JP2003302682A - カメラの締結構造及び締結方法 - Google Patents

カメラの締結構造及び締結方法

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JP2003302682A
JP2003302682A JP2002107383A JP2002107383A JP2003302682A JP 2003302682 A JP2003302682 A JP 2003302682A JP 2002107383 A JP2002107383 A JP 2002107383A JP 2002107383 A JP2002107383 A JP 2002107383A JP 2003302682 A JP2003302682 A JP 2003302682A
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front cover
camera
fastening
curling
cover
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JP2002107383A
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English (en)
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Yuichi Fujimura
有一 藤村
Kentaro Tokiwa
健太郎 常盤
Yoichi Nagumo
陽一 南雲
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーリング又は巻締め技術を利用したカメラ
の締結構造及び締結方法を提供する。 【解決手段】 締結用治具40に前カバー10の周縁部
11にカーリング加工を施すカーリング加工部を備えて
おき、位置決めピン孔22、32にピン12、42を進
入させて位置決めしながら、前カバー10、内部部品ユ
ニット20、後カバー30、締結用治具40を順次組付
け、締結用治具40を前カバー10側に押圧しながら、
前カバー10の尾端周縁部11に後カバー30の周縁部
31を包むカーリングを形成し、前カバー10と後カバ
ー30とを締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの締結構造
及び締結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの前カバーと後カバーとを締結す
る構造は、従来、ネジや爪を用いた締結手段によって外
装を固定するものであった。ネジを用いる締結では、ネ
ジの緩みを防止する対策として、従来、マイクロカプセ
ル型接着材をつけたネジを用いるなどの手段を講じてい
たが、コストが上昇する原因となっていた。
【0003】ネジ締結方式の生産性を高める技術とし
て、特開2000−98472号公報にはレンズ付きフ
イルムユニットの締結構造として、外周にリード角が4
5゜〜75゜の螺旋を有する棒状の締結部材を圧入して
部材を結合する技術が開示されている。この技術は複数
の部材を組付けるとき締結部材を圧入して結合し、分解
時にはこれを回転させて緩めることができるもので、締
結時の生産性を高め、分解後、再使用可能としたもので
ある。
【0004】特開平6−94746号公報には、図4に
示すように、センシング素子などの電子部品を装着した
モールド50の端面を覆う、カーリング加工を施した金
属ケース51を嵌合する技術が開示されている。この技
術は金属ケース51による封止により組立の簡素化を図
ると共に耐湿、耐久性を向上させようとするもので、金
属ケース51はカップ状をなしその開口周縁近傍内側
に、横断面が「コ」の字状の内面凸条リングを形成する
ように紐だし加工されたカーリング加工部52を備えて
いる。そしてこのカーリング加工部52は、電子部品を
取付けたモールド50の外周凹溝に嵌合し、シール材5
3でシールして取り付けられている。
【0005】特開平5−33887号公報には、図5に
示すように、パイプ60にフランジ67を取り付ける組
付方法及び構造が示されている。この技術はパイプ先端
を拡開し、その傾斜部61を支持部材62、63で支持
し、パイプの先端側の部分をカーリング金具66でカー
リング加工して、このカーリング加工部65をフランジ
67に設けた溝内にかしめて固定するようにしたもので
ある。
【0006】以上のようなカーリング加工は、ネジ等を
使用しない永久的な金属継ぎ手として、缶詰めの缶その
他にも従来種々用いられているが、カメラの前カバーと
後カバーとを締結する外装固定手段としては、従来全く
用いられていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カメラの前カバーと後
カバーとを締結する固定手段として、ネジによる締結は
部品点数が増え、工数が増えるためコストが上がるばか
りでなく、振動等によるネジの緩みが懸念され、また、
内部に挿入されるネジを逃げるスペースが必要となり省
