JP2003303046A - 光学式座標検出装置 - Google Patents

光学式座標検出装置

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JP2003303046A
JP2003303046A JP2002108963A JP2002108963A JP2003303046A JP 2003303046 A JP2003303046 A JP 2003303046A JP 2002108963 A JP2002108963 A JP 2002108963A JP 2002108963 A JP2002108963 A JP 2002108963A JP 2003303046 A JP2003303046 A JP 2003303046A
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light
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units
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JP2002108963A
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Yasushi Kashimada
靖 鹿島田
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光物が同時に複数存在する場合に、それぞ
れの遮光物の座標が正確に検出できる光学式座標検出装
置を提供する 【解決手段】 タッチパネル2、光学ユニット3,4,
5、反射部材7,8,9、検知判定部11、演算部10
をそなえた光学式座標検出装置1において、タッチパネ
ル2上の位置検出面に、2つ以上の遮光物が同時に存在
するとき、検知判定部11の要求より光学ユニット5の
検出した2つの遮光物の情報を演算部10に送信し、2
つの遮光物の座標を正確に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大画面装置付き
タッチパネル、電子黒板、テレビ会議システム、大型プ
ロジェクションタッチパネル、ディスプレイ一体型タブ
レットなどで用いる、複数の光学ユニットの光源部から
の光と、その光を反射部材で再帰反射することによって
形成される位置検出面において、遮光点の座標を検出す
る光学式座標検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式座標検出装置50は、図1
0に示すように、矩形のタッチパネル51の1辺の両角
部にそれぞれ光学ユニット52,53をそなえ、残りの
3辺に沿ってそれぞれ反射部材54,55,56をそな
えてなる。そして、2つの光学ユニット52,53は、
演算部57と接続され、演算部57は、インタフェース
部58を介してパーソナルコンピュータなどと接続され
ている。
【0003】光学ユニット52は、図示しない光源部と
受光部をそなえ、反射部材55,56に向かって扇状
に、タッチパネル51に平行な光束を射出する。同様
に、光学ユニット53は、図示しない光源と受光部をそ
なえ、反射部材54,55に向かって扇状に、タッチパ
ネル51に平行な光束を射出する。
【0004】また、反射部材55,56は、光学ユニッ
ト52から射出された光束を光学ユニット52に向かっ
て再帰反射させ、これによりタッチパネル51上に扇状
の光軸を形成する。同様に、反射部材54,55は、光
学ユニット53から射出された光束を光学ユニット53
に向かって再帰反射させ、これによりタッチパネル51
上に扇状の別の光軸を形成する。したがって、光学ユニ
ット52,53は、タッチパネル51上にそれぞれ扇状
に光軸を形成し、タッチパネル51のあらゆる箇所にお
いて、光学ユニット52の光軸と、光学ユニット53の
光軸が交差し、位置検出面59を形成する。
【0005】ここで、位置検出面59上に遮光物が存在
すると、その遮光物によって、光学ユニット52の扇状
の光軸のうちの、ある光軸が遮られ、その情報が演算部
57に送信される。同時に、光学ユニット53の扇状の
光軸のうちの、ある光軸も遮られ、その情報が演算部5
7に送信される。演算部57では、この2つの情報を基
にして、位置検出面59上における遮光物の座標を演算
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光学式座標検出装置50では、図11に示すように、位
置検出面59上に同時に2つの遮光物62,63が存在
するとき、遮光物62,63の座標を検出するととも
に、遮光物62によって遮られる光学ユニット52の光
軸64と、遮光物63によって遮られる光学ユニット5
3の光軸65との交点66にあたかも別の遮光物がある
かのように座標を検出してしまう。また、遮光物63に
よって遮られる光学ユニット52の光軸67と、遮光物
62によって遮られる光学ユニット53の光軸68との
