JP2003303649A - ジャック - Google Patents

ジャック

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JP2003303649A
JP2003303649A JP2002106831A JP2002106831A JP2003303649A JP 2003303649 A JP2003303649 A JP 2003303649A JP 2002106831 A JP2002106831 A JP 2002106831A JP 2002106831 A JP2002106831 A JP 2002106831A JP 2003303649 A JP2003303649 A JP 2003303649A
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JP2002106831A
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Akito Shichida
明人 七田
Takayuki Osada
孝之 長田
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コジリ力が繰り返して作用した場合でも、プ
ラグに対するコンタクトの接触不良を発生し難いジャッ
クを合理的に構成する。 【解決手段】 ボディ1に形成したプラグ挿入孔を挟む
位置に一対のコンタクトC1配置して、プラグ挿入孔に
前記プラグPが挿入された際には、夫々のコンタクトC
1に形成した接触部3Aをコンタクト自身の弾性力で挟
み込む形態で接触させるよう構成すると共に、このプラ
グPとの挿入時に夫々のコンタクトC1の接触部3A同
士の離間量を制限するため、接当部4A、5Aを有した
制限機構Hを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボディに形成され
たプラグ挿入孔に沿って複数のコンタクトを備えている
ジャックに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器に備えられるジャックを
例に挙げると、樹脂製のボディに対してプラグ挿入孔を
形成し、このボディの内部に対して、プラグ挿入孔に沿
って銅合金等の良導体で成る複数のコンタクトを配置し
ており、この構造のジャックでは、プラグ挿入孔にプラ
グを挿入した際には、プラグに形成した複数の導通面に
対してコンタクトを接触させるよう構成されている。
又、コンタクトは、良好に弾性変形する素材を用いてお
り、プラグと接触する際には、コンタクト自身の弾性力
でプラグの導通面に対して接触する状態を維持させるの
が普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、携帯型のMD
プレーヤや携帯型CDプレーヤのように小型のオーディ
オ機器を例に挙げると、ヘッドホーンに音声信号を出力
する部位や、ダビング用の入出力部位にはφ2.5mm
程度の小径のプラグの使用を可能にするジャックを備え
ている。又、携帯型のオーディオ機器では、一方の手に
プレーヤを握り、他方の手でプラグの操作する等、プラ
グとジャックとの相対的な姿勢が不安定な状態でプラグ
を挿抜することが多く、例えば、プラグ挿入孔の軸芯に
傾斜する方向にプラグを強引に挿入することや、このよ
うな方向にプラグを強引に引き抜くことも多く、ジャッ
クに対して強力なコジリ力が作用してコンタクトの接触
不良を発生することもあった。
【0004】この接触不良は、ジャックが小型であるこ
とから、ボディの強度をあまり高められない点や、コン
タクトの強度をあまり高められない点を理由として挙げ
ることが可能である。具体的には、ジャックにコジリ力
が繰り返して作用した場合にはジャックのプラグ挿入孔
の開口縁が摩滅や変形によって拡大してしまい、プラグ
の挿抜時にコンタクトに対して偏った過大な力を作用さ
せてコンタクトを変形させる結果、接触不良に繋がるこ
とや、ジャックのプラグ挿入孔の開口部が拡大しないま
でも、コンタクトに対して偏った力が作用することで、
コンタクトを塑性変形させて接触不良に繋がることが考
えられる。そして、コンタクトとプラグとの間に接触不
