JP2003293493A - パーティションパネル及びそのユニット - Google Patents

パーティションパネル及びそのユニット

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JP2003293493A
JP2003293493A JP2002132173A JP2002132173A JP2003293493A JP 2003293493 A JP2003293493 A JP 2003293493A JP 2002132173 A JP2002132173 A JP 2002132173A JP 2002132173 A JP2002132173 A JP 2002132173A JP 2003293493 A JP2003293493 A JP 2003293493A
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Jun Uchiyama
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティションによる区画に応じてセキュリ
ティー用の設備を設ける場合でも、セキュリティー用の
設備の構成の変更も含めたパーティションによる区画の
変更の作業を容易に行うことができるパーティションパ
ネル及びそのユニットを提供する。 【解決手段】 設置場所に移動可能に設置され、設置場
所の空間を仕切るパーティションパネル1又はそのパネ
ルユニットであって、該パーティションパネル1は、セ
キュリティー機器(消火栓装置)4又はセキュリティー
機器を接続する接続手段を内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内空間を任意
に区画する間仕切りとしての所謂パーティションを構成
する間仕切りパネルに関し、更に述べれば、セキュリテ
ィー用の各種機器を内蔵した間仕切りパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーティションは、空間を任
意の区画に仕切ることができ、又必要に応じて区画の変
更を行うことができることから、オフィス等の小規模な
空間は勿論のこと、工場や展示会場等の大規模な空間で
も広く一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】上記の如きパーティションによって区画を
仕切る場合に、その区画に応じて防犯設備や防災設備等
のセキュリティー用の設備を設けるのが好ましいが、そ
のようにした場合、後にパーティションによる区画を変
更するときには、その変更に応じてセキュリティー用の
設備も構成の変更が必要となる。例えば、パーティショ
ンによって仕切られた区画に応じて防火設備を設ける場
合、パーティションによる区画の変更があれば、それに
よって防火区画が変わることとなるので、防火設備にお
けるスプリンクラヘッドや火災感知器等の各種機器の配
置や個数の変更が必要となり、配線の変更も必要とな
る。
【0005】即ち、パーティションによる区画に応じて
セキュリティー用の設備を設ける場合、その区画の変更
の際には、上記の如くセキュリティー用の設備の構成の
変更も併せて行う必要があることから、その区画変更の
作業は容易なものではない。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、パーティシ
ョンによる区画に応じてセキュリティー用の設備を設け
る場合でも、セキュリティー用の設備の構成の変更も含
めたパーティションによる区画の変更の作業を容易に行
うことができるパーティションパネル及びそのユニット
を提供することを目的とする。
【0007】上記目的を達成するこの発明について述べ
れば、それは、設置場所に移動可能に設置され、設置場
所の空間を仕切るパーティションパネルであって、該パ
ーティションパネルは、セキュリティー機器又はセキュ
リティー機器を接続する接続手段を内蔵するものである
ことを特徴とするパーティションパネル、である。
【0008】他の目的は、必要なセキュリティー設備や
装置を設置する場合、そのためのスペースを省くことで
ある。
【0009】又、上記目的を達成するこの発明について
更に述べれば、それは、設置場所に移動可能に設置さ
れ、設置場所の空間を仕切る複数のパネルからなるパー
ティションパネルユニットであって、該パーティション
パネルユニットにおける複数のパネルは、セキュリティ
ー機器又はセキュリティー機器を接続する接続手段を内
蔵するパネルを含むものであることを特徴とするパーテ
ィションパネルユニット、である。
【0010】上記の如きこの発明のパーティションパネ
ル及びパーティションパネルユニットによれば、パーテ
ィションパネルがセキュリティー機器又はセキュリティ
ー機器を接続する接続手段を内蔵しているので、パーテ
ィションパネルによる区画を変更する際に、パーティシ
ョンパネルを移動することでセキュリティー機器又はセ
キュリティー機器の接続手段の移動も併せて行うことが
でき、セキュリティー用の設備の構成の変更も含めたパ
ーティションパネルによる区画の変更を容易に行うこと
ができる。
【0011】上記の如きこの発明のパーティションパネ
ル及びパーティションパネルユニットにおいて、パーテ
ィションパネルが内蔵するセキュリティー機器、又はパ
ーティションパネルが内蔵する接続手段に接続されるセ
キュリティー機器としては、例えば、防犯設備を構成す
る監視カメラ、侵入検出器、警報装置、インターフォン
等があり、又防災設備を構成する消火器、消火栓装置、
スプリンクラヘッド、火災感知器、避難誘導設備、防火
戸シャッター設備、排煙設備、警報装置等がある。
【0012】又、上記の如きこの発明のパーティション
パネル及びパーティションパネルユニットにおいて、パ
ネルが内蔵するセキュリティー機器を接続する接続手段
は、信号線や配管或いはダクト等のようなパネルより略
水平方向外方に延伸する延長接続手段を有しているもの
としてもよい。このようにすることで、延長接続手段に
