JP2003298601A - パケット並替装置、オーバーフロー処理方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

パケット並替装置、オーバーフロー処理方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2003298601A
JP2003298601A JP2002100011A JP2002100011A JP2003298601A JP 2003298601 A JP2003298601 A JP 2003298601A JP 2002100011 A JP2002100011 A JP 2002100011A JP 2002100011 A JP2002100011 A JP 2002100011A JP 2003298601 A JP2003298601 A JP 2003298601A
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JP2002100011A
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Koji Nishida
康二 西田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファリング容量を越えて蓄えられたパケ
ットに対してオーバーフロー処理が行われても、並べ替
え処理を正常に行え、かつ正常なシーケンスでパケット
の伝送が行われるようにする。 【解決手段】 ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加さ
れたパケットを受信して並び替えバッファ112に一時
的に保存し、該並び替えバッファ112からシーケンス
番号順にパケットを取り出して出力するパケット並替装
置において、パケット滞留数計測部102が、並び替え
バッファ112に保存されているパケットの数を計測
し、該計測された数が所定数を越えたとき、並べ替え制
御部107が、並び替えバッファ112に保存されてい
るパケットのうち最初に取り出すべきパケットを廃棄す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット並替装
置、オーバーフロー処理方法、プログラム、及び記憶媒
体に関し、特に、ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加
されたパケットを受信してバッファに一時的に保存し、
該バッファからシーケンス番号順にパケットを取り出し
て出力するパケット並替装置、該パケット並替装置に適
用されるオーバーフロー処理方法、該オーバーフロー処
理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、
及び該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パケットを送受信する通信システ
ムとして、並列多重伝送路と複数の通信装置(ノード)
とから構成された通信システムがある。並列多重伝送路
は複数の通信路から成り、各通信路では、均等にパケッ
トが流れるように分散させながらパケットが送信され
る。そのため、この通信システムでは、受信側ノードに
到着するパケットの順番は保証されない。
【0003】すなわち、送信側ノードから受信側ノード
への伝送時において、複数の送信路にパケットがランダ
ムに送出され、かつ、中継ノードのバッファにおける混
み具合に応じて中継ノードからのパケットの送出が遅ら
されるために、パケットの受信側ノードへの到着順序が
ばらばらになり、受信側ノードに到着するパケットの順
番は保証されない。
【0004】図7は、並列多重伝送路と複数の通信装置
(ノード)とから構成される通信システムの構成の一例
を示すブロック図である。
【0005】図中、301〜304はノード装置、30
5〜308は交換スイッチ、309〜312はバッフ
ァ、341〜344は端末インタフェース部、321〜
336は端末、A,B,C,D はリングを成す並列伝
送路である。
【0006】つぎに、図3を参照して、この通信システ
ムで行われる通信動作を簡単に説明する。
【0007】この通信システムのネットワークはリング
状の複数の並列伝送路A,B,C,Dを有し、各並列伝
送路間は交換スイッチ305〜309によって相互に接
続されている。各端末321〜336は並列伝送路A,
B,C,D の中の1つの並列伝送路に接続されてお
り、他の並列伝送路に接続された端末と通信を行う場合
は、パケットが、少なくとも1回、交換スイッチで他の
並列伝送路に交換されることで通信が行われる。この場
合、パケット交換が行われる位置は特定されないが、宛
先ノード装置の1つ手前のノード装置で宛先の並列伝送
路へ乗り換えるようにし、各ノード装置ではパケットの
