JP2003288472A - 施設運営支援システム、ビジター用携帯装置、管理端末、携帯装置用プログラム及び端末用プログラム、並びに施設運営支援方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーマパーク、ショッピングモールその他の
施設において運営の効率化を図るのに好適な施設運営支
援システムを提供する。 【解決手段】 テーマパークにおいて、ビジターガイド
装置１００の利用状況に基づいて購入履歴情報を取得す
るＲＦＩＤ検出部３１０と、ＲＦＩＤ検出部３１０で取
得した購入履歴情報をビジター管理サーバ２００に送信
する通信部３２０とを建物３００に設置する。ビジター
管理サーバ２００は、購入履歴情報を受信したときは、
受信した購入履歴情報に基づいて、ビジターが購入した
ことのある商品またはサービスに関連する商品またはサ
ービスに関する関連商品案内情報を生成し、生成した関
連商品案内情報をビジターガイド装置１００に送信す
る。ビジターガイド装置１００は、関連商品案内情報を
受信したときは、受信した関連商品案内情報を表示部１
３０に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テーマパーク、シ
ョッピングモールその他の施設に訪れるビジターにビジ
ター用携帯装置を携帯させ、ビジター用携帯装置を用い
て収集した情報をもとに施設の運営を支援するシステ
ム、装置、端末およびプログラム、並びに方法に係り、
特に、テーマパーク、ショッピングモールその他の施設
において運営の効率化を図るのに好適な施設運営支援シ
ステム、ビジター用携帯装置、管理端末、携帯装置用プ
ログラムおよび端末用プログラム、並びに施設運営支援
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、テーマパーク、ショッピングモー
ルその他の施設（以下、単にテーマパークという。）に
おいて、テーマパークに訪れるビジターを個別に管理す
るという技術は存在しなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】テーマパークにおいて
は、次のような問題がある。第１に、各ビジターごと
に、店舗においてどういった商品またはサービスを購入
したのかを示す購入履歴情報を収集することができない
ため、需要予測を行って売上増大を図ることが困難であ
った。

【０００４】第２に、特定のアトラクションや店舗が混
雑して待たなければならない状況下では、ビジターは、
待機するだけで何ら消費行動を起こすことはない。この
ような場合、待機しているビジターを他のアトラクショ
ンや店舗に誘導できれば、売上増大を図ることが期待で
きる。第３に、各ビジターがどういった行動をしたのか
を示す行動履歴情報を収集することができないため、ア
トラクションや店舗を効率的に配置することが困難であ
った。

【０００５】第４に、各ビジターごとに個人情報を収集
することができないため、ビジターにとって有益である
と思われる様々な情報をビジターに伝え、リピートを促
すことができず、売上増大を図ることが困難であった。
第５に、各ビジターは、自己が興味をもっているアトラ
クションや店舗の場所を必ずしも把握しているわけでは
なく、多くの場合、そういった情報を立て看板や案内放
送等で入手するしかない。そのため、アトラクションや
店舗を探すためにビジターに時間を浪費させてしまい、
その間は何ら消費行動を行うことはない。このような場
合、ビジターをアトラクションや店舗に効率的に誘導で
きれば、売上増大を図ることが期待できる。

【０００６】以上のことから、現在のテーマパークで
は、売上増大を図る十分な余地があり、運営が効率的で
あるとは言い難い。そこで、本発明は、このような従来
の技術の有する未解決の課題に着目してなされたもので
あって、テーマパーク、ショッピングモールその他の施
設において運営の効率化を図るのに好適な施設運営支援
システム、ビジター用携帯装置、管理端末、携帯装置用
プログラムおよび端末用プログラム、並びに施設運営支
援方法を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】〔発明１〕上記目的を達
成するために、発明１の施設運営支援システムは、テー
マパーク、ショッピングモールその他の施設に訪れるビ
ジターに携帯させるためのビジター用携帯装置を用い
て、前記施設内における前記ビジターの行動履歴を示す
行動履歴情報を収集し、収集した行動履歴情報に基づい
て前記施設の運営を支援するシステムであって、前記行
動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内で商品または
サービスを購入した購入履歴を示す購入履歴情報を含
み、前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記
購入履歴情報を取得し、取得した購入履歴情報に基づい
て、前記ビジターが購入したことのある商品またはサー
ビスに関連する商品またはサービスに関する関連商品案
内情報を生成し、生成した関連商品案内情報を前記ビジ
ター用携帯装置により前記ビジターに提示するようにな
っていることを特徴とする。

【０００８】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、その利用状況に基
づいて購入履歴情報が取得され、取得された購入履歴情
報に基づいて、ビジターが購入したことのある商品また
はサービスに関連する商品またはサービスに関する関連
商品案内情報が生成され、生成された関連商品案内情報
がビジター用携帯装置によりビジターに提示される。

【０００９】ここで、本システムは、ビジター用携帯装
置だけで構成するようにしてもよいし、ビジター用携帯
装置以外の装置または端末と組み合わせて構成するよう
にしてもよい。以下、発明６の施設運営支援システムに
おいて同じである。 〔発明２〕さらに、発明２の施設運営支援システムは、
発明１の施設運営支援システムにおいて、前記ビジター
用携帯装置を管理する管理端末と、前記ビジター用携帯
装置とを通信可能に接続し、前記ビジター用携帯装置の
利用状況に基づいて前記購入履歴情報を取得する購入履
歴情報取得手段と、前記購入履歴情報取得手段で取得し
た購入履歴情報を前記管理端末に送信する購入履歴情報
送信手段とを備え、前記ビジター用携帯装置は、前記管
理端末から受信した関連商品案内情報を通知する関連商
品案内情報通知手段を有し、前記管理端末は、前記購入
履歴情報送信手段から受信した購入履歴情報に基づいて
前記関連商品案内情報を生成する関連商品案内情報生成
手段と、前記関連商品案内情報生成手段で生成した関連
商品案内情報を前記ビジター用携帯装置に送信する関連
商品案内情報送信手段とを有することを特徴とする。

【００１０】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、購入履歴情報取得
手段により、その利用状況に基づいて購入履歴情報が取
得され、購入履歴情報送信手段により、取得された購入
履歴情報が管理端末に送信される。管理端末では、購入
履歴情報を受信すると、関連商品案内情報生成手段によ
り、受信した購入履歴情報に基づいて関連商品案内情報
が生成され、関連商品案内情報送信手段により、生成さ
れた関連商品案内情報がビジター用携帯装置に送信され
る。

【００１１】ビジター用携帯装置では、関連商品案内情
報を受信すると、関連商品案内情報通知手段により、受
信した関連商品案内情報が通知される。ここで、購入履
歴情報取得手段および購入履歴情報送信手段は、例え
ば、ビジター用携帯装置とは別の場所に設けるようにし
てもよいし、ビジター用携帯装置に設けるようにしても
よい。以下、発明９の施設運営支援システムにおいて同
じである。 〔発明３〕さらに、発明３の施設運営支援システムは、
発明２の施設運営支援システムにおいて、前記施設内に
おいて前記ビジターが商品またはサービスを購入すると
思われる箇所またはその付近に前記購入履歴情報取得手
段を配置しておき、前記ビジター用携帯装置は、識別情
報を記憶可能でかつ当該識別情報を非接触で読取可能な
非接触型タグを有し、前記購入履歴情報取得手段は、前
記非接触型タグから前記識別情報を非接触で読み取り、
読み取った識別情報を前記購入履歴情報の一部または全
部として取得するようになっていることを特徴とする。

【００１２】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置を所持したビジターが商品またはサービスの購入を
希望して購入履歴情報取得手段の配置場所に接近する
と、購入履歴情報取得手段により、非接触型タグから識
別情報が非接触で読み取られ、読み取られた識別情報が
購入履歴情報の一部または全部として取得される。した
がって、識別情報の履歴を辿れば、ビジターがどのよう
な商品またはサービスを購入したかを把握することがで
きる。 〔発明４〕さらに、発明４の施設運営支援システムは、
発明２の施設運営支援システムにおいて、前記行動履歴
情報は、前記ビジターが前記施設内を移動した移動履歴
を示す移動履歴情報を含み、前記ビジター用携帯装置の
利用状況に基づいて前記移動履歴情報を取得する移動履
歴情報取得手段と、前記移動履歴情報取得手段で取得し
た移動履歴情報を前記管理端末に送信する移動履歴情報
送信手段とを備え、前記管理端末は、前記移動履歴情報
送信手段から受信した移動履歴情報に基づいて前記ビジ
ターの移動状況を解析する移動状況解析手段を有するこ
とを特徴とする。

【００１３】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、移動履歴情報取得
手段により、その利用状況に基づいて移動履歴情報が取
得され、移動履歴情報送信手段により、取得された移動
履歴情報が管理端末に送信される。管理端末では、移動
履歴情報を受信すると、移動状況解析手段により、受信
した移動履歴情報に基づいてビジターの移動状況が解析
される。

【００１４】ここで、移動履歴情報取得手段および移動
履歴情報送信手段は、例えば、ビジター用携帯装置とは
別の場所に設けるようにしてもよいし、ビジター用携帯
装置に設けるようにしてもよい。以下、発明７の施設運
営支援システムにおいて同じである。 〔発明５〕さらに、発明５の施設運営支援システムは、
発明４の施設運営支援システムにおいて、前記施設内に
おいて前記ビジターが通行すると思われる箇所またはそ
の付近に前記移動履歴情報取得手段を配置しておき、前
記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能でかつ当
該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有し、
前記移動履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
前記移動履歴情報の一部または全部として取得するよう
になっていることを特徴とする。

【００１５】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置を所持したビジターが移動履歴情報取得手段の配置
場所に接近すると、移動履歴情報取得手段により、非接
触型タグから識別情報が非接触で読み取られ、読み取ら
れた識別情報が移動履歴情報の一部または全部として取
得される。したがって、識別情報の履歴を辿れば、ビジ
ターがどのように移動したかを把握することができる。 〔発明６〕さらに、発明６の施設運営支援システムは、
テーマパーク、ショッピングモールその他の施設に訪れ
るビジターに携帯させるためのビジター用携帯装置を用
いて、前記施設内における前記ビジターの行動履歴を示
す行動履歴情報を収集し、収集した行動履歴情報に基づ
いて前記施設の運営を支援するシステムであって、前記
行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内を移動した
移動履歴を示す移動履歴情報を含み、前記ビジター用携
帯装置の利用状況に基づいて前記移動履歴情報を取得
し、取得した移動履歴情報に基づいて前記ビジターの移
動状況を解析するようになっていることを特徴とする。

