JP2003296623A - 情報通信端末を用いた広告方法、広告用サーバ及び情報通信端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバへの負荷を最小限にし、広告を受ける
人の不快感が少なくかつ効率的な広告を行なうことがで
きる広告方法、広告用サーバ及び携帯電話機を提供す
る。 【解決手段】 紹介元ユーザの携帯電話機６１から携帯
電話通信網７０を介して広告用サーバ５１に接続し商品
画像ファイルの取得を要求する。次に広告主へアクセス
するための接続先情報が書き込まれた商品画像ファイル
を広告用サーバ５１から携帯電話機６１に送信する。次
に広告用サーバ５１から受信した商品画像ファイルを携
帯電話機６１内に保存する。次に商品画像ファイルを添
付したメールを携帯電話機６１から紹介先ユーザの携帯
電話機６２に送信する。次に商品画像ファイルに書き込
まれている接続先情報に基づいて携帯電話機６２から広
告主にアクセスする。次に携帯電話機６１から携帯電話
機６２への商品画像ファイルを添付したメールの送信等
の実績に応じて紹介元ユーザに対して特典を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の情
報通信端末間で送信されるメールを用いて商品やサービ
ス等の広告を行なう情報通信端末を用いた広告方法、該
方法に用いる広告用サーバ及び情報通信端末に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、情報通信端末を用いた広告方法と
して、広告用のサーバから情報通信端末としての携帯電
話機に対して広告情報をメールとして送信する方法が知
られている（例えば、特開２００１−３１２６５４号公
報参照）。同公報に記載されている広告方法では、イン
ターネット上のウエブサイトで提供されるコンテンツに
含まれるバナー広告をクリックすると、広告用のサーバ
（広告処理サイト）が呼び出される。広告用のサーバで
は、バナー広告に対応した商品等の詳細な広告情報が生
成される。この広告情報が、広告用のサーバからメール
サーバを経由してユーザの携帯電話機に、メールとして
送信される。このメールを携帯電話機で表示することに
より、携帯電話機のユーザは上記商品等の詳細な広告情
報を得ることができる。

【０００３】また、インターネット上の広告に関して
は、上述したバナー広告のクリックに関しクリックした
回数に応じたポイントを広告閲覧者に与え、一定数のポ
イントの蓄積をもって賞品や割引などの特典を付与する
方法も行われている。さらに、広告閲覧者を増やすた
め、広告主が、自己のバナー広告の掲示を広告主の協力
事業者の運営するウェブサイトに代行させる方法も存在
する。かかる場合は、当該協力事業者は、広告主のバナ
ー広告データをダウンロードして自己の運営サイトに掲
示し、閲覧者がそのバナー広告をクリックした実績に応
じて対価を広告主から受け取る仕組みとなっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した各
方法では以下のような問題点が生じる。すなわち、広告
メールを送信する方法では、効率追求のため一斉に大量
のメールを配信することがよく行われている。これは費
用対効果の側面から疑問であると同時に、サーバに負荷
をかけて通信事業者のメール遅延をもたらしたり、受信
者の同意を得ない広告メールが受信者に不快感を与えた
りする。バナー広告をクリックする毎にポイントを付加
する方法では、閲覧対象者が当該サイトを認知している
者に限定されてしまう。協力事業者にバナー広告掲載を
代行させる場合も協力事業者の数に限りがある。そのた
め、これらの方法では、サーバへの負荷を最小限にし、
受信者の不快感が少なく、かつ効率的に広告を行うこと
ができないという問題点があった。

【０００５】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、サーバへの負荷を最小限にし、広
告を受ける人の不快感が少なく、かつ効率的な広告を行
なうことができる広告方法、該方法に用いる広告用サー
バ及び情報通信端末を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、情報通信端末を用いて商品やサ
ービス等の広告を行なう広告方法であって、第１の情報
通信端末から通信ネットワークを介して広告用サーバに
接続し、広告ファイルの取得を要求するステップと、広
告主へアクセスするための接続先情報が書き込まれた広
告ファイルを、第１の情報通信端末からの取得要求に応
じて該広告用サーバから通信ネットワークを介して第１
の情報通信端末に送信するステップと、該広告用サーバ
から受信した該広告ファイルを第１の情報通信端末内に
保存するステップと、該広告ファイルを添付したメール
を、第１の情報通信端末から通信ネットワークを介して
第２の情報通信端末に送信するステップと、該広告ファ
イルに書き込まれている該接続先情報に基づいて、第２
の情報通信端末から通信ネットワークを介して該広告主
にアクセスするステップと、第１の情報通信端末から第
２の情報通信端末への該広告ファイルを添付したメール
の送信、第２の情報通信端末による該広告主へのアクセ
ス、及び該アクセスに伴う商品やサービス等の購入の少
なくとも一つの実績に応じて、第１の情報通信端末の利
用者に対して特典を付与するステップとを有することを
特徴とするものである。ここで、上記「広告」には、食
品、衣料品、書籍、ＣＤ、楽器、美容・健康関連製品、
パソコン関連製品、チケット、ソフトウェア等の商品の
広告のほか、ホテルや旅館などの宿泊、飲食物の提供、
輸送、広告代理サービス関連の広告も含まれる。また、
上記「広告ファイル」には、テキストデータのファイル
のほか、上記商品や衣料品等の商品の画像や上記サービ
スの内容を示す画像の画像ファイルも含まれる。また、
この「画像」は静止画であっていいし、動画であっても
よい。また、上記「情報通信端末」には、ＰＤＣ（Pers
onal Degital Cellular）方式、ＧＳＭ（Global System
for Mobile Communication）方式、ＴＩＡ（Telecommu
nications Industry Association）方式等の携帯電話
機、ＩＭＴ（International Mobile Telecommunication
s）−２０００で標準化された携帯電話機、ＰＨＳ（Per
sonal Handyphone Service）、自動車電話等の電話機の
ほか、携帯電話モジュールを付加した情報通信端末も含
まれる。また、上記「情報通信端末」としては、上記携
帯電話機等のいわゆる移動機のほか、通信回線を介した
データ送受信機能を有する、パーソナルコンピュータ、
ＰＤＡ（Personal Digital(Data)Assistants）、カーナ
ビゲーション装置、ＩＴＳ（Intelligent Transport Sy
stems）用端末、デジタルＴＶ，ゲーム機、音楽コンテ
ンツをダウンロードして聴くことができる音楽端末等も
挙げられる。更に、この「情報通信端末」は、固定型の
情報通信端末及び移動型の情報通信端末のいずれであっ
てもよい。また、上記第２の情報通信端末から広告主へ
のアクセスには、広告主が管理運営するウェブサーバへ
のアクセスのほか、広告主への電話やメールによるアク
セスも含まれる。

