JP2003287788A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2003287788A
JP2003287788A JP2002088852A JP2002088852A JP2003287788A JP 2003287788 A JP2003287788 A JP 2003287788A JP 2002088852 A JP2002088852 A JP 2002088852A JP 2002088852 A JP2002088852 A JP 2002088852A JP 2003287788 A JP2003287788 A JP 2003287788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
emitting element
camera
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002088852A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Ushiro
成明 後
Yasuhiko Tanaka
靖彦 田中
Jiyun Hirahisa
純 平久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002088852A priority Critical patent/JP2003287788A/ja
Publication of JP2003287788A publication Critical patent/JP2003287788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の撮影意図を反映したマクロ撮影がで
きるようにする。 【解決手段】 撮影用レンズのレンズ鏡胴先端部分にリ
ング状に配置された複数の発光素子8R,8G,8B
と、各発光素子8R,8G,8Bの発光光量を夫々独立
に設定する発光光量調整手段と、各発光素子8R,8
G,8Bを発光光量調整手段で設定された発光光量で点
灯しマクロ撮影を行う制御手段とを設ける。これによ
り、マクロ撮影時に被写体に影を付けたり、被写体の色
味を変えたりすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュ用ラン
プの他に近接撮影照明用の発光素子をレンズ鏡胴先端部
に備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラで、例えば70cm以下の至近距
離にある被写体をマクロ撮影する場合、通常のフラッシ
ュ用ランプを発光させて撮影すると、フラッシュ光によ
るレンズ鏡胴の影が撮影画面内に映り込んでしまうこと
がある。また、レンズ鏡胴とフラッシュ用ランプの位置
にパララックスがあるために配光ムラが起こってしまう
ことがある。そのため、従来のカメラでは、例えば特開
昭63―46430号公報に記載されているように、レ
ンズ鏡胴の先端部にリング状の近接撮影照明用発光装置
を取り付け、レンズ鏡胴の影が映り込まない様にしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカメラで至近距
離にある被写体をマクロ撮影するとき、近接撮影照明用
発光装置により被写体を照明する様になっている。しか
し、従来の近接撮影照明用発光装置は、その発光光量や
発光の色合い常に一定であるため、撮影者の撮影意図に
応じて被写体に影を付けて撮影したり、被写体の色合い
を撮影者の意図に応じて調整することができず、マクロ
撮影を好む撮影者にとってその要望を満たすには不十分
であるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、マクロ撮影を行うときに
撮影者の撮影意図を十分反映させることが可能な近接撮
影照明用発光素子を搭載したカメラを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するカメ
ラは、撮影用レンズのレンズ鏡胴先端部分にリング状に
配置された複数の発光素子と、前記各発光素子の発光光
量を夫々独立に設定する発光光量調整手段と、前記各発
光素子を前記発光光量調整手段で設定された発光光量で
点灯しマクロ撮影を行う制御手段とを備えたことを特徴
とする。この構成により、発光素子の配置位置毎に発光
素子の発光光量が調整でき、マクロ撮影において被写体
に撮影者の意図通りの影を付けることが可能となる。
【0006】好適には、赤色の発光素子と緑色の発光素
