JP2003308165A - 情報入力装置、情報記録再生装置及び情報処理システム - Google Patents

情報入力装置、情報記録再生装置及び情報処理システム

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JP2003308165A
JP2003308165A JP2002112436A JP2002112436A JP2003308165A JP 2003308165 A JP2003308165 A JP 2003308165A JP 2002112436 A JP2002112436 A JP 2002112436A JP 2002112436 A JP2002112436 A JP 2002112436A JP 2003308165 A JP2003308165 A JP 2003308165A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモの取り間違いや、メモの不十分さを効
率良く補うことができる情報入力装置、情報記録再生装
置及び情報処理システムを提供する。 【解決手段】 コードシンボル3が多数配列された記録
媒体1に対して筆記動作を行なうと、コード読取部6及
びデコード手段によって記録媒体1上の筆記位置の座標
情報を獲得し、この獲得された座標情報が記録要求に係
るものであると判定した場合には、獲得した座標情報と
情報記録再生装置102に蓄積されているデータとを関
連付けて記録部に記録する。一方、獲得された座標情報
が再生要求に係るものであると判定した場合には、この
座標情報に関連付けて記録されているデータを情報記録
再生装置102の記録部より抽出してテレビモニタ10
3等に表示する。これにより、メモの取り間違いや、メ
モの不十分さを効率良く補うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報入力装置、情
報記録再生装置及び情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ等を観ながらメモを取
ることが必要になった場合には、テレビから得る情報を
手書きのメモとして蓄積している。そして、そのメモを
読み返す作業を行って、改めてメモを取った当時の情報
を思い返す。大抵の場合にはそのメモ内容で満足し、そ
れを読み返すだけで情報を取得できるのであるが、メモ
を読み返しても分からない情報があったり、取ったメモ
が欲しい内容に対して記述項目が不十分であったり、メ
モを取ってはいても間違っていたりすることがある。
【0003】一般に、このような場合を回避すべく、テ
レビ番組をビデオに録画するなどしてその情報を取得・
保存しようとするが、実際には数分間くらいの「ちょっ
とした情報の取得(メモを取る作業)」を行なう際に、
同時にビデオの録画作業を行なうことは皆無に等しい。
ビデオは各家庭にほぼ普及している家電製品と言える
が、その手間の大変さにより、ほんの数秒、数分の情報
の為にビデオを取るユーザは現実にはほぼいないと言っ
てよい。また、取ったメモが欲しい内容に対して記述項
目が不十分であったり、メモを取ってはいても間違って
いたりする場合については、手書きのメモの速さと正確
さが問題である。テレビの場合、番組にもよるが、その
メモを取る作業が困難な場合がある。それはアナウンサ
ーの声が早口であったり、出てきた図や表が直ぐに切替
わってしまったりするからである。
【0004】そこで、近年においては、短い時間の録画
機能が付随したテレビや、画面のスクリーンショットを
保存する機能を持つテレビなども開発されており、動画
や静止画を短い時間メモリに蓄えることができるように
なっている。このようなテレビによれば、ユーザは、一
度動画や静止画をテレビのメモリに蓄えて、そのあと時
間があるときにその情報を呼び出して観ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような短
い時間の録画機能が付随したテレビや、画面のスクリー
ンショットを保存する機能を持つテレビなどには重大な
欠点がある。
【0006】第一の欠点としては、例えば料理番組を観
ながらメモを取る場合には、ユーザは、情報をテレビの
メモリに一度蓄えた後に、次に手書きのメモを書き起こ
さなくてはならない点である。つまり、最初はテレビの
スクリーンショットを取り、数分の録画機能を備えたテ
レビを用いて録画するわけだが、結局そのあとにそれを
観てメモを書かなくてはならないため、二度手間になっ
てしまうことである。
【0007】第二の欠点としては、そのメモで十分とい
う保証は何処にもないことから、後にメモの情報が不十
分であると判明した場合には、再度情報を取った映像
(ファイルやテープ)から手作業で内容検索して閲覧し
なくてはならず、そのメモに関連する情報を取り出す作
業は大変な作業となる点である。
【0008】このような問題は、テレビ番組を観ながら
メモを取る場合に限るものではなく、ラジオを聞きなが
らメモを取る場合、電話で会話をしながらメモを取る場
合、会議などの会話中のメモを取る場合においても同様
の問題がある。
【0009】本発明の目的は、メモの取り間違いや、メ
モの不十分さを効率良く補うことができる情報入力装
置、情報記録再生装置及び情報処理システムを提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の情
報入力装置は、人が手に持って筆記動作を行なうことが
できる情報入力装置であって、音声データと画像データ
との少なくとも一方のデータを取得するデータ取得手段
と、このデータ取得手段により取得したデータを蓄積す
るデータ蓄積手段と、筆記可能な記録媒体に多数配列さ
れるこの記録媒体の座標情報を含むコードシンボルを、
前記筆記手段を用いた筆記動作に伴って光学的に読み取
るコード読取部と、このコード読取部によって読み取ら
れた前記コードシンボルをデコードして座標情報を獲得
するデコード手段と、このデコード手段が前記コード読
取部によって読み取られた前記コードシンボルをデコー
ドして獲得した座標情報が、記録要求に係るものか再生
要求に係るものかを判定する要求判定手段と、この要求
判定手段により記録要求に係るものであると判定された
場合、前記デコード手段が前記コード読取部によって読
み取られた前記コードシンボルをデコードして獲得した
座標情報を、前記データ蓄積手段により蓄積されている
データに関連付けて記録部に記録するデータ記録手段
と、前記要求判定手段により再生要求に係るものである
と判定された場合、前記デコード手段が前記コード読取
部によって読み取られた前記コードシンボルをデコード
して獲得した座標情報に関連付けて記録されているデー
タを前記記録部より抽出するデータ抽出手段と、このデ
ータ抽出手段により抽出されたデータを報知するデータ
報知手段と、を備える。
【0011】したがって、コードシンボルが多数配列さ
れた記録媒体に対して筆記動作を行なうと、コード読取
部及びデコード手段によって記録媒体上の筆記位置の座
標情報が獲得される。そして、この獲得された座標情報
が記録要求に係るものであると判定された場合には、獲
得された座標情報とデータ蓄積手段により蓄積されてい
るデータとが関連付けられて記録部に記録される。一
方、獲得された座標情報が再生要求に係るものであると
判定された場合には、この座標情報に関連付けて記録さ
れているデータが記録部より抽出されて報知される。こ