伝送順序を特に保証せずに、任意の並列伝送路へ分散さ
せるようにすると通信制御が容易になる。
【0008】この通信システムでは、ノード装置の構成
を簡略化するため、交換スイッチ305〜308が、入
力パケットと無関係に入出力の接続関係を特定の巡回パ
ターンにしたがって一定周期で変更し、バッファ309
〜312で入力パケットを一時蓄積して、交換スイッチ
305〜308の入出力接続関係が所望の関係になった
ときにバッファ309〜312からパケットを読み出す
ようにして交換が行われる。
【0009】例えば、端末322から端末332へパケ
ットを送信する場合は、端末322から出力されたパケ
ットはノード装置301の端末インタフェース部341
で、パケットヘッダにシーケンス番号を挿入されてから
バッファ309に一時的に蓄積される。そして、交換ス
イッチ305の入力端IN2が例えば出力端OUT2に
接続されたときに、バッファ309からパケットが読み
出されて伝送路Bに出力され、ノード装置302のバッ
ファ310へ一時的に蓄積される。そして、交換スイッ
チ306の入力端IN2と出力端OUT4とが接続され
たときに。バッファ310からパケットが読み出され、
伝送路Dへ出力される。
【0010】この時パケットの伝送順番が入れ替わって
いる可能性があるが、伝送路Dから分離されたパケット
は、端末インタフェース部343においてシーケンス番
号順に並び替えられてから端末332へ送られる。
【0011】このように、パケットがノード装置で異な
る並列伝送路に乗り換えられることにより通信が行われ
る。
【0012】図8は、端末インタフェース部341〜3
44の内部構成を示すブロック図である。端末インタフ
ェース部341〜344はそれぞれ、同じ構成であるの
で、その1つを端末インタフェース部400とする。な
おここに示す端末インタフェース部400の構成は、従
来の端末インタフェース部の構成である。
【0013】端末インタフェース部400は、ヘッダ変
換部401と並べ替え部402とから成る。ヘッダ変換
部401は、ネットワークにパケットを送信する際に、
パケットの送信順番に対応してシーケンス番号をパケッ
トのヘッダに付加する。並べ替え部402は、ランダム
に到着したパケットをシーケンス番号順に並べ替える。
【0014】図9は、並べ替え部402の1コネクショ
ン分の内部構成を示すブロック図である。
【0015】図中500は、パケットのヘッダ情報から
シーケンス番号を分離するシーケンス番号分離部、50
1は、並べ替えバッファ502からパケットを読み出す
ためのアドレスを生成する読み出しポインタ用リングカ
ウンタ、502は、パケットを一時記憶し、シーケンス
番号順にパケットを送信する為の並べ替えバッファであ
り、並べ替え制御部503が制御する。並べ替えバッフ
ァ502は、例えば0〜511の記憶番地を付与された
512個の記憶領域からなり、各記憶領域は、パケット
データとストアフラグとを記憶する2つの記憶領域から
構成される。ストアフラグは、対応する記憶領域にパケ
ットデータが書き込まれていることを「1」で、またパ
ケットデータが書き込まれていないことを「0」で示す
フラグである。
【0016】次に、並べ替え部402の動作を説明す
る。
【0017】端末方向へ分離出力されたパケットは、サ
ブ伝送路を通って端末インタフェース部(400、図
8)へ送られる。端末インタフェース部は並べ替え制御
部503によってコントロールされており、パケットの
書き込みにおいては、シーケンス番号分離部500が、
パケットヘッダ上のシーケンス番号に従った書き込みポ
インタを生成し、そのポインタの指し示す並べ替えバッ
ファ502の記憶領域にパケットデータが書き込まれる
とともに、ストアフラグ「1」が書き込まれる。
【0018】パケットの読み出しにおいては、パケット
読み出し毎にインクリメントされる読み出しポインタ用
リングカウンタ501が読み出しポインタを生成し、そ
のポインタの指し示す並べ替えバッファ502の記憶領
域に記憶されたストアフラグを参照する。ストアフラグ
が「1」であれば、並べ替えバッファ502の対応する
記憶領域にパケットデータが書き込まれているというこ
となので、そのパケットデータを読み出してパケットを
端末に送信し、さらに、対応するストアフラグを「0」
に設定する。その後、読み出しポインタ用リングカウン
タ501をインクリメントして、次に読み出すべきシー
ケンス番号に対応するポインタ値を生成する。
【0019】なお、参照したストアフラグが「0」であ
れば、パケットがまだ到着していないということである
ので、読み出すべきパケットが到着してストアフラグが
「1」となるまで、パケットデータの読み出しを待機す
る。
【0020】このようにすることにより、ランダムに到
着したパケットデータをシーケンス番号順に並び替えて
端末に送信することができる。
【0021】なお、図9に示す並べ替えバッファ502
を使用した通信システムの例では、パケットにシーケン