【０００７】請求項１の情報通信端末を用いた広告方法
では、第１の情報通信端末を利用者が操作して通信ネッ
トワークを介して広告用サーバに接続し、広告ファイル
の取得を要求する。広告用サーバでは、広告主へアクセ
スするための接続先情報が書き込まれた広告ファイル
を、第１の情報通信端末からの取得要求に応じて広告用
サーバから通信ネットワークを介して第１の情報通信端
末に送信する。第１の情報通信端末で受信された広告フ
ァイルは、第１の情報通信端末内に保存される。第１の
情報通信端末の利用者は、日頃メールのやり取りをして
ある程度趣味・趣向を把握している友人等の知己の中か
ら当該広告に興味を持っていると思われる一人あるいは
複数の人を選択する。そして、第１の情報通信端末の利
用者は、この選択した人の第２の情報通信端末に対し
て、上記広告ファイルを添付したメールを送信する。こ
のように広告ファイルをメールに添付し、その広告に興
味を持っていると思われる知己に送ることができるた
め、サーバへの負荷を最小限にすることができ、広告を
受ける人の不快感が少ない。上記広告ファイルが添付さ
れたメールを受信した第２の情報通信端末の利用者は、
広告ファイルに書き込まれている広告の画像やテキスト
を閲覧する。そして、この閲覧により上記広告の内容に
興味を持った場合には、第２の情報通信端末を操作し、
広告ファイルに書き込まれている接続先情報に基づいて
広告主にアクセスする。このように必要に応じて第２の
情報通信端末から広告主にアクセスすることにより、商
品やサービス等を購入したり、商品やサービス等の詳細
な情報を取得したりすることができる。そして、上記広
告ファイルを添付したメールの送信、第２の情報通信端
末による上記広告主へのアクセス、及び該アクセスに伴
う商品やサービス等の購入の少なくとも一つの実績に応
じて、第１の情報通信端末の利用者に対して特典が付与
される。この特典付与により、上記広告ファイルの取得
及び上記広告ファイル添付のメール送信に対するインセ
ンティブが高まり、広告ファイルを取得したりその広告
ファイルを添付したメールを送信したりする第１の情報
通信端末の利用者の数が増加する。従って、第１の情報
通信端末の利用者のそれぞれが従来のバナー広告掲載を
代行する協力事業者として行動したのと同様な広告効果
が得られ、効率的な広告を行なうことができる。請求項
２の発明は、請求項１の情報通信端末を用いた広告方法
において、上記広告ファイルに、上記接続先情報ととも
に上記第１の情報通信端末に関する端末関連情報を書き
込み、上記第２の情報通信端末から上記広告主へのアク
セス時に、該広告ファイルに書き込まれていた第１の情
報通信端末の端末関連情報を送ることを特徴とするもの
である。請求項２の情報通信端末を用いた広告方法で
は、第２の情報通信端末から広告主へのアクセス時に、
広告主側が、広告ファイルを転送した第１の情報通信端
末の端末関連情報を取得できる。従って、広告主におけ
る第１の情報端末の利用者に対する特典付与の管理が容
易になる。請求項３の発明は、請求項１又は２の情報通
信端末を用いた広告方法において、上記広告ファイルを
取得可能な第１の情報通信端末に関する端末関連情報
を、予め上記広告用サーバに登録しておき、該広告用サ
ーバに登録されている第１の情報通信端末に対しての
み、該広告ファイルを送信することを特徴とするもので
ある。請求項３の情報通信端末を用いた広告方法では、
広告用サーバに予め登録されている情報通信端末に対し
てのみ、上記広告ファイルを送信するので、上記広告フ
ァイルの不正な取得及び転送を管理できる。また、上記
広告ファイルを取得可能な第１の情報通信端末に関する
端末関連情報を予め上記広告用サーバに登録しているの
で、第１の情報通信端末の利用者に対する特典付与の管
理が容易になる。

