JP2003293935A - 風車翼及び風力発電装置 - Google Patents

風車翼及び風力発電装置

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JP2003293935A
JP2003293935A JP2002097562A JP2002097562A JP2003293935A JP 2003293935 A JP2003293935 A JP 2003293935A JP 2002097562 A JP2002097562 A JP 2002097562A JP 2002097562 A JP2002097562 A JP 2002097562A JP 2003293935 A JP2003293935 A JP 2003293935A
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wind turbine
blade
cylindrical body
embedded metal
turbine blade
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Yoji Kawamoto
要次 川本
Katsuhiko Takita
勝彦 田北
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風車翼と風車ロータとをより強固に接合する
こと。 【解決手段】 複数の層17が積層されて形成される積
層材により形成される翼根部2と、複数の層17を突き
抜けるスタッド16と、スタッド16に同体に接合され
る埋め込み金物4とを具備している。埋め込み金物4
は、雌ねじ14が切られた穴13を有している。埋め込
み金物4は、穴13に挿入されるボルトにより締結され
て回転可能に支持されている風車ロータと風車翼1とを
接合する。翼根部2は、風車翼1にかかる荷重を支持し
ている。スタッド16は、複数の層17が層間剥離し
て、風車翼1が風車ロータから脱落することを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風車翼及び風力発
電装置に関し、特に、風力発電装置に利用される風車翼
及び風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風車は、自然エネルギーから回転動力を
生成するために古くから利用され、近年、風力を電力に
変換する風力発電装置が広く利用されている。その風力
発電装置は、風力を回転動力に変換する風車と、その回
転動力を電力に変換する発電機とを備えている。
【0003】その風車は、風車翼と風車ロータとから形
成されている。風車翼は、風車ロータに同体に接合さ
れ、風力により風車ロータを回転させる揚力を生成す
る。風車ロータは、回転可能に支持され、回転動力を風
車から発電機に伝達している。風力発電装置は単機の容
量の増大が望まれ、風車翼は多くの風を受けることがで
きるように翼長を長くすることが望まれている。翼長が
大きい風車翼は、重量が大きく、風車翼と風車ロータを
強固に接合して風車翼が風車ロータから脱落することを
防止されている。
【0004】図6は、風車翼101を示している。風車
翼101は、主桁102と外皮103および翼根部10
4から成る。外皮103は、主桁102を被覆して、風
雨・鳥などから主桁102を隔離し、風車翼101の断
面形状を翼形に形成している。翼根部104は、円筒形
を形成し、その端面から翼長方向にボルトを締結するた
めの埋め込み金物106が埋め込まれている。翼根部1
04は、主桁102および外皮103から伝達される荷
重を風車ロータに伝達する。すなわち、翼根部104
は、風車翼101を風車ロータに接合するために設けら
れている。
【0005】図7は、翼根部104を詳細に示してい
る。翼根部104は、FRP(Fiber Reinf
orced Plastics:繊維強化プラスチッ
ク)から形成され、埋め込み金物106が埋め込まれて
いる。埋め込み金物106は、円筒を形成し、円筒の内
部111には一部または全部に雌ねじ112が切られて
いる。埋め込み金物106の両端は、半径が大きくなっ
ているエラ部115、116を有している。エラ部11
5、116は、埋め込み金物106が翼根部104から
抜け出ることを防止している。