子と青色の発光素子とを1組として複数組の発光素子が
前記レンズ鏡胴先端部分にリング状に配置され、前記発
光光量調整手段は各組の各発光素子毎に発光光量を設定
することを特徴とする。この構成により、マクロ撮影時
の照明光の色味を撮影者の意図通りに調整することが可
能となる。
【0007】更に好適には、前記発光光量調整手段は、
各発光素子の発光光量がマニュアル設定されていないと
きは各発光素子の発光光量をディフォルト値に設定する
ことを特徴とする。この構成により、発光光量がマニュ
アル設定されていないときにはディフォルト値の発光光
量でマクロ撮影が行われ、撮影失敗になることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係る近接撮
影照明用発光素子を一体に搭載したカメラの表側の外観
図である。図示する例は、撮影するためにレンズ鏡胴を
繰り出し、フラッシュ用ランプがポップアップした状態
を示している。このコンパクトカメラ1は、正面から見
て右肩隅にフラッシュ用ランプ2がカメラ本体内に収納
可能に搭載されており、また、中央部分には、撮影レン
ズを収納したレンズ鏡胴3が設けられている。
【0010】このレンズ鏡胴3は、カメラ1の電源オフ
時にはカメラ本体内に沈胴し、レンズバリア(図示せ
ず)によって撮影レンズの前面が保護されるが、電源オ
ン時には前方に繰り出され、図1に示す状態となる。
【0011】カメラ本体のレンズ鏡胴3の上部には、自
動焦点用のAFセンサ4と、測光センサ5と、ファイン
ダ用の窓6とが設けられており、カメラ本体上部に設け
られている2段シャッタボタン7が半押しされたとき、
AFセンサ4が被写体までの距離を測定し、測光センサ
5が被写体の明るさを測定し、2段シャッタボタン7が
全押しされたとき、被写体の距離に合焦するようにレン
ズ鏡胴3が繰り出され、撮影が行われる。
【0012】本実施形態に係るコンパクトカメラ1は、
レンズ鏡胴3のリング状先端部分に、複数個の発光素子
8が設けられている。各発光素子8は、白色の発光素子
としてレンズ光軸周りに均等配置してもよいが、本実施
形態では、赤(R),緑(G),青(B)の3原色の発
光素子8R,8G,8Bを3個1組とし、計4組の発光
素子群をレンズ光軸周りの上下左右に均等配置してい
る。
【0013】このように均等配置するのは、被写体を均
一に照明できるようにするためである。一般的には均一
に照明する場合が多いが、本実施形態では、わざと被写
体の影が偏って出る様に、後述するように各発光素子の
発光光量を調整できる様にしている。
【0014】図2は、図1に示すコンパクトカメラの背
面側の外観図である。カメラ背面上部には、表側のファ
インダ窓6につながるファインダ窓10が設けられ、背
面中央には、日付や、撮影条件設定メニュー、撮像画像
等を表示する液晶表示部11が設けられ、更に、メイン
スイッチ12と、ズームスイッチ13と、ランプスイッ
チ14と、上(U)下(D)左(L)右(R)に対応す
る4つのランプ光量設定スイッチ15と、フラッシュモ
ードスイッチ16と、デート(日付)修正スイッチ17
とが設けられる。
【0015】メインスイッチ12は、このカメラの電源
オンオフを行うスイッチであり、ズームスイッチ13
は、ワイド側(W)スイッチ13aが押されることで撮
影レンズをワイド側にズームし、テレ側(T)スイッチ
13bが押されることで撮影レンズをテレ側にズームさ
せる。デート修正スイッチ17a,17bは、液晶表示
部11の下部位置に表示される日付データの修正を行う
ときに使用される。
【0016】フラッシュモードスイッチ16は、後述す
るように、フラッシュ用ランプ2を強制発光させるモー
ド,発光禁止させるモードを巡回的に設定するスイッチ
である。ランプスイッチ14とランプ光量設定スイッチ
15は、詳細は後述するように、ランプ光量や照明光の
色合い等を設定調整するときに使用する。
【0017】図3は、本実施形態に係るコンパクトカメ
ラに内蔵される制御回路の構成図である。この制御回路
は、前述した各種のスイッチボタン12、13a,13
b,17a,17b,16,14,15(U),15
(D),15(R),15(L),レリーズスイッチ7
(半押し検出用のスイッチを7a、全押し検出用のスイ
ッチを7bとする。)と、測距回路(AFセンサ)4
と、測光(測光センサ)回路5とからの情報を取り込み
各種演算処理を行うCPU20と、CPU20からの制
御出力を受ける各種の出力回路とを備える。
【0018】出力回路としては、フィルム給送モータ駆
動回路21と、フォーカスモータ駆動回路22と、ズー
ムモータ駆動回路23と、フラッシュ回路24と、シャ