【０００８】請求項４乃至９の発明は、上記広告方法に
用いる広告用サーバ及び情報通信端末に関するものであ
る。請求項４の発明は、情報通信端末を用いた商品やサ
ービス等の広告に用いる広告用サーバであって、広告フ
ァイルを記憶する広告ファイル記憶手段と、情報通信端
末から通信ネットワークを介して、広告ファイルの取得
要求を受信する取得要求受信手段と、広告主へアクセス
するための接続先情報が書き込まれた広告ファイルを、
該取得要求に応じて通信ネットワークを介して該情報通
信端末に送信する広告ファイル処理手段とを備えたこと
を特徴とするものである。請求項５の発明は、請求項４
の広告用サーバにおいて、上記広告ファイル処理手段
が、上記取得要求を送信してきた上記情報通信端末に関
する端末関連情報を上記広告ファイルに書き込むように
構成されていることを特徴とするものである。請求項６
の発明は、請求項４又は５の広告用サーバにおいて、上
記広告ファイルを取得可能な情報通信端末に関する端末
関連情報を記憶しておく端末関連情報記憶手段を備え、
上記広告ファイル処理手段が、該端末関連情報記憶手段
に端末関連情報が記憶されている情報通信端末に対して
のみ該広告ファイルを送信するように構成されているこ
とを特徴とするものである。請求項７の発明は、請求項
４、５又は６の広告用サーバにおいて、上記第１の情報
通信端末から上記第２の情報通信端末への上記広告ファ
イルを添付したメールの送信、第２の情報通信端末によ
る上記広告主へのアクセス、及び該アクセスに伴う商品
やサービス等の購入の少なくとも一つの実績に関する情
報を取得する実績情報取得手段を備え、上記端末関連情
報記憶手段が、該実績情報取得手段で取得した実績を第
１の情報通信端末の端末関連情報と関連付けて記憶する
ように構成されていることを特徴とするものである。請
求項８の発明は、広告用サーバから商品やサービス等の
広告ファイルを受信可能な情報通信端末であって、通信
ネットワークを介して広告用サーバに、広告ファイルの
取得要求を送信する取得要求送信手段と、広告主へアク
セスするための接続先情報が書き込まれた広告ファイル
を、該広告用サーバから通信ネットワークを介して受信
する広告ファイル受信手段と、該広告ファイル受信手段
で受信した該広告ファイルを記憶する広告ファイル記憶
手段と、該広告ファイル記憶手段に記憶されている該広
告ファイルをメールに添付し、該メールを通信ネットワ
ークを介して他の情報通信端末に送信するメール送信手
段とを備えたことを特徴とするものである。請求項９の
発明は、請求項８の情報通信端末において、上記メール
送信手段が、上記メールに添付する上記広告ファイル
に、該情報通信端末に関する端末関連情報を書き込むよ
うに構成されたことを特徴とするものである。

【０００９】なお、上記広告用サーバや情報通信端末に
用いられるコンピュータを上記各手段として機能させる
ためのプログラムは、例えばコンピュータ内のハードデ
ィスク装置や半導体メモリ等の補助記憶装置に格納して
おき、作業用メモリに読み出して実行される。また、上
記プログラムや上記接続先情報等が書き込まれた画像フ
ァイルは、磁気ディスク（例えばフレキシブルディス
ク）や光ディスク（例えばＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ）など
の可搬性の記録媒体に格納することができる。この記録
媒体を他のコンピュータの読み取り装置に装着すること
により、記録媒体に格納されているプログラムを読み出
して実行される。また、このプログラムは、通信ネット
ワークに接続されたコンピュータのハードディスク装置
などの記憶装置に格納しておき、通信ネットワークを介
して他のコンピュータに転送することもできる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図１は、本発明の実施形態に
係る広告方法の一例を示す概念図である。本実施形態の
広告方法は、情報通信端末としての携帯電話機の利用者
に対して各種商品やサービス等の広告を行なう方法であ
る。図１において、まず、紹介元ユーザの第１の情報通
信端末としての携帯電話機６１から、通信ネットワーク
としての携帯電話通信網７０を介して広告用サーバ４１
に接続し、広告ファイルとしての商品画像ファイルを取
得する（ステップ）。この商品画像ファイルには、広
告主のネット店舗用サーバ５１へアクセスするための接
続先情報としてのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）
の情報が書き込まれている。次に、紹介元ユーザの携帯
電話機６１から、携帯電話通信網７０を介して友人等の
紹介先ユーザの第２の情報通信端末としての携帯電話機
６２に、上記商品画像ファイルが添付されたメールを送
信する（ステップ）。次に、紹介先ユーザがその広告
に興味を持った場合は、メールに添付されている商品画
像ファイルに書き込まれているＵＲＬ情報に基づいて、
ネット店舗用サーバ５１にアクセスする（ステップ
）。そして、このネット店舗用サーバ５１から詳しい
商品広告情報を取得したり、商品が気に入った場合は商
品を購入したりする。広告主の店舗がネット店舗ではな
く、現実空間の店舗の場合は、その店舗に出向いて商品
を購入する。次に、上記商品画像ファイルを添付したメ
ールの上記紹介先ユーザへの送信等の実績に基づいて、
紹介元ユーザに対して特典が付与される（ステップ
）。この特典は、上記紹介先ユーザへのメールの送信
のほか、紹介先ユーザの携帯電話機６２による詳細な広
告情報の閲覧や商品等の購入の実績に応じて付与するよ
うにしてもよい。また、上記特典としては、メール送信
料等の携帯電話機の使用料に対する割引や、広告主から
の商品券等が挙げられる。上記特典付与として、メール
送信料等の携帯電話機の使用料に対する割引を行なう場
合は、上記商品画像ファイルを添付したメール送信の実
績等に応じて、携帯電話通信事業者が管理する課金サー
バ内の紹介元ユーザに対する課金データを修正する。こ
の課金サーバ内の課金データの修正には、携帯電話通信
網７０内のメールサーバや交換器に記録されている情
報、上記広告用サーバ４１、４２から受けた情報等を用
いることができる。