れにより、ユーザが、コードシンボルが多数配列された
記録媒体にメモをとると、同時に音声データと画像デー
タとの少なくとも一方のデータがメモの座標情報に関連
付けられて記録部に記録され、後にユーザがメモを取っ
た箇所を再度筆記すると、そのメモの箇所に対応したメ
モに係る音声データや画像データが再生されるので、メ
モの取り間違いや、メモの不十分さを効率良く補うこと
が可能になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報入力装置において、前記コードシンボルをデコードし
て獲得した座標情報について、記録要求に係るものか再
生要求に係るものかを指定するための指定情報を付与す
る要求指定手段を備え、前記要求判定手段は、前記コー
ドシンボルをデコードして獲得した座標情報が、記録要
求に係るものか再生要求に係るものかを付与された前記
指定情報に基づいて判定する。
【0013】したがって、コードシンボルをデコードし
て獲得した座標情報が記録要求に係るものか再生要求に
係るものかを容易に判定することが可能になる。
【0014】請求項3記載の発明の情報記録再生装置
は、音声データと画像データとの少なくとも一方のデー
タを取得するデータ取得手段と、このデータ取得手段に
より取得したデータを蓄積するデータ蓄積手段と、筆記
手段により筆記可能な記録媒体に多数配列されるこの記
録媒体の座標情報を含むコードシンボルを、前記筆記手
段を用いた筆記動作に伴って光学的に読み取ってデコー
ドした座標情報を情報入力装置から取得する情報取得手
段と、この情報取得手段により取得した座標情報が、記
録要求に係るものか再生要求に係るものかを判定する要
求判定手段と、この要求判定手段により記録要求に係る
ものであると判定された場合、前記情報取得手段により
取得した座標情報を、前記データ蓄積手段により蓄積さ
れているデータに関連付けて記録部に記録するデータ記
録手段と、前記要求判定手段により再生要求に係るもの
であると判定された場合、前記情報取得手段により取得
した座標情報に関連付けて記録されているデータを前記
記録部より抽出するデータ抽出手段と、このデータ抽出
手段により抽出されたデータを報知手段に対して出力す
るデータ再生手段と、を備える。
【0015】したがって、情報入力装置からコードシン
ボルが多数配列された記録媒体上の筆記位置の座標情報
を獲得し、この獲得された座標情報が記録要求に係るも
のであると判定された場合には、獲得された座標情報と
データ蓄積手段により蓄積されているデータとが関連付
けられて記録部に記録される。一方、獲得された座標情
報が再生要求に係るものであると判定された場合には、
この座標情報に関連付けて記録されているデータが記録
部より抽出されて報知手段に対して出力される。これに
より、ユーザが、コードシンボルが多数配列された記録
媒体に情報入力装置を用いてメモをとると、同時に音声
データと画像データとの少なくとも一方のデータがメモ
の座標情報に関連付けられて記録部に記録され、後にユ
ーザがメモを取った箇所を再度筆記すると、そのメモの
箇所に対応したメモに係る音声データや画像データが報
知手段に対して出力されて再生されるので、メモの取り
間違いや、メモの不十分さを効率良く補うことが可能に
なる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の情
報記録再生装置において、前記データ取得手段により取
得されるデータは音声データ及び画像データであって、
前記情報取得手段により取得した座標情報が再生要求に
係るものであると判定された場合には、前記情報取得手
段により取得した座標情報に関連付けて記録されている
音声データ及び画像データを前記記録部より抽出し、テ
レビモニタに対して出力する。
【0017】したがって、例えば、ユーザが、テレビを
見ながらコードシンボルが多数配列された記録媒体に情
報入力装置を用いてメモをとると、同時に音声データ及
び画像データがメモの座標情報に関連付けられて記録部
に記録され、後にユーザがメモを取った箇所を再度筆記
すると、そのメモの箇所に対応したメモに係る音声デー
タ及び画像データがテレビモニタに対して出力されて再
生される。これにより、テレビ番組を観ながらとったメ
モに係る音声データ及び画像データを容易に検索するこ
とが可能になり、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3記載の情
報記録再生装置において、前記データ取得手段により取
得されるデータは音声データであって、前記情報取得手
段により取得した座標情報が再生要求に係るものである
と判定された場合には、前記情報取得手段により取得し
た座標情報に関連付けて記録されている音声データを前
記記録部より抽出し、スピーカに対して出力する。
【0019】したがって、例えば、ユーザが、電話や会
議をしながらコードシンボルが多数配列された記録媒体
に情報入力装置を用いてメモをとると、同時に音声デー
タがメモの座標情報に関連付けられて記録部に記録さ
れ、後にユーザがメモを取った箇所を再度筆記すると、
そのメモの箇所に対応したメモに係る音声データがスピ
ーカに対して出力されて再生される。これにより、電話
や会議をしながらとったメモに係る音声データを容易に
検索することが可能になり、使い勝手が飛躍的に向上す
る。
【0020】請求項6記載の発明の情報処理システム
は、筆記手段により筆記可能な記録媒体であって、この
記録媒体の座標情報を含むコードシンボルが多数配列さ
れた記録媒体と、この記録媒体に配列された前記コード
シンボルを光学的に読み取るコード読取部と、このコー
ド読取部によって読み取られた前記コードシンボルをデ
コードして座標情報を獲得するデコード手段と、このデ
コード手段によって獲得された座標情報を外部に出力す
る情報出力手段と、を備える情報入力装置と、請求項3
ないし5の何れか一記載の情報記録再生装置と、を具備
する。
【0021】したがって、コードシンボルが多数配列さ
れた記録媒体に対して情報入力装置により筆記動作を行
なうと、コード読取部及びデコード手段によって記録媒
体上の筆記位置の座標情報が獲得される。そして、情報
記録再生装置は情報入力装置からコードシンボルが多数
配列された記録媒体上の筆記位置の座標情報を獲得し、
この獲得された座標情報が記録要求に係るものであると
判定した場合には、獲得した座標情報とデータ蓄積手段
により蓄積されているデータとを関連付けて記録部に記
録する。一方、獲得された座標情報が再生要求に係るも
のであると判定した場合には、この座標情報に関連付け
て記録されているデータを記録部より抽出して報知手段
に対して出力する。これにより、ユーザが、コードシン
ボルが多数配列された記録媒体に情報入力装置を用いて
メモをとると、同時に音声データと画像データとの少な
くとも一方のデータがメモの座標情報に関連付けられて
記録部に記録され、後にユーザがメモを取った箇所を再
度筆記すると、そのメモの箇所に対応したメモに係る音
声データや画像データが報知手段に対して出力されて再
生されるので、メモの取り間違いや、メモの不十分さを
効率良く補うことが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】[第一の実施の形態]本発明の第
一の実施の形態を図1ないし図13に基づいて説明す
る。
【0023】ここで、図1は本実施の形態の情報処理シ
ステム100の構成を概略的に示すシステム構成図であ