【0006】翼根部104は、強化材である強化繊維に
より埋め込み金物106を被覆し、その強化繊維に樹脂
を含浸させることにより製造される。その強化繊維とし
ては、ロービングクロス(織物)、ステッチでとめただ
けの繊維が用いられる。このような翼根部104は、よ
り強固である樹脂が用いられ、層間剥離が防止されてい
る。風車翼101と風車ロータとをより強固に接合する
構造が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、風車
翼と風車ロータとをより強固に接合する風車翼及び風力
発電装置を提供することにある。本発明の他の課題は、
風車翼の翼根部を構成する積層材の層間剥離を防止する
風車翼及び風力発電装置を提供することにある。本発明
のさらに他の課題は、風車翼の翼根部に樹脂溜りが生成
し難い風車翼及び風力発電装置を提供することにある。
本発明のさらに他の課題は、製造が容易である風車翼及
び風力発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載と
の対応関係を明らかにするために付加されたものであ
り、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】本発明による風車翼(1、20)は、複数
の層(17)が積層されて形成される積層材により形成
される翼根部(2)と、翼根部(2)に埋め込まれる埋
め込み金物(4、23)と、複数の層(17)を突き抜
け、埋め込み金物(4、23)に同体に接合されるスタ
ッド(16)とを具備している。埋め込み金物(4、2
3)は、雌ねじ(14、32)が切られた穴(13、3
1)を有している。埋め込み金物(4、23)は、穴
(13、31)に挿入されるボルトにより締結されて回
転可能に支持されている風車ロータと風車翼(1、2
0)とを接合する。
【0010】翼根部(2)は、風車翼(1、20)にか
かる荷重を支持している構造である。埋め込み金物
(4、23)は、両端に半径が大きくなっているエラ部
が不要であり、スタッド(16)は、複数の層(17)
が層間剥離して、風車翼(1、20)が風車ロータから
脱落することを防止する。埋め込み金物(4、23)と
スタッド(16)は、金属により形成されることが好ま
しい。
【0011】本発明による風車翼(1、20)は、積層
材は、シート状の強化繊維(17)と強化繊維(17)
に含浸する樹脂(18)とを含有する繊維強化プラスチ
ックであり、強化繊維(17)の1枚は、複数の層(1
7)の1つに対応する。
【0012】強化繊維(17)は、ガラス繊維に例示さ
れる繊維であり、繊維強化プラスチックの強化材であ
る。この繊維強化プラスチックは、強化繊維(17)が
埋め込み金物(4、23)に被覆され、その強化繊維
(17)に樹脂(18)が含浸され、その樹脂(18)
が硬化されることにより製造される。
【0013】本発明による風車翼(1)は、埋め込み金
物(4)の翼端側の先端は、尖っている。埋め込み金物
(4)の翼端側の先端は翼根部(2)の内部に埋め込ま
れ、もう一方の先端は翼根部(2)の端面に露出してい
る。すなわち、埋め込み金物(4)は、円筒を形成する
円筒部分(11)と円錐を形成する円錐部分(12)と
から形成され、円筒部分(11)と円錐部分(12)
は、滑らかに接合されている。強化繊維(17)は、埋
め込み金物(4)を被覆するときに、鋭い角度に曲がら
ない。この結果、埋め込み金物(4)の翼端側に樹脂溜
りが生成し難い。
【0014】本発明による風車翼(20)は、埋め込み
金物(23)の複数が同体に接合される円筒体(21−
1、21−2)を更に具備している。円筒体(21−
1、21−2)は、スタッド(16)に同体に接合され
る。すなわち、埋め込み金物(23)は、円筒体(21
−1、21−2)を介してスタッド(16)に同体に接
合される。複数の埋め込み金物(23)の各々は、単独
に繊維強化プラスチックに埋め込まれるときより強固に
固定することができ、埋め込み金物(23)に強化繊維
(17)を被覆することが容易になる。
【0015】円筒体(21−1、21−2)は、外側円
筒体(21−1)と内側円筒体(21−1)とを含み、
埋め込み金物(23)は、外側円筒体(21−1)と内
側円筒体(21−1)との間に接合される。埋め込み金
物(23)は、より強固に翼根部(2)に固定されるこ
とができる。