ッタ駆動回路25の他に、本実施形態では、図1に示す
発光素子8R,8G,8Bの各々に対して発光制御を行
う12個の発光制御回路が設けられる。
【0019】各発光制御回路は、D/Aコンバータ26
と、発光素子8R,8G,8Bの夫々に対して直列に設
けられた抵抗素子27及びアンプ28とで構成される。
この実施形態では、発光素子8R,8G,8Bに夫々直
列接続する抵抗素子27の値を、100Ω,200Ω,
100Ωとし、緑(G)の発光素子8Gに流れる電流値
を、赤(R)や青(B)の発光素子8R,8Bに流れる
電流値の半分とすることで、無調整で照明光の色味がノ
ーマル(白)となるようになっている。
【0020】尚、発光素子(LED)個々の色味や発光
光量にバラツキがある場合には、それに対応して抵抗値
を変えたり、D/Aコンバータ26の出力値を調整する
ことが望ましい。
【0021】図4は、本実施形態に係るコンパクトカメ
ラの動作手順を示すフローチャートである。図3に示す
CPU20は、ステップS1で、2段シャッタボタン7
が半押し状態になったか否かを待機し、半押し状態を検
出した場合には、ステップS2で被写体の明るさを測定
し、ステップS3で被写体までの距離を計測する。そし
て、次のステップS4で、ランプ点灯条件がオンである
か否かを判定する。
【0022】このランプ点灯条件のオンとは、本実施形
態では、 (1)予め撮影者がマニュアルでランプ(発光素子8
R,8G,8B)の点灯条件を後述するように設定して
いる場合にはオン (2)ランプ点灯条件がマニュアルで設定されていない
場合でも、測距結果が所定距離(例えば70cm)以内
で、且つ、測光結果が所定輝度以下の場合にはオン(こ
の場合におけるランプの色味や光量はノーマル(ディフ
ォルト値がノーマル)に自動設定される。)のいずれか
とする。
【0023】ランプ点灯条件がオンでない場合にはステ
ップS5に進み、2段シャッタボタン7が全押し状態に
なったか否かを判定する。ステップS5の判定の結果、
全押しになっていない場合には、ステップS6に進み、
シャッタボタン7が半押し状態にあるか否かを判定す
る。ステップS6で半押し状態にあると判定した場合に
は、ステップS5に戻り、全押し状態になるのを待機す
る。ステップS6で、半押し状態でもなく、ユーザが撮
影を止めるためにシャッタボタン7から指を離したと判
断できる場合には、ステップS1に戻り、シャッタボタ
ン7が半押し状態になるのを待機する。
【0024】ステップS5で、シャッタボタン7が全押
し状態になったと判定した場合には、ステップS7に進
み、レンズが被写体に対して合焦位置となる様にレンズ
鏡胴3を繰り出す。そして、次のステップS8で、シャ
ッタ開閉を行い、このとき、被写体までの距離すなわち
ステップS3による被写体までの測距の結果に応じて、
フラッシュ用ランプ2を強制発光したり、あるいは非発
光としたりして、撮影を行う。撮影が終了した後は、次
のステップS9でレンズ鏡胴3を元の図1の状態に戻
し、ステップS10でフィルムを1コマ分送り、この一
連の処理を終了する。
【0025】ステップS4で、ランプ点灯条件がオンで
あると判定したときは、ステップS4からステップS1
1に進み、発光素子8R,8G,8Bを設定条件に従っ
て点灯する。そして、ステップS12に進み、2段シャ
ッタボタン7が全押し状態になったか否かを判定する。
ステップS12の判定の結果、全押しになっていない場
合には、ステップS13に進み、シャッタボタン7が半
押し状態にあるか否かを判定する。
【0026】ステップS13で半押し状態にあると判定
した場合には、ステップS12に戻り、全押し状態にな
るのを待機する。このように、本実施形態では、シャッ
タボタン7の半押し状態で、発光素子8R,8G,8B
の点灯状態を維持できるため、撮影者は、発光素子8
R,8G,8Bの発光による被写体に対する配光や色味
を確認可能となる。
【0027】ステップS13で、半押し状態でもなく、
ユーザが撮影を止めるためにシャッタボタン7から指を
離したと判断できる場合には、ステップS1に戻り、シ
ャッタボタン7が半押し状態になるのを待機する。
【0028】ステップS12でシャッタボタン7が全押
し状態になったと判定した場合には、ステップS14に
進み、レンズが被写体に対して合焦位置となる様にレン
ズ鏡胴3を繰り出す。そして、次のステップS15では
発光素子8R,8G,8Bが点灯した状態下において再
び測光を行って露光条件を定め、ステップS16でシャ
ッタ開閉を行い、被写体のマクロ撮影を行う。
【0029】次のステップS17では発光素子8R,8