【００１１】図２は、上記広告方法を実現するための通
信システムの一例を示す概略構成図である。この通信シ
ステムは、広告用サーバと、広告主のネット店舗用サー
バと、紹介元ユーザの携帯電話機６１と、紹介先ユーザ
の携帯電話機６２Ａ〜Ｅと、携帯電話通信網７０とから
構成されている。上記広告用サーバは、携帯電話通信網
７０上の広告用サーバ４１であってもいいし、携帯電話
通信網７０に図示しないゲートウェイサーバを介して接
続されたインターネットワーク上の広告用サーバ４２で
あってもよい。この広告用サーバ４１、４２は、ネット
店舗等の広告主によって管理されるようにしてもいい
し、携帯電話通信網７０を通信運営する通信事業者によ
って管理されるようにしてもよい。また、上記ネット店
舗用サーバは、同様に、携帯電話通信網７０上のネット
店舗用サーバ５１であってもいいし、インターネットワ
ーク上のネット店舗用サーバ５２であってもよい。

【００１２】図３及び図４はそれぞれ、本実施形態にお
ける広告方法に用いられる広告用サーバ４１の概略構成
図及び機能ブロック図である。広告用サーバ４１は、図
３に示すように、システムバス１００、ＣＰＵ１０１、
ＲＡＭ１０２やＲＯＭ１０３等からなる内部記憶装置、
ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）や光ディスクドライ
ブ等からなる外部記憶装置１０４を備えている。更に、
広告用サーバ４１は、マウスやキーボード等からなる入
力装置１０５、ディスプレイやプリンタ等からなる出力
装置１０６、携帯電話用通信装置１０７を備えている。
携帯電話用通信装置１０７は、携帯電話通信網７０を介
して各携帯電話機６１、６２と通信するためのものであ
る。ＣＰＵ１０１やＲＡＭ１０２等の構成要素はお互い
に、システムバス１００を介して、データやプログラム
の命令等のやり取りを行っている。この広告用サーバ４
１を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは
ＲＯＭ１０３や外部記憶装置１０４に記憶されており、
必要に応じてＣＰＵ１０１やＲＡＭ１０２上の作業エリ
アに呼び出されて実行される。また、上記広告用サーバ
４１は１台のコンピュータシステムで構成してもいい
し、複数のサーバ機能をそれぞれ受け持つ複数台のコン
ピュータをネットワークで結んで構成してもよい。な
お、インターネット上にある広告用サーバ４２の場合
は、上記携帯電話用通信装置１０７の代わりに、インタ
ーネット用通信装置１０８を設ける。

【００１３】広告用サーバ４１は、図３に示したハード
ウェア上で所定のプログラムを実行することにより、図
４に示す広告ファイル記憶手段４０１、取得要求受信手
段４０２及び広告ファイル処理手段４０３の各機能を実
現している。上記広告ファイル記憶手段４０１は、上記
広告用サーバ４１の外部記憶装置１０４等を用いて構成
されており、携帯電話機６１に対して送信する広告ファ
イルを記憶している。本実施形態では、上記画像ファイ
ルとして、広告主のネット店舗用サーバ５１のＵＲＬ等
の情報を書き込むことができるＰＮＧ（Portable Netwo
rk Graphics）形式の画像ファイル（以下「ＰＮＧファ
イル」という）を用いている。なお、上記画像ファイル
としては、上記ＰＮＧファイルのほか、ＪＰＥＧ（Join
t Photographic Experts Group）形式のファイル等の他
のフォーマットの画像ファイルを用いることもできる。

【００１４】図５（ａ）及び（ｂ）は、上記ネット店舗
用サーバ５１のＵＲＬ等の情報を書き込むためにＰＮＧ
ファイルに追加されるプライベートチャンクのレイアウ
トの一例を示したものである。図５（ａ）は、ネット店
舗用サーバ５１のＵＲＬが記述される「ｌｉＮＫチャン
ク」の例である。この「ｌｉＮＫチャンク」が含まれて
いるＰＮＧファイルの画像を、紹介先ユーザの携帯電話
機６２のメーラーで表示しているとき、メール表示上の
画像を選択することができるようになっている。この画
像をユーザが選択すると、ブラウザが起動され、「ｌｉ
ＮＫチャンク」に記述されているネット店舗用サーバ５
１のＵＲＬへアクセスする処理が行なわれる。そして、
ネット店舗用サーバ５１から広告情報の画面データを受
信し、ディスプレイ上に商品等の詳細な広告情報を表示
して閲覧することができる。また、上記「ｌｉＮＫチャ
ンク」には、紹介元ユーザの端末関連情報としてのＵＩ
Ｄ（ユーザ識別情報）のデータも記述される。このＵＩ
Ｄのデータは、広告ファイルを添付したメールの送信等
の広告紹介の実績に応じて紹介元ユーザに付与される特
典の管理に用いることができる。また、このプライベー
トチャンクへのＵＩＤの書込みは、広告用サーバ４１で
行なうようにしてもいいし、紹介元ユーザの携帯電話機
６１内で行なうようにしてもよい。図５（ｂ）は、広告
ファイルの転送回数を広告用サーバ４１側で制御できる
ように転送回数ｃが記述される「ｃｏＰＹチャンク」の
例である。例えば、広告用サーバ４１側で転送回数ｃ＝
１と設定されている場合、紹介元ユーザの携帯電話機６
１でメールに広告ファイルを添付したときに、ｃ＝ｃ−
１の処理が行なわれ、転送回数ｃ＝０としてメールが送
信される。この「ｃｏＰＹチャンク」に対する機能を携
帯電話機６１が有していない場合は、転送回数ｃ＝１の
ままメールが送信される。この「ｃｏＰＹチャンク」を
含むＰＮＧファイルの画像が添付されているメールを紹
介先ユーザの携帯電話機６２で受信すると、「ｃｏＰＹ
チャンク」内の転送回数ｃのチャンクデータが参照され
る。そして、この転送回数ｃが「０」又は「１」になっ
ている場合は、当該ＰＮＧファイルの転送及び新たなメ
ールへの添付が禁止される。このように広告用サーバ４
１から紹介元ユーザの携帯電話機６１にダウンロードさ
れるＰＮＧファイルの「ｃｏＰＹチャンク」内の転送回
数ｃを書き込んでおくことにより、広告用サーバ４１側
で広告ファイルとしてのＰＮＧファイルの転送回数を制
御できる。

