JP2003304206A - 赤外線信号用ライトガイド、赤外線受信装置および電子機器 - Google Patents

赤外線信号用ライトガイド、赤外線受信装置および電子機器

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JP2003304206A
JP2003304206A JP2002105885A JP2002105885A JP2003304206A JP 2003304206 A JP2003304206 A JP 2003304206A JP 2002105885 A JP2002105885 A JP 2002105885A JP 2002105885 A JP2002105885 A JP 2002105885A JP 2003304206 A JP2003304206 A JP 2003304206A
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light guide
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receiver
light
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JP2002105885A
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Masahiro Honbo
昌弘 本坊
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線信号を受信装置に良好に導き得る高性
能のライトガイド、および、赤外線信号を受信し得る距
離範囲、角度範囲が広い赤外線受信装置を提供する。 【解決手段】 ライトガイドを一端が閉じた中空の柱状
として、吸収による赤外線の減衰を低減する。また、ラ
イトガイドの出射端面を凹面として、出射する赤外線を
側面に対して平行に近づける。さらに、ライトガイドの
外面と赤外線受光装置を金属膜で覆って、外部からの電
磁波を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線信号を赤外線
受信装置に導くライトガイド、赤外線受信装置、および
これらを備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの電子機器が遠隔操作によっ
て制御されるようになっており、制御信号は赤外線によ
って伝送するのが一般的である。このような電子機器で
は、通常、筐体に受光窓を設けておき、赤外線信号を受
信する受信装置を筐体内の受光窓近傍部位に配置する。
しかし、他の部品の存在やデザイン等の制約により、赤
外線受信装置を受光窓の近傍に配置することができない
ことがあり、そのような場合は、赤外線受信装置を受光
窓から離間して配置し、受光窓と受信装置の間にライト
ガイドを配設して、赤外線信号をライトガイドによって
受信装置に導くようにしている。
【0003】ライトガイドは、樹脂またはガラスで作製
され、両端が平面で内部に空隙のない柱状とされる。従
来のライトガイド99の縦断面を図9に示す。一端より
ライトガイド99内に入った赤外線は直接あるいは側面
で反射されて他端に達し、赤外線受信装置の受光部に入
射する。
【0004】赤外線受信装置は、光電変換により信号を
検出し、検出した信号を増幅するが、その処理は周囲の
電子部品が発する電磁波の影響を受け易い。このため、
赤外線受信装置を金属製のシールドケースに収納して、
ノイズの低減を図っている。また、指向性が高く赤外線
信号を受信し得る角度範囲が狭いと、遠隔操作に大きな
制約が生じるため、受光部の直前に凸レンズを備えて、
赤外線受信装置に集光機能をもたせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ライトガイドの材料で
ある樹脂やガラスとしては赤外線に対して透過性の高い
ものが用いられるが、それでも赤外線をある程度吸収す
るため、赤外線信号はライトガイド内を通過する間に減
衰する。赤外線信号の減衰は電子機器を遠隔操作するこ