スペース化の妨げとなる。爪による締結は、はずれや変
形のおそれがあり、爪自体の破壊も懸念される。
【0008】本発明は、このような実情に鑑み開発され
たもので、カーリング又は巻締め技術を利用したカメラ
の締結構造及び締結方法を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みて開発されたもので、次の技術手段を講じたことを特
徴とするカメラの締結構造である。すなわち、本発明
は、カメラの前カバーと後カバーの締結を前カバーの周
縁部にカーリング加工を施して後カバーの周縁を包囲す
るカーリング締結構造としたことを特徴とするカメラの
締結構造である。本発明は、外装の締結をカーリング構
造で行いネジや爪を使用しない。
【0010】上記本発明の構造を実現するための本発明
のカメラの締結方法は、カメラの内部部品ユニット及び
後カバーに、前後に貫通する複数の位置決めピン孔を設
け、カメラの前カバーに前記ピン孔に進入するピンを設
け、後カバーより後方に締結用治具を配置し、この締結
用治具に前記ピン孔に進入するピンを設け、この締結用
治具は前カバー周縁部にカーリング加工を施すカーリン
グ加工部を備え、前カバー、内部部品ユニット、後カバ
ー、締結用治具を順次組付け、前カバー前面に反力を支
持させて前記締結用治具を前カバー側に押圧しながら、
前カバーの尾端周縁部に後カバーの周縁部を包むカーリ
ングを形成し、前カバーと後カバーとを締結した後、前
記締結用治具を取り外すことを特徴とするカメラの締結
方法である。本発明方法ではネジを使用しない。またカ
メラの内部部品の配設位置は、治具によって精度を出
す。なお、カーリング部を覆うように化粧板を貼りつけ
ることによって、カメラの外観を向上させることがで
き、また、容易に分解することを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施例のカメラの模
式的縦断面図で、カメラの組立及び締結構造を示す図で
ある。図2は図1の分解図であって、組立前の状態を示
すものである。カメラの内部部品ユニット20は、複数
の位置決め用ピン孔22を前後に貫通して備えている。
このピン孔22は、前カバー10の内面に突出したピン
12に嵌合して、内部部品ユニット20の位置を精密に
位置決めする。後カバー30にも内部部品ユニット20
と同じ位置に位置決め用ピン孔32が設けられている。
図2に示す組み立て工程では、組立治具40を用いる。
この組立治具40の前面には、上記位置決め用ピン孔2
2、32に挿入され位置決めをする突出ピン42が設け
られている。この組立治具を用いて、前カバー10、内
部部品20、後カバー30を位置決めして組み付け、組
立治具40により前カバー10の尾端側周縁部11にカ
ーリング加工13を施して、カメラを組み立てる。
【0012】本発明は、図1に例示するように、カメラ
の前カバー10と後カバー30の締結を前カバー10の
周縁部11にカーリング加工13を施して後カバー30
の周縁を包囲するカーリング締結構造としたカメラの締
結構造を特徴とするものである。本発明のカメラは、こ
の締結構造により、ネジ等を使用することなく、正確に
位置決めされたカメラである。このカメラは後述の簡易
な製作工程で組み立てることができる。なお、図1に示
すように、化粧板50等により締結構造を被覆して優れ
た外観を有するようにすることができる。
【0013】次に上記カメラの製造工程について説明す
る。図2に示すように、カメラの内部部品ユニット20
及び後カバー30に、前後に貫通する複数の位置決めピ
ン孔22、32を設けておく。カメラの前カバー10に
内部部品ユニットのこれらのピン孔22に進入するピン
12を設けておく。後カバー30より後方に締結用治具
40を配置する。締結用治具40には、前記ピン孔2
2、32に進入するピン42を設けてある。
【0014】次に、前カバー10、内部部品ユニット2
0、後カバー30、締結用治具40を矢印25、35、
45で示すように順次組付ける。このとき位置決め用ピ
ン孔22、32にピン12、42が挿入され、精密に位
置決めされる。次に、前カバー10の前面に反力を支持
させ(図示省略)、締結用治具40の背面43を押圧
し、締結用治具40を前カバー10側に押圧しながら、
前カバー10の尾端周縁部11に後カバー30の周縁部
31を包むようにカーリング加工を行う。締結用治具4
0は前カバー10の周縁部11にカーリング加工を施す
カーリング加工部41を備えている。
【0015】図3は、このカーリング加工を施す工程を
示すもので、図3(a)はカーリング加工を施される前
カバー10の尾端周縁部11と後カバー30の周縁部3
1を示すものである。前カバー10の尾端周縁部11は
カーリング加工によって、仮想線で示した11a、11
bのように順次曲げられ、カーリング加工される。図3
(b)は、このカーリング加工を施す締結用治具40の
カーリング加工部41を示す模式的断面図である。この
カーリング加工部41は、前カバー10の尾端周縁部1
1を導入する案内部44と、進入してきた尾端周縁部1
1を図3(a)に示す11a、11bのように曲げてカ
ーリング加工する加工部46を備えている。この加工部