ス番号が0から511まで順に付与され、511の付与
の次は0に戻って付与が行われる。したがって、最大値
(512パケット)分のパケット毎に同じシーケンス番
号を付与されたパケットが現れることになる。この最大
値は、パケットがネットワークを伝播する途中でその順
番が入れ替わる際に発生し得る最大入れ替わり量よりも
十分大きな値に設定される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に通
信処理装置においては、通信データ(パケット)を一時
的にバッファリングする機能が必要であり、その機能部
では、レート制御などの品質保証が行われる他、後段の
通信処理装置からデータの送信禁止を求める信号が送ら
れた場合に、バッファリング容量を越えて蓄えられたパ
ケットに対してオーバーフロー処理が行われる場合があ
る。オーバーフロー処理では一般的に、バッファリング
容量を越えた後に到着したパケットを単純に廃棄するよ
うにしている。
【0023】しかしながら、上記の従来の並べ替え部4
02において、オーバーフローが生じた場合に、新たに
到着したパケットを単純に廃棄すると、これから読み出
すべきパケットに対応するシーケンス番号列に抜けが生
じる。そのため、並べ替え処理を正常に行うことができ
ない状態になってしまうという問題がある。
【0024】具体的には、パケットの廃棄に伴いシーケ
ンス番号列に抜けが生じると、並べ替えバッファ502
の記憶領域のうち、抜けたシーケンス番号に対応する記
憶領域においてストアフラグが「1」とならないという
状況が発生する。このため、パケット読み出し時におい
て、並べ替え部402がパケットデータの読み出し待機
状態で動作を停止してしまうことを意味する。
【0025】さらに、上記のようにパケット読み出しが
停止した状態のまま、送信側からパケットが送信され続
けると、やがて、並べ替えバッファ502に滞留してい
るパケットと同一シーケンス番号を持つパケットが到着
することになる。この結果、同一シーケンス番号の新た
なパケットによって、従前のパケットデータが破壊(上
書き又は廃棄)されてしまい、正常なシーケンスでパケ
ットの伝送が行われなくなるという問題がある。
【0026】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、バッファリング容量を越えて蓄えられ
たパケットに対してオーバーフロー処理が行われても、
並べ替え処理を正常に行え、かつ正常なシーケンスでパ
ケットの伝送が行われるようにしたパケット並替装置、
オーバーフロー処理方法、プログラム、及び記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、ヘッダ情報部にシー
ケンス番号が付加されたパケットを受信してバッファに
一時的に保存し、該バッファからシーケンス番号順にパ
ケットを取り出して出力するパケット並替装置におい
て、前記バッファに保存されているパケットの数を計測
する計測手段と、前記計測手段によって計測された数が
所定数を越えたとき、前記バッファに保存されているパ
ケットのうち最初に取り出すべきパケットを廃棄する廃
棄手段とを有することを特徴とするパケット並替装置が
提供される。
【0028】また、請求項10記載の発明によれば、ヘ
ッダ情報部にシーケンス番号が付加されたパケットを受
信してバッファに一時的に保存し、該バッファからシー
ケンス番号順にパケットを取り出して出力するパケット
並替装置に適用されるオーバーフロー処理方法におい
て、前記バッファに保存されているパケットの数を計測
する計測ステップと、前記計測ステップによって計測さ
れた数が所定数を越えたとき、前記バッファに保存され
ているパケットのうち最初に取り出すべきパケットを廃
棄する廃棄ステップとを有することを特徴とするオーバ
ーフロー処理方法が提供される。
【0029】さらに、上記オーバーフロー処理方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラム、及び上記オ
ーバーフロー処理方法をプログラムとして記憶した、コ
ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体が提供され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る並べ替え部の第1の実施の形態の構成を示すブロック
図である。この並べ替え部はノード装置の端末インタフ
ェース部に設けられる。なお、上記の並べ替え部を除く
他の構成は、図7および図8に示す構成と同じである。
【0032】第1の実施の形態における並べ替え部は、
オーバーフロー判断部100と、並べ替え制御部107
と、並べ替えバッファ112とから構成される。並べ替
え制御部107および並べ替えバッファ112は、図9
に示した並べ替え制御部503および並べ替えバッファ