とができる距離範囲の減少につながる。
【0006】また、ライトガイドから出射した後の赤外
線の光路は、ライトガイドの側面で反射されたか否かに
かかわらず、ライトガイドへの入射前の光路と平行にな
るため、ライトガイドは赤外線受信装置が赤外線信号を
受信し得る角度範囲を拡げる機能は有していない。ライ
トガイドに対して斜めの方向から入射する赤外線は、側
面で反射されながらライトガイド内を進行するが、側面
に対する入射角が小さくなって(垂直に近づいて)臨界
角未満になると、全反射されなくなって一部が漏出す
る。これは赤外線信号を受信し得る角度範囲の狭小を招
く。
【0007】ライトガイドと赤外線受信装置は別体の部
品として作製されており、電子機器に備える際には、ラ
イトガイドと受信装置の受光部の位置合わせが必要であ
る。しかも、別部品であるライトガイドと赤外線受信装
置を備える電子機器はコスト高となる。
【0008】本発明はこれらの諸問題に鑑みてなされた
もので、赤外線信号を受信装置に良好に導き得る高性能
のライトガイド、ならびに、赤外線信号を受信し得る距
離範囲、角度範囲が広い赤外線受信装置および電子機器
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、赤外線信号を赤外線受信装置に導くラ
イトガイドは、一端が閉じた中空の柱状である構成とす
る。このライトガイドでは、中空の部分つまり空気を赤
外線の通路とすることができて、吸収による赤外線の減
衰を抑えることができる。一端は閉じられているため、
この端部を外部に向けて配置することで、塵、埃等の異
物の侵入が避けられる。
【0010】本発明ではまた、赤外線信号を赤外線受信
装置に導くライトガイドは、一端が凹面の柱状である構
成とする。凹面は内部から出射する赤外線に対して負の
パワーを有するため、側面で反射された赤外線を側面に
対する角度の小さい光線とすることができる。したがっ
て、この端面を赤外線受信装置に向けて配置すること
で、赤外線受信装置に対する赤外線の入射角が小さくな
り、赤外線信号を受信し得る角度範囲が赤外線受信装置
が単独で受信し得る角度範囲よりも広くなる。
【0011】本発明ではさらに、赤外線信号を赤外線受
信装置に導くライトガイドは、柱状で、側面が金属で覆
われている構成とする。赤外線受信装置をシールドケー
スに収納する場合でもライトガイドに対向する受光部は
露出した構成とされるため、受光部には周囲の電磁波が
斜め方向から入り易い。ライトガイドの側面を金属で覆
うことで、受光部に斜めに入射する電磁波を大幅に遮断
することが可能になる。しかも、金属が反射膜として機
能するため、内部を進む赤外線が臨界角未満の入射角で
側面に入射するときでも、反射して漏出を防止すること
が可能であり、光量低下を避けることができる。
【0012】上記の各ライトガイドは、赤外線受信装置
の少なくとも一部を収容する収容部を一端に有するよう
にするとよい。このようにすると赤外線受信装置とライ
トガイドを1つの部品として取り扱うことが可能にな
り、赤外線受信装置も保護される。
【0013】この場合、赤外線受信装置との位置合わせ
のための突起を収容部に有するようにするとよい。ライ
トガイドに対する赤外線受信装置の位置が定まって、ラ
イトガイドによって導いた赤外線を的確に赤外線受信装
置に入射させることができる。
【0014】柱状の側面が金属で覆われている構成で
は、その金属が側面から収容部に連なり、収容部の外面
も金属で覆われている構成とするとよい。このようにす
ると、収容部を覆う金属で電磁波を遮断することが可能
になって、赤外線受信装置をシールドケースに収納する
必要がなくなる。
【0015】さらに、外面を覆う金属と赤外線受信装置
の接地端子との接続用のハンダを設けるための突部を収
容部に有するようにしてもよい。金属の帯電を防止して
電磁波を遮断する機能を維持することを、簡素な構成で
実現することができる。
【0016】本発明ではまた、赤外線信号を受信する赤
外線受信装置は、赤外線信号を自己に導く柱状のライト
ガイドと一体に形成されて、ライトガイドの側面と共に