G,8Bの消灯を行い、ステップS18でレンズ鏡胴3
を元の図1の状態に戻し、ステップS10でフィルムを
1コマ分送り、この一連の処理を終了する。
【0030】図5〜図7は、ランプ点灯条件のマニュア
ル設定手順を示す液晶表示画面の遷移図である。このラ
ンプ点灯条件のマニュアル設定は、液晶表示部11の条
件設定画面を見ながら、撮影者が各種スイッチボタンを
手動で押下することにより行う。
【0031】先ず、メインスイッチ12を1プッシュし
てカメラ電源をオンにすると、フラッシュモードはオー
トモードとなり(図5の遷移状態(1―1))、この状
態でシャッタボタン7を全押しすると、フラッシュ用ラ
ンプ2が低輝度自動発光する。
【0032】液晶表示部11の画面表示が状態(1―
1)にあるときに、フラッシュモードスイッチ16を1
プッシュすると、画面表示は状態(1―2)に遷移し、
フラッシュモードがオン(フラッシュ強制発光モード)
となり、更にフラッシュモードスイッチ16を1プッシ
ュすると、画面表示は状態(1―3)に遷移し、フラッ
シュモードはオフ(フラッシュ発光禁止モード)とな
る。更にフラッシュモードスイッチ16を1プッシュす
ると、画面表示は状態(1―1)に戻る。
【0033】図6は、ランプモード(各発光素子の発光
光量設定モード)に入ったときの画面表示の遷移図であ
る。図5の状態(1―1)(1―2)(1―3)のいず
れかの画面表示がされているときに、ランプスイッチ1
4が1プッシュされると、図6の状態(2―1)の画面
表示に遷移する。この状態はディフォルト設定状態であ
り、色味はノーマル(白)で、光量もノーマルである。
【0034】ここでランプスイッチ14を更に1プッシ
ュすると、画面表示は状態(2―2)に遷移し、赤色発
光量の調整を行う設定画面(+Rを表示することで設定
者に認識させる。)となる。更にランプスイッチ14を
1プッシュすると、画面表示は状態(2―3)に遷移
し、緑色発光量の調整を行う設定画面(+Gを表示する
ことで設定者に認識させる。)となり、更にランプスイ
ッチ14を1プッシュすると、画面表示は状態(2―
4)に遷移し、青色発光量の調整を行う設定画面(+B
を表示することで設定者に認識させる。)となる。更に
ランプスイッチ14を1プッシュすると、状態(2―
1)の画面表示に戻る。
【0035】図6の状態(2―1)〜(2―4)の画面
表示の元で、ランプ光量設定スイッチ15(U,D,
L,R)のいずれかが1プッシュされると、光量設定画
面に遷移する。例えば、図6の状態(2―1)でランプ
光量設定スイッチ15Uが1プッシュされると、図7の
状態(3―1)の画面表示に遷移する。
【0036】ランプ光量設定スイッチ15のうちUスイ
ッチは、図1に示す撮影レンズのレンズ光軸上側に配置
された発光素子8R,8G,8Bを示すスイッチである
ため、この発光素子の発光光量が1段階ダウンするよう
に設定される。この例では、色味がノーマルであるた
め、図1に示す4組の発光素子8R,8G,8Bのうち
レンズ上側配置の1組の発光素子8R,8G,8Bの全
ての発光光量が1段階ダウンされる。
【0037】図7の状態(3―1)の状態で更にUスイ
ッチが1プッシュされると、上側配置の発光素子8R,
8G,8Bの発光光量が2段階ダウンされ(状態(3―
2))、更にUスイッチが1プッシュされると、状態
(3―3)に示すように、発光光量は元の状態に戻る。
即ち、本実施形態では、発光光量は3段階で設定され
る。尚、図6,図7のランプモード中にフラッシュモー
ドスイッチ16が押下されると、図5の画面表示に戻
る。
【0038】上述した例では、色味がノーマルであると
きの発光光量の設定について述べたが、例えば色味のう
ち青色を調整(+B)するように発光素子8Bの発光光
量の調整が行われると、図8に示される様な設定画面と
なる。尚、この例では、1プッシュ毎に発光光量を1段
階づつダウンする構成としているが、1プッシュ毎に発
光光量を1段階づつアップする構成にすることでもよ
い。
【0039】上述した様にして、各組における夫々の発
光素子8R,8G,8Bの発光光量が設定されると、C
PU20は、各D/Aコンバータ26に出力する電圧値
を各設定値に応じた値に制御する。
【0040】例えば、 色味ノーマル :m=0 色味 調整 :m=1 光量設定ノーマル:n=0 光量設定 −1 :n=−1 光量設定 −2 :n=−2 としたとき、CPU20は、各D/Aコンバータ26へ
の出力電圧値Voutを、 Vout=4×2(m+n)[V] …(式1) として求め、出力する。
【0041】即ち、色味,光量ともにノーマルであれ
ば、 Vout=4V 色味がノーマルで、光量が−2であれば、 Vout=1V というようになる。