良を発生した場合には、必要とする性能を得ることが出
来ないものとなり改善の余地があった。
【0005】本発明の目的は、コジリ力が繰り返して作
用した場合でも、プラグに対するコンタクトの接触不良
を発生し難いジャックを合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ジャックの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕ボディに形成されたプラグ挿入孔に沿って複数
のコンタクトを備えているジャックにおいて、前記複数
のコンタクトのうちの一対を、前記プラグ挿入孔を挟む
位置に対向配置して、プラグ挿入孔に前記プラグが挿入
された際には、夫々のコンタクトに形成した接触部をコ
ンタクト自身の弾性力で挟み込む形態で接触させるよう
構成すると共に、このプラグの挿入時に夫々のコンタク
トの接触部同士の離間量を制限する制限機構を備えてい
る点にある。
【0007】〔作用・効果〕上記特徴によると、プラグ
挿入孔に対して、このプラグ挿入孔の軸芯と傾斜する方
向にプラグが挿入された場合や、プラグを挿入した状態
でプラグからコジリ力が作用した場合のように、一対の
コンタクトの何れか一方の接触部に対して強力な力が作
用して、その接触部をプラグが挿通する空間から離間す
る方向に大きく変位させる状況が発生しても、この変位
を制限機構が制限する。つまり、コンタクトに対して偏
った力が作用しても、夫々のコンタクトの接触部同士の
間隔を拡大させる状況に陥る不都合を解消して、何れの
コンタクトの接触部ともプラグに接触させ得る状態に維
持できるのである。その結果、プラグから繰り返して偏
った力が作用してもコンタクトを塑性変形させる不都合
を解消して、夫々の接触部を、プラグの対応した導通面
に接触させる状態を維持できる。
【0008】本発明の請求項2に係るジャックの特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載のジャックにおいて、前記制限機
構が、前記一対のコンタクトの接触部に連接した接当部
を備えて構成され、この制限機構は前記プラグ挿入孔に
挿入されたプラグとの接触により接触部同士が離間し
て、その離間量が予め設定された値に達した際に夫々の
接当部が互いに接当して接触部同士の離間量を制限する
ように構成されている点にある。
【0009】〔作用・効果〕上記特徴によると、コンタ
クトと一体的に接当部を形成するだけで、対向するコン
タクトの接触部を拡大する力が作用した場合には、夫々
の接触部同士が接当することにより接触部同士の間隔の
拡大を制限する。その結果、コンタクトの製造時に接当
部を一体形成するだけで、他の部材を特別に取り付ける
等の加工を行わずとも部品点数を増大させることなく、
接当部同士の間隔の拡大を確実に制限できるものとなっ
た。特に、この構成では、制限機構として独立したパー
ツ類を必要としないので、コストを高めることが無く、
ジャックを大型化させる不都合に繋がることも無い。
【0010】本発明の請求項3に係るジャックの特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1又は2記載のジャックにおいて、前記
一対のコンタクトが、前記プラグ挿入孔の開口部の側に
配置されると共に、前記ボディの底面に形成した開口か
ら挿入されることで、ボディに保持されている点にあ
る。
【0011】〔作用・効果〕上記特徴によると、開口部
の近傍位置に配置した一対のコンタクトが制限機構によ
って離間量が制限されるので、長期に亘る使用によって
プラグ挿入孔の開口部(ボディに形成された開口)が拡
大し、プラグから偏った力が作用しやすい状況で使用し
ても、一対のコンタクトの接触部をプラグに確実に接触
させてプラグの姿勢を安定させるものとなり、しかも、
この一対のコンタクトをボディの底面に形成した開口か
ら挿入しているので、組立も容易となる。その結果、挿
入したプラグに対して確実な接触状態を維持して挿入し
たプラグの姿勢を安定させると共に、組立易いジャック
が構成された。
【0012】本発明の請求項4に係るジャックの特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜3のいずれか1項に記載のジャック