金属で覆われている構成とする。赤外線受信装置をライ
トガイドと一体化することにより取り扱いが容易にな
り、また、金属で覆うことにより、シールドケースに収
納しなくても、電磁波を遮断することができる。ライト
ガイドの側面も金属で覆うことにより、受光部に斜めに
入射する電磁波も遮断することができる。ライトガイド
の側面からの赤外線の漏出による光量低下も防止され
る。
【0017】ここで、支持部を有し、支持部によって自
立し得る構成とするとよい。機器への実装が容易にな
り、機器内での配設位置の精度を高めることができる。
【0018】本発明ではさらにまた、赤外線信号を受信
する電子機器は、赤外線受信装置および上記のいずれか
のライトガイド、または上記のいずれかの赤外線受信装
置を備えるものとする。ライトガイドの構成上の特徴に
より、赤外線信号を受信し得る距離範囲および角度範囲
の広い電子機器となる。赤外線受信装置をライトガイド
と一体に形成しておくことでコストも抑えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施形
態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形
態のライトガイド1の縦断面を図1に示す。ライトガイ
ド1は、赤外線に対する透過率の高い樹脂で作製されて
おり、外形は円柱状である。ライトガイド1の内部11
は円柱状の中空とされており、この中空部11は一方の
端部から外に通じ、他方の端部は閉じられている。ライ
トガイド1は、開いた端部を赤外線受信装置に向け、閉
じた端部を外部に向けた配置で使用され、外部の信号源
より送出された赤外線信号を赤外線受信装置に導く。
【0020】閉じた端部より入射した赤外線の多くは、
中空部11を通ることになり、樹脂材料によって吸収さ
れることなく、赤外線受信装置に達する。ライトガイド
1のように中空部11を有する構成とした場合と、図9
の従来のライトガイド99のように中空部を有さない構
成とした場合の、赤外線受信装置が受光する赤外線の光
量を表1に示す。なお、表に記した入射角は閉じた端部
に対する入射角であり、ここでは赤外線を垂直に入射さ
せている。また、各構成では、中空部の有無を除き、材
料、外形、大きさ、赤外線発光量等の条件を同じにして
いる。表1より、中空部11を設けることで、受光量が
数倍増大することが判る。
【0021】
【表1】
【0022】中空部11の内径を赤外線受光装置の集光
レンズの直径以上とした場合と、直径未満とした場合
の、赤外線受信装置が受光する赤外線の光量を表2に示
す。中空部11の内径を集光レンズの直径以上とし、集
光レンズ全体が中空部11に対向するようにした方が、
受光量が増すことが判る。
【0023】
【表2】
【0024】第2の実施形態のライトガイド2の縦断面
を図2に示す。このライトガイド2は、第1の実施形態
のライトガイド1を修飾して、開いた端部を球面の凹面
12としたものである。閉じた端部より入射した赤外線
の一部は、中空部11を囲む側壁内を進行し、凹面12
より出射して、赤外線受信装置に達する。凹面12は出
射する赤外線に対して負のパワーを有することになり、
側壁内を進行する間に側面で反射された赤外線を側壁の
外面側に近づける。このため、閉じた端部に対する赤外
線の入射角が大きいときでも、赤外線受信装置に対する
赤外線の入射角は小さくなる。したがって、赤外線信号
を受信し得る角度範囲が広くなり、斜め方向から赤外線
信号を与えるときの受信可能な距離も長くなる。
【0025】凹面12の曲率半径Rと赤外線受信装置が
受光する赤外線の光量の関係を表3に示す。表3より、
赤外線が出射する端面を凹面12とすることで、大きく
傾斜した方向から赤外線信号を与えるときの受光量の急
激な低下が軽減されることが判る。なお、赤外線が出射
する端面を凹面することは、中空部11を有さない構成
においても有効である。
【0026】
【表3】
【0027】第3の実施形態のライトガイド3の縦断面
を図3に示す。これは、第1の実施形態のライトガイド
1を修飾して、赤外線受信装置の一部分または全体を収
容する収容部13を開いた端部に連続して設けるととも