【0042】図9は、色味調整が+B(青色調整)で、
光量がU−1,D0,L0,R−2に設定された場合に
おける、計12個の発光素子8R,8G,8Bに対する
出力電圧値を、上記の式1で算出した例を示す図であ
る。この図で、各発光素子に流れる電流ILEDの値は、
図3に示す抵抗値(100Ω,200Ω)と、CPU2
0が算出した各発光素子対応の出力電圧値とから求めた
値である。
【0043】この様に、本実施形態の近接撮影照明用発
光素子を搭載したカメラでは、マクロ撮影するときに自
動的に近接撮影照明用発光素子が点灯して至近距離にあ
る被写体を照明し、更に、この近接撮影用の照明光のう
ちの、強調したい色や発光強度を高めたい方向を任意に
調整可能としたため、撮影者の撮影意図を反映した撮影
が可能となり、本実施形態に係るカメラの使用価値を高
めることができる。
【0044】また、本実施形態のカメラで用いる発光素
子(LED素子)は、フラッシュ用ランプの発光に比べ
て消費電力が少なくて済むという利点もあり、充電用コ
ンデンサが不要な発光素子を近接撮影照明用として採用
することで、近接撮影照明用のコンデンサを設ける必要
がなくなり、カメラを大型化させる必要がないという利
点もある。
【0045】尚、フィルムカメラを例に実施形態を説明
したが、本発明は、デジタルスチルカメラにも適用可能
であることはいうまでもなく、また、コンパクトカメラ
ばかりでなく、一眼レフカメラにも適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、近接撮影用発光素子の
設置場所毎の発光光量や色味を調整可能としたため、撮
影者の撮影意図を反映したマクロ撮影が可能となり、カ
メラの使用価値が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る近接撮影照明用発光
素子付カメラの表側の外観図である。
【図2】図1に示すカメラの背面側の外観図である。
【図3】図1に示すカメラの制御装置の構成図である。
【図4】図1に示すカメラの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1に示すカメラのフラッシュモード設定画面
の遷移図である。
【図6】図1に示すカメラのランプモード(近接撮影用
照明モード)の設定画面の遷移図である。
【図7】図1に示すカメラのランプモードにおける発光
光量設定画面の遷移図である。
【図8】図1に示すカメラの設定例を示す図である。
【図9】図1に示すカメラの各発光素子に対して制御装
置が出力する電圧値を例示する図である。
【符号の説明】
1 近接撮影照明用発光素子付のカメラ 2 フラッシュ用ランプ 3 レンズ鏡胴 4 AFセンサ 5 測光センサ 7 2段シャッタボタン 8 近接撮影照明用発光素子 8R 赤色発光素子 8G 緑色発光素子 8B 青色発光素子 11 液晶表示部 12 メインスイッチ 14 ランプスイッチ 15 ランプ光量設定スイッチ 16 フラッシュモードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G03B 15/03 F W X (72)発明者 田中 靖彦 埼玉県さいたま市植竹町1丁目324番地 富士写真光機株式会社内 (72)発明者 平久 純 埼玉県さいたま市植竹町1丁目324番地 富士写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H002 AB04 CD04 CD06 FB32 FB36 GA28 GA31 2H053 AB03 AD01 AD06 AD11 CA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影用レンズのレンズ鏡胴先端部分にリ
    ング状に配置された複数の発光素子と、前記各発光素子
    の発光光量を夫々独立に設定する発光光量調整手段と、
    前記各発光素子を前記発光光量調整手段で設定された発
    光光量で点灯しマクロ撮影を行う制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 赤色の発光素子と緑色の発光素子と青色
    の発光素子とを1組として複数組の発光素子が前記レン
    ズ鏡胴先端部分にリング状に配置され、前記発光光量調
    整手段は各組の各発光素子毎に発光光量を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記発光光量調整手段は、各発光素子の