火災感知器やスプリンクラヘッドや排煙機器等を接続す
れば、火災感知器やスプリンクラヘッド等をパネルによ
って仕切られる区画において好ましい位置に配置するこ
とができる。
【0013】又、上記の如きこの発明のパーティション
パネル及びパーティションパネルユニットにおいて、セ
キュリティー機器は、パネルの一方の壁面とその反対の
他方の壁面の双方の側において同一の機能を果たす如く
設けるようにしてもよい。例えば、セキュリティー機器
として消火栓装置又は消火器をパネルに内蔵させる場合
に、パネルの一方の壁面とその反対側の他方の壁面の何
れの面からも利用可能な如く設けて、パネルによって仕
切られる区画の内外においてそのパネルが内蔵する消火
栓装置又は消火器を利用することができるようにしても
よい。このようにすることで、パネルによって仕切られ
る区画の内外においてそのパネルが内蔵するセキュリテ
ィー機器による機能を得ることができ、一つのセキュリ
ティー機器を二つの区画において利用することができる
こととなり、設備費用を実質廉価とすることができる。
【0014】又、上記の如きこの発明のパーティション
パネルユニットにおいて、複数のパネルは、セキュリテ
ィー機器を機能的に連結する連結手段を内蔵するパネル
を含むものとしてもよい。例えば、火災感知器が接続さ
れる接続手段を内蔵するパネルと火災受信機を内蔵する
パネルとの間で、火災感知器と火災受信機とを電気的に
連結する配線を内蔵するパネルを含むものとしてもよ
く、又スプリンクラヘッドが接続される接続手段を内蔵
するパネルと消火水供給源への基端配管を内蔵するパネ
ルとの間で、スプリンクラヘッドと消火水供給源への基
端配管とを接続する連結配管を内蔵するパネルを含むも
のとしてもよい。このようにすることで、当該連結手段
によって機能的に連結された複数のセキュリティー機器
を備えたセキュリティー設備を構築できる。
【0015】又、上記の如きこの発明のパーティション
パネルユニットにおいて、複数のパネルは、パネル同士
を機械的に連結するとともに、そのパネルが内蔵する、
セキュリティー機器、その接続手段、連結手段等を機能
的にも連結する連結部をパネル側部等に有しているもの
としてもよい。例えば、火災感知器を内蔵するパネルと
火災受信機を内蔵するパネルとを、パネル自体同士を連
結するとともに、火災感知器や火災受信機、それぞれの
接続手段、及びそれらの連結手段とを電気的に連結する
如く連結手段同士を電気的に連結するコネクタをパネル
の側部に設けるようにしてもよく、又スプリンクラヘッ
ドが接続される接続手段を内蔵するパネルと消火水供給
源への基端配管を内蔵するパネルとを、パネル自体同士
を連結するとともに、スプリンクラヘッドやその接続手
段、基端配管、及びそれらの連結手段とを機能的、即ち
管路として連結する配管継手をパネル側部に設けるよう
にしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面に基
づき説明する。
【0017】[第1の実施の形態]この発明の第1の実
施の形態を図1に基づき説明する。尚、図1はこの発明
のパーティションパネルの第1の実施の形態を示すもの
で、パーティションパネルの斜視図である。
【0018】図1において、1はパーティションパネル
であり、パネル本体2と、脚部3等からなり、パネル本
体2にセキュリティー機器の一例である消火栓装置4を
内蔵している。パネル本体2は、その両壁面2a,2b
に形成した開口部2c,2dを有しており、その開口部
2c,2dよりパネル本体2が内蔵する消火栓装置4を
操作することができるようになっている。即ち、パネル
本体2の壁面2cとその反対側の壁面2dの何れの面か
らも消火栓装置4は操作可能であり、パーティションパ
ネル1によって仕切られる区画の内外において消火栓装
置4を利用することができるようになっている。尚、2
e,2fは、常時において開口部2c,2dを閉じる蓋
であり、3は、パーティションパネル1の床部又は天井
部との据付けのための下辺又は上辺に設けられた脚部で
ある。
【0019】消火栓装置4は、ノズル5、ホース6、操
作レバー付開閉弁7、配管8からなり、それらが全てパ
ネル本体2の内部に収まる配置(パネル本体2に沿って
配管及びホースを直列状に配置する)でパネル本体2に
収納されており、蓋2e,2fが閉じられていれば、外
部から消火栓装置4は見えないようになっている。従っ
て、消火栓装置4を備えていながらも、パーティション
パネル1は設置場所の美観を損ねることはない。
【0020】又、消火栓装置4は、その配管8の上流側
端部に設けられ、パネル本体2の底部より外部に臨む接
続部8aを有しており、その接続部が床下に設けられた
図示しない給水配管より床上に臨む図示しない給水配管
接続部と接続されることで、消火水の供給源を確保する
ことができるようになっている。尚、8bは配管8をパ
ネル本体2に固定する固定部材である。
【0021】消火栓装置4におけるホース6としては、
本実施の形態においては所謂保形ホースを用いており、
常時においては図示の如くパネル本体2内に巻回された
状態で収納されており、蓋2e,2fによってその状態
が保持されている。
【0022】従来の屋内消火栓装置は埋込型なり露出型
なり、いずれにしても専用の設置スペースが必要なこと
から、邪魔であったり、室内の美観を損ねることがあっ
た。又、従来の屋内消火栓装置は、屋内空間において所
定の広さや距離毎に設置されており、空間がパーティシ
ョンによって仕切られていた場合、出火時に火災が発生
している区画とは別の区画から消火栓ホースを引き回し
て消火活動を行わなければならないことがあり、ホース
を出火場所まで引き回す途中にパーティションの角部や
パーティションに形成された出入り口等の角に引っ掛か
り早急な消火活動が妨げられることがあった。
【0023】このパーティションパネル1によれば、パ
ネル本体2が消火栓装置4を内蔵しているので、パネル
1を設置することで併せてパネル1或いはパネル1を含
むパーティションパネルユニットによって仕切られる区
画に対応する消火栓装置4も設置することができる。