【0016】外側円筒体(21−1)の翼端側の端(3
0)は、内側円筒体(21−1)の翼端側の端(30)
に接合される。すなわち、外側円筒体(21−1)は翼
端側にいくにつれ半径が小さくなり、または、内側円筒
体(21−1)は翼端側にいくにつれ半径が大きくなっ
ている。円筒体(21−1、21−2)は、強化繊維
(17)で被覆することが容易であり、翼端側に樹脂溜
りが生成し難い。
【0017】本発明による風力発電装置は、風車翼
(1、20)と、風車ロータと、埋め込み金物(4、2
3)に挿入されて風車翼(1、20)と風車ロータとを
同体に固定するボルトとを具備していることが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明による風
車翼の実施の形態を説明する。その風車翼1の翼根部2
は、図1に示されているように、翼根部2は、FRP
(繊維強化プラスチック)により形成され、風車翼1に
かかる荷重を支持している。翼根部2は、円筒を形成
し、翼根側に配置されて風車ロータに接合される。
【0019】風車翼1が適用される風力発電装置は、風
力を回転動力に変換する風車と、その回転動力を電力に
変換する発電機とを備えている。その風車は、複数の風
車翼1と風車ロータとから形成されている。風車ロータ
は、回転可能に支持され、回転動力を風車から発電機に
伝達している。風車翼1は、風車ロータに接合され、風
車ロータを回転させるように働く揚力を風力により生成
する。
【0020】翼根部2の端面には、埋め込み金物4が翼
長方向に複数埋め込まれている。埋め込み金物4は、金
属により形成され、ボルトを締結して風車翼1と風車ロ
ータとを接合するために利用される。
【0021】埋め込み金物4は、図2に示されているよ
うに、一部分が翼根部2の端面に露出し、他の部分が翼
根部2に翼長方向と平行に翼端に向かって埋め込まれて
いる。埋め込み金物4は、円筒を形成している円筒部分
11と、円錐を形成している円錐部分12とから形成さ
れている。円錐部分12は、円筒部分11より翼端側に
配置されている。円筒部分11と円錐部分12は、滑ら
かに接合されている。
【0022】円筒部分11は、内側表面13の一部に雌
ねじ14が切られている。円筒部分11の外側表面15
には、複数のスタッド16が同体に接合されている。ス
タッド16は、金属により形成され先端が尖っている針
であり、外側表面15の法線方向に延びている。スタッ
ド16は、さらに、円錐部分12の側面にも複数が設け
られ、その側面の概ね法線方向に延びている。
【0023】翼根部2を形成するFRPは、図3に示さ
れているように、強化材である強化繊維17とマトリク
スである樹脂18とを含有している。その強化繊維17
は、ステッチにより止めただけのガラス繊維であり、ま
たは、ガラス繊維により形成された織物である。その強
化繊維17は、シート状であり、積層されて複数の層を
形成している。樹脂18は、積層された強化繊維17に
含浸され、隣り合う2つの強化繊維17を接着してい
る。スタッド16は、その複数の強化繊維17を突き抜
いている。
【0024】埋め込み金物4は、まず、スタッド16に
溶接されて同体に接合される。埋め込み金物4は、つい
で、複数の強化繊維17に被覆される。このとき、スタ
ッド16は、強化繊維17を突き刺して貫通する。隣り
合う強化繊維17は、スタッド16に引っ掛かり横滑り
することがなく、被覆が容易である。埋め込み金物4を
被覆した複数の強化繊維17は、樹脂18が含浸され
る。その後に、樹脂18は、硬化されて隣り合う強化繊
維17を接着する。
【0025】風車翼1が適用された風力発電装置は、風
が吹くと、風車が回転する。このとき、風車翼1には、
風車ロータから引き抜かれる方向に遠心力が働き、埋め
込み金物4には翼根部2から引き抜かれる力が働く。
【0026】埋め込み金物4は、先端が尖っている。こ
のため、強化繊維17は、埋め込み金物4に沿って滑ら
かに曲がり、かつ、翼根部2を形成するFRPは強化繊
維17が配置されていない部分が小さい。このため、翼
根部2を構成するFRPは、強化繊維17を含有しない
で樹脂18が多量に集まっている部分である樹脂溜りが
小さく、その分だけ強固である。さらに積層される複数
の層は、スタッド16により突き抜かれていることによ
り、層間剥離し難く、その分だけFRPは強固であり、
特別に強固である樹脂を使用する必要が無い。