において、前記プラグ挿入孔の内端位置に、光信号を受
ける受光素子を備えて電気信号用と光信号用とに兼用で
きるよう構成されている点にある。
【0013】〔作用・効果〕上記特徴によると、光信号
用のプラグをボディに挿入した場合には、そのプラグか
らの光信号を受光素子で受けることが可能となる。その
結果、電気信号用と光信号とに兼用化されたジャックが
構成できた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、図2、図3に示すように、
プラグ挿入孔Aが形成されたボディ1と、このボディ1
の内部でプラグ挿入孔Aに沿って配置された複数のコン
タクトCと、このボディ1の内部でプラグ挿入孔Aの内
端に位置を設定して配置された1つの受光素子Bとを備
えて電気信号光信号兼用型のジャックが構成されてい
る。
【0015】このジャックは図3に示す電気信号用のプ
ラグPeと光信号用のプラグPpとを使用できるもので
ある。夫々のプラグP(電気信号用のプラグPeと光信
号用のプラグPpとの総称)とも直径Dが2mmで、全
長Lが6.7mmに設定しており、電気信号用のプラグ
Peは、銅合金等の良導体で成る基端部11と、中間部
12と、小径部13aを有した先端部13とを有すると
共に、これらの間に絶縁リング14を配置し、これらを
ハンドル15に支持して成り、これら基端部11と、中
間部12と、先端部13とを独立した導通部として機能
させている。又、光信号用のプラグPpは基端部から先
端近くまで絶縁材17で形成し、小径部13aを有した
先端部13だけに銅合金等の良導体で形成してハンドル
15に支持し、内部に光ファイバー18を挿通してい
る。
【0016】前記ボディ1は絶縁性で非透光性の樹脂に
よって上面1Tと、複数の側面1Sと、底面1Bとを有
したブロック状に成形されている。このボディ1では、
平坦に成形された1つの側面1Sに対して前記プラグ挿
入孔Aを形成し、底面1Bに対して夫々のコンタクトC
を挿入する複数のコンタクト挿入開口Fcと、受光素子
Bを挿入する1つの受光素子挿入開口Fbとを形成し、
又、ボディ1の上面1TにはコンタクトCの一部を嵌合
させる支持開口Gcと、受光素子Bの一部を嵌合させる
位置決め開口Gbとを形成している。
【0017】前記コンタクトC(以下に説明するコンタ
クトC1、C2、C3の総称)は、プラグ挿入孔Aの開
口側から、このプラグ挿入孔Aの内端側に向けて配置し
た一対の第1コンタクトC1(基端コンタクトの一
例)、単一の第2コンタクトC2、一対の第3コンタク
トC3(先端コンタクトの一例)とで成り、このジャッ
クに対して例えば、前記電気信号用のプラグPeを挿入
した場合には、プラグPeの基端部11に一対の第1コ
ンタクトC1が接触して導通状態に達し、このプラグP
eの中間部12に第2コンタクトC2が接触して導通状
態に達し、このプラグPeの先端部13の小径部13a
に一対の第3コンタクトC3が接触して、この一対の第
3コンタクトC3同士が導通状態に達するよう夫々のコ
ンタクトC1、C2、C3の位置が設定されている。
【0018】図1、図3、図4、図5に示すように、夫
々のコンタクトCは銅合金等の導電性で細い帯状の金属
板3をプレス成形することにより、プラグPに対する接
触部3Aと、この接触部3Aに対して弾性付勢力を作用
させる湾曲部3Bと、端子3Cとを一体的に形成したも
のである。第1コンタクトC1及び第2コンタクトC2
は、接触部3AをプラグPの基端部11の外周に沿う円
弧状に成形すると共に、この接触部3Aに小さな突起3
Tを形成しており、この接触部3Aに連なる状態で湾曲
部3Bを形成し、この湾曲部3Bに連なる状態で端子3
Cを形成してあり、この端子3Cと湾曲部3Bとの中間
位置に圧接部3Dを形成している。又、第1、第2コン
タクトC1、C2の圧接部3Dの幅Wをコンタクト挿入
開口Fcにおける対応する幅Wと略一致させることで、
組立時には第1、第2コンタクトC1、C2をボディ1
のコンタクト挿入開口Fcに挿入することで、その圧接
部3Dの幅方向にコンタクト挿入開口Fcから圧力を作
用させて第1、第2コンタクトC1、C2を摩擦保持す
るように構成してある。しかも、この挿入状態において
は、湾曲部3Bがボディ上面1Tの支持開口Gcに嵌り