又、パネル本体2内蔵の消火栓装置4は常時においては
外部から見えない状態になっているので、消火栓装置を
備えていても区画内の美観を損ねるということがない。
又、パネル1による区画を変更する際には、パネル1を
移動することで併せて消火栓装置4も移動することがで
き、消火栓装置の移動も含めたパネルによる区画の変更
を容易に行うことができる。又、給水は図示しない隣接
するパネル内の管路を介して得てもよい。更に、パネル
本体2の壁面2cとその反対側の壁面2dの何れの面か
らも消火栓装置4は操作可能であり、パネル1によって
仕切られる区画の内外いずれにおいても消火栓装置4を
即座に利用することができるようになっている。従っ
て、緊急応答性に優れ、初期消火に好適であり、又、一
つの消火栓装置を二つの区画において利用することで
き、二つの消火栓装置のスペースを省くことができると
ともに、設備費用を実質廉価とすることができる。
【0024】[第2の実施の形態]この発明の第2の実
施の形態を図2及び図3に基づき説明する。尚、図2及
び図3はこの発明のパーティションパネルの第2の実施
の形態を示すもので、図2はパーティションパネル10
の斜視図であり、図3はパーティションパネル10が他
のパネルと共にユニット11として設置された状態にお
ける斜視図である。
【0025】図2及び図3において、10はドア機能を
有するパーティションパネルであり、パーティションパ
ネルユニット11においてドア部を構成するパネルであ
る。このパネル10は、ドアパネル本体12、ドアパネ
ル本体12を内外方向に開閉可能にする回転軸を構成す
る軸部13、ドアノブ14等からなり、ドアパネル本体
12にセキュリティー機器の一例である消火栓装置15
を内蔵している。ドアパネル本体12は、その開閉側、
即ちドアノブ14側の側端部に開口部12aを有してお
り、その開口部12aから消火栓装置15を操作するこ
とができるようになっている。尚、12bは常時におい
て開口部12aを閉じる蓋であり、その表面に「消火
栓」等の文字が記されており、消火栓装置があることを
明示している。ドアの両面にも消火栓内蔵であるとの表
示を記す。
【0026】消火栓装置15は、ノズル16、操作レバ
ー付開閉弁17、ホース18、配管19等からなり、そ
れらがドアパネル本体12の内壁に沿って列状に配置さ
れており、全てがドアパネル本体12内に収まる如き配
置でドアパネル本体12に内蔵されている。
【0027】ホース18は先端側ホース部18aと基端
側ホース部18bとを有し、両ホース部18a,18b
は連結部18cによって連結されている。連結部18c
は互いに回転自在に接続される二つのエルボ形継手18
d,18eからなり、エルボ形継手18d,18eが回
転自在に接続されていることで、それにより連結される
ホース18a,18bは、エルボ形継手18d、18e
の箇所でその状態を折り返し状態にも引き伸ばし状態に
もすることができるようになっている。
【0028】図2に示すように、ホース18はドアパネ
ル本体12内に巻回された状態で収納されているが、連
結部18cによって折り返し部18fが形成されてお
り、ホース18はその折り返し部18fを中心として巻
回されている。
【0029】配管19はその基端部に回転継手19aを
有し、回転継手19が床下に設けられた図示しない消火
水供給源に接続されている。回転継手19は、軸部13
と共にドアパネル本体12を内外方向に開閉させる回転
軸を形成するものであり、軸部13と同一直線状に位置
して設けられている。
【0030】尚、回転継手19が接続される消火水供給
源に、消火水を圧送するための手段、例えばポンプを設
ける場合には、そのポンプを蓋12bを開けたときにそ
れに連動して起動するようにしてもよい。尚、12bと
ノズル16を引き出せるようにしてもよい。又、ホース
18を収納する際にドアノブ14側の面に設けられた図
示しない蓋を外して収めるようにしてもよい。
【0031】このパーティションパネル10によれば、
ドアパネル本体12が消火栓装置15を内蔵しているの
で、パネル10を設置することで併せてパネル10或い
はパネル10を含むパーティションパネルユニットによ
って仕切られる区画に対応する消火栓装置15を設置す
ることができる。又、ドアパネル本体12内蔵の消火栓
装置15は常時においては外部から見えない状態になっ
ているので、消火栓装置を備えていても区画内の美観を
損ねるということがない。又、パネルユニット11によ
る区画を変更する際には、パネル10を移動することで
併せて消火栓装置15も移動することができ、消火栓装
置の移動も含めたパネルによる区画の変更を容易に行う
ことができる。更に、ドアパネル本体12は内外に開閉
するので、パネルユニット11によって仕切られる区画
の両側いずれにおいても消火栓装置15を即座に利用す
ることができるようになっている。従って、緊急応答性
に優れ、初期消火に好適であり、又、一つの消火栓装置
を二つの区画において利用することでき、設備費用を実
質廉価とすることができる。
【0032】[第3の実施の形態]この発明の第3の実
施の形態を図4乃至図6に基づき説明する。尚、図4乃
至図6はこの発明のパーティションパネルの第3の実施
の形態を示すもので、図4はパーティションパネル20
の斜視図であり、図5及び図6はパーティションパネル
20の断面図である。
【0033】図4乃至図6において、20はガラス窓2
0a,20aを有するパーティションパネルである。パ
ネル20は、パネル本体21内にガラス窓20a,20
aを火災発生時に遮蔽するセキュリティー機器の一例と
しての窓ガラス用防火シャッター22を内蔵している。
【0034】防火シャッター22は、シャッター部22
a、シャッター部22aの基部に設けられ、パネル本体
21にシャッター部22aを支持する支持部22b、シ
ャッター部22aの先端部に設けられた錘部22c等か
らなり、常時においては、図5に示す如く、パネル本体
21内のガラス窓20aの窓枠上部に設けられた収納部
23に収納されている。
【0035】23aは、収納部23の底部23bに形成
された開口部を塞ぐ蓋であり、底部23bに軸支され