る。図1に示すように、本実施の形態の情報処理システ
ム100は、概略的には、情報入力システム101と、
この情報入力システム101に対してデータ接続可能な
ビデオレコーダ102とで構成されている。情報入力シ
ステム101は、シート状の記録媒体(以下、媒体とい
う。)1と、人が手に持って筆記動作を行なうことがで
きる筆記具形状の情報入力装置4とで構成されている。
一方、ビデオレコーダ102は、一般に、テレビモニタ
103等に接続して用いられるもので、テレビ信号であ
る画像信号と音声信号とを録画再生する情報記録再生装
置である。
【0024】まず、情報入力システム101について詳
細に説明する。図2は、情報入力システム101を構成
する媒体1を示す平面図である。媒体1には、人間が視
覚的に読み取り可能な状態で文書を記録することがで
き、一般的には、紙、布、プラスチック等で構成され、
シート状である。このような媒体1には、光学的に読み
取り可能なコードシンボル3が予め記録されている。こ
のコードシンボル3は、詳しくは後述するが、例えばバ
ーコード、2次元コード等である。
【0025】また、媒体1は、人の手による筆記動作等
によって情報を可視的に表示することを目的としてい
る。このため、媒体1は、後述する情報入力装置4を用
いた筆記動作によって可視的な画像を形成することがで
きるように形成されている。
【0026】ここで、図2中は、コードシンボル3は、
媒体1の左隅に4個だけ示されているが、実際には、媒
体1には、多数のコードシンボル3がマトリクス状に配
列されている。そして、図2では、コードシンボル3は
媒体1の大きさに対して極めて大きく表現されている
が、これは、説明の便宜のためであり、実際のコードシ
ンボル3の大きさは極めて微細である。なお、光学的に
読み取り可能なコードシンボル3として、図2には、D
ataMatrixコードを示しているが、同様なコー
ドシンボル3としては他にもいくつか周知であるものが
あり、例えば、CodeOne,AztecCode,
MaxiCode,QRCode等を用いることができ
る。また1次元のバーコードや独自コードを用いてもよ
い。
【0027】このようなコードシンボル3は、座標情報
を含んでいる。つまり、マトリクス状に配列されたコー
ドシンボル3の個々には、媒体1におけるX−Y座標上
のどの位置にそのコードシンボル3が位置しているかと
いう情報が座標情報として含まれている。より具体的に
例をあげると、紙面の左上を原点とし、右および下方向
にx軸およびy軸をとる。ここで、x軸、y軸の、(1
0mm,10mm)の位置に「0101」のコードシン
ボル3の中心が位置するように配置し、(10mm,2
0mm)の位置には「0102」のコードシンボル3、
(20mm,10mm)の位置に「0201」のコード
シンボル3を配置する。
【0028】また、コードシンボル3は、人間にとって
は読み取り不可能であるが、光学的には読み取り可能な
波長域で印刷されている。このように、コードシンボル
3を不可視にすることにより、コードシンボル3に妨げ
られることなく媒体1上に記録された文書等を読み取る
ことができるので、利便性を高くすることができる。
【0029】ここで、不可視の材料について説明する。
不可視のコードシンボル3を形成する材料の一例として
は、ジイモニウム系の近赤外吸収色素[日本化薬(株)
製品IRG-022]をトナーとして用いる。このようにジイ
モニウム系の近赤外吸収色素をトナーとして用いて不可
視のコードシンボル3を印字した媒体1に対して黒画像
を含む可視画像を形成した場合においては、可視カット
フィルタを通してCCD(Charge Coupled Device)で
観察すると、可視画像は見えずに不可視のコードシンボ
ル3のみが認識されることになる。
【0030】また、媒体1上に画像形成を行なう際に、
従来の赤外線吸収の黒色トナーを用いる代わりに、赤外
線を透過可能なイエロートナー、マゼンタトナー、シア
ントナーを使用することも考えられる。このように赤外
線吸収を行なうトナーを用いた不可視のコードシンボル
3上に、赤外線吸収を行なわないトナー(イエロートナ
ー、マゼンタトナー、シアントナー)により画像を形成
した場合には、より低コストで、不可視のコードシンボ
ル3上に可視情報を重ね合わせて表示することができ
る。
【0031】ここで、赤外線吸収を行なわないトナー
(イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー)を
以下において例示的に説明する。
【0032】[イエロートナー]樹脂として、テレフタ
ル酸とエチレンオキサイド付加ビスフェノールAとを重
合させ、重量平均分子量(Mw=12,000)、酸価=5、
軟化点Tm=110℃のポリエステル樹脂を得る。このポ
リエステル樹脂“95重量%”と、C.I.ピグメント・イ
エロー97“5重量%”と、をエクストルーダー混練機
によって溶融混練し、その後、粉砕、分級して、平均粒
径7.0μmのイエロートナー“50重量%”及び平均粒
径4.5μmの微粉“50重量%”を得る。
【0033】[マゼンタトナー]樹脂として、テレフタ
ル酸とエチレンオキサイド付加ビスフェノールAとを重
合させ、重量平均分子量(Mw=12,000)、酸価=5、
軟化点Tm=110℃のポリエステル樹脂を得る。このポ
リエステル樹脂“95重量%”と、C.I.ピグメント・レ
ッド122“5重量%”と、をエクストルーダー混練機
によって溶融混練し、その後、粉砕、分級して、平均粒
径7.0μm、≦4μm(pop)=10%のマゼンタトナー
“50重量%”及び平均粒径4.5μmの微粉“50重量
%”を得る。
【0034】[シアントナー]樹脂として、テレフタル
酸とエチレンオキサイド付加ビスフェノールAとを重合
させ、重量平均分子量(Mw=12,000)、酸価=5、軟
化点Tm=110℃のポリエステル樹脂を得る。このポリ
エステル樹脂“95重量%”と、C.I.ピグメント・ブル
ー15:3“5重量%”と、をエクストルーダー混練機
によって溶融混練し、その後、粉砕、分級して、平均粒
径7.0μm、≦4μm(pop)=10%のシアントナー
“50重量%”及び平均粒径4.5μmの微粉“50重量
%”を得る。
【0035】[黒色トナー]イエロートナー、マゼンタ
トナー、シアントナーの生成過程で得られた微粉を、黒
色トナーの製造に使用する。イエロートナー、マゼンタ
トナー、シアントナーの生成過程で分離された微粉を、
イエロー微粉35重量%、マゼンタ微粉36重量%及び
シアン微粉29重量%の比率で混合し、溶融混練した
後、粉砕、分級して、平均粒径7.0μmの黒色トナー
“50重量%”を得る。
【0036】以上のようにして生成した各カラートナー
(イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー)及
び黒色トナーを、スチレン−メタクリレート−共重合体
で被覆したフェライトキャリアと組み合わせて電子写真
方式のプリンタに導入する。各カラートナー(イエロー
トナー、マゼンタトナー、シアントナー)及び黒色トナ
ーを用いて近赤外吸収材料により不可視のコードシンボ
ル3を印字した媒体1に画像形成を行なう。このような
各カラートナー(イエロートナー、マゼンタトナー、シ
アントナー)を用いて形成された可視画像を、可視カッ
トフィルタを通してCCDで観察すると、可視画像は見
えずに不可視のコードシンボル3のみが認識されること
になる。
【0037】なお、不可視のコードシンボル3を印字し