【００１５】上記取得要求受信手段４０２は、上記広告
用サーバ４１のＣＰＵ１０１、ＲＡＭ１０２、携帯電話
用通信装置１０７等により構成され、携帯電話機６１か
ら携帯電話網７０を介して、広告ファイルの取得要求を
受信する機能を有している。上記広告ファイル処理手段
４０３は、上記広告用サーバ４１のＣＰＵ１０１、ＲＡ
Ｍ１０２等により構成されている。そして、この広告フ
ァイル処理手段４０３は、上記取得要求に応じて、広告
ファイル記憶手段４０１から広告ファイルを読み出し、
広告ファイルにネット店舗用サーバ５１のＵＲＬを書き
込む機能を有している。更に、広告ファイルを携帯電話
通信網７０を介して携帯電話機６１に送信する機能を有
している。

【００１６】図６及び図７はそれぞれ、本実施形態の広
告方法に用いられる携帯電話機６１、６２の概略構成図
及び機能ブロック図である。この携帯電話機は、図６に
示すように、システムバス２００、ＣＰＵ２０１、ＲＡ
Ｍ２０２やＲＯＭ２０３等からなる内部記憶装置、マイ
クや各種入力ボタン等からなる入力装置２０４、液晶デ
ィスプレイ（ＬＣＤ）やプリンタ等からなる出力装置２
０５を備えている。更に、携帯電話通信網７０を介して
上記広告用サーバ４１と通信するための携帯電話用通信
装置２０７を備えている。ＣＰＵ２０１やＲＡＭ２０２
等の構成要素はお互いに、システムバス２００を介し
て、データやプログラムの命令等のやり取りを行ってい
る。この携帯電話機６１を所定の手順に従って動作させ
るためのプログラムはＲＯＭ２０３に記憶されており、
必要に応じてＣＰＵ２０１やＲＡＭ２０２上の作業エリ
アに呼び出されて実行される。

【００１７】上記携帯電話機６１、６２は、図６に示し
たハードウェア上で所定のプログラムを実行することに
より、図７に示す取得要求送信手段６１１、画像ファイ
ル受信手段６１２、広告ファイル記憶手段６１３、メー
ル送信手段６１４の各機能を実現している。上記取得要
求送信手段６１１は、携帯電話機のＣＰＵ２０１、ＲＡ
Ｍ２０２、携帯電話通信網用通信装置２０７等により構
成されている。そして、この取得要求送信手段６１１
は、携帯電話通信網７０を介して広告用サーバ４１に、
広告ファイルの取得要求を送信する機能を有している。
上記画像ファイル受信手段６１２は、携帯電話機のＣＰ
Ｕ２０１、ＲＡＭ２０２、携帯電話通信網用通信装置２
０７等により構成されている。そして、この画像ファイ
ル受信手段６１２は、広告主のネット店舗用サーバ５１
のＵＲＬが書き込まれた広告ファイルを、広告用サーバ
４１から携帯電話通信網７０を介して受信する機能を有
している。上記広告ファイル記憶手段６１３は、携帯電
話機のＣＰＵ２０１、ＲＡＭ（不揮発型ＲＡＭ）２０２
等により構成され、画像ファイル受信手段６１２で受信
した広告ファイルを記憶する機能を有している。上記メ
ール送信手段６１４は、広告ファイル記憶手段６１３に
記憶されている広告ファイルをメールに添付し、携帯電
話通信網７０を介して他の情報通信端末に送信する機能
を有している。

【００１８】図８は、本実施形態の広告方法で商品の広
告を行なう場合の広告用サーバ４１と、広告主のネット
店舗用サーバ５１と、紹介元ユーザの携帯電話機６１
と、紹介先ユーザの携帯電話機６２との間の情報のやり
取りを示すシーケンス図である。この広告方法を利用し
てメール送信料割引等の特典を受けようとする紹介元ユ
ーザは、会員制サービスに対する会員登録として、予め
広告用サーバ４１に対してＵＩＤ等のデータを登録して
おく。まず、紹介元ユーザは携帯電話機６１を操作して
ブラウザを起動し、ネットショッピング等のサイトを経
由して広告用サーバ４１にアクセスする。そして、特定
の商品の広告情報を閲覧するための広告情報閲覧要求
を、広告用サーバ４１に送信する。広告情報閲覧要求を
受けた広告用サーバ４１は、紹介元ユーザが希望する商
品の広告情報を携帯電話機６１に送信する。広告情報を
受信した携帯電話機６１の紹介元ユーザは、受信した広
告情報をディスプレイに表示して閲覧する。この広告情
報の画面は、例えば図９（ａ）のように商品の画像や、
商品の説明文等を含んでいる。