て、上下方向に開閉動作可能に設けられている。この蓋
23aは、図5に示す如く、常時においては、底部23
bに設けられた図示しない磁気吸着手段によって底部2
3bに吸着されており、底部23bに形成された開口部
を閉じていて、錘部22cはこの底部23bの上に載置
されている。蓋23aを底部23bに磁気吸着する手段
は、火災信号によりその磁気吸着機能を解除するように
構成されており、磁気吸着機能が解除されれば、蓋23
aはその自重により開くようになっている。
【0036】火災発生時には、火災信号により、底部2
3bに設けられた蓋23aの磁気吸着手段の磁気吸着機
能が解除されて、蓋23aはその自重により開き、底部
23bに形成された開口部を開口する。蓋23aが開
き、底部23bに形成された開口部が開くと、図6に示
す如くシャッター部22aはその錘部22cの重みによ
り収納部23より下降して下側の窓枠で閉止する。
【0037】このパーティションパネル20によれば、
パネル20が防火性能の低い窓ガラス20a,20aを
有していたとしても、パネル20は火災発生時に窓ガラ
ス20a,20aを覆う防火シャッター22を備えてい
るので、パネルに窓を設けることによる防火性能の低下
を防ぐことができるよになっている。
【0038】[第4の実施の形態]この発明の第4の実
施の形態を図7に基づき説明する。尚、図7はこの発明
のパーティションパネルの第4の実施の形態を示すもの
で、パーティションパネルの斜視図である。
【0039】図7において、30はパーティションパネ
ルであり、そのパネル本体31にセキュリティー機器の
一例としての消火装置32を内蔵している。消火装置3
2は、蓄圧式の消火剤貯蔵器33、消火剤貯蔵器33が
接続されるヘッダー管34、常時は開である開閉弁3
5、端末管36、感熱開放型の感熱開放ノズル37等か
らなり、このうち感熱開放ノズル37は、パネル本体3
1内部より外部に臨み、パネル本体31の壁面31aよ
り外部に露出する如く設けられている。尚、図示は省略
しているが、感熱開放ノズル37と同様のノズルが壁面
31aの反対側の壁面31bにも設けられている。即
ち、パネル本体31が内蔵する消火装置32は、パネル
30によって仕切られる区画の両側に消火区画を有して
いることとなる。尚、開閉弁35は感熱開放ノズル37
の誤放射などのとき、閉止するものである。
【0040】このパーティションパネル30によれば、
パネル本体31が消火装置32を内蔵しているので、パ
ネル30を設置することで併せてパネル30或いはパネ
ル30を含むパーティションパネルユニットによって仕
切られる区画に対応する消火装置32を設置することが
できる。又、パネル本体31内蔵の消火装置32は常時
においては外部から見えない状態になっているので、消
火装置を備えていても区画内の美観を損ねるということ
がない。又、パネル30による区画を変更する際には、
パネル30を移動することで併せて消火装置32も移動
することができ、消火装置の移動も含めたパネルによる
区画の変更を容易に行うことができる。パネル本体31
が内蔵する消火装置32は、パネル30によって仕切ら
れる区画の両側に消火区画を有しているので、一つの消
火装置により二つの消火区画を形成することができ、設
備費用を実質廉価とすることができる。
【0041】[第5の実施の形態]この発明の第5の実
施の形態を図8に基づき説明する。尚、図8はこの発明
のパーティションパネルの第5の実施の形態を示すもの
で、パーティションパネルの斜視図である。
【0042】図8において、40はパーティションパネ
ルであり、パネル本体41と、脚部42等からなる。パ
ネル本体41は、セキュリティー機器の一例としての火
災感知器の接続手段を構成する感知器用分岐配線44
と、感知器用分岐配線44とコネクタ45を介して接続
され、分岐配線44と例えば図示しない他のパネルが内
蔵する火災感知設備を構成する機器(配線を含む)との
連結手段を構成する連結配線46とを内蔵している。
【0043】感知器用分岐配線44には、コネクタ47
を介して、火災感知器43a、43bの延長接続手段を
構成する延長配線48a,48bが接続されている。こ
の延長配線48a,48bは、パネル本体41の壁面4
1a,41bより略水平方向外方に延伸して設けられた
延長ステー49a,49bによって支持されており、火
災感知器43a,43bは延長配線48a、48bに接
続されるとともに、延長ステー49a,49bに取り付
けられている。
【0044】連結配線46の両端にはコネクタ50,5
1が設けられており、このコネクタ50,51はパネル
本体41の側部41c,41dより外部に臨み、例えば
図示しない隣接する他のパネルが内蔵する配線の端部に
コネクタ50,51と同様に設けられたコネクタと接続
可能になっており、コネクタ同士を接続することで、パ
ネル40が内蔵する連結配線46と他のパネルが内蔵す
る配線とが電気的に連結可能になっている。尚、41
e,41fはコネクタ50,51の接続作業等を容易に
行うことができるように壁面41aに設けられた蓋であ
るが、同様に反対側の側面41bにも設けられている。
【0045】このパーティションパネル40によれば、
パネル本体41が、火災感知器43a,43bの接続手
段である感知器用分岐配線44や延長配線48a,48
b等を内蔵しているので、パネル40を設置することで
火災感知器43a,43bの接続手段である感知器用分
岐配線44等も併せて設置することができる。従って、
火災感知器43a,43bの設置をパネル40が内蔵す
る感知器用分岐配線44やその延長配線48a,48b
に接続することで行うことができ、一般の火災感知器の
様に、例えば、天井裏等に配線を敷設して、その配線を
天井裏より室内側に引き出し、そしてその引き出した配
線に火災感知器を接続するなどという面倒な作業をする
必要をなくすることができ、火災感知器の設置を格段に
容易に行うことができる。又、パネル40による区画を
変更する際には、パネル40を移動することで併せて火
災感知器43a,43bや感知器用分岐配線44等も移