交点69にあたかも別の遮光物があるかのように検出し
てしまい、2つの遮光物62,63の座標を正確に検出
できないという問題があった。
【0007】また、図12に示すように、座標検出面5
9上に同時に2つの遮光物70,71が存在し、遮光物
70が遮光物71に比べて大きいとき、光学ユニット5
2の複数の光軸が遮光物70によって遮られ、その陰に
遮光物71が存在する場合、遮光物71の座標が正確に
検出できないという問題もあった。
【0008】そこで、本発明の目的は、遮光物が同時に
複数存在する場合に、それぞれの遮光物の座標が正確に
検出できる光学式座標検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、光源部と受光部を有する少なくとも3つの
光学ユニットと、それらの光学ユニットの前記光源部か
ら扇状に射出される光束を当てるとともに、それらの光
束を再帰反射して受光部に戻す反射部材と、前記光学ユ
ニットから射出した前記光束の光軸を交差して形成する
位置検出面上において、遮光物により遮光された光軸を
前記受光部で検知した後、前記遮光物の座標を演算する
演算部と、をそなえたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光学式座標検出装置において、前記位置検出面が矩形
であり、その位置検出面の一辺に沿ってすべての前記光
学ユニットを設けることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光学式座標検出装置において、前記矩形の位置検出面
の前記光学ユニットを設けていない三辺に沿って、それ
ぞれ前記反射部材をそなえることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3のいずれか1に記載の光学式座標検出装置において、
少なくとも3つの前記光学ユニットのうち、前記位置検
出面の両角部以外に設けられた前記光学ユニットのうち
1つは、ミラーをそなえ、前記光学ユニットの前記光源
部から射出された前記光束を前記ミラーで反射して、前
記反射部材に向けることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1に記載の光学式座標検出装置において、
前記光学式座標検出装置が検知判定部をそなえ、前記遮
光物が同時に2つ以上存在するとき、前記検知判定部
が、少なくとも3つの前記光学ユニットのうちの1つ
に、前記受光部で検知した前記光軸の情報を送信するよ
う要求することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。
【0015】図1は、本発明の光学式座標検出装置の構
成を示す図である。図に示すように、光学式座標検出装
置1には、矩形のタッチパネル2の一辺の両端部に、光
学ユニット3,4が設けられ、その辺の中央に、光学ユ
ニット5が設けられる。そして、光学ユニット5は、対
向する位置にミラー6をそなえる。すなわち、タッチパ
ネル2の一辺に沿ってすべての光学ユニット3,4,5
を設ける。
【0016】また、タッチパネル2の、光学ユニット
3,4,5を設けていない三辺に沿ってそれぞれ反射部
材7,8,9がそなえられる。光学ユニット3,4は、
演算部10に接続され、光学ユニット5は、検知判定部
11を経て、演算部10に接続される。そして、演算部
10は、インタフェース部12を介してパーソナルコン
ピュータに接続される。
【0017】光学ユニット3,4,5は、図2(A),
(B)に示すように構成されている。すなわち、3つの
光学ユニット3,4,5は、光源部13、ハーフミラー
14、受光部15を有する。光源部13は、光を発振す
るレーザーダイオードからなる光源16、発振した光を
略90度の扇状の光束に拡散して射出する拡散レンズ1
7をそなえる。そして、ハーフミラー14は、拡散され
て射出する光束18を透過する一方、後述する反射部材
7,8,9にて再帰反射された光束19を偏向する。さ
らに、受光部15は、ハーフミラー14で偏向された光
束19を集光する集光レンズ20、そして、集光された
光を検知するフォトセンサ21がそなえられている。
【0018】そして、図1の反射部材7,8,9は、光
学ユニット3,4,5の光源部から扇状に射出される光
束を当てるとともに、それらの光束を再帰的に反射して
光学ユニット3,4,5の受光部に戻すためのものであ
り、例えば、コーナーキューブリフレクタなどのどのよ
うな角度で入射してきた光をも再帰的に反射することが
できる反射材により構成されている。
【0019】図3は、光学ユニット3,4,5の配置を
示したものである。光学ユニット3は、図中、タッチパ
ネル2の左下角部に、反射部材8,9に向けて略90度
の扇状に光束25を射出するように配設される。また、
光学ユニット4は、タッチパネル2の右下角部に、反射
部材7,8に向けて略90度の扇状に光束26を射出す
るように、かつ、光学ユニット3と左右対称になるよう
に配設される。図4(A)に示すように、光学ユニット
3は、反射部材8,9に向かって、タッチパネル2の表