502とそれぞれ同じ構成であり、パケット入力時にお
いては、シーケンス番号分離部108が、入力したパケ
ットのヘッダ部を分離し、ヘッダ内のシーケンス番号を
用いてパケットの書き込みポインタを生成する。パケッ
トデータが、この書き込みポインタの指し示す並べ替え
バッファ112の記憶領域に保持されるとともに、並べ
替えバッファ112内の同記憶領域のストアフラグが
「1」に設定される。
【0033】パケットの読み出し時においては、読み出
しポインタ用リングカウンタ109が、読み出しポイン
タを生成し、そのポインタの指し示す並べ替えバッファ
112の記憶領域に保持されているストアフラグを参照
する。その結果。ストアフラグが「1」に設定されてい
れば、パケットデータが同記憶領域に保持されていると
いうことになるので、同記憶領域に保持されているパケ
ットデータを読み出してパケットを端末に出力し、同時
にストアフラグを「0」に設定し、次のパケットの記憶
領域を検索するため、読み出しポインタ用リングカウン
タ109を1だけ進める。なお、読み出しポインタ用リ
ングカウンタ109が1ずつ単調増加するリングカウン
タであるため、パケットの読み出し順序がシーケンス番
号順に並び替えられて読み出される。
【0034】オーバーフロー判断部100は、パケット
滞留数閾値保持部101と、パケット滞留数計測部10
2と、比較部103とから構成される。パケット滞留数
閾値保持部101は、予め設定された例えば「100」
という閾値を保持する。パケット滞留数計測部102
は、並べ替え制御部503が並べ替えバッファ502に
パケットデータを書き込むときに発生されるパケット書
き込み信号105を用いてカウントアップを行う。ま
た、パケット滞留数計測部102は、並べ替え制御部5
03が並べ替えバッファ502からパケットデータを読
み出すときに発生されるパケット読み出し信号104を
受けてカウントダウンする。
【0035】図2〜図4は、並べ替えバッファ112内
におけるパケットデータの保持状態の一例を示す図であ
る。
【0036】図2では、読み出し停止指示が入力され
て、読み出しポインタが並べ替えバッファ112内の番
号156の記憶領域を指し示した状態でパケットの読み
出しが停止され、一方、パケットの書き込みは継続して
いる。パケットの流入が続くと、パケット滞留数計測部
102がカウントアップばかりを行うことになる。なお
図2において、番号162,160の記憶領域にはパケ
ットが保持されていないが、これは、パケットがランダ
ムに伝送されてくるために、未到着であることを示す。
【0037】比較部103は、パケット滞留数計測部1
02でのカウント数とパケット滞留数閾値保持部101
に保持されている閾値(例えば100)とを比較し、カ
ウント数が閾値を越えると、オーバーフロー発生信号を
並べ替え制御部107に出力する。
【0038】図3は、並べ替えバッファ112内の番号
156〜256の記憶領域にパケットが滞留している状
態を示す。ここで、新たに番号259の記憶領域にパケ
ットが書き込まれると、オーバーフロー発生信号が並べ
替え制御部107に出力される。図3でも、番号25
8,257の記憶領域にはパケットが保持されていない
が、これも、パケットが未到着であることを示す。
【0039】以上のようにして、オーバーフロー発生信
号を受信した並べ替え制御部107では、オーバーフロ
ー処理が行われる。
【0040】図5は、並べ替え制御部107で行われる
オーバーフロー処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0041】ステップS1で通常の並べ替え処理を行
い、ステップS2で、オーバーフロー判断部100から
オーバーフロー発生信号を受信したか否かを判別する。
オーバーフロー発生信号を受信したならばステップS3
へ進み、受信しないならばステップS1に戻る。
【0042】ステップS3で、読み出しポインタが指し
示している並べ替えバッファ112内の記憶領域(図3
の例では番号156の記憶領域)におけるストアフラグ
を読み出して、それが有効であることを確認する。有効
ならばステップS3へ進み、無効ならばステップS8へ
進む。
【0043】ステップS4では、読み出しポインタが指
し示している並べ替えバッファ112内の記憶領域に保
持されているパケットデータを廃棄するとともに、同記
憶領域のストアフラグを「0」に設定する。図4は、番
号156の記憶領域におけるパケットデータの廃棄を示
している。
【0044】ステップS5では、パケット滞留数計測部
102のカウント数を1だけデクリメントする。
【0045】ステップS6では、読み出しポインタ用リ
ングカウンタ109を1だけインクリメントする。図4
は、読み出しポインタ用リングカウンタ109がインク
リメントされて、読み出しポインタが「157」となっ
た状態を示している。
【0046】ステップS7では、読み出しポインタが指