動することができ、火災感知器やその配線の移動も含め
たパネルによる区画の変更を容易に行うことができる。
又、感知器用分岐配線44をパネル本体41が内蔵して
いることで、パネル40による区画の変更に伴い火災感
知器の増減の必要が生じ、火災感知器の着脱をする場合
でも、その着脱は感知器用分岐配線44又は延長配線4
8a,48bへの作業で済むことから、その作業を容易
に行うことができる。又、パネル40の両壁面のそれぞ
れより外方に設けられる火災感知器43a,43bは、
パネル40によって仕切られる区画の内外に監視区画を
形成することができる。又、パネル40の両壁面よりそ
れぞれ外方に延伸して設けられた延長ステー47a,4
7bに火災感知器43a,43bを取り付けることで、
火災感知器43a,43bをパネル40によって仕切ら
れる区画において火災感知に好ましい位置に配置するこ
とができる。
【0046】更に、パーティションパネル40は連結配
線46を内蔵しており、この連結配線46があること
で、パネル40が備える機器(配線を含む)とパネル4
0に隣接する他のパネルが内蔵する機器(配線を含む)
との機能的な連結を行うことができるようになってい
る。従って、複数のパネルからなるパーティションパネ
ルユニットを構成する場合に、ユニットを構成する複数
のパネルを、パネル40の様に火災感知設備を構成する
上で必要な機器又はその接続手段と他のパネルが内蔵す
る配線との連結配線を内蔵するパネルを含むものとすれ
ば(連結配線のみを内蔵するパネルを含めてもよい)、
それらパネルを連結することで、複数のパネルからなる
パーティションパネルユニットを構成することができる
とともに、パネルが内蔵する連結配線によって機能的に
連結された火災感知設備をも構成することができる。上
記第5の実施の形態では、パネル40の両側に延長ステ
ー49a,49bを介して火災感知器43a,43bを
設けたが、パネル40の上端部に通気口を開口し、この
開口位置に火災感知器を1個配置する様にしてもよい。
このようにすると、パネル40の上端部41gをこの開
口位置に橋渡しする様に延長させた天井に接するステー
に取り付けてもよい。
【0047】[第6の実施の形態]この発明の第6の実
施の形態を図9及び図10に基づき説明する。尚、図9
はこの発明のパーティションパネルの第6の実施の形態
を示すパーティションパネルの斜視図であり、図10は
パーティションパネルが内蔵するスプリンクラヘッドの
接続手段であるクロス継手に側壁式閉鎖型スプリンクラ
ヘッドを取り付けた状態における拡大断面図である。
【0048】図9において、60はパーティションパネ
ルであり、パネル本体61と、脚部62等からなる。パ
ネル本体61は、セキュリティー機器の一例としてのス
プリンクラヘッドの接続手段であるスプリンクラ用クロ
ス継手64と、スプリンクラ用クロス継手64と接続さ
れる分岐配管65と、分岐配管65とT字形継手66を
介して接続され、分岐配管64と例えば図示しない他の
パネルが内蔵するスプリンクラ消火設備を構成する機器
等(配管含む)との連結手段を構成する連結配管67と
を内蔵している。尚、60bは、分岐配管65と連結配
管67をパネル本体61に固定する固定部材である。
【0049】スプリンクラ用クロス継手64は、4つの
接続口のうち一つが分岐配管65に接続されており、そ
して他の三つの接続口のうち、二つの接続口64a,6
4cがパネル本体61の壁面61a,61bより外部に
臨み、残り一つの接続口64bがパネル本体61の上端
面61hより外部に望む如くパネル本体61内に設けら
れている。
【0050】図10は、スプリンクラ用クロス継手64
に接続するスプリンクラヘッドとして側壁式閉鎖型スプ
リンクラヘッド63を取り付ける例を示しているが、同
図に示す如く、側壁式閉鎖型スプリンクラヘッド63
は、スプリンクラ用クロス継手64の接続口64aに接
続され、パネル本体61に対してはその放出口63aが
パネル本体61の壁面61a又は61bより側方に向か
う如く設けられることとなる。尚、スプリンクラ用クロ
ス継手64の他の接続口64b,64cにもスプリンク
ラヘッドの接続は可能であるが、スプリンクラヘッドを
接続しない場合には、図示の例の如く角穴付プラグ68
a,68bによって接続口64b,64cを閉塞してお
く必要がある。
【0051】連結配管67の両端にはソケット69,7
0が設けられており、このソケット69,70により図
示しない隣接する他のパネルが内蔵する配管の端部にソ
ケット69,70と同様に設けられたソケットと接続可
能になっており、ソケット同士を接続することで、パネ
ル60が内蔵する連結配管67と他のパネルが内蔵する
配管とが管路として連結可能になっている。尚、61
e,61f,61gはソケット69,70の接続作業等
を容易に行うことができるように設けられた蓋である。
【0052】ソケット69,70は、パネル本体61の
側部61c,61dより外部に臨むねじ口69a,70
aを有している。ねじ口69a,70aは、互いにねじ
切りの方向が反対になるようにねじが切られており、例
えば、ねじ口69aを右ねじ口とし、ねじ口70aは左
ねじ口とする。このようにすることで、例えば、パネル
60のソケット69と、隣接する他のパネルのソケット
とを連結する際に、ソケット69aの右ねじ口69aと
他のパネルのソケットの左ねじ口との間にニップル介在
させることで、ニップルを一方向に回すだけで、両ねじ
口を共にニップルにねじ込ませるようにすることができ
る。
【0053】このパーティションパネル60によれば、
パネル本体61が、スプリンクラヘッドの接続手段であ
るスプリンクラ用クロス継手64や分岐配管65等を内
蔵しているので、パネル60を設置することで併せてス
プリンクラヘッドの接続手段であるスプリンクラ用クロ
ス継手64等も設置することができる。従って、スプリ
ンクラヘッドの設置をパネル60が内蔵するスプリンク
ラ用クロス継手64に接続することで行うことができ、
一般のスプリンクラヘッドの様に、例えば、天井裏等に
配管を敷設して、その配管のスプリンクラヘッド用の接
続口を天井裏等から室内側に臨ませ、その接続口にスプ