面をタッチパネル2と平行に、光束25を射出する。光
学ユニット4も同様の構成になっており、反射部材に向
かって、タッチパネルの表面をタッチパネルと平行に、
光束を射出する。
【0020】この光学ユニット3から射出された光束2
5は、図3において、反射部材8,9に向かい、反射部
材8,9によって再帰反射されて、光学ユニット3に再
帰することによって、タッチパネル2上の表面に多数の
光軸を形成する。この光軸は、光学ユニット3を要とし
た扇状にタッチパネル2上をすべて覆うように形成され
る。
【0021】同様に、光学ユニット4から射出された光
束26は、反射部材7,8に向かい、反射部材7,8に
よって再帰反射されて、光学ユニット4に再帰すること
によって、タッチパネル2の表面に多数の光軸を形成す
る。この光軸は、光学ユニット4を要とした扇状にタッ
チパネル2上をすべて覆うように形成される。
【0022】一方、光学ユニット5は、タッチパネル2
の両角部以外、本例では、光学ユニット3と光学ユニッ
ト4との中間に、位置検出面28に背を向けて設けら
れ、光学ユニット5に対向して設けられたミラー6に向
けて略90度の扇状に光束27を射出し、その射出され
た光束27をミラー6で反射して、反射部材7,8,9
に向けるように配設される。
【0023】図4(B)において、この光学ユニット5
からミラー6に向かって射出された光束27は、ミラー
6によって反射して、タッチパネル2の表面をタッチパ
ネル2と平行に、反射部材7,8,9に向かう。すなわ
ち、光学ユニット5からミラー6に向かって射出された
光束27は、ミラー6によって反射し、反射部材7,
8,9に向かい、反射部材7,8,9によって再帰反射
されて、ミラー6を介して光学ユニット5に再帰するこ
とによって、タッチパネル2の表面に多数の光軸を形成
する。すなわち、この光軸は、タッチパネル2上をすべ
て覆うように形成される。
【0024】したがって、図3において、3つの光学ユ
ニット3,4,5から射出した3つの光束25,26,
27の光軸がタッチパネル2上のあらゆる箇所で交差し
て、位置検出面28を形成する。この位置検出面28
は、タッチパネル2上をすべて覆うようにタッチパネル
2と同形の矩形に形成される。
【0025】そして、図1において、演算部10は、光
学ユニット3,4から送られてくる情報に基づいて、演
算処理を行う。また、検知判定部11は、光学ユニット
3,4が検知した位置検出面28の遮光物の数を判定し
て、同時に2つ以上検知した場合には、光学ユニット5
の情報を演算部10に送るように機能する。さらに、イ
ンタフェース部12は、演算部10により検出された遮
光物の座標をパーソナルコンピュータに送信し、パーソ
ナルコンピュータは、その座標をもとにして、遮光物の
軌跡をタッチパネル2に表示するように設定されてい
る。
【0026】ところで、光学ユニット5は、図5のよう
にミラー6を用いずに、直接、反射部材7,8,9に向
けて光束を射出するように設けてもよい。すなわち、反
射部材7,8,9に向けて、光学ユニット5を要とした
略90度の扇状の光束を射出し、反射部材7,8,9に
よって再帰反射されて、光学ユニット5に再帰すること
によって、タッチパネル2上に光軸を形成する。この場
合は、図3の場合に比べて、光学ユニット5の設置位置
をタッチパネル2から遠ざけなくてはならないため、装
置全体が大きくなる。
【0027】次に、このように構成された光学式座標検
出装置の座標検出方法について説明する。図6におい
て、位置検出面28に、遮光物Pが存在した場合、遮光
物Pは、光学ユニット3の光束のうちの光軸25aを遮
光し、その光軸25aは、光学ユニット3の受光部に到
達しなくなる。同時に、遮光物Pは、光学ユニット4の
光束のうちの光軸26aを遮光し、その光軸26aは、
光学ユニット4の受光部に到達しなくなる。光学ユニッ
ト3,4の受光部では、この検知した光軸25a,26
aの情報を演算部に送り、遮光物Pの座標が演算され
る。すなわち、演算部は、遮光物Pにより遮光された光
軸25a,26aを光学ユニット3,4の受光部で検知
した後、遮光物Pの座標を演算する。この演算方法につ
いて、次に示す。
【0028】いま、図のように、光学ユニット3の受光
部を原点とし、光学ユニット3,4の受光部を結ぶ線を
x軸としてx−y座標系を設定する。そして、遮光物P
の座標を(x,y)、光学ユニット3,4の受光部間の
距離をW、光軸25aとx軸とのなす角をθa、光軸2
6aとx軸とのなす角をθbとすると、 tanθa=y/x tanθb=y/(W−x) となるから、 x=(W・tanθb)/(tanθa+tanθb) y=(W・tanθb)/(tanθa+tanθb)・tanθa =x・tanθa となる。
【0029】また、遮光物Pの座標は、光学ユニット5
の受光部の情報と光学ユニット3の受光部の情報を用い
て演算することができる。図のように、光学ユニット3
と光学ユニット5のx軸方向の距離をW/2、光学ユニ
ット5が遮光物Pによって検知した光軸27aとx軸と