込んで接触部3Aの位置を決めるものとなっており、端
子3Cがボディ1の底面1Bと平行姿勢となり、この端
子3Cの底面(基板に対向する面)がボディ1の底面と
一致する仮想平面上に存在するよう位置関係が設定され
ている。
【0019】図6に示すように、前記一対の第1コンタ
クトC1の接触部3Aの側の端部位置に制限機構Hを備
えている。この制限機構Hは一対の第1コンタクトの接
触部同士の離間量を予め設定された値以下に維持する機
能を有するものであり、この制限機構Hは、一対のコン
タクトC1のうちの一方の接触部3Aから対向する側に
延出したプレート部4の端部を折り曲げて形成した接当
部4Aと、一対のコンタクトC1の他方の接触部3Aか
ら延出したプレート部5を折り曲げ、切り欠いて形成し
た接当部5Aとを備えて成り、例えば、プラグPにコジ
リ力が作用した場合のように、一対の接触部3A同士を
離間させる方向に力が作用した際には、夫々の接当部4
A、5Aが接当状態に達して、対向する接触部3Aの距
離を予め設定された値N以上離間させないように機能す
る。
【0020】前記一対の第3コンタクト3Cは図3に示
すように、夫々のサイズが少し異なるものであるが、基
本的には底面側からの方向視で全体が略「U」字型にな
るよう成形してあり、その一端にプラグ挿入孔Aの側に
張り出す形態で接触部3Aを形成し、この接触部3Aに
連なる状態で湾曲部3Bを形成し、他方の端部に圧接部
3Dと、端子3Cとを形成している。又、この一対の第
3コンタクト3Cは対応するコンタクト挿入開口Fcか
ら挿入することで、圧接部3Dをボディ1に形成した溝
状部1Dに嵌め込む形態となり、主として面方向に圧接
力を作用させる状態で摩擦保持され、この挿入状態にお
いては、一方の圧接部3Dがボディ上面1Tの支持開口
Gcに嵌り込んで接触部の位置を保持するものとなり、
端子3Cがボディ1の底面1Bと平行姿勢となり、この
端子の底面1B(基板に対向する面)がボディ1の底面
1Bと一致する仮想平面上に存在するよう位置関係が設
定されている。
【0021】前記受光素子Bは、光信号を電気信号に変
換するフォトトランジスタやフォトダイオード等の光半
導体の受光部21を構成するチップを透光性樹脂で成る
パッケージ22に封止すると共に、このチップに導通す
る複数の端子23をパッケージ22の外面に形成してあ
る。又、この受光素子Bは前記受光素子挿入開口Fbか
ら挿入してボディ1との摩擦力、あるいは、接着剤を用
いた接着により保持している。この保持状態では、受光
素子Bの一部がボディ上面1Tの位置決め用開口Gbに
嵌り込んで位置決め状態となる。この受光素子Bの端子
23はパッケージ22の外面において、前記プラグ挿入
孔Aの開口と反対側に折り曲げられ、この端子がボディ
1の底面1Bと平行姿勢となり、この端子23の底面
(基板に対向する面)がボディ1の底面1Bと一致する
仮想平面上に存在するよう位置関係が設定されている。
【0022】又、コンタクトCの端子3Cの底面とボデ
ィ1の底面1Bとを同一平面上に位置させるために前記
コンタクト挿入開口Fcからボディ1の側面1Sの方向
に向けて切り欠き部1Cを形成し、受光素子Bの端子2
3の底面とボディ1の底面1Bとを同一平面上に位置さ
せるために前記受光素子挿入開口Fbからボディ1の側
面1Sの方向に向けて切り欠き部1Cを形成してある。
【0023】この構成により、本ジャックを組立てる際
には、例えば、組立装置のテーブルに対してボディ1
を、その底面1Bを上方に向けた状態でセットし、この
底面1Bに形成した複数のコンタクト挿入開口Fcから
対応するコンタクトCを挿入し、この底面1Bに形成し
た受光素子挿入開口Fbから受光素子Bを挿入する工程
を実行することで済み、ボディ1の位置決めを一度行う
だけで精度の高い組立作業を実現する。
【0024】そして、このジャックは基板30に実装し
た場合には、基板30の実装面に対してボディ1の底面
1Bを接触させた状態で、夫々の端子3C、23を対応
するプリント配線部31に接触させるものとなり、夫々
の端子3C、23をハンダ付けにより導通状態の接続す
ることで、夫々の端子3C、23が基板30のプリント
配線部31に対して電気的に導通する状態に達すると同
時に、このハンダ付けによりプリント基板30固定され