46は、移動する加工金具47を備え、締結用治具40
を矢印49で示すように押圧する時に、移動する加工金
具47を矢印48で示す方向に移動させて、カーリング
加工を円滑に行うようになっている。このカーリング加
工は、この例に限定されるものではなく、例えば、移動
ローラ等を用いる巻き締め加工としてもよい。
【0016】以上のように、カメラの前カバー10と後
カバー30とを締結した後、締結用治具40を取り外す
し、化粧とを施すことによって本発明のカメラの新規な
締結構造を実現することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のカメラの締結構造は以上のよう
に構成されているので、ネジの削減による部品点数と作
業工数の削減を図ることができ、コスト低減に大きく寄
与する。また、ネジゆるみがなくなることによって品位
と安全性の向上を図ることができ、さらに、省スペース
化による小型化を達成することができる。また、ユーザ
が容易に分解できないと言うメリットも生ずる。
【0018】本発明の別の効果として構成部材の組み立
ての際の位置決めに治具を使用しているため、従来の本
体そのもので位置を決めていた技術に比べて、分解した
際に位置が決まらなくなり再組み立ての時には再度治具
にて位置を決めてやらないとカメラとしての機能がそこ
なわれることとなった。これによって容易にユーザが分
解組立てすることができなくなることと、分解したこと
が容易にわかる構造となっている。
【0019】本発明方法によれば、上記締結構造を有す
るカメラを容易に製造することができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構造を有するカメラの縦断面図であ
る。
【図2】実施例の製造方法を示す分解縦断面図である。
【図3】実施例のカーリング加工の説明図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 前カバー 11 尾端周縁部 12 ピン 20 内部部品ユニット 22 位置決め用ピン孔 26 矢印 30 後カバー 31 周縁部 32 位置決め用ピン孔 35 矢印 40 締結用治具組立治具 41 カーリング加工部 42 突出ピン 43 背面 44 案内部 45 矢印 46 加工部 47 移動する加工金具 48、49 矢印 51 金属ケース 52 カーリング加工部 53 シール材 60 パイプ 61 傾斜部 62、63 支持部材 65 カーリング加工部 66 カーリング金具 67 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南雲 陽一 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H100 AA41 AA61 BB00 BB05 BB06 3C030 BD05 4E360 AB12 EA11 ED06 ED08 ED28 EE01 GA52 GA53 GB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの前カバーと後カバーの締結を前
    カバーの周縁部にカーリング加工を施して後カバーの周
    縁を包囲するカーリング締結構造としたことを特徴とす
    るカメラの締結構造。
  2. 【請求項2】 カメラの内部部品ユニット及び後カバー
    に前後に貫通する複数の位置決めピン孔を設け、カメラ
    の前カバーに前記ピン孔に進入するピンを設け、後カバ
    ーより後方に締結用治具を配置し、該締結用治具に前記
    ピン孔に進入するピンを設け、該締結用治具は前カバー
    周縁部にカーリング加工を施すカーリング加工部を備
    え、前カバー、内部部品ユニット、後カバー、締結用治
    具を順次組付け、前カバー前面に反力を支持させて前記
    締結用治具を前カバー側に押圧しながら、前カバーの尾
    端周縁部に後カバーの周縁部を包むカーリングを形成
    し、前カバーと後カバーとを締結した後、前記締結用治
    具を取り外すことを特徴とするカメラの締結方法。
JP2002107383A 2002-04-10 2002-04-10 カメラの締結構造及び締結方法 Withdrawn JP2003302682A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101947761B1 (ko) 2018-05-29 2019-02-14 브이엠텍(주) 휴대폰 카메라 커버 전착용 지그 조립장치
CN114012424A (zh) * 2021-10-21 2022-02-08 五邑大学 一种相机自动化生产***

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101947761B1 (ko) 2018-05-29 2019-02-14 브이엠텍(주) 휴대폰 카메라 커버 전착용 지그 조립장치
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