【００１６】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、ビジター用携帯装
置の利用状況に基づいて移動履歴情報が取得され、取得
された移動履歴情報に基づいてビジターの移動状況が解
析される。 〔発明７〕さらに、発明７の施設運営支援システムは、
発明６の施設運営支援システムにおいて、前記ビジター
用携帯装置を管理する管理端末と、前記ビジター用携帯
装置とを通信可能に接続し、前記ビジター用携帯装置の
利用状況に基づいて前記移動履歴情報を取得する移動履
歴情報取得手段と、前記移動履歴情報取得手段で取得し
た移動履歴情報を前記管理端末に送信する移動履歴情報
送信手段とを備え、前記管理端末は、前記移動履歴情報
送信手段から受信した移動履歴情報に基づいて前記ビジ
ターの移動状況を解析する移動状況解析手段を有するこ
とを特徴とする。

【００１７】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、移動履歴情報取得
手段により、その利用状況に基づいて移動履歴情報が取
得され、移動履歴情報送信手段により、取得された移動
履歴情報が管理端末に送信される。管理端末では、移動
履歴情報を受信すると、移動状況解析手段により、受信
した移動履歴情報に基づいてビジターの移動状況が解析
される。 〔発明８〕さらに、発明８の施設運営支援システムは、
発明７の施設運営支援システムにおいて、前記施設内に
おいて前記ビジターが通行すると思われる箇所またはそ
の付近に前記移動履歴情報取得手段を配置しておき、前
記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能でかつ当
該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有し、
前記移動履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
前記移動履歴情報の一部または全部として取得するよう
になっていることを特徴とする。

【００１８】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置を所持したビジターが移動履歴情報取得手段の配置
場所に接近すると、移動履歴情報取得手段により、非接
触型タグから識別情報が非接触で読み取られ、読み取ら
れた識別情報が移動履歴情報の一部または全部として取
得される。したがって、識別情報の履歴を辿れば、ビジ
ターがどのように移動したかを把握することができる。 〔発明９〕さらに、発明９の施設運営支援システムは、
発明７の施設運営支援システムにおいて、前記行動履歴
情報は、前記ビジターが前記施設内で商品またはサービ
スを購入した購入履歴を示す購入履歴情報を含み、前記
ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記購入履歴
情報を取得する購入履歴情報取得手段と、前記購入履歴
情報取得手段で取得した購入履歴情報を前記管理端末に
送信する購入履歴情報送信手段とを備え、前記ビジター
用携帯装置は、前記管理端末から受信した関連商品案内
情報を通知する関連商品案内情報通知手段を有し、前記
管理端末は、前記購入履歴情報送信手段から受信した購
入履歴情報に基づいて前記関連商品案内情報を生成する
関連商品案内情報生成手段と、前記関連商品案内情報生
成手段で生成した関連商品案内情報を前記ビジター用携
帯装置に送信する関連商品案内情報送信手段とを有し、
前記関連商品案内情報生成手段は、前記購入履歴情報送
信手段から受信した購入履歴情報に基づいて、前記ビジ
ターが購入したことのある商品またはサービスに関連す
る商品またはサービスに関する情報を前記関連商品案内
情報として生成するようになっていることを特徴とす
る。

【００１９】このような構成であれば、ビジターにより
ビジター用携帯装置が利用されると、購入履歴情報取得
手段により、その利用状況に基づいて購入履歴情報が取
得され、購入履歴情報送信手段により、取得された購入
履歴情報が管理端末に送信される。管理端末では、購入
履歴情報を受信すると、関連商品案内情報生成手段によ
り、受信した購入履歴情報に基づいて関連商品案内情報
が生成され、関連商品案内情報送信手段により、生成さ
れた関連商品案内情報がビジター用携帯装置に送信され
る。

【００２０】ビジター用携帯装置では、関連商品案内情
報を受信すると、関連商品案内情報通知手段により、受
信した関連商品案内情報が通知される。 〔発明１０〕さらに、発明１０の施設運営支援システム
は、発明９の施設運営支援システムにおいて、前記施設
内において前記ビジターが商品またはサービスを購入す
ると思われる箇所またはその付近に前記購入履歴情報取
得手段を配置しておき、前記ビジター用携帯装置は、識
別情報を記憶可能でかつ当該識別情報を非接触で読取可
能な非接触型タグを有し、前記購入履歴情報取得手段
は、前記非接触型タグから前記識別情報を非接触で読み
取り、読み取った識別情報を前記購入履歴情報の一部ま
たは全部として取得するようになっていることを特徴と
する。

【００２１】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置を所持したビジターが商品またはサービスの購入を
希望して購入履歴情報取得手段の配置場所に接近する
と、購入履歴情報取得手段により、非接触型タグから識
別情報が非接触で読み取られ、読み取られた識別情報が
購入履歴情報の一部または全部として取得される。した
がって、識別情報の履歴を辿れば、ビジターがどのよう
な商品またはサービスを購入したかを把握することがで
きる。 〔発明１１〕さらに、発明１１の施設運営支援システム
は、発明２ないし５、７ないし１０のいずれかの施設運
営支援システムにおいて、前記施設には、建物、スペー
スその他の区画が複数設けられており、前記管理端末
は、前記区画の混雑状況に関する混雑状況情報を前記ビ
ジター用携帯装置に送信する混雑状況情報送信手段を有
し、前記ビジター用携帯装置は、前記管理端末から受信
した混雑状況情報を通知する混雑状況通知手段を有する
ことを特徴とする。

【００２２】このような構成であれば、管理端末では、
混雑状況情報送信手段により、ビジター用携帯装置に混
雑状況情報が送信される。ビジター用携帯装置では、混
雑状況情報を受信すると、混雑状況通知手段により、受
信した混雑状況情報が通知される。 〔発明１２〕さらに、発明１２の施設運営支援システム
は、発明２ないし５、７ないし１１のいずれかの施設運
営支援システムにおいて、前記ビジター用携帯装置は、
前記ビジターの個人情報を入力する個人情報入力手段
と、前記個人情報入力手段で入力した個人情報を前記管
理端末に送信する個人情報送信手段とを有し、前記管理
端末は、前記ビジター用携帯装置から受信した個人情報
を個人情報記憶手段に登録する個人情報登録手段と、前
記個人情報記憶手段の個人情報に基づいて前記ビジター
にとって有益であると思われる情報を当該ビジターに提
供する有益情報提供手段とを有することを特徴とする。

【００２３】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置では、ビジターの個人情報が個人情報入力手段によ
り入力されると、個人情報送信手段により、入力された
個人情報が管理端末に送信される。管理端末では、個人
情報を受信すると、個人情報登録手段により、受信した
個人情報が個人情報記憶手段に登録される。そして、有
益情報提供手段により、個人情報記憶手段の個人情報に
基づいてビジターにとって有益であると思われる情報が
そのビジターに提供される。

【００２４】ここで、情報の提供は、例えば、ビジター
用携帯装置に情報を送信することにより行ってもよい
し、携帯電話やパソコン等のビジターの利用に供するそ
の他の端末に情報を送信することにより行ってもよい。 〔発明１３〕さらに、発明１３の施設運営支援システム
は、発明１２の施設運営支援システムにおいて、前記施
設には、アトラクションまたは店舗が設けられており、
前記有益情報提供手段は、前記個人情報記憶手段の個人
情報に基づいて、前記ビジターの興味または嗜好に適合
すると思われる前記アトラクションまたは前記店舗に関
する案内情報を提供するようになっていることを特徴と
する。

【００２５】このような構成であれば、管理端末では、
有益情報提供手段により、個人情報記憶手段の個人情報
に基づいて、ビジターの興味または嗜好に適合すると思
われるアトラクションまたは店舗に関する案内情報がビ
ジターに提供される。 〔発明１４〕さらに、発明１４の施設運営支援システム
は、発明１２の施設運営支援システムにおいて、前記有
益情報提供手段は、前記個人情報記憶手段の個人情報に
基づいて、マーケティング情報または広告情報を提供す
るようになっていることを特徴とする。

【００２６】このような構成であれば、管理端末では、
有益情報提供手段により、個人情報記憶手段の個人情報
に基づいて、マーケティング情報または広告情報がビジ
ターに提供される。 〔発明１５〕一方、上記目的を達成するために、発明１
５のビジター用携帯装置は、発明３の施設運営支援シス
テムにおける管理端末と通信可能に接続する装置であっ
て、前記識別情報を記憶可能でかつ当該識別情報を非接
触で読取可能な非接触型タグと、前記管理端末から受信
した関連商品案内情報を通知する関連商品案内情報通知
手段とを備えることを特徴とする。

【００２７】このような構成であれば、発明３の施設運
営支援システムにおけるビジター用携帯装置と同等の作
用が得られる。 〔発明１６〕一方、上記目的を達成するために、発明１
６の管理端末は、発明２の施設運営支援システムにおけ
るビジター用携帯装置と通信可能に接続する装置であっ
て、前記購入履歴情報送信手段から受信した購入履歴情
報に基づいて前記関連商品案内情報を生成する関連商品
案内情報生成手段と、前記関連商品案内情報生成手段で
生成した関連商品案内情報を前記ビジター用携帯装置に
送信する関連商品案内情報送信手段とを備えることを特
徴とする。

【００２８】このような構成であれば、発明２の施設運
営支援システムにおける管理端末と同等の作用が得られ
る。 〔発明１７〕さらに、発明１７の管理端末は、発明７の
施設運営支援システムにおけるビジター用携帯装置と通
信可能に接続する装置であって、前記移動履歴情報送信
手段から受信した移動履歴情報に基づいて前記ビジター
の移動状況を解析する移動状況解析手段を備えることを
特徴とする。