る。
【0025】従って、基板30に実装された本発明のジ
ャックのプラグ挿入孔Aに対して電気信号用のプラグP
eを適正な位置(ハンドル15がボディ1に接触する位
置)まで挿入した場合には、一対の第1コンタクトC1
が弾性付勢力によってプラグPeの基端部11を挟み込
む状態で基端部11に同時に接触し、第2コンタクトC
2が弾性付勢力によってプラグPeの中間部12に接触
し、一対の第3コンタクトC3が弾性付勢力によってプ
ラグPeの先端部13の小径部13aに同時に接触する
状態に達し、第1、第2、第3コンタクトC1、C2、
C3とプラグPeとの間で信号のアクセスが可能となる
と共に、一対の第1コンタクトC1でプラグPeの基端
部11を挟み込むので、この挿入状態におけるプラグP
eの基端位置を安定させ、一対の第3コンタクトC3同
士が導通状態に達するので、プラグPeが適正な位置ま
で挿入されたことを電気的に判別できるものとなる。
【0026】又、本発明のジャックに対して光信号用の
プラグPpを適正な位置まで挿入した場合には、電気信
号用のプラグPeの場合と同様に一対の第1コンタクト
C1でプラグPpの絶縁部17の基端部位を挟み込むこ
とでプラグPpの基端位置を安定させながら、一対の第
1コンタクトC1が絶縁部17が非導通状態にあること
でプラグが光信号用のものであることを判別できると同
時に、一対の第3コンタクトC3同士が先端部13に接
触して導通状態に達することでプラグPpが適正な位置
まで挿入されたことを判別でき、又、光ファイバー18
からの光信号を受光素子Bで受信できるものとなる。
【0027】このように、本発明では、ジャックに対し
てプラグPを挿入する際に、プラグ挿入孔Aの軸芯に対
して傾斜する姿勢でプラグを挿入した場合や、ジャック
に対してプラグPを挿入した状態で外力が作用した場合
のようにコジリ力が作用した際には、一対の第1コンタ
クトCの接触部3Aを互いに離間させる方向に第1コン
タクトC1が変位するが、この変位時には制限機構Hが
予め設定された値N以上離間させないため、第1コンタ
クトC1を大きく変形させ、塑性変形状態に陥ってプラ
グPに対する接触不良に繋がると云う不都合を招来する
ことが無く、この一対のコンタクトC1で挟み込むこと
により確実な導通状態を実現し、ボディ1の開口部が拡
大してもプラグPの姿勢を安定させるものとなってい
る。
【0028】又、本発明では、ボディ1の底面1Bの側
から全てのコンタクトCと、受光素子Bとを挿入して組
立得るので、例えば、ボディ1の複数の面からコンタク
トCや受光素子Bを挿入する工程で組立てるものと比較
して、組立工程数を低減できるものにして、このジャッ
クが小型化されても、組立時間の短縮が可能となる。
又、ボディ1の底面1と複数のコンタクトC夫々の端子
3Cの底面と、受光素子Bの端子23の底面とを同じ仮
想平面上に配置してあるので、基板30に実装する場合
でも、基板30に対してボディ1を浮き上がらせること
なく、コンパクトな実装形態になると同時に、このボデ
ィ1に対してプラグPを挿抜する際に、例えば、コジリ
力が作用した場合でも、この力をボディ1の底面1Bに
接するプリント基板30に受け止めさせて強固な支持状
態を実現するものとなっている。特に、ボディ1におけ
るプラグ挿入孔Aの開口側に配置した一対の第1コンタ
クトC1の端子3Dが基板30にハンダ固定されるの
で、この部位に単一の端子を配置したものと比較して支
持強度を高めるものにしている。
【0029】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、コンタクトの数は、実施の形態に示し
た数より多いものであっても、少ないものであって良
く、電気信号用のプラグはアナログ信号、デジタル信号
の何れのアクセスを行うものであっても良い。
【0030】本発明の制限機構Hを図7に示すように構
成しても良い(この別実施の形態では前記実施の形態と
同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番号、
符号を付している)。つまり、一方の第1コンタクトC
1の接触部3Aから延出したプレート部4と、他方の第
1コンタクトC1から延出したプレート部5とを重ね合