リンクラヘッドを接続するなどという面倒な作業をする
必要をなくすることができ、スプリンクラヘッドの設置
を格段に容易に行うことができる。又、パネル60によ
る区画を変更する際には、パネル60を移動すること
で、併せて側壁式閉鎖型スプリンクラヘッド63、分岐
配管65等も移動することができ、スプリンクラヘッド
やその配管の移動も含めたパネルによる区画の変更を容
易に行うことができる。又、スプリンクラ用クロス継手
64をパネル本体61が内蔵していることで、パネル6
0による区画の変更に伴いスプリンクラヘッドの増減の
必要が生じ、スプリンクラヘッドの着脱をする場合で
も、その着脱の作業はスプリンクラ用クロス継手64へ
の作業で済むことから、その作業を容易に行うことがで
きる。又、スプリンクラヘッドをパネル60の両壁面に
取り付けることで、パネル60を設置することで、パネ
ル60によって仕切られる区画の両側に放水区画を形成
することができる。
【0054】[第7の実施の形態]この発明の第7の実
施の形態を図11乃至図13に基づき説明する。尚、第
7の実施の形態は、第6の実施の形態におけるパーティ
ションパネルを含むユニットによってスプリンクラ消火
設備を構築する場合を例示するものであり、図11は、
そのパーティションパネル及びユニットを示す斜視図で
あり、図12及び図13は連結配管の連結部の拡大図で
ある。
【0055】図11において、パーティションパネル8
1,82,83は、それぞれ、クロス継手81a,82
a,83aと、分岐配管81b,82b,83bと、連
結配管81c,82c,83c等を内蔵しており、隣接
するパネル同士が連結されてパーティションパネルユニ
ット80を構成している。
【0056】パネル81の連結配管81cとパネル82
の連結配管82cとは、連結配管81cの一方の端部に
設けられたソケット81dと連結配管82cの一方の端
部に設けられたソケット82dとが連結されており、そ
れにより連結配管81cと同82cとが管路として連結
されるとともに、パネル81と同82とが連結されるよ
うになっている。ソケット81dと同82dとは連結ニ
ップル84を介して連結されており、具体的には図12
に示す様に、ソケット81dの右ねじ口81eとニップ
ル84の右ねじ84aとが螺合され、ソケット82dの
左ねじ口82eとニップル84の左ねじ84bとが螺合
することで連結されており、ニップル84を一方向に回
すだけでソケット81dと同82dをニップル84にね
じ込むことができるようになっている。
【0057】パネル82の連結配管82cとパネル83
の連結配管83cとは、連結配管82cの一方の端部に
設けられたソケット82fと連結配管83cの一方の端
部に設けられたソケット83dとが連結されており、そ
れにより連結配管82cと同83cとが管路として連結
されるとともに、パネル82と同83とが連結されるよ
うになっており、又、パネル82と同83とは角部を構
成することができるように、エルボ形継手85を内蔵す
る連結用角柱86を介してパネル82と同83は連結さ
れている。ソケット82fと同83dとはエルボ形継手
85を介して接続されるが、各ソケットとエルボ継手と
の接続は各々ニップルを介して接続されており、具体的
には図13に示す様に、ソケット82fの右ねじ口82
gとニップル87の右ねじ87aとが螺合され、ニップ
ル87の左ねじ87bとエルボ継手85の一方の接続口
である左ねじ口85aとが螺合され、そして、エルボ継
手85の他方の接続口である右ねじ口85bとニップル
88の右ねじ88aとが螺合され、ニップル88の左ね
じ88bとソケット83dの左ねじ口83eとが螺合さ
れることで接続されている。
【0058】連結配管81c,82c,83cが上記の
如く連結されることで、連結配管81c,82c,83
cは一連の管路として連結され、パネル81,82,8
3は機械的に連結されるようになっている。
【0059】パネル81,82がそれぞれ内蔵するクロ
ス継手81a,82aには側壁式閉鎖型スプリンクラヘ
ッド81f,82hが接続されており、更に同クロス継
手81a,82aには、側壁式閉鎖型スプリンクラヘッ
ド81f,82hが設けられている壁面とは反対側の壁
面側より略水平方向外方に延伸する如く接続された延長
配管81g,82iを介して閉鎖型スプリンクラヘッド
81h,82jが接続されている。パネル83が内蔵す
る連結配管83cの末端側には垂直の末端配管83fを
介してパネル83の側部83jの上部より外方に臨む如
く設けられたエルボ継手83gに、略水平方向に延伸す
る如く接続された延長配管83hを介して閉鎖型スプリ
ンクラヘッド83iが接続されている。閉鎖型スプリン
クラヘッド81h,82j,83iは、それぞれ延長接
続手段を構成する延長配管81g,82i,83hを介
して接続されており、パネル壁面からは離間した位置に
それぞれ配置されている。このようにパネルユニット8
0の各パネル81,82,83には、パネル壁面の直近
の位置や逆に壁面より離間した位置でもスプリンクラヘ
ッドを取り付けることが可能である。
【0060】パネル81が内蔵する連結配管81cの上
流側には開閉弁81kを介して基端配管81iが接続さ
れており、この基端配管81i端部には図示しない床下
に設けられた消火水供給配管との接続口81jが設けら
れており、この接続口81jが消火水供給配管と接続さ
れることで、パネルユニット80によって構成されるス
プリンクラ消火設備は連結配管81cへの消火水の供給
源を確保している。尚、開閉弁81kは常時においては
開状態にある。従って、パネルユニット80が備える配
管は常時においては全て充水されている。
【0061】上記の如く、パネル81,82,83がそ
れぞれ内蔵する連結配管81c,82c,83cが連結
されることで、パネル81,82,83は機械的に連結
されて区画を仕切るパネルユニット80が構築されると
ともに、その区画に応じた配置のスプリンクラヘッドを
有し、更に一連の管路として連結された配管を有するス
プリンクラ消火設備90が構築される。尚、上記実施の