し示すパケットの読み出し処理を行い、ステップS1に
戻る。
【0047】ステップS8では、ストアフラグが無効な
ので不具合発生と判断し、ステップS9でエラー処理を
行う。
【0048】以上のように、並べ替えバッファ112に
滞留しているパケットのうち、最初に読み出すべきパケ
ットを廃棄することで、これから読み出すべきパケット
に対応するシーケンス番号列に抜けが生じず、並べ替え
処理を正常に行うことが可能となる。すなわち、並べ替
えバッファ112に滞留しているパケットと同一シーケ
ンス番号を持つパケットが到着することや、パケットデ
ータが破壊(上書き又は廃棄)されてしまい伝送エラー
率が増大してしまうという問題を解消することができ
る。
【0049】(第2の実施の形態)図6は、本発明に係
る並べ替え部の第2の実施の形態の構成を示すブロック
図である。この並べ替え部はノード装置の端末インタフ
ェース部に設けられる。なお、上記の並べ替え部を除く
他の構成は、図7および図8に示す構成と同じである。
【0050】第1の実施の形態では、オーバーフロー判
断部100が1コネクションに対応している場合を想定
していたが、第2の実施の形態では、オーバーフロー判
断部200が複数(N)のコネクションに対応する。そ
のため、オーバーフロー判断部200は、パケット滞留
数カウンタテーブルメモリ210を備える。パケット滞
留数カウンタテーブルメモリ210はRAMで構成さ
れ、Nコネクション分の記憶領域を持ち、そこにパケッ
ト滞留数を保持する。
【0051】第2の実施の形態では、パケット滞留数計
測部202が、パケット書き込み時に、コネクションに
対応したパケット滞留数カウンタテーブルメモリ210
の記憶領域にアクセスして、該領域に保持されたパケッ
ト滞留数をインクリメントし、また、パケット読み出し
時に、コネクションに対応したパケット滞留数カウンタ
テーブルメモリ210の記憶領域にアクセスして、該領
域に保持されたパケット滞留数をデクリメントし、これ
によって、パケット滞留数の計測をコネクション毎に行
う。また、パケット書き込み時に、比較部203が、パ
ケット滞留数カウンタテーブルメモリ210のコネクシ
ョンに対応した記憶領域からパケット滞留数を読み出す
とともに、パケット滞留数閾値保持部201からコネク
ションに対応した閾値を読み出し、両者を比較する。そ
して、パケット滞留数が閾値を越えていれば、オーバー
フロー発生信号を出力する。
【0052】図示を省略した並べ替え制御部では、コネ
クション毎にオーバーフロー処理が行われる。オーバー
フロー処理自体は、第1の実施の形態と同じである。
【0053】以上のようにして、複数コネクションにお
いても、並べ替えバッファに滞留しているパケットと同
一シーケンス番号を持つパケットが到着することや、パ
ケットデータが破壊(上書き又は廃棄)されてしまい伝
送エラー率が増大してしまうという問題を解消すること
ができる。
【0054】(他の実施の形態)なお、前述した各実施
の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ド自体が本発明を構成してもよく、また、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体が本発明を構成してもよ
い。
【0055】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0056】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0057】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0058】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、パ
ケットがバッファのバッファリング容量を越えて蓄えら
れようとするとき、バッファから、最初に取り出すべき
シーケンス番号順位のパケットを廃棄するので、読み出
すべきパケットのシーケンス番号列に抜けが生じること
がなくなり、並べ替え処理を正常に行え、かつ正常なシ
ーケンスでパケットの伝送が行われる。したがって、バ
ッファに滞留しているパケットと同一シーケンス番号を
持つパケットが到着するという問題や、パケットデータ
が破壊(上書き又は廃棄)されて正常なシーケンスでパ
ケットの伝送が行われなくなるという問題が解消され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る並べ替え部の第1の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】並べ替えバッファ内におけるパケットデータの
保持状態の一例を示す図である。
【図3】並べ替えバッファ内におけるパケットデータの
保持状態の一例を示す図である。
【図4】並べ替えバッファ内におけるパケットデータの