【００２９】このような構成であれば、発明７の施設運
営支援システムにおける管理端末と同等の作用が得られ
る。 〔発明１８〕一方、上記目的を達成するために、発明１
８の携帯装置用プログラムは、コンピュータからなる発
明１５のビジター用携帯装置に実行させるためのプログ
ラムであって、前記管理端末から受信した関連商品案内
情報を通知する関連商品案内情報通知手段として実現さ
れる処理を実行させるためのプログラムであることを特
徴とする。

【００３０】このような構成であれば、ビジター用携帯
装置によってプログラムが読み取られ、読み取られたプ
ログラムに従ってビジター用携帯装置が処理を実行する
と、発明１５のビジター用携帯装置と同等の作用が得ら
れる。 〔発明１９〕一方、上記目的を達成するために、発明１
９の端末用プログラムは、コンピュータからなる発明１
６の管理端末に実行させるためのプログラムであって、
前記移動履歴情報送信手段から受信した購入履歴情報に
基づいて前記関連商品案内情報を生成する関連商品案内
情報生成手段、および前記関連商品案内情報生成手段で
生成した関連商品案内情報を前記ビジター用携帯装置に
送信する関連商品案内情報送信手段として実現される処
理を実行させるためのプログラムであることを特徴とす
る。

【００３１】このような構成であれば、管理端末によっ
てプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに
従って管理端末が処理を実行すると、発明１６の管理端
末と同等の作用が得られる。 〔発明２０〕さらに、発明２０の端末用プログラムは、
コンピュータからなる発明１７の管理端末に実行させる
ためのプログラムであって、前記移動履歴情報送信手段
から受信した移動履歴情報に基づいて前記ビジターの移
動状況を解析する移動状況解析手段として実現される処
理を実行させるためのプログラムであることを特徴とす
る。

【００３２】このような構成であれば、管理端末によっ
てプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに
従って管理端末が処理を実行すると、発明１７の管理端
末と同等の作用が得られる。 〔発明２１〕一方、上記目的を達成するために、発明２
１の施設運営支援方法は、テーマパーク、ショッピング
モールその他の施設に訪れるビジターに携帯させるため
のビジター用携帯装置を用いて、前記施設内における前
記ビジターの行動履歴を示す行動履歴情報を収集し、収
集した行動履歴情報に基づいて前記施設の運営を支援す
る方法であって、前記行動履歴情報は、前記ビジターが
前記施設内で商品またはサービスを購入した購入履歴を
示す購入履歴情報を含み、前記ビジター用携帯装置の利
用状況に基づいて前記購入履歴情報を取得し、取得した
購入履歴情報に基づいて、前記ビジターが購入したこと
のある商品またはサービスに関連する商品またはサービ
スに関する関連商品案内情報を生成し、生成した関連商
品案内情報を前記ビジター用携帯装置により前記ビジタ
ーに提示することを特徴とする。 〔発明２２〕さらに、発明２２の施設運営支援方法は、
テーマパーク、ショッピングモールその他の施設に訪れ
るビジターに携帯させるためのビジター用携帯装置を用
いて、前記施設内における前記ビジターの行動履歴を示
す行動履歴情報を収集し、収集した行動履歴情報に基づ
いて前記施設の運営を支援する方法であって、前記行動
履歴情報は、前記ビジターが前記施設内を移動した移動
履歴を示す移動履歴情報を含み、前記ビジター用携帯装
置の利用状況に基づいて前記移動履歴情報を取得し、取
得した移動履歴情報に基づいて前記ビジターの移動状況
を解析することを特徴とする。

【００３３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図１ないし図１０は、本発明
に係る施設運営支援システム、ビジター用携帯装置、管
理端末、携帯装置用プログラムおよび端末用プログラ
ム、並びに施設運営支援方法の実施の形態を示す図であ
る。

【００３４】まず、本発明を適用するシステムの構成を
図１を参照しながら詳細に説明する。図１は、本発明を
適用するシステムの構成を示す機能ブロック図である。
テーマパークにおいては、図１に示すように、テーマパ
ークに訪れるビジターを管理するビジター管理サーバ２
００が設置されており、ビジター管理サーバ２００は、
ビジターガイド装置１００と無線により通信可能に接続
されている。なお、ビジターガイド装置１００は、テー
マパーク入場の際に各ビジターに貸与されるものとす
る。

【００３５】また、テーマパーク内の各建物３００に
は、ＲＦＩＤ（Radio Frequency IDentification）非接
触型ＩＣタグからタグ情報を非接触で読み取るＲＦＩＤ
検出部３１０と、ＲＦＩＤ検出部３１０で読み取ったタ
グ情報をビジター管理サーバ２００に送信する通信部３
２０とが設置されている。特に、ＲＦＩＤ検出部３１０
は、ビジターが商品またはサービスを購入すると思われ
る箇所またはその付近、およびビジターが通行すると思
われる箇所またはその付近（例えば、建物３００の入口
側および出口側）に設置されている。なお、ＲＦＩＤ検
出部３１０および通信部３２０は、図示しない制御系に
より制御が行われ、実際には、ＲＦＩＤ検出システムと
して構築されている。

【００３６】次に、ビジターガイド装置１００の構成を
説明する。ビジターガイド装置１００は、ＰＤＡ（Pers
onal Digital Assistant）等の携帯可能な情報通信端末
であり、図１に示すように、ビジター管理サーバ２００
と無線により通信可能に接続する通信部１１０と、ヒュ
ーマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキ
ーボード等からなる入力部１２０と、通信部１１０で受
信した各種の情報を表示する表示部１３０と、固有のタ
グ情報を記憶したＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０とで
構成されている。

【００３７】ビジターガイド装置１００は、ビジター管
理サーバ２００と通信を行い、ビジターの個人情報を入
力部１２０から入力可能となっている。個人情報を入力
したときは、入力した個人情報をビジター管理サーバ２
００に送信する。個人情報としては、例えば、氏名、住
所、メールアドレスおよび性別を入力する。また、ビジ
ターガイド装置１００は、ビジター管理サーバ２００と
通信を行い、ビジターが購入したことのある商品または
サービスに関連する商品またはサービスに関する関連商
品案内情報の提供をビジター管理サーバ２００から受け
ることができる。関連商品案内情報を受信したときは、
受信した関連商品案内情報を表示部１３０に表示する。

【００３８】また、ビジターガイド装置１００は、ビジ
ター管理サーバ２００と通信を行い、アトラクションの
混雑状況を示す混雑状況情報の提供をビジター管理サー
バ２００から受けることができる。混雑状況情報を受信
したときは、受信した混雑状況情報を表示部１３０に表
示する。また、ビジターガイド装置１００は、ビジター
管理サーバ２００と通信を行い、ビジターの興味または
嗜好に適合すると思われるアトラクションに関するアト
ラクション案内情報の提供をビジター管理サーバ２００
から受けることができる。アトラクション案内情報を受
信したときは、受信したアトラクション案内情報を表示
部１３０に表示する。

【００３９】また、ビジターガイド装置１００は、ビジ
ター管理サーバ２００と通信を行い、ビジターの興味ま
たは嗜好に適合すると思われる店舗に関する店舗案内情
報の提供をビジター管理サーバ２００から受けることが
できる。店舗案内情報を受信したときは、受信した店舗
案内情報を表示部１３０に表示する。次に、ＲＦＩＤ検
出システムの構成を説明する。

【００４０】ＲＦＩＤ検出システムは、ＲＦＩＤ検出部
３１０および通信部３２０のほか、ＣＰＵ、ＲＯＭおよ
びＲＡＭ等からなる制御系を有し、ＣＰＵは、ＲＯＭの
所定領域に格納されている所定のプログラムを起動さ
せ、そのプログラムに従って、図２のフローチャートに
示すＲＦＩＤ検出処理を実行するようになっている。図
２は、ＲＦＩＤ検出処理を示すフローチャートである。

【００４１】ＲＦＩＤ検出処理は、ＲＦＩＤ検出部３１
０を用いてＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０からタグ情
報を非接触で読み取ることにより、ビジターガイド装置
１００が接近したことを検出する処理であって、ＣＰＵ
において実行されると、図２に示すように、まず、ステ
ップＳ１００に移行するようになっている。ステップＳ
１００では、建物３００の入口側に設けられているＲＦ
ＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４
０を検出したか否かを判定し、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタ
グ１４０を検出したと判定したとき(Yes)は、ステップ
Ｓ１０２に移行して、そのＲＦＩＤ検出部３１０により
ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０からタグ情報を読み取
り、ビジターが建物３００に入場したことをタグ情報と
ともにビジター管理サーバ２００に通知し、一連の処理
を終了して元の処理に復帰させる。

【００４２】一方、ステップＳ１００で、建物３００の
入口側に設けられているＲＦＩＤ検出部３１０によりＲ
ＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出しないと判定した
とき(No)は、ステップＳ１０４に移行して、建物３００
の出口側に設けられているＲＦＩＤ検出部３１０により
ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出したか否かを判
定し、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出したと判
定したとき(Yes)は、ステップＳ１０６に移行して、そ
のＲＦＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタ
グ１４０からタグ情報を読み取り、ビジターが建物３０
０から退場したことをタグ情報とともにビジター管理サ
ーバ２００に通知し、一連の処理を終了して元の処理に
復帰させる。

【００４３】一方、ステップＳ１０４で、建物３００の
出口側に設けられているＲＦＩＤ検出部３１０によりＲ
ＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出しないと判定した
とき(No)は、ステップＳ１０８に移行して、ビジターが
商品またはサービスを購入すると思われる箇所またはそ
の付近に設けられているＲＦＩＤ検出部３１０によりＲ
ＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出したか否かを判定
し、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出したと判定
したとき(Yes)は、ステップＳ１１０に移行して、その
ＲＦＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ
１４０からタグ情報を読み取り、ビジターの購入した商
品またはサービスを示す購入履歴情報をタグ情報ととも
にビジター管理サーバ２００に通知し、一連の処理を終
了して元の処理に復帰させる。

【００４４】一方、ステップＳ１０８で、ビジターが商
品またはサービスを購入すると思われる箇所またはその
付近に設けられているＲＦＩＤ検出部３１０によりＲＦ
ＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を検出しないと判定したと
き(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させ
る。次に、ビジター管理サーバ２００の構成を説明す
る。