    発光光量がマニュアル設定されていないときは各発光素
    子の発光光量をディフォルト値に設定することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のカメラ。
JP2002088852A 2002-03-27 2002-03-27 カメラ Pending JP2003287788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088852A JP2003287788A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088852A JP2003287788A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003287788A true JP2003287788A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29234599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002088852A Pending JP2003287788A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003287788A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301217A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 画像撮影装置
WO2017164704A1 (ko) * 2016-03-24 2017-09-28 아이디에스(주) 복합 광원 모듈을 가지는 카메라 접사용 기구 및 이를 이용한 지문 시편 촬영 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301217A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 画像撮影装置
WO2017164704A1 (ko) * 2016-03-24 2017-09-28 아이디에스(주) 복합 광원 모듈을 가지는 카메라 접사용 기구 및 이를 이용한 지문 시편 촬영 방법
CN108700725A (zh) * 2016-03-24 2018-10-23 爱帝艾斯株式会社 具有复合光源模块的摄像机近摄用装置及利用其的指纹样本拍摄方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223870B2 (ja) 撮影用照明装置及びカメラ
KR101786953B1 (ko) 발광 장치 및 이를 포함하는 카메라 시스템
US20090073275A1 (en) Image capturing apparatus with flash device
US6424805B2 (en) Exposure control device for use in camera
JP2005215634A (ja) 発光装置及び撮影装置
JP2002290979A (ja) 逆ホワイトバランス調整された観察者順応補償を含む確認ディスプレイを備えたカメラおよびその撮影方法
JP2002287235A (ja) 多色シーンおよび/またはシーンの多色撮影画像における主色を表示するカメラおよび方法
JP2005215635A (ja) 発光装置及び撮影装置
JP4355500B2 (ja) デジタルカメラ
JP2008003626A (ja) 光源装置及び撮影装置
JP2003233109A (ja) カメラ
JP2003215673A (ja) 発光装置付きカメラ
JP4586211B2 (ja) 撮影装置
JP2004004449A (ja) カメラの露出制御システム
JP4146180B2 (ja) カメラ
JP4991366B2 (ja) ストロボ装置及びカメラ
JPH10170991A (ja) ポートレイトの撮影装置およびその方法
JP2003287788A (ja) カメラ
JP2007047544A (ja) ストロボ装置
JP2002277920A (ja) 露出制御方法及び撮影装置
JP2009211001A (ja) 撮像装置
JP2008003627A (ja) 光源装置及び撮影装置
JP2007226250A (ja) 発光ヘッド
JP2006162717A (ja) 照明装置装備カメラ
KR100695757B1 (ko) 수행중인 동작 표시 기능을 가지는 카메라 및 그 방법