のなす角をθc、光学ユニット5の受光部とx軸との距
離をH1、光学ユニット5の受光部とミラー6との距離
をH2とすると、 x=W/2+y/tanθc+(H1+H2)/tan
θc+H2/tanθc に、y=x・tanθaを代入すると x=(W・tanθc+4・H2+2・H1)/2・
(tanθc―tanθa) となる。
【0030】このように、位置検出面28の1つの遮光
物Pの座標は、光学ユニット3,4,5のいずれか2つ
を用いれば、検出することができる。
【0031】次に、遮光物が同時に2つに存在する場合
について、図7を用いて、光学ユニット3,4,5によ
る遮光物31,32の座標を検出する方法の概要につい
て説明する。
【0032】図のように、位置検出面28に2つの遮光
物31,32がある場合、遮光物31に対して、光学ユ
ニット3は光軸25bを検知し、光学ユニット4は光軸
26bを検知する。また、遮光物32に対して、光学ユ
ニット4は光軸25cを検知し、光学ユニット4は光軸
26cを検知する。すると、演算部では、図6において
説明した方法で、光軸25bと光軸26bの交点として
の遮光物31の座標を演算して検出し、光軸25cと光
軸26cの交点としての遮光物32の座標を演算して検
出する。
【0033】しかし、光軸25bは光軸26cとも交わ
っているため、その交点にダミー遮光物33の存在が検
知され、その座標が演算されてしまう。同様に、光軸2
5cは光軸26bとも交わっているため、その交点であ
るダミー遮光物34の存在が検知され、その座標が演算
されてしまう。したがって、演算部では、あたかも4つ
の遮光物があるかのように4つの座標が演算されて検出
されることになる。
【0034】そして、図1において、演算部10は、検
知判定部11に検知した光軸の情報を送信し、検知判定
部11が2つ以上の遮光物の存在を判定すると、光学ユ
ニット5の受光部で検知した光軸の情報を演算部10へ
送信するよう要求する。図7のように、光学ユニット5
は、遮光物31に対して光軸27bを、遮光物32に対
して、光軸27cを検知しているので、この情報を検知
判定部を介して演算部に送信する。
【0035】すると、図6において説明した方法によっ
て、既に送信されている光学ユニット3の情報と合わせ
て2つの遮光物31,32の座標が演算され、ダミー遮
光物33,34の存在が否定され、遮光物31,32の
正確な座標が検出できるようになっている。このよう
に、遮光物が同時に2つ以上存在する場合、遮光物ごと
に3つの光学ユニットを用いて3つの光軸を検知するこ
とにより、遮光物の座標を正確に検出することができ
る。
【0036】また、図8のように、位置検出面28に遮
光物が同時に3つ存在する場合にも、3つの光学ユニッ
ト3,4,5を用いることによって3つの遮光物の座標
が正確に検出できる。すなわち、遮光物35に対して、
光学ユニット3,4は、それぞれ光軸25d、26dを
検知し、遮光物36に対して、光学ユニット3,4は、
それぞれ光軸25e,26eを検知する。さらに、遮光
物37に対して、光学ユニット3,4は、それぞれ光軸
25f、26fを検知する。
【0037】そしてこれらの光軸が遮光物のない点にお
いて他の光軸と交わる点に5つのダミー遮光物38の存
在が検知される。そこで、検知判定部が、光学ユニット
5に対して、光学ユニット5の受光部で遮光物35,3
6,37から検知した光軸27d,27e,27fの情
報を演算部へ送信するよう要求する。そして、その情報
をもとに、光学ユニット3,5により、遮光物35,3
6,37の座標を演算して検出する。すると、上記の5
つのダミー遮光物38の存在が否定され、3つの遮光物
35,36,37の正確な座標が検出できる。
【0038】ところで、図9に示すように、位置検出面
28に同時に2つの遮光物40,41が存在し、遮光物
40が遮光物41に比べて大きいとき、光学ユニット3
の複数の光軸が遮光物40によって遮られ、遮光物41
がその陰になってしまう場合がある。この場合には、光
学ユニット3,4によって、遮光物40に対する光軸2
5g,26gは検知できるが、遮光物41に対する光軸
は、26hしか検出できない。このとき、光学ユニット
5によって、遮光物40,41に対する光軸27g,2
7hが検知されることによって、検知判定部により、光
軸27g,27hの情報が演算部に送信され、遮光物4
0,41の座標が正確に演算できる。
【0039】また、この例では、位置検出面28に2つ
以上の遮光物が検出された場合にのみ、図1の検知判定
部11によって光学ユニット5の情報を演算部10に送
信するようにしたが、検知判定部11を設けずに、光学
ユニット5を直接、演算部10に接続して、常時、3つ
の光学ユニットの情報を基に遮光物の座標を演算するよ
うにしてもよい。
【0040】さらに、光学ユニットは、3つに限らず、
3つ以上であればいくつ配設してもよい。
【0041】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、光学式
座標検出装置が、少なくとも3つの光学ユニットをそな