【００４５】ビジター管理サーバ２００は、図１に示す
ように、ビジターがテーマパーク内を移動した移動履歴
を示す移動履歴情報を登録する追跡データベース２０２
と、ビジターに提供するための各種案内情報を登録する
情報データベース２０４と、ビジターの個人情報を登録
する顧客データベース２０６と、各データベース２０２
〜２０６にアクセスするデータベースアクセス部２０８
と、ビジターの需要予測を行う需要予測分析部２１０
と、ビジターの移動状況を解析する移動状況解析部２１
２と、ビジターガイド装置１００およびＲＦＩＤ検出シ
ステムと無線により通信可能に接続する通信部２１４と
で構成されている。

【００４６】追跡データベース２０２は、図３に示すよ
うに、各ビジターごとにそのビジターの移動履歴情報を
登録している。図３は、追跡データベース２０２のデー
タ構造を示す図である。追跡データベース２０２には、
各ビジターごとに１つのレコードが登録されている。各
レコードは、ビジターが所持するビジターガイド装置１
００のタグ情報を登録するフィールド３００と、ビジタ
ーの建物Ａの利用状況を登録するフィールド３０２と、
ビジターの店舗Ｂの利用状況を登録するフィールド３０
４と、ビジターのレストランＣの利用状況を登録するフ
ィールド３０６と、ビジターの店舗Ｄの利用状況を登録
するフィールド３０８と、ビジターの氏名を登録するフ
ィールド３１０と、ビジターの住所を登録するフィール
ド３１２と、ビジターのメールアドレスを登録するフィ
ールド３１４と、ビジターの性別を登録するフィールド
３１６と、ビジターの移動ログを登録するフィールド３
１８とを含んで構成されている。ここで、フィールド３
０２〜３０８の登録情報は、ビジターがテーマパーク内
で商品またはサービスを購入した購入履歴を示す購入履
歴情報を構成し、フィールド３１０〜３１６の登録情報
は、ビジターの個人情報を構成し、フィールド３１８の
登録情報は、ビジターの移動履歴情報を構成している。

【００４７】図３の例では、第１番目のレコードには、
タグ情報として「０１」が、建物Ａ、店舗Ｂ、レストラ
ンＣおよび店舗Ｄの利用状況として「利用した。」、
「滞在中。何も購入していない。」、「利用していな
い。」および「利用していない。」が、ビジターの氏
名、住所、メールアドレスおよび性別として「太郎」、
「Ａ市Ａ番地」、「ａ＠ｂ．ｃｏｍ」および「男」が、
ビジターの移動ログとして「建物Ａから店舗Ｂ」がそれ
ぞれ登録されている。このうち移動ログは、ビジターが
建物Ａから店舗Ｂに移動した履歴を示している。

【００４８】情報データベース２０４は、商品またはサ
ービスに関する商品案内情報、商品またはサービスの関
連性を示す商品関連性情報、混雑状況情報、アトラクシ
ョン案内情報、店舗案内情報、マーケティング情報およ
び広告情報を登録している。なお、混雑状況情報は、移
動状況解析部２１２の解析結果から生成することも可能
である。

【００４９】顧客データベース２０６は、図４に示すよ
うに、各ビジターごとにそのビジターの個人情報を登録
している。図４は、顧客データベース２０６のデータ構
造を示す図である。顧客データベース２０６には、各ビ
ジターごとに１つのレコードが登録されている。各レコ
ードは、ビジターの氏名を登録するフィールド３４０
と、ビジターの住所を登録するフィールド３４２と、ビ
ジターのメールアドレスを登録するフィールド３４４
と、ビジターの性別を登録するフィールド３４６と、ビ
ジターに提供した情報の種別を登録するフィールド３４
８と、ビジターの購入履歴を登録するフィールド３５０
と、ビジターの食事履歴を登録するフィールド３５２と
を含んで構成されている。ここで、フィールド３４０〜
３４６の登録情報は、ビジターの個人情報を構成し、フ
ィールド３５０，３５２の登録情報は、ビジターの購入
履歴情報を構成していている。

【００５０】図４の例では、第１番目のレコードには、
ビジターの氏名、住所、メールアドレスおよび性別とし
て「太郎」、「Ａ市Ａ番地」、「ａ＠ｂ．ｃｏｍ」およ
び「男」が、提供情報の種別として「店舗案内情報、ア
トラクション案内情報」が、購入履歴として「履歴な
し」が、食事履歴として「なし」がそれぞれ登録されて
いる。このうち購入履歴および食事履歴は、ビジターが
未だ商品を購入していないことおよびレストランＣで未
だ食事をしていないことを示している。

【００５１】需要予測分析部２１０は、データベースア
クセス部２０８を介して追跡データベース２０２および
顧客データベース２０６から購入履歴情報を読み出し、
読み出した購入履歴情報に基づいて需要予測を行い、そ
の分析結果を情報データベース２０４その他のデータベ
ースに登録する。また、追跡データベース２０２および
顧客データベース２０６から購入履歴情報を読み出し、
読み出した購入履歴情報に基づいて、ビジターが購入し
たことのある商品またはサービスに関連する商品または
サービスに関する商品案内情報を情報データベース２０
４から読み出し、読み出した商品案内情報を関連商品案
内情報としてビジターガイド装置１００に送信する。

【００５２】移動状況解析部２１２は、データベースア
クセス部２０８を介して追跡データベース２０２から移
動履歴情報を読み出し、読み出した移動履歴情報に基づ
いてビジターの移動状況を解析し、その解析結果を情報
データベース２０４その他のデータベースに登録する。
解析結果としては、例えば、店舗Ｄ、店舗Ｂ、レストラ
ンＣおよび建物Ａが図５に示すように配置されている場
合に、店舗Ｄから建物Ａにビジターが移動する傾向があ
り、また、店舗Ｂと建物Ａとの間をビジターが移動する
傾向があることが得られる。図５は、建物等の配置と建
物間の人通りを示す図である。この場合、店舗Ｄと建物
Ａの間を行き交う人通りと、店舗Ｂと建物Ａの間を行き
交う人通りが交差しているので、例えば、店舗Ｂとレス
トランＣの配置を交換するか、店舗ＤとレストランＣの
配置を交換すれば、人通りの交差を回避し、ビジターの
通行がよくなる。このように移動状況の解析結果は、ビ
ジターをスムーズに通行させるために建物等のレイアウ
トを変更する基礎にすることができる。

【００５３】また、ビジター管理サーバ２００は、ビジ
ターガイド装置１００からの要求に応じて、データベー
スアクセス部２０８を介して顧客データベース２０６か
ら個人情報を読み出し、読み出した個人情報に基づい
て、ビジターの興味または嗜好に適合すると思われるア
トラクションに関するアトラクション案内情報を情報デ
ータベース２０４から読み出し、読み出したアトラクシ
ョン案内情報をビジターガイド装置１００に送信する。

【００５４】また、ビジター管理サーバ２００は、ビジ
ターガイド装置１００からの要求に応じて、データベー
スアクセス部２０８を介して顧客データベース２０６か
ら個人情報を読み出し、読み出した個人情報に基づい
て、ビジターの興味または嗜好に適合すると思われる店
舗に関する店舗案内情報を情報データベース２０４から
読み出し、読み出した店舗情報をビジターガイド装置１
００に送信する。

【００５５】また、ビジター管理サーバ２００は、ビジ
ターガイド装置１００からの要求に応じて、データベー
スアクセス部２０８を介して情報データベース２０４か
ら混雑状況情報を読み出し、読み出した混雑状況情報を
ビジターガイド装置１００に送信する。また、ビジター
管理サーバ２００は、データベースアクセス部２０８を
介して顧客データベース２０６から個人情報を、情報デ
ータベース２０４からマーケティング情報および広告情
報をそれぞれ読み出し、読み出した個人情報に基づいて
マーケティング情報および広告情報をビジターのメール
アドレス宛に所定周期（例えば、１ヶ月ごと）に送信す
る。

【００５６】また、ビジター管理サーバ２００は、その
ほか、ＣＰＵ、ＲＯＭおよびＲＡＭ等からなる制御系を
有し、ＣＰＵは、ＲＯＭの所定領域に格納されている所
定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、
図６のフローチャートに示すビジター管理処理を実行す
るようになっている。図６は、ビジター管理処理を示す
フローチャートである。

【００５７】ビジター管理処理は、ビジターガイド装置
１００またはＲＦＩＤ検出システムとの通信によりビジ
ターの管理に関する処理を行う処理であって、ＣＰＵに
おいて実行されると、図６に示すように、まず、ステッ
プＳ２００に移行するようになっている。ステップＳ２
００では、ビジターガイド装置１００またはＲＦＩＤ検
出システムからの受信内容を判定し、ＲＦＩＤ検出シス
テムからの受信内容が、ビジターがテーマパークに入場
したことを示すものであると判定したときは、ステップ
Ｓ２０２に移行して、ビジターの移動履歴を収集するた
めにビジターの追跡を開始し、ステップＳ２０６に移行
して、追跡データベース２０２を更新し、ステップＳ２
０８に移行して、顧客データベース２０６を更新し、一
連の処理を終了して元の処理に復帰させる。

【００５８】一方、ステップＳ２００で、ＲＦＩＤ検出
システムからの受信内容が、ビジターがテーマパークか
ら退場したことを示すものであると判定したときは、ス
テップＳ２０４に移行して、ビジターの追跡を終了し、
ステップＳ２０６に移行する。一方、ステップＳ２００
で、ＲＦＩＤ検出システムからの受信内容が、ビジター
が建物３００に入場したことを示すものであると判定し
たときは、ステップＳ２０６に移行する。

【００５９】一方、ステップＳ２００で、ＲＦＩＤ検出
システムからの受信内容が、ビジターが建物３００から
退場したことを示すものであると判定したときは、ステ
ップＳ２０６に移行する。一方、ステップＳ２００で、
ＲＦＩＤ検出システムからの受信内容が建物３００から
の情報通知であると判定したときは、ステップＳ２１０
に移行して、情報データベース２０４を更新し、ステッ
プＳ２１２に移行して、情報データベース２０４の更新
情報をビジターガイド装置１００に送信し、一連の処理
を終了して元の処理に復帰させる。