【００１９】次に、上記広告情報を閲覧した紹介元ユー
ザが、上記広告情報画面にある商品画像の部分を選択し
て所定のキーを押下すると、携帯電話機６１から広告用
サーバ４１に対して、広告ファイルとしての商品画像フ
ァイルを取得するための取得要求が送信される。この取
得要求を受信した広告用サーバ４１は、広告ファイル記
憶手段から当該商品に対応したの商品画像ファイル（Ｐ
ＮＧファイル）を呼び出す。そして、この商品画像ファ
イルのプライベートチャンク領域に、ネット店舗用サー
バ５１のＵＲＬ及び紹介元ユーザのＵＩＤ等のデータを
書き込む。なお、ネット店舗用サーバ５１のＵＲＬにつ
いては、紹介元ユーザの携帯電話機６１から商品画像フ
ァイルを取得するための取得要求を受けたときではな
く、予め商品画像ファイルに書き込んでおいてもよい。
上記ＵＲＬ等が書き込まれた商品画像ファイルは、紹介
元ユーザの携帯電話機６１に送信される。携帯電話機６
１は、受信した商品画像ファイルをメール可能なグラフ
ィックライブラリとして不揮発性メモリ等の広告ファイ
ル記憶手段に格納する。

【００２０】次に、上記広告情報を閲覧した紹介元ユー
ザは、上記商品の広告情報を閲覧した結果、日頃メール
のやり取りを行なっている友人等の中に、上記商品に興
味を持つだろうと予想される人がいると判断した場合
は、次のようにメールを用いて上記商品画像ファイルの
転送を行なう。携帯電話機６１を操作してメーラーを起
動した紹介元ユーザは、上記広告ファイル記憶手段に格
納した商品画像ファイルをメールに添付する。このメー
ルの文面としては、上記商品とは無関係の用件を記述し
たものでもいいし、図９（ｂ）に示すように上記商品に
対する簡単なコメントを記述したものでもよい。このよ
うに商品画像ファイルが添付されたメールが、紹介元ユ
ーザの携帯電話機６１から紹介先ユーザの携帯電話機６
２に送信される。このメール送信は、図２に示すように
複数の紹介先ユーザの携帯電話機６２Ａ〜Ｅに対して一
斉に送信するようにしてもよい。

【００２１】次に、紹介先ユーザ（MS_B）は携帯電話機
６２を操作してメーラーを起動し、上記紹介元ユーザ
（MS_A）から受信したメールを表示する（図９（ｂ）参
照）。そして、メールに添付されている商品の画像を見
て、その商品の更に詳細な広告情報を取得したい場合
は、メール表示画面上の商品画像を選択して所定キーを
押下する。この選択操作により、ブラウザが自動的に起
動し、携帯電話機６２から上記ネット店舗用サーバ５１
へのアクセス処理が行なわれる。そして、商品の広告情
報を閲覧するための広告情報閲覧要求が、ネット店舗用
サーバ５１に送信される。この広告情報閲覧要求の送信
の際には、商品画像ファイルに書き込まれていた紹介元
ユーザのＵＩＤやその他のパラメータも一緒に送信され
る。このＵＩＤのデータや、紹介先ユーザ（MS_B）が追
加情報を閲覧した旨の情報及び商品を購入した旨のデー
タ等は、広告紹介の実績のデータとして広告サーバ４１
へ送信される。この実績のデータを受けた広告サーバ４
１はユーザ管理データベース内の実績のデータ更新等に
用いられる。広告サーバ５１におけるユーザ管理データ
ベース内のデータと照合され、上記広告情報閲覧要求を
受けたネット店舗用サーバ５１は、上記商品の広告情報
を携帯電話機６２に送信する。広告情報を受信した携帯
電話機６２の紹介先ユーザは、図９（ｃ）に示すように
受信した広告情報をディスプレイに表示して閲覧する。

【００２２】次に、上記紹介先ユーザは商品の広告情報
を閲覧した後、商品の購入を決めた場合は、図９（ｃ）
に示す商品情報閲覧画面上の「購入」を選択する。この
選択により、商品購入用の画面に移り、上記ネット店舗
用サーバ５１あるいは他の商品購入用の所定サーバとの
間で商品購入のための情報の送受信が行なわれる。ま
た、上記紹介先ユーザへのメール送信や、紹介先ユーザ
による追加情報取得、紹介先ユーザによる商品購入など
の情報は、紹介元ユーザの広告紹介の実績データとし
て、広告用サーバ４１へ送信される。この実績データに
基づいて、紹介元ユーザに対してメール送信料などの特
典が付与される。