【0027】埋め込み金物4は、スタッド16がアンカ
ーになり、翼根部2に機械的に接合されている。このた
め、埋め込み金物4は、両端に半径が大きくなっている
エラ部が不要である。本発明による風車翼が適用された
風力発電装置は、風車翼が脱落することを防止する。
【0028】本発明による風車翼の実施の他の形態は、
2つの円筒体が埋め込み金物とともに設けられている。
その2つの円筒体21は、図4に示されているように、
外側円筒体21−1と内側円筒体21−2とから形成さ
れている。外側円筒体21−1は、内側円筒体21−2
の外側に配置されている。埋め込み金物23は、外側円
筒体21−1と内側円筒体21−2に挟まれて固着され
ている。外側円筒体21−1と内側円筒体21−2の間
には、さらに、発泡樹脂24が充填されている。
【0029】外側円筒体21−1と内側円筒体21−2
とは、翼根部2に埋め込まれ、各々が翼根部2の円筒と
同心に配置されている。翼根部2は、主桁2と外皮が合
体し、FRPにより形成され、風車翼にかかる荷重を支
持する構造である。その外皮は、主桁2を被覆して、風
車翼1の断面形状を翼形に形成している。
【0030】外側円筒体21−1の外側の表面25−1
には、図5に示されているように、複数のスタッド16
が同体に接合されている。スタッド16は、金属により
形成され先端が尖っている針であり、表面25−1の法
線方向に延びている。内側円筒体21−2の内側の表面
25−2には、複数のスタッド16が同体に接合されて
いる。スタッド16は、表面25−2の法線方向に延び
ている。
【0031】外側円筒体21−1は、端面側部分26−
1と翼端側部分27−1とから形成されている。端面側
部分26−1は、円筒の半径が一定であり、翼端側部分
27−1は、円筒の半径が翼長方向の翼端に近づくにつ
れ小さくなっている。内側円筒体21−2は、端面側部
分26−2と翼端側部分27−2とから形成されてい
る。端面側部分26−2は、円筒の半径が一定であり、
翼端側部分27−2は、円筒の半径が翼長方向の翼端に
近づくにつれ大きくなっている。さらに、外側円筒体2
1−1の翼端側の端30は、内側円筒体21−2の翼端
側の端30に接合されている。
【0032】埋め込み金物23は、一部分が翼根部2の
端面に露出し、他の部分が外側円筒体21−1と内側円
筒体21−2に挟まれて固着されている。埋め込み金物
23は、円筒を形成し、その円筒の外側表面28は、外
側円筒体21−1の端面側部分26−1の内側の表面2
9−1に固着され、内側円筒体21−2の端面側部分2
6−2の外側の表面29−2に固着されている。埋め込
み金物23の内側表面31は、一部に雌ねじ32が切ら
れている。
【0033】翼根部2を形成するFRPは、強化材であ
る強化繊維とマトリクスである樹脂とを含有している。
その強化繊維は、ステッチにより止めただけのガラス繊
維であり、または、ガラス繊維により形成された織物で
ある。その強化繊維は、積層されて複数の層を形成して
いる。樹脂は、積層された強化繊維に含浸され、隣り合
う2つの強化繊維を接着している。スタッド16は、そ
の複数の強化繊維を突き抜いている。
【0034】埋め込み金物23は、まず、外側円筒体2
1−1と内側円筒体21−2とに溶接されて同体に接合
され、外側円筒体21−1の翼端側の端は、内側円筒体
21−2の翼端側の端に接合されている。外側円筒体2
1−1と内側円筒体21−2に囲まれた領域には、発泡
樹脂24が充填される。外側円筒体21−1の外側の表
面25−1に、複数のスタッド16が同体に接合され、
内側円筒体21−2の内側の表面25−2に、複数のス
タッド16が同体に接合される。
【0035】外側円筒体21−1と内側円筒体21−2
は、ついで、複数の強化繊維に被覆される。このとき、
スタッド16は、強化繊維を突き抜いて貫通し、強化繊
維は、スタッド16に引っ掛かり横滑りすることがな
く、被覆が容易である。埋め込み金物23を被覆した複
数の強化繊維は、樹脂が含浸される。その後に、樹脂
は、硬化されて隣り合う強化繊維を接着する。
【0036】埋め込み金物23は、外側円筒体21−1
または内側円筒体21−2を介してスタッド16に同体
に接合されている。このような接合により、複数の埋め
込み金物23の各々は、単独に繊維強化プラスチックに
埋め込まれるときより強固に翼根部2に接合されること
ができる。