【００６０】一方、ステップＳ２００で、ビジターガイ
ド装置１００からの受信内容がビジターからの情報要求
であると判定したときは、ステップＳ２１４に移行し
て、情報データベース２０４から情報を読み出し、ステ
ップＳ２１６に移行して、読み出した情報をビジターガ
イド装置１００に送信し、一連の処理を終了して元の処
理に復帰させる。

【００６１】一方、ステップＳ２００で、ＲＦＩＤ検出
システムからの受信内容が購入履歴情報の通知であると
判定したときは、ステップＳ２１８に移行して、顧客デ
ータベース２０６を更新し、一連の処理を終了して元の
処理に復帰させる。次に、本実施の形態の動作を図７な
いし図１０を参照しながら説明する。図７ないし図１０
は、ビジターガイド装置１００の表示画面を示す図であ
る。

【００６２】初めに、ビジターの移動履歴情報を収集す
る場合を説明する。まず、テーマパークの入場の際に
は、ビジターガイド装置１００が各ビジターに貸与され
る。そして、ビジターがテーマパークに入場すると、テ
ーマパークの入口側に設けられているＲＦＩＤ検出部３
１０により、ビジターガイド装置１００のＲＦＩＤ非接
触型ＩＣタグ１４０が検出される。

【００６３】ＲＦＩＤ検出システムでは、ＲＦＩＤ非接
触型ＩＣタグ１４０が検出されると、ステップＳ１０
０，Ｓ１０２を経て、そのＲＦＩＤ検出部３１０により
ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０からタグ情報が読み取
られ、ビジターがテーマパークに入場したことがタグ情
報とともにビジター管理サーバ２００に通知される。ビ
ジター管理サーバ２００では、ビジターがテーマパーク
に入場したことが通知されると、ステップＳ２０２，Ｓ
２０６，Ｓ２０８を経て、ビジターの追跡が開始され、
ビジターの入場履歴が移動履歴情報として追跡データベ
ース２０２に登録される。このとき、ビジターの入場履
歴は、追跡データベース２０２のうちタグ情報により特
定されるレコードに登録される。

【００６４】次に、ビジターが建物３００に入場する
と、建物３００の入口側に設けられているＲＦＩＤ検出
部３１０により、ビジターガイド装置１００のＲＦＩＤ
非接触型ＩＣタグ１４０が検出される。ＲＦＩＤ検出シ
ステムでは、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０が検出さ
れると、ステップＳ１００，Ｓ１０２を経て、そのＲＦ
ＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４
０からタグ情報が読み取られ、ビジターが建物３００に
入場したことがタグ情報とともにビジター管理サーバ２
００に通知される。

【００６５】ビジター管理サーバ２００では、ビジター
が建物３００に入場したことが通知されると、ステップ
Ｓ２０６，Ｓ２０８を経て、ビジターの入場履歴が移動
履歴情報として追跡データベース２０２に登録される。
このとき、ビジターの入場履歴は、追跡データベース２
０２のうちタグ情報により特定されるレコードに登録さ
れる。

【００６６】次に、ビジターが建物３００から退場する
と、建物３００の出口側に設けられているＲＦＩＤ検出
部３１０により、ビジターガイド装置１００のＲＦＩＤ
非接触型ＩＣタグ１４０が検出される。ＲＦＩＤ検出シ
ステムでは、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０が検出さ
れると、ステップＳ１０４，Ｓ１０６を経て、そのＲＦ
ＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４
０からタグ情報が読み取られ、ビジターが建物３００か
ら退場したことがタグ情報とともにビジター管理サーバ
２００に通知される。

【００６７】ビジター管理サーバ２００では、ビジター
が建物３００から退場したことが通知されると、ステッ
プＳ２０６，Ｓ２０８を経て、ビジターの退場履歴が移
動履歴情報として追跡データベース２０２に登録され
る。このとき、ビジターの退場履歴は、追跡データベー
ス２０２のうちタグ情報により特定されるレコードに登
録される。

【００６８】次に、ビジターがテーマパークから退場す
ると、テーマパークの出口側に設けられているＲＦＩＤ
検出部３１０により、ビジターガイド装置１００のＲＦ
ＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０が検出される。ＲＦＩＤ検
出システムでは、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０が検
出されると、ステップＳ１０４，Ｓ１０６を経て、その
ＲＦＩＤ検出部３１０によりＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ
１４０からタグ情報が読み取られ、ビジターがテーマパ
ークから退場したことがタグ情報とともにビジター管理
サーバ２００に通知される。

【００６９】ビジター管理サーバ２００では、ビジター
がテーマパークから退場したことが通知されると、ステ
ップＳ２０４，Ｓ２０６，Ｓ２０８を経て、ビジターの
追跡が終了し、ビジターの退場履歴が移動履歴情報とし
て追跡データベース２０２に登録される。このとき、ビ
ジターの退場履歴は、追跡データベース２０２のうちタ
グ情報により特定されるレコードに登録される。

【００７０】このように、ビジターがテーマパーク内を
移動すると、ビジターの移動履歴情報がビジター管理サ
ーバ２００に収集される。そして、移動履歴情報が収集
されると、移動状況解析部２１２により、追跡データベ
ース２０２から移動履歴情報が読み出され、読み出され
た移動履歴情報に基づいてビジターの移動状況が解析さ
れ、その解析結果が情報データベース２０４その他のデ
ータベースに登録される。移動状況の解析結果は、ビジ
ターをスムーズに通行させるために建物等のレイアウト
を変更する基礎として用いられる。

【００７１】次に、ビジターの購入履歴情報を収集する
場合を説明する。まず、ビジターがテーマパーク内で商
品またはサービスを購入すると、ビジターが商品または
サービスを購入すると思われる箇所またはその付近に設
けられているＲＦＩＤ検出部３１０により、ビジターガ
イド装置１００のＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０が検
出される。

【００７２】ＲＦＩＤ検出システムでは、ＲＦＩＤ非接
触型ＩＣタグ１４０が検出されると、ステップＳ１０
８，Ｓ１１０を経て、そのＲＦＩＤ検出部３１０により
ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０からタグ情報が読み取
られ、ビジターの購入した商品またはサービスを示す購
入履歴情報がタグ情報とともにビジター管理サーバ２０
０に通知される。

【００７３】ビジター管理サーバ２００では、購入履歴
情報を受信すると、ステップＳ２１８を経て、受信した
購入履歴情報が顧客データベース２０６に登録される。
このとき、購入履歴情報は、追跡データベース２０２の
うちタグ情報により特定されるレコードに登録される。
このように、ビジターが商品またはサービスを購入する
と、ビジターの購入履歴情報がビジター管理サーバ２０
０に収集される。購入履歴情報が収集されると、需要予
測分析部２１０により、追跡データベース２０２および
顧客データベース２０６から購入履歴情報が読み出さ
れ、読み出された購入履歴情報に基づいて需要予測が行
われ、その分析結果が情報データベース２０４その他の
データベースに登録される。需要予測の分析結果は、店
舗においてビジターの需要に応じた商品またはサービス
を提供できるように、商品またはサービスの種類、提供
量または価格等を決定する基礎として用いられる。

【００７４】また、購入履歴情報が収集されると、需要
予測分析部２１０により、追跡データベース２０２およ
び顧客データベース２０６から購入履歴情報が読み出さ
れ、読み出された購入履歴情報に基づいて、ビジターが
購入したことのある商品またはサービスに関連する商品
またはサービスに関する商品案内情報が情報データベー
ス２０４から読み出され、読み出された商品案内情報が
関連商品案内情報としてビジターガイド装置１００に送
信される。

【００７５】ビジターガイド装置１００では、関連商品
案内情報を受信すると、受信した関連商品案内情報が表
示部１３０に表示される。例えば、「子供用衣料」←→
「子供用玩具」←→「子供用文具」という関連性がある
場合、「子供用衣料」を購入したビジターに対しては、
「子供用玩具」に関する商品案内情報が提供され、「子
供用玩具」を購入したビジターに対しては、「子供用衣
料」および「子供用文具」に関する商品案内情報が提供
される。また、「女性用衣料」←→「女性用装飾品」←
→「子供用衣料」という関連性がある場合、「女性用衣
料」を購入したビジターに対しては、「女性用装飾品」
に関する商品案内情報が提供され、「女性用装飾品」を
購入したビジターに対しては、「女性用衣料」および
「子供用衣料」に関する商品案内情報が提供される。

【００７６】次に、個人情報に応じた案内情報サービス
その他の案内情報サービスを提供する場合を説明する。
ビジターガイド装置１００では、例えば、図７および図
９に示すようなメニュー画面が表示部１３０に表示され
る。同図のメニュー画面には、アトラクションの混雑状
況情報の提供項目、買い物情報の提供項目、グルメ情報
の提供項目および個人情報の入力項目が表示されてい
る。そのほか、図示しないが、アトラクション案内情報
の提供項目および店舗案内情報の提供項目が表示され
る。

【００７７】まず、ビジターがメニュー画面において個
人情報の入力項目を選択し、個人情報を入力すると、ビ
ジターガイド装置１００では、入力された個人情報がビ
ジター管理サーバ２００に送信される。ビジター管理サ
ーバ２００では、個人情報を受信すると、受信した個人
情報が顧客データベース２０６に登録される。

【００７８】次に、ビジターがメニュー画面において混
雑状況情報の提供項目を選択すると、ビジターガイド装
置１００では、混雑状況情報の提供要求がビジター管理
サーバ２００に送信される。ビジター管理サーバ２００
では、混雑状況情報の提供要求を受信すると、ステップ
Ｓ２１４，Ｓ２１６を経て、情報データベース２０４か
ら混雑状況情報が読み出され、読み出された混雑状況情
報がビジターガイド装置１００に送信される。

【００７９】ビジターガイド装置１００では、混雑状況
情報を受信すると、図８および図１０に示すように、受
信した混雑状況情報が表示部１３０に表示される。これ
により、ビジターは、アトラクションの混雑状況を把握
することができる。次に、ビジターがメニュー画面にお
いてアトラクション案内情報の提供項目を選択すると、
ビジターガイド装置１００では、アトラクション案内情
報の提供要求がビジター管理サーバ２００に送信され
る。