えているので、遮光物が同時に複数存在する場合に、そ
れぞれの遮光物の座標を正確に検出することができる。
【0042】請求項2に係る発明によれば、上記効果に
加えて、位置検出面が矩形であり、その位置検出面の一
辺に沿って、すべての光学ユニットが設けられているの
で、装置をコンパクトにすることができる。
【0043】請求項4に係る発明によれば、上記効果に
加えて、光学ユニットの少なくとも1つがミラーをそな
え、その光学ユニットの光源部からの光をミラーで反射
して、反射部材に向けるので、装置をコンパクトにする
ことができる。
【0044】請求項5に係る発明によれば、遮光物が同
時に2つ以上存在するときに、検知判定部が、少なくと
も3つの光学ユニットのうち1つに、受光部で検知した
光軸の情報を演算部に送信するよう要求するので、遮光
物が1つの場合、演算処理が複雑にならず、遮光物の座
標の検出を短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光学式座標検出装置の構成図で
ある。
【図2】その光学式座標検出装置にそなえた光学ユニッ
トの、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図3】その光学ユニットの配置説明図である。
【図4】その光学ユニットの(A)は左右の、(B)は
中央の光学ユニットの光路説明図である。
【図5】その光学ユニットの他例の配置説明図である。
【図6】本例の光学式座標検出装置による座標検出方法
の説明図である。
【図7】その光学式座標検出装置により、2つの遮光物
を検出する方法を説明するための図である。
【図8】その光学式座標検出装置により、3つの遮光物
を検出する方法を説明するための図である。
【図9】その光学式座標検出装置により、別の2つの遮
光物を検出する方法を説明するための図である。
【図10】従来の光学式座標検出装置の構成図である。
【図11】その光学式座標検出装置により2つの遮光物
を検出する様子を説明する図である。
【図12】その光学式座標検出装置により2つの遮光物
を検出する様子を説明する別の図である。
【符号の説明】
1 光学式座標検出装置 2 タッチパネル 3,4,5 光学ユニット 6 ミラー 7,8,9 反射部材 10 演算部 11 検知判定部 13 光源部 15 受光部 18,19,25,26,27 光束 25a,25b,25c,25d,25e,25f,2
5g,26a,26b,26c,26d,26e,26
f,26g,26h,27a,27b,27c, 27d,27e,27f,27g,27h 光軸 28 位置検出面 31,32,35,36,37,40,41,P 遮
光物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部と受光部を有する少なくとも3つ
    の光学ユニットと、 それらの光学ユニットの前記光源部から扇状に射出され
    る光束を当てるとともに、それらの光束を再帰反射して
    受光部に戻す反射部材と、 前記光学ユニットから射出した前記光束の光軸を交差し
    て形成する位置検出面上において、遮光物により遮光さ
    れた光軸を前記受光部で検知した後、前記遮光物の座標
    を演算する演算部と、 をそなえたことを特徴とする、光学式座標検出装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出面が矩形であり、その位置
    検出面の一辺に沿ってすべての前記光学ユニットを設け
    ることを特徴とする、請求項1に記載の光学式座標検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記矩形の位置検出面の前記光学ユニッ
    トを設けていない三辺に沿って、それぞれ前記反射部材
    をそなえることを特徴とする、請求項2に記載の光学式
    座標検出装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも3つの前記光学ユニットのう
    ち、前記位置検出面の両角部以外に設けられた前記光学
    ユニットのうち1つは、ミラーをそなえ、前記光学ユニ
    ットの前記光源部から射出された前記光束を前記ミラー
    で反射して、前記反射部材に向けることを特徴とする、
    請求項2または3のいずれか1に記載の光学式座標検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記光学式座標検出装置が検知判定部を
    そなえ、前記遮光物が同時に2つ以上存在するとき、前
    記検知判定部が、少なくとも3つの前記光学ユニットの
    うちの1つに、前記受光部で検知した前記光軸の情報を
    前記演算部へ送信するよう要求することを特徴とする、
    請求項1ないし4のいずれか1に記載の光学式座標検出
    装置。
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