保持状態の一例を示す図である。
【図5】並べ替え制御部で行われるオーバーフロー処理
の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る並べ替え部の第2の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図7】並列多重伝送路と複数の通信装置(ノード)と
から構成される通信システムの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図8】端末インタフェース部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】並べ替え部の1コネクション分の内部構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
100 オーバーフロー判断部 101 パケット滞留数閾値保持部 102 パケット滞留数計測部(計測手段、カウンタ) 103 比較部 104 パケット読み出し信号 105 パケット書き込み信号 106 オーバーフロー発生信号 107 並べ替え制御部(廃棄手段、パケット書込手
段、パケット読出手段、判断手段) 108 シーケンス番号分離部 109 読み出しポインタ用リングカウンタ(リングカ
ウンタ) 110 ストアフラグ情報 111 パケット入力情報 112 並べ替えバッファ(バッファ) 200 オーバーフロー判断部 201 パケット滞留数閾値保持部 202 パケット滞留数計測部 203 比較部 210 パケット滞留数カウンタテーブルメモリ(記憶
手段) 301〜304 ノード装置(通信装置) 305〜308 交換スイッチ 309〜312 バッファ 321〜336 端末 341〜344 端末インタフェース部 400 端末インタフェース部 401 ヘッダ変換部 402 並べ替え部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 KA03 LC11 MA13 MB13 MB15 5K031 AA07 DA11 DB11 5K033 AA05 CB06 DB13 EA03 5K034 AA06 EE11 HH01 HH02 HH63 MM11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加さ
    れたパケットを受信してバッファに一時的に保存し、該
    バッファからシーケンス番号順にパケットを取り出して
    出力するパケット並替装置において、 前記バッファに保存されているパケットの数を計測する
    計測手段と、 前記計測手段によって計測された数が所定数を越えたと
    き、前記バッファに保存されているパケットのうち最初
    に取り出すべきパケットを廃棄する廃棄手段とを有する
    ことを特徴とするパケット並替装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、前記バッファにパケッ
    トデータが書き込まれる毎にインクリメントし、前記バ
    ッファからパケットデータが読み出される毎にデクリメ
    ントするカウンタから構成されることを特徴とする請求
    項1記載のパケット並替装置。
  3. 【請求項3】 前記カウンタは、前記廃棄手段によって
    パケットデータの廃棄が行われたときデクリメントする
    ことを特徴とする請求項2記載のパケット並替装置。
  4. 【請求項4】 受信したパケットに付加されているシー
    ケンス番号と同一数の番地を有する前記バッファの記憶
    領域に、前記受信したパケットのデータを書き込むパケ
    ット書込手段と、 前記バッファの記憶領域数と同一数の最大カウント値を
    持ち、前記バッファからパケットデータが読み出される
    毎にカウントアップするリングカウンタと、 前記リングカウンタのカウント値と同一数の番地を有す
    る前記バッファの記憶領域からパケットデータを読み出
    すパケット読出手段とを、さらに有し、 前記廃棄手段は、前記計測手段によって計測された数が
    所定数を越えたとき、前記リングカウンタのカウント値
    と同一数の番地を有する前記バッファの記憶領域に書き
    込まれているパケットデータを廃棄することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパケット並
    替装置。
  5. 【請求項5】 前記リングカウンタは、前記廃棄手段に
    よってパケットデータの廃棄が行われたときカウントア
    ップすることを特徴とする請求項4記載のパケット並替
    装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファの各記憶領域は、パケット
    データが記憶される第1の領域と、該第1の領域にパケ