【００８０】ビジター管理サーバ２００では、アトラク
ション案内情報の提供要求を受信すると、ステップＳ２
１４，Ｓ２１６を経て、顧客データベース２０６から個
人情報が読み出され、読み出された個人情報に基づい
て、ビジターの興味または嗜好に適合すると思われるア
トラクションに関するアトラクション案内情報が情報デ
ータベース２０４から読み出され、読み出されたアトラ
クション案内情報がビジターガイド装置１００に送信さ
れる。

【００８１】ビジターガイド装置１００では、アトラク
ション案内情報を受信すると、受信したアトラクション
案内情報が表示部１３０に表示される。これにより、ビ
ジターは、自己の興味または嗜好に近いアトラクション
に関する情報を把握することができる。次に、ビジター
がメニュー画面において店舗案内情報の提供項目を選択
すると、ビジターガイド装置１００では、店舗案内情報
の提供要求がビジター管理サーバ２００に送信される。

【００８２】ビジター管理サーバ２００では、店舗案内
情報の提供要求を受信すると、ステップＳ２１４，Ｓ２
１６を経て、顧客データベース２０６から個人情報が読
み出され、読み出された個人情報に基づいて、ビジター
の興味または嗜好に適合すると思われる店舗に関する店
舗案内情報が情報データベース２０４から読み出され、
読み出された店舗案内情報がビジターガイド装置１００
に送信される。

【００８３】ビジターガイド装置１００では、店舗案内
情報を受信すると、受信した店舗案内情報が表示部１３
０に表示される。これにより、ビジターは、自己の興味
または嗜好に近い店舗に関する情報を把握することがで
きる。次に、ビジターがメニュー画面において買い物情
報の提供項目またはグルメ情報の提供項目を選択する
と、ビジターガイド装置１００では、買い物情報または
グルメ情報の提供要求がビジター管理サーバ２００に送
信される。

【００８４】ビジター管理サーバ２００では、買い物情
報またはグルメ情報の提供要求を受信すると、ステップ
Ｓ２１４，Ｓ２１６を経て、買い物情報またはグルメ情
報が情報データベース２０４から読み出され、読み出さ
れた買い物情報またはグルメ情報がビジターガイド装置
１００に送信される。ビジターガイド装置１００では、
買い物情報またはグルメ情報を受信すると、図８および
図１０に示すように、受信した買い物情報またはグルメ
情報が表示部１３０に表示される。これにより、ビジタ
ーは、買い物情報またはグルメ情報を把握することがで
きる。なお、上記と同じ要領により、ビジターは、ビジ
ターガイド装置１００により天気情報の提供を受けるこ
とができる。

【００８５】次に、ビジターがテーマパークを退場した
後において、ビジター管理サーバ２００では、顧客デー
タベース２０６から個人情報が読み出されるとともに、
情報データベース２０４からマーケティング情報および
広告情報が読み出され、読み出された個人情報に基づい
てマーケティング情報および広告情報がビジターのメー
ルアドレス宛に送信される。

【００８６】このようにして、本実施の形態では、ビジ
ターガイド装置１００の利用状況に基づいて購入履歴情
報を取得するＲＦＩＤ検出部３１０と、ＲＦＩＤ検出部
３１０で取得した購入履歴情報をビジター管理サーバ２
００に送信する通信部３２０とを備え、ビジターガイド
装置１００は、ビジター管理サーバ２００から受信した
関連商品案内情報を表示する表示部１３０を有し、ビジ
ター管理サーバ２００は、通信部３２０から受信した購
入履歴情報に基づいて関連商品案内情報を生成する需要
予測分析部２１０と、需要予測分析部２１０で生成した
関連商品案内情報をビジターガイド装置１００に送信す
る通信部２１４とを有する。

【００８７】これにより、ビジターの購入履歴情報を収
集することができるので、需要予測を行い、売上増大を
図ることが期待できる。また、ビジターが購入したこと
のある商品またはサービスに関連する商品またはサービ
スに関する情報をビジターに提供することができるの
で、ビジターの購買意欲を刺激し、アトラクションや店
舗にビジターを効率的に誘導することができる。したが
って、従来に比して、テーマパークにおいて運営の効率
化を図ることができる。また、ビジター管理サーバ２０
０においてビジターの購入履歴情報をまとめて収集する
ことができるので、テーマパーク側で購入履歴情報の収
集を比較的容易に行うことができる。

【００８８】さらに、本実施の形態では、テーマパーク
内においてビジターが商品またはサービスを購入すると
思われる箇所またはその付近にＲＦＩＤ検出部３１０を
設置しておき、ビジターガイド装置１００は、タグ情報
を記憶可能でかつそのタグ情報を非接触で読取可能なＲ
ＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０を有し、ＲＦＩＤ検出部
３１０は、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１４０からタグ情
報を非接触で読み取り、読み取ったタグ情報を購入履歴
情報の一部として取得するようになっている。

【００８９】これにより、ビジターがＲＦＩＤ検出部３
１０の設置場所に接近するだけでビジターの購入履歴情
報を取得することができるので、購入履歴情報の収集を
さらに容易に行うことができる。さらに、本実施の形態
では、ビジターガイド装置１００の利用状況に基づいて
移動履歴情報を取得するＲＦＩＤ検出部３１０と、ＲＦ
ＩＤ検出部３１０で取得した移動履歴情報をビジター管
理サーバ２００に送信する通信部３２０とを備え、ビジ
ター管理サーバ２００は、通信部３２０から受信した移
動履歴情報に基づいてビジターの移動状況を解析する移
動状況解析部２１２を有する。

【００９０】これにより、ビジターの移動状況について
の解析結果を用いることにより、アトラクションや店舗
を効率的に配置することができる。したがって、テーマ
パークにおいて運営の効率化をさらに図ることができ
る。また、ビジター管理サーバ２００においてビジター
の移動履歴情報をまとめて収集することができるので、
テーマパーク側で移動履歴情報の収集を比較的容易に行
うことができる。

【００９１】さらに、本実施の形態では、テーマパーク
内においてビジターが通行すると思われる箇所またはそ
の付近にＲＦＩＤ検出部３１０を設置しておき、ビジタ
ーガイド装置１００は、タグ情報を記憶可能でかつその
タグ情報を非接触で読取可能なＲＦＩＤ非接触型ＩＣタ
グ１４０を有し、ＲＦＩＤ検出部３１０は、ＲＦＩＤ非
接触型ＩＣタグ１４０からタグ情報を非接触で読み取
り、読み取ったタグ情報を移動履歴情報の一部として取
得するようになっている。

【００９２】これにより、ビジターがＲＦＩＤ検出部３
１０の設置場所に接近するだけでビジターの移動履歴情
報を取得することができるので、移動履歴情報の収集を
さらに容易に行うことができる。さらに、本実施の形態
では、ビジター管理サーバ２００は、アトラクションの
混雑状況に関する混雑状況情報をビジターガイド装置１
００に送信するようになっており、ビジターガイド装置
１００は、ビジター管理サーバ２００から受信した混雑
状況情報を表示するようになっている。

【００９３】これにより、アトラクションの混雑状況に
関する情報をビジターに提供することができるので、ビ
ジターの行動意欲を刺激し、空いているアトラクション
や店舗にビジターを効率的に誘導することができる。し
たがって、売上増大を図ることが期待でき、テーマパー
クにおいて運営の効率化をさらに図ることができる。さ
らに、本実施の形態では、ビジター管理サーバ２００
は、顧客データベース２０６の個人情報に基づいて、ビ
ジターの興味または嗜好に適合すると思われるアトラク
ションに関するアトラクション案内情報、およびビジタ
ーの興味または嗜好に適合すると思われる店舗に関する
店舗案内情報を提供するようになっている。

【００９４】これにより、ビジターの興味または嗜好に
適合すると思われるアトラクションまたは店舗に関する
情報をビジターに提供することができるので、ビジター
の行動意欲を刺激し、アトラクションや店舗にビジター
を効率的に誘導することができる。したがって、売上増
大を図ることが期待でき、テーマパークにおいて運営の
効率化をさらに図ることができる。

【００９５】さらに、本実施の形態では、ビジター管理
サーバ２００は、顧客データベース２０６の個人情報に
基づいて、マーケティング情報または広告情報を提供す
るようになっている。これにより、マーケティング情報
または広告情報をビジターに提供することができるの
で、リピートを促すことができる。したがって、売上増
大を図ることが期待でき、テーマパークにおいて運営の
効率化をさらに図ることができる。

【００９６】上記実施の形態において、ビジターガイド
装置１００は、発明１ないし１２、１５ないし１９、２
１または２２のビジター用携帯装置に対応し、通信部１
１０は、発明１２の個人情報送信手段に対応し、入力部
１２０は、発明１２の個人情報入力手段に対応してい
る。また、表示部１３０は、発明２、９、１５若しくは
１８の関連商品案内情報通知手段、または発明１１の混
雑状況通知手段に対応し、ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ１
４０は、発明３、５、８、１０または１５の非接触型タ
グに対応し、ビジター管理サーバ２００は、発明２、
４、７、９、１１、１２、１５ないし２０の管理端末に
対応している。

【００９７】また、上記実施の形態において、顧客デー
タベース２０６は、発明１２ないし１４の個人情報記憶
手段に対応し、需要予測分析部２１０は、発明２、９、
１６または１９の関連商品案内情報生成手段に対応し、
移動状況解析部２１２は、発明４、７、１７または２０
の移動状況解析手段に対応している。また、通信部２１
４は、発明２、９、１６または１９の関連商品案内情報
送信手段に対応し、ステップＳ２１４，Ｓ２１６は、発
明１１の混雑状況情報送信手段、または発明１２ないし
１４の有益情報提供手段に対応し、ＲＦＩＤ検出部３１
０は、発明２、３、９若しくは１０の購入履歴情報取得
手段、または発明４、５、７若しくは８の移動履歴情報
取得手段に対応している。

【００９８】また、上記実施の形態において、通信部３
２０は、発明２、９若しくは１６の購入履歴情報送信手
段、または発明４、７、１７、１９若しくは２０の移動
履歴情報送信手段に対応し、タグ情報は、発明３、５、
８、１０または１５の識別情報に対応し、アトラクショ
ン案内情報および店舗案内情報は、発明１、２、９、１
３、１５、１６、１８、１９または２１の案内情報に対
応している。