に、中空部11の側壁の外面および収容部13の側壁1
3aの外面を金属膜14で覆ったものである。金属膜1
4は、例えば、アルミニウムの蒸着によって形成するこ
とができる。
【0028】収容部13を設けて、ここに赤外線受信装
置を収容するようにしたことで、赤外線受信装置とライ
トガイドを1つの部品として取り扱うことが可能にな
る。また、収容部13の側壁13aを金属膜14で覆っ
たことで、外部から赤外線受信装置に入る電磁波を金属
膜14で遮断することができて、赤外線受信装置をシー
ルドケースに収納する必要がなくなる。さらに、中空部
11の側壁も金属膜14で覆うようにしたことで、中空
部11に対向する赤外線受信装置の受光部に斜めに入る
電磁波も遮断することが可能であり、電磁波に起因する
ノイズを一層抑えることができる。
【0029】また、金属膜14は、中空部11の側壁内
を進む光を反射することが可能であり、側壁の外面に臨
界角未満で入射する赤外線の漏出を防止することができ
る。このため、赤外線信号を受信し得る角度範囲が広く
なり、斜め方向から赤外線信号を与えるときの受信可能
な距離も長くなる。
【0030】第4の実施形態のライトガイド4と赤外線
受信装置9の縦断面を図4に示す。ライトガイド4は赤
外線受光装置9と一体に形成されており、中空部11の
側壁の外面と赤外線受光装置9の表面は金属膜14で覆
われている。ライトガイド4と赤外線受光装置9とを一
体化したことにより取り扱いが容易になり、特に、電子
機器への実装の際のライトガイド4と赤外線受光装置9
の位置合わせが不要になる。シールドケースが不要であ
ること、受光部に斜めに入る電磁波を遮断できること、
および、中空部11の側壁からの赤外線の漏出が防止さ
れることは、第3の実施形態と同様である。なお、赤外
線受信装置9は、ライトガイド4の開いた端部に接して
おり、ライトガイド4によって導かれた赤外線は、赤外
線受信装置9の受光部に全て入射する。また、赤外線受
信装置9には接地用のグランド端子9aが設けられてい
る。
【0031】第5の実施形態のライトガイド5と赤外線
受信装置9の縦断面を図5に示す。これは、第4の実施
形態を修飾して、赤外線受信装置9を支持する支持部1
5を加えたものである。支持部15は金属製であり、金
属膜14と連続している。支持部15を下方にして水平
な平面上に載置すると、一体化したライトガイド5と赤
外線受信装置9は自立する。このように、自立し得る構
成とすると、電子機器への実装が容易になる。
【0032】赤外線受信装置9にグランド端子9aが設
けられているほか、支持部15にもグランド端子16が
設けられており、支持部15および金属膜14は接地さ
れた状態となり帯電しない。したがって、金属膜14に
よる電磁波の遮断を確実に行うことができる。
【0033】第6の実施形態のライトガイド6と赤外線
受信装置9の縦断面を図6に示す。これは、第3の実施
形態を修飾して、ライトガイド6と収容部13に収容し
た赤外線受信装置9を一体にするとともに、はんだ17
によって金属膜14を赤外線受信装置9のグランド端子
9aに接続するようにしたものである。収容部13の側
壁13aのうちグランド端子9a近い部位には、はんだ
17の付着を容易にするために、突部13bが設けられ
ている。
【0034】赤外線受光装置9はライトガイド6から離
間している。ただし、赤外線受光装置9の受光部の直前
には集光用のレンズ9bが設けられており、ライトガイ
ド6によって導かれた赤外線はほとんど全て受光部に入
射する。
【0035】第7の実施形態のライトガイド7と赤外線
受信装置9の縦断面を図7に示す。これは、ライトガイ
ド7と赤外線受信装置9の一体化に際して、中空部11
と赤外線受信装置9の受光部の相対位置を規定する突起
18を収容部13の上壁13cに設けたものである。赤
外線受信装置9の上面には、突起18と係合する穴が設
けられている。ライトガイド7と赤外線受信装置9は、
突起18を穴に差し込んだ状態で、接着剤19によって
固定されている。
【0036】例えば、ライトガイドが直径4.4mmの
円柱状の場合、その中心線と赤外線受信装置の受光部の