形態の連結配管81c,82c,83cの連結機構以外
の連結機構を用いてもよい。例えば、継手をユニオン継
手やマチノ継手を用いたり、連結配管にフレキシブル配
管や樹脂管を用いてもよい。
【0062】このパーティションパネルユニット80に
よれば、各パネル81,82,83がスプリンクラ消火
設備の構成する機器(配管を含む)を内蔵しているの
で、パネルユニット80を設置することで併せてパネル
ユニット80による区画に応じたスプリンクラ消火設備
90も設置することができる。従って、パネルユニット
による区画に応じたスプリンクラ消火設備を構築する場
合に、配管作業にほとんど脚立等は不要なので、天井裏
等に配管やスプリンクラヘッドを設置してスプリンクラ
消火設備を構築するのに比してその施工を格段に容易に
行うことができる。又、各パネルが内蔵するスプリンク
ラ用の配管は外部には露出していないので、露出配管に
よって区画内の美観を損ねるということがない。又、パ
ネルユニット80による区画を変更する際には、パネル
ユニット80のレイアウトを変更することで併せてスプ
リンクラ消火設備90の消火区画の変更も行うことがで
き、その消火区画の変更もパネルの移動や増減等によっ
て行うことができるので、消火設備の区画変更も含めた
パネルユニットによる区画の変更を容易に行うことがで
きる。
【0063】[第8の実施の形態]この発明の第8の実
施の形態を図14に基づき説明する。尚、第8の実施の
形態は、第7の実施の形態と同様に配管やスプリンクラ
ヘッドの接続継手を内蔵するパネルによってスプリンク
ラ消火設備を構成するものであるが、室内空間に対応す
るスプリンクラヘッドに加えて、天井裏空間や床下空間
にも対応するスプリンクラヘッドを接続することができ
るスプリンクラ消火設備を構成する場合を示すものであ
り、図14は、パーティションパネルユニットが設置さ
れた状態における室内空間、天井裏空間、床下空間を示
す縦断面図である。
【0064】図14において、パーティションパネル1
01,102は、その底部101d,102dが床面Y
に当接し、その上端部101e,102eが天井面Tに
当接する状態で室内空間に設置されており、パネル10
1,102同士が連結されてパーティションパネルユニ
ット100を構成しており、又、パネル101,102
は、第6及び第7の実施の形態と同様に、クロス継手1
01a,102aと、分岐配管101b,102bと、
連結配管101c,102c等を内蔵している。
【0065】パネル101が内蔵する連結配管101c
には分岐配管101bが接続されており、その分岐配管
101bのパネル上部101e側端部には、パネル上部
101eより天井裏空間T1に臨む接続口101kを有
するクロス継手101aが接続されている。更に連結配
管101cには、その上流側端部に継手101fを介し
て基端配管101g及び分岐配管101hが接続されて
いる。基端配管101gは継手101fよりパネル10
1の上部101eに至り、その上部101e側の端部に
はパネル上部101eより天井裏空間T1に臨む接続口
101iが設けられている。分岐配管101hは継手1
01fよりパネル101の底部101dに至り、その1
01d側の端部にはパネル底部101dより床下空間Y
1に臨む接続口101jが設けられている。
【0066】パネル102が内蔵する連結配管102c
には分岐配管102bが接続されており、その分岐配管
102bのパネル上部102e側端部には、パネル上部
102eより天井裏空間T1に臨む接続口102kを有
するクロス継手102aが接続されている。更に連結配
管102cにはその下流側端部に分岐配管102fがT
字状に接続されている。分岐配管102fのパネル10
2の上部102e側の端部は、折り曲げ部を介してパネ
ル102の側部102gより外方に臨み、側壁型スプリ
ンクラヘッド102hが設けられている。又、分岐配管
102fのパネル102の底部102d側の端部には、
パネル底部102dより床下空間Y1に臨む接続口10
2iが設けられている。
【0067】天井裏空間T1には、スプリンクラ配管T
2が設けられており、又このスプリンクラ配管T2にフ
レキシブル配管T3を介して接続され、天井面Tより室
内空間Sに臨む接続口T4が設けられている。更に、天
井裏空間T1には、パネル上部101e,102eより
天井裏空間T1に臨むクロス継手101a,102aの
接続口101k,102kに延長配管101m,102
mを介して接続されるスプリンクラヘッド101n,1
02nが設けられている。
【0068】床下空間Y1には、パネル底部102dよ
り床下空間Y1に臨む接続口102iに接続されたスプ
リンクラヘッドY2が設けられている。
【0069】パネル101の連結配管101cとパネル
102の連結配管102cとは、それぞれのソケット1
01s、102s同士が接続され、管路として連結され
ている。尚、パネル101が内蔵する基端配管101g
及び分岐配管101hには、それぞれ開閉弁101p,
101qが設けられている。
【0070】パネルユニット100は上記の如く構成さ
れており、ユニット100を設置することで、室内空間
に加え、天井裏空間T1及び床下空間Y1にもスプリン
クラヘッドを配置することができるスプリンクラ消火設
備を構成することができる。
【0071】以上の様に、この発明のパーティションパ
ネル及びパネルユニットは、壁面の両側だけでなく、両
側部や上端部、底部、即ち全ての面を用いているため、
対応に自由度が大きい。
【0072】
【発明の効果】上記の如きこの発明のパーティションパ
ネル及びパーティションパネルユニットによれば、パー
ティションパネルがセキュリティー機器又はセキュリテ
ィー機器を接続する接続手段を内蔵しているので、パー
ティションパネルによる区画を変更する際に、パーティ
ションパネルを移動することでセキュリティー機器又は
セキュリティー機器の接続手段の移動も併せて行うこと
ができ、セキュリティー用の設備の構成の変更も含めた
パーティションパネルによる区画の変更を容易に行うこ
とができる。又、セキュリティー設備や装置を設置する