【００９９】なお、上記実施の形態において、図２およ
び図６のフローチャートに示す処理を実行するにあたっ
てはいずれも、ＲＯＭにあらかじめ格納されている制御
プログラムを実行する場合について説明したが、これに
限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された
記憶媒体から、そのプログラムをＲＡＭに読み込んで実
行するようにしてもよい。

【０１００】ここで、記憶媒体とは、ＲＡＭ、ＲＯＭ等
の半導体記憶媒体、ＦＤ、ＨＤ等の磁気記憶型記憶媒
体、ＣＤ、ＣＤＶ、ＬＤ、ＤＶＤ等の光学的読取方式記
憶媒体、ＭＯ等の磁気記憶型／光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。

【０１０１】また、上記実施の形態においては、本発明
に係る施設運営支援システム、ビジター用携帯装置、管
理端末、携帯装置用プログラムおよび端末用プログラ
ム、並びに施設運営支援方法を、図１に示すように、テ
ーマパークにおいて運営の効率化を図る場合について適
用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で他の場合にも適用可能である。

【０１０２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項１ないし５、１１ないし１４記載の施設運営支援シス
テムによれば、ビジターの購入履歴情報を収集すること
ができるので、需要予測を行い、売上増大を図ることが
期待できる。また、ビジターが購入したことのある商品
またはサービスに関連する商品またはサービスに関する
情報をビジターに提供することができるので、ビジター
の購買意欲を刺激し、アトラクションや店舗にビジター
を効率的に誘導することができる。したがって、従来に
比して、テーマパーク、ショッピングモールその他の施
設において運営の効率化を図ることができるという効果
が得られる。

【０１０３】さらに、本発明に係る請求項２ないし５、
１１ないし１４記載の施設運営支援システムによれば、
管理端末においてビジターの購入履歴情報をまとめて収
集することができるので、施設側で購入履歴情報の収集
を比較的容易に行うことができるという効果も得られ
る。さらに、本発明に係る請求項３記載の施設運営支援
システムによれば、ビジターが購入履歴情報取得手段の
配置場所に接近するだけでビジターの購入履歴情報を取
得することができるので、購入履歴情報の収集をさらに
容易に行うことができるという効果も得られる。

【０１０４】さらに、本発明に係る請求項４または５記
載の施設運営支援システムによれば、ビジターの移動状
況についての解析結果を用いることにより、アトラクシ
ョンや店舗を効率的に配置することができる。したがっ
て、テーマパーク、ショッピングモールその他の施設に
おいて運営の効率化をさらに図ることができるという効
果も得られる。また、管理端末においてビジターの移動
履歴情報をまとめて収集することができるので、施設側
で移動履歴情報の収集を比較的容易に行うことができる
という効果も得られる。

【０１０５】さらに、本発明に係る請求項５記載の施設
運営支援システムによれば、ビジターが移動履歴情報取
得手段の配置場所に接近するだけでビジターの移動履歴
情報を取得することができるので、移動履歴情報の収集
をさらに容易に行うことができるという効果も得られ
る。さらに、本発明に係る請求項６ないし１４記載の施
設運営支援システムによれば、ビジターの移動状況につ
いての解析結果を用いることにより、アトラクションや
店舗を効率的に配置することができる。したがって、従
来に比して、テーマパーク、ショッピングモールその他
の施設において運営の効率化を図ることができるという
効果が得られる。

【０１０６】さらに、本発明に係る請求項７ないし１４
記載の施設運営支援システムによれば、管理端末におい
てビジターの移動履歴情報をまとめて収集することがで
きるので、施設側で移動履歴情報の収集を比較的容易に
行うことができるという効果も得られる。さらに、本発
明に係る請求項８記載の施設運営支援システムによれ
ば、ビジターが移動履歴情報取得手段の配置場所に接近
するだけでビジターの移動履歴情報を取得することがで
きるので、移動履歴情報の収集をさらに容易に行うこと
ができるという効果も得られる。

【０１０７】さらに、本発明に係る請求項９または１０
記載の施設運営支援システムによれば、ビジターの購入
履歴情報を収集することができるので、需要予測を行
い、売上増大を図ることが期待できる。また、ビジター
が購入したことのある商品またはサービスに関連する商
品またはサービスに関する情報をビジターに提供するこ
とができるので、ビジターの購買意欲を刺激し、アトラ
クションや店舗にビジターを効率的に誘導することがで
きる。したがって、テーマパーク、ショッピングモール
その他の施設において運営の効率化をさらに図ることが
できるという効果も得られる。また、管理端末において
ビジターの購入履歴情報をまとめて収集することができ
るので、施設側で購入履歴情報の収集を比較的容易に行
うことができるという効果も得られる。

【０１０８】さらに、本発明に係る請求項１０記載の施
設運営支援システムによれば、ビジターが購入履歴情報
取得手段の配置場所に接近するだけでビジターの購入履
歴情報を取得することができるので、購入履歴情報の収
集をさらに容易に行うことができるという効果も得られ
る。さらに、本発明に係る請求項１１記載の施設運営支
援システムによれば、区画の混雑状況に関する情報をビ
ジターに提供することができるので、ビジターの行動意
欲を刺激し、空いているアトラクションや店舗にビジタ
ーを効率的に誘導することができる。したがって、売上
増大を図ることが期待でき、テーマパーク、ショッピン
グモールその他の施設において運営の効率化をさらに図
ることができるという効果も得られる。

【０１０９】さらに、本発明に係る請求項１２ないし１
４記載の施設運営支援システムによれば、ビジターにと
って有益であると思われる情報をビジターに提供するこ
とができるので、売上増大を図ることが期待できる。し
たがって、テーマパーク、ショッピングモールその他の
施設において運営の効率化をさらに図ることができると
いう効果も得られる。

【０１１０】さらに、本発明に係る請求項１３記載の施
設運営支援システムによれば、ビジターの興味または嗜
好に適合すると思われるアトラクションまたは店舗に関
する情報をビジターに提供することができるので、ビジ
ターの行動意欲を刺激し、アトラクションや店舗にビジ
ターを効率的に誘導することができるという効果も得ら
れる。したがって、売上増大を図ることが期待でき、テ
ーマパーク、ショッピングモールその他の施設において
運営の効率化をさらに図ることができるという効果も得
られる。

【０１１１】さらに、本発明に係る請求項１４記載の施
設運営支援システムによれば、マーケティング情報また
は広告情報をビジターに提供することができるので、リ
ピートを促すことができる。したがって、売上増大を図
ることが期待でき、テーマパーク、ショッピングモール
その他の施設において運営の効率化をさらに図ることが
できるという効果も得られる。

【０１１２】一方、本発明に係る請求項１５記載のビジ
ター用携帯装置によれば、請求項３記載の施設運営支援
システムと同等の効果が得られる。一方、本発明に係る
請求項１６記載の管理端末によれば、請求項２記載の施
設運営支援システムと同等の効果が得られる。さらに、
本発明に係る請求項１７記載の管理端末によれば、請求
項７記載の施設運営支援システムと同等の効果が得られ
る。

【０１１３】一方、本発明に係る請求項１８記載の携帯
装置用プログラムによれば、請求項１５記載のビジター
用携帯装置と同等の効果が得られる。一方、本発明に係
る請求項１９記載の端末用プログラムによれば、請求項
１６記載の管理端末と同等の効果が得られる。さらに、
本発明に係る請求項２０記載の端末用プログラムによれ
ば、請求項１７記載の管理端末と同等の効果が得られ
る。

【０１１４】一方、本発明に係る請求項２１記載の施設
運営支援方法によれば、請求項１記載の施設運営支援シ
ステムと同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る
請求項２２記載の施設運営支援方法によれば、請求項６
記載の施設運営支援システムと同等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用するシステムの構成を示す機能ブ
ロック図である。

【図２】ＲＦＩＤ検出処理を示すフローチャートであ
る。

【図３】追跡データベース２０２のデータ構造を示す図
である。

【図４】顧客データベース２０６のデータ構造を示す図
である。

【図５】建物等の配置と建物間の人通りを示す図であ
る。

【図６】ビジター管理処理を示すフローチャートであ
る。

【図７】ビジターガイド装置１００の表示画面を示す図
である。

【図８】ビジターガイド装置１００の表示画面を示す図
である。

【図９】ビジターガイド装置１００の表示画面を示す図
である。

【図１０】ビジターガイド装置１００の表示画面を示す
図である。

【符号の説明】

１００ ビジターガイド装置 １１０ 通信部 １２０ 入力部 １３０ 表示部 １４０ ＲＦＩＤ非接触型ＩＣタグ ２００ ビジター管理サーバ ２０２ 追跡データベース ２０４ 情報データベース ２０６ 顧客データベース ２０８ データベースアクセス部 ２１０ 需要予測分析部 ２１２ 移動状況解析部 ２１４ 通信部 ３００ 建物 ３１０ ＲＦＩＤ検出部 ３２０ 通信部