た媒体1に画像形成するにあたっては、電子写真方式の
プリンタに限るものではなく、インクジェットプリンタ
を用いるようにしても良い。
【0038】次に、情報入力システム101を構成する
情報入力装置4について詳細に説明する。図3は、情報
入力システム101を構成する情報入力装置4の概略構
成を示す説明図である。図3に示すように、この情報入
力装置4の筐体7は、ボールペン等と同様に円筒形の外
観を有しており、この筐体7の先端部5には、筆記手段
であるペン軸5aを有している。このペン軸5aは、フ
ェルトペンやボールペンなどと同様に筆記可能に構成さ
れている。この場合、筆記に用いられるインクは目視可
能で媒体1のコードシンボル3の検出を妨げないもので
ある。コードシンボル3が近赤外吸収材料で印刷されて
いる場合、筆記用インクは赤外線を透過可能なインクで
ある必要があり、カーボンブラックなどを含まないもの
である。そして、この情報入力装置4においては、ばね
5bを備えてペン軸5aの軸に沿った方向にわずかなス
トロークを持たせるとともに、ストロークの終端にマイ
クロスイッチ5cを備えている。したがって、通常は、
ペン軸5aはマイクロスイッチ5cに接触しない状態
(言い換えれば、文字を筆記していない状態では電気信
号が発生していない状態)となっており、筆記に伴う媒
体1とペン軸5aとの摩擦や筆圧により、ペン軸5aを
マイクロスイッチ5cに接触させることを可能としてい
る。
【0039】また、本実施の形態の情報入力装置4は、
筐体7の側部に、可視カットフィルタ6aを有する画像
読取部6を備えている。画像読取部6は、コード読取部
として機能し、例えばCCDなどの光電変換素子及びレ
ンズ等の光学系により構成されていて可視カットフィル
タ6aを介して媒体1上の画像を読み取るものである。
なお、CCDの他にも、CMOSイメージセンサ等を適
用することができる。また、画像読取部6には、必要に
応じて照明を設けることができる。
【0040】このような情報入力装置4には、各部を制
御する制御回路8が内蔵されており、この制御回路8に
は、マイクロスイッチ5cや画像読取部6のほか、Blue
tooth、IEEE802.11やIrDA等の赤外線通信などの無
線通信インタフェースであってビデオレコーダ102等
の情報記録再生装置とのデータの送受信を行なうための
通信I/F9が接続されている。
【0041】ところで、本実施の形態の情報入力装置4
においては、データの記録のみならずデータの再生にも
用いることが可能になっている。つまり、情報入力装置
4から送信される後述する座標情報(デコード情報)が
“記録”に係るものであるのか“再生”に係るものであ
るのかを区別する必要がある。そこで、情報入力装置4
には、情報入力装置4から送信される座標情報(デコー
ド情報)が“記録”に係るものであるのか“再生”に係
るものであるのかを区別するための切替スイッチ11が
設けられている。この切替スイッチ11を操作すること
により、座標情報(デコード情報)をデータ記録する記
録モードか、それとも再生する再生モードかに切り替え
ることができる。より具体的には、切替スイッチ11は
ダイアル式などがよく、記録するのか、それとも再生す
るのかを選択する際に固定できるタイプの方が良い(つ
まり、押し込んだままでないと再生する作業が行えない
状態は不便である)。そして、この切替スイッチ11の
操作により、制御回路8に接続されている信号発生器1
2が座標情報(デコード情報)を送信する際のその先頭
データに記録か再生かを示すデータを発生する。ここ
に、要求指定手段が実現されている。
【0042】なお、図3に示す10は、マイクロスイッ
チ5c、画像読取部6、制御回路8、通信I/F9、信
号発生器12などに電力を供給する電源である。本実施
の形態の情報入力装置4においては持ち運んで使用する
ことが多いので、電源10としては、再充電可能な2次
電池が好ましい。
【0043】これにより、情報入力装置4は、筆記動作
に伴ってペン軸5aがその軸方向に押圧されてマイクロ
スイッチ5cを押すことにより、電源10から画像読取
部6、制御回路8、通信I/F9、信号発生器12の各
部に電源を供給する構成になっている。
【0044】次に、情報入力装置4の制御回路8が実行
する各種処理の内容について説明する。図4は、制御回
路8により実行される各種処理を示す機能ブロック図で
ある。図4に示すように、制御回路8においては、画像
読取部6で読み取った媒体1上の画像に基づいた各種処
理が実行される。すなわち、画像読取部6からの読み取
り画像を受け取った後(コード情報入力手段8a)、コ
ードシンボル3をデコードして読み取った画像上におけ
るコードシンボル3の座標情報を検出し(デコード手段
8b)、この座標情報を通信I/F9を介してビデオレ
コーダ102に送信する(デコード情報送信手段8
c)。
【0045】図5は、情報入力装置4で図1のような媒
体1を読み取った画像例である。情報入力装置4による
撮影範囲を、コードシンボル3の幅の少なくとも倍以上
にしておけば、少なくとも1つのコードシンボル3は画
像の読み取り範囲内に入る。実際には、隣接のコードシ
ンボル3も読み取り範囲内に入るが、図5では省略して
いる。図1に示すように、媒体1の表面と画像読取部6
の撮像面は必ずしも正対していないので、図5に示すよ
うに、読み取ったコードシンボル3の画像は歪みをもっ
ている。ここで、例えば、図5の枠13内のコードシン
ボル3を読み取り、それに含まれている座標情報をデコ
ード手段8bでデコードした結果が「0102」と得ら
れれば、情報入力装置4は、少なくとも図5に示す四角
の枠13の大きさの精度で媒体1上の座標位置を検出す
ることができる(なお、かかる技術については、特開昭
61−296421号公報も参照)。
【0046】しかし、これでは解像度が数ミリ〜1cm
と非常に小さく、実用上は問題がある。あるいは解像度
を高くするためにコードシンボル3を小さくするために
は、コードシンボル3を印刷するプリンタや画像読取部
6の精度を向上させる必要があり、かつ大量のコードシ
ンボル3を用いるためには印刷のコストがかかり、現実
的ではない。
【0047】そこで、本実施の形態においては、図6に
示すような、コードシンボル3の4角に位置する各頂点
((Xs1,Ys1)〜(Xs4,Ys4))の画像座
標を用いて、コードシンボル3の位置を検出する。
【0048】ここで、画像読取部6で読み取った画像を
制御回路8で処理することによる先端部5の位置に対応
する媒体1の紙面上の座標検出について説明する。な
お、説明の簡易化のため、画像上における中心点が先端
部5の位置であり、かつ、紙面に対して垂直であると仮
定して以下の説明を行なう。図6に示す画像が得られた
とすると、この画像で2次元コードをデコードすると、
図6のコードシンボル3がデコードされ、例えば「00
10102」という座標情報が得られたとする。なお、
「001」の部分が今後のオプション用に残された枠
で、「0102」の部分が座標情報である。コードシン
ボル3の印刷位置は既知であるので、例えば「0010
102」であるコードシンボル3の中心が媒体1の紙面
の左上から、xy座標で(10mm、20mm)である
とする。一方、コードシンボル3のサイズも既知であ
り、例えば縦横5mmであるとすると、コードシンボル
3の4角の座標位置も、それぞれ、(7.5mm,1
7.5mm),(7.5mm,22.5mm),(1
2.5mm,17.5mm),(12.5mm、22.