については、わざわざそのためのスペースを設ける必要
がない。
【0073】更に、上記の如きこの発明のパーティショ
ンパネル及びパーティションパネルユニットにおいて、
パネルが内蔵するセキュリティー機器を接続する接続手
段をパネルより略水平方向外方に延伸する延長接続手段
を有するものとすることで、延長接続手段に火災感知器
やスプリンクラヘッド等を接続すれば、火災感知器やス
プリンクラヘッド等をパネルによって仕切られる区画に
おいて好ましい位置に配置することができる。
【0074】更に、上記の如きこの発明のパーティショ
ンパネル及びパーティションパネルユニットにおいて、
セキュリティー機器をパネルの一方の壁面とその反対の
他方の壁面の双方の側において同一の機能を果たす如く
設けるようにすることで、パネルによって仕切られる区
画の両側においてそのパネルが内蔵するセキュリティー
機器による機能を得ることができ、一つのセキュリティ
ー機器を二つの区画において利用することができること
となり、設備費用を実質廉価とすることができる。
【0075】上記の如きこの発明のパーティションパネ
ルユニットにおいて、複数のパネルを、セキュリティー
機器を機能的に連結する連結手段を内蔵するパネルを含
むものとすることで、連結手段によって機能的に連結さ
れた複数のセキュリティー機器を備えたセキュリティー
設備を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパーティションパネルの第1の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図2】この発明のパーティションパネルの第2の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図3】同上の、パーティションパネルが他のパネルと
共にユニットとして設置された状態における斜視図であ
【図4】この発明のパーティションパネルの第3の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図5】同上の、パーティションパネルの断面図であ
る。
【図6】同上の、パーティションパネルの断面図であ
る。
【図7】この発明のパーティションパネルの第4の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図8】この発明のパーティションパネルの第5の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図9】この発明のパーティションパネルの第6の実施
の形態を示すもので、パーティションパネルの斜視図で
ある。
【図10】同上の、パーティションパネルが内蔵するス
プリンクラヘッドの接続手段であるクロス継手に側壁式
閉鎖型スプリンクラヘッドを取り付けた状態における拡
大断面図である。
【図11】この発明の第7の実施の形態を示すもので、
パーティションパネルユニットの斜視図である。
【図12】同上の、連結配管の連結部の拡大図である。
【図13】同上の、連結配管の連結部の拡大図である。
【図14】この発明の第8の実施の形態を示すもので、
パーティションパネルユニットが設置された状態におけ
る室内空間、天井裏空間、床下空間を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パーティションパネル 4 消火栓装置 10 ドアパネル 11 パーティションパネルユニット 15 消火栓装置 20 パーティションパネル 22 防火シャッター 30 パーティションパネル 31 消火装置 40 パーティションパネル 43a 火災感知器 43b 火災感知器 44 感知器用分岐配線 46 連結配線 48a 延長配線 48b 延長配線 49a 延長ステー 49a 延長ステー 60 パーティションパネル 63 側壁式閉鎖型スプリンクラヘッド 64 スプリンクラ用クロス継手 65 分岐配管 67 連結配管 69 ソケット 70 ソケット 80 パーティションパネルユニット 81 パーティションパネル 81a クロス継手 81b 分岐配管 81c 連結配管 81d ソケット 81f 側壁式閉鎖型スプリンクラヘッド 81g 延長配管 81i 延長配管 90 スプリンクラ消火設備

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置場所に移動可能に設置され、設置場
    所の空間を仕切るパーティションパネルであって、該パ
    ーティションパネルは、セキュリティー機器又はセキュ
    リティー機器を接続する接続手段を内蔵するものである
    ことを特徴とするパーティションパネル。
  2. 【請求項2】 前記セキュリティー機器は防犯設備を構
    成する機器又は防災設備を構成する機器であることを特
    徴とする請求項1記載のパーティションパネル。
  3. 【請求項3】 前記セキュリティー機器を接続する接続
    手段は、パネルより外方に延伸する延長接続手段を有し
    ているものであることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のパーティションパネル。
  4. 【請求項4】 前記セキュリティー機器はパネルの一方
    の壁面とその反対の他方の壁面の双方の側において同一
    の機能を果たす如く設けられるものであることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載のパーティションパネル。
  5. 【請求項5】 前記1、2、3又は4記載のパーティシ
    ョンパネルを含む複数のパネルからなることを特徴とす
    るパーティションパネルユニット。
  6. 【請求項6】 前記複数のパネルはセキュリティー機器
    を機能的に連結する連結手段を内蔵するパネルを含むも
    のであることを特徴とする請求項5記載のパーティショ
    ンパネルユニット。
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