像の最小単位であ
る画素毎に蛍光色インクを使用した画像処理方法が実現
でき、画像形成における形成画像の画質を向上できる。
【0092】本発明に係るコンピュータプログラムにあ
っては、コンピュータに組み込むことにより、入力画像
データより特徴量を抽出し、その抽出結果に基づいて蛍
光色インクを用いて記録するか否かを判定するという本
発明に係る画像処理方法をコンピュータが読み取り実行
することができ、本発明に係る画像処理方法を汎用的な
ものとすることができる。また、本発明に係るコンピュ
ータプログラムにあっては、入力画像データの色情報を
用いて入力画像データのうちから必要な部分(画素)に
のみ選択的に蛍光色インクを使用することができ、画像
の最小単位である画素毎に蛍光色インクの適用が可能な
本発明に係る画像処理方法をコンピュータが読み取り実
行することができ、本発明に係る画像処理方法を汎用的
なものとすることができる。
【0093】本発明に係る記録媒体は、本発明に係るコ
ンピュータプログラムを容易に提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置を備えた画像形成装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像出力装置の一例であるインクジェット記録
方式プリンタの要部構成を示す透視斜視図である。
【図3】インクジェットヘッドの要部構成を示す斜視図
である。
【図4】本発明に係る画像処理装置における原稿種別判
定部の要部を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置における原稿種別判
定部での画像処理のフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像処理装置におけるヒストグラ
ム作成部において作成された彩度ヒストグラムの例を示
すグラフである。
【図7】本発明に係る画像処理装置における色補正部の
要部を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る画像処理装置における彩度判定部
での画素彩度の判定過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像処理方法をコンピュータによ
り実現した例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像処理装置 3 画像入力装置 4 画像出力装置 5 操作パネル 11 A/D変換部 12 シェーディング補正部 13 原稿種別判定部 14 入力階調補正部 15 領域分離処理部 16 色補正部 17 黒生成下色除去部 18 空間フィルタ処理部 19 出力階調補正部 20 階調再現処理部 21 出力変換部 30 彩度データ算出部 31 ヒストグラム作成部 32 計数部 33 判定部 33a 閾値設定部 40 彩度処理部 41 第1色座標変換部 42 彩度判定部 43 第2色座標変換部 51 コンピュ−タ Sd 蛍光判定信号 Sc 画素彩度判定信号 Sr 領域識別信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 B41J 3/04 101Z 5L096 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA05 EA24 EB58 EB59 EC65 EE18 FA02 FA10 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE17 CE18 DA17 DB02 DB06 DB09 DC19 DC25 DC36 5C074 BB16 DD24 DD26 DD27 FF15 GG09 5C077 LL20 MP08 PP28 PP33 PP51 PQ08 PQ12 PQ19 TT05 5C079 HA17 HB03 KA15 LA02 MA11 NA03 PA03 5L096 AA02 AA06 BA07 CA14 FA35 GA41

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに画像処理を施して出力
    画像データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを備
    える画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画像
    処理装置において、前記入力画像データから特徴量を抽
    出する抽出手段と、該抽出結果に基づいて前記蛍光色イ
    ンクの使用又は不使用を判定し、該判定結果を蛍光判定
    信号として出力する原稿種別判定手段とを備え、前記蛍
    光判定信号に基づいて前記画像処理を施す構成としてあ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴量は、彩度データであり、前記
    入力画像データにおける全画素に対する所定彩度以上の
    画素の割合が所定の閾値より大きい場合は、前記蛍光判
    定信号は、前記蛍光色インクを使用するとの信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光判定信号に基づいて、前記入力
    画像データを前記蛍光色インクの使用又は不使用に関す
    るデータを含む出力画像データに変換して出力する出力
    変換手段を備えることを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力画像データから色情報を抽出
    し、該色情報に基づいて前記入力画像データの各画素に
    対応させて前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定
    し、該判定結果を画素蛍光制御信号として出力する色補
    正手段を備え、前記画素蛍光制御信号に基づいて前記画
    像処理を施す構成としてあることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記色情報は彩度データであり、前記色
    補正手段は、所定彩度以上の画素に対応させて前記蛍光
    色インクを使用するという画素蛍光制御信号を出力する
    構成としてあることを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記色情報は記憶色データであり、前記
    色補正手段は、前記記憶色データの範囲内の画素に対応
    させて前記蛍光色インクを使用するという画素蛍光制御
    信号を出力する構成としてあることを特徴とする請求項
    4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記色補正手段は、前記画素の画像種別