中心とが1mmずれると、赤外線受信装置の受光部に入
射する赤外線の量は20%程度低下する。本実施形態の
ように突起18を設けてライトガイド7と赤外線受信装
置9の相対位置を精度よく規定することで、そのような
受光量の低下を防止することができる。
【0037】上記の各実施形態に示したライトガイドお
よび赤外線受信装置は、赤外線信号を受信する様々な電
子機器、例えば、VTR、オーディオコンポ、エアコン
等に備えることができる。その1例である第8の実施形
態のテレビの縦断面を図8に示す。テレビ10の筐体1
0aの前面下部には受光窓が設けられており、受光窓を
介して与えられる赤外線信号を赤外線受信装置9で受信
する。ただし、受光窓の周辺には他の部品Xが配置され
ており、赤外線受信装置9を受光窓の近傍に配置するこ
とはできない。そこで、赤外線受信装置9を受光窓から
離れた位置に配置するとともに、第1の実施形態のライ
トガイド1を受光窓と赤外線受信装置9との間に配置し
て、受光窓から入射する赤外線をライトガイド1によっ
て赤外線受信装置9に導くようにしている。
【0038】なお、ここでは、第1の実施形態のライト
ガイド1を採用する例を掲げたが、第2〜第7の実施形
態のライトガイド2〜7を採用してよいことはもちろん
である。
【0039】
【発明の効果】赤外線信号を赤外線受信装置に導くライ
トガイドを、本発明のように、一端が閉じた中空の柱状
である構成とすると、吸収による赤外線の減衰を抑える
ことができて、赤外線信号を受信し得る距離が長くな
る。
【0040】赤外線信号を赤外線受信装置に導くライト
ガイドを、本発明のように、一端が凹面の柱状である構
成とすると、凹面の端面を赤外線受信装置に向けて配置
することで、赤外線受信装置に対する赤外線の入射角が
小さくなり、赤外線を受信し得る角度範囲を赤外線受信
装置が単独で受信し得る角度範囲よりも広くすることが
できる。
【0041】赤外線信号を赤外線受信装置に導くライト
ガイドを、本発明のように、柱状で、側面が金属で覆わ
れている構成とすると、赤外線受信装置の受光部に入る
電磁波を遮断することができて、ノイズの発生を抑える
ことが可能である。しかも、金属が反射膜として機能す
るため、内部を進む赤外線が臨界角未満の入射角で側面
に入射するときでも漏出が防がれ、光量低下を防止する
ことができる。したがって、赤外線信号を受信し得る距
離範囲が長くなり、角度範囲も広くなる。
【0042】赤外線受信装置の少なくとも一部を収容す
る収容部を一端に有する構成とすると、赤外線受信装置
とライトガイドを1つの部品として取り扱うことが可能
になり、赤外線受信装置も保護される。
【0043】ここで、赤外線受信装置との位置合わせの
ための突起を収容部に有するようにすると、ライトガイ
ドに対する赤外線受信装置の位置が定まって、ライトガ
イドによって導いた赤外線を的確に赤外線受信装置に入
射させることができる。
【0044】柱状の側面が金属で覆われている構成で、
その金属が側面から収容部に連なり、収容部の外面も金
属で覆われているようにすると、収容部を覆う金属で電
磁波を遮断することが可能であり、赤外線受信装置をシ
ールドケースに収納する必要がない。したがって、簡素
な構成になる上、コストも抑えられる。
【0045】外面を覆う金属と赤外線受信装置の接地端
子との接続用のハンダを設けるための突部を収容部に有
するようすると、金属の帯電を防止して電磁波を遮断す
る機能を維持することを、簡素な構成で実現することが
できる。
【0046】赤外線信号を受信する赤外線受信装置を、
本発明のように、赤外線信号を自己に導く柱状のライト
ガイドと一体に形成されて、ライトガイドの側面と共に
金属で覆われている構成とすると、一体化により取り扱
いが容易になる上、シールドケースに収納しなくても、
電磁波を遮断することができて、低コストとなる。ライ
トガイドの側面からの赤外線の漏出による光量低下も防
止されて、赤外線信号を受信し得る距離範囲および角度
範囲も広くなる。
【0047】特に、支持部を有し、支持部によって自立
し得る構成とすると、機器への実装が容易になり、機器
内での配設位置の精度を高めることができる。