わせ、少なくとも一方に長孔(例えば5H)を形成し、
この長孔と他方の孔に貫通するリベット状のピン6を備
え、夫々の第1コンタクトC1の接触部3A同士が離間
する方向に変位した場合には、ピン6が長孔5Hの内部
で移動できる量だけ変位を許し、それ以上の変位を制限
するよう機能させる。
【0031】又、本発明の制限機構Hは、一対の第1コ
ンタクトC1の接触部3Aの外端部同士をナイロン繊維
のようにしなやかに変形するが、伸びを生じ難い素材で
結ぶことで離間方向への変位を制限するよう構成するこ
とや、これらの制限機構Hに加える形態で、一対の第1
コンタクトC1に対して接近方向に付勢力を作用させる
バネを備えて実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャックの分解斜視図
【図2】基板に実装したジャックとプラグとを示す斜視
【図3】ジャックの断面と2種のプラグとを示す図
【図4】プラグを挿入した状態のジャックの断面図
【図5】プラグの非挿入時と、挿入時とにおけるジャッ
クの断面図
【図6】第1コンタクトを示す斜視図
【図7】別実施の形態の第1コンタクトを示す斜視図
【符号の説明】
1 ボディ 1B 底面 A プラグ挿入孔 B 受光素子 C コンタクト H 制限機構 P プラグ Fc・Fb 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 BA11 DA11 DA33 5E087 EE02 EE07 EE09 FF07 FF27 GG13 MM02 RR04 RR06 RR49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに形成されたプラグ挿入孔に沿っ
    て複数のコンタクトを備えているジャックであって、 前記複数のコンタクトのうちの一対を、前記プラグ挿入
    孔を挟む位置に対向配置して、プラグ挿入孔に前記プラ
    グが挿入された際には、夫々のコンタクトに形成した接
    触部をコンタクト自身の弾性力で挟み込む形態で接触さ
    せるよう構成すると共に、このプラグの挿入時に夫々の
    コンタクトの接触部同士の離間量を制限する制限機構を
    備えているジャック。
  2. 【請求項2】 前記制限機構が、前記一対のコンタクト
    の接触部に連接した接当部を備えて構成され、この制限
    機構は前記プラグ挿入孔に挿入されたプラグとの接触に
    より接触部同士が離間して、その離間量が予め設定され
    た値に達した際に夫々の接当部が互いに接当して接触部
    同士の離間量を制限するように構成されている請求項1
    記載のジャック。
  3. 【請求項3】 前記一対のコンタクトが、前記プラグ挿
    入孔の開口部の側に配置されると共に、前記ボディの底
    面に形成した開口から挿入されることで、ボディに保持
    されている請求項1又は2記載のジャック。
  4. 【請求項4】 前記プラグ挿入孔の内端位置に、光信号
    を受ける受光素子を備えて電気信号用と光信号用とに兼
    用できるよう構成されている請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のジャック。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005252038A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> アレイ型受光部品
US7086908B2 (en) 2004-02-03 2006-08-08 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Jack
WO2010021072A1 (ja) * 2008-08-19 2010-02-25 株式会社エクセル電子 多極単頭プラグ
US9774152B2 (en) 2014-02-24 2017-09-26 Oleg Los Forward and backward compatible 5 pole audio plug and jack system

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