【0037】外側円筒体21−1と内側円筒体21−2
との翼端側の端30が尖っていることにより、強化繊維
は、外側円筒体21−1と内側円筒体21−2とに沿っ
て滑らかに曲がり、かつ、翼根部2を形成するFRPは
強化繊維が配置されていない部分が小さい。このため、
翼根部2を構成するFRPは、強化繊維を含有しないで
樹脂が多量に集まっている部分である樹脂溜りが小さ
く、その分だけ強固である。さらに積層される複数の層
は、スタッド16により突き抜かれていることにより、
層間剥離し難く、その分だけFRPは強固であり、特別
に強固である樹脂を使用する必要が無い。
【0038】埋め込み金物23は、スタッド16がアン
カーになり、翼根部2に機械的に接合されている。この
ため、埋め込み金物4は、エラ部が不要であり、本発明
による風車翼が適用された風力発電装置は、風車翼が脱
落することを防止する。
【0039】
【発明の効果】本発明による風車翼及び風車は、風車翼
と風車ロータとをより強固に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による風車翼の翼根部の実施の
形態を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明による風車翼の翼根部の実施の
形態を示す断面図である。
【図3】図3は、スタッドを示す断面図である。
【図4】図4は、本発明による風車翼の翼根部の実施の
他の形態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明による風車翼の翼根部の実施の
他の形態を示す断面図である。
【図6】図6は、風車翼の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】図7は、公知の翼根部の実施の形態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1:風車翼 2:翼根部 4:埋め込み金物 11:円筒部分 12:円錐部分 13:内側表面 14:雌ねじ 15:外側表面 16:スタッド 17:強化繊維 18:樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の層が積層されて形成される積層材
    により形成される翼根部と、 翼根端部に埋め込まれる埋め込み金物と、 前記複数の層を突き抜け、前記埋め込み金物に同体に接
    合されるスタッドとを具備し、 前記埋め込み金物は、雌ねじが切られた穴を有し、前記
    穴に挿入されるボルトにより締結されて回転可能に支持
    されている風車ロータと当該風車翼とを接合する風車
    翼。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記積層材は、シート状の強化繊維と前記強化繊維に含
    浸する樹脂とを含有する繊維強化プラスチックであり、 前記強化繊維の1枚は、前記複数の層の1つに対応する
    風車翼。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記埋め込み金物の翼端側の先端は、尖っている風車
    翼。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記埋め込み金物の複数が同体に接合される円筒体を更
    に具備し、 前記円筒体は、前記スタッドに同体に接合される風車
    翼。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記円筒体は、外側円筒体と内側円筒体とを含み、 前記埋め込み金物は、前記外側円筒体と前記内側円筒体
    との間に接合される風車翼。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記外側円筒体の翼端側の端は、前記内側円筒体の翼端
    側の端に接合される風車翼。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれかに記載され
    る風車翼と、 前記風車ロータと、 前記埋め込み金物に挿入されて前記風車翼と前記風車ロ
    ータとを同体に固定するボルトとを具備する風力発電装
    置。
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