    ットデータが記憶されていることを示すためのフラグが
    記憶される第2の領域とから構成され、 前記廃棄手段は、前記計測手段によって計測された数が
    所定数を越えたとき、前記リングカウンタのカウント値
    と同一数の番地を有する前記バッファの記憶領域の第2
    の領域に有効なフラグが存在するならば、該記憶領域の
    第1の領域に記憶されたパケットデータを廃棄すること
    を特徴とする請求項4または請求項5記載のパケット並
    替装置。
  7. 【請求項7】 前記計測手段によって計測された数が所
    定数を越えたとき、前記リングカウンタのカウント値と
    同一数の番地を有する前記バッファの記憶領域の第2の
    領域に有効なフラグが存在しないならば、異常発生と判
    断する判断手段を、さらに有することを特徴とする請求
    項6記載のパケット並替装置。
  8. 【請求項8】 前記パケット並替装置が、複数の並列伝
    送路および該複数の並列伝送路の途中に設けられた複数
    の通信装置から構成される通信システムにおける該複数
    の通信装置内にそれぞれ設けられ、 前記計測手段によって計測されたパケットの数を、前記
    複数の並列伝送路毎に記憶する記憶手段をさらに有し、 前記廃棄手段は、前記記憶手段によって記憶されたパケ
    ット数のうち処理対象の並列伝送路に対応するパケット
    数を読み出して、前記廃棄を実行することを特徴とする
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のパケット並替
    装置。
  9. 【請求項9】 前記パケット並替装置が、複数のリング
    状の並列伝送路および該複数の並列伝送路の途中に設け
    られた複数の通信装置から構成される通信システムにお
    ける該複数の通信装置内にそれぞれ設けられ、 前記パケット並替装置には、各パケットがシーケンス番
    号順と無関係な順番で伝送されることを特徴とする請求
    項1乃至請求項8のいずれかに記載のパケット並替装
    置。
  10. 【請求項10】 ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加
    されたパケットを受信してバッファに一時的に保存し、
    該バッファからシーケンス番号順にパケットを取り出し
    て出力するパケット並替装置に適用されるオーバーフロ
    ー処理方法において、 前記バッファに保存されているパケットの数を計測する
    計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された数が所定数を越え
    たとき、前記バッファに保存されているパケットのうち
    最初に取り出すべきパケットを廃棄する廃棄ステップと
    を有することを特徴とするオーバーフロー処理方法。
  11. 【請求項11】 ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加
    されたパケットを受信してバッファに一時的に保存し、
    該バッファからシーケンス番号順にパケットを取り出し
    て出力するパケット並替装置に適用されるオーバーフロ
    ー処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログ
    ラムにおいて、 前記オーバーフロー処理方法が、 前記バッファに保存されているパケットの数を計測する
    計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された数が所定数を越え
    たとき、前記バッファに保存されているパケットのうち
    最初に取り出すべきパケットを廃棄する廃棄ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 ヘッダ情報部にシーケンス番号が付加
    されたパケットを受信してバッファに一時的に保存し、
    該バッファからシーケンス番号順にパケットを取り出し
    て出力するパケット並替装置に適用されるオーバーフロ
    ー処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュータ
    により読み出し可能な記憶媒体において、 前記オーバーフロー処理方法が、 前記バッファに保存されているパケットの数を計測する
    計測ステップと、 前記計測ステップによって計測された数が所定数を越え
    たとき、前記バッファに保存されているパケットのうち
    最初に取り出すべきパケットを廃棄する廃棄ステップと
    を有することを特徴とする記憶媒体。
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