5mm)にあると求めることができる。これらコードシ
ンボル3の4角の座標位置の関係式は次式で与えられる
ことが知られている。
【0049】
【数1】
【0050】この式で、添え字rは媒体1の紙面上の座
標、添え字sは画像読取部6で読み取った画像上の座標
である。この式には未知数が8個あるので、前述のよう
にコードシンボル3の4角の座標位置がわかっていれ
ば、係数(射影変換係数)がすべて求められる。次に、
この係数と式を用いれば、画像上の任意の点に対する紙
面上の座標を求めることができる。したがって、先端部
5の位置に対応する媒体1の紙面上の座標を求めること
ができる。なお、先端部5対応する画像上の点は、先端
部5と画像読取部6の位置関係から求めることもできる
し、画像上に先端部5が写っている場合は実測してもよ
い。いずれの場合も先端部5と画像読取部6の位置関係
は固定であるので、容易に求めることができる。このよ
うな情報入力装置4を用い、先端部5の位置の検出を連
続的に行えば、先端部5の移動軌跡を求めることができ
る。本実施の形態においては、座標情報(デコード情
報)は、一定周期で検出され、ビデオレコーダ102に
リアルタイムに送信されることになる。
【0051】コードシンボル3の読み取り画像をエンコ
ードしたデータが得られたときに、制御回路8が、その
データから先端部5の位置に対応する媒体1の紙面上の
座標を求める場合の処理手順について、前記の内容を整
理し、図7のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、制御回路8は、コードシンボル3のエンコード結果
から、コードシンボル3の中心における媒体1の紙面上
の座標を求める(ステップS1)。そして、このコード
シンボル3の中心における媒体1の紙面上の座標から、
コードシンボル3の4角における媒体1の紙面上の座標
を求める(ステップS2)。このコードシンボル3の4
角における紙面上の座標と、画像上の座標とから、前記
のように射影変換係数を求める(ステップS3)。そし
て、先端部5と画像読取部6の位置関係と、射影変換係
数とから、先端部5における媒体1の紙面上の座標を求
めることができる(ステップS4)。
【0052】次に、ビデオレコーダ102について詳細
に説明する。図8は、ビデオレコーダ102に内蔵され
る各部の電気的接続を示すブロック図である。図8に示
すように、ビデオレコーダ102は、各部を集中的に制
御するCPU(Central Processing Unit)21を備え
ている。このCPU21には、制御プログラム等を記憶
するROM(Read Only Memory)や各種データを書換え
可能に記憶する不揮発性のRAM(Random Access Memo
ry)等のメモリ22がバス23で接続されている。
【0053】さらにバス23には、記憶部であるHDD
(Hard Disk Drive)24や、Bluetooth、IEEE802.11や
IrDA等の赤外線通信などの無線通信インタフェース
であって前述した情報入力装置4とのデータの送受信を
行なうための通信I/F25が接続されている。
【0054】ビデオレコーダ102は、報知手段として
機能するテレビモニタ103等に接続して用いられるも
ので、テレビ信号である画像信号と音声信号とを録画再
生するビデオレコーダであることから、ビデオレコーダ
102には、テレビモニタ103等から出力された画像
信号を入力するための画像入力部26、テレビモニタ1
03等から出力された音声信号を入力するための音声入
力部27、テレビモニタ103等に対して画像信号を出
力するための画像出力部28、テレビモニタ103等に
対して音声信号を出力するための音声出力部29が、設
けられている。これらの画像入力部26、音声入力部2
7、画像出力部28、音声出力部29は、MPEG(Mo
tion Picture Expert Group)コーデック30を介して
CPU21にバス接続されている。
【0055】MPEGコーデック30は、画像入力部2
6から入力された画像信号をMPEG符号化したMPE
G符号化データと音声入力部27から入力された音声信
号とからMPEGファイルデータを生成する。このよう
なMPEGファイルデータは、HDD24に保存され
る。
【0056】次いで、メモリ22に記憶された制御プロ
グラムに従いCPU21が実行する処理について説明す
る。なお、従来のレコーダによって行なわれる処理と同
様の処理についてはその説明を省略する。
【0057】図9は、本実施の形態のビデオレコーダ1
02の有する特長的な機能である加筆データ入力処理の
流れを概略的に示すフローチャートである。図9に示す
ように、CPU21は、MPEGコーデック30で生成
されたMPEGファイルデータを受信すると(ステップ
S11のY:データ取得手段)、当該MPEGファイル
データをメモリ22に一時的に格納する(ステップS1
2:データ蓄積手段)。この場合、メモリ22は、例え
ば3分間分のデータを常に保持するものとする。なお、
これに限るものではなく、一定のデータ量(例えば、5
00KB)を常に保持するものであっても良い。
【0058】続くステップS13においては、情報入力
装置4からの記録を示す座標情報(デコード情報)を受
信したか否かを判断する。情報入力装置4からの記録を
示す座標情報(デコード情報)を受信していなければ
(ステップS13のN:要求判定手段)、再びステップ
S11に戻り、MPEGファイルデータの受信に待機す
る。
【0059】一方、ユーザが情報入力装置4を用いてメ
モ書きを行なうことにより、情報入力装置4からの記録
を示す座標情報(デコード情報)を受信していれば(ス
テップS13のY:要求判定手段、情報取得手段)、メ
モリ22に格納されている3分間分のMPEGファイル
データを取り出し、この3分間分のMPEGファイルデ
ータと受信した座標情報(デコード情報)とを関連付け
てHDD24の加筆データ記録テーブルT(図10参
照)に保存し(ステップS14:データ記録手段)、再
びステップS11に戻る。つまり、CPU21は、記録
を示す座標情報(デコード情報)が情報入力装置4から
連続して入力されている間は、連続するMPEGファイ
ルデータをHDD24に記録しつづけることになる。
【0060】ここで、図10はHDD24に形成される
加筆データ記録テーブルTのデータ構成を模式的に示す
説明図である。図10に示すように、加筆データ記録テ
ーブルTには、座標情報(デコード情報)aとMPEG
ファイルデータbとが関連付けられて格納されるととも
に、座標情報(デコード情報)の取得時間であるMPE
Gファイルのフレームを特定することができるタイムコ
ードcも座標情報(デコード情報)a及びMPEGファ
イルデータbに関連付けて格納される。これにより、後
に座標情報(デコード情報)からタイムコードを取得す
ることができ、MPEGファイルデータを情報入力装置
4で取得した座標情報からピックアップすることが可能
になる。
【0061】次に、本実施の形態のビデオレコーダ10
2の有する特長的な機能である加筆データ入力時再生処
理について図11を参照しつつ説明する。図11に示す
ように、CPU21は、ユーザが情報入力装置4を用い
てメモ書きの一点をポイントすることにより、情報入力
装置4から再生を示す座標情報(デコード情報)を受信
すると(ステップS21のY:要求判定手段、情報取得
手段)、受信した座標情報(デコード情報)に基づいて
HDD24の加筆データ記録テーブルTを検索し、この
座標情報(デコード情報)に関連付けられたMPEGフ
ァイルデータからタイムコードにより特定されるMPE
Gファイルのフレームを抽出する(ステップS22:デ
ータ抽出手段)。
【0062】そして、CPU21は、このようにして抽
出されたMPEGファイルの1フレームを、画像出力部
28及び音声出力部29を介してテレビモニタ103に
対して出力し(ステップS23:データ再生手段)、テ
レビモニタ103において静止画として再生させる。
【0063】ここで、このような情報処理システム10
0の実施例について説明する。ここでは、ユーザが、テ
レビモニタ103で料理番組を見ている際に、レシピ等
をメモする状況について説明する。
【0064】このような場合、ユーザは、情報入力シス
テム101を用いてメモを取ることになる。詳細には、
情報入力装置4の切替スイッチ11を記録モードに設定
した後、図12に示すように、媒体1に対して情報入力
装置4のペン軸5aによりレシピRを筆記することにな
る。ここで、情報入力装置4は、ユーザの筆記動作に伴
って媒体1上のコードシンボル3を読み取り、コードシ
ンボル3の座標情報を記録を示す座標情報(デコード情