【0048】赤外線信号を受信する電子機器に、赤外線
受信装置および本発明のいずれかのライトガイド、また
は本発明のいずれかの赤外線受信装置を備えるようにす
ると、ライトガイドの特徴が生かされて、赤外線信号を
受信し得る距離範囲および角度範囲の広い電子機器とな
る。ライトガイドと一体に形成した赤外線受信装置を備
えることでコストも抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態のライトガイドの構成を模式
的に示す縦断面図。
【図2】 第2の実施形態のライトガイドの構成を模式
的に示す縦断面図。
【図3】 第3の実施形態のライトガイドの構成を模式
的に示す縦断面図。
【図4】 第4の実施形態のライトガイドと赤外線受信
装置の構成を模式的に示す縦断面図。
【図5】 第5の実施形態のライトガイドと赤外線受信
装置の構成を模式的に示す縦断面図。
【図6】 第6の実施形態のライトガイドと赤外線受信
装置の構成を模式的に示す縦断面図。
【図7】 第7の実施形態のライトガイドと赤外線受信
装置の構成を模式的に示す縦断面図。
【図8】 第8の実施形態のテレビの構成を模式的に示
す縦断面図。
【図9】 従来のライトガイドの構成を模式的に示す縦
断面図。
【符号の説明】
1〜7 ライトガイド 9 赤外線受信装置 9a グランド端子 9b 集光用レンズ 11 中空部 12 凹面 13 収容部 13a 収容部側壁 13b 突部 13c 収容部上壁 14 金属膜 15 支持部 16 グランド端子 17 はんだ 18 突起 19 接着剤 10 テレビ 10a 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/135 10/14 10/18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線信号を赤外線受信装置に導くライ
    トガイドであって、 一端が閉じた中空の柱状であることを特徴とするライト
    ガイド。
  2. 【請求項2】 赤外線信号を赤外線受信装置に導くライ
    トガイドであって、 一端が凹面の柱状であることを特徴とするライトガイ
    ド。
  3. 【請求項3】 赤外線信号を赤外線受信装置に導くライ
    トガイドであって、 柱状で、側面が金属で覆われていることを特徴とするラ
    イトガイド。
  4. 【請求項4】 赤外線受信装置の少なくとも一部を収容
    する収容部を一端に有することを特徴と請求項1から請
    求項3までのいずれか1項に記載のライトガイド。
  5. 【請求項5】 赤外線受信装置との位置合わせのための
    突起を収容部に有することを特徴とする請求項4に記載
    のライトガイド。
  6. 【請求項6】 収容部の外面が側面から連なる金属で覆
    われていることを特徴とする請求項3を引用する請求項
    4に記載のライトガイド。
  7. 【請求項7】 外面を覆う金属と赤外線受信装置の接地
    端子との接続用のハンダを設けるための突部を収容部に
    有することを特徴とする請求項6に記載のライトガイ
    ド。
  8. 【請求項8】 赤外線信号を受信する赤外線受信装置で
    あって、 赤外線信号を自己に導く柱状のライトガイドと一体に形
    成されて、ライトガイドの側面と共に金属で覆われてい
    ることを特徴とする赤外線受信装置。
  9. 【請求項9】 支持部を有し、支持部によって自立し得
    ることを特徴とする請求項8に記載の赤外線受信装置。
  10. 【請求項10】 赤外線信号を受信する電子機器であっ
    て、 赤外線受信装置および請求項1から請求項7までのいず
    れか1項に記載のライトガイド、または請求項8もしく
    は請求項9に記載の赤外線受信装置を備えることを特徴
    とする電子機器。
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Cited By (2)

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