【００２３】以上、本実施形態によれば、紹介元ユーザ
は携帯電話機６１を用いて広告用サーバ４１から取得し
た商品等の広告ファイルをメールに添付し、その広告に
興味を持っていると思われる友人等の紹介先ユーザの携
帯電話機６２に送ることができる。従って、サーバへの
負荷を最小限にすることができ、広告を受ける人の不快
感が少なくなる。しかも、メールを受信した紹介先ユー
ザは、視覚的な広告効果を有する画像で広告の内容をあ
る程度確認することができ、必要に応じて広告の画像に
対応した商品やサービスの詳細な広告情報を取得するこ
とができる。更に、その広告ファイルの送信した紹介元
ユーザに特典を付与することにより、広告ファイルを取
得したり他の携帯電話機に広告ファイルを送信したりす
るという操作に対するインセンティブを高めることがで
きる。このような特典付与によるインセンティブの向上
により、広告ファイルの取得及び広告ファイル添付のメ
ール送信を行なう紹介元ユーザの数が増加するため、紹
介元ユーザのそれぞれが従来のバナー広告掲載を代行す
る協力事業者として行動したのと同様な広告効果が得ら
れ、効率的な広告を行なうことができる。

【００２４】また、本実施形態によれば、紹介先ユーザ
の携帯電話機６２からネット店舗用サーバ５１へアクセ
スしたときに、ネット店舗用サーバ５１が広告ファイル
（ＰＮＧファイル）を転送した紹介元ユーザのＵＩＤを
取得できる。従って、ネット店舗用サーバ５１側におけ
る紹介元ユーザに対する上記特典付与の管理が容易にな
る。

【００２５】なお、本実施形態においては、上記広告フ
ァイルを取得可能な紹介元ユーザの携帯電話機に関する
端末関連情報を、予め広告用サーバ４１に登録しておい
てもよい。この場合は、広告用サーバ４１に登録されて
いる携帯電話機に対してのみ、広告用サーバ４１から広
告ファイルを送信できる。従って、上記広告ファイルの
不正な取得及び転送を管理できる。更に、紹介元ユーザ
に対するメール送信料割引等の特典付与の管理が容易に
なる。また、本実施形態では、広告用サーバ４１とネッ
ト店舗用サーバ５１とを別々に設けているが、一つのサ
ーバで兼用するようにしてもよい。また、本実施形態に
おける広告方法は、広告ファイルとして商品画像ファイ
ルを紹介先ユーザの携帯電話機６２へ転送しているが、
本発明は、他の種類の広告ファイルを転送する場合にも
適用することができる。例えば、本発明は、本会員制サ
ービスへの会員登録案内を行う広告ファイルを紹介先ユ
ーザの携帯電話機６２へ転送し、本会員制サービスへの
会員登録を紹介先ユーザへ促すような場合にも適用でき
る。また、本発明は、アンケートを含む広告ファイルを
紹介先ユーザの携帯電話機６２へ転送し、アンケート回
答を紹介先ユーザへ促すような場合にも適用できるもの
である。このアンケート回答に対しては、紹介先ユーザ
に対して携帯電話機の通信料等の特典を付与するように
してもよい。また、本発明は、上記商品画像ファイルの
ような画像ファイルでなく、テキストデータのファイル
を転送する場合にも適用できるものである。この場合
は、上記広告主へアクセスするための接続先情報が例え
ばハイパーリンク情報として書き込まれる。

【００２６】

【発明の効果】請求項１乃至９の発明によれば、広告フ
ァイルをメールに添付し、その広告に興味を持っている
と思われる知己に送ることができるため、サーバへの負
荷を最小限にすることができ、広告を受ける人の不快感
が少なくなる。しかも、特典付与によるインセンティブ
の向上により、広告ファイルの取得及び広告ファイル添
付のメール送信を行なう情報通信端末の利用者の数が増
加するため、情報通信端末の利用者のそれぞれが従来の
バナー広告掲載を代行する協力事業者として行動したの
と同様な広告効果が得られ、効率的な広告を行なうこと
ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係る携帯電話機を用いた広
告方法の全体の枠組みを示す概念図。

【図２】同広告方法に用いられる通信システムの概略構
成図。

【図３】同広告方法に用いられる広告用サーバの概略構
成図。

【図４】同広告用サーバの機能ブロック図。

【図５】（ａ）及び（ｂ）は、同広告用サーバから送信
される広告ファイル（ＰＮＧファイル）内のチャンク構
造を示す説明図。

【図６】同広告方法に用いられる携帯電話機の概略構成
図。

【図７】同携帯電話機の機能ブロック図。

【図８】同広告方法における広告用サーバ、紹介元ユー
ザの携帯電話機及び紹介先ユーザの携帯電話機での動作
を示すシーケンス図。

【図９】（ａ）は、紹介元ユーザの携帯電話機に表示し
た商品の広告情報の表示例を示す説明図。（ｂ）は、紹
介先ユーザの携帯電話機に表示したメールの表示例を示
す説明図。（ｃ）は、紹介先ユーザの携帯電話機に表示
した商品の広告情報の表示例を示す説明図。

【符号の説明】

６１ 紹介元ユーザの携帯電話機（第１の情報通信端
末） ６２ 紹介先ユーザの携帯電話機（第２の情報通信端
末） ３０ インターネット ４１、４２ 広告用サーバ ５１、５２ 広告主のネット店舗用サーバ ７０ 携帯電話通信網 １００ システムバス １０１ ＣＰＵ １０２ ＲＡＭ １０３ ＲＯＭ １０４ 外部記憶装置 １０５ 入力装置 １０６ 出力装置 １０７ 携帯電話用通信装置 １０８ インターネット用通信装置 ２００ システムバス ２０１ ＣＰＵ ２０２ ＲＡＭ ２０３ ＲＯＭ ２０４ 入力装置 ２０５ 出力装置 ２０７ 携帯電話用通信装置 ４０１ 広告ファイル記憶手段 ４０２ 取得要求受信手段 ４０３ 広告ファイル処理手段 ６０１ 取得要求送信手段 ６０２ 画像ファイル受信手段 ６０３ 広告ファイル記憶手段 ６０４ メール送信手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 裕了 東京都千代田区神田駿河台二丁目２番地 ジェイフォン株式会社内 (72)発明者 加藤 洋巳 東京都千代田区神田駿河台二丁目２番地 ジェイフォン株式会社内 Ｆターム(参考） 5K024 AA77 CC07 5K101 KK16 KK18 MM07 NN18 NN21 PP03 TT06