報)としてビデオレコーダ102に送信する。
【0065】そして、情報入力装置4からの座標情報を
受信したビデオレコーダ102は、座標情報(デコード
情報)とMPEGファイルデータとを関連付けてHDD
24に格納する。
【0066】一般に、ユーザは、メモを取ることで情報
を取得し、後で見直すことによりその内容を思い出す。
しかしながら、そのメモ内容の詳細部分が何であったか
を忘れてしまうことがある。あるいは、後に観ていて気
付いた重要な点や、この料理は細かな点で何をすればよ
かったのか、分からなくなってしまうこともある。
【0067】このような場合には、改めて、レシピRを
記述した媒体1を取り出し、情報入力装置4の切替スイ
ッチ11を再生モードに設定した後、その媒体1上のレ
シピRを記述した箇所に情報入力装置4を当てると、情
報入力装置4は、媒体1上のコードシンボル3を読み取
り、コードシンボル3の座標情報を再生を示す座標情報
(デコード情報)としてビデオレコーダ102に送信す
る。
【0068】そして、情報入力装置4からの座標情報を
受信したビデオレコーダ102は、以前その媒体1にレ
シピRを筆記した際にHDD24に格納しておいたデー
タを再生し、テレビモニタ103に出力する。これによ
り、図13に示すように、媒体1にレシピRを記述した
際の映像や音声をテレビモニタ103において確認する
ことができる。これにより、メモだけでは分かりづらい
情報(例えば、焼き加減、盛り付け、調味料のふりかけ
具合等)を、簡単な動作で確認することができる。
【0069】ここに、コードシンボル3が多数配列され
た記録媒体1に対して情報入力装置4により筆記動作を
行なうと、コード読取部6及びデコード手段8bによっ
て記録媒体1上の筆記位置の座標情報が獲得される。そ
して、ビデオレコーダ102は情報入力装置4からコー
ドシンボル3が多数配列された記録媒体1上の筆記位置
の座標情報を獲得し、この獲得された座標情報が記録要
求に係るものであると判定した場合には、獲得した座標
情報(デコード情報)とMPEGファイルデータとを関
連付けてHDD24に記録する。一方、獲得された座標
情報が再生要求に係るものであると判定した場合には、
この座標情報(デコード情報)に関連付けて記録されて
いるMPEGファイルデータをHDD24より抽出して
テレビモニタ103に対して出力する。これにより、ユ
ーザが、コードシンボル3が多数配列された記録媒体1
に情報入力装置4を用いてメモをとると、同時にMPE
Gファイルデータがメモの座標情報(デコード情報)に
関連付けられてHDD24に記録され、後にユーザがメ
モを取った箇所を再度筆記すると、そのメモの箇所に対
応したメモに係るMPEGファイルデータがテレビモニ
タ103に対して出力されて再生されるので、メモの取
り間違いや、メモの不十分さを効率良く補うことが可能
になる。
【0070】なお、本実施の形態のビデオレコーダ10
2は、MPEGファイルデータをHDD24に保存する
ようにしたが、これに限るものではなく、フレキシブル
ディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、M
Oのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、
CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、
DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のよう
な光学的な記憶媒体、半導体メモリ等の各種方式のメデ
ィアを記憶媒体として用いるようにしても良い。なお、
CD−ROMやDVD−ROMなどの各種の光学的な記
憶媒体、各種の光磁気的な記憶媒体、フレキシブルディ
スクなどの各種の磁気的な記憶媒体等は、ビデオレコー
ダ102に固定的に設けられておらず、単体で取り扱え
る交換自在な記憶媒体としての形態を備え、各メディア
に適応した各種読取装置(CD−ROMドライブ等)を
用いてデータが読み出される。
【0071】また、本実施の形態の情報処理システム1
00は、情報入力システム101と、この情報入力シス
テム101に対してデータ接続可能なビデオレコーダ1
02とで構成したが、これに限るものではない。例え
ば、情報入力装置4からの座標情報(デコード情報)の
送信先をビデオレコーダ102に代えて、サウンドレコ
ーダや電話機等の電子機器にしても良い。なお、サウン
ドレコーダや電話機等の電子機器の場合には、音声信号
のみが記録され、報知手段であるスピーカから音声信号
が再生される。
【0072】さらに、本実施の形態においては、MPE
Gコーデック30を用いて画像入力部26から入力され
た画像信号をMPEG符号化したが、これに限るもので
はなく、JPEG2000エンコーダを用いるようにしても良
い。MotionJPEG2000においては、フレームごとの編集が
可能である為に、例えば座標情報(デコード情報)を画
像フォーマットに重ね合わせるなどの編集がフレームご
とに可能となる。これは、ユーザから見て媒体1に加筆
した内容を、映像に貼り付ける作業ができる。つまり、
映像に対してコメントを加えるなどの編集がフレームご
と可能になるものである。
【0073】[第二の実施の形態]本発明の第二の実施
の形態を図14ないし図15に基づいて説明する。な
お、第一の実施の形態において説明した部分と同一部分
については同一符号を用い、説明も省略する(以降の実
施の形態においても同様)。第一の実施の形態では、情
報入力装置4からビデオレコーダ102に対して座標情
報(デコード情報)を送信するようにしたが、本実施の
形態においては、外部に座標情報(デコード情報)を送
信せずに情報入力装置側で座標情報(デコード情報)を
利用する点で異なるものである。
【0074】次に、本実施の形態の情報入力装置50に
ついて詳細に説明する。図14は、本実施の形態の情報
入力装置50の概略構成を示す説明図である。図14に
示すように、本実施の形態の情報入力装置50は、第一
の実施の形態で説明した情報入力装置4の構成に加え、
記録部である不揮発性のメモリ51が制御回路8に接続
されている。また、通信I/F9には、集音マイク52
及びスピーカ・アンプ53が接続されている。
【0075】次に、情報入力装置50の制御回路8が実
行する各種処理の内容について説明する。図15は、制
御回路8により実行される各種処理を示す機能ブロック
図である。図15に示すように、制御回路8において
は、画像読取部6で読み取った媒体1上の画像に基づい
た各種処理が実行される。すなわち、集音マイク52か
らの音声信号を受け取ると(データ取得手段8d)、メ
モリ51に対して送信して蓄積する(データ蓄積手段8
e)。この場合、メモリ51は、例えば3分間分の音声
信号を常に保持するものとする。なお、これに限るもの
ではなく、一定のデータ量(例えば、500KB)を常
に保持するものであっても良い。
【0076】一方、画像読取部6からの読み取り画像を
受け取ると(コード情報入力手段8a)、コードシンボ
ル3をデコードして座標情報(デコード情報)を検出し
(デコード手段8b)、記録を示す座標情報(デコード
情報)であれば(要求判定手段)、この座標情報(デコ
ード情報)をメモリ51に蓄積されている3分間分の音
声信号に関連付けてメモリ51に保存する(データ保存
手段8f:データ記録手段)。
【0077】一方、再生を示す座標情報(デコード情
報)であれば(要求判定手段)、メモリ51に保存され
ている当該座標情報(デコード情報)に関連付けられた
3分間分の音声信号を抽出してスピーカ・アンプ53に
対して出力して再生する(保存データ再生手段8g:デ
ータ抽出手段、データ報知手段)。
【0078】すなわち、本実施の形態の情報入力装置5
0によれば、筆記具をボイスレコーダとして利用するこ
とができることにより、会議などの会話中のメモを取る
ときに、その会話内容を取得し、書いたメモとリンク付
けし、後にそのボイスメモと加筆メモを「ペン一本」で
再生することができる。これにより、従来、会議にテー
プレコーダやボイスレコーダを持ち込み、重要なポイン
トで録音ボタンを押し、片方の手で、メモをとり、後に
そのメモ内容を元にユーザ自らが録音した音声データを
突き合わせていちいち頭だしをしなくてはならなかった
作業を一気に解消することができる。
【0079】なお、本実施の形態の情報入力装置50に
は集音マイク52を内蔵したが、これに限るものではな
い。例えば、集音マイク52に代えてラジオを内蔵する
ことも考えられる。このようにラジオを内蔵した場合に
は、ラジオを聞きながらメモを取るときに、書いたメモ