    を判定する画像種別判定信号に基づいて、前記画素に対
    する前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定する構成
    としてあることを特徴とする請求項4から6の何れかに
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7の何れかに記載の画像処
    理装置を備え、該画像処理装置により処理が施された出
    力画像データを前記画像出力手段へ出力することにより
    画像を形成する構成としてあることを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 入力画像データに画像処理を施して出力
    画像データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを備
    える画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画像
    処理方法において、前記入力画像データから特徴量を抽
    出し、該抽出結果に基づいて前記蛍光色インクの使用又
    は不使用を判定した結果を蛍光判定信号とし、該蛍光判
    定信号に基づいて前記画像処理を施すことを特徴とする
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記入力画像データから色情報を抽出
    し、該色情報に基づいて前記入力画像データの各画素に
    対する前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定した結
    果を画素蛍光制御信号とし、該画素蛍光制御信号に基づ
    いて前記画像処理を施すことを特徴とする請求項9に記
    載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 入力画像データに画像処理を施して出
    力画像データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを
    備える画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画
    像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュ
    ータプログラムにおいて、コンピュータに、前記入力画
    像データから特徴量を抽出させるステップと、コンピュ
    ータに、前記抽出結果に基づいて前記蛍光色インクの使
    用又は不使用を判定させるステップと、コンピュータ
    に、前記判定結果を蛍光判定信号として出力させるステ
    ップとを実行させることを特徴とするコンピュータプロ
    グラム。
  12. 【請求項12】 入力画像データに画像処理を施して出
    力画像データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを
    備える画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画
    像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュ
    ータプログラムにおいて、コンピュータに、前記入力画
    像データから色情報を抽出させるステップと、コンピュ
    ータに、前記色情報に基づいて前記入力画像データの各
    画素に対する前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定
    させるステップと、コンピュータに、前記判定結果を画
    素蛍光制御信号として出力させるステップとを実行させ
    ることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 【請求項13】 入力画像データに画像処理を施して出
    力画像データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを
    備える画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画
    像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュ
    ータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取
    りが可能な記録媒体であって、コンピュータに、前記入
    力画像データから特徴量を抽出させるステップと、コン
    ピュータに、前記抽出結果に基づいて前記蛍光色インク
    の使用又は不使用を判定させるステップと、コンピュー
    タに、前記判定結果を蛍光判定信号として出力させるス
    テップとを実行させるためのコンピュータプログラムを
    記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取
    りが可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】入力画像データに処理を施して出力画像
    データとし、蛍光色インクを含む複数色インクを備える
    画像出力手段へ前記出力画像データを出力する画像処理
    方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可
    能な記録媒体であって、コンピュータに、前記入力画像
    データから色情報を抽出させるステップと、コンピュー
    タに、前記色情報に基づいて前記入力画像データの各画
    素に対する前記蛍光色インクの使用又は不使用を判定さ
    せるステップと、コンピュータに、前記判定結果を画素
    蛍光制御信号として出力させるステップとを実行させる
    ためのコンピュータプログラムを記録してあることを特
    徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359100B2 (en) * 2003-12-11 2008-04-15 Fujitsu Limited Image correction method, program, and apparatus
US8059204B2 (en) 2006-06-06 2011-11-15 Realtek Semiconductor Corp. Method and apparatus for adjusting a saturation level of original image data

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