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】情報通信端末を用いて商品やサービス等の
   広告を行なう広告方法であって、 第１の情報通信端末から通信ネットワークを介して広告
   用サーバに接続し、広告ファイルの取得を要求するステ
   ップと、 広告主へアクセスするための接続先情報が書き込まれた
   広告ファイルを、第１の情報通信端末からの取得要求に
   応じて該広告用サーバから通信ネットワークを介して第
   １の情報通信端末に送信するステップと、 該広告用サーバから受信した該広告ファイルを第１の情
   報通信端末内に保存するステップと、 該広告ファイルを添付したメールを、第１の情報通信端
   末から通信ネットワークを介して第２の情報通信端末に
   送信するステップと、 該広告ファイルに書き込まれている該接続先情報に基づ
   いて、第２の情報通信端末から通信ネットワークを介し
   て該広告主にアクセスするステップと、 第１の情報通信端末から第２の情報通信端末への該広告
   ファイルを添付したメールの送信、第２の情報通信端末
   による該広告主へのアクセス、及び該アクセスに伴う商
   品やサービス等の購入の少なくとも一つの実績に応じ
   て、第１の情報通信端末の利用者に対して特典を付与す
   るステップとを有することを特徴とする情報通信端末を
   用いた広告方法。
2. 【請求項２】請求項１の情報通信端末を用いた広告方法
   において、 上記広告ファイルに、上記接続先情報とともに上記第１
   の情報通信端末に関する端末関連情報を書き込み、 上記第２の情報通信端末から上記広告主へのアクセス時
   に、該広告ファイルに書き込まれていた第１の情報通信
   端末の端末関連情報を送ることを特徴とする情報通信端
   末を用いた広告方法。
3. 【請求項３】請求項１又は２の情報通信端末を用いた広
   告方法において、 上記広告ファイルを取得可能な第１の情報通信端末に関
   する端末関連情報を、予め上記広告用サーバに登録して
   おき、 該広告用サーバに登録されている第１の情報通信端末に
   対してのみ、該広告ファイルを送信することを特徴とす
   る情報通信端末を用いた広告方法。
4. 【請求項４】情報通信端末を用いた商品やサービス等の
   広告に用いる広告用サーバであって、 広告ファイルを記憶する広告ファイル記憶手段と、 情報通信端末から通信ネットワークを介して、広告ファ
   イルの取得要求を受信する取得要求受信手段と、 広告主へアクセスするための接続先情報が書き込まれた
   広告ファイルを、該取得要求に応じて通信ネットワーク
   を介して該情報通信端末に送信する広告ファイル処理手
   段とを備えたことを特徴とする広告用サーバ。
5. 【請求項５】請求項４の広告用サーバにおいて、 上記広告ファイル処理手段が、上記取得要求を送信して
   きた上記情報通信端末に関する端末関連情報を上記広告
   ファイルに書き込むように構成されていることを特徴と
   する広告用サーバ。
6. 【請求項６】請求項４又は５の広告用サーバにおいて、 上記広告ファイルを取得可能な情報通信端末に関する端
   末関連情報を記憶しておく端末関連情報記憶手段を備
   え、 上記広告ファイル処理手段が、該端末関連情報記憶手段
   に端末関連情報が記憶されている情報通信端末に対して
   のみ該広告ファイルを送信するように構成されているこ
   とを特徴とする広告用サーバ。
7. 【請求項７】請求項４、５又は６の広告用サーバにおい
   て、 上記第１の情報通信端末から上記第２の情報通信端末へ
   の上記広告ファイルを添付したメールの送信、第２の情
   報通信端末による上記広告主へのアクセス、及び該アク
   セスに伴う商品やサービス等の購入の少なくとも一つの
   実績に関する情報を取得する実績情報取得手段を備え、 上記端末関連情報記憶手段が、該実績情報取得手段で取
   得した実績を第１の情報通信端末の端末関連情報と関連
   付けて記憶するように構成されていることを特徴とする
   広告用サーバ。
8. 【請求項８】広告用サーバから商品やサービス等の広告
   ファイルを受信可能な情報通信端末であって、 通信ネットワークを介して広告用サーバに、広告ファイ
   ルの取得要求を送信する取得要求送信手段と、 広告主へアクセスするための接続先情報が書き込まれた
   広告ファイルを、該広告用サーバから通信ネットワーク
   を介して受信する広告ファイル受信手段と、 該広告ファイル受信手段で受信した該広告ファイルを記
   憶する広告ファイル記憶手段と、 該広告ファイル記憶手段に記憶されている該広告ファイ
   ルをメールに添付し、該メールを通信ネットワークを介
   して他の情報通信端末に送信するメール送信手段とを備
   えたことを特徴とする情報通信端末。
9. 【請求項９】請求項８の情報通信端末において、 上記メール送信手段が、上記メールに添付する上記広告
   ファイルに、該情報通信端末に関する端末関連情報を書
   き込むように構成されたことを特徴とする情報通信端
   末。