とリンク付けし、後にその内容と加筆メモを「ペン一
本」で再生することができる。これにより、電波の状況
等によりその内容が聞きづらかった場合であっても、メ
モ内容を元に確認作業を行なうことができる。
【0080】なお、各実施の形態においては、コードシ
ンボル3に座標情報を含めるようにしたが、個々のコー
ドシンボル3には、その媒体1の同一性を示す識別情報
を同一性情報として含めるようにしても良い。つまり、
一の媒体1の全てのコードシンボル3について同一の識
別情報が含まれていることになる。このようにすれば、
同一性情報によって複数の媒体1を識別することができ
るので、複数の媒体1を同時に使用することができる。
この場合には、この識別情報は座標情報とともに抽出さ
れる。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明の情報入力装置によ
れば、人が手に持って筆記動作を行なうことができる情
報入力装置であって、音声データと画像データとの少な
くとも一方のデータを取得するデータ取得手段と、この
データ取得手段により取得したデータを蓄積するデータ
蓄積手段と、筆記可能な記録媒体に多数配列されるこの
記録媒体の座標情報を含むコードシンボルを、前記筆記
手段を用いた筆記動作に伴って光学的に読み取るコード
読取部と、このコード読取部によって読み取られた前記
コードシンボルをデコードして座標情報を獲得するデコ
ード手段と、このデコード手段が前記コード読取部によ
って読み取られた前記コードシンボルをデコードして獲
得した座標情報が、記録要求に係るものか再生要求に係
るものかを判定する要求判定手段と、この要求判定手段
により記録要求に係るものであると判定された場合、前
記デコード手段が前記コード読取部によって読み取られ
た前記コードシンボルをデコードして獲得した座標情報
を、前記データ蓄積手段により蓄積されているデータに
関連付けて記録部に記録するデータ記録手段と、前記要
求判定手段により再生要求に係るものであると判定され
た場合、前記デコード手段が前記コード読取部によって
読み取られた前記コードシンボルをデコードして獲得し
た座標情報に関連付けて記録されているデータを前記記
録部より抽出するデータ抽出手段と、このデータ抽出手
段により抽出されたデータを報知するデータ報知手段
と、を備え、コードシンボルが多数配列された記録媒体
に対して筆記動作を行なうと、コード読取部及びデコー
ド手段によって記録媒体上の筆記位置の座標情報を獲得
し、この獲得された座標情報が記録要求に係るものであ
ると判定した場合には、獲得した座標情報とデータ蓄積
手段により蓄積されているデータとを関連付けて記録部
に記録する。一方、獲得された座標情報が再生要求に係
るものであると判定した場合には、この座標情報に関連
付けて記録されているデータを記録部より抽出して報知
する。これにより、ユーザが、コードシンボルが多数配
列された記録媒体にメモをとると、同時に音声データと
画像データとの少なくとも一方のデータがメモの座標情
報に関連付けられて記録部に記録され、後にユーザがメ
モを取った箇所を再度筆記すると、そのメモの箇所に対
応したメモに係る音声データや画像データが再生される
ので、メモの取り間違いや、メモの不十分さを効率良く
補うことができる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の情報入力装置において、前記コードシンボルをデコ
ードして獲得した座標情報について、記録要求に係るも
のか再生要求に係るものかを指定するための指定情報を
付与する要求指定手段を備え、前記要求判定手段は、前
記コードシンボルをデコードして獲得した座標情報が、
記録要求に係るものか再生要求に係るものかを付与され
た前記指定情報に基づいて判定することにより、コード
シンボルをデコードして獲得した座標情報が記録要求に
係るものか再生要求に係るものかを容易に判定すること
ができる。
【0083】請求項3記載の発明の情報記録再生装置に
よれば、音声データと画像データとの少なくとも一方の
データを取得するデータ取得手段と、このデータ取得手
段により取得したデータを蓄積するデータ蓄積手段と、
筆記手段により筆記可能な記録媒体に多数配列されるこ
の記録媒体の座標情報を含むコードシンボルを、前記筆
記手段を用いた筆記動作に伴って光学的に読み取ってデ
コードした座標情報を情報入力装置から取得する情報取
得手段と、この情報取得手段により取得した座標情報
が、記録要求に係るものか再生要求に係るものかを判定
する要求判定手段と、この要求判定手段により記録要求
に係るものであると判定された場合、前記情報取得手段
により取得した座標情報を、前記データ蓄積手段により
蓄積されているデータに関連付けて記録部に記録するデ
ータ記録手段と、前記要求判定手段により再生要求に係
るものであると判定された場合、前記情報取得手段によ
り取得した座標情報に関連付けて記録されているデータ
を前記記録部より抽出するデータ抽出手段と、このデー
タ抽出手段により抽出されたデータを報知手段に対して
出力するデータ再生手段と、を備え、情報入力装置から
コードシンボルが多数配列された記録媒体上の筆記位置
の座標情報を獲得し、この獲得された座標情報が記録要
求に係るものであると判定された場合には、獲得された
座標情報とデータ蓄積手段により蓄積されているデータ
とを関連付けて記録部に記録する。一方、獲得された座
標情報が再生要求に係るものであると判定された場合に
は、この座標情報に関連付けて記録されているデータを
記録部より抽出して報知手段に対して出力する。これに
より、ユーザが、コードシンボルが多数配列された記録
媒体に情報入力装置を用いてメモをとると、同時に音声
データと画像データとの少なくとも一方のデータをメモ
の座標情報に関連付けられて記録部に記録し、後にユー
ザがメモを取った箇所を再度筆記すると、そのメモの箇
所に対応したメモに係る音声データや画像データを報知
手段に対して出力して再生するので、メモの取り間違い
や、メモの不十分さを効率良く補うことができる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の情報記録再生装置において、前記データ取得手段に
より取得されるデータは音声データ及び画像データであ
って、前記情報取得手段により取得した座標情報が再生
要求に係るものであると判定された場合には、前記情報
取得手段により取得した座標情報に関連付けて記録され
ている音声データ及び画像データを前記記録部より抽出
し、テレビモニタに対して出力することにより、例え
ば、ユーザが、テレビを見ながらコードシンボルが多数
配列された記録媒体に情報入力装置を用いてメモをとる
と、同時に音声データ及び画像データがメモの座標情報
に関連付けられて記録部に記録され、後にユーザがメモ
を取った箇所を再度筆記すると、そのメモの箇所に対応
したメモに係る音声データ及び画像データがテレビモニ
タに対して出力されて再生されるので、テレビ番組を観
ながらとったメモに係る音声データ及び画像データを容
易に検索することができ、使い勝手が飛躍的に向上す
る。
【0085】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の情報記録再生装置において、前記データ取得手段に
より取得されるデータは音声データであって、前記情報
取得手段により取得した座標情報が再生要求に係るもの
であると判定された場合には、前記情報取得手段により
取得した座標情報に関連付けて記録されている音声デー
タを前記記録部より抽出し、スピーカに対して出力する
ことにより、例えば、ユーザが、電話や会議をしながら
コードシンボルが多数配列された記録媒体に情報入力装
置を用いてメモをとると、同時に音声データがメモの座
標情報に関連付けられて記録部に記録され、後にユーザ
がメモを取った箇所を再度筆記すると、そのメモの箇所
に対応したメモに係る音声データがスピーカに対して出
力されて再生されるので、電話や会議をしながらとった
メモに係る音声データを容易に検索することができ、使
い勝手が飛躍的に向上する。
【0086】請求項6記載の発明の情報処理システムに
よれば、筆記手段により筆記可能な記録媒体であって、
この記録媒体の座標情報を含むコードシンボルが多数配
列された記録媒体と、この記録媒体に配列された前記コ
ードシンボルを光学的に読み取るコード読取部と、この
コード読取部によって読み取られた前記コードシンボル
をデコードして座標情報を獲得するデコード手段と、こ
のデコード手段によって獲得された座標情報を外部に出
力する情報出力手段と、を備える情報入力装置と、請求
項3ないし5の何れか一記載の情報記録再生装置と、を