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テーマパーク、ショッピングモールその
   他の施設に訪れるビジターに携帯させるためのビジター
   用携帯装置を用いて、前記施設内における前記ビジター
   の行動履歴を示す行動履歴情報を収集し、収集した行動
   履歴情報に基づいて前記施設の運営を支援するシステム
   であって、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内で商品
   又はサービスを購入した購入履歴を示す購入履歴情報を
   含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記購入
   履歴情報を取得し、取得した購入履歴情報に基づいて、
   前記ビジターが購入したことのある商品又はサービスに
   関連する商品又はサービスに関する関連商品案内情報を
   生成し、生成した関連商品案内情報を前記ビジター用携
   帯装置により前記ビジターに提示するようになっている
   ことを特徴とする施設運営支援システム。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記ビジター用携帯装置を管理する管理端末と、前記ビ
   ジター用携帯装置とを通信可能に接続し、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記購入
   履歴情報を取得する購入履歴情報取得手段と、前記購入
   履歴情報取得手段で取得した購入履歴情報を前記管理端
   末に送信する購入履歴情報送信手段とを備え、 前記ビジター用携帯装置は、前記管理端末から受信した
   関連商品案内情報を通知する関連商品案内情報通知手段
   を有し、 前記管理端末は、前記購入履歴情報送信手段から受信し
   た購入履歴情報に基づいて前記関連商品案内情報を生成
   する関連商品案内情報生成手段と、前記関連商品案内情
   報生成手段で生成した関連商品案内情報を前記ビジター
   用携帯装置に送信する関連商品案内情報送信手段とを有
   することを特徴とする施設運営支援システム。
3. 【請求項３】 請求項２において、 前記施設内において前記ビジターが商品又はサービスを
   購入すると思われる箇所又はその付近に前記購入履歴情
   報取得手段を配置しておき、 前記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能で且つ
   当該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有
   し、 前記購入履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
   記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
   前記購入履歴情報の一部又は全部として取得するように
   なっていることを特徴とする施設運営支援システム。
4. 【請求項４】 請求項２において、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内を移動
   した移動履歴を示す移動履歴情報を含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記移動
   履歴情報を取得する移動履歴情報取得手段と、前記移動
   履歴情報取得手段で取得した移動履歴情報を前記管理端
   末に送信する移動履歴情報送信手段とを備え、 前記管理端末は、前記移動履歴情報送信手段から受信し
   た移動履歴情報に基づいて前記ビジターの移動状況を解
   析する移動状況解析手段を有することを特徴とする施設
   運営支援システム。
5. 【請求項５】 請求項４において、 前記施設内において前記ビジターが通行すると思われる
   箇所又はその付近に前記移動履歴情報取得手段を配置し
   ておき、 前記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能で且つ
   当該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有
   し、 前記移動履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
   記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
   前記移動履歴情報の一部又は全部として取得するように
   なっていることを特徴とする施設運営支援システム。
6. 【請求項６】 テーマパーク、ショッピングモールその
   他の施設に訪れるビジターに携帯させるためのビジター
   用携帯装置を用いて、前記施設内における前記ビジター
   の行動履歴を示す行動履歴情報を収集し、収集した行動
   履歴情報に基づいて前記施設の運営を支援するシステム
   であって、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内を移動
   した移動履歴を示す移動履歴情報を含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記移動
   履歴情報を取得し、取得した移動履歴情報に基づいて前
   記ビジターの移動状況を解析するようになっていること
   を特徴とする施設運営支援システム。
7. 【請求項７】 請求項６において、 前記ビジター用携帯装置を管理する管理端末と、前記ビ
   ジター用携帯装置とを通信可能に接続し、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記移動
   履歴情報を取得する移動履歴情報取得手段と、前記移動
   履歴情報取得手段で取得した移動履歴情報を前記管理端
   末に送信する移動履歴情報送信手段とを備え、 前記管理端末は、前記移動履歴情報送信手段から受信し
   た移動履歴情報に基づいて前記ビジターの移動状況を解
   析する移動状況解析手段を有することを特徴とする施設
   運営支援システム。
8. 【請求項８】 請求項７において、 前記施設内において前記ビジターが通行すると思われる
   箇所又はその付近に前記移動履歴情報取得手段を配置し
   ておき、 前記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能で且つ
   当該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有
   し、 前記移動履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
   記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
   前記移動履歴情報の一部又は全部として取得するように
   なっていることを特徴とする施設運営支援システム。
9. 【請求項９】 請求項７において、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内で商品
   又はサービスを購入した購入履歴を示す購入履歴情報を
   含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記購入
   履歴情報を取得する購入履歴情報取得手段と、前記購入
   履歴情報取得手段で取得した購入履歴情報を前記管理端
   末に送信する購入履歴情報送信手段とを備え、 前記ビジター用携帯装置は、前記管理端末から受信した
   関連商品案内情報を通知する関連商品案内情報通知手段
   を有し、 前記管理端末は、前記購入履歴情報送信手段から受信し
   た購入履歴情報に基づいて前記関連商品案内情報を生成
   する関連商品案内情報生成手段と、前記関連商品案内情
   報生成手段で生成した関連商品案内情報を前記ビジター
   用携帯装置に送信する関連商品案内情報送信手段とを有
   し、 前記関連商品案内情報生成手段は、前記購入履歴情報送
   信手段から受信した購入履歴情報に基づいて、前記ビジ
   ターが購入したことのある商品又はサービスに関連する
   商品又はサービスに関する情報を前記関連商品案内情報
   として生成するようになっていることを特徴とする施設
   運営支援システム。
10. 【請求項１０】 請求項９において、 前記施設内において前記ビジターが商品又はサービスを
    購入すると思われる箇所又はその付近に前記購入履歴情
    報取得手段を配置しておき、 前記ビジター用携帯装置は、識別情報を記憶可能で且つ
    当該識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを有
    し、 前記購入履歴情報取得手段は、前記非接触型タグから前
    記識別情報を非接触で読み取り、読み取った識別情報を
    前記購入履歴情報の一部又は全部として取得するように
    なっていることを特徴とする施設運営支援システム。
11. 【請求項１１】 請求項２乃至５、７乃至１０のいずれ
    かにおいて、 前記施設には、建物、スペースその他の区画が複数設け
    られており、 前記管理端末は、前記区画の混雑状況に関する混雑状況
    情報を前記ビジター用携帯装置に送信する混雑状況情報
    送信手段を有し、 前記ビジター用携帯装置は、前記管理端末から受信した
    混雑状況情報を通知する混雑状況通知手段を有すること
    を特徴とする施設運営支援システム。
12. 【請求項１２】 請求項２乃至５、７乃至１１のいずれ
    かにおいて、 前記ビジター用携帯装置は、前記ビジターの個人情報を
    入力する個人情報入力手段と、前記個人情報入力手段で
    入力した個人情報を前記管理端末に送信する個人情報送
    信手段とを有し、 前記管理端末は、前記ビジター用携帯装置から受信した
    個人情報を個人情報記憶手段に登録する個人情報登録手
    段と、前記個人情報記憶手段の個人情報に基づいて前記
    ビジターにとって有益であると思われる情報を当該ビジ
    ターに提供する有益情報提供手段とを有することを特徴
    とする施設運営支援システム。
13. 【請求項１３】 請求項１２において、 前記施設には、アトラクション又は店舗が設けられてお
    り、 前記有益情報提供手段は、前記個人情報記憶手段の個人
    情報に基づいて、前記ビジターの興味又は嗜好に適合す
    ると思われる前記アトラクション又は前記店舗に関する
    案内情報を提供するようになっていることを特徴とする
    施設運営支援システム。
14. 【請求項１４】 請求項１２において、 前記有益情報提供手段は、前記個人情報記憶手段の個人
    情報に基づいて、マーケティング情報又は広告情報を提
    供するようになっていることを特徴とする施設運営支援
    システム。
15. 【請求項１５】 請求項３記載の施設運営支援システム
    における管理端末と通信可能に接続する装置であって、 前記識別情報を記憶可能で且つ当該識別情報を非接触で
    読取可能な非接触型タグと、前記管理端末から受信した
    関連商品案内情報を通知する関連商品案内情報通知手段
    とを備えることを特徴とするビジター用携帯装置。
16. 【請求項１６】 請求項２記載の施設運営支援システム
    におけるビジター用携帯装置と通信可能に接続する装置
    であって、 前記購入履歴情報送信手段から受信した購入履歴情報に
    基づいて前記関連商品案内情報を生成する関連商品案内
    情報生成手段と、前記関連商品案内情報生成手段で生成
    した関連商品案内情報を前記ビジター用携帯装置に送信
    する関連商品案内情報送信手段とを備えることを特徴と
    する管理端末。
17. 【請求項１７】 請求項７記載の施設運営支援システム
    におけるビジター用携帯装置と通信可能に接続する装置
    であって、 前記移動履歴情報送信手段から受信した移動履歴情報に
    基づいて前記ビジターの移動状況を解析する移動状況解
    析手段を備えることを特徴とする管理端末。
18. 【請求項１８】 コンピュータからなる請求項１５記載
    のビジター用携帯装置に実行させるためのプログラムで
    あって、 前記管理端末から受信した関連商品案内情報を通知する
    関連商品案内情報通知手段として実現される処理を実行
    させるためのプログラムであることを特徴とする携帯装
    置用プログラム。
19. 【請求項１９】 コンピュータからなる請求項１６記載
    の管理端末に実行させるためのプログラムであって、 前記移動履歴情報送信手段から受信した購入履歴情報に
    基づいて前記関連商品案内情報を生成する関連商品案内
    情報生成手段、及び前記関連商品案内情報生成手段で生
    成した関連商品案内情報を前記ビジター用携帯装置に送
    信する関連商品案内情報送信手段として実現される処理
    を実行させるためのプログラムであることを特徴とする
    端末用プログラム。
20. 【請求項２０】 コンピュータからなる請求項１７記載
    の管理端末に実行させるためのプログラムであって、 前記移動履歴情報送信手段から受信した移動履歴情報に
    基づいて前記ビジターの移動状況を解析する移動状況解
    析手段として実現される処理を実行させるためのプログ
    ラムであることを特徴とする端末用プログラム。
21. 【請求項２１】 テーマパーク、ショッピングモールそ
    の他の施設に訪れるビジターに携帯させるためのビジタ
    ー用携帯装置を用いて、前記施設内における前記ビジタ
    ーの行動履歴を示す行動履歴情報を収集し、収集した行
    動履歴情報に基づいて前記施設の運営を支援する方法で
    あって、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内で商品
    又はサービスを購入した購入履歴を示す購入履歴情報を
    含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記購入
    履歴情報を取得し、取得した購入履歴情報に基づいて、
    前記ビジターが購入したことのある商品又はサービスに
    関連する商品又はサービスに関する関連商品案内情報を
    生成し、生成した関連商品案内情報を前記ビジター用携
    帯装置により前記ビジターに提示することを特徴とする
    施設運営支援方法。
22. 【請求項２２】 テーマパーク、ショッピングモールそ
    の他の施設に訪れるビジターに携帯させるためのビジタ
    ー用携帯装置を用いて、前記施設内における前記ビジタ
    ーの行動履歴を示す行動履歴情報を収集し、収集した行
    動履歴情報に基づいて前記施設の運営を支援する方法で
    あって、 前記行動履歴情報は、前記ビジターが前記施設内を移動
    した移動履歴を示す移動履歴情報を含み、 前記ビジター用携帯装置の利用状況に基づいて前記移動
    履歴情報を取得し、取得した移動履歴情報に基づいて前
    記ビジターの移動状況を解析することを特徴とする施設
    運営支援方法。