具備し、コードシンボルが多数配列された記録媒体に対
して情報入力装置により筆記動作を行なうと、コード読
取部及びデコード手段によって記録媒体上の筆記位置の
座標情報が獲得される。そして、情報記録再生装置は情
報入力装置からコードシンボルが多数配列された記録媒
体上の筆記位置の座標情報を獲得し、この獲得された座
標情報が記録要求に係るものであると判定した場合に
は、獲得した座標情報とデータ蓄積手段により蓄積され
ているデータとを関連付けて記録部に記録する。一方、
獲得された座標情報が再生要求に係るものであると判定
した場合には、この座標情報に関連付けて記録されてい
るデータを記録部より抽出して報知手段に対して出力す
る。これにより、ユーザが、コードシンボルが多数配列
された記録媒体に情報入力装置を用いてメモをとると、
同時に音声データと画像データとの少なくとも一方のデ
ータがメモの座標情報に関連付けられて記録部に記録さ
れ、後にユーザがメモを取った箇所を再度筆記すると、
そのメモの箇所に対応したメモに係る音声データや画像
データが報知手段に対して出力されて再生されるので、
メモの取り間違いや、メモの不十分さを効率良く補うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の情報処理システム
の構成を概略的に示すシステム構成図である。
【図2】情報入力システムを構成する媒体を示す平面図
である。
【図3】情報入力システムを構成する情報入力装置の概
略構成を示す説明図である。
【図4】制御回路により実行される各種処理を示す機能
ブロック図である。
【図5】情報入力装置で図1のような媒体を読み取った
画像を示す平面図である。
【図6】コードシンボルの位置の検出手法を示す説明図
である。
【図7】媒体上のコードシンボルの読み取り画像をエン
コードしたデータから情報入力装置の先端部の位置に対
応する媒体の紙面上の座標を求める場合の処理について
説明するフローチャートである。
【図8】ビデオレコーダに内蔵される各部の電気的接続
を示すブロック図である。
【図9】加筆データ入力処理の流れを概略的に示すフロ
ーチャートである。
【図10】加筆データ記録テーブルのデータ構成を模式
的に示す説明図である。
【図11】加筆データ入力時再生処理の流れを概略的に
示すフローチャートである。
【図12】情報入力装置による筆記状態を示す説明図で
ある。
【図13】テレビモニタに表示された画像の一例を示す
説明図である。
【図14】本発明の第二の実施の形態の情報入力装置の
概略構成を示す説明図である。
【図15】制御回路により実行される各種処理を示す機
能ブロック図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 3 コードシンボル 4,50 情報入力装置 5a 筆記手段 6 コード読取部 8b デコード手段 8d データ取得手段 8e データ蓄積手段 24 記録部 51 記録部 100 情報処理システム 102 情報記録再生装置 103 報知手段、テレビモニタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人が手に持って筆記動作を行なうことが
    できる情報入力装置であって、 音声データと画像データとの少なくとも一方のデータを
    取得するデータ取得手段と、 このデータ取得手段により取得したデータを蓄積するデ
    ータ蓄積手段と、 筆記可能な記録媒体に多数配列されるこの記録媒体の座
    標情報を含むコードシンボルを、前記筆記手段を用いた
    筆記動作に伴って光学的に読み取るコード読取部と、 このコード読取部によって読み取られた前記コードシン
    ボルをデコードして座標情報を獲得するデコード手段
    と、 このデコード手段が前記コード読取部によって読み取ら
    れた前記コードシンボルをデコードして獲得した座標情
    報が、記録要求に係るものか再生要求に係るものかを判
    定する要求判定手段と、 この要求判定手段により記録要求に係るものであると判
    定された場合、前記デコード手段が前記コード読取部に
    よって読み取られた前記コードシンボルをデコードして
    獲得した座標情報を、前記データ蓄積手段により蓄積さ
    れているデータに関連付けて記録部に記録するデータ記
    録手段と、 前記要求判定手段により再生要求に係るものであると判
    定された場合、前記デコード手段が前記コード読取部に
    よって読み取られた前記コードシンボルをデコードして
    獲得した座標情報に関連付けて記録されているデータを
    前記記録部より抽出するデータ抽出手段と、 このデータ抽出手段により抽出されたデータを報知する
    データ報知手段と、を備えることを特徴とする情報入力
    装置。
  2. 【請求項2】 前記コードシンボルをデコードして獲得
    した座標情報について、記録要求に係るものか再生要求
    に係るものかを指定するための指定情報を付与する要求
    指定手段を備え、 前記要求判定手段は、前記コードシンボルをデコードし
    て獲得した座標情報が、記録要求に係るものか再生要求
    に係るものかを付与された前記指定情報に基づいて判定
    することを特徴とする請求項1記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 音声データと画像データとの少なくとも
    一方のデータを取得するデータ取得手段と、 このデータ取得手段により取得したデータを蓄積するデ
    ータ蓄積手段と、 筆記手段により筆記可能な記録媒体に多数配列されるこ
    の記録媒体の座標情報を含むコードシンボルを、前記筆
    記手段を用いた筆記動作に伴って光学的に読み取ってデ
    コードした座標情報を情報入力装置から取得する情報取
    得手段と、 この情報取得手段により取得した座標情報が、記録要求
    に係るものか再生要求に係るものかを判定する要求判定
    手段と、 この要求判定手段により記録要求に係るものであると判
    定された場合、前記情報取得手段により取得した座標情
    報を、前記データ蓄積手段により蓄積されているデータ
    に関連付けて記録部に記録するデータ記録手段と、 前記要求判定手段により再生要求に係るものであると判
    定された場合、前記情報取得手段により取得した座標情
    報に関連付けて記録されているデータを前記記録部より
    抽出するデータ抽出手段と、 このデータ抽出手段により抽出されたデータを報知手段
    に対して出力するデータ再生手段と、を備えることを特
    徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記データ取得手段により取得されるデ
    ータは音声データ及び画像データであって、 前記情報取得手段により取得した座標情報が再生要求に
    係るものであると判定された場合には、前記情報取得手
    段により取得した座標情報に関連付けて記録されている
    音声データ及び画像データを前記記録部より抽出し、テ
    レビモニタに対して出力することを特徴とする請求項3
    記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記データ取得手段により取得されるデ
    ータは音声データであって、 前記情報取得手段により取得した座標情報が再生要求に
    係るものであると判定された場合には、前記情報取得手
    段により取得した座標情報に関連付けて記録されている
    音声データを前記記録部より抽出し、スピーカに対して
    出力することを特徴とする請求項3記載の情報記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 筆記手段により筆記可能な記録媒体であ
    って、この記録媒体の座標情報を含むコードシンボルが
    多数配列された記録媒体と、 この記録媒体に配列された前記コードシンボルを光学的
    に読み取るコード読取部と、このコード読取部によって
    読み取られた前記コードシンボルをデコードして座標情
    報を獲得するデコード手段と、このデコード手段によっ
    て獲得された座標情報を外部に出力する情報出力手段
    と、を備える情報入力装置と、 請求項3ないし5の何れか一記載の情報記録再生装置
    と、を具備することを特徴とする情報処理システム。
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